2025年12月12日

リンゴ消費アップの秘訣

うちの男達は、小腹が空くとトーストを焼いて食べます。チーズを乗せたりピーナッツバターやジャムをべっとり塗ったりして。ダイエットには良くないんですよ。だから、時々しかパンを焼かないようにしています。

パンがないと、クラッカーを食べます。チーズと一緒に。私がそういう物を買って来ないので、うちの夫は自分で買って来ます。カマンベールとかブリーといった柔らかいチーズを。

わざわざお店にチーズを買いに行く時は、ついでにチョコレートも買って来ます。小腹が空いた時にテレビを見ながらチョコレートを食べるのは良くないんですよ。1枚(200グラムぐらいのやつ)を一気食いなんてことをしてしまいますからね。

うちの夫は腎臓を一つ提供した後、高血圧が問題になっているんです。肥満ですから減量しないといけないと本人も分かっているはずなんですけど、晩ご飯の後には甘い物を食べるという食文化で育っているせいか、我慢が出来ないらしいです。

だから、私は必ず果物を用意しているんですけど、果物はなかなか食べません。下の写真のように用意しておくんですが、息子が朝ご飯のポリッジ(オーツ麦のミルク粥)にバナナを入れるくらいなもんです。


ところが最近、

リンゴの消費がアップしているんです!

私の母がやっていたことを、私が真似しているからです。

10月に実家に滞在していた間、私の母はいつも季節の果物である柿やリンゴを切って、皮もちゃんとむいて、すぐに食べられる状態にしたのをボウルに入れて置いておくので、私は小腹が空くとついその果物に手が伸びたのですけど、それを真似してやっているんです。

夫が仕事から帰って来る夕方が近づくと、リンゴなどの果物を切って、すぐに食べられるようにして置いておくんです。ついでに、ミニトマトとかスナップエンドウなんかも洗って、すぐ食べられる状態にして入れておくと、帰って来るなりポリポリ食べます。

バナナ以外の果物を食べることなど滅多にないうちの息子も、リンゴの皮をむいたのが切ってあればポリポリ食べます。

これは食後のデザート用にも有効です。


ただねえ、リンゴの皮をむくのは手が痛くなるんですよ。ナイフを持つ右手より、リンゴを持って支える左手の親指の付け根あたりに出来ているコブの辺りが痛くなるんです。

オーストラリアに住むようになって、リンゴもナシも桃も皮をむかなくなりましたけど、リンゴは種類によっては皮がゴツいから、むいた方が美味しいですね。息子がリンゴを食べるのも皮をむいてあるからかもしれません。

出来ればこんなことはしたくないと思いながら、男達のためにやっています。時々「手が痛いのに、なんでこんなことまでしてやるの?」とアホらしくなりますけど。

ホントにもう、こんなに頑張ってあげているんだから、もう少し本気で減量に取り組んでもらいたいものですよ。


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2025年12月11日

ユズの花とミョウガの葉っぱ

昨日の朝、洗濯物を外に干していたら、かすかないい匂いがしました。柑橘系の花のようなほんのり甘い香りでした。

もしかしたらユズの花が咲いたのかと思って見に行くと、やはり咲き始めていました。夕方、洗濯物を入れる頃にはもっと咲いていましたよ。


ミツバチがブンブンと飛び回っていました。花はたくさん咲きそうですが、何個の実がなるでしょうかね。植木鉢で育てていますし、この木には小さな実しかなりませんが、七味を作ったりお吸い物に入れて香りを楽しんだりするのには十分です。


地面に植え替えたいんですけど、私達は借家暮らしで、いずれまた引っ越さなくてはいけませんから植えられません。これ以上大きくしないように枝を剪定しながら、これからもこの植木鉢で育てます。


今住んでいる家に引っ越して来た時に、ユズの鉢ともう一つ大事な鉢を持って来ました。これです。


もっと大きな鉢に植え替えなくちゃあいけないのに、そのままにしていますが、この大きな葉っぱをたくさん茂らせているのはミョウガです。根本に1本だけ生えているのは青ジソです。

残念ながらミョウガの花蕾は出て来ないんですけど、葉っぱは「けんびき焼き」を作るのに使います。

「けんびき焼き」とは「ミョウガの葉焼き」とも呼ばれるものの一種で、岡山県の郷土料理です。中には小豆のあんこが入っています。餅粉や米粉を使うレシピもあるようですが、本来は小麦粉で作ります。

下の写真は、初めてミョウガの葉っぱを収穫できた時に作ったもの。小さめの葉っぱが4枚だけ収穫できたので、4個だけ作りました。今年なら何十個も作れます。


興味のある方は、レシピをご覧ください。本来は小麦粉で作るのですけど、少し餅粉も混ぜると食感が柔らかくなると思います。

大きな植木鉢に植え替えたら、花蕾が出てくるようになるかもしれませんねえ。そうしたら、ミョウガをお料理に使えます。シーズンが終わったら植え替えます。


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2025年12月10日

フォークリフト免許と引っ越し

昨日の記事の続きになりますが、うちの息子は無事にフォークリフト免許を取得しました。

1日目の学科と実技の講習は、たったの3時間だけ。2日目の昨日は、試験日でした。2クラス分の生徒16人が出席し、まずは学科の試験があったそうです。

学科試験に合格した人が数学の試験に進み、それに合格した人だけが実技試験を受けることが出来るということでした。

息子から学科試験も数学の試験も合格したというメッセージが届いたのは9時半頃でしたが、早く終わりそうだと書いていました。何故なら、息子のクラスの他の生徒達(タバコを吹かし続ける中年のおじさんおばさん達)の半数が不合格になったからです。

息子の学科試験は、2問が不正解だったそうですよ。とは言っても、1つは間違っていたわけではなくて欠けている内容があっただけ。もう1つは専門用語を間違っていただけなんですよ。数学の方は満点だったそうです。

生徒達は、学科試験に出ると思われる問題とその答えを渡されていましたのでね、答えを丸暗記しておけば誰でも合格するだろうと息子は言っていましたけど、知的能力が足りない方もいらっしゃるわけです。

実技試験を受けるまで4時間近くも待たされて、やっと自分の番が来て合格したので帰って来ました。2日目はほとんどが待ち時間だったと言っていました。

まあとにかく、フォークリフト免許を取得しましたので、これから就職の方がどうなるかですよ。上手く行って欲しいです。


ところで、昨夜は私は8時半頃には寝てしまったんですが、私が寝た後に娘が帰って来たそうです。再び車を荷物で一杯にして。

今朝起きたら、キッチンが食べ物でいっぱいでした。冷蔵庫にも冷凍庫にもいっぱい食べ物が入っていました。

炊飯器や掃除機や洗濯物干しまで、娘がシェアハウスで使っていた物を全部持って帰っていました。今夜からこの家に住むそうです。クリスマスまでの2週間だけですけど。

ストレスでイライラしていますからね、仕事に影響が出るといけませんから、娘は居間に布団を敷いて寝ると言っていましたけど、私が使っている予備の寝室(半分は物置き)を娘に使わせます。

私は夫婦の寝室の大きなベッドでうちの夫と一緒に寝るしか無いですが、夫と一緒では眠れない可能性があります。もしも眠れなかったら、夫は居間のソファーで寝ると言ってくれています。いつでもどこでも簡単に熟睡出来る人ですからね、最悪の場合はそうしてもらいますよ。

娘の住む家が早く見つかるといいですけど、良いアパートが見つかるまではこの家に住めばいいので、焦る必要はありません。


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2025年12月9日

フォークリフト免許講習

今日は、うちの息子のフォークリフト免許講習の2日目です。

未知のことに挑戦したりする時に、心配したり緊張したりしやすい人ですが、昨日の1日目を終えて帰って来た息子を見て安心しました。もう心配も緊張もしていません。

息子が選んだ教習所のフォークリフト免許コースは、1日半かかります。

教習所によっては、3日コースだったりします。ビデオを見させたりして学科の講習に何時間もかける教習所もあるようですが、息子が選んだ教習所では学科の講習は大変短かったそうです。

コースに申し込むと学科教本みたいなものが送られて来て、教習所へ行くまでにそれを読んで自分で勉強しておかなくてはいけないんですって。働きながら免許を取ろうとしているような人には、自分の家で自分のペースで勉強出来ますし、教習所で過ごす時間が短くなるので利点があります。

息子のクラスの生徒数は8人で、息子以外はタバコを吹かし続ける中年のおじさんおばさん達ばかりだったそうです。

1日目の講習は3時間でした。まず、勉強して来ているはずの学科について生徒達が質問されました。答えられない人もいたそうです。勉強して来ていなかったか、学習能力が低過ぎるかです。

でもね、おそらく皆んな学科試験は合格するだろうと息子は言いました。何故なら、試験に出ると思われる問題とその答えを全員がもらったからです。答えを丸暗記して行けば誰でも合格出来るというわけです。

学科についての質問の後で、フォークリフトの運転や操作を習ったそうですが、とても簡単だったと息子は言いました。それでも、指示される操作や運転が出来ない人がいたんだそうです。「どうしてあれが出来ないのか分からない」と息子が思うほど苦労していたのは、おばさん達でした。

そういう人もいるのですよ。私も苦労しそうな気がします。

息子の運転技能練習はすぐに合格レベルだったようで、もう帰ってもいいと言われたから早く帰ったそうですよ。


2日目の今日は試験日です。6時間の予定です。まず最初に学科試験があるそうです。試験問題は英語ですし、選択式ではなくて筆記式だそうですから、英語の読み書きが出来ない人には難しいでしょう。

学科が合格した人は、数学の試験に進めます。算数と言った方がいいかもしれません。計算機を使ってもいいそうです。それに合格した人だけが、実技の試験を受けることが出来るそうです。

グーグルなどで検索すると、フォークリフト免許は簡単に取得出来ると書いてあります。息子の話を聞くと実際に簡単そうですけど、それでも合格出来ない人はいるのでございますよ。

油断せず、全部の試験に合格して、無事に免許を取得して帰宅することを祈ります。

ちなみに、私はお弁当を作って息子に持たせました。照り焼きチキン入りです。試験日に何か一つでも楽しみなことがあると、気が休まるかと思います。


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2025年12月8日

家族全員メンタル不調

心の病気があったりメンタルが不調だったりする人の家族には、大きな心理的負担がかかります。私が具合が悪くなったきっかけは、当時パニック障害で苦しんでいたうちの夫のパニック発作を日常的に目撃して強い不安を感じ始めたことでしたし、家族は注意が必要なんですよ。

私は、長年苦しんだうつ病や不安障害からほぼ回復しましたが、脆弱性は残っています。ストレスには弱いです。何かの拍子にまた再発するんじゃあないかという不安はあります。

最近うちの夫がまた不安定になっていましたから影響がありましたけど、何とかやって来ました。

そんな昨日のお昼前です。うちの娘が車にいっぱい荷物を積んでやって来たんです。突然のことで驚きました。娘は大変イライラしていて機嫌が悪かったです。

住んでいるシェアハウスの部屋の元の住人である友人が、長い海外滞在から帰って来ることになったので、シェアハウスを出ないといけないという話は聞いていたんですけど、今週の木曜日から我が家に2週間ほど住むことになると言いました。

そして、2週間この家に住むことを考えると不安な気持ちが強くなっていると言ったんです。娘にとっての不安の原因が家の中にあったので、家族と一緒に住むことと不安な気持ちが結びついているんでしょう。

クリスマス休暇は犬の世話を頼まれている友人の家に住み、その後1ヶ月間ほど別の家に住みという具合に、これから住む場所が頻繁に変わるんだそうです。アパート探しはしていますが、まだ良い所が見つかっていませんので、それもストレスの原因になっているでしょう。それ以外にもいろいろあるんだと言いました。

うちの娘は臨床心理士で、心の問題を抱える皆さんにカウンセリングやセラピーを行うのが仕事ですけど、自分自身が大学生の頃にお世話になっていた臨床心理士のセラピーを受けることにしたそうですから、よほど何かしんどいことが起きているんですよ。

詳しいことは分かりませんが、私は不安定になっている娘に気を使います。心配にもなりますし動揺してしまいますが、そういうのは隠さなくてはいけません。

うちの息子も、昨日は様子がおかしかったです。息子は今日からフォークリフト免許を取得するための講習や試験を受けに行きます。こういう事に強い不安や緊張を感じる人ですから、昨日はイライラしていたんでしょう。

こういう時に、

トラブルは起きるものなんですよ…

イライラしていた娘は、クリスマス前の職場の会食(忘年会みたいなもの)があって出かけようとしたんですけど、車のエンジンがかからなかったんです。

私のカローラを貸してやろうにも、レストランまで送って行こうにも、娘がガレージのすぐ前に車を停めていたので私のカローラを出せません。これでますますストレスを溜めた娘の機嫌は最悪になりました。

娘がウーバー(タクシーみたいなもの)を呼んで出かけた後、息子が娘の車をチェックしてくれました。バッテリーが上がっていたので、ジャンプスターターを使ってみましたがエンジンはかかりませんでした。

その後、今度は息子に大きなストレスがかかる出来事があって不機嫌になったので、私は大いに気を使いました。機嫌の悪い娘が帰って来てからさらに気を使い、私のメンタルは限界ギリギリでしたよ。


娘の車は、RACVのロードサービスに来てもらいました。やっぱりバッテリーが死んでいました。車が動くようになって娘は少し元気になり、親友のJさんに会いに行きました。娘に何が起きているのか私には分かりませんが、Jさんと話をして少しでも楽になるといいです。

息子は今朝早くフォークリフト免許の講習に行きました。明日が試験です。

うちの夫は、昨晩は親しい友人のCさん(モルモン教徒)の教会で行われるコンサートに行きました。Cさんが合唱団に入っているので招待されたんです。今朝はご機嫌でしたから、私は少し気が楽になりました。

家族全員がメンタルヘルスの問題を抱えていると、一番安定している私がしっかりしないといけないんですけど、時々逃げたくなることがありますよ。昨日はとてもしんどい一日でした。


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2025年12月7日

雨の土曜日と目のこと

今朝は暖房をつけています。寒い朝です。メルボルンの天気は暑くなったり寒くなったり、ホントに大変ですよ。

昨日は天気が悪かったんですが、うちの夫がスーパーに買い物に行きませんかと誘うので行きました。たとえ行き先がスーパーでも、夫がどこかに一緒に行きませんかと誘ってくれることは滅多に無いし、最近元気が無くなっていましたからね。

車の運転が出来なくなっている夫がスーパーに買い物に行こうと誘う時は、スーパーに行きたい理由があるんでしょうからね、あれこれ言わずに一緒に行くことにしています。

ショッピングスクエアは、私達が住んでいる家からは歩いて行ける距離ですが、昨日は雨が降っていましたし、どうせ車で出かけるのなら新しいドアマットを買いたかったので、まずホームセンターに行きました。

そうしたら、家を出た頃には冷たい小雨だったのが、ホームセンターに着いた頃にはザンザン降りになっていて、傘を持っていなかった私は出来るだけ濡れたくないから久しぶりに走りましたよ。もうね、この歳になると走るということはめったにしないんです。走ってもかなり濡れましたけど。

ホームセンターでは、ドアマットだけでなく夫が勤めるツールショップのトイレ掃除用品も買いました。夫が買い物に行きたかったのは、それが理由かもしれません。夫が選んだトイレ洗剤は、ノズルのデザインが使いにくい形状だったので私がダメ出し。普段掃除をしない人は、そういうことに気づかないんですよね。

再びザンザン降りの中を車まで走ってベチャベチャに濡れた後、ショッピングスクエアに行きました。昨日は土曜日でしたから駐車場が満車状態で、屋外の遠いところにしかスペースが見つかりませんでした。

こんなひどい天気の、しかも混雑する土曜日に買い物に来るなんて、私なら絶対に避けるんですけどね。文句を言ってもしようがないので、雨に濡れながら行きましたよ。急に小降りになったので助かりましたけどね。

「何が買いたいの?」と夫に聞くと、「バナナとか…」としか言いませんでした。結局ね、特に買いたい物など無かったのです。やっぱり買いたかったのは、会社のトイレ掃除用品だったのかもしれません。

それでも、2人でああだこうだと言いながらスーパーの中を歩くのは悪くなかったです。


夫は、まだ「うつ期」を脱していません。顔を見れば私には分かります。

朝起きる時間が来ると「ハアアアア…」と苦しそうな声を上げているのが聞こえて来ますし、とにかくいつもだるそうです。イライラはしていません。父親の家で怒りを爆発させてしまったことを後悔したようですから、あれがきっかけでまた元気がなくなった可能性もあります。

そして、さらに元気がなくなるようなことがあったのですよ。

遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ている夫は、本を読むということはもうしなくなっているんですけど、昨日の朝は珍しく薄い本を読んでいたんです。

その時に、片方の目だけで読めるかどうか、ふと思いついてやってみたんだそうですよ。そして、症状がひどい方の左目だけでは、もう文字が見えないと分かったそうです。

まだ見えるのは、右目にまだ視細胞が生き残っている部分があるからですが、一年前に比べてどの程度進行したか来月の検査で分かるでしょう。

文字が読めなくなる時が近づいています。昨日の朝それに気づいたのなら、元気がなくなるのも分かります。同情します。


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2025年12月6日

マイキー myki カード

日本に行った時、心配だったことの一つが公共交通機関を利用する際の運賃支払い方法でした。話に聞いていた各種ICカードを使わなくても、従来通りに切符を買って利用することも出来たので安心しましたが、何十年も前と同じく現金で支払う方法一択のバスもあってびっくりしましたよ。

うちの息子は、切符を買ったりすることもせず、新幹線や特急の予約も運賃の決済も全部インターネットでやって、iPhone一つで改札口を通過していましたけど、ああいうのは私にはよく分かりません。

まあとにかく、運賃の支払い方法がいろいろあるのは助かりますけどね、メルボルンでは支払い方法は一つしかないんですよ。

公共交通機関(電車、トラム、バス)を利用する場合は、「myki」(マイキー)と呼ばれるICカードで支払う方法しかないんです。旅行者の方で電車に1回乗るだけでも「mykiカード」を購入しなくてはいけませんから面倒だと思います。


このカードは随時入金式のカードで、乗降時にカードリーダー(緑の四角い機械)にタッチすると、利用した区間や時間に応じて「mykiカード」から運賃が引き落とされるんです。

残高を確認する機械はどこの駅にもありますし、アプリや「Transport Victoria」(ヴィクトリア州交通局)のウェブサイトでアカウントを作れば確認でき、必要に応じて入金しておかないといけません。残高不足のカードで利用すると不正乗車になってしましますから。

こういうのが苦手な方は、公共交通機関を利用しにくいと思います。特に旅行者の方は、残高が残っている「mykiカード」をどうするかという問題も生じるわけですよ。捨てるのはもったいないということで、私はそういうカードをもらったことがあります。

ところで、

私の「mykiカード」は見た目は普通の「mykiカード」と変わりませんけどシニア用のカードなので、このカードを使えば常にシニア料金で公共交通機関が利用できるわけですが、何ヶ月か前に使った時に20ドルくらい入金した後、一度も使っていませんでした。だから残高は20ドルくらいあったんです。

その「mykiカード」がもうすぐ有効期限切れになるというメールが来ていたんですが、気になっていたのに何もしないでいるうちに期限切れ前日になってしまいましてね。

期限が切れても、無料で新しいカードを作ってもらえて残高の移動もできるそうですが、それを知らなかったので期限切れ前日に駅まで行って更新してもらったんです。

更新する方法はいろいろあるんですよ。一番簡単なのは「mykiカード」を使うことですが、使う予定はありませんでした。駅にある残高の確認や入金をする機械でも更新できるそうですが、使い方が良く分からなかったので駅の窓口で更新してもらうことにしました。

窓口で「このカードの期限が切れたんですけど…」と言ってカードを渡したら、3秒で更新が完了しました。やっぱり、人間の駅員さんにお願いするのが一番です。困った時に相談できる駅員さんがいる駅は、利用する者としては大きな安心です。


ところが、日本のJRの駅は次々に無人化されてしまったそうですね。

岡山県では、「みどりの窓口」がある駅は4つしかないんですよ。岡山市に2つと倉敷市に2つだけです。それ以外の駅は全部無人化されて、機械だけになっていたのでびっくりしました。

実家近くの駅から成田空港まで、特急と新幹線と成田エクスプレスで行くための切符を買うのに困りましたよ。駅にはそうした切符が買える機械は一つしかなくてね、どうやって買えばいいのか分からないし、モタモタしているうちに後ろに人が並ぶしで、本当に困りました。

結局あの時は、「みどりの窓口」がある一番近い駅である倉敷駅まで1880円もかけて行ったんです。切符を買うだけのために。

次に日本に行く時には、インターネットで予約や決済をする方法を勉強してから行かないといけません。

世の中、便利になったんだか不便になったんだか。


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2025年12月5日

暑い一日と花粉症

昨日の日本は寒かったようですね。岡山の田舎に住む母からは、「今朝は初雪です」というLINEが入りました。「見たかったなあ」と思いました。雪なんてもう20年間見ていませんからね、次に日本に行くのは冬にしようと思ったんですけど。

メルボルンは暑かったですよ。朝から気温が20度以上あって、午後には34度を超えました。11月の初めに日本から帰って来て以来、一番暑い日でした。

私達が住んでいる家にはエアコンがないので、扇風機が頼りです。東向きの大きな窓とキッチンの西向きの窓には日除けのオーニングを付けたので、以前のように暑くはなりませんけど、昨日はシーリングファン(天井の扇風機)も回しました。

晩ご飯は暑い日の定番「冷やし中華」にしました。前日に息子がうちの夫のために買って来たローストチキンが残っていたので、それを使いました。レタスとキュウリとニンジンとネギを千切りにしたのを混ぜて、冷たい麺の上に山盛りに乗せました。それにトマトとローストチキンを割いたのを乗せたんですけど、満腹になること間違いなしだけど低カロリーです。

夫は7時過ぎまでの勤務だったので、7時半頃に帰って来ました。玄関を開けるやいなや「うわっ、この家の中暑い!」と言いました。外の気温が下がって涼しくなっていたんですけど、窓を全部締め切っているので気が付きませんでした。

「窓を開ける?」と夫が聞くので、開けることにしました。涼しい風が入って来て、家の中の気温が下がり始めました。

ところが、

ハックショーン!ハックショーン!

私はすぐにくしゃみが出始めて、これがもう止まらないのですよ。くしゃみを数連発して鼻をかみ、また数連発して鼻をかみ、この連続です。

「窓を閉めた方がいいですか?」と夫が聞きました。「そうね、やっぱり無理ね」と言って、せっかく開けたばかりの窓を全部閉めました。窓を締めた後はくしゃみは出なくなりましたが、家の中は暑いままでした。

これね、ホントに家族には本当に申し訳ないと思うんですけど、仕方がないんです。窓を開けると花粉が入って来ますから。

寝室が暑くて寝苦しかったので、少しだけ窓を開けてみましたら、ひんやりと冷たい空気が入って来て「ああ涼しい!」と思った瞬間、くしゃみが始まりました。あわてて窓を閉めました。

花粉症の問題がなかったら、涼しくなった家の中で気持ちよく眠れたんでしょうが、うちの家族は皆んな暑さに耐えなくてはいけません。だから、私はエアコンのある家に住みたいんですよ。

この家には、エアコンはありませんがエヴァポラティブクーラー(蒸発冷却式クーラー)はあります。花粉が飛ばなくなったら使えるようになります。日が暮れてから使うと、一気に家中が涼しくなるスグレモノです。


今年の春は寒い日が多かったから今まであまり花粉が飛んでいなかったんですが、私が恐れていた通り今頃になって花粉が飛び始めたんですかねえ。例年なら12月に入ると花粉の飛散は減って来て、クリスマス頃には終わるんですけど。

それでも、今年は楽でしたよ。空気清浄機をまだ出していないんですから。抗ヒスタミン薬だって、つい最近になって服用する日が出て来たくらいですから、花粉症で苦しむことがほとんどなかったとも言えるんです。

もうこのままシーズンが終わって欲しいです。


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2025年12月4日

双極性障害の家族ができること

昨日は朝から快晴で、気温は30度近くまで上がったんですけど、午前中は涼しくて大変気持ちが良かったです。

用事があって近くの駅まで行っていた私が歩いて帰宅すると、仕事が休みだった夫と息子は家にいませんでした。昨日は、夫の父親の家の草切りやメンテナンスをしに行くことになっていたんです。

もう父親の家にいるのかなと思ってGPSで位置が分かるアプリでチェックしたら、2人とも父親の家にいましたが、夫だけが道路の方に移動していました。道路に出ると、そのまま大きな道路の方に向かって歩いているようでした。

しばらくして再びチェックすると、夫はバス停にいました。

何かヘンだ…

父親の家に着いたばかりの夫が、どこかに行く必要があるのなら息子か父親が運転して連れて行くはずですけど、息子は父親の家にいましたから、夫だけがバス停にいるというのは何かが起きたことを示していました。

夫は、そこからバスで駅まで行き、電車に乗って近くの駅まで戻り、歩いて家に帰って来たんですよ。

何があったの?

帰宅した夫は、めちゃくちゃ怒っていました。何があったかも教えてくれませんでした。こういう時には、怒りが収まるのを待つしかありません。紅茶を入れてあげて、甘い物をあげたかったけどケーキもクッキーもなかったので、リンゴを切って出しました。

うちの夫は、こういう事がよくあるんです。双極性障害と関係しています。

イライラして怒りやすくなり、些細なことで怒りが爆発したりするのは「躁期」の特徴なんです。夫はつい先日まで「うつ期」だったんですけど、今は「うつ期」と「躁期」の間なんでしょう。ちょうどいい中間の状態ではなくて、両方の特徴が混在している状態です。

まだまだ疲れている様子だし、ネガティブな感情に支配されやすいようですけど、こういう時にストレスを処理できなくなることがよくあるのです。そして、些細なことが引き金になって怒りの感情が抑えきれなくなるのです。

昨日は、父親に頼まれていた何かの修理をしていた時に、ネジの頭がつぶれて上手く締められなかったことが引き金になったようです。そして、父親がいつも低品質の安物を買うことに腹が立ち、横からあれこれと口を出す父親に腹が立ち、父親が補聴器を使っていないせいで自分が大声を出し続けなくてはいけないことにも腹が立ち、怒りが爆発したのです。

息子は草切りを始めるところだったので、夫は一人でバス停まで歩いて行って、バスと電車で帰って来たそうなんですけど。

怒りを爆発させている夫を見る家族はストレスが溜まります。その怒りが向けられることが多い私はつらいんですけどね、一番しんどいのは本人でしょう。リンゴを食べ、紅茶を飲んで落ち着いてから、夫は寝室へ行って寝てしまいました。

1時間くらい経ってから息子が帰って来ました。その時は、私はまだ何が起きたかを知りませんでしたから、「何かあったのね?」と息子に聞きましたら「うん」と言いました。

ネジが上手く締められなくて怒ったと言いました。ついに怒りを爆発させた時も、息子はその場にいたそうです。双極性障害のせいだろうと息子は言いました。そして、ちょっと買い物に行ってくると言って出かけて、ローストチキンと食パンを買って来ました。夫が休日のお昼に食べる好物なんです。

チョコレートも買って来ました。チョコレートは夫のダイエットには良くないけど、気分を落ち着けるのに助けになるかもしれないから買ったと言いました。夫が起きて来たらローストチキンのサンドイッチを作って食べられるようにと、テーブルをセットしていました。優しい息子です。


3時頃に起きて来た夫は、ローストチキンのサンドイッチを作って食べながら、何が原因で怒りが爆発したのかを私に教えてくれたのですが、私は双極性障害のせいだろうと言いました。夫は、それもあるかもしれないけど父親が悪いと言いましたが、病気の影響に気づいてからは冷静になりました。

イライラして怒りやすくなるのは「躁期」の特徴であること。今は「うつ期」と「躁期」の間にいるように見えるから、病気のせいで怒りの感情が抑えられなくなっているのだろうと私は言いました。

そして、「今日のようなことが仕事で起きなくて良かったと思う」と言いましたら、夫は「そうだな」と言いましたよ。そして、しばらくしてから夫は私に謝りました。家に帰って来る自分がいつもハッピーではないから、私に嫌な思いをさせていると言って。

うちの夫の「躁期」は、もともと「軽躁」とも呼ばれるタイプでそれほど激しいものではなかったし、今は薬のお陰で比較的安定しているのですが、「躁期」にはイライラして怒りやすくなります。勤めているお店から商品を盗んだ泥棒をおびき出して襲うなんていう信じられないようなことをしたりもしますからね。

本人が「今の自分は躁期である」ということを自覚していることは大事なので、私は論理的に話をして注意をするようにしています。自覚していれば、もしも仕事で怒りが抑えられないような状況になっても、病気のせいだと考えて対処出来ますから。

それからね、双極性障害は家族に大きな心理的負担がかかりますので、私も息子も自分のメンタルヘルスを守る必要があります。

双極性障害の家族が取るべき行動というのがいろいろあるんですよ。感情的にならないように冷静に対処するとか、言動を病気の影響だと考えて根に持たないようにするとか。でもね、全部めちゃくちゃストレスになるんです。

ですから、私は夫とは距離を取るようにしています。目の病気のこともあるし、気の毒には思いますけど、あまり共感し過ぎないようにしているんです。「うつ」や「躁」の特徴が現れ始めると、「おお、また夫の脳が不調になって来たな」くらいに考えるんですよ。

一生続くことですからね、私も自分のことが大事だし、自分達に合ったやり方を見つけるしか無いですから。

そうそう、今朝は夫に「お父さんに一言謝るべきじゃあないか」と言いましたら、「そうだな」と言いましたよ。冷静になってから、昨日の自分の言動を反省しているようです。


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2025年12月3日

雨が見えなかったらしい

メルボルンは夏です。夏時間で時計の針を1時間進めていますから、朝の6時は本来なら5時なんですが、夏ですから5時でも真っ暗ではありません。

昨日の朝は雨が降っていて、いつもよりも薄暗かったです。

うちの夫は、6時半頃に家を出ました。家を出る時には、忘れ物をしないように「財布、メガネ、携帯、鍵」という決まり文句を私は言うんですが、昨日は言いませんでした。

玄関を出て数秒経ってから夫が帰って来ましたので、「何か忘れたな。今朝は決まり文句を言わなかったからな」と思いました。そうしたら、別に何も忘れてはいなかったんですよ。

ただ、雨が降っているから傘が必要だということに気づいて戻って来たのでした。

窓の外を見れば、私には雨が降っていることは一目瞭然でした。地面が濡れているし、降っている雨粒が見えますからね。玄関を開けて外を見れば、雨が降っていることは見えるはずですけど、夫には見えなかったのですよ。

歩き始めて雨に濡れてから、雨が降っていて傘が必要だということに気づいたわけです。夫の目は確実に見えなくなって来ているんだなと気づいた出来事でした。


度々話題にしていますが、遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で、網膜の中心である黄斑周辺の視細胞が徐々に死んでいるのです。進行につれて視野の中心が見えなくなっているわけですが、まだ細胞が生き残っている部分がありますから、全く見えないわけではありません。

明暗の差や色彩の対比が大きければ見えやすいようで、白い背景に書かれた黒い文字なら、かなり小さな文字でも読めるんですよ。でも、見ようとする物と背景の色が似ていると見えません。

キッチンのクリーム色のワークトップにこぼしたお米が見えなかったり、赤いプラスチック容器に入ったニンジンが見えなかったり、白いお皿に付いたチーズが見えなかったりします。

薄暗い場所では、何を見るにも苦労しています。

人の顔はまだ分かるそうです。お店のスタッフや知り合いのお客さんは、ちゃんと認識出来るそうですし、まだ文字も読めるんですから、仕事はもう少し続けられると思いますけど。

来月は、また目の検査に行かなくてはいけません。一年でどの程度進行したかが分かると、あとどのくらい仕事が続けられるかも見当がつきます。


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2025年12月2日

新しくオープンした中華料理店

寒いです。

昨日は、最高気温がたったの15度ですよ。山の上は雪が積もったそうです。お日様が出た時に暖かくなった瞬間がありましたけど、冷たい雨が降る冬のような一日でした。暦の上では夏なんですけど。

明日は29度、明後日は34度になるそうです。10日間予報を見ると冬のような天気になる日は無さそうですが、いつどうなるか分からないのがメルボルンの天気です。

現在の気温は10度。もちろん暖房をつけています。

ところで…

いつも食品の買い物に行っている近くのショッピングスクエアに、新しい中華料理店がオープンしました。レストランというよりも、ファーストフード店という感じの店です。

手軽に「本格中華」の味を堪能できると宣伝していて、オープンしたばかりの今月は全品20%オフということだし、何か食べてみようかなあと思ったんですけど、

機械で注文しなくちゃあいけないのだった!

日本に行った時に、多くのレストランではテーブルに置いてあるタブレットで注文しなくてはいけなくて苦労したんですけど、この中華料理店はもっとひどいんです。

入り口付近の壁に機械が埋め込まれていましてね、それで注文をするようになっているんです。機械で注文するとか、QRコードをスマートフォンでスキャンしてオンラインで注文するとか、そういうのが私にはハードルになるんですよ。

それに、客の一人が食べようとしていた料理を見て、私はこの店で食べてみたいという気が失せました。だって、その人が食べていたのは「本格中華」とはほど遠い、チキンカツ丼みたいなものだったからです。

チキンカツは、いかにも冷凍のを油で揚げただけという感じのやつで、それが白ご飯に乗っているだけでした。かかっているソースは、胡麻味噌ダレと言うよりもキューピーの胡麻ドレッシング。さらに、そのチキンカツ丼にはポテトフライが乗せられていたのでございます。

何だそれ!

家に帰ってからこのお店のレビューを読んでみました。非常に低評価でした。

「塩が足りなさ過ぎる」「味付けが悪い」「美味しくない」「中の方がまだ冷たかった(チキンカツのことか?)」「写真で見たのと全く違う」などなど、料理への不満ばかりが投稿されていたのでございますよ。

オープンしたばかりの土曜日にはそれなりにお客さんがいましたけど、昨日のお昼に店の前を通った時には、お客は3人しかいませんでした。お昼にたった3人というのは、これからが心配になりますね。

オーストラリアでは、こういうお店も安くはないんですよ。少々高くてもサービスが悪くても、食べた物が美味しかったらまた来ようと思うかもしれませんが、美味しくなかったらもう来ませんよ。


このお店の向かいには、かつて私が大好きだったベトナムのパン屋があります。ショッピングスクエアの改修工事が終わって新しくオープンしたら、めちゃくちゃ値上げされていて、バインミーも生春巻きも以前ほど美味しくなくなっていました。だから私はもう行っていません。

そのパン屋の近くには中国人がやっている小さなパン屋もあります。好きなパンをトレーに乗せて買うスタイルのお店ですけど、買いに来ている人を見かけたことがほとんどありません。売っているパンの種類も減って来ていますし、いつ閉店しても驚きませんよ。

刺し身やお寿司を売る店もあるんですが、ヘンテコ日本語掲載のポスターが貼ってあったりする中国人経営の店ですけど、先日私が病気だった誕生日に、うちの夫が刺し身とお寿司を買いに行ってくれたんです。そうしたら、刺し身は鮭しかなかったそうで、お寿司は「小さい、不味い、ご飯が酸っぱい」と最悪でした。それですごい値段なんですからね、もう買いません。

やっぱりね、食べ物を売る店は、売っている物が美味しくないとお客は来ませんよ。


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2025年12月1日

フォークリフト免許取得へ

うちの息子がフォークリフト免許を取得することになりました。夫と私にとっては、ここ10年間で最も嬉しいニュースです。

息子は、ハイスクール卒業後に、ビデオゲームのグラフィックスを作るアーティストになるために専門学校に行って勉強したんですが、そうした産業が盛んではないメルボルンでは就職が上手く行きませんでした。

さらに勉強を続けながらフリーランスのアーティストとして仕事をしていた頃、健康問題が発覚したんです。息子はハイスクールの頃から痔の問題を抱えていたんですよ。しかし、そのことは息子以外の誰も知らなかったんです。

本当に可哀想なことをしたと悔やんでも悔やみきれないのですけど、息子の痔の問題は私達が経済的に困窮していた頃に始まっていたんです。夫も私も精神的な病気で苦しんでいました。うちの娘も不安障害で具合が悪くなりました。

食べて行くことにも困っていた当時、娘の治療費だけは何とか工面しなくてはいけないと苦労している私達を見ていた息子は、自分の痔の問題など話すことが出来なかったそうです。手術をすることになれば高額な費用が必要になると思っていたから。

誰にも言わずに我慢しているうちに次第に悪化して、ついに医者に相談しに行ったのが2019年の12月でした。診察を受けて重症であることが分かった後、私達に教えてくれました。

専門医の診察の結果、クローン病の疑いがあったために何度も検査をすることになりました。やっとクローン病ではないと分かって手術をすることが決まった時に、新型コロナが始まったんですよ。

命にかかわらない手術は中止になり、息子の痔はさらに悪化して、一時は痛みのせいで寝たきり状態になりました。結局は手術費用を全額自己負担して民間の病院で3回も手術を受けることになったんですけど、回復には何年もかかりました。

このことは息子のメンタルヘルスに大きな影響を与えました。自信を失い、不安のために家から出ることすら難しくなっていた時期も長かったんですけど、本当にいろいろな小さな経験の積み重ねと心理カウンセリングのおかげで徐々に回復しました。

車の運転が出来るようになったきっかけは、私が回転する目まいで倒れて入院した時でしたよ。あの時は、引きこもり状態になっていた息子が救急車を呼んでくれたんです。うちの夫はすでに車の運転が出来なくなっていましたから、病院へ行くのに息子が運転するしかなかったんです。

運転が出来るようになり、自分で家から出ることも少しずつ増えて、趣味の山歩きに行ったりもするようになり、アルバイトにも行けるようになりました。

治験のアルバイトでお金を稼ごうとしたこともありました。いつも何か問題が起きて結局治験でお金を稼ぐことは出来ませんでしたが、あれも良い経験だったと思います。

治験を行っている会社の人達と電話で話をしたり、病院まで行って検査を受けたり、知らない人達とのやり取りの中で未知のことに取り組んだことは、全てが良い経験だったと思います。

アルバイトで貯めたお金で、今年は日本旅行に行くことも出来ました。息子の日本旅行は、鹿児島の南にある屋久島からスタートして東京で終了するまで、1ヶ月間の大旅行だったのですよ。そういう事が出来るまでに回復したわけですから、私は嬉しかったです。

旅行から帰って来てすぐに風邪を引いたり腰痛に悩まされたりしていましたが、先週は以前時々やっていたドリルビットを組み立てる内職をしていました。

そんな息子に、正社員として就職するチャンスが巡って来たんです。その仕事をするためには、フォークリフトの免許が必要なんです。それで、息子は免許を取りに行くことを決めて、教習所に申し込みをしたんです。

それを知ったうちの夫も私も、叫びたいくらいに嬉しかったのですよ。


息子はアーティストの仕事も再開して続けたいそうですが、グラフィックスを作る仕事はAI(人工知能)に取って代わられている現状があります。

現実的にアートの仕事だけでは暮らしていけないし旅行も出来ないと分かっていますから、正社員として雇用されるその仕事に挑戦してみようと思ったわけです。

フォークリフト免許は、うちの息子には難しいことではないと思いますから、教習所に行って講習を受ければ取得出来るでしょう。上手く行って欲しいと祈っています。

身体と心の両方が、ここまで回復するのに随分時間がかかりましたけど、棒に振ってしまった20代をこれから取り戻して欲しいというのが、私の希望です。


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