昨日の水曜日はうちの夫が仕事が休みで家にいましたから、夫が売りに出したものの売れずに放ったらかしにしている物をもう一度売りに出してもらいました。
一番困っていたのは、オートバイウェアです。もう使うことがないので全部売ろうとしたんですけど売れなかったので、居間のソファに出したまま2週間以上も放ったらかしだったんです。
もう一度売りに出して、今度は全部まとめて買うとかなりお買い得な値段にしたせいか、すぐに買い手が見つかりました。
ウェアを売る時にはサイズが重要ですよね。サイズは説明のところに書いただけではなくて、サイズダグの写真も撮って載せたそうです。さらに、夫は自分の身長と体重も書いたので、自分の体型と比べてもらえるはずです。
買い手の方は、夫が売りに出していたオートバイウェアを上下全部まとめて買いたいということでしたから、これで居間が片付くと思うと私は嬉しかったです。
その方は夕方やって来ました。
ところが、
これはちょっと無理じゃないの?
そう思った理由はね、やって来た方の体型がうちの夫と違い過ぎたからです。
うちの夫は身長が187センチもあるので、ウェアのサイズは大きいです。太っていますからXXLサイズを着ていますが、痩せていた頃でもXLサイズでした。
オートバイウェアを買いに来られた方も太っていらっしゃいましたけど、背が低くて手足が短い私にそっくりな体型だったんです。だからサイズが合わないだろうと思ったら、やっぱりジャケットは大き過ぎたし、とにかく袖が長過ぎました。ズボンも丈が長過ぎてとても着れません。
ということでね、わざわざ遠い所からいらっしゃったんですけど、何も買わずに帰られました。
説明を読まなかったんでしょうか。夫の体重だけ読んで、自分と同じくらいだから行けると思ったんでしょうか。
標準体型でない人は服探しに苦労することは、私も良く知っていますよ。私がオーストラリアで長袖の服が買えないのは、袖が長過ぎるからですけどね、あの方もきっとオートバイウェア探しに苦労されているんでしょう。
既製品を買うなら、丈を直してもらうしか無いです。
ソファの上に投げ散らかしたままだったオートバイウェアは、今度は玄関の靴キャビネットの上に積み上げられています。早く買い手が見つかって欲しいです。
大きな分厚い英和辞書と和英辞書をタダで差し上げますとマーケットプレースに出しましたら、すぐにもらい手が見つかりました。その人はすぐにやって来ました。
大学で日本の歴史や文化についての勉強を始めたばかりだという若者でした。最近は辞書を引く人も少なくなっていますけどね、使ってくれるのなら捨てなくて済むのでありがたいし、あの若者の勉強の役に立つと思うと嬉しいです。
この若者は、日本の歴史に興味があるということでしたから、日本関係の本で残っていたのを見せて欲しいのがあったらタダで持って行っていいと言いましたら数冊を選んで取りました。
「残りの本には興味が無いのね?」と聞きましたら「興味はある」と言うのでね、遠慮をしなくてもいいと言ったんですよ。そうしたらまた数冊選びました。「欲しかったら全部あげる」と言いましたら、大変遠慮しながらさらに数冊選び、最後には全部持って帰りました。
その若者は、辞書をタダでもらうお礼にチョコレートスコンを買って来ていました。ベイカーズデライト(Bakers Delight)の美味しいやつでした。
この若者もアジア系でしたけど、アジア系の人っていうのは、タダで差し上げますという場合には、皆さん何かお礼を持って来ますね。
物をタダでもらうのは気が引けるので、日本人もそういう時にはお礼の気持ちに何かちょっとした物を持って行きますけどね、他のアジアの国々でも同じような文化があるんですね。
お礼のチョコレートスコンはもちろん嬉しかったですけど、その若者が本当に嬉しそうに本をもらって行くのを見て、私はもっと嬉しかったです。
こんな山の中までわざわざ買いに来たりもらいに来たりしてくださるのは、やはり相当お買い得な値段にしているか無料の場合です。あるいは手に入りにくい物で、それを欲しかった人が偶然にマーケットプレースで見つけた場合です。
私が売りに出した古い石製のすり鉢&すりこぎセットは、全く同じものを持っていて愛用していた方がすりこぎだけを無くして、探しても同じものが見つからなかったそうですが、偶然マーケットプレースで見つけたんだそうで、大喜びして1時間近くもかけて買いに来られたんですよ。
耳がよく聞こえない高齢の方でしたけどね、マーケットプレースはテキストメッセージでやり取りしますから問題なしです。英語が不得意な方でも交渉がしやすいです。電話番号を教える必要も無いし。
うちの夫が売りに出している物はなかなか売れません。値段が高すぎだと思います。もっと安くすればもっと売れて早く片付くと思うんですけど。
夫は私が値段を安くし過ぎだと言います。安くしているから片付いているんですよ。チャリティーショップに寄付したり捨てたりすることを思えば、僅かなお金でも払ってくれる人がいるとありがたいじゃあないですか。
売りに出した物の中で全く反応がないのは、日本で購入した映画のDVDです。
今はもうDVDの時代ではないですからDVDを買いたい人も少ないとは思いますけど、たくさんあるんですよ。ケースを捨ててしまったものも含めたら、もっとたくさんあります。
DVDや音楽のCDをマーケットプレースで売ろうとしている人は大変多いですが、皆さん売るのに苦労しています。売れないんですよね。
だから、私達が持っていたオーストラリアで買った英語版のDVDは全部チャリティーショップに寄付したんですけど、日本で買ったやつは日本語を勉強している人とかに売れると夫が言うので寄付しなかったんです。
反応は全く無いです。
タダで差し上げますということにしたらもらい手が見つかるでしょうか。
しかしね、こんなDVDのために山の中まで来てくれる人がいるかどうか。廃棄するとしたら、これ全部プラスチックごみですよ。買った時にはこれがいつかはごみになるなんて思いもしなかったけど。
世界中でどれほどの量のDVDやCDがごみになっているんでしょうか。
プラスチックごみはリサイクルが難しいし、オーストラリアではごみは全部土に埋めますからね、深刻な問題です。
これからは、ごみになるようなものを買うのは止めなくちゃあいけません。