2018年12月31日

大晦日に思うこと

あっという間に過ぎた2018年。

この一年、ほとんど家の中で過ごした私とうちの息子。娘は大学があるから外出していただけで、11月に第2セメスターの試験が終わってからというもの、ほとんど家にいます。

仕事でほとんど休みがない夫以外は、

ひきこもり家族!

こんなことではいけない、もっと外に出て人や社会と関わる生活をしなくては、とは思いません

自分にとって最も快適な暮らし方が一番いいのですよ。

息子は仕事(収入を得る方法)を見つける必要がありますが、最近人間モルモットを始めたからな、あれは一応収入を得る方法ではある。

娘は、銀行口座の残額がどんどん減ってきて流石に焦るのか退屈したのか、アルバイト探しに力を入れ始めました。しかし、アルバイト先を探す若者は多く、競争が激しいからなあ、どうなることか。夏休みはまだ2ヶ月も残っています。

私は、ぼちぼち仕事して、趣味のお料理レシピ・ウェブサイトCOOKPAD International や編み物を楽しんで、時々友人や夫の家族と会って、これで結構マイペースのライフスタイルなんです。

それはともかく…

年末ということもあって、バスルームの掃除をしたんですがね、シャワー周りのタイルの目地の黒ずみがどうしたってキレイにならない。

ありとあらゆることをやってみたけど、白くはならない。

まだやってみていないのは、スチームクリーニングとプロのクリーニング。スチームクリーニングをするにはそれ用の道具が必要なので、出費がかさんでいる我が家の家計上無理。

バスルームの掃除をする度に、全くうんざりさせられる目地の黒ずみ。いくら努力しても努力の成果が目に見えないというところが悲しい。

最近は、上から白い目地隠しを塗るという魔の手にどんどん心を動かされているんですけど、どうなんでしょうか?

さて…

大晦日の今夜、

ニューイヤーズイブのパーティーにも花火見物にも行かない我々は、毎度のことながら特別なことは何もしないわけですが、一応晩ご飯には麺料理をということで娘からのリクエストがあった冷たいそうめんと天ぷらを作る予定です。

皆さんも、良い新年をお迎えください。

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2018年12月30日

身長よりも長いドレス

西オーストラリアのどこかで気温が49度を超えたという先日、我が家の辺りも40度を超えていたのでして、今週の金曜日も40度超えの予想です。

そういう暑い日には、うちの娘は袖なしショートワンピースを着て非常に涼しそうに見える。

私はワンピースなど持っていないから、涼しそうな娘が羨ましくて。

脚を露出するスタイルには抵抗があって、スカートよりもパンツが好きな私ですが、家で着るだけなら見た目よりも涼しさが大事。私も涼しいサマードレスくらい一着持っていてもいいだろうと思いましてね。

クリスマス後の大混雑も一段落したショッピングセンターへ出かけたのでございます。

久しぶりのファッションショッピング。

どの衣料品の店でもサマードレスは販売されておりますが、袖なしや肩を大きく露出するデザインのドレスが多い。キャミソールのように肩のところは細い紐のデザインは涼しそうで良いんだけど、日本人的には「そうしたドレスを着るにはストラップレスブラが必要になる」と考えるところです。しかし、オーストラリア人たちはヘッチャラで普通のブラを付けています。

それはちょっといかがなものか…

でも、キャミソールのマキシドレスはカッコいいですね。

そう思って近づいてみたら、

何なんだこの長さは!

ドレスを掛けてあるハンガーを見上げる私。

それらのドレスは床から10センチほどしか離れていない。ふと横を見ると鏡があって、そこに映るアジア人のおばちゃん(私のこと)とハンガーに掛けられた色とりどりのマキシドレスを見比べて、私は驚愕いたしました。

私の身長よりも長い!

いくらなんでも長すぎじゃないのか!

高身長の女性しか着られないよ。
それとも、お引きずりを狙ってるの?

まさかな…

まあ良いのよ
私はマキシドレスを必要としていない。
必要なのは
とにかく涼しいドレス。
ほら、俗に言う

アッパッパ!

結局、一着買いました。涼しそうな生地のアッパッパ風。

私の好きな黒い柄で
家に帰って着てみたら
まるでおばあさんのようでした。

大丈夫…

家で着るだけだし、
涼しいのが一番なんだから。(泣)


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2018年12月29日

またまた壊れた!

今度はガスコンロが壊れた!

オーブンのエレメント、オーブンの庫内灯、オーブントースター、洗濯機、冷凍専用縦型冷凍庫、そして今度はガスコンロ!

も〜いい加減にしてちょうだい!

ガスコンロは、ガスを出すとともに圧電素子あるいは電池により火花を生じさせ、点火させるという仕組みとなっていることは皆さんご存知のとおり。

よって、ガスの供給部か火花発生部か、いずれかの不具合で問題が発生することが考えられるわけですね。

ガスコンロの故障には大きく分けると二つの場合あるそうです。

1.点火しない
2.点火はするがスイッチを離すとすぐに火が消えてしまう

我が家の故障はいずれでもありません。

点火しますし、スイッチを離しても火は消えません。問題は火花発生部です。

パチパチ火花を発生させ続けて止まらない!

別に良いんですけどね、
パチパチ言っているのを気にしなかったら
お料理をし続けることはできるんですけどね、
お料理が終わってスイッチを切っても、

ずうーっとパチパチ言いっ放し!

とりあえずガスコンロの電源を切ったうちの夫。ライターかマッチを使えとのことなんですけど、これって「とりあえず」なんですよねえ?

いつかは直してくれるんですよねえ?

オーブンはずっと故障したままなんですよ。故障しているのは庫内灯で、オーブンの中の様子を見るためにあると便利なんですけど、壊れたのを夫が修理してくれてちゃんと点灯したのは良かったけど、その後

ずうーっと点灯しっ放し!

小さな電球ですが、点けっ放しだと庫内が結構熱くなるので、オーブンを使わない時には家の外壁に設置してあるたくさんのブレーカーが並んだ箱の中にあるオーブン専用のブレーカーを下ろすという面倒なことをやっております。

この家に引っ越して来て以来ずっと故障中の、というか水漏れしているおトイレの排水管にも困っているけど。こちらは漏れて出てくるのがただの水ではありませんので、毎日の始末が…。

ああ、

2018年はいろいろ壊れる年だった。少しずつ小さな苦労と手間が増え続けるなあ。


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2018年12月28日

お母さんは当てにできず

大抵のことなら何でもできる、いろいろと知識も豊富で、いざとなったら火事場の馬鹿力だって発揮する、そんなお母さんであるはずの私ですが、息子も娘も「これ」に関してはお母さんはダメだと思っているらしい。

「これ」というのは、

車の運転です。

大学を出て学校の先生になって一年が過ぎようかという頃に、必要に迫られて苦労の末に取得した運転免許のことは、これまでにも記事に書いておりますが、

ああ…

仮免許取得のための筆記試験を連続不合格となり、特別なはからいをいただいて教官室の片隅で3回目の筆記試験に挑む私にかけられたお言葉。

「学校の先生をしているような人が、こんな学科試験を何回も落ちてちゃダメでしょ」

そして、

卒業検定にも落ちたのだった。

私は交通事故に何度も合っておりますのでね、そのせいだと思うんですけどね、ちょっとしたことでパニックるわけですよ。

運転歴ウン十年になるとはいえ、いまだにバックも駐車も得意とは言えず。

来月、運転免許試験に再挑戦すると決めた娘も、「それならオレも」と初挑戦を決めた臆病者の息子も、試験前の練習に頼りにするのはお父さん。

お母さんは完全に無視なのですが、

それはもう、私に取っても有り難いことでございます。運転に関してはお母さんを頼りにするべからず。


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2018年12月27日

最高気温予想は39度

今日は、午後から暑くなるそうです。最高気温の予想は、

39度!

49度よりマシですけど…

昨日、西オーストラリアの北のどこかでは49度になったそうですからね。

その「西オーストラリアの北のどこか」辺りから南東部にかけて、地図上では45度の角度で熱気のかたまりがあったのですが、気圧配置の関係でその熱気のかたまりが居座って南へ広がってきているんですって。


ヴィクトリア州でも北部は40度超えでしたが、今日は熱気がついにメルボルンにも入って来るらしいです。

朝はまだ「本当に39度になるの?」って疑うほどに涼しいのですがね、こういう日はちゃんと準備をしておかなくてはいけません。

外の涼しい空気をできるだけ家の中に取り込んだ後、窓を締め切り、カーテンやブラインドを閉めました。おかげで家の中は暗いです。

ハーブ畑にしっかりと水やりをしました。熱風が吹き荒れたりしなければ暑くなっても大丈夫でしょうが、心配なのはシソの芽。生き残ることができるかどうか。木の陰になるところに植えていますけど。

クールチェンジが来るのは土曜日です。

今回の猛暑は二日間だけですからね、それくらいなら乗り切れますが、北の内陸部では連日40度超えしている町がたくさんあります。夏中ずっと40度超えなんて、住んでいる皆さんは、どうやって生きているんだろう。

エアコンが壊れたらもうアウト…

停電したらもうアウト…

怖いなあ。

私にはそんな所に住むことはできません。


夜です。

結局、今日の最高気温は40度を超えました。午後の暑い時間帯にベイズウォーター(Bayswater)という街に行く必要があったんですが、道路脇に建てられた気温表示では43度になっていました。

外に出た時の感じでは、確実に40度を超えている感じでした。

乾燥した40度超えは、実は湿度の高い37度とか(岡山の夏はよくそんな感じ)よりも楽ですよ。


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2018年12月26日

クリスマスの後に思うこと

「メリークリスマス」というフレーズを誰も口にすることなく、普通の休日として一日が過ぎた我が家でございます。

別にクリスマスをお祝いしたいわけではないんですけど、こうして一つまた一つと、季節の行事に伴うアクティビティーが我が家の暮らしから消えていくことへの虚しさというのを感じます。

日本にいた頃には、避けて通ることはなかった季節の行事の数々。

食べ物にしても、飾り付けにしても、豆まきとか月見とかそうしたアクティビティーをねえ、「面倒くさいけど頑張ってやる」じゃあなくて「楽しむ」自分がいましたけど。

オーストラリアに来てからは、季節感が逆というのもあったし、お料理だと材料が手に入らないというのもあって、そうした日本の行事を楽しむことは無くなって行きました。

子供達が幼かった頃には、節分や雛祭り、端午の節句、七夕、お月見など、やっていたんですけどね。社会にそうしたことを祝う文化がないわけだし、あの子達はオーストラリア人という意識なので、自分達だけで続けていく意義も感じなかったんですよねえ。

さてさて、

クリスマスすら何もしなかった我が家族。せめてお正月には何かしようかなあ。今年の餅つきはどうしようか。お天気はどうなんだろうと思いました。

天気予報によると、元日の気温は30度です。

ダメだ、餅つきをするには暑すぎるし、お雑煮もエアコン付けないと食べられない。

そんなことをブツブツ言っていましたら、娘が言ってくれました。

「おモチはやめよう、お母さん。おモチよりもソーメンがいい!ディッピングソースで食べるやつ!ソバでもいいけど。ニューイヤーズイブはヌードルでしょ!」

ニューイヤーズイブはヌードル!

そうね。

たしかに、これだけは毎年やってきたんだわ。パッタイ(Pad Thai)などという場合もあったけど、大晦日の晩ご飯は必ず麺料理にしてきたんだった。

少なくとも一つは、日本の慣習が残っているようです。


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2018年12月24日

魚屋の大行列に戦意喪失

今朝は、シーフードを買ってくる予定だったんですけど、魚屋まで行ったんですけど、買わなかったのです。

クリスマスの前日に食品の買い物をするのは避けたほうが良いと分かっていました。でも、エビとか魚とかイカとか貝とか、シーフードはやはり新鮮なものを前日に買うべきだと思って、今朝行ってきたのです。

でも、

人混みの喧騒が苦手な私のような人は、クリスマス・イブの日の大混雑する魚屋の行列に並んでシーフードを買うということができなかった。

最近ちょっと具合が悪くなりかけているせいもあって、実際にあの行列を見てしまったら、血の気が失せるようにシーフードのご馳走を作るという意欲が消えて無くなった。

結局、混雑していなかったスーパーでトイレットペーパーとファミリーパックの冷凍ギョーザなどという、考えもしなかったようなものを買って帰ってきたのです。

ああ…

家に帰って夫に言いました。

「エビやシーフードを買うつもりで行ったのだけど何も買わずに帰ってきちゃった…」
「エビはいいよ」
「もう一度買いに行ってこようか思って…」
「本当にエビはいらないですよ」

夫はですね、日本人のように今年のクリスマスはKFCでいいんじゃないかと言うのです。

誰も来ないし、どこへも行かないし、特別なことをしないクリスマスなんだから特別なご馳走はなくても良いと。

KFCか…。

それは嫌だけど、でも気持ちを奮い立たせて再び大混雑の魚屋へ行ってくることもないと納得。こんなことで無理をしないほうがヨロシイ。

ファミリーパックの冷凍ギョーザというものもあるんだしな。


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2018年12月23日

クリスマス・イブイブイブで暗くなった話

友人エクリーさん夫婦主催の毎年恒例クリスマス・イブイブパーティー(今年は実際にはイブイブイブ)が、昨日土曜日の夜に開かれまして行ってきました。

いつものように、家中がクリスマスの飾りで光り輝き、寝室以外の家の中全てがオープンデザインという広々とした家で、家の外にはバーベキューエリアや芝生エリアの間にタイルを使った大きなチェスセットが作ってあったりする、そんな彼らの家です。

昨日は知った顔が少なくて、知った顔があってもリングウッド・バレエ関係の人達で、彼らはバレエスクール運営のことや今年の公演の話題だから会話に加わる気にもならず、なんだか場違いなパーティーという感じでね、あまり楽しめませんでした。

成長した娘さん達の友人達は、皆さんドレスアップしていてうちの娘とは大違い。お友達は、プライペートスクールのお友達とバレエスクールのお友達ですからね、経済的にもゆとりのある家の子達ばっかりだから、うちの娘や息子の友達とは雰囲気が違うのですよ。

パーティーの間中、誰とも話をしないうちの息子。

うちの娘は、現在不安症が再発しておりますので、パーティーには行かなかったのですけど、無理して行かなくてよかったと思いました。

ご馳走やお酒を頂いても、なんだか居心地が悪くてね、これも私のメンタルが暗い所へ落ちがけているせいかもしれませんが。

クリスマスの華やかなお祭りムードがね、

世界が違いすぎる…

そんな感じだったんです。

エクリーさん夫婦の末の娘さんが今年ハイスクールを卒業し、クリスマスの翌日からは家族で2回目だか3回目だかのニュージーランド旅行に出かけるんですって。

暮らしぶりが違いすぎる…

昨日のパーティーは、

少し気が滅入りました。

帰りには交通事故に遭遇し、まだ警察も救急車も来ていなくて、人が倒れていたんです。運よく、我々の前の車の運転手がお医者さんだったので良かったんですが、交通事故は私のトラウマを呼び起こすので、更に気分が落ち込みかけて。

最近抗うつ薬の服用量を減らしたせいか、気分の落ち込みを止めるブレーキの効きが悪いんです。娘がまた具合が悪くなっているのも、かなり影響しているんですけど。

何とか乗り越えなくちゃ。


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2018年12月21日

密かな楽しみ

野菜栽培への熱意を失ってしまった私です。

何しろ夏場の水やりが大変で、箱型野菜畑は家から遠いし。たとえ努力し続けても、熱風吹き荒れる40度超えの酷暑で半滅したりとか、やってられない。

スーパーで簡単に手に入る野菜はもうやめだ!

夏以外の季節は、北隣りさん家の巨木のせいでお日様が全く当たらず、箱型野菜畑には苔しか生えない。

というわけで、

栽培するのはハーブ類と決めたんです。

家から近い所に植えれば水やりも簡単だし、木の陰になっている場所なら酷暑にもなんとか耐えるし、ハーブは使う量が少ないし。

でも、こんなに広い土地があるのに、もったいないと言えばもったいない。

手に入りにくい野菜や果実の栽培なら、苦労の甲斐もあるというもの。

手に入りにくいものか…

ゴボウ

それはハードルが高いかもしれない。

レンコン

ううん、素人には難しい気がする。それに、レンコンは時々アジア食品店で見かけるし。

柚子

これはやって見る価値があるな。

山椒

山椒の実はスパイスとして手に入るけど、あの葉っぱが欲しい!でも、苗をどうやって手に入れる?苗は無理だ。じゃあ、種は?(誰か木になる種をちょうだい!)

ミョウガ

ミョウガって、栽培するものというよりも裏山から摘んでくるものっていうイメージだけど、栽培はできるはずだ。

三つ葉

これは簡単だな。

こうして、いろいろ調べては、苗や種を手に入れて植えているんですよ。

柚子は鉢の中で順調に成長中。
三つ葉は収穫する前にカタツムリやダンゴムシに食べられてしまうので、種ができたら鉢植えにする予定。
ゴボウは失敗。全然芽が出なかった。

そして、つい最近、

ミョウガを植えたんです。ミョウガを最後に食べたのは、少なくとも12年以上前。


新しい芽が出てきてるんです!

ワクワクする!


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2018年12月20日

小包泥棒とグリッターボム

グリッターって、皆さんご存知ですね。

キラキラするメタリックな粉末状の素材です。

我が家には、子供達が幼かった頃にグリッター入りの塗料のようなものがありました。娘がキラキラが好きでグリッター塗装された紙とか買ったこともありますけどね、あのキラキラがどうしても飛び散るので掃除が大変なのです。

昨日のニュースで面白いものが話題になっていました。

その名もグリッターボム!

直訳すれば「キラキラ爆弾」です。

クリスマスプレゼントをオンラインで購入する人が多いので、宅配や郵便配達さん達は大忙し。そして問題になっているのが、家の玄関前に置かれたままの配達された小包を盗む人達です。

よくもまあと呆れるほどにヘッチャラで盗んでいくのです。

自身も小包を盗まれたことがあるというある人が、泥棒たちを懲らしめるために数ヶ月を費やして完成させたのが「グリッターボム」という装置。

箱の中には四方向から外の様子を撮影するためのスマホが入っています。GPSで場所が分かりますから、泥棒たちの居場所も分かるのですが、GPSは泥棒たちがその装置を捨てた後にその装置を回収するためです。

箱を開けると「爆発」はしませんが、中に仕込まれた大量のグリッターが撒き散らされ、更に「オナラの臭いガス」が噴射されるというその装置。

製作者による説明とキラキラと臭いガスの攻撃を受けてうろたえる泥棒たちの様子が YouTube動画で見ることができますよ。



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2018年12月19日

素人ヘアカットの悲劇

うちの娘は、丸刈りが得意です。家にあるバリカンで、ガガーッと自分でDIY丸刈りを決行したのは、3月31日のこと。

あれから9ヶ月。

立ち上がり続けた頭頂部の髪の毛も、流石に寝てくれるようになりました。

うちの夫のヘアカットは、娘がやってくれます。そのために新しいバリカンを買ったのですからね。ヘアスタイルは、ほぼ丸刈り。頭頂部だけをやや長めにして、境目をブレンドさせるというスタイルです。

さて、

金欠のうちの息子。

髪の毛はボーボーに伸び放題でも、ヘアカット代40ドルが惜しいので、昨日お母さんがヘアカットに出かけていた間に、妹に頼んでやってもらったらしい。

ここでおさらいしておきますが、娘は丸刈りは得意なのですが、スタイルカットの経験も知識もありません。

いつものように襟足から頭頂部付近まで、ガガーッとバリカンで刈り上げたらしいですが、頭頂部は丸刈りはダメなんですよ。そこは、スタイルカットしないと!

そこで、頭頂部はハサミで7〜8センチの長さに切り揃えたようです。

さあ困った!

その頭頂部の髪の毛と頭頂部付近まで丸刈りした部分との境目を、一体どうしたらいいのか分からない娘。アドバイスもリクエストもできない息子。

帰宅したお母さんは、息子の頭を見て驚きの声を上げました。

アンタ、どうしたのその頭!

ううむ…。

前から見るとそれなりです。問題は後頭部。シダレヤナギのように垂れ下がる頭頂部の髪の毛のところまでグラデーション無しの丸刈り。境目が非常に際立つスタイル。

どうせのこと、全部丸刈りにしてしまうという選択肢はないそうです。


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2018年12月18日

超高額日帰り旅行となった原因

娘は無事に帰宅しました。

超高額日帰り旅行となった原因は、とにかく安い航空券を手配しようとしたことです。帰りの便が、翌朝早朝出発だったのが高額出費の一番の原因。

また、ブリスベン空港に到着後の移動手段についての思慮も足りなかった。

クイーンズランドの田舎の長距離バスは、メルボルンのバス並みに頻繁に走っているわけがないのです。

帰りの便に間に合わせるためには、田舎の家から空港までウーバー(タクシーみたいなもの)で行くしか方法がなく、更に真夜中にウーバーは走っていないから、パーティーを早々に退席して夜のうちに空港まで行き、空港近くのホテルに宿泊することになった。本人は空港のベンチで夜を明かすつもりだったらしいけど、お父さんがその計画にはダメ出し。

ところが、ホテルはどこも満室で、夏休みでクリスマス前のこの時期ですからね、結局、一番お高いホテルに泊まることになった。

帰りの便が夕方とかだったら、ウーバー代もホテル代も必要なかったのです。お友達のお誕生日パーティーだってもっと楽しめたのです。

しかし、

何だかんだ言っても、チケット購入から予約から何から全て一人でやって、クイーンズランドの田舎にある家まで行って帰ってきたのは喜ばしいことですが、

パニック障害が再発してしまった気配です。

それは困る…


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2018年12月17日

お母さんに知られてはマズかった

うちの娘のクイーンズランドへの日帰り旅行は、お母さんに知られたくなかった可能性が濃厚です。

とにかく考えが甘い!

これまでの全ての旅行は完全に誰かに頼り切っていた者が、初めて自分一人で旅行を計画し、とりあえず最も近い空港まで行けばなんとかなるという考えでブリズベン空港までの航空券を買ったところから、うちの娘のパニックが始まった模様です。

お友達の21歳の誕生日パーティーが開かれる家は、ブリスベン空港から遥かに遥かに北でして、「サプラーイズ!」という登場を予定しているため、そのお友達に空港まで迎えに来てくれとは頼めない。

頼んだところで来てはくれない。

遠すぎて!

彼女はパーティーの準備で忙しいんだし。

運よく、空港からはそっち方面行きの長距離バスが出ていることを発見し、航空券代プラス長距離バス代の出費となった模様。

ところが、パーティーの後は皆んなで街のバーに繰り出すらしいと分かったものの、娘は翌日の飛行機に間に合うためには、再び長距離バスに乗る必要がある。

しかし、クイーンズランドの田舎の長距離バスは頻繁に走っていない。

ということで、ウーバー(Uber)を使うしか手がない。

ウーバー(Uber)って、要するにタクシーですよ。そんな長距離をタクシー使ったらどれほどの高額運賃となることか。パーティーを早々に退席する必要があるそうで、お友達に会って「サプラーイズ!」となって、お誕生日をお祝いしてプレゼント(娘が自分で描いた絵)を渡して、すぐに帰ってくるわけ。

そしてブリスベン空港まで戻って来ても、翌朝の飛行機の時間までをどこで過ごすか。

娘は、空港のベンチで寝るしかないと覚悟を決めたらしい。

こういう状況で、せめて往路の自宅から空港までは誰かに送ってもらいたいと思った時、頼めるのは、何だかんだ言わずにただ黙って助けてくれる「お父さん」しかいなかったのですよ!

しかし、そのお父さんも、ブリスベン空港のベンチで寝るという娘の計画にはダメ出し!

お父さんがお金を払ってあげるから空港近くのホテルに泊まりなさい!

優しいなあ。

こうして、お父さんは娘にたっぷりの現金をもたせて送り出したようです。

まあね、この日帰り旅行は、クイーンズイランドのブリスベン空港から遠く離れた家まで行って帰るというだけのことですが、とにかく自分一人の力で何とかするしかないという状況に置かれた娘にとっての、ある種の冒険旅行となったようなんです。

こういう旅行をすると人間成長しますからね。人は、失敗から学ぶものですから。

ぜひ無事に帰宅してもらいたいものです。


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2018年12月16日

なぜお母さんだけが知らなかったのか

今朝、日曜日だというのに早くから目が覚めて、いつものようにコーヒーを淹れようとキッチンに行くと、玄関のライトがついていました。

外を見ると夫の車はなく、暗いうちから仕事とはなにか特別なイベントでもあるのかと思いました。

トーストを焼いていると、夫が帰って来ました。T-シャツ姿でした。
仕事に行ったんじゃあなかったのか…

「どこに行ってたの?」
「えっ? 空港だよ! サチ(娘の名前)を空港まで送って行ったんだよ!」
「空港? サチどこに行ったの?」
「えっ? ブリスベン、クイーンズランド」
「クイーンズランド?」

私の質問にいちいち驚く夫は、当然私も知っていたと思っていたようですが、

知らなかったのよ〜!

聞くと、娘は親友の一人であるお友達(今年の1月には車で往復4000kmも自分で運転して、免許は持っていないのでうちの夫が助手席に座って、クイーンズランドのサンシャイン・コーストまで会いに行ったお友達)の21歳の誕生日を祝うパーティーに出席するために、自分でチケットを買って、今朝出かけて行ったのだそうで、明日には帰宅するそうです。

それは良いんだけど、パニック障害で家から出られなくなっていた娘がこんなことを一人でできるようになったことも嬉しいんだけど、

なんでお母さんだけが知らなかったのよ〜!

教えてもらっていなかったことが、
残念というか悲しいというか。

本人はちゃんと教えたつもりなのかもしれないけど。

意図的に私にだけ教えなかったというのは、ちょっと考えられないけど。

でもね、
なんだかね、
ガッカリなのよ。


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2018年12月15日

マッスルメモリー

「昔取った杵柄」というフレーズがありますが、要するにマッスルメモリー(Muscle Memory)のことを言っているんですよねえ。

「若い頃に身につけた技量や腕前が歳をとっても衰えていない様子」を表す言葉ですけど、衰えないほどに記憶されているというのは、まさにマッスルメモリーなのですよ。

日本では、昔からスポーツなどで技能を習得する際に「身体で覚える」などと言いますが、運動すなわち筋肉の動きを繰り返すことで、考えなくても特定の状況に対して自然にその動きがおこなえるようにするのです。

マッスルメモリー(Muscle Memory)は、直訳すると筋肉記憶です。筋肉に記憶する細胞があるのかどうかはさておき、我々の脳と身体を動かす筋肉との関係のうちでも、これは特別のものです。

車の運転とか楽器の演奏とか運動全般について言えることですけど、考えながら判断しながら筋肉を動かしていたんじゃあ遅すぎるわけで、瞬時に特定の動きをおこなえるマッスルメモリーというのは本当に不思議だと思うのです。

今日もまた、自分のマッスルメモリーに驚かされました。

漢字です!

普段手書きで文字を書くことが減っています。買い物リストを書いたりカードにメッセージを書いたり、そのくらいです。

さらに、そうしたものを書く場合も英語で書くということが多いので、日本語を、特に漢字を書く機会は殆どないというのが現実です。

当然どんどん忘れているのかと言うと、そうじゃないんですよ。これには本当に驚かされるのですけど。

今朝もね、料理のレシピを手書きでメモしていたところ、何年も書いたことがなかったような漢字がちゃんと書けるのでびっくりしたんです。

時々、「あれ?どう書くんだっけ?」と、一瞬考えてしまうこともありますけど、書き始めると手が勝手に動いて書いてくれるっていうか。

凄いなあ私の手!(震えるけど…)

子供の頃の漢字の書き取り練習って、マッスルメモリーを鍛えるためにやらされていたんだわ。何度も何度も同じ漢字を書かされて、何という無駄なことをやらされるんだろうと不満も感じていたけど、考えなくても書けるというマッスルメモリーのレベルにするには、反復練習が必要だったわけだわ。

マッスルメモリーというのは、特に子供の頃に習得した場合は、どこか特別な場所に保存されているのでしょうか。時々思いがけずに出てきて「まだできる!」と本人もびっくりってこと、ありますよね。


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2018年12月14日

狂騒のショッピングセンター

食品の買い物は、週に一回まとめて一週間分を買い、ミルクなどもしも何かが無くなった場合は、仕方がないから無くなったものだけを買いに行くということにしておりますが、買い物は週末に行くことは避けた方がヨロシイ。

ところが、前週はいろいろな都合から土曜日に行くはめになりました。

思った通り!

駐車場は大混雑で、車を停めるところがない。

食品の買い物ですからね、トロリー(ショッピングカート)を戻す場所もないような遠い所に止めるわけにはいきません。

とにかく大変な目に遭って、スーパーの中も不安発作が出そうな喧騒で、絶対に土曜日には行かないぞと心に固く誓ったのでした。

そして今週、

「金曜日なら大丈夫だろう、しかもショッピングセンターがオープンする9時に行けば、駐車に苦労することはあるまい」と、思った私は甘かった!

9時過ぎで、もう駐車場が満車状態ってどういうことよ。

確かにね、このショッピングセンターのあるリングウッド(Ringwood)という街周辺は、人口が激増中(特に中国人!)なのですけど。

それに加えて、もうすぐクリスマスだから人々は買い物に忙しいのだと分かるのですけど、それにしても金曜日の朝の9時でもう満車というのはクレイジーでしょ。

他にもスーパーはありますが、今日は家族の薬を買わなくちゃあいけなかったので、日頃利用している薬局があるこのショッピングセンターに行ったわけなんですけ。金曜日の朝も避けたほうがヨロシイようです。

っていうかね、

クリスマスまでは、絶対に大混雑が続くのです。クリスマスの後は大売り出しで混雑は続くのです。学校が夏休みの1月中は、ずっと大混雑が続くのです。

ああ…

あまり早く行くと、スーパーは開いているけど他の店舗(八百屋とか魚屋とか)はまだ開いていないし、スーパーも商品が出揃っていないし。

行く場所と行く日と行く時間をよく考えて、正しく判断しないと、大変な苦労をします。

できるだけ、ショッピングセンターは避けるようにしよう。


ところで、先日の猛暑の後、メルボルンでは涼しい日が続いていますが、雨模様で湿度が高いために気温が低めでも汗をかく私。特に、あの大きなトロリーを押して動き回っていると大汗が出ます。

買い物を終えて、汗をふきふき家に帰ったら、何と煙突から煙がが出ているじゃあありませんか。

娘が居間の暖炉で薪を燃やしていたんです。火の前に座って読書を楽しんでいる娘。暖炉の火の前で本を読むのが好きなんですよ、娘は。

すぐに居間のドアを締めて温かい空気を閉じ込め、扇風機に当たったのは言うまでもありません。

これもまたクレイジー!


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2018年12月12日

ホーダー気質とゴミ屋敷

「ホーダー(Hoarder)」というのは、物を捨てられない&片付けられない人のこと。どんどん物を収集し、ため込んで、自分が住んでいる住居をゴミ屋敷にしてしまう人のことです。

溜め込んでいるものは、他人から見ればゴミやガラクタと思われるものが多いのだけど、本人にとっては大切なものであったり意味のあるものであったりするので捨てられない。

こうして、住居は生活が困難になるほど軌道を逸した状態にまで物で埋め尽くされて行くのです。

「ホーダー」は「強迫性ため込み症」とも呼ばれ、強迫性障害の一つ、つまり病気であると理解されるようになって来ました。

物が捨てられなくなる理由は様々ですが、何らかのトラウマが引き金になって生じることが多いそうです。依存症と似た問題もあるようです。

「ホーダー」は物を集め、取っておくことで安心感を感じます。欲しいものを手に入れて、多くの持ち物を所有することは「もしもの時の備え」なのですから、備えなしでは不安になるのです。

そうして自分が所有することになった物は、いつか必要になる時が来るかもしれないと思うから捨てられませんし、片付けられないというのは遺伝子レベルの能力の問題であるとも言われます。

うちの夫には「ホーダー気質」があるのです。

昨日ですね、探しものがあって久しぶりにガレージに入ったんですが、前回見た時からさらに凄いことになっていました。

夫は、「何かが必要だ、買いたい、欲しい」という状況で衝動が抑えられないところがありますので、特に双極性障害2型の「躁期」であったと思われる頃は、非常に高額な物でもヘッチャラで買ってしまうので困りました。

いつか必要になる時のために何も捨てませんし、整理整頓能力も非常に乏しいので、溜め込んだ物がその整理整頓能力を超えた量になった後は、片付けようともしません。

さらに、人助けが大好きな夫は、知人が処分に困っている物をもらって来てあげるのです。壊れた屋外用ヒーターとか、壊れた屋外用の大きな日傘とか、古い家具とか、コミュニティー活動のために買った紙コップやスティック砂糖などの余り物とか、そうしたものがどんどん我が家に溜まっていくのです。

書斎にある夫のデスク周辺と車が3台入る大きなガレージは、「ゴミ屋敷」と聞いて思い浮かべるレベルに近い状態です。

私は片付けが得意だし、ものを処分することも上手です。捨てるといいう選択肢以外に、中古品を売るチャリティー店に寄付するということができますしね。しかも、最近は所有物の数を減らしたいと思って暮らしていますから、我が家にある「私の所有物」はもともと多くはなかったのが少しずつ減っています。

しかし、

夫の所有物は…トラック何台分あるのか。

私に片付けさせてくれと頼んでも、片付けさせてはくれません。私が捨ててあげると言うと、自分が死んだ後にいくらでも捨ててくれと言われます。

我が家の広いガレージ、あそこが一番の問題。

片付けても片付けても物が溢れていて片付かない、引っ越しとかで退居期日が迫っているのに間に合わない…なんていう悪い夢を見続ける理由は、夫にあるわけだ。

「ホーダー気質」と「広い家」あるいは「広いガレージ」という組み合わせは、良くないですよ。問題を悪化させるだけです。


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2018年12月11日

マッシュルームをつまみ食い

オーストラリアと日本の文化の違いにはすっかり慣れたはずの私ですが、今でも時々びっくりするようなことを目撃します。

食べ物に関することは良くあることで、これまでにも何度か記事にしましたが、桃を毛の生えた皮ごと食べるというのも違いの一つ。

お店で売られている桃を、洗いもせずに、もちろんリンゴのように服でゴシゴシするようなこともなく、そのまま子供に食べさせているのをスーパーで目撃した時には目を疑いましたけど。

私、大学生の頃に桃の農家や桃の選果場でアルバイトをしたことがあるのですがね、農場で収穫されてから消費者の手に渡るまでには、人に手はもちろんのこと色々なものに触れているのでですね、やっぱりきれいな水で洗ってから食べるのがいいんじゃあないかと思いますよ。

私も最近は皮ごと食べるようになったのですが、必ず桃の毛を落とすようにしっかり洗ってから食べます。

スーパーや八百屋さんで、果物をつまみ食いする人が多いオーストラリア。

確かに、果物を買う時には味見をしてから買いたいと思う気持ちは分かります。味見するのは消費者の権利であるかのように、山積みされた葡萄とかチェリーとか、ミカンの季節になるとミカンの皮をむいでまで、皆さん平気で味見をしてます。

そして、味見というかつまみ食いは、果物には限らないのだということを最近知りました。

いつも野菜や果物を買っているイーストランド・ショッピングセンター内の八百屋でのこと。幼い男の子を連れた30歳代と思われるお父さんが、野菜を買っていました。男の子はお行儀よくトロリー(ショッピングカート)の子供用シートに座っておりましたが、マッシュルーム売り場を通っていた時、ひょいと手を伸ばしてマッシュルームを一つ手に取ると、そのまま口に入れてむしゃむしゃと食べたのでした。

お父さんは何も言いませんでした。

いや、いいのよ、幼い子供のことだし。

しかしね、山積みになっていたマッシュルームには、あの黒い堆肥というか培地というのかマッシュルーム・コンポストが付いているじゃないですか。

あの黒いコンポストをきれいに取り除くことなく、そのままスライスして料理に使う人も多いけど、

私はコンポストは食べたくない!

それに、他の誰かが触っていたかもしれないのよ。

思わず「Oh dear!」と声が出た私は、そのお父さんと目が合いましたけど、その表情からは何も感じませんでしたので、黒いコンポストが付いているマッシュルームを一つ取ってそのまま食べるという行為は、全く驚くには値しないことだということなのですね。

私だったら「それは食べちゃダメよ!」と言っていただろうなあ。


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2018年12月10日

人生最悪の筋肉痛

何をしたのかと言いますと、鉢植えにしていたレモンの木を地面に植え替えたのです。

ずっと鉢植えで育てるつもりだったので、更に大きな植木鉢に植え替える必要があったのだけど、大きな植木鉢は結構なお値段なんですよね。

新しい歯冠を作ってもらうための貯金がどんどん食費に消えていく昨今、植木鉢に大金を使うこともなかろうと悟りまして、鉢植えを断念したのです。

我が家が建っている土地は粘土質で、少し掘るとカッチカッチの石のようです。こんなのにレモンの木を植えても上手く育つまいとは思うのだけど、ご近所さんはレモンの木をお植えだし、はっきり言って木だらけですからね、我が家周辺は。

レモンもなんとか育つかも。

そこで、

水やりがしやすい玄関前の花壇の中で、冬の間も日光が当たる辺りに植えることにしました。水道からはちょっと遠いけど仕方がない。長いホースをいっぱいに伸ばせば水やりはできる。

計画は、
できるだけ大きな穴を掘り(理想は直径1メートル)出てきた粘土に腐葉土と保水用ビーズを混ぜて穴を埋め、そこに鉢植えにしていたレモンの木を植える。
シャベルとピッケルみたいなのとフォークとスコップを駆使して、穴を掘ること5分で「もうやめたい!」と思ったけど、やめることはできません。

10分で大汗が滴り落ちるもんだから、タオルを取ってきて首に巻き、カッチカチの石のような粘土を掘り続ける私。

塵も積もれば山となるんだ!

それにしても固い。

ああ、私って、なんて力がないんだろう。

誰か助けて!

たとえそう叫んだとしても、助けに来てくれるような人は我が家にはいませんから、一人でやり遂げるしかありません。

そして、

なんとか自分でも感心するほどの大きな穴が掘れた頃、「今日の作業はここまでにするか」とも思ったのだけど、中途半端ができない私は、家から遠く離れた箱型野菜畑の向こうに溜まっていた腐葉土を手押し車に積み込んで、運んできて、掘った穴に入れること2回。

保水用ビーズを混ぜて、水をドバドバと投入し、シャベルで混ぜていくと、

なんとまあ、

あの粘土が土らしい土になりました。砂も混ぜたかったけどそんなものはないので、何も植えていなかった植木鉢3個の土を投入し、更に土を作り上げて行きました。

ハアハア、ゼエゼエ、ハアハア、ゼエゼエ

日頃の運動不足がたたります。

それでも、なんとか土作りは完了し、

レモンの木を植え付けることができました。

汚れまくっていた周辺の掃除も行い、歯を食いしばって農具類の片付けも終え、シャワーで汗と泥を洗い落とした頃には、もうすでに腕の筋肉が…

痛いんです!

筋肉痛は翌日から、歳を取ると翌々日からというのが定説じゃあないのか?

何なんだこの筋肉痛は!

筋肉痛はどんどん酷くなり、しばらくベッドで横になる羽目になり、5時前になって晩ご飯の支度を始める頃には、激痛になっておりました。

激痛というか、普通の痛みとは違うんでして、重くて深い、歯痛にも似た痛みで。

結局、晩ご飯は娘が作ってくれました。

腕や腕の付け根だけじゃなくて、手のひらや指の筋肉も痛くなりました。

もう寝るしかない!

ところが、痛すぎて眠れません。

こういう時は「パナディン・フォルテ(Panadeine Forte)」を飲むしかない。

しかし痛みは、「パナディンフォルテ」を持ってしても消えてくれず、眠れません。

そこで、ちょっと心配だったけど、睡眠薬「ゾルピデム(Zolpidem)」を服用しまして、なんとか眠ったのでございます。

今朝は昨日よりは少しはマシ、何もしていなければ。うっかり腕の筋肉に力を入れると、激痛に叫び声を上げてしまいます。

今日は、野菜を植える予定の花壇を耕す予定だったけど、この痛みでは無理かも…。


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2018年12月9日

エデンシロップの謎

我家のキッチンには、常時ショッピングリスト用の紙とペンが置いてあり、各自が無くなっていると気づいたものや買ってきて欲しいものを書き込むことになっています。

買い物に行くのは基本的に私一人で、私は自分が無くなっていると気づいたものと必要なものしか買わないので、リストに書かれていなければ、例の有名な「ベジマイト」なんて絶対に買ってこないのです。

今日は、ショッピングリストに「ベジマイト」と書いてあったんですよ。息子の字だったな。トーストにあれを塗って食べるのが好きなんですよねえ。

「ベジマイト」は、以前は人間が食べる物ではないと嫌悪していた私ですけど、20年以上も経ちますと味覚も変わっちゃうのです。最近は、トーストにバターと一緒に塗るとなかなかの味だと思います。食べたいとは思わないけど。

それはともかく…

ショッピングリストの一番下に「エデンシロップ(Edden Syrup)」と書かれていました。息子が書いたリストのすぐ下だったので、息子が書いたのだと思いました。

「ちょっとお、エデンシロップって何よお?」
「知らない!オレが書いたんじゃあないから」
「あら、アンタの字じゃないの?ほら、これ!」
「エデンシロップ?オレ知らないよ〜」

息子じゃなかったのなら、夫か娘のどちらかですが、娘の字ではありませんでしたから、夫が書いたのでしょう。

それにしても、

エデンシロップって何だろう?

聞いたことも見たこともありません。

エデンの園と関係あるの?オーストラリア独特のシロップか?ブランドの名前がエデンなの?夫はそのエデンシロップを何に使うんだろう?

すっかり困惑しながら、私は買い物に出かける前にもう一度パントリーを開けて、他に必要なものがないかと見回していたんです。

「あら、ゴールデンシロップが無くなりそうだわ…」

いつもうちの夫がポリッジにそのゴールデンシロップをたっぷりかけて甘くして食べるんですけど…

「ショッピングリストに書いておかなくちゃ」

ゴールデンシロップ…

あっ!

ゴールデンシロップか!


夫の手書き文字は、時々全く読み取れないほど酷いということを忘れていました。


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2018年12月8日

アジアンカレー風味汁かけ飯に干しぶどう

暑かったわ〜!

昨晩は9時頃でも外の気温は35度でしたからね。

エアコンが効いているのは居間だけで、その居間で娘のヨガマットを敷いてCPAPマシーンを付けて寝ている夫は快適だったでしょうが、サウナ状態の2階の寝室で扇風機全開で寝ている息子と娘は、さぞ寝苦しかったでしょう。

私の寝室は我が家で一番涼しい部屋ですが(エアコンなし)、それでも扇風機は必要でしたからね。

それはさておき…

暑い日の晩ご飯は、冷たい麺料理がサイコーですが、暑さで大ボケの私は熱い汁物を作りました。

冷蔵庫の余り物全部活用汁物!

残っていたチンゲンサイやタケノコやグリーンピースや、生姜や豚肉など、あらゆる物を鶏ガラスープで煮て、塩と醤油で味付けし、途中で「暑い日にはスパイシーな味がいいな」と思いついてカレー風味にすることにしました。

アジアンカレー粉を入れて、ドロドロになるまで煮ている私も汗でドロドロ。

これは汁かけご飯にするのが一番だな!

というわけで、

アジアンカレー風味の具だくさんドロドロ汁かけご飯が晩ご飯となったのですけど、カレーには絶対に干しぶどうを、まるで作った人(ワタクシ)への嫌がらせでもあるかのように、盲目的にふりかけて食べる夫が、またも干しぶどうを取り出したのです。

今日のカレー汁には絶対に干しぶどうは合いませんからね!

中華風アジアンカレー味よ!
醤油味なのよ!
チンゲンサイとか入っているのよ!

すると、

夫は言いました。

「中国人も干しぶどうを食べます」

何だそれ!

干しぶどうをパラパラどころか、いっぱいふりかけて食べ始めた夫。

うちの夫はですね、音痴なんですけど味音痴でもあるので、

どうでもいいわ…

とは、

いまだに思えないの、私!


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2018年12月7日

暑さの到来

タイトルに「夏の到来」と書こうとして、それには無理があると気づいた私。

夏とは何か?

暦の上では12月から2月までが「夏」とされていはいるけど、私が「夏」と呼ぶのは気温が高い日が続く時期のこと。

その点からすると、メルボルンには「気温が高い日が続く時期」はあるけど、何週間も続いたりはしないし。

「やっと夏になった」と言うよりも「暑さがやって来た」と言ったほうがヨロシイのです。

先日以来、ずっと寒い寒いと言っていたら突然暑さがやって来て、いつものことながら急に暑くなると身体への影響が大きいの、暑いのが苦手な私は。

昨日は34度、

今日は38度の予想です!

こういう時は夜も気温が下がりません。

昨晩は夜遅くなっても外の気温は30度以上でした。家の中の熱い空気は2階へ溜まり1階は比較的涼しかったし、私の寝室は我が家の中で最も気温が低い場所なので扇風機も要らないくらいだったのですがね、問題は家族3人の寝室がある2階です。

サウナ状態!

あんな部屋でよく眠れるものだ…って、以前は私もあそこで寝ていたけど。(寝ていても眠れないんだけど。)

今朝6時前に起きたら、夫はもう出かけた後でした。

居間のカーペットの上に娘のヨガマットを敷いて誰かが寝たあとがありました。ヨガマットの隣りには呼吸装置CPAPマシーンが置かれていました。



どんなに猛暑の夜も(昼でも)、サウナ状態の寝室でヘッチャラで寝ていた夫ですが、あの暑さの中でCPAPマシーンは無理だったか。

クールチェンジが来るのは明日土曜日の夜。 翌朝は10度近くまで気温が下がるらしいです。

早く来い来いクールチェンジ!


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2018年12月5日

睡眠は改善しているのか

睡眠時無呼吸症と診断されて、呼吸を助けるというマウスピースを作ってもらっている間に、CPAPマシーンという呼吸装置を使い始めて早一週間になるうちの夫に、効果の程をたずねてみました。

「それで、あの機械は上手く行ってるの?」
「うーん、まだ疲れてる」
「効果は感じないわけ?」
「うーん、朝起きた時にそんなに眠くないから効果はあるみたいだけど、

とっても疲れている…」

私が思うにですね、その疲れというのは、

週休一日なのに、その唯一の休みの日にも商品の配達などをしてちゃんと休んでいないのに加え、日曜日に開かれたハイスクールの同窓会に仕事を終えてから参加して深夜に帰宅し、翌日はもちろん仕事があったから朝の6時には家を出たし、そのせいじゃないの?

CPAPマシーンという呼吸装置を使い始めてからは、2階の寝室からイビキが聞こえてこないし、明らかに睡眠は改善されていると思うのですがね。

私にとっての問題は、

片付けをしない夫が、CPAPマシーンが入っていた収納ケースを開けたまま床に置きっぱなしにしていて、クリーニングのために買ってきたらしい酢は2本とも出しっぱなしにしていて、持ち物が一つ増えただけで家の中が更に散らかっているということなんですけど。

明日の木曜日は休みだそうです。

睡眠が改善されて活動的になる日が本当に来るのでしょうか。(最近は、明けても暮れても「ヴァイキング」というTVドラマの新シリーズを見続けていますから、夫と話をする機会もほとんどありません。)


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2018年12月3日

ボケまくる苗たち

毎朝寒いです。

昨日は最高気温が20度を下回ったし。

とても夏とは思えません。

春が来て、暖かい日が続いた頃に蒔いた種からは一応芽が出ましたが、大きくなりません。いやいや、大きくならないどころか、すでに真ん中から茎を伸ばして花を咲かせ、シーズンの終りを迎えている。

夏はこれからなんだよ!

ライラックの木は、今シーズン2回目の開花を始めました。


こういうボケぶりは楽しいけど、野菜やハーブがボケるのは投資の無駄。

今年のメルボルンの夏は、どうなるんだろう。水曜日からは高めの気温が続くそうですけど、野菜栽培には向かない夏かもしれないな。

ジェットコースター並みの気温の変化に加え、突然気温が40度超えして乾燥した熱風が吹き荒れたりしたら、柔らかい野菜やハーブの葉っぱは即死ですからね。

今から種をまくのは止めた方がいいな。

苗を買って鉢植えにして、暑過ぎる日は家の中へ持って入るとか、そんな事をする元気はありません。


うちの娘の大学の友人に、西オーストラリアのパースから引っ越してきた人がいるんですがね、この人が「メルボルンの天気は一体どうなっているんだ!いつになったら暖かくなるんだ!」と言っていたそうですが、その答えは「分からない」が正解です。

40度超えの酷暑の後に山の上で雪が降ったりすることがあります。

旅行者の皆さんは、くれぐれもその点をお忘れなく。


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2018年12月2日

憧れの銀髪

今朝、髪の毛を整えながら実感したのがそれ。

何を隠そう(っていうか、本ブログに何度も書きましたが)、私は自分の頭がシルバーフォックスのような銀髪になるのを夢見ております。

50歳を過ぎれば自然にその様になるものと思っていたけど、現実はそうではない。

耳の上辺りやおでこの生え際に白髪が出始めた頃には、「よおっし、いよいよだ!」と期待したのだけど、その後は大して増えていません。

いやいや、白髪が気になる方だったら心配レベル以上だとは思いますよ。でもね、銀髪に憧れる私にとっては、こんなんじゃあダメなのよ。

そう言えば、先日義母の70歳の誕生日を祝うイベントがあった時、懐かしい知人に会いました。10年ぶりくらいに会った人もいました。かつて教えていた学校の同僚とかね。

彼女達が、私を見て言ったんです。

「ヒロコ〜、なんて若いの!」
「ほんとに全然変わっていない!」
「私なんてこんなにシワシワになってるのに!」

そんな事はありません。私もシワがいっぱいあります。目の下がたるんでいます。

一人が私の白髪に気づきました。

「ちょっと、ヒロコ、あなた髪の毛染めていないの?」
「染めていないわよ、ほらこの白髪を見なさい」
「ホントだ、染めていない。染めていないのに、こんなに黒い!」

驚く彼女たち。

「なんで?あなた達染めてるの?」

「アッタリマエじゃないの〜!染めていなかったら真っ白よ〜!」

そうなんだ…

もともと毛髪の色が薄い白人種の方達は、白くなるのが早いんだ…

そう言えばうちの夫だって、茶色がかった銀髪になっているし、おでこの生え際周辺はほとんど白いし。

彼女たちは、定期的に美容院で髪の毛を染めているそうです。

「せっかく白くなったのに、もったいない」という私の気持ちは理解不能だそうです。

若く見せたいというのではなくて、年寄りに見られたくないということなんだそうですが。頭が白くなっても、スタイリング次第でかっこよくなると思うけどなあ。

私の頭は、後10年たっても銀髪にはならないかもしれません…。


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2018年12月1日

簡単じゃないCPAPマシーン

睡眠時無呼吸症のうちの夫は、リュックサックを背負って寝る作戦をあきらめ、絶対にイヤだと言っていた睡眠装置CPCPマシーン(別名ダースベーダー)を使ってみることにしたわけですが。

借りてきたのは、父親が使っていた中古品でResMedというブランドの製品です。

こういうの。(ResMedのウェブサイトから拝借)


マスクは口まで覆うタイプもありますが、夫が借りてきたのは鼻だけを覆うタイプです。

だからね、残念ながらダースベイダーにはなれないんです。

装置には、送り込む空気を加湿するための水タンクが付いていますが、この水タンクが薄茶色に汚れていました。水中のカルシウムとかミネラル類が沈殿して固く張り付いちゃっているので、ちょっとくらい擦っても取れないのでした。うちの夫は、この水タンクのクリーニングでまず一苦労。

酢を使ってなんとかきれいにしたようです。ランドリー(洗濯機が置いてある部屋のこと)のシンクの下の戸棚に大きなボトルの酢があるから、それを使えと言ったのは私です。夫は何がどこにあるかを把握できていませんからね、キッチンにある貴重な料理用の日本の酢を使われたら困るし。

それはともかく、

クリーニングを終えたCPCPマシーンを使って寝てみた夫曰く、

「45分毎に目が覚める!」

それは一体どういう理由か?

うちの夫はしょっちゅう寝る体勢を変える人で、特に無意識に大好きなうつぶせ寝になろうとするために、ホースが身体に絡まって邪魔になるのですよ。ホースはある程度の長さはありますが、それほど長くはありません。寝相の悪い人やしょっちゅう体勢を変える人には無理があるかもしれませんね。

それはそうと、どうなんですか?イビキは聞こえましたか?

ううん、イビキねえ…聞こえなかった気がするなあ。

よおっし!

でもねえ、イビキをかかなくなっても45分毎に目が覚めるっていうのも良くないんじゃあないんですか?

ホースを延長して、少々身体に巻き付いたりしちゃっても平気なくらいにすると良いかもしれませんよ。

しかし、暗い寝室で上の写真のような夫のを姿見た時には「うわっ」と声が出ました。慣れるまでは、見るたびにびっくりしそうです。

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