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2021年4月1日

クラヴ・マガにすっかり夢中

「クラヴ・マガ」のことはご存じない方が多いと思いますので、詳しいことは先月の記事「接近戦闘術クラヴ・マガ」を読んで頂くとして。

Wikipediaによりますと、

クラヴ・マガ(英語: Krav Maga、ヘブライ語: קרב מגע‎)は、20世紀前半、戦火が絶えなかったイスラエルで考案された近接格闘術。一切の無駄を省いたシンプルかつ合理的な格闘術であることから、モサドを始め様々なイスラエル治安機関に採用されることで洗練され、現在、CIAやFBIなど世界中の軍・警察が導入している。一般市民向けには、軍・警察関係者向けに教えられている殺人術は除外する形で、護身術やエクササイズの一環として防御に重点を置いたレッスンが提供されている。

というものです。

うちの娘が、メルボルンにあるクラヴ・マガの学校で、女性専門の「Women’s Self-Defence」という自己防衛術のコースを受けています。レベル1とレベル2のそれぞれ6週間コースを12週間かけてやるのだそうです。

このクラヴ・マガにですね、うちの娘はすっかり夢中なのですよ。

ちなみに、クラヴ・マガ(Krav Maga)の発音ですけど「くらっまがあ」という感じに「があ」のところを強く発音するのが正しいようです。

女性専門の自己防衛術のクラスは毎週土曜日におこなわれていますが、このクラスに毎週欠かさず行っているだけでなく、土曜日以外の夕方行われている一般のトレーニングにも行っているんですよ。

「随分楽しんでいるようだけど、何がそんなに良いの?」と聞いてみたら、最も気に入っているのは「渾身の力を振り絞って相手を倒そうとするところ」なんだそうです。自分の身体が持っている力を出し切って相手に勝とうとすることが、とにかく魅力なんだそうです。

私は、そういう経験はしたことがないです。

いざという時にどれほどの力が出るのかも知りませんし、相手だって渾身の力で攻撃してくるんでしょうから、そういう場面でどうやって反撃するのか、経験したことがないから想像もできません。

ちなみに、先週の自己防衛術のクラスのテーマは「ナイフを持った相手への反撃」だったそうです。怖いですねえ。どうやって反撃するんでしょうか。

自己防衛術は、女性なら習っておくべきなのでしょうが、そうした機会がない人も多いと思います。YouTubeでは、クラヴ・マガに限らず、全ての女性が知っておくべき様々な自己防衛術が紹介されていますよ。

この動画はクラヴ・マガではありませんが、後ろから羽交い締めにされたとか、馬乗りなって首を絞められたとかいう絶体絶命のピンチから逃げる方法というのを教えてくれます。攻撃者が男性の場合、急所を攻撃すれば良いと考える人も多いでしょうが、その危険性も教えています。

攻撃者はアドレナリン全開で、多くの場合アルコールや薬物の影響を受けているので、痛みを感じにくくなっているから、急所への攻撃が失敗に終わる可能性も大きいと。

首を絞められた時に逃げる方法は、単純ですけど知らなかったら考えも付きません。

女性に限らず、自己防衛術というのは、知っておくだけでも役に立つ時があるかもしれません。


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2022年7月20日

闘える女と不審者

このブログを読み返してみると、うちの娘が「クラヴ・マガ」を習いに行くという話を書いた最初の記事は、昨年の2月です。

最初は、女性専門の「Women’s Self-Defence」(自己防衛術)のコースを12週間かけてやるということだったんですけど、すっかり夢中になって正式にスクールのメンバーになって以来、ほぼ毎日のようにトレーニングに行っているのです。

「クラヴ・マガ」のことをご存じない方も多いと思いますが、「クラヴ・マガ」というのは、20世紀前半にイスラエルで考案された近接格闘術です。イスラエルの諜報機関モサドをはじめ様々なイスラエル治安機関に採用されることで洗練され、現在、米国のCIAやFBIなど世界中の軍や警察が導入しています。

本来は「殺人術」も含まれている「クラヴ・マガ」ですが、一般市民向けには防御術に重点を置いたレッスンが提供されており、メルボルンにも学校があります。

スポーツと言うよりも、実際に役立つ格闘術の習得が重視されています。普通の暮らしの中で起こりうる状況を想定して、不利な状況からいかに効果的に反撃して脅威を排除するかというのが目的なんだそうです。

そのためには相手の反射神経を利用したり、ダメージを受けやすい部分(股間とか)を狙ったり、近くにある道具や物も使います。

女性の場合、相手が自分よりも身体が大きくて力も強い男である可能性が大きいです。そういう相手と闘うためには、攻撃方法を学ぶだけではなくて力も付けなくてはいけません。

ですから、娘はウエイトトレーニングもしているそうですし、ボクシングもやっていますし、最近はブラジリアン柔術やミックスマーシャルアーツという格闘技もやっているそうで。

もうね、

強くなることに夢中なのですよ!

柔道や空手に「段」とか「級」があるように、「クラヴ・マガ」にも同様のレベル分けがあって、昇級するためにはテストを受けて合格する必要があるそうです。

現在うちの娘がどのレベルかは知らないのですけど、教えるためのレベルには到達したのでしょう、最近幼児クラスを教え始めたと聞いて驚きました。「クラヴ・マガ」に幼児クラスがあるというのも驚きですけど。

娘の話によると、楽しくゲームをしているだけだそうですが、ゲームとは言っても「クラヴ・マガ」なんですからね、パンチやキックが取り入れられているのでしょう。

メルボルンの「クラヴ・マガ」スクールは生徒が増えて、メルボルン以外にもジーロング(Geelong)やボックスヒル(Box Hill)でも学べるようになっています。

久しぶりにスクールのウェブサイトを見てみましたら、うちの娘が写っている写真がいくつかありました。インスタグラムに載っている写真にも写っていました。

今やこのスクールは、娘にとってのもう一つの「家族」のようになっているのですけど、こんなに夢中になれるものが見つかって本当によかったですね。

来年からは、心理クリニックの受付の仕事に加えて修士課程の勉強が始まるはずですが、「クラヴ・マガ」は気分転換にも心身の健康維持のためにも役立つでしょう。


ところで、一昨日の夜、娘からメセージが届きました。家の外に不審者がいると。

娘が住んでいるシェアハウスの周りを、知らない男が行ったり来たりしていると言うのです。

シェアハウスの住人は全員女性です。

うちの夫が、ドアや窓の鍵をチェックしろとかカーテンを閉めろとか、いろいろアドバイスしていましたが、私はその不審者がシェアハウスに侵入して、うちの娘に大怪我をさせられるんじゃあないかと心配しましたよ。

時々、人通りの少ないところで男が近づいて来る気配があると、「いよいよその時が来たか」と闘う心の準備をするんだそうですが、まだ実戦の経験はありません。

ちなみに、武器を持った相手と闘う方法も学んでいます。日頃のトレーニングは、身体の大きな男性を相手にやっているそうですしね。相手のキックやパンチを食らって、青アザを作ったり脳震盪を起こしたりするのも不思議ではありません。

身体が強くなって自信が付いてくると、恐怖に打ち勝つメンタルの強さも生まれます。娘は身体も心も強くなり、もしもの時には闘える女になって来たというわけなんです。

不特定多数の知らない人達と会話をする心理クリニックの受付の仕事も、娘のメンタルを強くした要因ですけど。

心も身体も弱って家から出られなかった頃が、遠い昔のことのようです。娘は本当に変わりました。


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2021年2月27日

接近戦闘術クラヴ・マガ

皆さん、記事のタイトルを読んで「クラヴ・マガ?何だそれ?」と思っていらっしゃるのではありませんか?

「クラヴ・マガ」を知っている人はまだ少ないと思います。私は聞いたことがありませんでした。

うちの娘が「クラヴ・マガを習いに行く」というのを聞いても、「クラヴ・マガ」というのが聞き取れなかったくらいです。

Wikipediaによりますと、

クラヴ・マガ(英語: Krav Maga、ヘブライ語: קרב מגע‎)は、20世紀前半、戦火が絶えなかったイスラエルで考案された近接格闘術。一切の無駄を省いたシンプルかつ合理的な格闘術であることから、モサドを始め様々なイスラエル治安機関に採用されることで洗練され、現在、CIAやFBIなど世界中の軍・警察が導入している。一般市民向けには、軍・警察関係者向けに教えられている殺人術は除外する形で、護身術やエクササイズの一環として防御に重点を置いたレッスンが提供されている。

…だそうです。

本来は「殺人術」も含まれているんですか。

仕事を探していたうちの娘がアルバイトを見つけたという記事を先日書いたのですけど、心理カウンセラーのクリニックの受付の仕事で、もちろんそれはアルバイトです。修士課程を履修するのに必要な就労経験のためなのでして。両立できるなら修士課程や博士課程を勉強する間も続けたいそうですけど。

娘は犯罪者の心理学を専門に勉強しておりますので、いずれはそういう方面の仕事をするつもりのようなのです。軍隊にも関心があったのですけど、これまでの不安障害を始めとする病歴のせいで軍隊には入れないということが分かりましたので、今は犯罪を犯した精神障害者を対象にする仕事を目指しているそうです。

警察とか刑務所とかと連携する病院施設があるんだそうです。

なんと言いうか、もうね、「ホントに?」っていう感じなんですけど。

そういう仕事をする為にも、また一人暮らしをする今後のためにも、セルフディフェンスの技術を獲得しておきたいと思ったんだそうです。まあね、精神障害のある犯罪者を相手にするなら必要でしょう。

それで選んだのが「クラヴ・マガ」だそうです。

メルボルンにも学校があります。「クラヴ・マガ」メルボルンのウェブサイトを見てみますと、そのシリアスぶりに鳥肌が立ちそうです。

娘が選んだのは、女性専門の「Women’s Self-Defence」のコースで、レベル1とレベル2のそれぞれ6週間コースを12週間かけて全部やるのだそうです。受講料は500ドル。これまでのアルバイトで貯めたお金で払ったそうです。

もうね、「マジで?」っていう感じです。

どんなことをするんだろうと思いましてウェブサイトを見てみましたら、自己防御のための様々な攻撃方法を習うんですね。実生活でに起こりうる不利な状況からいかに素早く攻撃に転換し、どのようにパンチや蹴りや頭突きを使うか、首を絞めたり身近にあるものを利用したりして、相手に効果的なダメージを与えるか。

なるほど、強盗や強姦犯などの攻撃から身を守るためには、攻撃の技術が必要なのですね。

「小さな女の子が大きな男を投げ飛ばす」というヤワラちゃんみたいなことができるようになりたいそうです。

習っておいて損はしません。

頑張ってください。

ところで、マスクはどうなるんでしょうか。マスクをしてやるんでしょうねえ。暑そうです。


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2021年5月2日

危険な夜のお出かけ

昨晩のことです。メルボルン市内中心部にあるというダンプリングのレストランでお食事会だと娘が出かけて行ったんですけど、家を出たのが夜7時半でした。

お食事会にしてはちょっと遅くないですか?

そんな時刻に電車で市内まで行くというのがお母さんは心配でした。だって、悪い人に襲われたりするのはたいてい夜でしょ?夜遅くの電車は危険度が高いと、私は思っているものですからね。

そうしたら、電車じゃあなくて車で市内まで行くと娘は言いました。

それもまた心配でした。

我が家はメルボルン市内からはかなり離れています。道路が空いている時間帯なら、高速道路を使えば30分くらいで市内に行けるでしょうけど、そろそろ運転に慣れて自信がついて、気が緩む頃ですからね。

私は、これまでに何度となくはねられたり突っ込んだりと事故を経験しておりますので、交通事故は心配なのです。暗くなってからの運転は自分が苦手なので、娘が夜に高速を運転するのも心配なのです。

娘は、受付の仕事をしている心理クリニックの駐車場に車を停めるつもりだと言いました。そこから10分も歩けば、メルボルンの中心部だそうです。

街灯はたくさんあるはずですけど、夜遅く女性が一人で歩いていて襲われたとか殺されたとかいう事件が、時々起きていますからね。

とにかく、夜になってからメルボルンに行くなんて、やはり心配だったのです。

「危なくないのね?」
「大丈夫よ、クラヴ・マガの仲間達と一緒なんだし」
「クラブ・マガの人達と行くの?じゃあ心配ないわ!」

クラヴ・マガのお食事会だったのか!

クラヴ・マガについては、このブログでも度々話題にしていますけど、イスラエルで考案された近接格闘術です。イスラエルの諜報機関モサドを始め様々な治安機関に採用されることで洗練され、現在は米国のCIAやFBIを始め、世界中の軍や警察が導入しているという格闘術です。

軍や警察関係者向けに教えられているクラヴ・マガには「殺人術」も含まれています。

うちの娘は、3月からメルボルンにあるくクラヴ・マガの学校で女性専門の「Women’s Self-Defence」という自己防衛術のコースを受講し始めたのですけど、すっかり夢中になっていましてね、自己防衛術のクラスがある土曜日以外にも時間が許す限りトレーニングに通っているのですよ。

そこで知り合ったクラヴ・マガ仲間が集まってダンプリングを食べようというお食事会だったのですから、悪者に襲われるとかいう心配はいらなかったわけです。

そういうグループの一員として行動している限り、心配なのは襲ってくる悪者の方ですからね。クラヴ・マガを習得した人をうっかり襲ったりしたら貴方、どんな目に合うか分かりませんよ。警察行きは確実でしょうし。

朝起きたら、車庫に車がありましたので無事に帰宅したようです。


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2024年3月20日

臨床心理士と格闘術

うちの娘が臨床心理士になるための勉強を始めて、今年で8年目です。

大学院に入るためには就業経験が必要だったことや新型コロナのために大学が混乱したせいで、8年のうち2年間は勉強を中断して働いたんですけど。

今年は大学院の2年目で、最後の年ということになります。

何度か記事にも書きましたが、今年前期は毎週2日間、ある公立病院のリハビリテーション科で心理カウンセリングを行っています。娘の話では、クライアントの方はほぼ全員が高齢者だそうです。

基本的に医療費が無料の公立病院でリハビリをしている患者さんというのがほとんど高齢者なんだそうですが、そうした患者さんの中で心理カウンセリングが必要と診断された皆さんの中には、非常に厳しい生活環境で暮らしていらっしゃる方が多いそうですよ。

心理カウンセリングを行う心理士には守秘義務がありますから、娘は詳しいことは教えてくれませんけど、いつだったか少し教えてくれたあるおばあさんは、想像を絶するような状況で非常に孤独な暮らしをされているのでした。

クライアントの話が重かった時などは、娘は自分の心のバランス維持のために父親(うちの夫)に電話をして来たり家族のチャットにメッセージを送って来たりします。

私はメンタルが弱るような話は聞きたくないので、聞くとたちまちおかしくなってしまいますから、それを知っている娘は私には滅多に話しません。

精神的な病気を患っているクライアントもいらっしゃるわけで、昨日は娘が「公共医療はワイルドだ!」とメッセージを送って来ました。

70歳代の女性のカウンセリング中に、その方が何の前ぶれもなく突然服を脱いで裸になったんですって。

どんな病気なんでしょうかね。そういう話を聞くとお気の毒に感じてしまいますが、クライアントが何の前ぶれもなく突然襲って来たのではなかったから良かったなあと思いましたよ。

患者に襲われる可能性はありますからね。襲われた場合には、どんなふうに備えているんでしょうかねえ。

うちの娘が言うには、高齢者が相手の格闘なら勝てる自信があるそうです。ほら、時々話題にしていますけど、うちの娘は「クラヴ・マガ」でトレーニングを積んでいますから。

イスラエルで考案されたという「クラヴ・マガ」は、世界中の軍隊や警察が導入している近接格闘術です。本来は「殺人術」も含まれているそうですが、一般市民向けの「クラヴ・マガ」は防御術に重点が置かれています。

スポーツというよりも、実際に役立つ格闘術の習得が重視されています。暮らしの中で起こりうる状況を想定して、不利な状況からいかに効果的に反撃して脅威を排除するかというのが目的なんだそうですよ。

うちの娘は、相手がおじいさんやおばあさんなら勝てる自信があると言いますが、病院での研修が終わったら、後期は刑務所で犯罪者を相手にすると聞いているんです。

刑務所の場合は、クライアントと二人きりになったりするわけがないですよねえ。

まあ、これからも「クラヴ・マガ」のトレーニングは続けるそうですから、お母さんも少しは安心というわけですけど。

メルボルンにお住まいの皆さん、「クラヴ・マガ」に興味がある方はこちらがうちの娘がトレーニングを受けている学校です。

うちの娘は、家を出て一人暮らしをすることを決めた時に、ここで女性専用のセルフディフェンス(自己防御)のクラスを受講したのがきっかけで、かれこれ3年以上トレーニングを続けています。

パニック障害をはじめメンタルヘルスの問題がいろいろあった娘が病気から回復して強くなったのは、「クラヴ・マガ」で心身ともに強くなったことが大きく影響しているんですよ。


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2021年6月27日

男達を殴り蹴り突き倒し

「クラヴ・マガ」というのは、20世紀前半に、戦火が絶えなかったイスラエルで考案された近接格闘術です。イスラエルの諜報機関モサドをはじめ様々なイスラエル治安機関に採用されることで洗練され、現在、米国のCIAやFBIなど世界中の軍や警察が導入しています。

本来は「殺人術」も含まれている「クラヴ・マガ」ですが、一般市民向けには防御に重点を置いたレッスンが提供されており、メルボルンにも学校があります。

その学校で、3月から女性専門の「Women’s Self-Defence」という自己防衛術のコースを受けていたうちの娘ですが、レベル1を終了してテストに合格した後、レベル2のトレーニングを受けていました。

昨日そのテストがあったそうです。

テストには合格したそうですが、そのテストの様子を撮した動画を見せてもらいました。

テストは2つありました。

それぞれ異なる状況設定で、

複数の男達に襲われます!

押し倒され、馬乗りになって首を絞められ、反撃しようとすれば殴りかかられる、そういう状況です。

あきらめたら殺されるか、少なくとも強姦されるのは間違いない状況です。

いかにしてそういう危機的状況から逃げるかということなんですけど、うちの娘は闘っていました。のしかかられ、馬乗りになって首を絞められている状況から反撃に転じ、男達を殴り、蹴り、突き倒して、逃げることに成功してテストは合格。

結構マジでした…

最初に私が思ったのは、テストをやってくれているその男性達は大変だということです。

どの男性も大きな身体の、筋肉のすごい人達でした。娘を本当に殴ったりはしていませんでしたけど、殴るふりをしているだけでしたけど、首は締めているし体重をかけて完全にのしかかっているのです。

ですから、うちの娘も渾身の力と習った技を使って反撃しているわけです。

テストを受ける全ての女性相手にこれをやるんですから大変ですよ。襲い役の男性達は、プロテクターを付けていました。急所を蹴られたりもしますから、そちらのプロテクターもしっかり付けているそうです。

そりゃあ絶対に必要でしょう。

娘の話では、テストを受けた女性は30人くらいいたそうですが、30人を襲って、反撃を受けても襲い続けないといけないんですからね。

強靭な身体を持ち、トレーニングを積んだ彼等も、このテストではクタクタになるそうですよ。クタクタどころか脳震盪を起こすこともあるんですって。襲われる女性達は本気で殴ったり蹴ったりしてきますから。

お疲れさまですと申し上げたいですね。

それにしても、あのテストの様子から判断すると、うちの娘を襲った男が普通の体力レベルの男なら、襲って直ぐに襲ったことを後悔することになりそうですよ。

レベル1とレベル2で12週間の自己防衛術のコースは終わりましたが、これからも「クラヴ・マガ」のトレーニングは続けるそうです。

空手や柔道には習熟度に応じた級位や段位というのがありますが「クラヴ・マガ」にも同様のレベル分けがあるのです。

うちの娘は更に上のレベルを目指しているそうです。

空手や柔道が一定のルールの範囲で技を学ぶのと違って、「クラヴ・マガ」はあらゆる状況を想定して実践的な格闘方法を学ぶものです。

自分がより多様な状況で闘えるようになることに満足感があるらしく、それによって自信もつき、トレーニングで渾身の力を振り絞るとか相手を倒すというのが爽快な気分らしく、すっかり夢中になっています。

お母さんとしても、娘が強くなるのは嬉しいことです。


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2022年5月16日

娘のいる我が家

週末にうちの娘が帰って来ました。

週末に帰ると木曜日に連絡して来たんです。焼き肉にしてくれと言うので私は早速焼き肉ソースも作っておいたんですが、うちの夫が新型コロナに感染したかもしれないということになったので、帰って来るのは中止すると言いました。ですから焼き肉は準備しませんでした。

ところが、土曜日の朝、夫が簡易検査キットで陰性の結果が出たのを証拠写真として送ったのだそうで、娘は土曜日の夜に帰って来たんですよ。

私が娘が予定を再び変更して帰って来ると知ったのは、晩ご飯を作っていた時でした。

知らなかったのは私だけだったんです。晩ご飯には、減量をしている夫のためのレタスとワカメの低カロリー味噌汁とささ身とほうれん草の胡麻和えと蒸し野菜を作っていました。

娘の分はありません!

せっかく久しぶりに帰って来たのに、ろくな食べ物がないということになってしまいましたが、デザート類の残りがいろいろありましたので、娘はそれを喜んで食べていました。

先週末の母の日に、帰って来なかっただけでなく何の連絡もして来ず、母の日を完全に無視していた娘ですが、何か理由があるのだろうと私は気にしませんでしたが、本人は気にしていたらしいです。

土曜日には花束を持って帰って来ましたよ。

バラの花束でした。

そして、いつものことですが、娘が帰ってきた途端に家の中がにぎやかになりました。

普段は家族3人が集まっておしゃべりをすることは無いのです。3人がそれぞれお互いに話はしますけど、最近は晩ご飯も一緒に食卓を囲んで食べることはめったに無いです。夫がテレビの前のソファに座って食べるようになったのがいけないと思います。

久しぶりに家族が居間に集まって話をしました。そういうのは、娘がいる時しかしないです。

私は、娘が引っ越したシェアハウスでの暮らしが上手く行っているのかとたずねました。

シェアハウスには娘を含めて5人が住んでいるのですが、フルタイムで住んでいるのは娘を含めて2人だけだそうです。あとの3人は家にいないことが多いそうで、猫を飼っている人が家にいる時には猫も家にいますが、猫の近くには行かないのでアレルギーの問題も起きていないそうです。

特に楽しいこともないけど、問題も無い暮らしだそうですけど、一つだけ苦労していることがあるそうです。

それは、やはり私が思っていた通り、

場所が不便だということですよ!

一番近くのスーパーに行くのにも結構な距離を歩かなければなりません。車を持っている人には問題ないのでしょうけどね、娘は歩くしか方法がないのです。そして買い物に行ったら、買った物を持ってその距離を歩いて帰らなければいけないのですからね、それにウンザリしているようです。

バス停や路面電車が停まるトラムストップは歩いて行ける距離にありますけど、そこまでも結構な距離を歩かなければいけません。

勤めているクリニックにはトラム(路面電車)1本で行けるそうですが、降りたトラムストップからかなりの距離を歩かなければいけないそうです。ですからね、家を出てからクリニックに着くまで45分もかかると言うのですよ。

それは遠いわ!

我が家から車で行っても45分もかかりませんよ。

しかし、今のところ引っ越しは考えていないそうです。来年修士課程を勉強する大学がどこになるかが決まってから、次の引越し先を探すそうです。それはまあその方がいいでしょうけど。


先月まで住んでいた友人Jさんのアパートは大変便利な場所にありました。アパートの建物の玄関を出たところにトラムストップがあり、斜め前にはスーパーがあって、アパートのある通りにはパン屋やお洒落なレストランやカフェもたくさんあり、私が車で行くのにも行きやすい場所でした。

にぎやかで活気のある便利な場所から、周囲には民家しかない不便な場所に引っ越したわけですけど、不便な場所だということは最初から分かっていたことです。

通勤や買い物に不便だということには閉口していますが、それを除けば娘の暮らしは上手く行っているようです。勤めているクリニックではとても頼りにされていて本来の受付業務以外の仕事も任されていますし、雇用主の方には大変良くしていただいているようです。

そして、ほぼ毎日通ってトレーニングに励んでいるクラヴ・マガの学校は、娘にとってはある意味でもう一つの「家」というか「家族」という存在になっているようです。

クラヴ・マガでのトレーニングは、身体の健康維持に役立っていますけど、メンタルの健康維持にも大いに役立っているようなのです。

メルボルン中心部に近い場所に住みたい一番の理由は、通勤の便ではなくてクラヴ・マガに通いやすいということなんだそうですから、それほど大事なんです。

修士課程が始まったら、大学に通いやすい場所に引っ越さなくてはいけないわけですけど、クラヴ・マガに通いやすいというのも住む場所の重要な条件だそうです。

まあとにかく、現在の娘は経済的にも不安なくやれているそうですし、クラヴ・マガのおかげで暮らしも充実しているそうで、お母さんは嬉しいです。

昨日は、キッチンを大散らかしにして、ヘイゼルナッツとチョコレートのビスコッティというのを焼いて、1個も私に味見もさせてくれず、全部持って帰りました。クリニックの皆さんのために焼いたのですから、まあいいですけど。

端っこの小さいの1個くらいは食べさせてくれるかと思いましたけどね。

まあいいですけど。

それから、家にあったパスタや塩や缶詰などいろいろ持って行きましたよ。何でも好きなものを持って行って良いと私が言ったからですが、あれだけ持って行けば少しは食費の節約になるでしょう。

あの大荷物を持って、電車とトラムと徒歩であのシェアハウスまで帰るのは大変だったでしょうね。まあ、引っ越した場所が不便すぎたという経験は、次の引越し先探しで役立つはずです。


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2022年8月1日

ブラジリアン柔術で男を倒す

うちの娘が「クラヴ・マガ」というイスラエル発祥の格闘術のトレーニングに励んでいることは、このブログでも度々話題にしているんですが、娘がトレーニングをしているメルボルンの学校では、数ヶ月前からブラジリアン柔術とミックスマーシャルアーツという格闘技も学べるようになったそうです。

私はどちらの格闘技についても詳しくないのですが、ブラジリアン柔術というのはオーストラリアでも競技人口が増えているそうですよ。

「クラヴ・マガ」がスポーツと言うよりも、実際に役立つ格闘術の習得が重視されるのとは違い、ブラジリアン柔術というのは世界的な組織のあるスポーツ競技なんだそうですね。

しかし、「クラヴ・マガ」の学校で学ぶブラジリアン柔術は、格闘術としての面が重視されているそうです。そりゃあまあそうでしょう。

暮らしの中で起こりうる不利な状況において、反撃して脅威を排除するために闘うのが目的ですから、ブラジリアン柔術の技も知っていれば有利なんでしょう。

先日、学校でブラジリアン柔術の試合があったそうです。制限時間5分で行われ、原則「なんでもあり」の試合だったそうですが、娘の最初の対戦相手はなんと、

男性だったんですって!

娘よりも身体の大きい人だったそうですよ。

男女分けしないんですか?それって大丈夫なんですか?

試合は、決まった技によるポイント数が多い方が勝ちです。ポイントが同点だった場合は、ペナルティーポイントが少ない方が勝ちだそうです。柔道のように一本勝ちというのもあるそうです。

詳しい話を聞いたのに覚えていないのですが、結果は娘の勝ちでした。自分よりも身体の大きい男性に勝ったんです。手加減してくれたのか、相手も本気で闘って娘が勝ったのか、どうなんでしょうか。

次の対戦相手は女性でした。

20秒で一本勝ちだったそうです。

ブラジリアン柔術は、投げ技による一本勝ちは無いそうで、寝技による関節技か絞め技で相手がタップをしたら(参ったという意味)一本勝ちになるそうです。

ということは、組み合ってあっという間にギブアップさせたということですね。

ちょっと怖いな…

3人目の対戦相手も女性でした。

ポイントでは娘がリードしていましたが、首を絞められて苦しくなり娘がタップをしたので一本負けとなりました。その時4分58秒。もう2秒頑張っていたら勝っていましたけど、タップを我慢しすぎると失神してしまうことがあります。

いずれにしても、ブラジリアン柔術の最初の試合は自分でもなかなかの結果だったと思っているようです。


それにしてもですね、

自分よりも身体の大きな男と組み合って、投げたり抑え込んだり倒したりひっくり返したり首を絞めたりするんですよ。

よくやるわ…

何度も書きますけど、娘は今、強くなることに夢中なんです。

身体が強くなるにつれてメンタルも強くなりましたからね、ホントにもう別人のようですよ。

摂食障害でガイコツみたいになっていた時期もあるんです。自傷して身体を傷だらけにしていた時期もあるのです。パニック障害で家から出られなくなっていたんです。

そういう時期があったことが不思議なほど元気になって、もちろんお母さんは嬉しいんですけど、どんだけ強くなるんだろう…


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2022年5月28日

シェアハウスの同居人

先日、クラヴ・マガのトレーニング中に頭を打ち、夜になって具合が悪くなり、病院の救急外来に運ばれたうちの娘ですが、昨晩家に帰って来ました。元気そうですが頭痛はまだ続いているそうです。

電車で帰って来ましたので、駅まで私が迎えに行きました。

病院に運ばれた時のことをいろいろ聞きながら、一人暮らしではなくて助かったなあと話しました。

うちの娘は、一軒の家を複数の人が借りて一緒に住む「シェアハウス」という形態で暮らしています。娘が住んでいる家には6つの寝室があるので6人が住めるのですけど、家主の方が5人が最適と考えておられるために一部屋は空き部屋のままにしてあるそうです。

娘以外に4人の女性が住んでいるのですが、具合が悪くなった夜、家にいたのは娘以外は3人でした。

1人は私に連絡をくださったインド人の大学院生、もう1人は韓国系ニュージーランド人の大学生。お二人とも働いていらっしゃいます。そしてもう1人は中国系のベテラン看護師だそうで。

看護師の方は、夜勤で夜に家にいらっしゃらないことも多いのですが、この日の夜は家にいらっしゃったのですよ。

そして、娘は嘔吐と下痢が始まり、激しい頭痛で1人では歩くこともできなくなりました。

クラヴ・マガで頭を打ったということが分かり、これは病院に連れて行かなければいけないという看護師の方の判断で、1人が車を準備して運転し、1人が娘の荷物を準備して運び、看護師の方が看護をするというチームワークで、娘を家から最も近い公立病院まで連れて行ってくださったそうです。

待合室では3人とも娘に付き添い、娘が救急治療室に入った後、皆さん一度家に戻りましたが、夜中に家に戻れることになって、再び3人で病院に向かい家に連れて帰ってくださったのだそうですよ。家に帰ったと連絡があったのは4時過ぎでしたから、皆さんその夜はほとんど寝ていないわけです。

本当にありがたいことでした!

同じ家に住む同居人ではありますが、特に一緒に何かをするわけでもなく、ただ同じ家に住んでいるだけだみたいなことを聞いていましたけど、何かあった時にはこのようにして助け合うのですね。

この件がきっかけで同居人達の絆が深まったようです。

家が少し不便な場所にありますけど、娘はこのシェアハウスでの暮らしに満足している様子です。バスや路面電車ではどこに行くにも時間がかかりますから、自転車を使うことにしたそうですよ。

シェアハウスでは猫を飼っている方がいるのですが、その猫の世話も手伝っていると聞きました。飼い主の代わりに餌をやったりする程度のことですがね。

その猫があまりに可愛らしいので一度頭をなでたらアレルギー症状が出たため、やはり触らないようにしているそうですけど。

娘が勤めているクリニックのオーナーは、娘が脳震盪で病院に運ばれたと聞いて今週は休むようにおっしゃってくださったそうです。もちろんクラヴ・マガのトレーニングは休んでいます。しばらくの間は注意しなくてはいけません。

この週末は、何か美味しいものを作って食べさせます。


ちなみに、家に帰って来た娘は、うちの夫の激ヤセぶりにびっくり仰天していますよ。

夫はね、仕事にはいて行くズボンがユルユルなものですから、ベルトで締めてはいているんですけど、まるでギャザースカートみたいになっています。ギャザーズボンというのはカッコ悪いですよ。そろそろ激太りする前にはいていたズボンがはけるはずなのになあ。

昨日の夕方は、仕事の帰りにスーパーに寄って600ml入りのクリームを買ってきました。

クリームブリュレを作ることにしたんだそうです。

やっぱりな!

一昨日、夫が YouTube でクリームブリュレの作り方動画を見ていたんですよ。あんな動画を見たらそりゃあ食べたくなりますよ!

しかしまあ、何週間も甘いものを我慢していると食べたくなる気持ちは分かります。久しぶりに甘いクリームブリュレを楽しむのも良いことです。


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2021年11月29日

うわあ、ちょっと引く

土曜日にうちの娘が帰って来ました。

娘は心理カウンセリングを行うクリニックの受付の仕事をしていますが、土曜日は隔週のシフトでこの日は休みだったのに急に頼まれて、クラヴ・マガのトレーニングを1時間で切り上げて仕事に行ったそうです。

帰宅した時には、クラヴ・マガのトレーニングウエアのままでしたから、あの服装で仕事をしたんですね。クリニックの受付ですよ。あまり細かいことにこだわらないオーストラリア流ということでしょうか。

ちなみに、娘はメルボルンにあるクラブ・マガの学校で、女性専門の自己防衛術のクラスを受講したのがきっかけで、コースが終わってからもトレーニングに励んでいます。毎週3〜4日行っていますよ。トレーニングの相手が男性である場合が多いので、激しい当たりがあるのでしょう、身体にはしょっちゅう青あざを作っていますが、楽しんでいるようです。

さて、

先週の水曜日からアパートで暮らし始めた娘ですが、アパートに持って行かなければならない荷物がまだまだたくさんあるわけですし、私が思っていたとおり土曜日の午後遅くに帰ってきました。

その直後に、うちの夫も帰宅しましたが、ツールショップのTさんに送ってもらって帰りまして、そのTさんは晩ご飯を食べて行くということになっていたので、夫とTさんはビールを飲みながらずっとお喋りをしていましたから、3日ぶりに会う娘とゆっくりする暇もなかったわけです。

Tさんが帰ったら、すぐに夫は娘を探し始めました。

娘はお友達の誕生日をお祝いする集まりに出かけたと教えたら「何だ!出かけたの!」と大変がっかりしまして、娘が帰って来るのを待っていたんです。

そして、8時過ぎに娘が帰宅しましたらね、

ハグ、ハグ、ハグ!

たった3日会わなかっただけじゃん。

ところが、

ソファーに腰掛けた後、再びハグしたいという衝動に駆られたらしい夫は、横に座った娘に再び抱きついて、その夫の頭を娘がナデナデしているんですよ。

うわあ、ちょっと引く…

私はスキンシップとは無縁で育っていますからね、身体を接触させる愛情表現というのはもともと苦手なんですけど、私の世代の日本人はみんなそうだと思います。

ですからね、若い頃には「もっと愛情表現をしてよ」と夫に不満を言われたものですが、できないものはできないのです。

できないどころか、

あんなにベタベタしているのを見るとちょっと気持ちが悪いと感じるんですけど、ヘンですかね。

私は、娘や息子ともめったに身体を接触することはないです。子供の頃にはやっていましたけど、大きくなってからしなくなったら抵抗を感じるようになりまして。特に息子とはハグなんて一年に一回くらいしかしません。

「お母さんは日本人だからしようがない」と娘は言います。土曜日に帰って来た時も、私と娘はハグなんてしませんでしたよ。


月曜日から仕事の娘は、日曜日の夜にはアパートに戻るのかと思ったら、日曜日もこの家で寝て、月曜日は私のカローラで仕事に行くと言いました。

そして、この家に帰って来るそうです。

何だそれ…

今日から少し暑い日が続く予報なので、自分が植えた果物や野菜の水やりが心配らしいのと、火曜日と水曜日は仕事が休みなので、荷物を運んだり買い物をしたりするつもりのようです。数日アパートに住んでみて、いろいろ必要なものがあることが分かったそうなんです。

とにかくね、このようにしょっちゅう家に帰って来るのは確実なんですから、うちの夫もあんなに寂しがることはないんですよ。

うちの夫みたいなのを「エンプティーネスト・シンドローム」(Empty Nest Syndrome)と言うんでしょ?

エンプティーネスト」というのは「空っぽになった巣」という意味です。子供が巣立った後で残された親が陥りやすい精神状態のことを言います。辞書には「巣立たれ症候群」とも書いてあります。

火曜日と水曜日の荷物運びは私が手伝うことになるでしょう。カローラを持って帰らないといけませんからね、運転ができる私が行かなくてはいけません。

夫も行きたいと言うかもしれません。


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2023年1月29日

大学院へ行く準備

昨日、うちの娘が帰って来ました。

冷蔵庫が空になりかけていましたけど、昨日は暑かったので買い物に出かける気にならず、晩ご飯は家にあるものを使って夫と息子の分を作ればいいわと思っていたら、娘が帰って来ると聞きまして。

お米もほとんど無くなっていたし、仕方が無いから買い物に行ったんです。それも一日で最も暑い時間帯に行ったんですけど、いやあ暑かったわ。

私は暑い日には外に出ないようにしているんです。普通なら出る必要も無いのでね。

昨日の暑さは35度くらいでしたから大したことはなかったのに、歩き回ったせいかクラクラしましたよ。

それはともかく、

娘は、正式にラ・トローブ大学で修士課程の勉強をすることが決まったので家に帰って来たのです。修士課程に入ったということは、ラ・トローブ大学の大学院に入ったみたいなことです。

この大学から合格の通知があったのは昨年の11月も終わり頃でした。

その後、いろいろ必要書類を揃えて提出し、正式にラ・トローブ大学の大学院生になったということなんです。来週から授業が始まるそうです。

ラ・トローブ大学はキャンパスがいくつかありますが、娘が通うことになるのはブンドゥーラ(Bundoora)というところにあるメインキャンパスで、現在娘が住んでいるシェアハウスから公共の交通機関で通うと、片道1時間半くらいかかります。

そんなに時間がかかっては通うのが大変だと言うだけでなく、仕事やクラヴ・マガのトレーニングにも影響しますから、車で通うしかありません。

そこで、息子が乗っている義弟にタダでもらって乗れるようにするのに大金がかかった古いレクサスを娘が使うことになったんです。昨日は、そのレクサスを取りに帰ったんですよ。

ところが、私が晩ご飯を作り始めた5時前、家にいるとすることがなくて退屈だと言って、シェアハウスに帰ってしまいました。

何だそれ…

家にいるとすることが無いというのは分かりますよ。我が家は田舎環境で近くには何も無いですしね、娘が住んでいるブランズウィック(Brunswick)という活気のある街に比べたら死んだような静かなところですから。

レクサスが手に入った今、もう誰かに駅まで送ってもらったり、電車や路面電車やバスを乗り継いで移動する必要も無いわけで、娘としては自由を手に入れたみたいなもんです。

ということで、午後に家に帰って来て、5時頃にはシェアハウスに帰ってしまいました。

まあいいですけど…

娘が現在の暮らしを楽しんでいるということですからね。でも、お母さんがあの暑さの中をわざわざ買い物に行ったのが無駄になりましたよ。

これから勉強と仕事とクラブ・マガのレーニングで忙しくなるし、家に帰って来ても退屈なので「お母さんが私に会いに来てよ」と娘は言いました。

涼しくなったら行きたいです。


ところで、大学院のことですけど、大学院の授業料はおそらく相当高額なんだろうと思いますが、私は大学院の授業料のことなど知りません。娘の大学の費用は、これまで1ドルも払っていませんし、全て娘本人が政府から借金して払っているんです。

現在は貯金もあるようなので、大学院の授業料は自分で払える分は払うと言っていますが全部は無理なはずですからね、また政府から借金することになります。

借金は、将来一定額以上の収入があった場合に税金として払って行くことになるんですけど、オーストラリアではこのように経済的に恵まれていなくても高等教育を受けられる制度があるんですよ。ありがたいことです。

娘は臨床心理学を勉強します。

以前は、本人に精神的な病気の歴史があるため、臨床は難しいだろうと思われていたんです。だから心理学でも研究や教育の仕事を考えていましたが、心理クリニックの受付の仕事をした2年の間にやりたいのは臨床だと分かり、自分にもできると確信したそうです。

最終目標は、オーストラリア軍で臨床心理士として働くことなんだそうです。心の問題を抱える兵士の皆さんを心理学的に援助する仕事です。

1回目の挑戦は不合格でした。本人の病歴が一番の問題でした。

合計3回挑戦できるそうです。クラヴ・マガのおかげで娘は身体も心も強くなり、2年前に比べたら別人みたいになっていますし、大学院で専門知識を学んだ後に再び挑戦するんだそうですよ。

将来自分がやりたいことがはっきりしているということで、勉強に取り組む姿勢も変わってきますね。頑張ってください。


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2025年4月14日

体調不良とカージャック

皆んな半袖を着ているのに私一人ガクガク震えて防寒コートを着ていた日があったんですが、あの頃から体調不良が続いていました。

夜眠れないのが最大の原因だと思うんですけど、元気が出ないし頭がフラフラするんですよ。立ちくらみを経験したことがある方なら分かるでしょうが、ああいうクラ〜とする感じが常にしているんです。そして、突然バランスを崩したりするわけ。

土曜日にメルボルンに行った時には、前の晩やはり眠れなかったので睡眠薬を飲んで眠ったんですが、薬で眠った翌日は必ずフラつきますからね。駅まで息子に送って行ってもらって電車で行ったんです。帰りは娘が家まで車で送ってくれました。

昨日の日曜日は最悪でしたよ。ほとんど眠っていなかったのでスーパーへ買い物に行く元気も無くて。冷蔵庫は文字通り空っぽだったし、晩ご飯を作る元気も無いので、うちの男達はピザを買って来て食べました。

昨夜は、8時前にベッドに入ったらすぐに眠りました。さすがに身体が必要としていたんでしょう。夜中に何度も起きましたけど、4時半まで眠りましたから合計したら7時間くらい眠ったと思いますよ。奇跡的!

今朝は体調がマシなので、今日こそは食料を買いに行かないといけません。


ところで、うちの娘の話なんですが、事件があったんです。

土曜日に私を家まで送って来てくれた後、夕方まではここにいたんですが、夜は友達とメルボルンに遊びに行きました。深夜まで楽しんで、一人で車を運転して家に帰っていた時のことだそうです。

住んでいるシェアハウスの近くまで帰った頃、突然若い男2人が道路に出て来て、大きく手を振って娘の車を止めたんですって。

娘は車のドアはロックする習慣がありますからドアはロックしてあったそうですが、窓を少しだけ開けて男達の話を聞こうとしたそうです。助けを必要としている可能性がありますからね。

そうしたら、その男達がドアを開けて中に入って来ようとしたんですって。

カージャックというやつ!

ドアがロックされていると分かって、男達は後ろから近づいてきた別の車に向かったそうです。

娘はその場から離れて車を停め、緊急通報ダイヤル「000」に電話をして警察に通報したそうです。

皆さん、車を運転する時、ドアをロックしていますか?私はロックしていません。 ロックしていたら何かあって助けが必要な時に窓を割らないといけないとか、事故の時にすぐ外に出られないとか、そういう理由からですけど。

不審者を見たら、ドアはロックしなくちゃいけませんね。車を止められて、困っているから助けてくれと頼まれても、自分の安全が確信出来ない時には絶対にドアを開けちゃあいけません。

うちの娘は、こういう状況における対応についても、クラヴ・マガで学んだそうです。クラヴ・マガは、格闘術を学ぶだけじゃあないんですって。あらゆる状況で自分の身を守る判断力も学ぶんだそうです。

何事もなくて良かったですけど、ドアがロックされていなかったら、引きずり出されて車を奪われていたかもしれません。


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2022年5月26日

病院の救急外来へ

違うんですよ、私じゃあないんです。

病院に運ばれたのは、うちの娘です。

昨晩の11時頃ですが、娘がシェアハウスで一緒に住んでいる方から連絡がありまして、病院の救急に来ていますということでした。私はちょうど寝たところだったのですが、もちろんショックで目が覚めましたよ。

娘が救急に運ばれたのは、子供の頃に風邪を引いて喘息症状が出た時以来です。あの時は救急車を呼んだのです。血中酸素濃度が低すぎるということで病院に搬送されて、4日間も入院したのでした。

昨日は、シェアハウスに一緒に住んでいる方が病院に連れて行ってくださったようです。

娘はクラヴ・マガという格闘術のトレーニングに励んでいるのですけど、一人暮らしに備えて女性のための自己防衛術のコースを学んだのがきっかけですっかり夢中になって、今では毎日のようにトレーニングに通っているのだそうですが、クラヴ・マガのトレーニングは激しいのですよ。

しょっちゅう身体のあちこちに青あざを作っています。

そして昨日は、そのトレーニング中に頭を打ったのだそうです。打った直後から頭痛が始まり吐き気がしていたそうですが、家に帰ってから症状が悪化して嘔吐と下痢が激しくなり、自力で歩けなくなったそうなんです。

一人暮らしでなくてよかったですねえ。

脳震盪ということですけど、脳震盪で下痢になったりするんですねえ。

病院に連れて行ってもらったのが11時頃で、寝ていた私にテキストメッセージが来て、その後電話が来まして、昨夜は iPhone を消音にするのを忘れていましたからすぐに目が覚めました。

連れて行ってくださった方が一旦家に戻り、とりあえず大丈夫そうだから一眠りしましょうということになっても、私はそんなに簡単には眠れないんです。一旦睡眠のサイクルが狂ってしまうと、もうダメです。

その後ずっと起きていて、おそらく2時前には眠ったでしょう。

ところが、やっと眠った4時頃に再び連絡があって、家に連れて帰りましたということでした。その直後に娘本人からも連絡がありましたので安心したんですけど、5時が近づいていてはもう眠るわけにはいきません。

だって、うちの夫を勤めているツールショップに送って行かなくてはいけませんでしたからね。今朝は雨が降っていたのです。

ですから4時頃からずっと起きているのですよ。眠ったのはわずかです。こういう日に限って雨が降って、早朝から車の運転をしなくてはいけないとは。

ここまで睡眠不足だと運転能力に影響が出るものですが、早朝ですから真っ暗で、しかも雨が降っているという条件で、高速道路を運転しなくてはいけない。そして、こういう日に限ってめったに遭遇しないようなアクシデントが起きて、高速に入る所ですごい怖い思いをしました。

無事に帰って来ましたけど、頭がフラフラです。


オーストラリアでは救急車の利用は有料です。メルボルン都市圏でも1回の利用で1,200ドル以上かかる場合があります。田舎の方だともっとかかります。ですから、私達家族は「Ambulance Victoria」に加入しているんですよ。

私はこれまでに何度も救急車のお世話になっていますし、娘もお世話になったことがありますからね、その重要さを痛いほど理解しています。

家族で加入すると、2022年現在の年会費は98.15ドルです。100ドルもしません。

個人の場合は49.08ドルです。

私達はこれまで家族として加入していましたが、子供が18歳を超えると、フルタイムの学生でない限りカバーされなくなりますから、同じ家に一緒に住んでいても個人で加入する必要があります。

50ドルもかからずに、もしもの時には費用の心配をせずに救急車を呼べるのですからね、入っておいた方がいいですよ。うちの娘は入っていなかったらしいですから、すぐに入るように言っておきました。

ちなみに、年会費を一度に支払うのが困難な場合は、3ヶ月毎に引き落としという方法があるようです。その場合、個人なら3ヶ月毎の引き落とし額は12ドルちょっとです。

ヴィクトリア州以外でも同様のシステムです。

オーストラリア在住の皆さん、救急車サービスにまだ加入されていない方は、加入しておくことをオススメします。


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2022年9月5日

巻き過ぎた髪の毛

昨日の娘の髪の毛ですけどね、娘が思っていたようになりませんでした。私のせいです。

髪の毛をヘアローラーに巻くのは私がしたんですけど、きつく巻き過ぎたそうなのです。一昨日の夜に巻いて、昨日の夕方までずっとローラーを巻いたままにしていましたけど、髪の毛が激しくクルンクルンになってしまい、ブラッシングをしても望んだスタイルにならなかったのでした。

娘は、最近流行っているらしい1950年代のハリウッド女優風のウェーブスタイルにしたかったのですけど。クルクルになり過ぎた髪の毛を伸ばそうとブラッシングをやり過ぎて、髪の毛がちぎれていましたよ。

私がヘアローラーのスポンジがへこむむほどきつく巻いていたのが悪かったそうです。しかも、24個もあったローラーを全部使おうと髪の毛を少しずつに分けて巻きました。

娘はサイドや襟足部分を剃り上げていますので、長い髪の毛は頭の3分の2くらいしか無いんです。それをローラー24個も使ってびっしり巻いたのが良くなかったらしくて。あんなにきつく巻いてはいけないんだそうですが、きつく巻いておかないと寝ている間に緩んで取れちゃうじゃあないですか。もっと太めのローラーにした方が良いと思いますよ。

とにかく、次回は練習をして自分で巻くそうです。

ドライヤーの熱で伸ばしたらどうかと私は提案したんですけど、なんとか落ち着かせました。スタイリングができたらヘアスプレーで固めるつもりでしたが、スプレーをせずに行きました。結婚式の会場に着く頃には少しはカールが伸びるだろうと言って。

着ていたドレスも50年代風のドレスで、ウエストがキュッと締まってスカート部分が広がった黒いドレスでした。ノースリーブですから寒そうでしたよ。出かけた頃は気温が10度くらいでしたしね。一応コートは持って行きましたけど、いくら結婚式は室内だとは言え、あんなに胸も肩も露出したドレスでは寒くて風邪を引きそうです。

真っ赤の口紅を塗って、ウーバー(タクシーみたいなもの)で出かけました。

結婚されたのは、娘がトレーニングに励んでいるクラヴ・マガの学校の方だそうで、出席する人の多くがクラヴ・マガの関係者だったそうです。娘がトレーニングをしたり格闘しているところしか見たことがない皆さんは、娘を見ても最初は気が付かなかったそうですよ。

アイメークはすごかったです。まばたきをしたら風が吹くようなまつげを付けていました。昨今のメイクアップでは、付けまつげは必需品になっているようですね。

私も一度付けてみたいです。どんなに顔が変わるでしょうか。面白そうじゃあないですか。ただし、もっとナチュラルなやつでないとただの笑いものになるでしょう。

娘はバスルームを大散らかしのまま出かけました。夜中に帰って来て、朝は早朝に出勤だと言っていましたので、お母さんが片付けておきました。

きつく髪の毛を巻き過ぎてスタイリングに時間がかかり過ぎたお詫びのしるしです。


それにしても、多くの女性がかつてこの「髪の毛を巻く」という作業を寝る前に毎晩やっていらっしゃったわけですよねえ。慣れてしまえば大して時間もかからないのかもしれませんけど、大変な作業ですよ。

頭全体を自分で巻くなんて、難しそうですし。

私には絶対にできないでしょう。だって、あんなローラーだかカーラーだかをいっぱい頭に付けた状態では寝られませんから。睡眠不足が更に悪化するのは確実です。

最近はもう何年もずっと同じ超ショートヘアです。耳を出して襟足を刈り上げたスタイルで、男性のカット料金でやってもらっています。洗うのも乾かすのもスタイリングも大変簡単でラクチンです。

こういうヘアスタイルが普通に受け入れられる今の時代に生きていて、本当に良かったと思いますね。


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2021年5月8日

恐怖の過信運転で怒る

昨日は仕事もクラヴ・マガのトレーニングもなくて家にいた娘は、サクランボの木を植えるために土作りを始めました。

昨年、連日アガパンサスの根っこ掘りに励んでいた例の花壇に、ついにサクランボの木を受けることにしたのです。冬が来るのを待っていたのだそうです。

土作りのために、うちの夫に頼んで馬の糞やら鶏の糞やらを買ってきてもらっていましたが、それを花壇の土と混ぜていました。

私が思うに、馬の糞も鶏の糞もコンポストも腐葉土(草切りで切った草を積み上げておいたのが腐ったやつ)も、サクランボを植える花壇にはもう十分な量があると思いますが、娘は鶏の糞がもっと欲しいと思ったらしく。

近くの園芸店に買いに行くというので、ハーブの苗が欲しいと思っていた私も一緒に行くことにしました。

娘と私が二人で出かける時は、いつも私が運転しますけど、昨日は娘に運転してもらいました。シートやミラーの位置調整をしたり初心者マークを外したりするのが面倒でしたからね。

娘が運転免許を取って以来、娘の運転する車に乗るのは初めてでした。

そして、

それは、車庫を出る時にいきなり始まったのでございます。

車庫からバックで出るのにすごい速度で出たのですよ。もしも普段は置いてない何かがそこにあったり、犬でも猫でも子供でも、もしもそこにいたら、あの速度では止まれません。

それを注意したら、ご機嫌が悪くなりました。

ゲートから道路に出る所では、左右をろくに確認せずに、すごい速度で道路に出ました。

田舎ですからね、滅多に車は来ませんけど、それでも来ることはあるんですよ。ちゃんと左右を確認しないといけないし、速度ももっとゆっくりでないと危ないです。

これを注意したら、ますますご機嫌が悪くなりました。

右に曲がる時に道路の中央ブロックに近寄り過ぎるクセは相変わらずでした。そして、とにかく速度を出しすぎる。時速60キロという速度制限は守るのですがね、一気に60キロまで速度を上げますから前を行く車に接近しやすく、しょっちゅうブレーキを踏む。

カーブで速度を落とした後、すぐまたエンジンを吹かして速度を上げる。

私は車に酔いそうになりましたよ。

園芸店は小さくて、駐車スペースがわずかしか無く、車を停められそうなところはありませんでした。鶏の糞を買うのはあきらめて(その園芸店では売っていない可能性は大きかった)交差点を挟んだ向かいにあるスーパーへ豆乳を買いに寄ると言うので行ったのですが、混雑している駐車場でも速度を出すから、お母さんは肝を冷やしました。

速度を落とせと繰り返し言われた娘は、すっかりご機嫌が悪くなっていました。

そして、やっと見つけた駐車スペースに頭からすごい速度で突っ込んだ娘。隣りの車がドアを開けたりしたらもうアウトですよ。

腹が立っているから余計に速度を出したのか、いつもそうやっているのか。

これを注意しましたところ、娘は直ちに駐車場から車を出し、そのまま道路に出てしまいました。

「あれ?どうするの?豆乳買いに行かないの?」
「もういい」
「園芸店にもう一度行ってみる?」
「もういい」
「ちょっとお、どこに行くのよ?」
「帰る」

とまあこのように、怒り全開でそのまま帰宅したのでございます。

この間、完全に無言…

家を出てから帰宅するまで、わずか15分くらいの出来事です。

あんな運転で私のカローラを乗り回しているのか…

今までは家から駅まで車で行って、駅の駐車場に車を停めてから、メルボルン市内までは電車で行っていたのですけど、最近だんだん勤めているクリニックまで車で行くことが増えてきました。

仕事が終わった後は、市内を車で移動してクラヴ・マガのトレーニングに行き、そこから夜遅く車で帰宅するというふうに、車を使うことが増えてきました。市内に行くには高速道路を使います。

そろそろ自信がついてきて油断する時期だとは思っていたんですけど、あんな運転ではいつ事故を起こしても不思議ではないです。

今朝、お母さんは心配だともう少し優しく言ってみましたが、

「ああそうですか」

と言ったきり無言でした。まだご機嫌は悪いままです。

先程「行ってきます」も言わずに車で出かけましたけど、今日は運転にもう少し注意するでしょうかね。

私の大事なカローラ、大事に乗って欲しいですけど、車はしょせん車。もし事故ったら残念ですけど、車なんて何とでもなるんです。でも、私の大事な娘は、何とでもなりませんから。


娘の運転は、運転練習を始めた頃から、スピードの出し過ぎ、注意不足、無謀な車線変更、コンクリートブロックへの乗り上げ頻発とサスペンスが凄すぎて、助手席に座る私には地獄のようだったんですけど。

一方、うちの息子はと言いますと、練習を始めた頃は自信の無さを絵に描いたようなノロノロ運転でした。常に最悪のシナリオというのを考えながら運転しているらしいからビクビク運転で、後続車に多大なる迷惑をかける教習車の典型的なやつでした。

運転免許試験では、速度が遅すぎるという減点があったものの合格しました。「無事故無違反の優良運転手」表彰は確実という超安全運転をします。

こうした傾向というのは、変わらないんでしょうか、変えられないんでしょうか。
 

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2021年7月15日

充実した毎日と引きこもり

ヒュンダイ車の運転を避けていたうちの娘ですが、私が夫の送り迎えにカローラを使う必要があったために、選択肢がなくなってヒュンダイ車を使い始めました。

ヒュンダイ車は私のカローラと同じくらいの大きさですが、とにかくパワーがなさ過ぎると言っています。軽過ぎて、弱過ぎて、「 I don't like it!」だそうです。

「不安」が原因で、できれば避けたいことや、やらずに済むならやりたくないことがたくさんある娘ですが、やるしかないとなれば不安を克服してやってみるしかないわけでして、思い切ってやってみれば大抵のことは問題なくやれるものです。

そうした経験の積み重ねで、できることが少しずつ増え、「不安」を感じることも減ってきたようです。まだ心理カウンセラーのセラピーを定期的に受けていますが、不安発作を起こすようなことは無くなりました。

毎日生き生きとメルボルンに出かけて行きます。仕事とクラヴ・マガのトレーニングと、昨日は友達とアイススケートに行きましたよ。

一時期家から出られなくなっていたことがウソのようです。

思い出すと遠い昔のことのように感じます。娘の一連の不安障害は、小学生の頃の抜毛症から始まりましたが、その後は拒食症になり、自傷を続けていた時期もあったし、ハイスクール卒業の頃にはパニック障害が悪化して、家から全く出られなくなったのです。

メルボルン大学への進学が決まった後、大学に行けるようになるために、カウンセラーのセラピーを受けながら、少しずつ外出する練習をしました。認知行動療法というやつです。

一番最初の練習は、家を出て近くのバス停まで歩いて行って帰ってくるという練習でした。次の練習は、バス停まで行って、そこで向こうからやって来るバスを見るという練習。

そんなことに練習が必要なのかとお思いでしょうね。

バス停でバスを見るのは簡単ではありませんでしたよ。バスに乗るわけではないんです。ただ向こうからやってくるバスを見るだけなんですが、バスを見ても不安発作が起きないという段階が必要だったんです。

練習を始めたのは12月で、一人で大学まで行って一人で帰って来れるようになるまでに、4ヶ月かかりました。

すべての練習と、まだ一人で行けなかった頃には通学にも付き添ったお母さんは、苦しむ娘の横で平静を装っていましたけど、不安を一緒に感じ続け、心配し続け、緊張し続けていたせいで、実はお母さんもメンタルが悪化したのでした。

娘は運転免許の取得にも苦労しました。「不安」と闘いながら試験を受けましたけど、2回も不合格となって、それがトラウマになってしまって。もう二度と車を運転しないと言っていたのですけど、注文したマンゴーを受け取りに行くために運転練習を再開したのでした。

そんな娘が、今では毎日高速道路を運転してメルボルンに通っているんですからね。時速100キロを出すのにヒュンダイ車はパワーが無さ過ぎるとか文句を言っているんですから。

娘は、来年から修士課程の勉強を始める予定ですが、修士課程を履修するには就労経験が必要だということで、2021年は就労経験を積む年ということにしたわけです。運良く心理カウンセラーのクリニックの受付の仕事につくことが出来て、おかげで心理学界にコネも出来て、クラブ・マガという打ち込める趣味も出来て、毎日が大変充実している様子です。

いよいよ本気でアパート探しを始めたそうですから、早く良いアパートが見つかって一人暮らしが始められると良いと思います。


一方、うちの息子は現在お先真っ暗…

お尻の調子が良くないらしくて。1回目の手術を受けたのは12月のクリスマス前でしたから、もう半年以上になるのに、まだ普通に座ることが出来ません。

痛みとか血に弱い人だからなおさらです。

GP(一般開業医)に相談したのが2019年の12月ですよ。息子のお尻は重症の痔核(いぼ痔)と裂肛(きれ痔)だったのですけど、クローン病かもしれないと言われて検査を繰り返し、その都度何週間も待たされて。

クローン病ではないことが分かって、やっと手術をしてもらえるという頃に新型コロナの感染拡大で命に関わらない手術が中止され、手術を待っている間にお尻の状態は悪化の一途をたどり、寝たきり状態になってしまったのでした。

夫の家族が経済的に支援してくれたので、費用全額負担で民間の病院で手術を受けたのですけど、息子のお尻は重症だったため1回の手術では治せないということでした。

2回目の手術が必要なんです。

「2回目の手術は公立病院でやれるでしょう。おそらく4月頃には順番が回ってくるでしょう」と医者が言うので、公立病院の順番が来るのを待っていたんですけど、もう7月ですよ。

座っていることが困難なため、息子はほとんど外出しません。

毎日毎日ずっと家にいます。スケッチは毎日しているようで、お尻の調子がいい時にはコンピューターを使って絵を描いていますけど。

ここ3〜4年ほとんど家から出ない暮らしですが、お尻が悪化してからは引きこもり状態ですから、お先真っ暗というのはそういうこと。

2回目の手術でどこまで良くなるのか分かりませんけど、2回目の手術をしてもらうまでは今の暮らしから抜け出せないのは確かです。本人にとって次の手術は「希望の星」なのです。

オーストラリアの公的医療制度の欠点と新型コロナがもたらした悲劇なのでございます。

引きこもりが長くなると、外に出ることや人に会うことに「不安」を感じるようになっていますから、妹にいろいろ相談しているようです。

妹は専門家ですし経験者でもありますから、息子は頼りにしているのです。昨日は、妹が新しいスケッチブックを買ってくれたと喜んでいました。

兄妹仲が良くて何よりです。


それにしても、うちの家族は常に誰かが何らかの困難に直面しています。家族全員が同時に困難に直面していた時期もあります。メンタルの病気で働けないと収入が途絶えて経済的に困窮しますし、本当にしんどい時期もありましたが何とかやって来ましたから、これからも何とかやって行けるでしょう。

火曜日の夜から伯母さんの家に泊まっているうちの夫は、万事順調だそうです。

伯母さんの家からツールショップまでは車で20分なのですが、朝は勤めているツールショップまで伯母さんが車で送ってくれて、帰りはスタッフの誰かにおばさんの家まで送ってもらっているそうです。

キャリアウーマンでずっと独身だった伯母さんは、まだ元気で一人暮らしですけど、夫が泊まっているということで料理を頑張っているらしいです。伯母さんは大変料理上手なのです。

夫は体重が激増しているそうですよ。

よかったよかった…と言うか、体重激増したらダメじゃん!本人が言うところの「120は行っていません」の体重が「130は行っていません」になっちゃうぞ!


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2023年12月10日

娘のこと

うちの娘は、もうすぐ大学院の1年目が終わります。

臨床心理学を勉強しているんですが、何年か前には心理学の研究者になると言っていたんです。自分自身の精神的な病歴のせいで、患者の治療をおこなう臨床の仕事は無理だろうと考えていたんです。大学の先生からもそういう助言があったし。

しかし、うちの娘は当時とは人が変わったように心も身体も強くなったんですよ。考え方も変わって、患者さんに対面してカウンセリングを行う臨床の仕事を目指すようになったのです。

大学院では、専門知識の勉強や必要な資格の取得はもちろん、実際に患者さんのカウンセリングを行っています。

もちろん患者さんは、学生だと知ってカウンセリングを受けに来るのですよ。普通は心理カウンセリングというのは1時間200ドル以上しますけど、学生だと格段に安いからです。

学生は、ベテラン臨床心理士でもある大学の先生達から指導を受けながらカウンセリングの計画を立てて治療に当たります。

大学院2年目となる来年は、病院などの医療現場でさらに幅広い経験を積むことになっているそうで、前期はある病院のリハビリテーション科で研修をすることが決まっています。

リハビリと臨床心理学がどう関係しているんだろうと思ったら、病気や怪我が原因で健康を損ないリハビリを受ける人達の中には、希望を失ったり不安や悩みで精神的に苦しむ人も多いのだそうです。

特にリハビリを受ける中高年の男性には、メンタルヘルスの問題を抱えている人が多いと娘は言っていました。

後期の研修先はまだ確定していないそうですが、おそらく犯罪者の矯正施設になるだろうと言いました。

お母さんびっくり!

犯罪の被害者やその家族のためのカウンセリングなら分かるんですけど、犯罪を犯した人達の矯正のためのカウンセリングを行うということなんですかねえ。

先日、非行少年少女の多くが家庭で身体的あるいは精神的な虐待を受けた経験があり、心に痛みを抱えているという記事をどこかで読みましたが、犯罪を犯した人達の心の問題に取り組み、一般社会に復帰していけるように助けるということなんでしょうか。

詳しいことが分かったらまた紹介したいと思います。


こういう勉強と仕事に追われながら、娘は生活費を稼ぐためにレストランでのアルバイトもしています。レストランとカフェの両方を備えているところですが、カフェではパイとかサンドイッチとか軽食も売っているんだそうです。

この仕事が大いに生活の助けになっていると言っています。

ここで売っている食べ物は、自分が食べるためにはどれでも無料でもらっていいのだそうですが、一日の終わりに廃棄するしかないような食べ物があると、それも無料でもらって帰れるわけですよ。

シェアハウスで一緒に暮らしている人達のほとんどが、食べ物関係の店で働いているそうです。一人はパン屋で働いているのでパンをもらって帰るのです。

こうして皆んながシェアハウスに持ち帰った食べ物をシェアするので、食費の節約になるんだそうです。ただし、いつも同じものばかり食べ続けると退屈しますから、食材を買って来て自分で料理もするそうですが、食べ物にかかるお金は本当に少なくて済んでいるそうです。

レストランでの仕事以外に、クラヴ・マガの学校の事務やトレーナーの仕事もしていますから、親からは経済的援助ゼロでやりくりしているんです。大したものだなあと思いますよ。

シェアハウスの庭で野菜作りもしていますから、自分が食べるくらいの野菜は庭で採れるそうです。シェアハウスの仲間が感心していると言いますが、私だって感心していますよ。

クラブ・マガのトレーナーの仕事は、時間的に余裕がなくなるという理由で今年で終わりだそうですし、来年はどれだけアルバイトができるか分からないと言っていますが、大学院に入る前に2年間フルタイムで働いてお金を貯めていますからね、来年も何とかやって行けるそうです。

すごいでしょう?

この娘は、ハイスクールを卒業した頃は、パニック障害で家から出られなくなっていたんですよ。大学まで電車で行けるようにするために、私が付き添って何ヶ月もかけて練習したんです。

最初の練習は、家から出てバス停まで行って来るという練習ですよ。そういうレベルだったのです。

大学には行けるようになっても、よく知っている近くのショッピングセンターですら、行くためには入念な準備と心構えが必要だった時期も長かったんです。よく知らない場所には行くことは出来ませんでした。

変わりましたよ、本当に。今では別人のようです。

小学校の高学年で始まった抜毛症、その後は拒食症にも苦しみました。不安障害の様々な症状で苦労しましたけど、病気からは回復してすっかり健康になりました。

苦しんでいた頃に離れて行った友達も多かったですが、支え続けてくれた友達が一人いました。そのCちゃんが今も親友です。

もうすぐ大学院はお休みになりますが、年末年始はレストランが忙しいし、年が明けたらすぐに病院での研修が始まるそうですから、のんびり休める時は無いでしょう。

せめて、家に帰って来た時にあれが食べたいこれが食べたいと言えば、お母さんは頑張って作ります。そのくらいしかしてやれることが無いですからね。


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2023年4月18日

娘が突然帰って来た理由

牛乳が無くなってしまったので、頑張って買い物に行くか、もう一日牛乳無しで我慢するかと昨日の朝は悩んでいたんですけど。

結局、私は買い物に行ったんです。

そうしたら時間帯が悪かったせいで駐車場がいっぱいでね、随分離れたところに停める羽目になり、そこから歩いてスーパーにたどり着いた時にはもう息が上がっていましたよ。

せっかく来たんだから牛乳以外の必要なものも買ったんですけど、広いスーパーの中をショッピングカートにしがみつきながら歩いているだけで疲労感がハンパない。

脳みそもまだちゃんと働いていないから、セルフレジもさっさと手際よくやれなくて時間がかかり、スタッフの若い女の子が「あのおばさん大丈夫かしら?」って感じで何度も私を見ていました。

家に帰って、ハアハア言いながら買って来たものを片付けました。昨日は息子が部屋から出て来て、片付けるのを手伝ってくれました。

それからお昼ご飯にスープの残りを食べて、洗い物をしていた1時半頃ですよ。

玄関のドアが開いて誰かが入って来たんです。夫がまた早退して帰って来たのかと思いました。

「だれ?」
「ただいまあ!お母さん具合はどう?」

そう言いながら娘がキッチンに入って来ました。

「アンタ、大学はどうしたの?もう終わったの?」
「うん終わった、今日はお昼まで。お母さん、寝てなくて大丈夫なの?」

そう言って私をぎゅっとハグしてくれました。

「いろいろすることがあるから寝ているわけには行かないのよ。今日は買い物に行かなくちゃあいけなかったし」
「買い物に行ったの?もう!」
「だって、他に誰が行けるのよ?しんどかったけど」
「お母さん、何が食べたい?晩ご飯は何にして欲しい?私が作るから!」

そう言われても、お母さんは食べたいものがあまりないんです。食べたいのはスープで、毎日スープとお茶ばっかり飲んでいるんです。

娘は冷蔵庫と冷凍庫にあるものを確認してから、スーパーへ買い物に行きました。買い物はして来たばかりだから行かなくてもいいと言ったんですけど。

帰って来て、私のための卵入りクリームコーンスープを作り、夫と息子の晩ご飯には、息子が野菜をたっぷり食べないといけないということで、大量の野菜が入ったピリ辛豚そぼろを作り、ご飯を炊きました。

さらに、今日と明日の晩ご飯用にポテトと鮭缶のグラタン(オーブンに入れて焼くだけでできる)と豚バラと白菜のミルフィーユ鍋(火にかけるだけでできる)を作ってくれました。(つまり現在冷蔵庫には、大きなグラタン容器と鍋が入っているのでございますよ。)

ものすごい手際の良さであっという間にこれらを作り、片付けもちゃんとやってくれて、うちの夫が帰って来るのを待っている間に、我が家の生ごみを持って帰る準備をしていました。

野菜を育てている畑で使う堆肥作りのためだそうです。リサイクルごみ箱に入っていた紙製の卵容器を取り出して、小さく切って生ごみと混ぜていましたよ。

帰って来た夫には「今度お母さんが病気になった時はウーバー(タクシー)を使ってよ」と上手に言ってから、メルボルンのシェアハウスに帰って行きました。

嵐のようにやって来て、嵐のように去って行きましたけどね、こんなこと書かなくても皆さんもうお分かりのように、私は嬉しかったです。こんないい娘がいて誇らしかったです。

本当にすっかり自立した女性になりました。

数年前までは、家から出られないほど具合が悪かったんですよ。小学生の頃から、本当につらいことがいろいろありましたけどね。

大学院の勉強も上手く行っているようですし、心理カウンセリングもクライエントが増えてさらに経験を積んでいるようです。

昨日はお料理をしながら、最近のいろいろな話をしてくれましたよ。デートしている人もいるらしいです。その人は小学校の先生だそうです。クラブ・マガのトレーニングも毎日のように行っているそうで、クラヴ・マガはすっかり娘の第2の家族になっています。

シェアハウスでの暮らしも充実しているらしくて、本当に生き生きしていました。

元気いっぱいの娘を見ながら、うちの息子が一日も早く回復して、元気に楽しく毎日の暮らしを楽しめるようになって欲しいと心の底から思いました。


娘が帰って来ると、うちの夫も息子も元気になります。家族の間に会話が生まれますしね。

娘が私のために料理をしてくれただけでなく、病気の時に食べたくなるおやつを買って来てくれたり、「あれをして欲しい、これをして欲しい」といちいち頼まなくても「お母さんは休んでいて」と言って洗濯物を片付けたりごみを集めたりといろいろやっているのを見て、うちの男達は何か気付いたでしょうか。

「危ないから病気のお母さんに無理な運転をさせないで」と言われた夫は、少し反省した様子ではありました。

娘が買って来てくれたプリンは、甘くて美味しくて、喉にも気持ちよかったです。果肉入りの甘いヨーグルトも買って来てくれています。どちらも子供達が病気になった時に私が買っていたものです。(笑)


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2022年11月7日

これまでで最高の誕生日

今日の月曜日は私の誕生日です。62歳になりました。

「62歳」と聞くと何だかすごいおばあさんのように感じますけどね、若い貴方もいつかこの歳になってみれば分かりますが、中身は40歳の頃と変わっていないんですよ。

毎年数字だけが大きくなって違和感を感じるんですけど、鏡に映る自分を見てギョッとしたりします。思っている自分と違うから。

それはともかく、

うちの娘が土曜日に帰って来ました。月曜日は仕事があるしクラヴ・マガのトレーニングもあって帰って来れないから、日曜日に1日早いお祝いをしようと言ってくれまして。

土曜日の朝クイーン・ヴィクトリア・マーケットで買ったという食べ物をたくさん持って帰りました。花束もくれました。

そして昨日の朝、「お母さん誕生日おめでとう」と言ってカードをくれました。

ちょうどその時、私は映画「シンドラーのリスト」関係の記事を書いていていましたから「後で読むわ」と言ってカードをすぐに読まなかったんですけど、娘はすぐに読んでもらいたかったようです。

後で分かったことですが、居間で私がカードを読むのを待っていました。

カードには小さな字で涙が出るような感謝の言葉が色々書いてあって、最後にお誕生日のプレゼントにミュージカル「オペラ座の怪人」を一緒に観に行きましょうと書いてあったんです。

そのカードを読む前から、私は「シンドラーのリスト」のせいで感情的になっていましたからね、カードを読んで号泣しましたよ。

現在メルボルンのアートセンターでミュージカル「オペラ座の怪人」が上演されているんです。本当はロンドンでマイケル・クロフォードとサラ・ブライトマンのオリジナル公演を観たかったですけど、それはもう叶わぬ夢ですからね。

娘と私はこのミュージカルに一時期取り憑かれていたことがありまして、二人で居間に座ってオリジナル公演のCDを聞いたのは良い思い出です。

9日の水曜日に娘と二人で観に行って来ます。

さて、

昨日のことですが、10時過ぎだったか、キッチンに行くとダイニングルームとの境のドアが閉まっていました。「なんでこのドアを締めるの?」と思ってドアを開けると、テーブルには食事の準備がしてありました。


「あら、誕生日のお祝いをお昼にしてくれるの?」「ちょっと早く出し過ぎでしょ」「お寿司にしてくれると言っていたのになあ」といろいろ思ったんですが、黙っていました。

仕事部屋でちょっと調べ物をしていると、うちの夫がやって来ました。

「もうお昼にしようよ」
「ええ?まだ11時にもなっていないのに!」
「お腹が空いたから」

仕方がないなあとダイニングルームに行きますと、花は飾ってあるし、シャンペングラスまで準備してあったので驚きました。

そうしたら、

サプラーイズ!

そこには友人のエクリーさん夫婦がいたのですよ。プレゼントを持って、カップケーキまで作って持って来てくれていました。

完全にサプライズでした。びっくりしましたが嬉しかったです。大変楽しい時間を過ごせました。

そして、晩ご飯は前から聞いていた通りお寿司でした。息子が買いに行きました。刺し身と枝豆も買って来て、私がお寿司の時に決まって作る豆腐と卵のお汁も作り、それだけでは足りないと思った娘がキュウリとワカメの酢の物も作っていました。


私がレシピサイトに載せているレシピで作ったそうで、私が作るのと同じ味付けでしたよ。

さらに、この後はバースデーケーキ代わりのティラミスが登場!

前の晩にうちの息子が娘に助けてもらいながら初めて作ったティラミスです。初めてにしては上手にできていました。


最高の誕生日でした。

これで、うちの夫からも何かお祝いしてもらえていたら、人生最高とも言えたんですけど、あの人は自分がやってもらうと嬉しいくせに、他の人には何もしない人ですからね、期待していません。


明日は息子の誕生日なので、今度は私が頑張る番です。

毎年恒例のブラックフォレストケーキを作りますよ。「どのケーキがいい?」と聞いても答えはいつも同じなので、今年もブラックフォレストケーキです。

晩ご飯は、息子の大好物である餃子にします。

そして、木曜日はエクリーさんの下の娘さんCちゃんの誕生日。彼女が2年以上前から計画していた仮装誕生日パーティーが金曜日の夜にあります。

その準備が大変で、お料理の手伝いをすることになっているうちの娘は今週大忙しなんですけど、その話はまた今度。


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2023年4月9日

娘が帰って来たイースター

天気予報どおりに冷たい大雨が降って、とても寒いイースター(復活祭)の朝です。

イースターの朝は、子供達はイースターバニー(うさぎ)が置いて行ってくれた(ということになっている)チョコレートエッグ探しをするはずですが、たとえ仕事熱心なイースターバニーがいてあの大雨の中でもチョコレートエッグを置いて行ってくれていたとしても、チョコレートエッグは濡れてしまっているでしょうね。

子供達の親は、今年は天気が悪過ぎてイースターバニーは来なかったねと、がっかりする子供達をなぐさめているかもしれません。

イースターとかクリスマスというのは、日本のお正月やお盆のように家族が集まるイベントなんですが、私達は何も予定はなくて、ただ4連休を家で過ごすことになっていました。

メルボルンに住んでいるうちの娘は、連休中は知り合いのカップルの犬の世話を頼まれていて、これはアルバイトでもあるんですが、帰って来る予定は無かったんですけど、昨日帰って来ました。

飼い主のカップルが連休を利用した旅行を前に病気になったんだそうで。いますよねえ、こういう人。

うちの娘もそうなんですが、何か楽しみにしているイベントや旅行などがある時に限って病気になる人がいます。

お気の毒ですが旅行は中止ですから、犬の世話のアルバイトも無くなったので、午前中のクラヴ・マガのトレーニングを終えてから、お昼過ぎに帰って来たんです。


1.娘が帰って来ると知ったうちの夫がしたこと、その1

私を誘って食品の買い物に行きました。久しぶりに帰ってくる娘に美味しいものを食べさせたいと思うのは、父親もそうなんですか?

ただし、夫が買っていたのはチーズとかディップとかクラッカーとか生ハムとか大きなかたまり肉とか。

それは、自分が食べたいものじゃあないのか?

買い物を終えて家に帰った後、娘から電話があって晩ご飯に「寄せ鍋」を食べたいと言うので、私は「寄せ鍋」の材料を買いにもう一度買い物に行きました。


2.娘が帰って来ると知ったうちの夫がしたこと、その2

2回目の買い物から帰ると、薪ストーブがガンガン燃えていて居間が大変暖かくなっていました。娘のために家を暖かくしておこうと思ったんですね。

ところが、薪を燃やしすぎて居間どころか隣りのキッチンも暑くなり、お料理をしている私は大汗をかきましたよ。

過去80年で最も寒いイースターになるはずですが、家の中は夏のように暑かったのでした。

いつもこのくらい頑張ってくれると、セントラルヒーティングが壊れても寒い思いをしなくて済むのに。


3.娘が帰って来てしてくれたこと

うちの夫には、このイースター4連休を使ってごみ屋敷状態のガレージを少しでも片付けて欲しいと期待していた私ですが、いけませんねえ。

期待しちゃあいけないんですよ。期待するからがっかりするんですから。

夫は片付けをするとは言ったんですけど、やっぱり何もしないので、期待した私が愚かだったと思っていました。

まあ、連休1日目は昼寝で終わったし、2日目は娘が帰って来ると知って夫は片付けどころじゃあなかったわけですけど。

そんな夫に「その後引っ越しの件はどうなっているのか?」「片付けは進んでいるのか?」と娘が聞いているのが聞こえました。

そこで私は、もっと夫を励ましてやる気にさせて欲しいと娘に頼んだんですよ。

そうしたらね、娘はうちの夫を誘って山ほどある本(文字通り山ほどあるんですよ!ものすごい数なんです!)の分類を始めたんです。

夫が取っておく本(もう読めないのに)、娘がもらう本(大量です)、知人や会社のスタッフにあげる本、長年利用して来た中古本ショップに売る本、オプショップと呼ばれるチァリティーショップに寄付する本、と言う具合に分けていました。

いつかはしなくてはいけないことですから、始めてくれたのは嬉しいですけど、おかげで本棚が置いてある部屋(別名ミミズが出る部屋)は大散らかりです。

こうして分類して箱に詰めた本は、私が車を運転して持って行くことになります。頑張りますよ。

ごみ屋敷状態のガレージだってね、あれを片付けるのは現実問題として夫一人では無理だと知っています。私が手伝うと言うと嫌な顔をしますけど、娘が手伝うといえば話が違ってきますから。

それにしても、小さな家に引っ越すには物を処分することは不可欠なのに、この期に及んでまだ「いつか使うことがあるかもしれない」というようなことを言っているうちの夫。

先が思いやられます。

私が何か言っても聞きませんから、娘の助けが必要です。


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