2022年4月30日

「ミョウガタケ」とは何か

昨日の記事にコメントをくださった方がありました。

私が植木鉢で育てているミョウガに2つ目の芽が出たんですが、どうも葉っぱの芽じゃあないみたいだから「もしかしたら食べられるやつか!」と興奮しかけたものの、形状が「食べられるやつ」とは違うという話を書いたんですけど。

一般的に私達がミョウガと呼んでいる食べられる部分は「ハナミョウガ(花茗荷)」とも呼ばれる「花穂」の部分なんですが、出てきた2つ目の芽は、葉っぱの芽ではないようだし「花穂」でもないようですから、

何なんだよこれは!

と書きましたらね、その方が教えてくださったのです。

それは「ミョウガタケ」だそうです。

私は、60年以上も生きて来て「ミョウガタケ」なんて聞いたのは初めてで、「ミョウガタケ」だと教えていただいてもそれが何なのかが分かりませんでした。

そこで、ちょっと勉強してみました。

「ミョウガタケ」は、漢字で書くと「茗荷筍」らしくて、まさにこれは「筍」(たけのこ)、要するに茎のようなものです。ぐんぐん伸びて、いずれは葉っぱが出て来ます。

思った通り食用になる「花穂」とは全く異なるものでした。

しかしね、「ミョウガタケ」も食用になるんだそうですよ。お店でも売られているんですって。

ただし、お店に出る「ミョウガタケ」は、この筍の部分に土を盛るなどして日光が当たらないようにして白く育て、育ったら今度はわずかに日光を当てて薄紅色にしてから収穫するのだそうで、大変手間がかかるし時間もかかるし栽培が簡単ではなくて収穫には体力も必要なのだそうです。

ですから多くは流通していないのです。私は見たことがなかったです。

「筍」と同じように春が旬の食べ物です。メルボルンは現在秋ですけど、春の到来を告げるワトルの木もボケているんですから、ミョウガがボケても何ら不思議なことではありません。

一般的なハナミョウガ(花穂の部分)よりも風味が柔らかいので、ミョウガが苦手な人でも食べやすいそうですけど、ミョウガはあの風味が良いのですよねえ。

天ぷらにすると美味しいと書いてありました。あとはハナミョウガと同じように薬味として使ったり、酢漬けやサラダにするということですけど。

たったの1本だけ伸びて来たのを摘んで食べるのもアレなので、もう少し増えるのを待つつもりです。

いやあ勉強になりました。


ところで、少しずつ育ってはいるものの新しい芽がなかなか出てこないのがヨモギです。地植えにしたら最後、完全に駆除することが困難だとも聞くタフなヨモギですが、植木鉢では育ちにくいのだろうかと思いまして、根っこが現在どういう状態なのか見てみようと先日引っ張り出してみました。

スポっと抜けました。

根っこは、小さな植木鉢の中で伸びまくってグルグル巻き状態で、いくつか新芽が出かけていました。

もっと大きな植木鉢に植え替えましたので、春までには芽も育って葉っぱも増えるでしょう。増え過ぎたら株分けをして、増やしていくつもりです。

そしていつの日か、ヨモギ餅やヨモギ団子を作るのですよ。
 
早く増えてちょうだい!


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2022年4月29日

暖かい秋の朝

相変わらず気温の変化が激しいメルボルンですが、朝の気温が5度近くにまで下がったり日中も気温が上がらなかったりと真冬のような天気が続いていました。

あまりに寒いので、私は真冬の服装の上に防寒コートを着て過ごしていました。

セントラルヒーティングは、シーズンの始まりに大掃除をしないと使えません。空気取り込み口やフィルターや温風吹出し口、ダクトの中など、掃除はけっこう大変なんです。

寒いのに大汗を流して掃除をしたのがいけなかったのか、私は掃除の後に体調を崩したんですけど、なんだか大掃除をするたびに具合が悪くなっている気がします。

それはともかく…

私の努力のおかげでセントラルヒーティングが使えるようになりました。あっという間に家中が暖かくなります。肩こりも改善すると言うものです。

セントラルヒーティングが使えるようになったら真冬並みの天気が終わりました。今度は暖かくなりました。今朝は気温が17度もありましたよ。

暖かくなってもそれは数日のことで、また寒くなるのですけどね、寒暖の差が激しいので草木がボケるんですよ。

我が家のワトルの木は毎年ボケるんですが、今年は迷いなくきっぱりと春の到来を告げています。まだ秋ですけど。

ワトルというのはオーストラリアの国花で、冬の終わり頃に真っ黄色の花を咲かせるので春の到来を告げる花ということになっているわけですが、これが今朝の我が家のワトルです。実際にはもっと真っ黄色です。


先週は、ちらほら花を咲かせている枝があるという程度だったのに。一気に満開間近という感じなのでございます。


蕾がたくさん膨らんでいます。これから数日は暖かめの日が続く予報ですから、満開になってしまうでしょう。ということは、これから冬が来て、本当の春が近づいても、春の到来を告げることはできないということですね。

まあアレなんです、このワトルの木は夏の終わりに満開になった年もありますし、夏から春にかけて数ヶ月間も咲き続けた年もありますし、「さあ今年はどうボケるか!」という楽しみをもたらしてくれる面白い木ではあるんです。


お隣りのテイラーさん宅にある大きなオークの木は、昨年は大ボケにボケて紅葉せず、紅葉しなかったどころか落葉もせず、そりゃあ少しは色を変えたり枯れたりして落ちた葉っぱはありましたけど、木全体としてはずっと緑色を保ったまま冬が過ぎ、春が来て夏も過ぎて、一年が経った現在、上の方が紅葉し始めています。

こんなことが起きるんですね。

それから、

「もしかしたら食べられるやつ?」と興奮しかけたミョウガの芽ですが、その後この様になっていますよ。


葉っぱのようではありませんが、「食べられるやつ」でもないようです。

何なんだよこれは?


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2022年4月28日

目標達成とさらなるダイエット食品

うちの夫がついに目標体重103キロを達成したそうです。(拍手)

目標達成は時間の問題と思っていましたが、早かったですね。ドバイ旅行から帰ってきて以来、だいたい毎週1キロずつ減量して来た計算です。減量に何度も挑戦したことのある私に言わせれば、これは結構すごいことです。

突き出ていたお腹が小さくなっています。まだ突き出ていますけど。

長い手足が細くなったために、特に脚が余計に細長く見えます。サイクリングウエアの脚にピッタリするタイツみたいなのをはいているのを見た時には、まるで「怪盗グルー」みたいだと思いました。「怪盗グルー」の肩を小さくしてお腹を突き出した感じです。

それはともかく…

誰もが思っていた通り、目標体重103キロを達成してもダイエットは終わりではないようで、夫の食生活は完全に「減量モード」になっています。

昨日、用事があって出かけた時にまたもダイエット食品を買って来ました。

買って来たのはネスレの「OPTIFAST(オプティファースト)」商品ではなく、「The Man Shake」という商品です。「男のシェイク」というその名前も、黒いパッケージデザインも、いかにもオーストラリアの男達が好きそうな感じです。水と混ぜで飲む甘いシェイクです。


このスターターパックは、99ドルもするんですよ。約1万円ですよ。

スーパーで売られているバリューパックには7つのフレーバーがそれぞれ2袋ずつ入っていて、合計14食分が50ドルです。こういうダイエット食品は安くはないです。

今朝の夫の朝ご飯は、このダイエットシェイクとゆで卵とベーコンでした。

ダイエットシェイクとゆで卵は分かりますけど、

ベーコンはダメでしょう!

しかし、炭水化物を摂らないからいいんですって。

ベーコンを少しとゆで卵を食べると満足感が得られる上に腹持ちするらしいです。しかもこのシェイクを飲むんですからね、紅茶やコーヒーを飲むのとは摂取できる栄養が違います。

夫の食生活の中心は「たんぱく質」ということになっており、野菜ではありません。

その「たんぱく質」というのは肉と卵ですが、昨日はチーズも買って来ていましたから、ちょっと私には分からなくなって来ました。

低カロリーのたんぱく質と野菜中心の食事にすると言うからそれは健康に良いことだと思っていたんですけど、肉と卵とチーズがOKで、ビタミンやミネラルはダイエットシェイクやダイエットスープで補うっていうことなんですか?

好きなようにしてもらうしか無いですけど。

晩ご飯は健康的な食事を希望ということではありますが、ステーキでも何でも肉はOKなんだそうですよ。食べ過ぎなければ大丈夫なんでしょうかね。


今日は早朝に商品搬入のトラックが来るから送ってくれと言いましたので、5時半に勤めているツールショップまで送って行ったんですが、最近は雨が降っていなくて体調が許す日は自転車で通勤していますから、それで相当なカロリーを消費しているはずです。片道40〜50分かかりますからね。

それだけ運動をしているので、肉と卵とチーズでOKなんですかね。それだけ運動をしてなおかつ摂取カロリーを抑えてきたから痩せたんでしょうに。

低カロリーの健康的な食事を希望ということでしたから、私は鶏のささ身とか魚とか豆腐とか卵とか、そういう低カロリーたんぱく質を使って晩ご飯を作って来たんですけど、ベーコンがOKなんだったら、私はもう普通に晩ご飯を作りますよ。

ただし、カレーライスとか丼ものとかパスタとかはダメなんですよねえ。炭水化物がメインだから。

やはり夫が最も好きな晩ご飯である「肉を焼いたのと蒸し野菜」というのがベストな気がしますねえ。

私はそういうのは毎日は無理なので、ご飯ものはお昼に自分用に作って食べることにするかな。

そして夜は「肉を焼いたのと蒸し野菜」あるいは「肉を焼いたのとサラダ」ということにすれば、毎日簡単で楽ちんです。


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2022年4月27日

アレルギーのパッチテスト

今朝は暖かいです。布団に潜り込んでいなくても寒く感じませんから、今日は寝て過ごす必要はないですけど、鎖骨のところの痛みが続いているのが気になります。

もう3週間も痛いというのは、どういうことなんでしょうか。外掃除をした時に痛めたと思いましたが、なかなか治らないものですね。

さて、

昨日はうちの娘がアレルギーのパッチテストを始めたことを知らせて来ました。

娘は私のアレルギー体質を受け継いでおりまして、というか夫も花粉症には悩んでいますし、息子も含めて家族全員がアレルギー体質ではあるんですけど、アレルギー性の皮膚炎で苦労しているのは娘だけです。

赤ちゃんの頃からよだれや汗で皮膚がただれて薬が必要でした。肘の内側と膝の裏側には常に湿疹が出ている状態でした。

洗濯物は洗剤が残らないようにいつも多めの水を使ってすすぎをしっかりする必要がありました。

義母がパリに旅行に行った時に買って来た、いかにも安物そうなお土産のイヤリングを付けたら耳が腐りかけ、金属アレルギーもあると分かりました。

大人になった今でも常に湿疹が出ていて、痒いだけではなく見た目もひどいので気にしています。最近診察を受けるようになった皮膚科の専門医と相談した結果、湿疹の原因になっている物質を特定するために、パッチテストを受けることになったそうなのです。

そして、昨日そのパッチなるものを背中に付けたそうで、写真を送って来ました。

日本にサロンパスという商品がありますよね。娘の背中は、大きめの白いサロンパスを13枚半貼り付けていると言えば想像していただけるんじゃあないかと思います。13枚半も貼ると、背中は腰の辺りまでほぼシートで埋め尽くされています。

それぞれのシートにアレルゲン(アレルギーのもとになる物質)を染み込ませる丸いものが10個付いていて、それにアレルゲン物質を染み込ませて肌に貼り付けてあるのです。

2日後の木曜日にシートを剥がしてアレルギー反応を判定するそうですが、13枚半も貼っているということは、135ものアレルゲンを調べているんですよ。

昨夜の時点ですでに痒いと言っていました。

私はこういう貼り付けるものにもアレルギーがあって絆創膏とかでも痒くなるんですが、娘もシートの粘着剤に反応している事が考えられます。アレルゲンだけではなくて、パッチテストのシートのせいでも痒いとなると、耐え難いでしょうね。

痒くてもゴリゴリしてはいけないんですからね、痒みに耐えなくてはいけないんですから。

蚊に刺されて痒くてたまらない時に「掻いちゃあダメ」「さわるな」と言われてもそれはちょっと無理でしょう。それを耐えないといけないと考えたら、地獄のようですね。

アレルゲンが分かって、それで皮膚の状態がマシになればいいですけど。


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2022年4月26日

黒ウサギ帰る

「アンザック・デー」(ANZAC Day)という祝日だった昨日、ドーン・サービス(Dawn Service)と呼ばれる戦没者慰霊式が夜明け前に各地で行われる関係で、スーパーをはじめ多くの小売店は午前中は営業していません。

ダイエットに励む夫のおかげで野菜の消費が増えている我が家の冷蔵庫には、野菜がほとんど無くなっておりましたので、私はお昼過ぎに買い物に出たんですが、

頭がフラフラする!

昨年の8月、回転性のめまいで入院するはめになった私は、フラフラ感には敏感なんです。家に帰った方が良いかもしれないと思いましたので、野菜だけ買って家に帰りました。

帰ってすぐに寒気が始まり、昨日は最高気温が25度近くもあって寒いはずがないのに寒くてたまらず、ベッドに入って震えていました。

突然、息子が部屋に入ってきて「誰か来た!」と言いました。

「誰か来たら出てよ…」

息子は知らない人と話すのは苦手なんです。息子が出てくれました。

私はベッドに入ったままだったんですが、その人は家に入って来て息子と何やら話をしていて、BBQエリアに出て行きましたので、黒ウサギの飼い主のAさんだと分かりました。フランキーとペピを引き取りに来られたのです。

仕方がないので、ユニクロのもこもこジャケットの上に防寒コートを着込んで挨拶には出ましたが、頭痛で顔は歪んでいたでしょうし、ケージや小屋を車に運び入れるのに私は何の役にも立ちません。息子が対応してくれました。

黒ウサギ達はあっけなくいなくなりました。

いなくなったらやはり寂しいです。

BBQエリアの掃除と片づけをしなくてはいけませんが、今日も私は寒いです。熱があるんだろうと思いますが、体温計は先日新型コロナに感染した娘の所に持って行ったので熱を計ることができません。

頭痛と節々の痛みと寒気ですから、インフルエンザだろうと思います。今日も寝て過ごします。


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2022年4月25日

減量とアーモンド

私達が住んでいるエリアは、日曜日はバスが走っていません。バス以外の公共交通機関はありません。

昨日の日曜日の朝は、うちの夫が勤めているツールショップまで送って欲しいと言いましたので送って行きました。帰りは駅のバスターミナルまでは帰って来れますが、そこから家まで帰るバスがありませんので迎えに行かなくてはいけませんでした。

用事があって駅前のショッピングセンターに行くと言うので、ショッピングセンターの地下駐車場に迎えに行ったんですけど、待っていた夫は手に何かを持っていました。

手に持っていたのは、ローストアーモンド800g入りの袋。

アーモンドはダイエット時のおやつにオススメだと聞きますから買ったんでしょう。

健康維持に役立つ様々な栄養素が豊富に含まれていてるという話はよく聞きますね。半分は脂質だそうですが、身体に良い良質な脂質なんだそうです。食物繊維も豊富で、ビタミンやミネラルも多く含まれています。 

しかしね、

どんなものでも食べ過ぎてはいけないんですよ。

助手席に座るやいなやポリポロとアーモンドを食べ始め、次々にアーモンドを口にいて、それも1粒ずつとかじゃあなくて手のひらにザザーと出したのを口に放り込んでポリポロと食べ、一体いつまで食べるんだろうと思って黙って見ていたんですが、夕方でしたしお腹も空いていたんでしょう、相当な量を食べましたよ。

少なく見積もっては100粒は食べたでしょう。

健康に良い食べ物だというアーモンドのカロリーってどのくらいあるのか私は知りませんでしたから、調べてみました。

アーモンドのカロリーは、1gあたり約6キロカロリー。1粒が1〜1.2グラムだそうですから、1粒が1グラムとして計算すれば、10粒食べたら60キロカロリーということなんです。

100粒食べたら600キロカロリー!

食べすぎじゃん…


昨日の朝はゆで卵とアボカドを少し食べたらしいです。お昼ご飯には、私が前日に自分用に作っていた豆のサラダの残りを持って行きました。ブロッコリとチェリートマトも入れて持って行きましたから、それを食べたんでしょう。

そりゃあお腹がすくでしょうね。

でも、アーモンドを100個も食べちゃあいけませんよ。

昨日の晩ご飯は、夫の嫌いな鶏ささ身に塩コショウして焼いたものがメインでした。鶏肉はもも肉でないと喜びません。夫はささ身も胸肉も嫌いなんです。しかし、減量中の今は文句など言うはずがありません。

副菜には、ニンジンとツナと卵を炒めたのと、ワカメと白きくらげの酢の物と、トマトとキュウリのキムチの素和えでした。ご飯は無しです。炊いても食べませんから炊きませんでした。

目標体重の103キロ達成は時間の問題です。

太り気味の私も息子も一緒に食事制限すれば家族皆んなで減量できるのかもしれませんけど、強い決意が無いので続きませんよ。何か目的が必要ですけど、痩せたいからという目的ではとても無理です。

私はご飯を我慢できませんし我慢したくもないです。


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2022年4月24日

巨大揚げ餃子パンみたいなチェブレキ

ニュースサイトを見るのが怖くなって来ました。

ウクライナに侵略戦争を仕掛けたロシアが、ついに軍事大国の底力を見せています。ウクライナの都市や町や村を破壊し、人々を殺し、まさか今の時代にこんなことが起きるとは信じがたいような蛮行を重ねています。

極悪非道のロシア兵の上を行くチェチェンの残虐部隊も、残忍な戦争犯罪に手を染めているようですね。激しい攻撃が続いているウクライナ東部と南部にまだ生き残っているウクライナの皆さんのことを思うと、どうして世界はこの侵略を止められないのかと無力感しか感じません。

国連なんて全く存在意味が無いです。自国の利益のために傍観している国もありますし、ロシアに加勢している国もあります。

人間としての倫理観が違い過ぎます。

絶対にプーチンを勝たせるわけには行かないと思う反面、強大な軍事力と核兵器を持つ侵略者には、勝つ術がないとも感じますね。

結局は「強い悪」が勝つんでしょうか。

プーチンがこの侵略戦争に勝ったとしても、ロシアに明るい将来は無いと思いますけどね。

ウクライナの人々のことを思い続けることくらいしか私にはできることがないので、ウクライナ料理に挑戦してきましたが、流石にアイデアが尽きかけです。

いろいろ作ってきましたけど、おそらく一番「これは美味しい!」と家族全員がうなったのは、「チェブレキ」という巨大揚げ餃子パンのような食べ物です。


ウクライナの南部にクリミア半島というのがありますよね。2014年にロシアが勝手に自分のものにしちゃっていますけど。「チェブレキ」は、このクリミア半島に住んでいたタタール人の食べ物だそうです。

ですから、ウクライナ以外にもクリミアのタタール人が住んでいる東欧地域で食べられているそうです。

味付けした挽き肉を薄くのばした生地に詰めて油で揚げてあります。ウクライナでは豚肉が人気だと書いてありましたので、私は豚の挽き肉で作りました。

作り方を紹介しましょう。材料は8個分です。

<材料> *オーストラリアの1カップは250ml
1.生地
強力粉 2カップ *中力粉でもOK
塩 小さじ1/2
温めた牛乳(またはぬるま湯) 3/4カップ
ひまわり油(またはサラダ油) 大さじ2

2.具
豚挽き肉 200g *牛肉、鶏肉、ラム肉でもOK
にんにく 1かけ *すりおろすかみじん切り
玉ねぎ 1/2 *すりおろすかみじん切り
塩 小さじ1/2
コショウ 適量
水 適量 *具を生地に薄く広げやすいように水を少し加えて柔らかくします。水ではなくて卵を入れてもいいです。

<作り方>
 1.ボウルに強力粉(あるいは中力粉)と塩を入れてよく混ぜ、温めた牛乳と油を入れて混ぜます。必要に応じて粉を加えながら捏ねて生地にまとめ、ラップに包んで休ませておきます。
2.具の材料をボウルに入れてよく混ぜます。玉ねぎをすりおろした場合は、水分がたくさん出てきますが、その水分を捨てずに全部入れてください。よく混ぜてまだ固いようだったら少し水を加えて柔らかくしてください。スプーンで広げやすいくらいの柔らかさです。
3.小麦粉をふった台の上に生地を出して8等分します。乾燥しないようにラップを被せておいてください。生地の一つを丸めて麺棒で2ミリくらいの厚みに丸く伸ばします。その半分にスプーンで具を広げます。


4.半分に折ってから、生地の間にある空気を抜くように軽く押さえ、端っこをフォークでギュッと押さえてくっつけます。同じことを繰り返して8個作ります。


5.1個か2個ずつ中温の油できつね色になるまで揚げます。油が熱すぎると中まで火が通る前に茶色くなってしまいますから中温で揚げてください。揚げたての熱々か温かいうちに食べましょう。


次回はラム肉を使って、スパイスやハーブなんかも入れて作ってみようと思っていたんですが、うちの夫がダイエットを始めたもので、炭水化物を食べなくなっているんですよ。揚げたパンなんて絶対に食べないので、まだ作っていないんですけど。

きっと美味しいだろうと確信します。

夫は食べなくても作ってみようかと思ったりしましたが、やはりそれは可哀想と言うか、意地悪と言うか。

目標体重の103キロまであと1キロを切ったそうで、今やご飯も食べません。

昨夜は鮭のちゃんちゃん焼き丼」を作ったんですけど、ご飯は食べませんでしたよ。ちゃんちゃん焼きと私がお昼ご飯用に作っていた豆のサラダを食べていました。夫は豆が嫌いで、豆料理を晩ご飯に出すと苦情を言っていたのに。

残っていた豆サラダは今日のお昼ご飯に持って行きました。ブロッコリとチェリートマトも入れて。

もうね、自分で買って来た全粒粉のパンも食べませんし、イモも食べませんし、ケーキにもクッキーにもクラッカーにも目もくれません。食べるのは肉と魚と野菜だけです。

毎朝寒いし真っ暗ですけど自転車で通勤していますよ。今朝は送って行きましたけど。

ラム肉の「チェブレキ」をいつか作る時が来るでしょうかね。もう揚げパンなんて作っても食べないかもしれません。


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2022年4月23日

これはもしかしてアレ?

黒ウサギのフランキーとペピとお別れをする準備(主に掃除)をしたら、飼い主のAさん家族がメルボルンに帰って来られるのは今週末ではなく月曜日か火曜日と分かりました。

月曜日は「アンザック・デー」(ANZAC Day)という祝日なので、今週末もまた3連休なのです。先週末はイースターで4連休でしたからね、Aさんは連休が続くこの時期に有給を取ってツールショップ会社に勤め始めてから初めての家族旅行にいらっしゃったのですね。

フランキーとペピはもう数日我が家で過ごします。

ところで、

今日の話題は黒ウサギじゃあなくてミョウガです。

ミョウガの芽が出たことは3月11日の「あっこれはもしかして!」という記事に書いています。

その時の写真がこれ。



緑色の細長いとんがった芽が出ていたので、これはミョウガではないかと思ったんです。

そして、思った通りミョウガの芽だったんです。

ミョウガはすごい速さで成長しますね。先週撮った写真がこちらです。1ヶ月でここまで大きくなりました。


これね、まるで白い靴紐の汚れたのがこんがらがったような状態だった枯れかけた根っこの塊を「もしかしたらミョウガかもしれない」と期待して植木鉢に埋めて、水をやっていたらこうなったんですよ。

ミョウガは根っこさえあればまた生えてくるとどこかで読んだのでやってみたわけですが、本当に驚きました。すごい生命力です。

早く2本目の芽が出ないかなあと楽しみにしていたんですけど、ついに出ました。

出たんですけど、ちょっと最初のと違うんです。

色が違うでしょ?


先端が紫色っぽいんですよ。これはもしかして、葉っぱの芽じゃあなくて、花の蕾?

厳密には「花穂」と呼ばれるものだそうで、この穂の中に複数の花の蕾が入っているんだそうですが、薬味なんかにして食べる花ミョウガというのはこの「花穂」の部分です。

夏の食べ物だと思っていましたが、ミョウガの花が出てくるのは夏から秋にかけてなんだそうですね。メルボルンは現在ちょっと寒すぎますけど一応秋ですから、ミョウガの花が出てきても不思議じゃあないわけですよ。

ミョウガなんて、うちの家族で喜んで食べるのは私だけですから、1個出たらそれでもう数年分の喜びを味わえるというものですが、これは本当に「花穂」なのか。ちょっと形が違うような気もしますが、どうなるでしょうか。

楽しみです。


ミョウガの苗を買って植えてすぐの頃に「花穂」が出たことがありました。歓喜しましてね、もう少し大きくなってから食べようと思っていたら突然の酷暑に見舞われて、ヘアドライヤーの熱風みたいな風が吹き荒れて枯れてしまったんです。

あの時は春でした。今は冬に向かっていますから熱風は吹かないだろうけど、花ミョウガというのは収穫するタイミングが大事なようですね。

ユズはどんどん黄色になって来ていますよ。今年は実が9個できていますから、もったい無がらずにユズ湯を楽しめそうです。

ヨモギもゆっくりですけど育って来ているので、今年の春頃(日本の秋頃)には、ついにヨモギ餅を作れるかもしれません。

あとね、ぜひ手に入れたいと探し続けて手に入っていないのが山椒です。山椒の実はスパイスとして売っていますが、私が欲しいのは山椒の葉っぱ。植えたら芽が出る山椒の種というのは、日本でなら簡単に手に入るんでしょうかね。

欲しいです。


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2022年4月22日

暖房の欲しい朝と黒ウサギ

寒いです。

朝晩は冷え込むようになって来ました。

今朝の気温は7度でしたが、これはメルボルン的には真冬の気温です。昨日は最高気温が16度でしたが、これも真冬並みです。暖房が必要ですよ。

まだ温風吹出口の掃除をしていないのでセントラルヒーティングが使えません。

今日は吹出口とダクトの掃除をする予定です。居間の薪ストーブも準備をしておかないといけません。薪置場が遠くていちいち取りに行くのが面倒なので、暖房が必要な季節は玄関の横に薪を積んでおくんです。

鎖骨の関節の痛みは治っていませんが、鎮痛薬無しでやれています。また頑張り過ぎてあちこち痛くならないようにボチボチやります。

さて、

うちの夫が勤めるツールショップのメカニックのAさんですが、クイーンズランドへ家族旅行に行かれまして、Aさん家族が飼っている黒ウサギの面倒を私達が引き受けたというのは、先週から本ブログでも度々話題にしておりますが。

Aさんの奥さんは生まれつき半身不随で、最近は介護が必要になっているそうです。旅行先で車椅子の利用に適した自動車が無いと何もできないという理由で、日頃使っている家族の車をAさんが運転して旅行に行かれました。

クイーンズランドまで片道2〜3日かかります。幼い息子さんも一緒ですから大変です。

奥さんのご両親や弟妹さん達も一緒の家族旅行だったそうで、ぜひ楽しんで来ていただきたいと思っていましたが、何とAさんは、

クイーンズランドで新型コロナに感染したそうです!

すでに感染済みだった人を除いた家族も感染し、ホテルの部屋で隔離するはめになったそうで、もう本当に何と申し上げたらいいのでしょうか、お気の毒過ぎます。

ちなみに、Aさんはワクチンを3回接種済みですから症状は軽いそうですが、感染したと分かったら観光して歩き回るわけには行かないのでしてね。

隔離期間がまだ終わっていないのにホテルをチェックアウトしなくてはいけない日がやって来て、次の予約客が来るから出てもらわないと困ると言われ、もうルールを無視してメルボルンに帰って来るしかないとおっしゃっていたそうですが。

ルールはね、最近はもうあっても無いに等しい感じになっているんですよ。

自己申告制だし、誰もチェックなんてしませんし。ヴィクトリア州ではまだ残っていた規制の多くが今日で終わります。土曜日からは、家族の誰かが感染しても他の家族のメンバーは隔離する必要が無くなるんですよ。マスク着用の義務は、病院や介護施設を除いてほとんど無くなるそうです。

海外からの入国者はPCR検査が不要になるとかね、規制はどんどん緩和されてほぼ普通の暮らしに戻ったようです。

毎日1万人以上の新規感染者が出て、減っていた入院患者もじわじわと増え、毎日人々が亡くなっていますけど。

スーパーに行っても、マスクをしていない人の方が多いですよ。私はスーパーの中ではマスクをしていますが、あまり意味がない気もします。

Aさんは週末には帰って来られるようですから、黒ウサギのフランキーとペピともお別れです。

流石に2週間も我が家にいると慣れて来て、私の姿を見るとフランキーもペピも走ってやって来るようになりました。ニンジンの切れ端とかリンゴの皮とか美味しいものをくれますからね。

足元に座って何かくれるのを待っています。ニンジンやリンゴの皮をやると、ペピは足元に座ったままお行儀よくモグモグと食べ、食べ終わると次をねだって私を見上げるんですけど、その様子が大変可愛らしいです。

一方、ワイルドガールのフランキーは、何をやってもチャッとひったくるようにくわえたらダッシュで遠くへ持って行き、場所を変えたりしながら警戒して食べます。食べ終わるとまた走ってもらいに来ます。もらうとまたもチャッとひったくって遠くへ持って行くんですけど、その様子がなんだか浅ましいです。

同じ黒ウサギでもこんなに性格が違うんですよ。姉妹らしいんですけど。

昨夜は、うちの息子がフランキーを捕まえて小屋に入れようとしたら噛まれて指から血を流していました。乱暴者なんです。

BBQエリアがウンチと藁だらけですから早く掃除をしたいですが、いなくなったらちょっと寂しくなるでしょうね。

今日は快晴の予報です。ケージの掃除もしておかないといけません。


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2022年4月21日

超低カロリーダイエット食品

昨日仕事が休みで家にいたうちの夫が、買い物に行きたいと言うので連れて行ってあげました。

バイクショップで買いたいツールがあるとのことでしたが、勤めているツールショップで必要なお釣り用の小銭を準備するために銀行にも行くということでしたので、私はついでに食品の買い物をしてからスーパーの前で待ち合わせることにしました。

買い物を終えてスーパーを出ると、夫が箱を2つ持っていました。それは自転車修理のためのツールでも、お釣り用の小銭でもありませんでした。

持っていたのは、

ダイエット用のスープ!


上の写真のベジタブルスープ8食入りとチキンスープ8食入りの2箱を薬局で買っていたのでございます。

この「OPTIFAST(オプティファースト)」の商品、皆さんもどこかで見たことがお有りでしょう。私は買ってみようかと思ったこともありますよ。食事の代わりに飲む超低カロリー食品で、スープ以外にもシェイクとかお菓子みたいなバーとかデザートもあります。

日本でも販売されているようですね。

こんなものが食事の代わりになるか!

というのが私の考えですが、減量を命じた医者に勧められたのだそうです。

何らかの理由で減量しなくてはいけない時や普通の食事が取れない時には、超低カロリーだということ以上に必要な栄養素がバランス良く含まれている点が評価されているらしくて、医者が勧めたんだから「やってみる」と夫は言うのでございます。

ネスレの商品だから信頼できそうということもあります。

先日8キロ減ったと言っていましたが、今朝の時点で9キロ減っています。目標の103キロは目前なのですから、こんなものを買う必要は無かろうと思ったんですけど、「やってみる」と言うのですから「やってみてください」と言うしかありません。

買ったのは一番食事の代わりになりそうなスープでしたから私も納得しましたけど、パッケージに記載された材料を見ると少しビビりますよ。

材料や含まれる栄養素はウェブサイトで見ることができます。

スープに化けた薬と言う感じです。薬くさい味がしたりしないんですかね。するでしょうね、きっと。

私はこういうのは飲みたくないです。減量するとなったらカロリーに注意しながら普通の食品を食べたいですけど、自分で料理をしない人やできない状況の人、好き嫌いがある人には、必要な栄養素を摂取するためにはこういう補助食も有りなのかもしれません。


夫は最近はもう普通のパンは食べません。以前は嫌っていた全粒粉の丸い薄いパンを自分で買って来ます。

イモとかご飯などの炭水化物も量を控えているようです。私がクッキーを焼いたりケーキを焼いたりするのは迷惑そうです。

バターや砂糖を控えめにして作っているので少しくらい食べても大丈夫だと思うんですけど、夫は食べたくないんですから、昨日焼いたクッキーはツールショップのスタッフの皆さんに食べてもらうことにしました。

それにしても、これ全て腎臓をどこかの誰かに差し上げるためです。夫はこのことを両親を始め家族や友人には内緒にしているらしいです。私がそのことを先日友人のエクリーさん夫婦が晩ご飯を食べに来た時に話題にしたら、後で注意されました。

どうやら誰にも言わないで欲しいようです。批判されたり反対されることが心配なんでしょうか。

自分の家族や友人のために提供するというのなら理解されると思いますけど、赤の他人のためにということだとあれこれ言われるでしょうね。

私だって、どうしてここまでして腎臓を提供したいのか理解できません。

しかしね、それがきっかけて減量できて、健康になるなら悪いことではないですよ。

何しろ、腎臓を1つ提供した後は、残っている1つしかない腎臓への負担を減らすために食事や生活習慣に注意して、健康管理をし続けないといけないんですから。


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2022年4月20日

引っ越した後で発覚

うちの娘は予定通りに日曜日に引っ越しました。

親しい友人Jさんのアパートに昨年から住んでいたんですが、Jさんが西オーストラリアからメルボルンに帰って来ましたので、娘は引っ越さなければいけなかったんです。

引っ越すことになったのはシェアハウスで、寝室が6つもある大きな家です。オーナーさんが半分日本人だったこともあって娘が新しい入居者に決まったのですけど、このオーナーさんは、ご親切に引っ越しの手伝いもしてくださるということで、良いところが見つかったと喜んでいたんですけど。

引っ越した後で問題が発覚!

どういう問題かと言いますとね、

同居人の4人の女性の1人が猫を飼っているのですよ。そして、うちの娘は猫アレルギーがあるのです。

目の痒みとくしゃみが主な症状ですが、目が痒くなるとついつい擦りますからね、そのせいで目が腫れ上がります。娘は喘息の気もあるので、猫がいる家に住むのは無理だろうと思いますよ。

猫を飼っている人がいるかもしれないなどとは思いもしなかったのでしょう。私もシェアハウスでペットを飼っている人がいるとは考えもしませんでしたから、完全に死角でした。

他人と一緒に暮らす場合は、こういうことも事前に確認しなくてはいけなかったんですね。

引っ越したばかりですけど、オーナーさんに事情を話して家を出るしか無いんじゃあないかと思うんですが、娘は契約上最低3ヶ月は住むことになっているから、アレルギー症状が出たら抗ヒスタミン薬を飲んで何とかすると言っています。

抗ヒスタミン薬は、私は花粉症の季節にはほぼ毎日飲みますから、娘が3ヶ月飲み続けても大丈夫なのかもしれませんけど、新しいシェアハウスを探した方が良いと思います。


猫アレルギーなどというものの存在を知らなかった頃、猫を飼っていた実家に帰るたびに私は目が痒くなりくしゃみが出て困ったものです。

スギ花粉アレルギーは広く知られていましたから、家の裏にある杉林のせいかもしれないと思ったりもしましたが、原因は猫だったんです。

アレルギー症状というのは、成長や加齢に伴って軽くなる人もいるそうですが、私のアレルギー体質はひどくなる一方で、猫のいる家あるいはかつて猫がいた家に行くとすぐに症状が出ます。

花粉アレルギーには毎年苦労していますし、様々な薬にもアレルギーがあるので、病院に入院したりすると必ずアレルギー要注意の赤いバンドを付けられます。

食べ物のアレルギーが無いのだけは幸いです。

私の知人でピーナッツアレルギーの人がいるんですけど、ある時ピーナッツは入っていないと信じていたチョコレートを食べたら顔がパンパンに腫れ上がってしまいました。後から分かったことですが、微量のピーナッツオイルが含まれていたんです。

怖いですよ、ナッツのアレルギーは。

小学校で日本語を教えていた頃、生徒の一人に蜂毒アレルギーの子がいて、ハチに刺されると何分かのうちに死ぬから、もしもの時に打つ注射が職員室に準備してあったんですけど、あれは怖かったですね。

そこまで深刻なアレルギーの人もいるわけですよ。

うちの娘が猫にアレルギーがあるのは分かっていますが、慢性的に湿疹が出ているので他にもアレルギーがあるはずで、近くアレルギーのパッチテストをすることになっています。調べるアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)の種類が多いので、背中全体を使ってするんだそうですよ。

そういう人が、アレルゲンである猫のいる家に住むというのはダメですよねえ。


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2022年4月19日

久しぶりの雨と深まる秋

本当に久しぶりにまとまった雨が降りました。

小雨という感じの雨でしたが、一日中雨が降っているというのは本当に久しぶりでした。これで庭の植物が生き返るでしょう。

特に娘が植えたモモの木とチェリーの木とクルミの木は、植え方が悪かったせいで夏から続いた乾燥で枯れ始めていました。少々水やりをしても深い所までは水が浸透しませんからね。

今日も明日も雨の予報ですから本当に生き返ると思います。

雨が降って残念なのは、小屋から出してもらえないウサギのフランキーとペピ。一日中狭い小屋に閉じ込めるのは良くないと言う息子が、椅子を並べた上にシェイドクロスを被せて雨よけにし、濡れずに遊べるという場所を作ってやったんですが。

黒ウサギ達は、小雨くらいはへっちゃらですね。いつものようにBBQエリアを動き回って、足も身体もすっかりびしょ濡れでした。

それを聞いた息子はパニック!

ウサギは濡れてはいけない動物だとどこかで読んだらしくて。

ウサギは濡れた身体を自分で乾かせないので低体温症になると書いてあったらしいんです。昨日の気温は20度近かったですし、低体温症で死ぬわけがないと私は思いましたけど、息子はずいぶん心配していました。

ウサギは濡れた身体を自分で乾かせないって本当ですか?

フランキーは犬がやるみたいにブルブルッてやっていましたよ。それに、黒ウサギ達は猫のようにしょっちゅう身体をなめて掃除をしていますけどねえ。

まあ預かっているんですから、注意しなくてはいけません。

濡れると低体温症が心配な黒ウサギのお嬢さん達に比べ、こちらはもうどんなにびしょ濡れになろうが心配不要なタフガイです。


雨なんて屁でもないといった感じで全身びしょびしょでしたが、昨日はさすがに草の上に寝転んでくつろいだりはしませんでした。ひとしきり草を食べていましたが、いつの間にかどこかに行っちゃいました。


ユズが黄色くなり始め、ミョウガは葉っぱがさらに増えました。



先日、ハーブ畑にパセリとディルとネギの苗を植えましたら、ネギの苗は植えたその夜ナメクジに食べられ、1株は完全に消えてなくなりました。ハーブ畑に毒は撒きたくいないんですけど、腹が立ったから毒を撒きました。

ナメクジとカタツムリ退治用の緑のペレットです。

今朝はカタツムリが7匹死んでいました。


愛用しているのはこれです。これから雨の日が増えてくると、オーストラリアの田舎ではこのペレット無しで野菜やハーブを守るのは難しいです。


先日外の大掃除をした時には、枯れかけた茂り過ぎのデイジーを切ったら大量のカタツムリを見つけましてね。あの時は「クッカバーラ(日本名: ワライカワセミ)にでも食べられろ!」と言って草地の方に放り投げたんですけど。

放り投げたカタツムリの数は、大げさじゃあなくて100匹くらいだったんです。今から思えば、鎖骨の関節の痛みはそのせいかもしれません。カタツムリのせいだとすれば余計に憎らしいです。

毎年ボケる「春の到来を告げるはず」の我が家のワトルの木は、今年もボケて花を咲かせている枝がありますよ。


秋が深まりつつあるメルボルンです。

嬉しい雨が今も降っています。


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2022年4月18日

減量は決意のたまもの

英語で言うところの「デターミネーション」(Determination)というやつですよ。「決心、決意、固く心に決めたこと」という意味です。

うちの夫がすごいんです。

ドバイから帰って来てから、

8キロ痩せたんですって!

雨さえ降っていなければ、そして疲れ過ぎていなければ、仕事には自転車で通っています。片道40〜50分かかります。7時開店の平日は5時過ぎに家を出ますから、いつも真っ暗です。行きは下り坂が多いので要注意です。

帰りは上り坂が多いので電動アシストの出番ですが、最近はできるだけ使わないように頑張ってこいでいるそうです。

この運動量に加え、食事の量を減らしています。

毎日晩ご飯の後に食べていたグラノーラを食べなくなりましたから、その分だけでも数百キロカロリーは摂取カロリーが減っているわけですが、明らかに晩ご飯の量を減らしています。揚げ物も何でも食べますけど、とにかく食べる量が少ないです。

家にいる間は相変わらずテレビの前に座っていますが、以前ならテレビを見ながらクラッカーやチーズを食べていたのに、最近は紅茶です。

ケーキやクッキーは食べません。

先日「イースター・パンプーシュキ」と名付けたパンを焼きましたが、あれは食べていましたので完全に我慢しているわけではありませんが、余分なカロリー摂取はできるだけ控えているようです。

顔のあたりがほっそりした感じはしますが、お腹もまだしっかり突き出ていますし、それほど痩せたようには見えないんですけど、8キロも減ったとはすごいですね。

これも全て腎臓をどこかの誰かに差し上げるためですよ。

こういうのを「デターミネーション」(Determination)と言うのです。


昨日のイースター・サンデー(復活祭の日曜日)も夫は仕事でした。自転車で行きました。

夕方晩ご飯の準備をする時には、夫がどの辺りまで帰って来ているかを「Find My」というアプリで確認しながらします。GPSによって正確な位置が分かりますから大変便利なんです。

我が家から5分くらいの場所まで帰って来たのを見て、私は晩ご飯の仕上げに取りかかりました。帰って来たらちょうど美味しく食べられるようにと、タイミングを考えて作っているんですよ。

ところが、5分経っても10分経っても15分経っても、夫は帰って来ませんでした。

こりゃ何かあったな…

電動アシストのバッテリー切れて上り坂をこいで上れなくて、降りて自転車を押しているのかもしれない。薄暗くなっていたので、もしかしたら転んだかも。

「何があったんだろう…」と思っていたら、何事もなかったように帰宅しました。

ところが、すぐには晩ご飯は食べず、シャワーを浴びると言いました。

昨日は気温が30度近くにまで上がりましたからね、汗をかいたんでしょう。

シャワーを浴びて、2階から下りて来て、晩ご飯の準備ができているのを見てから、夫は言いました。

「実は、痩せたいなら速く走るよりもたくさんこげとTさん(ツールショップの同僚で元プロの自転車乗り)に言われたので、今日はギアを変えてたくさんこいで帰って来たんですけど、突然お腹が空いて、ちょうどフィッシュ&チップスの店の前だったので我慢ができなくて、ラム肉のスブラキ(肉と野菜をピタブレッドという丸い薄いパンに包んだもの)を買って食べたんです」

何かあったなとは思ったけど、まさか家まであと5分のところでラム肉のスブラキを買って食べていたとは

以前はね、仕事の帰りに我慢できなくなってマックやケンタッキーに寄って何か食べて帰って来ても、平然として晩ご飯を食べていたんですよ。

そういう時には食べる量がいつもより少ないから「どうしたの?」と聞くと、「食べて来た」と白状するというケースが多かったんですが、やっぱり胃が縮んだと思いますね。ラム肉のスブラキを食べた後は、もう何も入らなかったに違いない

目標の103キロが近づいて来ています。


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2022年4月17日

レッド・ツェッペリンの「天国への階段」

レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)という英国のロックバンドのことは、もちろん知っていましたが曲を聞いたことはありませんでした。ハードロックと言うんですかヘビーメタルと言うんですか、ああいう系のミュージックは好きではなかったんです。

ちなみに、英語圏では「レッド・ゼッペリン」と発音されるんですけど、ここでは日本で知られているドイツ式発音の「レッド・ツェッペリン」で話を進めることにします。

レッド・ツェッペリンが世界的なロックバンドになって大活躍した70年代に私が聴いていたのは、日本の歌謡曲でしたよ。中学生になってからは少しずつ洋楽も聴くようになりましたが、好きだったのはカーペンターズとかサイモンとガーファンクルとかでして。

70年代後半になるとABBA(アバ)とかクイーンを聞くようになりましたけど、日本ではフォークミュージックとかニューミュージックと呼ばれたジャンルの優れたアーティストが続々と登場しましてね、私はそういうのを聞いていました。

レッド・ツェッペリンのような、長髪で胸を露出したようななりの男達が髪を振り乱しながらギャオギャオ叫ぶような音楽には、全く関心がありませんでした。

ですからね、レッド・ツェッペリンの代表曲と言われる「天国への階段」も実は最近まで知らなかったんです。

知ったきっかけは、先日ピンク・フロイドという英国のロックバンドが、ロシアに侵略されているウクライナの人々を支援するために、28年ぶりの新曲「Hey, Hey, Rise Up!」を発表したというニュースでした。

ピンク・フロイドを初めて知ったのは高校生の時です。世界的に大絶賛されているバンドだと聞きましたけど、私はピンと来なかったですね。

体育の授業でグループに分かれて創作ダンスを作ることになった時に、同じグループにいた人のオススメでピンク・フロイドの音楽を使ったんですが、宇宙を思わせるような曲でした。

28年ぶりの新曲「Hey, Hey, Rise Up!」というのをYouTubeで聴いて、思わず涙がこぼれました。ウクライナの件は関心があって毎日ニュースを読んでおりますからね、メロディーが琴線に触れたんです。

その時ですよ、YouTubeで動画を見ると画面の横の所におすすめ動画というのが出るでしょ?


ケネディ・センター名誉賞と言えば有名な賞ですよ。アメリカ文化に貢献した人々に贈られる賞で、毎年受賞式典が開かれる日に受賞者達に敬意を表するためのコンサートが開かれるんです。

レッド・ツェッペリンがケネディ・センター名誉賞をもらったというのに驚きました。すっかりおじさんというかおじいさんになっている3人のメンバーでした。

調べてみると、4人いたメンバーのうちドラマーの方は若くしてお亡くなりになり、それをきっかけにバンドは解散したそうですね。

レッド・ツェッペリンが活動した期間は実質10年ほどなのだとか。それでも、歴代の最も偉大なバンドのトップ10には必ず入っているのでして。

「天国への階段 レッド・ツェッペリン ケネディ・センター名誉賞」という動画の視聴者数は7,500万人を越えていましたし、ちょっと観てみるかと思ったんです。

そして観てみたら、

素晴らしかったんです!

私は長年ヘビーメタル系のバンドには、素行が悪くていかがわしいという偏見を持っておりましたが、レッド・ツェッペリンのメンバーが、こんな素晴らしい音楽を作っていたのかとびっくりしました。

4人のメンバーは、それぞれが優れた演奏技術を持つミュージシャンだったそうです。

「天国への階段」があまりに気に入ったので、この動画を見つけて以来毎日観ています。正直言うと、レッド・ツェッペリンの演奏よりも私はこのケネディ・センター名誉賞コンサートでの演奏の方が好きなんですけど。

動画の最初のところで「皆様、ジョン・ボーナムの息子、ジェイソン・ボーナムです」と紹介されるドラマーで出てきますけどね、この方はお酒の飲み過ぎで吐瀉物を喉につまらせて亡くなったドラマーのジョン・ボーナムの息子さんなんですよ。

息子さんもドラマーになったんです。これまで何度か再結成して行われたコンサートでは、お父さんの代わりにドラムを演奏したそうです。メンバー達はもちろんこの方を赤ちゃんの頃から知っているのです。

曲の終わり近くで、「天国への階段」という歌詞のところでこの方が上を見上げるシーンがありますが、お父さんのことを思って胸が一杯になっていらっしゃる様子が分かります。

亡くなったドラマーのジョン・ボーナムさんという方は、歴代のベストドラマーというランキングでは、いつも必ず1位に選ばれるという伝説的なドラマーなんだそうですね。

家族思いで、奥さんと子供達のことを愛していて、ツアーなどで家族と離れることが多かったためにホームシックになってメンタルが不安定になり、飛行機恐怖症でもあったためにそれを紛らわそうと酒を飲むようになって、次第に酒依存がひどくなっていったと書いてあるのを読みました。

滞在するホテルで大酒を飲んで暴れ部屋を破壊したというニュースを聞いて、とんでもない馬鹿者と思っていましたが、本来なら治療が必要な状態だったんですね。

レッド・ツェッペリンの音楽はまだよく知りませんけど、「天国への階段」は名曲です。そして、このケネディ・センター名誉賞コンサートの演奏は素晴らしいです。

ちなみに、ソロギターを演奏している方はピーター・バラカンさんの弟さんです。



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2022年4月16日

シェアハウスのオーナーさん

うちの娘が明日の日曜日に引っ越すことになっているシェアハウスは、ベッドルームが6つもある大きな家です。現在5人の女性が住んでいて、そのうちの1人が引っ越すのでうちの娘がその部屋に住むことになりました。

ベッドルームが6つもある大きな家ですが、オーナーさんは入居者の数は5人が最適だと考えておられるのだそうで、ベッドルームの1つは空き部屋のままにしているんだそうです、6人にすれば家賃収入は増えるのに。

1人が引っ越して出ていくことになり新しい入居者を探していましたが、申し込んだ人は複数いたそうです。申し込んだのがたとえ1人でも、シェアハウスの入居者を決める際には審査のためのインタビュー(面接)があります。

不動産屋が管理している場合もありますが、娘が引っ越す家の管理はその家のオーナーさんが自分でやっておられますので、インタービューはオーナーさんとだったそうです。その時の話を娘から聞きました。

話をしている中で、うちの娘が自分は半分日本人だと言ったとたんにオーナーさんの表情が一変し、一気に話が決まったんだそうですよ。

何故ならば、そのオーナーさんも半分日本人だったからです。

この方のお母さんが「戦争花嫁」と言われる日本人移民だったそうです。「戦争花嫁」という言葉は皆さんもご存知だと思いますが、第2次世界大戦後に日本に駐留した連合軍兵士と結婚して海を渡った日本人女性達のことです。

敵国に嫁いで行くということで日本の家族や親族からは反対されるのがほとんどで、嫁いだ後は言葉の問題や差別で苦労した方も多いと聞きます。

当時のオーストラリアは白豪主義の時代ですから、有色人種への差別や偏見は今とは比べ物にならなかったでしょう。

この家のオーナーさんも、子供の頃には差別やいじめに遭い、一般的なオーストラリア人達とは親しくなれず、付き合うことが多かったのは移民の子供達で、結婚したのはギリシャ人だったそうですよ。

電気工事技師として働き、安い家を買っては増改築しながら持ち家を増やして行ったのだそうです。不動産に投資して来たということですね。

娘が住むことになったシェアハウスも、ご自分でリフォームして大きくしたんだそうです。

こうして現在は、所有している複数の家を貸家にして家賃収入を得ておられるわけですが、メルボルンに近いエリアに複数の家を所有しているということは、すごい資産ですよ。小さな家でも1億円以上しますからね。

このオーナーさんは、年齢が私くらいだろうと娘は言っていました。お母さんが戦争花嫁だったのなら、きっと私と同じくらいか少し上でしょう。

この方は、とにかくオーストラリア人を信用していないので、オーストラリア人には家を貸さない主義だそうです。ですから、うちの娘はあまりチャンスがなかったらしいのですけど、半分日本人と分かったとたんにオーナーさんの気持ちは決まりました。

一緒に住むことになる4人は全員30歳以上の大人で、インド人の大学院生、中国人の看護師、韓国人の大学生、韓国系ニュージーランド人ということなんですけど、ここにオーナーさんが最も信頼する日本人の血を半分持った娘が加わることになったわけです。

このオーナーさんは、家を貸している女性達のほとんどが移民や学生でメルボルンに頼れる家族がいないということから、ご自分が保護者の役目を果たすおつもりでいらっしゃって、何か危険な目に遭った時にはいつでも電話しなさいとおっしゃっているそうです。

入居者の引っ越しも、女性一人では大変なのが分かっているので、ご自分のバンで引っ越しの手伝いもしておられるのだそうですよ。だから、うちの娘の引っ越しも私が手伝いに行かなくてもいいのです。

いい人がいるものですね!

少しくらい不便な場所でも、そういう方がオーナーの家だと安心じゃないですか。

若い頃にはサッカーをしておられたそうで、息子さんの一人はプロのサッカー選手だそうですけど、どのチームなんでしょうかね。

娘は、少なくとも来年修士課程を学ぶ大学がどこになるかが決まるまではこの家に住むと言っています。大学が遠いと引っ越すしかないでしょうが、メルボルン大学だと近くていいですよ。

一人暮らしを経験したので、今度はシェアハウスというものを経験してみたいのだと言っております。上手く行っても上手く行かなくても、経験するのは良いことだと思います。


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2022年4月15日

もう逃げられません

今日の記事の続報です。

周囲をぐるりと高さ82〜90センチの壁で覆われているBBQエリアに放してやっていた黒ウサギのうち、ワイルドガールの方のフランキーが昨日壁の上に跳び上がって逃げまして、対策を講じなくてはいけなくなっていました。

私の提案は、壁の上に薪を積んで壁を高くするという方法。薪置場から大量の薪を持って来るのは大変ですが、3人でやればそれほど大変ではないし、最も簡単な方法でしょう。

夫は別の方法を思い付きました。

周囲にぐるりとスターポストという鉄の棒を立てて、そこにロープを張り、ロープからシェイドクロス(日陰を作るためにメッシュの布)を洗濯ばさみでぶら下げるという方法です。

大きな三角形のシェイドクロスを持って来て広げていましたので、以前畑で使っていた細長いシェイドクロスの方が簡単だろうと言いましたら、めったに私の意見を聞き入れない夫がそれはいい考えだと言いました。

シェイドクロスが足りない場所には板を立て、倒れないようにネジで固定していました。

木で囲まれていたBBQエリアは、こんなことになってしまいましたよ。



これは以前に撮った写真です。


いつか元通りになるんでしょうか。出したら出したたま、使ったら使ったままになるのが通例ですからね、このBBQエリアはもうずっとこのままかもしれません。

朝から小屋の外に出たくてたまらなかったフランキーとペピを、やっと外に出してやりましたら、フランキーは一目散に昨日逃げた壁の近くに行きましたよ。

様子が激変した壁を見上げるフランキーです。


もう逃げられません。


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フランキー逃げる

イースターですから何かイースターにちなんだ食べ物を作ろうと思い、昨日はウクライナのロールパン「パンプーシュキ」を甘くした生地でイースター恒例の「ホットクロスバン」みたいなパンを作ったんですけど、「イースター・パンプーシュキ」と名付けてそのレシピを書いていた時のことです。

仕事部屋の外の廊下をうちの息子がダダダダーと走りながら叫びました。

逃げたあああ!

黒ウサギのことだとすぐに分かりましたので、これは大変だと大急ぎで外のBBQエリアに出ると、臆病者のペピは例のごとく黙々と草を食べていましたが、ワイルドガールのフランキーがいませんでした。

どこだ、どこだと大慌てで探すと、フランキーはBBQエリアを囲むように植えてある木の下にいて、木の枝をかじっていました。

「フランキー」と名前を呼んだって来ませんからね、こういう時には美味しいもので釣るのが一番です。

実はその時、私は黒ウサギ達がニンジン以上に狂ってしまう食べ物を持っていたのですよ。

リンゴの皮です。

うちの娘が家を出て以来、買ってきた果物が減らなくなって、リンゴがまたしてもシワシワのスカスカになって来ていたので煮たんですけどね、むいた皮を捨てるのはもったいないと思い調べたらウサギに食べさせても良いと分かりましたので、少しやったんですよ。

そうしたらもう、凄まじい取り合いになりまして、ニンジンをやった時の狂いぶりを10倍にしたくらいの狂いぶりでした。

早速キッチンから残りのリンゴの皮を持って来て、細い木の枝の中にいるフランキーににおいを嗅がせると1秒で出て来ました。リンゴの皮を食べているところを捕まえてBBQエリアの下におろしました。

やれやれ…

もっと食べたそうに私を見ていましたが、もらえないと分かったフランキーは、逃げていた辺りの壁の前に行くと、高さ82センチの壁の上にぴょんと跳び上がって、再び逃げたのでございます。

この高さを跳び上がれるのか!

目撃した時、ちょっと目を疑いましたよ。

どうやって逃げたんだろうと不思議だったんですが、まさかあの高さを跳び上がるとは思ってもいませんでした。しかもあんなに簡単に。


BBQエリアはぐるりと高さ82〜90センチの壁に囲まれているので、逃げる可能性があった階段の周辺にバリアを作ったから安心だと思っていました。


BBQエリアのすぐ横にある生垣の向こう側は迷惑行為連発の北隣り家の敷地で、あそこに出てしまうと野生児の犬が2匹いますからね、危ないですよ。

何かいい方法を考えないと、飼い主のAさん家族が帰って来るまであと10日間、ずっと小屋に閉じ込めることになってしまいます。


ちなみに、ケージを家の中に入れるのは止めました。おしっこが漏れるんですよ。ケージの周りに臭いおしっこの水たまりができて、掃除に苦労したんです。

夜の間は小屋に入れています。

それにしても、穴を掘って逃げることは警戒していましたが、まさかあの小さな黒ウサギが壁に跳び上がって逃げるとは。

ウサギの垂直ジャンプ力を侮ってはいけません。


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2022年4月14日

ウサギの名前と悪い予感的中

黒ウサギの名前が判明しました。

フランキーとペピです。

「イディオータ」と侮辱的な名前を付けて呼んでいた私ですが、ちょっとそれは失礼過ぎると反省しましたので、本来の名前で呼ぶことにしました。

手前にいる毛色がグレーっぽいのがペピです。もう一匹はフランキーで、フランキーの方が少しだけ身体が大きめです。両方ともメスです。


昨日ケージを外に出してやった時にすぐに外に出て、BBQエリアを探検し回った怖いもの知らずはフランキーです。

土を掘りまくり、ブーゲンビリアをかじり、毒のあるランタナをかじっているのもフランキーです。好奇心旺盛なワイルドガールという印象です。

フランキーには少し茶色い毛があります。


一方、ペピは臆病です。ケージからなかなか出てきませんでした。

常にマイペースで、食べることだけが関心事といった様子です。ペピは身体をなでても逃げません。なでると伏せの体勢になってじっとしています。怖いんでしょうかね。

ペピをなでているとフランキーもやって来ますが、フランキーはなでると飛びのいて逃げます。

まあ、いずれにしてもあまり楽しい動物ではありません。

飼い主のAさん家族は、車でクイーンズランドを目指しているそうです。クイーンズランドまで行くだけで2日はかかります。奥さんが生まれつき半身不随で、最近は介護が必要になっているそうですが、車椅子が必要な人が旅行をするには大変な苦労があるそうです。

しかもまだ幼い子供さんを連れての旅行ですからね。

飛行機でクイーンズランドまでは、苦労はしても行く事はできますし、機内でも空港内でも何らかのサービスが利用できるでしょうが、行った先で車椅子の利用に適した自動車が無いと何もできないという理由で、日頃使っている家族の車をAさんが運転して行っているんだそうですよ。

奥さんのご両親も一緒の家族旅行だと聞きましたが、ご両親も別の車で一緒に行っているのでしょうか、現地で合流なんでしょうか。

Aさんが、せめてウサギのことくらい心配しなくてもいいように、ちゃんとお世話しないといけません。Aさん家族が大事にしているウサギなんですから「イディオータ」などと呼んでバカにしてはいけませんね。反省しています。


ところで、

昨日は、メルボルンの娘のアパートに行って来ました。アパートの本来の住人Jさんが少し予定を早めて明後日の土曜日にメルボルンに帰って来るのですが、Jさんの車のバッテリーが上がっちゃっているので、うちの夫が充電しに行ってあげたいと言っていたのですけど、どうせ来るならダイソンの掃除機を持って来て欲しいと娘が言うものですから、私が車を運転して行くしかなくなったのでございました。

鎖骨のところが痛むのでね、運転はできるだけしたくないんですけど、車の運転ができるのが私しかいないので、こういう場合には頑張るしか無いのです。

娘はJさんが帰って来るまでにアパートの大掃除をしなくちゃあいけないわけですが、行ってみたらびっくりしました。日頃から普通に掃除をしていれば、あんな事にはならないのに。

完全に上がってしまっていたバッテリーは車から取り出して、部屋で充電しています。1〜2日かかるそうですから、金曜日の明日もう一度行くんだそうです。明日は「グッド・フライデー」というイエスが処刑された日を記念する日ですからね、オーストラリアでは祝日ですし、うちの夫が勤めるツールショップも休みなのです。

充電したバッテリーを取り付けた後で、娘の運転練習もするそうですよ。娘は土曜日に空港までJさんを迎えに行くことになっているんだそうで。娘のためならお父さんは何でもしてあげるんです。

バッテリーを車に取り付け直すのと運転練習だけなら、夫は電車とトラムを乗り継いで一人で行けるんですけど、この日に例の冷蔵庫を家に持って帰ることになりましたので、明日は私がトラックを運転して行かなくちゃあいけなくなりました。

悪い予感は的中です!

本当ならあのトラックはとっくに売ってしまっているはずで、私がトラックの運転をすることはもう無いだろうと思っていたのに。

冷蔵庫をアパートから持って降りて、トラックに乗せるためにはいろいろ道具が必要ですからね、そういう道具も持って行かなければいけません。

我が家に持って帰ってもゴミ屋敷状態のガレージに冷蔵庫を置いておく場所などありませんよ。とりあえずと言って、床がタイルの部屋(別名ミミズが出る部屋)に置くのではないかと心配です。


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2022年4月13日

食べることと土を掘ることだけ

我が家にやって来た可愛らしい2匹の黒ウサギとの暮らしを一日経験しました。

2匹ともメスです。名前はあるんでしょうが私達は知りません。私は「ラビット」と呼んでいましたが、一日彼女達の様子を見た後、呼び名を変更しました。

「イディオータ」です!

2匹いるので、複数形で呼ぶ場合は「イディオータス」です。

スペイン語で「バカ、アホ、頭悪いやつ」の意味です。だって本当に頭悪いんですもの。可愛らしいんですけどね。特にぴょんぴょん跳ねる様子は「超」が付く可愛らしさですけど、イディオータちゃん達は食べることと土を掘ることしか頭にないですよ。

他には何もしません。

世の中には、ウサギは頭がいい動物だとおっしゃる方々がいらっしゃいますけどね、何を基準にそうおっしゃるんでしょうか。

おしっこを決まった場所ですることができるから?自分の名前を呼ばれると反応できる場合があるから?

ウサギをペットとして飼っていらっしゃる皆さんは、おそらくウサギの見た目の可愛らしさに癒やされるという理由で飼っていらっしゃるのではないでしょうかね。

ウサギに猫や犬のような賢さはありませんよ。特に犬は、人間の言葉を理解していろいろなことができますし、飼い主への強い愛情を持っているでしょ?人間との間に絆ができるじゃあないですか。

ウサギにはそういうことを期待しても無駄でしょうね。

とにかく食べることと土を掘ることしか考えてないですから。

イディオータちゃん達の飼い主Aさんからは藁(干し草)を預かっているだけですから、彼女達の食べ物は藁なんですけど、カンガルーくんも大好きな例のみずみずしい青草を摘んで来て食べさせましたら大喜びでした。昨日の朝ニンジンをやった時の狂いぶりからすると、ニンジンは大好物のようですね。

我が家の北側のBBQエリアに放してやったんですけど、ここにはユーカリの実がたくさん落ちていたのですが、その実をボリボリ食べるので心配になって掃き掃除をする羽目になりました。

ひとしきりBBQエリアを探検したイディオータちゃん達は、土を掘り返せる場所を見つけて土掘りに夢中になってしまいましてね。

そこに植えてあったブーゲンビリアの若木をかじりまくり、別の場所に植えてあったランタナの木もかじって葉っぱを食べまくり、後からランタナは動物には有毒だということが分かったので、ランタナの下の方の枝は切り落としたんですけど。

BBQエリア以外には放してやれる場所は無いですし、何でもかんでもかじりまくる様子を見てしまっては家の中で放してやることはできませんし、ウンチもしますしね、監視し続けるのにくたびれたのでしばらく小屋に閉じ込めたんですけど。

小屋に入れておけばラクですが、狭い所に閉じ込められているのを見ると申し訳ない気持ちになります。


しばらく閉じ込めた後で再び外に放してやると、一目散に土掘りを再開し、ブーゲンビリアをかじるので困りました。ブーゲンビリアにはプラスチックの容器をかぶせました。土を掘り返されないように何かで土を覆わないといけません。

夕方薄暗くなり始めてからケージに入れて、床がタイルの部屋(別名ミミズが出る部屋)の隅にケージを置いたんですけど、一日中自由に走り回って楽しかったのでしょうね、ケージに入りたくなさそうでしたし、ケージに入れられてからは脱出を試みていましたよ。

可愛らしいことは可愛らしいですが、イディオータちゃん達は抱っこされるのが嫌いだそうですから抱っこもできないですし、人間と一緒に何かするわけでもないですし、何と言いますか「どうしてこういう動物を飼いたいと思うんだろうか」という疑問が湧いて来たのでございました。

おでこをゴリゴリだけはさせてくれます。

ウサギは、飼っても楽しいことがあまり無い動物ですね。

動物を飼うなら私はやはり犬がいいです。猫もいいんですけど、私は猫アレルギーがあるので無理ですから。



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2022年4月12日

ウサギがやって来た

可愛い黒ウサギが2匹我が家にやって来ました。

ウサギは「匹」じゃないだろうと思ったそこの貴方、知ってますよ、ウサギは正確には鳥と同じように「羽」と数えるんですよね。しかし、現代日本語においては、ウサギのような小動物は「匹」で数えるのが一般的なのでございまして、「2匹」で正解なんですよ。

さて、この2匹の黒ウサギですが、我が家の新しいメンバーになったわけではありません。2週間面倒を見ることになっただけです。

うちの夫が勤めるツールショップのスタッフAさんの家族が飼っているウサギです。

真面目で働き者のAさんとうちの夫は親しいのですけど、Aさんの奥さんが生まれつき半身不随で、最近は介護が必要になっていらっしゃるそうで、いつだったか介護の人が急に来れなくなって困っていた時、ちょうどその日に有給休暇を取っていたうちの夫が手伝いに行ってあげたことがありました。

何年か前に、お子さんがまだ赤ちゃんだった時ですが、車椅子でも使いやすいようにベビーベッドを改造してあげたりしましたし、夫とAさんは個人的な付き合いがあるのです。

このAさんは、ツールショップに勤め始めてからもう何年にもなるのですけど、有給休暇をまとめて取れたことは一度も無かったんですって。この度、初めてまとめて有給休暇を取ることになり、奥さんのご両親も一緒にクイーンズランドに家族旅行をすることになったのだそうですよ。

ところが、ウサギの世話を頼める人がいなくて困っているというのを聞いて、うちの夫が世話を引き受けたというわけです。私には事後報告でしたけど。

昨晩やって来ました。


この写真は今朝明るくなってから撮ったのですが、ウサギの写真を撮るのは難しいですね。素早く動き続けるので、たくさん撮りましたが顔がまともに写っていてボケていなかったのはこの1枚だけでしたよ。

日頃使っていないことが一目で分かるこのケージ。汚いので、床がタイルの部屋(別名ミミズが出る部屋)に置いています。屋外用の小さな小屋も持って来てあります。

ウサギは可愛らしいですけど、人間の言葉を理解して一緒に遊んだりなどしませんから、ペットとしては物足りない動物ですね。


ところで、

この黒ウサギがやって来て以来、強い関心を見せているのがうちの息子。

痔の手術から回復中で、絵を描くコンピューター道具一式はミミズが出る部屋のデスクに戻し、最近は仕事もボチボチやっています。

この息子がいつも顔を見せるのは10時頃なんですけど、今朝は6時半には起きていました。ウサギのことが気になって仕方がない様子でした。

食べ物のこと、運動のこと、ケージの掃除のことなど、ウサギを飼うための知識はすでにインターネットですっかり学習済みでした。

Aさんの黒ウサギは、日中は屋外の草の上に置いた小屋に入れておくので、その草と藁が餌だと聞きましたけど、お腹が減っている様子なのでニンジンをやったら狂ったようになりましたよ。

ケージから外に出してやらないといけないと思った息子は、我が家の北側のBBQエリアが自由に動き回るのに最適だろうと思って父親に相談したそうです。簡単に逃げ出せるからダメだと言われ、息子がやったのはこれです。


逃げる可能性がある階段の周辺を完全にブロックしたのですよ。

ゴミ屋敷状態のガレージで見つけたものでバリアを作ったのですが、風で板が動かないようにと、念には念を入れて絶対に逃げられないようにしたそうです。

ここまでやるか…

ケージを外に出してドアを開けてやると1匹はすぐに出てきて走り回っていましたが、もう1匹は出て来ません。ウサギにも性格があるんでしょうね。

息子はウサギのおしっこの掃除までやっていました。

数日前から落ち込んでいる様子で暗かったんですけど、突然人が変わったようになっています。ウサギの世話で私がすることはあまりなさそうです。


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2022年4月11日

気づいて欲しいと願うのは無駄なこと

鎖骨と胸骨のところの関節を痛めてしまったらしい私は、消炎鎮痛薬「ニューロフェン」のおかげで痛みに苦しまずに暮らしていますが、治ったわけではないのです。薬が切れると痛みは戻って来ます。少しずつマシになって来てはいますけど。

昨日は、このトラブルに加えて寝不足でした。夜中に目が覚めて眠れなくなり、長時間起きていました。やっと眠ったものの、早朝に夫が起きてゴトゴトやっている物音で目が覚めました。

夫を勤めているツールショップに送って行かなければいけないと思っていたので、つらかったですけど6時頃に起きました。そうしたら、夫は「今日は自転車で行くから」と言いました。

そういうことは昨日のうちに言ってよ!

おかげで朝から腹が立ってしまったんですけど。

この寝不足が原因だと思いますが、昨日は頭がフラフラしていました。昨年入院する羽目になった前庭神経炎が原因の回転する恐ろしいめまいとは違いますが、頭がフラフラすると「もしかして…」と不安になります。

というわけで、体調が良くなかったのですがね、お昼前にツールショッブにいる夫からメッセージが来まして、家に帰ってからメルボルンの娘のアパートに行って、アパートの本来の住人である娘の友人Jさんの車のバッテリーを充電したいから、連れて行ってくれるかと言うんですよ。

ついでに近くのレストランで娘と晩ご飯を食べようと言うんです。

Jさんの車は、前回バッテリーの充電と洗車をしてあげた後、結局一度も乗っていないのでバッテリーは確実に上がっちゃっているでしょうからね、充電しておいてあげようというのは親切なことですけど、なぜそれを仕事のある日にしたいのか?仕事を終えた後だと行くのは夜になってしまうじゃあないですか?

夫は火曜日か水曜日が仕事が休みなのですから、休みの日に行けばいいのに。Jさんがメルボルンに帰ってくるのは2週間先のことですからまだ時間はたっぷりあるんだし。

私の正直な気持ちは「行きたくない」というか「運転したくない」でした。鎖骨の痛みの件もあったし寝不足でフラフラしていましたからね。

しかし、何か頼まれた時に「したくない」とはなかなか言えないんですよ、私は。

「いいですよ」と返事した後、何とか昼寝をしようと試みましたが、やはり昼間には眠れないのでした。

昼寝をあきらめた頃、うちに夫が帰宅しました。お腹の調子がおかしいから早退したと言いましたが、「じゃあ今日は行くのはやめる?」と聞きましたら「メルボルンには行く」と言いました。

「何時に家を出たいのか」と聞くと「6時」と言いました。暗くなってから運転するのはイヤでした。まだ3時前だったので、明るいうちに行くこともできるのに、6時に家を出たい理由は夕食を食べる時間に合わせたいからのようでした。

私は頭がフラフラするので心配になり、めまいがひどくなった時に私の代わりに運転できる人が必要だと思いまして、息子に一緒に行ってくれと頼みました。

そのことを息子が夫に言ったらしいです。

夫が「今日はもう行くのはやめる」と言いました。「私の具合が悪そうだから仕事が休みの水曜日に電車で行く」と言うのでした。明らかにご機嫌が悪くなっていました。

メルボルンに行かないことになりましたので、晩ご飯を作らなくてはいけなくなり、フラフラしながら作りましたけど、そのせいでまた腹が立ちました。

その時に思ったんですよ。

最初から「今日は運転したくない」と言うべきだったなあと。晩ご飯を作るのも、大変だったら「作れない」と言うべきだったんです。

きちんと自分の意思表示をして、そのせいで夫の機嫌が悪くなったらその時はその時。きちんと意思表示をせずに、自分の中で不満をつのらせてイライラしたり腹を立てたりというのはいけませんね。


「したくない」「できない」となかなか言えない性分です。言えないからしたくないことをしなくてはいけない羽目になり、できないことを無理してストレスを溜める羽目になり、腹が立ったりメンタルがおかしくなったりするのです。

誰かに何かを頼まれた時には、できるだけ頼んだ人の力になりたいものですけど、断っても別に大きな違いは無いようなことが多々あります。

他の選択肢があるとか、頼んだ人の希望に沿わない結論を出しても大して支障は無いとかね。

逆に「したくない」「できない」と言えないことで、大きな問題を生む場合があります。

昨日は、午前中に夫が娘のアパートまで連れて行ってくれるかと聞いて来た時点で私が「できない」と返事していれば済むことでした。夫はがっかりしたかもしれませんが、じゃあ仕事が休みの日に行こうと思ったでしょうし、予定を立てた後でがっかりさせられることもなかったのです。

それからね、

これは重要なことなのについつい忘れるんですけど、私が具合が悪いのは見れば分かるはずなんだから察してもらいたい期待するのは、やめた方がいいですね。そういうことに全く気づかない人がいるのです。

鎖骨のところが痛いという話は夫に教えていましたけど、そんなことはとっくに忘れていましたしね。

思い出したんですけど、結婚してしばらくした頃に、「夫はどうして察してくれないのだろう、何故気づいてくれないのだろう」と思い詰めて、夫婦関係が悪化した時にですね、夫から読むことを勧められた本があるのです。

「ボクの鈍感は脳のせいなんです。この本を読んで理解してください」ということで、読まされたのが「話を聞かない男、地図が読めない女」という本でした。


この本に書かれていること全てに共感したわけではないのですけど、「なるほど」と合点が行くことがたくさんありました。

男達の脳は、右脳と左脳の連携が悪いために、生まれつき不得意なことがいろいろあるんだそうで、女なら普通にできる「空気を読む」とか「察する」といった機能も弱いんだそうですよ。

こんな本もありますよ。


「気づいて欲しい」「察して欲しい」と、願い続けるのは無駄なことだということが分かります。

面倒くさいですが、いちいち説明しなくてはいけないんです。昨日の朝は「今日もまだ鎖骨のところが痛みますし、寝不足でフラフラで体調が良くないです」と教えなくちゃあいけなかったわけですよ。

「具合が悪いのは見れば分かるはず」という理論は通用しないんですね。


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