2019年11月30日

安息香酸ベンジル液8瓶

先日、うちの夫が「Benzemul Application」という液体200ml入りの瓶を

8瓶買ってきました!


「Benzemul Application」には、安息香酸ベンジル(Benzyl Benzoate)というのが25%含まれているそうです。安息香酸ベンジル安息香酸ベンジルの用途の一つは、シラミやダニを駆除することです。

夫の話によりますと、うちの娘が手の指の間が痒いというので見てみたところ、夫は「スケイビーズ(scabies)」だと即座に診断を下しまして、その治療薬として「Benzemul Application」という液体を買って来たのだそうです。

「スケイビーズ(scabies)」は、日本語では疥癬(かいせん)と呼ばれます。ヒゼンダニという寄生虫による皮膚感染症だそうですが、私は聞いたことがありませんでした。

なんでも、あらゆる皮膚疾患の中でも最高レベルの痒みが生じるそうで、痒いとかきむしってしまう傾向があるうちの娘にはさぞ辛いことでしょうが、

夫の見立ては正しいのか?

そして、

なんで8瓶も必要なのか?

夫はペルメトリンという薬剤入り軟膏も買ってきており、娘はこれを塗っているようですけど、治っているんだかどうなんだか。娘の手はかさぶただらけになっています。

医者に診てもらわなくてもいいのか?

ペルメトリンは、ダニやシラミなどの寄生虫駆除すなわち疥癬(かいせん)の治療に用いられる薬剤だそうですが、日本ではヒト用医薬品としては認可されていないそうです。

さらに、

スケイビーズ(疥癬)は、寄生虫による感染力の強い皮膚病ですから、私達家族に感染する可能性があるので、家族全員が寄生虫駆除を行う必要があると、夫は言いました。

「Benzemul Application」が一人2瓶は必要だろうから8瓶買って来たということなんですけど、何をどうやって一人2瓶も必要なんだか。

それに、どうやって使うんだよ。

シーツなどは高温で洗って高温で乾燥する必要があると、夫は言いまして、

娘は父親に言われたとおりにやっていました。部屋の大掃除もしていました。息子も父親に言われたらしく、自分でシーツを洗濯して乾燥機で乾かしていました。

私はしょっちゅう手を洗うし、娘のヒゼンダニに感染するチャンスも無いだろうと思います。シーツも頻繁に洗濯していますから、寄生虫駆除が必要とも思わないのですが、

そもそも、

本当にヒゼンダニなのかどうか分からないじゃん!

うちの娘は幼い頃からアレルギー性の皮膚炎には悩まされてきたのです。

それはともかく、

家族に対してスケイビーズ(疥癬)に関するうんちくを垂れ、ああしろこうしろと細かく指図していた夫は、

な〜んにもしていません!

夫が買ってきた「Benzemul Application」という液体8瓶は、袋から取り出されることもなく、居間に置かれたままです。

使わないともったいないぞ!

1瓶7ドルだから全部で56ドル分だぞ。


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2019年11月29日

聞こえが悪いブラックフライデー

一ヶ月ほど前から、至るところで(多くはオンラインショップで)見かけた「ブラックフライデー(Black Friday)」なるフレーズ。

何だそれ?

私は聞いたことが無かったのですけど、「ブラックフライデー」と聞けば、ヴィクトリア州に住む者としてはどうしたって「ブラックサタデー」を連想してしまうのでして、

マーケティングとしては、

最悪の印象をもたらすバッドチョイス!

早速グーグルしてみたところ、

「ブラックフライデー」というのは、アメリカ合衆国において感謝祭休日(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日(フライデー)のことを言うんだそうですね。

アメリカではこの日から小売店などで大規模なセールが実施されるのだそうで、オーストラリアでもこれを真似してモノを売ろうということらしい。

オーストラリアでは感謝祭なんて祝わないし、11月の第4木曜日も次の金曜日も特別な意味は無いのに。

「ブラックサタデー」の「ブラック」は、文字通り森林火災で燃えつくされて真っ黒になったところからそう呼ばれますけど、「ブラックフライデー」は小売り店が儲かって黒字で真っ黒になるという観点から良い印象を持たれているそうですが。

貴方ね、

オーストラリアでは、特にヴィクトリア州では、「ブラックフライデー」って聞こえが悪過ぎますよ。

この時期のマーケティングなら、クリスマスセールでいいじゃあないですか?クリスマス翌日の「ボクシングデー」という、伝統的な大規模セールの日がオーストラリアにはあるんだし。

確かに、クリスマスには何の興味も無いっていう人達も大勢いますけど、私は「ブラックフライデー」なんて聞きたくないわ。聞くたびに「ブラックサタデー」を連想してしまう。

真っ黒な店内バナーも見たくない。

なんでもかんでもアメリカのマネをするんじゃあないの!


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歓喜の静寂と今後

昨日の午後、私が居間の方へ行こうとして鉢合わせしたのは、カビ処理専門業者のギドンさんでした。

いつの間に入った?

きまり悪そうな表情で、家の外にいたうちの娘と挨拶をしたから勝手に入っちゃったと言うギドンさんでしたが、いいですよ別に、私は気にしません。

超多忙なギドンさんは、早速キッチンを覆っているビニールのファスナー部分を開けて中に入り、何やらカンカンガッチャンガッチャンやっていましたが、しばらくして外に出て来ると言いました。

乾いてます!

ギドンさんは、一週間以上に渡って稼働し続けていた例の業務用大型可搬式除湿乾燥機のスイッチを切りました。なんだかたくさんあった機械や道具を片付けて、次々にバンに積み込むと、あっという間に帰って行きました …って言うか、次の家に行っちゃいました。



家の中がシーンと静まり返っています。



鳥のさえずりが聞こえてきました。



遠くからはコッキーの野郎の怪獣音も聞こえて来たり、



木の葉が風に揺れてサワサワと音を立てるのも聞こえました。

コトッコトッと屋根の上にいる鳥の足音も聞こえました。

静かだからこそ聞こえる様々な音…

注意して聞いていると、

時々全く何の音も聞こえない「静寂の瞬間」も訪れます。

「ああ、なんて素晴らしい…」

私は一人で感動してしまいました。(泣)


ところで、キッチンの床は乾きましたけど、黒カビで汚染されていた床板はまだ真っ黒なんですが、どうなるのでしょうか。

月曜日の朝、保険会社の調査員ラッセルさん(南アフリカ出身のラグビーファン)と大工さんがいらっしゃっることになっています。

どこをどう修理する必要があるのかを確認し、今後の計画を立てて大工さんが見積もりを出し、その見積もりが保険会社に承認されたら、いよいよキッチンを元に戻す工事が始まるのだそうですが、

私は、

元通りにしないでもらいたいの!

家族全員が高身長だったこの家の前の持ち主が、自分達の身長に合わせて作ったキッチンなので、低身長(154センチ)の私には踏み台がないと高過ぎて使えないのですよ。ちょっと不便なんていうレベルじゃあないの。

踏み台がなくても使えるキッチンにリフォームする絶好のチャンスなんですがね、オーストラリアの最も一般的なキッチンの高さはどうやら90センチらしい。

それは私にはまだちょっと高すぎる。

せめて85センチくらいにしてもらいたいのだけどなあ。

三人からは反対されそうだけど…


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2019年11月28日

キッチン改修工事とコーヒー

「モカポット」とも呼ばれるビアレッティ社の「モカエキスプレス」は、イタリアのアイコンの一つでもありますが、本当に簡単に美味しいコーヒーが淹れられる偉大な発明品です。


これなしでは私の一日は始まらないのですけど、実はこれね、アルミニウム製なので現在借りのキッチンで使っているIKEAの卓上電磁調理器 'TILLREDA' Portable Induction Hob では使用できません。

仕方がないので、かつて愛用していたMelittaの陶器製ドリッパー(柄が折れても捨てずに取っておいた)を使ってドリップコーヒーを淹れていますが、

ああ本当に、

美味しくない!

ドリッパーで淹れるコーヒーは、コーヒー風味のお湯ですな。

「モカ・ポット」で淹れるコーヒーはね、味が深いの。それに比べると、ドリッパーで淹れるコーヒーは味が薄っぺらい。

「モカ・ポット」の特許有効期限はとっくに終了しているため、多くのメーカーが「モカ・ポット」の類似品、場合によってはそっくりそのままのコピー商品を販売していますけど、電磁調理器でも使用できる商品もたくさん出ています。

ビアレッティ社からも電磁調理器向きの商品がいくか出ています。

一つ買っちゃおうかしら…

なんて思ったりもしますけど、買いませんよ、それは無駄遣いですからね。

キッチンが直るまでは、

ドリップコーヒーで我慢です。

以前はこれが美味しいと思っていたんだし…


ところで、

キッチンの改修工事は一体いつから始まるんだか。

もう一週間以上、例の業務用大型可搬式除湿乾燥機が、毎日24時間絶え間なく大音量で稼働中です。

私はね、ちょっと電気代が心配になってきました。

月曜日にやって来たカビ処理専門業者のギドンさんが言うには、一週間たっても床はまだ十分に乾いていないんですって。さらに何か寝袋のように見えるものを床に取り付けて行きましたけど。

ビニールシートで密封されたキッチンの中は、かなり高温になっています。

それにしても、

自室にこもっている間はいいけど、部屋から出る時は、ゴーグルと排気用バルブ付き防じんマスクに加えて、

防音用イヤーマフの着用が必要です!


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2019年11月27日

毎日がレストランな暮らし

「ああ晩ご飯に何を作ろう」なんて悩むこともなく、

もちろん防じんマスクを付けて食材の買い物に行く苦労もなく、

どんなに家の中がぐちゃぐちゃでも、キッチンが無くなってトイレの横でお料理するような事態に陥っていても、かれこれ一週間も大型除湿乾燥機が大音量で騒音を轟かせ続けていても、

時間が来れば美味しい食事が提供される!

そんな暮らしが、

私もしたい。


ヒロコさん、お疲れですか?

ええ、ちょっとね。

花粉症疲れもあるんですけど、五十肩の右肩は相変わらず動かすと痛いし、背中や首がバキバキに凝っていて気持ちが悪くなるほどで。

おまけに、右手親指の指先にひび割れができて、これが貴方、何かに触れると絶叫級に痛いのよ。

それに、

私が怒り狂っていた時には、汚した食器を自分でちゃんと洗っていた三人が、私の怒りがおさまった途端に、

また流しの中に置いたままにしている。

テーブルに出しっ放しにしているやつもいる。



頼むから、

自分で洗って!


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2019年11月26日

石のように固まった子供

クリスマス商戦たけなわの今日この頃。

ショッピングセンターでは、サンタクロースとの写真撮影会場が大盛況でございます。どこのショッピングセンターに行っても、いらっしゃいますね、サンタさん。

オーストラリアでは、毎年このアルバイトを楽しみに、髭を伸ばしてお手入れを怠らず、サンタにふさわしい体型維持にも努める中高年男性が大勢いらっしゃるんですよ。

流石に髪の毛はカツラでも、立派な白いひげは自前というサンタさんも多くて、大人が見てもかなり説得力のある容貌です。

さらに、お金のために仕方なくやっているのではなく、毎年これを楽しみにしているような皆さんは、すっかりサンタになりきっていて、子供達との会話も上手です。

ところで、

私が幼かった頃、サンタさんが保育園にやって来たことがありました。

幼い頃の記憶はほとんど無いのに、あの時のことだけは鮮明に覚えているんです。

写真を見れば、そのサンタさんは女性であって、給食室にお勤めだった女性の一人が扮装しているとすぐに分かるのですがね、あの時の幼い私は、もう怖くて怖くて死にそうだったんです。

プレゼントを貰いにサンタさんに近寄らなくてはならず、勇気を振り絞ったというか、逃げようにも逃げられなかったという記憶があります。

集合写真で端っこの方に写っている私の厳しい表情を見れば、どれだけ怖かったかが分かるというもの。

それはさておき、

つい先日のこと。

近くのイーストランドというショッピングセンターに行った時、例のサンタさんとの写真撮影会場の横を通り過ぎた時に、石のように固まった子供を目撃したのです。

平日の朝ということもあって行列などなく、ほんの二〜三人の子供達がお母さんと並んで順番を待っていましたが、ちょうど私が通りかかった時に順番が来た女の子が、そのキラキラと輝くこの世のものとは思われないような場所の入口から母親とスタッフに急かされて一歩中に進んだものの、

そこで固まっちゃって動かないの!

「さあ行きなさい」と母親は背中を押して急かしているんだけど、上目遣いにサンタを凝視したまま突っ立って前に進もうとしない。

ああ…

どうぞ、母親やスタッフが上手に対応しますようにと、私は祈るような気持ちでした。

「頑張って行かないとプレゼントがもらえないよ」とか「写真を撮ってもらわないと払ったお金が無駄になるわよ」とか、子供にプレッシャーを掛けるようなことを絶対に言わないでもらいたいもんだと、心の底から思ったのでございます。

私のような子供にとって、

見も知らぬ現実離れした容貌の人物が、現実離れした場所に座っていて、自分はその人が居る所まで行って横に座るか、場合によってはその人のお膝に座らされて、おしゃべりなんかもさせられて、一緒に写真を撮るなんていうのはですね、

恐怖以外の何物でもないのでございます!


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2019年11月25日

IKEAの卓上電磁調理器

仮のキッチンで調理をするためには、ポータブルの調理器具が必要。

かれこれ二十ウン年前にメルボルンにあった大丸デパートで購入した卓上ガスコンロがあるから、それを使えば大丈夫だと思っておりましたが、もう十年以上も使っていなかったそれはすっかり錆びついていて、カセットをセットしてもびくとも動かいないのでした。

そこをなんとか動かそうとガチャガチャやっていたところ、取扱説明書を読んでいた息子が一言。

「屋内で使用しないでくださいって書いてあるよ」
「そんなバカな!家の中で鍋をやるのに使ってたんだから」
「これキャンプとか屋外用だよ」
「… 」

まあいいわ、どうせ動きそうもないし。

アウトドア用のガスコンロなら、ゴミ屋敷状態のガレージに行って探せば一つや二つは見つかるはずですが(見たことがあるの!)、アウトドア用のガスコンロをあの狭い洗濯室兼おトイレ兼バスルームで使うのは、一酸化炭素中毒や酸欠が心配です。

ということで、

いろいろリサーチした結果、購入したのは卓上ガスコンロではなく、

卓上電磁調理器!

オーストラリアでは、インダクション・ホブ(Induction Hob)とかインダクション・クックトップ(Induction Cooktop)と呼ばれます。

買ったのは、IKEA の 'TILLREDA' Portable Induction Hob という商品です。


決め手は59ドルという値段。

そしてレビューが良かったこと。

大変使いやすくて掃除がしやすいので気に入っています。使わない時には、壁に立てかけておきますが、ぶら下げておくこともできます。ガスカセットをセットしなくてはいけない卓上ガスコンロに比べ、スイッチ一つというのがもう超便利です。

調理機能も悪くないですよ。

そりゃあガスコンロに比べたら劣ります。調理ムラが生じます。しかし、加熱調整がとっても簡単で、ハイパワーの強力加熱も可能ですし、仮のキッチンでの調理にはこれで十分。

安全だし、衛生的だし、部屋が暑くならないし、運転音も気になるほど大きくありませんし。(はっきり言って、例の大型可搬式除湿乾燥機の騒音のせいで、何も聞こえない。)

電磁波の影響については、頭に(脳みその近くに)密着させて使う携帯電話の電磁波のことを考えると、そんなに気にすることもないかと思います。

そもそも、私達は電磁波の中で暮らしているのでして、電磁波問題が話題になる電子レンジだけでなく、家の中や職場にある他の電気製品が発生させる電磁波と比較しても、電磁調理器が特に危険だとは思いません。

ちなみに、

電磁調理器の隣りに置いてある白い容器は、ALDI で買った生ゴミ入れですが、これがまた素晴らしいのよ。湿気を逃すので中が臭くなりにくく、二重のフィルターでハエやアリが入らないし、軽くて丈夫で使いやすく掃除もしやすく、デザインも素敵でしょ?

ALDI じゃなくても売っています。おすすめ商品です。

ところで、

IKEA の卓上電磁調理器は、寿命はどうなんでしょうか。

性能が何年くらいもつのか、寿命が来た時のゴミ問題とか、気になることはありますが、とりあえず便利に使っています。


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2019年11月24日

日々進化する仮りのキッチン

仮のキッチンでのサバイバルが始まって一週間が過ぎようとしています。

仮りのキッチンは日々進化しておりますよ!

やっぱりね、実際に使い始めてみると、何をどこにどう置くのが便利かということが分かります。なくても良いもの、絶対必要なものとか。

食品類はとりあえずデスクの上に整理していたのですけど、出しっ放しだとどうしてもホコリが溜まります。たとえプラスチック袋や箱に入っていても、缶詰でも、

私はこれが耐えられないの!

長年引っ越し暮らしだった我が家には、常に大量の段ボール箱がありましたので、それらの段ボール箱で収納棚を作ろうと思ったら(私はこういうことが超得意)、うちの夫が友人に全部あげちゃっていたことが判明。

何か良いものはないかと、ゴミ屋敷状態のガレージを見て回っていたら、

あったあった!

クーラーボックスというやつが。

大きいのや中ぐらいのや小さめのや各種サイズのクーラーボックスが、モノに埋もれていたけど、たくさんあった!

いつの間にこんなにたくさん買ったんだよ!

必要と思ったら何でもすぐに買っちゃう夫は、片付けない人ですからしょっちゅう探しものをしていますが、その探しものが見つからない事が多い。見つからないと新しいのを買っちゃうのでモノが増え続けるわけなんですけど。

夫のクーラーボックスへの散財ぶりに怒りが小噴火したものの、「いいモノ見つけちゃった!」と喜んだ私です。収納にも便利だし、丈夫だから上にモノが置けるし、クーラーボックスは大変よろしい。

お料理は、結局この部屋、洗濯室兼おトイレ兼バスルームでやっています。


おトイレのすぐ隣りが調理スペースです。


抵抗感がハンパなかったですけど、自分で納得がいくまで掃除をし、周囲の床も壁も除菌スプレーで徹底的に磨き上げましたので、あまり気にならなくなりました。現在はもう見た目だけの問題かと。

家族には、使用禁止とは言わないけど使った時は毎回床を含めて拭き掃除をしろと言い渡しましたところ、掃除が嫌いな人々はこのトイレを使わないのでございます。

よし!

左端には洗濯機がありまして、おトイレの精神的影響もさることながら、汚れた洗濯物から出るホコリや何やらも気になるので、この部屋に食品や調味料は置きません。



そういうのは、部屋の外の廊下に置いています。この本棚は私の自室にあったものを持って来ました。


物置状態だったダイニングテーブルも、ちゃんと食事ができるようになりました。


食器を入れている本棚の向こう側に、息子のライトテーブル付きデスクが置いてあって、物置になっています。

次の課題は、食器の収納方法です。

使う頻度によって分類し直して、ホコリが溜まりにくいように何らかのカバーを付けたいのですけどね。アイデアはあるし材料も持っているので、そのうち作ってみます。


ところで、

水曜日のお昼頃から稼働中の業務用大型可搬式除湿乾燥機は、その後も絶え間なく騒音を出し続けています。耐え難い大音量です。

乾くまで運転させっ放しにするそうですけど、

早く乾いて!


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2019年11月23日

抗うつ薬の離脱症状

私が抗うつ薬「Aropax」の服用を始めたのは、うちの娘が小学校1年生になる頃だから、かれこれ15年も飲み続けて来たことになります。

「Aropax」というのはパロキセチン薬です。日本では「パキシル」というのがありますが、同じ薬ではないと思います。両方飲みましたけど、効き目が違いました。

「Aropax」は、以前に一度だけ断薬をしたことがあります。

ところが、断薬直後にうちの夫が双極性障害2型と分かって毎日毎日に寝続けるようになり、私もある日腰痛持ちであることを理由に突然仕事をクビになったために経済的に困窮しましてね。

家賃や光熱費が払えないどころか食べ物も買えないほどに困窮したのと、夫の絶望的な姿にストレスが溜まり(自殺するんじゃあないかと心配していたのです)、再び「うつのドブ池」に落ちてしまったのございます。

結局、再び「Aropax」のお世話になることになりました。

不眠問題も深刻化したので「ノーミソン(Normison)」という「脳みそ」みたいな名前の睡眠薬のお世話にもなり始めたら、あっという間に睡眠薬依存になってしまい、薬無しで眠れるようになるまでの地獄の苦しみも味わいました。

最近、生活が経済的に安定したのと、夫とは別の寝室で眠るようになってから睡眠が劇的に改善したのと、子供達が成長して手がかからなくなったのと(娘はまだ不安障害で治療中だし息子は無職で引きこもり中ですけど)、トラウマの原因であった私自身の父親と無理して付き合うのを止めたことでストレスが大幅に軽減され、病気から回復できたと実感したのでございます。

そこで、私は「Aropax」の断薬を決意し、ここ3ヶ月ほどの間に徐々に服用量を減らして来ました。

前回断薬した時に医者に指導された方法では、離脱症状があまりに激烈だったので、もっと長い時間をかけて徐々に減らしていく必要があると考えました。

つまりね、今回の断薬は医者の指導でやっているのではないのです。

いつも診てもらっている若きリム医師(前回の医者とは違う)は、薬を止める判断をするのは自分だと言ったし、止めるなら徐々に減量して時間をかけて止めなくてはいけないと言ったし、私は医者が教える一般的な方法よりもずっと長期計画でやって来ました。問題が起きたら、その時に相談に行くつもりで。

40mgから20mgに減量した時はリム医師に事後報告しましたけど、「そうなんですか、オッケー!」というノリでしたから、大丈夫だろうと思ったのです。

20mgから10mg、さらに5mgと減らすにつれてやっぱり出てきた最大の離脱症状は、前回と同様の「目眩い・立ちくらみ」というか… そいうやつ。

これがね、「目眩い・立ちくらみ」と聞いて一般の人々が想像するのとはちょっと違うのですよ。もっとこう頭を鈍器で殴られたような、

電撃的目眩い!

普通のフラフラ感は常時感じているのですけど、頭の動かし方次第で「ズゴン!」と殴られたような衝撃が襲うのです。経験していない方には分からないかもしれない独特の電撃感覚です。これを避けるために、こんな数ヶ月計画でやって来たんですけど、やっぱりなっちゃった。

でも、先々週くらいからその電撃感覚が楽になってきました。

「これならもう断薬しても大丈夫」と確信しましたので、先週ついに決心して服用を止めたのですが、

服用を止めた後の私ったら、

連日怒り大噴火!

何と、パロキセチンの離脱症状の中に「激越(げきえつ)」というのがあったのです。

「激越」というのはね、イライラして気持ちが落ち着かず、感情が高ぶって言葉や行動が非常に激しくなる状態のことです。



いやあ、

何と言ったら良いのでしょう…

怒り大噴火した後に3日間ほど火砕流を噴出し続けて、その後破局的巨大噴火までした時には、怒り狂いながらも「私ったらなんでこんなに怒っているんだろう」と不思議だったんですよ。

パロキセチンの離脱症状だったとしたら、家族には申し訳なかったかも。

いやいや、彼等も悪いのよ。「汚したら掃除する、使ったら片付ける、出したものは戻す」という暮らしの基本はちゃんとやってもらわないと。

それとねですね、

YouTubeなんかでちょっと感動的な動画を見ると、例えば迷子のワンコが飼い主と再会なんていう動画を見ると、簡単に号泣するようになったのです。

嗚咽が漏れるほどに!

涙もドクドクと湧き出てくるんですけど、離脱症状の中に「泣き出し」というのもありました。

「Aropax」を服用していた頃は、感動的な映画を見ても感動しないっていうかね、涙なんか出なかったんです。感動もしないし、怖い物やエゲツない物を見てもへっちゃらになってね。Dr. ピンプルポッパー(Dr. Pimple Popper)の大量に出血しまくる手術動画なんか、非常に興味深く見ていました。

もともと涙もろい私ですから、感動して涙が出るようになったのは別に悪い気はしません。

それと、

便秘に悩まされていた頃が嘘のような「軟便・下痢」が続いていますが、これも離脱症状の一つかもしれません。

「睡眠問題」も起きています。寝付きが悪くなっちゃったんです。でも、全く眠れないっていうことはありませんし、どうにもならない時には睡眠薬という手があるし。

「激越」状態も落ちついてきて、もう怒り狂っていません。目眩いもなくなりました。今週はくしゃみ・鼻水・目の痒みのせいで目眩いのことなんて忘れていたのですけど、目眩いはなくなっていたのです。

15年に渡って服用した「Aropax」の断薬は、上手く行ったような気がします。もうすぐリム医師に会う必要があるので事後報告する予定です。

家族に事後報告するのはその後で。

ええ、家族はまだ知らないんです…


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2019年11月22日

クリニックで目が腫れ上がった話

ヴィクトリア州北部&北西部に森林火災最高レベル警報の「コードレッド」が発令された昨日、消防隊員(ほとんどはボランティア)の皆さんが各地で発生した枯れ草や低木の火災の消火活動に尽力しておられる頃、

火災の危険は低かったメルボルン市内あるいは周辺地域では、強風で木が倒れたりトタン屋根が吹き飛んだりして道路や線路を塞ぎ、停電も発生してインターネットもダウンするといった、強風による被害が発生しました。

メルボルンでは最高気温が41.5度を記録しました。

娘を心理カウンセラーのクリニックに連れて行かなくてはいけなかった私は、朝から緊張気味。だって花粉飛散量が「エクストリーム(最悪)」の予報だった上に、午後にはクールチェンジ(風向きが変わって一気に気温が下がる)とともに雷雨の予報も出ていて、この雷雨のせいで「雷雨喘息注意報」も出ていたのです。

3年前のちょうど今頃のことですが、雷雨による喘息発作で複数の死者が出たことがあるのです。猛暑の日の終わりにやって来たクールチェンジに伴う雷雨で、花粉の粒子が破裂して細かな粒子となって飛び散り、強風で広い範囲に急速に拡散しました。小さくなった花粉粒子は肺の奥まで入り込み、より深刻な喘息症状を引き起こすのです。

あの日は私も喘息のようなアレルギー症状が出ましたのでね、それも心配だったのです。

ですから、

娘をクリニックに連れて行く1時間くらい前のタイミングで抗ヒスタミン薬を飲みました。

そうしたら貴方、薬のせいなのか花粉の飛散量がその時点では少なかったのか、私ったらくしゃみの一つも出ないほどへっちゃらで、ゴーグルも排気用バルブ付き防じんマスクも付ける必要がなかったのです。

「やれやれ、心配して損しちゃった」

と胸をなでおろす私。

30分ほど南へ南へと車を走らせて着いたクリニックは冷房もよく効いており、待合室には私以外に誰もおらず、

「なんだよ、いらない心配しちゃったな」

とすっかりリラックスして、娘のカウンセリングが終わるのを待っておりました。すると、15分ほど経った頃から目がチクチクし始めたのです。

ヤバい!

目のチクチク感は危ないと、長年の経験からよく知っております。

しばらくしたら、もうハンバない痒みが襲ってきました。そういう時に目を擦るともっと痒くなります。私はすぐにおトイレに駆け込み、目を洗う洗う洗う!

そうしているうちに、突然鼻から水が滴り始めました。

これはヤバい!

こういう状況で私がするべきなのは、まずシャワー!
…それは無理。

抗ヒスタミン点眼薬を入れる!
…持って来ていない。

ゴーグルをすぐに付けなさい!
…持って来なかった。

暑くても我慢してマスクを付けてから空気清浄機フル稼働の部屋に入ってなさい!
…それができたらどんなにいいか。

そして、

ついにくしゃみが始まったのでございます。

貴方ね、ご存知かどうか知りませんけどね、花粉症のくしゃみは「くちゅん」何ていうレベルに抑制することは不可能なのですよ。どう頑張っても、

ヘックチョーン!

なんです。

変に抑制しようとすると鼻フーセンが出てしまう危険があります。おまけに1回や2回では止まらないのでして。

クリニックの静まり返った待合室で、くしゃみを連発し鼻をかみ続ける私。バッグの中に常備しているティッシュが底をつきかけた頃、再びおトイレに駆け込んで目を洗いながらふと見上げると、鏡に映った私の顔が大変なことになっていました。

目の中の粘膜のようなところがゼリーのように腫れ上がって瞳に覆いかぶさりそうになっており、まともに目が開いていないの。

早くおうちに帰りたい!

もうその一心ですよ。

目がまともに開かない上にくしゃみを連発しているので運転が難しかったですけど、ついついスピード違反しながら帰りました。(これはちょっと心配だ、もう罰金は喰らいたくないのに。)

クールチェンジが来て雨が降った後は楽になるかと思ったらその反対で、空気清浄機フル稼働の自室にこもっていてもくしゃみが断続的に連発するし、鼻が完全に詰まって口呼吸だけが命の綱なのに口呼吸も苦しいし。

昨晩は、花粉症マスクを付けたまま寝るしかありませんでした。空気清浄機は一晩中フル稼働。今朝無事に目が覚めましたけど、何度も目が覚めて辛い夜でした。

今朝は寒いです。

寒いけど、自室を出るとくしゃみがハンパないので、家の中に花粉が充満しているのでしょう。

それにしても、

何事も楽観してはいけないんだなあ。つねに最悪のシナリオを想定して行動しないと。

クリニックへは、やはりゴーグルと排気用バルブ付き防じんマスク着用で行くべきだったのです。


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2019年11月21日

業務用大型可搬式除湿乾燥機

本日はもう一つの話題を書かずにはいられません。

昨日カビで汚染された床や壁を取り除いたキッチンでは、業務用除湿乾燥機が頭の芯に響く「ゴ〜オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜 オ〜」という騒音を立てながら稼働中です。

昨日のお昼頃から絶え間なし!

業務用ですから大きいです。

大きいですから運転音がハンパなく大きいです。

人が住んでいる住宅の中でこの騒音レベルはよろしくないですよ。これは防音保護具の着用が不可欠なレベルです。

一体いつまで?

乾くまで!

頭の芯の辺りに鈍痛がしています。


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特別警報コードレッド

昨日の午後、ヴィクトリア州の危機管理局長官と州知事が、ヴィクトリア州の森林火事警告最高レベルである「コードレッド」を発令しました。

州北部及び北西部の地域では、今日の木曜日、気温が45度前後まで上がり、乾燥した高温の強風が吹き荒れると予想されておりまして、もしも火事が発生したら、

あなたは生き残れません!

と言うんですから怖いじゃないですか。

しかし、ブラックサタデーを経験した私には、この危機感が実感として分かるんです。楽観してはいけないんです。

こういう天候の日には落雷(雨は降らずに雷だけが落ちる)によって乾燥し切った草に簡単に火が点きます。放火とか電線のトラブルとか原因は他にもいろいろあります。

そこへ乾燥した高温の強風が吹くんですよ!

地平線の遥か彼方に超巨大ヘアドライアーがあって、そこから熱風が台風並みの風速で吹き荒れるっていうのを想像してみてください。ブラックサタデーの時はそんな感じでした。畑に植えていた葉野菜が茶色い紙のようになってしまいましたからね、あの日。

ヴィクトリア州で「コードレッド」が発令されたのは、2010年以降初めてのことだそうです。

危機管理局長官は、ヴィクトリア州北部及び北西部の森林火災のリスクが有る地域に住んでいる人は、夜のうちに避難しなさいと言っていました。「コードレッド」というのは、もしも火事が発生したらどうすることもできないというレベルの警告です。

リスクのある地域に居てはいけません!
地域内で火事が発生したら、あなたの家は燃えます!

あなたは生き残れません!

という「コードレッド」を聞いて、皆さんどうしたのでしょうか。安全な地域まで避難したのでしょうか。

私が住んでいる地域では、今日の予想最高気温は39度です。ユーカリの木に囲まれて暮らしていますからね、高温と強風の日はいつでも心配です。


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2019年11月20日

キッチン改修工事の続報

キッチンの密封と解体を行った月曜日、その日の作業を終えて帰っていく時に、カビ処理専門業者のギドンさんが電気&水道工事係のリオンさんに、解体のために止めた水道とガスと温水器を元に戻したかどうかを確認していました。

リオンさんはそれがちょっと気に触ったらしく、「なんでそんなアタリマエのことをオレ様に聞くんだよ」みたいな顔をして、ちゃんと全部元通りにしたと言っているのを私も聞きました。

ええ、水道は元に戻っていましたよ。

ガスは使っていないから分かりません。

温水器は…

元に戻っていませんでした。

それに気が付いたのは、翌朝シャワーを浴びようとしたうちの夫。湯が出ないと分かって、出勤前のシャワーをしないで仕事に行ったようです。あの人は夜寝る前にシャワーを浴びないので、昨日はさぞ臭ったことでございましょう。

それはともかく、

温水器はパイロットランプが消えていたから動いていなかったんですけど、リオンさんはそこまではちゃんと確認しなかったようです。(プロならちゃんとしなくちゃあよ!)

キッチンの密封とキャビネットや流しやガスコンロの解体は、予定通り月曜日に終了したのですがね、キャビネットの下の床が予想していた以上にドブドブの黒カビまみれで、化粧合板製だから外からはキレイに見えたキャビネットも、中はすっかり汚染されていました。

さらに、

そのキャビネットがアリの巣と化していたことも判明しましたので、新しいキャビネットが必要とのことです。

ギドンさんが写真を見せてくれましたけどね、

絶句!

アリそのものもすごかったですけどアリの卵がもっとすごかった。キャビネットの裏板の表面には白い点々がびっしり付いていまして、黒いアリと白い卵とで、まるでごま塩を吹き付けたかのような惨状。

だからアリの大軍団がしょっちゅうキッチンに現れていたんだわ!

床の修理も大工事になることが確定いたしました。

こうなると工事費用の見積もりが変わってくるので、保険会社からの承認がないと工事を続行できないそうでございます。

近いうちに保険会社の調査員ラッセルさん(南アフリカ出身のラグビーファン)が再びやって来て被害の状況を確認してから、カビ処理のギドンさんの新しい見積もりとともに会社に報告書を提出し、それが承認されたら工事再開となるそうです。


キッチン内に残されたもの(取り出さなくても良いキャビネットやレンジフッドやエアコン等)や、天井の照明や温風吹き出し口などカビが入っては困る箇所は全てビニールシートで覆われて青いテーブで密封され、さらに部屋そのものも密封されています。

キッチンからダイニング&居間に続くドアは完全密封。ドアがないこちら側はこういう状態です。赤のはファスナーで、中に入る時はここを開けることができます。

再使用可能なものはダイニングに置いてあります。洗濯物もここに干すしかありません。外は危険なのでね。


それにしても、床があそこまで真っ黒ドブドブということは、床板の下の木材はどうなっているのだろう。

工事を再開しても、床板を剥がしたら再び工事中断、費用の見積もり再度やり直し、なんてことになるんじゃあないのかと心配です。

工事費用は保険会社が全額負担だからお金の心配がないというのは有り難いのですけど、これはどう考えても、

キッチンが戻ってくるのは、早くてもクリスマス頃だな。(泣)


追記

今朝腐った壁をカッターで切り出していた時、ギドンさんがうっかり温水器の給湯パイプを「ちょっとだけ」切ってしまいました。

たとえ「ちょっとだけ」でも、給湯パイプを切っちゃうとお湯は漏れるのです。そして、キッチンはもっと濡れるのです。

水道工事係のリオンさんは今日は忙しくて来れないし、他の水道工事業者は皆んな忙しくて今日は無理だと言うし、やっと見つけた地元の水道工事業者は来てくれると言ったけど、腐った板が取り除かれてカビで汚染された木材が露出している密封されたキッチンに入りたくないということで(特別な装備を持っていないと入れませんから)…

再びシャワーが浴びられない状況です。

うちの夫は、明日の朝は通勤前にプールに行くと言っております。

その手があったか…


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2019年11月19日

天気予報が心配な件

朝から青空が広がった昨日。

相変わらず気温が低くて寒かったんですけど、例年になく沢山の花を咲かせたボトルブラシも眩しいくらいの美しさでね。


キッチンではカビ処理専門業者のギドンさんが早朝から工事を始めてくださり(…っていうか7時半は早過ぎじゃないの?)、家に入ったり出たりを繰り返すからドアを開けっ放しにしていました。

お日様が出たらあっという間に気温も上がり、初夏っていう感じになりました。

キッチンの密封が終わった頃、電気&水道工事のリオンさんという方もやって来て、「水道の元栓はどこですか」「ガスの元栓がどこにあるか知っていますか」「温水器はどこですか」などと度々お尋ねになるものですから、私は屋外に出て場所をお教えしていたのですけど、

それは、

突然に訪れたのであった。

ヘックチョーン!
ヘックチョーン!
ヘックチョーン!

鼻フーセンが出なくて本当に良かったです。(泣)

目が点になっているギドンさんとリオンさんに「今日は花粉の飛散量が多いんです」「どうかドアは開けたままにしないでください」とお願いして、すぐに自室に引きこもった私。

天気予報サイトで花粉の飛散量を再確認したところ、

これは怖い!


花粉飛散量が「多い」どころか「エクストリーム(最悪)」になっているじゃありませんか。

水曜日と木曜日も「エクストリーム」です。北風ですよ。北風は乾燥しているんです。ヤバい花粉がたっぷり含まれているんです。おまけに木曜日は「強風」という予報で、これは最悪過ぎる。

この日は、娘を心理カウンセラーのクリニックに連れて行かなくちゃあいけないんですけど、正直言って私は外出するのが怖い。

危険です!

少なくとも、素顔で外出なんてできないぞ。

ゴーグルと排気用バルブ付き防じんマスク着用で行くしかないか?

クリニックならジロジロ見る人もいないだろうし。

ホントは行きたくないけど…


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2019年11月18日

歯ブラシに端を発したプラスチックごみ問題紛争

この紛争というのは、我が家においての話です。

数週間前から気になり続けていたのが、バスルームの歯ブラシ立てに置かれた歯ブラシ。歯ブラシ立てなんかを「片付けない&掃除をしない人達」と共有するのはイヤですから、私は自分専用の歯ブラシ立て兼カップを持っておりまして、そのカップには私の歯ブラシが一本だけ入っています。

ところが、もう一方の歯ブラシ立てには少なくとも10本は入っていたでしょう。

これって「片付けない&掃除をしない人達」に共通する特徴であります「使わなくなったものを廃棄することをしない」からでしてね、よく見ると大量のホコリを被った歯ブラシも数本あったのですよ。

処分するよう家族に頼んだのですが、娘が「一体何年使い続けているんだ!」というくらいにヨレヨレの歯ブラシを使っていると分かったので、新しいのを買って来てあげました。それを見た娘の一言は、

「なんでこんなのを買ってくるのよ!」

言っておきますけど、

歯ブラシは使いやすくてキレイに磨けて長持ちする上等のを買っているんですよ。

「アナタの歯ブラシがあまりにボロだから新しいのを買ってきてあげたんだけど…」
「これってプラスチック製でしょ!」
「いつも買っているやつだけど…」
「私は木製の歯ブラシを買うつもりだったのよ!」

...

怒り小噴火!

「ごめんなさい!お母さんはもう二度とアナタが使うものを買って来たりしません!」

一週間ぶりにスーパーに買い物に行ったので買ってきた食品も大量で、片付けを手伝ってくれるのは良いのだけど、イチイチ文句を言う娘。

例えば、ポリッジ用のオーツ麦もプラスチック袋に入っていますが(プラスチック袋に入ったのがさらに箱に入っているようなものは絶対に買わない)、娘はこれも批判する。

なんでも、クロイドン(Croydon)という我が家からそれほど遠くない町に、穀類や豆類や米を量り売りしている店があるんだそうで、容器持参でそこに買いに行けば良いのにと言うんです。

プラスチック袋に入ったパンを見ても大きなため息をもらす娘。

言っておきますけど、

通常は紙袋入りの強力粉を買って来て、パンは手作りしているんですよ。でも、キッチンの改修工事で当分の間はオーブンが使えないの。

「パン屋で買えば紙袋に入れてもらえるでしょ!」
「パン屋まで足を運ばなくてスミマセン」

野菜や果物は八百屋で量り売りで買いますが、必要な場合は、例えばインゲン豆のようなものはナイロン袋に入れて買います。でもね、そのナイロン袋は家から持参して繰り返し使っています。

言っておきますけど、

我が家が一週間に出すごみの量は結構少なくて、それはやはり意識して買い物をしているからだと思うんですよ。

でもね、現代の食品流通事情を考えると、食品の鮮度維持のためにプラスチックは非常に有効で、どうしても必要な場合がありますよ。プラスチックが無くなったら、食べることを諦めるしかないような食品だってありますよ。

娘の大好きなお豆腐だって、容器持参で買いに行ける豆腐屋なんてないんだからね。

お母さんも努力しているんだよ!

ペットボトル入りのソーダ水だって買うのを止めたし。

近年世界的に問題になっているプラスチックごみに関しては、集めているだけでリサイクルなんてやっていないオーストラリアの実情を考えて、とにかくできるだけプラスチックごみが出るものは買わないようにしているわけですよ。

それなのに、まだ努力が足りないと?

余分にガソリンを使って余分に車を運転し回って、できる限り量り売りの店に容器持参で買いに行けと?

自分は買い物になんか行かないくせに、お母さんを批判ばっかりしてえ!

怒り大噴火!


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2019年11月17日

いよいよ明日からキッチン改修工事

長かった中途半端に不便なキッチンも今日で終わりです。

明日の朝にはカビ処理専門業者のギドンさんがやって来て、今回の改修工事最大の難関でありますカビ処理が始まります。

ギドンさんは床上からしか検査していませんので、被害の全容は床下に潜ってみないと分からないと言っていましたが、上から見ただけでも食器洗い機があった辺りの床と壁は完全に腐っているので軽症ではないとのこと。

明日の朝イチでキッチンはビニールのシートで覆われてしまい、私達は足を踏み入れることができなくなります。

ということでですね、

今日は引っ越し!

冷蔵庫も縦型冷凍庫も、ついでに大掃除しました。

現在疲労困憊中!

ああ…

腰痛悪化、坐骨神経痛もヤバい感じ、首も肩もバキバキです。

一日中立ちっ放しだったので、

足が棒のようだ!(ムスカの「ヒトがゴミのようだ」風に…)

「仮のキッチンを作って引っ越して下さい」と言われた翌日に大方のモノは移動したので、今日の引っ越しは楽勝だと思っていた私は甘かったです。

いやあモノが沢山ありますね、キッチンっていう所には。

最後まで残っていた調理器具や食器類を「借りのキッチン」へ持って来たら、本棚も収納用に持ってきた息子のライトテーブル付きデスクもすでにいっぱいで置くところがありません。

しようがないからダイニングテーブルの上に置いてありますが、これではテーブルで食事ができません。何か良い方法を見つけないと。

さあ、いよいよ、

本格的に不便なキッチンの始まりです!

ホントにどうやって食べていくんでしょうか。

洗濯室兼おトイレ兼バスルームでお料理することに抵抗がある私は、どこで料理するのかまだ決めていないんですけど、

水道があるのはあそこだけだし、

明日になってみなければ分かりませんけど、

どうもおトイレの隣りでお料理しそうだな。


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2019年11月16日

部屋から出ないお母さん

春であるはずなのに、真冬並みの寒さが続いたメルボルン。

例年なら花粉症の症状が出始める9月も、症状が重くなる10月も、結構へっちゃらだったのでね、今年はラッキー年かもしれないと甘く見ていた私は、

自室に引きこもり中です!

キッチンの改修工事のため、私が普段仕事をしていた場所を一時的なキッチンにすることになりましたので、かつての避難部屋(夫のイビキからの避難)で現在は私の寝室となっている部屋にデスクを持ち込みまして、コンピューターも置いてあるんです。

貧乏大学生の頃に住んでいた四畳半部屋のような有様になっちゃっているこの狭い部屋で、寝るのも仕事もブログを書いたりするのもやっているわけですけど、引きこもっている理由は「空気清浄機」があるから。

近年、花粉症の症状が悪化の一途をたどっておりまして、命の危険を感じることもあったりするので、先日ついに「空気清浄機」買っちゃったわけですけどね、

買ってよかったですよ!

「空気清浄機」と「抗ヒスタミン薬」の両方を以ってしても耐え難い日もありますが、そういう時は老眼鏡の上からゴーグルを付け、排気用バルブ付き防塵マスクを着用して自室にこもっていればなんとかなるのです。

常時開放状態の二階のおトイレの窓のせいもあって家の中にも花粉が充満しておりますのでね、花粉飛散量の多い日には一歩自室から出ると大変なことになります。

そういう日には、家の外には絶対に出たくない…というか、出ると命が危険です。

大げさじゃあないんですよ!

呼吸困難で救急車を呼んだことがあるんですからね。

つい先日の気温高めだった日にも夕方から症状が悪化しまして、完全防備で自室にこもっていたのに鼻なんて完全に詰まっちゃって口呼吸も苦しくなり、救急車一歩手前まで行きましたから。

こうして、お母さんが自室に引きこもっているせいで、パントリーや冷蔵庫の食料が無くなってきているようですが、

知るかそんなこと…

お母さんは、命を守る必要があるのでございます。

息子も娘も子供じゃあないんだしね、

食料くらい自分で買いに行ってください!


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2019年11月15日

やっと決まった工事開始日

食器洗い機の排水パイプをネズミにかじられて汚水が長期間に渡って漏れていたことに気付かず、黒カビ汚染が進んでしまった我が家のキッチン床。一部はすっかり腐っておりました。

保険会社の調査員ラッセルさんとカビ処理の専門業者のギドンさんがいらっしゃって、三人で今後の修理工事について相談したのは10月30日のことです。詳しいことは「キッチンの引っ越し」をお読みいただくとして。

その日、私は「仮のキッチンを作って引っ越して下さい」と言われたのです。

工事は次の週からでも始まりそうな緊急感がありましたので、私は翌日から一人で掃除と引っ越しに追われました。工事が始まるまでの間に必要なものだけをキッチンに残して、その他のほとんどのものは仮のキッチンへ引っ越したり箱に入れて片付けたりしました。

あれからもう2週間。

ほとんど空っぽになったキッチンで2週間お料理するのは不便でしたよ。

結局少しずつ引越し先からキッチンに戻したものも数多くてね。

工事はどうなっちゃったんだろう…

保険会社に問い合わせるべきかなあなどと考えておりましたら、やっと開始日が決まりました。いつ決まったのかは知らないんです。カレンダーにそう書いてあるのに気づいたのが一昨日のことでして。

なんで私に教えなかった?(怒)

だって、

ヒロコは大噴火していたし、
ほとんど部屋にこもっているから会うこともなかったし。



確かにな、

連絡のチャンスを逸したということか。

どうでもいいけど。

工事は来週の月曜日にスタートするそうです。カビ処理業者のギドンさんは、まず最初にすることはキッチンの密封作業だと言っていましたから、日曜日の夜までに引っ越しを完了しなくてはいけません。

一人で頑張るつもりはありませんよ!

相変わらず右肩は痛いし、バスルームの大掃除のせいで腰も痛くなっているし。防じんマスクを付けて汗を流しながら作業すれば、肌荒れの著しい鼻の下に再び「とびひ」が出ることも心配だし。口唇ヘルペスだってまだ治っていないし。

それにだな、

いよいよ大物(冷蔵庫と縦型冷凍庫)を引っ越さないといいけないんだし。

この家には、私よりもはるかに体力があって暇を持て余している成人した人間が二人もいるんだしな。


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2019年11月14日

破局的巨大噴火

というのをご存知?

地下のマグマや何やらかやらが一気に地上に噴出する壊滅的な大噴火のことです。

地下が空洞になっちゃうものだから吹き出したものの重さに耐えられず陥没し、大規模なカルデラを形成することがよくあります。阿蘇山もそうした大噴火を起こしたカルデラ火山なのでございますよ。

人間も、それに似たような大噴火を起こしちゃうことがあります。

一昨日、

家族が汚し散らかした家の中の掃除を私が一人でやっていることにほとほとウンザリして大噴火しちゃった後で、少し冷静になりまして、

「一人で怒り狂っていても仕方がない、ここはちゃんと私のフラストレーションの原因を三人に伝えよう」と思いまして、これまでに幾度となく伝えていますけど、

「汚したら掃除する、使ったら片付ける、出したものは戻す」といった暮らしの基本事項を再注意したのでございます。

それなのに、

相変わらず食べ物で汚れ散らかったキッチンの惨状は何なんだ!

これはもっと「具体的に」注意をする必要があるのかと考えまして、いつものようにオーツを台にこぼした息子に「こういうのをちゃんと掃除してもらいたいわけよ」「アンタがこぼしたオーツやグラノーラやパンくずを、お母さんは毎日掃除しているんだからね」と言ったのを聞いた夫が、

「あ〜うるさい、ああだこうだとイチイチ細かい」というようなことを言ったんです。

巨大噴火発生!

掃除も片付けも何にもしないオマエが何を言うか!

汚したらそのまま、使ったらそのまま、出したらそのまま、散らかり続ける家の中を、安全に暮らせるように片付け続けているのは誰なんだよ?

暮らしていればどうしたって汚れていく家の中を清潔にしているのは誰なんだよ?

ストライキだ!ストライキ!

掃除も片付けも洗濯も自分でやるしかない状況に彼等を陥れてやる!


でもね…

一つ問題があるとは分かってるんです。

彼等は(特に男二人)は、掃除や片付けや洗濯を自分でやるしかない状況に置かれたとしても、さほど困らないであろうということです。

夫の壊れた三菱マグナが2年近くも放ったらかしのガレージはゴミ屋敷状態なんですけど、ああいう状態になってもストレスに感じない性格なんですよ。

居間のコーヒーテーブルの上も夫が置いたモノやゴミで埋め尽くされていますが、掃除ができないのでホコリももちろん溜まっていますが、私が共有することを止めた寝室は散らかし放題ですが、そいうのにストレスを感じるのは私だけというか。

洗濯くらいは自分でやるでしょう。

おトイレもバスルームも、限界まで汚れたら掃除するでしょう。しかし、その「限界まで汚れたら」というのが、私なんかにするともう言語に絶するレベルなわけです。

こういうことだと、私がストライキをしても大して効果は無いというかね。

結局、後で地獄を見るのは私…みたいな。

大規模に噴火したのがカルデラになって我が身に戻って来る…みたいな。(泣)


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2019年11月13日

お母さん怒り大噴火

火砕流も連続発生中!

花粉症がひどすぎて、連日抗ヒスタミン薬を服用し続けておりますけど、「薬なんて効き目なし」というのが最近の状況でして、家の中でも排気用バルブ付き防じんマスクを着用し、できるだけ空気清浄機をフル回転させている自室で暮らしていますけどね、

かつてナケナシの大金をはたいて取り付けた2台のエアコンの空気清浄機能もフル回転させていますけどね、

2大花粉侵入経路の一つである暖炉はなんとかしたんですけどね、


常時開放状態の二階のおトイレの窓が、

花粉大量取り込み中!

例年ならビニールシートとマスキングテープで封印しちゃうんですけど、こんな風に、


今年は娘の大反対にあって、これができていないのです。

お母さんの苦しみが分かっていない!

坊主憎けりゃ袈裟まで…じゃあないですけど、試験が終わってから連日ゴロゴロしているのに腹が立つんです。

おまけに、娘が脚の角質取りに「コーヒー豆の出がらし」を使ったせいで、バスルームのタイルの目地が茶色く変色し、最近の肩痛のせいで掃除が足りていなかったのも手伝って、残っていたコーヒーかすにカビが生え、

しようがないから昨日はバスルームの大掃除ですよ。

このバスルームのシャワーエリアのタイルの目地はですね、一部剥がれ落ちているせいで掃除がただでも非常に困難なのに、コーヒーで変色かつカビでしょ?

肩が痛いから叫び続けました!

この娘が、キッチンで何か作って食べる度にちゃんと掃除をしないからキッチンが汚れるし散らかるし、

現在食器洗い機が使用できませんのでね、汚した食器は自分で手洗いしないといけないのにシンクにどんどん溜まっていくのは、これは娘だけのせいじゃないけど。三人がかりの仕業だけど。

汚したら掃除しろ!

食器は自分で洗え!

家事をしろ!

二階のおトイレの掃除は息子と娘の仕事と決めてあるのに、私が何度言ってもやろうとしない。うちの夫が一言言えば直ぐにするだろうけど、夫は掃除なんてことに興味がない人で、頼んでも言うわけがない。だいたい家族の中で家を一番汚して散らかすのはあの人だから、息子や娘にそんなことが言えるわけもない。

ああ…

家の外も落ち葉と落ち枝で見苦しい。

誰か掃除をしてよ!

草取りしてよ!

息子も娘も、連日部屋に籠もって何をしてるんだよ!

息子は一体いつになったら働くんだ?

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… 大噴火!

家の掃除を困難にしている理由の一つが、夫が私に何の相談もなく買って来たダイソンの超重量掃除機。居間のカーペットを掃除するのには良いけど、あれで狭い階段やトイレやバスルームの掃除をするのは難しい。

超絶重いから二階まで持って上がるのも大変。

タイル床やフローリングには、吸引力が強すぎて吸い付いちゃうし。

「ラクチン・簡単・きれいになる」が重要な掃除機なのに「重い・うるさい・面倒臭い・吸い付き過ぎる」のが我が家のダイソン。

昨日大噴火した後、断続的に火砕流を噴出していたら勢いのあまり自制が効かなくなりまして、

ダイソンのスティック型掃除機を買ってしまいました。

次に買ってしまいそうなのは、

ケルヒャーのスチームクリーナーです。

バスルームのタイル掃除は力勝負。健康な時でも、バスルーム掃除をした次の日には筋肉痛になる私。現在、右肩を痛めているんですよ。それなのに、昨日は2時間以上かけてタイルを擦ったのですよ。

おのれ、出がらしコーヒーかす!

しつこいカビも、スチームの熱で殺せるはず。

買っちゃうぞ、私。

買っちゃうぞ、きっと。


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2019年11月12日

非常事態宣言どうなるか心配

クイーンズランド州とニュー・サウス・ウェールズ州では、森林火災が多発しておりまして、すでに多くの住宅や農場が消失し、死者も出ています。

コアラなどの野生動物が多数死んでいますが、森林火災の多発や被害の拡大について、こうした野生動物を守るために自然を自然のままにしておこうとする環境保護団体や野生動物保護団体に、批判の目が向けられています。

ご存知のように、ユーカリ木というのは非常に燃えやすいオイルを含んでおりますので、みずみずしい緑の葉っぱも、たとえそれが雨に濡れていても、たちどころに燃え上がります。それが枯れて乾燥している場合は、まあ実際に見たことがないと分からないないと思いますけど、爆発的に燃え上がります。

クイーンズランド州やニュー・サウス・ウェールズ州の森林は、降雨不足で非常に乾燥していまし、一年中葉っぱや枝を落とすユーカリの木の下には、大量の燃料が溜まっていると言って過言ではありません。

ボランティア消防士の皆さんの重要な仕事の一つに、こうした溜まった落ち葉や枝を、また枯れ草や低木を、気象条件の良い日を選んで燃やしておくというバックバーニングの仕事があります。場合によっては、火災の延焼を防ぐために木を切り倒したりもします。

こうした準備をしておくことで森林火災が広がりにくくするわけですが、環境保護団体や野生動物愛護団体は、こうしたバックバーニングにも反対するのです。

今日の火曜日、ニュー・サウス・ウェールズ州では、特にシドニーに近い地域では、「高温と乾燥と強風」という三つの条件が重なった森林火災の危険日となっており、非常事態が宣言されました。

40度近い高温になるとのことですが、何が怖いと言って、一番怖いのは、

強風です!

乾燥した強風に煽られると、落雷で火がついた枯れ草からたちまち巨大な火の玉が燃え上がり、これが電車の速度くらいで襲ってきたりします。

風が強いとエンバー(Ember)と呼ばれる燃えさしが飛んできて、その燃えさしが住宅の雨樋にたまった枯れ葉に燃え移ったり、住宅の隙間から入り込んで燃えやすいものに燃え移ったりします。

すでに何十ヶ所もで森林火災が発生しているのですから、そうした火災が広範囲に広がる可能性があるのです。州政府が警戒水準を最高レベルに引き上げたわけですが、

軽く考えてはいけませんよ。


先日、日本でも台風で警戒水準最高レベルの特別警報が出され、「命を守るための行動をしてください」と呼びかけられたでしょう。こうした特別警報は、理由があって出されるのですからね、真剣に受け止めなければいけません。

以前の私はそうではありませんでした。

ブラックサタデーを経験するまでは。

あの時、前日から州知事や消防庁の人がテレビやラジオでメッセージを送り続けていました。「100年に一度あるかないかの非常に危険な天候となるから十分な準備と注意をしろ」と呼びかけ続けていましたけど、「ちょっと大げさすぎじゃあないの?」と呑気な気分の私でした。

あんな恐ろしいことが起きるとは…

クイーンズランド州とニュー・サウス・ウェールズ州の皆さん、お気をつけください。

ヴィクトリア州は、今日も朝から雨が降り気温が下がって寒いですが、昨日の一日だけは暑くて乾燥していました。これから夏になれば、森林火災は他人事じゃあなくなります。今からできる準備をしておかないと。

右肩はまだ痛いんだけどな…

落ち葉や枝を掃き集めて捨てないと!
雨樋の掃除もしておかないと!
家が燃えにくくする手立ては講じておきますけどね、ユーカリの大木に囲まれておりますので、一旦近くで火災が発生したら、逃げ道も狭い道が一本あるだけだし、私はすぐに逃げますよ。

夫は家に残って家を守るべきと言いますけど、私にはその度胸も能力も体力もないから。


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2019年11月11日

話しかけると怒る夫

何事にも、一旦夢中になると寝食を忘れるうちの夫は、ただ今ドイツ語の習得に夢中です。

来年、ドバイ在住の義妹(夫の妹)の誕生日に招待されてドバイ旅行をすることになり、もちろん費用は全額妹持ちで、ドバイまで行くのならずっと行きたいと思っていたドイツにも行くと決めたのだそうです。

なぜドイツに行きたいのか?

ドイツに行きたい理由はお城じゃありませんよ。

夫はビールやソーセージにも興味はありません。芸術にも古い建物にも興味はありません。

ドイツに行きたい理由は唯一つ。

ドイツには夫の愛する電動工具メーカーの、

フェスツールという会社があるからです!

フェスツールの工場見学をしたいんですって。

(そのためにドイツまで行くのか…)

行くと決めたからには、ドイツ語の習得が必要ということで、ここんとこ朝から晩までピムズラーのドイツ語プログラムをやっています。iPhoneにピムズラーのドイツ語ブログラムを入れており、それをイヤフォンで聞きながら、朝起きるとすぐに紅茶を飲みながら出勤時間が来るまでドイツ語学習。

夫の三菱マグナはいまだに(22ヶ月間)壊れたままですから通勤にはオートバイを使っていますが、通勤中もドイツ語学習。

(危ないんじゃないの?)

仕事から帰宅するとすぐにドイツ語学習。晩ご飯を食べている時以外は、寝るまでドイツ語学習。

(ドイツ語のTVドラマも見ていますけど…)

ドイツ語学習中は、もちろんプログラムに従って常にドイツ語を話しています。そして、私が話しかけると、

ものすごく怒るんです!

「ドイツ語の勉強をしているのが分からないんですか?」
「分かりますけど…」
「ドイツ語をやっている時に話しかけても聞こえないでしょう!」
「聞こえないんですか…」
「話しかけないでください!」
「そうですか…」

ということでですね、

もう結構な日数、夫とはほとんど会話をしていません。

知能指数が高くて記憶力の良い夫は、言語習得の才能もあるようで、話しているドイツ語がどんどん難しくなってきていているのが分かります。まるでドイツ人みたいに話していますよ。

基本的に夢中になりやすいけど三日坊主ですぐに飽きちゃう夫ですが、フェスツールの工場見学というのはここまで意欲と集中力を高めるものなんですね。

そりゃあ私だってね、もしもイタリアの美術館巡りをすることになったら、貴方、ピムズラーのイタリア語プログラムでイタリア語習得に励んじゃうだろうとは思いますけど。

この調子だと、フェスツールの工場に行く頃には、もうドイツ語ペラッペラになっていても不思議ではありません。

ところで、

そのフェスツールの工場ですけど、一般人が見学なんてできるんですかねえ。


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2019年11月10日

どうしちゃったんだよこの天気

とにかく寒い…

こうして記事を書いている私のすぐ横には大きな扇風機が置かれていますけど(酷暑の週があったので)、現在必要なのは扇風機じゃありません。

暖房です!

昨日の朝の気温は6度でしたよ。最高気温は13度でしたよ。

私はねえ、刈り上げちゃった頭のせいでさらに寒いし、寒いとつい肩に力が入るから背中がバキバキに凝っちゃって、例の右肩は腕を下ろしていると痛みはないので忘れていますけどね、何かを取ろうと腕を上げるとズキンと激痛が走ります。

ああ…

気持ちは30歳でも、大台が近づく運動不足の私の身体は明らかに老化している。

鼻の下に広がっていた「とびひ」が目立たなくなってきたと喜んでいたら、口唇ヘルペスが出ました。(泣)

史上最大です。ピリピリチクチクと唇がイヤに痛いと思っていたら、こんなにでっかいのが出た。

今朝は、水ぶくれが破れてしまって、見た目は一気にマシになったけどな。

踏んだり蹴ったりですよ、もう。

それにしても寒い!

ハーブ畑に蒔いた種から芽が出て、育ち始めていたコリアンダーと春菊は、まだ10センチ程なのに花を咲かせてしまいました。

もうオシマイ…

箱型野菜畑に植え替えたゴボウとシシトウの苗は、連日の雨に叩きのめされていて、今後の成長が心配されます。(泣)


青ジソも心配だ。

ミョウガも心配だ。

野菜やハーブの皆様、

まだ冬が来たわけじゃあないんですよ、夏はこれからなんです!


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2019年11月9日

カイが23歳になりました

…とタイトルを書いたところで、

私は一体いつまで息子や娘の誕生日のことを記事に書き続けるんだろうか。

成人した子供達の誕生日を家族でお祝いするって、アレですか、皆さん普通にやっていることなの?

23歳ですよ!

家族と一緒に暮らしているなら、誕生日を家族とお祝いするっていうのは、まあアリなのかもしれないけど。23歳にもなれば、恋人とか友達とかとお祝いする方が普通じゃないのかと。

しかし、うちの息子は未だに無職でほぼ引きこもり暮らしだからしょうがない。

お母さんは、今年もバースデーケーキを焼き、晩ご飯には息子の好きなものを作ってお祝いしてやるか…

なんて考えていましたらね、

大学のセメスター試験が終わった娘は、知人のお手伝いのアルバイトで家にいなくて晩ご飯も食べて来ると言うし、娘のタクシー係であるうちの夫は、その知人というのが元々は夫の知人だから一緒に晩ご飯を食べてくると言うし、

じゃあ息子の誕生日のお祝いはどうするのと困っていると、

なんと息子が、

誕生日の日の晩ご飯は友達と食べに行く言ったんです。

お母さん大感激!

「ついに」って言うか「やっと」その時が来たんだわ。

巣立ちの兆候でしょ、これって。

高校生の頃から「遊びに行け」「外出しろ」「夜遅くなってもいいよ」「映画でも見に行けば」「遊びに行けったら!」と励まし続けました。最近は早く就職して経済的に自立して家を出て行く時が来ることを夢見ているのですけど、

まあ自立はまだまだ当分難しいとしても、

息子には家にばっかりいないで外の世界に出て行って、遊びも含めて色々経験して欲しいわけですよ。

ですからね、友達と晩ご飯を食べに行くとか言うのを聞いて、もう嬉しくって!

そのうち、バースデーケーキもご馳走も、作ってやりたいと思っても作れない時が来るはずなんだし。

でしょ?

子供はいつかは親元を離れて社会に出ていくんでしょ?

うちの息子はちょっとゆっくりなだけよね?


息子は、メルボルンのラーメン屋「博多元助」で友達とラーメンを食べてきたそうです。あっという間に帰宅しました。(もっと遊んでくればいいのに…)

私が誕生日には餃子を作ると言っていたのを覚えていて、「博多元助」では餃子を我慢して鶏の唐揚げと豚骨ラーメンを食べたそうです。

そういうことなら、

今日は晩ご飯に餃子を作りますよ。誕生日の昨日はバースデーケーキを作らなかったので、一日遅れで今日作りますよ。


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2019年11月8日

美容師への信頼揺らぐ(2)

長年ヘアカットをやってもらっている美容師のLさんは、アジア系で、カットが上手で、いつもやってもらっているのでアレコレ言う必要がないというのが良いのですけど、今年になって彼女への信頼が揺らぐ時がありました。


毎回 必ず「今日はどうしますか?」と聞いてくれますが、「いつもと同じ様に整えてください」というのが私の返事。 そうすると自動的にいつものショートスタイルになるわけなんですけど。

その日はLさんの様子がいつもと違って、おしゃべりをほとんどせずに黙々と切っていくもんだから私もボーッとしていたら、スポーツ刈り中学生をおばさん化したような風になってしまいまして。

その次の時は、ボーッとしないで注意して見ていたんですけど、再び短くカットされてしまいました。バリカンを使うからスピードがスゴイし、「おいっ!」と思った時にはもう遅いというわけなんです。

誕生日だった昨日、私はヘアカットの予約を入れていました。誕生日だからヘアカットに行ったわけじゃあないんですよ。偶然昨日になってしまっただけで。

さて、

2回続けて短くなりすぎたので、昨日は頭頂部の辺りは長さを残したいから切らないでくれと頼みました。

サイドはいつものように耳を出し、襟足はバリカンで刈り上げて良しということを伝えまして。

そうしたらLさん、普段なら1分くらいで終わる襟足のカットにすごく時間をかけている。何度も何度もジャリジャリやっていて、刈り上げているような気がするんだけど整えているだけかもしれない。

そうしたら、貴方、

Lさんはですね、

整えていたんじゃあなくてですね、

刈り上げていたんですよ!

後頭部の下半分は、地肌がすっかり見えちゃってるんです。太くて短い首が目立ちます。

これはちょっと…

ところがねえ、

この刈り上げ後頭部、うちの夫には好評というのが腑に落ちない。まあ、あの人は何事にもセンスというものがない人だから、褒めてくれたのは誕生日だったからかも。

私は、髪の毛が伸びるのが人並み外れて速いので、一週間もすればある程度「地肌丸見え状態」は解消されるはず。

それまでは、

スカーフで隠せばなんとかなるか…(泣)


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2019年11月7日

寝不足の誕生日

ええ、何を隠そう、今日は私の50代最後の誕生日なんです。

ついに年齢をバラしてしまった!

っていうか、本ブログを継続して読んでくださっている方はご存知だったでしょう。

大学卒業後は日本でしばらく小学校の先生をやっていて、その後アメリカに行って日本語を教えたりして、オーストラリアに移民したのは1994年だし、子供達は高齢出産だったという話も書いたしな。

ということで、

来年は大台なんですけどね、信じられないですよ。気持ち的には30歳くらいなんだから。いつか貴方も分かります、この気持ち。

さて、

50代最後の誕生日は、

夜中の1時45分にスタート!

肩が痛くて目が覚めたのだと思うけど、ついでにおトイレに行ったりして、その後なかなか眠れなかったのです。

あきらめて読書をしたりしているうちに4時が来て、流石に疲れてしまって「なんとか寝なくちゃあ」と焦っているうちに夢を見ていました。

せっかく眠ったのに、うちの夫が私の寝室のすぐ裏にあるガレージのシャッターを開けたり締めたりする音で目が覚めたのが6時過ぎ。

その直後、北隣りに住んでいる人が、いつも私の寝室のすぐ裏の生垣の向こう側に停めている巨大重機(掘削機みたいなやつ)で仕事に出ていく際の轟音と地響きですっかり目が覚めてしまいました。

仕方なく起きて、コーヒーを作りにキッチンへ行きましたら、ミルクのプラスチック容器の蓋を床に落としてしまい、その青い蓋がまるで西部劇の風に転がるダンブルウィードのようにコロコロと転がって、

冷蔵庫の下に入ってしまった!

うそでしょ!

ああ…

肩が痛いのに、床に這いつくばってボトルの蓋を冷蔵庫の下から取り出すという信じられないようなイベントで始まった、私の50代最後の誕生日。

これから一日良いことが起きますように…


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2019年11月6日

五十肩か肩腱板損傷か

先週の日曜日、黒カビが生えて腐っていたキッチンの木製タイルを剥がしてみた話は、記事にも書いたとおりでして。

でっかいノミとでっかいハンマーでコンコンカンカンと叩き続け、最終的には4平方メートル分くらいは剥がしたんですがね。

木製タイルの下は、グジョッグジョッって音がするくらいに汚水で水浸しでしたから、パニックモードの私は、火事場の馬鹿力じゃあないけど、普段なら重くて簡単には取り扱えないであろうそのでっかいハンマーを持つ手にも力が入りまして、

実はその日以来ずっと、

肩の関節が痛いんです!

翌朝は、コーヒーを淹れるのにも苦労し、洗濯物を干すのに腕が上がらず。腕を動かそうとする度に激痛でつい声が出る。ゴリゴリギシギシと違和感も半端ない。

最初は筋肉痛だろうと思っていたのですが、どうも筋肉だけじゃあないんです。あれからもう10日くらい経ちますけど、筋肉痛ならもう治っているはず。

五十肩か?

四十肩も五十肩も要するに肩関節周囲の炎症のことですが、私はこれまでに何度か経験しております。だから分かるんですけどね、今回の痛みと違和感はちょっと違うんです。

夜寝ていると、寝返りをうつ時に痛んだり、痛い方の肩を下にして寝ていると痛みで目が覚めたりするんですけど、

やっぱり五十肩?

なんだか変だと思って調べてみたら「肩腱板損傷」というのが考えられそうなのです。

肩関節周囲の炎症である五十肩じゃあなくてですね、肩関節を取り囲む腱の複合体である腱板というやつが切れているんじゃあないかと。

そうじゃあなかったら、10日も経っているのに、お料理で包丁を持って野菜を切るくらいのことで苦労しているのはおかしいでしょ。

切れちゃった腱は自然に治るということはないそうです。(泣)

肩の周囲の筋肉を訓練して、肩を上げやすい状態にすることはできるそうですが。腱の周りに滑りを良くするためのヒアルロン酸や、痛みや炎症をおさえるための局所麻酔剤やステロイドを注射することで症状を和らげるという治療があるらしいですが。

腕が普通に上げられないというのは相当不便ですよ。

痛くても、肩の中がゴリゴリするけど、上げようと頑張れば上がるんですけどね。

もう少し様子を見てみますけど、ただの五十肩であってほしいです。


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2019年11月5日

メルボルンカップ競馬で祝日

皆様、今日のメルボルンは「メルボルンカップ競馬の日」で祝日です。

会社も学校もお休みですが、小売店はそうはいかない。うちの夫は通常通り仕事です。

競馬で祝日という珍しさは「オーストラリアン・フットボールの決勝戦前日」という祝日が出来てからは珍しさ度で負けちゃって、ブログ上での話題性も落ちてきたし、

私が小学校の教員をやっていた頃には、福利厚生(遊興)担当の先生が単勝一択の馬券を発行して教職員一同お金を掛けて楽しんでいたとか、

メルボルンカップ競馬を見に行って酔っ払って醜態を晒す人々のことも、想像を絶するごみ事情のことも、

これまでに何度も記事に書きましたし、

昨今の競馬界スキャンダル(動物虐待、ドーピング、違法薬物、屠殺)などでメルボルンカップ競馬には興味も関心も無くなっちゃった私にとって、

本日最大の話題は何と言っても、

この寒さ!

先週は連日エアコン全開で、夜は扇風機をかけて寝ていたのに、今朝の気温は5度なのよ。お日様は眩しいから午後には暖かくなってくれると期待していますけど、20度は無理だろうな。

おまけに、どういう理由だか今朝はくしゃみは出ないのに鼻水が出まくるので、鼻をかむ度にせっかく治ってきた「とびひ」に刺激を与えてしまうのが困るし、尋常じゃあなく目が痒いから外に出たくないんだけど、やっぱり心配だ。

何が心配?

ゴボウとシシトウの苗ですよ!

昨日、箱型野菜畑に植え替えたのよ。

そうしたら天気予報通り雨が降り始め、一時は雷雨になって土砂降りに。雹も降ったし。その後、気温が急降下してこの寒さ。

ゴボウは大丈夫だと思うけど、ヒョロヒョロだったシシトウの苗はどうなっているのか心配なのです。青ジソやミョウガもね、冬が来たわけじゃあないんだと、夏はまだこれからなのだということを肝に銘じていただきたい。

それはともかく…

メルボルンカップ競馬で学校は休みのはずですが、メルボルン大学のセメスター末期試験は休みにならないようで、うちの娘は今日から三日連続で試験です。お母さんには、駅までの送り迎えという重要な仕事がございます。

さあ、そろそろ行ってくるか…。


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2019年11月4日

野菜栽培はタイミングが難しい

畑に植えるチャンスを逃し続けているゴボウとシシトウの苗。

先々週、そろそろ植えなくちゃと思っていたのに、さらに一週間延期したのは正解でした。だってね、先週は暑い日が続いて、乾燥した熱い北風が吹き荒れた日にはハーブ畑のハーブの苗が少し枯れましたからね。

朝晩水やりしたのに…。

涼しい日が続く今週はチャンスかもしれないんですけど、涼しすぎるとこれまた問題で、秋が来たと勘違いして成長を止め、花を咲かせて種を作ろうとするのが出るからな。

というか、

シシトウはもうそうなっているのかもしれないと心配なんです。苗が大きくなっていないんですもの。

ゴボウは育ちすぎるほど育っていますから早く畑に植えないと根っこが心配なんですけど、グネグネ曲がったゴボウでも食べれたらそれでいいの。ゴボウの味がすればそれでもう…。(泣)

今週は最低気温は冬並みで、最高気温は20度に達しない日が続くそうですけど、雨が降るからチャンスはチャンス。

この週を逃して、次の週はカラッカラに乾燥する猛暑の日々なんてことになると、いつまでたっても植えられないじゃん。

よし、今日こそ植えるぞ!


ところで、

先週の暑さと乾燥のせいか、ユーカリの木が葉っぱを落としまくって、せっかくきれいに掃除をした家の周りには、あっという間にすごい量の落ち葉が溜まりました。


一年中葉っぱや枝を落とすユーカリの木、最近は大量の花も落としています。

落ち葉掃きは、一年中しょっちゅうしないと見苦しくなるわけですよ。

軽くて私にも担ぐことができるパワフルなブロワーがあれば、この広大な庭(ちょっと大げさ)ホウキで掃いたりせずに、ブワ ーッと吹き飛ばすことができるのに。

落ち葉や枝の掃除に加え、草取りもし続けなくちゃあいけません。

この家の外周りの掃除がどれほど大変かということ、

うちの家族は誰も知らない…。


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2019年11月3日

細部へ注意が行き届かない人達

Attention to details」という言葉、職探しなどしていますと非常によく目にします。

「細かいことに注意が行き届く能力」と言いましょうか。この能力が備わっている人間にとって、細かいことに注意が行くなんていうのは息をするみたいにあたり前のことですからね、「こんなことが能力と言えるのか?」なんて思ってしまうのですけど、一つの能力らしいです。

何を隠そうこの私は、家族などには「細かいことに注意が行き届き過ぎる困った人」くらいに思われているので、細かいことに注意が行き届かない人に対して、

何でこんな事に気付かないのだ!

と、日常的にイライラさせられます。

私の場合はね、映画「ターミネーター」の殺人アンドロイドの視覚センサーみたいにね、ありとあらゆる物の細部にスーッと焦点が合っちゃうのですよ。全く自然なことです。特別に努力なんてしていません。歩く能力のある人が歩けるのと同じ感覚です。

ところが、

うちの男達二人は、細かいことに注意が行き届かない人達らしい。

片付けたと言っても片付いていないし、お皿を洗ってもまだ汚れが残っているし、掃除をしたと言ってもまだゴミが落ちているし、洗濯物の干し方が超なってないし、しょっちゅうすぐ目の前にある物を探しているし。

この能力が欠如していると仕事をする上で大変困るということも、私は経験し続けていますよ。

ここ数年、私はある電動工具や機械のメーカーの取扱説明書の翻訳をやっています。

機械の取扱説明書なんかを書くテクニカルライター達は、「Attention to details」のある人達という印象があったのですがね、どうもそうとは限らないようで。

翻訳をする度に、オリジナルの英語の説明書に細かい間違いを見つけまくる私。

英語から日本語への翻訳は、内容を理解した上で意訳をしないといけない場合が多いので見つけやすいというのもあるでしょうが。

何でこんなミスに気付かないんだよ!ちゃんとしろよ!いい加減な!

などと、まるで彼らが怠惰か何かのように思ってイライラして来たんですけど、そうじゃあないんだと、出来ない人達もいるんだと、最近考えるようになったのでございます。

私にも出来ないことや不得意なことがいろいろあるじゃないのって思うの。

イライラするよりも「しょうがないな」と受け入れる方が楽だしね。


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2019年11月2日

激昂するお母さん

先日から度々話題にしていますが、食器洗い機の排水パイプをネズミにかじられて汚水
が漏れていたことに長期間気付かず床板の一部が黒カビに覆われ腐ってしまったために大規模工事が必要となってしまったものですから、仮のキッチンへの引っ越しをおこなっている最中です。

私と息子が仕事をしているスレートタイル床の部屋が仮のキッチン兼ダイニングになる予定で、私のデスクがキッチン作業台になりますが、野菜を洗ったり食器を洗ったりは水がないと出来ませんのでね、おトイレ兼バスルーム兼洗濯室のシンクを使うしかありません。

工事期間中に必要と思われる調理道具とほとんどの食品と調味料類は引っ越しが終わりました。

実際に工事が始まるまでは現在のキッチンでお料理はしますけど、食器洗い機はキャビネットから引き出されて、現在キッチンの一番邪魔になる所に置かれたままです。保管場所を決めてさっさと動かしたいんだけど、超多忙な一週間を終えて疲労困憊している夫には、なかなか家のことを頼めません。

冷蔵庫と縦型冷凍庫を動かせるのは夫しかいないので、これも夫の体力&メンタルの回復待ちでございます。

それはともかく…

食器洗い機がじゃまになってキッチンが使いにくい上に、踏み台が置けない場所があって棚に手が届かないからさらに苦労している上に、今週続いた猛暑で暑くてたまらないし、くしゃみは出るし、「とびひ」も出てるし、目は痒いし、お母さんのイライラはつのっているのですよ。

ですからね、シンクに汚れた食器が溜まっていたり汚れたフライパンや鍋がコンロに置かれたままだったりするのを見ると、

腹が立つんだよ!

自分が汚した食器やフライパンや鍋は、自分でちゃんと洗いなさいよ!

何でもかんでも食器洗い機に突っ込で終わりという暮らしに慣れているあの三人は、食器洗い機が使えない現在は手で洗わなければならないことを理解できていないらしい。

何度も「自分で洗ってね」とお願いし、何度も何度も「自分で洗いなさいよ」と注意してきたけれども、

また洗ってない!

という状況が連発して、

お母さん激昂!

夫は日頃「自分は家事をしなくても良い(働きに行ってるんだから)」という意識丸出しだから腹が立つんだけど、現在は疲労困憊中だから私は我慢して洗ってあげています。

娘は3日連続のセメスター末試験の直前で、希望している履修課程がメルボルン大学で続けられるかどうかがかかっているから非常にエッジーになっており、ガミガミ言いにくいので、これも私は我慢しています。

しかし、大して何もやっていない引きこもり生活中の息子は、許されるわけがないの。

食器洗いはもちろんだけど、洗濯も掃除も時にはお前がやれよ!ゴロゴロしてるんじゃあないよ!部屋に籠もって何してるんだ!痩せたいのならもっと身体を動かせよ!草取りも手伝えよ!窓磨きも良い運動だぞ!そう言えば昨日はゴミの収集日だったけどゴミ容器は出したんだろうな!忘れたあ?出した時には遅すぎたあ?

何だお前!ちゃんとやれよ!

激昂するお母さんですが、今日は少し穏やかですよ。

涼しいし、
雨が降ったおかげでくしゃみもあんまり出ないし、
「とびひ」も治ってきたし、
目も痒くないし、

激昂連発したおかげで汚れた食器が溜まらなくなったし。


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2019年11月1日

ありがとうニッポン

先日、黒カビに覆われて腐ったキッチン床の件でいらっしゃった保険会社の調査員ラッセルさんとカビ処理の専門業者ギドンさんと三人で、被害状況や今後の工事のことについて話し合いをした時のこと。

ラッセルさんとギドンさんは仕事上知り合いのようでしたけど、最初はずっとビジネスライクに話していたんです。

話し合いの途中で、ラッセルさんが私に聞きました。

「ところで私は、あなたの名前をお尋ねしましたでしょうか?」
「いいえ、(義妹の名前)でお呼びになったので、それは義妹の名前だと言いましたけど、私も名乗りませんでした。失礼しました、私の名前はヒロコです」

それを聞いたギドンさん、

「それって日本人の名前じゃないですか?」
「そうです、日本人です」

それを聞いたラッセルさんの顔がパッと明るくなりまして「日本人ですか!」

「ヒロコは私の世代ではよくある名前なんですよ。そう言えばラグビー監督のエディー・ジョーンズさんの奥様もヒロコさんだそうです」
ラッセルさん「エディー・ジョーンズは現在私の最大の敵ですからその名前は聞きたくない!えっ?なに?エディー・ジョーンズの奥さん、日本人なんですか?」

ここからですよ、

ビジネスライクだった我々三人の関係が激変することになるのです。

アフリカ人のようでもあるしインド人のようでもあるけど肌の色はそれほど黒くないラッセルさんは、南アフリカ出身だそうで、ラグビーの大ファンでした。スプリンボックスの大ファンだから、日本で開催されているラグビーW杯を有料放送に加入してきっちりフォローしており、日本代表チームの躍進ぶりと開催国日本の人々のサポートぶりに心を動かされていたそうです。

なるほど、私が日本人と分かった時の表情の変化は、そのせいだったか。

サッカーはフォローしているけどラグビーはよく知らないというギドンさんに、ラッセルさんが日本のこと、日本代表チームのことを褒めまくるのを聞きながら、嫌な気がしないどころか「サンキュー」を連発して褒められる喜びに浸る私でございました。

知り合いだったけれども個人的なことは知らなかったらしいラッセルさんとギドンさん。ギドンさんは、その日ラッセルさんが南アフリカからの移民だと初めて知ったのでした。

「ところで、ギドン、君はどこかの国出身なのかい」
「ああ、ボクはイスラエルから来ました」
「私、イスラエルがラグビーするのを見たことない」
「うわっはっはっは、イスラエル人はラグビーはしないよ」
「あはははは、そのとおり。イスラエル人はラグビーはしません。スポーツはしないんです」

…と、

すっかりファーストネームで呼び合うフレンドリーな関係に急変した我々三人は、腐った床のことなどすっかり忘れて、しばらくラグビーの話題で盛り上がったのでございました。

それにしてもね、

外国人に自分の出身国について敬意を持って語られたり感謝されたりするのは、なんとも嬉しいものでしたよ。

ありがとうニッポン!

明日はいよいよ南アフリカ対イギリスの決勝戦です。


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