2020年12月31日

ゆく年さっさと去れ

2020年はホントにとんてもない一年でした。

人類の歴史に記録されること間違い無し!

自分が生きているうちにこんな事が起きるとは…

私と息子と娘の三人は、この一年間のほとんどをこの家の中で過ごしました。

痔が悪化した息子は、手術をしてもらえる日を待ちながら次第に寝たきり状態になってしまい、先週手術費用全額自己負担で手術をしてもらったばかりです。一週間が過ぎて、やっと少し歩き回れるようになっています。

娘は大学がオンラインのみになったために、ほとんど家から出ることなく優等学士課程を終えました。誰にも会うことがないので身なりを整えることもなく、どんどんだらしなく不潔になっていって、豚小屋みたいな自室とゴミ屋敷のような勉強部屋で過ごす日々でした。一時期は、洗髪をやめたせいで臭くなっちゃって、お母さんは耐え難かったですよ。

私は仕事がほぼゼロだったので、収入がほぼゼロの一年でした。収入が無いというのはつらいです。また、今年は、4月から5月にかけて人生初のヨーロッパ旅行をすることになっていたのに、全てキャンセルになりました。楽しみにしていたんですけど。(泣)

ツールショップに勤める夫だけが普通通りの暮らしでしたが、普通以上の忙しさだった時期があります。マスクと消毒薬の仕入れの件で休めなくなった時期があったのです。その後、今度はスタッフ不足で再び休めなくなったりして。

本当に信じがたい映画みたいなことが現実に起きた2020年ですが、今日で終わりです。2021年が今年よりはマシな一年になるかどうかは分かりませんけど、そうなってほしいです。

ヴィクトリア州は感染者ゼロが2ヶ月以上も続いていましたが、昨日3人の感染者が見つかりました。全員が女性で、40歳代が2人、70歳代が1人だそうです。クリスマスにシドニーから来た人達から感染したようです。人々が自由に移動していればどうしたってウイルスは拡散しますね。

見つかった3人のうちの1人はミッチャム(Mitcham)の住人だそうです。私は一昨日ミッチャムに買い物に行きました。やっぱりマスクはしないといけません。

2021年には、歴史に残るような災難が起きないことを祈ります。


歴史に残る災難って、疫病以外にどんなものがあるのだろうかと考えてみると、地震や火山の噴火といった自然災害と戦争というのが思い浮かびますね。

メルボルンで心配な自然災害は、森林火災くらいのものです。台風(サイクロン)もこんな南の端までは来ませんし、地震も火山もありません。でも、日本は心配ですね。台風、地震、津波、火山の噴火と、全部可能性があるんですからね。

戦争に関しても、日本は中国や北朝鮮と近いので、まさかとは思いますけど心配は心配ですね。

2021年が良い年になることを祈りましょう。


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2020年12月30日

ついに撮影成功です

住んでいるのが田舎環境なので、我が家の周りには様々な野生動物が住んでいます。

鳥類はもう数限りなくたくさんいますから、騒音公害にもなっています。特に毎朝5時前後にけたたましい鳴き声を上げるクカバーラと家をかじるコッキーの野郎たちには閉口します。

毒ヘビ毒グモ毒アリは、我が家周辺から絶滅してもらっても構いません。

トカゲのブルータンくんは、最近見ていません。

やって来るとつい興奮してしまうのはカンガルーですが、アイツラは人を襲いますからね、家の中から見るのはいいですけど、散歩中や草取り中なんかに出会いたくないです。

カンガルーが民家に侵入しようとガラスのドアを蹴るなんていうホラーストーリーを聞くこともあります。怖いです。筋肉ムキムキのカンガルーには近寄らないことです。

それはともかく、

最近毎日のように見かけるのは、野ウサギなんです。ピーターラビットのような毛色の可愛らしいウサギで、現れるのは大抵我が家と北隣りさんとの境にある生け垣との間。

キッチンの窓からよく見えるので、洗い物をしている時などにしょっちゅう見かけるのですけど、ほとんどの場合、野ウサギはどちらかの方向に走っているので、写真を撮ることはできなかったのですけどね、

ついに撮影成功です!

今日は、ちょうどキッチンの前の所で立ち止まって何やら食べ始めたので、私の骨董品的キャノンのデジカメで、ズームを最大にして、震える手を水道の蛇口で支えながら写しました。

青いジャケットでも着せたくなるような可愛いさです。




見かけるたびに、

可愛い〜!

と叫んでいます。


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感染者ゼロ記録更新中

ヴィクトリア州は、新型コロナの感染者ゼロが連続60日間を超えました。

ホテルで隔離中の帰国者の中には感染者は見つかっていますし、集団感染が発生したシドニーの北部地域に家族と一緒に滞在し、車でヴィクトリア州に戻ったという少女が感染していたことが分かりましたけど。

少女の家族は感染していませんでした。

州境の管理とそういうのもちゃんと分かる検査システムができていて、ちゃんと機能しているということです。

60日間感染者がゼロでも、市民はマスクの着用義務に耐えていますよ。

「マスクはもう良いんじゃあないの?」と私は思いますけど、我慢して付けています。ショッピングセンターではマスクを付けていない人を時々見かけるようになって来ましたが、99%の人々はちゃんと付けています。

店舗に入る前には、消毒薬や消毒ワイプで手やショッピングカートのハンドルを消毒します。

感染者ゼロが続いてだんだん気が緩みかけていたメルボルン市民の多くが、シドニーの感染拡大を見て、いつんどんなエラーで新型コロナウイルスが市中に広がり、第3波が始まるか分からないのだということを再認識しましたからね。

2ヶ月も感染者がいないと、何が良いって、まず医療関係者へのストレスが無いことです。病院が通常通りに機能していると、市民も助かります。

高齢者施設に入所している家族を訪問することもできますし、世帯間の交流もできるようになり、クリスマスにも家族や親族が集まることができました。

ヴィクトリア州の経済活動は、元に戻りつつありますが、影響は残っています。

飲食業界では、スタッフ不足で経営難になっているところが出てきています。労働力だった外国人労働者や外国人学生がいなくなったせいらしいです。

低賃金で働いてくれる外国人労働者がいなくなって、最も困っているのは農場だそうです。今は夏のフルーツの収穫シーズンですが、人手不足で収穫が間に合わなくなっているそうです。

メルボルン都市圏には、失業して困窮している人が大勢いるのになあ。

問題は色々ありますけど、一般市民の暮らしは、新型コロナ以前の暮らしに戻ってきています。2ヶ月間感染者がゼロというのは、本当に大きいです。

欧米や日本の対応は「ある程度の感染者が出るのは仕方がない」という基本姿勢があったように見えますから、現在の感染者増加も起きるべくして起きたこと。日本の「GoToキャンペーン」なんて、こちらでは「狂気の沙汰」くらいに捉えられていましたからね。

ウイルスの感染が広がっている社会で人々の外出や移動を奨励するなんて、どうかしていますよ。

とにかく…

経済よりもウイルスの抑制を優先したヴィクトリア州政府です。困窮する人々を救済するために莫大な借金を抱えましたが、新型コロナの被害拡大は避けることができました。


ところで、シドニーの感染拡大の原因は分かっていません。ウイルスは米国由来のウイルスだと分かっていますので、米国からの帰国者か航空会社のスタッフから、何らかの経路で市中に広がったのです。

ホテルに隔離されている帰国者の中には、隔離場所から逃げる人がいますからね。

厳重に管理してもらいたいです。

不正に逃げたら、高額な罰金と禁固刑を含めた刑罰が科せられます。

そうそう、先日規制を無視してシドニーのビーチでクリスマスパーティーをやっていた英国人とアイルランド人達ですが、彼等のビザの見直しをするそうです。悪質な者は国外退去処分にするそうですよ。

スイスのスキー場で隔離されていた英国人旅行者達が、夜の間に逃げ出したというニュースも聞きましたけど、何なんでしょう、ルールを軽視する文化でもあるんでしょうか?


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2020年12月29日

駐車場に響くF1マシン並みの爆音

F1マシンの爆音を聞いたことがあるのかって?

あるんですよ。F1世界選手権のシーズン初戦はここメルボルンで開催されているんです。ある時、それに気づかずに用事でメルボルンに行きまして、全くもう驚きました。

開催場所のアルバート・パークからほど近いセントキルダという所にいたのですけど、ほど近いとは言えそれなりに距離はあるのに、聞こえてくる凄まじい爆音。

おまけに、その日は空軍の戦闘機みたいなのが、聞いたこともないような音を立てて低空を飛んだりしましてね、騒音の凄さに驚嘆したんです。

さて、

昨日のこと。

食品の買い出しに行ったショッピングセンターは、クリスマス前のクレイジーな混雑に比べたら随分マシでしたけど、行ったのが10時過ぎだったということもあり、車を停める場所がなかなか見つかりませんでした。やっと見つかったスペースは、入り口からかなり離れた所でした。

買い物を終えて、車までショッピングカートを押しながら歩いていた時です。

バルルルンバルルルン、時々ボガンという破裂音も響かせている車がいたのです。どういう車があんなF1マシンのような爆音を出すのか私は知りませんけど、ショッピングセンターの駐車場で聞くような音ではありませんでした。

バルルルンバルルルバルルルン

とまあ凄まじいのでして、「どこのどいつだ!」と思って辺りを見回したのですけど、車は見えませんでした。

買い物を車のトランクに詰めていましたら、いつの間にか私の後ろにシルバーの車がいて、若いお兄ちゃんが「Are you leaving?(帰るところですか?)」と聞きました。

「Yes, I'm leaving(ええ帰るところですよ)」と応えると、お兄ちゃんはそのまま私が車を停めていたスペースが空くのを待っていました。緑の「P」マーク(初心者マーク)を付けていました。

私は急いで荷物を詰めました。

「ちょっとショッピングカートを戻してくるから、ごめんね」とひと声かけて、早足でショッピングカートを戻しに行きました。

そして、ずっと待ち続けているお兄ちゃんのために早足で車に戻り、エンジンをかけて車を出そうとしたら、お兄ちゃんの車が少し邪魔になりました。

それに気づいたお兄ちゃんは、車を少し移動させてくれたんです。

バルルルンバルルルン

お、お前だったか!

私が車を出すと、更に凄まじい爆音を響かせて車をスペースに入れたのでした。

ナンナンダヨ、その爆音は!
初心者マークのくせに!
なんでそんな音を出すんだよ!
親切にしてやるんじゃあなかったわっ!

車の中で叫んでいたワタクシは、けっこう陰険な心の持ち主なのでございます。


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2020年12月28日

カロリー摂り過ぎも自分の選択

クリスマスに和風ヴィーガン料理を作ることにしたせいで、その練習を兼ねて作った料理を含めると、ここ数日野菜ばっかりの食事が続いていた我が家。

クリスマスの日に作った「がんもどき風の豆腐を揚げたやつ(Vegan Fried Tofu Cakes)」の写真を撮り損なったので、ウェブサイトにレシピを載せるために昨日もう一度「がんもどき風の豆腐を揚げたやつ」を作ったのですけど。

それが晩ご飯のメインのおかずだと、うちの夫は絶対に不満に思うに違いないし、腹を立てて食べない可能性もある。

そう確信しましたので、鶏もも肉も焼いておきました。

そうしたら、夫は「がんもどき風の豆腐を揚げたやつ」には全く箸を伸ばさず、鶏もも肉ばっかり食べたのでした。

やっぱりな…

デザートには、うちの娘がチーズケーキを作っていました。焼かないで冷やして固めるだけのチーズケーキです。ゼラチンなども入れず、ヨーグルトでヘルシーになどという小細工も無しの、クリームチーズと生クリームで作ったチーズケーキです。

土台はマリービスケットを砕いたのにバターを混ぜて作るごく普通の土台で、トッピングは先日大量に買って自ら運転して受け取りに行ったマンゴーとブドウでした。

カロリーは、おそらく 1/8 切れで300から400キロカロリーは行っていると思うんですけどね、夫は 1/6 くらいの大きさを切って食べました。

あっという間に食べ終えて、

なんとチーズケーキをお代わり!

「2切れ目はやめといた方がいいわよ」
「太っていない人はそういう考え方をしますね」
「1切れで満足できない時は、紅茶でも飲めば満足できるのよ」
「そうですか」
「自分の健康、自分の選択」
「そうそう、自分の選択」

そう言って、夫は再び 1/6 くらいを切って持って行きました。

1/6 たす 1/6 は 1/3なんですよ。直径20センチのチーズケーキを一人で 1/3 も食べたんです。

ざっと計算して、晩ご飯に食べたものだけで軽く1000キロカロリーを超えています。

私の誕生日に一緒にレストランに行った時、「これから少し減量しようと思う」と言っていたのに。あの頃、体重は「120は行っていないです」と言っていたので、120キロに近いということですよ。

何をどれだけ食べるか、自分の判断、自分の選択!

その選択が、どうしていつも「食べ過ぎ」なんだろう…


夫の摂取カロリーが気になるのなら、肉なんて焼かない方が良いのにと思いですか?

家で肉欠乏になると、夫は自分で買って食べるんですよ。ハンバーガーとか、ビーフサンドイッチとか、フライドチキンとか。

そういうのを買って食べる時は、ついでにフレンチフライも。おまけにドーナツとか甘いパイとかも。

太る人には太る理由がありますね。だって太り続けるためにはそれだけのカロリーを毎日摂取し続けなければいけませんから。それを怠ると、体重は減っちゃうんですから。

とにかく食べ過ぎなんですよ…

本人の選択ですから、他人の私にはどうしようもありません。

食べたいものを食べて、それが原因で死んだらそれで良いそうです。


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2020年12月27日

今年は異例のボクシング・デー

クリスマスの翌日「ボクシング・デー」といえば、小売店の大セールという話を昨日書いたところですが、他にも「ボクシング・デー」のイベントはいろいろあります。

例年「ボクシング・デー」には、ブロックバスターが期待される映画がに封切りになりますね。でも、今年は新型コロナのせいで映画館に足を運ぶ人はあまりいません。映画館は営業を再開していますけど、見てみたいと思うような作品がないです。

「ボクシング・デー」といえば、シドニーとタスマニアのホバート間のヨットレースが有名ですが、今年は中止されました。シドニー湾を出発する時の壮観な様子をテレビで見るのを毎年楽しみにしているんですけど、いつかは実際に見てみたいものだと思っていますが、今年は中止です。

仕方がないですね。シドニーでは集団感染が発生して感染者数が急増しているんですから。

メルボルンのスポーツ愛好者にとって、「ボクシング・デー」といえばクリケットです。毎年「ボクシング・デー・テスト」と呼ばれる試合がメルボルン最大のスタジアムMCGで行われるのですよ。

MCGは、フットボールやラグビーをはじめ様々なスポーツやイベントに使われますが、名前は「メルボルン・クリケット・グラウンド」と言いまして、もともとはクリケットのスタジアムなのです。

ここでオーストラリアのナショナルチームと外国のナショナルチームが試合をするのです。夏の間オーストラリア国内を試合して回る相手国チームは毎年違います。今年はインドです。

私は未だにクリケットの面白さは良く分からないんですけど、人気があるんですよ。特にインドでは、クリケットは国民のスポーツであって、絶大な人気を誇るのでしてね、その熱狂ぶりはちょっと想像できないレベルです。

スタジアムに入れる観客の人数制限がありますが、現在オーストラリア国内ではシドニーを除いて市中感染がほぼ無くなっていますから、クリケットのツアーは予定通り行われています。しかし、ガラ空きのスタジアムというのは寂しいですね。

クリスマスが過ぎ「ボクシング・デー」も終わると、次のイベントは大晦日ということになります。

私は一度も経験したことがないですけど、大晦日といえばお祭り騒ぎ的大パーティーと花火ですよ。

しかし、今年は花火は中止になりました。大勢が集まることも禁止されていますから、フェデレーションスクエアが人で埋まることもないでしょう。

花火はなくてもパーティーはできなくても、年末年始にはイベントがいろいろあります。ホテルに隔離されている帰国者を除けばメルボルンの感染者はゼロですから、感染をほぼ心配すること無くイベントを楽しめるようになっているんです。

新型コロナの被害が大きかった飲食業界やエンターテインメント業界をサポートするイベントの数々は、こちらでチェックしてください。

私は「ストリートフィースト」というのに興味があるんですけど、人が大勢いるところは苦手なので行きません。興味のある方は早く予約した方がいいですよ。

ただふらっと行って見て歩いて、興味のあるお店に入って食事というようなことはできないそうですから。


我が家では、大晦日も元日も夫は仕事なので、例年通り普通の日になるでしょう。最近はもう正月とかいう気分は全くなくなっています。お餅くらいは作るんですけど、痔の手術をして以来寝たきりの息子に配慮して、お餅はやめておこうかと思ったりもしています。

でも1個や2個なら大丈夫か…

とにかくウンチが硬くならなければ大丈夫なんだけど。


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2020年12月26日

コロナ禍のボクシング・デー

「ボクシング・デー」の「ボクシング」は、手にグローブを付けて殴り合う競技とは全く関係がありません。「箱を開ける」という意味です。

英連邦の国々では、クリスマスの日も仕事がある使用人や郵便配達の人達に翌26日に感謝の気持を込めた贈り物をするという習慣があったそうで、贈り物の箱を開ける日というのが「ボクシング・デー」の名前の由来だそうです。

ただし、現在のオーストラリアでは「ボクシング・デー」といえば、小売店の大セールです。

最近は大セールというのが一年に何回もありまして、米国からやって来た「ブラック・フライデー」なんていうのもありますし、税制年度末の在庫一掃セールなんていうのもあります。

小売店もクリスマス前の書き入れ時に少しでも売上を伸ばそうと、「ボクシング・デーまで待たなくてもうちはもう大安売りを始めてます」的な宣伝をしますから、「ボクシング・デー」のセールは年々下火という話も聞きます。

それでも、買い物客を呼び込むために、小売店の多くが超激安目玉商品を数限定で販売することが多いので、人々が殺到して、

死者が出たこともあるのですよ!

他人を押し倒してでも目玉商品を手に入れようと商品を目指して走る人々の姿は「みっともない」の一言です。

しかしながら、今年は新型コロナの規制で店舗に入れる人数に制限がありますからね、押し合いへし合いという醜態は発生しなかったようです。店舗の外に順番待ちの長い列ができて人々が並んでいる様子をニュースで見ましたけど、列の長さも大したことはなかったです。

オンライン販売が伸びて記録的な売上高ということですから、小売業界にとっては嬉しいニュースでしょう。

うちの夫が勤めるツールショップも、もちろん「ボクシング・デー」の大セールでした。朝7時開店ということでしたので、私が5時50分に起きた時には夫はもう仕事に出ていました。

ツールショップは、もうそれこそしょっちゅう大セールをやっているんですけどね、「最大72%オフ!」なんて広告を見ると、つい足を運んでしまう人が大勢いるのです。

今日夫が勤めるツールショップで商品を買った人の数は288人だったそうですよ。一年で最大の売り上げが出る「ボクシング・デー」の売り上げ高は、ここには書きませんけど相当の額でした。

私は、たとえ欲しいものがあっても「ボクシング・デー」に買い物に行ったりしません。列に並んでまで何かを買いたいという熱意はゼロでございます。


ところで、クリスマスの昨日、新規感染者のクラスターが発生しているシドニーのブロンテ・ビーチという場所では、百人以上の若者が規制を無視して集まってクリスマスパーティーを開いていたそうです。マスクもせず、感染防止のために物理的な距離をとることもせず、密集して大騒ぎ!

警察が出動しましたが、パーティーに集まっていた若者の多くは英国人およびアイルランド人で、サンタクロースの帽子をかぶって騒いでいたそうです。

英語が分からないから規制を理解していなかったという言い訳は通用しませんね。

ニューサウスウェールズ州の保健相は、定例会見でこの件について話している時、怒りで唇が震えていましたよ。

メルボルンでもバカ者達が規制を無視してビーチに集まって騒ぐということがありましたけど、困ったことです。


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月に一度は誰かを食事に呼びたい理由

クリスマスにうちの夫の家族が我が家に集まりました。ドバイ在住の義妹はもちろん来れませんでしたが、義母とそのパートナー、そして義弟家族が来てくれまして、久しぶりに会っておしゃべりして楽しかったのですけどね。

実はこの日、私が一番嬉しかったことは、

大散らかりだった居間が片付いたこと!

居間は家族の共有場所ですから、私が普段から掃除をしていますが、掃除をすることが不可能な場所は掃除ができないのでして。

問題の場所は、いつも夫が座るソファの前に置かれているコーヒーテーブル。

このテーブルがゴミ屋敷状態なのですよ!

モノや文字通りゴミをここに置き続けるために、どんどんモノが山積みになっていき、掃除ができないからホコリも溜まる。頼んでも片づけてはくれないと知っているので、私は頼みませんし、掃除ができないんですからほったらかしです。

クリスマス前日、居間もダイニングもキレイに掃除をし、久しぶりに花を生けたりもして、そんな中でゴミ屋敷状態のコーヒーテーブルだけが目立っていたわけですけど、私は何も言いませんでしたよ、どうでもいいんですから。

そうしましたら、クリスマスの日の朝、夫はコーヒーテーブルをあっという間に片付けました。ゴミはゴミ箱へ、残りはゴミ屋敷状態のデスクへ!

夫のデスクは、現在娘の勉強部屋になっている部屋にあるのですが、ここは足を踏み入れるのがはばかられる汚さです。娘が掃除をしないので。

ここにある夫のデスクが完全なゴミ屋敷状態で、モノの上にモノが積み上げられていますから、コーヒーテーブルにあったものがこのデスクにやってきたとしても、大した違いはありません。

もう、どうでもいいです。

それよりも、いつも目に入っていた居間のコーヒーテーブルがきれいになって、なんと気分がいいことか。

来客があると片付けるのですから、毎月来客があるといいです。せめて2ヶ月に一度。

それと、来客にガレージを見られるようなイベントをやりたいな。車が3台は停められる我が家のガレージは、私がカローラが停めているスペース以外はゴミ屋敷状態ですから。あそこが2、3割でも片づけばどんなにモノが見つけやすくなることかと思うのです。

床に投げ散らかしているモノを戸棚に戻すだけで随分片付くのです。ゴミをゴミ箱に入れるだけでも見違えるようになるはずなんです。


このガレージは共有場所のはずなんですからね、私は「どうでもいい」とは思っていません。私が片づけてもいいのなら私がやると何度も言っているんですけど、夫は「絶対するな」と言うんです。

しかし、整理整頓や掃除は、夫の「休日にやりたいことリスト」に載っていませんから、何かきっかけがないと永久に片づけないと確信しています。

夫の実家のガレージの横には広いワークショップ兼物置がありますが、そこはかつてゴミ屋敷状態でした。義母のパートナーが一緒に暮らすようになってから、カンタス航空の整備士だったそのパートナーが大片付けをして、「使える」ワークショップに蘇ったのでした。

「不要なモノを捨てる」と「使うものは使用頻度に応じて分かりやすく整理する」

これですよ、これ!

簡単なことなんです。ところが、義母もうちの夫も「不要なものを捨てる」というのができない。「いつか使うかも」とか「誰かに役立つかも」とか「捨てるなんてもったいない」とか思っちゃうらしくて。

それに加えて、夫の場合は「他人の不要品をもらってあげる」と「開けたら閉めない」「使ったら戻さない」が繰り返されてあんなことになっているわけです。


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2020年12月25日

食べて飲んで喋ったクリスマス

和風ヴィーガン料理のクリスマスランチが終わりました。

ゲストが帰り、夫は昼寝を始め、私は今キッチンの片付けを終えたところです。

動物性食品を一切使わずに作った料理は、どれも大変好評でした。一年ぶりに会った義母もそのパートナーも大変元気で、ヴィーガンになった義弟家族は更に痩せていましたが、健康ならそれでいいです。

さて、

出したお料理の紹介をしたいと思います。(ただし一枚も写真を撮っていません。クリスマスの日のお料理担当がどれだけ忙しいかということを察していただくことにして。)

食前のおつまみに出したのは、バジルフムスとクラッカービスケット、ミックスナッツ、黒砂糖でコートしたクルミとアーモンド、カボチャの種を油で炒めたもの、そしてトリュフの薄切りをのせたフラムクーヘンです。フラムクーヘンはドイツのピザみたいなものです。

薄切りトリュフの油漬けは、私がトリュフを食べたことがないと知ったドバイ在住の義妹が送ってくれたものです。うちの家族は送ってもらったこのトリュフを食べて、ニオイがちょっと苦手だということが分かりまして、食べないのはもったいないので家族が集まるクリスマスに使うことにしたのです。

カボチャの種を油で炒めたのは大変美味しかったので、今度ウェブサイトに作り方を載せる予定です。スパイシーアーモンドと同じようにして作りました。

さあ、次は頑張ったメインです。

お料理は4品。

2.グリーンサラダ
4.がんもどきと焼き肉ソース

がんもどきはあっという間に無くなりましたよ。日本の一般的な作り方のがんもどきとは少し違うんです。

これを焼き肉ソースで食べたのですが、ソースなんて不要でした。義弟の娘のヴェドラちゃんはパクパクと何個も食べていましたからね、これはヴィーガン料理としてはヒットです。今度作り方をウェブサイトに載せます。

そして、

デザートは、フルーツの盛り合わせとアップルクランブルでした。アップルクランブルは、ヴィーガン用のバターを使って作りましたが、作ったのはうちの娘です。私のレシピには書いていないものを色々入れていました。レモンの皮をすり下ろしたのとかナツメグとか、白砂糖ではなくブラウンシュガーを使い、干しぶどうの代わりにミックスドライフルーツを入れたりしていました。

リンゴ8個は皮付きのまま3センチくらいに切って大きなお皿に入れ、アルミフォイルをして20分くらいリンゴだけを焼いてからクランブルをのせて焼く予定だったのですが、娘はクランブルと間違えて私が冷蔵庫に入れていた豆腐のそぼろをかけてしまい、その豆腐のそぼろを一つずつ拾い出すという大変な手間がかかりました。

しかし、アップルクランブルは大好評で、あっという間に全部無くなってしまったのでございました。

途中で、ドバイ在住の義妹とZoomをしました。

義妹は、今日は家族が私達の家に集まっていることを知っていましたから、朝起きてから皆んなに電話をしていたそうですが誰一人電話に出なかったんです。確かに、全員の携帯電話に着信がありました。誰も気が付かなかったのです。

義妹は2年後にはオーストラリアに帰国する予定にしています。彼女も一緒にクリスマスに集まれるようになるのが楽しみです。

お料理担当の私は疲れましたけど、足は棒のようで手の指はふやけていますけど、とても楽しいクリスマスでした。

またやりたいです。

ヴィーガン料理オッケーです!


家族が集って楽しく過ごしたクリスマスでしたが、お気の毒だったのが火曜日に痔の手術をしたばかりの息子。理由あって強い痛み止めを飲むのをやめたらしく、今日は痛みがひどくてベッドの中でハアハア言っているんです。

可愛そうですけど、私達家族には助けてあげられません。

お母さんに出来るのは、せめて良い便が出そうな野菜中心のご飯を作ってあげることくらいなのです。


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2020年12月24日

クリスマス・イブ・イブ

クリスマスに義母とそのパートナー、そして義弟家族も我が家に集まることになっておりまして、ヴィーガンになった義弟家族に配慮して完全野菜だけの和食(出汁も使わない)を計画している私は、クリスマス・イブ・イブの昨日、買い出しに行きました。

クリスマス前日に買い物に行くべからずと分かっているのに、昨年はクリスマス前日に買い出しに行って意気消沈したのですけど、今年は肉屋にも魚屋にも用がないので楽観していました。

アジア食品店がオープンするのは9時半頃なので、その前に八百屋とスーパーでの買い物を済ませようと思いまして、8時半に家を出ました。

そうしたら、

すでに駐車場は満車状態!

こういう時には、わざと入口のすぐ近くを狙います。早く来た人達が買い物を終えて帰って行くので、スペースが空くのですよ。思った通り、私は入り口のすぐ近くに停めることができました。

しかし、スーパー周辺はすでに買い物客で大混雑しており、魚屋の前には長い行列ができていましたし、八百屋ですら普段の数倍の買い物客なのでした。

新型コロナの第1波の時、流通センターで集団感染が発生し、流通システムが滞ってスーパーの棚が空っぽになったことを思い出しました。パニック買いというのもありましたけどね。

クレイジーな数の買い物客と溢れんばかりの商品の数々。何でも簡単に手に入るのが当たり前のように私達は思っていますけど、これは生産者や製造工場と消費者を結ぶ流通サービスとそれに従事している皆さんのおかげなんですよね。

とにかく八百屋で野菜をいっぱい買い、アジア食品店で豆腐を買って帰りました。

クリスマスのヴィーガン料理用だけでなく、痔の手術をしたばかりの息子が野菜中心の食生活にする必要があるので、これからは今まで以上に野菜をたくさん取り入れた食事を心がけます。

ところで、

昨晩は毎年恒例、友人のエクリーさん夫婦主催のクリスマス・イブ・イブ・パーティーの日でございました。

クリスマスが何よりも大好きなエクリーさんの奥さんですが、新型コロナの規制で今年はパーティーができないかもしれないと悲観していましたけど、規制は緩和されて現在のルールでは30人までが屋内で集まることができます。

例年、11月が待ちきれなくて10月からクリスマスの準備を始めるのですけど、今年は準備を始めたのが遅かったのに例年通りものすごい飾り付けをした写真をフェイスブックでシェアしていました。

このパーティーでしか会わない人達に一年ぶりに会うのを楽しみにしていたのですが、

昨日の私はガス欠気分!

とにかくハアハアとため息ばっかり出て、身体がだるく、頭がフラフラクラ〜として、のぼせたような感じがして、午後遅くからは頭痛も始まって。

「血圧が高いのかもしれない…」

そう思って血圧を測ってみましたら、

上が144mmHgで下が92mmHg

思った通りやや高かったです。

血圧が高いからしんどくなるのか、しんどくなる原因があるから血圧が高くなるのか、よく分かりませんけど、昨日のようなガス欠気分の時はたいてい血圧が高いです。

最近毎晩3時とか4時に目が覚めてしまい睡眠不足気味なのも原因でしょう。

頭痛が悪化したので頭痛薬を飲んで横になったら起きられなくなり、私はエクリーさんのイブ・イブ・パーティーは欠席しました。うちの夫は昨日も仕事でしたが、帰りが少し遅くなったので仕事から直接一人でパーティーに行きました。

夫は今日も仕事です。クリスマスの明日は休みですが、その後はずっと休み無しで元日も仕事だそうです。オーストラリアの元日は、祝日ですけど普通の日と変わりがありませんから、小売業は休めません。

ああ、それにしてもだるい…

だるいけど今日は掃除をしておかないといけません。


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2020年12月23日

無事に終わった1回目の手術

息子の1回目の手術は、昨日無事に終わりました。

入院したのが2時前で、病院には私も付き添って行ったのですけど、新型コロナのせいで入口には大勢のスタッフが待ち構えていて簡単には中に入れないのでして、不要な付き添いは入口でブロックされるのです。

私が息子に付き添う必要はないだろうと言っていたんですよ。病院まで送って行くだけでいいだろうと。そうしたら、うちの夫が必要かもしれないと言ったものですから、ただでも車を停めるのが困難な病院の立体駐車場になんとか車を停めて息子と一緒に中に入ろうとしたんですけど、無駄足でした。

退院時間の30分前に電話が来るということでしたから、早めに晩ご飯を作り終えて電話を待っていましたが、電話があったのは7時頃でした。

天気が悪かったのですでに薄暗く、おまけに雨が降っていました。

私が最も運転をしたくないコンディションでしたが、仕方がありませんからね、すぐに迎えに行ったんですけど、途中で大雨になりまして、高速を運転中にはザンザン降りになってワイパーを最速で動かしても前がよく見えない上に、暗くなり、おまけに外の気温が下がって窓が曇るという三重苦!

さらに道路がところどころ冠水していてですね、

ものすごく怖かったです!

それはともかく…

病院の入口のすぐ外で待てと言われて待っていましたら、元気そうな息子が出てきました。

まるでもう治ったみたいに普通に歩いていましたが、それは局部麻酔のせいで痛みを感じていないからだということでした。これからが大変なのです。

手術した場所が場所ですからね、清潔にしにくいところですし、順調に治るといいのですけど。4週間後に診察を受けるそうです。

いくつかあった裂肛のうち最も重症だったやつは、今回の手術では治癒しないそうです。痔核と突起部(スキンタグ)も今回切除できるかどうか分からなかったそうで、手術後に医者と話ができていないので息子本人もよく分からないと言っています。

医者の話では、特に痛みを生じていない突起部は、今回の手術で状態が改善した後で、2回目の手術の時に切除する可能性が大きいと言っていたそうです。

とにかく、まだまだ先は長いのです。

基本的に無料で治療が受けられる公立の病院ではなく、民間の病院で手術をしてもらう場合は、順番待ちというのがほぼ無いですから、2021年中には治るのではないかと期待していますけど。

公立の病院しか選択肢がない人達は大変ですよ。痔は命に関わらないとは言え、生活の質や労働の能力に大きな影響がありますから。

経済的な支援をしてくれる家族がいて、本当にありがたいことです。


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2020年12月22日

いよいよ手術の日

一年以上待ち続けても、いつ手術をしてもらえるのか目処も立たなかったうちの息子ですが、公立病院での手術を諦めて、民間の病院で費用全額負担で手術を受けると決めた途端に手術日がすぐに決まった話は、先週「火曜日に手術決定」という記事に書いたとおりです。

いよいよ今日の午後手術です。

息子の痔は、ハイスクールの頃から徐々に悪化して、この一年で重症化しているそうですから、今日の手術だけでは治らないそうです。何ヶ月か後に次の手術が必要なんだそうです。

どこまでひどいことになっているんだか…

最近はずっと寝たきりなので、よほど痛いのだろうとは想像できますが。

民間の病院で手術を受ける時は、手術をしてくれる医者の手術代、麻酔医の麻酔代、そして病院の使用料と、別々に支払いをしなくてはいけません。そして、全て前払いが基本です。

とにかくお金次第なのでございます。

請求書の送付、支払い、手術前に提出する入院書類とか、全てオンラインあるいはメールで行われます。

何事も心配し過ぎる傾向のあるうちの息子は、病院の使用料の支払いの請求書が来ないとか、提出しなくちゃあいけない入院書類が送られてこないとか、麻酔医の麻酔代を振り込んだ翌日に未払いだから大至急支払えという督促が来たとか、小さいことでパニックになり続けていました。

日曜日の夜遅く、2階からダダダダダと降りてきたので何事かと思ったら、やっと入院書類が送られてきたと言って記入し始めました。そんな夜遅くにしなくても翌朝すればいいのだと言ったんですけどね、心配し過ぎる人はすぐにしておかないと夜眠れなくなります。

ところが、

専門医の連絡先電話番号を入力してもエラーが出るとか、メディケアの番号がどうのこうの、自分の血液型は何だったかとか、すでに電気を消して寝ているお母さんにいろいろ聞いてくるのでたまったもんじゃあなかったですよ。

「明日の朝しなさいよ!」
「エラーが出て困るんなら病院に電話をして聞きなさいよ!」
「請求書が来ないとイライラしていないで病院に問い合わせなさいよ!」

息子は、いつものようにチェックリストを作り、落ち度がないようにすべてをチェックしています。

心配性ですから、不安を感じるようなことがあると、不安解消のための準備を怠りません。行ったことがない場所に行く時には、グーグルマップでとことん学習しますし、自分で運転をする場合は道路を覚えます。

旅行や何かで外出する時もいろいろ心配になるようですが、息子の不安解消法はチェックリストです。「もしこれを忘れたらこんなふうに困る」という悲観的なことばかりを想像しますので、リストを作って繰り返し確認するのです。

娘はそういうことはやりません。何事もなんとかなるという変な自信があるのでして、行動に出た後でしょっちゅうトラブルんです。そんなことではパニック発作も起きますよ。

入院は午後の2時です。

今日はお母さんがついて行くことにしています。


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2020年12月21日

蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛

現在私が仕事に使っている部屋は、息子と共有です。息子のデスクにはコンピューターで絵を描くための道具がたくさんあって接続のためのコードもいっぱいあって、周囲にも「もの」がたくさんあり過ぎるので、自分のデスクとその周囲の掃除は自分でしなさいということにしていました。

さて、

息子は明日、火曜日に手術をすることになっておりまして、当分の間は椅子に座って絵を描くことはできなくなるので、高さ調整が出来る私のデスクを使わせてあげることにしました。息子はすぐに引っ越しをして、立ったまま絵が描ける仕事スペースができました。

ところが、空いた息子のデスクに私のマックを引っ越そうとしたら、

あまりの汚さに驚愕!

掃除機をかけたらどうにかなる汚さではなかったんですよ。

時々掃除をしている様子だったのに、なんでこんなに汚い?

デスクがどういうわけかネチャネチャになっていて、洗剤を付けて擦らないと汚れが取れませんでした。一番ひどかったのはデスクの下や裏に巣を作っていた蜘蛛と蜘蛛のウンチと大量の虫の死骸です。干からびたミミズも何匹かいて、掃除には1時間くらいかかったのです。

頭にきたお母さんは、デスク周辺にある大量の「もの」を片付けさせることにしたのですが、それらの「もの」はほとんどが不用品かゴミでした。

そして、それらを動かしたら、現れたのは、

蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛!

細長くて大きいのや黒くて丸いのや素早く動く小さいのや、もうね、いっぱい住み着いていたんです。蜘蛛のウンチと虫の死骸もすごかった。

我が家には蜘蛛が多いとは知っていますが、

なんでこんなにたくさん…

「お母さんは掃除をしません、自分でやりなさい」ということにしていると、大変なことになって、結局バカを見るのはこの私。

息子と娘の寝室は、自分で掃除をすることにしていますので、長年直視できない豚小屋状況になっていましたが、息子は最近定期的に掃除をするようになり、ベッドのシーツ類も定期的に自分で洗濯するので比較的清潔を保っています。

娘の部屋は、

ちょっとここには書けない状況です。

私がかつて仕事部屋として使っていた部屋は娘の勉強部屋となっていますが、夫のデスクもそこにあって周囲はゴミ屋敷状態です。ものを置く場所がないので、ものの上にものを置くということを繰り返した結果、ぐじゃぐじゃとものすごい量のものが積み上がっているのでございます。

私はこの部屋を使うことはありません。使うのは主に娘ですし、あんなに散らかっていると私には掃除はできないということで、掃除は娘がしないさいということにしていますが、うちの娘は掃除はしません。娘の寝室と同様に、ちょっとここには書けない状況になっています。

いずれは私が掃除をするしかなくなるんじゃあないかと心配です。

ところで、居間はちゃんと私が定期的に掃除をしていますが、コーヒーテーブルの上はゴミ屋敷状態です。ものすごい量のものがグジャグジャと積み重なっています。全部夫の持ち物とゴミです。掃除不可能ですから、ホコリもたくさん溜まっています。

こういうのを私が片づけていた時期もありますが、もうあきらめました。他人の私が片づけられるようなレベルのゴミ屋敷状態ではありませんし。

お客様がいらっしゃるとびっくり仰天でしょうね。

びっくり仰天されても私はどうでも良いです。


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2020年12月19日

クリスマスランチは我が家で

うちの夫の両親は離婚しており、母親のパートナーの家族は皆んな遠くに住んでいて、家族関係が複雑なので、その年のクリスマスを各自がどこで誰と過ごすかというのが毎年異なります。

今年のクリスマスがどうなるのか、さっぱり話が聞こえてこなかったので、新型コロナのせいで今年は集まらないのだろうと思っていたのですが、義母はもうクリスマスのホストをするのは体力的に無理だと言っているらしいというのを聞いたので、それならが我が家に集まればいいじゃないかと言いましたら、あっという間に話が決まりました。

今年のクリスマスは義母とそのパートナー、そして義弟家族も我が家にやって来ます。

義弟とスペイン人の奥さんは以前上海に住んでいたのですが、オーストラリアに住むことを決めて、結婚して子供も生まれて、ビザの取得が終わり、オーストラリアに帰って来てから7年になりますけど、これまで一度もご飯を食べに来てくれたことがないんですよ。

やっと来てくれるのかと思うと嬉しいのですが、問題もあるんです。

彼らは、昨年ヴィーガン(完全菜食主義者)になったのです。

肉・魚・卵・乳製品はもちろんのこと、ハチミツなども、動物性食品を一切食べないのでして、こういう人達に食事を用意するのはチャレンジなのです。

同席するヴィーガン以外の人達のために肉のローストやシーフードを出したりするのもダメだそうですから、100%野菜だけのメニューにしなければいけません。

クリスマスらしいメニューを考えると、動物性食品無しというのは慣れない私には結構ハードルが高くて、メニューを決めるのに苦労していたのですけど、義弟夫婦からメニューはヴィーガンの和食でというリクエストがありました。

日本には歴史的な菜食の文化がありますから、ヴィーガン向きの料理はたくさんあります。

「クリスマス料理が目的で集まるんじゃあないんだから食べ物は何でも良いんだよ」と夫は言います。今いろいろ考えているところなんですが、どうやらクリスマスらしさゼロのメニューになりそうです。


ところで、集まる人数は私達家族を入れて9人。

我が家にはろくな椅子がありません。人が来る度に椅子が足りなくて困ります。

人が来た時のために余分の椅子を買うのは経済的ではないと、うちの夫は椅子の購入に乗り気ではないので、これまで人が来る度にオフィスの椅子やら玄関の椅子やらを食卓に持って来てなんとかしのいでいたのですが、不便に耐えられす何年か前に私は椅子を2脚買いました。

合計6脚の椅子があっても、友人の4人家族が来る度に椅子が足りなくて困っていたのですけど、盲導犬パピーのモリーにかじられて激しく損傷した4脚のうち一脚は使用不可になり、現在5脚しかありません。

椅子の購入に関しては夫が同意しませんので、クリスマスの日に座る椅子がない人が出ても私は知りません。


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2020年12月18日

自動車教習はやっぱり怖い

このブログを「教習」というキーワードで検索していただくと、汗と涙の教習エピソードをいろいろ読んでいただけます。

オーストラリアには自動車教習所のような所はありませんので、運転の練習は有料の教習サービスを利用するか家族のうち運転免許を持っている成人が助手席に座っておこなうことになります。(家族がやる場合には色々決まりがあります。)

想像してみてください、ある程度の運転技術が身につくまで安全な教習所内で練習するという段階が無くて、最初っからいきなり道路に出て運転するんです。運転する方も怖いでしょうが助手席に座っている方も、

怖いんですよ!

助手席に座っているだけで、疲労と緊張でクタクタになり、心臓に悪いしメンタルにも悪いし、私は2、3回やってあまりのサスペンスにギブアップしたんです。

夫も仕事でなかなか時間が取れないので、結局は有料の教習サービスを利用することになりましてね、超ビクビク慎重運転の息子は無事に免許を取れたのですけど、慎重さが足りない娘は2回目の運転実技試験で1回目と全く同じ場所で全く同じミスをして再び不合格になり、そのトラウマがひどくて運転の「う」の字も口に出せないようなことになっていたんです。

もちろん、それ以来一度も運転に再挑戦しようとはしませんでした。

あれから2年近くが経ちました。

その娘が、最近再び運転に取り組むようになっていたんです。そのきっかけは、

マンゴーを受け取りに行くため!

先日チェリーピッキングに行って5キロもチェリーを持って帰った娘ですが、何でもクイーンズランドのマンゴー農家をサポートするプロジェクトでマンゴー1箱20個入りを注文し、それを受け取りにメルボルンの南東にある Malvern という街まで行かなくてはならなくなっていたのです。

最近お母さんが気持ち良く送り迎えをやってくれないので、出かける必要がある度にお母さんに送り迎えを頼むのがストレスになっていたらしく、マンゴーの受け取り場所まで連れて行ってくれとはとても頼めないと考えたようで。

娘に大甘のお父さんが休みで家にいればもちろん連れて行ってくれるでしょうが、受け取り予定日にお父さんは仕事が休めない。お母さんには Malvern までの運転を頼みにくい。娘は、自分で運転するから助手席に座ってくれないか、となら頼めると考えたようなんです。

そのために、

お父さんが仕事が休みの日に、受け取り先まで運転の練習をして道を覚えるという熱の入れようで。

ということで、2年近くほとんど運転をしてなかった娘の運転に付き合って、昨日は助手席に座ったのです。

3回ほど死ぬかと思いました…

でも、無事にマンゴーを受け取り、無事故で帰宅しました。車もこすりませんでした。何度もこする寸前にはなったんですけど。

怖かったです。

心臓に悪いです。

メンタルに悪いです。

助手席に座りたくないです。

娘が3回目の運転実技試験に挑戦するには、相当な練習が必要です。


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2020年12月17日

火曜日に手術決定

民間の医療保険に入る経済力がない私達家族には、手術が必要な病気になると公立の病院だけが頼りです。

民間の病院で手術なんかしたら全額自己負担になってしまいます。

ですからね、順番待ちが何ヶ月も、下手すれば一年以上になっても、公立の病院で手術をしてもらうしか選択肢がないのです。

うちの息子が痔の問題でGP(家庭医)に相談してから、すでに一年以上が経ちました。

通常なら、いくら待ち時間がすごいとは言ってもこれほど待たされることはないと思うのですが、何しろ今年は新型コロナのせいで命に関わらない手術は何ヶ月も中止されていましたから。

息子のお尻は悪化の一途をたどり、最近は痛みがひどくてほぼ寝たきり状態になっておりまして、メンタルへの影響も大きいです。

後どのくらい待てば手術してもらえるのか、全く目処が立たない中で、うちの夫の家族の中から民間の病院で手術を受けるための費用を援助してくれるという人達が現れまして、「寝たきりの息子に希望が見えてきたこと」という記事を書いたのが3週間前です。

昨日、やっと診察を受けることができました。

診察を受けた専門医は、公立の病院で診察を受けていた医者です。この医者に公立医療サービスを通してではなくて私的に診察を受けたのです。

そして、費用全額負担になりますが、民間の病院でこの医者に手術をしてもらうことが決まりました。

手術は火曜日です。

たったの5日後ですよ!

経済力さえあれば、こんなに直ぐに手術が受けられるんです。

お金次第なんです。

一年も待つ必要もなかったのです。

息子がお尻の問題に困り始めたのは高校生の時。

当時、私達家族は困窮しておりまして、一時は食べていけなくなっておりましたので、息子はお尻の問題のことを誰にも言わなかったのです。その後、娘が精神的な病気になり、その治療費がかさんで親が苦労しているのを知っていましたから、息子はずっと誰にも言わずに我慢していたのです。

症状が悪化してGPに相談したのが昨年。

すぐに外科手術が必要だと言われ、その後はクローン病の疑いがあるということで内視鏡検査とかを繰り返したわけですが、一年以上も経って痔核と裂肛と潰瘍は重症だそうです。

ここまでひどくなる前にちゃんと治療を受けていたら…

火曜日に手術を受けても、良くなるまでにはまだ何ヶ月もかかるそうです。順調に治ったとしてもということです。

診察から帰って来て以来、息子は全く元気がありません。

ホントに可愛そうなことをしました。


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2020年12月16日

起きるべくして起きた事故

ヴィクトリア州にある国立公園のうち、最も大きく人気ナンバーワンの国立公園と言えば、グランピアンズ国立公園(Grampians National Park)です。

グランピアンズ国立公園は、メルボルンの都市圏から遠くないので気軽に出かけられますし、ヴィクトリア州を訪れる観光客にも人気スポットです。

自然や野生動植物に興味のある方やハイキングやトレッキングがお好きな方には、魅力的な場所だろうと思います。

グランピアンズで有名なのが、岩山の断崖です。

岩山には絶景スポットがいくつもありますが、最も人気のあるのがボロカ展望台(Boroka Lookout)です。ここからは、遠くの湖やふもとの村、そして空の向こうまで広がる山々や大平原といった息を呑むような絶景が楽しめるそうです。

ただし、展望場所は岩山の崖の端っこですからね、落ちたら即死ですから、頑丈な安全柵が設置されているのですけど、この柵を乗り越える人が跡を絶たないそうです。ボロカ展望台の先に突き出た岩の上に立って(あるいは座って)写真を撮るためです。

先週の土曜日、一人の女性が写真を撮ろうと柵を乗り越え、その突き出た岩の上で足を滑らせて80メートル下に転落して死亡しました。夫と子供達の目の前で。

ボロカ展望台から転落して死亡した人は、この女性が初めてではありません。これまでに何人も死んでいます。転落した人達は、皆んな安全柵を乗り越えて岩の先まで行ったということです。

インスタグラムで注目される印象的な写真を撮ろうと、命がけの危険な行為をする人がいますけど、事故が起きた時には大勢の人に迷惑がかかります。

それこそ命がけで救助活動する人達や遺体の回収をする人達への迷惑を考えてごらんなさいよ。土曜日に転落した女性の遺体は、ヴィクトリア州緊急救助隊が6時間かけて引き上げたそうです。

「Boroka Lookout」というキーワードでグーグルすると、自分の命だけでなく、救助隊の命も危険にさらして撮った写真を見ることができます。自撮りではなく誰かに撮影してもらったものが多いので、一緒に行った人が危険行為を止めるのではなく協力しているんですね。

この女性の夫や子供達も、彼女を止めなかったのでしょうか。

無責任な危険行為はやめてもらいたいです。


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2020年12月15日

娘が買ってきたチェリー5キロ

うちの娘が土曜日にお友達と一緒にチェリーピッキングに行きました。

イチゴ狩りとかリンゴ狩りとか、農園に入って自由に採って食べられるというアトラクション、ありますよね。そういうやつです。

サクランボ農園への入園料は一人14.50ドルで、農園内で採って食べる分は食べ放題。自分で採って持って帰る分は、キロ当たり12ドルだったそうです。

その日は、最近うちの娘のアッシーちゃんになっているお友達のCちゃんが11時に迎えに来てくれて、娘はTシャツ半ズボンに麦わら帽子という万全の服装で出かけていきました。

夕方には帰宅するだろうと思っていたのに、晩ご飯時になっても帰らず、結局7時過ぎに迎えに来てくれと電話をしてきまして、娘に大甘の夫が迎えに行きました。

娘は大きな袋を抱えて帰宅しました。

その大きな袋に入っていたのは、もちろんサクランボです。濃赤色の大粒のチェリーが、

5キロも!

食べ物に関しては、人一番の熱意がある(食い意地がはっているとも言う)娘のこと、きっとたくさん持って帰るだろうと予想はしていたんですけど。

5キロはすごい量ですよ。

その日以来、私達家族はせっせとチェリーを食べていたんですが、5キロのチェリーはそんなに簡単に食べられるものではありません。

娘は冷凍するつもりだったようですが、冷凍する前に種を取っておかなければいけません。この種取りがけっこう大変なんです。娘は箸を使ってやっていましたが、辺りに汁が飛び散ったりして大変なんです。

私はチェリージャムを作って消費に力を貸しましたが、まだまだたくさんあります。

チェリーのクラフティーでも焼こうかと思いましたけど、ここんとこ真夏日が続いていますから、オーブンを使いたくないし。冷たいチェリーのトライフルでも作ろうかと思っていら、

キッチンからイヤな熱気が漂って来たのでございます。

娘がチェリーパイを焼いていました…

気温34度の日には、オーブンを使ってほしくなかったんですけど。

娘は小さめのパイを6個も焼きましたからキッチンはサウナ状態でした。

それでもチェリーはまだまだたくさん残っておりましたので、娘はチェリーアイスクリームも作りました。

だんだん種取りも面倒くさくなってきましたので、種つきのまま煮たらどうかと思っています。

たくさんあり過ぎてありがたみが無くなり、種取りにうんざりして、もう当分チェリーはいいわという状況です。


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ガレージに入るのが怖い

我が家のガレージは長年ゴミ屋敷状態です。

夫の持ち物で埋まっているんです。掃除のしようがありません。

私がカローラを停めている部分だけが空いています。カローラは、以前はカーポートに停めていたのですけど、うちの夫が自分のトラックをカーポートに停めたいからと、これまで何年も放ったらかしだったガレージをほんの少し片づけて、私がカローラを停められるスペースを作ったのでした。

そのスペース以外は物がいっぱいグジャグジャあって、足の踏み場もない状態ですから、何か道具が必要になっても見つけることは困難なのでございます。

そういうゴミ屋敷状態に紛れ込んだかもしれないのが、

タイガースネーク!

どこかに隠れているかもしれないと思うと、怖くてガレージに入れません。

冷静に考えてみれば、ガレージには餌になるネズミなどの小動物がいませんから、あそこに住み着いて生きていくことはできませんけど、シャッターが閉まっていると外にも出られません。

閉じ込められちゃっているなら外に逃がしてやりたいけど、実際にタイガースネークに対面したら、冷静さを失うことは目に見えているんでして。我が家にはヘビを捕まえられそうな人はいませんから、もしもの時にはヘビを捕獲してくれる業者を呼ばないといけません。

そこで、我が家からできるだけ近い捕獲業者を探したんです。そうしたら、すぐご近所にヘビの捕獲を専門にやっている人がいることが分かりました。あそこからなら1分もあれば来てくれるでしょう。

この人は、先日ナナワディング(Nunawading)のガソリンスタンドでホースに絡みついていたタイガースネークを捕獲した人です。

それにしても、

怖いです。

ガレージにはいないかもしれないんですけどね、いるかもしれないと思うだけで怖いんです。

私はクモはなんともないんですけど、大きなハンツマンでも捕まえられるんですけど、毒ヘビはダメです。


私達が住んでいるのは田舎環境ですからヘビくらい出ても当たり前ですが、メルボルンに近いエリアや街中に住んでいるからと安心している方も、毒ヘビには注意が必要なんですよ。

毒ヘビは住宅地にも住んでいますから。

ある民家のエアコンの中に隠れているのが見つかったとか、家の中にヘビがいたというニュースはよく聞きます。タスマニアでは、先日タイガースネークに咬まれた男性が亡くなりました。

毎年多くのペットが毒ヘビに咬まれて死んでいます。私の友人が飼っていた犬も裏庭で毒ヘビに咬まれて死にました。

気温が高い日は特に「毒ヘビ注意」です。


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2020年12月14日

毒蛇タイガースネーク侵入

最高気温が34度となった今日のお昼過ぎ、うちの夫が勤めているツールショップから電話をして来ました。

お隣りのテイラーさんから携帯電話にメッセージが届いたそうです。テイラーさんのご主人が、毒蛇のタイガースネークが我が家の敷地内に入っていくのを見たので要注意という連絡でした。

毒蛇がたくさん生息しているオーストラリアで、危険度ナンバーワンがタイガースネークです。コブラ科のヘビです。タイガーというくらいですから縞模様があります。

タイガースネークに咬まれると、激しい痛みや痺れが起こり、全身麻痺や呼吸困難といった症状が現れるそうです。致死率が高いので速やかに救急車を呼ばなくてはなりません。

さて…

このタイガースネークが、我が家の敷地内にいると知っているだけでも怖いのですけど、なんとヘビが侵入したところはガレージの入口近くで、入り口のシャッターは通常なら閉まっているんですが、

今日に限って開いていたんです!

開けっ放しにしていたのは、もちろんうちの夫です。

つまり、タイガースネークが、あのゴミ屋敷状態のガレージ内に侵入している可能性があるということなんですよ。

だから私は日頃から口を酸っぱくして頼んでいるんじゃないの!

ゴミ屋敷を片づけてくれって!

それと、

開けたら閉める!

簡単なことなんです。

ああ…

ガレージに入っていたらどうしよう!夫のせいだ!シャッターがちゃんと閉まっていたらこんなことを心配をする必要もなかったのよ。

ああ…

もしもの時のために復習をしておきましょう。

毒蛇に噛まれた際にしてはいけないことは、動き回ることと毒を吸い出そうとすることです。

まずは落ち着いて身体をできるだけ動かさないようにし、包帯か何かで咬まれたところを縛って圧迫します。毒が全身に回るのを防ぐためです。

あとは救急車が来るまで、静かに待つのです。

というようなことを何度も聞いたことがありますので、そのようにしたいと思います。

ああ…

それにしても、タイガースネークがあのゴミ屋敷のガレージ内に住み着くとかそういうことにはならないでしょうね!

私のカローラはいつもそのガレージに停めているんですよ。

タイガースネークがカローラに侵入するということもないでしょうね!運転していたらタイガースネークが車内にいたなんてことにはならないでしょうね!

不安はつのる!

全てはシャッターを開けたままにしていた夫が悪い!


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吸いついて困るユニクロのマスク

山の上では積雪したほど寒かった週が開けて、メルボルンは30度超えの真夏日が続いています。

もともと暑いのが苦手なのですが、今年は「マスクの着用義務」というルールのせいで顔に大汗が出るからつらいです。

屋外でのマスク着用は義務ではなくなっていますから付けませんけど、屋内の人が集まる場所では付けなくてはいけません。

現在マスクの着用が義務なのは、公共の交通機関、タクシー、ショッピングセンター内の小売店、および買い物客の多い各種大型店です。

帰国者の受け入れが始まって一週間になりますが、これまでに6人の感染者が見つかっています。帰国者隔離の不手際が第2波の原因となったわけですし、今度はちゃんとやっているんだろうと思いますが、それでも不正は発生しています。

どこに抜け穴があったのかよく知りませんが、シドニー空港に帰国した人が、そのまま国内線を乗り継いでメルボルンに入り、ホテルの隔離を逃れて市内に入ってしまったとか。

それって犯罪行為ですからね!

その不正をした帰国者は、結果的に感染していなかったことが分かったのですけど、もしも感染していたら、せっかくウイルスが存在しなくなっていたメルボルンに第3波が発生する原因になったていたかもしれないわけです。

本当にもう!

とにかく、州保健省の専門家たちが「まだマスク付けなくちゃあダメ!」と言っている間はマスクはちゃんと付けるつもりですが、それにしても暑くてたまらないです。

薬局で買った使い捨てマスクは、マスクの中が高温多湿になって耐え難いので、先日ユニクロに無駄足を踏んだ際に(無駄足というのはね、うちの夫に新しいリネンのシャツを買ってあげようと思って行ったんですけど、XXL サイズは店舗では売っていなかったんです)ユニクロのエアリズムマスクを買ってみました。

ユニクロのマスクは、つけ心地は良いです。マスク内もそれほど高温多湿状態にならず、薬局で買った使い捨てマスクに比べたらあまり汗も出ません。

それは良いんですけど、

マスクが吸いつくのが困る!

動き回っていると息が上がってきて口でハアハアするじゃないですか。すると、息を吸う度にマスクが口にピタッと吸いつくんですよ。

生地が柔らかくて形を維持できないからですね。

マスクの下にインナーブラケット(フレーム)を付けると息苦しさが緩和されるという話も聞きますが、感染症の専門家達は隙間ができやすいから使わない方が良いとも言います。

非常に不快なので、なんとかしなくちゃあいけません。


時々、すっごくおしゃれなマスクをしている人を見かけます。「どこでかったんですか?」と聞きたくなります。

最近は、着ている洋服とマスクをコーディネートしている人もいますね。

私は何度か自分で作ろうかと考えたのですが、マスクの着用がもうすぐ義務ではなくなるような気がして、やる気が出ません。

帰国者の中から見つかった感染者6人を除けば、メルボルンでは44日間も新規感染者がゼロなんですからね。

さらなる規制の緩和が期待されます。


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2020年12月13日

柚子の実は全滅かも

植木鉢で育てている柚子の木に、今年の春たくさん花が咲いて実がなって、少しは落ちたけどまだ100個以上あるから、ここままでは枝が折れてしまう!

なんて記事を書いた私は園芸に関して無知でしたね。

1センチ以上に育っていた青い実は、

ほとんど落ちてしまいました!

非常にがっかりして、何が悪かったのかと調べてみたのですけど、これは生理落果という現象のようです。

根っこから吸収する水分や養分は、全ての根っこと葉っぱと実の成長に十分な量ではないために、木自身が選別しているのです。

植木鉢で育てているまだ若い木ですから水分養分には限界があるわけで、生き残るために実を落としたのです。

水やりが悪かったとか肥料の与え過ぎだとか、そういう失敗のせいで実が落ちるのではないそうですから仕方がないのですけど、がっかりしました。

昨年はビー玉サイズの実が1個収穫できましたが、今年も1個でも楽しめたらラッキーと考えなくてはなりません。だってもうほとんど残っていないんですもの。

大きくなりかけていたのは全部落ちまして、残っているのは小さいのばかり十数個です。

我が家の土地は、養分もクソもないカッチカチの石のような粘土質で、これまで植えたレモンやライムの木はどれも上手く育っていません。日当たりの良い場所に植えると、夏場の乾燥高温で枯れてしまうのです。ゴールワスプ(Gall Wasp)と呼ばれるハチに卵を植え付けられてコブだらけになったりもしたし。

柚子の木にも、怪しい感じのコブ状になっている枝があるんです。

1個でも実が育つと良いんだけど…


天気の影響もあるんじゃあないかと私は思うんですよ。

先週は冬のように寒かったのです。山の上では雪が積もったくらいでして。

気温が程よく高めの日が続いた後に、真冬のような寒さになり、うちの娘が植えたマリーゴールドの苗は、ほとんど大きくならないまま花を咲かせました。

レタスは最も悲惨でね、これから大きく育つはずなのに、すでに真ん中から茎を伸ばして花を咲かせる態勢に入っています。植えてすぐにシーズン終了の様相です。

暑くなったり寒くなったり、その差が激しいメルボルンの天気は、園芸の初心者には手強いです。


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2020年12月12日

米の値上がり

いつも買っている米は、SunRice というオーストラリアでは最もよく目にするブランドの「Short Grain Sushi Rice」というお寿司用短粒米の10キロ入りです。


新型コロナのパニック買いで米が品薄になった時には「米屋が選んだ米」という10キロ入りが70ドル以上もする輸入米を買ったこともありますが、あの「米屋が選んだ米」には劣りますけど「Sushi Rice」は十分に美味しいお米です。

スーパーでは黒いパッケージの750グラム袋で売られています。Coles だと3.50ドルです。

アジア食品店で売られている10キロ袋は20ドルくらいですから、10キロで買う方がはるかに安いのでございます。

ところが、

つい先日、いつものアジア食品店でこの10キロ袋を買った時、ついでにもち米1キロ袋も買ったのですけど、合計で50ドルくらいしたのでびっくりしました。30ドルくらいだろうと思っていたんですから。

これまでどこで買っても20ドルくらいだったこの「Sushi Rice」10キロ袋は、現在35ドル以上します。

2倍近い値上がりです!

SunRice はオーストラリア最大の米生産会社ですがで、今年大きな損失を出して何百人もの従業員を解雇したということを、私は今頃知りました。

SunRice の米は、ほとんどがニューサウスウェールズ州で栽培されていますが、近年続く降雨不足で水源の確保が困難になっていることと、高温乾燥した天気のせいで生産量が減っているんだそうです。

昨年は、通常なら80万トンの収穫量が5万4千トンに激減したそうです。

これに加えて新型コロナによるパニック買いが発生し、オーストラリア産の米の在庫がなくなってしまったそうなんですよ。このままでは年内にオーストラリア産の米は店頭から姿を消すだろうということです。

もちろん米は外国から輸入することで国内での供給は続けられますから、米が食べられなくなるわけではないのですが、米の種類や輸入国によっては値上がりは避けられないということなんです。

「Sushi Rice」が手に入らなくなっても、10キロ入りが70ドル以上もする「米屋が選んだ米」は手に入るんでしょうか。

SunRice によると、来年の秋(3月4月頃)には新米が出荷できるから心配はないとのことですけど、米が無くなると不安になる私には気になるニュースです。


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バックで駐車が苦手な方

バックで車庫に入れたり駐車場のスペースの中に入れたり、私も得意ではありませんけど、それを自覚しているからこそ小さいカローラに乗っているのでございます。

クリスマスを前に混雑がひどくなってきたショッピングセンター。

買い出しは、朝のまだ混雑が始まる前に行くようにしているのですけど、今日はどうしても必要なものがあってお昼前という混雑している時間帯に行きました。

駐車場に入るやいなや、

車の列が動きません!

渋滞の原因は、駐車しようとしている車が他の車をブロックしているからでした。大きな4WDでした。運転していたのは女性で、狭いスペースにバックで入れようとしていました。

「女は運転が下手」という偏見を持つ私は、この女性が駐車に手こずることを予想していましたが、大きな車なのにすいっとそのスペースに入れました。きっと自動駐車機能か何かが装備されていたのでしょう。

やっと列が動き始めて、すぐに空いているスペースを見つけたのですけど、私の前を行っていた車がそのスペースに入れようとしました。バックで。

運転手はオジサンでした。見た目は運転上級者風でしたが、このオジサンが、

超絶下手くそだったのだった!

もうね、バックしたり前に行ったりバックしたり前に行ったり、3回やってもそのスペースに入れられる位置に車が動かないのよ。

4回目でやっと入れたんですけど、隣りの車に接近しすぎていましたから、あれでは外に出られなかったでしょう。あの後、さらに前に行ったりバックしたりしたはずです。

私は駐車場ではバックで停めません。買い物を車の後ろに入れるのに困りますからね。

さて、空きスペースを見つけて車を停め、ショッピングセンターに入ろうとしたら、入口の真ん前に空きスペースがありました。「なんだ、こんな良い場所が空いてるじゃん!ここに停めればよかったわ!」と思ったその時、誰もそこに停めない理由が分かりました。

その空きスペースの隣りに初心者マークを付けた黄色い車が停まっていたんですが、線から斜めにはみ出していたんです。あれではせっかくのスペースですがアルトやミラでも停められません。

その黄色い車はバックで入れていました。

あのねえ、

あそこまでスペースからはみ出しちゃったら、入れ直すのがマナーですよ。


時々見かけますね、どうやって免許を取ったんですか?っていうくらいに運転が下手な人。

先日は、駐車場入口の曲がりくねった所(ナンバープレートを認識するために速度を落とさせるために曲がりくねっている)で、コンクリートブロックに乗り上げた人を見ましたが、多いのは駐車スペースに車を入れられない人です。

頭から突っ込む場合は、下手は下手なりに入れられないってことはないと思うんですけど、頭からでも入れられない人がいるのです。

運転試験で不正をしたか、試験の時だけまぐれで上手く行ったか。国際運転免許で乗っているという可能性もあります。免許の取得が容易な国がありますからね。

ラウンドアバウトを逆走しているのは、あれはね、確実に国際運転免許で運転している人ですよ。私はそういう車と正面衝突寸前になったことがあります。


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2020年12月11日

800年に一度しか見られないクリスマスの星

最近様々なニュースサイトで話題になっておりますが、今月21日の冬至の夜に、大きな星が夜空に出現するそうです。

オーストラリアのメディアによると、800年ぶりに「ベツレヘムの星」としても知られる「クリスマスの星」が観測できるということなんですけど、「ベツレヘムの星」というのが実際に発生した天体現象かどうかは分かっていません。そもそもキリスト誕生の話自体がどう考えても作り話なのでして。

それはともかく…

ある日突然、夜空に明るく光る大きな星が出現することはあります。

思いつくのは彗星とか超新星とかなんですが、21日に見えるらしい星は、木星と土星が非常に接近して見えるので、まるで一つの大きな星のように明るく見えるということです。

明るい星の代表と言えば、「一番星」として有名な金星ですよね。夕方と明け方にひときわ明るく光っています。地球から一番近い惑星ですから明るくて当然です。

太陽系の惑星のうち地球に近い星は、明るく見えるので見つけやすいわけですが、これらの星のいくつかが非常に接近して見えることが時々あるのだそうですよ。そして、木星と土星がほぼ合体して見えるほどに接近するのは800年ぶりだと言うんですから、ハレー彗星を見逃した私としてはぜひ見てみたいのです。

ハレー彗星は、75.3年周期で地球に接近すると言われていますが、最後に地球に接近したのは1986年でした。当時私は小学校の先生をしていました。

是非見たかったのですけど、南の空の低いところに出たので、岡山の山間部の町に住んでいた私には、山が邪魔になって見ることができなかったんです。

教員仲間が観測のために山に登るという話があったのですが、私は参加しませんでした。

参加しなかったことを激しく後悔しましたが、実際に山に登った人から聞いた話では、「えっ?あれがハレー彗星?」という程度の細い小さな線のようなもので、非常にがっかりさせられたそうです。

次の接近は、2061年7月28日ということですが、頑張って長生きすれば100歳です。不可能な年齢ではないですけど、どのあたりに見えるかにもよりますね。予想では、北西の空の低いところに見えるとのことですけど、山に登らないと見れないんじゃあ、100歳のおばあさんにはちょっと難しいです。

ハレー彗星はもう無理としても、皆既日食は死ぬまでに一度は見てみたいです。皆既月食は何度か見たことがありますけど、それほど感動的なものではありませんでした。

真っ昼間に暗くなるという皆既日食は、やはり月食とは比べもにならないスケールを感じますからね、チャンスがあれば見てみたいです。2028年7月22日に予想されている皆既日食は、オーストラリア大陸を横断するらしいです。8年後なら見れる可能性はあります。

それと、やはり最も見てみたい天体現象はオーロラです。北極圏まで行くのは遠すぎるので、いつかタスマニアに行って南極圏のオーロラを見ることができたらなあと思っています。

ということで、

何でも見れるチャンスがある時には見ておきましょう。


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2020年12月10日

キッチンスケールが突然変身

材料の重さを計るために無くてはならないキッチン道具のスケール。私が使っているのは、今なら絶対に買わない Sunbeam というブランドのデジタル式です。オーストラリアに住むようになってすぐに買ったものですから、もう20ウン年間も使っているものです。

2グラムごとにしか表示されないので、材料が少ない時には精度に劣りますから、もっと良いのに買い替えたいのですが、全く壊れないのでずっと使い続けております。

このスケールを昨日使おうとしたら、

表示に分数が出た!

分数を表示できることにも驚きましたけど、とにかく表示が変なんです。

「なんだコレ!分数が出る!ワケワカラン!」

と騒いでいると、娘がやって来ました。そして表示を見るやいなや、

「うわっ!ポンドになってる!」
「ポンドになってる?ポンドになると分数が出るわけ?」

そこで、手近にあったものを計ってみると、壊れたわけではなくて、グラム表示がポンド&オンス表示になっているのだということがはっきりしました。

何でこうなった?

「どうしたら元に戻せるの?」
「そんなことお母さんが知るわけない!大体どうしてこうなったの?」
「そんなこと私が分かるわけない!」

娘はスイッチを入れたり切ったり、そのうちパシパシ叩いたりし始めまして、

「こらあ!扇風機じゃないんだから、叩いたってグラムには戻らないわよ!」

困ったなあ…

しばらくして、

冷静になってから考えてみると、スケールをグラム表示とポンド&オンス表示の両方で使えれば販売できる地域が広がるのですから、電気製品メーカーとすれば最初からそのように設計して当然です。

ということは、必ずスイッチがあるはず!

そう思いまして、老眼鏡をかけてスケールの横や裏を見てみましたら、

ありました!

ゴマ粒ほどの小さな突起です。指で押そうったって押せるようなものではありません。何か固くて細い棒の先のようなものか爪の先ででも押さないと操作はできません。

そしてその突起の横には剥がれかかったシールがあって、小さな文字で「Kg ↔ Lb」と書いてありました。

うっかりその突起を押してしまったというようなことは考えにくいので、おそらく引き出しにしまう時に偶然その突起に何かが当たったのでしょう。

突起をどちらかに動かすというのではなくて、押すと表示が変わり、再び押すとまた変わる、というスイッチでした。

いやあ、それにしても貴方、分数が出たのには驚きましたよ。


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2020年12月9日

同性愛の矯正治療を禁止へ

現在ヴィクトリア州では、「同性愛の矯正治療」を禁止する法律制定に向けた動きがあります。法案が州議会に提出されており、採決が目前です。

労働党政権であるヴィクトリア州政府は、これまでにもいくつかの画期的な法律を制定しています。その一つが「自発的安楽死法」です。この法律により、安楽死を希望する終末期患者は、合法的に医者の援助を受け、家族や友達に囲まれて最後の時を迎えることが出来るようになりました。

この法案の審議の際には、「安楽死は人命に対する犯罪である」とするキリスト教会からの強い反対がありましたが、「同性愛の矯正治療」を禁止する法案に関してもキリスト教会から反対が起きています。信仰と宗教活動の自由を侵害するとの理由です。

このため、保守的な自由党は、採択を急がずさらに審議するべきであると主張しています。

「同性愛の矯正治療」は「コンバージョン・セラピー(Conversion Therapy)」とも呼ばれますが、人の性的指向を彼らが「正常」と考える異性愛に「矯正」することを目的として実施される行為です。多くは宗教的動機に基づいて行われます。

同性愛であることを、薬物やアルコール依存症と同じような精神疾患として扱い、同じような手法が用いられるそうです。電気ショック療法や嫌悪療法(不快な感情やイメージを植え付けることで問題行動を抑制する)といったものです。

お祈りというのもあるのでしょうが。

しかしね、

同性愛は病気ではないんですよ!

治すとか矯正するとかいうものではないのです。

We are who we are ! 
私達はありのままの自分でいいんです!

同性愛者であることで心的葛藤を抱えて苦しむ人達がいますが、それはありのままの自分を受け入れてもらえないという恐怖や不安が主な原因ですよ。あるいは、同性愛が異常であるとか罪であると教育されて育ったせいですよ。

彼らが苦しむ原因は、家族やコミュニティーなど彼らが属する集団にあるのです。そして、ほぼ例外なく宗教がその根底にあります。

性的指向とか性自認というのは、スペクトラムのように様々なのが当たり前で、人それぞれ皆んな違ってそれで良いのだと教えられて育てば、どうして同性愛であることで苦しむ必要があるでしょうか。

精神的に苦しんでいる人が受けるべきカウンセリングは、性的指向を「矯正する」ためのカウンセリングではなく、ありのままの自分を受け入れることが出来るようになるのを助けるカウンリングであるはずじゃあないんですか。

同性愛者のうちの娘には、同じような同性愛者の友人がいますが、特に親しくしている二人の友人は、家族から断絶しています。一人はクイーンズランド州から、もう一人は西オーストラリア州からメルボルンにやってきました。彼女達の家族は信仰心の強い人達なのです。

成長する過程で、家族との間につらいことがたくさんあったようです。自分が自分らしく生きるための道を見つけた彼女達の強さを讃えたいです。

私はね、成人した人が、自らの意思で宗教を信じる権利とか自由というのは認めますがね、人権を侵害する宗教というのは認めませんよ。

そして、そういう間違った考えで子供達や若い人達を洗脳するのは絶対にダメです。

「同性愛の矯正治療」を禁止する法律が早く制定されることを希望します。


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2020年12月8日

ドス攻撃でサーバーダウン

ドス攻撃というのを聞いたことがおありですか?

正確には「ドス」のところはアルファベットで DoS攻撃(Denial of Service Attack)と書くのが一般的で、サービス妨害攻撃という意味です。

簡単に言うとウェブサイトを利用不能にするための攻撃です。サーバーやネットワークなどに悪意を持って意図的に過剰な負荷をかけたり脆弱性をついたりして、サービスを妨害するのです。

誰が何のために?

目的は、金銭目的、恨み、嫌がらせ、脅迫、混乱を生じさせたいという欲望、自己満足など、いろいろあるのでしょうが、迷惑なことです。

日頃インターネットを利用していると、普段は問題なくアクセスできていたウェブサイトが急にアクセスしづらくなったり、アクセスができなくなったり、タイムアウトなどの接続エラーが発生したりすることがあると思います。

そういう時には、何らかのデータ送受信が大量に発生している可能性があるのですよ。

一度に大量のアクセスがあったりリクエストやメッセージやデータなどが送られて来たりすると、サーバーが処理の負荷に耐えきれずウェブサイトは使用不能に陥ります。

大人気のウェブサイトに大勢の人がアクセスしてそういう状況になる場合もありますが、そうではなくて、個人あるいは集団が意図的にそういうことをやっている場合があるのです。

こういう攻撃をしている者は、身元をIPアドレスで特定されるとおしまいですから、最近は更に手の混んだ DDoS攻撃(Distributed Denial of Service Attack)というのが増えているそうです。

「Distributed」というのは「分散した」という意味で、DDoS攻撃というのは分散型サービス妨害攻撃とも呼ばれるようですが、これは自分のコンピューターから直接攻撃をせずに、複数の他人のコンピューターを使って攻撃を行なうというものです。

方法は色々あるそうです。

攻撃するためのプログラムやツールを開発している悪者達もいるらしいです。犯罪者です。

さて…

一昨日、私のレシピサイトが繋がらなくなりました。

時々繋がらないことはありますけど、普段ならしばらくするとまた繋がって、ウェブサイトはちゃんと見ることが出来るようになるのです。ところが、一昨日は何時間経っても繋がらず、夜になっても繋がらず、昨日の朝起きてすぐにチェックしたらやっぱり繋がらず、

これはおかしい!

と思いました。

ホスティング会社に連絡を取り調べてもらったところ、何らかの攻撃があったようで、その攻撃による被害が大きくなるのを防ぐための制御機能が働いて、サーバーがアクセスをブロックしていたようです。

お昼頃には復旧しましたが、このトラブルのせいでウェブサイトがダメになったらどうしようかと冷や汗をかきましたよ。

私のレシピサイトは、今やかけがえのない財産になっておりますので、それを失うかもしれないと考えたら大変怖かったです。

定期的にバックアップしていますから、もしもの時には復元することは可能ですけど、面倒くさいですからね。無事に復旧してヤレヤレです。

ブログやウェブサイトを運営していらっしゃる皆さん、そういうのはしていなくてもパソコンやオンラインに写真や書類を保存していらっしゃる皆さん、ファイルのバックアップは定期的にちゃんとしましょうね。

そのうちやろうと思いながらついつい先延ばしにしていると、いつ何が起きるか分かりませんよ。

オーストラリアでは、森林火災で家が焼け、大事な家族写真を保存していたパソコンが焼けたためにすべての写真を失ったなんて言う話も聞きます。

今後はこれまで以上にバックアップと場所を分散してのファイルの保存に努めていこうと思います。


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2020年12月7日

外見に気を使わない人

その典型とも言えるのがうちの夫。若い頃すでにその傾向が見られましたけど、中年になって「どうでもいい感」に拍車がかかっています。

夫が身につける服は、平日は会社のユニフォームですが、ユニフォームの下に着るシャツとか下着や靴下は、基本的に引き出しの一番上にあるものを着るという方針であるらしく。

いや、方針というようなものでもないですね。ただ一番上にあるものを着るのですよ。

これを確かめるために、私は実験をしているんです。引き出しの下の方にあったものを一番上に置いておくとどうなるか。そうしたら、やっぱり一番上にあるものを着るのだということが分かりました。

休みの日には基本的にTシャツです。気温が低ければその上に長袖のシャツを着るわけです。

先月、ユニフォームの下に着る灰色のTシャツ3着セットを作業着とかを売っている店で買ってきたのですけど、最近は毎日それを着ています。平日はユニフォームの下に着て、休みの日もそのTシャツです。ウィルソンズ・プロムへ旅行した時にも、毎日その灰色Tシャツを着ていました。

下着Tシャツですからね、まさに「下着のシャツを着ています」という感じがぬぐえません。他のTシャツもいろいろ持っているのになあ。どうして着ないんだろう?

外出するとか、誰かに会うとか、レストランに行くとか、何かある時に着るシャツは、夏場ならユニクロのリネンの白シャツと決まっています。

数年前、そのユニクロのリネンの白シャツが気に入ったと言って、全く同じ白シャツを3着も買い、夏場は必ずそれを着ているんです。

何年も何年も同じ白シャツばっかり着続けて来たので、もうヨレヨレですし、生地が薄くなっているのでスケスケです。肥満の人がスケスケのシャツというのはあまり格好が良いものではありません。

他のシャツも持っているのに、夏はその白シャツと決めているのです。

昨日の日曜日は休みでしたが、またも仕事関連の用事でヴィクトリア州北東にあるシェパートンの街に行くと言いまして、朝シャワーを浴びている音がしました。そしてキッチンにやって来た夫を見たら、

やっぱりそのスケスケの白シャツを着ている!

ヨレヨレ過ぎるし透けて身体が丸見えでみっともないから、そのシャツはやめた方が良いと言っているのですがね、私の意見など聞きません。

さて…

午後遅くになって帰宅した夫。私はすぐに夫の白シャツの袖が破れているのに気づきました。左腕の裏側です。よく見ると穴が3つも開いていました。縫い目がほつれてとかじゃあないんですよ。布地が裂けて穴が開いているんです

右腕の裏側も破れて穴が開いているのが分かりました。

まるでボロぞうきん…

さらに、後ろから見ると背中の上辺りの少しきつそうなところが今にも破裂しそうな感じでした。

薄いガーゼのようにスケスケになっていましたから、破れて当然なんです。

それにしもて、そんなシャツで誰かに会ってきたのでしょうし、調査でライバル店にも行ってきたそうですし、どこかに寄ってランチを食べたりもしたんでしょうし。

せめて人に会う時には、ちゃんとした服装をして欲しいのですけど、本人はあれでちゃんとした服装をしていると思い込んでいるんだから、困ったことだ。

ともあれ、3着持っているユニクロの白シャツのうち1着はこれでゴミ箱行きとなりました。

あとの2着も早くゴミ箱に行ってもらいたいです。


本人がまだ着られると思っているうちは、いくらヨレヨレスケスケになっていても処分できないんですからね、早く破れてもらいたいです。

…と言うか、ちょっと引っ張れば破れそうではあるのよねえ。

やってみるか。

もしも本当に破れたら、それで良しということで。

こういうのをサボタージュっていうんですか?


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2020年12月6日

くしゃみと100メートル走

雨が降ったせいか気温が低いからか理由はよく分かりませんけど、今日は普通に呼吸ができています。鼻がムズムズはしますけど、くしゃみはほとんど出ないし、鼻水も流れ落ちてこない。人生こんな楽なことはありません。

それにしても、昨日は身体がつらかった。

花粉のせいで夜寝る時もマスクを付けたりしているので睡眠の質が落ちているのもあるのでしょうが、なんだかもう疲労感が半端なくて、

とにかくしんどかった!

そういう日に限って友人のエクリーさんが晩ご飯を食べに来ないかと誘ってくれましてね、私は家から出たくなかったので断りました。夫は一人で行くと言っていたのに、今朝「エクリーさんはどうだった?」と尋ねると「行かなかった」と言いました。

昨日は夫と顔を合わせていなかったので知らなかったのです。

何しろもう身体がだるくてたまらず、私は5時頃にはシャワーを浴びて花粉を洗い流し、ベッドに横になったのですよ。空気清浄機のある寝室は、我が家で最も安全な場所ですから。

それにしても、

花粉症でくしゃみがひどい日は、

疲労感が半端ない!

くしゃみって、どのくらいカロリーを消費するんだろう?

ふと気になってグーグルしてみると、なんと「ハックショーン!」と大きなくしゃみを1回すると100メートルを走ったくらいの4キロカロリーを消費すると書いてあるんですよ。

本当か!

私、大きなハックションを10連発なんてザラですけど、10連発もすれば1キロ走ったのと同じってこと?

一日で100回くらいくしゃみをする日もありますが、100回って100メートル走100回分、つまり10キロ走ったのと同じカロリー消費?

疲れるはずだわ…

これに加えて、夜しっかり眠れていないんですから、運動不足の還暦を過ぎた身体には厳しいわけです。

ティッシュの箱も次々と空になっておりますが、鼻をかむのだって結構なカロリーを使いますよ。鼻の下には今年も「とびひ」みたいなのができました。ただ、今年は外出時はマスク必着ですから隠せるので気が楽です。

例年、お正月が来る頃には花粉シーズンは終わるので、それが楽しみです。花粉シーズンが終わる頃は真夏の最も暑い盛りで、暑いのが苦手は私はついつい外出を避け、涼しい季節が来るのを待っていたら、新型コロナが始まったのが今年。

そう考えると、私の引きこもり暮らしは昨年の春9月頃から始まったってことですね。一年以上引きこもっているってことだ。

どこかに行きたい!

でも今は外に出たくない…


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2020年12月5日

くしゃみに耐えてTVドラマ「The Spy」を一気見

最近はTVドラマや映画を見たいと思わなくなっているんですが、先日私が静かに居間で編み物をしているとうちの夫がいつものようにTVドラマを見始めまして。

普段なら、夫がドラマや映画を見始めると別の部屋に行くんですけど、しばらく見ていると、非常にシリアスなドラマでしたが、出演俳優がサーシャ・バロン・コーエンに似ていたので気になりました。

夫に「この人サーシャ・コーエン?」と尋ねると「そうだ」と言いました。

どうもサーシャ・コーエンはスパイらしいと思ったら、そのドラマのタイトルが「The Spy」というのでした。

ドラマや映画を視聴中の夫に話しかけると怒るので、最初は黙っていたんですけど、最初の数話を見ていない私はこの男の任務が何なのかがよく分からず、夫に尋ねたのです。

そうしたら、この男は外見はアラブ人ですがユダヤ人で、イスラエルの諜報機関モサドの工作員で、シリアへの入国を試みているということでした。

そして、中東戦争の頃の政治情勢の話をするもんだから、

あの男の話か!

と思い出したのです。

この男のことは、以前どこかで読んだことがあったのです。

このドラマは、かの有名なエリ・コーヘン(Eli Cohen)というモサドの工作員の話です。以前読んだ時は英語で読んだので、この男の名前は「イーライ」だと思っていたんですけど、ドラマでは「エリ」と発音されていました。

見ているうちに引き込まれて、早く続きが見たいと思っていたんですが、昨晩夫が続きを見始めたので私も見ることにしました。

私はこの男のシリアでの諜報活動について知っていましたが、知っていたエピソードがもれなくドラマでも描かれていました。

どんどん引き込まれていきました。そして、一話が終わると続きが見たくなる。そして Netflix ですからすぐに続きが見られるというわけでして。

ところが、

昨晩は花粉症の症状がひどくて、ドラマを見ている間もくしゃみ連発で鼻が詰まって息が苦しく、本来ならシャワーを浴びて空気清浄機のある自室にこもりたいところ。

でもドラマは見たい!

ということで、

どうしたかというと、

ドラマを見たい方が勝ったんですね。

結局、最後の3話を一気見しました。この男の最後がどうなるのかは知っていたのでドラマの展開も最後まで想像できるのに、非常に引き込まれましたよ。エンディングも良かったです。秀作です。

サーシャ・バロン・コーエンは、私がこれまで見た中では最高の演技でした。



ところで、ドラマが終わったらすぐにシャワーを浴びたのですけどね、シャワーのあるバスルームは窓を閉められないトイレの横にあり、換気扇をつけるとそこから外の空気が吸い込まれるので、いつもシャワー時には症状がひどくなります。

シャワーの意味がないとも言えます。

すぐに空気清浄機のある寝室に行きましたが、鼻が詰まって息が苦しく、とてもじゃないけど眠れないので、結局昨晩は花粉症マスクをして寝ました。

薬が効かないような日には、薬のありがたさを思い知ります。薬が効いていないのではなくて、薬を服用してもそこまで症状がでるということですからね、抗ヒスタミン薬がなかったら生きていけるんだろうか。

花粉のない所に季節移住するしかないですね。


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2020年12月4日

トライフルというデザート

それは1993年のクリスマスのこと。

うちの夫の(まだ夫ではなかったけど)叔母が持参したデザートの一つがトライフルでした。それ以外にも、手作りのデザートを何種類か持参していましたが、私が最も気に入ったのがトライフル。

トライフルというのは、基本的にはケーキとフルーツとカスタードとゼリーと泡立てたクリームを層にしたようなデザートです。材料の組み合わせ、層にするやり方や順番、使うフルーツやゼリーの種類など、とにかく作る人の数だけレシピがあるというくらいに多種多様なレシピがあります。

夫の叔母が作るトライフルは、いちごジャムのスイスロールケーキをスイートシェリー酒でしっかりと湿らせたのに、カスタードとゼリーと泡立てたクリームが入っているという基本はあるものの、いつも少しずつ違います。

スイートシェリー酒の味が強いのですが、それが彼女のトライフルの美味しさの秘密ではないかと思います。

とにかく、私は、その時生まれて初めて食べたトライフルというデザートにイチコロになったのでございますよ。

以来、何か特別なイベントの時によく作るのですけど、大好きだという割にはいつも同じトライフルです。作り方も、材料も、層にする順番も。

先日作った時、新しいトライフル作りに挑戦してみようかなとも思ったのですけど、結局また同じのを作りました。


せっかくなので、写真を撮って作り方をウェブサイトに載せました

トライフルを作る時には、いつもロールケーキもカスタードも買ってきます。フルーツは缶詰の桃を使うので、やることと言ったらゼリーを作ることとクリームを泡立てることだけ。

非常に簡単に作れるのですけど、デザートにトライフルが出てきて喜ばない人はまずいません。

これをお読みの貴方、まだトライフルを作ったことがないという方は、ぜひ一度作ってみてください。

入っているケーキは水分が染み込んでベチョベチョになっているのが正しいので、注意するのはそこです。


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2020年12月3日

心配だけど楽しみな柚子

実は、このことはずっと前に記事に書こうかと思ったのですけど、ぬか喜びに終わりそうな気がして、書くのを我慢していたのです。

私が植木鉢で育てている柚子のことです。

クイーンズランドの苗木屋にオンラインで注文して送ってもらった柚子の若木は、植えて2年間くらいはほとんど大きくまりませんでした。それでも葉っぱが枯れないところを見ると、生きていることは確かという、そんな程度でした。

新しい葉っぱが出て少し花も咲いたのが昨年。そしてついに、ビー玉くらいの大きさでしたがユズの実が一つなったんです。ちゃんと柚子の香りがしました。


お吸い物に入れて香りを楽しんだ後、残りの皮は乾かして七味を作りました。これが史上最高の七味となりまして、七味は手作りに限ると思い知ったわけですが。

今年の冬から春にかけては、気温が低めの雨の多い天気が多かったのですけど、そこそこに暖かい日ももちろんあって、メルボルンのことですから時には汗ばむような日もあったりもして。

そういう天気が良かったのか、雨が多かったのが良かったような気もしますが、柚子の木にですね、今年の春はたくさんの花が咲いたのです。10月のことです。


こんなにたくさん花を咲かせているということは、どんなに下手をしても一つや二つは実をつけるでしょうから楽しみだと記事に書いたのですけど、実はその後、これらの花の後にはたくさんの実ができました。

少しは落ちてしまいましたが、落ちずに大きくなってきている実が、数えてみたら、

100個以上あるんです!

こんなふうに、すでに1センチくらいの大きさになっているのもあります。


こんなヒョロヒョロの木に100個も実がなると折れてしまいますからね、困ったなあといらぬ心配をしつつも、収穫できる日が来るのを楽しみにしています。

私が買った若木は接ぎ木で育てたものでしたが、柚子は種からも育てられるので、たくさん柚子の実ができたら、種から柚子を育ててみようかと思っています。


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2020年12月2日

新型コロナによる死亡者820人

820人というのは、今年新型コロナ禍が始まってから今日までの、ヴィクトリア州(実際にはメルボルン都市圏)で新型コロナが主な原因で亡くなった人の総計です。

ずっと819人だったのですが、つい先日1人亡くなりました。

感染者がいなくなっていたのになぜ死亡者が出るんだろうかと不思議だったのですが、その方は以前感染していたのだそうで、感染者ではなくなってから新型コロナによる合併症で亡くなったということです。だから新型コロナが主な死亡原因ということになったようです。

このウイルスは、感染しても症状が出ない人もいれば、重症化して亡くなる人もいます。命は助かっても後遺症に苦しんでいる人も多いそうですし、後遺症が数ヶ月で終わらずに、これからもずっと続く場合もあるそうですから厄介です。

820人という人数は「820人も死んだのか!」といった感じで受け止められているので、これは「多い」という印象です。

確かに、普通に考えると820人は悲劇的な人数ですよ。

でも、現在世界には、一日で何百人、あるいは千人以上も亡くなっている国がたくさんあります。一日で、24時間で。

新規感染者数にしても、報道される「数」にだんだん麻痺してきているように感じます。

新型コロナ禍が始まった頃は、一日で新規感染者が百人を超えたというようなニュースを聞いて危機感を持ったものですよ。

それが今では、一日で何千人とか何万人とか。アメリカでは連日10万人以上の新規感染者が出ています。まあ、アメリカという国は50の国が集まったようなものですから一概には比べられないのですけど。それにしたって、あまりにも酷い。

日本でも感染者が急増していると聞きます。

メルボルンのように人々の移動を制限し、経済活動まで規制して、長期間ロックダウンをするという選択は、ウイルスの感染拡大を抑制することはできても、経済被害が大きいので政府は市民を経済的に援助しなくてはならず、財政への負担が激甚となりますし、人々のメンタルへの影響が大きいためにホームレスの増加、家庭内暴力の増加、自殺者の増加など、様々な影響が出ます。

そう言えば、日本における自殺者の急増がオーストラリアでニュースになっていました。オーストラリア国内の自殺者に関しては、あまり報道されません。新型コロナが始まってから、連邦政府も州政府も次々に関連予算を増やしてきたことから、自殺者が増えていることは推察できます。

国の経済状態や国民の気質や物の考え方によっては、ロックダウンが困難な選択であることは理解できますが、その場合は別の感染防止策が必要になります。

規制ができないのなら、マスクの着用や手洗いを呼びかけるとか、他人との間に距離を取るように呼びかけるとか、大勢の人が集まることを控えるように呼びかけるとか、せめてこのウイルスの危険を知らせて、個人で感染防止に取り組むことを奨励するくらいはしないといけませんよ。

ところが、政治のリーダー達が国民や州民に感染防止を呼びかけるどころか、意図的にこのウイルスを軽視して「インフルエンザみたいなものだ」「そのうち消える」「気にせずに普通の暮らしをしろ」「皆んなで集っても大丈夫」「マスクなんてしなくてヨロシイ」なんてことを言っていると、悲劇的な状況に陥ることは避けられません。

オーストラリアでは、隔離されている帰国者を除けば、現在ほとんど患者がいなくなり、感染防止キャンペーンが経済復活キャンペーンへとシフトしました。

どうやって経済を再活性化し雇用を生み出すかという所にフォーカスしています。

「在宅で出来る仕事は在宅で」というルールも緩和され、オフィスビルにも人々が戻り始めました。電車やバスの利用者も増え始めました。人々が集まるイベントの規制も緩和されてきています。

メルボルンでは、もうすぐ帰国者の受け入れが再開されます。帰国者に感染した人がいるのは確実ですから油断できません。マスクの着用義務を含め、データに基づいた規制はまだまだ続きます。


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2020年12月1日

ネイティブでも間違うヘンテコ英語

その時、私はキッチンでクリスマス用のカップケーキを試作しておりました。

結構手間がかかるそのカップキーキは、私の「Chestnut Cupcakes(栗のカップケーキ)」をアレンジしたもので、刻んだ栗は生地に混ぜ込まずにカップケーキをくり抜いたところに詰めて、くり抜いた部分を逆さまに置いて、栗クリームに抹茶を混ぜで緑にしたのをモンブラン風に絞り出してクリスマスツリーに見立てたようなカップケーキを作ろうとしていたのでございます。

ところが、スーパーの健康食品売り場で買った抹茶パウダーは発色が悪くて、大さじ1杯も入れてもクリームがあまり緑にならず、クリームもいくら泡立ててもゆるくて、味も変だったから、これは腐りかけていたのかもしれないなどと思い、バタバタしていたんです。

そこにやって来たうちの娘。

「お母さん(私を呼ぶ時はいつも Okaa-san)I will be dinner tonight」
「You will be dinner tonight?ぎゃはははは!」

このヘンテコ英語の間違いに気づいた娘は、

「ええそうよ、私を丸焼きにして皆さんの晩ご飯にするつもりです」

英語で言ったんですけど。

うちの子供達は、基本的に私と話をする時には英語です。日本語を話すことはまずありません。特にうちの娘は、幼稚園少しと小学校1年生を日本で過ごしましたが、その後は英語の暮らしですから、日本語は忘れてしまっておりまして、英語がネイティブなはずなんですけど。

なんだよその英語は!

「晩ご飯は私が作るから」と言いたかった場合は、「I will cook dinner tonight」あるいは「I will be cooking dinner tonight」でないといけないだろう。

「I will be dinner tonight」では「私が今晩の晩ご飯になります」になっちゃって、聞いた瞬間に凄い食卓を想像しちゃいましたよ。


大笑いしながら、私は「チキンを食べました」を英語で言う場合に、日本人が良くする間違いの話を思い出しました。

日本人はですね、名詞には冠詞の「a」か「the」をつけなくちゃあいけないというような呪縛があって、この使い分けで苦労している方も多いのですけど。

マーク・ピーターセン著の「日本人の英語」の冒頭で紹介されている、この「チキンを食べました」という例文ですが、多くの日本人は「I ate a chicken」と言うべきか「I ate the chicken」と言うべきかで悩むんですよね。

「チキンを食べた」って言いたい場合は、「I ate chicken」でないといけません。「a」も「the」も付けないのが正解です。

何故なら、「a」は基本的に「一つの」という意味ですから「I ate a chicken」と言うとニワトリを一羽食べたという意味になっちゃうわけです。一つ以上食べたからと複数形にして「I ate chickens」と言うと複数のニワトリを食べたということになり、聞いている者が想像するのは顔を血だらけ羽だらけにしてニワトリを貪っている様子です。怖いです。

ニワトリを意味する「chicken」は数えられる名詞ですが、鶏肉という食品を意味する「chicken」は数えられませんから「a」はつかないのです。

「a」が間違いなら「the」を使えば良いんだなと「I ate the chicken」と言うと、聞いている者は「え?どのチキン?」と考えてしまいます。「the」は話し手と聞き手の両方が共通に理解している「特定のもの」という意味がありますからね。

使い方がよく分からない方は、「a」は数が一つだということを言いたい時に使い、特定のものについて話したい時には「the」をつける。それ以外は冠詞は付けない方が無難です。


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