2025年1月28日

暑い日の縫い物と晩ご飯

昨日は、午前中は曇りがちで雨が降ったりもして気温が大して上がらず、もしかしたら暑くならないのかもしれないと期待したんですが、午後になって晴れてからは暑い北風も吹き始め、気温は41度まで上がりました。

扇風機だけでしのぐのは大変な暑さです。

そんな暑い日に、うちの娘が帰って来ました。

娘が住んでいる地域が停電になっていたせいで、しなくてはいけないことが出来ないと言って帰って来たんです。来月から勤務が始まる仕事関係のことで、コンピューターとインターネットが必要だったそうです。

その仕事が終わった後、娘がしたかったのは、

雑巾作り!

友人にもらったという擦り切れたジャージ生地の古いベッドシーツを切って、雑巾を作ると言うんです。

娘はダイニングルームの床にシーツを広げて切っていましたが、急にその部屋が暑くなりました。室温の上がり方が異常だと思って娘の座っているところを見たら、後ろの窓が開いていました。

「ちょっと!なんでそこの窓開けてんの?」

娘は慌てて窓を締めましたけど、開いていたところから熱気が入ってしまって、ダイニングルームはひどい暑さになっていました。

その暑くなったダイニングルームでシーツを切り終えた娘は、今度はミシンで雑巾を縫うわけですが、最後にミシンを使ってから10数年が経っていましたので、使い方を教えなくてはいけませんでした。

使い方を教える前に、ミシンを持って来て、延長コードを繋いで、テーブルにセットしなくてはいけません。暑くてちょっと動くと汗が出るような部屋でそういうことをしたくなかったんですけど、娘の頼みだから頑張るしかありません。

コードを繋いで準備して、糸をセットして、試し縫いをしたら布が食い込んでミシンが動かなくなりました。ミシンが壊れたんじゃあなくて、糸の通し方にミスがあったことが分かったのでホッとしましたけど。私は目が悪いので糸がちゃんと見えないんです。

試し縫いをして糸調整をし、使い方を教えている頃には汗が滴っていましたよ。

途中で糸が抜けたとか、糸が無くなったとか、その都度手伝わなければいけません。気温が40度を超えている日に、エアコンのない部屋で縫い物をするのは大変です。


娘が「晩ご飯は何にするの?」と聞くので、「寿司ライスボウル」だと教えたら「食べて帰る」と言いましたので、準備していた物の量を増やして4人分作りました。


暑い日のワンパターン晩ご飯です。いつも同じで申し訳ないですけどね、これなら暑くてもラクに作れるし美味しいし栄養もあるから、これでいいんですよ。

昨夜は、娘の分を余分に作ったので、スモークサーモンの1人分の量が減りました。枝豆は、ツナマヨとネギと一緒に混ぜました。

久しぶりに家族4人が集まって「寿司ライスボウル」を食べながら、娘が言いました。

「これ美味しいわあ!」
「ワンパターンなのよ、暑い日はいつもこれ」
「お父さん達ねえ、自分達がラッキーだって分かってる?こういう美味しいものを毎日作ってもらえるのって本当にラッキーなのよ!」

夫も息子も何も言いませんでしたけど、夫は前日の晩ご飯の野菜炒めに入っていたナスが美味しかったという話を始めました。

そんなこと、食べた時には一言も言わなかったのに。夫は「ご馳走さま」も言わなかったんですよ。私は野菜炒めが気に入らなかったのかと思ったけど、あれに入っていたナスが気に入っていたとは知らなかったわ。

美味しいと思ったら、そう言ってくれたらいいのに。

うちの夫や息子にとっては、毎日決まった時間に食事が提供されるっていうのは、まるで空気を吸っているのと同じくらいに当たり前になっているんだろうと思います。

このありがた味は、全部自分でしなくちゃあいけない状況にならないと分からないでしょう。料理そのもの以外に、食材を買いに行ったり献立を考えたり洗い物をしたり掃除をしたり、いろいろすることはあります。

家事なんてほとんど何もしないうちの夫は、目も見えなくなって来ていますし、晩ご飯を自分で作らなくちゃあいけなくなったらどうするんですかね。毎日「肉を焼いたのと冷凍ミックスベジタブルをチンしたの」になるかもしれないな。


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2025年1月27日

おにぎりを握る手

実は日本に住む私の父親が昨年末から入院しています。心不全ということでしたが、以前にも心不全で入院したことがありまして、高齢者は心不全で入院するたびに全身状態が悪化すると聞きますが、今回は認知障害も出ていていて、状態は悪化しているようです。

私の母は今年3月に90歳になりますが、大変元気です。一人暮らしの状態になっていますけど、お料理や縫い物で忙しく過ごしているそうです。

父親は実家から遠い倉敷市内の病院に入院しているので、週に一度、私の妹夫婦が会いに連れて行ってくれています。

土曜日に会いに行ったという母から父親の状態は良くなかったという連絡をもらいましたので、昨日のお昼前にLINEでビデオ通話をしました。

父親のことは可哀そうだけど仕方がない、なるようにしなかならないと言っていました。母との会話は楽しい話題もたくさんあって、昨日は30分近くもおしゃべりしました。


母とのビデオ通話を終えたすぐ後、うちの娘からメッセージが届きました。

メッセージじゃあなくて写真でした。お料理本らしい本の中の「おむすびを握っている手」の写真でした。


何だこれ?

と思ったら、今度は泣いている娘の写真が送られて来ました。

何事かとびっくりしてすぐに電話をしたら、娘はその料理本の「おむすびを握っている手」の写真を見て私のことを考え、「お母さんはいつか死ぬんだ」と思ったら泣けて来たと言うんですよ。

困りますねえ。

こういう時に何と言ったらいいんでしょうか。

残念ですけど、誰も皆んないつかは死ぬんです。でも、死んだ後で懐かしく思い出してくれる人がいて、思い出してもらえる出来事がいろいろあるというのは幸せですよ。

私は、娘におにぎりの話を始めました。

炊きたてのご飯で握ったおにぎりは美味しいんですけど、ご飯が熱いから手が真っ赤になるんです。私の母も手を真っ赤にしながら熱々のご飯でおにぎりを握ってくれたものです。塩を強めにして握ったおにぎりを火であぶった海苔で包んだのが私の好物でした。

最近はラップを使うようになったと言うと、娘もラップを使っていると言いました。食べ物に関する思い出をいろいろ話しました。

母とのビデオ通話で聞いた母のひ孫達の楽しい話や、母がお正月に作ったという大量のあんこ餅やお節料理の話、畑で取れた小松菜を茹でてミキサーでドロドロにしたので作ったというスープの話。美味しくなかったそのスープをご近所にお裾分けした話などいろいろ話しました。

楽しくて、たくさん笑いました。

涙声だったのが元気になった娘が、電話を切る時に「お母さん、身体には気をつけてよ」と言うので、「まだ当分は大丈夫だと思うわよ」と言ったんですけど、「それでもとにかく気をつけてよ」と言いました。

私が母に「無理をするな」「頑張り過ぎるな」「野菜ばっかり食べてちゃダメ」「お肉や乳製品も食べろ」といろいろ言うのと同じですね。お母さんには、いつまでも元気でいて欲しいのですよ。

さあて、今日は42度になりますから、これから窓を全部閉めてカーテンを閉めます。涼しいうちに晩ご飯の準備をしておかなくちゃあいけません。


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2025年1月26日

苦痛な晩ご飯作りとお天気

こういうのは気が滅入る!

今日から10日間の天気予報ですけど…


明日の予想最高気温は42度!

エアコンがない我が家で過ごすには、42度は暑すぎるんですよ。かと言って、エアコンがある場所に出かける気にもなりませんしね。だって、一番暑い時間帯に家に帰らなければなりませんから。

そして、帰った家が蒸し風呂みたいだってご覧なさい。

頼りは扇風機だけなんですよ。

こんな暑さの中で晩ご飯は作りたくない!今日のうちに計画を立てて準備しておかなくちゃあいけません。


40度超えの熱波は明日の一日だけで、夜になったらクールチェンジが来るので恐れるほどのことでもないですけど、日曜日からまた暑くなります。

今のところ、日曜日と月曜日の予想最高気温は39度ですが、下手すると再び40度超えかもしれませんよ。

一つだけ良いニュースがあります。

キッチンの西向きの窓の外に付けてもらうことになっている日よけのオーニングですが、工事は2月の中旬になると聞いていました。注文したのは12月11日です。

「2ヶ月もかかるの?2月の中旬なんて言ったらもう夏は終わりじゃん!」とがっかりしていたんですけど、29日の水曜日に付けてくれることになりました。

キッチンの窓だけではなくて、夫の寝室と居間の東向きの窓にも付けてもらうので、この薄暗い家はさらに薄暗くなりますが、暑さはマシになるはずです。

日曜日からの熱波には効果があると期待していますけど、たとえオーニングがあっても気温42度の日の晩ご飯作りは苦痛です。

エアコンが壊れているツールショップに勤めている夫も大変ですけどね。一日の仕事が終わってから、その暑さの中を歩いて帰って来るんだし、晩ご飯を作らないわけには行かないけど。

ああ、悩むわ…

やっぱり、暑い日の定番「寿司ライスボウル」にするかな。寿司飯と炒り卵はまだ涼しいうちに作っておけば、なんとかなるか…


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2025年1月25日

手順の変更は私のせい?

現在住んでいる家に引っ越してきて以来、薬は家から近いショッピング・スクエア内の「healthSAVE Pharmacy」という薬局で買っています。

「healthSAVE Pharmacy」という薬局はメルボルンの至る所にありますが、フランチャイズなのでそれぞれが独立して経営されているそうです。そういうことを知ったのは、昨年9月のトラブルのせいでした。

この薬局の薬剤師が、私が渡した処方箋のリピートを全部失くしたんですよ。詳しいことは「引き下がらないお客」(私のこと!)とか「信頼関係が一番大事なはずの薬局」という記事を読んでいただくとして。

人間誰しもミスをすることはありますし、処方箋は医者の診察を受けてもう一度書いてもらえば済むことなので、薬剤師が真摯な態度で対応してくれて、失くしてしまったことに対して申し訳なかったと一言謝罪してくれていたら気が済んでいたと思うんですけど。

自分のミスを認めないどころか私がウソをついているかのようなエラそうな対応でね、防犯カメラをチェックするから時間がかかると言われて帰らされて、その日は一日中待ち続けましたが連絡は無くて。

その後、1000キロ運転旅行に行っていた間にも連絡はありませんでしたから、1週間後にもう一度行ったんですよ。今度はうちの夫も一緒にね。と言うのも、失くしたのは夫の薬の処方箋全部でしたから。

曜日が同じでしたから、同じ薬剤師が働いていました。薬剤師とは夫が話しをしました。アジア人のおばちゃんよりも身体の大きな白人の男の方がマシな対応をされることが多いですからね。

そうしたら思った通り、薬剤師は防犯カメラのチェックなどしていなかったことが分かったんです。

その日の夕方までは防犯カメラの映像にアクセス出来ないんだと薬剤師は言いました。さらに数日待ったんですが何の連絡もありませんでした。そこで、私は「healthSAVE Pharmacy」という会社の本部に苦情のメールを書いて送ったんですよ。

そうしたら、薬局はフランチャイズだからそれぞれが独立して経営されているので、こういうトラブルは問題の薬局に問い合わせてもらいたいということでした。ただし、私が希望するなら私が書いて送ったメールを問題の薬局のオーナーすなわち経営者に転送することが出来ると言うので、そうしてもらったのです。

オーナーからは直ぐに電話がかかって来ました。お店でこういう問題が起きていたことも、防犯カメラをチェックする必要があったことも、全く何も知らなかったとおっしゃいました。

あの薬剤師は、このトラブルを誰にも言っていなかったのです。もちろん防犯カメラなんてチェックしていなかったんですよ。防犯カメラをチェックできるのはオーナーだけだったそうですから。

話がこじれたのは、3週間以上もこのトラブルをほったらかしにしていた薬剤師のせいです。そのうち私が諦めると思ったんじゃあないですかね。

オーナーがちゃんと謝罪してくださって、紛失した処方箋のリピートも一部だけですけど再発行してくださったので、私も気が済んだのですけどね、私はあの薬剤師を信用していませんから、薬を買う時にはこの人ではない薬剤師が勤務している日に買いに行くんです。

昨日買いに行ったんですけど、処方箋は全部ホッチキスで止めてあるんですが、買う予定のない薬の処方箋も一緒に渡すようなことはもうしません。また全部失くされたら大変ですからね、いちいちホッチキスを外して買いたい薬の分だけを渡しました。

そして昨日は、ずっとカウンターの前に座って薬剤師やスタッフが働く様子を見ていたんですよ。スタッフが処方された薬を客に渡しているのを見ながら、私は薬を渡す手順が変わったなと思いました。

トラブル以来何度か買いに行っていて気づいてはいましたが、昨日で確信しました。どのスタッフも同じやり方で薬を渡していましたから、これは薬局の全スタッフに統一されている手順ですよ。

この薬局では、薬は紙袋に入った状態で渡されるんです。

その紙袋に名前や値段が印刷されたシールが貼ってあるので、そのシールの名前を確認して紙袋を渡されて、レジではシールのバーコードをスキャンして代金を払うというのが以前の手順でした。

私は代金を支払う前に紙袋の中身を毎回確認していたんですけど、いつもちゃんと正しい薬が入っていましたし処方箋のリピートも入っていましたから、いちいち確認しなくなりました。

トラブルの時にも確認しませんでした。そして、夕方になって仕事から帰宅した夫が袋を開けたら、薬はちゃんと正しいのが入っていましたが処方箋のリピートが入っていなかったのです。

もう夜でしたからね、翌日早く開店と同時に行ったんですよ。前日と同じスタッフと同じ薬剤師がいましたから、事情を説明したら思い出すだろうと思ったんですが、まるで私が嘘をついているかのような対応をされたのです。

昨日は、スタッフが薬を渡す時には必ずお客の前で袋の中に入っている薬をいったん取り出して正しい薬かどうかを客に確認してもらい、処方箋のリピートが入っていることも確認してから紙袋を渡していました。

複数のスタッフ全員がこの手順で渡していましたから、経営者の方の指導で手順が変更になったんだろうと思いますよ。つまり、この手順変更の原因になったのは、3週間も引き下がらずに適切な対応を求め続けた私だと思います。

異議や不服があっても、何らかの理由で「まあいいか」「我慢するか」と諦めてしまうことはよくあります。「泣き寝入り」なんて嫌な言葉ですよね。小さな問題であっても、黙っていたのでは何も変わりません。 声を上げることが大事なのだと改めて思いましたよ。


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2025年1月24日

目まいと尿路結石

昨日は肌寒い一日でした。あんなに暑かったのがウソのような気温の下がりようで、私はカーディガンを着て過ごしたんですが、お昼ご飯を作っていたら目が回り始めました。

久しぶりの回転する目まいで、耳石が原因かもしれないと思ったのでエプリー法をやってみましたら、めちゃくちゃグルグル回転しましたから、やはり耳石が原因だったと思います。

エプリー法はベッドの端を使ってするんですけど、やっている間に吐き気がして来たので、回転が落ち着いてからベッドに入って寝転んでいたら眠ってしまいました。

寒かったのでね、ベッドに入ったら暖かくなったのが良かったんでしょう。昼寝なんて滅多に出来ないのに眠れました。目が覚めたら目まいは治っていました。

しかし、今朝も頭はスッキリしていません。再び目が回り始めるんじゃあないかと不安なので、車の運転をするのが怖いです。


それはさておき…

病気の話が続いているんですが、昨日は息子が超音波検査を受けに行きました。

火曜日にGP(一般家庭医)のリム医師に相談に行ったら、症状から判断すると尿路結石以外には考えられないということだったんですが、結石が出来ていることをはっきりさせるためには超音波検査が必要なわけで、それは任意でやってくださいということだったんです。

GPのクリニックでは検査は出来ませんから、血液検査であろうが超音波検査であろうが、検査が必要な場合は専門の施設に行かなくてはいけません。

超音波検査を受けるには300ドル近い費用がかかりますので、どうしても必要でない場合は、任意でやってくださいということになるんです。

うちの夫がはっきりさせた方がいいと言いましたので、息子は超音波検査を受けることにしました。検査には夫も一緒に行きました。検査結果はリム医師に送られるので、後日リム医師から聞くことになるそうです。

一つの病院で一日のうちにすべてが終わるというわけには行かないのでございます。GPの診察も検査も予約をしなくちゃあいけませんし、何日か待たされますからね。

尿路結石が出来ていると仮定して、これから3週間しっかり水を飲み続ければ石は排出されるだろうから、3週間後に尿検査をして、尿に血液や結晶が含まれていないことが確認できたらリム医師に証明書を書いてもらって、息子は再び治験に参加するんだそうですよ。

治験の件がなかったら、医者の診察も超音波検査も不要だったんじゃあないかと思いますけどね。尿路結石は痛いそうですから、痛くなる前の段階で分かって石を排出できたら、それはまあラッキーだったと言えるでしょう。

ちなみに、超音波検査は270ドルだったそうです。リム医師からの検査依頼書がありましたのでメディケア(公費で医療費の一部を負担する制度)で費用の一部がカバーされ、100ドルが返金されるそうです。

つまり自己負担分は170ドル。経済的に苦労している人には難しい金額ですよ。だから任意でやってくださいということになるわけです。


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2025年1月23日

スターガルト病の進行

昨日は、うちの夫の目の検査に行きました。

夫の目のことは度々話題にしていますが、遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」なんです。眼の網膜には視細胞が密集していて黄色っぽく見えるので「黄斑」と呼ばれる部分がありますが、その周辺の細胞が徐々に死んでしまう病気です。

物を見ようとする時に焦点を合わせるのが黄斑部分ですから、ここの細胞が死んで来ているので、夫の視野の中心部分は黒っぽくなっていて見えなくなっているそうです。

加齢による黄斑変性は珍しい病気ではありません。タイプによっては治療法もあります。しかし、遺伝性の黄斑変性である「スターガルト病」は、視細胞が死ぬことが遺伝子で決まっているわけでして、治療法は無いのですよ。

最初にこの病気が見つかった時、眼科医の方がおっしゃったのは、出来ることは見えなくなる時に備えることだけだということでした。

いつも行っているイーストランド・ショッピングセンター内のメガネ屋に行きました。夫の目に関するデータは全てここにあります。「スターガルト病」というのは非常に稀な病気なので、うちの夫はここでは有名人なのでございますよ。

昨日は、ありとあらゆる検査をしてもらったんですが、視細胞が死んでいること以外に異常はありませんでした。メガネも、新しいものを作る必要はありませんでした。

眼底の写真は毎年撮ってもらっています。視細胞が死んでしまっている部分が黒く見える写真です。この病気が見つかった時には、黄斑部は黒ずんでいましたけど、黒い点々はほんの少しあっただけなのに、現在はこのようになっています。


昨年の写真と比べると、黒い斑点が拡大しているのが分かりました。離れていた斑点が拡大したせいで繋がったりして、斑点の間にあった視細胞が生き残っている部分が減っています。

それでも、まだ視細胞が生き残っている部分がありますからね、夫は焦点を合わせる位置をいろいろ変えることで黒っぽくなった視野の中に見える部分を見つけて、その見える部分を駆使して見ているそうです。

文字は、かなり小さい文字でも驚くほどよく読めていましたが、頭をあっちやこっちに動かしたり斜めに見たりしながら読んでいました。それでも、まだ読むことは出来るのですよ。

昨年の検査では、「O」を「X」と言っていたのでびっくりしたんですけど、昨日も「D」を「S」と言っていました。「D」が「S」に見えるというのは歪んで見えているからでしょう。

歪んで見えたり色の違いが分からなかったりするそうですが、それでも文字が読めている間は何とか仕事は続けられるでしょう。

しかしね、読めた思っても間違っていることがありますし、10セントコインと2ドルコインの違いが分からなかったり、すぐ目の前にある物が見えていなかったりするのは問題なんです。

昨年は転倒事故が何度かありました。

眼の中に入ってきた像が、黒い斑点上で結ぶと見えないわけですからね、見えているつもりで何も無いと思って歩いている場所で、見えていなかった物につまずいて転んだのですよ。突然転ぶとショックが大きいと思います。

ガソリンスタンドで転んだ時には、コンクリートの地面に胸から落ちて、何週間も肋骨が痛いと言っていましたけど、ひびが入っていたのかもしれません。

十分な明るさが無い時はほぼ見えていませんから、杖を使うなどの安全対策が必要になるでしょう。これから日が短くなって、通勤時が暗くなりますから要注意です。

また、日光によるダメージも指摘されたので、サングラスを使う必要もあるのですが、サングラスを着けると視界が薄暗くなるので見えにくくなるそうです。それは困りますよねえ。

まあとにかく、黒い斑点の間に視細胞が生き残っている部分がある限りは、なんとか文字を読むことは出来ると思いますが、かなり難しくなって来ています。

この1年間の進行具合から判断すると、仕事を続けられるのはあと1年か、良くても2年だろうと思います。視力のせいで大きな失敗をして、そのせいでクビにならなければの話ですけどね。


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2025年1月22日

突然の怒鳴り声

昨日は最高気温が37度となりまして、エアコンがない我が家はすごい暑さになりました。

カンカン照りでしたからね、こういう日にはエヴァポラティブクーラー(蒸発冷却式クーラー)を付けても大して涼しくならないのに湿度が上がりますから、むしろ家の中が蒸し暑くなってよけいに不快になります。

窓を全部締め切って、扇風機だけを頼りにひたすら耐えるしかないのですが、午後になってうちの娘から晩ご飯を食べに寄ってもいいかと連絡がありました。

友達と遊びに行っている帰りに寄りたいと言うんです。

もちろん寄ってもいいと返事をしましたが、娘が来るとなると予定していたサラダ麺では材料が足りませんから別のものを作ることにしたんですけど、作れそうなものはやっぱり火を使わないと作れませんでした。

キッチンは耐え難い暑さでしたから、4時過ぎにエヴァポラティブクーラーを付けたんですが、思った通り蒸し暑くなりました。その蒸し暑さの中で、熱を放射する分厚いカーテンの前に立って野菜を洗い、ガスコンロの前に立ち続けるのには、

本当にウンザリしましたよ!

娘は6時頃に来ると言ったので、最も暑い5時台にお料理をすることになってね。6時頃に出来上がるようにしたのに娘はなかなか来ませんでした。

いつ来るか分からない娘を待つ気もしないので、息子と私は先に食べました。

うちの夫はいつものようにヘッドフォンをしてTVドラマを観ていました。娘が来るのを待っていたようです。

やっと娘がやって来た時、夫を呼びましたが夫には聞こえません。近くまで行って呼んでも聞こえません。何度も大声で呼びましたけど全然聞こえません。

すぐ前まで行って手を振って、やっと気がついた夫に娘が来たことを教えて、「何度も呼んだのに聞こえないんだから…」と私が言ったら、夫は突然大声で怒鳴りました。

「ヘッドフォンをしていると聞こえないんだよ!」

ずっと何かに耐え続けていた人が突然「切れた」という感じのすごい怒鳴り声でしたのでね、家の中の雰囲気は一気におかしくなりました。

娘は晩ご飯を食べ終わると「ご馳走様でした」と言って、すぐに帰って行きました。誰だってあんな気まずい雰囲気の家には居たくないですよ。その時もまだテレビを観ていた夫は、娘が帰ろうとしているのに驚いてテレビを観るのをやめて話しかけましたが、娘は帰って行きました。

どうして夫が突然怒鳴ったのか理由が分かりませんけど、夫は時々あのように人が変わったように大声を上げることがあります。

うちの夫の家族は、怒鳴り合いをする家族だったんですよ。ちょっとイラッとするとお互いに大声で怒鳴り合っていました。本人たちは怒鳴っているとは感じていなかったかもしれません。大声で感情のままに話すというのが、あの人達の話し方だったんでしょうけど。

私は自分の父親に怒鳴られて育ったので、怒鳴り声を聞くと胸が苦しくなります。そのことを何度も夫には伝えましたし、基本的には穏やかな性格の人なので、私に対して大声で怒鳴ったりは滅多にしないんですけどね。

30年以上も一緒にいますので、夫が何かに怒っているわけではなくて、ただイラッとしたんだろうと分かります。そして、おそらく大声で怒鳴ったことをすぐに後悔しただろうと思いますよ。

今朝は何のわだかまりも残っていないようでしたしね。

せっかく友達と楽しい一日を過ごして、帰りに家に寄ってくれた娘には気の毒でした。

今日は、夫の目の検査に行く予定になっています。遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」が1年間でどれだけ悪化したかを知るための検査です。


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2025年1月21日

薬のお届けとステーキ

昨日はうちの夫の忘れ物の多さについて書いたんですけど。

一昨日は、ズボンのベルトをし忘れて仕事に行って、息子にベルトを届けさせました。昨日は、朝出かける前にバタバタしたせいか、ランチを入れるバッグにランチを入れ忘れて、バッグだけ持って家を出ていました。気づいた私が玄関から叫んだので間に合ったんですけど。

ちなみに、バッグには着替えのポロシャツが入っていたので、空っぽではなかったんですよ。いくらなんでも、空っぽだったらランチを入れ忘れていることに気づくでしょうからね。

家を出る前にバタバタしたのは、薬が見つからなかったからです。

毎朝4種類(合計7錠)の薬を飲んでいるうちの夫は、薬の飲み忘れ防止のために1週間分の薬を1日分ずつ入れておける「薬ケース」を利用しているんですが、昨日の朝は新たに1週間分をケースに入れていたらしいです。そうしたら、1種類だけ薬が無くなっているから買って来てくれと言ったんです。

「今日の分はあったの?」
「いや、今日の分もなかった」

その薬は抗うつ薬で、私も15年近くも飲み続けた薬です。1日飲まなかったからと言ってすぐにうつ病が再発するわけじゃありませんが、私の場合は1日飲み忘れるとひどい目まいがしたものです。

薬屋が開店したらすぐに買いに行って、夫が勤めるツールショップに薬を届けることにしました。

夫が家を出てしばらくして、ふとダイニングテーブルの横にある黒いテーブルを見ました。お料理の写真撮影に私が使う小さなテーブルですが、最近夫の物置と化しているんですけど、そのテーブルのぐちゃぐちゃの中に見慣れた薬の箱が3つありました。

ここにあるじゃん!

おかしいと思ったんですよ。最近買ったばかりなのに無くなるというのが。物をいろいろな所に置きますからね、しょっちゅう何かが見つからなくて探しているんです。ホントに、なんでこんなに物を忘れたり失くしたりするんでしょうか。


とにかく、薬が見つかりましたのでツールショップに持って行きました。

お店の入口には直径が1メートルくらいある大きな扇風機が置いてあって、ブンブン回っていました。これはですね、外の涼しい空気を店内に入れていたんです。昨年から故障していると聞いていたエアコンは、まだ故障したままだったのですよ。

ここ数日、最高気温が35度くらいの日が続いているんですが、お店の中はさぞ暑いことでしょう。お客さんからは「お店が暑い!」と苦情が出ると言っていましたが、夫が勤めるツールショップは建物が古いので、先日大雨が降った時には滝のような雨漏りがして夫はずぶ濡れになって商品を動かしたそうですが、冬は暖房が効かないから寒くて、夏は冷房が効かないから暑い。

こういうお店で働いて、難しいお客に対応するのも店長の夫だし、苦労が尽きないわけですね。仕事から帰宅して不機嫌な日があるのも当然です。目が見えなくなって来ているのに、頑張って働いてくれてありがたいと思いましたので、昨夜は夫の好きな晩ご飯にしました。

夫の大好物は「肉を焼いたのと蒸し野菜」ですからね、何ヶ月ぶりかでステーキを焼いて、蒸し野菜(味付けなし)とサラダを作りました。ステーキを焼く匂いに興奮していました。

塩コショウしただけのステーキですよ。これに粒マスタードを付けて食べるのが好きなんですけど、「んんん〜んんん〜」と唸りながら目をつぶって食べていました。よっぽど美味しかったんでしょう。

ステーキを食べ終えた夫は、私にお礼を言いました。テーブルを離れる時にもお礼を言いました。油でギトギトになったガスコンロ周りを掃除しながら、私もちゃんと言葉にして夫にお礼を言えば良かったなと思いました。


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2025年1月20日

忘れ物お届け係

うちの夫は昨日の日曜日も仕事だったんですが、日曜日は朝の8時開店ですから7時半頃に家を出ました。勤めているツールショップまで歩いて5分です。

夫が出かけてしばらくして、息子が玄関で靴を履いていました。息子が朝から出かけることは滅多にありません。

「あら、今日はお出かけなの?」
「違う。お父さんがベルトを忘れたから持って来てくれって」
「ベルトって何?ズボンのベルト?」
「うん」

何だそれ!

どこの誰がズボンのベルトをし忘れて仕事に行くか?

そして、それを職場まで持って来てくれと家族に頼むか?

うちの夫があまりにもいろいろ忘れ物をするので、家を出る時には決まり文句「財布・携帯・鍵・メガネ」というのを言うんですけど、最近は「薬は飲んだ?」も言ったりしますけど。

今朝は決まり文句を言わなかったんですが、夫が玄関を出た時にハッと気づいて冷蔵庫を見たら、ランチ用に晩ご飯の残りを詰めたのがありました。

大急ぎで玄関に走って行って外に出たら、まだ夫の姿が見えました。

「ランチを忘れてるよ!」
「あ、そうか…」

ランチを持って行くのに使うバッグは手に持っていましたけどね、バッグにランチは入っていなかったんです。

バッグにランチを入れて、再び玄関から出て行く夫に私は叫びました。

財布・携帯・鍵・メガネ・ベルト!

まったくもうどうなってんの…


夫が忘れ物をするたびに、私はお届け係をさせられていました。

以前住んでいた家から現在勤めているツールショップの店舗までは片道20分の運転でしたけど、メガネや携帯といった無くてはならない物を忘れて行くと仕方がないから届けに行っていたんですよ。

それが頻繁でウンザリさせられたので、朝の決まり文句を言うようになったわけですけど。

今の家からは車で行けば2分もかかりませんから、忘れ物を届けるのも大事ではないんですが、私は忘れ物お届け係だけではなく商品の配達の手伝いもさせられていましたからね。トラックを運転させられて、トレーラーを牽引したりもして、商品を配達していたんですよ。

スタッフが飲むペットボトルの水だとかトイレットペーパーなどの買い物もです。

夫は車の運転が出来なくなっていますので、こういうことを私にさせるわけですが、「また忘れたの?」「なんでお店のスタッフが出来ないの?」と、私は必ず何か言います。頼まれたことを気持ちよくお手伝いしてあげないので、夫は私には頼まなくなりました。

代わりにこういうことをさせられているのは、うちの息子です。

いつも嫌そうな顔をしながらやっていますが、息子はお父さんに文句など言いませんからね、昨日の朝も黙ってベルトを届けに行きました。

「アンタね、お父さんの雑用係をしたくなかったら、この家を出るしかないわよ!」と私は言っているんですけど、息子が家を出たら、また私がさせられるんですよねえ。


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2025年1月19日

最悪の選択とハイキング

最悪の選択とは、

クソ暑い日の炒め物!

昨日の朝は寒くてね、私は厚手のカーディガンを着ていたほどだったんですけど、お天気は快晴で気温はぐんぐん上がり、晩ご飯を作る頃には32度でした。

40度を超えることもあるメルボルンで32度なんて大した暑さではないですけど、何度も書いていますように現在住んでいる家のキッチンは西向きなので恐ろしい暑さになるんですよ。

西日が差し込み始めると、分厚いカーテンを全部締めて、シーリングファン(天井に付いている扇風機)をブンブン回しながら料理をするんですが、暑くなると分かっている日には出来るだけ火を使わない料理にするんですけど。

昨日はハイキングから戻って来たうちの娘がいたので、久しぶりに晩ご飯を4人分作らなきゃあいけなかったのに食材が乏しかった。霜取りを完了したばかりの冷凍庫はまだ空っぽでしたしね。

冷蔵庫にある物を見て、作れそうだったのは炒め物だったんです。

厚揚げがあったので、メインのおかずは「厚揚げとキャベツのごま味噌炒め」にしました。これは美味しいですよ。私のレシピの中でも人気があるレシピです。


厚揚げとキャベツ以外に冷蔵庫にあったのは、ブロッコリ、ナスが1個、紫キャベツ、ニンジン、トマトが2個、ネギ、卵がたくさん、そして牛肉が少し。これで何を作る?

すでに猛烈な暑さになりかけたキッチンで頭も回らず、炒め物を作ることにしたんですよ。つまり、炒め物を2つ作るということです。ガスコンロの前に立ち続けなくてはいけません。

何と愚かな選択だったかと自分を呪いながら炒めましたよ。首のところの髪の毛から汗が滴り落ちました。西向きの窓は分厚いカーテンを閉めていますが、西日で熱くなったカーテンからは熱が伝わって来ますからね、ちょっと野菜を洗う時も顔の前にはヒーターがあるという状況ですし。

家族は扇風機に当たりながら居間でテレビドラマをビンジウォッチングしていました。私一人が、このクソ暑いキッチンでこんな目に遭っているということに、だんだん腹が立って来ました。

しかし、炒め物を2品も作ると決めたのは、この私です。この料理を作ってくれと頼まれたわけでもなく、自分で作ろうと決めたんですから腹を立ててもしようがないんですけど、腹が立ってしようがなかった。

久しぶりに4人で食卓を囲んだのに、一人だけ大汗を流して機嫌が悪い私でした。


ところで、一昨日ハイキングに行ったうちの息子と娘のことなんですけど、やっぱりカセドラル山脈の尾根を歩いたらしいですよ。気温が低めだったとは言え快晴でしたからね、日陰のない山の尾根を歩くのは暑かったようです。


いろいろハプニングがあったそうですよ。

岩山を登っていてポケットに入れていた iPhone を落としたのは息子です。頑丈な手帳型ケースに入れていたおかげで奇跡的に無傷だったそうですが、ずっと一緒に行動していた息子と娘が別行動をしていた時に落としたのです。


息子はすぐに戻って来るはずだったのに、落とした iPhone を拾うために岩山を降りていましたからなかなか戻って来ませんでした。

心配になった娘は電話をしたそうですが、もちろん息子は電話に出ません。

何度電話をしても息子が出ないので心配になった娘は、息子の名前を大声で叫んだそうですよ。最近悪いニュースが続いていましたからね、ハイキング中に行方不明になった人とか、岩山から転落した人とか。

電話にも出ないし名前を叫んでも声が聞こえないということで、娘はちょっとパニックになったらしいですけど、笑い話で済んで良かったです。iPhone も無傷だったし。

5時間もハイキングして持参した水はすぐに無くなってしまったので、喉の乾きに苦しんだそうです。つまり息子は尿路結石の疑いがあるのに水分補給が出来なかったわけですけど、ハイキングを終えて車に戻ったらシートの下にまだ水が半分残ったペットボトルが転がっているのを見つけて二人で歓喜したそうです。

いろいろハプニング満載の楽しいハイキングだったようです。


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2025年1月18日

兄妹二人でハイキング

うちの娘は、心理カウンセラーとして就職することが決まり、現在は正式に臨床心理士として登録されるのを待っている段階なので、はっきり言ってあまりすることがありません。

毎日勉強とアルバイトと研修とクラヴ・マガのトレーニングとで超多忙だった娘は、することがないという現在の状況が耐えられないと言って、誰かを誘ってはどこかに行っていますが、昨日は自分の兄(うちの息子)を誘ってハイキングに行きました。

息子はと言えば、治験に参加しているはずが失格となって帰って来まして、もしかしたら尿路結石が出来ているかもしれないということでGP(一般家庭医)の診察を待っているところなので、妹に誘われて行くことにしたみたいです。

昨日は気温が低めでハイキングには絶好の天気でした。

行ったのは、カセドラル山脈州立公園(Cathedral Range State Park)です。息子は、昨年11月にマウントバッファローにハイキングに行った時に、途中でここに寄り少しハイキングしたと言っていました。これはその時に撮ったカセドラル山の写真。


私が生まれ育った岡山の町にある山くらいの大きさですから、簡単なハイキングコースなんだろうと思っていたら、簡単ではないと息子が言いましたので、二人が出発した後 YouTube で動画を探してみたんです。

カセドラル山脈でのハイキング動画はいくつかありました。例えばこれ。


簡単なハイキングコースではないですね。

最近、ハイキング中に行方不明になった人が2週間ぶりに救助されたとか、ハイカーが岩山から落下して死んだといったニュースが続いているんですけど、ちょっと心配になるような場所ですよ。

11時頃、息子から「カセドラル山脈に今着きました。これからハイキングに行きます」というメッセージが届きました。「楽しんでね!行方不明にはならないでよ!」と返事を送りました。

しばらくして、GPSで居場所がわかる「Find My」アプリで居場所を確認したら、息子はこんなところにいたんです。


山の尾根の上にいるじゃん!

YouTube 動画によると、カセドラル山脈のハイキングでは、岩を登ったり降りたりしなくちゃあいけないようですから、落ちて死ぬようなことは無いとしても、怪我をしたりしませんようにと思っていたんですけど。

無事にハイキングから車に戻ったという連絡があったのは4時前でした。ハイキングに要した時間は5時間でした。

うちの夫がすかさず「水を飲め!」というメッセージを送っていました。

そうですよ。尿路結石排出のためには、しっかり水を飲むことが肝心なんです。水をしっかり飲まずに5時間もハイキングしては、状況を悪化させます。


息子と娘は、昨晩はヒールズビルという町の外れに住む義母の家に泊めてもらったので、今日帰って来ます。兄妹二人で旅行に行ったことは、これが初めてでしょう。

帰って来たら、話を聞くのが今から楽しみです。
 

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2025年1月17日

冷凍庫の霜取り大変記

先日から話題にしている冷凍庫の件ですが。電力会社が点検整備作業をするから停電になると連絡して来たので、それを機に冷凍庫の霜取りをしようと思ったわけなんですけど。

結局、作業は中止になったから停電にはならなかったのですけど、霜取りをするつもりで冷凍庫の中にあった食品の消費に務めたおかげで、夫が買って来ていた超お徳用ミックスベジタブルを除けば冷凍庫は空っぽになりましたので、昨日霜取りをしたんです。

我が家の冷凍庫は、冷蔵庫とは独立した冷凍だけをする縦型冷凍庫で、小さめの冷蔵庫くらいの大きさがあります。その霜取りをするのにヘアドライヤーを使うつもりだと言う私に、夫が言いました。

「ヘアドライヤー?外に持って出てホースで水をかけるのが一番早いよ!」

そういう選択肢を簡単に提案するな!

夫の馬鹿力をもってすれば、あの冷凍庫は台車など無くても家の外に持って出られるでしょうけど。

実を言いますとね、以前住んでいた家ではそうやって霜取りをしていたんですよ。キッチンから玄関前の階段のところまで、台車を使えば馬鹿力は無くても出せましたからね。

しかし、今住んでいる家ではそう簡単には行かないんです。冷凍庫は狭い洗濯室に置いてあるので、外に出すためには邪魔になる物をいろいろ動かさなくてはいけません。

だから、冷凍庫は動かさずに、ヘアドライヤーで霜を溶かして拭き取ることにしたのですけど、

私の考えは甘かったのだった!

まず、最大の問題はガチガチに凍り付いている霜の量が半端じゃなかったことです。奥の方は5センチくらいある分厚い氷になっていましたからね、霜取りなんて呼べるレベルじゃあないわけです。ヘアドライヤーなんかじゃ氷の塊は簡単には溶けないんですよ。

仕方がないので、自然に溶けるのを待つことにしましたが、庫内の温度を上げるために時々ヘアドライヤーを使いました。すぐにポタポタと水が滴り落ち始めました。

それをバスタオルで受け止めたのが、大失敗でしたね。水をたっぷり吸ったバスタオルを手で絞るなんていうのは不可能なんですよ。

何枚もバスタオルを持っていれば、ベチャベチャになったら別の乾いたのを使うという手もありますが、絞って繰り返し使おうと思った私は甘かったです。

ハンドタオルでやった方が良いです。ハンドタオルだとすぐにベチョベチョになりますけど、簡単に絞れますから繰り返し使えます。

バスタオルは、冷凍庫の前に水や氷が飛び散って濡れるのを防ぐのに敷きました。

落ちてくる氷の塊は、ボウルに集めてシンクに流しました。氷が柔らかくなって来てからは、棒でつついて落としましたが、量がすごかったですよ。下の写真は落ちてきた氷の一部です。


朝のうちに作業を始めて、終わったのはお昼頃でした。大変だったけど、いい運動になりました。



冷凍庫を外に持って出てホースで水をかける方法は、遥かに簡単だし楽だし早く終わりますから、次回はうちの夫が家にいる時にやってもらおうと思います。

夫はねえ、冷凍庫を動かしてくれたことはあるし、ホースで水をかけてくれたこともありますけど、乾いたタオルで水を拭き取ったり、ホースを片付けたり使ったタオルを洗濯機に入れたり、最後まで全部やったことは一度も無いですから。

目がよく見えませんので、私の手伝いなしでは出来ないだろうとは思いますけど、馬鹿力は健在ですからね。オススメの方法でやってもらいますよ。


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2025年1月16日

ヘリコプターと電力会社に大迷惑

昨日の私はゾンビみたいでした。夜中の2時半に目が覚めた後、眠れなかったからです。

2時半までは眠れたわけじゃあなくて、少し眠った後すぐに目が覚めて、1時頃まで起きていたんですから、合計睡眠時間は3時間ほどでした。最近は、ある程度は眠れていたんですけどねえ。

せっかく眠っているのに目が覚めてしまう最大の原因は、

ヘリコプターです!

夜中に警察のヘリコプターが飛ぶことが良くあるんですよ。旋回しているし、結構低いところを飛んでいるから音が大きいんです。何か事件が起きているから飛んでいるわけで、夜中でも働いていらっしゃる皆さんのことを考えると文句なんか言えませんけど。

昨夜は、何度も目が覚めながらも何とか眠ったんですが、朝4時18分に目が覚めてしまいました。ヘリコプターの爆音で。旋回するんじゃあなくて一方向に飛んで行きましたから、救急のヘリコプターかもしれません。

面白い夢を見ていたので、あのまま眠っていたら5時頃までは眠れたかもしれないのに、もったいなかったです。

山の中の家に住んでいた時には、クッカバーラ(日本名はワライカワセミ)が空が白み始める早朝に「ウワーハッハハハハ」とけたたましい鳴き声を上げるから、それで目が覚めていましたが。

街に住むとヘリコプターですよ。毎朝ではないので、クッカバーラよりはマシですけど。


ところで、火曜日の停電の件なんですが。

私達が住んでいるエリアで計画停電が予定されていたんです。1ヶ月ほど前に電力会社からお知らせが届いて、点検整備作業のために朝の8時から午後4時の間に停電が発生するということだったんです。

停電がどのくらい長いのか分かりませんから、もしも長かったら冷凍庫の中の物が解けますからね、私は停電に備えて来たんです。「停電とお徳用ミックスベジタブル」にも書きましたけど。

急に停電になったら困るので、この日はコンピューターも8時過ぎには切りましたが、いつまで経っても停電にはなりません。

11時頃になって急遽うちの夫を以前住んでいた家に連れて行かなくてはいけなくなり、1時間ほど出かけました。

帰って来たのが12時頃。その後も一向に停電にはなりません。

もしかしたら出かけていた1時間の間に停電になって、点検整備作業は終わっちゃったのかもしれないと思ったりもしましたが、結局停電にはなりませんでした。

そして、5時頃のことです。その日は早く家に帰って昼寝をしていた夫が起きて来て言いました。

「今日の電気の作業は中止になったって。日を改めてやりますって」
「何それ?電力会社からメッセージが来たの?」
「そう」
「そのメッセージ何時に送って来た?」
「ええっと…3時」

遅すぎる!

作業中止は3時に決まったわけじゃあないでしょう?なんでもっと早く連絡して来ないの?

夫が勤めるツールショップでは、停電してコンピューター機器が使えなくなると仕事になりませんし、店内の照明が無いと営業不可能ですからね、前日から発電機やランプを準備して、今か今かと停電に備えたそうですよ。

3時なんかに作業中止の連絡をして来るなよ!


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2025年1月15日

二人暮らしは1日で終わり

月曜日から治験に参加していたうちの息子が、火曜日に帰って来ました。

治験直前の検査で、血液中の「電解質」の濃度が低いことが分かり、追加の検査をしたら問題が見つかって失格になったのだそうです。

「電解質」とは、理科の授業で聞いたことがある言葉ですけど、水に溶けると電気を通す物質のことです。

主な電解質には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。重要な栄養素で「ミネラル」と呼ばれるものですね。人間の体液(細胞内液や血液)には、こうした電解質が含まれているんです。

電解質は水に溶けると陽イオンと陰イオンに分かれます。この陽イオンと陰イオンのバランスによって、血管、細胞、神経、筋肉などの動きを調節しているんだそうです。

身体の働きに重要な役割を果たしていますので、少な過ぎても多過ぎてもいけませんが、うちの息子は血液中の電解質が少なかったそうなんですよ。

それで追加の検査をしたところ、尿に血液や結晶が混じっていることが分かったそうです。肉眼では分からないレベルですが。

原因はいろいろ考えられるそうですけど、治験に参加するには不適格と判断されたそうです。医者からは、GP(一般家庭医)に相談して検査を受けて、原因を明らかにした方が良いと勧められたそうです。

これを聞いてピンと来たのがうちの夫ですよ。

ちょうど息子と同じ年齢の時に、うちの夫は尿路結石でひどい目に遭っているんです。尿に血液と結晶が混じっているということは、結石が出来ている可能性が大きいと夫は言うのです。

夫が言うには、尿路結石の痛みは出産の痛みよりも痛いそうですよ。夫は出産の痛みを経験していませんけどね。

それでもまあ、あの時は、

のたうち回りましたからね!

夜遅くなってからの突然の激痛で、ギャオギャオ叫んで床をのたうち回り、私はパジャマを着替える間もなく大急ぎで病院に連れて行ったんですよ。

翌日に尿と一緒に排出された石は、小豆くらいの大きさの金平糖のような形をした石でしたが、こんな小さな石のせいであんなに痛かったのかと驚いたのでございます。

あれから30年近くが経ち、一度も再発していません。それは本人が気を付けているからだそうです。あの時痛かったお腹の辺りにわずかでも違和感を感じたら、とにかくたっぷり水を飲むようにしているんだそうですよ。

この治験の報酬で日本に旅行に行くつもりだった息子は、当然がっかりしていますけど、尿に血液と結晶が混じっている原因が分かって、治療が必要なら治療をして、問題が解決したら別の治験に応募するそうです。


前回の治験参加時には肝臓に問題が見つかって、いろいろ検査をした結果、「ヘモクロマトーシス」という肝臓などに鉄が過剰に蓄積される先天性の病気の遺伝子をうちの夫から受け継いでいることが分かりましたし、今回は尿路結石のリスクに気づけたかもしれませんしね。

もちろん別の病気かもしれませんが、この治験に参加していなかったらどちらも気が付かないままになっていたと思いますから、参加して良かったですよ。

ところで、今回の治験に参加した人で、息子のように治験直前の検査で失格になった人は数人いたそうです。そのうちの一人は、南オーストラリア州のアデレードからバスで12時間もかけて来ていたそうです。

別の治験では、はるばるクイーンズランド州から飛行機でやって来て、直前の検査で失格になった人もいたそうです。その人は納得せず、帰ることを拒否して病院で騒いだので、警察が出動したそうですよ。

2日間分の報酬はもらえるので、飛行機で来ていても赤字にはならないはずですが、よほどがっかりしたんでしょうね。

息子は、病院から1時間もかからない所に住んでいるので、失格になったらすぐに家に帰れますけど、遠くから来ている人達は大変です。

尿に血液と結晶が混じっている原因が悪い病気ではないことを祈ります。尿路結石だとしたら、夫のアドバイスに従ってしっかり水を飲むことです。


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2025年1月14日

停電とお徳用ミックスベジタブル

今日は計画停電が予定されています。

1ヶ月ほど前、郵便受けに停電のお知らせが入っていたんです。1月14日火曜日の午前8時から午後4時まで、このエリアの点検整備作業をするので停電しますから、ご理解の程よろしくお願いいたしますという内容でした。

早速カレンダーに書き込んで、停電に備えて来ました。真夏の停電で一番困るのは冷凍庫ですからね、冷凍食品を買わないようにして来たんです。

我が家の冷凍庫は、冷蔵庫とは独立した冷凍だけのやつで、小さめの冷蔵庫くらいの大きさがあります。キッチンには置く場所がないので洗濯室に置いてあるので大変不便なんですけど。

引っ越し以来1年以上が経ち、冷凍庫の中は霜が分厚くなってガチガチになっていますから、停電を機にいったん空っぽにして霜取りをしようと思っていました。

ですから、冷凍食品を買わないようにするだけでなく、冷凍庫に入っているものを停電の日までに消費しようと晩ご飯作りに使って来たんですけど、今日になってもまだ使い切れていないものがあるんですよ。

うちの夫がランチに持って行くと言って買って来た、

超お徳用冷凍ミックスベジタブル2キロ入り!

これが2袋もあったのだった!


なんでこういうのを買って来るんですかねえ。スーパーは家から近いので、無くなりかけてから次のを買えばいいんだし、最近は晩ご飯の残りを持って行ったり他のスタッフと食べに行ったりしているから、ランチにミックスベジタブルを持って行かないんですよ。

夫は減量のために、以前はダイエットシェイクをランチに飲んでいました。これは大変高くつくしお腹が空くし効果があまり無かったので、冷凍ミックスベジタブルを持って行くようになったんです。これをチンして食べるわけです。ゆで卵と一緒に。

私は、冷凍ミックスベジタブルを料理に使うことはありませんから買いません。あれに入っているニンジンは不味いですよ。

しかし、停電までに使わないといけないので、エビの炊き込みご飯に入れたりカレーに入れたり炒め物にしたりといろいろ使って来ましたが、まだ1キロ近く残っている。

もう知らん!


何でもたくさん買う方が割安だと言ってまとめ買いをする傾向がある夫は、これまでに度を超えたまとめ買いをしてお金を無駄にして来ましたが、ホントに困ります。

私と一緒に買いに行くと、ああだこうだと言われるから一人で行って買って来るんですよ。最近は体重問題が深刻なので、巨大なかたまり肉を買って来たりはしていないですけど、冷凍ミックスベジタブルの巨大袋を買って来るわけ。

停電を機に霜取りをする予定でしたが、ミックスベジタブルがまだ使い切れていないので困っていると私が言ったら、夫は「霜取りはしなくてもいいでしょ?停電してもドアを開けないでおけば大丈夫だよ」と言いました。

停電すると中の物が解けるから「冷凍食品を買うな」「停電までに使え」と言ったのは誰だ?

冷凍庫内の製氷皿を置く棚は、ガチガチになった分厚い霜でスペースが無くなっていますから、やっぱり霜取りはしなくちゃあいけません。こりゃあもう今日も明日もミックスベジタブル料理ですよ。

そして、ミックスベジタブルを消費し終えて霜取りが完了したあかつきには、夫は再び「超お徳用冷凍ミックスベジタブル2キロ入り」を買って来るに決まっています。


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2025年1月13日

秋を感じる朝と二人暮らし

うちの夫の目覚ましが鳴るのは朝5時半ですが、私はいつも4時頃には目が覚めます。もう一眠り出来る時もあるけど、いずれにしても夫が起きると私も起きます。

その頃には、カーテンの外はすでに明るかったんですけどね、最近「あれ?雨降ってるの?」と思う暗さなんです。天気は快晴で暑くなるような日でも暗いということは、日が短くなって来たということですよね。

今はまだ真夏です。夏時間で時計の針を1時間進めていますから、夜は9時頃でもまだ明るかったのに、最近はもう薄暗いです。

朝夕に秋を感じ始めた今日この頃です。

日が短くなって来ると、どういうわけかメランコリックな気分になりますよね。特に理由など無いんですが、不思議です。


今朝は、うちの息子を駅まで送って行きました。今日からクリニカル・トライアル(治験)のボランティアとして2週間入院します。

2週間もベッドに寝転んで過ごすのは退屈でしょうが、これも仕事だと思えば耐えられるでしょう。1時間寝転んでいれば何十ドルかの報酬ですからね。こんな楽な仕事は無いですよ。

実際には、ずっとベッドで寝転んで過ごすわけではなくて、ソファやワークデスクのあるラウンジもあるので、身体を動かすことは出来るんだそうです。息子はスケッチブックを持って行きましたから、絵を描くつもりなんでしょう。

9日間治験の薬を飲んでデータを集めるための検査をするんだそうです。最後の3日間は薬を飲まず、体内の薬のレベルがどのように減って行くかを調べるそうです。

治験終了後数日してから、さらに体内の薬のレベルがどうなっているかを調べるために病院に行って検査をするそうです。

息子が家にいない2週間は夫と私の二人暮らしになるわけですが、2週間も二人だけというのは初めてです。いずれはこういう暮らしになると分かっていましたが、どうなるでしょうか。

夫は家にいる時には、いつもオーディオブックを聞いているかロシア語の勉強をしていますから、話をすることは少ないです。二人暮らしになっても普段と変わらず、ほとんど喋らない暮らしになるんじゃあないかと思いますよ。


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2025年1月12日

もしも結婚式の前日に

うちの夫の父親が売りに出して長い間売れなかった家のことは、このブログでも度々話題にしましたが、私達が家を引っ越したために置き場がなくなったトラクター型草刈機や大きな道具をそこに置いていました。

家が売れたので置いていた道具は義母が住む牧場に持って行ったんですけど、トレーラーの屋根の部分だけがまだ置きっ放しになっているんです。

昨日は義弟(夫の弟)にジープでトレーラーを牽引してもらって取りに行く予定になっていたんですが、義弟に急な仕事が入ったので行けなくなりました。

急な仕事というのはウェディングの写真撮影です。義弟はウェディングを専門とするフォトグラファーなんです。

近頃のウェディング写真というのは、結婚式の写真を撮るだけではなく、思い出のための様々な写真を撮りますよね。フォトグラファーは、いつどこでどのような写真を撮るかをお客様と相談してあらかじめ決めますから、急に撮影の仕事が入るというのはおかしな話でしょ?

義弟はウェディング・フォトグラファーとしてある程度知名度が上がったので仕事量が増え、とても一人では全部出来ない状況になったので、写真編集の仕事を専門のスタッフにやってもらようになったんです。

同じ悩みを持つフォトグラファーが大勢いたらしくて、写真編集をアウトソース出来るビジネスを立ち上げたらそれが成長し、撮影の仕事もチームで行うようになり、今では義弟はビジネスの運営に専念しているので、実際に結婚式に行って写真を撮ることはほとんど無くなっていたんですよ。

ところが、昨日撮影に行く予定だった一人のフォトグラファーが、ウェディング前日に脳動脈瘤で倒れて病院に運ばれたんですって。

皆さんね、自分の結婚式前日にフォトグラファーが脳動脈瘤で入院したと考えてご覧なさい。これは一大事ですよ。

ウェディングは、時間と費用をかけて準備する一生に一度の特別なイベントじゃあないでか?それを記録してもらうはずのフォトグラファーが、来れなくなったらどうしますか?

しかし、義弟のところはチームでやっているから対応出来たんです。

撮影に関することはお客様との話し合いで全て決まっていますからね、急遽代わりに行くことになった義弟も、何時にどこに行ってどういう写真を撮ればいいのかが分かっていたので、突然のピンチヒッターも務められたというわけです。

義弟が住むヤラバレーという地域には、おしゃれなワイナリーやレストランがたくさんあって、ウェディングの場所としてはとても人気があるんですよ。ヤラバレーでの結婚式をお考えの皆さん、フォトグラファーをお探しの方は「Rick Liston + Co」をぜひご一考ください。


この義弟のリックですが、うちの夫が高校生の時に生まれたんです。父親が出産に立ち会いたくないと言うので、高校生だった夫が立ち会って生まれたんですよ。歳が離れているせいか、夫にとっては特別に大事な弟です。

私が初めて会った時には小学校3年生でした。当時はリッキーと呼ばれていました。

リッキーは、私が勤めていた小学校に通っていましたから、リッキーが学校で具合が悪くなった時には、母親に頼まれて私がお昼休みに家に連れて帰ったりしましたよ。ヘアカットに連れて行ったり、晩ご飯を作って食べさせたり。私達家族と一緒に住んでいた時期もあるんです。

そのリッキーがフォトグラファーとして活躍しているのを見るのは、親子ほど歳の離れた義姉の私にとっても嬉しいことです。


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2025年1月11日

人間モルモット再び

今朝6時頃に起きてキッチンでコーヒーを淹れていたら、西向きの窓の外の木の枝の間から、熱気球が2つ見えました。あの方向だとメルボルン上空を飛んでいたと思います。

熱気球はどんどん南に動いていました。コーヒーを持ってデスクのある部屋に行ったら、南側の道路向かいの家の向こうに熱気球が5つも見えました。


今朝も雲一つない快晴ですから、熱気球に乗っていた皆さんはきれいな景色を楽しんだことでしょう。私も一度は乗ってみたいです。

さて、今日の我が家のニュースは、うちの息子のことです。

ここ数年間見たことがなかったほどウキウキしていて、いろいろ前向きになっているんです。昨日はショッピングセンターに買い物にも行って、ユニクロで買ったという新しいTシャツを見せてくれましたよ。おどろおどろしい妖怪の浮世絵がプリントされたTシャツでした。

「気持ち悪い!なんでそんなのを買うの?」と私が言うと、「いいの!オレはこういうのが好きなの!」とニコニコしていました。

持って行くものリストをチェックしながらスーツケースを詰めていました。

まるで旅行に行くみたいですけど、違うんです。行き先はメルボルンの病院なんです。治験ボランティアに採用されたので張り切っているんですよ。

今から5年ほど前に「人間モルモット進行中」という記事を書いていますけど、あの時が最初の治験ボランティアでした。

治験のボランティアは高額な報酬がもらえる場合もあるので、無職あるいは低所得の若者には「魅力的なアルバイト」らしいのです。旅行ばかりしていて安定した収入がなかった義弟(うちの夫の弟)は、これでお金を稼いでいました。

過去には死者が出た治験もありましたしね、副作用とかの問題もありますから「ちょっと怖いアルバイト」ではあるんですけど、まだ就職活動をするところまでメンタルが回復していない息子にとっては、この治験ボランティアの報酬で日本に旅行出来ると分かって前向きになっているんです。

再び治験ボランティアをしようと思ったのは、その治験会社から電話がかかってきたことがきっかけだったそうです。ある治験のボランティアがなかなか見つからないから、以前参加したことがある人達に「やってみませんか?」と電話をしていたようです。

報酬は100万円以上でした。どうしてそんなに高額かというと、リスクが大きいからではなく、条件がたくさんあったからです。治験後1年間はメルボルンから出てはいけないという条件は、ボランティアが見つからない一番の原因だったと思います。

息子は費用さえ準備出来たらすぐにでも日本へ旅行したかったので、残念ながら断ったのですけど、別の治験を勧められたのですよ。その治験も報酬はかなり高額でした。

治験後のフォローアップ検査の回数も少なかったのに報酬が高額だったのは、2週間も入院しなければならなかったことと、この治験も条件がたくさんあったからでした。

いかなる薬も飲んでいないという条件は当然ですが、それ以外にあれを食べてはいけない、これを飲んではいけない、これをしてはいけない(運動を含む)などたくさん条件がありました。

事前検査もありましたし、息子は肝臓の病気である「ヘモクロマトーシス」という肝臓などに鉄が過剰に蓄積される先天性の病気の遺伝子を受け継いでいるので、その遺伝子の種類を調べる必要もあったりして、この治験に採用されるかどうかは簡単には決まらなかったんですよ。

採用の知らせが来た時には、これで日本に行けると分かったので息子は大喜びでした。私に言わせると、治験のボランティアというのは「人間モルモット」になることですから嬉しくもなんともないんですけど、メンタルヘルス改善の良いきっかけになる可能性があるので、黙って見守っています。

今回の治験は、システィック・ファイブローシス(Cystic Fibrosis)という難病の治療薬に関するものです。この病気は、日本では嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)と呼ばれるそうです。

分泌腺が異常に粘り気の強い分泌物を生産し、その分泌物が肺などの臓器の働きを妨げる疾患だそうです。遺伝子変異を親から引き継ぐことで発生します。

この治験はすでに何回か行われていて、安全であることは証明済みだということなので心配はしていません。月曜日から2週間入院します。

息子にとっては、この治験イコール日本旅行ですからね、ワクワクするのも分かります。報酬がもらえたらすぐに日本に行きたいそうですから、問題なく治験が終わることを祈ります。


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2025年1月10日

心から信頼できる真の友人

うちの夫が勤めるツールショップの同僚Cさんは、今の夫にとって最も親しい友人と呼べる人だそうです。

Cさんは「末日聖徒イエス・キリスト教会」の信者です。「モルモン教」と通称されている教会です。一方うちの夫はエイシエスト(無神論者)です。

夫とCさんは宗教についても本音で話をするそうです。異なる価値観を持っていても、お互いの考えを尊重し合っているし、基本的には人間としてお互いに好感をもっているから強い友情が育ったのでしょう。

Cさんは、夫が以前勤めていた店舗から転勤して来た現在勤めている店舗のスタッフでした。はっきり言って、ツールショップで働くには職歴も頭脳も優秀過ぎる方ですが、お父さんが認知症で介護施設に入所した頃にお母さんに脳のがんが見つかり、ご両親の世話をするために家から近くて勤務時間が短くて済むツールショップに転職されたんです。

Cさんは離婚していて現在は独身ですが、パートナーはいらっしゃいます。お母さんに脳のがんが見つかった後、自分の家は借家にして、実家でお母さんと二人暮らしをされて来ました。

ツールショップに転勤して来たうちの夫と親しくなり、うちの夫が目の病気で車の運転が出来なくなっていることを知ると、毎朝のように我が家まで夫を迎えに来て車に乗せてくださるようになりました。

Cさんの家からは随分遠回りをしなくてはいけないし、20分くらい早めに家を出ないといけなかったでしょうけど。送り迎えをしなくて済むようになった私は助かったんです。

一昨年の引っ越しの時には、何度も手伝いに来てくださいました。

Cさんは、介護施設に入っていたお父さんに毎週2〜3回会いに行っていたそうです。土曜日にはお母さんも一緒に決まったレストランで3人で食事をして、日曜日には一緒に教会に行く、そういう暮らしを続けて来たそうです。

しかし、お父さんは認知症が悪化して、昨年お亡くなりになりました。血栓による下肢の壊死や腎臓が機能しなくなったことなどで、大変ひどい人生の終わり方をされたんですけど。

脳のがんが見つかったお母さんは、認知症の症状が出始めて日常の活動が徐々に出来なくなっていると聞いていましたが、お会いして話をすると認知症とは思えないほど頭脳明晰な方でした。

最後にお会いしたのは、お父さんのお葬式の時です。弔事というか思い出話をされたんですが、聡明さに溢れた素晴らしいスピーチだったんですよ。

あれから半年が過ぎて、お母さんの状態が悪化したそうです。

日常の活動が困難になってからは、お料理も洗濯も家事は全てCさんがやって来たわけですけど、日中はCさんが仕事に出ているのでお母さんは家で一人になります。

ピアニストだったというお母さんは、好きなピアノを弾いたり(家にグランドピアノがあるんですよ!)読書をしたりして一人で過ごしておられたんですが、先日Cさんが仕事から帰宅したらお母さんは居間の床に寝転んでいたんですって。

「そんなところで何をしているの?」と聞いたら、「お昼頃に転んでしまって起き上がれなかった」とおっしゃったそうです。お昼頃から夕方までずっとそこに寝転んだまま動けなかったと。

そして先日は、外に出て家の近くを散歩していたら家に帰れなくなったそうなんです。何十年も住んでいる家の近所で道で迷ったのです。

これをきっかけに、Cさんはお母さんに施設に入ってもらうことを考えなくてはならなくなりました。そして来週、お母さんの世話から1週間の休みを取ると決めました。その間、お母さんは介護施設にトライアル入所をするんだそうです。

その施設が気に入ったら、お母さんはその施設で暮らすことになるそうです。きっとその施設にはピアノがあるんでしょう。不思議なことですが、認知症が進んでいろいろなことを忘れても、ピアノは弾けるんだそうです。

急激に認知症が悪化しているそうですから施設に入った方が賢明だし、それ以外に選択肢は無いと分かっていますが、Cさんにとってご両親は本当に大事な人達なので、お父さんがお亡くなりになった半年後にお母さんが施設に入るということはCさんにはつらいことです。

昨日のお昼休み、ランチを一緒に食べに行こうとCさんがうちの夫を誘ったそうです。そして、一緒にランチを食べながら最近のいろいろな出来事をうちの夫に話したそうですよ。

教会の仲間やパートナーの方のサポートはあるんでしょうけど、こういう時に本当に力になってくれるのが親友ですよね。

Cさんとうちの夫は、心から信頼し合っている真の友人です。お互いを尊敬し、お互いを気にかけ、本音で話し合える間柄です。こういう人に仕事場で巡り合ったのは、幸運なことですよ。


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2025年1月9日

イチジクの直撃

昨日は、うちの娘に誘われてフルーツピッキング(果物狩り)に行って来ました。

天気は快晴で予想最高気温が32度でしたからね、そういう暑い日にフルーツピッキングなんて行きたくないと最初は思ったんですけど、「今年も出来るだけたくさん楽しいことをする」という新年の抱負を立てましたし、せっかく娘が誘ってくれたので行くことにしました。

誘ってはくれたけど、料金は自分で払ってくれと言われましたけど。

娘はお昼頃に行きたかったようですが、それでは暑くなり過ぎると思いましたので朝一番早い9時のツアーにしたかったのですが、娘が早起きをしたくないと言うもんですから、お互いに妥協して10時のツアーにしたんですけど、それでも暑かったですよ。

行ったのはレイナーズ・オーチャード(Rayner's Orchard)という農園で、ウーリ・ヤロック(Woori Yallock)というところにありました。私達が住んでいる家からは1時間ちょっとかかりました。

農園には450種類の果物が植えてあるそうですが、現在収穫できるのは桃、ネクタリン、アンズ、プラム、イチジクだけでした。私はイチゴなどのベリー類とかサクランボを期待していたんですけど、シーズンが終わっていました。


ちなみに、ハロウィーンのシャツが好き過ぎて一年中着ているのはうちの娘です。暑いのに日焼け防止の腕カバーを付けています。

農園は広いので、ガイドの方(下の写真)が運転するトラクターが引っ張る乗り物に乗って回るんですけど、収穫可能な木の前に止まってフルーツの説明やどういう実を選んだら良いかとかいろいろ教えてくれますから、アドバイスに従って実を取ります。


いくらでも好きなだけ自分で木からもぎ取って食べていいんですけどね、一般的な日本人にはちょっと抵抗があると思いますよ。木からもぎ取ったばかりの桃を、洗いもせず、皮もむかずにかぶりついて食べるんですから。

以前の私には出来なかったけど、今では桃の皮をむいたりしません。

私は上の前歯2本を7千ドル以上かけて治療してもらって歯冠をつけていますから、「これが取れたり折れたりしたらもうオシマイだ…」とヒヤヒヤしながら食べました。


気に入った果物は好きなだけ取って、もらった袋に入れて持って帰れるんですけど、持って帰る果物は1キロあたり7ドル払わなくちゃあいけません。これが問題でした。

ツアー料金は大人1人当たり40ドル(正確には39ドル90セント)を払っているんですよ。でも、その代金には持ち帰るフルーツ代は全く含まれていないのです。1キロまでは含まれていて、それを超えたら追加の代金を払うとかなら良かったのに。

桃やネクタリンは今が旬なのでね、お店で買うと1キロあたり4ドルくらいです。1キロ7ドルはお店で買う2倍近い値段なんですよ。だから、たくさん買って帰る気がしませんでした。

文句ばっかり言うお母さんにバチが当たったのは、イチジクの木のところ。

ほぼシーズンが終わりかけでイチジクはたくさん残っていませんでしたから、美味しそうな紫色になったのを一生懸命探していた私は、突然びちゃっと何かで濡れたんです。

「あれ?」と思った途端に腐った果物の臭いがして来て、見ると斜め掛けしていたユニクロのミニバッグと手に持っていた iPhone がドロドロしたもので覆われていたのでございますよ。

腐ったイチジクの直撃でした!

ドロドロは服にも付いていました。

私は必ずティッシュとハンカチをバッグに入れて持ち歩いていますからね、ドロドロしたものは拭き取れましたけど、家に帰るまで腐ったイチジクの臭いに付きまとわれたのでございます。

果物狩りは1時間もせずに終わりました。農園にはカフェレストランもありましたけど、私達は持ち帰り用の果物代を払ってすぐに帰りましたよ。腐ったイチジクの臭いが気になってね。


持ち帰り用に取った果物の代金は10ドルほどでしたが、それは高くつくからあまり取らないようにしたからです。でも、このアンズは超美味しかったんですよ。ケチケチせずにもっと買って帰れば良かったです。

あんなに美味しい新鮮なアンズは、初めて食べました。


レイナーズ・オーチャードという農園のフルーツピッキングをオススメするかと聞かれたら、「うーん」と答えに困りますね。

昨日のフルーツピッキングに合計50ドル使ったわけですが、50ドルの価値があったかと言われたら、あったとは言えないのが正直な気持ちですけど、物価の高騰を考えると妥当な値段なんでしょうかね。

まあ、娘と二人で過ごした時間のことを思えば行って良かったと思いますよ。イチジクにやられなかったらもっとゆっくりして帰ったんですけど。

この農園では、イチジクの木以外はネットで保護されていませんでしたから、鳥につつかれた果物もたくさんあったし、鳥につつかれた果物にはハチがたかっていたし、手入れが間に合わないのか落ちて腐った果物も木の下にいっぱいあったし、草が伸び過ぎている場所もありました。

そういう自然な感じの農園で果物狩りがしたい方にはいいかもしれませんよ。家族で行くとなると、しかもここのカフェで食事もして果物の持ち帰りもするとなると、数万円の出費になるでしょうけど。

行くなら、予約をする前に収穫可能な果物を確認した方がいいと思います。ベリー類もサクランボも無いと知っていたら、私は別の時期を選んだでしょう。


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2025年1月8日

小豆の煮込み

昨日は七草粥を食べる日でしたね。そんなことはすっかり忘れていましたが、私は昨日は肉も魚も食べたくなかったです。

晩ご飯作りに毎日お肉を使っています。時には鮭やシーフードを使うことがありますけど、ほとんどお肉です。うちの夫がお肉を食べたいからです。「晩ご飯は何を食べたい?」と聞くと、食べたい肉の種類を答えますからね。チキン、ポーク、ビーフ、ラムのどれかですよ。

でも、昨日はお肉を使いたくなかったんです。毎日毎日肉を食べる必要もないでしょう。

肉を食べたくない時は、豆と野菜を煮込んだ料理を作ることが多いです。夫には好評ではありません。肉が全く入っていない豆料理は特に嫌いますけど、私はそういうのが食べたい時があるんです。

よく使うのが、チックピーズ(ひよこ豆)とキドニービーンズ(赤いんげん豆)ですけど、バタービーンズと呼ばれる大きな白い豆やカンネッリー二(白いんげん豆)やブラックビーンズなども使います。缶詰で売っているので手軽に使えるからです。

大豆はあまり使いません。大豆の水煮は売っていないので、乾燥大豆を自分で煮なくちゃあいけないからです。

昨日はトマト味の煮込みを作りたかったんですけど、あいにく使いたいと思う豆の缶詰がありませんでした。乾燥豆はいろいろあったんですけど、水に漬けておかないと柔らかくなるのに時間がかかります。

レンズ豆は水に漬けておかなくてもすぐに煮込めるので便利ですが、昨日は小豆を使ってみることにしました。少しでも調理時間を節約するためにお昼頃から水に漬けておきました。

作り方は簡単で、小さく切った玉ねぎ、セロリ、ニンニクを油で炒めてから、赤ピーマンと野菜スープストックとトマトペーストと小豆を加えます。好みのスパイスやハーブを加えてから小豆が柔らかくなるまで煮て、最後に塩コショウで味を整えたら完成です。


昨日はご飯といっしょに食べました。水を多めに煮てスープのように食べても美味しいでしょう。唐辛子を結構入れたので、ピリ辛に仕上がりました。パセリがなかったのでネギを散らしましたが、とても美味しかったですよ。

レシピを書いてウェブサイトに載せようと思っています。

とても美味しかったんですけど、うちの夫は少ししか食べませんでした。当然お腹がいっぱいになっていませんからね、食べた直後にトーストを焼いて食べていましたよ。


肉を入れたい方は、豚肉や牛肉、あるいはソーセージなんかを入れたら美味しいでしょうけど、私は昨日は動物性食品は一切使わなかったからヴィーガン料理となりました。

時にはこういうのでいいんですよ。毎日お肉を食べては、身体にもお財布にも良くないんだから。

小豆はあんこに使うことが多いですけど、サラダにしても美味しいです。小豆とニンジンのサラダとか小豆とサツマイモのサラダとか。


小豆の缶詰も売っていますが、私は缶詰の小豆は渋味が気になります。使う前に少し煮ると渋味が取れますが、柔らかくなり過ぎる場合があります。サラダに入れる場合は、乾燥小豆を煮た方がいいです。

でも、あんこを作るには缶詰の小豆は便利ですよ。缶詰の小豆で作るあんこのレシピはこちらです。



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2025年1月7日

ハイキング中に死ぬ人続出?

ハイキングと聞いて想像するのは、山や林など自然の中のある程度は整備された道をリュックサックを背負った人達が景色を楽しみながら歩く姿です。

ハイキング愛好者に人気のスポットは、ビクトリア州にもいろいろあります。うちの息子は、昨年11月にマウント・バッファローという山にハイキングに行ったんですが、ハイキングでしかたどり着けない山の中のキャンプ場所で出会ったベテランのハイカーが勧めた場所の一つが、タスマニア州でした。

タスマニアには原生林の残る国立公園とか自然保護区がいくつもあって、雄大な自然を眺めながら歩きたい方には絶好のハイキングコースがたくさんあるそうなんですけど、ハイキング中に人が死んだというニュースを度々聞くんですよ。

つい先日もABC放送のニュースサイトに記事が出ていて、クリスマス以来3人目の死者だと書いてありました。「ハイキング中に死ぬ人が続出するってどういうこと?」と、私は思いました。

サウスウエスト国立公園のフェデレーション・ピーク(Federation Peak)と呼ばれる山でハイカー(オーストラリアではブッシュウォーカーとも呼ばれます)の死亡事故が続いているらしいんです。

記事によると、ハイカーが死んだのは落下事故が原因でした。このABC放送の記事の写真を見てくださいよ。


この人達がやっていることはハイキングですか?

なんであんなところを歩くのよ?

落ちたら死ぬじゃん!


オーストラリアにも山はたくさんありますが、エドモンド・ヒラリーという人類初のエベレスト山頂到達に成功した方が、オーストラリアの山の中でホンモノの山と呼べるのは、タスマニアのフェデレーション・ピークだけだとおっしゃったそうです。

これがそのフェデレーションピークです。


フェデレーション・ピークの山頂に立ってみたい考える人は多いらしいですけど、この岩山はそこまで行くのが大変で、高さ600メートルの切り立つ岩山に登るには、ロープとか道具に頼らずに、自分の体力とスキルだけを頼りに登ることになるんだそうですよ。

インスタグラムとかで山頂に到達した皆さんの写真を見て「よし自分も!」と考える人は多いのでしょうが、「決して気軽にハイキング出来る山ではないということを理解してください」と警察の方が話しているのを見ました。

フェデレーション・ピークは、体力と経験とスキルのある人でも困難な山なんだそうです。というか、これはもうハイキングと呼べるものじゃあないでしょ?

落ちたら死ぬと分かっていて自己責任で登る皆さんにどうこう言うつもりはないですけど、事故があるたびに救助だとか遺体回収とかで警察やレスキューボランティアなど大勢の人が関わるわけです。

タスマニアでは、先週の土日だけで3件の救助が行われたそうですよ。ハイキング中に体調が悪くなった方もいましたが、岩山の側面で身動きが取れなくなった2人の救助というのもあったそうです。


私はいつも思うんですけどね、誰がその費用を払うんですか?レスキュー隊員はボランティアということですけど、ヘリコプターを飛ばしたりしないといけないでしょ?それも無料なんでしょうか?

オーストラリアでは救急車は有料ですからね、救助に救急車や救急ヘリコプターが必要な場合は、無料なわけが無いと思いますけど。

日本には山岳救助保険みたいなものがあると聞いたことがありますが、オーストラリアでは聞いたことがありません。そもそも命の危険があるような山があまり無いですからね。しかし、タスマニアは話が違うのです。

上の写真の2人は岩山を降りているうちに身動きが取れなくなって、救助を要請したのは午後5時だそうですよ。つまり、救助活動は夜間に行われたんです。レスキュー隊員はヘリコプターで現地に到着し、空と陸から救助が行われたそうです。

こうした救助活動で多額の費用を請求されたなんていうニュースを聞いたことがありませんから、無料で行われているのかもしれませんね。

無料でやっているということは、政府から予算が出ているということですから国民の税金を使っているんですよ。ちょっと納得いきません。


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2025年1月6日

あげて良かったクリスマスプレゼント

昨日は気温が41度まで上がりました。乾燥していますからそれほど暑くは感じませんし、朝のうちに家の中を冷やしておきましたのでね、扇風機で十分耐えられる暑さでしたけど、水分の補給だけは気をつけました。

今朝早くにクールチェンジが来て今はとても涼しいです。水曜日からはずっと30度超えが続くようです。夏はまだまだこれからです。

さて、昨日は義弟から嬉しくなる写真が届きました。

今年小学校5年生になる義弟の娘のヴェドラちゃんが、義弟のTシャツのほつれを繕ろっている写真でした。ヴェドラちゃんは、私がクリスマスにプレゼントした裁縫セットを使ってくれているんですよ。

日本では5年生から家庭科で縫い物を習い始めますよね。オーストラリアの小学校では家庭科という教科はないし、縫い物なんて知らないまま大人になる人も多いですけど、私はクリスマスに日本のアマゾンで小学生用の裁縫セットを買ってヴェドラちゃんにプレゼントしたんです。

私が小学校の先生をしていた頃は、裁縫セットというのはプラスチックのケースに入っていましたけど、近ごろのはおしゃれな手持ちバッグみたいなのに入っているんですね。

私が買ったのはこの商品です。ヴェドラちゃんが好きそうなデザインだったのでこれにしました。


ヴェドラちゃんは包みを開けた時にはただのバッグだと思ったようですが、「ただのバッグじゃないのよ」と私が言ったら、スペイン人のお母さんが「裁縫セット?」と叫びましたよ。

そして、裁縫セットだと分かるとヴェドラちゃんもお母さんもとても嬉しそうだったんですけど、誰かが針や糸の使い方や縫い方を教えないといけませんからね、使うかどうかは分からないと思っていたんですが。

ヴェドラちゃんは教えてもらったようです。翌日には義弟が写真を送ってくれました。ヴェドラちゃんの生まれて初めての縫い物作品は、小さな袋状の物でした。なみ縫いで白い布を袋状に縫っていましたが、ピンク色の糸で「LOVE」と刺繍がしてあったんですよ。

細い縫い糸で巻きかがりの要領で刺繍していましたから、時間がかかっただろうと思います。

昨日送ってくれた写真は、義弟のTシャツの縫い目がほつれたのをヴェドラちゃんが直している写真でした。プレゼントした裁縫セットを使ってくれていると分かって嬉しかったです。

ほつれた縫い目を直したり、靴下の穴を繕ったり、取れたボタンを付けたり、そういうことは自分で出来るようになっておいた方がいいですからね。


これを機会に裁縫に興味を持って、バッグとか身につける物を作りたくなるかもしれませんよ。そうしたらミシンが必要になりますね。

うちの娘は5年生の頃には、ミシンを使っていろいろ作っていました。

最初は手芸店の子供裁縫教室に通ってミシンの使い方を習ったんです。お友達と一緒に行きました。あの時はウエストがゴムのスカートを作ったと思います。

その後、ハロウィーンの時期になると自分で衣装を作るようになりましたけどね、もう何年もミシンには触っていませんから今でも使い方を覚えているかどうかは疑問です。

ヴェドラちゃんに裁縫セットをあげたのは、いいアイデアだったと思います。


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2025年1月5日

猛暑とストイックな叔父さん

昨日は暑かったですよ。朝のうちには30度を超えて、午後からは風も出て、最高気温は39度。乾燥していて高温で風が強いという天気ですから、外に干した洗濯物があっという間にカラッカラに乾きました。

そんな日には外出したくないですし、うちの夫と息子が叔父さんを送ってペンズハースト(Penshurst)に行っていたから車もないし、私はカーテンを締め切った暗い家の中で一日を過ごしました。

今日も暑くなる予報です。

予想最高気温は40度ですよ!

朝のうちに家の中を冷やしておこうと思って、今はエヴァポラティブクーラー(蒸発冷却式クーラー)をつけています。カーディガンをはおらないと寒いほどの冷風が吹き出ています。

お日様が出たらクーラーを消して、窓を全部閉めてカーテンも閉めます。こうやって外の熱気ができるだけ家の中に入って来ないようにすると、エアコンがなくても何とか過ごせます。夕方にはまたエヴァポラティブクーラーをつけますから。

私は昨日からとてもフラフラしているので、どうせ今日もどこにも行けません。目が回っているわけではないのですが、バランス感覚がおかしいです。ここ数日眠れていないので、そのせいかもしれません。


夫と息子は、無事に叔父さんをペンズハーストの家まで送り届け、昨日の午後に帰って来ました。

叔父さんの家は、元小学校の校舎をリフォームしたものなんですよ。下の写真は、昨年9月に行った時に撮ったものです。


7週間のがん治療を終えたばかりの叔父さんは痩せて弱ってはいたけど、思っていたよりは元気だったそうです。

体力が戻り次第、仕事に復帰したいと言っていたそうですよ。

以前にも書きましたけど、叔父さんの仕事はバスの洗車&清掃です。友人と二人でそういうビジネスをやっているんですけど、人を雇うと利益が出ないということで自分達でやっているんです。仕事場所はメルボルンですから、バスと電車で片道6時間かけて通うのです。

舌がんになったのを機にリタイアしたのかと思ったけど、そうじゃあなかったんですね。

叔父さんはとてもストイックな人で、じっとしていることが出来ないんだそうです。バスや電車などの乗り物が大好きで、バスの洗車&清掃の仕事も好きだからやっているんですって。

バスの洗車&清掃は体力がいる仕事です。仕事に戻りたいと言っているんですから早く元気になるといいですけど、胃ろうで栄養剤を注入していたんでは難しいでしょうね。

口から食べ物を食べられるようにならないと。

叔父さん本人は、がんのことには楽観的だそうです。7週間の治療を終えて、ある程度以前と同じ暮らしが出来るようになると思っているらしいです。そうなることを祈ります。


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2025年1月4日

7週間のがん治療が終わって

進行した舌がんになっていることが分かったうちの夫の叔父さんのことですが、7週間に渡った放射線治療と抗がん剤治療が昨日の金曜日に終わりました。

舌がんは首のリンパ節や喉にも転移していて、全身のリンパ組織にも広がっているわけですけど、この治療でがんがどの程度小さくなったかが分かったら余命の判断が出来るんだそうで、今後の治療の方針も決められるということです。

治療が始まって最初のうちは、まだ食べ物を口から食べることが出来ていたんですが、現在は不可能なので胃ろうになっています。胃ろうというのは、皆さんご存知だと思いますけど、胃に穴を開けて栄養剤をチューブを通して直接送り込む装置のことです。

食べることが困難になってからは体重が減っていましたが、治療の影響で口からの飲食が不可能になってからは体重はどんどん減り続けて、かつては肥満だったという叔父さんが現在は70キロになっているそうです。

飲食が不可能になっただけでなく、話すことが出来なくなっているので、スマートフォンでメッセージをやり取りして意思の疎通をしているそうです。

叔父さんの家はペンズハースト(Penshurst)という小さな町にあるんですが、メルボルンの病院までは電車とバスを乗り継いで片道6時間ぐらいかかります。

下の写真は、叔父さんの家の近くの山の上から撮ったペンズハーストです。


治療中は奥さんと2匹の犬と一緒にメルボルンに滞在するという話だったんですけど、叔父さんはこの7週間中、治療のある日には病院に近い宿泊施設に一人で滞在し、治療のない週末にはペンズハーストの家に帰っていたんだそうです。

昨日で治療は終わりましたけど、体力が無くなっている叔父さんは自力でペンズハーストまで帰ることが出来ないということでした。奥さんが車でメルボルンまで迎えに来ることも出来ないということだったので、うちの夫が送って行くことにしたんです。

とは言っても、うちの夫は遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ていますから車の運転が出来ないんですからね、うちの息子に私のカローラを運転してもらって叔父さんをペンズハーストまで連れて帰ったのです。私が運転して行く覚悟でしたが、息子が行ってくれました。

4時間以上かかったそうです。


今日は、叔父さんの家の草切りをしてから帰って来るそうです。

敷地が広いのでトラクター型の草刈り機でないと草切りが出来ないんですが、叔父さんの体力が無くなってからは切っていないので草が伸びているんですって。

これからどうするんですかねえ。がんは治りませんからね、草切りが出来なくなる時が来ますよ。うちの夫が草切りのために叔父さんの家に通うとか言い出すかもしれませんけど、片道4時間は大変過ぎます。

今日は予想最高気温が39度です。草切りは朝の涼しいうちにするんでしょうけど、草切りが終わってからまた4時間以上かけて帰って来るんですよ。明日からまた仕事ですし、明日の予想最高気温は40度です。疲れますよ。

叔父さんのために自分が出来ることをしたいという夫の気持ちは分かりますけど、息子が車の運転をしてくれないと何も出来ないわけですから、助けてくれている息子に感謝ですよ。


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