2021年11月29日

うわあ、ちょっと引く

土曜日にうちの娘が帰って来ました。

娘は心理カウンセリングを行うクリニックの受付の仕事をしていますが、土曜日は隔週のシフトでこの日は休みだったのに急に頼まれて、クラヴ・マガのトレーニングを1時間で切り上げて仕事に行ったそうです。

帰宅した時には、クラヴ・マガのトレーニングウエアのままでしたから、あの服装で仕事をしたんですね。クリニックの受付ですよ。あまり細かいことにこだわらないオーストラリア流ということでしょうか。

ちなみに、娘はメルボルンにあるクラブ・マガの学校で、女性専門の自己防衛術のクラスを受講したのがきっかけで、コースが終わってからもトレーニングに励んでいます。毎週3〜4日行っていますよ。トレーニングの相手が男性である場合が多いので、激しい当たりがあるのでしょう、身体にはしょっちゅう青あざを作っていますが、楽しんでいるようです。

さて、

先週の水曜日からアパートで暮らし始めた娘ですが、アパートに持って行かなければならない荷物がまだまだたくさんあるわけですし、私が思っていたとおり土曜日の午後遅くに帰ってきました。

その直後に、うちの夫も帰宅しましたが、ツールショップのTさんに送ってもらって帰りまして、そのTさんは晩ご飯を食べて行くということになっていたので、夫とTさんはビールを飲みながらずっとお喋りをしていましたから、3日ぶりに会う娘とゆっくりする暇もなかったわけです。

Tさんが帰ったら、すぐに夫は娘を探し始めました。

娘はお友達の誕生日をお祝いする集まりに出かけたと教えたら「何だ!出かけたの!」と大変がっかりしまして、娘が帰って来るのを待っていたんです。

そして、8時過ぎに娘が帰宅しましたらね、

ハグ、ハグ、ハグ!

たった3日会わなかっただけじゃん。

ところが、

ソファーに腰掛けた後、再びハグしたいという衝動に駆られたらしい夫は、横に座った娘に再び抱きついて、その夫の頭を娘がナデナデしているんですよ。

うわあ、ちょっと引く…

私はスキンシップとは無縁で育っていますからね、身体を接触させる愛情表現というのはもともと苦手なんですけど、私の世代の日本人はみんなそうだと思います。

ですからね、若い頃には「もっと愛情表現をしてよ」と夫に不満を言われたものですが、できないものはできないのです。

できないどころか、

あんなにベタベタしているのを見るとちょっと気持ちが悪いと感じるんですけど、ヘンですかね。

私は、娘や息子ともめったに身体を接触することはないです。子供の頃にはやっていましたけど、大きくなってからしなくなったら抵抗を感じるようになりまして。特に息子とはハグなんて一年に一回くらいしかしません。

「お母さんは日本人だからしようがない」と娘は言います。土曜日に帰って来た時も、私と娘はハグなんてしませんでしたよ。


月曜日から仕事の娘は、日曜日の夜にはアパートに戻るのかと思ったら、日曜日もこの家で寝て、月曜日は私のカローラで仕事に行くと言いました。

そして、この家に帰って来るそうです。

何だそれ…

今日から少し暑い日が続く予報なので、自分が植えた果物や野菜の水やりが心配らしいのと、火曜日と水曜日は仕事が休みなので、荷物を運んだり買い物をしたりするつもりのようです。数日アパートに住んでみて、いろいろ必要なものがあることが分かったそうなんです。

とにかくね、このようにしょっちゅう家に帰って来るのは確実なんですから、うちの夫もあんなに寂しがることはないんですよ。

うちの夫みたいなのを「エンプティーネスト・シンドローム」(Empty Nest Syndrome)と言うんでしょ?

エンプティーネスト」というのは「空っぽになった巣」という意味です。子供が巣立った後で残された親が陥りやすい精神状態のことを言います。辞書には「巣立たれ症候群」とも書いてあります。

火曜日と水曜日の荷物運びは私が手伝うことになるでしょう。カローラを持って帰らないといけませんからね、運転ができる私が行かなくてはいけません。

夫も行きたいと言うかもしれません。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿