2018年4月30日

ブラジャーのワイヤーの謎

謎と言ってもですね、ワイヤーは何のために入っているのかとか、そういう話ではありません。今ここに一本のワイヤーがあるのですがね、これがどこから来たのかっていう謎なんです。

洗濯機から洗濯物を取り出した時、洗濯槽の底にブラジャーのワイヤーを一本発見したのは一昨日のこと。私のは大丈夫だったのですがね、娘のブラのワイヤーが片方なくなっておりました。それが抜けたのだなと思ったわけです。

娘は抜けたワイヤーはもう要らないと言って捨てました。

さて、今朝のこと。昨日室内干しした洗濯物を畳んでいましたら、私のブラジャーのワイヤーが一本なくなっているのに気づきました。干した時には気づかなかったのです。

2日連続でワイヤーが抜けるとは!

洗濯機を探してみましたが、ワイヤーなどどこにも見当たりません。

可怪しい…

一昨日見つけたワイヤーをゴミ箱から探し出して入念に調べてみると、材質感から言ってそれは私のブラから取れたものと思われました。娘のブラのワイヤーはもう少し柔らかい感じだったので。

しかし、ワイヤーを見つけたのは一昨日のことなのだし。

私は、そのワイヤーを再び挿入して直そうと決めまして、抜け出た穴を探しましたが、穴などどこにもないしミシン目もほどけていない。ブラのミシン目は細かくて見にくいので、リーディンググラス(別名:老眼鏡)をかけまして明るいところで調べたのだから間違いないの。

それでもワイヤーが抜けているということは抜け出た場所があるはずなので、両端の辺りを虫眼鏡でも見たけどやっぱり分からない。

そこで視力の良い娘に見てもらいましたが、やはり穴などどこにもないのです。縫製も完璧でミシン目もほどけている箇所などないのです。

可怪しい…

どうやって抜けたのだ?

そのワイヤーを再び挿入するには、ミシン目をほどくか布地を切って穴を開けなくてはなりません。入れてみたらサイズが合わなかった、やっぱり娘のブラから抜けたのだ、なんてことになると嫌なんです。

娘は気にするなといいますが、ワイヤー入りのブラのワイヤーを抜くと形が大きく崩れますし、サポート力は落ちますし、つけ心地も悪いです。ワイヤーがなくてもサポートする形にデザインされていませんからね。

それにしても不思議だ。

見つけたワイヤーは一本だけ。ワイヤーが抜けているブラは2つ。いずれも穴など開いていない。

これは謎だ!


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月29日

歩くエンチャラーダ

現在、ドバイ在住の義妹(夫の妹)が2週間の予定でオーストラリアに帰ってきておりますが、彼女のボーイフレンドであるAさんも昨日合流しました。

Aさんはニュージーランド人なので、メルボルンで5日ほど義妹と過ごした後、ニュージーランドの家族を訪ねるのだそうです。

今日はヒールズビルに住む義母(彼女の母親)の家に行く途中で、我が家に寄ってくれました。夫は仕事で留守だったのは残念でしたが。

さて、こういう場合、何の話をするかで結構悩みますね。

外国からのお客様の場合、やはり文化の違いだとかオーストラリア独特のもの、例えば動植物や食べ物のことが話題になることが多いのですけど、いつの間にか動物の話になりました。

確かに、オーストラリアにはオーストラリア特有の動物がたくさんいますから、初めてオーストラリアに来た人達には珍しいのです。

多くの人が驚くのは、カラフルな野生のインコやオオムが群れをなして空を飛ぶ様子です。それに、ほら、例のコッキーの野郎たちのギャアギャア声にも驚きますよ。


あんなに美しい姿をしている鳥が、あのような騒々しい怪獣声で鳴くとは、そりゃあ誰も想像できませんよ。コッキーが群れをなしてギャオギャオギャアギャア鳴きわめいたりしたらもう、耳を塞ぐしかできることはございません。

カンガルーやコアラはもとより、ダチョウに似たエミューとかワライカワセミとか近頃人気も急上昇しているウォンバットとか卵を生む哺乳類のカモノハシ、ディンゴやタスマニアデビルやハリモグラやトカゲやヘビの仲間たちや、クイーンズランドへ行けばヒクイドリやワニたちもいますしね、動物好きの方には魅力満載の国です。

Aさんとのお喋りでは、カンガルーが人を襲った話が続いたので、Aさんはカンガルーが危険な動物だと思ってしまったかもしれませんけど、実際カンガルーは「危険ではない」わけではありません。大きいやつは本当に人を襲いますから、危ないんです。

義母の家はヒールズビル動物保護区のすぐ近くなので、明日はAさんをそこへ連れて行くと言っていましたが、こういう動物が、実は動物園などへ行かなくても普通にそこら中にいるというのがすごいんですよ。

我が家にも、カンガルー軍団が出没していますしね。

ハリモグラは、英語で「エキドゥナ(Echidna)」と言います。エキドゥナは、街中の公園などにもいますよ。以前ヒールズビルに住んでいた頃には、しょっちゅう見かけたものです。

ゴアナなどの大トカゲやヘビに遭遇すると一瞬固まってしまいますが、ウォンバットとかエキドゥナなどの癒し系に遭遇すると嬉しくなります。


そういえば、一昨年義妹と一緒にやって来た英国人のGさんは、オーストラリアの鳥や動物に興味津々でした。ある日、道路脇を歩くエキドゥナを目撃したGさんが大興奮して言いました。

「エンチャラーダが歩いてるのを見たわ!」

もちろん、一同大爆笑し、お腹がよじれるほど笑ったのでした。動物関連の楽しい思い出がいっぱいできてよかったですね。

Aさんも、短い滞在ですが楽しんでいってください。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月28日

敬語とお辞儀とうつ

現在完全に普通ではなくなっているうちの夫のことですが、昨日は仕事から帰って来るやいなや、ビールを手にテレビの前に座って映画を見始めました。

「晩ご飯できているけど食べる?」
「今は結構です」

夫が映画を見ている間は話しかけないほうが良いんですけど、つい話しかけてしまうんですよね。もちろん嫌な顔をされますけど。

映画が終わると、夫は黙ってテレビを切り、おトイレに行きましたので、私はニュースでも見ようとテレビをつけたんです。そこへ戻ってきた夫が居間のドアの外の所に立ちました。

ん?

気をつけの姿勢で立っています。

んん?

直立不動で2秒ほど立っていた後、45度くらい腰を曲げてお辞儀をし、

「それではお休みなさい」

そう日本語で言うと、2階へ上がって行ったのです。

おいおい何だよそれ!

もうね、泥棒を捕まえた頃の元気さは微塵もございません。

メンタルのアップダウンが双極性障害の特徴です。夫は2型なので躁の時の症状が入院するほどではないですし、うつの時もこの程度のダウンで済んでいるのはお薬のおかげです。

そのうち普通の元気に戻るとは思いますが…。

それにしても、

うつ期に入ってからというもの、私に話す時に日本語の敬語(丁寧語)になるのはどういうことなんだろうなあ。

「おはようございます」「ありがとうございます」「よろしくお願いいたします」

言葉が丁寧語になると、お辞儀もしちゃうのかなあ?

今日は土曜日で出勤は通常よりも遅めのはずなのに6時過ぎにガレージが開く音がしたので飛び起きてガレージに行きましたらね、車の中の夫は私に気がつくと手を2回振ってからお辞儀をして行ってしまいました。

ちょっとお!

…… 大丈夫なの?

無事に帰って来てください。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月27日

最高品質ヒーターの故障

朝の寒さがこたえるようになってきました。

もうすぐ5月ですし、そろそろ暖房を使い始めることにするかという事で、昨日は大掃除をいたしました。ヒーターから各部屋の床に開いた温風の吹き出し口に通じるダクトの中に、掃除機のホースを突っ込んで中に溜まっているゴミやホコリをできるだけ吸い出すという大掃除。

温風の吹き出し口も入念に掃除をしました。ヒーターを入れると最初は温風と一緒にどうしたってゴミやホコリが出ますので、家の窓を開けてヒーターを入れ、いったんホコリとゴミを吹き出させてからカーペットに掃除機をかけるという段取りです。

ダクトの掃除が終わり、さあ半年ぶりにヒーターのスイッチをオン!

あれ?

動かない。

コントロールパネルには、警告マークが表示されていまして、なんらかの不具合が起きている様子ですが何のことだかわからない。

再びオンにしようとボタンに触れても同じこと。

ヒーターが壊れたあ!

本ブログを確認したところ、この最高品質小型高性能ヒーターを取り付けてもらったことは、2016年の6月7日の記事に書いています。

まだ2年も経っていないんじゃないの!

現在住んでいるこの家に引っ越してきて以来、一体何回クーラーやヒーターが故障したことか。もう毎年ですよ。(ガレージドアも故障したし、おトイレは漏れているし、電動開閉式ゲートも壊れたし…。)

元気の出ない夫が見てくれましたが、夫にも何が問題なのか分からないようです。最近の電気製品はコンピューター制御で単純な作りじゃないのでねえ、一体どこに問題があって動かないのか素人には分かりにくいのが多いんです。

クーラーが動かなくなった時も、問題がコントロールパネルだったこともあるし。

ヒーターは、7年間品質保証ですから無料で直してもらえると思います。直してもらえるまでは、エアコン暖房と薪の暖炉があるから大丈夫。それに、メルボルンの冬は、寒いと言ってもしれてるからね。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月26日

躁の後にうつ

昨晩、大変お疲れ気味のうちの夫は、家族とろくに会話もせず、晩ご飯が終わったらすぐにテレビの前に横になり、Netflixで映画を見始めました。

最近、毎晩ずっとこういう調子です。Netflixに加入しているからTVドラマシリーズも映画も見放題なんですが、これが問題でしてね、自己抑制力が乏しい人は、増々カウチポテト化してしまいます。

それにしても異常だわ!

よくもまあこれだけ毎晩毎晩どうでもいいような映画を見続けられるものだ。

「全く呆れちゃうわよ」とため息をついていましたら、突然テレビを消して、居間の電気まで消して、「ボクはもう寝ます」と言って、2階に上がって行ってしまいました。

その時の時刻、

6時55分!

そして、いつもならドアを開けっ放しにして寝ている夫がドアを締めて寝ているし、聞こえてくるイビキの音に元気がないし、様子が普通ではないのです。疲れているというのとは違うんです。

娘にそのことを話すと、「お父さんは今はうつ期らしいから…」とのことでした。

そうか、やっぱりな!

うつ期であることを私には教えずに、娘にだけ教えていたんですね。(私に教えると私にうつが感染する可能性があるのでね、教えてもらわない方が良い場合もあります。)

うちの夫は、うつ期になると眠くてたまらなくなり、とにかく延々と寝るんですけどね、現在は仕事がありますし、しかも責任のある仕事ですから、寝ているわけにはいきません。

しかし、うつ期に入っちゃったのなら、絶対に休む必要があります。無理をするとうつが悪化する可能性がありますから。悪化してしまうと回復に時間がかかります。

今から思えばね、泥棒を捕まえた頃の夫は、かなり躁になっていたと分かるんですよ。

元気一杯で仕事意欲満々で売上も絶好調で休日なんてなくても全然へっちゃらで、仕事から帰って来てから片道2時間もかかるような所まで商品の配達に行ったりしていたし、家にいる間は映画も見ていたけど色んな人に電話をかけまくっていましたし。

あれは、完全に躁期だったな。

だから泥棒と格闘したりできたんだわ。

「躁期になっているから注意しなさい」と、助言するべきでした。


助言するべきでしたと思いましたけど、躁になっている人に休みなさいと言っても、休むことは無理なんですって。

うつになっている人に元気を出しなさいと言っても、元気を出すことができないのと同じで。

私はうつのことは分かるんですけどね、躁のことは良く分からないです。しかし、高額買い物をしたりするので要注意なのよ。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月25日

祝日もお仕事で夫はお疲れ気味

今日4月25日は「アンザック・デー(ANZAC Day)」です。オーストラリアの重要な祝日の一つです。

ANZACとは、Australia and New Zealand Army Corps(オーストラリア・ニュージーランド軍団)の略で、なぜ4月25日が祝日になっているかというと、1915年4月25日にオーストラリア・ニュージーランド軍団の兵士達がトルコのガリポリに上陸したことに由来します。

ガリポリの悲劇については、昨年記事に書きましたので、詳しいことはそれを読んでいただくとして、この日はドーン・サービス(Dawn Service)と呼ばれる戦没者慰霊式が夜明け前に各地で行われますし、その後パレードがあったりしますから、商店も少なくとも午前中は閉まっています。

午前中は閉まっているということは午後からは開くということで、うちの夫も昼から仕事。

週休一日、毎火曜日は早朝5時半出勤。店長的立場なので毎日開店から閉店まで10時間勤務。これに加えて、人を助けることが信条の夫はスタッフが休みを取りたい場合には快く交代してあげたりするから、自分が休む暇がない。

さらに、何か頼まれると断らないので(妻からの頼みは除く)、仕事から帰ってきてから出かけていくこともあり、コミュニティー奉仕活動は現在はしていないけど、友人知人家族(自分の家族は除く)奉仕活動は大好きなのです。

先日泥棒を捕まえてハイになっていた後、難しいお客やスタッフの失敗などが続いてかなりストレスを感じていた様子。

流石に昨日は相当お疲れの様子でございました。

だからね、今日は「アンザック・デー」のおかげで午前中はゆっくり休めるチャンスなのだから休めばいいのに、父親が日曜日から海外に行くからということで、現在オーストラリアに来ているドバイ在住の妹も一緒に兄弟妹達が子供連れで集まることになった言って、「ああ眠い…」「ああ疲れてる…」「はあああ…」「うううう…」と、唸り嘆きながら先程出かけて行きました。

小さな子供達が退屈しないように、遊び場のあるリングウッド・レイクに集まるんですって。近くにカフェやレストランがあるから、そこで待ち合わせると言っていたけど、「アンザック・デー」ですから午前中は閉まっていますよ。

夫は、そこから直接出勤するとのこと。

しょっちゅう会っているメンバーなんだし、ドバイから来ている妹にはこれからまだ会う機会があるんだし、そんなに疲れているのなら行かなくてもいいのに、そういう訳にはいかないのか。

弟妹達や父親とのお喋りもリラックス法なのかもしれませんがね、うちの夫は基本的に十分な睡眠が必要な人です。睡眠不足と疲労はメンタルのバランスを狂わせる引き金ですから、ちゃんと休んでもらいたいのに。

普通なら休みのはずの明日木曜日も、お誕生日でシティに遊びに行きたいスタッフの代わりに出勤するんですって。

ああ…

夫の日々のスケジュールを決めているのは夫自身です。でもね、「また具合が悪くなっても私は知らないわよ!」とは言えないんですよ。だって、具合が悪くなってもらったら、それが「躁」であっても「うつ」であっても、どっちになっても私は大変困るんですから。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月24日

出産7時間後に退院

オーストラリアという国は、正式名称を「Commonwealth of Australia(オーストラリア連邦)」と言います。英連邦王国の一国でありまして、英国王を元首に戴く君主国であります。そう、王様がいるんですよ。

形式上ですけどね、現在は英国のエリザベス女王が元首なので、女王の誕生日が国民の祝日になっているくらいです。

という事で、英国王室の話題は大きなニュースになるのです。

昨晩、キャサリン妃が出産のために入院したとのニュースが入りましたから、じゃあ明日の朝までには生まれているなと思って寝まして、朝起きてからニュースを見ると、赤いドレスで生まれたばかりの王子を抱っこして病院前に集まった人々に笑顔で応え、さらにご退院になる様子が映し出されているじゃあないですか!

もう退院したあ?

もちろん、ケンブリッジ公爵ご夫妻のお住いであるケンジントン宮殿では、病院にいるのと同等以上の看護や援助が受けられるんでしょうけど、ニュースによると出産から7時間で退院なさったんですって。

キャサリン妃、健康でいらっしゃいますねえ。

私も結構早く、出産後2日目か3日目に家に帰りましたけど、出産の7時間後だとおトイレに行くのにもまだヨタヨタ歩いていましたよ。

最初の息子の時は、陣痛促進剤を打たれたのが早朝で生まれたのは夕方。もうクタクタでした。二人目の娘の時は、娘が体重4キロと大きかったのとあっという間に生まれたので産道や会陰が裂けてしまいまして、何針も縫合しましたから、痛くて歩くのにも座るのにも苦労したんです。

そんな自分の出産時を思い返しながら、たったの7時間であのように爽やかに美しく装い(あの赤いドレスはグッドチョイスだったですねえ!)、メイクもバッチリと施して、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして病院からお出になり、集まった人々や報道陣に笑顔で対応されて、スタスタとお歩きになって車に乗り込んでご帰宅になったキャサリン妃。

たくましい!

健康に恵まれた賢く強いキャサリン妃、おめでとうございました。オーストラリアでも、王子の名前が何になるのか賭けが話題です。


それにしてもねえ、出産って、赤ちゃんが生まれた後に色々することがあるんですよ。出産が午前11時だったのなら、出産後の片付けや検査や測定や最初の沐浴や授乳やなんやかんやが終わって落ち着いたのは早くて2時頃でしょ?

午後6時に帰宅された時のキャサリン妃を見るとですね、出産したばかりの人とは思えません。出産の経験がある人にしか分からないでしょうが、キャサリン妃、ホントにすごいですよ。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月23日

危険な物干し場

我が家の物干し場も最近は日当たりが悪くなってきて、そろそろ室内干しの季節です。

しかし、今日はお天気も良く気温も30度近くになるそうなので、只今大洗濯中なのでございます。洗濯機三杯分洗う予定で、今一杯目を干したところ。


ところが、

危ない危ない!

いやあ、気づいてはいたんですよ。

秋になって流石にかんかん照りの日がなくなり、雨は殆ど降らないけど朝露で地面が濡れて草が伸びてきているんですが、それを目当てに来ているのか、最近またカンガルーが出没しているんです。

そして、どういう理由だかカンガルー達は、洗濯物干し場の周囲で用を足しているらしいの。もうそりゃあ、おびただしい数のウンチが残されていまして。

しかし、今朝の落とし物はすごかった!

一応写真に撮ったのですが、臭いがしそうな丸々としたやつばっかりで、いくら何でもありの本ブログにもちょっと掲載ははばかられるというか。

ですからね、地面の草に紛れて見えにくいウンチを取り除かないことには、危なくて洗濯物が干せなかったんです。スコップを取りに行くのも面倒なので、地面に落ちているユーカリの枝で、ゴルフのようにウンチを打って向こうの方へ飛ばしたわけです。

エプロン姿のおばちゃんが、洗濯物干しの下で枝を振り回してカンガルーのウンチを打ち飛ばす姿は、めったに見られるものではありません。

それはともかく…

皆さん、腰をかがめてひねるような運動を日頃運動不足の方がする場合、十分な準備体操が必要ですよ。私ったら、腰と言うより背中の真ん中あたりをピシっとやっちゃって、「ああっ」と思った時にはもう遅い。それでもウンチは全部飛ばしましたけど。

ああ、洗濯機がピーピー言っています。二杯目が終わりました。

さあ、干さなくちゃ。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月22日

草木もボケる秋の一日

気温の変化が激しいメルボルンでは、草木がボケるのは特別珍しいことではありませんが、今年の秋は「春の訪れを告げる花」であるはずの国花ワトルが、あちらこちらで開花しております。

「まだ冬なのにもう咲いてる」ということは例年よくあることですが、今年は「まだ冬にもなっていないのに咲いてる」という状況です。

ボケちゃっているのがあるという程度ですけど、我が家のワトルもこんな有様。


昨日も朝は寒くて暖房が欲しい感じではありましたが、「まだまだ我慢できる!」と世界で最も簡単なカーデガンを着込んで(これが本当に温かいのよ!)寒いのを我慢した私。

かたや、娘はと言いますと、暖炉に薪をくべて、その前に大きなクッションを持ってきて床に横たわり、心理学の課題をやっておりまして、お昼過ぎからはワイングラスで赤ワインをチビリチビリとやりながら暖炉の前でお勉強に励むという、こういうスタイルが彼女は好きなのです。

確かに朝は寒かったんですがね、昼頃には気温が上がって25度くらいになっていたので、そんなんで暖炉で薪を燃やしてもらうと、

はっきり言って暑いんです!

お母さんは暑くて耐えられないので、暖炉のある居間のドアを締めて、キッチンの窓を開けてクロスタータを焼いたりしていたんですけど。

薪がもったいないとか、そういうことは言わないでおきましょう。

かたや、息子はと言いますと、スカイダイビングの手配に追われていました。

一緒にダイブする予定だった高所恐怖症の親友ネイサン君が、土壇場になって来るのをやめたので(と言うか最初からちょっと無謀な話ではあった)、100ドルのキャンセル料を払わされたのも痛かったけど、チケットが1枚残ってしまっているのです。

チケットの有効期限が今月末なので、焦っているんですね、息子は。

夫の妹からの誕生日プレゼントであったスカイダイビングですし、無駄にする訳にはいきませんから。それに、夫の妹がボーイフレンドと一緒に2週間の予定で、今日オーストラリアに来ることになっているんです。

何ごとも、期限が迫って来て、もう後がないような状況になってからやろうとするから、精神的に疲れる事態に陥るのです。しかし、そうした経験から何も学ばないんだなあ。同じことを繰り返すの。

別の友人のジョーダン君というのがダイブすることになり、息子も一緒に今日再びセントキルダのスカイダイブ・メルボルン(Skydive Melbourne)に行くのだそうです。お天気は大丈夫そうです。

明日から2日ほどまた暑くなるそうです。寒かった先週、扇風機を片付けようかとも思ったけど、片付けずにおいて良かったわ。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月21日

栗のクロスタータ

ハッと気づいたら、今日はまだ記事を書いていなかったです。

もう夜ですが、今日やっていた事を書こうと思います。

今日は、栗のクロスタータというタルトのような物を焼いていたのです。これはですね(…と、ここまでに数限りにないタイプミスをしているのは酔っ払っているせいですが)、かの有名な人気ブログ「フィレンツェ田舎生活便り」のある記事に触発されて作り始めたスイーツなのです。

フィレンツェで山暮らしをなさっている Chihoさんの田舎便りブログ「フィレンツェ田舎生活便り」のある記事に、クロスタータという美味しそうなものの写真が掲載されていたのです。

クロスタータって一体何だ?

というわけで調べてみましたら、クロスタータとはいわゆるタルトのことですが、タルト生地が限りなく「クッキー生地」に近いのがイタリアのクロスタータの特徴だとのこと。 イタリアでは各家庭でそれぞれの味があるらしく、 定番は生地にジャムを乗せて焼くだけとか。

それなら簡単に作れるじゃないの!

ということでですね、いつも作っている基本のクッキー生地を元にショートクラストの生地を作り、そこに大好きな栗のペーストを塗りまして、その上に栗を粗く切ったのを乗せて(栗がない時にはアーモンドの乗せて)焼いたクロスタータなるものを作り始めたのです。

これが、本当に簡単に作れて家族にも好評なので、ウェブサイトに載せようかと思いまして、その写真撮影用にちゃんとしたのを作ろうと思ったんです。

パイ皿に詰めた生地が分厚すぎたのか、ラティス模様を作る生地が足りなくなって今一つの写真になりました。


こんなことなら、クランブル風にすれば良かったわ。

これは以前作ったやつで、余った生地にアーモンドを混ぜてクランブルにして焼いたもの。これは本当に簡単に作れました。


手が震えるので、ラティス模様作りは大変なんですよ。今度から簡単なクランブルにしよう!

レシピはこちらです。作ってみてね。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月20日

一箱のチョコレート

先日50歳の誕生日を迎えたうちの夫が、父親と弟とDNAがつながった妹(夫がまだ幼かった頃に夫の父親が夫の母親に内緒で精子バンクに精子を提供して、その提供した精子による人工授精で誕生した異母妹)とランチを食べに行った時、弟から誕生日のプレゼントに一箱のチョコレートをもらって帰りました。

「Koko Black」というブランドのチョコレートです。


チョコレートを買うような機会がない我々は、聞いたこともないブランドでした。最近はめったにチョコレートを食べることもないのですが、一つ頂いてみました。

最初に取ったのは、白い粉がかかったダークチョコレート。

口に入れた瞬間「うっへぇ!」と思わず吐き出そうかと思った理由は、塩味でした。そう、その白い粉のように見えたのは塩だったのです。

甘い味を期待して口に入れた物が塩の味というのは衝撃ですよ。

吐き出さずに噛み砕いたところ、中からとろりと出てきたのは甘いキャラメル。なるほど、「ソルティッド・キャラメル」ということか。キャラメルと塩味は確かに相性がよろしく、噛み砕いた後は美味しかったんですけどね、ああびっくりした。

その後、ピスタチオナッツが乗っかったダークチョコレートを食べましたが、「おおー」と声が出ました。一体中に入っているのは何なの?

黒スグリのペーストが入ったダークチョコレートも、チョコレートとフルーツとリキュールの味のミックスが絶妙でした。

次から次にと食べるのはもったいなくて、美味しいコーヒーと一緒に少しずつ大切に味わいたいと思わせるそれらのチョコレート。一体どこで売っているのだろうかと思い、「Koko Black」をグーグルしてみると、メルボルンの有名なロイヤル・アーケードに最初の店をオープンしたのが2003年という会社でした。

現在はオーストラリアの他の都市にも店舗があるようです。チョコレートを売っているだけではなく、下のようなチョコレートスイーツを食べられる店舗もあるようですね。(私はこういうのは結構です…。)


メルボルン在住の皆様はとっくにご存知だったかもしれませんね。

私達家族は、娘の摂食障害をきっかけにこういう甘いものを買わなくなってしまったもので。久しぶりに食べた「Koko Black」のチョコレートは大変美味しかったです。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月19日

セクシュアリティーのスペクトラム

精神的な病気というのは、病名をつけにくい場合が多い。ある病気の症状もあるが、別の病気の症状もある。軽い場合もあれば、非常に複雑な症状を示す場合もある。

近年は「スペクトラム」という考え方が一般的になっているらしい。

単に「スペクトラム」あるいは「スペクトル」と聞いて、大抵の人が思い描くのは光をプリズムなどで分解した時に見える光スペクトル、要するに虹の色だと思うが、虹というのは7つの色からできているのではない。


このグラデーションの中には無数の色があり、光量の違いを考慮すれば色の数は無限だ。

あいまいな境界をもちながら連続しているこれらの色の分布のように、精神疾患の症状も様々であって単純に分類できるものではない。

セクシュアリティーについても、同じことが言える。

自己の性認識とか、性的指向とか性的嗜好とか性的資質とか性的能力とか、こうしたものも「スペクトラム」でとらえるべきだ。

性認識だけを考えてみても男と女という2つの単純な分類は、実際には困難である。

自己の性認識も多様であるけれども、性指向も多様であることはあたり前のことだと人々は受け入れなければならない。

最近LGBTという言葉が使われるようになったが、LGBTというのは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各語の頭文字を組み合わせたものなので、実は不完全で限定的だ。実際には、4つの分類に当てはまらない人達も多い。例えば、他人に性的な関心を持たない人達だっているのだ。

昨日、デートに行くという娘を駅まで送っていきながら、セクシュアリティーの話をした。

娘が自分が同性愛者であると自覚したのは高校生の時で、親友だった女の子にボーイフレンドができた時だったと言う。その時、自分がその親友に抱いていた愛情がロマンティックな愛情だったとはっきりと分かったと言う。

現在大学生になり、女性に恋をしている娘だけれど、自分を同性愛者(レズビアン)でも両性愛者(バイセクシュアル)でも無くて、パンセクシュアルであると認識していると言う。

パンセクシュアル?

娘の説明によれば、パン(Pan-)というのは「全部の」という意味の言葉で、パンセクシュアルとは男と女とその間の全ての性認識の人達が性的関心の対象になる性指向のことだそうだ。

娘はデートの相手の女性の性指向は知らないと言う。彼女が、実は単に良い友人として娘とのデートを楽しんでいるだけなのかもしれないと言う。そうであったとしても構わないとも言う。今は、その女性と知的な会話を楽しみたいのだそうだ。彼女が異性愛者で、娘にロマンティックな愛情を持ってくれなかったら悲しいだろうが、それは仕方がないと。

娘からは、いろいろと学ばされることが多い。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月18日

スカイダイビング日和

今朝は雲一つない快晴です。

しかも無風!

うちの息子のスカイダイビング、三度目の正直なるか?

ただし、

今朝の外の気温は3度!

メルボルンは6度だったそうですけど。

寒いんです。でもね、この日差しならお昼頃には暖かくなるでしょう。

息子の携帯には、今日の予定を知っている友人達から「グッドラック」を祈るメッセージが次々に入って来ておりました。

一緒にダイブする予定の親友ネイサン君(一回り以上歳上)は、実は高所恐怖症なんですって。長年ビデオゲームのアーティストを目指してきた彼ですが、夢を追うだけでは食べていけないということか、この度オーストラリア陸軍を志願して試験を受けまして見事合格したものの、高所恐怖が問題になっているんだそうです。

これを克服しないとそのキャリアも夢となる…。

そこで、ネイサン君の高所恐怖克服の一助にということで、息子は今回のスカイダイビングのパートナーに彼を選んだそうで、ネイサン君もやる気満々だそうですが、上手く行って欲しいものです。


ところで、スカイダイブ・メルボルン(Skydive Melbourne)ですけど、天気のせいで中止となったスカイダイブを再予約するたびに、一人あたり4ドル50セントの再予約代を取るんですって。

これって普通?

息子は、これまでにネイサン君の分と二人分で9ドルを2回も取られて悔しがっています。でも今日は大丈夫だと思いますよ。この天気なら絶対に飛べるはず!

ああ、ほら今も、我が家の上空を小型飛行機が飛んでいる。


* * * * *

追記

息子は無事にスカイダイビングを体験して帰宅いたしました。



残念だったのは、ネイサン君。

やる気満々の様子を見せていたそうですが、実際には天候不順で中止となった1回目の時も2回目の時も、前夜は恐怖と緊張であまり眠れず、それでも頑張ってやって来たのだそうです。今回も昨晩はほとんど眠れず、今朝いよいよ家を出るという時になって、

「ごめん、オレやっぱり無理だ…」

とメッセージを送ってきたんですって。

オーストラリア陸軍入隊はどうなるのでしょうか。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月17日

泥棒逮捕はチームのお手柄

昨日、務めているツールショップで電動工具を盗もうとした男を格闘の末捕まえたといううちの夫の話は、詳しい話を聞くとまさにチームワークの賜物でございました。

そして、格闘というよりも「掴み合い」というようなものであったらしいです。

まず、この男が来店した時、若いスタッフA君が更に経験の浅い歳下のD君に「この男を見張れ」という指示を出しております。この男が両手をポケットに突っ込んでいたからだそうです。

私には良く分かりませんがね、ツールを買いに来る人が両手をポケットに突っ込んだままというのは不自然なのだそうですよ。

指示に従い、気づかれないように男を見張っていたD君。

男は随分長い間、店内を見て回っていましたが、ある電動工具の有名ブランドのコーナーで、商品を服の中に隠したところを運良くD君が目撃しました。約1秒間の出来事でしたから、D君お手柄でした。

D君はこれを店長の立場であるうちの夫に報告。

この時点で、何が起きているのかを他のスタッフ達も把握しました。

うちの夫が若きマネージャーのウィル君に電話で相談していると、男は「サンキュー」と言って店を出ていこうとしました。

夫は男が店を出る寸前に男を止め、D君の報告どおり商品を服の下に隠し持っていることを服の上から確認しましたら、男が騒いで逃げようとしたために夫は男の胸ぐらをつかんで店内に引き戻し「警察を呼んでくれ〜」と指示。

一人のスタッフが警察に電話をしている間に、二人のスタッフがすかさず入り口のドアを閉めました。

この間、開き直った男は「オレは何もしていない」「店を出てもいない」と騒ぎ続けておりまして、確かに店を出てはいなかったので、もしも夫が男に怪我でもさせていたら傷害罪でトラブルところでした。

その時です。

他の客が来店し、閉まっているドアを開けて「この店営業中?」と入って来たため、この瞬間に男が逃亡しようとしましてですね、ここで夫と男が掴み合いになりました。

夫が言うには、長身であることと体重があることが大いに役に立ったそうです。お相撲でも体重が重いことは強みになるのですしね、体重3桁がこんなところで役に立つとは!

警察が到着するまで約15分。

強盗ではなかったのと男がすでに拘束されていたということで、パトカーはサイレンを鳴らしてやってくるようなことはしなかったのです。

この男、確かに商品を服の下に隠して店を出ようとはしたものの、実際には店を出てはいませんでしたから、「オレは何も悪いことはしていない」「店を出てもいない」という主張は嘘ではなかったのですが、すぐに男が乗ってきた車が盗難車であることが分かり、ナンバープレートも別の盗難車のものであることが分かり、さらに車の中には複数の盗んだ商品がありましたので逮捕されました。

そして、先日ツールショップの別の店舗に入った泥棒が、CCTV監視ビデオの映像からこの男であったことも分かったそうです。

ちなみに、この男はアフリカ系でも中東系でもアジア系でもなく、30歳代の白人でした。


店によっては、泥棒が入った時に身体接触するようなことをしてはいけないと決められている場合も多いそうです。要するに、泥棒を捕まえなくて良いということですよねえ。無理をして泥棒を捕まえようとして、スタッフが怪我をすると店の経営者にとっては厄介なことになるんですって。

泥棒が怪我をしても問題になるそうですからね。過剰防衛とかなんとか。

「この泥棒がナイフとか持っていなくてよかったわ」と私が言いますと、夫も後からそう思ったと言っていました。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月16日

泥棒と格闘の末

今日は、大失態となった昨晩のコモンウェルス・ゲームズの閉会式のことでも書こうかと思っていたんです。歴史上最も観客のいない閉会セレモニーとなった顛末を。

ところが先程大ニュースが入ってきました!

うちの夫が電話をしてきてですね、泥棒を捕まえたって言うんですよ。

泥棒とは格闘となりまして、「警察を呼んでくれえ〜」と叫びながらさらに格闘は続き、泥棒が観念しないから大格闘となりましたが、やって来た警察に泥棒は現行犯逮捕となりまして、夫はこれから事情聴取のために警察へ行くのだということでございました。

詳しいことは、夫が夕方に帰宅して話を聞いてから書きますね。

いやあそれにしても、うちの夫が誰かと闘う姿というのは全く想像できないのですけど、防犯ビデオの映像を持って帰るというので楽しみです!


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月15日

焼き栗大破裂

平凡な私の暮らしにも事件は起きます。

ああ…

秋も深まりつつあるメルボルンでは栗がシーズンでしてね、八百屋で丸々とした大きな栗を見て少し買ったんです。

私が子供の頃は、茹でた栗を半分に切ってスプーンですくって食べたものですが、そういうのは人気がない。昨年は、少し茹でてから皮をむき、栗ご飯を作ったものの全然ありがたがられなかったし。

マロンペーストにするなんて気が遠くなりそうだし。

どうやって食べようかなあ…

と考えまして、今年はローストというのをやってみようと思いました。

要するに焼き栗です。メルボルン市内では、秋になると焼き栗を売っていたりするんですよ。大きな釜みたいなので焼いた栗です。

私、焼き栗は自分で作ったことがなかったのですが、オーブンで簡単に焼けるようです。ただし、少ししか買わなかったので、大きなオーブンではなくオーブントースターで焼くことにしました。

パンやナッツ類やお餅を焼くのに使っているものですが、オーブン機能やグリル機能もあるんです。栗に破裂防止の切込みを入れ、トレーに並べ、200度に設定して焼きました。

15分経過。

鬼皮が割れてきましたが、大して焦げていないし、半分以上はまだ割れてもいないので、もう少し焼かないとだめです。

栗の様子を見ながら、その時私はお昼ご飯用のマッシュルームスープを作っていたのですけど、突然、

ボム!ガタッ!

と大きな音がしたんです。

振り向くと、パン粉のような小麦粉のようなものがオーブントースターの中や周辺に飛び散っているではありませんか!(泣)

すぐにスイッチを切り、さらなる破裂に備えてオーブントースターから離れましたが、破裂はそれだけでした。今度は、オーブントースターのドアを開けて中を冷やしにかかりましたが、オーブントースターの中は熱いので、飛び散った栗の中身の一部は焦げ付き始めていました。

破裂の勢いでドアが開き、粉状のものは至る所に飛び散って、細かな隙間などにもびっしりとくっついておりましてね、

ああ… 掃除が大変。(泣)

一番ひどかったのは写真には写っていない天井部分でした。

破裂防止用の切込みを入れていたのに、こんなことになるとは思いもしなかったわ。




さて皆さん、電気製品のお掃除の際に、まず一番最初にするべきことはなんだかご存知ですか?

プラグを電源から抜くことですよ。特にオーストラリアでは電圧が240Vですからね、感電したら死にますよ。「ビリッときた」ではすまないんです。

キッチンブラシ、古い歯ブラシ、割り箸、スポンジ、そして「激落ちくん」を駆使して、掃除には30分以上かかりましたが、その程度の掃除ですんでよかったです。

先日ラジオに電話してきた女性の苦労には比べたら。

その人はね、圧力鍋でお米を炊いていたんだそうです。

ボム!と音がして慌ててキッチンに行くと、その圧力鍋が破裂しており、ドロドロのお米とドロドロの汁(チキン入り)が、窓、天井、壁、床、キャビネットのドアと、キッチン中に飛び散っていたんですって。掃除に半日かかったと言っていました。(号泣)


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月14日

快晴でも飛べず

朝から雲一つない青空が広がった昨日、延期されたスカイダイビングが予定されていた息子は、今日こそは飛ぶんだという興奮で早起きしていました。

「死ぬのには、またとない天気だ」と兄をからかう妹は、先日から「死んだ時は…」「もしも死んだら…」と、そんな話ばかりし続けているんですけどね、縁起でもないからやめてもらいたいんですが、高所恐怖症の娘にとって、「スカイダイビング」は「墜落死」と同義語くらいなものらしいです。

それにしても、高所恐怖症というのは、娘が幼い頃には本人も言わないし親も気づいていませんでした。遊園地に行っても高い所へ上がる乗り物には乗らないし、公園の遊び場にあるジャングルジムにも上らないし、息子が大得意だった木登りも地面に一番近い枝がせいぜいで決してそれ以上登ろうとはしないし、マクドナルドの遊び場でも高い所へは行かないし。

楽しんでいる様子がないので、親は必死で励ましたものです。

励まされるたびにとても嫌な気分だったそうです。小学校のいつ頃だったか、本人が説明してくれるまで、娘が高いところが怖いから登るタイプの遊具では遊ばないのだと気づかなかったんですよねえ。

それはともかく…

息子は、大学に行く娘と一緒に電車で出掛けました。

雲がない晴天で、見渡す限り360度の地平線と水平線を眺めながら、セントキルダのビーチ上空を飛ぶ気分はどんなんだろうかと、駅まで送る車の中で話し合ったんですよ。実際にはものすごい速度で落下しているわけですけど、きっとタケコプターを頭につけて空を飛んだ夢のあの感じかなあとか。

家に戻ってからも、気になってしようがなかったのですが、

息子は早々に帰宅しました。

風が強すぎて中止!

なるほど、いくら晴天でも風が強いとダメなのね。

今度は、来週の水曜日に飛ぶ予定になっています。今のところ来週の水曜日は晴れの予報です。風も弱い予報です。

3度目の正直で今度こそ飛べるのか、二度あることは三度あるのか。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月13日

初めてのデート

これが「初めてのデート」なのかどうか分かりませんけど、本人はそう言っています。

現在19歳のうちの娘です。

ハイスクール時代はずっと精神的な病気で不安定でしたからね。特にパニック障害が出てからは学校に行くのが精一杯でしたし、親しい友人が家に来ることはあったけど、誰かとどこかに出かけるなんてことは考えられませんでしたから。

昨日、講義を休んで(サボって)その相手さんとギャラリーへ行ったんだそうです。

ちなみに、メルボルン大学では、すべての講義(レクチャー)はビデオ撮影されてオンラインで見ることができるので、復習したい人はもちろん病気や何らかの理由で講義を受けられなかった人は、自宅なり図書館なりで講義のビデオを見ることができます。

ところで、

その「初めてのデート」の相手さんですが、哲学のクラスで知り合った人で、女性だそうです。昨日のデートで、彼女がもうすぐ30歳だと分かったそうです。この方、もちろんとっくに大学は卒業して、現在は理学療法士として働いているそうですが、最近哲学に興味を持ちメルボルン大学で哲学の勉強を始めたのだそうです。

それはともかく…

皆さんもすでにお気づきのように、娘の「初めてのデート」の相手は女性なのです。これまで親しくなった数人は全て女性でして、昨年は大学の心理学の講師に片思いしていましたが、その先生も女性でした。

ハイスクール時代、摂食障害を患い自傷を繰り返していた頃に、ある日お父さんとお母さんに言いたいことがあると言いましてね、

「私は女の子が好き!」と告白したことがありました。

「でも男の子が好きになっていた頃もあるじゃないの?」とお母さんが言いますと、幼い頃にはそういうこともあったから男も女も好きになるのかもしれないと言いましたが、小学校で初めて意識して本気で好きになった子は女の子だったんだそうです。

「はい、分かりましたよ、女の子が好きなのね。あなたが好きになる人が女でも男でもお母さんはあなたがハッピーならそれでいいのよ、知ってるでしょ?」
「うん知ってる、でも一応言っておこうと思って…」

私達の家族は、考え方が大変リベラルで、無宗教主義ですし、LGBT(性的指向に関すること)にも偏見はないですし、私はフェミニストですし、子供達もできるだけあらゆることに偏見を持たないように育てたと思うのですけどね。

娘とは、女同士ということもあって、あらゆることを話し合うのですけど、うちの息子はどうなんだろう。最近、すっかりひきこもりアーティストのようになっていますからねえ。少なくともガールフレンドはいないようです。時々出かけて一緒に食事をしたりするのも男達だし。

かりに、彼がいつか「オレは男が好き!」と告白しても、全く平気な私です。

うちの子供達に、いつか異性のパートナーと結婚して家庭を持って私に孫を抱かせてほしいなんていう希望は、微塵もありませんから。いい仕事について社会的に成功してほしいとも思わないし。

早く自分で食べていけるようになって独立してほしいとは思っているけどな。

とにかく、その「初めてのデート」というのが素晴らしかったのだそうで、昨夜からハッピー過ぎる娘です。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月12日

カメルーンの選手数人が逃亡

クイーンズランドのゴールドコーストで開かれている「コモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)」というオリンピックのような総合競技大会のことを先日話題にしたばかりですが、この競技大会に参加する英連邦に属する国や地域は、かつて大英帝国の植民地であった国々や今でも英国に属する国々です。

侵略され植民地とされた国々や地域、特にアフリカの多くの国々では、現在も人権問題や経済問題は続いているわけで、スポーツ選手としてオーストラリアのような政治的に安定した自由の国にやって来る機会は、自国を脱出するチャンスとなる場合があります。

かつて、ソビエトや東欧諸国、また中国などの共産主義の国々の芸術家やスポーツ選手が、国を出た機会に亡命を図るということがよくありましたけど、今回の「コモンウェルスゲームズ」に出場しているカメルーンの選手数人が選手村から姿を消したというニュースがありました。

いなくなった理由はまだ分かっていません。もしかしたら、ゴールドコーストの街にこっそり遊びに出ただけなのかもしれませんが、今朝のニュースでは2006年にメルボルンで開催された「コモンウェルスゲームズ」に出場したシエラレオネの選手数人が逃亡した話をしていまして、亡命が目的ではないかとの推測でした。

メルボルン大会で逃亡したシエラレオネの選手達は、政治的経済的に混乱していた国に戻れば危険だとの理由から亡命を決意して、シドニーにある難民を助ける団体の援助を期待してシドニーに向かい、そこの移民局へ出頭したのだそうです。

途中で他のアフリカ国出身の移民に助けられた選手もいました。

その時逃亡した選手たちは、一人を除き全員今もオーストラリアで暮らしています。移民が認められたのですね。

こうした前例があると、同じように人権問題や経済問題を抱える自国を出たいと考える選手も出てくるでしょう。絶好のチャンスですからね。

カメルーンのあるアフリカ中部周辺では、イスラム過激派組織の「ボコ・ハラム」による襲撃や拉致事件が発生して治安情勢が悪化しているようですし、民族紛争は各地で続いているようですし、貧困問題もありますし、より良い暮らしを求めて命がけで地中海を渡る難民のニュースが跡を絶ちませんし。

カメルーンの選手たちが、これからどうなるんだろうかと気になります。

お帰りの前に1クリックを!



2018年4月11日

先延ばしをする人しない人

昨日のうちの息子のスカイダイビングは、お天気不安定のために中止となりました。早く中止と決めてくれたら良かったのに、なかなか決めてくれないから待機して半日を無駄にしてしまった息子と友人のネイサンは不機嫌です。

次の予約日はまだ決まっていません。

それはともかく…

世の中には、何ごとも「まだしなくても大丈夫」と先延ばしにして、最後の最後になって非常に困難な事態に陥るタイプの人がいる反面、何ごともできるだけ早いうちに終わらせて、後のストレスを避けようとするタイプの人がいますけど、私は後者でございます。

それが必ずしなくてはいけないことならば、もしもできなかった場合のストレスを考えるだけでも怖くてですね、何でも早めに終わらせて安心したいのです。

こんな私ですから、急な翻訳の仕事などを受けますと、相当な無理をしてでもやり遂げるんです。納品が遅れて催促を受けるなんて怖い怖い。

ところが、昨晩、そろそろ寝ようかと思っていた時、メールの着信音が鳴りました。一応iPhoneでチェックすると、翻訳を請け負っているイギリスの会社からでした。時差がありますからね、あの国の労働者は私が寝ようかという頃にお仕事中ですから。

メッセージを読むと、「先週依頼した翻訳はいつ頃納品されるのか予定日を教えろ」とのこと。そのメールを下へ下へと読み進めると、この担当者へ取扱説明書の版下制作部所から翻訳文待ちのため仕事が滞っている旨のことが書かれておりまして、

パニック!

眠気なんか吹っ飛びまして、ファイルやメールを調べると、依頼された3つの取扱説明書の翻訳文ファイルは依頼日の翌日にちゃんと送っていたのでした。ただファイルを送っただけではなく、オリジナルの英語版の間違いを指摘したり取扱説明書を書いたテクニカル・ライターへの質問やリクエストなども書いたりしていたのです。

やっぱりな。このワタクシに限って、仕事をやり忘れているなんてことあり得ないんだから。

直ぐに返信して先週の木曜日に納品済みであることを連絡。

すると、別の人から同じような内容の問い合わせかつ催促のメールが届きました。

もうね、寝るどころじゃないですよ、こういう状況では。ガチャガチャとキーボードを叩き、納品済みのファイルについて説明を試みていると、担当者が休暇中であると分かりました。だから、ファイルがどこにあってどうなっているのか分かる人がいなくて困っているらしいのです。

でも、最初のメールは休暇中だという担当者からのメールだったのに。

とりあえず、「それらのファイルを再送信しましょうか?」 とメールを送りましたら、間髪を入れずに返信がありまして「ハイ、再送信していただけるのならぜひお願いします!」とのことでした。

自慢じゃないけど、私のMacは、極めて容易に何でも見つけられるように完璧に整理整頓されておりますので、どのブランドのどの製品のどのタイプの印刷物のいつの翻訳ファイルでも瞬時に見つけることができるのでございますよ。

3つのファイルを送ってから、心安らかに眠りにつくことができました。

ところで…


うちの娘も私に似た傾向がありますが、夫と息子の男二人は困った人達なんですよ。

するべき行動を遅らせることで事態が悪くなることが分かっているのに、合理的な理由など無しで様々なことを先延ばしにするの。

特に夫は、子供の頃から慢性的に「先延ばしする人」だったようです。

「先延ばしする人」というのはね、するべき行動に苦痛、困難、退屈、不快といったストレスが伴う場合にそれを避け、より楽チンで楽しいことを好むこと傾向があります。要するに、フラストレーションや不安などの心理的ストレスが生じる行動を避けようとしているわけです。

これが習慣化すると、あらゆることで先延ばしをするようになるということですが、変えられないんでしょうかね。変えてほしいなあ。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月10日

スカイダイビング

そう、飛行機から飛び降りるやつ!

うちの息子がですね、昨年うちの夫の妹(息子の叔母)から誕生日にプレゼントされたスカイダイビングに、いよいよ今日挑戦することになっているんです。

怖いから気が乗らなかったのか、いつまでたってもやろうとしなかったのですがね、今月末が最終期限ということで、一番の友人であるネイサンと二人で挑戦することにしたんですが…

天気が悪いのよ〜!

とにかく雨など一滴も降らない日がずっと続いていたのに、なんでスカイダイビングの日に降るんだよ。(泣)

まだ中止の決定は出ていません。

息子がプレゼントされたチケットは二人分だったのでね、最初はお母さんを誘ってくれたんですよ。

息子「お母さん、スカイダイビングやりたい?」
私「そんなことをしたらおしっこが漏れるからできない!」(何という理由!)

そこで、高所恐怖症の妹を誘ってみたら、

息子「おい、スカイダイビ…」
娘「するわけないじゃん!絶対しない!」

最後にお父さんを誘いました。

息子「お父さん、スカイダイビングやりたい?」
夫「もちろんやりたいけど、お父さんは体重制限に引っかかるから…」

夫は体重が三桁だから無理なんです。(泣)

という事で、息子は友人のネイサンと行くことにしたわけですが、どうなるんでしょうか、西の空は黒いです。天気予報では、今日は曇りで所により雷雨という残念な予報ですが、まだ中止の決定が出ていないので一応出掛けました。

スカイダイブ・メルボルン(Skydive Melbourne)は、メルボルンの南のセントキルダ(St. Kilda)にあります。

できると良いんだけど、延期になるかもしれません。



お帰りの前に1クリックを!



2018年4月9日

カスタードタルトくらべ

先日、娘が夫の誕生日のために巨大なケーキを作った時に卵白をたくさん使ったそうで、そのために卵黄8個分が残りました。

冷蔵庫の中に置かれたままの卵黄8個分。

何かに使わないと…。

卵黄といえばカスタードというわけで、マフィン型(12個用)に冷凍パイシートを敷いて、その中に卵黄も砂糖も多めで作ったカスタード液を流し込み、オーブンで焼いてカスタードタルトを作りました。

なんでもテキトーなお母さん。(しかしテキトーから学ぶんですけどね。)

今回の結果から学んだことは、冷凍パイシートを使い過ぎてはダメだってこと。

一枚を4つに切って型に入れたんですが、四角が突き出るからそれはグルグル巻いて型の中に入れたんです。焼いてみるとボリュームありすぎて…。



中にはたっぷりのカスタードが入っています。カスタードは甘めで美味しかったのですよ。パイ生地がお好きな方には最高の焼き菓子かもしれません。でも、私はパイ生地の部分をむしり取って中だけ食べました。

これを見たうちの娘から、

強烈なダメだし!

私のテキトータルトは、パイ生地も多すぎる上に、焼く温度が低すぎたそうです。180度で焼いたんですが。

娘はテキトーというのが嫌いなので、インターネットで「ポルトガル・カスタードタルト」のレシピをいろいろと研究してから、自分も作り始めました。

私が冷凍パイシートを3枚も使ってしまったので、1枚しか残っておらず、その1枚で6個のタルトを作りました。温度設定は最高温にしていました。

「ちょっとアンタ!豚を焼くんじゃないんだからね、こんなに熱くしたらすぐに焦げちゃうわよ!」
「私が見たレシピでは290度にしろと書いてあったから、これでいいの」
「290度って、それはもしかして華氏(Fahrenheit)じゃないんですか?」
「いいえ、摂氏(Celsius)です」

そんな会話の後、同じ材料と少なめのパイ生地とで作った6個のカスタードタルトがあっという間に焼きあがりました。


娘は、ご親切に比較写真も撮ってくれました。


同じ材料で作ったとは思えないこの違い!

使った型も同じなのに。

カスタードの味では負けていないんだけど、やはりお母さんのテキトーカスタードタルトは、見た目に難がありますね。パイ生地のクリスピーさも負けていました。食べやすさも。

次回は、娘のやり方を真似してみます。


ところで、残っていた卵黄は、私がこのタルトと別の料理に使ったので、娘は自分のカスタードタルトのために卵黄3個分を使ったから、今度は卵白3個分が残っている。

何かに使わないと…。

アーモンドブレッドでも作るかな。

こうして、ぜんぜん減量なんてできないのでございます!(作っても食べなきゃ良いんだよ。)


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月8日

知的障害や精神障害のこと

メルボルンに住むようになって驚いたことは幾つもありましたが、障害者が多いということもその一つでした。

この国には何か問題があるのだろうかと真剣に思ったほど、どこへ行ってもそう思わされました。

まず目についたのは車椅子の人達。

もしも倒れたら絶対にどうにもならないだろうと思えるほど重度の障害があると思える人が、指先や顎で操作するような電動車椅子で一人で外出していたり、またそういう電動車椅子で道路を走っていたり、電車に乗り込んで来たり。

スーパーに買い物に行くと、必ずと言っていいほど車椅子の人を見かけますしね。

ショッピングセンターでは、集団で買い物やウインドウショッピングなどを楽しんでいる障害者のグループにしょっちゅう出くわします。知的障害のある人達が多いです。アシスタントの人達と一緒に来て楽しんでいる様子です。

精神障害のある人にもよく出くわしますよ。それは、なぜか電車の中や駅が多いのですけどね、誰もそこにいないのに一人で会話をしていたり、突然大声を上げたりする人がよくいます。声が聞こえたり誰かが見えたりしているのでしょう。

「エレファントマン」のように顔が極度に変形している人を見かけた時にはドキリとしましたが、その人は普通に買い物をしていました。俳優のピーター・ディンクレイジさんのような、小人症の小さい人々も見かけます。

日本にいる頃には、こうした人達を見かけることが殆どなかったのですから、メルボルンに来て驚いたわけですが、メルボルンに障害者が特に多いのではなく、障害者が普通の生活をすることができているからしょっちゅう見かけるのだと気づくのに時間はかかりませんでした。

国や自治体の政策や障害者を援助するシステムやサービスの向上もさることながら、障害に対する人々の考え方受け止め方が、日本のそれとは異なると感じます。特に、精神障害や知的障害に関してそう思うのです。

日本から悲しくなるニュースが続いているじゃないですか。

精神疾患の患者がいる家族は、地域ご近所の迷惑にならないように、患者を自宅に監禁しておかなければならなかったかつての日本。そういう法律があったのですよ。

「精神病は恥だ」という考え方や社会の目から隠そうとする姿勢は、今も残っているのですね。精神疾患に対する正しい知識の欠如と根強い誤解や偏見も問題です。

こうした問題を解決していくためにもっとも重要なことは、人々が「正しい本当のこと」を知ることです。そのためには、こうした問題について人々がもっと普通に発言していかなくては。

だからね、私はこのブログでも、自分達の精神疾患のことを、これからも話題にして行くつもりです。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月7日

大英帝国植民地政策の名残り

日本から桜の開花だの初の夏日だの、4月らしいニュースが聞こえてくるくらいですから、南半球の下の方に位置するメルボルンは寒くなってきています。

今朝は外の気温が7度でしたし、Tシャツで寝ていたら雪が積もった森の向こうにある「信州ユニバーシティ」(という設定の大学)に行く夢を見ました。新学期が始まる9月(というのも変だけど)、まだ9月なのにすでに雪が積もっていて寒かったのですが、

目が覚めたら実際に寒かったんです。

かと言って、夏物をしまったりしてはいけません。来週は再び30度超えが予想されています。とにかく、一年中、あらゆる季節の服が必要なメルボルンなのです。

それはともかく…

現在、クイーンズランドのゴールドコーストでは、「コモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)」というオリンピックのような総合競技大会が開かれておりまして、オーストラリア人達はゴールドメダルラッシュで大喜び!

これがねえ、毎回呆れちゃうんです。

「コモンウェルス(Commonwealth)」というのは英連邦のことで、この競技大会に参加するのは英連邦に属する国や地域です。かつて植民地であった国々や今でも英国に属する国々などです。

参加国と地域はこちらでご覧いただけますよ。知らない国が多いですよね。多くが、小さな島の国々です。アフリカ諸国も多いです。

かつての大英帝国の繁栄ぶりというか、いかに世界中に植民地を拡大していたかがよく分かるわけです。しかし、そうした帝国主義の時代、侵略され、植民地とされた国々や地域の奴隷問題や貧困問題をはじめとする暗い歴史を思うと、今こうしてアスリート達が集まって、対等な立場でスポーツで競い合う時代が来たことを、良かったなあとは思いますけど、搾取され支配された側の人々の人権問題や経済問題は続いているわけで。

英国は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと、それぞれ分かれたチームとして参加しています。

「コモンウェルスゲームズ」は、オリンピックのように4年ごとに開催されまして、オリンピック競技以外に、英連邦諸国で盛んな(それ以外の諸国ではあまり知られていない)スポーツも行われるんですよ。

例えば、ローンボウルズとか。これは、芝生の上で的となる小さなボールの近くにボールを投げあって、最後に一番近いところにボールがある方が勝つという競技ですが、オーストラリアでは特に高齢者に人気があります。

7人制ラグビーやネットボール、スカッシュなども行われます。

でも、テレビで放送されるのは人気のあるスポーツが中心です。現在、水泳が行われていて金メダルラッシュですからね、オーストラリア人達は大喜びというわけですが、オーストラリアは水泳では世界のトップクラスでしょ?参加国が限られたこのような大会でメダルを獲得するのは当たり前なんですよ。

実際、選手たちも競争相手はチームメイトのオーストラリア選手ってくらいのリラックスモードですからね。リラックスしているので実力を発揮できるのか、世界新記録が出たりもしています。

「コモンウェルスゲームズ」は、一体いつまで続けるのでしょうか。もうやめても良いんじゃないかという意見も出ています。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月6日

太るのは簡単よ

まあね、人それぞれだとは思いますよ。体重を増やすのに苦労している人々がいらっしゃることも知っています。

しかし、私の場合はですよ、太るのは簡単なの。

秘訣?

それはね、

食べるだけ!

確かに、昨日は食べたんです。

キッチンでは、娘が半日かけてケーキのデコレーションをしていましたから、チョコレートケーキの切れ端を味見したり、バタークリームの味見をしたり、チョコレートガナッシュの味見をしたり。

翻訳の仕事は脳みそに結構な負担がかかりますが、いつも仕事で煮詰まってくると炭水化物が必要になるんです。だから昨日は、確かに炭水化物食品を仕事の合間に食べていました。ケーキの味見は1回や2回じゃなかったし。

朝ご飯と昼ご飯は、もちろん普通どおりに食べました。

そして、夜は韓国料理のレストランで焼肉でしょ。食べる量はかなり控えましたけど、半分以上脂身の豚肉が美味しくて、ついついね。

家に帰ってからは、ほら例のバターを1キロ近く砂糖を800グラムくらい使ったという超高カロリーのケーキを一切れ。(昨日の記事をご覧ください。)

実は、その一切れが小さすぎて満足できず、もう一切れ食べたのです。夜だというのにコーヒーも飲んで。

たったこれだけで体重1キロ増!

今朝は、うっかり朝ご飯にケーキを食べるところだったんですが、それは我慢しました。だって、鏡に映る私の顔は、明らかに先日までとは膨らみ具合が違うんだもの。

今日は、野菜中心の粗食で過ごします。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月5日

バースデーケーキ

今日はうちの夫の誕生日です。

ついに50歳よ!

ようこそ50歳代へ。(実はうちの夫は私より歳下なんです。)

50歳代は、身体の衰えを感じるお年頃。親族に心臓発作で亡くなった人が多いのだから、生活習慣、特に食習慣には気をつけてもらいたいものです。

昨年の誕生日には、甘さ控えめでバターもクリームもなしのバースデーケーキを作りました。夫はいつもブラックフォレストケーキを希望するのですけど、ブラックフォレストケーキは高カロリーだし、そもそも夫はケーキなんて食べるべきじゃあない体型(臨月の妊婦並み)なのだけど、ケーキのない誕生日というのも何だか変な気分だったので、いつものようにケーキは作ることにしたのですけど。

作ったのは、バターなしのスポンジケーキ(甘さ控えめ)に、低脂肪牛乳と卵黄で作ったカスタードとナシを挟んだケーキで、あまり好評ではありませんでした。

今年は娘がお父さんのバースデーケーキを作ると言うので全面的に任せましたところ、バターと砂糖とクリームとチョコレートをふんだんに使った「心臓発作一直線」のようなケーキが出来上がりました。バターなんて1キロくらい使ったらしいです。


直径20センチ以上、高さも軽く20センチ以上はありますよ。

作り始めたのは昨日のお昼頃。

チョコレートケーキを3つ焼いて、それぞれを2枚にスライスしたのに、バタークリーム(卵白入り)というのをはさみ、チョコレートをたっぷりとかけて、さらに上にはチョコレート菓子が乗っておりまして、一切れのカロリーはいかほどなのか。

怖い!


私は今日は珍しく仕事に追われておりましたので、ケーキを作らなくて済んだ上に、晩ご飯は韓国焼肉店に行くことになり、晩ご飯も作らなくて済んでチョ~楽ちんです。ケーキ作りとご馳走作りが仕事と重なると大変ですからね。

しかし、焼肉でしょ?

焼肉も高カロリーなのよね。

夫はそういうのを食べるべきじゃないんだけど…。まあ、最近歳のせいか若い頃ほど量を食べなくなってきたし、誕生日なんだしな。家族でレストランに行くなんて久しぶりだし、楽しみです。


さて、行ってきましたよ、韓国焼肉店。

ミッチャム(Mitcham)の駅前にある「Madang Korean BBQ」というレストランで、なかなか美味しかったです。

しかし、焼肉屋と言うよりも韓国料理レストランと言ったほうがよろしい。自分達で肉を焼いてワイワイ食べる焼肉屋ではありません。

給仕の人が来て炭火で焼いてくれるのです。

自分たちが注文した焼肉よりも、隣の席にいた韓国人家族が注文した料理がどれも美味しそうで、次回はそういうのを食べようと話しました。

つまり、また来ようと思ったのですから、このレストランはマル。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月4日

なぜアメリカなのか

一昨日、キッチンのカウンターの上に黄色い大きな封筒が置いてあるのを見ました。

封筒にはぐにゃりと曲がった長い物が入っているようで、「ああ、先日娘が丸刈りをした時に切った髪の毛の束を郵送しようと準備したのだな」と思いました。

宛先を見ると、見慣れない住所。

オーストラリアの住所の場合、州の名前の横に4桁の郵便番号を書きますが、それがない。

「MN 55744」と書いてあって、

これってアメリカの住所じゃないの?

「アメリカの住所なら、一番下に U.S.A. と書かなくちゃあダメよ、国際郵便と分からないでしょ」などと娘に言いながら、お母さんは思ったんです。

なぜアメリカなのか!

髪の毛を、なぜアメリカに送るのだ。オーストラリアにも病気で髪の毛を失った人達が大勢いるのに。そうした人達のためにウィッグを作る団体は、オーストラリアにはないのか?

娘に、わざわざアメリカに送る理由を聞くと、グーグルで髪の毛を寄付できる団体を探した時に、シャンプーブランドのパンテーン(Pantene)のウェブサイトを見つけ、髪の毛を寄付できる団体の住所を見つけたというだけで、特に理由などなかったのでした。

調べると、アメリカの企業であるパンテーンですから、当然アメリカのガン患者にウィッグを提供するプログラムを運営しているのであって、アメリカに送った髪の毛がオーストラリアのガン患者を助けてくれるわけではないのです。当たり前だけど。

考えが足りない!

オーストラリア人なんだから、オーストラリアの病気の人達のために寄付するべきじゃないの?オーストラリア国内の団体を探しなさいよ!

という事で、勉強で忙しそうだった娘に代わり私がリサーチいたしましたところ、オーストラリア国内にも複数の団体があるのです。ところが、寄付する髪の毛の長さの条件がどこもかなり厳しいのですよ。

例えば、Variety Australia という子供達にウィッグを提供するチャリティ団体だと、長さは14インチ(35.5センチ)以上。Australia Alopecia Areata Foundation という脱毛症の人達にウィッグを提供するチャリティ団体だと36センチ以上。

娘の髪の毛は、30センチはあるけど長さが足りていないのです。

パンテーンの場合は、20センチあればよいのですが。

仕方がないからアメリカに送ろうかと考えていたところ、AAAF のウェブサイトをよく読むと、長さが足りていなくても受け付けると書いてありましたので、そこに送ることにしました。住所はフランクストン・サウス(Frankston South)でメルボルンの南だから、郵便代もわずかしかかからないしな。

世界第3位の人口を持つアメリカは、チャリティ団体も多いし、オーストラリアから髪の毛を寄付する必要もないでしょう。


ところで、うちの娘ですが、丸坊主スタイルが大変にお気に入りの様子です。一日に何度も何度も鏡に自分の姿を映しては、ニヤニヤしているんです。

少しでも長く突き出た髪の毛を発見するとハサミで切って、完璧な丸坊主を目指している様子でね。

昨日は、メイクもバッチリ、赤い口紅まで塗って、大きな黒いイヤリングを着けて、全身黒づくめファッションで大学へ意気揚々と出掛けました。(もうパニック発作なんて昔の話だな。)

しばらくして娘からメッセージが届きました。

大学はイースター連休を含む第1セメスターの中間休み中で閉まっていたそうです。

なんだそれ!


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月3日

夏時間終了で困ること

毎朝、夏時間だった頃の6時前に目が覚めています。

しかし、時間が元に戻った今、それは4時50分だったりするわけで、そんな時間に起きたくない。

ところが、もう一度眠れたとしても、6時に目覚めるには睡眠のサイクル的に微妙な時間なので、6時にスッキリと目覚めるというのは難しい。だから起きた後の寝不足感が問題になるのです。

そこで、仕方なく5時に起きたりするわけですが。

夏時間終了後の問題は、食事の時間というのもあります。

いつも11時半頃になるとお腹が空いて来るので、ランチを作り始めたりしていたのですが、それって夏時間終了後だと10時半頃。お昼ご飯には早すぎる。

早すぎるけど、12時まで待てないから早いお昼ご飯になるのです。

午後になり、外の日差しも傾いて、そろそろ晩ご飯の支度を始めようかと思う頃、時計を見るとまだ午後4時前だったりする。

我が家の晩ご飯は早くてね、夫が仕事から帰宅する6時過ぎには食卓の準備を始めるのですけど、それって今は5時過ぎ。晩ご飯には早すぎるけど、皆んなお腹が空いてキッチンにやって来るのです。

うちの夫の就寝時間は夜の9時。

それって今は8時。その時間になると眠くなるらしく、昨夜は8時前には寝てしまった。そして、翌朝また5時前に目が覚めるわけだ。そんなに早く起きると出勤までの時間が長くなり、時間を持て余してしまうのです。

毎年、こういうチグハグな暮らしになるんですよね。

夏時間が始まる時(時計の針を1時間早める)には別段困ることはないのになあ。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月2日

丸坊主とツタンカーメン

娘の丸坊主には慣れては来たものの、やはりハッとしてしまいます。

ロングヘアから丸坊主への変身は、強烈なインパクトがありますよ。

髪の毛を切ってから2日ほど経つのですが、頭が少し黒くなってきたから髪の毛が伸びてきたんですね。早くもう少し伸びて欲しい!

私はね、見るたびにツタンカーメンの復元された顔に似ていると思ってしまうのです。特に、頭頂部の平ら具合が…。


上のナショナルジオグラフィックの復元想像図は、かなりイケメンに描かれていますけど、キング・トゥトゥは出っ歯だった(かなり深刻な過蓋咬合だった)ので、口元の描き方が今一つですよね。

BBCのドキュメンタリー版の復元想像図の方がリアリティーがありますよ。


ちなみに、BBCのドキュメンタリーによると、キング・トゥトゥはホルモンバランスの異常で女性のような身体つきをしており、内反足という足の裏が内方に向く状態となった障害のため、10代にもかかわらず杖がなければ歩くことが出来なかったであろうということです。墓からは多くの杖が見つかっています。

病気や障害に苦しんだであろう若きファラオですが、エジプト王家のメンバーには、近親婚が原因と思われる様々な健康問題をかかえた人が大勢いたんですよね。

それはともかく…

うちの娘を見るたびに、私はナショナルジオグラフィックの方の復元想像図を思い浮かべてしまうのです。

娘は、今のところ私が編んだ毛糸の帽子はかぶろうとしません。

それでも、冬になれば帽子は絶対に必要だと思い、お母さんは2つめの帽子を編んでいます。編みながらちょっと小さくなりすぎたと思ったんですけど、実際に頭にかぶせてみたらピッタリでした。

もともと頭は小さいのですが、髪の毛が無いと驚くほど小さいんですよ。

頭が大きい息子は、現在髪の毛がボーボーに伸びてヘルメット状態なので、この2人が一緒にいるとその頭の大きさの違いに目が点になってしまいます。


お帰りの前に1クリックを!



2018年4月1日

夏時間は終わったが

今朝、夏時間(時計の針を1時間進める)が終わりました。夜中の3時が2時に戻りました。もちろん夜中に起きて時計を直したりしませんけど。

朝起きてから時計を1時間戻したのですが、体内時計は簡単には戻せません。

いつも、だいたい朝の6時前には目が覚めるわけですが、まだまだ真っ暗な6時が5時になったのは良いのだけど、体内時計のおかげで5時前には目が覚めるということになるのです。

今朝もバッチリ5時前に目が覚めましたよ。

今日は「イースター」で、普通なら日曜日も仕事の夫もお休みなので、私も朝早く起きる必要はないのに目が覚めてしまい、もう一回寝ようと思ったってそう簡単には眠れない。

仕方なく、起きてゴソゴソやっていたら、娘も起きてきた。

すると夫も起きてきた。

せっかくの朝寝ができる日に。

体内時計が調整されるまでの間、しばらくは5時起きが続きます。


毎年、イースターの頃には天気もすっかり秋めいてきます。

最近、朝の気温が10度を下回る日が増えてきて、木々の葉っぱも色づいています。我が家の敷地に生えているのはユーカリの木がほとんどで、葉っぱの色は一年中同じだから季節感なしですけど、色づく木もあるのですよ。

そう思って、色づいた木の写真でも撮ろうかと思って家の周りを見て歩いたけど、これしかなかったわ。



メルボルンの秋は、一年で一番良い季節です。



お帰りの前に1クリックを!