2022年3月31日

洗濯物とカンガルー

昨日はお天気が今一つで気温も低かったので、洗濯物は家の中に干しました。

今までデスクの下に敷いていたマットやバスマットも洗ったんですが、マットの洗濯が終わった頃にはお日様が顔を出していましたから、マットは外の洗濯物干しに干すことにしました。

お天気は今一つでも乾燥していたし風も少しあって、時にはお日様も出ましたから、洗濯物は全部外に干せばよかったなあと思ったんですけど、3時頃に空が薄暗くなって来たのでマットを取り込もうと思いました。

そうしたら、

洗濯物干し場のすぐ横の草の中でくつろぐ動物が…


カンガルーです。

真っ昼間から我が家の草地でおくつろぎというのは珍しいことです。

私が近づけば逃げるだろうと思い、カメラを手に近づいて行くと、すぐに私に気づいて立ち上がり、ムキムキの筋肉を見せびらかすように胸を張りました。


デカイ!

この写真からはちょっと分からないかもしれませんがね、大きかったですよ。後ろ足で立ち上がったら、身長187センチのうちの夫といい勝負でしょう。

オスでした。どおりで身体が大きいわけです。そして筋肉がすごい!

「ハロー!洗濯物を取り込みたいだけだからね」とフレンドリーに話しかけながら歩きかけましたら、

逃げていくだろうと思っていた巨大カンガルーは、突然跳び上がって私の方に向かって動いたんですよ。


うわあ、こっちに来るなー!

もちろん私は走って逃げました。

カンガルーは、私が逃げると、再び草の上に寝転びました。


30分後、

雨がポツポツと降り始めまして、どうしてもマットを取り込みたい私は、再びカンガルーと対峙することを決意いたしました。

時々カンガルーに襲われて大怪我をした人のニュースを聞きますので怖かったんですけど、せっかく乾いたマットが雨で濡れて欲しくなかったですからね。

ゆっくりと少しずつ近づきました。

私が近づくと、やはりすぐに立ち上がってこっちを見ました。

カンガルーってね、顔は可愛い顔をしているんですよ。舞台用の付けまつげを付けたような大きなつぶらな目をしています。

今にも跳んで来そうな感じでしたが、私が少しずつ洗濯物干し場に近づいても、今度は動きませんでした。もしもの時にはすぐに走って逃げるつもりで、カンガルーから視線をそらさないようにしながら、大急ぎでマットを取り込んで走って家に戻りました。

カンガルーがいた場所と洗濯物干し場の位置関係は、下の写真のような感じです。実際にその場に行くともっと近くに感じましたけど、結構離れていますね。


私がいなくなると、カンガルーは再び寝転んでくつろいだり、時々立ち上がって草を食べたりしていましたけど、居心地が良いのでしょう。

我が家の敷地は草だらけですからね。最近草切りも怠っていますから、カンガルーにとってはご馳走だらけで天国みたいな場所でしょう。

後ろに見える箱型野菜畑はもう2年も使っていなくて雑草だらけなんですが、その周辺には特に美味しそうな草がいっぱい生えていますしね。


1時間後に窓から様子を見ましたら、

カンガルーはまだそこにいました。

むしゃむしゃと草を食べていました。草ならいくら食べてもらっても構いません。

夕方の6時頃、ふと外を見るとカンガルーはいませんでした。「帰っちゃったか…」と思いながら別の窓から外を見ると、

まだいるー!

窓からわずか3〜4メートルというすぐ近くでした。後ろ足で立っていて、両手で胸やお腹のあたりを掻きむしっていました。

暗くなり始めた頃にも、まだ草を食べていましたよ。

そして今朝は、夫を勤めているツールショップに送って行くのに5時半に家を出たんですが、車庫から車を出してゲートの方に動きかけた時にヘッドライトに照らし出されたのが、このカンガルー。

口をもぐもぐさせながらこっちを見ていましたから草を食べていたんでしょう。私のカローラがすぐ近くに来るまで動きませんでしたよ。

我が家に住んでいるんでしょうか。ちょっと困ります。


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2022年3月30日

疲労困憊全身筋肉痛でも達成感

なぜそんな状態になっているかと言うと、

大掃除をしたからですよ!

掃除機をかけて拭き掃除を少ししただけで、昨日は終わりました。

夫の寝室は掃除ができていませんが、床に脱いだものや空き箱や空き袋やゴミやネジや釘や、ものがたくさん投げ散らかしてあるので掃除機をかけられないのです。もう何週間も掃除機をかけていませんが、片付けるまで掃除はできません。

拭き掃除は途中止めです。

昨日の掃除にどうしてそんなに時間がかかったかと言うと、デスクの引っ越しをしたからです。

もともと私と夫の仕事部屋だった部屋にある私のデスクは、娘が大学生になった時に勉強部屋が必要だと言ったので娘に使わせてあげることにしました。私のコンピューターやデスクに置いてあったものは、床がタイル張りの部屋(別名: ミミズが出る部屋)にテーブルを出して、そこに持って行きました。

その後、いろいろ都合があって私の仕事スペースは引っ越しを繰り返しましたが、娘が家を出た今、私のデスクは誰も使っていないのです。夫が物置にしているだけです。

その仕事部屋は冬は暖かいので、せっかくの大きなデスクを夫の物置にしておくのももったいないことですから、私は再び自分のデスクに戻ることにしたのです。ついでに家具を一人で動かしたりしたので、今日は筋肉痛になっています。

仕事部屋の床の上には、ロープやら何やら木に登るための道具や自転車関係のものがいっぱい投げっぱなしですが、私が使うスペースだけはきちんと片付けました。

部屋の半分は整理整頓カンペキ、残りの半分はゴミ屋敷という状況ですけど、私はもう慣れていますからね、自分のスペースさえキレイならそれでいいんです。

娘が置いて行った持ち物は、ミミズが出る部屋のテーブルの上に置いておきました。いつか片付けてもらいます。


それにしても、ものがたくさんあり過ぎます。

ゴミ屋敷状態のガレージの中にあるものは考えたくもないですけど、それらは全部夫の持ち物ですけど、家の中にも本当に要らないものや使わないものがいっぱいです。

仕事部屋のクローゼットの中には、10年以上触ってもいないようなものがいっぱい入っていますよ。コンピューター関係のケーブルやコードがたくさんあります。何のコードだか分からないけどいつか必要になるかもしれないと何年も箱に入れたままのものは、もう捨てます。

古いコンピューターのモニターもあります。事務用品もいっぱいあります。古いカタログとか読みもしない本とか、捨てずに取っておいても何の役にも立ちません。

しかし、うちの夫は捨てられない人ですからね、私が捨ててあげます。何年もクローゼットに入ったままのものなんて、捨てたって夫は気づかないでしょうしね。

不用品の処分は簡単には終わりませんから、これからずっと続けて行かなくてはいけませんが、今日は拭き掃除の続きとバスルーム掃除です。

運動だと思うから何とかやる気が出るのでございますよ。

普段は掃除をするのに老眼鏡なんてかけませんが、老眼鏡をかけてやってます。汚れや隅の方に溜まったホコリとかがよく見えるので、掃除も徹底的にやっています。掃除は本当に良い運動です。


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2022年3月29日

視力の低下と見知らぬ人の親切

今朝、うちの夫を勤めているツールショップに送って行くのに家を出たのは6時少し前でした。

暗い玄関を出ると、東の空に明るい金星が見えました。「明けの明星」というやつですね。

金星のすぐ近くに比較的明るい2つの星があって三角形を作っており、金星のすぐ近くには月も出ていました。全体が灰色に丸く見える月の斜め下だけが明るく光っていて、その右側に広がっている薄い雲が月の光で際立って見えていました。

なんてキレイなの!

その空に見とれた私は、後ろからやって来たうちの夫に空を指差しながら言いました。

「見て見て!キレイねえ!」
「ああ、金星」
「金星ともう2つの星と月よ!月は全体が見えているんだけど下のところだけ光ってるでしょ?その光で雲がすごくキレイじゃない?」
「…」

夫が何も言わなかったのは、私に見えているものが夫には見えていなかったからでした。

金星と月の光っている部分しか見えていませんでした。

夫の目は、どんどん見えなくなって来ています。


よく見えていないので、早朝の暗い道を自転車で走りながら道路に落ちていた大きな枝に激突しそうになったりカンガルーに出くわしたりと、事故寸前というアクシデントも起きているようです。

カンガルーとの衝突事故は、自動車ではよくあることですが自転車でもあるんだそうです。

昨日は帰り道で、明るかったのに道路に落ちていた石に気が付かず、石に乗り上げてバランスを崩したそうですが、実はその時に夫は財布を落としたんです。財布はバッグに入れていたそうですが、どうしてバッグに入れていた財布が落ちたんでしょうか。不思議です。

とにかく、財布を落としたのですけど、夫はそれに気が付きませんでした。

夕方、警察署から電話がありました。

ある女性がその財布を拾い、警察に届け出たのです。夫はいつも財布に現金を入れて持ち歩いていますが、警察の話では入っていたはずの現金はそのままで、もちろんカード類も全てそのままでした。

届け出た女性は、名前も連絡先も残しませんでしたので、お礼のしようもありません。

今日は仕事の帰りにバスでその警察署まで受け取りに行って来るそうです。その警察署は、夫が財布を落としたと思われる場所からはかなり遠いのです。どういう理由で、その女性が財布をそんな遠くの警察署に届け出たのか、事情は分かりませんけど。

オーストラリアにも良い人がいます。


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2022年3月28日

盗んだコンテンツで作ったウェブサイト

私は最近ウクライナ料理を作っているのですが、インターネットで「ウクライナ料理」を探すと大抵トップ10に入っているのが「ロールキャベツ」です。

ロールキャベツは東欧諸国で大変人気があると聞きますけど、ウクライナ風のロールキャベツというもあるのだろうかと考えた時に思い出したのが、以前アサ(Asa)さんという方に教えていただいて作ったロールキャベツの簡単バージョンでした。

キャベツの葉っぱで包まずに、千切りにしたキャベツの葉っぱも具と一緒に混ぜてハンバーグ状にしてから、ソースをかけてオーブンで蒸し焼きにするというものです。

アサ(Asa)さんから教えてもらったので、「Asa's Gobultsi」(アサさんのロールキャベツ)と名付けたんですが、「Gobultsi」(ロールキャベツ)のウクライナ風というのをグーグル検索してみました。

そうしたら、検索結果の最初のページに私の「アサさんのロールキャベツ」の写真が出ました。しかし、それは私のウェブサイトでもなかったし、レシピをシェアしているクックパッドでもなかったんです。

写真は私が撮った写真でした。

それは聞いたこともないウェブサイトで、レシピのタイトルがすごかった!

「ステップバイステップ ジェイミー・オリバー アサのロールキャベツの作り方」
(Step-by-Step Guide to Prepare Jamie Oliver Asa’s Golubtsi)

何だそれ!

ページを読んでみますと、そのレシピを投稿したという人の記事はデタラメなんですけど、書かれているレシピは私のレシピで、写真も私が作ったロールキャベツの写真でした。まるで自分のレシピであるかのように書いていました。

「The Delicious Menu」というウェブサイトなんですが、1万以上のレシピを載せていると書いてあります。他にも私のレシピを盗んでいるかもしれないと思い、4つしかないカテゴリーのうちの「ケーキ」というカテゴリーのレシピを出してみましたら、最初のページに私のレシピが出ました。

見ていくと、他にも私のレシピがいろいろ盗まれていました。

それらのレシピは、それぞれ異なった名前の人が投稿したということになっていましたが、投稿者の名前なんてデタラメかもしれません。

よくもまあ平気でこんなことをするな!

怒りが収まらず、どういう対応を取るべきか考えたんですけど、直接この盗人ウェブサイトの管理人と連絡をとって私のメールアドレスを知られるのは嫌だったので、ウェブサイトのホスティング会社かグーグルに著作権違反の報告をしようかと考えました。

しかし、法的な対応をするのはなかなか難しいです。

このまま見て見ぬ振りをしたくなかったので、このお粗末な盗人ウェブサイトに載っているレシピを見ていましたら、見たことのある写真がありました。

その写真は、私が自分のレシピを投稿しているクックパッド英国版で見たことがあったのです。とてもユニークだったので覚えていたのです。

そこで、載っていたレシピを一つずつ順番にクックパッド英国版で検索してみると、どれもクックパッドに載っていました。写真もレシピも全く同じです。

この盗人ウェブサイトは、クックパッドから1万以上のレシピを盗んでいる可能性が大きいです。早速クックパッド英国事務所に報告したので、何らかの対応をとってくれると期待します。


少なくとも、クックパッドは盗みを止めろと警告を送ってくれるんじゃあないかと思うんですよ。そうしないと、レシピや写真を盗まれて勝手に使われる私達ユーザーの著作権はどう保護してくれるんだっていうことになりますからね。

ウェブサイトのコンテンツ盗用は大きな問題ですが、個人のウェブサイトやブログのコンテンツが盗用されたからといって、弁護士を通して法的に警告を出したりする人はまずいません。

盗用されたことによる経済的な損害が無いですからね。盗まれてもなすすべがないというのが現実です。

盗人ウェブサイトのホスティング会社やグーグルに削除を依頼するにしても、個人が頼むのと世界的な企業が頼むのとでインパクトが違うでしょうから、ぜひクックパッドには適切に対応してもらいたいです。


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2022年3月27日

安いものには理由がある

当たり前のことなんですよ、理由があるのは。

衣料品にしろ日用品にしろ食品にしろ、販売する側は利益を得る必要があるわけですからね、価格を安くするには「安い原材料を使う」とか「労働者を安い賃金で雇う」とか「少ない利益で我慢する」とか、いろいろ方法があるんです。

私は大学生の頃に縫製工場でアルバイトをしたことがあります。縫製の技術が無くても出来る仕事をしたのですけど、そのアルバイトで低賃金で働く女性達を見た経験から、安い衣料品を見ると必ずそれらを縫製した人達のことを考えてしまいます。

その人達はちゃんとした賃金をもらって働いているのだろうかと思ってしまうのですよ。

近年「ファストファッション」という言葉をよく耳にするようになっていますが、「ファスト(速い)ファッション」とは、最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を短いサイクルで大量生産する衣料品製造販売の業態です。そうした衣料品は発展途上国の工場で製造され、低すぎる賃金や劣悪な労働環境が問題になっています。

「ファストファッション」は世界中で大量の売れ残り商品を生み出しますから、その廃棄問題や環境汚染も問題になっています。

食品にも同様の問題があるわけですが、例えばコーヒーやチョコレートの原料のカカオなどは、生産地における低賃金労働、もっとひどい場合は児童労働や奴隷労働に支えられていると言われています。

私はそういうことが気になります。

しかし、オーストラリア産の生鮮野菜や果物は、少なくとも児童労働や奴隷労働とは無縁だろうと私は考えていますから、特売価格の野菜や果物を見ると、

その安さに惹かれてつい買っちゃうんですよ!

その場合、ほぼ確実に後悔することになります。

安かったけど、買ったインゲン豆は繊維質で固くて食べられなかったり、桃やネクタリンは味がしなかったり、キュウリは買った翌日には腐りかけたり。

天候の関係で一度に大量に出荷されて価格が下がったという場合もあるので一概には言えませんが、生鮮野菜や果物が安いのには品質の問題があるんだと思いますよ。

それは分かっているのに、

また買ってしまったのがアボカド。

3個で2ドル!

ありえない安さ!

一つ手に取ってみるとまだ硬めで、熟れすぎて賞味期限の問題から安くなっているとは思えませんでした。しかもどのアボカドも大きめ。これが3個で2ドルなんて、買わないわけにはいきません。

買って2日目の昨日、まだ硬かったけどサラダに1個使いました。

切ってみると、硬めだけどナイフがすっと入る硬さ。

しかし果肉全体が黒ずんでいる。

皮に近い部分は黒ずんでいるんじゃあなくて黒くなっている部分がある。

黒い部分は切り取ってサラダに入れました。

そして、

食べてみると…

これはイモか?

食感としては茹でたジャガイモ。ところどころ繊維質な部分があって口に残りました。

アボカドを期待していると食べれたものではありませんでした。夫も息子も食べませんでした。私は頑張って食べましたけど、半分はコンポスト行きになりましたよ。

あと2個残っています。


3個で2ドルのアボカドを買った同じ日に同じ店で、2本で2ドルの大根も買いました。

秋の初めという時期的に、大根の美味しい季節ではないと思いますが、買った大根は少しピリピリと辛味がありましたけど、大変ジューシーで甘味のある大根でした。

ただし辛味のせいで生で食べるのは、私はいいですけど夫や息子が食べないだろうと思ったので、豚肉と一緒に甘辛く煮たんです、2本とも。

そうしたらですね、大根はものすごく縮んでしまい、輪切りにした真ん中あたりがへこんでデコボコになったんです。大根があんな事になったのは初めてでした。

味も食感も悪くなかったですけど。

見た目は悪いけど味にも栄養にも問題はないという野菜や果物が安く売られていることがありますが、見た目は良いけど味も悪いし食感も悪いというのは、見分けるのが難しいです。「むちゃくちゃ安い」というのは、一つの目安かもしれません。


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2022年3月26日

秋の日の庭掃除

もう夏は完全に終わりました。気温の変化が激しいメルボルンですから、暑い日もありますけど、もう30度を超えることはなさそうです。

毎朝が寒くて暗いです。

うちの夫は、よくまああんな真っ暗で寒い中を自転車を20キロもこいで通勤しているんだわと感心します。今日は疲れたのか送って欲しいと言いましたので、私が車で送って行きました。

自転車で行ってくれると私は助かります。

自転車で行く日には5時前には起きて準備をしていますから、その物音で私は目が覚めますが、その後でもう一眠りできることもあります。7時近くまでもう一眠りできた日は大変気分が良いです。

真っ暗で寒い早朝に40〜50分も自転車をこいでいる夫のことを思うと、そりゃあ少し後ろめたい気はしますけど、だからと言って私が朝の5時に起きてどうする?

この逆の状況になることもあるんですからね、私が仕事や家事をやっていて夫は寝ているとか遊びに行っているとかね。だからそんなに気にしなくてもいいのです。

翻訳の仕事が終わりましたので、予定通り今日は朝から掃除をしています。特に頑張らなくてはいけないのは、家の外の掃除です。

春は(9月頃から)花粉のせいで外に出たくなかったのと、花粉の飛散が終わったクリスマス頃からは暑いのと虫が出るのが嫌で、外掃除は怠っていました。家のすぐ外の玄関周りや北側のBBQエリア以外は、全く掃除なんてしていません。

ですからね、一年中降り積もるユーカリ木の葉っぱや樹皮が剥がれ落ちたのや枝がいっぱい溜まっているのですよ。雑草も増えているし。

本当に雑草だけはきりがないです。トラクター型草刈り機では切れない石で囲まれた部分の雑草は手で抜くしかないんですけど、あまりに広いからウンザリするんですよ。

しかし、これも運動だと思って頑張ることにしたわけです。

私は、何事もやり始めるとやり過ぎてしまう傾向があるので休みながら、他のこともしながらやっていますけど、今の時期は気温が低くて乾燥していて花粉が飛んでいなくて、外掃除や庭の手入れには最高の季節ですね。

メルボルンの秋はいいです。

秋分も過ぎてお日様が低くなって来ましたので、迷惑行為連発の北隣り家の木のせいで、もうすぐ我が家にはほとんど日が当たらなくなります。少しでも日当たりの良い場所へ植木鉢を動かさなくてはいけません。

ミョウガはあっという間にこんなに大きくなりましたよ。


掃き掃除をした家の南側です。夏の間に枯れた花や花壇に侵入した草も抜きました。


掃き集めた木の枝や葉っぱや剥がれた樹皮は山のような量です。市役所で許可をもらって燃やさなくてはいけません。(私達が住んでいる地域では許可なく落ち葉などを燃やすことは禁止されています。)

落ち葉は堆肥にすればいいとかね、そういう考えをお持ちの方もいらっしゃるでしょうけど、量がすごいから堆肥作りなんてやってられないです。

毎日やり続けても絶対に終わらないくらいすることがありますが、基本的に運動のためにやっているんですから、無理をせずにボチボチやります。


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2022年3月25日

食べ過ぎと運動不足

昨日、久しぶりに翻訳の仕事が来ました。

私はここ10年ほど、ある英国の会社から機械や電動工具関係の翻訳を頼まれてやっているんですが、新型コロナのパンデミックが始まってからパタリと仕事が来なくなりまして。

他の仕事を探す気にもならないから、収入ゼロということになっちゃっているんですが、久しぶりの仕事でした。

以前取扱説明書を翻訳したことがあった製品の仕様が変更されて、新しくなった取扱説明書を日本語に翻訳して欲しいということだったんですが、仕様変更された製品の写真は無しでした。

英語から日本語への翻訳は、内容を理解してそれを日本語で説明し直すつもりで書かないと、言葉をただ訳したのでは非常に分かりにくいことになるんですよ。

ですから、わずかな図を頼りにその仕様変更された機械を理解しようとしたわけですが、なかなか理解できなくて、何度も何度も読み返しているうちに、

脳みその限界!

私の脳みそも、やはり老化しちゃっているんだろうなあ、以前ほどの脳みそ力が無くなっちゃったのかもしれないなあと弱音を吐きかけたんですけど、こういう時には気分転換ですよ。洗濯物を干したり、ニュースを読んだりして頭をリフレッシュしてから再び取り組んでいるうちに理解できました。

以前の製品を知っているから先入観が邪魔をしていたというのもありました。

はっきり言わせていただくと、仕様変更は「改良」ではなくて「改悪」だと思いましたよ。取扱説明書も以前に輪をかけて分かり難くなっていますし、製品は箱から出してすぐに使えなくなりましたし、面倒くさい組み立てや調整が必要ですし、使い方も小難しくなっています。

こういう商品は日本では売れませんよ…

と会社に教えてあげるわけにも行きませんから、翻訳しましたけど。

翻訳は一応終わりましたから、今日は校正作業です。

それにしても、毎度のことですがね、翻訳をしているとものすごく炭水化物が食べたくなります。どういうわけでそうなるのか不思議なんですけど。

ということで、

食べたいという欲にまかせて、リンゴケーキの残りやウクライナのダンプリング「ヴァレニキ」の残りや納豆ご飯やアーモンドやクラッカーを次々に食べながら、一日中パソコンの前に座り続けて腰も痛くなり、食べ過ぎで胸焼けしたのでございました。


そして夕方、普段より早く帰宅した夫。

仕事には自転車で行きましたからね、自転車で帰宅したわけですが、片道20キロの通勤ルートは坂が多くて、特に帰りは上り坂が多いので電動アシスト付き自転車が威力を発揮してくれるのですけど、昨日はできるだけアシストを使わずに帰って来たんですって。

お尻を保護するパッドが付いた身体にフィットするサイクリング用パンツをはいていましたが、気のせいか夫が細く見えました。

ダイエットを始めてからたったの2日でしょ?

そんなに直ぐに痩せるわけないんだから気のせいだろうと思ったら、シャワーを浴びて2階から下りて来た夫が言いました。

「ドバイから帰ってきてから4キロ痩せました!」

ドバイから帰って来て4週間ほどですけどね、その間に4キロも痩せたと言うのです。毎日いっぱい食べて、チーズもクラッカーも肉もケーキも食べて、ビールも飲んでいたのに、4キロも痩せたって?

夫の話では、痩せた原因は自転車通勤だそうです。

片道40〜50分の自転車は相当にいい運動になっているそうで、自分でも段々と体力がついて来て、足腰が強くなったのを実感しているそうです。

これから食事制限もしながら自転車通勤を続けると、腎臓提供のための目標体重103キロなんて楽勝だという見通しらしいんですけど。

それを聞きながら、一日中ずっと座り続けて食べ続けた私は自己嫌悪に陥りました。

夫の食べ過ぎや太り過ぎのことを、こっそりこのブログで笑い話にしている自分自身のザマを見ろ!

夫に負けちゃってるじゃん!

私も運動をしなくちゃあ!

と言っても、私は下手に運動をすると古傷を抱えた右膝が痛くなるのでね、思いつく最も良い運動は掃除なんですよ。気が付いていない人が多いですけど、掃除は本気でやると大変な運動量なんです。相当なカロリーを消費します。

運動になる上に家もきれいになるから一石二鳥です。特別な道具もウエアも要らないですしね。

よし、翻訳の仕事が終わったら掃除だ!

それにしても、うちの夫はあんなに毎日食べていたのに4週間で4キロも痩せたとは、自転車って結構すごい運動量なんですね。でも、私は自転車には乗りたくないです。

歩くのも面倒くさいし、スイミングもジムもお金がかかるし。運動不足解消のためにエクササイズをするというのも時間を無駄にしている気がするし。

やっぱり掃除ですよ、掃除!

特に家の外の掃除は重労働ですからね。敷地が広い我が家は、やろうと思えば無限にすることがあるわけだしな。天気が涼しくなってきたから頑張れそうです。

ついでですが、皆さんね、ラジオ体操というのも健康に役立つんですよ。身体のストレッチにいいです。本気でやればハアハア言いますし。ラジオ体操第1は身体が覚えているから、思いついた時にいつでも簡単にやれますしね。メロディーだって頭の中に聞こえて来るじゃあないですか?


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2022年3月24日

ケーキも食べない肉も食べない

娘がアパートで一人暮らしを始めて以来、我が家の野菜と果物の消費量が激減しました。

野菜は、特にサラダや和え物にするとなかなか減らないです。以前だと、晩ご飯で全部なくなっていたのに相当な量が残るようになりましたので、最近はたくさん作らないようにしています。

果物もなかなか減りませんから、いつの間にか腐ってしまう場合もあります。

先日からリンゴが気になっていました。

皮がシワシワになって来て、持ってみるとスポンジのような感じ。ちょっと腐りかかっている部分もありました。

以前は、そういう状態になったリンゴは少しの水を足して煮ることが多かったです。煮るとスカスカになったリンゴもそれなりに食べられますし、煮リンゴはポリッジ(オーツ麦のミルク粥)に入れても美味しいですしね。

しかし、娘がいなくなった今、リンゴを煮ても食べるのは私だけでしょう。

そこで、リンゴを薄切りにしてケーキ生地と混ぜて焼きました。薄く切っておくと焼いているうちに柔らかくなりますし、ケーキに入れてしまえばスカスカリンゴも美味しく食べられます。

それに、我が家ではリンゴや梨が入ったケーキは人気があるので、梨が柔くなり過ぎたら大抵ケーキにするのです。

ところが、

このリンゴケーキがなかなか減らないんですよ。食べているのは私と息子だけ。いつもなら、こんなケーキはクリームをたっぷりかけて半分くらい一人で食べてしまううちの夫が、ケーキには手を付けないのです。

昨日の晩ご飯には、ウクライナ風豚肉ミートボールを作りましたが、うちの夫はミートボールをお皿に4個取っただけ。普段なら10個は確実ですよ。お代わりをしに行くことも多いのに。

どうやら、

本気で痩せようとしているらしいです!

腎臓を提供するために103キロまで体重を落として下さいと医者に言われましたからね。痩せないと腎臓を提供できないんですから。

自ら食事制限を始めたということですが、やはりお腹が空くんでしょうね、いつも食べているグラノーラを食べようとしているのを見ました。

「ケーキを我慢してもねえ、グラノーラなんて食べてちゃあ意味がないでしょ!」
「そうですか?」
「グラノーラは高カロリーだっていつも言ってるじゃん!そんなものをボウル一杯も食べたら何百キロカロリーも摂っちゃっているんだからね!グラノーラを食べるのを止めたら絶対に痩せるわよ!」
「… 」

「もう食べません。買って来なくていいです」

私は耳を疑いましたよ!

我が家でグラノーラを食べるのは夫だけです。私は、グラノーラをヨーグルトと一緒に食べるとお腹の調子がおかしくなるようになって食べなくなりましたからね。

以前は手作りしていたんですけど、材料費がかかりすぎるし、週に2回は作らなくていけなくなって(それくらいたくさん食べる)手間がかかって大変なので、お店で買ってくるようになったのですが。

いつだったか夫のご機嫌が悪かった時に、グラノーラが無くなっていると言って怒りましてね。「絶対に切らさないように常に買っておけ」と言われたので、私も意地になって必ず切らさないように買って来ているんですけど。

毎晩毎晩、晩ご飯のすぐ後にボウル一杯のグラノーラを食べる夫を「これで数百キロカロリー追加」と思いながら見ていました。晩ご飯の後のグラノーラは止めた方が良いと何度も言ったのですが、夫は私の言うことなど聞きませんし、もう食べずにはいられないみたいでね、まるでグラノーラ中毒ですよ。

その夫が、

「もう食べません」と言いました。

本気で痩せるつもりです。

突然食事制限をして、あれも食べませんこれも食べませんというようなことをすると、ある時我慢ができなくなってドカ食いをしちゃって、一気にリバウンドということになりやすいのですけど。

夫の場合、腎臓がかかっていますからね。

お腹を切って腎臓を取り出してもらって、それを誰かに差し上げたい、そのためにはケーキも食べない。肉も食べない。

そして、グラノーラを食べるのも止めるのです。

私の理解の範疇を超えていますけど、それくらい腎臓を提供したいんですね。これは続くかもしれませんよ。


少し心配なのはね、減量に成功して、希望通りに腎臓の一つをどこかの誰かに差し上げた後で、再び肉やチーズやグラノーラを食べまくってリバウンドすることですよ。

腎臓が一つになった後で糖尿病とかになると怖いじゃあないですか?

でもまあ、今はそういう心配は止めておきましょう。痩せようと決めたきっかけが何であろうと、肥満解消は健康には良いことです。今朝も自転車で仕事に行ったしね。

目標103キロは達成しそうな予感です!


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2022年3月23日

長引くコロナと腎臓提供の件

娘が勤めている心理クリニックのスタッフが新型コロナに感染していたことが分かり、先々週の土曜日にその人と一緒に勤務していた娘も感染したことが分かったのが翌日の日曜日。

そして月曜日から症状が出て、最初は喉の痛みと耳詰まりだけだから大したことはないと言っていたのに、症状が悪化して発熱し、激しい咳も出るようになりました。私は、寝込んでいた娘のために食料を届けに行ったりしたわけですが。

あれから1週間以上が経って、娘はまだ治っていません。

昨日の火曜日には、シーツを洗いたいから家に帰ると言っていたんですけど。

シーツを洗いに?

と言いますのはね、娘が使っているベッドはアパートの本来の住人である友人Jさん所有のクイーンサイズのベッドなんですけど、クイーンサイズですからシーツが大きくてアパートにある小さな洗濯機では洗うのに苦労する上、干す場所が無いと言うんですよ。

アパートの近くにはコインランドリーというものがありまして、そこには大きな乾燥機もあるのですから、そこに行けば洗濯も乾かすことも出来るのに、コインランドリーは嫌なんだそうです。

だから、シーツを洗濯したい時には家に帰って来るんですよ。旅行かばんにシーツを詰めて電車に乗って。

コインランドリーの方がラクだと思いますけどねえ。

それはともかく、

家に帰って来ると言うので、RAT検査(簡易抗体検査)でちゃんと陰性だったのかと聞きましたら、ヴィクトリア州では規制がさらに緩和されて、もうRAT検査は必要なくなったと言いました。

症状が出始めてから1週間経ったらもう外出しても良いのだそうです。

「まだ治っていないのに電車で帰って来るのか」「大丈夫なのか」と私は思ったのですけど、本人もやはり不安だったのでしょう。RAT検査をしてみたんですって。

そうしたら、

まだ陽性!

もしかして家族に感染ったら困るから、家に帰ってくるのは止めたそうです。

もう何週間も娘に会っていないので会いたくてたまらないうちの夫は、「そんなのもう大丈夫だよ!感染っても平気だから、帰って来て!」と言いましたが、帰って来なくて良かったです。私は絶対に感染りたくないですから。

ところで、

その夫ですが、昨日は病院に行く日でした。

病気ではありません。例の腎臓提供に向けた検査プロセスの一つです。

うちの夫が、腎臓を必要としているどこかの誰かに自分の腎臓を一つ差し上げたいと考えているという話は、これまでにも何度か記事に書いてきましたが、腎臓を提供することができるかどうかを評価するために様々な検査を受けなくてはいけません

これまでに、血液検査、レントゲン、超音波検査、CTスキャン、尿検査を受けてきましたが、それらの検査の結果次第では別の検査も必要になるそうです。

昨日は、これまでに受けた検査の結果と今後の検査についての説明を聞くということで、ボックスヒル病院に行ってきたのですけどね、結論としては検査では何も問題は見つからなかったそうです。

つまり、夫の腎臓は健康で、腎臓提供者としての適正ありということなんです。

次の検査は、ウイルスの検査だそうです。腎臓移植に問題となる様々なウイルスを夫が体内に持っていないことを確かめるための検査だそうですが、夫には一つ問題があることを指摘されたそうです。

その問題とは…

太り過ぎなんですよ!

脂肪は全身に付いていますけど、特に内臓脂肪が蓄積してお腹が妊婦のように突き出た肥満ですからね、あんなお腹では腎臓を取り出すのも一苦労じゃあないのかと私は最初から思っていたんですけど。

医者からは、体重を103キロまで減らしてくださいと言われたそうです。

「120は行っていないです」と言う夫に「110は行っているのね?」と聞いた答えが「120は行っていないです」ですからね、目標体重103キロは簡単ではなさそうです。

どうせ103キロを目指すのなら、もうちょっと頑張って「体重二桁」という目標にするのも良いのではないかと思いますけど。


「ということですから、協力してくださいよ」
「よくそんなこと言うわねえ。私が身体にいい食事を作っても自分で肉やらチーズやら買ってきて食べるんじゃないの!」
「ヒロコはチーズケーキとか作るでしょ?あれがいけないんだよ!」
「…」

分かりました。

もう高カロリーデザートは作りません。チーズも肉も減らしましょう。

一体何キロ減らさないといけないのか知りませんけどね、自分の健康のために痩せろと言ってもやる気が無い夫も、腎臓を提供できるかどうかが体重にかかっているとなれば頑張るでしょうから。

協力します!


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2022年3月22日

ペルシャのお正月ノウルーズ(3)

知人のイラン人ご夫婦に招待されたペルシャのお正月「ノウルーズ」をお祝いする年末BBQパーティーは、私達夫婦にとって最も記憶に残る忘れがたいイベントとなりました。

あんなに多民族が集まって知らない言語が聞こえてくるイベントというのは、なかなかあることではありませんが、素晴らしい経験になったと思える最大の理由は、あのパーティーで出会った皆さんが大変感じの良い人達だったということと、興味深い仕事をしておられる方が多かったので会話が楽しかったというのがあるでしょう。

いらっしゃった方達は、ご夫婦の友人や知り合いや仕事仲間でしたが、皆さんお若くて、私達夫婦のようなおじちゃん&おばちゃんはいなかったです。でもね、若い皆さんと話をするのも楽しかったですよ。

ところで、

皆さん、イラン人の女性達は、大変スタイリッシュで美人ですよ。これは断言できます。

彼女達は、オーストラリアに移民してきたからファッションを楽しめるようになったわけではありません。イランの皆さんは、私達が一般に抱いているイランという国のイメージとは大違いで、モダンで進歩的で自由な人達なんです。

奥さんのMさんに、結婚式の写真やイランにいた頃の写真を見せてもらいましたが、私達と変わらない普通の洋服を着ていて、頭をスカーフで覆ってもいなかったし、パーティーなどでは結構肌を露出したすごいドレスを着ていましたし、結婚式の写真なんてマジですごかったです。

メークもすごい、ヘアスタイリングもすごい、ドレスもすごい、ネイルもすごい。スタジオでプロに撮ってもらった写真などはね、本当にもうイランという国のイメージを覆します。

これがイラン人の本当の姿か!

そういう感じでしたよ。びっくりしました。

パーティーでは、ミュージックをガンガンかけて皆さん踊るのですけど、イランにあんなポップミュージックがあるなんて私は知りませんでしたからね。ポップというか、もうロックという感じなんですから。

イランの政治家や宗教指導者達や黒い布をかぶった女性達、あのイメージは本当のイランではないのですよ。95パーセントのイラン人は、自分達のような人々だとSさんはおっしゃっていました。

パーティーで話をした女性達は、鉄道の電気エンジニアとか、人工知能に覚えさせる会話のデザイナーだとか、アルコールや薬物やギャンブルなどの問題を抱える家庭の保護や援助の仕事をしているとか、大変興味深い仕事をされている方が多かったのですけど、中でも私が特に興味を引かれたのは写真家の方でした。

名前を出しても良いと許可をいただきましたのでご紹介しますが、ラマク・バムザーさん(Ramak Bamzar)とおっしゃるカッコいい女性です。ラマクさんは、外見もカッコいいですけど話し方もカッコいいんです。

テヘランの大学で芸術写真を勉強されて、現在はメルボルンの大学でさらに勉強されながら個展に向けた制作に取り組んでいらっしゃいます。

インスタグラムでいくつか作品を公開されていますよ。


最新の作品を見せていただきましたが、大変私の好きなテイストの写真でした。それらの写真はぜひ個展で拝見したいと思います。うちの娘もきっと好きだろうと思いますので、日時が決まったら、ぜひ一緒に行きたいと思います。


パーティーなどで偶然に出会い、この人にまた会いたいなと思うことは時々ありますけど、この日出会った方の多くがそう思うような感じの良い方達でした。

私達は、普段ニュースなどの報道から得る情報によって、特定の国に対して偏った印象を持っていることがあります。イラン、イスラエル、トルコ、こうした国について夫や私が抱いていたイメージは、実際に会って話をしたこれらの国の皆さんによって、全く違うものになりました。

また、パーティーで出会った方達の中には、私達夫婦もそうですけど、異なる民族のカップルも多かったです。

文化が違っても、宗教が違っても、お互いに違いを尊重し、違いを楽しむことは、そんなに難しいことではないと思うのです。少なくとも一般人のレベルでは、異なる民族が共存することは出来るはずなんです。人種と民族のるつぼであるメルボルンでは、そういうことは日常的に感じます。

それなのに、世界では紛争や戦争が続きますね。

残念なことです。

BBQパーティーに呼んでいただいたことをきっかけに、ペルシャのお正月のことやイランの人々の暮らしについて、いろいろ学ぶことが出来ました。大変興味深くて楽しかったです。

一生忘れない出来事になったことは間違いないです。


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2022年3月21日

ペルシャのお正月ノウルーズ(2)

イラン人ご夫婦の山の上の家には、4時半少し前に着きました。

誰もいませんでした。本当に今日この家でBBQパーティーをするのだろうかと疑うほどシーンとしていました。

垣根と道路との間に車を停めましたが、地面にはホウキで掃いた跡がくっきりと残っていて、日本庭園の「砂紋」を思い起こすほどでした。

家の玄関や裏庭へ向かう小道も、落ち葉一つなくホウキできれいに掃いてありました。土と小石の道ですよ。

後で聞いたところでは、年末の大掃除の一環として家の中も外もとにかく片付けて掃除をしたそうです。イランでは、年末の大掃除は欠かすことが出来ないそうです。

家にあるもので洗えるものは全部洗ってきれいにするそうで、絨毯も洗うのだそうです。ですから、絨毯クリーニング屋さんという商売も繁盛しているわけです。

家の外があまりにきれいで、木や花の手入れも行き届いて、私は正直言ってびっくりしましたが、このご夫婦は裏庭のバンガローをAirbnb(エアビーアンドビー)を通じて宿泊施設として貸し出しているのだそうで、そのせいもあって庭もきれいにしているのでしょう。

私達の声が聞こえたのか、旦那さんのSさんが裏庭のゲートから出て来られました。お客さんはまだ誰も来ていなくて、私達が一番乗りでした。

ご夫婦の家は、近年流行りのオープンプランにリフォームした家で、広々としていて素晴らしいインテリアで、どこもかしこもピッカピカで、パーティーの準備は全て整っていました。お正月「ノウルーズ」(Nowrūz‎)の飾り付けもしてありました。


お菓子も飾ってありました。


私が持っていったお菓子は、奥さんのMさんがすぐに開けました。イランではきっと贈り物はすぐに開けるんですね。そうしたら何と、飾ってあったお菓子とまったく同じものだったんです!

瓶詰めの「サマヌー(小麦とナッツで作る甘いペースト)」は喜んでくださいましたが、お菓子や「サマヌー」をもらったから嬉しいというのではなくて、そうした物を売っている店を探してわざわざ買いに行ってくれたということを大変感謝してくださいましてね、Mさんは次々にやって来るイラン人のお友達に「ヒロコが買って来てくれたのよ」とお菓子や「サマヌー」を見せていらっしゃいましたから、私もそれが嬉しかったです。

美味しそうな料理がたくさん並んでいました。どの料理にも、料理の説明と使った材料が書かれた札が付けてありました。ベジタリアンやヴィーガンの人もいらっしゃるので、料理にこういう説明を付けておくのは良いアイデアですね。私も真似しようと思います。


お酒類もしっかり準備してありましたよ。


イラン人はイスラム教徒だからお酒は飲まないだろうという先入観は吹き飛びました。

次々にお客さんが到着し、家の中も外も人で一杯になりました。お客さんは20人くらいいたと思います。多くはイラン人でしたが、うちの夫のような何世代も前に祖先が移民してきたオーストラリア人もいましたし、トルコ人、インド人、イスラエル人と、大変国際色豊かな集まりでした。アジア人は私だけでしたが、私が日本人と分かると皆さん好意的でね、それも嬉しかったです。

ペルシャのお正月「ノウルーズ」(Nowrūz‎)は、イランに限らず、ペルシャ人が住んでいる国々でお祝いされます。中央アジアの国々、トルコの東部やアフリカにまでに及ぶ広い地域で祝われる祭日だそうですが、私は知りませんでした。

元日は「春分の日」ですが、「春分の日」の前後に様々な行事を楽しむのだそうです。お祝いは13日間続くそうで、13日目には自然の中でピクニックをするのだとか。

いろいろ教えてもらいましたけど、イランの皆さんにとっては、そうした行事に宗教色はなくて、とにかく楽しむのだとのことでした。

年末の行事で有名なのは、火の上を飛び越える行事です。

火を燃やすことで不幸や不運や不浄を取り除き、幸運や無病息災のためなんだそうですけど、火を燃やせない環境では、例えば新型コロナのロックダウン中にアパートから出られなかった人などは、部屋でろうそくを立てて、ろうそくの炎の上を飛び越えたりもしたそうですよ。とにかく火の上を飛び越えなくては年が越せないということなんです。

オーストラリアに移民して来られてからも、こうした伝統を受け継いで新年の行事を続けているイラン人の皆さんの楽しそうな様子を見て、お正月のお祝いをしなくなった自分のことを少し残念に思ったりもしました。

ただね、これには天候の問題があるんです。真冬のお正月の行事を真夏に、それも下手をすると40度超えのような猛暑の中でするのは、正直無理があるのです。

その点、「春分の日」はオーストラリアでは「秋分の日」なわけでして、天候は似ていますし、秋は春よりも天気が安定していて気持ちがいいですからね、いろいろと行事を楽しみやすいとは思いますよ。

さて、

日が暮れ始めてから、男性陣がBBQを始めました。鶏肉や野菜を串に刺したものを炭火で焼いていました。オーストラリアでよくあるガスタイプのBBQとは違って、炭火で焼くと美味しさが格別です。

お肉や野菜が焼けた頃、家の中ではそれ以外の料理の準備ができていました。


イランのご馳走の中心は米料理だそうです。手前の山盛りの米料理に乗っている黒くて丸いのは干しぶどうです。米と干しぶどうを混ぜたお料理というのは初めて食べました。


サラダの向こうに見えている焦げたお米みたいなのは、まさに焦がしてカリカリにしたご飯です。優しい塩味が付いていますが、これがとても美味しかったです。日本でもご飯の「おこげ」というのがありますよねえ。おこげがお好きな方にはたまらない食べ物ですよ。

黒い小さな丸いのはレンズ豆です。サフロンの風味が付いていました。

どの料理もシンプルな味付けです。塩味は強くありません。

そして、

皆さんが食べ終わった頃、室内ではイランのポップミュージックがガンガンかかり始めました。

それは、

踊るためです!

イランの皆さんは踊ります。踊るのがお好きなようです。

皆さん輪になって踊り始めましたが、結構激しい動きです。男性陣が素早いフットワークを見せます。あっという間に皆さん大汗ですよ。

「一緒に踊ろう」と誘われましたが、うちの夫も私もパーティーで踊ったりするタイプの人間ではありませんからね、輪の外で見ていたんですけど、イランの皆さんはすごいです。

これがイランの本当の姿か!

汗を流しながら踊っていたSさんが、何やら叫びながらやって来て、うちの夫を連れて輪の中に入って行きました。

そうしたら、うちの夫も踊り出したんですよ。

Sさんのフットワークをマネをして、腰を動かし、両腕をヒラヒラ動かしながら踊る踊る!

恥ずかしくて直視できません!

でも、うちの夫は偉いなあとも思いましたよ。輪の中に連れて行かれて「さあ一緒に踊ろう」と言われて「いやあオレはいいです」と場をしらけさせるような真似はしないわけですよ。

大笑いしながら、踊る夫を見ていたら、Sさんが私のところにやって来て、私の手を取って輪の中に連れていきました。

人々の視線は私達に集中です。

もう踊らないわけには行きません!

Sさんに動かされるまま中途半端にウゴウゴしただけの私ですが、どうせ踊るんならちゃんと踊ればよかったと少し後悔したんですけどね、実はあの時、私はおトイレを我慢していてあまり激しく動くと危ない状況だったのでした。

次回チャンスがあったらちゃんと踊りたいと思います。皆んな踊っているんだから恥ずかしがっている方がおかしいってことで。

盛り上がるペルシャの年末BBQパーティー、話はもう少し続きます。


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2022年3月20日

ペルシャのお正月ノウルーズ(1)

行ってきましたよ、イラン人のご夫婦に招待されたイランのお正月「ノウルーズ」(Nowrūz)をお祝いするBBQに。

昨日は、朝起きたら頭が痛くて喉も痛くて「さあ困った」と思ったのですけど、パナドールという鎮痛薬はホントによく効きますね。頭痛はパナドールで治り、喉の痛みはリステリンでうがいをしたり、ものを食べたり飲んだりしているうちに気にならなくなりました。

これはもう絶対にBBQに行けるということが分かりましたので、手土産にペルシャのお正月用の何かを買いたいと思い、我が家からそれほど遠くない所にあるペルシャ菓子を売っているお店に行きました。

「Tavazo Confectionery」というお店です。ドンカスター・イースト(Doncaster East)にあります。近くには「Persian Halal」というハラルフードを売っているスーパーもあります。以前うちの夫の友人でイスラム教徒の方が食事にいらっしゃった時に、そこで鶏肉を買ったことがあります。

「Tavazo Confectionery」というお菓子屋さんに行くと、お店の前にはお正月の飾りが並んでいました。


「ノウルーズ」(Nowrūz)のお祝いでは、「ハフト・スィーン」(Haft Sīn)と呼ばれる、名前が「S」で始まる7つのものを飾る習慣があるそうです。

その7つのものは厳格に決まっているわけではないそうですが、代表的なものは「リンゴ」「ニンニク」「スーマックの実(スパイスみたいなもの)」「酢」「和名ヤナギバグミという植物」「青草(麦の若葉)」「サマヌー(小麦とナッツで作る甘いペースト)」だそうですが、これに加えて「創造の象徴である卵」「統一や明るさの象徴である鏡」「清らかさや恩恵の象徴である水」「活力や人生の象徴である金魚」「商売繁盛や投資の象徴である硬貨」「明るさや熱、光の象徴であるろうそく」、そして「スイセンの花」や「砂糖菓子」なども飾るそうです。

縁起を担ぐという点は、どこの国の文化でも同じですね。

こういうお店にアジア人のおばちゃんが入って来るのは珍しいことでしょうが、私が入って行きますとお店の女性は気持ちよく挨拶してくださいました。私が「ペルシャのお正月をお祝いするイベントに招待されたから何かお土産を持って行きたいのでアドバイスしてください」と言いますとね、満面の笑みで本当に嬉しそうにいろいろ出して説明してくださいましたよ。

お店にたくさん並んでいたハフト・スィーンの一つである「青草」は、後から買えばよかったと思ったのですけどそれは買わずに、小麦とナッツで作るサマヌーの瓶詰めとお正月用クッキーの詰合せを買いました。

このお菓子屋さんには、美味しそうなお菓子がたくさん並んでいましたよ。

私はドバイから帰って来て以来ずっと作りたいと思っているデザートがあるんですが、材料が見つからないから作れないでいたんですけど、このお店ではお菓子以外の食品や雑貨も売られていたので、今度ゆっくり行ってみます。

このお店に無くてもハラルフードを売っているスーパー「Persian Halal」になら売っているでしょう。

さて、

BBQは4時からとのことでしたが、こういうのは4時にBBQをスタートするのではなくて、お客さんたちに4時から来てねということなんですけど、うちの夫は4時からと言われたら4時に行きたい人なので、仕事を少し早めに終わらせてもらうから3時半にツールショップに迎えに来てくれと言われていました。

3時半ぴったりにツールショップに着きましたら、うちの夫はもう駐車場で待っていましたよ。

なんだかもう意気込みがすごい…

まずは高速道路で南に向かいました。

走り始めてすぐ、夫は車内の収納ボックスやグローブボックスをガチャガチャと開けて何かを探し始めました。

「何を探してるの?」
「デオドラント!」
「えっ…」

デオドラントが車の中にあると考えているところがもう理解に苦しむんですけど、オーストラリアの男性は、車の中にデオドラントを常備している人は多いらしいです。

ちなみに、私はハンドクリームは常備していますけど、デオドラントは…。

フランクストン(Frankston)という街の近くで高速を出ると、夫がビールを買いたいから酒屋を探すと言い出しました。言ってくれたら私が準備しておいたのに。

グーグルマップで酒屋を探して、ビールを買いに行きました。すると今度は、デオドラントを買わないといけないからガソリンスタンドに行くと言いましてね。ガソリンスタンドにはコンビニが併設されていますからデオドラントはほぼ確実にそこで売っているでしょうけど。

しばらく走るとガソリンスタンドがありましたので、そこで止まりました。夫はデオドラントを買いにお店に入って行きました。ところがなかなか出てこないんですよ。何でそんなに時間がかかっているのかと思っていたら、巨大な揚げ春巻きをかじりながら出てきました。

BBQに行く直前にそんなものを食べるのか…

揚げ春巻きを食べ終わる頃には、わけがわからない自然保護区みたいな所に入って行きまして、そこからはもうグーグルマップのカーナビが頼りでした。

イラン人のご夫婦の家はモーニントン(Mornington)に近い山の上にありました。

家の前の道路に車を停めると、夫は服を脱ぎ始め、パンツ一丁になって、警告なしにスプレー式デオドラントを大量に噴射!

私は大急ぎで車外に出て、夫の着替えが終わるまで待ちましたがね、

マイペースな夫です。

忍耐、忍耐…

もしも私がビールを買うから酒屋を探すとか、デオドラントを買いに行かなくちゃあとか、おやつを買って食べ始めたりとか、突然デオドラントを噴射したりとか、そういうことをしたらね、夫は絶対に不機嫌になっていたでしょう。

とにかく、

グーグルマップのおかげで無事にご夫婦の家に到着しました。

そして、この日のBBQは、私達夫婦にとって最も記憶に残るイベントになったのでございますが、長くなっちゃったので続きは明日。


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2022年3月19日

頭が痛いし喉も痛い

新型コロナのワクチン接種は3回目の追加接種も完了していて、しかも若いんだから、たとえ感染しても心配は無いだろうと思っていたうちの娘が、「かなりひどい風邪」くらいの症状で寝込んでいるのを見て、

私は絶対に感染したくない!

と思っているんですけど。

今朝は頭が痛いんです。喉も痛いです。娘から新型コロナに感染した可能性は無いとは思いますけど、食料を届けに行った時には5メートル以上離れていたんだし、でも、今や感染している人はそこら中にいるわけでしてね、何処で誰から感染るか分からないわけですよ。

どうして喉が痛いんだろう…

風邪かな…

今朝は夫を仕事に送って行きました。お天気が良くて気温も低くて、自転車に乗るには絶好のコンディションだったのに自転車で行かなかった理由は、今日の午後、ある知人のご夫婦の家に食事に呼ばれているからです。

夫をツールショップまで迎えに行って、そこから直接そのご夫婦の家に行くことにしています。

親しい友人のエクリーさん主催のクリスマス・イブ・イブ・パーティーで知り合ったイラン人のご夫婦なんですけどね、ご主人のSさんが日本のドラマ「北の国から」が大好きで、主演の田中邦衛の大ファンだとおっしゃった、あの方です。

イランでは、新年は「春分の日」から始まるんだそうです。つまり「春分の日」が元旦です。

日本人がお正月をお祝いするのに、年末からおせちを作ったりお餅をついたり家を飾ったりするのと同じように、イランの皆さんも年末年始を様々なイベントでお祝いするんだそうです。

今日はBBQをするとかで呼んでくださったんですけど、BBQは4時から始まるそうですから、うちの夫は仕事を少し早めに終わらせてもらうことにしています。

ご夫婦のお家はモーニントン(Mornington)に近い山の中で、我が家から20キロも南にあるツールショップからさらに40数キロも南にあって、ちゃんとたどり着けるか運転が心配なんですけど、暗くなってから帰って来るのはもっと心配です。

こういう日に、頭が痛いとか、喉が痛いとか、困ったことです。鎮痛薬を飲みましたから、午後までには元気になれると良いのですが。


ところで、これがもしも新型コロナだったら、今日のBBQにお集まりになる皆さんにウイルスをまき散らすことになりますね。

こういう時には、手軽に手に入るようになっているRAT検査(簡易抗体検査)をして、陰性を確認してから出かけた方が良さそうですが、RAT検査というのはやはり精度が低いんですよ。

義弟のスペイン人の奥さんが感染した時には、RAT検査を3回やって全て陰性でしたが、PCR検査を受けたら陽性だと分かり、その時にはもう家族は皆んな感染していたのです。

ワクチンのおかげでひどい症状は出ませんでしたけど。

少しでも症状がある人は、人が集まるイベントには行かない方が良い気もします。


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2022年3月18日

娘のためなら元気百倍

昨日、うちの夫は自転車で仕事に行きましたから、私が車で送っていかなくて済んだんですけど、夫が家を出たのは4時過ぎ。

なんでそんなに早く?

後から分かったことですが、勤めているツールショップで、例のTさんとミーティングがあったんだそうです。Tさんと夫が勤めているツールショップ会社の問題点を改善しようとしていることは、これまでにも記事に書いてきておりますけど。

前回夫とTさんが出勤前の早朝ミーティングをやった時のことは「することがおかしいのは…」に書いた通りですが、あの時はTさんが我が家まで来て朝ご飯をここで食べながらミーティングという「ちょっと考えられないようなこと」をしたわけです。

だって、我が家はツールショップから20キロくらい北にあるんですが、Tさんの家は20キロ以上南にあるので、40キロ以上離れているんですよ。

ツールショップには、7時の開店時間に間に合うように6時には我が家を出なくてはいけないんです。

あの日、うちの夫は4時前から起きて朝ご飯の準備をしていましたけどね。

昨日は、ツールショップで5時に会おうということにしたようです。我が家からツールショップまで、電動アシスト付き自転車で40〜50分かかりますので、夫は4時過ぎに家を出たというわけなんです。

私が送って行くわけじゃあないので、どんなに早く家を出てもいいのですけど、私はね、物音で簡単に目が覚めるんですよ。夫とは別の寝室で寝ていますが、2階で夫がゴトゴトやっている音が聞こえた4時には目が覚めました。

結局その後は眠れませんでしたから、5時頃にはあきらめて起きたんですけど、前の晩はなかなか眠れなかったし夜中にも起きていますから、睡眠不足でフラフラしていました。

こういう時に限って、いろいろなことが起きるものです。

新型コロナでダウンしている娘の症状が悪化して、喉の痛みと熱と耳詰まりに加えて、鼻が詰まって、咳が出始めました。この咳が問題だったんです。

うちの娘は喘息がありますので、普通の風邪でも血中酸素濃度が下がり過ぎることがあり、救急車を呼んだこともあるのですよ。

娘は、食べ物は「ウーバーイーツ」で配達してもらうとか「スーパーのオンラインショッピング」で何でも配達してもらえるから心配しなくてもいいと言っていたのに、何も手配していなかったので食料が底をつきかけて、冷凍グリーンピースを食べていると言うんです。鍋で茹でたグリーンピースを。

熱はどうなのかと聞くと、体温計を持っていないから計れないと言います。

頼れる友達はいないのかと聞きましたら、こういうことを頼める友人はいるけど、彼女は忙し過ぎるから頼めないと言うんですよ。

昨日の朝は、iPhone のフェイスタイムで顔を見ながら話をしたんですが、ゲホゲホと咳き込んでいて、ゼリーが食べたいとか果物が食べたいとか言うのです。

お母さんに来て欲しいかと聞くと「来て欲しい」と言いましたので、行ってやることにしました。頭がフラフラしていたことなど、この瞬間に忘れましたよ。

近所のスーパーに寄って、娘から頼まれたゼリーと果物と卵と簡単にすぐ食べられる何かに加えて、生で食べられる野菜(チェリートマトやキュウリやスナップエンドウなど)と温めるだけで食べられるキャンベルのスープ缶詰と、菓子パンやお菓子やV8のジュースや…

もうね、自分だったら何が食べたくなるだろうかと考えて思いつくものをどっさり買って、もちろんトイレットペーパーやティッシュも買って、メルボルンの北の街ブランズウィックまで行って来ました。

道路が混んでいたので、娘のアパートまで50分もかかりましたよ。

アパートの駐車場は地下にあって住人しかアクセスできませんから、私は近くの道路に停めて、そこから大きな買い物袋を3つも持ってアパートまで歩きました。

ちょうど私が着いた時にアパートの建物に入る人がいてドアが開いたので、問題なく建物に入ることが出来まして、その人が同じ階に行ったものですからエレベーターにも苦労せずに乗れました。

特別のキーがないとエレベーターも動かないし階段も使えないのです。

娘の部屋のドアの外に買って行ったものを置いて、電話で持って来たことを知らせて、5メートルくらい離れたところから娘と少しだけ話しましたが、思っていたよりはひどくなかったので安心しました。

一人暮らしの場合、新型コロナで寝込むのは心細いことだろうと思います。

まあとにかく、あれだけ食べ物があったら1週間くらいは困らないでしょう。1週間あれば回復するんじゃあないかと思います。回復して、検査で陰性が証明できれば、仕事に戻れます。


家に戻ったらもうお昼を過ぎていました。

お昼ご飯を食べてから洗濯をして干しました。昨日は掃除機をかける予定の日でしたが、どっと疲れが出て、

体力の限界!

(これを言う度に千代の富士の顔が見える…)

体力というか脳みその限界という感じでね、掃除機をかける元気はもう出ませんでした。

しかしねえ、火事場の馬鹿力というやつですよね。頭がフラフラで脳みそが上手く機能していませんという状態だったのに、突然シャキーンとして高速道路の運転なんかもへっちゃらで出来ちゃったわけです。

世のお母さん達、皆さんきっとそうでしょ?

我が子の危機には、思いもしないようなパワーが出ちゃうんですよ。


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2022年3月17日

これはもう絶対にアレ!

新型コロナに感染したうちの娘は、その後症状が悪化して、昨日はひどい咳が出ているということでね、私は少し心配しています。突然症状が劇的に悪化する場合がありますから。

こういう病気で一人暮らしというのは心細いでしょうね。

看病に行ってやることもできませんし、いざという時は緊急番号の「トリプルゼロ(000)」に電話しなさいよと、念を押してはいるんですけど。

早く回復して欲しいです。

ところで、

またまたウクライナ料理のことなんですけどね、ウクライナの皆さんはサワークリームがお好きですね。様々なお料理にサワークリームを添えるんですね。ウクライナ料理チャレンジを始めてから、冷蔵庫にサワークリームを常備するようになっています。

それから、ウクライナの食文化では、ジャガイモが日本の米くらいの主要な位置を占めるのではないかとも感じています。

美味しいんですけど、やはり高カロリーですよねえ。

私の体重は、ここ2週間で徐々に増えてきておりますが、やはりウクライナ料理の食べ過ぎが原因ではないかと思います。

昨日作って食べたのは、ジャガイモをすり下ろして卵と少しの小麦粉を混ぜて作る生地を焼いたポテトパンケーキの上に、サワークリームを塗り、トマトとマッシュルームとチーズを乗せてから、フライパンに蓋をして蒸し焼きにしたピザ風のこんなもの。


ディルとパセリを振りかけましたが、肝心なのはディルです。このディルの香りが、ポテトパンケーキとサワークリームとチーズに大変合います。

ただし、この料理、

超高カロリーなのは確実!

多めの油で焼いたポテトパンケーキは、ハッシュドブラウン(高カロリーで有名)みたいにサクサクでしたが、こんなものをお昼ごはんに作って食べているんだから、体重が増加するのは当たり前なんですよ。

これ1枚にジャガイモを2個も使っていますし。

美味しかったですよ。レシピはこちらです。


ところで、

今日の記事の本題はポテトパンケーキじゃあなくて、例の緑の芽なんです。

「あっこれはもしかして!」でお知らせしたあの緑の芽ですが、あれから1週間が経って現在こうなっているんですよ。


ああもうね、これは決定でしょ!


ミョウガですよ!

すごいわあ!

汚れた靴紐がからまったみたいだった根っこのかたまりから、これが生えてきたんですよ!

「ミョウガは根っこさえあれば生えてくる」というのは本当でした。

枯らさないように大事に育てます。


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2022年3月16日

ウクライナ料理とお醤油

毎日ほぼ一日中、ウクライナ情勢のニュースをチェックしています。

侵略者プーチンのロシア軍は攻撃を続けていますが、少し希望が出てきました。多くの専門家の分析によると、プーチンがこの侵略戦争で勝つことは不可能だそうです。

ウクライナの人々は国と自由と民主主義を守り抜くはずだそうです。早く戦争が終わってロシア軍が撤退してくれるといいのですけどね。

そして、ロシア軍が撤退した後は、戦争犯罪の裁判が始まってもらわないといけません。プーチンには責任を取らせなくてはいけませんよ。ハーグの国際刑事裁判所で、人道に対する罪を裁いてもらわなくちゃあ。そして、ロシアは莫大な賠償金を支払わなくてはいけませんよ。

さて、

戦争が一日でも早くウクライナの勝利で終わることを祈りながらウクライナ料理を作ろうという私の「ウクライナ料理チャレンジ」は続いています。

先日、「鶏肉ハンバーグのマッシュルームソースのせ」「ビートルートとポテトのサラダ」を紹介しましたが、他にもいろいろ作って来ました。


すりおろしたじゃがいもで作るパンケーキはよくありますが、ウクライナ風は小麦粉をできるだけ少なく、そして多めの油で焼きます。サワークリームと一緒に食べるのがウクライナ風。マッシュルームを炒めてサワークリームと混ぜたソースもオススメです。



ウクライナで使われるチーズはメルボルンでは手に入らないので、普通のコテッジチーズを使いましたけど、美味しかったです。サワークリームと一緒に食べます。



このサラダは超簡単に作れますが、ニンニクとディルとネギが混ざった味というのは今まで食べたことのない味で、大変美味しかったです。



ウクライナの首都は、ウクライナ語の発音だと「キーウ」(Kyiv)なんですよ。ロシア語読みの「キエフ」(Kiev)は止めましょうという世界的な動きがありまして、現在英語圏では「Kyiv」と表記されるようになっています。英語風に「キーヴ」と発音されることもあります。



ボルシチ独特の赤い色はビートルートの色ですが、作ってすぐの時はそんなに真っ赤な色のスープではありません。作ってからしばらく置いておくとビートルートから赤い色が出て来て真っ赤になります。赤ワインを入れたり缶詰の汁を入れたりなどする必要はありません。

サワークリームを乗せて、混ぜながら食べます。



1個ずつ個々に焼き上げてもいいんですけど、型に入れて焼いたのでくっついています。焼いてもいいし油で揚げてもいいんです。ドーナツのような食感のパンです。

ボルシチに添える時には、ニンニクとディルと塩を混ぜた油を塗ります。



日本の餃子でも中に詰める具はいろいろあるように、ウクライナのヴァレニキも詰める具はいろいろだそうですが、私はマッシュポテトを詰めましたよ。食べごたえがあります。一人で8個も食べたらお腹が破裂しそうになりました。8個も食べちゃあいけません。

白いのはやっぱりサワークリーム!



レシピは、日本語サイトから、英語サイトから、そしてウクライナ語サイトから集めて、似たような料理の自分のレシピと比較しながら作ったんですけど、どれも大変美味しかったです。

毎日毎日ウクライナ料理を食べさせられた夫からも息子からも苦情は出ませんでした。

ところが、

この私がね、

お醤油が恋しくてしようがなくなっちゃって…

ご飯も食べたくなっちゃって…

ウクライナ料理チャレンジは一休みして「テリヤキチキンを乗せたちらし寿司」を作りましたよ。テリヤキチキンにしたのは、チキン以外にお寿司に使えそうなものがなかったからです。お醤油の味にしたかったので、テリヤキにしました。

ウクライナ風サラダに使った残りのラディッシュも乗せました。


久しぶりに食べたご飯とお醤油の味は、

しみじみと美味しかったわ…

ウクライナに平和を 🇺🇦


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2022年3月15日

ついに新型コロナに感染

うちの家族で最初に新型コロナに感染するのは、うちの夫か娘のどちらかだろうと思っていました。

ほぼ自分の部屋から出ない暮らしの息子は、感染する可能性は無いですし、食品や日常必需品の買い出しくらいしか外出しない私も可能性は低いです。スーパーなどではもうマスクの着用義務は無いのですけどね、顔に大汗をかきながらもマスクは付け続けていますし、他の買い物客には近づかないようにしていますし、手の消毒も手洗いもちゃんとやっています。

ということで、

毎日ツールショップのお客さんに接客する夫か、心理クリニックの受付をやっている娘かのどちらかだろうと思っていたのですが、

最初に感染したのは娘でした!

土曜日に一緒に勤務した人が感染していたことが分かったので、うちの娘も検査をしたところ陽性と分かったそうです。

そして月曜日の朝から症状が出始めて、喉の痛みと微熱と耳詰まりという症状が出ているそうです。

鼻詰まりはよく聞きますけど、私も風邪を引くと必ず鼻が詰まりますけど、耳詰まりっていうのもあるんですねえ。耳が詰まったような感じがして音が聞きづらくなることは、飛行機に乗った時とか、空気圧が変化した時に良くなりますけどね。

そういう状態になっているんだそうですよ。鼻は詰まっていないのに、耳だけ詰まった感じがしているそうです。

食べ物には困っていないようです。必要なら「ウーバーイーツ」で食べ物を配達してもらうから大丈夫だそうですよ。「ウーバーイーツ」というのはレストランやテイクアウトのお店から食べ物を配達してくれるサービスです。街に住んでいると便利なサービスが利用できるので、こういう時には助かりますね。

スーパーのオンラインショッピングという手もありますから、もうすぐ無くなりそうだというトイレットペーパーも配達してもらうことが出来ます。

それを聞いて、私は疑問に思うことがありました。

「そういう配達の人は、あんたのアパートの建物にどうやって入って来るの?」
「入って来れないよ。携帯電話に連絡をもらってから入り口まで取りに行くの」
「取りに行くって、新型コロナなんだから部屋から出られないでしょう?」
「そうかもしれないけど…」
「分かった!お母さんにいいアイデアがある!」
「何?」
「あんたの部屋は2階だから、バルコニーからロープを下ろせばいいんじゃない?」

娘は大笑いして、ロープは無理だと言いましたけど、良いアイデアだと思いますよ。食べ物が入った袋をロープに結びつけてもらって引っ張り上げたら、接触無しで注文した品物の受け取りができるでしょ!

娘は、新型コロナのワクチンは追加接種も終えておりますので、ひどくならずに済むはずだとは思いますけど、やはり少し心配です。


週末に娘が家に帰って来なくてよかったなあと思いました。

水曜日に私がメルボルンに会いに行った時に、うちの夫が恋しがっているから週末に帰って来るように言ったんですけど、家に帰ってもすることが無いとか何とか言って、帰って来なかったんですよねえ。

もし帰って来ていたら、今頃我が家は全滅でした。

夫も私も追加接種を終えていますが、息子は2回だけです。しかも痔の手術後でいまだに寝たきりで、明日は術後の診察が予定されていますし。

危ない危ない…


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2022年3月14日

カンガルーとことわざ

毎朝気温が10度を下回るような寒い日が続いていましたが、昨日は最高気温が30度になるということでしたので、洗濯物の量が多かったし、久しぶりに外に干すことにしました。

朝は寒かったのに、洗濯物を干しに出た時にはすでに気温が上がっていました。

物干し場の周囲は、夏の間に草がほとんど枯れ、一年中降り積もるユーカリの葉っぱがたくさん溜まっていましたが、目についたのはカンガルーの糞です。

最近隣りの犬がうるさいので、カンガルーが出ているなとは思っていたんです。

迷惑行為連発の北隣り家が飼っている2匹の犬は、ラブラドール・レトリバーとスパニエルで、見た目は愛らしいのですが、家の中に入れてもらえない完全な外飼いの野生児でしてね、広い敷地内を走り回って暮らしています。

ものすごく臭いです。

この2頭が、ウサギやキツネやカンガルーなどの野生動物が出没すると、吠えるし、追いかけるし、とにかくうるさいのですよ。

カンガルーが出没する夜や朝方に我が家との境のフェンス越しにワンワンと吠えるので、私は目が覚めてしまうわけですけど、最近特にうるさいと思っていたらやっぱり我が家にカンガルーが出ていたんですよ。

糞はそこら中に落ちていました。

現在は草がほとんど枯れていて糞がよく見えますから、うっかり踏んづけるということは無いですけど。

ところで、

昨日、私はちょっとアクシデントがありました。

アクシデントと言えるかどうか。

夕方近くになって晩ご飯の準備を始めた時ですけど、立って野菜を切っていただけなんですが、動こうとしたら右の脚の付け根近くの大腿部の上辺りに突然痛みを感じまして、体重をかけると痛いので動けなくなりました。

しばらくしたら、痛いけど動くことはできるようになったんですが、びっこを引いてやっと動けるという有様でした。

何がどうなっちゃったんでしょうか。立っていただけなんですけど。

今朝はもうほとんど痛みはありません。

外に干した洗濯物は久しぶりにカラッカラというかカリッカリに乾いていました。それを取り込んでいた、その時です。

突然その脚の付け根近くの筋肉の痛みでよろけた私は、バランスを崩し、

あろうことか、

地面に転んでしまったのですよ!

まさか!

すぐに転んだ地面を確認しました。

大丈夫でした。カンガルーのアレはそこにはなかったです。もしも10センチ左に倒れていたら、悲しいことになっていた可能性がありました。


日頃「マーフィーの法則」が当たりまくる私ですが、昨日は当たらなかったですね。

「マーフィーの法則」って何?

「マーフィーの法則」というのは、このブログでも度々話題にしていますけど、基本的な概念としては「起こる可能性のあることは実際に起こる」ということなんですが、概ね悪いことに使われる法則です。

「車を洗うと雨が降る」
「自分が並んだ列が決まって一番遅い」
「バスはいつも遅れてくるが、自分が遅れた時に限って定刻でやってくる」
「急いでいる時に限って信号に引っかかる」
「傘を持ってでかけた日には雨が降らない」

などなど。

日本にも似たような概念のことわざがあります。

例えば、

「転べば糞の上」とか。

当たらなくてよかったですよ、ホントにもう。


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2022年3月13日

降伏するわけにはいかない戦争と国連

ロシアの独裁者プーチンによるウクライナへの侵略戦争が3週間目に入りました。強大な武力を有するロシア軍にしては苦戦しているとも言わていますが、被害は拡大する一方です。

街は次々に破壊され、死者も増え続け、一般市民の犠牲も増えています。子供達がミサイル攻撃の犠牲になったというニュースを聞くと、本当に胸が痛みます。私は食料や水が無くなっているというマウリポリの街の人々が特に心配です。

3週間目に入ってロシア軍の攻撃はエスカレートしていますし、これから犠牲者はさらに増えていくのは目に見えていますから、日本人の皆さんの中には「ウクライナ政府はもう降伏するべきだ」と発言される方もいるようですね。

それは無理な話だろうと私は思いますよ。

「もう降伏した方がいい」「これ以上犠牲者を増やしてはいけない」という意見はね、降伏してとりあえず攻撃を終わらせれば、いずれ世界からの厳しい経済制裁のためにロシアが内側から崩壊するだろうし、プーチンにも寿命というものがあるんだから占領もいつかは終わるだろうと考えるからなんでしょ?

それは、やはり第2次世界大戦を無条件降伏した日本に、歴史的に見れば降伏して良かったと思えるような変化がもたらされたから、そう考えるのではないですか?

降伏した後に多くの人が処刑されたり粛清されたり、土地を奪われて別の土地に強制移住させられたり、厳しい政策により餓死させられたり、戦争に負けることで生き地獄を経験し続けて来た民族にとって、やっと手に入れた自由と民主主義を、今再び侵略されて犠牲者が増えてきたからもう諦めたほうが良いとは言えませんよ。

「もう降伏した方がいい」とは、私はまったく思いません。

それよりも、どうやったらもっと助けてあげられるのかということを考えるべきだと思います。

核兵器と原子力発電所を人質にして脅すロシアに対して、第3次世界大戦を引き起こすわけには行かないという強い自制心があるので、西側諸国は傍観しているという現実があります。援助はするけど、戦いそのものはウクライナの人達で頑張ってもらうしか無いというわけなんでしょ?

ロシアの一般市民に頑張ってもらうことを私は期待したいのですが、情報統制や言論統制で多くの国民が洗脳されているのと、やはりこうした強権国家では人々は臆病になりますからね、独裁者に対して立ち上がるなんて死を意味しますから怖いでしょうし、ロシア国内から戦争を止めさせるような動きは見られていません。

でもね、

この侵略戦争がロシアの勝利で終わったら、今後の世界に平和は無くなりますよ。これからの世界は、武力を持っている国、もっと言うと核兵器を持っている国の言いなりですよ。核で脅されたら他の国は何も出来ないことが証明されるようなものですもの。

西側諸国の中にも核保有国はありますが、米国にしてもフランスにしても英国にしても、核兵器を実際に攻撃に使うことはないと思います。核兵器は抑止力という考えですから。

ところが、プーチンはどうですか?実際に使うかもしれませんよね。「まさかそんなことはしないだろう」「人としてそれは出来ないだろう」が通用しないのですからね。

だからロシアの脅しは怖いのですし、プーチンはそれをよく知っているのです。

これが成功したら、悪い見本の成立ですよ。中国や北朝鮮が周辺国を脅し始めても不思議はないのです。

プーチンがこの侵略戦争に勝利しないようにしなくてはいけません。だから、ウクライナが降伏しちゃあいけません。何とかウクライナをもっと助ける方法を考えないといけません。

というのが私の意見です。


それにしても、国連ってあっても意味が無いと思いませんか?

何のための組織なんですか?

加盟国の一つが隣国を侵略して、今や無差別の攻撃でその国を破壊し人々を殺しているんですよ。国連というのは、こういうことを止めさせるためにあるんじゃあないんですか。

「国連憲章(国際条約)は、平和的手段、すなわち国際の平和と安全、正義を危うくしない方法で紛争を解決する義務を加盟国に課している。加盟国はいかなる国に対しても武力による威嚇または武力の行使を控え、いかなる紛争も安全保障理事会に付託しなければならない。安全保障理事会は、平和と安全を維持することに主要な責任を負う国連の機関である。国連憲章のもとに、加盟国は理事会の決定を受諾し、履行する義務を有する。

ということなんですけどね、法的な拘束力を持つ決議は常任理事国のうち1か国でも反対すれば成立しないんですよ。

そして、こんな暴挙を行っている国が、安全保障理事会の常任理事国なんです。

組織のあり方を変えないと、

国連なんて存続する意味が無いです!

少なくとも、常任理事国からロシアは解任しないといけませんよ。


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2022年3月12日

ポテト餅にアクセス殺到

私が趣味でやっているレシピサイトでは、誰でもコメントを書けるようになっているのですが、悪用されたり怪しいコメントが書かれたりもします。

スパムは自動的にフィルターされますけど、フィルターされずに表示されたコメントの中にヤバいのがあったりもします。

そういうのは自分で処理するのですけど、なかなか面倒くさいです。

コメントが書き込まれると私にメールで連絡が来るように設定してあるのにしょっちゅう連絡が来ませんから、時々コメントの一覧をチェックして、質問に返事を書いたり、肯定的なコメントにお礼を書いたりして、ウェブサイトを見て下さる方々と交流しているわけですが。

あれはドバイに行く前だったからもう3〜4週間前ですけど、なんだかヘンテコなコメントがたて続けに来たんですよ。「Potato Mochi」(ポテト餅)のページに。

「ポテト餅」というのは、皆さんもご存知の「芋餅」みたいなものです。イタリア料理のニョッキからヒントを得て作りました。


小麦粉の代わりに「Glutinous Rice Flour」という餅米の粉をマッシュポテトに混ぜて生地にして、丸めて焼いたものです。それに砂糖醤油をからめて食べると美味しいです。唐辛子の粉を少し加えてピリッとさせるのもオススメです。

使っている「Glutinous Rice Flour」というのはこれです。大抵のスーパーで売っています。


この「ポテト餅」のページにヘンテコなメッセージが来ましてね、てっきり荒らしか何かだと思ったので削除したんですけど、ちょうどその頃から「ポテト餅」のページへのアクセスが急上昇して、次々にコメントが書き込まれました。

なぜポテト餅なの?

コメントを読むと、どうも荒らしでもなさそうだし悪用でもなくて、皆さん目的があって「ポテト餅」のページにアクセスしているようでした。

レシピを見ていただけるのは嬉しいですけどね、アクセスが殺到して私の小さなウェブサイトがダウンしても困るんですよ。

何が起きているのかと不思議に思い、書き込まれたコメントを読んで行くうちに分かりました。どうもポケモンのゲームのせいらしいんです。

「Pokémon Legends: Arceus」(ポケモン レジェンズ: アルセウス)というゲームがあるそうで、そのゲームに「Potato Mochi」(ポテト餅)が登場するのだそうですよ。

ゲームをしている皆さんは、一体どんな食べ物なんだろうと興味がわいたのでしょう。そこで「Potato Mochi」のキーワードで検索して、私のウェブサイトの「ポテト餅」のページを見つけたということらしいんです。

コメントを書き込んだ皆さんの中には、レシピを読んで実際に作って食べてみたという方もいらっしゃいました。砂糖を足してもっと甘くして食べたとか。私の「ポテト餅」はゲームに登場するものとは少し違うようですけど、作ってみたというのは嬉しいです。

コメントを書いていらっしゃるのは、きっと若い方達なんでしょう。ポケモンのゲームが好きなくらいですから、日本のポップカルチャーとかアニメに興味のある方も多いだろうと思います。

そういう皆さんに、ぜひ他の日本食のレシピも見つけてもらって、作ってみて欲しいです。


ところで、

「Potato Mochi」のキーワードでグーグル検索してみましたらね、私のレシピのページは検索結果のトップページに出ましたよ。トップページに出るからアクセスが多いのか、アクセスが多いからトップページに出るようになったのか。

いずれにしてもぴっくりです!


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2022年3月11日

あっこれはもしかして!

ここ1週間ほど、まるで晩秋のような天気が続いているメルボルンです。

もう冬はすぐそこに…

そんなわけがないんですよ。暦の上ではやっと夏が終わったばかりなんですからね。

しかし、寒いんです。

昨日の朝は、我が家の外は気温が10度を下回りましたよ。これはもう、冬と言っても差し支えない気温なんですけど、日も短くなって来ましたので夏時間の影響で朝がやたらに暗いから本当に冬が来たみたいな錯覚を覚えます。

朝うちの夫を勤めているツールショップに送っていくのも、真っ暗だから運転が怖いです。

明日の土曜日からは、再び汗ばむような天気になるらしいですけど。

ニュー・サウス・ウェールズ州やクイーンズランド州では大雨による洪水で大被害が出ていますが、我が家の辺りは雨はあまり降りません。今年の夏は降雨量が多い夏だったと聞いても「ホントに?」と思ってしまいます。

ちょっと水やりを怠ると、娘が植えた野菜も花壇の花も枯れかける夏でしたよ。ドバイに行っている間に野菜はほとんど枯れました。仕方がないです。

私が大事にしている鉢植えのユズと青ジソとヨモギは健在です。

ユズは今年はほとんど花が咲かなかったのですけど、咲いたわずかな花が実になって、小さいですけど収穫できそうなのが10個もあります。


青ジソは花を咲かせ始めました。ヨモギは順調に葉っぱが増えています。ヨモギ団子を作るのが今から楽しみです。


青ジソとヨモギの間にあるのはニラです。少しずつ切って料理に使っています。切った後からまた新しい葉が伸びて来ます。

何年か前に植えたミョウガは、日陰を選んで植えたつもりでしたが土が乾燥しやすかったのが良くなかったのと、芽を出す度に40度超えの酷暑に見舞われて、葉は乾燥した熱風で枯れてしまい、その後は一度も芽を出しませんでした。

すっかり枯れてしまったのだろうと思っていましたが、ミョウガは根っこさえあればまた生えてくるとどこかで読んだので、いつだったか芽が出ていた辺りの土を掘り返してみたんです。

そうしたら根っこらしいものはあったんですけど、それがミョウガの根っこかどうかは良く分からなかったし、ほとんど枯れていていました。枯れていない根っこも混じっているというような状態でした。

それでも、もしかしてそれがミョウガの根っこなら生えてくるかもしれないと思い、私はその根っこのかたまりを植木鉢に植えたんです。植木鉢は家の南側の日が当たらない所に置いておき、水やりの度にその植木鉢にも水をかけていたんですけど。

あれから数ヶ月が経ちまして、

昨日のことです。

キッチンの生ゴミをコンポスト容器に入れるために外に出た時に、その植木鉢に緑色っぽいものが見えたんです。



あれ?

これは、もしかして…


おおっ!

これは、草じゃあないですよ、絶対に。

こうやって写真に撮って拡大して見てみると、私の目にはミョウガに見えるんですけど、ミョウガですよね?

ほとんど枯れていたあの根っこのかたまりから復活したんでしょ?

だとしたら、私は大変嬉しいです。

これはもうね、地面に植え替えたりせずに、ずっと植木鉢で育てますよ。

20年ぶりにミョウガを食べられるかもしれません。葉っぱがたくさん出たら「けんびき焼き」を作れるかもしれませんよ。早くもっと大きくなって、ミョウガであることを明らかにしてください。

続報にご期待を!


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