2025年11月9日

良くなってはいなかった

熱も下がってかなり治ったと思ったのは薬のせいでした。

薬が切れるとまた高熱が出る。

咳は出なくなりましたが、今度はくしゃみが出ています。くしゃみも体力を消耗しますね。花粉のせいかと思って抗ヒスタミン薬を飲んでみたけど、やっぱりくしゃみは出る。

私が旅行から帰って来て、晩ご飯作りの苦労がなくなるはずだったうちの夫は、連日お料理をしています。昨夜はハンバーガーを作っていて、肉を焼くにおいが臭くてたまらなかったですよ。

昨日は息子の誕生日でしたが、何も出来ませんでした。

早く元気にならなくちゃ。


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2025年11月8日

風邪はかなり良くなりました

昨夜は38.6度の熱が出て、激しい咳が続いていたせいで喉が痛くて頭痛もひどく、さんざんな誕生日でしたが、「Nurofen」という薬を飲んだら楽になりました。

「Nurofen」はイブプロフェン薬ですけど、解熱・鎮痛効果に加えて抗炎症作用もあるということなので、それが喉の炎症に効いたんでしょうか。熱も下がったし、今朝は楽になりました。

楽になったとは言え、ケーキを焼いたりは出来ません。今日はうちの息子の誕生日ですが、ご馳走とバースデーケーキは元気になってからです。


しかしねえ、咳がひどかったので体力を消耗しましたよ。息が苦しかったし高熱が出たのもつらかった。

メルボルンの家に帰ってから病気になったのは幸いでした。岡山の実家にいる時に病気になって、90歳になる母にこの風邪をうつしていたらと思うと怖いです。

うちの息子が東京のどこかでウイルスに感染して病気になったのが始まりですけど、どこでどんなウイルスをもらうか分かりませんね。人が大勢いる場所や電車のように密集している場所ではマスクをした方がいいですよ。


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2025年11月7日

旅行中でなくて良かった

日本からの帰りの機内で風邪を引いたようだと言っていたうちの息子は、終始マスクをしていましたが、次第に鼻水、くしゃみ、咳の症状が出始めまして。

「寒くてたまらない」とパーカの上にダウンジャケットを着て、さらに毛布までかけていたから熱も出ていたんでしょう。翌日から寝込んでいます。旅行中でなくて良かったですよ。

実は今日は私の誕生日なんですが、息子は病気なのに私のためにケーキを焼くとか晩ご飯は自分が作ると言うので、そんなことは気にせずにしっかり寝ろという話をしたのが昨晩のこと。

その頃から私も咳が出始めていたんですけど、咳はどんどんひどくなり、今朝は熱も出ています。息子の風邪をもらったと思います。

私の誕生日はどうでもいいんですけど、明日は息子の誕生日なんですよ。毎年必ず作って来たバースデーケーキ、今年は作れないかもしれません。

とにかく寝なくちゃ…


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2025年11月6日

こんな偶然あるか?

今日の話題は、一昨日、日本からメルボルンに帰って来た時に起きた「信じられないような出来事」についてです。

品川駅での大パニックの後、何とか無事に成田空港で待つ息子と合流し、1ヶ月間借りていたポケットWiFi(これは超絶便利だった!)を返却してから、ヤマト運輸の空港宅急便で送っていた荷物もちゃんと受け取りました。成田エキスプレス運休以外はすべてが順調でした。

カンタス航空カウンターで荷物を預け、出国手続きも終わって、あとは搭乗を待つだけということになってやっと安心出来ました。ホントにねえ、岡山の田舎からは、ここまで来るのが一苦労なんですよ。

機内で晩ご飯が出ると分かっていましたが、少し腹ごしらえをしました。これは正解でしたよ。気流の関係で飛行機が揺れて食事の提供が遅れたので、この時に食べておいて良かったです。

搭乗ゲートの前は多くの人で混雑していました。有難いことに座ることが出来たので、息子としゃべりながら搭乗時間が来るのを待っていた時です。眼の前に誰かが突然しゃがみ込み、私をじっと見ながら「あのう…」と言ったんです。

「誰?」と思いながらその人の顔を見ました。

えっ!どうしてここにいるの?

それは、長年の友人Hさんだったんです。Hさんが日本語の先生だった関係で30年近く前に知り合って、以来家族ぐるみで親しくして来たんです。

Hさんの旦那さんは日本人で、実家が埼玉にあります。息子さんは日本の企業に就職したので、首都圏で暮らしています。

その人が突然目の前に現れたんですからもうびっくりですよ。

息子さんと旦那さんのお父さんに会うために夫婦でやって来て、Hさんだけが一人早めに帰国していたんです。

同じ日に同じ便に乗るというのもすごい偶然ですけど、多くの旅客で混雑していたゲート前でばったり会うのもすごい偶然で、しかも私達は、

座席が同じ列だったんですよ!

こんな偶然あるか?

Hさんに会ったのは2年ぶりぐらいでした。久しぶりに家族のことなど話が出来て楽しかったです。


旦那さんが仕事を退職されたのでHさん夫婦はリタイヤ生活となり、今は自由に旅行を楽しめる暮らしだそうです。

今回の旅行では、息子さんのアパートに滞在した後、埼玉の実家に滞在しておられたそうで、旦那さんは92歳になったお父さんともうしばらく一緒に過ごしてから帰国するそうです。

お父さんは今も大変お元気だそうです。身体の方は弱くなって来たけど、頭が切れて記憶力もすごいと聞いて、私もうちの母親のことを自慢しましたよ。

Hさんの旦那さんがメルボルンに帰って来たら、久しぶりに集まって一緒に食事をしようと話しました。楽しみです。


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2025年11月5日

成田エクスプレス運休でパニック

今朝、無事にメルボルンの自宅に帰って来ました。

自宅に着いたのは日本時間の8時頃。前の日の朝9時半頃に岡山中西部の実家を出たんですから、一日がかりの旅です。この旅のうち最も大変なのは、成田空港までの移動なんです。

今回は行きも帰りも新幹線を利用したんですが、飛行機を利用するのと時間的には大差が無いのと、乗り慣れているJRの方が目まいの心配がある私にはいいだろうと思ったからですけど、次回は飛行機を利用しますよ。

鉄道を利用した場合のリスクを、私は考えていませんでした。天気が良好でも鉄道は運休することがあるのです。

新幹線から成田エキスプレスへは、以前は東京駅で乗り換えていたんですけど、品川駅の方が乗り換えが簡単だとJRの人に勧められたので、品川駅での乗り換えにしました。成田エキスプレスが発着する13番線まで、時間通りに進みました。

ところが、ホームに行ってみると電光掲示板に成田エキスプレスの発車案内が出ないんです。これはおかしいと思って駅の人に聞こうと思ったんですが、誰もいませんでした。

駅の窓口まで行っている余裕がなかったので、私は警備室と書かれた小さな建物の鉄のドアをノックしたのでした。そこに女性の駅員さんが入るのを見たからです。

ドアが開いて現れた駅員さんに、成田エキスプレスの切符を見せながら聞きました。

「すみません、この列車に乗りたいんですけど」
「ああ、この列車はですね、キャンセルされたんです」
「ええーっ!」
「踏切で事故がありまして、この次の列車もキャンセルされました。まだ復旧の目処は立っていません」

次のにも乗れないとなると、飛行機に遅れてしまいます。息子とは成田空港で落ち合うことになっていたので、一人で行くしかありません。私はもうパニック状態です。

駅員さんは大変ご親切に「京急線で行くのが一番早く着きます」とおっしゃいました。その時、午後2時半頃でしたが、2時39分発の成田空港行きがあるからそれに乗るようにとおっしゃいました。

しかしですね、私には「京急線って何?」「ここからどうやって行くの?」「切符はどこでどうやって買うの?」状態なわけです。

その時、私の後ろで駅員さんと私の会話を聞いていた男性がいました。その方も私が乗る予定だった成田エキスプレスに乗る予定だと分かりました。女性も一緒でしたが、そのお二人は駅員さんがおっしゃっていることがよく分かっているようでした。

JRの切符で「京急線の電車」に乗れると分かるとすぐにそっちに向かわれようとしました。

「すみませんが、私には何が何だかさっぱり分からないので、一緒に行ってもいいですか?」と言うと、「いいですよ、一緒に行きましょう」と言って下さったんです。

ふと見ると、私達の会話を聞いている人がもう一人いました。金髪の外国人女性でした。英語で話しかけてみると、その外国人も私と同じ状況だったので一緒に行こうと誘いました。

こうして、私達は男性に誘導されて京急線の成田空港行きの電車に乗ることが出来たんです。電車を待っている間の話から、なんとその男性は岡山の倉敷出身だということも分かりました。

金髪の女性はアメリカ人でした。その方が乗る飛行機は5時半発でしたが、京急線の電車は4時に成田空港に着くことが分かったので、なんとか間に合うということで大変安心されていましたよ。

私は親切に助けてくださった男性と連れの女性に心からのお礼を申し上げて、成田空港第2ビル駅で降りました。息子はすでに成田空港に到着していて、私は無事に約束の場所で息子と合流することが出来たんです。

空港には早めに着くように家を出ていたので、トラブルがあっても影響はありませんでした。それでも、あの親切な男性に会わなかったら、私はどうなっていたか分かりません。相当な苦労をしたでしょう。だって、本当に品川駅で成田エキスプレスに乗り換えるということしか知らなかったですからね。


いろいろ調べてみると、カンタス空港を利用することにこだわらなければ、日本航空のメルボルンからの直行便で成田まで行き、羽田に移動してその日のうちに岡山空港まで来る方法があるようです。

早朝の出発で深夜の到着ですから、いずれにしても体力はいります。

それでも、今回20年ぶりに息子と一緒にですけど旅行してみて、次回は一人でも来れそうだと思いましたので、次回は飛行機での移動を考えます。

それにしても、本当に助かりました。

誰かに親切にされると、自分も誰かに親切にしたいと思いますね。


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2025年11月3日

日本滞在最終日

10月6日から岡山の実家で過ごして来ましたが、今日が最終日です。明日の朝9時半に家を出て6時間がかりで成田空港まで行って、東京で旅行を続けている息子と空港で落ち合って一緒に帰ることになっています。

昨日の日曜日には私の2人の妹達も実家に集まり、母と私達3人姉妹との4人で楽しい一日を過ごしました。もちろん、母は朝から大張り切りで美味しい料理を次々と作り、先日作ったこしあんで柏餅まで作ってくれたんですが、その手際の良さには目を見張らされましたよ。すごいんですから。

柏餅を作ると言うので葉っぱはどうするのかと聞くと、葉っぱはちゃんと冷凍庫に保存されていました。あんこはお団子やお餅を作る場合の1個分を30グラムとして、10個分ずつを棒状にして冷凍保存してありました。これを解凍している間に生地を作って、あっという間に柏餅を作ったんですよ。

昨日は私のリクエストで「五目おこわ」も作ってくれました。もちろん前日から材料は仕込んでいました。

私は「五目おこわ」は炊飯器で作るんですが、蒸し器で蒸して作る母の「五目おこわ」は比べ物になりません。母から一度ちゃんと習いたかったのに一緒に作って習う機会はこれまでなかったんです。昨日はメモを取りながらちゃんと習い、妹に蒸し布も買って来てもらいましたので、メルボルンに帰ってから作ってみます。

妹達とはいろいろな話をしました。思い出話や家族のことなども話しましたが、現実的な話もしました。実家の家の名義変更のことなどです。現在は今年亡くなった父の名義になっていますが、これをどうするかという話です。

実家のある岡山県中西部の町周辺は過疎化が進み、空き家が増えています。実家の近所も空き家だらけです。現在90歳になる母が一人で暮らすこの家もいつかは住む人がいなくなる時が来るわけですけど、その時どうするかという現実的な問題を話し合っておかなければいけませんでした。


実家滞在最終日の今日も、母は私に美味しいものを食べさせようと朝からずっとお料理をしています。ちらし寿司を作ろうとしているようです。晩ご飯は、そのちらし寿司と焼いた塩サバだろうと思います。最高のご馳走です。

滞在中ずっと美味しいものを作り続けてくれた母に感謝です。とにかく元気で頭脳明晰な母ですから、転んで骨折するとか新型コロナのような厄介な病気に感染したりしなければ、まだまだ元気に長生きしてくれそうな気がします。

私も目が回っていなければ一人で旅行が出液そうなので、次回は息子の助けなしで来れそうです。毎年会いに来れるほどの経済的な余裕はありませんが、出来るだけすぐにまた来ようと思っています。


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2025年10月31日

母のあんこ作りと親心

10月だというのにいつまでもだらだらと夏が続いていたのが、ある日突然寒くなり、秋を通り越して冬が来たみたいな岡山の田舎の実家で、毎日特に何かするわけでも無く過ごしています。

昨日の朝も冷え込みましたが、日中は20度以上まで気温が上がりました。気持ちがいいので、散歩を兼ねてセブンイレブンまで歩きました。田舎にもセブンイレブンはあるんです。実家からはゆっくり歩いても15分もかかりません。のんびり山沿いの道を歩いて行きました。

行った目的は、「きんつば」を買うため。数日前からあんこ系のお菓子が食べたくてたまらなかったのですよ。先週その店で買った「きんつば」が美味しかったのでもう一度買おうと思って行ったんですが、売り切れていたので大福餅と草餅を買って帰りました。

それを見たうちの母が、私に柏餅を作ってあげると言って、今朝早くから小豆を煮ていました。800グラム入り袋を全部煮たそうでかなりの量になっていましたが、それをこしあんにしていました。

私もメルボルンであんこは良く作りますが、こしあんは面倒なので作るのはいつも粒あんです。しかし、母は実に簡単にこしあんを作ったんです。

大きな鍋に手ぬぐいで作った袋を敷き、その上にざるを置き、軟らかく煮た小豆をざるに移してすり棒でつぶしていました。皮はざるに残り、あんこは手ぬぐいで作った袋に残り、鍋には水だけがたまるという仕組みなんです。

母がこしあんを作るのを本気で見て習ったことがなかったのですが、なるほどこうやって作っているのかと今更ですけど勉強になりました。私がフードプロセッサーで皮も全部ガッガーとつぶして作るこしあんよりもやはり舌触りがいいです。

メルボルンに帰ったら、母のやり方でこしあんを作ってみようと思いました。


母は90歳を超えていますが、お料理の手際がすごいです。あっという間にいろいろ作ります。65歳の娘に食べさせてやりたいと、毎日美味しいものをたくさん作ってくれます。

母と娘の関係というのは、歳をとっても変わらない特別なものがありますね。うちの娘が家に帰って来る時に、私が娘の好きなものを作って食べさせてやろうと思うのと同じ気持ちなのでしょう。

うちの娘は料理が好きでとても上手ですが、それでも一緒に料理をしていると私が教えてやれることはいろいろあります。

メルボルンに帰る日が近づいてきました。帰る前に私の大好物の蒸し器で作る五目おこわの作り方を習おうと思っています。


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2025年10月30日

みどりの窓口がない!

岡山市に本店を置く「中国銀行」は、岡山県でトップのシェアを誇る銀行なんですが、私の実家ある中西部の町は過疎化が進み、この町にあった支店が無くなったそうです。

振り込みとか支払いとか、大抵のことはオンラインで出来る時代ですが、うちの母にはそういうことが出来ません。用事がある時には一番近い支店がある高梁市まで行かなくてはいけません。

昨日は銀行に用事があったので高梁市まで私も一緒に行きましたので、ついでに来週帰国する時の成田空港までの列車の切符を買っておこうと思い、高梁市にある備中高梁駅に行きました。

実家から成田空港までは、5時間以上かかる大旅行なんですよ。備中高梁から岡山まで行き、そこから新幹線で品川まで行き、品川から成田エクスプレスで成田空港まで行くのです。3つの特急券が必要で、すべて座席指定が必要です。時間がかかる新幹線はグリーン車を利用して窓側の席を頼むつもりでした。

何かあった時のことを考えて早めに空港に着くようにしたいと思いました。備中高梁駅の「みどりの窓口」で相談しながら時間を決めようと思っていたら、

「みどりの窓口」がなかったんです!

改札口の近くで掃除をしていた人に「すみません、この駅にはみどりの窓口はないんですか?」と聞いたら、「みどりの窓口って何ですか?」と言われました。20年近くも日本に来ていなかったので知らなかったのですが、多くのJRの駅で「みどりの窓口」は廃止されたんだそうですね。

岡山県には、人が対応してくれる切符売り場のある駅は4つしかないんだそうです。

備中高梁駅には、私が買いたい切符を売る機械は一つしかありませんでした。私の前の人がその機械で切符を買おうとしていましたが、機械に取り付けられていた受話器でオペレーターと話しながらやっていましたが、結局その人は切符を買うことをあきらめたようでした。

私は「みどりの窓口」で相談しながら時間を決めるつもりでしたが、それは諦めてiPhoneで列車の時間を調べました。その時間で切符の購入を試みたんですけど、

わけが分からん!

そうこうしているうちに私の後ろに人が並ぶし、発券機が1台しかないんですから、もたもた時間をかけてやっていられないんですよ。操作を取り消してしばらく待っていました。そして他の人がいなくなってから再び挑戦したんですが、よく分からないんです。

そこでオペレーターの助けを借りようと思ったら、順番待ちが3人と表示されました。待っているうちに再び私の後ろに人が並び始めましたから、もう機械で買うのは諦めました。

人が対応してくれる切符売り場のある4つの駅の1つは倉敷駅です。私は倉敷まで行くことにしました。そうしたら、次の普通列車まで待ち時間が1時間!

そんな…

仕方がないから特急「やくも」に乗ることにして特急券を買おうとしたけど、これも買えず。結局、特急列車の中で割高料金の特急券を買いましたから、倉敷まで行くだけで1880円もかかったんです。(泣)

切符は、倉敷駅の「みどりの窓口」の行列に並んで、スタッフの方と相談しながらちゃんと買えました。私以外の方は、来週の新幹線の切符とか、私が買ったような複数の切符を家族分とか、機械では買いにくい切符を買っていらっしゃいましたよ。

切符はインターネットで簡単に買えるとJRは宣伝していますが、インターネットやスマホの操作に不慣れな高齢者には、1台しかない発券機で複数の切符を座席指定しながら買うなんて無理です。

不便になったものですね。駅が無人になって、切符を買うのに苦労している方が大勢いらっしゃることでしょう。

今日の新聞にJR西日本の全線が赤字だという記事を読みましたが、利用しにくいJRを避けて費用が高くついてもタクシーを利用する人が多いのも納得です。


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2025年10月29日

悪夢の国際郵便小包とパニック

家の片づけをしていて見つかった古いアルバム、そしてアルバムに貼れてもいない大量の写真。

日本に来てから購入した22センチの靴(日本でしか手に入らない!)やユニクロの長袖の服(オーストラリアのユニクロは同じ商品でも日本で売られている商品よりも袖が4~5センチ長い!)や母から譲ってもらった服やエプロン。

アマゾンで買った調理器具や娘が備中国分寺で買った絵や息子の荷物。

日本滞在中に荷物がかなり増えましたので、箱に詰めて送料の安い船便で送ることにしていたんですけど、

日本郵便の国際小包が面倒くさすぎる!

紙の送り状というのがなくなっているんですね。オンラインで全部やらなくちゃあいけなくなっているんですけど、「国際郵便マイページサービス」というやつにアカウントを作って送り状と必要な書類を作らなくちゃあいけません。

依頼主とか送り先の記入は簡単ですけど、内容品リストの作成が完全に悪夢のレベルなんですよ!

私が箱に詰めた物は全て個人的なもので、多くには値段なんて無いんですけど、いちいち品名や値段を登録しなくちゃあいけないもんですから、あまりに面倒で郵便で送るのはやめたんです。

実家のある町では郵便以外に海外に荷物を送る選択肢がありません。そこで、全部の荷物の重さを量ってみたら何とか機内に持ち込める30キロ以内に収まりそうだったので、箱はヤマト運輸で成田空港あてに送ることにしました。

その箱詰め作業のついでに、昨日はスーツケースを整理したんです。

そうしたら、

パスポートが見つからないの!

パスポートは滞在中には持ち歩く必要がないので、スーツケースに入れたままにしていたんです。ところが、いくら探してもない!

全てのポケットを探したけどない!

ハンドバッグや小さい旅行かばんの中もあらゆるポケットも探したけど、どこを探してもパスポートは見つからなかったんです!

成田空港に送る箱も開封して中身を全部出して調べたけどない!

そうこうしているうちにヤマト運輸の方が集荷に来てくださいました。パスポートが無いと帰れないけど、成田空港に送った箱は出発日に受け取らなくてはいけません。しかし、予定通りに帰れなくなる可能性が出て来たから、箱が受け取れなくなる可能性も出て来たわけですよ。

私は心臓がバクバクして来て、顔が真っ赤にほてって、喉はカラカラになって上手く喋れないほどになって、完全にパニックモード!

パスポートが見つからないことを知った母も心配して一緒に探し始め、実家の金庫の中まで探し(そんな所に入っているわけがないのに!)、座布団や布団の下や絨毯の下まで探し(そんな所にあるわけがないのに!)、オーストラリア領事館にパスポートの再発行を頼むしかないと思い始めた時ですよ。

母が私がデスク代わりに使っている座卓の上にあった小さなポーチを指さして、「それは何?」と聞きました。その小さなポーチには、私の薬が入っていたんです。

「これには薬を入れているのよ」

そう言ってポーチのファスナーを開けたら、中には薬と一緒にパスポートが入っていました。

なんでこんなところにある!

「誰が入れたの!」と言っても、私以外に入れる人はいないわけですけど、私にはそのポーチにパスポートを入れたことなど記憶にないんです。

いやあ…

見つかって良かったですけど。

心臓も胃もおかしくなりましたよ。おかげでドジャーズが18回の裏にサヨナラ勝ちするところを見逃しました。


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2025年10月28日

秋晴れの日の干し柿作り

私の下の妹の義父さんは、80歳を超えても大変お元気で、同居しておられる長男夫婦を含めた家族のために毎日のご飯作りにも奮闘されておられるそうです。

お料理の味付けがいつも大雑把で、お寿司を作る時でさえ寿司酢を目分量で作るため味が作るたびに違い、先日作った1升のお寿司はご飯が酸っぱい上に具材の味付けが薄くて、正直美味しくなかったと妹は言っていました。

味はどうかと聞く義父さんに妹は正直な感想を言ったそうで、妹はこの義父さんとは大変良好な関係なのでございます。義父さんから「フミちゃん、フミちゃん」と何かと頼りにされている妹の話を聞くたびに、うらやましくなるような仲良し家族なんですけど。

この義父さんは、農業にも励んでおられて、家族だけでは食べきれないお米や野菜や果物を妹に言づけて、うちの母に下さるのでございます。

昨日、早い昼食を終えて食器を洗っていたら台所の勝手口が突然開いて、その妹が入って来ました。大きな袋いっぱいの野菜を抱えていたんですけど、持って来たのは野菜だけではありませんでした。大量の柿を持って来ていたんです。

干し柿用の渋柿です。大きなコンテナ2個分でしたから、200個近くあったのではないでしょうか。

「うわっ、こんなにもらっても困るじゃん」と思ったのは私だけ。毎年この時期に干し柿を作っている母にとっては、ありがたいことなのです。

妹が帰った後、母は早速干し柿作りを始めました。母は包丁で皮をむき始めましたが、義父さんが下さった柿はとても大きくて包丁では大変だったので、ピーラーでむいた後に包丁で仕上げていました。

手が痛い私は、柿の皮むきは手伝いませんでした。皮をむいた柿を熱湯に通すとカビが来にくいという義父さんからのアドバイスを聞いて湯通しをすることにしたので、私がそれを担当しました。あとは、洗い物を立てだっただけで私はほとんど何も手伝っていません。

夕方が近づいたので、昨日は50個吊るしたところで作業は終了しました。


今日、次の50個を吊るすそうです。もらった柿はご近所の方にも分けたので、我が家の分は100個ほどになりますが、100個も誰が食べるんでしょうか。

まあとにかく、うちの母は活動的だし何でも作れます。ただね、干し柿作りの作業は母一人では難しかっただろうと思いますよ。柿の皮をむいたり熱湯に通したり紐に取り付けたりという作業は一人でも出来たでしょうけど、とにかく重いんですよ。

洗濯物を干す竿にかけているんですが、竿を持ち上げながらそれぞれ10個もの大きな柿が付いた紐をひっかけるのは簡単ではありません。そこのところは、私が手伝えて良かったです。


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2025年10月27日

へその緒をオーストラリアへ持ち帰る

膝を痛める原因になった実家の2階の大片付けから2週間が経ち、膝も回復したので2回目の片付けをしました。まだ残っていた不用品を燃えるごみと燃えないごみに分類して袋に詰めました。

うちの母は90歳ですが、この歳になると親戚の人が亡くなったり介護施設に入ったりすることも多いですけど、そういう時に処分に困った家族から引き取って保管して来た衣類もたくさんありました。

今後使うことは無い衣類ですからね、処分した方がいいと母を励まして、私が袋に詰めました。この家には、まだまだ不要な衣類が山ほどありますが、2階の2部屋はほぼ空っぽになりました。

実家での滞在もあと1週間となった今朝、母が突然言いました。

「へその緒があるけど欲しい?」

「いらない!」と即答した私ですが、日本では子供が生まれた後、取れたへその緒を大事に保管しておく伝統があるんですよね。うちの母は、私と2人の妹のへその緒を大事に保管していました。

家で生まれた私と上の妹のへその緒は和紙に包んでありました。病院で生まれた下の妹のへその緒は桐の箱に入れられて、生年月日や生まれた時の体重や身長などの記録も書かれていました。

和紙の包みを開けてへその緒を見てみましたが、65年も経ったへその緒は白い粉が付いた黒い干からびた物体で、くしゃくしゃの塩昆布みたいでした。あの白い粉は何なんでしょうか。乾燥剤かカビでしょうか。

私はそれをもらいたいとは思わなかったんですが、うちの娘が欲しいと言うので、とりあえず家に持って帰ることにしました。

オーストラリアには動物性の物の持ち込みは出来ませんから、へその緒など持ち込めないだろうと思いますよ。検疫で廃棄処分になるんじゃあないかと思います。でも一応持って帰ってみます。

母は「カバンの中に入れておいて黙っていれば分かりはしない」と言いましたが、そういう違法なことはしたくない性分ですから、ちゃんと申告して検疫でどのような判断になるか、またこのブログで報告します。


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2025年10月24日

足腰を鍛えなくちゃ

日曜日から岡山の実家に滞在していたうちの娘がメルボルンに帰るため、今朝早く岡山空港に向かいました。バスや電車を乗り継いで行くとかなり時間がかかるんですが、うちの母がタクシー代を払ってあげると言ってタクシーを手配してくれたので、直接岡山空港に向かいました。

やって来たタクシーの運転手さんは、以前この町で写真館をされていた方でした。20年以上も前に、私達家族はその写真館で家族写真を撮ってもらったことがあるんです。髪の毛を日本髪に結うのと着物の着付けで疲れた当時2歳の娘がぐずって言うことを聞かないので、写真撮影は大変だったんです。

その方のお母さんも一緒になってあれこれ道具も使ってカメラの方を向かせたり、バッグを振り回さないようにと叱ったりおだてたりと、苦労の末にいい写真を撮ってもらいました。今朝は、空港までの1時間ほど、娘はその方とずっとおしゃべりをしたそうです。

息子に続いて娘もこの家からいなくなり、母は少し寂しそうでしたが、すぐに活動を始めましたよ。今日の新聞に載っていた「脳トレ」のパズルを解いた後は、お昼に茶わん蒸しを作ると言って準備を始めました。本当に活動的です。


ところで、私の膝なんですけど…

私が実家に置いたままにしていた本や書類、古い衣類などの不用品の大片づけをした時に、急な階段の上がり降りをし過ぎたせいで膝を痛めてしまったわけですが。あれから2週間が経ち膝の痛みは良くなったんですけど、実家での暮らしで足腰が弱っていることを実感しているんです。

床に座ることが多い暮らしのせいです。寝るのも床に敷いたお布団で寝ていますし、テレビを見る時にも床に座ります。これを書いているノートパソコンも座卓に置いて座布団に座っていますし、家族が集まって食事をする時にも座卓です。

正座なんて私にはもう出来ません。お行儀は悪いけど足を延ばした状態で座るしかありません。そして、床に座ったり寝転んだりした状態から立ち上がるのに、めちゃくちゃ苦労するんです。簡単にひょいっと立ち上がるうちの90歳になる母の方が、よっぼど脚力があるのでございます。

先日一緒に買い物に行った時もそうでした。帰りのタクシーを待っている時にベンチか椅子に座りたくてたまらなかった私に比べて、うちの母はへっちゃらで立ち続けていたんです。「ヒロコより私の方が強いなあ」と母は言っていましたが、悔しいけどその通りなんです。

先日は、岡山の友人と来年あたりヨーロッパ旅行に行こうという話をしたんですけど、その友人も私もヨーロッパに行ったことがないので足腰が丈夫なうちに行っとかないと行けなくなるからそういう話になったんですが、今の私にはちょっと無理です。

まだ64歳なのに(あと2週間で65歳ですけど)、この歳でここまで歩くことに苦労していたんでは老後が心配です。膝の痛みが無くなりましたので、少しずつ足腰を鍛えなくてはいけません。

早速うちの母に教えてもらった簡単な運動をしました。「この運動を20回、次はこの運動を20回、…」と言われてやってみて、今朝は腿が少し筋肉痛です。

ホントやばいわ…

本気で頑張って続けます。


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2025年10月23日

突然に夏から冬へ

今回の日本への旅行は、暑い時期を避けるために10月を選んだのに、到着した4日からずっと真夏のような蒸し暑い天気が続いていました。

実家の片づけをした一週間は連日10月とは信じがたい暑さで、首に手ぬぐいを巻いて汗をふきながらの大仕事でした。2階の部屋が危険な暑さになる午後は、片付けなど出来ないほどでしたよ。

赤穂の温泉ホテルに行った時も暑かったし、牛窓に行った日も暑かった。10月も中旬を過ぎたのにまだ半袖シャツで汗ばむような天気は全く異常でしたが、昨日突然冬になりました。家の外の気温は、午後になっても14度でしたよ。

今朝は8度と寒かったんですが、今日は快晴の素晴らしい天気になっています。午後には23度になるそうですから、今、大洗濯をしているところです。

今朝、うちの息子が次の目的地に向かって出発したんです。だからシーツ類を洗っているんですけど、出発した時に息子はバスの中で涙が出たそうです。

でもね、日本には行ってみたい所がたくさんあるので、出来るだけすぐにまた日本に来ると言っています。その時には母に会いに来ることでしょう。母も来年は91歳ですが、自分が元気なうちはいくらでも泊まりに来ていいと言ってくれていますから。

19年ぶりに日本に帰って来て、妹達やすっかりいいお母さんになった姪達とその子供達、大切な友人などとの幸せな再会が続きました。メルボルンに帰る日が近づいて寂しい気持ちにもなりますが、元気でいればまた会いに来ることが出来ますからね。

そのためにも、私は足腰を鍛えなくてはいけません。その話はまた明日。


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2025年10月22日

携帯電話が絶好調に!

昨日の朝、うちの母の携帯電話、ドコモの「らくらくスマートフォン」が絶不調で、ラインが起動しないだけでなく、画面が真っ黒になったりして困っていると、

突然フリーズ!

どこをどうしても動かなくなりました。

「こういう時は一度スイッチを切ると直ることが多いよ」と提案してみましたら、スイッチを切るとか再起動するというコンセプトを母は理解していないんですから、それをどうやってするかも知らなかったのですよ。

近くに住む妹も私も、使っているのはiPhoneなので「らくらくスマートフォン」のことは良く分からないんですが、どの機種にもスイッチには共通のマークがついていますからね、スイッチボタンはすぐに見つかりました。

そのボタンをiPhoneでシャットダウンする時と同じように長押しするとメニューが現れましたので、「再起動する」を選択してみました。

再起動したドコモの「らくらくスマートフォン」でラインを起動してみると、

一瞬で起動!

電話も何の問題もなく音声が聞こえましたよ。もうタクシーを呼ぶのにスマートフォンに向かって叫ぶ必要もありません。ウソのように絶好調なんですからね、新しいのに買い替える必要もないでしょう。

やっぱり、調子が悪い時には「一度スイッチを切る」なんですよ。どうしてもっと早く気づかなかったのか、私もうっかりしていました。

母には、今度調子が悪くなったらこのボタンを長押ししろと再起動の方法を教えましたけど、忘れるかもしれません。でも、私も「らくらくスマートフォン」の使い方が少し分かりましたから、もし忘れても教えられます。

皆さん、パソコンでもスマートフォンでも、調子が悪くなったら一度スイッチを切って起動し直しましょう。たったそれだけで問題が解決することは多いですから。


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2025年10月21日

携帯に向かって叫ぶ

90歳になるうちの母が使っている携帯電話は、ドコモの「らくらくスマートフォン」というやつで、私の妹達がiPhoneもアンドロイドもお母ちゃんには使いこなせないだろうと相談して、この使いやすい「らくらくスマートフォン」というのを買ったそうなんですが。

うちの母にはローマ字入力の方が楽だろうと思うし、使いこなせなくても日常的に使うインターネットとラインと電話機能だけでもiPhoneの方が簡単だと思うんですけどね、これをずっと使って来たんです。

オーストラリアにいる私とはラインでビデオ通話をしていますが、私の声が聞こえないと言って聞き返してくることが頻繁で、音量を最大にしているのによく聞こえないとはいつも言っていたんです。

昨日、母とうちの息子と娘、そして私の4人で小さなショッピングセンターに行きました。車がないのでタクシーで行きました。実家から10分ほどで行けます。和食のレストランで昼食を食べ、スーパーで買い物をしてから帰りのタクシーを呼ぼうとした時ですよ。

電話がかけられるのは母のスマートフォンだけですから、それで電話をしたんですけど、最初は母が大声で話していましたが「うんともすんとも言わん」と言って私に電話を渡しました。

確かにうんともすんとも言っていませんでした。「おかしいなあ、何も聞こえないよ。これ、通じているの?」と私達が話していると、蚊の鳴くような声がかすかなに聞こえました。

「聞こえていますよ」

「あっ、聞こえているんですか?」

安心した私は名前を名乗り用件を伝えたんですが、何の音も聞こえません。「だめじゃ!何も聞こえん!通じたんじゃろうか」分からないまま電話を切りました。

母が確認のために再び電話をして、大声で「もしもし、もしもし」と叫んでいましたが、すぐに切りました。公衆電話からかけた方がいいかもしれないと思い私が公衆電話を探していると、母は再び電話をかけていました。

今度は声が聞こえたらしく、タクシー会社の方は「先ほどの方ですね?現在向かっています」とおっしゃったそうです。母は度々電話をかけたことを大声で詫びて、確認したかっただけだと言っていましたが、聞こえにくいせいか叫んでいました。

タクシーは3回目の電話の後すぐにやって来ました。

母と私の叫びの電話は3回とも普通に通じていたのです。「だめじゃ!何も聞こえん!」と話す声も全部聞こえていたのですよ。

恥ずかし~!


毎日ラインで家族と連絡を取り合っている母ですが、このラインが起動するのにむちゃくちゃ時間がかかり、突然クラッシュしたりもするし、スマートフォンを買い替える時が来ています。

ドコモの「らくらくスマートフォン」は使いにくいと思うんですけど、母はこれに慣れているので同じタイプのを買うつもりのようです。

スマートフォンの契約が亡くなった父名義のままですし、料金の引き落としが父の口座からだったのにもうその口座もありませんから、請求書が毎月送られて来ていちいち支払いに行かなくてはいけないんだそうです。いろいろ不便をしているようなので早く解決しなくてはいけません。


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2025年10月20日

家族大集合と携帯電話紛失

昨日、うちの娘が岡山にやって来ました。東京から始まって、岐阜県、名古屋、京都、神戸と過密スケジュールで旅行を続けて来た娘は疲れていましたが元気でした。

私達家族が短期間ですが住んでいた岡山県の総社という街で息子と私と合流し、総社市内に住んでいる私の下の妹が車を運転して、息子や娘が見たかった思い出の場所に連れて行ってくれました。

自分達が通った小学校を皮切りに、住んでいたマンション、よく通ったコープのお店跡地(火事で焼けたそうです)、大好きでしょっちゅう遊びに行った砂川公園、そして総社で一番有名な観光地「備中国分寺」などを見て回り、最後に思い出のレストラン「長崎ちゃんめん」で少し遅い昼食を食べてから実家に帰って来ました。

十数年ぶりに再会して涙ぐむ母と娘を見てもらい泣きしました。

娘との再会を心待ちにして来た従姉妹達は火曜日に会いに来る予定だったのですが、火曜日まで待ち切れなかった従姉妹達は自分達の実家である私の上の妹の家に集結して、娘の到着を待っていたようなんです。

私達が実家に到着した午後4時頃、やって来ましたよ、それぞれの子供達をみんな連れて。

「あっ、久しぶり」
「久しぶり~、元気だった?」

20年ぶりの再会です。「アンタ達さあ、ハグくらいしたら?」と言うと、「そうだねえ、ハグしようか」「したいしたい」そう言いながらハグしあっている娘と従姉妹達は、とっても日本人的なのでした。

これがオーストラリアだったらハグの嵐ですよ。

最初は恥ずかしそうにしていた子供達もすぐに慣れて大変にぎやかな時間を過ごしました。従姉妹達は、予定通りに再び火曜日にもやって来ます。


ところで、総社で私達をいろいろな場所に連れて行ってくれた下の妹ですが、砂川公園を見に行った帰りのことです。

次の目的地、妹家族の家(ここで従姉妹達を含めた妹家族に再会しました)を目指して砂川公園を後にしてすぐのことです。妹の車にはカーナビみたいなものがついていたんですが、それがしゃべったんですよ。

「携帯電話を忘れていませんか?」

「え?」と慌てて携帯電話を探す妹。

「ないわ!忘れとるわ!どこに忘れたんじゃろ?お便所じゃ!ポットン式だったから横のところに置いたんじゃった!」

車を停めた場所の近くのお便所に大急ぎで戻ったら、妹の携帯電話は置いたその場所にありました。昨日の砂川公園は大勢の人がキャンプや焼き肉を楽しんでいましたが、そのお便所は人が大勢いるところからは離れていたのです。それが良かったかもしれません。

まあとにかく、携帯電話が無事に戻って良かったんですけど、車が「携帯電話を忘れていませんか?」と聞いてくれなかったら、全く気が付かずに家に帰り、家に帰っても気が付かなかっただろうと言っていましたよ。

便利な機能があるものです。


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2025年10月19日

睡眠不足で朦朧も忙しい一日

昨日の土曜日は、親しい友人とその息子さんと一緒に「日本のエーゲ海」とも呼ばれる牛窓というところに行きました。牛窓オリーブ園のある山の上から見る瀬戸内海は、期待していた以上に美しかったです。

目の前の海には小豆島が広がり、遠くには四国高松の屋島や瀬戸大橋もよく見えて感動しました。

美味しい天ぷら屋さんでお昼ご飯をご馳走になり、備前長船刀剣博物館日本一のだがし売場というところにも寄り、楽しい一日を過ごしました。

しかしですね、私の実家があるのは岡山県中西部の山間部。実家には車が無いので移動はバスと電車が頼りなわけですが、岡山までは行くのも帰るのも大変なんです。行きは岡山駅までの直行バスで行ったんですが、道路工事や渋滞などでめちゃくちゃ時間がかかり、エアコンを切っていたから車内が蒸し暑くて、二度と直行バスは使いません。

帰りは岡山駅から伯備線で帰りました。備中高梁駅というところで電車を降り、そこからはバスで帰るつもりだったんですけど、なんと最終バスに間に合わなかったんです。

その最終バスというのは、備中高梁駅を7時に出発するバスなんですよ。

最終バスが7時発!

田舎の交通事情はこれでも良い方なのでございます。

仕方がないのでタクシーで帰りました。1台だけ駅前にタクシーがいたのに運良く乗れたから助かりましたが、そのタクシーがいなかったらどうなっていたんでしょうか、ホントにもう。

子猫は今日も朝から床の間の後ろ辺りでニャアニャアと鳴いています。

そして、今日は2週間の過密スケジュール旅行を終えたうちの娘がこの家にやって来ます。私の母は大変楽しみにしています。従姉妹達も楽しみにしています。わずか4日の滞在ですが、良い思い出が作れますように。


昨日はメジャーリーグ野球のドジャーズの試合を観ることが出来なかったわけですが、そういう時に限って凄い試合になったと聞き、昨晩はYouTubeで大谷選手の大活躍動画を観て興奮したせいか、眠れなくなりまして。

12時近くなっても眠れなかったので睡眠薬を飲んで眠ったのに、2時間後に目が覚めてしまうという残念な結果になってしまいました。2時に目が覚めた後はもう眠れなかったので、今朝は朦朧としています。頭もクラクラしています。

今日は私達家族が以前住んでいた総社という街でうちの娘と合流して、私の妹家族に会う予定なので、これから再びバスと電車で総社まで行かなくてはいけません。

膝もまだ痛いのでバス停まで歩くのが大変ですが、頑張ります!


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2025年10月18日

子猫の鳴き声が続く

数日前から、滞在している実家の奥の和室の床の間の後ろあたりから、子猫の鳴き声が聞こえるようになりました。

ミィミィとか細かった鳴き声は次第に力強くなり、2~3日ほどからはミャアミャアとうるさいほどです。子猫の声ですし、このまま放置すれば死ぬかもしれないとも思うし、不憫なので保護してやりたい気持ちはありますが、犬猫の保護は田舎では簡単には行きません。

まず、動物保護センターなどというものが存在しないわけです。私の実家がある地域を担当する保護センターははるか遠くの岡山市にあり、車のない私達にはどうにもなりません。

保護したとしても、90歳の母がその猫を飼うことも出来ません。

しかし、ミャアミャアと一日中鳴き続ける子猫の声を聞きながら無視していると罪の意識が芽生えてきます。鳴き声が聞こえてくる場所に近づくと、気配を察して鳴きやみますからどこにいるのか分かっていませんが、物置のどこかだと思います。

昨晩は、うちの息子が親猫らしい声を聞いたというので、どうやら物置のどこかで野良猫が出産したようです。親猫がいると分かって少し安心しました。成長したらどこかに行くと思いますから。

それを聞いて、うちの母親がグレーの野良猫を見たことがあると言いました。どこかの飼い猫が逃げて野良化したのか、捨てられた猫かもしれません。

私の母は「近所の人達は野良犬でも見たら石を投げて追い払うけど、私はいじめたりしないから、きっと我が家の物置が安全なんだろう」と言って、子猫のことも気にしていません。居つかれても困るのでエサはやらないと言っています。

いずれにしても保護してやるという選択肢がないので、無視するしかありません。今日も朝から一段と力強い声でミャアミャアと鳴いています。


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2025年10月16日

「脳トレ」パズル

私が滞在している実家は、過疎化が進む岡山県中西部の山間部にあり、実家には車も無いのでちょっとどこかに出かけるのもバスが頼りです。

家の片付けで重い物を持って急な階段の上がり降りを繰り返した私は、現在は歩行が困難なほど膝が痛くなっていてバス停まで歩くことも難しいので、家で過ごすしかありません。

今朝は暇つぶしに、90歳になるうちの母に勧められて新聞に載っている「脳トレ」パズルをやってみました。

これが簡単ではなかったんですよ!

今日のパズルは、文字を並べ替えて正しい言葉にするというものでした。こういうのがお得意の方には、見ただけで解けるようなパズルかもしれませんけど、私はですね、4問目まではそれこそ見ただけで分かったんですが、5問目が分からなかったんです。

1.ご に っ お こ
2.せ ー む ー ん げ た
3.い う し ゅ か い さ
4.く せ が ょ う い し
5.り び か た し と は

この5問目がなかなか分からなかったわけ。

うちの母親も分からないと言い、2人で頭を悩ませていたら息子もやって来ました。日本語は話せるとはいえ、息子には出来ないだろうと思っていたら、息子も4問目はすぐに答えが分かりました。

しかし、息子にも5問目が分からない。

母は途中であきらめて「ちょっと休憩」と言ってどこかへ行きました。息子と私はあきらめきれずに考え続けました。息子は例の最新版iPhone17のAI(人工知能)に答えを聞いていましたが、AIも分からないと答えたそうですよ。

「AIにも分からないのか、タイポじゃあないの?」と言ったちょうどその時、息子には答えが分かったんです。答えを教えてもらったら、分からなかったことが不思議なほど簡単な答えでした。

100%日本人の母と私には分からず、日本語力に劣る息子に分かったということは、やはり私や母の脳みそは老化しているということですかねえ。

うちの母は新聞に載る「数独」と「まちがい探しパズル」はいつもやっているそうですが、これからは「脳トレ」もすると言っています。私もボケ防止にこういうのをやった方がいいと思いましたよ。


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2025年10月15日

腰痛ひざ痛ベーカー嚢胞

10月6日に岡山の実家に帰り、翌々日から本格的に始めた片付けで私はクタクタでございます。

先日の記事に書いたように、今回日本に来た理由の一つが実家に残したままにしている私の持ち物や、うちの夫が日本でやっていた事業が破綻した時にとりあえず置かせてもらったままになっていた家具やいろいろな物を処分するためでした。

そうした物は使っていない2階の2つの部屋に保管されてあったんですが、本も書類も服も何もかもが重いわけですよ。それを種類ごとに分類し、紐で縛ったりごみ収集用袋に入れるのも大変だけど動かすのも大変。

そして、そこに保管されていたのは私の物だけではないわけで、2人の妹達の服やバッグや靴や様々なものが3人分混じって置いてあったので、私は3人分の片付けてやっているのです。今年亡くなった父親の持ち物や服もたくさんありましたしね。

一日に何度も急な階段を上がり降りし、床の上で作業をやっているからひざや腰に負担がかかり、数日のうちに古傷のある右膝には痛みが生じて、なんと数年ぶりに、

右膝の裏にベーカー嚢胞が出現

今日はヨタヨタと歩いています。片付けは全部終わっていません。連日の猛暑の中で大汗をかきながらこれもいい運動だと思って頑張っていましたけど、ひざを痛める羽目になってしまいました。

今週の月曜日にはうちの息子がやって来ましたので、昨日は上の妹の旦那さんの力を借りて、旦那さんのバンに処分する物をパンパンに詰めてリサイクルセンターとごみ処理場に3回も往復して処分しました。

私が行っても役に立ちませんから、息子が一緒に行ってくれました。まだ処分する物は残っています。処分しなくていけない家具類はバンに入らなかったので残っていますし、まだまだ終わりは見えていません。

実家に持ち物を残したままにしている方は多いと思いますけど、皆さん、

片付けは大仕事ですよ!

 
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2025年10月10日

凄すぎる90歳のうちの母

昨日の朝、3時47分に目が覚めてから再び眠ることができなかった私は、うちの母が起きるのを待っていました。母も早朝に目が覚めてしまって早起きをすることがよくあるそうなんですが、昨日は5時過ぎに起きたようでした。

テレビの音が聞こえて来たので行ってみますと、母は体操をしていました。目が覚めた後にベッドで行う柔軟体操に始まって、スクワットなども毎日やっているそうです。

朝ご飯を一緒に食べているんですが、実家に来ても私はコーヒーとポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を食べていますが、うちの母は違います。

チーズを乗せて焼いたトースト、自分で作ったヨーグルトとバナナと季節の果物を食べ、激甘の熟成黒ニンニクを食べ、温めた牛乳にエゴマ入りのきな粉とハチミツを加えたのを飲みます。朝から食欲がすごいのです。

昨日は、私の妹の娘2人(つまり姪)がそれぞれ赤ちゃんを連れてやって来ました。彼女達は祖母であるうちの母が大好きで、しょっちゅう来るんだそうです。

孫娘達がひ孫を連れてやって来るというので、お昼ご飯に巻き寿司を作ると決めていた母はは、冷蔵庫にあるものを見てツナと魚肉ソーセージと卵焼きとレタスとキュウリを具にすると決め、準備を始めたんですけど、その時まだ6時半頃ですよ。

まずは寿司飯の準備だと言って、母は精米を始めました。お米は、いつも玄米を用途に応じて精米機で精米しているんだそうです。精米している間に寿司酢を作り、次々に具材を準備して行きます。

とにかく手際がすごいんです!

朝の家事もこなしながら、10時前には8本の超太巻きを完成させていました。ご飯がたくさん入ったパンパンの太巻きですが、どこも破裂していなくてさすがなんです。「ヒロコも巻くか?」と聞かれましたが、私は巻きませんでした。私はただ見ていただけで、洗い物を手伝っただけです。

私もお料理には自信がありますけど、まったくかなわない手際の良さなのです。

昨日は燃えるごみを出す日だと言うので一緒にごみを出しに行きましたが、収集場所の清掃などは母がボランティアでやっているんだそうです。

うちの母が健康で元気なのも頭が冴えているのも知っていましたが、実際に見るとあらためて驚かされます。しゃべる内容も黒柳徹子さん並みに凄くて、私が言いたい言葉がなかなか出てこなくて困っていると的確な言葉を教えてくれるくらいなのでございます。

ご近所の高齢者仲間のリーダー格であることは明らかで、皆さんに頼りにされている様子です。老人会のイベントで毎月「お食事会」というのがあるんだそうですが、市販の弁当が嫌いなうちの母は、その「お食事会」に料理を作って行くことも多いそうです。

「お食事会」の後のアクティビティーで、塗り絵をさせられたと不満を言っていました。あんなお人形さんの塗り絵などアホらしくてやりたくないとか、踊りやゲームなどしたくないとか、老人扱いにうんざりしているようです。

90歳を超えていますけど、知的レベルもご近所の皆さんとは一線を画すレベルなのでございます。

「おばあちゃんはホントに凄い」「自慢のおばあちゃんだ」「尊敬している」と、昨日来た姪達は言っていました。


巻き寿司と豆腐と卵のおつゆと紅白なますのお昼ご飯が終わり、姪達はそろそろ帰るのかと思っていたらいつまでたっても帰らず、母が姪達の大好物「棒ドーナッツ」を作ってあげようかと言うと大喜びし、母は「卵、砂糖、小麦粉」だけで作る固い棒ドーナッツをあっという間に作りました。もちろん油で揚げたんです。

姪達は、それぞれ上の子供達を保育園に迎えに行く時間まで母の家にいました。おしゃべりをしている間に、母は残っていた巻き寿司と紅白なますと棒ドーナッツを袋に詰めてそれを孫娘達に持たせ、キッチンの前の段を飛び降りて姪達が車を停めていたところまで歩いて行き、見送りをしたのでした。

睡眠不足もあって、くらくらヨタヨタしている私なんかよりもよっぽど行動的なのでございますよ。小柄だった母は、現在身長が140センチだそうですが、とにかくもう元気で行動が速いし、常に動いているし、頭の回転も負けそうなのでございます。


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2025年10月9日

片付けが大変すぎる件

今年、19年ぶりに日本に来た理由は、90歳になった母親が元気なうちに会って時間を一緒に過ごすためですけど、もう一つの理由は実家に残したままにしている私の持ち物や、うちの夫が日本でやっていた事業が破綻した時にとりあえず置かせてもらったままになっていた家具やいろいろな物を処分するためでした。

実家の2階に置かれていた物を昨日から片付け始めたんですけどね、実際に始めてみたら思っていた以上に大変だったんですよ。処分するためには分別をしなくてはいけないからです。

日本に着いてからすぐに思い知らされたのが、このごみの分別。大量にある書籍は、オーストラリアだったらリサイクルごみ収集容器に入れるだけ。あるいは一般ごみ収集容器に入れてもいいです。

2年前に私たちが引っ越しをした時には大量の物を処分しましたが、夫が勤めるツールショップの事業用大型ごみコンテナにどんどん放り込んでおしまいでした。

ところが、岡山の実家のある自治体ではそうは行きません。ごみは細かく分別しなくては捨てられないんですから。

「燃えるごみ」「燃えないごみ」「リサイクルできる紙類」それ以外にももちろん細かく分類します。おそらく他の自治体でも同様だと思いますけど。

昨日は、まず私が残して行っていた本を片付け始めたんですが、紐で十字に縛ってから収集場所に出さなくてはいけないと言われ、大変な手間がかかっています。

「燃えるごみ」と「燃えないごみ」の分別も悩むことが多いですよ。プラスチックは「燃えるごみ」だと言われても、金属の部分があるものも多いですし、「これを燃やして大丈夫なのか?」と思うんです。でも、うちの母はそういうのも「燃えるごみ」だと言うのです。

本棚の半分くらいを空にした後、別の部屋の押し入れや戸棚の中を見て呆然としましたよ。ものすごい量なんです。袋に入れたり紐で縛るなりして廃棄する準備がしてあれば、通常のごみ収集日に少しずつ出すと母親は言うんですけど、90歳の母親にとてもそんなことは頼めません。

廃品回収業者を頼もうと思っています。業者に頼むのなら、書籍類を紐で縛ったりする必要はないでしょう。おそらく「燃えるごみ」扱いになるでしょうけど。

どうせ業者に来てもらうなら、今年亡くなった父親の服や持ち物、もう使うことがない物などもついでに回収してもらおうということで、大仕事になりそうです。私はもう1日目で腰が痛くなっていますよ。


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2025年10月8日

思惑は大外れ!

何の思惑が外れたかと言いますと、

花粉症のことです!

オーストラリアでは、花粉症のことを「ヘイフィーバー」(Hay Fever)と呼ぶことが多いですが、それは「ヘイ」(Hay)すなわち干し草(牧草)の花粉がアレルゲンとなる場合が多いからなんですけど。

牧草というのはおおむねイネ科の植物で、どこの家にもある「芝」もイネ科だし道端にもイネ科の草がいっぱい生えています。私がアレルギーがあるのは、このイネ科の植物の花粉なんです。

春になると花を咲かせて花粉を飛ばしますし、芝刈りや草切りをすることが増えますからね、イネ科の植物の花粉症シーズンは春からが本番です。毎年10月から11月が最も症状がひどいんですが、今年の花粉症シーズンは今回の旅行に出発する直前に本格的に始まりました。

しかし、10月は日本で過ごすのでね、その間は花粉に苦しむことはないと思っていたわけですが、この思惑が大外れとなったのですよ。

成田空港でもホテルでも鼻はむずむずしていました。新幹線の中ではほぼ大丈夫。

ところが、岡山駅で新幹線を降りてすぐにくしゃみが始まりました。近くに田んぼが残る住宅地にある友人宅でもくしゃみが出ました。

そして、翌日、兵庫県の赤穂市にある赤穂大石神社に行った時ですよ。そこは忠臣蔵で有名な四十七義士を祀る神社なんですけど、周囲には田んぼや草地がたくさんあったんです。そこでくしゃみが出続けましてね。

収穫前の田んぼの稲から花粉が飛んでいるとは思わなかったですけど、とにかく私がアレルギーのある花粉が飛んでいることだけは確かでした。まさかこんなことになるとは思っていなくて、抗ヒスタミン薬を日本に持参していませんでしたから、とにかくもうブーブーと鼻をかみ続けるしかないわけで。

車の中に入ってからは落ち着きました。海辺の温泉ホテルでもくしゃみは出ませんでした。岡山の実家に帰って来てからもくしゃみは出ていませんが、目が少し痒いです。何かの花粉が飛んでいます。

「私に経済力があって健康だったら、毎年花粉症の季節には花粉が飛んでいない北半球に行けるのに」などと先日の記事に書きましたけど、北半球でもこの時期アレルゲンとなる花粉は飛んでいるということですよ。

田んぼの稲だけでなく、イネ科の草なんて日本でも至る所に生えています。牧草として輸入されたイネ科の植物が、日本全国に広がったそうですからね。そして、そうした植物の花粉は真冬以外は年中飛んでいるそうです。10月の日本では花粉症から解放されると思っていた私は考えが甘かったです。

抗ヒスタミン薬というのもいろいろ種類があって、眠くなるのがあったり私には効き目がなかったり副作用が出たりするんですよ。処方箋が必要な薬は購入が難しいわけですし、いつもオーストラリアで利用している「Telfast 180mg」という薬を持って来るんだったと後悔しています。


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2025年10月7日

日本語聞き取り困難記

岡山の実家に来ています。むちゃくちゃ暑いです。エアコンがないとやっていられない真夏並みの暑さです。

成田空港に着いたのは10月3日金曜日の夜。うちの息子が心配したような処方薬の持ち込みについてなど何も聞かれず、お土産を詰め込んだダンボール箱のチェックもなくて、入国審査も税関審査もスイスイと進んだんですが、空港のスタッフの方達がみんなマスクをしておられたせいか、聞き取りにくいなあとは思っていたんです。

到着ロビーに出てからは、することが3つありました。まずは「WiFiレンタルどっとこむ」で予約してあったポケットWiFiの受け取りです。カウンターはゲートを出たところにありました。若い男性が対応してくださいました。

予約してあるポケットWiFiを受け取りたい旨を告げてそのスタッフの方とのやり取りが始まりまして、大汗をかいていた私は冷や汗をかき始めたのでございますよ。だって、

その人が何を言っているのか分からないんですもの!

機関銃のようにペラペラペラペラと繰り出される言葉がマスクでこもっているのもあって、私には全然理解できなかったのですよ。

「もっとゆっくりしゃべってください」と頼んだ後は問題なくて、その男性スタッフは私のiPhoneにパスワードを入力して使える状態にするところまでやって下さって、大変に親切だったのでございます。

ATMで現金を引き出した後は、お土産を詰め込んだダンボール箱を岡山の実家まで送るためにヤマト運輸のカウンターに行きました。荷物の送り状が見えなくて困っている私にスタッフの方は大変親切だったんですけど、ここでもスタッフの方の日本語の聞き取りに苦労する私。

そして、その夜泊まったホテルでも同じだったんです。フロントのスタッフの女性が言っていることが聞き取れなかったんですよ。

私の日本語力の衰えも原因かもしれませんけど、何しろ20年ぶりの日本ですからね、でもね、最大の原因はあの人達の早口だと思うんです。

岡山に着いてからは、友人と赤穂の岬の先端にある瀬戸内海を望む温泉ホテルに泊まったりして小旅行を楽しんでから実家に帰って来たんですが、その温泉ホテルでも同じように日本語の聞き取りに苦労しました。

そして、私は確信しましたよ。

若い日本人の皆さんは早口なんです。20年前とは確実に違っていますよ。特に若い人達が日本語を話す速度は速くなっていると思います。

日本の若者の皆さん、シニアと話す時にはもう少し速度を落としてくださると助かります。特に仕事上マスクをしている皆さんは、ゆっくりめではっきりと話していただかないと聞き取りが難しいですので、よろしくお願いします。

私はだんだんあきらめちゃって、友人に「今の人なんて言ったの?」と後から教えてもらっていたました。耳が慣れて来たら、もう少しは聞き取れるようになるものと期待していますけど。


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2025年10月2日

いよいよ明日出発です

日本への旅行は、いよいよ明日出発です。私は、成田空港までは息子と一緒に行きます。一人では不安なので、帰りも成田空港で待ち合わせて一緒に帰ります。

うちの娘は明後日の土曜日に出発です。最初は同じ土曜日に3人一緒に行くつもりだったんですけど、土曜日出発だと航空料金が随分高かったんですよ。1日違うだけで金額が大違いだったんです。それで私と息子は別の日にしたんですが。

実は、娘は現在風邪を引いているんですよ。もうね、必ずこうなるんです。学校の休みとか遠足とか発表会とか、楽しみにしていることがあると必ず病気になる子でしたけど、今でもそうなんです。そして、今回の旅行を前にまたも病気になっているんですから。

偶然と言うには、あまりにも高確率なんですよ。何か原因があるんでしょうか。出発直前まで仕事があるそうですから大変です。早く良くなりますように。

私は、明日の出発を前に少し緊張しています。しょっちゅう日本に一時帰国していらっしゃる皆さんには特別なことではないでしょうけど、私は19年ぶりの日本なんです。成田空港までは息子が一緒だから助けてくれると思いますけど、一人になってからが不安です。

ここ数日、頭がひどくクラクラしているんです。それが不安の原因です。頭がクラクラしていても家事は出来るし、家の中を歩き回ったりスーパーまで行って来ることは出来ますけどね、人が大勢いる空港や駅の中を移動するっていうのが心配でたまりません。

キョロキョロしなくちゃあいけないでしょ?頭を動かすともっとクラクラするんです。耳石が原因の回転するめまいが突然始まるのが一番の心配ですが、病院に運ばれるようなことになったらどうしようかと、そればかり心配しています。


明日の朝は5時に家を出る予定です。空港まではウーバー(Uber)で行きます。

ウーバーと言うのは、タクシーみたいなものです。スマートフォンのアプリを使って乗客と運転手をマッチさせて配車するサービスです。メルボルンではタクシーよりもはるかに多くの人が利用しています。

アプリで目的地と時間を入力すると料金の見積もりが行われ、その仕事を引き受けたい運転手がいると連絡が来て、乗客と運転手が合意すると運転手が所定の場所まで迎えに来てくれるというわけです。

車に乗ってから「どこそこに行ってもらえますか?」と頼む必要もないし、断られる可能性もありませんし、料金がいくらになるかと気を揉む必要もありません。支払いはアプリを通したキャッシュレス決済なので、車の中で支払いをすることもありません。

日本では、免許を持たない一般人がお金をもらって人を運ぶのは「白タク」行為で違法ですから、ウーバーは普及していないそうですね。その代わりに、タクシー事業者と連携したウーバーがあって、そのアプリでタクシーの配車が出来ると聞きましたけど、岡山県では利用出来ないそうなので残念です。

明日からしばらくブログを書けないかもしれません。次の記事は岡山に着いてからになります。


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2025年10月1日

うちの夫がデモーション

「デモーション」(Demotion)という言葉は、日本では馴染みがない言葉かもしれません。

「プロモーション」(Promotion)という言葉はもう日本語化していると思いますが、商品の販売促進活動を意味することが多いようですけど、「昇進する」という意味もあるんです。

「デモーション」はその逆で、「降格する」という意味です。今日の話題は、うちの夫がツールショップの店長職から降格したというニュースです。

昨日、夫が勤める店舗に地域マネージャーがやって来て、店長職を若いスタッフのC君に譲り、夫はただの営業スタッフになることについてどう思うかと聞かれたそうなんですよ。

何の落ち度もない店長をいきなり降格するわけには行きませんから、「どう思うか?」と聞いたんでしょうけど。

C君はまだ若いけど、夫が仕事が休みの日にはお店の運営を任せている最も信頼するスタッフなんだそうです。ツールショップ業界で成功したいという意欲があり、頭も良くて理解が速く、向上心があって新しい知識を学んでいるそうです。性格も良く、スポーツマンなので身体も丈夫で健康で、チームワークというものを尊重し、本人が店長になりたいのなら適任だと夫は言ったそうです。

それを聞いた地域マネージャーは、ホッとした様子だったそうですよ。うちの夫との話し合いがどういう方向に進むか、とても心配していたのだそうです。

店長から営業スタッフに降格しても、給料はそのままで減給は無いということだったので夫はその場で降格を受け入れ、地域マネージャーが持参していた書類にサインをして、ただの営業スタッフになったそうです。

これで仕事の量が大幅に減りますよ!

責任も減り、夜中に警備会社から電話がかかって来ることもなくなり、泥棒被害の報告書を作って警察に持って行くこともなくなり、スタッフが足りなくなって休日に出勤するとか、商品搬入のトラックが来るからと朝の4時に出勤したりすることも無くなるでしょう。

勤務シフトのやりくりに苦労することも無くなります。これからはもう、夫が最も好きな仕事である「お客さんと話をしてツールを売る」というセールスの仕事に集中出来るわけです。


うちの夫は視力が悪化していますからね、いつかは店長職からの降格を会社に願い出る必要があったと思うんですけど、会社の方から減給無しでの降格をお願いされたわけですから、むしろ良かったんじゃあないでしょうか。

夫の方から会社にお願いして降格してもらうと、減給になる可能性が大きいですからね。

新店長になったC君は非常に向上心があるのに、夫が店長職に居続ける限り店長になるチャンスが無かったわけです。うちの夫はC君の昇進と自分の降格を喜んでいましたけど、あれは本心からだと思いました。

そりゃあまあ、キャリアの終りが近づいて来ているということで、寂しい気持ちはあるかもしれません。リーダーとしての役割にやりがいを感じる人ですからね。でも、降格して良かったと私は思っています。

それにしても、どういう理由で会社から降格の話が来たんでしょうかね。

まあとにかく、今日はうちの夫が店長ではなくなったというニュースでございました。


この記事を書いてから2日後にこの追記を書いています。どうして降格したのかが分かったんです。C君が店長になりたいと言っていたわけではないんですって。

かつて、人権とか社員の権利ということに関する大きなミスをして辞職に追い込まれた人が、再び会社に雇用されて地域マネージャーの上に立つ管理職になったんだそうですよ。

辞職せざるを得なくなったそのトラブルにうちの夫が関わっていて、夫はこの人に恨まれていたんだそうです。つまり、今回の降格はこの人からの仕返しだったのですよ。

どこかの国の大統領がかつての敵に仕返しをしまくっていますけど、同じことだったんです。こんな個人的な仕返しが可能になるとは驚きです。


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2025年9月30日

花粉症シーズンが始まりました

昨日は、天気予報通りの快晴でした。雲一つない青空、日中の気温は上がり、湿度は低くて、風も吹いて、

最悪の花粉症コンディション!

そんな昨日、義弟(うちの夫の弟)からメッセージが届きました。

奥さんの実家があるスペインのイビサ島から「この素晴らしい天気」の中に戻って来たと大喜びの様子。義弟家族は、以前私達が住んでいた家をリフォームした素敵な家に住んでいるんですけど、牧場を見渡せるウッドデッキ側の大きなドアや窓を全部開けっ放しにして、このお天気を楽しんでいると書いていました。

そんなの私には自殺行為ですよ!

私達が住んでいるのは街の中の住宅地。近くに牧場などありませんが、昨日の朝は、くしゃみとともに目が覚めました。朝からずっと鼻をかんでいて、目がチクチクし始めた時に「今日は薬なしでは無理な日」と判断しました。

薬が効いてくしゃみが出なくなったので、歩いてスーパーに行ったんですが、すぐに鼻がムズムズし始めて、ショッピングスクエアに着いた頃にはくしゃみが止まらなくなっていました。マスクを付けて行くべきでした。

本格的に始まりましたよ、花粉症シーズン!

花粉アレルギーは、アレルギーのある花粉が人によって違いますからね、例えば春の到来を告げるワトルの花の真っ黄色の花粉にアレルギーのある皆さんは8月には症状が始まっていましたが、私はワトルの花粉にアレルギーはないのでへっちゃらでした。

9月になってすぐ、うちの夫は症状が出始めました。毎日抗ヒスタミン薬を飲んでいましたけど、ちょっと天気が悪いような日に症状が強いんです。何の花粉にアレルギーがあるのかは分かりませんが、夫の症状が酷い日には私はへっちゃらです。

私がアレルギーがあるのはイネ科の植物ですが、最大の難敵はどこにでも生えているこの草です。


先週くらいから、スーパーまで歩く道路の芝生帯でこの草が花を咲かせ始めていました。「そろそろ始まるぞ!」と覚悟していましたけど、いよいよ始まりましたよ。


昨日はまだ大したことはなかったですし、気温23度ならマスクをして歩くのも苦痛ではないですけど、これが30度を超えるようになるとマスクは苦痛です。気温が上がって来ると薬が効かない日も多くなります。

鼻が詰まってしまって息が苦しくなると呼吸困難が心配になります。目が痒くなって腫れ上がります。もうね、地獄の苦しみなんですよ。

窓を開けるなんてもってのほか。全ての窓を締め切って、外出を避け、家の中でもマスクをして、老眼鏡の上から安全ゴーグルを付けるんです。呼吸困難が心配な時には、空気清浄機をフル稼働した部屋に籠もるしかないのですよ。

天気予報を見ると、金曜日から花粉の飛散量が多くなり、日曜日の最高気温は28度の予報です。風も強いらしいから心配なコンディションですけど、私は金曜日から日本に行くので関係ありません。

私に経済力があって健康だったら、毎年花粉症の季節には花粉が飛んでいない北半球に行けるのにねえ。10月から12月までの3ヶ月を北半球で過ごせたら、花粉症の苦しみからは開放されますよ。

私にとって花粉症が最も酷いのは11月。最悪のコンディションの中に戻って来るんだな。メルボルン空港で、飛行機から降りた途端にくしゃみ連発なんてことになるんでしょうか。


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2025年9月29日

非常識極まる狂気の爆音演奏練習

私達が住んでいる家は、ショッピングスクエアに近い「閑静な」住宅地にあるんですが、本当に静かなところなんです。昼間でもシーンと静まり返っています。外に出ると高速道路の音が聞こえて来ますし、近くの学校の休憩時間には子供達が遊ぶ声も聞こえますけど、そうした音が気になったことはありません。

以前住んでいた家には、鳴き声がうるさい野生の鳥がたくさんいて睡眠不足の原因になるほどでしたが、この辺りにはうるさい鳥もいませんし、爆音を響かせてオートバイを暴走する隣人も、一日中ワンワンと吠え続ける犬もいない。

引っ越して来て2年になりますが、近所の住人の迷惑行為など一度もありませんでした。

ところが!

一昨日の夕方に凄いことが起きたんです。

外が暗くなりかけた頃でした。突然、激しいドラムの音が聞こえて来たんですよ。ギターの音も一緒になって、それはもう「凄まじい」としか形容出来ない音でした。

「なんだコレ!」
「すごいですね!」

「ドンドコドンドコ」というのじゃあないんです。もっと高速で「ドドドドドドドド!」「バシバシバシバシ!」「ドガガガガガガガ!」そういう感じ。

お腹の底に響いて来る狂気に満ちた爆音。「こういう音楽をパンクロックとか言うんじゃあないのか?」と思いました。お隣りの家で若者達がパーティーでも始めたのかと思っていると、すぐに音楽は終わりました。

と思ったらまた始まった!

さっきのと同じ音楽。似ているけど違う曲だったかもしれませんが、私には同じ曲に聞こえました。

「これって音楽をかけているんじゃあなくて、演奏の練習をしているんじゃないの?」

外は真っ暗。そんな時間に大音量で演奏の練習?家が密集している住宅地で?

あまりに非常識な大音量でしたからね、黙って我慢するわけには行かないと思って、お隣りから聞こえて来ることを確認しようと窓を開けましたら、お隣りじゃあなかったんです。

もっと遠くから聞こえて来ていたんですよ。そして、楽器の音だけじゃあないことも分かりました。ボーカルもいたんです。歌っていると言うよりも、男がキーキー声でわめき散らしている感じ。「この人の精神状態は大丈夫か」と心配になるような声でした。

しばらくしたら、音楽は終わりました。

と思ったらまた始まった!

さっきのと同じ音楽。これはもう絶対に練習をしているんです。

私達が住んでいる家からはかなり距離があるように感じられるのに、お腹の底に響く爆音でしたからね、すぐ近所の人達にはたまったもんじゃあないですよ。

絶対に誰かが苦情を言いに行くか警察に電話をするに違いないと思っていましたら、30分くらい経ってから突然静かになりました。誰かが行動を起こしたようです。おそらく警察を呼んだのだろうと思いました。自主的に練習を終了したのかもしれませんけど。

うちの息子は、ある家のガレージにバンドの楽器が置いてあるのを見たことがあるそうです。その家の場所は爆音演奏が聞こえて来た方向でしたから、きっとその家のガレージで練習をしていたんでしょう。

ダメですよ、こんな住宅地で、あんな音量でやっちゃあ!

バンドの練習に利用出来るレンタルスタジオがメルボルンにはたくさんありますからね、そこでやってください。


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2025年9月28日

旅行の前に片付けておくこと

「片付ける」には、整理整頓という意味以外に「終わらせておく」という意味もありますよね。

冷蔵庫や冷凍庫に、うちの夫は絶対に触りもしないだろうという食材がいくつか残っていたので、昨日はそれを片付けました。

こんにゃくと豆腐パフ(油揚げみたいな食感の揚げた豆腐)を使い切りました。豆腐パフは干し椎茸と一緒に甘辛く煮付けたんですけど、これが美味しかったです。ご飯が進んで困りましたよ。

晩ご飯には、うちの夫が何週間も前に買って来たまま石みたいなカタマリになっていたミックスベジタブルと冷凍枝豆ビーンズを使い切るために豚ひき肉のそぼろを作りました。

旅行までには、冷蔵庫はすっきりさせます。夫が買って来る物だけを置いておけるように。

昨日は、裏庭の大掃除をしましたよ。たくさん地面に落ちて腐りかけていたツバキの花も掃除したし、最近やっと減って来たポッサムのうんちも掃除して、裏庭はきれいになりました。

裏庭には植木鉢で育てているものがいくつかあります。一番大事なのはユズの木ですけど、たくさん芽を出しているミョウガも、旅行中に枯れたら悲しいです。うちの夫はちゃんと水やりをしてくれるでしょうかね。

家の中の掃除は、ボチボチやっています。キッチンの掃除は、ほぼ終わりました。換気扇のフィルターも洗ったし、旅行に行く直前にもう一度掃除をしますから、1ヶ月間掃除をしなくても何とかなるでしょう。

バスルームのシャワー掃除も終わりました。うちの夫は、おトイレくらいは自分で掃除をするでしょうけど、シャワーの掃除なんてしたことがないですからね。どうやって掃除をすればいいのか分からないんじゃあないでしょうか。

タイルの目地が黒くなったのくらいは見えるでしょうが、タイルやスクリーンの汚れは夫の目では見えないでしょうし、掃除をするとは思えませんから、旅行前にきれいにしておきます。

明日は気温が20度以上になるらしいので、シーツも洗いますよ。自分でシーツを洗ったりするとは思えませんからね。

旅行に行く前に疲れてしまいそうです。


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2025年9月27日

日本への薬の持ち込み

私も息子も娘も、日本へ旅行に行く時には持参しなくてはいけない処方薬があるんですが、処方薬の日本への持ち込みに問題があろうとは思いもしませんでしたよ。

息子がですね、日本への処方薬の持ち込みについて気になる情報を見つけたのです。

すべての処方薬の持ち込みには、処方箋と処方した医者が薬の必要性を説明した診断書が必要で、薬の成分や量によっては輸入確認証が必要になる場合があると書いてあったそうです。

これを怠って不正に処方薬を持ち込もうとしていることが見つかったら、逮捕される可能性もあるし、少なくとも薬を没収されるというので慌てたんです。息子はこういうことが非常に気になる人なんですよ。

私は睡眠導入薬と血圧を下げる薬を持って行きます。息子はお尻の炎症を抑える軟膏(痔の薬)、娘は抗うつ薬を持って行かなくてはいけません。他にもいくつか市販薬を持って行くつもりですけど。

処方薬にしろ市販薬にしろ、薬の成分によっては日本に持ち込めないものがあることは知っていますが、私の薬と娘の薬は持ち込めるはずです。異なる名前で同じ薬が日本でも販売されていますからね。

それに、うちの夫が仕事で度々日本に行っていた頃、娘が服用しているのと同じ抗うつ薬を問題なく持ち込むことが出来ましたから、問題は無いと思っています。

息子が持ち込もうとしているお尻に塗る軟膏ですけど、この薬の成分が禁止薬物かどうかが分からないそうです。痔の薬ですよ。禁止薬物なはずがないと思いますが、全ての処方薬と書いてあったから処方箋と診断書は持って行かなくちゃあいけない言い出しました。

息子は、診断書を書いてもらうためにGP(一般家庭医)の予約を取ったそうです。お母さんも一緒に行くかと聞くので、私は行かないと言いましたよ。診断書を書いてもらうだけでも何十ドルもかかりますし。

私の睡眠導入薬と血圧を下げる薬は、もう手元に処方箋が無いんですが、禁止薬物ではありませんから、理由を説明すれば持ち込めるはずです。もしも持ち込めないと言われたら廃棄しますよ。

血圧の薬を突然止めたら血圧が高くなるでしょうね。睡眠導入薬が無いと眠れない時に大いに困りますけど、死にはしません。

娘の抗うつ薬も大丈夫なはずです。しかし、うちの娘はその抗うつ薬なしでは旅行など出来ません。突然服用を止めるわけには行かない薬ですからね、もしも廃棄を迫られたら帰国するしかないでしょう。

息子もね、旅行中にお尻が悪化したら旅行どころではなくなるので、その軟膏が必要なんですが、出発まで1週間を切った今頃になってこんなことを心配する羽目になるとは。

輸入確認証など必要ないと思いますけど、どうせ今からでは手に入りませんから、診断書と処方箋を持って行くんでしょう。もしも廃棄を迫られたらどうするんでしょうかね。軟膏を持たずに旅行をするのは心配ですよ。

日本への薬の持ち込みって、

そんなに難しくなっているんですか?

持ち込もうとした薬が持ち込み禁止の薬だったために、薬を廃棄するか入国をあきらめて帰国するかを迫られた人の話を読みました。その人は、どうしてもその薬を服用する必要があったために、泣く泣く帰国したそうです。

息子も娘も、相当な額のお金を費やして準備して来たのに、薬が持ち込めないから入国をあきらめるなんてことになったら悲劇過ぎます。


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2025年9月26日

息子と一緒にユニクロへ

日本への旅行を前にして、先日うちの娘が兄である息子に聞いたそうです。服はTシャツ以外に何を持って行くのかと。

いつも着ているスウェットパーカを着て行くと息子が言ったので、娘は「それは絶対にダメ!」と言ったそうです。息子が何年も着続けているスウェットパーカは、袖口も裾も伸びてヨレヨレになっていますけど、一番の問題はボディ部分とフードの内側にフリースのボアが付いていることだと思います。

日本はまだ暑いんでしょ?息子の旅行は鹿児島の南にある屋久島からスタートするんですよ。羽田から鹿児島に飛んで、フェリーで屋久島に渡り、山の中をトレッキングするんだそうです。屋久島の後は、九州を周る計画ですが、天気予報によると30度を超える日が多いようです。

フリースのボア付きスウェットパーカなんて暑くて着る機会は無いだろうし、バックパックには入らないから荷物になるぞと私も言いました。

「屋久島でのトレッキングで雨が降った時の準備はしているのか?」と聞きますと、ボア付きスウェットパーカでなんとかなると思っていたようです。

スウェットパーカが防水ではないことも問題ですが、30度超えの山の中をそんな物を着て歩くと暑くて耐えられないだろうと言われた息子は、アウトドア用品店から赤茶色の大きな雨ガッパを買って来たのでございますよ。長さが膝の下まであるような、まさに「カッパ」と呼ぶようなやつです。お店の人に勧められたからそれにしたと言いましたけど。

大きな雨ガッパはザンザン降りの大雨には役に立つでしょうが、Tシャツの上に羽織れる薄手の上着が必要なんじゃあないのかと娘や私に言われた息子は、昨日ユニクロに買いに行くことにしたんです。

それはちょっと問題なんです!

うちの息子は、一人で服を買いに行くと、よく間違った服や似合わない服を買って来るんですよ。うちの夫と同じなんです。服を選ぶ時の考えが足りないんです。

先日半ズボンを買って来た時もそうでした。分厚いスウェット生地の半ズボンを買って来たんですよ。スウェット生地ですからね、着心地はいいかもしれませんが、重いし乾かすのに時間がかかるから息子が計画している旅行には不向きだと私は思ったんです。

いい歳をした男の買い物にお母さんがついて行くというのもアレなので、「私もユニクロで買いたい物があるから一緒に行きたい」ということにしてついて行きました。そして、息子がヘンな服を選ばないように、いろいろアドバイスをしたのでございます。

息子は小さめのバックパック1つで旅行に行くのでね、軽くて小さく折りたためてシワにならないのがいいとか、宿泊先で洗濯をした時に早く乾く生地がいいとか、トレッキングには半ズボンよりも長ズボンの方がいいとか、脚が短い息子や私のような体型に適したデザインはこういうのであるとか。

着心地がドライな通気性のあるUVカットの薄手パーカと、同じような薄手の生地で伸縮性のある長ズボンを買いました。もしも寒かったら日本のユニクロで暖かい服を買うと言っていましたけど、天気予報を見る限り10月中に寒くなりそうな気配は無いですね。

息子が赤い半ズボンも買おうとした時には、お母さんは思わずダメ出しをしそうになりましたが、何も言いませんでした。息子は試着をして買うのを止めましたよ。着てみたらヘンだったそうです。気がついて良かったです。

メルボルンでは、真夏でも酷暑から突然寒くなったりするので、買った薄手のパーカでは寒過ぎるのではないかと息子は心配なようです。Tシャツは3枚しか持って行かないそうですから足りなくなる可能性がありますし、日本で服を買わなくてはいけなくなる可能性は大きいですよ。

それも楽しいだろうとは思います。日本のユニクロの服はオーストラリアのユニクロで売っている同じ服よりも袖丈が3〜5センチ短いので、息子や私のように手足の短い者には日本で買った方がむしろ身体にフィットするものが見つかるはずですしね。


息子は、過剰なほどの準備を着々と進めて来ましたが、今すぐにでも出発できるくらいに準備は終わっています。分からないことがあると、一瞬で答えを教えてくれるiPhone17と便利なアプリの数々が息子には強い味方のようです。

一方、うちの娘はのんびりしています。今は掃除に追われているようです。旅行に行く前に、住んでいるシェアハウスの部屋の大掃除をして、シーツも洗って、全部キレイに片付けてから出かけるつもりのようですが、それって私がいつもすることなんですよ。

「立つ鳥跡を濁さず」とはちょっと違いますけど、帰って来なかった時に備えて、旅行に出る前には家を見苦しくないようにしてから出かけたいのです。今回はうちの夫が家に残るわけですけど、どうせ掃除なんかしないでしょうからね、大掃除をしてから出かけるつもりです。


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2025年9月25日

いろいろ不満はありますが

昨日は水曜日でした。水曜日はうちの夫は仕事が休みです。

この休みを使って夫は献血に行くんですが、昨日は献血はお休みでした。毎週行くわけには行きません。血漿(けっしょう)献血は2週間に一度、全血献血は12週間に一度しか出来ないそうですから。

私は、昨日は夫には父親が住む家に行って、木の枝を切る道具を持って帰って欲しかったんですよ。ポッサムのうんち掃除にほとほとウンザリしているもんですからね、ポッサムの溜まり場になっている枝を切って欲しいと頼んで来たんですが、木を切るための道具は父親の家に置いてあると言うので。

しかし、夫はどこにも行けない理由がありました。

勤めているツールショップ会社の定例オンライン会議があったからです。国内の全店舗の店長が出席するこのオンライン会議は、いつも水曜日に行われるのです。それも10時とか11時からです。開始が遅れることはしょっちゅうです。開始時間ぎりぎりになって中止になることもあります。

休日返上で参加しなくてはいけないうちの夫は、この件について本部に問い合わせたこともあるんですが、「参加しなくてはいけないと会社は命令できないが、参加した方が会社に対する印象は良いですよ」と言われたそうです。そんなことを言われたら参加しないわけには行きませんから、自宅から参加しているんです。

昨日の会議は、全スタッフに義務付けられるトレーニングについてだったそうです。トレーニングはオンラインで行いますが、勤務時間中に店舗のコンピューターを使って行わなければいけないと言うので、夫は怒っていました。「そんな時間がどこにある?」と。

接客や商品管理の仕事以外に、

「見張り」という仕事もあるのに!

先週、夫の店舗ではまたも泥棒被害に遭ったのですよ。その時、泥棒に気づいていたのに追いかけもせず捕まえようともせず、40万円相当の商品を盗まれるままにしたということで、スタッフ2人が会社から文書で警告を受けたそうです。この警告が3回来ると解雇されるんです。

その泥棒被害があった2日後、防犯カメラの映像に目を光らせていたうちの夫は、若い男が商品を服の中に隠すのを目撃。すぐに男がいる場所に走って行って、男を一喝!

男は服の中から商品を取り出して棚に戻し、うちの夫は男を捕まえてレジの所に連れて行き、預かっていたバックパック(バックパックを背負ったままでは買い物が出来ないルールがあるそうです)を投げ返して店から追い出しました。

一部始終が防犯カメラに写っていました。これに対して本部からうちの夫に「注意」が来たんですよ。うちの夫がその男に接触したことが問題だと言われたそうです。泥棒に手を触れてはいけないんですって。これまで、夫は泥棒と格闘になったことが何度もあるんですけどね。商品を盗まれてはいけませんが、盗んで逃げる泥棒をどうやって止めろと言うんでしょうか。

辞めるスタッフが多い会社なので、店長の夫は新しいスタッフにトレーニングをしなくてはいけません。泥棒被害がある度に証拠や書類をそろえて警察に報告にも行かなくてはいけません。そんなことに追われていると個人の売り上げは落ちますよ。うちの夫は、売り上げが落ちたことに対して警告をもらっているんです。

毎日のようにやって来る泥棒や万引き犯を見張っていないといけないし、売り上げが落ちると警告が来るし、スタッフ不足で休日出勤や残業はしょっちゅう、接客に追われる中でも商品の在庫管理や注文をしなくてはいけない。こういう状況で、どうやって勤務時間中に店舗のコンピューターを使ってオンライントレーニングをしろというのか?

現場の状況が分かっていないと、夫は本部の運営に不満を募らせています。


オンライントレーニングのうちの商品に関する部分は、うちの夫はほとんど全部終了済みなんだそうです。各メーカーが行っているトレーニングを、参加費用が必要な場合は自己負担で、休みの日を使って(時にはわざわざ有給休暇を取って)やって来ていますからね。夫がそうしたトレーニングに参加するために、私は運転手をして来たんですよ。

ツールに関しては歩く百科事典みたいなうちの夫は、会社がスタッフ全員に義務付けるオンライントレーニングで教える内容など全部もう知っていることなのでね、納得が行かないようなんですけど。

不満があっても、この会社を辞めるわけには行かないので、我慢して勤めています。視力の問題がありますし、車の運転が出来なくなっているので夫には転職のチャンスがありませんから。それにもう歳だし。このツールショップに歩いて通勤するために、わざわざ引っ越して来たんだし。

いろいろ不満はあっても我慢して、このツールショップで働き続けてくれていることには感謝しないといけません。

私に出来ることは、こうした不満を聞いてあげることだけなので、私は聞きますよ。そして「そりゃあひどいなあ!」「腹立つなあ!」「何考えてんの!本部の人!」「呆れてものが言えない!」と、大いに怒ってあげることにしています。


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2025年9月24日

息子が買ったiPhoneがすごい!

うちの息子は、長年夢見てきた日本への旅行がついに実現することになり、旅行に必要なアプリやあると便利なアプリを自分のiPhoneに入れようとしたら、iPhoneが古すぎて入れられなかったんだそうです。

昨年オーロラを見に行った時も、iPhoneのカメラの性能が良くないために、いい写真が撮れなかったと言っていました。

アップグレードしたい!

息子の願いは、日本への旅行のために頑張って来たアルバイトと内職のお陰で、ついに叶ったのでございますよ。(ちなみに、治験のアルバイトは結局しませんでした。)

今月、日本でもiPhone17が発売されたと思いますが、息子はこの最新機種iPhone17の512GB版を1800ドルで買ったんです。およそ18万円という値段です。

値下げされた少し古い機種にすればもっと安いのが手に入ったはずですが、息子は入念なリサーチの末に発売前からアップルストアに予約して最新機種買ったわけですけど、

このiPhone17がすごかった!

知らない人はあまりいないと思いますが、iPhoneには「Siri」(スィリ)と呼ばれる音声認識アシスタント機能があります。(日本では「シリ」と呼ばれるようですが、発音は「スィリ」です。)

iPhoneに向かって喋るだけで音声を認識していろいろな情報を調べたり、電話をかけたり、目的地までの行き方を探したり、計算をしたり、目覚ましをセットしたり、予定を登録したり、音楽をかけてくれたりと、いろいろなことをやってくれるんです。

私は「スィリ」を使っていませんが、目が見えなくなって来ているうちの夫は使っています。頻繁に電話をかける必要がある夫は、「誰々さんに電話をして」とiPhoneに話しかけます。すると自動的に電話をしてくれるんですからこんな便利なことはありません。

ところが、息子が買ったiPhone17は、

やってくれることのレベルが違うのだった!

ChatGPT(チャットジーピーティー)というAI(人工知能)を使ったチャットサービスとの連携で、「スィリ」に何か質問しますとね、非常に詳細な情報を教えてくれるのですよ。人間との対話に近い自然な文章で教えてくれるので、読み上げ機能を使うとまるで「スィリ」という名前の女性が教えてくれている感じなんです。

日本への旅行を前にして、息子は何か分からないことがあると「スィリ」に聞きます。たちどころに答えが分かります。

昨日、うちの夫の伯母のジョーンが我が家に立ち寄ったんですが、iPhoneの話になった時にジョーンが知人にもらったという絵について調べてもらえないかと息子に聞きました。

ジョーンのiPhoneに入っていたその絵の写真を息子が自分のiPhone17で写真に撮り、その絵について分かることを教えてくれと「スィリ」に聞きましたら、百科事典並みの詳細な情報が分かりましたよ。

ジョーンに聞こえるように読み上げ機能を使いましたから、ジョーンの質問に女性が答えてくれているようでした。その絵が一般の家庭にある場合は、複製である可能性が高いとも「スィリ」は言いました。

ジョーンにその絵をくれたのはとても裕福な家系の高齢夫婦で、その絵は結婚のお祝いにもらった物だと言うので、裕福な家族が結婚のお祝いにもらって何十年も所有して来た場合、その絵がホンモノである可能性があるかという質問にも答えてくれましたよ。

そして、ホンモノか複製かを見分ける方法まで教えてくれたのでした。

もうね、iPhoneの小さな画面に文字を打ち込んで検索したりしなくていいんです。知りたいことがあったらiPhoneに向かって教えて欲しいことを聞くだけで、期待する以上のことが分かります。小さい文字を苦労しながら読む必要もありません。まるで人間が話をするように教えてくれるんですから。

私には宝の持ち腐れになりそうなiPhone17ですが、うちの息子はどんどん新しい使い方を見つけていて、まるで超優秀なアシスタントがいつも一緒にいる感じです。

息子はiPhone17といっしょに「AirPods」(エアポッズ)というワイヤレスイヤホンも買ったんですが、これがまたすごいんですよ。

このイヤホンは、iPhoneで再生する音楽や動画の音声を聞くためだけじゃあないんです。ライブ翻訳というのがあるんですよ。その場で誰かがしゃべる外国語を指定する言語(息子の場合は英語)に翻訳してくれて、イヤホンからその翻訳が聞こえるのです。

同時通訳を連れて歩いているのと同じですよ。ただし、相手もこのイヤホンを使っていない場合は、「スィリ」に自分が話す英語を相手の話す外国語に翻訳してもらって画面に表示される訳を見せる必要がありますけど、それにしたってホントに便利。

このイヤホンは、心拍数センサーとか補聴器としても使えるそうですよ。

テクノロジーの進歩はすごいです。


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2025年9月23日

口の中に巨大な血豆

今日の記事は、記録のために書きます。私ではなく、うちの夫のことです。口の中に「Massive Blood Blister」(巨大な血豆)が出来ていると言うのですよ。

今朝教えてくれました。出来ているのは右側の頬の内側で、言われて見ると右のほっぺたが少し膨れていました。夫は口をひっくり返して私に見せようとしましたが、暗かったし「見えない!見えない!」と言って見てあげませんでした。懐中電灯を使って見てあげれば良かったと、これを書きながら後悔しています。

その「巨大な血豆」が出来たのは昨日だそうですが、それは2個目なんだそうです。最初の血豆に気がついたのは数日前。それが治ってから2個目が出来たのか、治る前に2個目が出来たのかは不明。

頬の内側を噛んだとか、何か思い当たることはないのかと聞きましたら、「パンの皮が突き刺さったかもしれない」と言うのでございますよ。

昨日のお昼に焼いたパンは、夫が夕方食べた時にもまだ皮がカリカリでしたけど、それが頬に突き刺さったりするか?すでに出来ていた血豆がまだ治っていなくて、パンの皮がそれを傷つけたのかもしれませんけど。

口の中に血豆が出来たのは初めてです。最初の血豆が出来た理由は分かりません。パンの皮が原因ではないです。先週はパンを焼いていませんからね。頬に突き刺さるほど硬いもので夫が食べたのは、クラッカーくらいですよ。

まあとにかく、今朝起きたら血豆が「Massive」(巨大)になっていたそうで、さすがの夫も気になっているようです。

最初の血豆が出来たのは数日前だそうですから、18日か19日頃には出来ていたと思われます。悪いものでなければ数日で治るはず。治らなかったり悪化するようだと医者に相談しなくてはいけません。

夫の歳の近い叔父さんは、舌がんになりましたしね。発見が遅れて、舌がんだと分かった時には、喉やリンパ節にもがんは広がっていました。

ちなみに、叔父さんは放射線治療と抗がん剤治療を終えて体調が回復した後、バスの洗車&クリーニングの仕事に復帰したんですが、やはり無理があったようで、現在はペンズハースト(Penshurst)という医療サービスもお店も無い小さな町(と言うか集落)にある家で静養しています。

夫の「巨大な血豆」は、パンの皮が突き刺さったせいであることを祈りますよ。息子と私が日本に行く前に治ると、旅行中に心配しなくて済みます。

それにしても、私はカリカリのパンの皮が好きなので、焼き立てのパンは端っこを好んで食べるんですけどね、パンの皮が頬に突き刺さるなんて、ちょっと考えられないんですけど。


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2025年9月22日

数独が出来なくなって来たそうです

「数独」というゲームのことは、皆さんもご存知だと思います。

英語でも「Sudoku」(スードク)と呼ばれるこのゲームは、縦横3×3のブロックが9つ、全体で縦横9×9のマスが並んだ盤面の各列、各行、各ブロックに1から9までの数字を重複なく配置するというゲームです。

あらかじめ一部のマスに数字が配置されているので、それを手がかりに数字を配置して行くんですが、あらかじめ配置されている数字が少ないほど難易度が上がります。私もやったことがありますけど、すぐに飽きました。


うちの夫はこのゲームが大好きで、飽きもせずに長年楽しんで来ました。数学や物理が好きなうちの夫は、難易度が上がるほど楽しいようです。私は、難易度が上がると考えるプロセスが苦痛になるので楽しくないんですが、それが楽しいと言うんですから脳みその作りが違うんです。

かつては数独の本を買ってやっていましたが、スマートフォンのアプリが一般的になってからは、いつも持ち歩いているiPhoneに入れている数独アプリで楽しんでいます。時間をつぶさないといけないような時には、たいてい数独をやっているんですけど。

最近これが出来なくなって来たそうです。パズルを解く能力の問題ではありません。目の問題です。

このパズルを解くためには、合計81個のマスに配置される数字を繰り返し眺めながら考える必要があるわけですが、それが難しいのだそうです。

夫は遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で、すでに視野の中心がほとんど見えなくなっています。ものを見るためには焦点を合わせる位置を微妙に動かしながら、視野の中のまだ見える部分を探して見ているのですけど、見える部分でも歪んで見えるそうで、iPhoneの小さな画面で81個ものマスを見ることが困難になったのだそうです。


何十年も楽しんで来た数独が出来なくなりつつあるというので、夫は悲しそうでしたが、あきらめることはありませんよ。

調べてみましたらね、視力が悪い人でも数独を楽しめるいろいろな商品が販売されているんです。拡大機能付きの数独アプリもありますし、大きな文字で印刷された数独の本もあります。木製ボードに数字が書かれたブロックをはめていくという数独パズルもあるようですよ。点字の数独パズルだってあるんです。

iPhoneで文字を読むのはそろそろ限界だと思いますから、今度はiPadのようなタブレットを使えばいいでしょう。タブレットを使えば拡大機能付きの数独アプリで楽しめますよ。今までのように数独をしたい時にポケットからさっと取り出してするというわけには行きませんけど、数独を楽しむことは出来ます。

目が見えなくなることは止められません。こればかりはどうしようもないんですから、別の方法で楽しむしかないんです。

うちの夫は本が読めなくなってからは、オーディオブック(本の朗読を録音したもの)を聞いています。自分で読むのとは違うでしょうが、それでも本を楽しむことは出来るのですよ。それと同じです。別の方法を見つけることです。


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2025年9月21日

スーパーの買い物を夫に頼むと

ここ数日、頭がクラクラしているのでスーパーへ買い物に行くのが億劫です。昨日はどうしても行く必要があったんですが、仕事が休みだったうちの夫が用事があって出かけまして、車で行く必要があったので息子が運転して一緒に行きましたので、帰りに買い物をして来てくれるように頼みました。

夫に買い物を頼むとよく間違った物を買って来るので、どうしても必要なものだけを頼みました。牛乳、卵、バター、スライスチーズと石鹸の5つだけです。間違ったのを買って来そうなのは石鹸ですが、20年以上同じ石鹸を使って来ていますから、パッケージを見れば分かるだろうとは思いましたけど、スーパーのウェブサイトに載っていた商品の写真を送って確認しました。

他に必要な物はないのかと聞くので教えましたが、間違ったのを買って来る可能性が大きいので買わなくてもいいと言ったんですけど。

大きな買い物袋を4つも持って帰って来ましたよ。

「石鹸」は正しいのを買っていました。写真を送って確認したおかげです。

「バター」は、容器に入ったパンに塗る柔らかいバターを買っていました。普通「バター」と言ったら紙に包んである料理に使うバターを買うと思うんですけど。


実は「黒胡椒」も必要な物の一つだったんですが、それも買って来てくれていました。私はいつも粒の黒胡椒をグラインダーで挽いて使うんですが、ちゃんと粒の黒胡椒を買って来たのはいいんですけど、200グラムも入った瓶入りを買っていました。2〜3年分はありますよ。


グラインダーに入る程度の量が入っている小袋を買うべきなんですけど、この大きな瓶の黒胡椒がセール価格だったんだそうです。使い終わる頃には古くなっているでしょう。

このように、間違ったのを買うから頼まないわけですが、やっぱり間違ったのを買っていました。 

そして、買い物に時間がかかったのには理由があったんですよ。夫は、私が頼んでいなかった物をたくさん買って来たのです。

カマンベールチーズとかクラッカーとか、1羽分丸ごとのローストチキンとか子羊肉とか。最近パンを焼いていなかったから不満だったのか、パンも買って来ていましたよ。

私はね、ほぼ毎日晩ご飯作りにお肉を使います。でも、夫が食べたいのは肉が入った料理じゃあなくて、ロースト料理とかステーキとか、いわゆる「肉を焼いたの」なので、自分で買い物に行くと肉を買わずにはいられないのでございます。

まあ昨日は、2キロも3キロもあるかたまり肉は買って来なかったから、やれやれですけど。毎日「肉を焼いたの」を食べると、健康にも財布にも悪いんですよ。


息子と娘と私の3人が来月日本に行っている間、夫は一人暮らしになるわけですが、晩ご飯は自分で何か作って食べるとしても、おそらく「肉を焼いたの」がメインになるでしょうね。冷凍野菜でも買って来て、それを茹でるかチンするかして一緒に食べれば栄養的にはなんとかなります。

フィッシュ&チップスとか、ハンバーガーとか、ピザとか、そういう物を買って来て食べる可能性が大きいですが、その場合は野菜不足になりますよ。注意しないと血圧が上がって、一つになっている腎臓に影響します。

夫は洗濯のことも気にしていています。洗濯をしなくてもいいように下着や靴下をたくさん買って来ると冗談を言っていますけど、ツールショップのユニフォームはたくさん持っていないんですから、2〜3日おきに洗濯をする必要があります。

洗濯は洗濯機がやってくれるんですからね、自分でしなくてはいけないのは、洗濯物を干して、乾いたら畳んで片付けること。それとアイロンがけですね。目が悪いので服のシワが見えないかもしれません。頑張って欲しいですが、アイロンをせずにシワシワのまま着る可能性があります。

買い物は仕事が休みの日に行けば済むことですし、ショッピングスクエアは歩いて行けますから、そんなに大変なことではないはずです。

夫にとって、目が悪くなってからでは初めての一人暮らしですからね、どんなことに苦労するのか、何が不便か、あるいは苦労も不便も無く上手く暮らせるか、やってみないと分かりません。興味深い1ヶ月になるでしょう。


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2025年9月20日

考え事と睡眠問題

最近睡眠が異常なことになっていて、夜中に何度も目が覚めるのはいつものことなんですが、3時頃に目が覚めた後もう一度眠ることが出来ないという日が続いていました。

3時なんかに目が覚めた日は、もうゾンビ状態ですよ。昼寝をすればいいじゃあないかと思う人は、その人が昼寝が出来る人だからそう思うのです。昼寝が出来れば、私もこんなにヨロヨロになっていません。

昨日もそういう状態だったので、スーパーに買い物に行けませんでした。車でも行けませんでした、運転が危な過ぎて。

冷蔵庫は空っぽになりかけていたし、晩ご飯を作る元気もなかったので、晩ご飯は自分で何とかしてくれと息子に言っておいたら、息子はツナ缶とトマトと卵を炒めたのを乗せたどんぶりご飯を、自分とうちの夫のために作ったようです。

家にある材料でちゃちゃっと晩ご飯を作れたのも、私のレシピサイトのおかげですよ。

昨夜は7時前からベッドに寝転んで、眠っては目が覚め、眠っては目が覚めを繰り返しながら、今朝の4時半頃まで眠りましたから、だいぶ回復しました。


考え事がある時には、目が覚めた時にあれこれ考え過ぎて眠れなくなります。ここ数日いろいろ考え過ぎてストレスが溜まっていた原因は、来月日本を旅行する息子と娘が私の実家に集合した時に、娘が祖母(私の母)と私と娘の3人で写真を撮りたいと希望していたことでした。

それも、全員で着物を着て、写真館でちゃんとした写真を撮ってもらいたいと言うもんですから、それをどうやって実現するかということで悩まされていたのですよ。

都市部に住んでいらっしゃる皆さんには簡単なことでしょうが、私の実家は岡山県中西部の田舎にあるんです。かつては町にあった写真館も廃業されていて、今では近くに写真館など無いのですよ。着物をレンタルできて、着付けもしてくれる写真館は実家からは遠いのです。

私の母が一人暮らしをする実家には車がありませんから、遠くの写真館まで行くのはタクシー頼りです。

いろいろ調べて選択肢として2つの写真館を選びました。ところが、それらの写真館ではレンタル出来る着物は、成人式、卒業式、七五三のための着物だけだったのです。

写真館からはレンタル着物ショップを紹介されましたが、シニア向けの着物は結婚式で着る留袖しかなくて、訪問着は無かったのです。

残された唯一のオプションは、オンラインのレンタル着物ショップで借りて、宅配で届いた着物を持って美容院に行き、着付けとかヘアメイクをしてもらってから写真館に行くしかありません。

移動の度にタクシーが必要なわけですが、田舎ではタクシーも必要な時に簡単に呼べるわけではないのですよ。

娘には事情を繰り返し説明して来ましたが、ついに昨日娘があきらめてくれたので助かりました。無理やりあきらめさせては機嫌が悪くなりますし、出来ることなら娘の希望を叶えてやりたいとも思いましたから、私もいろいろ調べたんですけど。

まあとにかく、娘があきらめてくれたお陰で昨夜は眠れたというわけです。

娘は残念でしょうが、親子3代の写真は着物を着なくても撮れますよ。写真館の撮影用スクリーンではなく、住み慣れた実家が背景に映るスナップ写真で十分だと思います。


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2025年9月19日

薬が見つけられない夫

うちの夫は毎日5種類の薬を飲んでいます。毎月の薬代も結構な額になりますので、価格の安いジェネリック医薬品を利用しています。

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れた後に製造される医薬品で、同じ有効成分を同じ量含んでいて同等の効き目と安全性があると認められた医薬品のことですけど。

オリジナルの薬と効き目に違いは無いとは聞きますが、「ちょっと違うな」と感じたことはありますよ。錠剤の形や大きさが異なり、飲み込みにくかったこともあります。

薬は近所のショッピングスクエアの薬屋で買っていますが、薬屋が勧めるジェネリック薬の一番の問題は、箱のデザインが全部そっくりということです。

以前買っていたオリジナル薬だと箱の大きさや色がそれぞれ違っていましたから、どの箱がどの薬かはすぐに分かったんですが、今買っているのはどれも白い箱でデザインが似ているので、印刷された薬の名前を読まないと分からないんです。

先週、一つの薬がなくなったから買って来てくれと夫に頼まれたんですが、その薬は薬箱の中にありました。うちの夫は視力が悪化していろいろ見えなくなって来ているんですが、白い薬箱の中に白い薬の箱が横向けに入っていたので見えなかったようです。

今朝は1週間分の薬をケースに詰めながら、薬が見つけられないと言って私を呼びました。

薬代が節約できるのでこれからもジェネリック薬を利用するつもりですが、対策が必要になりましたよ。我が家の薬箱には、鎮痛薬から絆創膏まであれもこれも全部入っているので、夫には見つけにくいわけです。

そこで、夫の薬だけを入れる箱というのを別に作りました。そして、どれも同じに見える薬の箱にはマジックで大きく薬の名前を書いておきました。これで見つけやすくなったでしょう。


冷蔵庫には物を入れ過ぎないようにして、バターも卵もチーズも必ず決まった場所に置くようにしています。タンスの引き出しも、見つけやすいように引き出し内での置き場所を決めています。

夫のデスクは大散らかりで物であふれていましたが、先日は自分で片づけをしていました。デスクに置いた物が見つからなくて困ったことが続いたので、片付けなくてはいけないと自分で思ったんでしょう。

見つけられなくて困ることが多いiPhoneは、目立つ色のケースに入れた方がいいと私は言っていますが、今のところは黒いケースのままです。

これからさらに見えなくなると、いろいろ困ることが増えていくでしょうけど、ちょっとした工夫で状況が改善することも多いです。協力し合って頑張ります。


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2025年9月18日

突然腕が上がらなくなった件

左腕が痛くて上がらなくなっています。

昨日の朝、ヘアカットに行ったんです。朝起きてから家を出るまで何のトラブルもなし。いつものことながら頭がクラクラしていたので、「こういう状態で車を運転するのは危ないんだよなあ」とは思ったけど、自分で運転して行きました。

美容院前の駐車場に入り、車を停めてエンジンを切り、助手席に置いてあったバッグを左手で取って車を出た後、左の上腕から肩にかけて違和感がありました。肩を動かしてみたり上腕をマッサージしてみたりしているうちに順番が来てカットしてもらいました。

車に戻ってエンジンを掛け、ハンドブレーキを解除しようと左腕を動かしたら痛みを感じました。そこから後はもう、左腕の痛みは悪化の一途ですよ。

どんどん痛みはひどくなりました。少し動かすと激痛なもんだから、運転は完全に片手運転です。雨が降り始めたんですが、ワイパーを動かすのにレバーの位置まで左手を上げるのすら苦労しました。

帰りにスーパーに寄った時には、左腕は動かすことも出来なくなっていたから、トロリー(ショッピングカート)を押すのも右腕とお腹で押しましたよ。

チェックアウトは右手だけでは難しくて、つい左腕を動かしてしまうんですが、その度に激痛で、1回だけ思わず「あ゙っ!」と叫んでしまいましたよ。

左腕を動かしていなくても疼くような痛みが耐えがたいので、家に帰ってから消炎鎮痛薬を飲みました。薬が効いている間は、腕を動かさなかったら痛くはないです。腕が痛いことをつい忘れて、うっかり棚の上の物に手を伸ばしたりすると、

激痛です!


痛いのは肩の関節に近い筋肉の奥の方です。今朝は随分マシになっていますが、まだ消炎鎮痛薬を飲んでいます。腕は横には上がりますけど、前には痛くて上がりません。

それにしても、何でこんな事になったのか。思いつくのは、助手席に置いていたバッグを取ったことだけですよ。

日頃、左腕を使うことが少ないですし、加齢の影響もあって筋肉や腱が劣化しているんでしょうね。ストレッチやラジオ体操くらいは毎日した方がいいですね。


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2025年9月17日

困窮する人への援助

私達が住んでいる家の近くの道路脇にテントを張っていたアフリカ人の女性の話を昨日書きましたが、うちの夫が仕事に行った早朝にも午後に通りかかった時もテントはあったそうです。

姿は見なかったけど、女性がテントの中にいることは確かだったと言っていました。

夕方近くに私が通った時にはテントは無かったので、どこかに移動したんでしょうけど、昨日は気温が下がって午後遅くには冷たい雨も降りましたから、テント暮らしは大変でしょう。

ホームレス状態の人は増えていると聞きます。賃貸住宅の家賃が値上がりしていますからね、フルタイムで働いていても家賃が払えなくなったり、家賃を払うために食べて行けなくなったりする人も少なくないそうです。

私達家族もホームレスになりかけたことがあるから、つらさは身に染みて分かるんです。家賃が払えないとか光熱費が払えないというのは大変なストレスなんですが、私達は食べ物を買うお金もなくなった時期があるんです。

クレジットカードも使えなくなって、銀行の口座もすっからかんで、財布には1ドルもなくて、子供達に食べさせられるものが米とジャガイモしか無いという日がありました。

あの時、うちの夫はオーストラリア大陸横断自転車旅行のスタッフとして雇われて旅行中でした。良い経験にはなったでしょうけど、家にいてなんとか生活費を稼いで欲しかったですけどね。

子供達のために肉じゃがならぬジャガイモだけの「ジャガジャガ」を作って、それをおかずにご飯を食べさせた日のことは一生忘れませんよ。

その翌日、私の本が売れて食べ物を買うことが出来ました。窮状を知った夫が義母(夫の母親)に援助を頼んでくれて、私も仕事を見つけることが出来たので暮らしはマシになりましたが、ホームレスになりかけたのはそれからしばらく経ってからです。

うちの夫がうつ状態で毎日寝るばかりになって、私は腰痛を理由に仕事を突然クビになって収入が絶たれ、どうにも暮らしていけなくなりました。あの時、ドバイ在住の義妹からの経済援助がなかったら、どうなっていたか分かりません。

その頃、うちの息子と娘はハイスクールで多感な年齢でした。家の中が不安とストレスに満ちていましたからね、子供達のメンタルヘルスにも影響したのです。


最も困窮して苦しかった頃、私は夫を説得してセンターリンクに相談に行きました。センターリンクというのは、オーストラリア政府が運営する福祉機関で、経済的に困っている人を助けてくれるんです。

センターリンクについてはいろいろ悪評を聞いていたんですが、スタッフの方に大変親切に対応してもらい、私はセンターリンクの事務所で涙を流しましたよ。

相談に行った日の翌日には生活保護費が振り込まれていました。家族4人が生活していけるほどの額ではありませんでしたが、それに救われたことは確かです。

そして、私達が困っていることを知った友人達が食べ物を届けてくれたことも忘れられません。お肉を持って来てくれた人、自分の庭で採れたものだからと言ってオレンジを持って来てくれた人、野菜を袋いっぱい買って来てくれた人。

これまで苦労続きだったけど、なんとかやって来れたのは家族や友人やセンターリンクからの助けがあったからだと思います。あのアフリカ人の女性が誰かの助けを得て、なんとか今の苦境を脱して欲しいと願います。

もしもどこかで出会って、まだテント暮らしをしていたら教えてあげようと思って、相談窓口や援助団体の連絡先を紙に書いておきました。

私達家族は、今も経済的にゆとりがあるわけじゃあないですけど、困っている人達のために出来ることはあります。

時々買い物に行くスーパーの出口には食品の寄付ボックスがあるんですけど、買った物の中から何か一つそのボックスに入れることくらいは私にも出来ますよ。先日は、その寄付ボックスに生理用品を入れている人を見かけましたけど、あれは素晴らしい考えだと感心しました。


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2025年9月16日

ホームレスのアフリカ人

昨日の夕方、うちの夫が仕事から帰って来るなり言いました。

「道路脇にテントを張っている人がいた!墨のように真っ黒の顔の女の人だった!」

オーストラリアの住宅地では、道路と住宅の間には歩道と「ネイチャー・ストリップ」(Nature Strip)と呼ばれる芝生帯が整備されています。芝生帯には一定の間隔で木が植えてあるんですけど。

この芝生帯にテントを張っている人がいたというのですよ。そして、その人は肌が真っ黒のアフリカ系の女性で、近所の家々をノックして回っていたと言うのです。

私は、近所のショッピングスクエアまで毎日のように歩いて買い物に行きますが、最近何度かアフリカ系の女性を見かけました。墨のように真っ黒の肌の女性で、大きなバッグを持っていました。

この辺りではアフリカ系の人を見かけることは滅多に無いので、珍しいと思ったんです。夫が道路にテントを張っていたと言う女性と同じ人だと思いました。

そうしたら、うちの息子が「その人はショッピングスクエアの横の公園に住んでいると思うよ!」と言いました。

息子は来月の旅行に備えて運動のためにウォーキングをしているんですが、ショッピングスクエアの隣りにある自然保護公園に行く度に、その女性を見かけるんだそうです。テントの位置はいつも違うそうです。墨のように真っ黒の肌の女性だそうですから、同じ人だと思います。


おそらく、息子が言うように自然保護公園に住んでいるんでしょうけど、どういう事情があるんでしょうか。何故昨日は道路脇にテントを張ったんでしょうか。人目につく場所だと危険だと思いますけど。

「近所の家々を回っていたのは、食べ物をもらうためでしょうね」と私が言うと、「晩ご飯を分けてあげる?」と夫が言いました。昨夜の晩ご飯は醤油味の餅団子入り具沢山スープでしたが、夫は冗談で言っているようには見えませんでしたよ。

「近所のインド人のお寺が無料で食べ物を提供しているよ」
「じゃあそれを教えてあげたら」
「センターリンクに行くように教えてあげた方がいいかも」

センターリンクというのは、オーストラリア政府が運営する福祉機関で、経済的に困っている人を助けてくれます。その女性はおそらく移民だと思いますけど、家庭内暴力とか何か事情があって家を出て、一人でホームレスになっているとしたら、そうした問題に対応してくれる場所を紹介してくれるはずです。

食べ物なら、インド人のお寺だけでなく、キリスト教の団体が運営している無料の食事を提供するサービスもありますけど、場所を知らなかったらどうにもなりません。

メルボルンには、ホームレスになるほど暮らしに困っている人が相談できる電話相談窓口がいくつもあります。命が危険な状況なら緊急通報番号の「000」に電話をすればいいんですけど、あの女性はそういうのを知っているんでしょうか。

携帯電話を持っていなかったら電話も出来ませんね。公衆電話がどこにあるのか私は知りません。駅にはあると思いますけど。

ずっと気になって、夜中に目が覚めた時にもその女性のことを考えました。今度見かけたら話しかけてみようと思いますけど、そのためには準備をしておかないといけません。相談窓口の電話番号を教えてあげられるように調べておかないと。


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2025年9月15日

世界陸上と睡眠の問題

「世界陸上競技選手権大会」は、陸上選手の皆さんにとってはオリンピックに次ぐ晴れ舞台でしょう。世界のトップ選手が集まるわけで、同じ人間とは信じられないようなパフォーマンスを目撃したり、感動的なドラマがあったりしますから、やっぱりライブで観るのが一番なんですけど。

開催される場所によっては競技が真夜中に行われますから、ライブ観戦が不可能なこともあるんですが、日本とメルボルンの時差は今のところ1時間ですからね(10月5日に夏時間が始まると時差は2時間になります)、東京大会はライブで観れると思っていたんですけどねえ。

私は毎朝の起床時間が4時前後なもんですから、しかも夜中に何度も目が覚めますから毎日寝不足なんでして、昼寝もなかなかできない体質なので、夜の8時頃にはもう眠くて耐えられなくなるのですよ。

昨晩は陸上の100メートル決勝がありました。しかも男女両方の決勝が続けて行われました。観たかったけど、決勝が行われるのはメルボルン時間で夜の11時よりも後。そんな時間に起きていることは、

不可能なのですよ!

仕方がないので、今朝起きてからSBS放送で録画を見たんですが、その時点ではもうどの選手が勝ったかをニュースで見て知っていました。

しかも、男子の決勝ではフライングで失格になった選手がいたというのも知っていました。知りたくなかったけど、ニュースサイトに載っていたのが目に入りましたから。

フライングで失格と聞くと思い出しますね、ウサイン・ボルト選手がフライングで失格になった時のことを。あれには実にガッカリしたけど、ボルト選手本人がどれだけガッカリしたことか。

こういうドラマが観たいわけではないですが、失格になった選手がいたと知って観るのとそうでないのと衝撃が全く違います。そして、誰が勝ったかを知ってから観ると、ワクワクする気持ちはありません。

感動のレベルが全く違うということです。


女子100メートル決勝に、シェリーアン・フレーザープライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)選手が出場していたのには驚きました。

ジャマイカの選手ですけど、私がここに書く必要もないほど有名な選手ですよね。これまでに一体何個の金メダルを獲得したのかよく知りませんが、オリンピックでも世界陸上でも、この人が勝つのを何度も見てきました。

世界陸上のウェブサイトによると、フレーザープライス選手は現在38歳だそうですね。お子さんがいらっしゃるんですよ。昨晩の決勝では6位だったそうですが、まだ世界のトップクラスで活躍中というのが素晴らしいです。

この方が息子さんの学校の運動会で、保護者の100メートル競走に出場した動画を見たことがありますけど、一般のジャマイカ人に比べてどれだけ別次元かというのが分かるすごい走りでした。脚の回転が速すぎてぼやけて見えるほどなんですよ。


今日は大会3日目。今夜は注目の男子棒高跳びの決勝が行われます。ライブで観たいけど、やっぱりそんな遅くまで起きていらない…


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2025年9月14日

「リザルト」って何だそれ!

東京2025世界陸上が始まりましたね。

私は基本的にスポーツの観戦が好きなので、世界陸上も毎回楽しみにしています。こういう世界的な大会では歴史に残るようなドラマが生まれますしね。今回は開催地が東京でメルボルンとの時差が1時間ですから、ライブで観ることも出来ます。

大会1日目に行われた競技の結果を知ろうと思って、2025年東京大会の公式ウェブサイトを見ました。

そして、ウェブサイトのメニューを見ながら6秒くらい迷ったのですよ。「結果」というページを探していましたからね、それが見つからなかったので「あれ?」と思ったんです。

再度よくメニューの項目を見ると、

何だそれ!

ウェブサイトのメニューには「速報、ニュース、タイムテーブル、…」と項目が並んでいましたが、そこに「リザルト」というのがあったんです。英語で「結果」を意味する「Result」のことでしょ?


「リザルト」をクリックしますと、競技の結果のページが表示されました。

ページの見出しは「最新のリザルト」です。メダルを獲得した1位から3位までの選手が紹介されていて、その横に「すべてのリザルト」と書いてあるんですよ。

なんで「結果」と書かないの?

「すべてのリザルト」をクリックしますとね、結果の概要が表示されますが、見出しは「サマリー」です。「サマリー」とは、英語で「概要」という意味の「Summary」のことですね。

翻訳者は適切な訳語が思いつかなかったのか、英語をそのままカタカナにしたようですけど、これはちょっと翻訳をした人の日本語力が残念過ぎる!

もしかしたら人工知能(AI)を使ったのかもしれませんけど、人工知能は「Result」を「結果」と訳す能力はありますよ。

私も経験があるから分かるんですが、多言語ウェブサイトの翻訳には難しい面があるんです。オリジナルのウェブサイトに使用されている言語の言葉を他の言語に訳してデータベース化し、利用者がウェブサイトの言語を選択すると自動的に言葉を置き換えて表示するもんですから、句を組み合わせて文章にする時などは、日本語にすると文法の違いからヘンテコなことになったりするんです。

でもね、メニューの項目とかページの見出しなら、ただの単語ですから難しいことはないと思うんですよ。「リザルト」は「結果」で良かったでしょう?「すべてのリザルト」とか「最新のリザルト」とか「公式リザルト」なんていうのは、日本語じゃあないですよ。

「サマリー」も「結果概要」、あるいは単に「結果」で済むと思います。「概要」と「詳細」を区別する必要があるならそう書けばいいんです。「サマリー」じゃあ通じませんよ。

ちなみに、メニュー項目には「タイムテーブル」というのもありますけど、これも「時刻表」とか「予定表」という意味の「Timetable」をカタカナにしただけですね。「競技日程」とか「スケジュール」の方がいいんじゃあないですか?

「午前セッション」とか「夜セッション」というのも変ですよ。「午前の競技」とか「夜間の競技」とか、別の訳し方も出来たでしょうに。

「ナショナルレコード」は「国内新記録」の方が分かりやすいし、「フラッグの掲揚」は「大会旗の掲揚」とするべきだし、「アスリートセンタード」は「選手を中心に」と訳せるのに。

書き出すときりがないほど、このウェブサイトは英語をそのままカタカナにした単語でいっぱいです。


近頃は、外国語の単語をそのままカタカナにしただけっていう翻訳をよく目にします。元の単語に相当する単語が日本語に無いこともありますが、意味することが伝わる言葉を選ぶか、説明的な句にすることも出来ます。

カタカナにするかしか無い場合もありますけど、安易にカタカナにしている翻訳が多過ぎると感じます。海外のニュースを日本語に訳したものを読んでいると、日本語力がある人間が訳したものではないと分かる文章によく出くわしますよ。

翻訳を仕事にする人も人工知能(AI)を使っていると思いますが、人工知能による翻訳は進歩していますけど、外国語を日本語に訳すのは最新の技術を使ってもまだまだ難しいです。

まあとにかく、東京2025世界陸上のウェブサイトの「リザルト」にはびっくりしましたよ。


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