2022年12月31日

目まいの原因とざる蕎麦

昨日、いつもお世話になっているGP(一般開業医)のリム先生に、目まいの件で相談に行きました。

診察の予約は午後1時15分で、お昼休み後の1番だったのに、20分頃にスタッフルームから出てきたリム先生は、他の医者と別の部屋に入って行って、出てきたのは33分。

怖い顔をしてにらんでいる私の横を気まずい感じで通り過ぎ、やっと私の名前を呼んでくれたのは1時35分。

20分も待たされたんですよ!

他の患者の診察に時間がかかって遅れるのは仕方がないことですから待ちますけど、昨日のはやむを得ない事情のようには見えなかったです。

待たされるのが大嫌いな私は、予約の時間を全く気にしている様子がないのを見て気分が悪かったです。

患者は待たされて当たり前という態度はいけませんよ。

それはともかく…

「今日はどうしましたか?」と言われて、最近目が回って困っていると言いました。とにかく四六時中目が回っているのだと。

前回リム先生に会った時には高血圧が問題になり、ついに薬を飲むことになったわけですが、薬のおかげで私の血圧は時々かなり低いこともあるけど大抵は正常値の範囲で、睡眠の方も最近は睡眠薬なしで眠れているし、メンタルも普通だし、特に困っていることは無いんだけど、とにかくもうほぼ常に目が回っているんですと。

「立ち上がった時にクラクラしますか?」
「クラクラします。でもそのクラクラは立ち上がった時だけではなくて、特に何もしていない時でもします。コンピューターのモニターを見ている時や運転中とかでも突然クラクラします」

それを聞いて、リム先生は血圧を計ってくれました。最初は座った状態で計り、その後立ち上がって計りました。そうしたら、立ち上がると血圧が急降下したんです。

高血圧の薬が強すぎるというのがリム先生の判断です。

この薬を初めて服用し始める場合の最も一般的な量(5mg)を飲んでいるんですが、私には強すぎると思われるので錠剤を半分に割って半錠だけ飲むことになりました。

これで目まいが無くなるといいのですけどね。

それから、目まいには鉄分不足といった他の原因も考えられますから、血液検査もすることになりました。もう何年も血液検査はしていません。

前回の血液検査ではコレステロール値が少し高かったんですけど、あの頃は肥満でしたからね。最近は健康体重になっているし、アルコールを飲まなくなりましたから、結果が楽しみです。

鉄分不足ということはないと思います。かなり良い結果が出るのではないかと思っています。

祝日の元旦が日曜日なので月曜日が休日になりますから、血液検査は火曜日に行くつもりです。


今日は大晦日ですね。うちの夫は毎週土曜日が休みなんですが、今日はスタッフが足りなくて仕事です。勤めているツールショップまで私が車で送って行きました。

メルボルンでは、年越しパーティーやイベントに行かない者にとって大晦日は普通の日と何も変わりません。

でも、我が家では一つだけ特別なことがあります。晩ご飯に蕎麦を食べることです。大晦日は暑いことが多いので、冷たい蕎麦料理が多いです。

うっかり蕎麦を切らしていて、パッタイを作ったこともありますけど、一応麺料理ですからね。大晦日は麺料理というのは、ずっと続けているんです。

今日は最高気温が31度ですから、ざる蕎麦と天ぷらにするかな。

ざる蕎麦の時のおかずは、我が家ではかき揚げが一番人気なんですよ。それも必ず玉ねぎとニンジンと海老のかき揚げです。家族全員の大好物なんです。

たくさん作って冷凍しておきましょう。

皆さん、良い年越しを!


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2022年12月30日

キッチンに水たまり出現

クリスマスの朝以来キッチンのど真ん中に出しっぱなしだったディッシュウォッシャー(食器洗い機)ですが、昨日の夜、夫が直してくれました。

曲がって一部が押し潰れたようになっていた排水ホースを丸い金具で強制的に丸い形に保持するようにしてから元通りに取り付け、食器洗い機専用の強力洗剤と高温のお湯で一回洗浄を行い、排水ホースに詰まっているものを押し流して出そうという手はずでした。

ところが、しばらくしてキッチンから「タオルを持って来い!」という夫の声が聞こえてまして、息子がダダダダダと階段を上がる音がして、行ってみましたら食器洗い機の前に水たまりができていました。

「どこから漏れてるの?」
「分からないよ…もう知らないよ…」

夫はプッツリと切れてしまって、テレビを観に行ってしまいました。

幸い水たまりは数枚のタオルですぐに拭き取れる量でした。一番困るのは、漏れた水がキャビネットの下や食器洗い機の下にも広がって、そこから床の木製タイルの下に染み込むことです。

3年前にキッチン床が腐っていることが分かった時、原因は食器洗い機の排水ホースがネズミに齧られて穴が空き、その穴から長期間に渡って排水が漏れ続けていたことでしたから。

床の水たまりを掃除して漏れた水がどこまで広がっているかを確認しましたが、食器洗い機やキャビネットの下にはほとんど侵入していませんでした。

どうやら、漏れたのは食器洗い機のドアの隙間からのようでした。

そこでドアを開けてみましたら、中は泡立った熱い洗剤液でいっぱいで、まったく排水ができていないのでした。排水ホースが完全に詰まっているかポンプが故障しているかのどちらかでしょう。

食器洗い機の中が洗剤液でいっぱいだと動かすこともできませんし、そのままにはできませんから、私はコーヒーカップとバケツを持って来て溜まっていた熱い洗剤液をすくって出しました。

それを見て、うちの息子も手伝ってくれましたが、プッツリ切れてしまった夫はずっとテレビを見ていました。夫の気持ちは分かりますから、息子と二人でやりました。

カップですくい出せなくなってからはスポンジを使って洗剤液をほぼ全部取り除きました。食器洗い機の底の部分がコーヒーカップで擦れて傷だらけになっていました。ステンレス製のはずなので傷から錆びたりしないとは思いますけど。

次にやってみるべき修理方法は、排水ホースを新しいのと交換することですが、夫はもう修理業者に頼むと言っています。ポンプが原因かもしれないんですし、プロに頼むほうが確実に直りますから。

ただし、またお金がかかりますので、修理がいつになるかは分かりません。

蒸発冷却式クーラーだって修理してもらわないと次の熱波が怖いですけど、こちらの方もいつ頼めるか分かりません。

新型コロナが始まって以来、私は収入がほとんどありませんからね、夫の給料だけで暮らしているんですから、こうやって次々に物が壊れると夫がプレッシャーを感じるのは分かります。

手で洗い物をするのは面倒くさいし、水をたくさん使うのも気になりますけど、当分の間は仕方がないので我慢してやりますよ。

食器洗い機に給湯パイプを接続したのでキッチンの蛇口からもお湯が出るようになりましたのでね、洗い物は随分楽になりました。いちいちケトルで湯を沸かしたりしなくてもいいので、これなら手洗いも簡単です。

食器洗い機は元通りの場所に入っていて邪魔にもならないですし、これなら大した問題ではありません。


さあて、今日からまた気温が上がりますよ。大晦日からお正月にかけての3日間が暑くなるようです。熱帯夜にさえならなければ、クーラー無しでもなんとかやれます。

大晦日もお正月も夫は普通どおりに仕事ですし、娘も帰って来ませんし、暑いのでおせちもお雑煮も作らないし、我が家ではいつもと変わらない普通の日になります。


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2022年12月29日

眠り過ぎは問題か

涼しくなりました。

ちょっと涼しいのを通り越して肌寒いです。現在気温13度ですけど、半袖では寒いのでカーディガンを着ていますよ。

メルボルンの天気というのは、ホントにもうこういう感じでね、暑くなったり寒くなったり極端ですから、旅行にいらっしゃる方は真夏だからと夏服だけ持って来ると大変な目に合うのでございます。

それにしても、ちょっと肌寒いくらいの気温は寝やすくていいですねえ。昨晩はちゃんとお布団をかけてぐっすり眠れました。夜中の12時半頃に一度目が覚めておトイレに行った後、5時半まで眠りましたよ。

起きてすぐにうちの夫を勤めているツールショップまで送って行ったんですが、ちゃんと眠れたせいか頭がふらふらしませんでした。やっぱり睡眠と関係があるんでしょうか。

明日はGP(一般開業医)のリム先生の診察の予約がありますけど、目が回っていないのなら診察の必要がないかもです。

ところで、

先日、うちの娘と一緒に買い物に行った時、娘が突然ちょっと曇った低い声で言ったんです。

「お母さん、私ねえ、最近すごく眠ってる」
「どういうこと?」
「何だかものすごく眠ってるの。12時間とか簡単に眠れる」
「12時間ぶっ通しで眠れるの?」

それはうらやましすぎ!

「アンアたねえ、苦労しなくても眠れるっていうのはラッキーなことじゃあないの?眠れなくて困っている人は多いんだから」
「この間なんて3時に寝たら7時に目が覚めた」

皆さん、これね、私には良くあることなんですよ。なかなか寝付けなくて、夜中の2〜3時にやっと眠って6時とか7時に目が覚めるというのは。

でも、娘が言っているのは違うんです。

その日むちゃくちゃ疲れていたとかで、ベッドに横になったのはお昼の3時。そのまま爆睡して、一回夜遅くに起きて冷たいものを飲んだそうですが、そのまま再び爆睡して目が覚めたら翌朝の7時だったと言うんですよ。

合計睡眠時間約16時間!

人間ってそんなに眠れるものですか?

娘はかけ持ちで3つも仕事をしていますし、クラヴ・マガのトレーニングもほぼ毎日やっていますし、身体的に疲れていたのでしょう。

とにかく毎日いくらでも眠れるんだそうですけど、別に心配するようなことじゃあないですよねえ。

本人は眠り過ぎていることを気にしているようですけど。


うちの夫は、一時期毎日毎日寝てばかりいたことがあります。「うつ」で過眠だった頃もあるんですが、「うつ」ではなかった頃でも暇さえあれば寝ていたんです。

昼間でも夜でも、いつでもどこでも、すぐに眠れるというはもう「特技」だなあと冗談を言っていたんですが、しょっちゅう眠気に襲われていたのは睡眠時無呼吸のせいだったと分かりました。そういうので眠り過ぎるのは問題です。

娘の場合、日中に眠気を感じたりするわけではないそうですから、しっかり眠って身体を休めることができているのなら、そんないいことはないですよね。

私はと言いますと、最近は睡眠薬のお世話になることは滅多にありません。時々なかなか寝付けずに困ることがありますけど、そういう時に睡眠薬を半分に割ったのを飲むと気持ちよく眠りにつく事ができます。

ただし睡眠薬で眠った日の翌日は、なかなか目が覚めない時のような頭がボーッとした感覚が残ります。

薬に頼らずにちゃんと眠れる人はラッキーなんです。


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2022年12月28日

一晩中30度の熱帯夜

昨晩は暑かったです。

とは言っても、私の寝室は我が家で最も気温が低いところにあるので、昨日のような日にはありがたみを実感します。扇風機をつけていれば涼しくて、ちゃんと眠れますから。

猛暑の2階の寝室で寝ているうちの夫や息子は、昨晩はさぞ寝苦しかったことでしょう。一晩中、家の外の気温は30度くらいでしたからね。今朝の6時でも29度でしたから、2階は一体何度くらいあったんだか。扇風機があっても、あんな暑いところでは私は眠れませんよ。

乾燥していますので、昨晩のような天気だと「蒸発冷却式クーラー」は効果的なんですけどね、壊れていますからどうしようもないです。

どうするんでしょうか、修理を頼むんでしょうか。

もう修理に関することは話題にしにくい状況なので、ディッシュウォッシャー(食器洗い機)もキッチンのど真ん中に出しっぱなしですけど、私は何も言いません。クーラーの修理のことも黙っています。

こんなに次々に物が壊れては、お金が続きませんよ。夫もストレスを感じているはずですからね。

今日は、夫と息子は例の夫の父親が8月に売りに出して未だに売れていない家のメンテナンスに行っています。倒れた木や落ちた枝を片付けたり草切りをしたりといった家の外のメンテナンスですけど、敷地が31エーカーもあるので仕事に終わりが無いのです。


昨日は、朝の4時半に出勤しましたから疲れていたはずですけど、暑さのせいで昨晩あまり眠っていませんからね、そういう時に肉体労働はしんどいでしょうに。

クリスマス前の週にたくさん有給を取ってメンテナンスの仕事に行くつもりだった夫ですが、運転手兼アシスタントの息子の痔が悪化したので行けなかったのですよ。

早くあの家が売れるといいのですけどねえ、売れそうにないです。敷地は広いですけど開発とかができない土地ですし、家がしょぼ過ぎますからね。値下げしないと買い手は見つからないだろうと思います。

同じくらいの値段でもっと便利な場所にある素敵な家がたくさんあるのに、わざわざあの家を選ぶのは、家はどうでも良くて、とにかく広い土地に住みたい人だけでしょうから。


空が暗くなって来ています。雨が降りそうです。今日は気温が徐々に下がり続けて、明日は涼しくなるそうです。

花粉が入って来るので本当は窓を開けたくないんですけど、薬を飲めば耐えられるレベルなので、2階だけは窓を開けて熱い空気を外に出さないといけません。

北半球からは寒波や大雪のニュースが聞こえてきますがね、そういう寒さに関するニュースを読んでも実感がわきません。

今年の年末は餅つきをしようかとか、お正月にお雑煮を作ろうかとか考えていましたけど、次の熱波は大晦日と元旦です。気温は35度の予報ですからね、もうお雑煮を作る気はありませんよ。

大晦日恒例の年越し蕎麦も、かけ蕎麦は無理です。冷たい蕎麦料理になるでしょう。天ぷらとざる蕎麦か野菜たっぷりの蕎麦サラダを考えています。


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2022年12月27日

やっぱり壊れているクーラー

私達が住んでいる家には、元々「蒸発冷却式セントラルクーラーシステム」なるものが付いていました。

水が蒸発する時に熱を奪うという気化熱で温度が下がる原理を利用しているクーラーです。エアコンのように涼しくはなりませんけど、消費電力がエアコンとは桁違いに少ないというのが「蒸発冷却式クーラー」の良いところです。


屋根の上にでっかい「蒸発冷却式クーラー」がついていましてね、これのフィルターに水を流してそこに風を通し、温度が下がった冷風を家中に送り込むようになっているのですけど。

当然大型の強力な扇風機が付いていますから音がすごいです。冷風というのはそんなに涼しい風ではありませんが、水を使っているので湿度が非常に高い風です。

昼間に使うと大して気温は下がらないのに湿度が上がって蒸し暑くなり、私には耐え難い状況になります。ですから、昼間は使いません。

気温が40度を超えたりする日にはクーラー無しではやっていけませんので、引っ越して来てすぐに居間とキッチンにはエアコンを付けました。

さて、

この昼間にはほぼ効果がない我が家の「蒸発冷却式クーラー」ですが、夜になるとなかなか効果的で家中の室内温度はかなり下がります。

家の外が涼しくなった時には、クーラー機能ではなくて家の中の熱い空気を吸い出す機能を使うと大変効果があります。

先日から真夏日が続いているメルボルンですが、家族の寝室がある2階は夜になっても大変暑いので、一昨日の夜、うちの夫は寝る前に2階に溜まっている熱い空気を吸い出す設定にしていたそうなんですよ。

しかし、

うんともすんとも音がしていなかったんです。

壊れているんじゃあないのかと私は嫌な予感がしたんですけど、昨晩も2階は猛暑だったのでクーラーのスイッチを入れてみました。

やっぱり何の音もしません。コントロールパネルだけは通常通りに表示されているんですけど、クーラーに給水もしないし風も出て来ません。

そこで、空気を吸い出す設定に変えてみましたが、何も起きません。

やっぱり、

壊れているんですよ!

今日の最高気温は38度の予報です。そして今夜は熱帯夜になるらしいです。こういう日には2階の室温は夜になっても30度以上は確実ですが、そんな暑い部屋でどうやって寝るの?

扇風機だけが頼りですよ。


すごいでしょう?本当に次々に壊れるでしょう?

この家の前の持ち主は、いいタイミングで売ったってもんですよ。

「蒸発冷却式クーラー」は、これまでに何度も修理をしてもらったりフィルターを交換してもらったりして費用がかかっているんですけど、今回全く動かないというのは何が原因なんだか。

コントロールパネルと装置との接続の問題かもしれません。ケーブルをネズミにかじられているとか。

修理してもらわないといけませんが、まずはキッチンのど真ん中に出しっぱなしのディッシュウォッシャー(食器洗い機)を修理しないと。

「さあ、次は何が壊れるか、来るなら来い」と書いた途端に「蒸発冷却式クーラー」が壊れましたねえ。

もう来ないでください!お願いします!


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2022年12月26日

まさかの排水管トラブル

クリスマスの朝、トラブルが発生しました!

ちょっともうあり得ないようなことが次々に起きる我が家ですが、お客様がいらっしゃるクリスマスの朝というタイミングでこんなことが起きると誰が想像したでしょうか!

昨日のクリスマスは、うちの娘が例の老犬と3人のお客さんを連れてやって来ることになっていて、私はいろいろとしておかないといけないことがありました。

まずは朝のうちにディッシュウォッシャー(食器洗い機)の洗浄を終わらせて空にしておこうと思いました。クリスマスの日は洗い物がたくさん出ますからね。

スイッチを入れると、いつものようにスタートせずに変な音がし始めて、エラーのサイン「F30」というのが点滅し始めました。

「やばい!」と思ってすぐにスイッチを切ろうとしましたが、スイッチを切ることができません。しょうがないので元の電源を切り、「F30」というエラーの原因を確認したところ、排水管の異常が原因だと分かったんです。

また排水管か!

夫に相談したところ、ディッシュウォッシャーを引っ張り出して、排水ホースや給湯ホースも引っ張り出して、原因を探し始めましてね。


いや、ちょっと…

これからたくさんお料理をしなくてはいけない時に、キッチンがこんなことになると困るんですけど。

しかし、引っ張り出してしまったものはもうどうしようもないですし、あれこれ私が言うと夫のご機嫌が悪くなりますからね、私は黙って見守りました。

原因はすぐに分かりましたよ。

排水ホースが詰まっていたんです!

何でまたこんなことに…(泣)

ディッシュウォッシャーは、キッチンの作業台の下の狭い所に押し込んであったのですが、押し込んだ時にホースが曲がって一部が押し潰れたようになっていて、そこの所でホースが詰まったのです。

うちの夫は自分で直すつもりだったようですけど、クリスマスの日はメーカーの営業所もホームセンターもどこもお休みですからね、自分で直すと言っても直すための部品が手に入らないわけですよ。

邪魔になるので、直す時が来るまでは元通りに押し込んでおいてくれたらいいのに、ホース類を束ねてディッシュウォッシャーの上に固定してしまったものだから、押し込むことはできなくなりまして。

昨日の朝からキッチンのど真ん中にディッシュウォッシャーが出たままです。

ものすごく邪魔でしたが、ああだこうだと言っている暇もありませんでしたから、私は中に入っていた汚れた食器類を全部手洗いしました。

油汚れを洗うのには普段はお湯を使いますけど、ディッシュウォッシャーの給湯ホースを外すために給湯器からのパイプの栓を締めてしまいましたので、キッチンの蛇口からもお湯は出ません。

バターやクリームの汚れは、冷たい水では落ちませんからね、いちいち紙で拭き取ってからケトルで沸かしたお湯を使って洗剤液で洗うという手間がかかりましたよ。

先日、排水管の工事がやっと終わったその翌日に、洗濯室兼バスルームが洪水になるというトラブルがありました。あれは洗濯機の排水ホースを排水管に繋げるパイプが壁から取れて落ちたことが原因だったんですけど。

あの時もちょっと信じられない気持ちでしたが、すぐにプラマーが来て直してくれまして、これでもう排水管関係は大丈夫だと思ったのに、ディッシュウォッシャーの排水ホースが詰まるとは。

しかも、お客さんがいらっしゃることになっていたクリスマスの朝という最悪のタイミングで詰まるとは。

ホントにもういい加減にして!


ディッシュウォッシャーがキッチンのど真ん中にあっても、お湯が出なくても、昨日のお料理には大して影響はありませんでした。

娘が連れてきた老犬も可愛らしくて、3人の日本人女性達も大変感じの良い皆さんで、私達は日本語での会話を楽しみましたし、美味しいものをお腹いっぱい食べました。

楽しいクリスマスの一日だったんですよ。

大変だったのはね、皆さんが帰った後の皿洗い、鍋フライパン洗い、容器洗い、コップ洗い、シャンペングラス洗いと、延々と続いた洗い物。

日頃、どれほどディッシュウォッシャーに助けられているかを思い知らされましたよ。そして、いつでも簡単に蛇口から出てくるお湯も、出なくなってからその有り難さが分かるというものです。

2022年のクリスマスは、ディッシュウォッシャーの排水ホースが詰まった日として記録しておきます。

さあて、次はどんなトラブルが待っているんでしょうか。もうここまでトラブルが続くっていうことは、きっと我が家は呪われているか祟られているかでしょうよ。

来るなら来いっていう気持ちです。

排水管はどう考えてももう大丈夫なはずです。ディッシュウォッシャーの排水ホースを直せば、ほかに問題になりそうな所は思いつきません。

現在の一番の心配は、オーブンから火が出るとかオーブントースターが溶けるとかガスコンロが壊れるとかいうトラブルです。どれも以前に起きたことがあります。

給湯器は大丈夫だと思います。買い替えてから5年しか経っていませんからまだ壊れないでしょう。ええ、5年前に壊れたんですよ。あれも結構お金がかかりました。

本当にこの家に引っ越して来てからあらゆる物が壊れ続けましたからね。今も壊れ続けていますけど。

気が付かないうちに家の外の水道管が破裂していたというのもありましたねえ。あの時は水道管の修理は330ドルで済みましたけど、20万円以上の水道料金の請求が来たのでした。

そう言えば、昨日は暑かったんですけど、特に熱気が溜まる2階は夜になっても暑かったんです。こういう時には、蒸発冷却式セントラルクーラーシステムというのを使います。

屋根の上に付いているクーラーに水を流して水が蒸発する際の冷却を使って家を冷やすというシステムですが、日中に使っても大して涼しくはならないし逆に湿度が上がってむしむしするんですけど、夜なら効果的です。

このクーラーシステムには、冷却機能以外に家の中の熱気を吸い出すという機能もあります。これが大変効果的なので、昨晩うちの夫はこれを1時間タイマーでセットして寝ていましたが、セントラルクーラーシステムはうんともすんとも言っていませんでしたよ。

壊れている可能性があります。

クーラーやエアコンが壊れると大変です。これから暑い日が続くようですし、明日は38度だそうですからね。

次のトラブルはクーラーかもしれません。


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2022年12月25日

今年もハッピークリスマス

皆さん、クリスマスおめでとう。

我が家のクリスマスは、キリストの誕生うんぬんとは全く関係の無いただの季節のイベントです。はっきり言うと、家族が集って飲み食いする日です。

無宗教の私達はクリスマスなどお祝いするべきではないと娘に言われながら、私は今年もクリスマスツリーを飾りました。

クリスマスツリーが飾ってあるのを見て、うちの息子は「ツリー飾ったん?」と言いましたが、それだけです。夫や娘からはコメントさえございませんでしたが、批判されなかっただけマシというものです。

ですからツリーの下に家族へのプレゼントなんてもちろんありません。

子供達が幼かった頃にはプレゼントは準備していましたけど、最近はもうそういうのは一切無しなんです。

ちょっと残念な気もしますけどね、我が家は10月の終わりから11月にかけて誕生日のラッシュで、プレゼントを準備するとかお祝いのご馳走を作るとかが続くものですから、12月になって再びそういうのをするのはちょっとやり過ぎの感じがするんですよ。

欲しくもないものをもらってもお金の無駄使いだし、ラッピングとかでゴミを出しますしね。

それでも、義弟の娘のヴェドラちゃんには毎年プレゼントを用意していましたけど、今年はクリスマスを一緒に過ごさないので何も買っていません。

今日は、娘が一週間世話をすることになった友人夫婦の16歳を超える老犬と、シェアハウスで一緒に暮らしている日本人女性3人と一緒に帰って来ると言うので、いろいろすることがあります。

クリスマスランチのご馳走は、やっぱりロースト料理は止めました。今日は気温が32度だそうですからオーブンを使いたくないですからね。

冷たい料理になる予定です。さあ、忙しくなりますよ。

皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしください。

 
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2022年12月24日

クリスマスパーティーと目まい

昨晩は、友人のエクリーさん夫婦主催のクリスマス・イブ・イブ・パーティーがありました。毎年恒例で、一年にこの日だけ会っておしゃべりする人もいたり、昨年はこのパーティーでイラン人のご夫婦と知り合ったりしたんです。

そのイラン人の方とは、日本のTVドラマ「北の国から」で盛り上がったりもしたんですよ。それがきっかけでイランの新年をお祝いするBBQに招待していただいたりもしました。

しかし、昨晩のイブ・イブ・パーティーには、私は行かなかったんです。

目がまわっていて…

静かな場所に座っていれば大したことはない目まいなんです。ベッドに横になっていれば何ともないんですけど、パーティーで大勢の人がいる中で、立って飲んだりしゃべったりするのはちょっと無理だと思いまして。

それに、昨日は花粉がひどくて家の中でもゴーグルを付けていましたからね。そういう日にパーティーというのはちょっと…

うちの夫が一人だけ行きました。息子が車で送り迎えしてくれました。

夫は10時過ぎには帰宅しました。話を聞くと、パーティーは人が少なかったそうです。いつもなら家の中が人で埋まるんですけど。

エクリーさんの上のお嬢さんは現在ヨーロッパ旅行中なので、彼女の友人達が来なかったのもあるし、下のお嬢さんは先日盛大な仮装誕生日パーティーをしたばかりなので友人達はあまり来なかったのでしょう。

私のように行くと言っておきながら突然来ない人もいてね。

イブ・イブ・パーティーは、エクリーさんにとって大きなイベントで毎年準備を頑張るんですけど、あまり人が来なかったということでがっかりしたでしょうかね。


それにしても、目が回るというのは暮らしに大影響がありますよ。

いつもお世話になっているGP(一般開業医)のリム先生の診察は、来週の金曜日です。

今年はクリスマスが日曜日でクリスマス前後は4連休となるのですが、リム先生もクリスマス休みを取られるのかもしれませんし、予約が取れたのは一番早くて来週の金曜日だったんです。

クリニックには他に何人ものGPが診療していますから、医者を選ばなければもっと早くに診察してもらうことはできるのですけどね、高血圧の薬を処方してくれたのはリム先生だし、やっぱり私のこれまでの病歴とかをよく知っているリム先生に相談しないといけませんから。

目まいのことをいろいろ自分で調べてみて、自分の目まいは高血圧の薬と関係しているに違いないと思っています。

薬の種類を変えるとか量を変えるとかで目まいがしなくなると助かりますよ。


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2022年12月23日

不動産価格とクリスマスの予定変更

うちの夫の父親が8月に売りに出したヤラバレーにあるヒールズビルという町の外れの不動産は、値下げをしてもまだ売れていませんが、我が家の北隣り家も売れていません。

迷惑行為連発のこの北隣り家が引っ越していくのを私は楽しみにしているわけですけど、昨日は息子達がオートバイを乗り回していましたし、夜にはまたパーティーをやっていました。

12時頃にはまだ音楽が聞こえていましたが、夜中の2時半に目が覚めた時にもまだ音楽が聞こえていましたよ。

非常識極まりない!

早く家が売れて引っ越して行って欲しいですが、不動産サイトを見てみたら、この6エーカーの敷地に建つ家は350万ドルから390万ドルという値段になっています。350万ドルってね、3億5千万円っていう感じの値段ですよ。

私達が住んでいるエリアは田舎環境で1区画が大変広く、1区画を分割して販売することもできないし、1つの区画に複数の住宅を建てることもできないし、敷地内の木を切るにも許可が必要というように、いろいろ規制があります。

だから、自然に恵まれた環境の広い敷地に住みたい皆さんには人気があるのでして、一本だけある主要道路沿いにもすごいお屋敷があったりしますけど、少し奥まったところには超ものすごいお屋敷があるのですよ。

家そのものもまさに豪邸ですけど、庭もすごくて、プール付き、テニスコート付き、そういうのはザラです。道路からは見えませんけど、それだけプライバシーがあるということです。

最近、メルボルンでは星の数ほどの家が売りに出されていますが、あまり売れていません。金利が上がり続けていますしね。今後、不動産の価格が下がって行くのは確実でしょう。

私達が住んでいる地域でもたくさん売りに出ています。

北隣り家は、確かに敷地は広いですけどメンテナンスが大変なだけで何にも使えない土地だし、この家で3億5千万円はちょっと欲張り過ぎだと私は思いますね。

3億円もしなくて、メンテナンスも楽で、広くて素敵な家がたくさん売りに出されていますから、北隣り家は値下げしないと売れないと思いますよ。

一日も早く家が売れて、引っ越して行ってくれることを願っています。

おそらく、今年も大晦日のパーティーはするでしょうね。夜中まで騒いで花火を上げたりするんですよ。それもこれで最後になるはずです。


ところで、我が家のクリスマスは予定変更です。
 
うちの夫が何もしたくないと言うので何もしないことに決まっていた今年のクリスマスですけど。

と言いますのも、クリスマスイブの日までずっと仕事で、クリスマス翌日からもずっと仕事で、クリスマスの日しか休めないから何もしたくないと言っていたんです。

ところが、今週はずっと有給を取って休んでいます。昨日は仕事に行きましたが、今日からまた有給で3連休です。

この連休を使って、泊りがけて夫の父親が売りに出している家のメンテナンスに行くとかクレイジーなことを言っていたんですが、運転手兼アシスタントの息子のお尻が悪化したので行けなくなり、娘がクリスマスに帰って来ることになったので予定を変更したようです。

うちの娘は、知人夫婦の老犬の世話をすることになって、1週間ほどだそうですけど、ドッグシッター兼ハウスシッター、つまり犬の世話をしながら家の留守番もすることになり、クリスマスには帰って来ないと言っていたんです。

ところが、クリスマスの日にはその老犬を連れて帰って来ることにしたそうで、しかもシェアハウスで一緒に暮らしている3人の日本人女性達も一緒に帰って来ると言うのですよ。

お客さんが来ることになったので、食べ物のことを考えなくてはいけません。

日本人の皆さんにとっては、真夏のクリスマスというのが面白い経験でしょうから伝統的なオーストラリアのクリスマス料理を作ることも考えたんですけど、伝統的なのはロースト料理なんですよねえ。

私は、暑い日にロースト料理なんてしたくないんです。

天気予報によると、クリスマスの日は快晴で最高気温が30度。オーブンを使う料理はしたくないです。

それに、肉を食べない方もいらっしゃるそうですし。

ということで、何を作ろうかといろいろ考えているところです。デザートだけはトライフルを作ると決めています。クリスマスのデザートと言えば、我が家ではトライフルで決まりなんです。

これがワンパターンの我が家のトライフル。


早く献立を決めて買い物に行かないといけません。クリスマス前のお店は大混雑しますからね。

オーストラリア在住の日本人の皆さんは、どんな料理を作るんでしょうか。


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2022年12月22日

セミのこと

一昨日の火曜日は快晴で気温も28度まで上がり、お昼前からセミがものすごい音量で鳴いていました。

普段だと「うるさいなー」と思うセミの鳴き声も、例の赤い目をした緑のセミかもしれないと思うと、「頑張ってるな」と優しい気持ちになるのでしてね。


それにしても、セミの鳴き声というのは一体何デシベルくらいあるんでしょうか。ものすごい音量です。

ちょっと調べてみたら、もちろんセミの種類によっても個体によっても鳴き声の音量は異なるわけですが、70〜90デシベルくらいのようですね。でも130デシベルで鳴くセミもいるんだそうですよ。

130デシベルというのは、飛行機のエンジンくらいですよ。自動車のクラクションをすぐ近くで聞くと110デシベルくらいということですから、130デシベルっていうのは、聴覚機能に異常をきたしかねない危険なレベルです。

ちなみに、電車が通る時のガード下や地下鉄の構内は100デシベルくらいだそうですよ。

そういうのに匹敵する騒音レベルなわけですね。

そしてまあ1匹が鳴き出すとあっちでもこっちでも競うように鳴くでしょう?だからさらにうるさいわけですけど、あれはね、実際に競っているんです。

セミが鳴くのはメスの気を引くため。「ここにいるよ〜」とアピールしているわけですからね、自分だって負けていられないと他のオス達も頑張るわけです。

さて、昨日はさらに気温も上がりました。30度には届かなかったんですけど、とても夏らしいお天気でした。

それなのに、セミの鳴き声がしない。我が家の周りは一日中シーンとしていたんです。

どうしちゃったの?

もう1週間が過ぎたか。

それとも、クッカバーラ(日本名: ワライカワセミ)に食べられたか。

きっと寿命を迎えたんでしょう。はかない一生です。


ここまで書いて、気になったのでオーストラリアのセミというのを調べてみましたら、あの緑のセミは、学名が「Cyclochila Australasiae」というオーストラリアでは最もよく見られるセミで、オーストラリア南東部に広く生息しているそうです。

Wikipedia によりますと、この種類のセミには緑色のと黄色いのがいるそうで、緑色のは「グリーングローサー」(Green Grocer)、黄色いのは「イエローマンデー」(Yellow Monday)と呼ばれるんですって。

何だその名前は!

「グリーングローサー」っていうのはね、八百屋のことですよ。「イエローマンデー」は、黄色い月曜日?どうしてそんな名前が付いたんでしょうか。

そして、世界で最もうるさい(鳴き声の大きい)昆虫の一つであると書いてあるじゃあないですか。

うわあ、そうなの?

ちなみに、Cicada Mania というセミおたくのサイトによりますとね、緑色と黄色以外にも、青色の「ブルームーン」(Blue Moon)というのとオレンジと黒の模様がかっこいい「マスクトデビル」(Masked Devil)という珍しいタイプもいるようです。

「マスクトデビル」は、日本語に訳すと仮面の悪魔という意味ですけど、名前もかっこいいです。八百屋よりは断然いいです。

そして、この「Cyclochila Australasiae」というセミの一生というのは、やっぱり6年から7年だそうですね。そのほとんどを幼虫として土中で過ごし、羽化してからは約6週間生きると書いてあります。

6週間!

6週間生きるかどうかは、天気や気温や環境などの条件にもよるんでしょうけど、7日間しか生きられないっていうわけじゃあないんだわ。

あの緑のセミは、我が家以外の木に飛んで行ったのかもしれませんね。食べられた可能性も大きいですけど、それもまた仕方がないことです。


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2022年12月21日

目が回っています

ほうれん草のせいではありません。

もう何でこんなに目が回るのか分かりません。いつもお世話になっているGP(一般開業医)のリム先生に相談に行くつもりです。血圧を下げる薬が関係しているかもしれません。

うちの夫は、クリスマスまでは休み無しで、クリスマス翌日からはずっと仕事で、クリスマスの日しか休みがないから何もしたくないと言っていたのに、昨日から有給を取っています。

今日も休みで、木曜日は仕事に行くそうですけど、金曜日から日曜日のクリスマスの日まで3連休で、話が違うじゃんという感じです。今日は映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」というのを息子と二人で観に行っています。

私は興味がゼロなので行きませんでした。予告編をちょっと見ましたけど、目が回っている時にああいうのを映画館で見ると気持ちが悪くなって吐いてしまう危険があります。

今日は暑くて花粉もひどいので、私は家の中で過ごしています。

どこかに行って何かしたいけど、目が回っているとそれはちょっと難しいと言うか、どこに行っても楽しめませんから出かける気になりません。

毎日家にいて、ちょっとウンザリです。


普通に暮らせて何でもできている皆さん、健康であることほど幸運なことはないですよ。「ああ私は健康だなあ、うれしいなあ」と考えながら暮らしていないでしょうけど。

私だって、目が回って暮らしに支障が出るようなことになるとは考えもしませんでした。

回転はしていません。ふらふらしている程度です。時々立ちくらみのようにクラ〜と来てバランスを崩します。

またあの回転する目まいが突然襲ってくるかもしれないと常に心配しているわけでもありません。

でも、頭が常に「普通じゃあない」状態なのはしんどいです。最近はちゃんと眠っているから寝不足じゃあないんですけどね、寝不足で頭がふらふらする時と同じ感じです。

ホントに何なんでしょうか。


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2022年12月20日

ほうれん草で幻覚症状

数日前のことですが、コストコという会員制スーパーで販売されていたベビーほうれん草がリコールされたので皆さん食べないでくださいというニュースがありました。

ベビーほうれん草は、水洗い済みのものが袋に詰めて売られていて、サラダや料理にすぐに使えるので大変便利で私もよく買っています。

リコールされたと聞いて、リステリア菌か何かの食中毒かと思ったら、コストコのベビーほうれん草を食べた多くの人に幻覚症状が出たと言うんですからびっくりですよ。

ベビーほうれん草を食べて幻覚症状が出たのではなく、ベビーほうれん草に混じっていた草を食べたことが原因らしいです。

クイーンズランド州では、子供一人が入院しているとか。

昨日の時点でニューサウスウェールズ州だけで164人がベビーほうれん草を食べた後に具合が悪くなったと報告されているそうなんですよ。ヴィクトリア州では少なくとも20人が病院の救急外来で治療を受けたそうです。

症状には、せん妄、錯乱、幻覚、瞳孔の拡大、心拍の上昇、顔面紅潮、目のかすみ、口の渇きなどがあるそうですが、そんな症状を引き起こす草ってどんな草なんでしょうか。

問題のベビーほうれん草は、ヴィクトリア州内の農場で栽培されたものだそうです。

お店で買ってくるベビーほうれん草に草が混じっていることはよくありますからね、私は必ずチェックしますよ。でも、チェックしないですぐサラダにする人もいるでしょうね。

問題のベビーほうれん草はコストコで販売されていた商品でしたが、他の大手スーパー4社もベビーほうれん草やサラダなどの野菜商品をリコールしました。

そんなニュースを読んでいた昨日のこと。

私はいつもよりも目が回っていたので、晩ご飯にはカレーライスを作ることにしました。こういう時、私はよく「冷蔵庫一掃カレー」というのを作るんです。

少しずつ残っている野菜や肉、古くなって来ているものなど、何でもいろいろ入れて作るカレーです。ふと見ると、2日前にサラダにしようと思って買ったベビーほうれん草があるじゃあないですか。

ベビーほうれん草は傷みやすいので早めに食べないといけませんから、カレーに入れることにしました。

いつも買い物をするコールズ(Coles)というスーパーのベビーほうれん草でしたけど、コールズのウェブサイトでリコールの対象になっている商品を調べると、私が使おうとしていたのはまさにリコールされたベビーほうれん草だったんです。

食べないで廃棄してくださいとのことでしたが、捨てるなんてもったいない。袋から出してよく見ましたけど、草なんて混じっていませんでしたから、私はそのベビーほうれん草をカレーに入れました。

うちの夫と息子には、このカレーに入っているほうれん草を食べると幻覚症状が出る可能性があるとは言っておきましたけど。

さあてどうなるか…

ちょっと楽しみな気もしたんですけど、具合が悪くなったりするわけがないのでございました。

だって、ベビーほうれん草を全部チェックしたんですもの。草なんて混じっていなかったんですから。

問題なのは、ほうれん草に混じっている可能性がある草なのでして、ほうれん草は食べても問題ありません。


このベビーほうれん草に関する一連の報道で、最も関心があったのは幻覚を引き起こすという草がどういう草なのかっていうことです。

知りたいですよね。

ある科学者の方の話では、「Nightshade」と呼ばれるナス属の植物のどれかだろうということなんですよ。ジャガイモやトマトもその仲間なんだそうですけど、有毒な植物もあるのだそうです。

ベビーほうれん草に限らず、サラダ用の野菜はまだ葉っぱが小さい若いうちに収穫されますが、問題になる草も若いうちはただの緑の葉っぱですから、混じっていると区別することは難しいのだそうです。

今年は雨の多い天気で洪水が度々発生していますので、農場では雑草が野菜に混じる問題が発生しているのだそうですよ。

問題のベビーほうれん草を栽培した農場では、現在問題の草の特定に取り組んでいるそうです。

くれぐれも幻覚を経験したいからと、故意にほうれん草に混じっている草を見つけて食べたりしないようにしてくださいとのことです。

やっぱりいるんですね、そういうことをする人が。


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2022年12月19日

不幸なセミと夏日

セミの一生が「幼虫7年、成虫7日」で7年7日というのは有名な話です。

幼虫の時期が7年というのはよく聞きますけど、セミの種類にもよるのでしてね、もっと短いセミもいるそうですし、10年くらい幼虫のままのセミもいるそうですよ。

いずれにしても、長い年月を幼虫のまま土中で過ごし、やっと地上に出て来て無事に羽化を終え、成虫になってから1週間ほどしか生きられないというのがセミの一生です。

1週間というのも必ずしもそうではなくて、種類によっては1ヶ月くらい生きるのもいるんだそうですけど。

成虫になったセミのオスは、大きな声で鳴いてメスを呼び寄せ、オスとメスが出会うと交尾をし、メスは産卵します。

こうして子孫を残したセミは、1週間ほどで寿命を迎えるわけです。

ああ…

冬のような寒い日が続いていた先日、朝早く夫を勤めているツールショップに送って行くために車庫に行ったら、立てかけてあった板に赤い目をした緑色のセミがいました。


「あっ!こんなところにセミがいる!」
「ホントだ!気の毒になあ、7年も待ってやっと出てきたらこの寒さ!」


そんなことを話しながら夫を送って行き、40分後に帰って来たら、セミは全く同じところにいました。

身動きもせずに、じっとしていました。

お昼近くになって久しぶりにお日様が出て来た頃、様子を見に行ったらまだそこにいました。わずかに動いていましたけど。

午後に出かけた時にはもうそこにいませんでしたから、樹液が吸える木に飛んで行ったに違いないと思いました。

セミというのは、気温が低過ぎても高過ぎても鳴けないし、活動できないのだそうですね。

暖かかった日に地上に出て来て羽化したら、翌日から真冬並みの寒さが続いたりしてごらんなさい、7日間という限りある命なのに。

そんなことを思っていたら、昨日のお昼頃ですけど、セミの鳴き声が聞こえて来たんですよ。

おお、鳴いてるじゃん!

きっとあの赤い目をした緑のセミだなと思いました。

車庫にいるのを見てからもう数日経っていますからね、もしかしたら違うかもしれませんけど、あのセミだと思いたかったです。

元気に鳴いていました。

2〜3日前から天気が12月らしくなりまして気温も20度を超えています。昨日は24度になったんです。今日は27度になるらしいですよ。

水曜日には30度を超えるらしいですからね、セミさん、良かったねえ。

7日間の命はきっと残りわずか。元気に過ごしてください。


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2022年12月18日

注文したカレンダーと郵便配達さん

我が家の家族が共有して使うカレンダーは、キッチンの壁に掛けています。

いつも30センチ四方サイズで広げると縦が60センチになるのを買っています。カレンダーのテーマは、いつも食べ物。近年はずっと「デザート」というのを買っています。

キッチンに掛けておくので食べ物がテーマなのがふさわしいし、デザートの写真は見飽きることが無いのでね。

同じメーカー製の同じデザインのカレンダーを買う理由は、それが一番スケジュールを書き込みやすいデザインだと思うからですが、毎年同じのを買っているから分かるんですけどね、このカレンダーは同じ写真を繰り返し使うことがよくあります。

来年のカレンダーにも、今年のカレンダーに使用されていたケーキの写真が使われています。レシピも一緒。

製造コスト削減にはなるのでしょうけどね、がっかりしますよ。

このカレンダーはいつもオンラインショップで買っています。お店では売っていないことも多いし、オンラインで買ってもお店で買うのと同じ値段で送料無料なんですからね、オンラインで買うのが便利なのです。

クリスマス前ですから届くのが遅れる可能性があると覚悟していましたが、すぐに発送済みの連絡メールが来て、来週の月曜日から木曜日の間に届くというメールも来て、そのつもりでいたんですけど。

昨日の土曜日に、「今日お届けします」というメールが来ました。オーストラリア郵便は土曜日も配達してくれるんです。

私は昨日は一日中家にいました。郵便配達さんが来て気が付かないということはありませんでした。

ところが、「配達が完了しました」のメールが来たんです。郵便配達さんは来ていないのに。

またか!

土曜日の配達は、いつもの配達のおじさんではない人なんですけど、以前にもこういう事が何度かあったんですよ。

メールを確認すると「安全な場所に置いておきました」と書いてありました。

そこで、私は玄関の外や、配達のおじさんがいつも来る別のドアの近くや、車庫やガレージのシャッターの前など、思いつく場所を探して歩きましたけど見つかりません。

郵便受けは道路に面した門の所にあります。もちろんそこにも行きましたけど、郵便受けにはカレンダーは入らないし、門の周りにもありませんでした。

どこに置いたんだよ!

郵便受けのある門から我が家の玄関まではウン十メートルも離れているので、横着な郵便配達は家まで持って来ないんです。何度か車庫に置いてあったことがあります。

再度思い当たる場所を探し回ってから、もう一度門の所へ行きました。

門には電動式のゲートが付いていますが、この家に引っ越して来て早々に壊れたので、ゲートはもう何年も開けっ放しのままです。

ゲートの後ろの植木が大きくなり雑草がいっぱい生えています。いつの間にかアガパンサスまで生えて大きくなっていました。いつも車で通るだけの場所ですから、こんなに良く見たことはなかったです。


右端の緑の細長い葉っぱがアガパンサスですけど、このアガパンサスの後ろに白いものが見えたんですよ。

ゴミかと思ったら、正方形の白い封筒。

カレンダーじゃん!

こんなところに置いて行ったか!

道路を歩く人に盗まれないように、ゲートの鉄の棒の間から手を突っ込んで、草が茂っているアガパンサスの後ろに隠して行ったのでしょう。

見つけたから良かったですけどね、目が悪いうちの夫だったら見つけられなかったと思いますよ。


門から家まで遠いとは言っても、郵便配達さんは歩いて配達して回っているわけじゃあないんですからね、ゲートはいつも開けっ放しなのでちょっと車を乗り入れれば玄関まではすぐですよ。

いつもの配達のおじさんは、車庫の所まで入って来て車を停め、そこで荷物を下ろしてちゃんと家まで持って来てくれるんですよ。最近は、私や息子が別の部屋(ミミズが出る部屋)にいることを知っているので、玄関ではなくてその部屋のドアまで持って来てくれるんですけど。

土曜日の配達さんは、どうやら車を敷地内に乗り入れるのを躊躇しているようですね。

まあね、道路から家の玄関が見えませんし、随分距離があるので躊躇する気持ちも分かりますけど、田舎環境では道路から家まで距離があるのは珍しいことではないです。

とにかく、カレンダーは届きました。「安全な場所に置いておきました」の「安全な場所」が「盗まれない場所」ということであれば、確かに「安全な場所」に置いてありました。

この次こういうことがあったら、アガパンサスの後ろを探します。


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2022年12月17日

洗濯室兼おトイレ兼バスルーム再び大洪水

我が家の洗濯室兼おトイレ兼バスルームが大洪水に見舞われたのは、このブログを読み返してみると7月28日のことです。

原因は排水管が詰まったことでした。

あの時はですね、ごみ屋敷状態のガレージで見つけた穴の空いた自転車のチューブで応急処置をして、その後何ヶ月もそのチューブで排水をしたのですよ。

排水管の修理が終わったのは、一昨日のことです。

排水管の詰まりを直すだけではなくて、キッチンからの排水をおトイレの排水を処理するセプティックタンクに接続してもらったりしたので、工事費用は3千ドル以上かかりました。

まあとにかく、これで排水管が詰まる心配が無くなってやれやれだなあと言ったばかりなのに、

再び大洪水!(号泣)

今度は何が原因か?

洗濯機の排水ホースを排水管に接続するパイプがあるんですよ。壁に取り付けてあるんですけどね。


黒っぽいのが洗濯機の排水ホースです。排水管に流すためのこの白いプラスチックの部分がね、

全部すっぽり取れて落ちたんですよ。

こんなものが取れて落ちたりするか?


昨日はいい天気でね、気温も20度まで上がると聞いて、花粉も少なかったし、洗濯物を外に干そうと思って大洗濯をしたんですよ。

その大洗濯の大量の排水が、ドボドボドボドボと床に流れ出たわけです。

もういい加減にしてください。(号泣)


取れて落ちたプラスチックの部分は、プラマー(水道管排水管工事業者)に頼まなくても自分で直せると言ったうちの夫ですが、昨夜直そうとして簡単には直せないと分かったようです。

またあの若いプラマーの二人に来てもらうしかありません。

あの二人は予約で一杯らしいから、一体いつ来てくれることか。

排水に使っていた自転車のチューブは捨ててしまいましたけど(だって誰がこんなことになると思う?)、新品のチューブがあったので、もったいないけどそれを切って、今回はこのようにしてみました。


シンクの排水管が詰まらない限り、あるいは誰かがシンクに物を入れたりしていない限り、洪水にはならないはずです。

しかしねえ、ホントにもう解怨の儀式だとか厄払いだとか、災難を取り払うために神仏にお祈りしてくれるハッタリサービスに人々が大金を払う気持ちも分かる気がしますよ。


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2022年12月16日

無意識の視能訓練

友人のエクリーさんの奥さんが勤めているのは、視能訓練士のクリニックです。視能訓練士の方は、病気や怪我などで視機能が低下した患者さんの「見えにくさ」を改善するスペシャリストであるとは知っていたエクリーさんですが、具体的にどういうことをしているのか詳しいことは知らなかったそうです。

ところがある日、黄斑変性でものが見えにくくなった人が、網膜のまだ見える部分を効果的に使うことで「見えにくさ」を改善するというような訓練も行なっていると知って、うちの夫の助けになるかもしれないと興奮して電話をして来たのは7月の終わり頃でした。

あれから随分時間が経っているんですけど、やっとその視能訓練士の方の診察を受けることができました。

何度も書いていますけど、うちの夫は先天性の黄斑変性である「スターガルト病」という病気なんです。網膜の中心部分にある黄斑と呼ばれる部分の周囲の視細胞がまだ若いうちから徐々に死んで来ていたんですが、ついに昨年左目が見えなくなりました。

今年の5月の終わりに撮ってもらった写真がこれです。


放射線状の細い血管が集まっている大きな黒い丸い部分は、視神経が集まって束になっている部分です。ここには光を感じる細胞が無いので「盲点」とも呼ばれます。

その横に薄っすらと少し小さめの丸が見えますが、それが黄斑です。

細胞が最も高密度で集まっている視野の中心となる部分で、いわゆる「見えるもの」の詳細を知覚する部分です。ものを見る時に焦点を合わせる部分でもあります。

黒い斑点は死んだ細胞です。夫の場合は、こうして細胞が徐々に死んでしまうのです。

ちなみに、私も今年の目の検査の時に同様の写真を撮ってもらいましたけどね、私の網膜の写真には視神経が集まっている丸い部分と少し薄い色に見える黄斑があるだけで、他には何の斑点もブツブツもシミも無いツルツルでしたよ。

それを見て、うちの夫の目がどれほど異常かが分かったのでした。

細胞が完全に死んでしまっている黒い部分ではもう光すら見えないわけですが、まだ細胞が生き残っている部分がありますよねえ。その部分を効果的に使うことで「見えにくさ」を改善できるんだそうですよ。

ということで、昨日行って来たんです。

様々な検査をしたそうです。

これだけ真っ黒な斑点だらけになっているんですからね、夫は相当見えていないんだそうですよ。この写真を撮ってからすでに半年以上過ぎていますから、さらに細胞は死んでいますしね。

ところが、実際には「はい、これを読んでください」と言われた様々なものが視能訓練士の方が驚くほど読めたんだそうです。

検査の結果分かったことは、うちの夫は自分でも気づかないうちに、自分で視能訓練をやっていたんです。まだ細胞が生き残っている部分を使ってものを見るために、焦点をぜんぜん違うところに合わせているんですって。

例えば、このブログを読んでいる貴方、普通なら文字に焦点を合わせて読んでいるでしょ?

ところが、うちの夫は、読もうとしている文字とは離れた所に焦点を当てて、視野の中心から外れた部分で読んでいるんですって。

どうやってそんな事ができるんだろうかと思いますけど、無意識にそうやってものを見ているんだそうです。

ちなみに、意図的に焦点を合わせる位置を変えると、全く文字が見えなかったりしたそうですよ。思っている以上にひどい状態なのです。

とにかく、視能訓練士の方が教えようとしている技を、夫はもうすでに獲得して使っていることが分かりましたので、今この視能訓練士さんができることは無いという事でした。

これからさらに細胞が死んで見えない部分が増えて来ると、今度は道具や機器の工夫が必要になるそうです。


この視能訓練士の方は、「NDIS(National Disability Insurance Scheme)」というオーストラリアの障害者保険制度への申請を勧めておられたんですけど、昨日の検査で本当ならもっと見えないはずなのに驚くほどまだ見えているので、今はまだ申請をするなとおっしゃったそうですよ。

1回目の申請で認められなかった場合、2回目がもっと困難になるんだそうです。

実は、本人は申請する気がありませんでした。

うちの夫は、障害者として認めてもらって障害者手当をもらうとか、そういうことをしたくなかったので、NDISへの申請には全く乗り気ではなかったのですよ。

ところが、視能訓練士の方によると、NDISで障害者として認められると、仕事を続けるために必要な道具や機器の購入に補助金が出るんだそうです。例えば、もっと大きなコンピューターのモニターを買うとか、視覚支援デバイスを買うとか。

それを聞いて夫はNDISへの認識が変わったようで、もう少し見えなくなったら申請するそうです。

それにしてもね、夫はメールやメッセージがスマートフォンの小さな画面でも読めますし、右目のおかげでまだ見えているのだと私は思っていたんですけど、「焦点をずらすことで見えるようにしている時には見えている」ってことなんですよ。

左右両方の目のまだ見える部分を使って、それぞれの見えない部分を補いながら見ているので、両目で見ている時には普通に見えているつもりでも、その視界の中には見えていないものがあるということなんです。

何だかちょっと怖いですね。

もう絶対に運転はしちゃあダメというのは、このせいです。

 
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2022年12月15日

排水管工事と目が見えなくなってからの仕事

昨日の朝、ヴィクトリア州のマウントホッサムという所では、気温が氷点下5.4度だったそうです。ヴィクトリア州の12月の気温としては、観測史上最低気温だそうですよ。

我が家も本当に寒かったです。

何度も書きますけど、暦の上では今は夏なんですからね、ホントにもう。

排水管の工事は終わりました。

若いプラマーのお二人、冷たい雨の中、頑張ってくれました。排水管の詰まりは完全に解消し、キッチンからの排水が道路脇に流れ出すことも無くなり、大変キレイにしてくださいました。工事費用は3千ドルちょっとだそうです。

工事の振動のせいかもしれませんが、トイレの排水管が再び漏れ始めましたので、それも応急修理してくださいました。根本的に直すには、トイレを新しく作り直すしか無いそうです。

それこそすごい費用がかかりますからね、そんなのは無理な話です。

本当に次々に物が壊れて大きな出費が続きます。

若いプラマーのお二人は、こういう仕事をする人に多いですけどすごいタトゥーを入れていました。お一人は半ズボンから見えている片方の脚全体がタトゥーで埋め尽くされていました。二人とも鼻や顔にピアスをいろいろ付けていて、見た目から判断するとちょっとアレな感じだったんですけど。

仕事ぶりには感心しましたよ。仕上がりぶりも感心しました。出たゴミ(掘り出した古い排水管や出てきたレンガや石)を全部持って行ってくれましたから、作業終了後の我が家は本当にもうスッキリとキレイでね。

それに人柄も良くて、ちゃんと私にどういう作業をしたのかを説明してくれたりしてフレンドリーでしたし、グーグルレビューで高評価は確実なのでございます。

ところで、

私の耳の下の腫れですけど、腫れが引いて来ました。今から思えば、一昨日には耳に痛みを感じていたんですよ。ずっと痛むというのではなくて、何かの拍子に針で刺すような痛みを感じて、あの日は何度も「痛っ!」と言っていたのです。

何だったんでしょうかね。昨日は微熱も出ましたので、この歳になっておたふく風邪かもしれないとも思いましたけど、今日はもう平熱です。ひどくならなくて良かったです。

目まいだけが心配です。


さて、話は変わりますが、昨日のことなんですけど、うちの夫が以前勤めていた電動工具メーカーのBさんと仕事の話をしたそうです。

Bさんとは今でも親しくしていて、一緒に木を切りに行ったりする仲間なんですが、仕事の話というのはうちの夫の目が見えなくなった時にできる仕事の話です。

うちの夫は、遺伝性の黄斑変性で目が見えなくなって来ていまして、車の運転ができなくなったのもそのためです。

黄斑変性という目の疾患は、視野が中心部分から黒く欠損したり歪んだりして、次第に何も見えない黒い部分が大きくなって来るんですけど。

夫の左目の視野は、すでに中心部分が黒くなっていて何も見えていないそうですが、まだ右目が何とか見えているので文字を読めるんですけど、右目の視野も欠損し始めると文字を読むことが困難になりますから、現在勤めているツールショップの仕事はできなくなります。

家では大きなスクリーンに表示させて見ていますし、今どきはコンピューターが人工音声で読み上げてくれたり、声に出してしゃべったのを入力してくれたりといろいろ補助機能があるんですけどね

今年5月の終わりに撮ってもらった目の奥の写真を見ると、来年には右目も見えなくなり始める可能性があると思っています。

ツールショップを辞めるしか無くなった時にできる仕事というのを夫は模索中らしいんですが、目が見えなくてもできる仕事の筆頭は「話をする仕事」です。

それでBさんから勧められた仕事というのがですね、その電動工具メーカーの「カスタマーサービス」の仕事なんですよ。もう少し詳しく言うと、非常に細かいことをああだこうだと言って来る難しいユーザーや怒ったユーザーのクレームに対応する仕事です。

現在は、「カスタマーサービス」のスタッフで手に負えない難しいケースはBさんに回って来るんだそうですが、Bさんにはもっと重要な仕事がいろいろあるので、そういうことに時間を取られて困っているらしいんです。

高度な商品知識とメンタル力が必要ですよ。

うちの夫は、電動工具やツールに関しては「歩く百科事典」並みの知識があるので商品知識に関しては問題ないと思いますし、必要ならもっと勉強するでしょうけど、難しいお客やクレームに対応する仕事ってメンタルヘルスに悪いですよねえ。

現在勤めているツールショップでもクレームへの対応はしていますけど、話を聞くと信じがたいレベルの難しいお客がいるのでしてね、そういうので精神的に疲れた日は、仕事から帰って来ても機嫌が悪いし家の中の雰囲気も悪くなりますから、私もメンタルがおかしくなるんです。

そういうのを専門に担当するんですか…

ユーザーの質問に答えたり問題解決を手伝う「カスタマーサービス」の仕事は、目が見えなくてもできる仕事ですし、知識を生かせる仕事でもありますし、家にいてもできるというのも好都合なんですけど。

この仕事をすることに決めるにしても、始めるのは腎臓を提供する手術が終わってからだそうです。

はい、そうなんです。腎臓を提供するんです。

まだ100%確実に決まったわけではないんですが、このまま検査が順調に進めば、来年の3月か4月に腎臓を摘出するんだそうですよ。

手術後の回復時にも家からできるし、目が見えなくなってからもできる、ということで考えているらしいのですけどね。

とにかく、来年はいろいろなことが起きる年になることは確実です。うちの息子も3回目の手術が待っていますしね。私も目が回るがどうのこうのと言っていられません。


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2022年12月14日

寒さと排水管と耳下腺炎

何度も書きますけど、メルボルンの12月は夏です。

でも、

寒い〜!

昨日はね、途中止めになっていた排水管の修理をしにプラマー(水道管排水管工事業者)の二人組が来てくれたんですけど、排水管の修理だけではなくてキッチンからの排水をおトイレの排水を処理するセプティックタンクに接続する工事も結局うちの夫は頼んだらしくて、大工事になりました。

工事費用がウン十万円になるのは確実ですよ。どうやって払うんだろう…

いつまでこの大きな家(持ち主はうちの義妹)に住むか分からないので、売りに出せば解体されるのが確実なこの家に大金を使いたくないという話をしたばかりなのに、小さい家に引っ越すという話は無くなったも同然ですね。

それはともかく、

昨日は天気が悪くて朝から時々小雨も降っていたので、地面を掘ったり這いつくばったりしてプラマーの二人は泥まみれ。キッチンからの排水管は臭うしね、大変な仕事ですよ。

午前中は気温も15度くらいで、肌寒いとは言え仕事をするには働きやすいコンディションだったと思うんですけど、お昼過ぎから冷たい雨がザーザー降り始めました。

気温は10度にまで下がり、一時は土砂降りに近い状況になったのですけど、作業を中止できないらしくて土砂降りの冷たい雨の中でも続けていました。

私はオイルヒーターがある仕事部屋にこもっていたんですけどね、家の中はとても寒かったです。外で冷たい雨に濡れたプラマーの二人はさぞ寒かったでしょう。

一段落した所で、続きは明日の朝来て終わらせますと言って、二人は帰って行きました。若い方のプラマーが早く家に帰って熱いシャワーを浴びたいと言っていましたよ。

12月にこの寒さは完全に異常です。

今朝の気温は8度でした。今も10度しかありません。冷たい雨が降っています。今日も寒い一日になりそうです。


ところで、今朝、朝ご飯にポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を食べていたら、耳のあたりに違和感を感じましてね。何だか耳のあたりがしびれているような感じがしたんです。

触れてみてびっくり!

耳の下がぽっこりと腫れているんですよ。

両耳とも腫れていますけど、特に右側がひどいです。鏡で見ると、丸い顔が五角形になっています。

腫れ以外の症状は無いです。腫れているのは耳の下だけで、他のリンパ節に腫れは無いです。

最近、耳周辺のトラブルには神経質になっていますから、この腫れはもちろん気になっています。

バクテリアかウイルスに感染したのだろうと思いますけど、炎症が耳の中の半規管とか前庭部分には影響しませんようにと祈る気分です。

またあの回転する目まいが始まるんじゃあないかという心配が復活しました。


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2022年12月13日

パネットーネという菓子パン

メルボルンではクリスマスが近づいてくると、あらゆるお店で「パネットーネ」というイタリアの菓子パンが売られるようになります。

イタリア系の人口が多いですし、イタリアの食べ物は人気があるのです。

パネットーネは高さのあるドーム型の菓子パンで、ブリオッシュ生地のようなバターがたっぷり入ったケーキとパンの中間のような生地に、干しぶどうやオレンジピールなどのドライフルーツを混ぜ込んであります。

人気があるのも納得の美味しいパンなんですけど、毎年これを買う度に自分で作ってみたいもんだと思っていました。

スーパーでは、800グラムくらいのが12ドルで売られていまして、そんなに高価なものでもないんですけど、ブリオッシュは時々作りますからね、自分で作れない理由がないと思っていたんです。でも作ったことはありませんでした。

理由は、まずドーム型に焼くための深い型を持っていないし、パネットーネ用の紙製のケースはオンラインで買えば手に入りますけどお値段が結構するということ。

そして、調べてみると、パネットーネというのを正しく作るためには、パネットーネ用の発酵種が必要なんだそうで、そんなものは手に入らないんですよ。

Wikipedia によると、パネットーネ用の発酵種は「生後すぐ初乳を飲んだ後の子牛の腸内から採集した物質と小麦粉を混合した発酵種」と書いてあるんですけど、

何だそれ!

そんなものを探して手に入れたいとも思いませんから、普通のパン作りに使うイーストで作ってみることにしました。

問題は、いかにしてあの高さのあるドーム型にするかということだったんですが、先日味噌汁を作っていた時に、使っていた片手鍋が丁度いい大きさだと気づいたんです。

私の片手鍋は、ステンレス製ですからオーブンに入れてパンを焼くのに使っても問題はないだろうと思いました。

作ってみたら、お店で買うパネットーネとは少し違いますけど、それなりに美味しい菓子パンができたんです。


作り方は、私が考えたレシピですからもちろん簡単です。ケーキを作る時のように材料をとにかく混ぜて、しっかりこねてパン生地にして、後はとにかく待つだけです。

発酵に普通のパンの倍以上時間がかかりましたから、朝一番に生地を仕込んで焼き上がるのは夕方頃という具合なんですけど、まあ待つと言っても他のことをしていればいいんですから。

一番面倒だったのは、1次発酵が終わった生地にドライフルーツを混ぜ込むところでした。お店のパネットーネにはそんなにたくさんドライフルーツが入っていませんけど、私は欲張りなのでたくさん入れたから1回目は層のようになりました。

そこで、混ぜ方を少し工夫してみたら上手く行きました。

こんな感じに混ざっていました。ちょっと偏っていますけど、手作り風でいいんじゃあないでしょうか。


ということで、作り方を紹介します。

英語で書いたレシピはこちらです。

18センチの丸型の深いケーキ型が必要です。私は18センチの片手鍋を使って焼きました。高さのあるドーム型にならなくても構わない方は、大きめのケーキ型かパン焼き用の四角い型でも焼けます。その方が切り分けるのが楽です。

<材料> *オーストラリアの計量カップは250ml
強力粉(パン用の小麦粉)3カップ
ドライイースト 小さじ2(7g)
グラニュー糖(Caster Sugar) 1/4カップ(お店のくらい甘くしたかったらもう少し必要ですけど、私は1/4カップで十分)
塩 小さじ1
温めた牛乳 1/2カップ
溶き卵 Lサイズ3個分(後で塗るために大さじ1/2くらい取っておく)
バター 125グラム *柔らかくしておく
ミックスフルーツ(Mixed Fruit) 1カップ(もっと入れてもいい)
*私が使ったミックスフルーツという商品には、レーズン、サルタナ、ブラックカラント、ミックスピール(オレンジとレモンの皮)、ドレンチェリーが入っていました。
ラム酒あるいはブランデー 大さじ2〜4

<作り方>
1.大きなボウルに強力粉、ドライイースト、グラニュー糖、塩を入れてよく混ぜる。
2.温めた牛乳、溶き卵、柔らかくしておいたバターを加えてよく混ぜる。最初はベトベトしていても、しっかりこねていくうちになめらかな生地になります。
3.大きなお皿で蓋をして温かい場所に置いておき発酵させる。2倍に膨らむまで2〜3時間かかります。温度次第ではもっとかかります。



4.発酵を待っている間に、ミックスフルーツにラム酒をふりかけておく。電子レンジで温めるとドライフルーツがラム酒を吸いこむのをスピードアップできます。


5.ケーキ型あるいはパン型にべーキングペーパーを敷いておく。私は片手鍋を使いました。


5.1次発酵が終わった生地を小麦粉をふったボードか何かの上で大きな長方形に伸ばして、ミックスフルーツの半分を均等に散らし、空気を抜くようにきつく巻いて棒状にする。



6.これをまた平らに長方形にして、残りのミックスフルーツを散らして、またきつく巻いて棒状にする。この棒状の生地を巻くなり折りたたむなりして丸いボールにする。

7.なめらかな面を上にして型に入れ、大きなお皿で蓋をして温かい場所に置いておき発酵させる。2倍以上に膨らむまで2〜3時間かもっとかかります。



*本当は鍋の上まで膨らむのを待つべきだったんですけど、この時は夕方が近づいて暗くなり、写真を撮るために少し早かったけど出したんです。もっと膨らむまで待つべきでした。

8.しっかり膨らんだら十字形に浅い切れ目を入れて、取っておいた卵を塗る。


9.180度に予熱しておいたオーブンで40分から50分焼く。厚手の鍋で焼くと最低でも50分はかかります。上が焦げてくると思うので焦げないようにアルミホイルをかぶせる。焼き上がったら型から出してラックで冷やす。



早く焼きたくてウズウズするんですけど、とにかくしっかり膨らむまで待つことが大事です。

焼き立ても美味しいですけど、冷めて固くなったのを少しトーストして食べるのもまた美味しいです。

お店で売っているパネットーネのようにしっかり甘いのにしたい方は、砂糖を大さじ1〜2追加してください。甘くなればなるほど焦げやすくなりますから要注意です。

あっという間に無くなったので昨日また作ったんですけど、昨日はちゃんと膨らむまで待ちました。



大きな型が無い場合は、ロールパンのように丸めて焼いたり、マフィン型で焼いたり、いろいろできますよ。

作ってみてね。


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2022年12月12日

夫の送り迎えと目まい

3日ほど前から左の耳の奥が痛いのが気になっています。もちろん、それが耳の中にある半規管とか前庭部分の炎症のせいで、再びあの恐ろしい回転する目まいになるんじゃあないかという心配があるからなんですけど。

ちょっと気にし過ぎかもしれません。

でも、あの回転するやつは本当に怖いんですよ。

誰も家にいない時に始まった時のために、前回倒れた場所であるバスルームに嘔吐袋を用意していますけど、どうやって救急車を呼ぶかが問題です。

まあそういうことを毎日心配しているわけです。

でも、ふらふらクラクラしていたのが、クラクラがおさまって来てふわふわだけになっていますから、治ってきているのかもしれません。

しっかり眠った時はあまりふわふわしないので、睡眠の影響も考えられます。だから、3時とか4時とかに目が覚めた後にもう一眠りすることが重要なんです。

ところが、これまでは朝の5時過ぎとかに夫を勤めているツールショップまで送って行かなくてはいけませんでしたから、朝のもう一眠りは不可能でした。

家から近い店舗に転勤してからは出発は6時頃なんですけど、6時に運転をしないといけないと分かっていると気になってもう一眠りはできないのです。

ふわふわクラクラする目まいが始まって以来、そういう状態で運転するのは危ないということもありますけど、気にしてくれているんだと思いますが、うちの夫は送り迎えを息子に頼むようになりました。

今朝も息子が行ってくれました。

夫は、お天気が良ければ自転車で行っていたんですけどね、最近は自転車で通勤することが減っています。

以前勤めていた店舗には、まだ真っ暗な早朝に家を出て、冬の寒さの中を片道40〜50分もかけて行っていたんですけど。

現在の店舗なら片道20分ですが、とにかく雨の日が多いのと、天気が良い日は花粉が大変とか暑くて汗が出るとか、理由はいろいろあるのでしょう。

とにかく、息子が送り迎えをしてくれるので私は助かっています。


いつか息子が家を出て私達が二人暮らしになった時、私が運転できない時にはどうするのかと言いますとね、夫はバスで通勤できるんですよ。我が家から歩いて5分のバス停から乗り換え無しでお店の近くまで行けるんです。自転車で行くよりも時間がかかりますけど。

それに、スタッフの一人のCさんが時々遠回りをして車に乗せてくださるしね、何とかやれるんです。

病院に行ったり、買い物に行ったりするのでも、バスと電車で行けない所はありません。時間がかかって不便だと言うだけです。ウーバー(タクシーみたいなもの)という手段もありますし。

でも、木を切ったり草刈りをしにトラックで行くのは、息子がいなくなると難しいですよ。どうするんでしょうかね。私はもうトラックは運転したくないんですけど。

トラックは売ったんじゃあないのかって?

まだ売っていないんですよ、それが。

夫の父親が8月に売りに出して未だに売れていない例のヒールズビルという町の外れの不動産の31エーカーにも及ぶ敷地のメンテナンスのために必要なんだそうです。

草刈りと倒れた木や落ちた枝の始末に終わりがないんです。草はこの時期いくらでも伸びますし、強風が吹く度に大きな木の枝が落ちたりしますからね。あの家が売れるまでメンテナンスの仕事は続くのです。

早く売れたらいいですけど、あのしょぼい家と開発が禁止されている広すぎる土地にあの値段では、売れないだろうと私は思いますよ。

少し値下げしたみたいですけど、それでも買い手がつかないというのは、物件に値段に見合う魅力が無いということでしょう?

メンテナンスの仕事は、ツールショップの仕事が休みの日に行っているので、疲れがたまるはずです。いつまでも続けられないだろうと思います。


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2022年12月11日

アプセットと今年のクリスマス

「アプセット(Upset)」という動詞ですが、「人を動揺させる、苦しめる」「ものごとを混乱させる、ダメにする」「お腹の調子を悪くする」といった意味がありますが、スポーツにおいては「強い相手を思いがけなくやっつける」と言った意味がありまして、名詞として使われる場合には「番狂わせ」という意味で使われることが多いんですけど。

何と言ったらいいのでしょうか、もうホントに今回のワールドカップ・カタール大会は、過去にないアプセットの連続ですね。

準々決勝ともなると、各国チームがベストメンバーでの全力勝負になるわけですから、サッカー大国というんですかランキング上位の強いチームが普通は勝ち進むものですけどね。

クロアチアがブラジルに勝ったのにもびっくりしたけど、モロッコがポルトガルに勝ったのには超びっくりしたわ。

イングランド対フランス戦は、両国の長い歴史からお互い最も闘志を燃え上がらす特別なライバル関係ですし、両国ファンはテレビの前に釘付けとなったことでしょう。

いつもいいところまで行って国民の期待が高まった所で負けるというのを繰り返してきたイングランドに勝って欲しかったけど、「ペナルティーキックに呪いがかけられている」というのが本当なのか、やっぱり負けました。

さて、

残っているのは、アルゼンチン、クロアチア、モロッコ、そしてフランス。

順当に行けば優勝はアルゼンチンかフランスかということになるんでしょうけど、アルゼンチンも今大会サウジアラビアに負けていますしね、何が起きるか分かりませんよ。

さらなるアプセットが期待されます。


ところで、話は変わるんですけど、もうすぐクリスマスだというのに今年のクリスマスがどうなるのか、私は何も聞いていませんでした。

クリスマスの日には、義母(夫の母親)の家に家族が集まるのが恒例です。昨年はドバイ在住の義妹も帰って来て、義母の離婚した元夫とその奥さんの中国人も招待されて、その元夫の弟夫婦も招待されていて、義母の姉もやって来て、総勢15人のクリスマスランチ(ディナー)になりました。

15人も集まると食べ物の準備が大変ですから、それぞれ任された料理を持ち寄ったりもしたんですけど。

先日義母とそのパートナーが我が家に立ち寄ったので、クリスマスのことを聞いてみました。

そうしたら、今年のクリスマスは何もしないと言うのですよ。

うちの夫は、クリスマス前日の夜遅くまで仕事で、翌日も朝早くから仕事だから、クリスマスの日にはどこにも行きたくないと言います。

そこで、私は我が家に家族が集ることにして料理は私が担当でもいいと言ったんです。ところが、これにうちの夫が反対。疲れるからそういうのはしたくないと言うのです。

ということで、今年のクリスマスは普通の一日になることが決まりましたから、私達は家族4人でちょっとしたご馳走でも食べて過ごすんだなと思っていたら、うちの娘はクリスマス前後の1週間、知り合いの夫婦の犬の世話を頼まれていて、その夫婦の家で留守番をすることになっているので帰って来ないと言います。

ということは、夫と息子と私の3人だけ。夫からはご馳走も何もいらないと言われました。

うちの家族は、クリスマスにプレゼントを交換したりする習慣も嫌っていますから、そういうこともしないんです。

近年、私達はホントに何もしない退屈な家族になって来ていますよ。無神論者の私達は、キリスト教を批判しているのにキリスト教に関連するイースター(復活祭)とかクリスマスをお祝いするのはおかしいと言いましてね、何もしないことになって来たんです。

クリスマスって、ほとんどのオーストラリア人にとっては、キリストの誕生云々とは関係の無い、ただの文化的な季節のイベントなんですけど。

お正月も夫は仕事ですから何もしませんし、バレンタインデーなんて商業主義が作り出したことだと馬鹿にして何もしませんし、ハロウィーンにも何もしなくなったし、もうね、本当に楽しむことが無くなっているんです。

家族の誕生日だけはお祝いしますけど。

何だかちょっと退屈です。

寒い日が続いているので、もしかしたら年末年始も寒いかもしれませんよねえ。もしも暑くなかったら、年末に餅つきでもして(餅つき機でですけど)お正月にはお雑煮を作ってみようかなと思ったりしています。

お天気次第ですけど。

だって気温が30度を超えるような暑さの中では、たとえ餅つき機で作るにしても暑さ我慢大会みたいになっちゃって苦しいだけですしねお雑煮も食べる気になりませんから。

先週末に突然真夏日になった後、また寒い日が続き、昨日今日と気温が上がって初夏のような天気ですが、明日からまた最高気温が15度前後という寒い日が続くそうですから、餅つきをするチャンスはあると思います。


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2022年12月10日

迷惑行為連発の北隣り家

このブログで度々話題にしている迷惑行為連発の北隣り家。

北隣り家の息子達がオートバイレースをする爆音が鳴り響いた昨日、「そろそろハイスクールは長い夏休みになる頃だな。これから新学期が始まる2月まで騒音が思いやられる」と肩を落としていたところ。

夕方からはドンドンドコドコと音楽が始まりまして、若者達の雄叫びが響き始めました。

北隣り家の親はパーティー好きらしくて、時にはバンドでも呼んでいるのかというようなライブミュージックの大騒音パーティーもあるんですけど、息子達がティーンエイジャーになってからはパーティーの頻度も増しているんです。

昨日は、暗くなってから花火も上がり(法令違反じゃん!)、爆音がして我が家は一瞬停電になったりもして、

いいかげんにしろ!

私の寝室は北隣り家との堺の生け垣に近いのでね、うるさくて眠れません。

夜中の12時近くになってもまだ音楽と若者が騒ぐ音が聞こえていましたが、流石に私も眠ったので、12時頃には静かになったのかもしれませんけど。

ホントに耐え難いのでございますよ。

そうしたら、

ゴミ収集用容器を道路に出しに行った息子が言いました。

「北隣り家は引っ越すんだね」
「ええ?どういうこと?」
「For Sale(売物件)の看板が出てるよ」
「マジか!」

やったああああ!

これで長年の苦労が終わる。

…かもしれない。


早速不動産サイトで確認しましたら、確かに売りに出ています。

敷地面積6エーカー、寝室数5室、バスルーム数3室、車を停める駐車スペースは12台分と書いてあります。

ワークショップ付きの広いガレージの横には隠れ家的な部屋もあって、そこにはビリヤードテーブルが置いてあったり大きなテレビがあったりして、こういうのがお好きな方にはたまらないでしょう。

値段は書いてありませんでした。数億円はすると思いますよ。

家の北側に広いアウトドアのエリアがあって、その向こうに大きなスイミングプールがあるので、パーティーをするにはもってこいですけど、北隣り家の家の北側なんですから我が家からはかなり離れているんですよ。

それなのにあの騒音というのは、一体どれだけ音楽を大音量にしていたんだか。しかしねえ、あの配置だと少々大きな音を出しても近所に迷惑をかけることは無いと思っていたのかもしれません。

ユーカリの大木に囲まれていて、家から見える眺めは自分達の広い敷地だけですからね、世界からは隔離されているように見える風景です。

とにかく、あの家族が引っ越して行くと思うと嬉しいです。

早速うちの夫に報告したら、「オートバイを乗り回す息子達がいる家族が引っ越して来るかもしれないな」と言いました。

そうならないことを祈ります。


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2022年12月9日

ウクライナと恵まれている私

寒いです。

ホントに真夏とは思えない寒さです。

昨日はずっと仕事部屋のオイルヒーターを付けていましたけど、今朝も10度ほどくらいですからヒーターはもちろん付けていますし、綿入り防寒コートも着ていますよ。

早くセントラルヒーティングを直してもらっておけば、こんなに寒い思いをしなくて済んだのにと、ぶつぶつ不平を言いながらふと思いました。

現在ウクライナの何百万にもの人達が、侵略者ロシアがインフラを破壊したせいで、ガスも電気も無い暮らしをしていらっしゃる。現在のウクライナはメルボルンとは比べ物にならない寒さのはず。水道も破壊されて水が無い地域も多いと聞く。

どうやって暖を取り、水を手に入れ、お料理とかしていらっしゃるんでしょうか。

暖炉や薪ストーブがある家なら暖を取ることはできます。薪ストーブは、料理に使えるタイプもありますし。でも近代的な集合住宅には、暖炉はないですよ。

「私だったらどうやって暖を取る?」と考えると、暖かい服を着ることくらいしか思いつかないです。寝る時にはホットウォーターボトル(ゴム製湯たんぽ)がいいですけど、水が無いとどうにもなりません。

照明はろうそくやランプでなんとかなるでしょう。

水は家に井戸がある人は助かっているでしょうが、井戸がある家なんて多くないです。給水車が来ていればいいですが、そうでなかったら寒さの中、水がある所まで水をもらいに行かないといけませんよね。大変です。

ガスも電気もないと、どうやって料理をすればいいのでしょうか。ポータブルのガスコンロ?家の外で焚き火?それはちょっと寒すぎます。

発電機は私達も長期停電の時に使いますけど、ガソリンが必要だし排気ガスがひどいですから家の中では無理です。集合住宅では使えないでしょう。

温かいシャワーなんて不可能ですね。洗濯物はどうしているんでしょうか。水が無いのなら洗えませんね。トイレを流すこともできませんね。

そういう不便な暮らしも、いつミサイルが飛んで来るか分からない、警報のサイレンがしょっちゅう鳴り響いたりする、そういう中での暮らしなのでしょう。

ウクライナの皆さん、本当にお気の毒。

プーチン早く死んで!


セントラルヒーティングは使えなくてもオイルヒーターがある私。寒いけど、こんな寒さはしれているんだし、必要なら薪ストーブで暖を取ることができます。

電気もガスもあって、水道をひねると水も出るし温水もでる。毎日暖かいシャワーを浴びられるし、美味しいものを簡単に料理して食べられる。

洗濯物はスイッチを押すだけだしね。

ウクライナの皆さんだって、ロシアが侵略して来るまではそういう暮らしだったわけですよ。それが、こんなことになるとは。

せめて水道だけでも早く復旧すると、だいぶ助かりますよね。

自分がそういう状況で暮らすことになったらどうするだろうかと考えてみましたけど、やはり水やガスや電気のあるところに住んでいる親戚や友人を頼るでしょうね。

頼れる人がいなければ、避難場所に逃げるしかないです。

でも、避難することができない人も多いと聞きます。家に寝たきりの病人や高齢者がいるとか、経済的な理由で移動の手段が確保できないとか。

すべての苦労は簡単に終わらせることができるんですよ。ロシアがこの残虐な侵略を止めてウクライナから出ていけばいいんです。

ウクライナが譲歩するべきだとか言う人がいますけどね、過去にロシアの支配下でウクライナの人々がどれほどの苦しみを味わったか、何百万人もが餓死したホロドモールとか、歴史を知れば、ウクライナの人々がロシアの侵略に対して国民一致団結して抵抗している理由が理解できるはずですよ。

私もね、平和なメルボルンで恵まれた暮らしをしているんだから、寒いとか文句を言うのはやめます。


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2022年12月8日

3回目の手術と医療制度

うちの息子がハイスクールの頃から痔の問題を抱えていたことを知ったのは、状態が悪化してついに医者に相談したというのを息子から聞いた時です。それは新型コロナのパンデミックが始まる前の年の12月ですから、2019年のことですね。

もう3年にもなるんですよ。

私達家族が経済的に苦しかったのと、娘が精神的な病気で苦しんでいて、その治療費の工面にも親が苦労しているのを知っていた息子は、自分の痔の問題は誰にも言わずに我慢していたのですよ。

そのために、重症にまで悪化してしまったのです。

息子が相談したGP(一般開業医)の若きリム医師は、すぐに病院の専門医に診察してもらえるように手配してくださったんですけど、診察してもらえるまで何週間か待たされて、専門医からはクローン病かもしれないから内視鏡検査が必要と言われました。

検査は結局複数回必要だったのですが、オーストラリアの公立の病院というのは待ち時間が大変なことになっていましてね、検査を受けるにも診察を受けるにもとにかく待たされるんです。

公立の病院は数が足りていないし、医者や看護師などのスタッフも足りていないからです。

2〜3週間待って内視鏡検査を受け、また2〜3週間待って結果を聞きに行き、再検査が必要だと言われてまた2〜3週間待ち、という具合に、クローン病ではないと分かるまでに何ヶ月もかかりました。

やっと手術をしてもらえることが決まった時に、新型コロナのために命に関わらない手術は中止になってしまい、その後、息子の痔は大変悪化して、激痛のために寝たきり状態になったんですよ。

その後どうなったのかというのは、このブログを定期的に読んでくださっている皆さんはご存知でしょうけど、手術費用全額負担で民間の病院で手術を受けたのです。民間の病院では、通常通り手術は行われていましたから。

それが一昨年の暮れのことです。

公立の病院で手術をしてもらうと無料なんです。民間の医療保険に入っていれば、民間の病院での手術費用の何割かは保険でカバーされるのでしょうけど、我が家は民間の医療保険に入る経済力はありません。

手術の費用は、うちの夫の家族が援助してくました。

1回の手術では治らない重症でしたので2回目の手術が必要でしたが、2回目は公立病院で受けられると聞いていたのに、新型コロナ患者が激増してメルボルンは世界最長となったロックダウンに突入。

もちろん命に関わらない手術は中止ですよ。

1年以上待っても見通しが立たないことから、結局、再び民間の病院で2回目の手術を受けたのが今年の2月でした。

決めてから手術をしてもらうまで2週間ほどでしたよ。経済力があると、このように迅速に必要な医療サービスを受けることができるわけです。

さて、

昨日のことですが、息子は手術をしてくれた専門医の診察を受けに行きました。この医者は、公立の病院でもパートタイムで仕事をしている人で、3年前からずっとお世話になっている方なんですけど。

やっぱり3回目の手術が必要なんだそうです。そして、3回目の手術は複数の公立病院で順番待ちのリストに入っているそうです。

上手く行けば今年中に手術してもらえるということだったんですが、現在メルボルンの公立病院はどこも患者数に対応できていない状況で、手術が延期になっているというニュースがありました。

公立病院に来る患者が多すぎるのと、病院の医者や看護師が足りていないのが原因です。

もともと公立病院では医者や看護師が足りていないのに、新型コロナを含む様々な病気で休んでいる人が多いので、もっと足りなくなっているそうなんですよ。

そして、患者が多すぎるというのはね、新型コロナのせいではないそうです。

もちろん新型コロナの患者もいますけど、メルボルンでは患者数はずっと横ばいが続いていますし、重症化する人は多くないのですよ。

公立の病院に来る人が急増している理由は、新型コロナ以外の病気や事故なんだそうです。地域のGP(一般開業医)に行けば済むような問題なのに、公立病院の救急外来にやって来る人が多いというのが理由の一つなのです。

地域によってはGP(一般開業医)も足りていないことと、経済的な理由でGPへ行けない人達が、無料で診察を受けられる公立病院にやって来ているということなんです。

物価の上昇で生活が苦しい人が増えていると聞きますが、最近は賃貸住宅の家賃が値上がりし続けていますし、今年に入ってからは、インフレ抑制のためにオーストラリアの準備銀行(中央銀行)が金利を上げ続けているために、住宅ローンの金利も値上がりし続けているんです。

GPで診察を受けると1回の診察で60〜70ドルかかります。支払った診察料の大部分は公的医療制度のメディケアで払い戻されますけど、食べるのにも苦労している人に60〜70ドルは払えませんからね。

公立の病院では、緊急を要する患者から診察するので、緊急ではない人は十何時間も待たされたりするような状況だそうですよ。他の医療機関へ行くことができる人は、病院へ来ないで他へ行ってくださいと病院が声明を出すような状況です。

こんなことでは、

息子の3回目の手術は、今年中はもう無理なのは確実ですけど、一体どれだけ待たされるのか予測もできません。

現在は、ほぼ普通の暮らしができるようになっていますし、運転もできるし、長時間イスに座って絵を描く仕事もできますし、夫が木を切ったり草を切ったりする仕事の手伝いもできているので、3回目の手術は公立の病院で順番が来るのを待つ予定ですけど。

完全に良くなったら、いろいろやりたいことがあるそうなんですよ。でもね、3回目の手術がいつになるかが分からないので計画が立てられないんですって。絵の仕事だけでは収入が安定しないので別の仕事もしたいらしいのですけど。

本当に気の毒な状況です。20代の前半を無駄にしてしまいましたからね。

こんなにひどくなる前に早く治療を受けていればと、悔やまれてなりません。


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