2017年7月31日

ハウスハンター・インポッシブル

ハウスハンター(House Hunter)というTV番組があります。貸家あるいは売り家を探す番組です。家を探すのがアメリカ人たちなので、アメリカの番組なのでしょう。

各種シリーズになっているようで、ハウスハンター・インターナショナル(House Hunter International)というシリーズもあります。外国(アメリカ以外の国)で家を探すというシリーズです。

この番組は、私が行ったことのない国々の不動産事情やその国の人々の暮らしぶりが垣間見えて面白いので、時々見るのです。いずれの場合も、地元の英語が話せる不動産屋に3つの物件を紹介してもらって見学に行き、一つを決めるという段取りになっています。

昨日見たエピソードでは、ある家族が メキシコのリゾート地で貸家を探しました。家賃の予算は1100ドルまで。次の家族は、オランダで貸家を探しました。予算は1200ドル。

彼らは母国アメリカで広い庭付きの大きな家に住んでおりましたから、同程度の家を希望しているんですが、ヨーロッパの家はいつも彼らには狭すぎるようです。リゾート地では自分たちの予算では欲しいものが手に入らないというのが通例です。

「せまい」「キッチンが小さすぎる」「浴槽がない」「裏庭が小さすぎる」と、不満続出の中、自分たちの予算と現実との間で折り合いをつけ妥協していくわけですが。

いつも思うんですよ、

オーストラリアじゃあ家が見つからないだろう… と。

1100ドルとか1200ドルなんていう予算で、寝室3つの広いキッチン付き庭付きのキレイな家なんて不可能ですからね!

見つかったとしても「キレイな」は無理です。「広いキッチン」も絶対無理。おそらく古いオンボロ住宅が関の山です。

住宅価格が高騰を続けるオーストラリアの主要都市周辺では、1寝室のアパートでも無理かもしれないくらいなんですよ。

私達家族が10年以上住んでいるリングウッド地域は、メルボルンのアウターイースト(メルボルンから比較的遠い外側の東の郊外)で住宅はメルボルンに近い地域に比べれば安いのですけど、それでも寝室3つの庭付きのキレイめの家なんて1週間の家賃は500ドルはします。月当たりに換算すれば2000ドル以上ですよ。

ガス電気料金も高騰し続け、物価も高いオーストラリアでは、最低必要生活費もすごいですから、ちょっと無理をして予算オーバーの物件を賃貸したりすると、後で後悔することになるでしょう。

オーストラリアに移住したい方々は、そのあたりの現実をよく理解しておかないと、夢は簡単に破れてしまうのです。

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2017年7月30日

本人の意志による死の選択

現在、ヴィクトリア州で「本人の意志による死の選択」を合法化しようという動きがあります。ヴィクトリア州民の大多数が合法化に賛成であるということですし、私は近い将来合法化されるのではないかと期待しています。

しかし、安楽死を合法化すれば自殺を認めることになるとして反対している州政府議員もいますし、宗教上の考えから反対する人々もいますし、いざ合法化されると自分が病気になった時に自分の意志に反して殺されるのではないかなどど心配する人もいます。

いかなる治療によっても死が避けられない場合に、本人の意志による安楽死・尊厳死を認めようということですからね、本人が望まないのに安楽死させるはずがないのに、気持ち的に不安になる人がいるのです。

実際に死ぬには、本人の意志とともに複数の医師の同意が必要となりますから、適切に制度化すれば問題はないはずだと思いますが。

以前に、夫の親しい友人がガンでなくなった時に、「尊厳死を考える」という記事に書きました。夫の友人は、末期がんで食事も不可能になり、チューブにつながれてベッドに横たわる以外何もできない状態になった時に、まだ自分が自分であるうちに自分の人生を終わりたいと考えていました。

待ち受けている激しい痛みと苦しみ、それらを和らげるためにモルヒネを打たれ、意識を失い、自分が自分ではなくなることが分かっていました。 自分という存在がなくなってしまった後に、何日間生き続けるのか。そのような状態を生きていると言えるのか。

まだ自分が自分であるうちに自分の人生を終わりたいという彼の希望は、間違いだとは言えません。それは、個人の選択として認められるべきだと思うのです。

今はまだ法的には認められていませんが、医療の現場ではすでに行われています。理解ある医師たちによって、患者の希望が叶えられる場合があるのです。夫の友人も、本人が望んでいたとおりの安らかな死を迎えることができました。その時のことは、「尊厳死で逝った」という記事に書きましたので、関心のある方はお読みください。

先日、夫の友人達が朝のコーヒーに集まっておしゃべりした時に、この話題になりました。その時、友人の一人の外科医師が「もうみんなやってるよ」と言いました。

知ってはいたけど、その一言にホッとした夫と私です。

早く合法化されるといいですね。

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2017年7月29日

ユニクロにがっかり

オーストラリアに進出したユニクロ。

我が家に近いショッピングセンターにも店舗がオープンして大喜びした私でしたが、正直なところ、非常にガッカリしています。

まずですね、品揃えが今一つで欲しいと思う服がない!

日本のユニクロと同じ品揃えを期待していたのが大間違いだったのよ。いつ行っても、大抵何も買わずに出てくることになる。

それでも、やはり品質に関しては信頼していたから、Tシャツやシャツ&ブラウスやニットなど、基本的なアイテムはユニクロで買おうと思っていたのですが…。

半袖はいいのよ。問題は長袖服。

袖が長すぎるの!

私の腕がいくら短いと言ってもですね、かつてユニクロで購入した長袖服でここまで不便したことはなかったのです。

日本で買っていたのと同じベーシックな長袖Tシャツでも、

何だかおかしいぞ!

ニットもジャケットも、袖が長すぎて着られない。

そこでですね、調べてみたのでございます。

これは、私が買ったスーピマコットンVネックTシャツ。ウェブサイトでは日本版でもオーストラリア版でも同じ画像です。


しかし、日本版のサイズ表を見ると、Mサイズの袖丈は57センチ。オーストラリア版では61センチ。4センチも長いじゃないか!

どうりで長袖服は、どれを着てみても袖が長すぎたわけだよ!

ユニクロの店舗で見かける買い物客は、アジア人がほとんどです。アジア人の手足はそんなに長くないだろう。なんでこんなに長くするんだよ。

Tシャツですら袖が長過ぎて不便だから買いたくないのに、ジャケットやコートとなるともう絶対に買えないのです。

オーストラリアのユニクロ、何とかしてください!

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2017年7月28日

痛々しいアメリカ

帝国の衰退を日々目にする昨今、あまりの痛々しさに見ていられない。

どうしちゃったの、アメリカ!

かつては、世界のリーダーとして一目置かれていた国じゃないですか。「アメリカ」と聞いて抱く感情は、信頼であったり憧れであったり、畏敬だったり。

それがまあ、今じゃあ…。

トランプが大統領になる日が来るなど、誰が想像したでしょうか。まさかと思っていたら、本当に大統領なっちゃって。

聞こえてくるニュースがフェイクニュースじゃないとすれば、あの国の政府はますます深刻化する混乱と無秩序の中でお先真っ暗じゃあないの。

次々にショッキングなニュースや呆れるしかないようなニュースが報道されていますけど、今朝のニュース「ホワイトハウスの新広報部長スカラムッチ氏の暴言」には開いた口が塞がらなかったわ。

広報部長がですね、メディアのレポーターによ、プリーバス主席補佐官を妄想型精神分裂で情報流出の犯人だと罵り、バノン首席戦略官に至っては「男性器を自分で吸う」などという非常に下品な言葉を使って口汚く罵っているんですよ。

その広報部長に信頼を寄せる大統領自身も、セッションズ司法長官を公然と批判し侮辱しているんですからね。司法長官をよ、司法長官!

まあ、トランプのこうした姿勢は今に始まったことではなく、大統領になってもパーソナリティーを変えようとしていないところはさすがですが。

こういう人を大統領に選んでしまうアメリカ人が、直面している国内の社会問題に思いを巡らせると、悲しい気持ちになりますね。

強く偉大だった国が、地に落ちていく…。

頑張れ、アメリカ。

You are better than this !

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2017年7月27日

映画「ダンケルク」

話題の映画「ダンケルク(Dunkirk)」を観てきました。

戦争映画です。

生まれてこの方、戦争映画を観たいと思ったことはないのですけど、この映画は観たかったのです。悪者日本帝国軍が出てこないヨーロッパ西部戦線の話だからかもしれませんが。

ダンケルクの戦いは、ノルマンディー上陸作戦ほど有名ではありませんというか、ほとんど知られていませんよね。

戦争が始まって間もない1940年の出来事で、ドイツ軍がフランスに侵攻した5月から6月にかけての9日間の戦闘だそうです。戦闘といっても、これはドイツ軍に包囲されてダンケルクに追い詰められた約40万人の英仏を中心とする連合軍を、救出することが目的の史上最大の撤退作戦なのです。

撤退と言っても、海岸から船で逃げるしか方法がない上に、何しろ兵士の数が膨大ですから、軍艦だけでは足りず、貨物船や漁船、遊覧船やヨットやバージ(平たい荷船)を含む民間のあらゆる船舶を総動員した撤退作戦だったというところがすごいのです。

敵を追い詰めて勝利へ向かう戦いじゃなくて、追い詰められて逃げるための戦いだったとしても、英国ではこの撤退作戦の後、国民の士気が大いに高まったそうですし、国民が団結して逆境を克服しなければならないという時に使う合言葉「ダンケルク・スピリット」は、今日でも使われるそうです。

映画「ダンケルク」は、監督がクリストファー・ノーラン。出演している有名俳優は、トム・ハーディ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランスなど。多くの無名の若い俳優たちが出演しています。

映画が始まってから終わるまで、スクリーンから目が離せません。

戦争映画ですからね、つらいシーンが続きます。

「Oh, my god !」
「Oh, shit !」
「Oh, No !」

と、思わず声が出続ける私でした。

お気に入り俳優のマーク・ライランスは、やはり素晴らしかったです。若い俳優たちも素晴らしい演技でした。しかしね、何と言っても最高に素晴らしかったのは、

監督じゃないですか?

クリストファー・ノーラン、来年のアカデミー賞の最有力候補だと思います。


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2017年7月26日

3歳児フォトグラファー

うちの義弟(夫の弟)はフォトグラファーなのですが、彼の一人娘のヴェドラちゃん(3歳)が撮影した写真が新聞に掲載されました。

先日、義弟家族が住むヒールズビルで材木を搭載した大型トラックが横転する事故があり、その場に居合わせたヴェドラちゃんが、お父さんのカメラを借りて写真を撮ったのだそうです。

その中の1枚、事故現場に駆けつけたCFAボランティア隊員のクリフ・オーバートンさんを撮した写真ですけど、

何なの、この優しい表情は!


3歳児にしか撮れない写真です!

ヴェドラちゃんは、インスタグラムもやっておりまして、彼女が撮影した写真も見ることができます。ヴェドラちゃんの写真もいっぱい載っています。可愛いです。

A post shared by Vedra Jade (@vedrajade) on

ああそうそう、トラックの横転事故ですけど、怪我をした人はいないそうですよ。

よかった、よかった。

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2017年7月25日

禁酒がつらい今日この頃

歯根の感染で上前歯の上の歯茎の上の方(ほとんど鼻の下)にできた膿瘍の治療のため、今回は歯科医師から2種類の抗生薬を処方されました。

そのうちの一つが、アルコールの摂取厳禁という薬でして、そのために禁酒を余儀なくされております。

それがねえ、

つらいのよ〜!

私は、夕方、晩ご飯の支度をしながらワインを飲むのが楽しみなんです。

食事の時にはめったに飲まないのですけど、料理をしながら飲むのはサイコーなんです。

でも今はそれができないの…。

最近、早くも春めいてきたせいか、シャルドネとかセミヨン・ブランなどの白ワインが美味しく感じます。

安くても美味しいワインがたくさん手に入るメルボルンならではの、お料理する時の楽しみ。

あと三日、我慢我慢。

安くて美味しいカスクワイン4リットル入り

毎晩は飲まないんですよ。飲みたいと思わない日もあるのです。そんな日は、ソーダウォーター!

ソーダウォーターってねえ、飲んだときのピリピリする感じがウォッカとかグラッパなどの強いお酒を飲んだ感じに似ていて好きなんです。

禁酒している義妹も同じことを言っていました。

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2017年7月24日

ご馳走とは

まだ風邪が全快していないうちの夫、最近元気がないんです。

これまでの経験からすると「うつ期」の前兆に似ているのが気になる。このまま悪化して、また失業ということになってもらっては困るし、今失業されては私達やっていけない!

こういう時は、何か美味しいものを食べさせよう!

ということでですね、夫の好きなものを晩ご飯に並べました。娘からはダメ出しされたけど、20年以上も一緒にいる私なら分かる。夫にとってのご馳走とはコレだ!

  1. 肉を焼いたの(味付けなし)
  2. 蒸した野菜(味付けなし)
  3. じゃがいも料理

肉はローストというのがご馳走の代表ではあるんですけど、ローストの次に大好きらしいラムチョップ(子羊の背骨付き肉)を焼きまして、野菜はニンジン、ブロッコリ、カリフラワーを蒸しまして、じゃがいも料理はクリームとチーズをかけて焼いたのを作りました。

手間がかからないと言えばこれほど手間がかからない料理はないよ!

ついでにマーガリンとニンニクとミックスハーブを混ぜたのをパンに塗って焼いただけのガーリックトーストも作りました。

さあて、夫の反応はいかに?

うわあ、すごいご馳走!

私は娘に囁きましたよ。

「ほらね!」

首をふる娘。

夫は、焼いただけのラムチョップにミントジェリーという歯磨きと酢を混ぜたような味のジェリーを塗りたくって食べておりました。ミントジェリーはベジマイトにも負けない強者です。私だけでなく、娘も息子も口にすることができません!


夫は、肉にも蒸し野菜にも塩もコショウもふらずに食べて、大満足で少し元気が出たのでした。

私にとってのご馳走とはねえ、岡山名物の祭り寿司とか五目おこわとか、ハモのお汁とかユリ根や銀杏の入った茶碗蒸しとか、美味しいお魚の塩焼きとか刺身もいいな、…。

そんなもの、誰も作ってくれません。

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2017年7月23日

パヴロヴァというデザート

オーストラリアには、「パヴロヴァ」というデザートがあります。100年近く前にオーストラリアとニュージーランドをツアーで訪れた伝説的バレエダンサーのアンナ・パヴロヴァにちなんで作られたのだそうで、オーストラリアではほとんどアイコニック(国を象徴する)な食べ物とされております。

最初に作ったのはニュージーランドという話ですが。

とりあえず、夏のパーティーなどでは人気のあるデザートなのですよ。

「パヴロヴァ」は、メレンゲを外はサクサク、中はモチモチになるように低温で焼いて、その上に泡立てたクリームとお好みのフルーツを乗せたものですが、作り方はいたって簡単なのに見た目が美しいのでね。

ところで、

先日、風邪でダウンしたうちの夫のために娘がカスタードを作ったので、卵の白身が残っていたんです。

皆さん、余った卵白で何を作ります?

シフォンケーキとかラングドシャとかアーモンドブレッドとか、定番がいくつかありますが、「パヴロヴァ」も余った卵白救済に最適ですよ。

ということで作りました。

上に乗せるフルーツは、最近(冬なのに)多くのスーパーで安売りしているイチゴとブルーベリーにしました。夏ならマンゴーとかパッションフルーツも良いですよ。

作り方はこちらです。英語で書いていますけど簡単ですから!


とっても美味しくできました。外はサクサクの甘~いメレンゲは、中はマシュマロのようにもっちりです。クリームには砂糖を入れてはいけませんよ。メレンゲが甘いですからね。

ところが!

どうしたことか、うちの家族には人気がないんですよ。

夫は「パヴロヴァは好きではありません」と言って一口も食べようとはせず、甘いものに目がないはずの息子も全く手を出さない。

心優しい娘だけが、お母さんに気を使って小さな一切れを食べてくれました。

こんなに美味しいのに…

仕方なく、せっせと一人で消費するお母さんは、体重が減らないはずです。

再び健康体重域の上限からはみ出しちゃったのでね、少し体重を落とさないと膝に悪いの。

無理して一人で食べることはないけど、捨てるなんてもったいないじゃない?


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2017年7月22日

沿道のファンが制御不能

ツール・ド・フランスは、今年もライブでの観戦は不可能で、スタート直後のエキサイティングではない部分だけを見て、しかたなく寝る毎日です。

翌日にハイライトを見る時には勝者を知っているので、ワクワク感がないのが残念です。

それにしても、今年のツールも相変わらず沿道のファンの中にヒドイ奴らがいますね。ルーツ・ド・フランスは、特に山岳ステージの山登り時に、熱狂的なファンが沿道を埋めることでも知られていますけど、危ないんですよホント!

広くはない道路の両側をびっしりと埋め尽くし、旗やら国旗やら小道具を持って道路中央寄りに乗り出して大応援というのも危ないんだけど、一部のファンは選手と一緒に走り出し、並走しながら怒鳴りまくる(励ます)のですからね、選手も大変です。

裸やコスプレも年々増えているんじゃないですか?

常識を外れた行動で迷惑をかけるバカ者の多くは、酔っぱらいなんだそうです。酔っぱらいは正常な判断力を失っていますからね。

やって来るのは選手だけではありません。報道のカメラマンを乗せたバイクや警察やチームの車も来るのでね、狭い山道では事故が起こりやすいのです。

昨年のモン・ヴァントゥでは、カメラマンを乗せたバイクがそうしたファンのせいで止まったのかぶつかったのか、そこへ後ろからやってきた優勝候補のフルーム選手とオーストラリア期待のリッチー・ポート選手他数名が衝突するという事故がありました。

自転車がダメになったフルーム選手が、走って山を登り始めた時には解説者が絶叫しましたよ。

熱狂的ファンの観戦マナーは以前から問題となっていますし、選手からは対策を求める声が毎年出ていますけど、今年も相変わらずです。

昨日の19スタージではね、選手の後ろからバイクでやって来た警察が危ないファンを路肩へ突き飛ばすというシーンがありまして、「いいぞ、警察!」と思わず叫んでしまいました。

キーワード「Tour de France spectator」でグーグルすると、面白い写真をたくさん見ることが出来ますよ。

この写真は有名なやつだから載せちゃってもいいかな。コンタドール選手と並走しながら聴診器を当てようとしたバカ者とパンチを食らわせるコンタドール選手。観客に暴力と問題になったらしいけど、どっちが悪いんだか。

迷惑だよね〜!


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2017年7月21日

2回目の治療代900ドル

これまでたびたび話題にしていた上前歯の歯根感染の問題ですが、膿瘍が繰り返し発生するため、高額な治療費をどうやって払うか見通しも立たない中、治療を受けると決めたわけです。

で、先月1回目の治療を受けましたが(これがナント1800ドルもかかった! )、6週間がたちましたので次の治療のため再び行ってきました。

治療と言っても、本日は、クリーニングをして歯根感染の治療をしてもらった歯根管をセメントで埋めて終了のはずだったのに。

問題の前歯2本のうち、歯根に膿瘍ができない方はもう大丈夫ということでセメントで埋めたのですが、膿瘍が繰り返している方は再び感染して膿瘍が出来ていたんです。

よって、歯根管をさらに掘って、もっと深くまでクリーニングして、さらに薬を注入してから、仮の歯冠を付けてもらいました。再び6週間様子を見て、感染が起きなければ歯根管をセメントで埋めて治療は終了。再び感染が起きるようだと、もう歯茎を切って歯根を取り除く手術しかない!

診療台に寝転んで口を開け続けること1時間!
前回は1時間半かかったけど、1時間も長かった。

今日の治療費900ドルを含めると、この度の歯根感染問題で、これまでにかかった治療費は合計2995ドルであります。

これから一体どれくらい費用がかかるのか…。(泣)

保険は利かないのよ〜!

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2017年7月20日

ニンジャ・ウォリアー

先日、「何か面白いものはやっていないのか?」と思いまして、TVのチャンネルを次々と変えていたら、最近その番組を見ることはほとんどなくなったチャンネル9で「オーストラリアン・ニンジャ・ウォリアー」という番組のCMをちらっと見ました。

「マウントミドリヤマを制覇しろ!」

ミドリヤマ?
緑山?
緑山スタジオのこと?

あらあ、ナントと言うかついにと言うか、「SASUKE」のオーストラリア版を作ったようですよ。

私が知っているくらいだから皆さんもご存知でしょう。「SASUKE」というのは日本のスポーツ・エンターテインメント番組。日本にいた頃に見たことがあります。オーストラリアでも「ニンジャ・ウォリアー」という名前で放送されていて、うちの子供達が見ていたので私も見たことがあります。今でもやっているんでしょうか?

アメリカ版の「ニンジャ・ウォリアー」も放送されていまして、アレに憧れて、いつかはオーストラリアでも始まるだろうと、密かにトレーニングを積んでいた人達もいるんだそうですよ。

現在チャンネル9で放送中です!

オーストラリアン・ニンジャ・ウォリアー

シドニー沖のカカトゥーアイランドという島にセットを作ったそうです。アメリカ版の「ニンジャ・ウォリアー」を作った人達が作ったそうです。

「SASUKE」では、出場者の人間離れした技術と体力にびっくり仰天したものですが、クイーンズランドやニュー・サウスウェールズでは、かなり人気を呼んでいるようです。そういうスポーツカルチャーがあるからね。

でもね、クイーンズランドの陽気で軽いイメージそのままに、出場者が仮装していたり変なメイクをしていたりして、真剣さが今一つという気もしないではありません。

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2017年7月19日

雨の日の大洗濯と臭いの問題

今日の話題は、うちの男達には内緒です。あの二人の臭いのことなんですけど、

なんであんなに臭いの?

日頃ドアを開け放している夫の寝室はまだマシで、部屋から異臭が漂い出ることは稀ですが、寝室に一歩足を踏み入れると、その臭いに思わず「くさっ!」と声が出る。

異臭の元が寝具であることは確実で、寝具を洗濯すれば臭いはなくなるけど、何しろ毎晩シャワーを浴びずに寝るんですから(シャワーはお出かけ前の朝)、寝具はすぐに臭くなるわけ。

一方、常にドアを締め切っている息子の部屋の悪臭はもう耐え難いほどで、身につけている服にも臭いが染み付いているから、近寄るだけで「おえっ!」となる。

息子はその異臭に慣れっこで自分が臭っていることにも気づいていないから、お母さんに「アンタ臭いよ!」と言われる度に腹が立つらしい。

ところで…

やっと風邪が良くなり(すっかり回復してはいないけど)仕事に復帰した夫ですが、寝ていた間に大汗をかき、汗と体臭で部屋の臭いが耐え難いことになっておりました。寝具がですね、触れるのもイヤ!状態ですよ。

寝具の洗濯が必要でした。

しかし、夫が寝ているのはクイーンサイズのベッド。布団カバー、枕カバー4枚、マットレスカバー、マットレスプロテクターと、これらを洗うだけで大変なのですけど、何しろ今は真冬のメルボルン。しかも昨日は雨。

干す所などどこにもないのです。

壊れかけた衣類乾燥機でシーツ類は乾かせるけど(時々ゴンゴンと叩くと動く)、マットレスプロテクターはどうやって乾かす?

シーツ以外にも汗をかいて臭くなった服がたくさん洗濯に出ていたし、昨日は洗濯物を乾かすのに追われた一日でした。

幸いなことに、我が家には温風が吹き出るダクトがいくつかあるので、知恵を絞ってダクトの上にマットレスプロテクターを広げ、何とか夕方までには乾かしました。

帰宅したらすぐに寝られるようにベッドも整えておきましたが、やっぱり帰宅後に夕食を済ませるとすぐに寝ていました。

さて、今朝のこと。

乾いた他の洗濯物を持って夫の寝室に入ると、

もう臭くなってる!

寝る前にシャワーすれば、マシなはずなのになあ。

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2017年7月18日

ゲーム・オブ・スローンズ狂騒曲

昨日の午前10時半過ぎのこと。

風邪で仕事を休み寝ている夫のために、病人用スープを作っておりましたら、寝ているはずの夫が起きて来て、絵を描いていた息子に何やら言っているのが聞こえました。

二人は居間のソファに並んで座り、何か話し合いが持たれるのかと思っておりますと、娘もやって来て、居間のスクリーンを全部おろして真っ暗にしたの!

「どうしたの? 何ごと?」
「お母さん、今日はゲーム・オブ・スローンズの最新エピソードが見られるんだよ」

ああ、そうだったか。カレンダーにも「Winter is Here」と書かれておりました。(お母さんには意味不明!)

私だってね、「ゲーム・オブ・スローンズ」というTVドラマシリーズのことは知っているんですよ。ただ、見たことはないんです。

三人の気合の入り様は真剣で、キッチンからの雑音をシャットアウトするためにドアも全部閉めてしまいました。真っ暗な居間の中で、何が起きているのか私には知る由もなく。

と思っていると、息子が出てきた。

続いて、娘も出てきた。

「つながらない!つながらない!」

「アップルTVでは見られないんだよー!」
「ブロックしてる! ちくしょー!」(Bastard ! と毒づく夫!)

「プレイステーション、プレイステーション!」

居間から出てきた三人はドタドタと息子がいつも絵を描いている部屋へ走る!(夫は風邪で仕事をお休み中!)

そして、息子所有のゲーム機プレイステーションとやらで「ゲーム・オブ・スローンズ」の最新エピソード視聴に必死の努力をしている模様。

頑張っているのは息子。

その横で風邪を引いているから厚着をしてガウンまで着込み靴下も履いてマスクをして貧乏ゆすりをしている夫と、毛布にくるまりひたすらTVの画面を見つめる娘。

「あっ、つながった!」
「やった!サンキュー、カイ(息子の名前)!」

居間と同様にスクリーンを全部閉めて真っ暗にしたその部屋で、三人の目はTVの画面に釘付けとなったのでした。

ゲーム機プレイステーションを使ってどうやって視聴したのか知りませんけどね、オーストラリアの配信サービス Foxtel は、オーストラリア中から一斉にアクセスが集中してダウンしちゃったそうですよ。

「ゲーム・オブ・スローンズ」視聴のために、学校や会社のズル休みも発生した模様。

それほどの大イベントなのか「ゲーム・オブ・スローンズ」って!

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2017年7月17日

寒い日にはホットウォーターボトル

我が家の寝室は2階にありまして、夏は暑いが冬は暖かいので、私なんか真冬でも薄い布団一枚で十分暖かく眠れたものでした。

ちなみに、オーストラリアの布団は薄いです。キルト(Quilt)とかドゥーナ(Doona)と呼ばれるんですが、暖かめのタイプでも薄いので、メルボルンの冬だと毛布がないと寒すぎるの。

しかし、寝室が暖かいので、夫が毛布の使用を提案しても、毛布と布団の両方を掛けると暑すぎる私は、その提案には同意しかねる。ですからね、毛布は夫側の半分だけに掛けて(必然的に二重になるのですけど)、私は冬中薄い布団一枚で過ごしていたのです。

しかし、現在私は夫と同じベッドで寝ておりません。同じベッドどころか同じ部屋でも寝ておりません。睡眠確保のため、自分の健康のため、かつて「避難部屋」と呼んでいたお客様用の寝室(というか物置部屋)を自分の寝室兼仕事部屋にしましたので、そこで寝ているのです。

この部屋がですね、この家の中で最も低い位置にあるのと、床が冷たいタイルで覆われた部屋の隣であるために、家中の冷気が溜まるという具合になっているのです。

夏は良いんですよ、涼しくて。

しかしね、

冬は極寒です!

気温が0度近くに下がる日は、寒くて寒くてたまらない。毛布を掛けても寒くてたまらない。

そんな時には、ホットウォーターボトル(Hot Water Bottle)です。

私が持っているのはコレ!


早い話が湯たんぽです。しかしゴム製ですからね、柔らかいの。お湯もれの心配もないし。ホットウォーターボトル用カバーなども売られていますが、編み物が趣味の私ですから自分で編んだのをつけて使っています。

腰が痛かった頃に買って、腰を温めるのに使っていたんですが、ベッドを温めるのにも、抱っこして寝るのにもサイコーです。

オーストラリア土産にもサイコーかも?(スーパーでも売っていますよ。)

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2017年7月16日

ネズミ毒殺は成功かも

バナナを食い荒らした巨大ネズミをどうするか。キッチンのシンク下に侵入穴を見つけた臆病者ぞろいの我が家族が、対応策を協議したのは数日前のこと。

娘「毒で殺すというのはダメなの?」
夫「そういう方法もあるな」
私「床下に毒をまいて殺せば、素敵な臭いがしてくるわよ!」
夫「毒はねえ、喉を乾かせて水を飲みに行かせるんだよ」

喉を乾かせる?

何でもよく知っている物知りの夫が言うには、ネズミの毒は食べると非常に喉が乾くようになっており、水が飲みたくなったネズミは水場を求めて家を出てゆくんだそうで、水場を探している間に死んじゃうということらしいんです。

そうなのか!

じゃあ、もう早速、毒をお願いします!

現在風邪をこじらせている夫ですが、風邪をひく前にちゃんと毒を購入し、家の床下に2ヶ所、そしてガレージとカーポートにも毒を置いておいたそうです。

購入した毒はコレ!


袋ごと置いておけるので、誤って毒に触れることもないし、床下の奥の方まで潜り込まなくても放り投げて置けますので便利です。

さて、ネズミですけど…

パタリと止んだ「ガサガサガサ、コリコリコリ」

どこからも物音がしなくなったのは、やはり毒殺作戦が成功したということでしょうか。

とりあえず、居間とキッチンのネズミ捕り器は片付けようと思います。人間様が引っかかって「パチン!」と音が鳴り響く毎日なのでね。

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2017年7月15日

判決とクラブ脱会

先日、証人として出廷することになった民事裁判ですが、H氏とAさんはお互いを訴えていました。

最初に VCAT に調停を依頼したのはAさんの方で、チャリティーイベントのアシスタントとして働いた225時間以上に上る労働に対する賃金の支払いを求めました。H氏がずっと無視していたからです。

それに対して、H氏からのカウンターアタックは、Aさんが途中でやめたからマーケティングが上手くいかず、イベントが失敗して大きな損失が出たとして、その損失を負担する義務があるとし、4万ドル以上(400万円以上)の支払いを求めました。

H氏は、Aさんとは利益を山分けにするという同意で一緒にイベントを企画したわけだから、報酬支払いの義務はないと主張。

Aさんは、ライオンズクラブのチャリティーイベントのお手伝いをするということで始まった企画だったが、途中からH氏の設立した会社のイベントに変更されたので、報酬は当然であると主張。

(話はそんなに単純ではないのですけどね。)

調停は全く上手くいかず、泥沼裁判となりました。

賃金の支払いに関しては、H氏とAさんにしか分からない部分が多くて、我々部外者は判断しにくいのですが、Aさんに全損失を負担する義務があるとのH氏の主張は、どう考えても根拠がなく不当であると思ったうちの夫と私は、Aさんの相談に乗ってきたのです。

Aさんは、弁護のために、イベントを最初に企画した時から話がどんどんこじれていった経緯やイベントの企画運営責任者はH氏であることなどを証明する証拠が必要で、ライオンズクラブ関係者に助けを求めたのですが、最初に相談に応じたのはうちの夫だけでした。

また、ライオンズクラブのメンバーである夫には、証拠となる書類がAさんの手に渡ることを阻止するためにH氏が他のメンバーに嘘をつき続けていることが許しがたく、夫は相談に乗るというレベルを通り越して次第にAさんの裁判アドバイザーとなり、さらに他のメンバーへの説明や説得に多くの時間を費やしてきたのです。

さて、その裁判の判決です。

賃金の支払いに関しては、金額の決定にさらに時間がかかりそうです。Aさんが望んだ通りの賃金は出ない模様で、ゼロかもしれません。しかし、これはAさんも納得しています。

Aさんに全損失を負担する義務があるという訴えに関しては、全くその根拠が証明されていないということで、判決は「訴訟を却下」ということでした。

夫の数ヶ月に及ぶ活動が実を結んだのです。

よかった、よかった。

さらに、よかったのは、夫がライオンズクラブ脱会を決めたこと。

この度のH氏とAさんの裁判に関係して、トラブルには巻き込まれたくない事なかれ主義のメンバーたちが見せた偽善と無責任、ライオンズクラブの哲学に反する浅薄態度にウンザリしたからです。

クラブの主要メンバーで最有力者のG氏など、裁判でH氏の証人として出廷し、聖書に宣誓してから堂々と嘘をついたそうですから。

夫と共にAさん側の証拠の提出を助けたり証人として証言した数名のメンバーも、同様に脱会したそうです。

当然の決断です。もはや、そんな偽善者や嘘つきの集団に属していることは出来ませんからね。


爽やかに晴れ渡る今日の青空。真冬とは思えません。ワトルも満開でもう春のようです。

今日は第3土曜日でコミュニティーマーケットの日なんですが、ライオンズクラブを脱会したはずの夫が、早朝から準備で出かけて行きました。風邪を引いているのに。

なんでも、マーケットの運営を引き継いだクラブのメンバー達が旅行に出かけているので、夫が準備や片づけを頼まれたらしいです。

やめたのなら、もうやらなくてもいいのにねえ。

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2017年7月14日

ネズミの侵入経路を発見

ええ、まだ捕まえていないんですよ。

毎晩音は聞こえております。居間のソファの辺りからと別の部屋のガスヒーター近くの壁から。時々天井裏でも音がします。

どう考えても、複数のネズミが我が家に同居している模様。バナナもパンも毎晩隠しているので、食い荒らされたものはないんですけどね、いつ遭遇するかとヒヤヒヤして暮らすのはサスペンスがありすぎます。

それにしても、一体どこから入ってきているんだろう?

そう思いまして、家の中を隅から隅までチェックしてみましたら、見つけたんです。いつでも開放、出入り自由の穴があったんです!


キッチンのシンク下です。普段はここにゴミ箱を置いているので、ゴミ箱の後側を見ることはあまりないのですけど、ゴミ箱をどけてみたら、そこにはネズミ侵入の確固たる証拠がございました。

右奥の穴ね、電気コードや排水管につながる黒い2本の管や細い水道管が通してあるんですけど、大きなネズミでも通り抜けるのに十分な隙間があるのですよ。

そして、確固たる証拠と言うのはですね、この穴の周囲に落ちていたたくさんのウンチ。(写真は掃除後に撮影)

この穴から侵入したネズミは、内側からなら押せば開くドアを開けて簡単にキッチンに侵入できるわけです。そして、階段を上って息子の部屋にも侵入したり出来たわけです。

「でも、帰りはどうやっているんだろう。このドアを開けられるのかしら」
「帰っていないんじゃないですか?」
「帰っていない?」
「家の中は暖かいですからね」

壁に穴が開いている箇所は見つかりませんでした。
暖炉はちょっと怪しいですけど、周囲にススの付いた足跡は見たことがありません。
温風や冷風が出てくる床や天井のダクトはカバーされているので、そこからの侵入は無理です。

やっぱり、家具の下や後ろに隠れているのでしょうか。

昨晩、娘が毒殺を提案しまして夫がそれに同意しましたので、どうやら捕獲作戦毒殺作戦に変更されそうです。

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2017年7月13日

ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」

ネズミ捕獲戦に変化は見られておりませんので、本日は別の話。

昨晩、メルボルンのパーラメント駅前にあるプリンセス・シアターで、かの有名な大ヒットミュージカル作品「ブック・オブ・モルモン」を観てきました。



その愉快な不道徳性と、かつて例を見ない最も政治的(社会的)に正しくない(Politically Incorrect)内容で、米国のブロードウェーでは切符が売り切れたという大ヒットミュージカル作品です。

音楽も歌も振り付けも俳優たちのパフォーマンスも舞台デザインも演出も照明も、もう全てサイコーでした。大笑いしました。

もちろんこういう娯楽には、我々貧困家庭は手が出ないわけでして、この度の観劇はドバイ在住の義妹(夫の妹)からのプレゼントだったのですけどね。義妹には感謝の一言しかありません。「ありがとう!」楽しかったです。

大人気ミュージカルだけあって、プリンセス・シアターはほぼ満席の大混雑。ショーが始まる前にちょっとおトイレに行こうと思ったって、女子トイレの前には長蛇の列が。席に着こうにも、義妹がいい席を買ってくれていたので(つまり真ん中あたり)、席に着くのも至難の業。

こういう状況は、パニック障害を患い、抗うつ薬のおかげでなんとか大学に通っているうちの娘には地獄そのもの。ショーの前半はパニック発作が起きないようにただ耐えている様子に、お父さんもお母さんも大変心配しました。ショーの後半は、笑っていましたのでホッとしましたけどね。

一方うちの夫はと言えば、早朝の6時前から出勤して忙しい一日を終えたばかりだったので疲れており、ショーの前半は必死に眠気と戦っている様子。幕間の休憩時間に一つ6ドル50セントもする小さいアイスクリームを買って食べた後は、眠気との戦いに敗れてずっと寝ていました。

そして息子は、終始大変エンジョイしている様子でした。

まあね、このミュージカルは、お下品で有名な切り絵風アニメ「サウスパーク」の作者が作ったということで同じテイストですから、息子のユーモアのセンスとも一致したのでしょう。

ああ、楽しかった!

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2017年7月12日

巨大ネズミ出現(2)

フルーツボウルに入っていたバナナを2日連続で食い荒らしたのが、巨大ネズミだと分かり、臆病者ぞろいの我々家族は、とりあえず小さ過ぎるネズミ捕り器での捕獲を試みたわけです。


ネズミが隠れたTVキャビネットと壁の間、ここが唯一の脱出経路であるので、そこに2個。


その他、合計7個のネズミ捕り器を仕掛けた、その翌朝のこと。

バナナもパンも食い荒らされた跡はなく、ネズミ捕り器にも全く異状なし。賢いネズミは、罠を避けて逃げたのか、まだTVキャビネットの何処かに隠れているのか。

「罠に仕掛けたのがピーナッツバターというのが失敗だったんじゃあないの?」
「バナナのほうが良かったかなあ?」
「いやいや、ピーナッツバター&バナナが一番じゃない?」

そんな会話をしつつ、その日一日は何事もなく過ぎたのでした。

これまでは、ピーナッツバターで確実に捕まえてきたんですよ。ほら、前回の成功例をご覧なさい。小さくても威力抜群のネズミ捕り器。ネズミが出血しているのが見て取れます。


ところが…

夜になって、再び居間のソファから聞こえてきたのよ。

ガサガサガサガサ、コリコリコリコリ

直接対決しかない!

覚悟を決めた我々は、ソファのクッションをすべて取り外し、それらを周囲に塀のように配置してネズミの逃げ道を断ち、一人はテニスラケットを手に、一人は洗濯物かごを手に、お母さんは別のソファの上に乗って安全を確保し、夫がソファをひっくり返す!

あああっ…

ネズミはいなかった。
あったのは、ウンチだけ。

「じゃあ、あの音は何だったの?」
「ソファじゃなくて、壁の中にいたのかもしれないなあ」

緊張から解き放たれた我々は、ソファを元通りに直して腰を下ろしました。

ガサガサガサガサ、コリコリコリコリ

聞こえてくるのは、TVキャビネットの下。まだそこにいたのか!
いやしかし、さっきは反対側のソファの辺りから音がしたじゃないの!

移動しているのか?
もしかしたら2匹いるのか?

そこへ、息子から衝撃の発言。家の反対側にある部屋(私の寝室兼仕事部屋のすぐ外)にあるガスヒーターの近くから、コリコリコリコリと音がするというのです。

もしかしたら3匹か?

夫「寒いですからねえ、暖を求めていっぱい入って来ているんじゃあないですか?」

ネズミたちは、床下へは簡単に侵入可能です。床下からは壁の中に入れるんだそうです。だから、壁の中からコリコリコリコリと音がしても不思議ではないんだけど、問題はですねえ、壁の中から出てきて人間様の居住空間に侵入することなんだよ。

それは困るの!

それに、壁の中からどうやって家の中に侵入できるわけ?

巨大ネズミ捕獲作戦は、まだまだ続くのであります。

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2017年7月11日

巨大ネズミ出現

昨夜の10時頃のこと。

そろそろ寝るかと思いテレビを消したものの、ついつい編み物の手が止まらず、静かになった居間で編んでいますと…

ガサガサガサガサ、コリコリコリコリ

音がしてくるのは、私が座っているのとは別のソファ。

ガサガサガサガサ、コリコリコリコリ

ソファから「コリコリ」は、どう考えても怪しいです。

まさか…とも思いましたけど、こういう時は一応チェックしてみるもの。懐中電灯を持ってきて、ソファと壁の間を照らしてみると…

おったー!
(岡山弁で「居た」っていう意味ね)


しかも、デカイよ!

バナナを2日連続で食い荒らした犯人は、やっぱりネズミだったか!

どうやってあのでっかいラーメン鉢のようなフルーツボウルによじ登ったのかと思ったら、巨大ネズミだったのか!

どこから入って来るのかと思ったら、家の中に隠れていたとは!

その時…

懐中電灯で照らされて驚いたか、その巨大ネズミはソファの向こう側から飛び出して部屋を横切った!

ギャアアアア!

ソファに飛び乗る私。

叫び声に驚いて、すでに寝ていた夫も2階から下りて来て、息子も iPad で写真を撮ろうとやって来たけど、二人とも巨大ネズミを捕まえようとはしてくれない。

夫「ネズミは罠を仕掛けて捕まえるのが一番です」
私「ダメダメ、そんな小さなネズミ捕りじゃあ捕まらないわよ、デカイんだから!」
夫「じゃあ、もっと大きいネズミ捕りが必要です」

そう言うと、夫は再び寝室に行きドアを締めて寝てしまいました。

私「カイ(息子の名前)、アンタ捕まえなさい!」
息子「オレにできるわけ無いじゃん」

……

仕方ない。

小さなネズミなら捕まえられるはずのネズミ取り器を居間とキッチンにたくさん仕掛けて、私は自分の部屋に逃げたのでした。

さあ、翌朝どうなったか!

(つづく)

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2017年7月10日

証人として出廷いたしました

昨年「お金をめぐる友人トラブル」という記事にも書いた件ですが、チャリティーイベントを企画したH氏と、そのイベント準備のお手伝いをしたH 氏の友人であったAさんとの間の金銭トラブルは、もつれにもつれ、長引く長引く!

トラブルの詳しいことは「お金をめぐる友人トラブル」という記事を読んでいただくことにして、泥沼の裁判となったこのトラブルの最後の聴聞会が本日開かれまして、Aさん側の証人の一人として、何とこの私が出廷してまいりました。

証人となることどころか、裁判所などに足を踏み入れたのも初めての経験でした。

聴聞会が開かれたのは、ヴィクトリア州の民事裁判所のような存在であります VCAT(Victorian Civil and Administrative Tribunal)というところです。

聴聞室をいくつか覗いてみたところ、いずれも学校の教室程度の広さでしたけど、ちゃんと裁判所の作りになっていて、映画やドラマでよく見る証人席というやつがありました。証人席には聖書も置かれていました。

それを見るなり緊張で手が震えましたが、待たされること3時間、疲れて眠くなってきた頃に突然呼ばれまして、その時には緊張感は全くなくなっておりました。

証人席に着席する前に、宣誓をさせられます。Bible Oath(聖書に対して誓う)か Affirmation(宗教とは無関係に、ただ真実を述べると誓う)かを選択するように言われます。Affirmation の方を選びますと、それでは次の言葉を繰り返してください言われ、宣誓の文言を言わされるのですけど、

もちろん私はしくじりました!

「evidence I shall give」というフレーズを上手く言えなかったんですけど、でもどうでも良いんです。

英語のしくじりは慣れっこなので、もう恥ずかしくもなんともないの。

それに、肝心なのは証言の内容でしょ?

静まり返って、聴聞室内にいる人全員の目が自分に向けられているのもいい気分でしたよ。まあね、ほとんど知っている人達というのもあったのですけど。とにかく、自分が知っている事実だけを述べているので、100パーセント堂々と発言できました。

文法的に正しくない英語を喋ったかもしれませんけど、裁判官(というか審査員?)にも私の言いたいことはちゃんと伝わったはずですしね。

H氏からの反対質問には、つい声が大きく攻撃的な口調になってしまいましたけど。

いよいよ今日の午後には結論が出るのかと思ったら、聴聞会は明日も続くのだそうです。裁判って、時間がかかるね。

とにかく、今日は良い経験でした。

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2017年7月9日

義妹の滞在とバナナ問題

土曜日から一晩、ドバイ在住の義妹(夫の妹)が我が家に滞在していました。年に1〜2回メルボルンに帰ってくるのですけど、短い滞在中過密スケジュールで過ごす義妹が私達と一緒に過ごしたのは、一日となりました。

久しぶりに会うと言っても、インターネットのおかげでメッセージのやりとりやメールだけでなく、フェイスタイムやスカイプで顔を見ながら話もできるし、遠く離れて住んでいるとは思えないです。

ところが、私の日本の家族は、海外に住む私とのコミュニケーションのためにインターネットを使おうという気もないらしく、フェイスブックもメールもメセージもLINEもやってくれません。そもそもインターネットを利用しようという考えもない。

悲しいもんです。

それはともかく…

これまで3年以上この家に住んでいますけど、「こんなことははじめてだ!」という事件が起きたのは今朝のこと。

キッチンのカウンターにおいてあったフルーツを入れてある大きなボウルの中のリンゴが一つかじられてしたのです。直径5〜7mmくらいに点々とかじられた跡があったのです。

???

さらに衝撃的だったのは、同じくボウルに入れてあったバナナの一つ。


ゴキブリじゃないでしょ?

あいつらは、ここまでかじれないでしょ?

じゃあ、誰がかじった?

キッチンのカウンターの上まで登って?

どうやって登った?

うちの夫は確信を持って「ネズミの仕業です」と言うのですけどね、キッチンカウンターの上には、他にもパンとか畑から取ってきたカボチャとか、いろいろ置いてあったんですよ。

ネズミなら、わざわざフルーツボウルによじ登るよりも、パンを狙うんじゃあないのか?

とにかく、今夜はネズミ取りを仕掛けてもらいます。ピーナッツバターを塗ったやつね。チーズよりも効果的なんですよ。

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2017年7月7日

宙返りの練習

お昼前のこと、私は自分の部屋で新しいレシピの投稿などをしておりましたところ、向こうの居間から大きな音がするので何事かと思いました。

居間のテレビのスクリーンで YouTube のエクササイズ動画などを見ながら娘が運動をしていることは良くあるのですけどね、今日のは音が違ったのです。

ドッターン、ドターン!
バターン、うげっ!

何事かと思ったら、娘が床にクッションを並べて宙返りの練習をしていたのです。でんぐり返しとか側転とかじゃないのよ、サマーソルト!

絶句するお母さん。

娘は、日頃めったに見せないような笑顔を満面に浮かべて、本当に楽しそうにひっくり返っておりました。何度も、何度も。

かつてダンスを習っていたことはありますが、体操などしたこともないんですから、上手に着地できるわけもなく、しかも、身長が170センチ近いですから、背中やお尻で着地するたびに、ドターン、バッターンと家を振動させているのです。

「ちょっとお、どうしたのよ! 怪我するわよ!」

娘は、真っ赤になって、髪の毛も振り乱して、笑顔で叫びました。

「アタシねえ、さっきラム酒漬けのレーズン食べたから、もしかしたら酔っ払ってるかも!」

そんなことがあるものかと思いつつ、そうかもしれない異常ぶり。

本当に酔っ払っているなら、怪我する確率は高いなと思っておりましたら、しばらく宙返りの練習を続けた後、突然寝室へ行って寝始めました。

ラム酒漬けのレーズンでこんなことになるんでしょうか?

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2017年7月6日

ヘアカットの悪夢再び

いつも髪の毛を切ってもらっている美容師のLさんが、先月からロングサービスリーブ(長期勤続休暇)をもらってお休み中です。

仕事に戻るのは今月中旬とのこと。

困ったなあ…

みっともないほど髪の毛が伸びてきているので2週間も待てないのだけど、誰に切ってもらおうか、それが問題だ。

オーストラリア人美容師に髪を切ってもらう時は、大変な緊張とスリルを味わうのですよ。ヨーロッパ人系オーストラリア人美容師は、ショートカットの場合、アジア人の髪の毛を上手に切れないという事実があるのです。(独断と偏見!)

白人のフニャフニャ猫っ毛と同じように切ると、パッツン系ヘルメット風になってしまいますからね。

髪の毛を「すく」という技術というか知識が足りていないというか、分かっていないというか、いい感じの形にカットできないんですよね、あの人達。

そのせいで、かつて私は日本人美容師経営の美容院まで行っていたんですけど、おばちゃんになってきたら、そこまで気にすることもなくなりました。それでもやっぱりアジア人の美容師さんにお願いしようと思いまして、以前うちの娘のヘアカットをやってくれた香港出身の男性美容師にカットしてもらうことにしたのです。

はあああああ…

うちの娘の髪の毛は上手に切ってくれたけど、娘の髪の毛はアジア人の髪質ではないことと、ロングヘアであったことを忘れていました。

それに、その香港出身の男性美容師、カットしながら喋る喋る! 私はお喋りに付き合うのに必死で注意を怠ってしまった。

なんでこんなに短く切るんだよ!

耳の真上のところが

刈り上げ状態で

しばらく外に出られません。

悪夢再び…

ヘアカットは怖いです。

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2017年7月5日

低賃金で使い捨て

うちの息子は、ビデオゲームのグラフィッスクを作るアーティストになるために、AIE(The Academy of Interactive Entertainment)という学校でゲームアートとアニメーションを学んだのですが、就職率は著しく低く、息子のいたクラスで卒業後に就職できたのはたったの一人! 息子の一番の友人であったN君(40歳近い)でした。

さて、このN君ですが、現在無職です。

会社を解雇されたからです。

まったくひどいったらありゃしない!

どの会社でも、社員を雇用する場合、仮採用期間というのを設けるものですが、N君を雇った会社は6ヶ月間の仮採用期間を設けていたそうな。6ヶ月というのは長いですよね。3ヶ月が普通だと思うけど。

N君は、AIE 卒業時に昨年度のベストアーティストに選ばれた人で、描画力も技術もソフトの知識も労働意欲も学校トップだったのですが、彼が解雇された理由は、簡単に言うと低賃金で雇用できる仮採用期間が終わったからなんです。

会社は、新しいアーティスト(AIE の生徒)を雇用する予定だそうです。この新しく雇用される人は、6ヶ月間低賃金で働かされてから解雇される自分の将来が見えているのでしょうか?

うちの息子も生徒だった時にある会社にスカウトされたんだけど、卒業することを優先にしたので就職は断ったのですが、断ってよかったかもしれない。

無給あるいは低賃金で働くインターンを使い捨てにする企業が問題になっていますが、同じ労働倫理の問題ですよね。とにかく人件費を安くして利益を上げたい企業が、合法的にこういうことをやっていて、使い捨てにされる者はどうしたら良いんだ。

昨年、連邦政府がインターンシップ制度を奨励した時に、こういう問題が起きるぞと言われていた通りに、使い捨てにされる人が増えています。さらに、違法な最低賃金以下での雇用もいっぱいあるらしい。

N君は、早く新しい仕事を見つけないとホームレスになってしまいます。親に頼って暮らしているうちの息子とは、事情が違いますからね。

N君ですらこんなことでは、うちの息子の就職はどうなるんだろう…。

息子は今日も絵を描いています。

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2017年7月4日

暖炉に火を焚いて

暑い所にお住まいの方は、こんな写真を見るのもお嫌でしょうが、火は良いですよ。


今は真冬のメルボルン、ここ数日、朝は気温が0度近くに下がる寒い日が続きまして、山の上でなくとも、内陸部の街では雪がちらついたそうです。

いいなあ!

メルボルンでは、雪がちらつくなんてまずありえませんから。

こういう寒い日、家全体を暖めるセントラルヒーティングはもったいないので、だって熱が誰もいない2階に逃げていってしまうので、主に居間を暖めるために暖炉に火を焚いています。

薪置き場が家から遠いのがしんどいんですけど、手押し車で薪を運んで来ます。

我が家の暖炉は、暖房用というよりも火を楽しむための暖炉で、熱の殆どは煙突から逃げていってしまいますけどね。

暖炉のお掃除?

実はお掃除も楽しいんですよ。カルシファーに文句を言われながら、大掃除をしていたソフィーの気持ちがわかるのよ。きれいになった暖炉に新しい火を入れる時の気分はサイコーです。

火は良いです。

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2017年7月3日

炊飯器の品質悪すぎ

かつてメルボルンに大丸デパートがあった頃に買い求めた、ピンクの花柄もレトロなタイガーの炊飯器は、10年以上まったくトラブルなしで美味しいご飯を炊き続けてくれたのですが、内釜のコーティングが剥がれてきて炊いたご飯がくっつくのはナントカなるとしても茶色く変色したりするもんですから、交換用の内釜を買おうとしたら手に入らず、結局廃棄することになりました。

その頃、もう大丸デパートはなくなっておりましたので、Good Guys という家電量販店でブレヴィル(Breville)というブランドの10合炊き炊飯器を買いましたら、ご飯は美味しく炊けたんですが、内釜のコーティングがガンガン剥がれてしまい、ほんの数年で使用不可になってしまったのでした。

そこで、ブレヴィルはやめて日本ブランドにしようと思いました。

よく利用していたアジア食品店では、象印の海外仕様炊飯器が売られていましたが、高額すぎて手が出ない!

それなら「パナソニック(Panasonic)はどうか?」と思いまして、一応日本のブランドだし、パナソニックの炊飯器ならメルボルンのどこのお店でも売っているし。そこで、パナソニックの10合炊き炊飯器を購入したのですが、これがひどかった。ダイヤモンドコーティングの5層釜のはずが、届いたのは薄っぺらい内釜で黒いコーティングはすでに点々と剥げているというお粗末な代物。

全然ダイヤモンドじゃないじゃん!

実はオンラインで買ったのです。そして、その時、炊飯器がどうしても直ぐに必要な事情があり、交換してもらう時間なんか無いので、仕方なくそれを使い始めたのです。

届いた時点ですでに点々と剥げていた内釜の黒いコーティングは、その後どんどん剥がれ続けて、今では炊いたご飯をすぐに内釜から出さないと茶色く変色するようになっています。

そこで、内釜だけを買おうと思いまして探しましたが、パナソニックのスペア部品取扱店に問い合わせたところ、内釜はもう取り扱っていないというのでした。仕様が変わったんですって。パナソニックのウェブサイトで見ても、全く同じように見える最新仕様の炊飯器の内釜は、私が持っている型には入らないんですって。

黒いコーティングが剥げまくりのを使い続けるか、新しい炊飯器を買うか。

どうする?

ご飯は美味しく炊けるんですよ、パナソニック。性能は悪くはないのです。ただし、ダイヤモンドコーティングの5層釜というのが怪しい。

どうしようかなあ。

こんなコーティング剥げまくりの釜で炊くご飯は、気持ちが悪いよ。今は、炊けたらすぐにひっくり返してご飯を別容器に移しているんですけどね。

象印は良さそうだけど高額で、アフターサービスが問題だしな。

オーストラリア在住の皆さん、オススメ炊飯器はどれですか?

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2017年7月2日

ツール・ド・フランスが眠すぎる

毎年楽しみにしているツール・ド・フランスが今年も開幕しましたね。

サイクリングを趣味にしているわけでもないし、自転車競技が大好きなわけでもないのですけど、ツール・ド・フランスだけは毎年TV観戦している私です。

毎年7月に開催されるツール・ド・フランスは、世界で最も人気のある自転車イベントなのでしょ?(このスポーツをよく知らない素人さを露呈)

普段サッカーは見ないけどワールドカップは見るのと同じで、世界で最も人気のあるイベントなら最高の選手が集まるわけで、最高レベルのレースが見られるということじゃないですか。

ピレネー山脈やアルプスの山を上ったり、恐ろしい速度で下りおりたり(転んだら命が危ない!)、スポーツとしての見どころも素晴らしいのですけどね、私にとってツール・ド・フランスの魅力はコースの景色なのです。

私のようなファンは多いのですよ。ですから、フランス観光局や今回は開幕地となったドイツのデュッセルドルフの観光局などにとって、このイベントは観光事業宣伝の好機でもあるのです。TV中継中、たびたび観光スポットの説明が入りますからね。

ところが、今年の開幕はデュッセルドルフ市にとっては残念な天気となりました。美しいライン川沿いの街並みを見るのを楽しみにしていた私もがっかり。雨のせいで空からの映像はかすんでしまって水墨画の世界でした。

オーストラリア期待のリッチー・ポートは、49位と残念な結果でしたが、チームスカイのファンは大喜びの開幕日でしたね。チームから10位以内に4人も入っているんですよ。強すぎ!

それはともかく…

ツールの開幕レース、もちろんライブで見たのではありません。

だってね、TV放送は夜の10時半スタートだったんです。それでも、せめて開幕日くらいはライブで見ようかとも思ったんですけど、10時過ぎにはもう眠気に勝てなかった。

朝起きてから再放送を見たら、タイムトライアルだったそうですし(事前に調べておけばよかったな)天気もひどかったしね。あきらめて寝てしまったけど、さほど残念ではありませんでした。

しかし、有名な山岳コースのレースや終盤の優勝争いが熱を帯びてくる頃には、やっぱりライブで見たいんですよ。ライブで見たいけど、レースはオーストラリア時間の深夜に行われますから難しいのです。

せめてレースのフィニッシュのところだけでもライブで見ようと思って、早めに寝て夜中に起きるなんてことをするとその日一日具合が悪くなるし。やっぱり翌日の再放送を見るしか無いか。

観光目的ならそれでも良いのですけど。

眠いツール・ド・フランスの始まりです。

もらい泣きしたカデル・エバンスの総合優勝は2011年

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2017年7月1日

ヘモクロマトーシスと運動不足

人間モルモットのアルバイトに失敗したうちの息子。(詳しくは「人間モルモットになれず」をお読みください。)

治験のアルバイトだったのですがね、肝臓の値が正常ではないということで、モルモットになれなかったのです。

これを心配したのがうちの夫。

夫には、「ヘモクロマトーシス」という遺伝子疾患「も」ありまして(「も」というのは、他にも黄斑変性症とかいろいろ遺伝子疾患があるので)、息子もこの遺伝子を受け継いでいるのではないかと考えたのです。

「ヘモクロマトーシス」というのは、肝臓や膵臓などに鉄が過剰に蓄積される病気ですが、夫の場合は肝臓に貯蔵鉄が沈着して、詳しいメカニズムはよく知りませんけど、肝炎、肝硬変、肝臓がんを引き起こすのだそうです。

治療としては、定期的に瀉血(しゃけつ)を行います。瀉血というのは、簡単に言うと血の抜き取り。体内から過剰な鉄を排出させるために、鉄が含まれている血液を抜き取る、つまり早い話が定期的に献血に行っているということなんですが。

息子の肝臓の異常値は、おそらく運動不足と偏った食生活による太り過ぎが原因だと私は主張していたのですけど、「ヘモクロマトーシス」も心配なので、ここ2週間ほどさらなる血液検査や超音波検査を受けたりしました。

超音波検査は高かったです。230ドルほどかかりました。

それはともかく…

検査の結果はですね、

私も夫も正しかった!

息子には「ヘモクロマトーシス」という遺伝子疾患が受け継がれておりました。(泣)

定期的な瀉血(あるいは献血)が必要です。

また、息子の肝臓は明らかに脂肪肝で、食生活の改善と運動が必要です。

体を動かすのは、自分の部屋からパソコンのある部屋への移動と、お腹が空いた時のキッチンへの移動、時々おトイレへ、そして夜にパソコンの部屋から自分の部屋への移動と、それだけですからね。

こんな生活で、毎日しっかり炭水化物中心の食生活をしていたら、そりゃ脂肪肝にもなろうというもの。

人間モルモットになりたいのなら、痩せなくてはならないということなのです。

しかしねえ、息子は視力も悪いので、黄斑変性症の遺伝子も受け継いでいるんじゃないかと心配です。アーティストですからね、目が見えなくなるのはつらいですよ。

身体的には、ほぼ私の遺伝子を受け継いだ日本人体型の息子ですが、夫からは病気を受け継いでいたとは、ホントお気の毒。

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