2022年11月30日

時差ボケ回復と目まい

うちの夫は、カリブ海の島バルバドスから帰って来て、仕事復帰まで「土曜日の一日だけでどうやって時差ボケから回復するんだよ?」と心配していましたら、日曜日も月曜日も休みをもらっていたんですよ。

そのへんは抜かりがないのです。

ということで、2週間半も仕事を休んでいるうちに、勤めているツールショップではスタッフの異動がいろいろあって、新スタッフが2人も増えていたりして、会社のシステム改革を一緒に計画したりしていたTさんはあきらめて辞めたりして、いろいろ変化が起きているそうです。

それにしたって、2週間半も有給もらって旅行に行けたりするオーストラリアの労働事情はいいですよねえ。

オーストラリアでは、雇用者はスタッフに有給休暇をちゃんと取らせないといけないことになっているので、皆さん旅行に行ったり家族のイベントなどで気軽に有給休暇を取れるのですけど、超過勤務した時間分や休日出勤したりした分をタダ働きということにしてはいけないという法律もあります。

サービス残業なんていうことをさせているのがバレると大変な罰金を喰らいます。悪質な経営者は、刑務所行きになる場合もあるんです。給料をごまかしているのがバレた飲食店や会社が倒産したなんていうニュースを時々聞きますよ。

うちの夫が勤める会社では、余分に働いた分は有給休暇として休むか賃金に換算して給料を余分にもらうかの選択ができていたんですけど、現在は有給休暇として休むという方針になったそうで。

うちの夫は、新型コロナで発生したスタッフ不足のせいで、休日返上で働くことが多かったために、余分に働いた日数が山ほどあるんだそうですが、今まではそれこそスタッフ不足のために休みたくても休めなかったという事情があります。

今回2週間半も休みましたけど、まだいっぱい有給休暇は残っているんだそうです。ショップが忙しくない時期にまた1週間くらい休んで、ゴミ屋敷状態のガレージを片付けてくれたらいいのにと思いますけど。

時差ボケからはほぼ回復し、昨日から仕事に戻りました。


ところで、私には心配していることがあります。

一昨日から目が回っているのですよ。

昨年の8月に回転性の目まいで倒れて、救急車で病院に運ばれ入院するはめになったことは、昨年の記事を読んでいただくとして。

あの時、倒れる前に何度も目まいがしていたんです。それは回転するような目まいではなくてクラクラする目まいでした。数秒クラクラしたらまた普通に戻るので医者に相談したりもしなかったのですけど。

だんだんクラクラが頻発するようになって、ある日突然回転し始めたわけなんです。

あの時のようなクラクラする目まいが、一昨日から頻発しています。

心配です。

もしも明日からこのブログの更新が無くなったら、病院に運ばれた可能性が高いです。その時はよろしくお願いしますって、何をお願いするんだ?

まあ、そういうことなんです。

もしもの時に備えて準備をしておいた方がいいでしょうかね。着替えとか。前回は、夫が私の引き出しに入っているものを適当に小さなスーツケースに詰めて持って来てくれたんですけど。

私がベッドから起き上がれないので、スーツケースに入っているはずの携帯電話を看護師さんに探してもらったら、電話はなかなか見つからなかったんですけど、赤ワインが一瓶入っていましてね。

あれは看護師さん達の間で大ウケでしたよ。

病院には行きたくないですけど、回転し始めたら病院に行くしかありません。


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2022年11月29日

超簡単チョコレートファッジ

昨日の記事でふれたチョコレートファッジですけど、今日はそのレシピを紹介したいと思います。

ファッジというお菓子は、基本的に砂糖と牛乳あるいはクリームとバターを混ぜ合わせて作ったキャラメルの柔らかいようなものです。

チョコレートファッジは、それらの材料にココアを加えて作るのですけど、ココアを加えると濃い茶色になるので煮詰め加減が分かりにくくて、温度をチェックしないといけなかったりと、作るのは簡単ではないんですよ。

チョコレートと練乳だけで作れる超簡単レシピというのを見つけたので作ってみたんですが、上手く行きませんでした。柔らかくなり過ぎたんです。

似たようなレシピがいろいろありましたが、私はそのレシピを作ってみて、同じ量のダークチョコレートと練乳を混ぜれば上手く行くはずだと思いました。

それで、同じ量のダークチョコレートと練乳で作ってみたら、ちょうど良い固さのができたんです。これがそのチョコレートファッジです。塩を一つまみとラム酒を小さじ1杯入れました。


レシピの基本が「同じ量のダークチョコレートと練乳」なら、一人分の少量でも簡単にすぐ作れますよ。

私が見たレシピでは鍋で溶かしていましたが、溶かせば良いだけなら電子レンジが便利です。耐熱ボウルにダークチョコレートと練乳を入れてチンすれば簡単に溶かせますからね、難しいこと無しなんです。

私はラム酒を入れましたけど、ブランデーを入れるとかバニラを入れるとか、好きなフレーバーを加えることも簡単です。

英語で書いたレシピはこちらですが、レシピなんて不要ですね。同じ量を混ぜればいいんですから。

作り方も不要だと思いますけど、一応作り方を書いておきます。

オーストラリアの料理用チョコレートは180グラム入りが多いので、レシピには180グラムと書いていますが、お好きな量で作ってください。

<材料>
ダークチョコレート 180グラム *Cadbury’s Baking Dark Chocolate (45% Cocoa) を使用
練乳(Condensed Milk) 180グラム
塩 一つまみ
ラム酒やブランデー 小さじ1 *あるいはバニラ小さじ1/2
 
<作り方>
1.四角い容器にベーキングペーパーを敷いておく。
2.板状のダークチョコレートは、小さめに割るか刻んで耐熱ボウルに入れる。練乳を上からかける。
3.電子レンジで1分ほど(1000Wの電子レンジの場合)加熱する。沸騰させる必要はありません。ただ溶ければヨロシイ。
4.ゴムベラでよく混ぜる。加熱が足りなければ溶けるまで加熱して、塩やフレーバーを加えてなめらかになるまで混ぜる。
5.準備しておいた容器に入れる。冷えたら冷蔵庫で固まるまで冷やす。しっかり固まったら食べやすい大きさに切る。

下の写真はラム酒につけておいた干しぶどうを混ぜたチョコレートファッジです。アーモンドやピスタチオ、マカデミア、ヘーゼルナッツなどを混ぜても美味しいです。


このチョコレートファッジは常温でも保存できますよ。部屋が暖か過ぎると柔らかくなりますけど。

贈り物にするなら、1個ずつ包装するのもいいですね。

超高カロリーですから食べ過ぎ注意!


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2022年11月28日

冷蔵庫が3日で空に

カリブ海の島バルバドスに旅行に行っていたうちの夫が金曜日に帰って来ることになっていましたから、私は前日の木曜日に食品の買い物に行きました。

夫は絶対に太って帰って来るだろうと思っていましたし、帰って来たら例の腎臓提供のために減量をしなくてはいけませんから、晩ご飯はタンパク質と野菜たっぷりのスープになるはず。

ということで、肉類や野菜を1週間分買って来ました。牛乳は2リットル入りを2つ買いました。牛乳は2リットル入り2本では1週間持ちませんから、週の途中で買いに行く必要があります。

炭水化物は食べないかもしれませんけど、一応パンも買って来ました。うちの男達は果物をあまり食べないんですけど、果物も少しは買っておかないといけません。

ということで、結構な量を買ったのですよ。

そうしたら、夫と一緒に娘も帰って来ましてね、「あれが食べたい」「これを作ってくれ」とリクエストしてくれるのはいいんですけど、何だか食欲がすごかったんですよ。

夫が旅行でいなかった2週間の間、晩ご飯は息子の分を作れば足りるので楽だったんですが、娘も帰って来たので4人分を作らなくてはいけなくなり、しかもリクエストされるとお母さんは頑張りますのでね、買って来ていた野菜があっという間に無くなって行ったんです。

パンだって、最近はよく食べきれずにカビが生えて無駄にするので、小さめのを買ったら無くなってしまいました。

おやつ用に作ってあったチョコレートファッジも全部あっという間に無くなりました。あのチョコレートファッジは高カロリーだから、一日に1個か2個かを楽しみに食べるつもりで作ってあったのに。

そして昨日の朝には、牛乳が無くなりかけていました。

牛乳はですね、もちろんコーヒーや紅茶に入れるんですけど、家族全員が朝ご飯のポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を作るのに使うので減るんです。それにしたって4リットルがあっという間に消えたのにはたまげたわ。

昨日の午前中に、娘は住んでいるシェアハウスに戻りましたけど、

冷蔵庫が3日で空っぽ!

仕方がないのでまた買い物に行きました。

息子と2人だけだった2週間は、食品も少しで済んだんですけどね、4人いると消費する食品の量が違います。

食べ盛りのお子さんがいらっしゃる5人家族や6人家族の方は、食事の仕度も大変でしょうが、買い物も大変でしょうねえ。

共働きで働いていらっしゃる場合でも、そういうのは女性の仕事になっている場合が多いでしょ?

毎日目が回る忙しさでしょうねえ。

その忙しさもいつか終わる時が来ますからね、頑張ってください。


それにしてもまあ、うちは娘の食欲はすごいなあと驚かされたのですが、しっかり何でも食べられることは嬉しいことですよ。

このブログで度々話題にしてきましたが、娘は精神的な病気で長い間苦労したんです。特にひどかったのはハイスクールの頃ですが、一時は摂食障害にもなりましてね。

食べることができなくなった時期があるのです。

GP(一般開業医)と心理カウンセラーと栄養学の専門家のチームによるケアのおかげで、摂食障害からは回復できたんですけど、精神的な病気というのは手強いです。

普通の暮らしができるようになるのに何年もかかりました。

食べることができなかった頃のことを思えば、何でもしっかり食べるようになった現在の娘にあれこれ言う気にはなりません。

チョコレートファッジは食べ過ぎたと思いますけどね。

チョコレートファッジはね、うちの夫は1個も食べていないどころか、そういうものが冷蔵庫にあることすら知らなかったそうです。息子はそんなに食べていないはずですから、食べたのは娘なんです。

いいですよ。美味しかったということです。


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2022年11月27日

大学決定で大号泣

先日、うちの娘がクリニックの受付の仕事を辞めました。良い仕事だと思っていましたが、事務の責任者であるこのクリニックを経営している方の息子さんに対して、うちの娘は不満をつのらせていました。

契約ではクリスマス前まで勤務する予定だったのに、我慢できなくなって1ヶ月早いですけど辞めさせてもらったそうです。

次の仕事を探さなくてはいけませんが、娘は来年どこかの大学で修士課程を勉強するつもりでしたから、大学が決まらなければ仕事も決められないという状況でした。

金曜日に、カリブ海の島バルバドスから帰って来たうちの夫と一緒に家に帰って来た娘ですが、お昼頃のことですけど、突然泣き叫んでいるのが聞こえたんです。

何があったんだろうかと心配していると、顔を真赤にして涙を流しながらやって来ました。

「お母さん、ラ・トローブ大学に入れた!」

娘はホッとするあまり嬉し泣きしていたのでした。

「Bachelor(学士課程)」と「Honours(優秀学士課程)」が終了して、次は「Master(修士課程)」という時に新型コロナで大学での勉強が困難になりましてね、この2年間は社会経験ということで働いていたんです。

心理クリニックの受付の仕事に加えて、いつもトレーニングに励んでいるクラヴ・マガの運営事務の仕事も始めたので、2つの仕事をかけ持ちでやっていました。(実はそれ以外にも、留学生の論文校正のアルバイトもしていましたよ。)

新型コロナ関係の規制も無くなり多くの大学が通常の運営に戻りましたので、来年は修士課程を学ぶことにしたのですけど、受け入れてくれる大学があるかどうかが問題で、本人は随分不安だったようです。

自分が学びたいと思っている修士課程の勉強ができる大学は全部、ヴィクトリア州内の大学だけでなくニュー・サウス・ウェールズ州内の大学にまで願書を送ったそうです。

メルボルン都市圏内の大学を希望していましたけど、いざとなったらどこの大学にでも行く気でした。

ところが、どの大学からも連絡が来ないので不安になっていたんです。ラ・トローブ大学からは2〜3週間ほど前に連絡があって面接を受けることになり、その面接が大変うまく行ったのになかなか合否の連絡が来なかったので、娘は「あれで不合格になったらショックだ」と言っていたんですけど。

大きな不安が解消して、お母さんもホッとしました。


将来やりたいと思っている仕事をするためには、どうしても修士課程とその次の「PhD(博士課程)」もしないといけないのだそうです。

博士課程までするということは、一体何年間大学で勉強をすることになるんでしょうか。目標がはっきりしているというのは大したもんだと思いますけど、まだまだ先は長いですよ。

我が家は経済的に楽ではありませんからね、今までのところ私達親は娘の大学教育のために1ドルも払っていません。

娘の学費は、全部オーストラリア政府からの借金です。将来一定額以上の収入を得るようになった場合には、税金を払うという形で返済して行くことになります。

十分な収入が無い場合には、当然返済する義務もないんだそうです。

貧乏な家の子供でも高等教育を受けられる、オーストラリアのありがたい制度です。


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2022年11月26日

カリブ海でもツールショップ

昨日のお昼頃、カリブ海の島バルバドスに旅行に行っていたうちの夫が無事に帰って来ました。わざわざ地球の裏側のバルバドスまで行ったのは、バルバドス発着の5日間クルーズをするためだったんですけど、詳しいことは、これまでの記事をお読みいただくとして。

帰って来るのに40時間くらいかかっていましたよ。

この週末に用事があるとかで、うちの娘も家に帰って来る予定だったらしく、夫はメルボルン空港からうちの娘が住んでいるシェアハウスまでウーバー(タクシーみたいなもの)で行って、息子がシェアハウスまで二人を迎えに行ってくれました。

家に帰ってまずシャワーを浴びて、バスバドス国旗のTシャツに着替えた夫が、撮って来た写真を見せてくれましたよ。

一番最初の写真は、出発のメルボルン空港で壊れたスーツケースの車輪の写真でした。すごいタイミングで壊れるものですね。

ビーチの写真と食べ物の写真が続き、私はすぐに飽きてしまいました。美しいビーチは、カリブ海に行かなくてもオーストラリアにもたくさんあるんです。

食べ物はね、ホテルのレストランや旅行者向けのレストランで出てくるような料理は、面白くも何ともないわけでして。どうして地元の人達が食べに行くようなお店に行かなかったんでしょうかね。私だったらバルバドスの庶民に人気のある料理を食べてみたいですけど。

ビーチや食べ物の写真の後、突然ツールショップの写真になりました。ミルウォーキーというアメリカのメーカーの電動工具コーナーの写真でした。その次はマキタの電動工具コーナーです。

うちの夫が勤めているツールショップの写真だと思いました。

なんでこんな写真が旅行の写真に混じっているの?

と思ったんですけど、

電動工具の写真が混じっていた理由は、

それらの電動工具の写真が、

旅行の写真だったからですよ!

カリブ海の島バスバドスで、うちの夫は何をして過ごしているんだろうかと私は思っていたのですけどね、夫はホームセンター巡りをしていたのです。

ホームセンターでも、夫が興味があるのはツール売り場です。電動工具や機械を売っているコーナーで、写真をたくさん撮って来ましたよ。草刈り機の写真も。

世界中、どこへ行っても気になるのはツールなんですね。

値段を見て驚きました。

バルバドスでは何でも値段が高いそうです。売られているものは夫が勤めているショップで売っているものと同じようなものばかりだったそうです。

商品名を変えただけの同じ中国製のツールもたくさんあったそうです。

電動工具の写真を見た後は、クルーズをしたヨット内の写真を少しと、島の写真を少し見ておしまい。

え?これだけ?

と叫んだのは私です。

ちなみに、私だったら必ず行くであろう地元の人達が買い物をするスーパーとか市場なんかには、夫は行っていません。

私はね、人々の暮らしや歴史に興味があるのですよ。だから、もしもバルバドスに行っていたら、スーパーや歴史博物館には絶対に行きますけど、夫はそういう所には興味が無いのでした。

面白い写真もいくつかありましたよ。湿気のせいでふやけてしまっているトイレットペーパーとか、広告満載のバス停とか。

バスバドスのバス停にはUSBポートが付いていて、利用者はバスを待っている間に携帯電話の充電ができるようになっているんだそうですよ。バスの利用者でなくても充電できます。

そしてね、全てのバス停に女性の名前が付いているんだそうです。だから、迷子になってもバス停の名前でどこにいるのかすぐに分かるというわけです。


ところで、バルバドス発着のクルーズですけど、世界的に有名な超高級ホテルブランドのリッツ・カールトンが建造したという超豪華ヨットでのクルーズだったわけですけどね。

クルーズ初日にヨットに一番乗りをした夫は、運良くヨットのシステムエンジニアの方と話をする機会があったそうなんですが、このエンジニアはお客にペラペラしゃべるべきではない内情をいろいろ教えてくれたんだそうです。

その方の話によりますと、この超豪華ヨットは問題山積。

処女航海をしたばかりで、クルーズ事業は始まったばかりなのですが、いろいろと解決しないといけない問題があるらしいです。スタッフのサービスもね、まだ慣れていないせいかもしれませんが、トラブルがあったそうです。

ヨットの中はモダンなインテリアで豪華に見えるんですけど、ウェブサイトやインスタグラムで見る写真と夫が撮ってきた写真とでは、かなり違って見えました。まだ新品のはずの高価な家具が、すでに壊れていたりしました。

夫はそういうのを写真に撮っていました。何故それらの椅子や家具が壊れているのか、製造上の欠陥が分かる証拠写真です。溶接の手抜きが一目瞭然なのでございます。

それから、ヨット内のレストランのメニューとか、クリーニング料金表とか、SNSで質問者に教えてあげるための写真をいろいろ撮って来ていました。

クリーニング料金表にはびっくりしましたよ。自分で洗濯しないでクリーニングを頼むとバカ高です。ポロシャツ1枚洗ってもらうと16ドルとか、そんな値段なんですよ。

まあね、私達にはバカ高ですけど、お客の多くが大富豪なんですから、洗濯代なんかに驚いちゃあいけません。

そう言えば、乗客の中にはアメリカで最も大きい家を建てたというので有名な大富豪の夫婦もいらっしゃったそうです。ロシア人オリガーク(新興財閥)の夫婦とかも。

ロシア人の金持ちは、自分達はイタリア人だと言っていたそうですけど、会話しているのを聞けばロシア語を話していると分かるのでした。

夫はそれなりにクルーズを楽しんだようです。クルーズ先の島々では、山登りをしたり、シュノーケリングをしたり、普段の我々の暮らしとはかけ離れたことばかりです。

うらやましいような気もしますけど、私は山登りもシュノーケリングもしてみたいとは思いません。とにかく蒸し暑いところはイヤなんですから、行く意味がありませんよね。

島に降りて何かしていた時とレストランで食べていた時以外は寝ていたらしいですよ。皆さんがダンスをしたり飲んだりと夜のパーティータイムを楽しんでいる時にも、うちの夫は寝ていたらしいです。

そうでしょうね。目に見えるようです。

さあて、体重が増加して膨らんで帰って来た夫ですが、今は時差ボケによる睡眠が問題になっています。時差が15時間もありましたので、体内時計が昼夜逆転していますからね。早くなんとかしないといけません。明日から仕事ですから。


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2022年11月25日

ワールドカップで見る新世代

何十年も楽しんで来たFIFAワールドカップですけど、こんなに関心が無いワールドカップは初めてでした。

私はワールドカップは1980年代からテレビ観戦して来ましたし、日本チームのこともずっと応援して来たんですよ。

日本チームが本戦初出場を果たしたのは1998年のフランス大会ですけど、94年のアメリカ大会出場をかけた予選でね、例の「ドーハの悲劇」というのがありまして。

本戦初出場はもう確実という状況の試合で、最後のロスタイムで点を取られて引き分けにされ、ポイント差で予選敗退となり出場できなかったわけですけど。

ピッチに倒れて涙を流す三浦カズ選手の姿は、今でも目に焼き付いていますよ。

あれから30年近くが経ち、日本のサッカーは強くなりました。

さて、

今回のカタール大会ですけどね、カタールでの開催が決まった時から、ほら、いろいろとヨロシクナイ話が聞こえて来ましたでしょ?カタールが開催権を金で買ったみたいな、贈収賄がらみの汚職の話。

大体あんな暑いところでサッカーなんてできるのか?選手が死んじゃうんじゃあないの?みたいな話もありましたけど。

まあとにかく、私はカタール大会については地域予選の段階からどういうわけだか関心がゼロで、いよいよ始まったと聞いても、サッカーのことよりも劣悪な宿泊施設や食事事情に関するニュースの方に興味があったくらいなんです。

サウジアラビアがアルゼンチンに勝ったというニュースを聞いても「へえそうなの」と思っただけでした。あの国には良い感情を持っておりませんから、どうでも良かったの。

日本がドイツと対戦するというのは、いろいろな所で目にして知っていましたけど、試合はメルボルン時間だと真夜中なんですからテレビ観戦などするはずもなく。

それでも、昨日の朝、結果くらいは一応チェックしたんですよ。

そうしたら、

日本が勝った?

ドイツに勝ったの?

こうなるともう無関心ではいられないのでして、SBS放送のウェブサイトで録画を観ることにしたんです。

前半はやられっぱなしでしたねえ。圧倒的にドイツが優勢でした。日本のゴールキーパーが自業自得なペナルティーキックを提供して「何やってんのよ…」な状況で点を取られました。

もしも私が夜中に頑張って起きて試合を観ていたとしたら、この前半で寝ちゃっていたのは確実です。

選手は名前を聞いたことも無い若い人達ばかりですしね、長友選手がまだ出場していたのには驚きましたが、応援する気分にはなりませんでしたよ。

明らかに力量が劣っているのが分かる日本チームがどうやってこの圧倒的に強いドイツチームに勝てたんだろうかと思いながら後半を観ましたら、後半のチームは前半のチームとは別のチームみたいでした。

果敢にゴールを狙いに行く選手が何人もいました。攻撃するサッカーは見ていてワクワクします。

かつての日本チームというのは、我慢強く組織的に守備をして点を入れさせないサッカーというスタイルだったでしょ?そうやって守り抜く中で数少ないゴールのチャンスが訪れる。そのチャンスに得点できると勝てることもある、というのが日本チームのイメージでしたよ。

でも、何と言いますか、組織の中での自分の仕事というのに縛られているのか、チャンスの場面でもなかなかシュートを打たなかったりね、「ドーハの悲劇」のようにリードしているのに最後の数分で守備が大崩れして負けるというのを何度見たことか。

たとえ飛び抜けて優秀な選手がいても、やはりチームとしての力が世界には及ばないと言うか、そんな感じでしたよ。

しかし、ドイツ戦後半の日本チームは違っていました。

全然引けを取っていませんでした。

かつての日本人選手はね、やっぱり世界の強豪チームには気後れする面があったと思うんですけど、今のグローバルな時代、外国のクラブでプレーしている選手が多いですから、世界の舞台に慣れているというのもあるのでしょうね。

この若者達は、相手がどんな強豪チームでも気持ち的に負けないメンタリティーを持っているんじゃあないですかね。緊張感の中で固くなったりプレッシャーを感じたりしていない様子でしたよ。

むしろ「よしやってやるぞ」「見せてやるぞ」という顔をしてプレーしていたでしょ?新世代の若者達を見た気がしましたね。

次戦でも、ぜひ積極的に攻め続けて、どんどんゴールを狙って、ワクワクするサッカーを見せてもらいたいです。


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2022年11月24日

将来の二人暮らしを考える

カリブ海の島バルバドスへ旅行に行っていたうちの夫が、明日帰って来ます。今頃はどこにいるんでしょうかね。

行く時には、家を出てからバルバドスのホテルにチェックインするまで32時間かかっていますが、メルボルンからロサンゼルスまでは直行便だったし、ロサンゼルスとマイアミでの乗り換え時間がわずかしか無かったはずで、非常に順調に行っても32時間だったわけです。

帰りは、乗り換え時間に余裕があって、しかもロサンゼルスからは直行便じゃあなくてブリスベンで乗り換えだと言っていましから、もっと時間がかかるはず。

疲れるでしょうけど、いつでもどこでも眠れるという特技のある夫は、こういう時には助かるはずですよ。

ただし、搭乗ゲートの前で待っているうちに寝てしまって飛行機に乗れなかったというハプニングも過去にありましたから、ちゃんと帰って来てもらいたいです。

ちなみに、このハプニングね、日本のどこかの空港の国内線でした。搭乗ゲートのすぐ前で待っていたら寝てしまったんですって。目が覚めたら、飛行機は飛び立った後で誰もいなかったと言うんですけど、どうして航空会社のスタッフは起こしてくれなかったんでしょうか。

それはともかく、

この2週間、私は息子と二人暮らしだったわけですが、二人だと食事の仕度が非常に楽でした。そして、そんなにたくさんの食品が必要ではないことにも気づきましたよ。

4人暮らしだった頃は、晩ご飯の量が普通の4人分では足りないのでいつも多めに作っていましたけど、買い物に行ってたくさん買って来たつもりでもあっという間にあれもこれも無くなっていたんです。

ところが、この2週間は一度の買い物で買って来た食品で一週間もちました。「もう牛乳が無くなってる!」ということもありませんでした。

いずれ息子も家を出て、夫と私の二人暮らしになったら、食事の仕度はこんなに楽になるのかと思いましたよ。

買って来る食品の量だって少なくて済みますからね、これまでは高価でなかなか食卓に上らなかった食品とかも、二人分なら時には食べられますよ。

食事の仕度が楽だっただけではなくて、片付けも楽でした。

洗濯物の量も少ないですから毎日洗濯機を回さなくても済みました。

子供達が生まれる前の二人暮らしだった頃は、私もフルタイムで働いていましたから、こんなにのんびりはできませんでした。夕方学校から帰って来て、晩ご飯を作って片付けをしたらもうクタクタ。

土日もゆっくりすることはなかなかできず、授業の準備をしていましたしね、とにかくいつも忙しかったですから、二人暮らしが楽だなどと思ったこともないですけど。

リタイヤ生活になっている今の私は、子供達が家を出て二人暮らしになったら、ずいぶん暇になりますよ。


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2022年11月23日

新型コロナのその後とうちの夫

新型コロナの感染が世界中に拡大して、メルボルンが世界最長のロックダウンをやっていた頃、私が毎日チェックしていたウェブサイトがあります。

ワールドメーター(Worldometer)というサイトです。様々な話題やテーマの統計数値をリアルタイムで提供するサービスで、新型コロナについても各国が発表する数値を統計しており、世界的な状況を把握するのに役立っていました。

あれを毎朝チェックして、感染者が爆発的に増え、信じがたい数の死亡者が出ているのを見て驚愕したものですが。

メルボルンでは、もう新型コロナは「過去のもの」のような扱いです。規制はほぼ全て無くなり、私達の暮らしは新型コロナ以前の暮らしと変わりません。

だから、ワールドメーターのサイトを見ることも無くなっていたんですけど、昨日何ヶ月ぶりかで見てみたら、感染者数も死亡者数も想像以上に増えていました。

世界の死亡者数は、発表されているだけで660万人を超えているんですね。

米国だけで110万人を超えているのはすごいですが、あの国は50の国が集まっているような国ですから、多くても不思議ではありません。

米国よりも驚いたのは日本ですよ。感染者数の累計を見ると、日本はワースト10に入っているんですもの。いつの間にあんなに増えたんですか?

まあ、それはしっかり検査をやっているからだとも言えますけど、今でも毎日多くの新規感染者と死亡者が出ていることには驚きました。

日本の皆さんは、世界が感心するほどマスクをしているのにねえ。

メルボルンではマスクをしている人は見かけなくなっていますよ。病院など医療関係施設や介護施設に入る時にはマスクの着用を求められますけど、普段の生活でマスクをしている人を見ることはまれです。

本当に新型コロナ以前の暮らしに戻っているんです。

新規感染者はもちろん出ていますけどね、うちの息子だって2週間前に感染しましたけど、感染したと分かっても報告する義務がもうありませんから、発表される数値は実態を反映していません。

お亡くなりになる方もいらっしゃいますけど、それはわずかです。

州民のほぼ全員がワクチン接種済みで、非常に多くの人が感染したけれどもワクチンのおかげで重症化せずに済み、ワクチンと感染の両方によってハイブリッド免疫を獲得したおかげで集団免疫が達成されたと考えられているようです。

うちの息子は未だに咳をしていますけど、私以外の全員がハイブリッド免疫ですよ。

私自身は「新型コロナにはかからないタイプ」か「症状が出ないタイプ」だろうと勝手に思っていますけど、本当にもしそうならラッキーです。


ところで、カリブ海に旅行に行っているうちの夫ですが、5日間のカリブ海クルーズを終えて、リッツ・カールトンの超豪華ヨットはメルボルン時間の昨晩、バルバドスに戻ったそうです。

これから2日がかりでメルボルンに帰って来ます。

どういう日程で、どの航空会社を使って、どういうルートで帰って来るのか、教えてもらっていないので分かりません。

聞いているのは、金曜日の午前中にメルボルンに着くこと。帰りの便はブリスベン経由なので、行く時よりももっと時間がかかるということだけです。

もしも事故があっても、どこかから連絡をもらうまでは何も分からないということなのでございますよ。

普通、一人で旅行に行く時には、家族にそういうことを知らせておくものだと思いますけどねえ。

今はどこにいるんでしょうか。「Find Me」アプリで探しても居場所は分かりません。インターネットが利用できない状況にいるということです。

空港に着いたら連絡してくるかもしれません。


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2022年11月22日

春の引きこもり暮らしと花粉

昨日は寒かったです。

お天気サイトで確認したら、お昼前に気温が14度近くになったらしいですけど、それはお日様が出た時の一瞬だけ。

一日中やっと10度を超えるかどうかくらいの気温でしたし、何度も冷たい雨や雹が降り、とにかく寒かったです。

うちの息子が、朝起きてすぐに居間のストーブに薪をくべてくれたので、居間とキッチンは暖かかったですけどね。

山の上では雪が降ったそうですけど、そりゃあ降るでしょう、あの寒さだと。ちなみに、暦の上ではもうすぐ夏です。

こういう天気の日は花粉の飛散は少ない傾向がありますが、朝の7時過ぎだったかな、風が吹き始めたら花粉攻撃が始まりまして、またいつものように「抗ヒスタミン薬、シャワー、花粉の無い部屋にこもる」という羽目になりました。

こんな暮らしはイヤだ!

うちの夫がカリブ海旅行に行っている2週間の間に、私もせめて一日くらいは小旅行に行こうと思ったり、息子がウィルソンズ・プロムに連れて行ってくれるという話があったりしましたけどね、ちょっともう家の外に出たくないんです。

うちの娘が「ヤラバレーのワイナー巡りでもしない?」と誘ってくれたんですけど、ヤラバレーは花粉の季節には最も行きたくない場所ですから、そんなのは無理な話。

冷蔵庫が空っぽになって来ましたので、買い物に出るのに花粉の飛散が少ない日を待っているんですけど、今日と明日は気温は低めでも花粉の飛散量は「大変多い」という予報です。

花粉の飛散量と症状のひどさとが比例しないことがよくあるのでどうなるか分かりませんけど、「大変多い」と知っては外出する気になりません。


今朝起きたら、何日かぶりにうちの夫からメッセージが届いていました。常夏のカリブ海で、一回り膨らんだ夫がヨットを背景にして義妹と満面の笑みを浮かべている写真を送って来ていました。

長袖シャツの上にセーターを着て防寒コートを羽織り、オイルヒーターの横でそれを見る私は、毎日家から出ることはほとんどありません。

うらやましいと言うよりも、悔しくて腹が立ちましたよ。

毎年思いますけどね、花粉の季節には花粉のない所に住みたいです。そんな経済力は無いので、ただの夢ですけど。

寝室に置いている花粉除去のための空気清浄機は効果が大きいので、日頃活動することの多いキッチンや仕事部屋にも空気清浄機を置きたいものですが、この家の窓は隙間風がビュウビュウと吹き込む家なので、それをなんとかしないことには。

家の窓をリフォームするなんてできませんからね、やっぱり引っ越すべきでしょう。次に引っ越す家の条件が、また一つ増えましたよ。

「草切りをしなくて良い」「バスや電車の利用に便利」「買い物に行きやすい」「病院から遠くない」「寝室が2階にない」「オープンキッチンである」これに「窓から隙間風が吹き込まない」が加わりました。


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2022年11月21日

次の引越し先はどこにするか

引っ越すと決めたわけでも、引っ越さなかればいけない理由ができたわけでもないんですが、先月うちの夫とそういう話題になったんです。

現在住んでいる家の持ち主は義妹で、家賃を義妹に支払っています。家の修理が必要になると、費用のこともありますから義妹と相談するわけなんです。

次々にいろいろな物が壊れるこの家は、これまで大変お金がかかって来ました。現在セントラルヒーティングが壊れたままですし、排水管の修理も途中やめになっていますけど、これをどうするべきかという話から、もう少し小さい家に引っ越すべきではないかという話が出たのですよ。

いつまで住むか分からないのに、費用のかかる家の修理をする価値があるのかということです。

うちの娘が家を出て独立した今は、この家は大き過ぎるのですけど、家が大き過ぎるという以上に、敷地が広過ぎて草刈りやメンテナンスが追いつかないという問題もあります。

田舎環境なので車がないと不便ですし、うちの夫は遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で視力が悪化しておりまして、もう車の運転ができません。

まだ見えている右目も、おそらく来年のうちには見えなくなり始めるんじゃあないかと私は思っていますが、そうなるとツールショップの仕事を続けられるのかどうかも分かりません。

草刈りだって、トラクター型の草刈り機でやっているわけですが、目が見えなくなればもう無理ですよ。

次に住む家については、いちばん重要なのは場所だと思います。今は私が車の運転ができますけど、時々目が回って運転できないこともありますからね、バスや電車が利用しやすい場所でなくてはいけません。

そして、最近つくづく思っているんですけどね、花粉の飛散が多い場所は絶対に無理です。

だって命に関わるんですから!

私達家族は、以前はヤラバレーのヒールズビルという町の外れの牧場に住んでいたんですが、今でも義母とそのパートナー、そして義弟家族がそこに住んでいますし、夫の父親は8月に売りに出して未だに売れていない不動産を所有しています。

夫が働けなくなってリタイヤ生活になったら、ヒールズビルに戻りたいのかもしれないなあと思ったりしていたんですけど。

私はね、あんな花粉を飛ばす草に囲まれた場所では、生きて行けません。それに、ヒールズビルみたいな場所こそ、車が無いとどこにも行けないのでしてね、不便過ぎます。

ということで、夫がカリブ海を旅行している間に一人で家探しをしているんですけど、これがねえ本当に難しいんです。

交通の便が良くて日常の買い物に便利な場所というのは、アパートのような集合住宅が多いんですが、夫はそういうのに住みたくないと言っています。

集合住宅でも戸建て風の住宅がありますよね。そういうのがいいかもしれません。

目が見えなくなっても住みやすい家でないといけません。2階に寝室があるような家はダメだと思います。


それにしても、まだ目が見えているうちにカリブ海なんかに旅行ができてよかったですよねえ。

私は夫とヨーロッパ旅行をしたかったですけど、今はもう経済的にそんな旅行は無理ですし、夫は目が見えなくなったら旅行なんかしないでしょうから、ヨーロッパ旅行の可能性はゼロに近づいています。

引越しのことは、いずれ本気で考えなくてはいけない時が来ます。

最大のハードルは家探しではなくて、ゴミ屋敷状態の大きなガレージにあふれている夫の持ち物を処分することだろうと思いますよ。

ガラクタもすごいですけど、ものすごい量の道具を持っているんですからね。トラックもまだ持っているんですけど、どうするんでしょうか。

引越しのことを考えると気が遠くなります。


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2022年11月20日

ついに届いた食べ物じゃあない写真

昨日の続きなんですけど、カリブ海の島バルバドスに行っているうちの夫に再び写真に関するリクエストのメッセージを送りました。

食べた物の写真ばかりじゃあなくて、もっとバルバドスの町並みとか、泊まっているホテルとか、今だったらヨットの中とか、部屋の様子とか、テラスから見るカリブ海の眺めとか、そういう写真を送れというリクエストです。

昨日はバルバドスからセントルシアという島に行ったようですからね、セントルシアにはユネスコの世界遺産にも登録されている「ピトン」と呼ばれる火山の美しい景色がヨットのテラスから見えるはずなんですし。

そうしたら、

送って来た写真がこれ。

ヨットの中だそうです。


なんだコレ!

確かにこれはヨットの中ですけど、ジョークですよね?ヨットの中を見せろと私が言ったから、ヨットの中を見せているわけでしょ?

ジョークだとしてもね、こういう写真を送った後には、きれいな景色の写真の一枚くらい普通なら送って来るものですよ。

自分一人だけこんな人生に一度あるかないかの(普通の人ならありえない)旅行をして、家に一人でいる私のためにせめて旅行気分のおすそ分けでもしようとか、

うちの夫は思わないわけだわ…

旅行に持って行った服を買っておいてあげたのは私。2週間分の薬を買って来て準備しておいてあげたのも私。空港まで送って行ったのも私。

おそらくお土産の一つも買って来ないでしょうね。

ああそうか、お土産くらいは何か買って来てくれるだろうと期待していてもダメなんでした。

お土産を期待しているのなら「お土産を買って来てよ」と言っておかないといけないんでした。でも、そういうことを言うと「お土産、お土産…」と気にし始めるでしょうし、好きでもない物をもらっても困るし、特に買って来て欲しい物も無いしな。

やっぱりお土産はいらないわ。


上の廊下の写真を送って来た時に、実はヨットの部屋の写真も送って来たんですけど、部屋が大散らかりで、開けっ放しの義妹のスーツケースも写っていましたので、ここで紹介できません。

リッツ・カールトンのヨットクルーズのYouTubeチャンネルで見た通りの部屋で、聞いていた通りツインベッドの部屋でした。

帰って来てからきっといろいろ写真を見せてくれるんでしょう。

いや、これもまたアレなんですよ。

いろいろ写真を撮って来て見せてくれるだろうと期待しているとがっかりさせられるというのが、いつものパターンなんです。

「写真を撮って送ってよ」と何度も言っていますけど、今のところ期待を外されていますからね。


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2022年11月19日

カリブ海クルーズに一番乗り

カリブ海の島バルバドス発着の5日間クルーズ旅行に行っているうちの夫。

何度も書いていますけど、普通のクルーズ船じゃあないんですよ。世界的に有名な超高級ホテルのリッツ・カールトンがクルーズ旅行業界に進出するために建造したという超豪華ヨットでのクルーズなのです。

乗客は298人までしか乗れないクルーズ用としては小さい部類の船で、全室が海に面したプライベートなテラス付きのスイートルームなんですよ。

そのクルーズ費用だけでも我が家の経済状況では不可能というやつなんですけど、メルボルンから1万6千キロ以上も離れている地球の裏側にあるバルバドスという島に行くだけでも高額な航空運賃が必要なのでしてね。

そんな旅行に、どうしてうちの夫が行っているのかという事情については、前の記事を読んでいただくとして。

日曜日の朝に家を出たんですけど、メルボルン時間の昨日、ついにヨットに乗船したそうです。

しかも、乗客が何人乗ることになっていたのか知りませんが、

一番乗りだったんですって!

ちょっと恥ずかしいような…

クルーズの開始は夜だったので、乗船は夕方から。

ホテルをチェックアウトした後、乗船時間までどこかで時間を潰していたんでしょうが、待ちきれないものだから乗船場所で待っていたに違いないです。

一番乗りだったうちの夫は、ヨットに乗ってから早速、

洗濯をしたそうです!

それもちょっと恥ずかしいような…

私なら、リッツ・カールトンの超豪華ヨットで洗濯なんてしないけど、小さなスーツケースに入るだけのわずかな着替えしか持って行かなかったから、着るものが無くなったんでしょうね。


そして、また写真を送って来ましたよ。

最初の夜に食べた物だそうです。そう、また食べ物の写真なんです。


寿司か…

キャビアが乗ってる。臭そうだな。


これも寿司。緑色に着色されたトビコが乗ってる。

たっぷり醤油が入った小皿が見えますね。こういう寿司は、じゃぶじゃぶと醤油につけて食べるのが欧米風です。

向こうの方に見えるのは枝豆か?

「うわあ素敵!さすがリッツ・カールトン!」と思わないです。

そんなことよりもね、

なんで食べ物の写真ばっかり送ってくるんだよ!

もっとバルバドスの町並みとか、泊まっているホテルの部屋からの眺めとか、ヨットの中とか部屋の様子とか、テラスからの眺めとか、そういうのを見せろという私からのリクエストは読んでいないのか?

食べ物はもういいから!


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2022年11月18日

花粉攻撃と新型コロナの後遺症

昨晩の7時半頃でした。

金曜日はゴミの収集日ですから、ゴミ容器を道路脇に出しておかなければいけませんでした。いつもは息子がやってくれるんですけど、新型コロナからまだ回復していませんので、私が出しました。

箱型野菜畑の周辺には手がつけられないほどの草が生えていて、まさにジャングルと化しておりまして、草花粉アレルギーの者としては近づきたくない場所なんですけど、そこを通らないとゴミ容器を出せません。

普通ゴミの容器とリサイクルゴミの容器の2つを出したので危険場所を行ったり来たりしました。そして、私のデスクがある部屋に戻り、ニュースを読んだりしていた時ですよ。

突然始まったんです!

「ハックショーン、ハックショーン」とくしゃみが止まらなくなり、滝のように鼻水が出始めました。最悪だったのはチクチクと刺すような目の痒みです。

とりあえず鼻をかんでから目を洗いに行こうとしているわずかな時間の間に症状が急激に悪化しまして、目が開けられないくらいに腫れ上がりました。

こういう時には、まず抗ヒスタミン薬を飲むんです。命に関わるかもしれませんからね。以前呼吸困難で救急車で病院に運ばれた時に、1日1錠と書いてある薬でも必要ならもう1錠飲んでも良いと医者に言われましたし。

それからシャワーです。とにかく花粉を全部洗い流すんです。頭も洗わないといけませんよ。目も鼻の中も全部洗うんです。そして花粉が付いていない服を着て花粉の無い部屋にこもる。

これを直ちにやらないと危ないんです。

シャワーの後は楽になり、目も開けられるようになって、鏡に映る自分の顔を見てびっくり。顔が赤いまだら模様になっていたんですよ。目が腫れ上がっているから別人のようでしたし。

いやあすごかったわ…

鼻は完全に詰まってしまいましたからね、口呼吸も苦しくなり始めると救急車を呼ぶことを考え始めます。

今日は朝から快晴で、気温が24度になるそうです。花粉の飛散量が多いそうです。息子のシーツを洗濯する予定ですが、私は外に出たくないので息子に干してもらいます。

どんなに良い天気でも、自分のものやタオルは外には干せませんよ。


ところで、その息子ですけどね、まだ咳がひどいんですよ。

新型コロナに感染して症状が出た後、回復して検査でも陰性となった後に、何らかの症状が続くことが3人に1人くらいの割合であるんだそうですね。

その症状が、他の病気の症状としては説明がつかない場合、新型コロナの後遺症ということになるそうですが、3人に1人は確率高いです。

後遺症として最も多いのが「咳」「倦怠感」「息切れ」だと聞きます。どれも原因は分かっていないそうです。

うちの夫も娘も1週間ぐらいで回復して仕事に復帰しましたけど、疲れやすいとは言っていました。でも、病気で1週間寝込んだ後ならただの風邪でも疲れやすいということはあります。

夫は回復した後しばらく咳が出ましたけど、夫の咳は「コンコン」という感じでしたが、息子の咳はもっと湿ったような痰がからんだような、文字にして表現できないとっても病気な感じの咳です。

昨日、新型コロナの後遺症のことを読んでいましたら、この咳というのはウイルスに感染して無症状だった人にも生じることがあると書いてありました。

それで思ったんですけど、私は10月の終わり頃から咳が出ていたんです。花粉症が関係しているのかなあと思ったりしていましたが、雨ばっかり降る寒い日が続いていましたからね、花粉症の症状はほとんど無かったんですけど、ただ咳が出ていたんです。

もしかしたら、私は無症状だったけど新型コロナに感染していたのかもしれませんね。うちの息子は私から感染ったのかもしれません。そう考えると、ほとんど家から出ることがないうちの息子が感染した不思議も説明がつくのです。

新型コロナの後遺症の咳は、2〜3ヶ月続く場合が多いそうです。咳の程度は軽くなったりひどくなったりと変化するらしく、治ったと思ってもまた始まることがあるんだそうで。

息子のひどい咳がいつまで続くか気になります。


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2022年11月17日

異常な寒さとバラクーダー

セントラルヒーティングが故障したままの我が家では、一昨日と昨日は寒くて震えました。お昼近くになってもまだ気温が10度以下とか、ちょっとありえませんよ。

昨晩も寒くて眠れず、ベッドから意を決して出てホットウォーターボトル(ゴム製湯たんぽ)を準備しました。おかげでぐっすり眠れました。

今日は予想最高気温が17度です。暦の上ではもうすぐ夏なんですからね、せめて20度くらいは行って欲しいですよ。金曜日と土曜日は20度を超える見込みですけど、すぐまた寒くなるそうです。

新型コロナで寝込んでいた息子が、やっと起き上がって活動を始めましたのでシーツを洗わないといけません。家の中には干す場所がありませんから、花粉の飛散が多くなければ外のロータリー物干しに干したいですけど。

いろいろ天気が気になる今日この頃です。


昨日は、カリブ海の島バルバドスに行っている夫が写真を送って来ました。バルバドスの風景とか町並みとか、そういうのを送ってくれたらいいのに、送られて来た写真は食べ物ばかり。

これを食べたとか、あれを食べたとか。

バルバドスは島なんですから、きっと魚介類が美味しいのだろうと思うんですけど、昨日のランチにはバラクーダーの焼いたのを食べたそうです。

バラクーダーと聞けば、私はすぐに「未来少年コナン」に登場する船「バラクーダー号」を思い出しますが、バラクーダーとは魚です。私は食べたことがありません。

日本でカマスと呼ばれる種類の魚の最大種で、体長は150センチを越し、180cmに達することもあるそうですけど、夫が食べたのは本当にバラクーダーですかね。ずいぶん小さいです。


それに、料理の一皿としてかなり見た目がイマイチですよ。焼いたバラクーダーは、スライスしたジャガイモを焼いたのに乗せてあるんだそうですが。焼いたイモに魚を乗せるという盛り付けは始めて見ました。

デザートにパンプディングを食べたとかで、その写真も送って来ましたけどね、そんな料理には興味が無いです。私だったら地元の人達が食べているものを食べてみたいですけど。

それに、料理の写真じゃあなくてバルバドスの写真を見せてもらいたいですよ。

カリブ海クルーズはバルバドス時間の17日の夜に出発だそうですから、メルボルン時間では明日です。

今日は何をして過ごしたんでしょうか。洗濯をした可能性が大きいです。

私もどこかに行きたいなあ。

実はね、夫がバルバドスに行っている間に、うちの息子が車を運転してウィルソンズ・プロムに連れて行ってくれると言っていたんですけど、新型コロナにかかってしまって、まだ十分に回復していませんから行けません。

今も息子の寝室からはひどい咳が聞こえています。

いよいよリッツ・カールトンの超豪華ヨットでカリブ海クルーズか。ちゃんと写真を撮って見せてくれますように。

あ、そうだった!

こういうのは「見せてくれますように」と祈ったり期待していてもダメなんでした。こういう写真を撮って送れと教えないとうちの夫には通じないのでした。


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2022年11月16日

新型コロナと視線の理由

うちの息子が新型コロナに感染していると分かったのは、私達が友人のエクリーさんの下のお嬢さんCちゃんの仮装誕生日パーティーに行くことになっていた金曜日の朝でした。

その前の日は、息子は相当具合が悪そうだったんですけど、後から聞いた話では熱が39.7度もあったらしいんですけど、あの日は私も花粉症で具合が悪かったんです。

その前の日には、息子が咳をしているのが2階の寝室から聞こえていましたから、発症したのはおそらく水曜日。少なくとも発症から一週間は過ぎました。

熱は下がって症状はほとんど無くなったそうですが、

咳がひどいです!

一週間も毎日あんなに咳き込んでいれば、相当喉が痛いだろうと思いますよ。本当にワクチンを接種していてよかったです。していなかったら今頃どうなっていたか分かりませんよ。

完全に隔離していますから、食事は毎回息子の部屋の外まで持って行って、食べ終わった食器を片付けたりした後には手洗いをしつこいくらいにやっていますけど、同じバスルームを使っていますしね、私がウイルスに感染しても全く不思議はないと思います。

でも、今のところ平気です。

うちの夫や娘が感染して寝込んだ時にも、私が感染しても不思議はない状況でしたが感染しませんでした。

やっぱり、私って新型コロナに感染しないタイプじゃあないかと思います。あるいは、感染しても症状が出ないタイプ。

だから、息子の隔離もそろそろ終わりにしてもいいと思いますが、昨日からあまりにも寒いので(現在の気温は6度)起きて何かする気にはならないかもしれません。


ところで、息子のおやつに買って来ていたゼリーやヨーグルトが無くなったので、昨日は買い物に行ったんですけど、やけに人の視線を感じました。

すれ違う人がチラッと私を見るのですよ。

すぐに理由が分かりました。視線が向けられているのは、私の腕だと分かったからです。

わたしの腕にはね、

死喰い人の闇の印があったのです!

ハリー・ポッターに出てくる死喰い人の闇の印のタトゥーです。水で濡らしてシールみたいに貼るやつね。仮装誕生日パーティーのために付けたのです。


これね、簡単には取れないですよ。まだしっかり付いたままです。

昨日は寒かったので半袖ではなかったのですけど、ヘビの部分が見えていたんです。

アジア人のおばちゃんが闇の印を付けていたら、誰でもギョッとするでしょうけど、ヘビのタトゥーが袖からのぞいていたら、そりゃあ皆さんチラッと見ますよね。

今度行く時には、タトゥー全体を見せびらかして歩きます。


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2022年11月15日

バルバドスと「Find My」アプリ

日曜日の朝、夫が家を出たのは朝の7時前でした。メルボルン空港まで私が車で送って行きました。

最近はテクノロジーのおかげでいろいろなことができますが、飛行機のトラッキングもできるのでして、夫が乗ったロサンゼルス行きの飛行機が現在どのあたりを飛んでいるのかも正確に確認できました。

ロサンゼルス到着は、メルボルン時間の夜中ということでしたから、私は飛行機がアメリカに近づいているのを確認してから寝たんです。

朝の8時半頃だったか、マイアミ空港にいるとメッセージが届きました。メッセージが届いたということは、夫がインターネットに接続できる環境にいるということです。

インターネットに接続できる環境にいるということは、私がいつも晩ご飯の準備をする時に夫の居場所を確認するのに使っている「Find My」アプリで居場所がわかるということですよ。

早速アプリを起動してみると、

ホントだ!マイアミ空港にいる!

すごいですねえ「Find My」アプリ!

空港内を移動しているのも分かりました。

しばらくして居場所が分からなくなったので、カリブ海の島バルバドス行きの飛行機に乗ったのでしょう。

そして、昨日の午後、夫はバルバドスの空港にいました。

ホテルにチェックインしたと連絡があったのは3時過ぎ。家を出てから32時間半が経っていました。32時間半もかかって疲れたでしょうけど、32時間半で我が家からバルバドスのホテルまで行けるのかと思うと、便利な世の中だなあと思います。

新型コロナの規制が無くなって普通に旅行ができるようになっていますしね、すいすいと問題なく行けたそうですよ。

メルボルンとの時差が15時間あります。バルバドスが15時間遅いということになります。

ホテルに着いたのは夜中の12時だったようですが、いつでもどこでも簡単に眠れる人ですから、一晩爆睡して今日は義妹とも合流し、元気に観光していることでしょう。

ちなみに、お天気を調べてみましたら、バルバドスって一年中ほぼ同じ気温で、最低気温は毎日26度、最高気温は30度前後なんですね。1週間予報では金曜日を除き毎日雨マークが並んでいます。

雨か…

メルボルンは再び寒くなっていますよ。今日は暖房なしでは寒すぎてやっていられないくらいです。冷たい雨が降っています。

常夏のカリブ海…

うらやましいような、やっぱり蒸し暑いところへは行きたくないような。


こういう部屋に泊まっているらしいですけど、私は退屈しちゃうんですよね、こういうのは。

プールで泳ぐなんて興味ゼロだし、気温30度の中を観光して歩き回るのは耐え難いことですし。

私は寒いメルボルンで息子の看病をしていますよ。

息子はだいぶ良くなって来ています。


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2022年11月14日

仮装は楽しかった

先日から話題にしていた仮装パーティーですが、友人のエクリーさんの下のお嬢さんCちゃんの誕生日をお祝いするパーティーでした。

テーマは「ヴィラン(Villain)」すなわち映画や物語に登場する悪役や敵役のことです。お気に入りの悪者に扮装して来てねということでした。

私は、仮装パーティーなんていうのに行くこと自体が人生初めてのことでしたし、この歳になるまで何かのキャラクターに仮装するなんていう経験も無かったので、これが人生初にして最後の仮装になるかもしれないと思いましてね、楽しむことにしたんですよ。

夫がススメる「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出た海賊のミストレス・チンも考えたんですけど、衣装が難しすぎたので「ハリー・ポッター」のベラトリックス・レストレンジに決めたんです。

決めたんですけど、衣装を準備してカツラをかぶってみると全く似合わず滑稽なだけでね、大いにがっかりしまして。

カツラをあきらめてただのデスイーター(死喰い人)ということにしました。魔法の杖は木の枝を削って自分で作りました。

腕には死喰い人の印であるデスマーク(闇の印)のタトゥー(シールみたいに貼るやつ)を付けて、顔には怖いメークもして行ったんですよ。

うちの夫は「時計じかけのオレンジ」に出てくる不良少年のアレックス。帽子を自分で作りました。メイクは娘にやってもらいました。

娘の仮装はすごかったです。オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」の肖像画です。額縁を自分で作りました。


板と厚紙で作った額縁に背景となる幕を付けて、これにゴムのストラップを付けて背負うようにしているんです。

パーティーでは座るのにも食べるのにも苦労して、途中で額縁は外しましたけど。


私達3人はそれぞれ工夫して仮装して行ったんですけど、仮装パーティーなのに普段着で来た人達もいてね、そういう人達はやはり浮いていました。パーティーのテーマを無視したと言うか、努力しなかったと言いうか、そういうネガティブな意味で目立っていました。

居心地悪かったでしょうね。

私はちゃんと仮装して行って良かったです。それに準備するのも仮装するのも楽しかったですもの。コスプレが人気なのも分かります。

エクリーさんの奥さんは、聞いていた通り「101匹わんちゃん」のクルエラ・ド・ヴィルでした。カツラからドレスからダルメシアン柄のコートから靴からもう完璧でした。衣装に相当お金をかけたと思われます。

エクリーさんの旦那さんは、「ウォレスとグルミット」のペンギンでした。この衣装は大変暑いらしくて、大汗をかいて時々脱いでいました。全部買ったものだそうです。こんな衣装を売っているんですね。


ドレス姿の若い女性達は、映画に登場する悪者なんだそうですけど、私にはサッパリ分かりませんでした。濃いピンク色ドレスがCちゃんです。

スター・ウォーズやディズニー映画のキャラクターはもちろんいましたし、TVドラマ「ブレイキン・バッド」のウォルターとジェシーとか、ポケモンのムサシとコジロウとかいろいろいましたけどね、お店で買ってきた衣装やお面で仮装しているのがほとんどでした。

やはりナンバーワンはうちの娘だったと思います。


うちの娘は、仮装するのが好きなんです。小学生の頃からこれまでいろいろ仮装を楽しんで来ていますけど、始まりはこれです。


小学校の2年生の時に初めて仮装をして学校に行った日の写真です。ワインの空瓶を手に持って行きましたよ。教室で撮ってもらった写真でもワインの瓶を持っていますねえ。


小学校のイベントで「ドレスアップデー」という仮装をする日があるんです。全校で仮装をする日もありましたが、学年ごとに勉強していることをテーマにして仮装をする日というのがあったりもしました。例えば、昔の人々の暮らしを勉強している時に、それをテーマに仮装するとか。

こういう日は、先生達も仮装をして来ます。

「仮装をして来なくてはいけない」のではなくて「してきても良い」という日ですから、家庭の事情もありますので仮装して来ない子も大勢いるんですけどね。

遠足や運動会も参加は自由というのと同じです。


こういう娘ですからね、ハロウィーンがオーストラリアでも人気が出てきてからは、ハロウィーンの仮装にも熱中しました。

うちの息子も「ドレスアップデー」の仮装はやっていましたが、娘はこだわりがすごかったんです。どういう仮装をするか自分で計画を立てて、必要なものリストを作ります。その買い物に付き合うのが私の仕事でした。

お金をかけたくないですからね、古着を安く売っているお店巡りをしたものですが、自分が欲しいと思っているものがなかなか見つからないので、衣装は自分で縫って作るようになりました。


ヘアスタイリングとかメイクもね、全部自分でやっていましたよ。

仮装そのものも楽しいけど、準備したり作ったりするのも楽しんでいたわけです。

メンタルの病気になってからは、こういうことを一切しなくなってしまったのですが、再び楽しむようになって本当に良かったです。

お母さんも初めてやってみたら楽しかった!

また機会があったらやりたいです。

パーティーですけどね、やっぱり新型コロナのことが気になって、私達3人は密集している人達とは離れて座っていたんですけど、早めに帰りました。

新型コロナでダウンしている息子は、昨日から熱が下がったそうですが、今もひどい咳です。隔離状態が続いています。


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2022年11月13日

ピッカピカの1年生風で旅行へ

今朝、うちの夫が2週間の旅行に出発しました。行き先は、カリブ海の島バルバドスです。バルバドスから周辺のカリブ海の島々を5日間周遊するクルーズ旅行をするんです。

そのクルーズもですね、大型クルーズ船ではなくて、世界的に有名なホテルブランドのリッツ・カールトンが造った超豪華ヨットでのクルーズなんですよ。

メルボルンから地球の裏側のバルバドスまで行くだけでも大変な費用がかかります。

ホントにもうね、うらやましい話なんですよ。どうしてうちの夫がそんな高額な旅行に行けるようになったのか、その経緯は前の記事でお読みいただくとして。

今メルボルン空港まで送って行って帰って来たところです。日曜日の早朝でしたから道路は空いていて、高速道路もスイスイ走れました。

2週間の旅行ですが、やはり2週間分の着替えは持って行かず、機内に持ち込める小さなスーツケース1つで行きましたよ。

まずメルボルンからロザンゼルスに行って、国内線に乗り換えてロサンゼルスからマイアミまで行くんだそうですが、乗り換え時間はたったの2時間。入国手続きとかいろいろあるのに。

マイアミに着いてからバルバドス行きの国際線に乗り換えますが、乗り換え時間はたったの1時間半。

スーツケースを預けたりすると時間がかかって間に合わなくなるからと言って、機内に持ち込める小さいスーツケースで行ったんです。

それにしてもね、皆さんが超豪華ヨットでカリブ海クルーズに行くことになったら、持って行く服のことをまず考えませんか?ヨットではドレスコード(服装に関するルール)もあるんですよ。

うちの夫は、今年の2月に私と二人で義妹が住んでいるドバイに旅行した時、まるで一泊二日の出張にでも行くかのように、出発前夜にちゃちゃっと荷物を詰めて行きましたけど、持って行ったのはユニクロの白いシャツとTシャツ1枚、これに勤めているツールショップのユニフォーム1式だけ。

おかげで私はほぼ毎日洗濯をする羽目になり、ドバイのおしゃれなビーチのレストランでも砂漠の高級リゾートでも世界最高層ビル「ブルジュハリファ」でも、うちの夫はツールショップのユニフォームを着ていたのでした。

何考えとるんじゃ!

今回は、旅行に招待してくれて費用を全部払ってくれた義妹から「ちゃんとした服を持って来てよ」と繰り返しリクエストがあり、義妹に失礼だから「絶対に豪華ヨットでツールショップのユニフォームを着るな」と私や娘から繰り返し注意をされまして。

とにかく着るものや身だしなみに注意するようにと指摘され続けた夫は、流石に考えたようでした。

考えたらですね、普通早めに持って行く服の準備をしますよねえ?

うちの夫が準備を始めたのは、流石に今回は出発前日の夜ではなくて、出発前日の朝。つまり昨日の朝でした。

昨日の朝、服をいろいろ出してみて、半ズボンとかシャツとかたくさん持っているんですけどほとんど小さすぎて入りませんから、だから必ず入ると知っている仕事のユニフォームを仕事が休みの日にも着たりするわけなんですけど、まあとにかく必要なものを買いに行ったんです。

ドバイにはツールショップでいつも履いている仕事靴で行きましたし、着て行ったズボンも持って行った半ズボンもツールショップで着ているユニフォームのズボンでしたが、今回はユニフォームはやめろと言われていたんですからね、ズボンも買って来ましたよ。

ジップで半ズボンにもできるデザインのズボンです。靴も買って来ました。島での観光の際に履くサンダルも買って来ました。新しいポロシャツやカジュアルシャツも買いました。

下着や靴下も、毎日洗濯しなくて済むようにと買って来ました。

こうして、小さなスーツケースには買ったばかりの新品の服が詰め込まれ、頭から足まで買ったばかりの新品の服を着て、汚れも付いていない新品の靴を履き、まるでピッカピカの1年生風の出で立ちで出かけて行ったのでございますよ。

ホントにもう、ちょっと笑っちゃう感じでした。

どうか服についているタグやシールをちゃんと剥がしてから着ますように。

そして、しっかり楽しんで無事に帰って来てください。


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2022年11月12日

まさかの新型コロナと仮装パーティー

一昨日、風邪を引いたと言っていたうちの息子ですが、ほとんど部屋から出て来ず、ゴホンゴホンとひどい咳の音が聞こえていました。

夜になって、2階の部屋は暑すぎると居間に降りて来た時には、随分具合が悪そうでしたけど、その日は私も花粉症で具合が悪かったので何もしてやれませんでした。

昨日の朝、キッチンにやって来た息子はかなりマシな様子でした。

「どう?良くなった?」
「ゆうべ熱を計ったら39.7度だった、今朝は38.5度…」
「ええっ!そんなに熱が出てたの?パナドール(解熱鎮痛薬)飲んだの?」
「ノー」
「パナドールを飲めば楽になるわよ」
「ンー」
「突然熱が出て具合が悪くなったということはインフルエンザかしらねえ。でも咳がひどいから新型コロナかもよ!」

ほぼ毎日家にいて外出することが滅多に無い息子ですから、インフルエンザにしても新型コロナにしても、ウイルスに感染する可能性はほぼゼロだと思うんですけど、簡易抗体検査キットが家にあったので一応検査をしてみることを勧めました。

そうしたら、


はっきりと出てますね。

陽性です!

どこで感染ったの?

私の誕生日にお寿司を買いに行った時か?

一番焦ったのはうちの夫です。だって、明日からカリブ海の島バルバドスに旅行に行くんですもの。

それに、昨日の夜は、友人のエクリーさんの下のお嬢さんCちゃんの仮装誕生日パーティーがあったのですよ。

2年以上も前から計画し準備してきたパーティーで、うちの娘はその準備に協力して来ましたし、前の晩も遅くまでエクリーさん宅でケーキ作りをやっていたんです。

仮装パーティーなので、私達は皆んな衣装の準備もしました。私は「ハリーポッター」のデスイーター(死喰い人)に、夫は「時計じかけのオレンジ」の不良少年アレックスに、そして娘は何と、オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」の肖像画になることにしておりまして。

額縁の中に入っている肖像画のドリアン・グレイになるというんですからもう簡単ではないんです。衣装もさることながら自分が入る額縁も作らないといけなかったのですから。

私は木の枝で魔法の杖を作りましたし、夫は帽子を自分で作りました。

本来なら私達3人は濃厚接触者なんですからパーティーなんかに行っちゃあダメなんでしょうけど、現在は規制が無いですし、主催者のエクリーさんに相談しまして、私達3人は検査で陰性であることを確認してからマスクを着用するということでパーティーには出席したんですけど。

夫は明日出発です。

どうぞ感染していませんように。


それにしても、うちの息子、ワクチンは接種済みなんですけどね、熱も咳もすごいです。これで家族4人のうち3人が感染しました。3人全員が寝込みました。症状はインフルエンザに似ていますが咳がひどいです。

息子の様子を見ていると、ワクチンを接種していなかったら今頃はもっとひどい状態になっていたんだろうなと思います。怖いですね。

感染していないのは私だけです。もしかしたら私もすでに感染して抗体もできているけど症状が無かっただけかもしれませんけど。

メルボルンでは、ほぼ通常通りの暮らしになっていますから、私達が時々風邪を引いたりインフルエンザにかかったりするのと同じように、新型コロナに感染することも避けられないことですが。

うちの息子は、一体どこで感染したんでしょうか。

お寿司を買いに行った時か、うちの娘と一緒にスーパーに買い物に行った時か、そのどちらかですよ。

新型コロナの感染力、恐るべし!


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2022年11月11日

今シーズン最悪の一日

今のところ最悪というだけですからね、これからもっとひどい日があるとは思いますよ。遅かった花粉症シーズンは始まったばかりですから。

ただし、やっと始まった今年の花粉症シーズンは、一気に最悪モードになっています。これまでの雨が影響しているんだそうです。

寒くて雨ばっかりの天気が続いたから草が花粉を飛ばしていなかったというだけでなく、大雨が何度も降って土壌が柔らかくなっていることが影響しているんだそうですよ。

ヴィクトリア州には各地に広い牧草地がありますし、州や市が管理する道路沿いなどに自然を残したエリアが作ってあるのですけど、こうした場所の草は花が咲いて花粉を飛ばす前に刈り取るものなんだそうですが、地面が柔らか過ぎるので大きなトラクター型の草刈り機が使えないのだそうです。

だから州全体で草刈りが滞っているんですって。突然気温が上がり、草が花を咲かせて花粉を撒き散らし始めたので、一気に大量の花粉が飛散しているんだそうですよ。

ミュージカル「オペラ座の怪人」を観に行った水曜日は、花粉の飛散量が多くなるとかで注意報が出ていたのに、私はほとんど症状は出なかったんですよ。

飛散量と症状のひどさが必ずしも比例しないというのは、以前から気がついていたことです。飛んでいる花粉の種類にもよるのです。

昨日は危険日ではなかったですし、私はいろいろ忙しい一日でした。

朝の6時過ぎに、まずうちの夫を勤めているツールショップに送って行き、帰って来てから今度は娘を駅まで送って行きました。

うちの夫がベッドのシーツを洗濯に出していたので、洗濯物は外に干したくなかったけどシーツは外に干しました。

どうしても食品の買い物に行かなければいけませんでしたから、マスクを付けて出かけました。

だんだん目の痒みが耐え難くなりましたので、老眼鏡の上から水中眼鏡みたいなゴーグルを付けてマスクもして家事をしていたんですけど、マスクをするとゴーグルが曇ります。仕方がないのでマスクを外したら鼻が完全に詰まってしまいました。

ちなみにこれがそのゴーグル。家にいる時はね、見た目なんかにかまっていられないので、これを老眼鏡の上から着けるんです。


抗ヒスタミン薬は、一番強いのを毎日飲んでいますよ。

お昼過ぎ、西の空が黒くなり雨雲が近づいていました。シーツはほぼ乾いていたので取り込みましたが、やはりシーツは花粉だらけになっていたんでしょう。シーツを取り込んだ時からくしゃみが止まらなくなりまして。

シャワーを浴びて花粉を洗い流し、空気清浄機をつけた寝室に閉じこもりました。雨が降り始めてから少し楽になりました。

ハアハア言いながら晩ご飯を作っていると、今度は娘が駅に迎えに来てくれと連絡して来ました。

私が具合が悪い時には、家族の送り迎えは息子がやってくれるのですけど、現在風邪でダウンしていますので頼むことができません。

目が腫れてしっかり開かない状況で、くしゃみを連発しながら運転するのは怖いものです。

というわけで、

今シーズン最悪の一日になったという話でした。

花粉にアレルギーのない方には分からないであろう苦労なのでございます。


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2022年11月10日

ミュージカル「オペラ座の怪人」

行ってきました。

ミュージカル「オペラ座の怪人」をついに観て来ました。

感想ですか?

ううん…

出演者の皆さんのパフォーマンスは素晴らしかったですよ。ファントム役の方もクリスティーヌ役の方も、どの役者さんも、歴代の著名出演者に負けないパフォーマンスと素晴らしい歌唱力でした。

しかし、

私がこのミュージカルにスペクタクルを期待していたのがいけなかったんですよ。スペクタクルというのはね、視覚的に強い印象を与えるような大掛かりな出し物のことです。

今回上演されている劇場というのがメルボルン・アート・センターなんですが、ここは舞台があまり広くないのです。

だからミュージカル「オペラ座の怪人」を有名にしたあの大掛かりな舞台装置は、やろうったって無理なんです。

シャンデリアは、UFOみたいな小さめのやつで、最初から客席の上にぶら下がっており、光り輝くとは言い難いものでして、上のところから花火が出たりしました。

これは終わった後に撮った写真ですけど、しょぼいでしょ?


私が最も見たかった演出の一つ、クリスティーヌが代役を見事に務めた後に舞台を奥から客席に向かって眺めているように見えるシーンね、あれも無しでした。

クリスティーヌがファントム(怪人)にオペラ座の地下に連れて行かれてゴンドラに乗るシーンはありましたけど、大して広くない舞台の左手から右に移動しただけで、しかも右に行ったところでゴンドラが動かなくなってしまいまして。

まさにこれからファントムがあの有名な「The Music of the Night」を歌おうというところで、舞台袖から男性が二人現れてゴンドラを動かそうとしたんですけど、重いのでしょう、なかなか動かなかったんです。それを必死で押しているのが見えまして、現実に引き戻されてしまいましたよ。ファントムの「The Music of the Night」は素晴らしかったですけど。

後半冒頭の有名なマスカレード(仮面舞踏会)のシーンでもね、どうぞあの階段はちゃんとありますようにと期待していたんですが、階段も無しでした。あんな大きな装置を置く場所が無いというわけでしょう。


この音楽にふさわしい壮大な感じは無いですよね。

ちなみに、昨日の出演者の皆さんのパフォーマンスはこの動画よりも良かったですよ。

とにかく、昨日観た「オペラ座の怪人」は、演出も振り付けもセットも私が期待していたのと違う、新しいプロダクションと言うべきものでした。

出演者のパフォーマンスは素晴らしかったですし、小さな舞台用にはセットも良くデザインされていましたけど。

正直言うとがっかりしたんです。

何度もオリジナルキャストのCDを聞いていて、ロイヤル・アルバート・ホールでの25周年記念公演の大スペクタクルも観ているような人にはアレですけどね、初めて「オペラ座の怪人」を観る皆さんには、十分に素晴らしいミュージカルだろうとは思いますよ。


家に帰ってから、うちの夫に感想を聞かれたので、そういう話をしましたら、

「僕が観た時には、シャンデリアは最初は舞台の上にあって、それが突然客席の方に浮かんで、光りながら上に上がって行ったんですけど…」
「何い?僕が観た時?オペラ座の怪人を観たことあるの?」
「もう30年くらい前のことですよ」
「30年前って、それってオリジナルの演出だったわけでしょ?それを観たの?なんで今ままで教えてくれなかったのよお!」

というわけで、うちの夫は1990年代にメルボルンで上演された最初のプロダクションを観たんだそうです。

光り輝く大きなシャンデリアも、舞台を奥から見る演出も、巨大な階段もあったのです。上演されたのはプリンセス・シアターだったそうです。

うらやましーい!

メルボルンのプリンセス・シアターはね、「オペラ座の怪人」が初演されて以来現在も上演されているロンドンのハー・マジェスティーズ劇場(Her Majesty's Theatre)に似た19世紀建築の劇場で、雰囲気は「オペラ座の怪人」にぴったり。

有名なミュージカルはたいていそこで上演されるのに「なんで今回はそこでやっていないの?」と思ったら、現在プリンセス・シアターでは舞台「ハリーポッターと呪いの子」をやっているんですよ。

ちなみに、メルボルンにもハー・マジェスティーズ劇場はあります。こちらでは、現在ミュージカル「ハミルトン」が上演されているそうです。

舞台装置が小さくなればツアーもしやすいのでしょうけど、スペクタクルの無い「オペラ座の怪人」は、はっきり言って魅力が半減です。

パフォーマンスは素晴らしかったです。歌も素晴らしかったです。オーケストラの演奏も良かったです。座席も中央の良い場所でしたし、楽しみましたけど。

私はスペクタクルが観たかったのですよ。


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2022年11月9日

食べ過ぎ家族と肝臓の件

昨日の火曜日は息子の誕生日だったのですけど、毎週火曜日の夕方はボックスヒルという街でクラヴ・マガーの幼児クラスを教えているうちの娘が、家に帰って来ました。

住んでいるシェアハウスに帰るよりも我が家に帰る方が近いのと、昨日は息子の誕生日で私が餃子を作ると知っていましたからね。

昨日の餃子の具は豚肉とキャベツとネギでした。豚肉は500グラム使いましたし、たっぷりの野菜を入れましたから、ものすごい数の餃子ができたんですよ。

それを全部食べたうちの家族。

餃子以外は大したご馳走は作りませんでした。「キュウリのピリ辛和え」と「ニンジンとキクラゲのきんぴら」と「トマトを切ったの」です。もちろん炊きたてのご飯と。

全部無くなりました。

そして、その後にブラックフォレストケーキです。


飾りにチェリーを10個使っているでしょ?ちょうどチェリーの間を切ると10切れになるので、8切れに切るよりも少し小さめです。

夫と息子は、2切れずつ食べました。

出したままにしておくともっと食べそうだったので、すぐに冷蔵庫に片付けましたよ。

食べ過ぎです…


ところで、

昨日は、うちの夫は例の腎臓提供の件で医者に会いました。

腎臓の超音波検査で肝臓に何かあるということが分かり、肝臓の超音波検査を受けたら、「おおおー、これはCTスキャンが必要です」と言われ、肝臓のCTスキャン検査も受けたのですよ。

その検査からかなり時間が経っていますが、連絡が無かったということは悪いものは見つからなかったのだろうと思っていましたけど。

ただの嚢胞だったそうです。このまま放置しても良いそうです。胆嚢にポリープがあることも分かったそうですが、これも放置して良いそうです。

腎臓の状態は特に良いというわけではないそうですが、提供が可能な「普通」レベルで、早ければ来年の3月に摘出ということになるらしいです。

ただし、最近体重が10キロもリバウンドしていますからね、減量しないといけないと言われたそうですよ。

それなのに、あんなに餃子を食べ、ケーキを2切れも食べてはダメじゃん。

夫は日曜日からカリブ海の島バルバドスに旅行に行くんですけど、リッツカールトンの超豪華ヨットでの飲み過ぎ食べすぎが気になります。

旅行から帰って来てからダイエットするそうです。


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2022年11月8日

突然の気温上昇と命の危険

天気予報通り、寒くて雨ばっかりの天気が終わり、土曜日から晴れの日が続いています。

先週、家の中でも防寒コートを着て、薪ストーブをガンガン燃やしていたのがウソのような気温の上昇ぶりです。

これまで、寒さと雨のせいで花粉を飛ばしていなかった草が、この天気で一気に花粉を飛ばしているんだそうで、花粉の注意報が出ています。

2016年の今頃でしたが、花粉が大量に飛散したのと雷雨が重なって、強いアレルギー症状が出て呼吸困難になった人が10人も亡くなったことがあったんですよ。あの時のような雷雨が原因となって起きる喘息症状を「雷雨喘息」とよんでいますが。

あのようなことにならないようにと、花粉危険日には注意報が出るのです。アレルギーがひどい人は、屋外に出ないようにするとか、マスクを着けるとか、抗ヒスタミン薬等の薬を準備しておくとか、もしもの時に備えておかないといけないんです。

2016年のあの日には、何千人もの人が救急車を呼びましたからね、当然全てに対応することはできませんし、病院も気管支拡張剤の Ventolin や酸素が足りなくなったりしました。

救急医療で有名なアルフレッド病院(Alfred Hospital)では、一晩で6ヶ月分くらいの数の喘息発作患者を治療したと聞きましたよ。

私はね、他人事じゃあないんです。

昨日の早朝には呼吸が苦しくなって目が覚めました。3時前でした。目はもうパンパンに腫れていて、鼻は完全に詰まっていて口で息をしている状態でしたけど、口で息するのも苦しかったのです。

急いで空気清浄機を出しました。

抗ヒスタミン薬が効かないレベルですと命の危険を感じます。

昨夜は、なんとか晩ご飯の準備を終えてからシャワーで花粉を洗い流し、その後は空気清浄機のある寝室に閉じこもりました。ハアハア言いながら寝転んでいるうちに眠ってしまいました。

気温が30度を超える見込みの明日は、特に花粉の飛散量が多くなるとかで注意報が出ています。

本来なら、そういう危険日には家から外に出たくないんですけど、私は娘と二人でミュージカル「オペラ座の怪人」を観に行くことになっているんですから、家から出ないわけには行かないんです。

おお、そう言えば、「オペラ座の怪人」ですけどね、チケット代の大半はうちの夫が払ったらしいです。私への誕生日プレゼントに。娘のカードにはそのことは書いてなかったので、娘が自分でチケットを買ってくれたと思っていたんですけど。

夫からのプレゼントだったとはねえ。そしてそれを言わないというのがまたアレですよ。今朝プレゼントをくれたんですが、その時にチケット代を夫が払ったと聞きまして。

それはともかく…

明日は、家を出る前に抗ヒスタミン薬を飲み、マスクを着用し、もしもの時用の花粉症用ゴーグル、そしてティッシュをたくさん持参するつもりです。ごみ入れ用の袋も要ります。

いざとなれば、劇場の中でゴーグルとマスクを着用します。

つらいけど仕方がないです。皆さんが「オペラ座の怪人」をお楽しみの劇場で、「ヘックチョーン!へックチョーン!ズズズズー!」をやるわけには行かないですからね。

ホントにもう…


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2022年11月7日

これまでで最高の誕生日

今日の月曜日は私の誕生日です。62歳になりました。

「62歳」と聞くと何だかすごいおばあさんのように感じますけどね、若い貴方もいつかこの歳になってみれば分かりますが、中身は40歳の頃と変わっていないんですよ。

毎年数字だけが大きくなって違和感を感じるんですけど、鏡に映る自分を見てギョッとしたりします。思っている自分と違うから。

それはともかく、

うちの娘が土曜日に帰って来ました。月曜日は仕事があるしクラヴ・マガのトレーニングもあって帰って来れないから、日曜日に1日早いお祝いをしようと言ってくれまして。

土曜日の朝クイーン・ヴィクトリア・マーケットで買ったという食べ物をたくさん持って帰りました。花束もくれました。

そして昨日の朝、「お母さん誕生日おめでとう」と言ってカードをくれました。

ちょうどその時、私は映画「シンドラーのリスト」関係の記事を書いていていましたから「後で読むわ」と言ってカードをすぐに読まなかったんですけど、娘はすぐに読んでもらいたかったようです。

後で分かったことですが、居間で私がカードを読むのを待っていました。

カードには小さな字で涙が出るような感謝の言葉が色々書いてあって、最後にお誕生日のプレゼントにミュージカル「オペラ座の怪人」を一緒に観に行きましょうと書いてあったんです。

そのカードを読む前から、私は「シンドラーのリスト」のせいで感情的になっていましたからね、カードを読んで号泣しましたよ。

現在メルボルンのアートセンターでミュージカル「オペラ座の怪人」が上演されているんです。本当はロンドンでマイケル・クロフォードとサラ・ブライトマンのオリジナル公演を観たかったですけど、それはもう叶わぬ夢ですからね。

娘と私はこのミュージカルに一時期取り憑かれていたことがありまして、二人で居間に座ってオリジナル公演のCDを聞いたのは良い思い出です。

9日の水曜日に娘と二人で観に行って来ます。

さて、

昨日のことですが、10時過ぎだったか、キッチンに行くとダイニングルームとの境のドアが閉まっていました。「なんでこのドアを締めるの?」と思ってドアを開けると、テーブルには食事の準備がしてありました。


「あら、誕生日のお祝いをお昼にしてくれるの?」「ちょっと早く出し過ぎでしょ」「お寿司にしてくれると言っていたのになあ」といろいろ思ったんですが、黙っていました。

仕事部屋でちょっと調べ物をしていると、うちの夫がやって来ました。

「もうお昼にしようよ」
「ええ?まだ11時にもなっていないのに!」
「お腹が空いたから」

仕方がないなあとダイニングルームに行きますと、花は飾ってあるし、シャンペングラスまで準備してあったので驚きました。

そうしたら、

サプラーイズ!

そこには友人のエクリーさん夫婦がいたのですよ。プレゼントを持って、カップケーキまで作って持って来てくれていました。

完全にサプライズでした。びっくりしましたが嬉しかったです。大変楽しい時間を過ごせました。

そして、晩ご飯は前から聞いていた通りお寿司でした。息子が買いに行きました。刺し身と枝豆も買って来て、私がお寿司の時に決まって作る豆腐と卵のお汁も作り、それだけでは足りないと思った娘がキュウリとワカメの酢の物も作っていました。


私がレシピサイトに載せているレシピで作ったそうで、私が作るのと同じ味付けでしたよ。

さらに、この後はバースデーケーキ代わりのティラミスが登場!

前の晩にうちの息子が娘に助けてもらいながら初めて作ったティラミスです。初めてにしては上手にできていました。


最高の誕生日でした。

これで、うちの夫からも何かお祝いしてもらえていたら、人生最高とも言えたんですけど、あの人は自分がやってもらうと嬉しいくせに、他の人には何もしない人ですからね、期待していません。


明日は息子の誕生日なので、今度は私が頑張る番です。

毎年恒例のブラックフォレストケーキを作りますよ。「どのケーキがいい?」と聞いても答えはいつも同じなので、今年もブラックフォレストケーキです。

晩ご飯は、息子の大好物である餃子にします。

そして、木曜日はエクリーさんの下の娘さんCちゃんの誕生日。彼女が2年以上前から計画していた仮装誕生日パーティーが金曜日の夜にあります。

その準備が大変で、お料理の手伝いをすることになっているうちの娘は今週大忙しなんですけど、その話はまた今度。


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2022年11月6日

映画と音楽と睡眠問題

ここ数日頭から離れないものがあります。

YouTubeという動画共有サイトでは、過去に視聴した動画の内容をもとに「オススメの動画」なるものが表示されますけど、その一つが映画「シンドラーのリスト」のテーマ音楽を世界的に有名なヴァイオリニストのイツァーク・パールマンが演奏する動画でした。

偉大な映画音楽というのは数多いです。映画を見ていなくても聞くだけで感動するような映画音楽もたくさんありますが、私は以前にこの「シンドラーのリスト」のテーマ曲を聞いてそんなに素晴らしいとは思わなかったんです。

以前に聴いた演奏は、イツァーク・パールマンの演奏ではなかったですが。

イツァーク・パールマンの演奏の動画では、冒頭にパールマンがこの映画の主題が自分にとっては非常に重要なことだったと語る場面があります。

彼の奏でる音は心を揺さぶります。

物悲しく美しい曲です。

でも、何故これほどこの曲が有名なのか、作曲したジョン・ウィリアムスはアカデミー賞を受賞しましたけど、それほど感動的だとは私は思えなかったんです。

映画は観ていません。「シンドラーのリスト」は、観たくないと避けてきた映画の一つです。

今更私がここでこの映画について説明をする必要もないと思いますけど、ホロコーストをまるでドキュメンタリー映画のような生々しさで描いた映画ですから、観たくないのです。

ホロコーストのことについては、これまで様々な本を読んだり本物のドキュメンタリーを観たりして、十分理解しているつもりです。

ただ、この映画が描いているオスカー・シンドラーのことは詳しく知りませんでしたので、少し調べてみました。

この映画の原作となった小説「Schindler's Ark」(シンドラーの箱舟)がオーストラリア人の小説家トマス・キニーリーが書いたものだというのは知っていましたが、キニーリーがこれを書くに至る経緯を初めて知りました。

シンドラーに命を救われたユダヤ人の一人のPoldek Pfefferbergという方が、シンドラーのことを人々に知ってもらいたいという思いから長年に渡り小説家や映画製作者たちに働きかけておられたそうなんですね。

オスカー・シンドラーが広く知られるようになったのは、この小説と映画のおかげなんですけど、詳しいことを長々とここに書くことは控えます。

映画を観る気持ちにはならないのですけど、背景の物語を知った上で映画のいくつかの場面を見ました。そして、ナチスが無条件降伏をした後にシンドラーが彼が護ってきたユダヤ人達と分かれる場面を観てもう涙腺崩壊です。

ユダヤ人達が金歯を溶かして作った指輪を贈られるんですけど、この場面で描かれていることは事実なんですよ。

このシーンでパールマンが演奏するテーマ曲が流れています。

この場面を見た後では、 映画がもたらす様々な感情とこの曲とが強く結びついて、最初に聴いた時とはまったく別レベルのものになっています。


この音楽がですね、ここ数日頭から離れなくて、そして映画の場面が頭から離れなくて、なかなか寝付けないほどなのですよ。

映画は全編3時間もあるそうですが、もしも観たら睡眠問題が悪化しそうでもありますし、メンタルが不安定になりそうな気もしますし、なかなか観る気持ちにはなりませんけど。

Poldek Pfefferbergさんが願った通りに、この映画のおかげでオスカー・シンドラーは永遠に歴史に記憶される人になりました。そして、この映画も音楽もパールマンの演奏も、歴史に残るものであることは明らかです。


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