2020年1月31日

気温43度と新型コロナウイルス

さあて、今日は熱波二日目で予想最高気温は43度です。

昨日は39度を超えたけど40度には届かなかったんですが、流石に暑かったですよ。

昨晩は寝る頃になってもまだ34度くらいあって、一晩中扇風機全開で寝ましたから、今朝起きた時は疲労感が半端ない。それでも、私の寝室は我が家で一番涼しいのです。

2階の寝室で寝ている皆さんはさぞやお疲れのことでしょう。うちの夫は一週間休みなしで毎朝5時半には家を出ています。昨晩は帰宅が9時過ぎでしたし大変疲れていますから、43度の今日は私のカローラで出勤しました。

夫がカローラで出勤したということは、

うちの娘が駅まで送って行ってもらえないということを意味しています。(我が家には使用可能な車は私のカローラしかないのでね。夫の三菱マグナは二年間故障したままほったらかしなの。)

昨日の記事に書きましたけど、娘は今日から三日間、メルボルンの「クラウン」というエンターテイメント施設の外でアルバイトなのです。

中華圏の春節を祝うイベントの一つで、中華料理の屋台がたくさん出るそうですが、うちの夫の知人が屋台を出すのでアシスタントとして娘を雇ってくれたのですが、

今日の仕事はきついわよ!

お昼過ぎにはもう気温40度超えという猛暑の中、晴れた屋外で、テントの下とは言え照り返しや熱反射が半端ないはず。そんな場所で、火の前に立ってお料理するのですよ。

この暑さでお客さんが来るのかという心配がありますが、そのお客さんというのの多くは中国人なわけです。

現在オーストラリアでも新型コロナウイルスが毎日話題になっております。特に話題なのは、新学期が始まったばかりの学校の対応です。メルボルンでは中国人生徒が激増していますから、ウイルスに感染しているかも知れない中国人生徒と同じ教室で過ごす他の生徒達の安全がどうのこうのと。

こうした事情がある中で、中国人が集まるイベントに、猛暑の中わざわざ中華料理を食べにどれだけの人が来るでしょうか。

別にお客さんが来なくても、アルバイト料が減るわけじゃあありませんけど。

さて…

43度を超えた後に雨が降って湿度が一気に上がるという予報なので、蒸し暑いのが苦手な娘は気が重いところ、今朝は駅まで車で送ってもらえないからバスで行かなくてはいけないということになって不安が増している様子。

お金のため!

娘が頑張る理由は、ただもうそれだけ。

娘は犬が飼いたいのです。犬を飼うにはお金が必要なんです。だから頑張るのです。


先程、家を出た娘が帰ってきました。バスに乗り遅れたと言って。

乗り遅れたら次のバスを待てばいいのですが、こういう場合に不安が高まると娘はおトイレに行かなくてはいけなくなるわけでして、再び数分歩いて家に帰り、おトイレに行ってまたすぐに出かけました。

バスに乗るだけで一苦労、でもバスに乗れるようになったんですから大進歩。


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2020年1月30日

熱波と春節を祝うイベント

この夏何度目の熱波でしょうか。今日から三日間暑い日が続く予報です。

メルボルンの熱波というのは40度を超えるのが普通です。今日は39度ですが、明日の金曜日は43度という予報です。

こんな暑い日には、屋外で働く建築労働者の皆さんは仕事が休みです。そんな暑い日に屋外で働かせてはいけないという法律があるんですから。

ところが、

その日から屋外で働くことになっているのがうちの娘。

メルボルンには「クラウン・エンターテインメント・コンプレックス」と呼ばれるエンターテインメント複合施設がありまして、カジノやホテルも入っていますし、ショッピングやレストランでの食事なども楽しめるのですけど、私は一度だけ駐車場に行くために建物の中を通ったことがあるだけです。

ここで、明日の金曜日から三日間、春節(中華圏の正月)を祝うイベントが開催されるのですが、イベントの一つに中華料理の屋台というのがあるんだそうです。

時々アシスタントとしてうちの娘を雇ってくれている知人が屋台を出すので、またアルバイトをすることになっているのです。

屋台が並ぶ場所は、「クラウン・エンターテインメント・コンプレックス」とヤラ川の間、つまり屋外ですよ。

屋台ですからね、一応テントの下ですが、娘の仕事は春巻きを油で揚げたり炒めものをしたりと火の前に立ってやる仕事です。

気温が40度を超えるような日に、一日中火の前に立ってお料理というのは、どれほど大変だろうか、

考えただけでも気が遠くなりそうだわ…

そんなに暑いと日中はお客さんがあまり来ないかもしれませんけど、お料理は作っておかないといけません。予報では夕方になってもまだ40度、夜の9時頃には35度まで下がるそうです。涼しいとは言えない気温です。

そして、翌日の土曜日にはクールチェンジが来ます。

クールチェンジには嵐がつきものですが、天気予報によると雷雨を伴った嵐になる可能性があるようです。

クールチェンジの後は気温が下がり、日曜日は雨だそうです。

ああ大変だ…。


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2020年1月29日

病気は治ったわけじゃないけど

久しぶりに娘と出かけました。

と言っても、出かけた先は作業着とか安全グッズなどを売っている店で、娘が必要だという靴を買いに行くためでした。

最近時々クッキングの実演や中華の屋台なんかのアシスタントのアルバイトをやっているのですが、立ちっぱなしだから足が疲れて大変なんだそうで。

疲れにくくて滑りにくい仕事靴が必要だと言うので、買いに行ったのです。

娘とどこかに出かけるなんて久しぶりでした。普段は大学へ行くために駅へ送って行くだけですから。

親しい知人のアシスタントとは言えアルバイトができるようになったわけですし、大学へはずっと一人で通学しているんだし、最近は駅まで送っていかなくてもバスで行ける時もあって、娘の不安障害(パニック障害も含む)は良くなってきたと思っていたんですけど。

昨日、その初めて行った店に入るやいなや不安が高まったのでしょうか、ちょっと具合が悪くなっちゃったんですよ。

娘の不安発作はおトイレに行きたくなるという症状と強い関係があるのですがね、店内にはおトイレがなくて、隣りの隣りにあるクラフトショップの建物内にあるおトイレに行くしかなくて、娘は一緒について来てくれと言うので一緒に行きましたが、途中から娘が走り出して「お母さん速く!」と急かされても普段走ったりすることがないおばちゃんの私は走れないのですよ。

幸いそのクラフトショップには何度も行ったことがあったので、娘はトイレの場所を知っていたのが幸いし、私を待たずに一人で走って行きました。もちろん私は後を追ったのですけど。

かわいそうです…

すべて脳みその不具合のせいなんですけど、どうしてそういう事になっちゃうんだか。

言っておきますけど、家から出てどこかに行く時は、そりゃあもう何度も何度もおトイレに行って準備するんですよ。

病気は治ったわけじゃあないということを改めて目にして、お母さんはちょっと悲しかったのですが、それでもちゃんと靴を買ってこれたわけだしね。

最近は、知らない場所へのお出かけもあらかじめ分かっていて事前に心の準備ができていれば行けるようになっていますし、しかも一人で行けるようになったことは本当に大進歩なんですからね、悲観的にならないようにしようと思いました。


それにしても、久しぶりに走ったわ、私。

こんなに走れなくなっているとは、自分のことながら驚きました。

気持ちは30代の頃と変わらないんですけど、身体はすっかり老化しちゃってるの。ちょっとマジで運動しないと今後が心配なほど走れなかったです。


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2020年1月28日

今を大切に生きなければ

人はいつか必ず死ぬんですけど、人生の終わりは本当にいつ訪れるか分からないのですよね。

自分の命が終わる日が来るなんてことを考えることなく、ただ毎日同じようなことをして日々が過ぎていく。

「生きる」ということに意識を向けることもなくて。

人の命というのは、もろいものです。

「まさかあの人が」と思うような人が突然亡くなる度に、そんな当たり前のことに気付かされます。

有名なバスケットボール選手だったコービー・ブライアントさんが乗っていたヘリコプターが墜落して亡くなりました。中学生の娘さんも一緒に。

今年60歳になる私は、さすがに残りの人生を意識するようになりましたが、それは平均寿命から割り出した残された年数を意識するようになったということであって、まだ二十年も三十年も残っているんですけど、死ぬまでにやりたいことリストに載っていることを一つでも多くやりたいなあと思う程度のことで。

結局は、毎日がただなんとなく過ぎているわけです。

自分にとって本当に大事なことは何なのかを見失わないようにしながら、今を大切に生きなければいけません。


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2020年1月27日

キッチンの修理はどうなるのか

プロの大工さんによるキッチンの修理が終わったのは、先週の月曜日です。

あれから一週間になりますが、その後、

全く進展していません!

恐れていた通りのシナリオです。

まずは床ですが、修理方法は一番下の床板の上に9ミリ厚の合板パネルを貼って、その上に木製ブロックを接着剤でくっつけて寄木細工の模様を作っていく。それが終わったら表面をサンディングして塗料を塗ったら終了です。

ところが、

9ミリ厚のパネルを買ってくるというところで、まずつまずいたのよ。

うちの夫が言うには、建築用の9ミリ厚パネルは大きすぎて私のカローラには入らないから、トラックをレンタルして買ってくる必要があるけど、夫は仕事の休みがないからそれがいつできるか分からないと。

それで黙って待っていたのですけどね、以前合板パネルを買ったことがあったのを思い出しました。暖炉から花粉が入ってくるのを阻止するために買ったんですが、確か厚さは6ミリくらいから18ミリくらいまで色々あったし、その時私は一人で行って買って来たんですからカローラに入るサイズもあるわけですよ。

そこで、夫に尋ねてみました。

「ちょっと疑問なんですけど、床板の上に貼る合板のパネルは、小さいのを並べて貼ったのではダメなの」
「建築用の9ミリ厚合板は大きいんだよ」
「私がここに持っているのは花粉をブロックするために買った6ミリの合板ですけど、こういうのでいいんでしょ?」
「え?…まあいいかな」
「このサイズとかもう少し大きいのとか、厚さも色々のを売ってるわよ」
「だったらどうぞ買ってください。ただし9ミリじゃあないとダメです」

と言うので、600 x 896ミリというサイズの9ミリ厚の合板パネルを6枚買ってきました。木材用の接着剤も買ってきました。

しかし、夫は接着剤と釘の両方で貼り付ける必要があると言います。接着剤でくっつけるとしか言わなかったくせに。

まあ釘はね、ゴミ屋敷状態のガレージのどこかにあるとは思うけど私には見つけられない。まあ、買ってくれば済むことだけど。

釘よりもハードルが高いのは、

合板を必要な大きさに切ることです!

すでにキャビネットが取り付けられているので、それに合わせた形に切る必要もあるのですけど、私には木材を切ることはできない。ノコギリで切ることはできるだろうけど、896ミリをノコギリで切るのは大変だろうし。切らないといけない板は4枚あるんです。

夫はガレージにいっぱい道具を持っているし、技術があるんだから切ってくれると思っていたのに、お疲れの様子でご機嫌も悪く、キッチンの修理に取り組む様子は全くない。

確かに私は言いましたよ、木製ブロックを並べるのは私がやるって。

しかしねえ、

古いブロックを剥がすのや(これはもう終了)接着剤を剥がすのや、パネルを貼るのや何から何まで、全部が私一人の仕事みたいなことになっているのは何故なのよ。

話が違うだろう!

洗濯室兼おトイレ兼バスルームの便器の横でお料理するのも2ヶ月過ぎました。超不便ですけど、この不便さを家族の誰も理解していません。

そりゃあそうだよな、

あいつらにしてみれば、時間が来ればいつもどおりに晩ご飯が提供されるんだから、大して不便は感じていないんだろう。

こんなことなら残りの仕事もプロに頼みたい!

と、昨日夫に言ったところ、夫の怒りが爆発しました。

プロに頼めないとしたら、やはり私がノコギリで合板を切るしかないのか。
接着剤はサンドペーパーで擦れば取れるだろう。時間はかかるけどな。

ノコギリと釘を買ってくるか…。


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2020年1月26日

ツールショップに中国人殺到

その理由は?

防じんマスクを買いに来ているんですって。

メルボルンでも新型コロナウイルスの感染者が見つかりました。シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州でも次々に見つかっています。いずれも中国から入国した中国人で、同じ飛行機に乗っていた人達に感染している可能性があるので、感染者は増える見込みとのことですが、

もっと早く渡航制限するべきでしたよねえ…

中国国内ではほぼ全土に感染が拡大したとのことで、感染予防のためのマスクが各地で品切れ状態だということです。

うちの夫が勤めるツールショップの各店舗に中国人が殺到しているのは、オーストラリア国内でマスクを着用するためではなく、中国にいる家族や親戚に送るためということらしんです。

一人が大量に買って行くのであっという間に売り切れてしまい、入荷待ちの状態だそうです。

フェイスマスクというのは、オーストラリアではどこでも売っているものではありません。薬局やドラッグストアのようなところに行っても、ろくなマスクは手に入りません。

私なんて花粉症対策にマスクを買いたくても手に入らないので、以前は日本から取り寄せていたんですから。

近所のショッピングセンターにダイソーがオープンして以来、簡単にマスクが手に入るようになって助かっていますが、中国人がツールショップに防塵マスクを買いに殺到しているということは、ダイソーのマスクはきっと売り切れているでしょうね。

新型コロナウイルスは、通常のインフルエンザに対する対策と同様に、マスクを着用するとか手洗いをまめに行うこと、必要のない時には人混みに行くことを避けるとか、そういった予防法があるとのことです。

報道を聞いていると、まるで映画「コンテイジョン」のようなウイルスの広がりぶりです。SARSコロナウイルスほど致命率が高くないのでパニックは起きていませんけど、感染者の多い中国ではきっと大変なことになっているのでしょう。

しかしねえ、この新型コロナウイルスもまた中国発ですよ。

コウモリとかネズミとかヘビとか、多くの野生動物を食肉として食べる伝統を見直すべきなんじゃあないんですかねえ。別に食べる必要ないでしょ?


この夏、森林火災による煙対策で防じんマスクが大量に売れ、今度は中国のコロナウイルスのせいで大量に売れて、ツールショップは相当の利益が出ているそうです。防じんマスクは、普通のフェイスマスクに比べて価格が高いですから。

防じんマスクは付け心地がよろしくないんですよ。ゴム紐を耳に引っ掛けるのではなく頭に引っ掛けるようになっていますし、私のように頭がでかい人には長さが足りなくてきついし。

花粉症用に私も排気バルブ付きの防じんマスクを買いますが、ゴム紐を切って耳に引っ掛けるように作り変えて使います。


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2020年1月25日

大腸内視鏡検査をしました

私ではありません。

うちの息子です!

高校生の頃にお尻の問題が発生したものの、当時の我が家は貧困の真っ只中。両親がそろって「うつ」を患って寝込んでいた時期もあり、困窮状態を脱した後は精神的な病気を発症した娘の治療費の捻出に苦労している親に遠慮して、病気のことは誰にも言わなかったという息子。

症状が悪化の一途をたどり、ついに医者に診てもらったのが昨年12月のことです。

その後病院の専門医に診てもらったところ、手術が必要なのは100%確実なのだけど、クローン病の疑いがあるから Colonoscopy(大腸内視鏡)を受ける必要があるとのことだったのです。

詳しいことは「クローン病だった」という記事をお読みいただくとし。

記事では「クローン病だった」と断定していますが、まだ分からないんです。その疑いがあるということで、クローン病かそうでないかによって手術がかなり違ってくるから、内視鏡検査をして診断する必要があるのだそうです。

GP(家庭医)に診てもらってから専門医に診てもらえるまで確か3週間くらい待たされましたが、専門医の診断から内視鏡検査までは2週間待たされました。

オーストラリアでは、公立の病院で診察や治療を受けるには順番待ちが凄いことになっているんですが、うちの息子のお尻は重症なので順番待ちで優遇されるとのことだったのですけど、優遇されても内視鏡検査を受けるのに2週間待ちだったんですよ。

何事も心配し過ぎる傾向のあるうちの息子は、二日前になっても検査前処置方法についての連絡が来ないとイライラしていましたが、電話で連絡があったようです。

指定された腸管洗浄剤を薬局に買いに行き、前日はその腸管洗浄剤をなんと2リットルも飲む必要があって苦労している様子でしたけど、「やれと言われたことは言われた通りにきっちりとやりぬく」ことにかけては右に出る者がいないうちの息子には問題ありません。

病院には朝の7時に来いということでした。今回もうちの夫が仕事を休んで付き添いました。帰宅したのは午後1時過ぎでした。

検査の結果が出るまでに2週間ぐらいかかるそうです。その後手術日が決まって、さあ実際に手術をしてもらえるのはいつになることか。


ところで、大腸内視鏡検査って麻酔をするんですね。

私は、15年くらい前になりますけど、胃の内視鏡検査(胃カメラ)を受けたことがあります。おそらく現在では、内視鏡はもっと細くなり、苦痛をやわらげる良い方法があるんでしょうが、当時はねえ、麻酔も鎮痛剤もなしだったし、想像以上に太い内視鏡を喉からグイグイと入れて、「オエッ」とするなと言われたって「オエッ」となっちゃうんですからね、そりゃあもう本当に地獄の苦しみでしたよ。

胃カメラだけは何があっても二度とするものか!

と思ったものですけど。


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2020年1月24日

赤茶色の泥雨

昨日の朝、家の外に出たら、

そこらじゅうが汚い!

家の周囲に敷き詰められている赤茶色のテラコッタタイルが、同じような赤茶色の泥で覆われているんですよ。

何だこれ?

車庫へ通じるコンクリートの道も泥だらけで、噴水の水も(はい…我が家には噴水があるんです)赤茶色になっている。

大雨が降った後に川の水がこういう色になることは珍しいことではありませんが、噴水の下のプールの水が泥水になるというのは一体どういう理由?

買い物に出かけたところ、至るところが泥で汚れているんです。

どうしちゃったの?

後で新聞サイトを読んで分かったことですが、メルボルンでは泥雨が降ったんです。

乾燥している内陸部では強風で舞い上がった砂塵が砂嵐を引き起こすことが時々ありますが、オーストラリアの砂嵐は砂というよりももっと粒の細かい土埃の嵐です。

この土埃の嵐と雨雲が一体化して泥雨雲となったのが、メルボルン周辺地域に赤茶色の泥雨を降らせたらしいです。

私の車は車庫の屋根に守られて大丈夫だったけど、多くの車はこういう状態でした。


各地のスイミングプールは閉鎖されています。水が汚染されてしまったのでね。掃除もしなくちゃいけないし。まあ、気温が低すぎてプールに行きたい子供達もいないだろうと思いますが。

今夏休みなんですけど、今朝の気温は8度です。

毎年暑さが話題になる全豪オープンテニスもメルボルンで始まっていますが、気温が低くて選手の皆さんもびっくりしているんじゃあないでしょうか。

乾燥と高温で森林火災の大被害が出た後、大雨が降って各地で洪水が発生し、ゴルフボールサイズの雹が降って、今度は泥雨が降りました。

次は何だろう…


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2020年1月23日

悪夢のウェブサイト引っ越し

四六時中ダウンしているか、そうでなければ超遅かった私のレシピウェブサイト

ウェブサイトのホスティングサービスは、シドニーにあるというNetRegistryという会社を10年以上使ってきたのですが、「遅くて四六時中ダウン」というのは話にならないわけでして。解決を相談したけど何も解決せず。

別のホスティングサービスを試す時だと思いました。

今度は大手の会社にしようと、ドメイン登録数が世界一でホスティングサービスでも最近テレビ広告を見るようになってたGoDaddyというアメリカの会社を選びました。

相談窓口に電話をするのは怖かったので、というのはよくアクセントの強い英語を話す人が出るから私は聞き取れないので、最初はチャットで相談。

三人の人とチャットしましたが、いずれもインド系か中東系と思われる名前でしたから、チャットにしたのは正解だったと思います。

とにかくですね、

ドメインもサーバーにあるコンテンツも全部引っ越すということが私の希望でしたから簡単な話です。すでに別のドメインを試しに移行済みでしたのでドメインの引っ越しは簡単だと知っていました。

問題はデータベースを含めたウェブサイトのコンテンツの移動で、これを有料で全部やってくれるというので頼んだのですよ。

これが失敗だったの!

私のドメインhirokoliston.comには、Wordpressで制作した二つのウェブサイトがありまして、それぞれサブフォルダに入っていたんです。ドメインにアクセスして見えるコンテンツはサブフォルダAに入っていた料理関係のコンテンツ。ここからのリンクでサブフォルダBに入っていた日本語教材関係のコンテンツにアクセスできるという作りです。

問題はいくつかありましたが、一応コンテンツの引っ越しは終わり、ウェブサイトは通常通りに見られるようになり、投稿や編集などのメンテナンスも通常通りにできるようになりました。

GoDaddyの人にコンテンツの移行完了を確認し、これまで利用していたNetRegistryのホスティングをキャンセルしても大丈夫と確認してから、二日ほど様子を見た後でキャンセルしたんです。

ところが、

NetRegistryのホスティングをキャンセルした途端に、私のウェブサイトは移行期間の初め頃にトラブっていた状態に戻ってしまった。

移行完了後に投稿したレシピは消え、編集した箇所も元に戻り、日本語教材関係コンテンツへはアクセスできず、

最も恐ろしいことに、

たくさんの画像が消えているのを発見!

cPanelというやつで新しいサーバーに引っ越したファイルをチェックしてみたら、

何ということか、

GoDaddyはサブフォルダAに入っていた料理関係のコンテンツをそっくりそのままルートディレクトリ(最上位のディレクトリ)に持って来ていたから、リンクのURLにあるサブフォルダAの名前が原因でリンクが壊れちゃっていたんです。

分からない人には分からないでしょうが、

これは大問題なのよ!

さらに、

日本語教材関係のコンテンツが入っていたサブフォルダBは、新しいサーバーには存在していませんでした。

つまり、コンテンツを全部そっくり移動という話だったのに、ドメインにアクセスした時に見える料理関係のコンテンツだけが引っ越していたということで。

信用しすぎた私が愚かだったのか…


GoDaddyに何とかしろと言いたくても、もう古いサーバーはキャンセルしちゃったんです。バックアップはしてるけど。

それに、

もう他人の手に任せるのは恐い!


日本語教材関係のコンテンツは内容が多くはないので、バックアップしていたデータベースを使って、画像やファイルは再度アップして、サイトを作り直しました。半日かかりました。

そして、昨日の昼過ぎからは、料理関係のコンテンツの壊れたリンクの直しをやっています。作業自体は難しいことではないんです。リンクのURLからサブフォルダAの名前を取ればいいのですから。

ただね、先日も記事に書きましたように、私のレシピ数はもうすぐ1000になるんですよ。投稿数が1000あるということです。それを全部チェックしなくちゃあいけないというのは大仕事なんです。

GoDaddyには、二つのサブフォルダがある件は説明していなかったのですけど、サーバーにあるコンテンツを全部引っ越すということだったから、いちいち説明する必要もないと思ったんですけど。

GoDaddyに苦情を言うかわりに、レビューに苦情を書いて、同様の被害に合わないように、引っ越しの際には注意し過ぎるくらい注意しろと皆さんに伝えたいと思っています。

引越し後のウェブサイトのパフォーマンスは大変良いので引っ越しに関しては良かったと思っていますが、引っ越しを自分でやれば良かったと、後悔しているのはそこです。


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2020年1月22日

狂いすぎた睡眠時間

最近の私は、だいたい平均すると4時半頃に目が覚めています。

4時半は真っ暗ですよ...

普通なら、もう一眠りできる時間です。睡眠のサイクルが90分とすれば、6時過ぎまで眠ることができるはずなんですけど、ほとんどの日はもう一眠りなんてできませんから、ゴロゴロしているうちに夫が起きて2階から下りてくる音が聞こえるので、それをきっかけに私も起きるということになるんです。

どうしてこんなことになっちゃったのか…。(泣)

若い頃から朝早く目が覚める傾向がありましたが、加齢によってその傾向は更に強くなってきたのもあるのでしょう。夜中に必ず一度や二度は目が覚めますしね、どうしたってお昼過ぎには眠くなります。ところが私は、日中のお日様が明るいうちはなかなか眠ることができないの。

するとどうなるかと言うと、外が暗くなる頃にはもう起きてはいられないくらい眠くなる。

だから早寝をする。当然の成り行きで朝早く目が覚める。

これが少しずつ早め早めにとズレていった結果、4時半覚醒なんていうことになっちゃったんじゃないかと思うんですけど。

目が覚めてしまうのはもう仕方がないんだから、これを悩みとせずに早起きを有効に使えばいいじゃあないかと思ったりもしますが、早起きはいいとしてもですね、夜の8時過ぎにはもう就寝というのは問題でしょうか?

どんどん朝は強いが夜は苦手な体質になって、友人宅に晩ご飯に呼ばれたりすると、準備昼寝ができなかった場合は、眠くなっちゃって大変困る。あくびを連発して失礼だし。

夏時間が終わって時計の針を1時間戻したら、

3時半覚醒ということになるなあ…


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2020年1月21日

キッチン修理の怖い見通し

たったの二日で腐った床下の土台も床板も直して、キャビネットも元あった場所に戻り、作業台もちゃんと低くなり、

よしあとちょっとだ!

と思ったら、三日目の金曜日には誰も来ず、土日は大工さんたちは働かず。

月曜日の昨日、うちの夫の知人で建築業者のAさんとアシスタントさんがやって来て、窓の下枠を直し、水道&ガス工事をしてくれまして、頼んでいた工事は終了しました。

さあ後は、自分達でやると言っていた寄木細工の床と壁のタイルです。

壁のタイルは後からでもいいんです。見た目だけの問題だから。

床も後回しで良いかとも思っていましたけど、木製ブロックを敷き詰めた後に表面をサンダーで削らなくちゃあいけませんから木の粉が舞い上がりますしね、その後塗料を塗らなければいけませんから、やはりそれが終わるまではキッチンを元に戻すわけにはいきません。

元に戻すというのは、冷蔵庫や冷凍庫や調理器具や食器や食品を戻すということ。

床を早く何とかしなくちゃ!

そこで、

Aさん達が帰った後、再び大きなノミと金づちを手にした私は、大汗を流して、剥がす必要があった境目のブロックを全部取り除きました。

次は木製ブロックを敷き詰めていく作業です。

床板と木製ブロックとの間にもう一枚の板が必要ということが分かりましたが、私にはどういう板を買えばいいのか分からないし、たとえ買って来たにしてもそれを必要な大きさに切ることができないし。接着剤も必要だし。

夫に相談したところが、ドイツ語の学習に忙しい夫は相談に乗ってくれませんでした。アドバイスもくれなかったし、何も言ってくれなかった。

なんだかご機嫌が悪くて、

「Settle down」(落ち着け)と言っただけ。

私は恐れる…

キッチンの修理は、ここでストップするんじゃあないかと。

これまでの経験からすると、そうなる可能性も小さくないのでございます。


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2020年1月20日

クールチェンジと雹

メルボルンの天気に付きもののクールチェンジ。

気圧配置の変化で風向きが変わり、北からの乾いた熱い空気が南からの冷たい湿度を含んだ空気に入れ替わるんですがね。

気温が一気に下がるだけではなく、雷雨が伴うことがよくあります。

この雷雨が、雨ではなくて雹(ひょう)ということがしょっちゅうあるのがメルボルンです。しかも、この雹というのが凄いんです。

ビー玉サイズの雹(ひょう)は珍しくなく、時々ゴルフボールサイズとかテニスボールサイズとかが降ったりするので、

映画デイ・アフター・トゥモロウの世界なのですよ!

昨日の午後はそれでした。

ポツリポツリと大きな雨粒が落ち始めた後、音が何やら普通じゃあないとは思ったんです。

コン! カラッ!

ゴン!

ゴンゴン!

「あれ?雹か?」と思って外を見ると、たちまちビー玉サイズの雹の嵐となりました。

時々ゴルフボールサイズが混ざり始めましたから興奮しちゃって、私は写真なんて撮っていないんですけど、こういう時にすぐツィッターとかに写真をアップする人は多いですからね。

こういうのが降ったんです。


この程度ならおそらく大丈夫ですけど、もっと大きいと車はへこみますし窓ガラスは割れます。家の屋根が壊れる場合もあります。

運転中にこういう嵐に襲われると逃げようにも逃げられませんからね、車体は凸凹だらけになってしまいます。私はまだテニスボールサイズにはお目にかかっていませんが。

昨日は、うちの夫はバイクの調子が悪くて私のカローラで仕事に行きましたので、帰りに嵐に会ってもへっちゃらで助かったとの事ですが、

テニスボールサイズじゃなくて良かったです!

夫のせいですでに傷だらけゴミだらけになっている私の大事なカローラが、凸凹にされだらもう悲しすぎるからな。


今日は首都キャンベラで大きな雹が降ったそうです。大きな被害が出たそうです。



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2020年1月19日

TGBのスクーター

三菱マグナを故障したまま二年間も放ったらかしているうちの夫が通勤に使っているのは、TGBのスクーターバイクです。

TGBというのは台湾の「台湾金蜂(Taiwan Golden Bee)」というオートバイメーカーですが、日本人でTGBをご存じの方は、あまり多くないのではないかと思います。

日本には、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキと、世界に名だたるバイクメーカーが4社もありますし、たとえ国産ではなくても日本のメーカーの優秀なバイクがたくさんあるわけですから、台湾製バイクを選んで乗る人も少ないであろうと思うわけですが。

実は私は大学生の頃に、ホンダのバイクに乗っていました。

最初に買ったのは原付きのスクーターで、卵色のかわいいやつでね。そのスクーターはパワーが無かったのでだんだん満足できなくなりまして、普通二輪免許を取りましてね、ホンダのアメリカンバイクに乗っていたのですけど、

実は大変だったの…

身体の小ささと足の短さと体力の無さで、普通二輪免許取得は苦労の連続でした。買ったバイクを乗りこなす身体も足りず、当時はバイクのために身体を鍛えていたんです。握力増強のトレーニングは毎日欠かさず。

大学卒業後に小学校の先生になり、保護者の目を気にしてそのバイクを手放すまで、ホンダのバイクは一度も修理に出すことなく快調でしたがね。

うちの夫のTGBのスクーターバイクですけど、これがもう、私なんかに言わせたら

ジョーダンレベルなのでございます!

夫が南メルボルンにあるツールショップに勤めていた頃に、交通渋滞のせいで通勤ががあまりに大変だったのと、メルボルン市内を営業して歩く(建築工事現場巡り)のに自動車では駐車が困難すぎたのとで、この荷物搭載用のボックス付きスクーターを買ったのですが。

買った直後にマフラーが壊れたのを皮切りに、故障の連続ですよ。

そして昨日、またまた不調です。動くことは動くけど速度が出なくなったそうです。

何でこんなに不具合が連発するんだよ!

ホンダのスクーターもバイクも、私がこれまでに乗ったトヨタのカローラも今乗っているカローラも、とにかく故障知らずだったものだから、私にはバイクにしても自動車にしても故障連発というのが信じられないのです。

どうしてこういうことになるわけ?

部品の品質が悪いの?

設計が悪いの?

製造がまずいの?

安いから選んだというTGBのバイクですが、これまで修理にものすごいお金がかかっているので、安いバイクとは言えないのです。

私はオススメいたしません。


そう言えば、義母が所有していた韓国のヒュンダイ製の車を借りて乗っていた時に、ある日突然ショッピングセンターの出口でエンストしたままエンジンがかからなくなって出口を塞ぐという悪夢のような出来事があったなあ。

スパークプラグに問題があったんですけど。

そういうトラブルさえ、カローラには一度もなかったというのは、私はただ運が良かったのかトヨタが優秀なのか。


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2020年1月18日

優秀学士課程が決定

オーストラリアの大学では、「Bachelor(学士課程)」が日本の四年制大学の課程に相当しまして、履修期間は3年から6年です。

昨年メルボルン大学で3年間の学士課程を終了したうちの娘ですが、今年は「Honours(優秀学士課程)」の履修を希望しておりました。

優秀学士課程というのは、学士課程で優秀な成績を収めた学生のみが履修可能ということになっておりますが、近年選考が厳しくなっているというメルボルン大学では、うちの娘は選考にもれてしまいました。

大学院での「Master(修士課程)」さらには「PhD(博士課程)」を目指すうちの娘は、他大学の優秀学士課程へ編入しようとしていたんですけど、この度、スウィンバーン工科大学(Swinburne University of Technology)理学部の優秀学士課程に編入することが決まりました。

このスウィンバーン工科大学というのは、世界大学ランキングでは良い評価を得ておりませんが、即戦力になる人材育成をモットーに実践的でキャリアを重視したコースに定評があり、様々なTAFE(職業訓練専門学校)のコースも備えている大学です。

ある時、心理学の分野でも学生の「就職」に関して言えばスウィンバーン工科大学は結構良いという話を聞いてから、私は見方を改めておりました。

博士課程までの大学院のコースもあるとは知らなかったんですけど。

いずれにしても、

希望する勉強が続けられることになって娘はホッとしていますし、娘が嬉しいのなら私達親も嬉しいという事で。

大学の学費ですけど、経済的に苦しい私達はこれまで1ドルすら払ってやっておりません。すべて娘が政府から借金をするという形の方法で払っています。この政府からの借金は、将来一定以上の収入がある場合に税金として返済していくのです。

経済的に恵まれない学生も、ちゃんと教育を受けられるというオーストラリアのシステムです。


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2020年1月17日

キッチンの復活は間近

流石にプロは違う!

修理工事二日目にしてこれですよ。



作業台は10センチ低くするという希望があったわけですが、結果的には約8センチ低くなりました。

これは新しく買った食器洗い機を正しく設置する場合に可能なできるだけ低い高さだそうで、これ以上は低くできないということなんだから仕方がない。

作業台を低くしたので窓の下枠の修理が必要になっています。



作業台の端っこの角の所が欠けていることが発覚しました。以前は見えていなかったんです。


この気になる欠けは、後でちゃんと直してくれるそうです。(今日は大工さんはお休みです。お子さんの面倒を見なくてはいけないのだそうで。見習い大工さんの方が直しに来てくれるそうです。)

窓の下枠の修理と水道とガス工事が残っています。食器洗い機も設置してもらわないといけません。

壁のタイルを貼るのと寄木細工の床は自分でやるんですからね、後少しでこのキッチンを使うことができるようになります。

それにしても、

プロは仕事が速いしキレイ!

作業終了後には、板の切れ端一つ、切粉もなんにも落ちていない。全部片付けて掃除をしてから作業終了というのがエライ。文句の付けようがありません。プロならそれが当たり前なのかもしれませんけど。


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2020年1月16日

食器洗い機が入らない

キッチンの修理工事が始まりました。

予定していたとおり、床下の土台部分を新しい木材で直したら、腐りかかった床板を取り除いて新しい板を張り、後はキッチンにあったものを元あった場所に戻すという工事です。

昨日の一日で、床下の土台部分の修理と新しい床板を張るというところまで終わりました。猛暑の中、しかも煙で息苦しい中(森林火災の影響)頑張ってくれた二人の大工さんに感謝!

今日は、まず壁を直してから、キャビネットの下端を10センチ切り取って元に戻します。作業台を10センチ低くしてもらうことになっていますのでね。

ガビ処理専門業者のギドンさんは、カビ汚染が深刻だからキャビネットの再利用は不可だと言ったのに、それを再利用することになったのはどういうことだか私は良く分かりませんけど。

下端を10センチ切り取れば大丈夫なんでしょうかね。

ところが、

10センチ切り取ると大丈夫ではないものがあることに、つい先日気づきました。

食器洗い機です!

作業台を10センチも低くすると、作業台の下に入らなくなるんです。低くするのを7〜8センチ程度にすれば入るんですけど、それでは意味がないの。

これまで、高さ9センチの踏み台を置いて作業してきたけど、それでもまだ少し高過ぎたんですからね。10センチは低くしたいんです。これまでの95センチから85センチにしてもらいたいのです。

入らないということは、新しい食器洗い機が必要です。

幸い保険会社からもらうお金はかなり余るはずなので、新しい食器洗い機を買ってきました。

故障しているオーブンやガスコンロの修理を頼む余裕もあるはずです。オーブンを使う度にいちいち家の外に出てブレーカーを上げたり下ろしたりしなくてすむぞ。

ガスコンロも、ライター無しで使えるようになるぞ。

ああ、待ち遠しい!


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2020年1月15日

キッチン修理工事ついに始まる

今朝の7時半、ついに始まりました。

工事をしてくれるのは、夫が仕事柄よく知っている建築業者のAさん(のスタッフ)です。

長かったわ…

リフォームしてオープンキッチンにするとかね、いろいろ夢を見させてもらいましたけど、結局は、腐りかけた床下の土台部分を直してからキッチンにあったものをあった場所に戻すだけ(作業台は低くなるけど)の工事になりましたので、そんなに時間はかからないんじゃあないかと期待しています。

この家の床は、居間と寝室はカーペットで、普段私と息子が仕事部屋として使っている部屋やバスルームはタイル張りですけど、それ以外はキッチンも含めて全部パーキトゥリー(Parquetry)という「寄せ木細工」張りの木の床になっております。

小さい木製ブロックをいちいち模様を作るように敷き詰めていかなければならず、ブロックを敷き詰め終わったら、表面を研磨してニスを塗るという大変手間がかかる床なのでしてね、保険会社が雇った工事会社の見積もりが高額になったのは、この「寄せ木細工」張りの床のせいなのです。

私はこういう細かい仕事が得意なので、木製ブロックを敷き詰めるのは自分でやることにしました。研磨と塗装はプロに頼むことになるでしょう。

作業台を低くすると壁に残っているタイルの下に10センチほどのギャップができるのですが、そこにタイルを貼るのも自分でやるつもりです。

ということは、

床と壁のタイルは後回しにするとして、キッチンを元に戻すだけならどう考えても大して時間はかからないんじゃあないかと、プロがやれば2〜3日もあれば終わるんじゃあないかと、私は期待しているわけです。

最悪の場合でも、

一週間もあればキッチンは復活するでしょう。

便器の隣りでお料理するのも終わりです!

ああ待ち遠しい!


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2020年1月14日

煙で霞むメルボルン

大きな被害を出して今も燃え続ける森林火災が発生している地域からは遠く離れたメルボルンですが、風向きの関係で煙が流れ込んできます。

昨日も今日も、外は煙で霞んでいます。

霧が出ているように見える程度の煙で、呼吸に影響するほどではありませんが、喘息のある方々は要注意です。

洗濯物は外には干せません。

家の中にも煙が入ってきますから、私はずっと目がチカチカしています。

この程度の煙でもこんなんですから、火災が起きている地域では皆さんがどれほど苦労されているか想像できます。

一昨日、さらにお一人ボランティアの消防隊員が消火活動中に倒木で亡くなりました。ユーカリの木は、落ちて来た枝が当たっても命が危ないくらいの大木ですからね。本当のお気の毒です。

多くの人々が住む家を失い、あるいは避難所暮らしを強いられ、また世界中で報道されていますが野生の動物や農場の動物がたくさん犠牲になっています。

焼け焦げた山には食べ物も水もありませんから、生き残った動物達を水や食べ物で援助する活動も始まっています。

運良く火災を逃れた地域でも、電線や電柱が焼失しているために電気がなく、水もない地域もあり、困難な生活が続いているそうです。

また、観光業や飲食店業を営む人々にとっては、夏休みで稼ぎ時である時期なのに火災の影響で客足が途絶えてしまい、収入がなくなるといった影響もでています。

ところで、

日本では、一部の報道からだけの知識で、オーストラリア政府の森林火災への対策不足や野生動物(カンガルーやラクダ)を殺すオーストラリア人の非道ぶりを非難する意見があちこちで見られますが、

森林火災への対策不足を批判するのは適切ではありません。

対策をしていないわけがないじゃありませんか!

連邦政府の首相を含めた一部の政治家の今回の森林火災への対応には批判されて然るべきところがあったことは事実ですがね。また、連邦政府のエネルギー政策も批判される部分はありますけど。

焼け焦げた地域に緑が戻るためには例年以上の降雨量が必要だそうですから、自然が復活するのも見通しは良くないです。

雨が降ってくれないことには…


太平洋のエルニーニョ現象は日本では有名ですね。海水温と気圧の異常が発生すると、偏西風が影響を受けて世界の気候に大きな影響を与えるわけですが、インド洋にも同様の大気海洋相互作用が起きるんですよ。

現在アフリカ東部に大雨を降らせ、オーストラリアに降雨不足をもたらせているのもそれです。


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2020年1月13日

車のない暮らし

最近、夫が私のカローラを通勤に使うことが増えてきました。

雨降りの日や商品を配達したり他の店舗へ移動しなくてはいけない時に、オートバイ(荷物搭載用ボックス付きスクーター)では都合が悪いということで、もう当然のように私のカローラを使います。

そうなると、私は何処へも行けないわけですよ。田舎環境に住む最大の不便はこれ。車がないと何処にも行けない。

そりゃ、バスに乗ればリングウッドの街まで20分で行けますよ。そこからさらにバスや電車を駆使すれば、どこへでも行くことはできますがね。

故障して二年間放置されたままの三菱マグナ…

夫は直すと言っていたけど、最近は直す気は無いという態度に変わってきた。

三菱マグナを直すためにツールや道具を買ったけど、交換用のラジエーターだか部品だか何だかも買っているけど。

ああ…

私はね、夫が私のカローラを使うことには不満があるのですよ。夫が使うと、使う度に車の中が大散らかりになるから。

現在はダンボールの空き箱がたくさん入ったままです。半分水が残っているペットボトル3本やマクドナルドのゴミやデオドラントやサングラス2〜3個(安いのを買い続けるからどんどん増える)や何かのコードや脱いだ服や、そういう物がグジャグジャと置かれたままで。

夫が使う度にグジャグジャが増えていくのですからね、

私は夫とは何も共有したくないの!

本当は私のカローラを使って欲しくないのよ。

しかし、三菱マグナは使えないんだから仕方がない。もう直す気がないということがはっきりしてきたわけだしな、

カローラを使わせてあげる条件として「車の中を散らかすな!」というのを厳しく申し渡すしかないか。


夫が時間を過ごす全ての場所に発生するグジャグジャは、仕方がないからこれまでずっと私が片付けてきたんですけどね、もう疲れたんです、私。

だから放ってあるんです。

するとどうなったかと言うと、

ガレージが想像を絶するゴミ屋敷状態であることは度々このブログでも記事に書いていますけど、仕事部屋の夫のデスク周辺と夫が連日テレビを見る居間のソファ周辺と夫の寝室は、もう大散らかりのグッジャグジャです。

ですけどね、私は正直言ってもう気にならなくなりました。

ゴミ屋敷状態を作るのは、出したら出しっぱなし、開けたら開けっ放し、使った後に片付けない、ゴミはゴミ箱に入れない、そういうちょっとした怠惰の積み重ねが原因です。

私はもうギブアップ!


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2020年1月12日

割れたガラス突き刺さる

仮のキッチンとなっている洗濯室兼おトイレ兼バスルームの床は硬いタイル張りなので、モノを落とさないように細心の注意を払ってきていたのですけど、

ついに落としてしまいました。

水切りカゴの隙間からグラスが落ちたのです。

一瞬のうちに粉々に割れて飛び散りましたが、飛び散った範囲というのが凄かった。落ちたのは洗濯機の近くでしたが、反対側のおトイレの方にも、ドアの外の廊下にも、もっと驚くのは高さ95センチの作業台の上や流しの横にまで破片が飛び散っていました。

運よく私は、家の中専用つっかけ(スリップオンサンダル)を履いておりましたので、背を高くしてモノに手が届きやすくするためにいつも履いているんですけど、ガラスの破片をできるだけ踏まないように用心しながら、ほうきを取りに数歩動いたその時ですよ。

あ!

と思った時には、もう突き刺さっていました。ガラスの破片が、左足の中指に。

床に飛び散った破片には十分に注意したのだけど、履いていたつっかけの中に破片があったとは。

引き抜いてみると結構長くて、8ミリくらいの細い破片でした。

出血がひどかったので驚きました。

ほうきでキレイに掃いてから、掃除機で徹底的に吸いました。私以外の三人はいつも裸足なので危ないですからね。

それにしても、キッチンの床が硬いタイルや石のスレートとかいうのは良くないですね。そういう家に住んだことが何度もありますけど、何か落としたらもうオシマイなんですよ。子供が小さい頃は物を落とす可能性も大きかったですからね、うっかり落としたジャムの瓶が割れたなんてこともあったなあ。

木製の床だと逆に「ああ割れなくてよかった」ということが多いです。


掃除をしながら気が付いたのですが、バスルームの床は結構油汚れが目立ってきました。

こういう床掃除に、激落ちくんのフローリング用ウエットシートが便利です。タイルの目地までゴシゴシやれてとてもキレイになるんです。ゴミが出るのは良くないとは思うけどな。


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2020年1月11日

クローン病だった

数週間ほど前、何が問題だったのかもう忘れちゃったけどうちの息子が医者に会った際に、長年お尻の痛みに苦しんでいるということを相談したら、医者の診断では重症の痔核(通称いぼ痔)ということで専門医に会うことを勧められました。

息子の話によると、お尻の問題が発生したのは高校生の頃で、当時私達家族は食べるのに苦労している貧困の真っ只中。

困窮状態を脱した後も、精神的な病気を発症した娘の治療費の捻出に苦労しておりまして、息子は自分の病気のことは誰にも言わなかったんですって。

あれから数年が経ち、

お尻の状態は徐々に悪化して、痛くて座っていられないほどになり、やっと医者に相談したらしいのですけど、息子がそういう苦労をしているなんて私も夫も娘もだ〜れも知らなかったんです。

専門医のいる公立の病院で診察や治療を受ける場合、順番待ちが凄いことになっております。診療を受ける日を選ぶなんていうチョイスはありません。

病院から予約日が知らされたのが二週間後くらいだったか。それからさらに待たされて、昨日やっと専門医の診察を受けました。病院にはうちの夫が仕事を休んで一緒に行きました。

診察の結果、痔ではなかったのです。

クローン病という病気でした!

Wikipediaによりますと、クローン病(Crohn's Disease)は、主として口腔から肛門までの全消化管に非連続性の慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性疾患で、10歳代から20歳代に多く見られるそうです。

クローン病を発症する正確なしくみはわかっておらず、遺伝的な素因を持ち、免疫系の異常がおこり、その上で食事などの環境的な因子が関係しているのではないかと考えられているそうです。

完治させる治療法はないため、病気を管理して寛解(症状がないかごく弱い)状態に導入し、維持していくことが治療目標となるそうですが、うちの息子の症状は重症であるため外科手術が必要だそうです。

順番待ちでは優遇されるそうです、重症だから。

近いうちにColonoscopy(大腸内視鏡)を受けて、症状がどこに出ているのかを把握する必要があるそうです。

手術によって病変を取り除いても再発率が極めて高いそうですから、食事療法や薬物療法も続けることになります。

良くなるまで(寛解状態になるまで)に一年間ぐらいかかるとのことです。

手術がいつ頃になるのかはまだ分かりませんけど、順番待ちで優遇されるとは言え、この病気はガンのように命に関わる病気ではないので、やはり待たされることには変わりはありません。

私が肩にできた脂肪腫を取ってもらった時なんて、診察まで半年待ち、それから手術までさらに何ヶ月も待たされましたから。

それにしても、クローン病か。

もっと早く診察を受けていれば、ここまで酷くならずに済んだだろうに、家族の経済状態を考えて黙っていたとは。

可愛そうなことをしました。


この記事を書いたあとで分かったことですが、

クローン病の疑いがあるということで、まだ確定ではないのだそうです。クローン病の場合には手術のやり方が変わってくるので、その診断のために大小腸内を内視鏡で検査するんだそうです。

いずれにしても、お尻は重症なんだそうです。

お母さんは、息子のために携帯用ウォシュレットを注文しました。私が持っているのを一緒に使いたくないですからね。


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2020年1月10日

森林火災は人災

森林火災の多くは放火によるものだと聞いたことがありました。

ブラックサタデーの時に発生した火災の中にも放火によるものがありましたし、ボランティア消防隊員だった男が自ら火を付けて火事を発見したふりをして消火活動に大活躍という話もあったりします。

一般的に、オーストラリアの森林火災の原因は落雷だと言われますけど、落雷が原因の火災はわずか13パーセントに過ぎないという記事を読みました。

残りの87パーセントはヒトに原因があるのです。

まさに人災!

47パーセントはうっかり事故による火災です。タバコの吸い殻の投げ捨てとか不注意な火の使用とか電線のトラブルとか、いろいろです。

故意に火を付けた放火による火災は40パーセントです。思っていたより多いです。

以前住んでいた家のお隣りに住んでいらっしゃった方が、ヴィクトリア州警察の放火犯罪のスペシャリストでしたから少しお話を聞くことができましたが、放火犯監視者リストなんていうのもあるんですけど、全員を監視し続けるなんてことはできません。

病的放火というのがありますよね。火を見ることや消火活動を見ることに異常な興味を持ち、放火の際の緊張感や感情的興奮、場合によっては性的興奮に惹きつけられてしまう精神的な病気とも言える放火癖のある人々がいるんですよ。

もちろん他にも様々な理由や状況で放火を行う人がいますがね。

高温乾燥さらに強風という火災の危険日に乾燥しきった草地に火を付けると、またたく間に燃え広がります。燃えやすいユーカリの木で覆われた森林は、簡単に燃え上がります。

近年の降雨不足と気温の上昇でさらに燃えやすくなっていますし。

落雷による火災はどうにもならないし、放火の阻止は困難でも、うっかり事故の47パーセント(約半分)は防ぐことができるはずですよ。

屋外での火の使用禁止の日にBBQで肉を焼いたりしてはいけないのですよ!


ところで、ヒールズビルという町の外れのユーカリの森に囲まれた家に住んでいる義弟は、森林火災のことを随分心配していたのですがね、今夏の大災害をきっかけに地元の消防隊に入ったそうです。

うちの夫がかつて入っていた消防隊です。

田舎の方の消防隊(CFA: Country Fire Authority)は、隊員のほとんどがボランティア隊員です。

毎週日曜日にトレーニングがあって、火事以外にも交通事故や倒木などでしょっちゅう家を飛び出して行ったものです。

仕事と家庭と消防救助活動のバランスを上手く取るのは難しいですが、義弟にはエールを送りたいと思います。


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2020年1月9日

アウトドアライフを困難にするモノ

肌寒い日が続きましたが、今日と明日は暑くなりそうです。森林火災が続いているヴィクトリア州北東部では再び40度を超える可能性があるとかで、新たな火災の発生や拡大が心配されていますが、メルボルンは比較的しのぎやすいです。

二日だけだし、明日の夜にはクールチェンジが来ますから。

春は花粉症の季節ですから私は外に出たくないのですけど、夏は花粉の飛散もほとんど無くなり、あまり暑くない日にはBBQなどアウトドアライフを楽しむのに良い季節なはずなんですが、

実はちょっと、

なかなか楽しむというわけにはいかない問題もあるのです。

私がアウトドアを楽しめない最大の理由、

それはね、

ハエ!

メルボルン市内あるいはそれに近いエリアなら話は違ってくるのでしょうが、田舎環境ですと一般日本人の想像を絶する数のハエがいるのでございます。

詳しいことは、古い記事ですけど「ハエ、ハエ、ハエ」とか「ハエに好かれる私は臭いのか」とか「馬鹿ハエ」などを読んでいただくとして。

水やりや草取りや落ち葉掃きなどで外に出ると、玄関を出るやいなや「待ってました!」とばかりに、私の目や鼻の穴や口唇めがけてグイグイと侵入を試みるアグレッシブなハエ達に、全くウンザリさせられるんです。

メルボルン郊外の田舎でもこれだけハエがいるんですからね(実は我が家の近くには牛を飼っている人がいるようなんですけど)、内陸部やもっと田舎の農場や牧場なんかに行くと、ちょっと凄絶と言っても過言ではない状況になる場合があります。

内陸部へ旅行される方やワーキングホリデーで田舎のファームで働く予定の方、もしかしたら日本にいてはちょっと経験できないレベルのハエを経験できるかもしれません。


「Australia」と「flies」の二つのキーワードでグーグルすると参考画像が見られますよ。

中には「これはウソだろう」と思える写真があったりしますが、ウソじゃあありませんから。私は、若い頃にアウトバック・キャンピングツアーに行って、そういうのを目撃しておりますから。

トラウマになるレベルです。


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2020年1月8日

キッチン改修工事はどうなったのか

排水ホースをネズミにかじられて汚水が漏れていることに長期間気づかず、床板が腐りかけて黒カビで汚染された我家のキッチン。

気づいたのは、うちの夫と息子が夫の父親主催のバイロンベイ旅行から帰ってきた翌日だったから、10月のことです。

あれからもう数年が経ったような気がする…

修理費用は家財保険で賄われることが分かったものの、保険会社が雇った工事会社の見積もりが非常に高額で、修理の際に作業台を低くしてもらいたいという私のリクエストがネックになって話が進まず。

「見積もり額と同額の現金をもらって自分達で修理する」という選択肢が保険会社から提示された後、どうせ自分達で直すのなら単に元通りにするんじゃあなくて、キッチンをもっと広くするとかBBQエリアに直接行けるドアを付けるとかのリフォームができるんじゃあないかと夫が言い出して、夫の知人の建築業者に相談することになりました。

夫はツールショップに勤めていますのでね、仕事柄こういう建築関係のプロフェッショナルの知り合いが大勢いるのですよ。

そして、

この度、見積もりがやっと送られてきまして、保険会社からもらうお金で私が夢見ていたオープンキッチンへのリフォームが可能だということが分かったのでございます。

しかし、

保険会社からもらうお金を全部工事に使う義務もないわけですから、できるだけ安く修理をして余ったお金で車を買う…とかいうこともできるわけですよ。

夫は決して言わないけど、故障して二年間も放置されている三菱マグナを自分で直すのが困難であることは火を見るよりも明らかですからね。直せるんだったら、もうこの二年の間に直しているって。

オープンキッチン化するとなると大工事になりますから、これからさらに何ヶ月も洗濯室兼おトイレ兼バスルームの便器の隣りでお料理をするのか…というのも悩むところ。

それに、現在キッチンや居間にあるものを工事期間中どこに置いておくかという問題もあります。

我が家には車が3台は入る巨大なガレージがあるんですけどね、あそこは夫のゴミ屋敷だし、三菱マグナが放置されているので物を置くスペースなどないのよ。

ということでですね、

結局、

できるだけ安く修理をして余ったお金で必要なもの(たぶん車)を買うという結論に至りました。これからまだウン十年もこの家に住むのなら話は違って来るでしょうが、息子や娘が家を出たら、この家は二人が住むには大きすぎるし、その頃には夫が視力を失って運転ができなくなっているかもしれず、その場合にはもっと交通の便が良い場所に引っ越す必要が出てくるでしょう。

現実的な選択に落ち着いてやれやれです。(ゴミ屋敷の片付けをしなくて済んで夫も一安心しています。)

それにしても、時間がかかる。

早く工事が始まってくれ!


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2020年1月7日

固形シャンプー

しばらく前からですけど、我が家のバスルームには目にも鮮やかな青色のキョーレツな香りを放つ石鹸サイズの固形シャンプーが登場しました。

プラスチックごみ問題に心を痛めるうちの娘が、我が家から出るプラスチックごみを減らすために取り組んでいることの一つなのですけど。

私は一度も使わせてもらっておりませんが、

こういうのです。


何が凄いって、まずこの色。

ただでも困難なバスルーム掃除をさらに困難にしてくれます。青い石鹸みたいなものなんですからね、近くに置いてある普通の石鹸も白いタイルも青色に染めるのです。キョーレツな着色料です。

そして香り。

バスルームに充満します。

娘は敏感肌ですから、幼い頃より石鹸やシャンプーはもちろん、保湿クリームなんかも無香料の敏感肌用を買ってきたのですが、こんなのを使っているっていうことは、

もう敏感肌は治ったのか?

この固形シャンプーからは、なにやらワカメのような緑色のビロビロが出てくるのですけど、匂ってみても香りがキョーレツだからよく分かりません。

「ねえねえ、あんたが使っているあのシャンプーだけど、あの緑色のワカメみたいなのは何なの?」
「あれはワカメ」

やっぱりワカメか!

「あのねえ、たしかに海藻に含まれているミネラルが髪の毛に良いっていうのはあるんだけどねえ、それは海藻を食べて摂取できる栄養素っていう話でねえ、ワカメをシャンプーに混ぜて髪の毛がつやつやフサフサになったりしないよ!」

「こんなに強いニオイを付けてさあ、それにこの着色料でしょ?」

頭皮に悪いんじゃあないの?

興奮するお母さんに、娘が言いました。

「私はプラスチックごみを減らしたいの」

それは分かるけど、

私も同じ気持ちだけど。

ちなみに、この石鹸サイズの青い固形シャンプー、SEANIKというブランドのもので、1個16ドルくらいするらしい。

ウェブサイトでチェックしてみると、こんなことが書いてあります。

この海藻と海塩とレモンからできた固形シャンプーは、高揚感のある夏の香りで気持ちをウキウキさせるとともに、あなたの髪の毛に素晴らしい輝きとボリュームを与えます。アイリッシュモスのゼリー(ふさふさした赤い海藻から作られた)とたんぱく質を豊富に含んだ日本の海苔と細かい海塩を組み合わせて作っていますから、髪に活力を与えてくれます。 レモンオイルが髪を輝かせ、ミモザやジャスミンやオレンジの花のエッセンシャルオイルのトロピカルな香りを付けました。

あの緑のビロビロはワカメじゃなくて海苔だったか!

しかも、

たんぱく質を豊富に含んだ日本の海苔!

海苔がたんぱく質を豊富に含んでいるというのも初耳だけど、それを固形シャンプーに加えることで、髪の毛の輝きとボリュームがアップするのか?

キョーレツ過ぎるトロピカルな香りと着色料は、絶対に敏感肌の頭皮には悪いと思うけどな。

こんなものに16ドルも…

私は、プラスチックごみを減らせて、もっとマシなシャンプーを探したいと思います。これをお読みの貴方、何か良い製品をご存知だったら教えて下さい。


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2020年1月6日

悲しいシソ

枯れずに生き残っていたシソ(背丈10センチ)が、実をつけ始めました。

いやいや、だからね、

何度も言っているけどね、

夏はまだまだこれからなのよ!

と言っても、人間の言葉など分かるはずのない植物。


土曜日の夜にクールチェンジが来た後、気温は下る一方でしてね、雨も降り続いて薄暗いし、現在の気温はたったの11度です。これは、メルボルン的には冬なんです。

こういう激しい気温の上がり下がりが連発すると、

分かるんですよ、

もう夏は終わりだと勘違いしちゃうのも、無理はないって。

今年は、何を植えても大して成長せず、ヒョロヒョロと少し伸びたところで花を咲かせにかかるから、暑い日にせっせと水やりをする苦労も水の泡。

もうオシマイだとあきらめていたシシトウは、いまだに枯れもせずに生きてはいます。少し大きくなったのも数本あって、形状もそれなりに変化しています。まだ花はつけていませんが。

花をつけてくれたら、もしかしたら、たとえミニチュアサイズでも、シシトウができるんじゃあないかと少し期待しています。

ゴボウは、猛暑に日には必ず葉っぱの一部が枯れますが、それでも何とか生き残っています。ただし大きくなっていません。

ミョウガは、もうあきらめました。とんがった芽が出て猛暑に見舞われて枯れる、その繰り返しです。

娘が植えたトマトやキュウリやインゲンの様子もおかしい。植えてから数週間になるのにほとんど変化していないというのは、普通じゃないです。

農家の皆さんは、どうやって野菜を育てていらっしゃるんだろう。

40度超えの酷暑から作物を守るシェードはやっぱり必要だろうな。熱風から守るためにも、やはりハウス栽培が一番なのかもしれない。今日みたいに寒い日にも、ハウスなら温度が下がりすぎないだろうし。

いずれにしても、今年のような天気では野菜栽培は簡単ではないです。

シソは、葉っぱがもう少し大きくなるのを待っていたんですどね、食べられる葉はさっさと収穫して食べないと、もうオシマイになりそうです。


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2020年1月5日

クールチェンジと雨と怒るワタクシ

ヴィクトリア州東部各地で発生している森林火災は大きな被害を出していますが、土曜日の夜にやってきたクールチェンジ(風向きが変わり南から冷気が入ってきて一気に気温が下がる)の後に雨が降り始めました。

雨は広範囲で降り始めまして、森林火災が起きている地域でも降っていましたし、気温も我が家の辺りだと例のごとく肌寒いほどに下がりましたから、これが消火活動の助けになることを祈っていたのですが。

朝、洗濯をしようとしたら、ものすごい量の洗濯物が出ていたのでございます。

かごに入り切らずに溢れている山盛りの洗濯物。

見ると、

夫がシーツを洗濯に出している!

夏場は汗で臭くなるから(特に夫は寝る前にシャワーを浴びないので)、私がイチイチ言わなくても自分で判断して、もっと頻繁に洗濯に出せと家族に言ったのは数日前のこと。

あの三人は、ただシーツを剥がしてかごに入れておけばいいのですからね。

それを洗ってくれるのは洗濯機。そして干すのは私なんだから。

しかし、

何でこういう日に出すんだよ!

乾燥した暑い日がずっと続いていたのに、

寒いほど気温が下がって朝から雨が降っている日を選んでシーツを洗濯に出すか?

外には干せないし、家の中には干す場所がないんだし、たとえ何とか干しても乾かないだろうが!

乾燥機を使えば乾く?

バカモノ!

そんなエネルギーの無駄になるようなことをするか!

怒りながらも、以前の私ならなんとか乾かそうと努力したでしょうがね、もうそういうことはしないの。

こういう天気の日にシーツを洗濯に出した自分が悪いということで、天気が良くなる火曜日まではシーツなし!


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気候変動と石炭産出

ニューヨーク・タイムズが「Australia Is Committing Climate Suicide」という記事で、森林火災とオーストラリアの石炭産出輸出および気候変動への無対応を結びつけて、まるで自業自得のような批判的視線を見せていることに、ちょっと頭に来ました。

オーストラリアは非常に乾燥した大陸で、夏は高温となり、人が住むのが難しい土地です。実際、人が住んでいるのは、生活水や農業用水がある限られた地域だけです。

山火事はこの大陸につきものですから、オーストラリアの植物の進化にも影響していて、多くの植物の種は山火事を生き延びることができるし、中には火事を発芽の刺激にして世代更新する植物もあります。

山が燃えてしまっても、植物は再生します。ブラックサタデーで真っ黒に焼け焦げてしまった山々も、現在は緑に復活しています。

自然にはそうした再生力があるのですけど、火災が頻繁に発生すると、それが困難になるという心配が出てくるのは事実です。

そのような土地に住んでいるのですからね、これまでの歴史を見てみれば、多くの人々が山火事や干ばつや高温や、時には豪雨による洪水で、全てを失うような苦難を乗り越えて来たということが分かります。

住む人々の数が増え、燃える可能性があると分かっている場所に家を建てて住むようになり、農場を作ったのです。こういう事が起こりうることは皆んな分かっているのです。こうした災害に対応する準備もできています。

ただ、言われているのは、近年の気候変動(Climate Change)がオーストラリアの乾燥(降雨不足)に影響を与えているということ。温暖化により気温が上昇していること。

そのために大規模な森林火災の頻度が高くなっていること。

気候変動の原因になっていると言われるのが「温室効果ガス」の増加ですが、 世界全体から排出される温室効果ガスのうち約80%が二酸化炭素です。

この二酸化炭素の国別排出量を見ると、断然トップが中国、次にアメリカ、インド。この三国が、世界中で排出される二酸化炭素の半分を排出しています。この三国に、ロシア、日本、ドイツ、韓国、カナダと続きます。

ただし、この排出量を人口で割って一人当たりの排出量として比べてみると、排出量のトップはアメリカ、オーストラリアは2位なんです。人口が少ないですからね。

いずれにしても、オーストラリアの干ばつや温暖化はオーストラリアの自己責任とは言えません。

また、地球温暖化は「単に地球全体で徐々に気温が上がっていく」という変化ではありません。地域ごとの差が大きく、極地方や標高の高い地域ほど気温の上昇率は高くなるそうです。

温暖化の深刻な被害をすでに受けている人々の多くは、温暖化にほとんど責任のない、貧しい途上国に住む人達だとも言われますよね。

こういう事実を承知の上で、温暖化の、ひいては気候変動の最大の「貢献者」であるアメリカ人に、「Australia Is Committing Climate Suicide」などと書かれるのは気分が悪い。


相当量の雨が降らない限り、今後何週間も、あるいは何ヶ月も燃え続ける可能性のある森林火災の悲しいニュースが次々と報道される中、心が温まるストーリーもたくさん報道されていますし、SNSでそういうストーリーが拡散しています。

まずは、もう本当に頭が下がるし敬意を抱かないわけにはいかない消防隊の皆さん。田舎の方ではそのほとんどはボイランティアの消防隊員ですよ。

「住民の命を守る」「家を守る」「困っている人を助ける」という使命感で、連日消火と救助にあたっておられます。他人の家を守るために働いている間に自分の家が燃えたという消防隊の方の話も時々耳にします。

消防隊の皆さんの家族の方々にも感謝したいです。家族も大変なんですから。実はヒールズビルという町に住んでいた頃、うちの夫がボランティアの消防隊員だったことがあるのです。あの頃、平穏な家族の時間なんていうのはなかったもの。

人々がお互いに親切にし合い、自分にできることで他人を助けようとする心が温まるエピソードの数々には感動しています。

こういう話を聞くにつけ、もしも自分がこういう状況に置かれたら、絶対に何か良いことをしたいと思うわけです。


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2020年1月4日

再び運命の土曜日

ブラックサタデーも土曜日でした。

ブラックサタデーのような大災害にならないことを祈るばかりです。

ヴィクトリア州東部で発生している森林火災がどんどん拡大しています。地図で見ると、おびただしい面積が燃えています。

焼失した住宅の数も増えていますし、ヴィクトリア州の死者は2人、行方不明者の数は28人にもなっています。

ヴィクトリア州東部は農業地帯ですから、牧畜や養鶏の農場も多いのですよ。すでに多くの農場が焼けて、避難できなかった家畜は焼け死んでしまっています。

自分の農場の牛が燃えて苦しんでいるのを見て、撃ち殺したという農場主の悲しい話も聞きました。

森林火災で死んでいるのは、コアラやカンガルーなどの野生動物だけじゃあないのです。

私は、今回報道を見聞きしていて、州政府の対応がブラックサタデーの時と違うことに気づきました。

ブラックサタデー当時は、「Stay or Go」と言って「とどまって家を守るなら準備が大事、
避難するなら早めに避難」というメッセージだったのですけど、あの時、家にとどまった人達の多くが亡くなったんです。

今回聞くのは、「Leave Now」つまり「今すぐ逃げろ」というメッセージ。

「相当危険な状況になりますから避難した方がいいですけど個人の判断に任せます」という対応じゃあないのです。「避難できない理由がない限り今すぐ避難しなさい」というスタンスです。

道路が使えなくなって逃げ場がなくなった人達は、海軍の船による避難が進行中です。(もちろんペットも一緒です。)

天気予報によると、今日のヴィクトリア州東部は40度に近い高温と強風が予想されています。カラッカラに乾燥していますし、すでに大規模に燃えているんですからね、これに強風が吹き荒れるとどんなことになるのか。

しかも、夕方にはクールチェンジが来ます。気温が下がるのは助かるけど、問題は風向きの変化なんです。これが危ないの。

クールチェンジが来ると雨が降ることが多いのですが、

どうか雨が降りますように!

雨が降らない限り森林火災は消えませんから。

今朝は、煙の影響かお日様の光が普段よりも赤かったです。嵐の前の静けさと言った感じで風もほとんどありません。

どうなるんだろう。

窓の外に見える数え切れない数のユーカリの大木。もしあれに火が付いたらこの家はオシマイだな。

いつそんなことが起きるとも限らない。

他人事じゃないんです。


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2020年1月3日

「LINE」というアプリ

「LINE」というアプリは、日本では絶大な人気であると聞いています。

日本国内で7,800万人が利用しているそうですから、ほぼ誰も皆んなが利用しているという計算ですよね。

オーストラリアでこのアプリを利用している人というのを聞いたことがありません。ですけど、両親も妹達家族も皆んなが日本にいる私としては、このアプリをiPhoneに入れておいたほうが良いだろうと思いまして、昨年のお正月を機会にこのアプリをインストールし、初めて妹達の携帯電話と繋がりました。

その後、誕生日のメッセージを送ったりはしたものの、ほとんど使用せず。

一年が過ぎ、再びお正月がやって来ました。

毎年お正月の2日には、私の両親の家に妹達家族が全員集まるのですが、上の妹の娘二人が昨年結婚しましたので、それぞれの伴侶も加わった今年の正月。

国際電話がかかってきました。

ところがどういうわけだが音声が聞き取りにくくて、高額料金のかかる国際電話だと言うのに、「もしもし聞こえる?」「おかしいなあ聞こえない…」「少しだけ聞こえる」「何言ってるのか分からない」「もしもし、もしもし」なんていう会話に数分間を無駄にして。

あきらめて電話を切った後に、

「LINE」があるじゃん!

と気づいたのです。

「LINE」というアプリは、インターネット接続さえあれば、無料で音声通話やビデオ通話も楽しめると聞いていました。

ユーザー同士であれば、国内・海外を問わず、いつでも、どこでもリアルタイムのコミュニケーションが可能だということなんですから、私は一応やってみることにしました。

ビデオ通話のアイコンをタッチすると、

現れたのは、

10数年ぶりに見る下の妹の顔!

おおっ!

できたわ!

こんなに簡単にビデオ通話ができるのか!

最後に日本を出たのは、2006年の4月。あれから14年近くも一度も見ていなかった妹達とそれぞれの家族一同の顔。

姪達は、

変わったわあ!

妹達は、

老けたわあ!

妹達の旦那さん方も、すっかり白髪が増えて貫禄がついて。

何だかんだと30分近くも話したのは、やっぱり顔を見ながら話したせいですよ。私はiPhoneを手にして家の中を歩き回り、工事を待つキッチンの惨状やお料理をしている洗濯室兼おトイレ兼バスルームを見せたりもしましたからね。

なんでもっと早く「LINE」を使わなかったのか?

昨日を境に、私と日本にいる家族とのコミュニケーションが激変したのでございます。


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2020年1月2日

ブッシュファイア被害深刻

きっと日本でも報道されていることでしょうが、オーストラリア各地で発生しているブッシュファイア(森林火災)が深刻です。

南東部のブッシュファイアの煙は、ニュージーランドの南島を覆っているようですよ。そのくらいの規模の火災です。


ブッシュファイアと言ってもですね、山や草地が燃えるだけでは済まないのでして、日本人が想像する「山火事」というのとは別物です。

このブログでも度々話題にしていますが、オーストラリアの森林は…と言うか、自然に生えている木々のほとんどは、マッチ1本で燃え上がるユーカリの木ですからね、一旦火がついたら、その燃え上がりぶりは想像を絶します。

その放射熱でヒトも動物も死んでしまうという高温ですし、天気が高温乾燥の日には風で飛んでくるエンバー(燃えさし・火の粉)によって他の木々や住宅に簡単に燃え移ります。

降り積もっている枯れ葉もマッチ1本で燃え上がるユーカリの落ち葉です。夏場は、地面の草もカラッカラに枯れていますし。

先月から燃え続けているヴィクトリア州東部ギップスランドのブッシュファイアは、さらに燃え広がって多くの住宅が焼失し、町がほぼ全滅したところもあるそうですし、いまだに消火の目処は立っていません。

大変お気の毒です。

そして、

ブッシュファイアに関しては、

全く他人事ではないというのが現実!

何時我が家のある地域が燃えても不思議ではありません。事実、高温乾燥の日には必ずと言って良いほど地域内で火事が起きています。

燃え広がる前に消火されているから助かっているだけで。

我が家の辺りもそうですが、ヒールズビルという町の外れに住んでいる義母や義弟家族の家はユーカリの森に囲まれておりますので、特に義弟は非常に心配している様子です。

心配は分かる…

しかし、心配してもしようがないの。

シドニーやメルボルンといった大都市以外に住むと、つまり木がたくさん生えている場所や山や草地に近い場所は全てブッシュファイアで燃える可能性があるんですからね、必要なのは計画と準備なんです。

飛んでくるエンバー(燃えさし・火の粉)で火が付きにくくするために、家の雨樋や周囲に溜まった落ち葉を掃除することも重要なのですけど、私達家族が住んでいる家なんてユーカリの落ち葉は毎日降り積もって溜まりますからね、できることに限度があります。

万が一の場合に備えて消火用スプリンクラーを設置する人もいますが、その場合は水の確保が重要です。スプリンクラーがあっても水道が止まったら使い物になりませんから。

水確保のために雨水を貯めるタンクを設置する人もいますが、プラスチック製のタンクは溶けますよ。

オーストラリアに住んでいらっしゃる方は、

近くで火災が発生した場合に、避難するのか家にとどまって家を守るのか、避難場所はどこなのか、家にとどまるのならどうやって家を守るのか、電話やインターネットが不通になった場合にどうやって連絡を取り合うのか、どこで待ち合わせるのか、そういったことを家族で話し合って決めておく必要があります。

夏はまだまだこれからです。

ブッシュファイアに関しては、「備えあれば憂いなし」とは言えませんけど、備えておかなければ命に関わります。


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2020年1月1日

年越し花火で大論争

明けましておめでとうございます。

例年なら、年越しの瞬間まで起きていられない私ですが、昨夜は晩ご飯後にベッドに横になったらそのまま寝てしまい、11時頃に目が覚めるということになりまして。

シャワーを浴びたりしているうちに年越しの瞬間が訪れ、聞こえてきたのは、

花火の音!

メルボルンの年越し花火は、華やかさや壮観さからすると「スペクタキュラー」とは言い難いんです。私が生まれ育った岡山の山間の小さな町は、夏の花火大会で有名なのですが、メルボルンの年越し花火は田舎町の花火大会とどっこいどっこいなんです。

シドニーの年越し花火は、あれは非常に「スペクタキュラー」ですよ。もちろん昨晩もテレビですら見ませんでしたが。

ところで…

今年はこの年越し花火が大論争となったんです。

やめるべきだって!

各地で深刻な被害を出している森林火災はいまだに燃え続けております。消防隊員の皆さんは連日消火活動に当たってくださっていまして、強風で消防車が倒れるという事故で亡くなった隊員も複数おられます。森林火災で家が燃え、死者行方不明者も増えています。

多くの人々が家を失い、避難場所で生活している人々も大勢いらっしゃいます。

ヴィクトリア州東部では、避難するための道路が火災で通行不能となり、逃げ場を失った住人や旅行者達が海岸で身動きできなくなっているとのニュースもあります。海岸にも炎が迫っており、もしもの時は海へ飛び込めと言われているんですって。軍隊が海からの救助に向かっているそうですが。

こういった状況の中で「花火を打ち上げるなんて非常識だ」「年越し花火は中止するべきだ」という声が上がったのです。

花火に使うお金を、被害者救済やボランティア消防隊員への補償に使うべきだとの意見もあります。

こうした声に対して、州政府もシドニー市やメルボルン市も、年越し花火は実施するという決定に至ったのは、それらの地域の天気が低温で火災の危険がなかったことや、すでに支払い済みのイベントをキャンセルしても財政的には無駄であることや、特にシドニーの年越し花火は大きな観光資源となっていますから、それを中止することによる経済的損失も大きいということや、まあいろいろな事情から実施すると決めたわけですが。

年越し花火を中止した市町村はたくさんあるんですよ。

うちの夫なんて、花火なんて全くお金の無駄だから止めてしまえばいいと言います。花火がお金の無駄使いなら、他にもお金の無駄使いと言える文化はたくさんありますからね、私はその考えには賛成しません。

災害や何か凶事があった時にイベントや祭り事を自粛するべきだという意見にも、同意しかねる私ですが、

花火の環境への悪影響というのを考えると、花火のあり方を考え直す必要があるかもしれないとは思います。

花火は重金属やダイオキシンやその他の有害な汚染物質を放出しますからね。有害物質が水や土壌を汚染し、人々の健康へも悪影響があるというのは事実でしょうからね。

ただし、年に一度の年越し花火が環境に与える影響がどれほどのものなのか、そこの所は科学者の意見を聞かないとよく分かりません。

いずれにしても、年越し花火は私達家族には全く関係のないイベントです。

花火を打ち上げてお祭り騒ぎする年越しより、除夜の鐘が聞こえてくるような静かな年越しの方が私は好きだし。

というわけで、

ビッグイヤーの2020年が始まりました。

今年は、元気に楽しくをモットーにしてまいる所存でございます。


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