2023年12月31日

苦労続きの1年が終わる

つい先日「いよいよ12月か…」と思っていたらあっという間に12月が過ぎてしまって、今日はもう大晦日です。

オーストラリアでは、12月31日は「一年の最後の日」というよりも「ニューイヤーズデーの前の日」という位置づけで、年越しのパーティーをしたり花火を見に行ったりする日ですけど、私達家族にとっては特別な日ではありません。うちの夫は今日も明日も仕事だし。

特別な日ではありませんが、私は毎年大晦日の晩ご飯には麺料理を作ることにしています。これはうちの家族にとっては一つの行事なんです。

縁起を担いで食べる「年越し蕎麦」というものを子供達に教えるために作り始めたのですけど、真夏のこの時期、暑い時には汁蕎麦なんて食べたくないんですよ。冷たいざる蕎麦にしたこともありますが、ざる蕎麦にするとおかずに天ぷらが欲しくなるんですよね。ところが、あんまり暑いと天ぷらを揚げる元気も出なかったりします。

年越し蕎麦を食べる理由は、細長い蕎麦にあやかって長寿を祈願するとか、蕎麦が切れやすいことから厄災や苦労を断ち切るといった意味が込められているとかいろいろ聞きますが、うどんを食べる地方もあるわけでして。

長寿を祈願するなら蕎麦でなくても細長ければ何でもいいだろうということで、我が家では麺料理を作ることにしたんです。パッタイを作った年もありますよ。スパゲッティを作ったことはないですけど。

長年ずっと続けているので、うちの家族も12月31日の晩ご飯は麺料理と期待していますから、今日は涼しいので汁蕎麦の予定です。


天気予報によるとお正月から気温が高めの日が続くようですが、高めと言っても気温が30度を超える日はありません。本当に今年の夏は、今のところ冷夏と言って良いでしょう。このままずっと涼しいと私は助かるんですけどね。

あっという間だったような長かったような一年が過ぎ、今年はどんなことがあったかなあとブログの記事を読み返していると、2月には引っ越しをしなくちゃあいけなくなったという話を書いています。

私はすぐに持ち物の処分や片付けを始めたんですけど、実際に引っ越したのは10月下旬でした。引っ越すのか引っ越さないのかがはっきりしないまま、数ヶ月も家の中に段ボール箱が転がっている暮らしをしていたんですね。

その間、持ち物の処分も片付けもしないうちの夫には、本当にイライラさせられました。特にごみ屋敷状態だった大きなガレージの片付け。結局のところ、夫は引っ越し前日までほとんど何もしなかったんですけど。

本当に引っ越しは大変でした。引っ越しにかかわる作業のほとんどを私が一人でしたんですから。

生体腎移植のドナーになったうちの夫の腎臓摘出手術の直後に引っ越すことが決まったので、夫は荷造りも荷物運びも掃除もほとんど出来ませんでしたし。

うちの息子は、2月に3回目の痔の手術をしたんですけど、回復が思わしくなくて、やっと良くなりかけて来た頃に荷造りや夫のごみ屋敷ガレージの片付けを手伝わされて悪化してしまい、実際に引っ越す頃には息子も重い物を持ったりしゃがんだりということが出来ませんでしたし。

我が家の今年最大のニュースは引っ越しですが、本当に思い出したくもないほど大変でしたよ。結局私が手伝うしかなかったごみ屋敷ガレージの片付けは地獄のようでした。忘れてしまいたいです。

引っ越し以外の我が家のニュースは、もちろん息子の痔の手術、娘が大学院に進学したこと、娘の交通事故と裁判沙汰になったこと、夫の腎臓摘出手術などですね。

夫は今年もまた父親や妹が費用を負担する旅行に出かけましたが、私はどこにも行けませんでした。楽しい出来事は無かったです。

私の個人的な今年最大のニュースは、天ぷら油で顔面に火傷を負って病院に運ばれたことでしょう。いまだに跡が残っていますよ。

ひどい1年だったわ…

こりゃあやっぱり、今晩は蕎麦を食べて厄災や苦労を断ち切る必要がありますね。


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2023年12月30日

結核予防のBCGワクチン

日本人ならまず知らない人がいないと思うBCGワクチン。9本の針がついたスタンプみたいなので腕に接種するんですが、私は接種した跡が化膿したようになってひどいかさぶたになり、醜い跡が出来たことを思い出します。

皆さんご存知のとおり、BCGワクチンは結核予防のためのワクチンです。 日本では今でも国民全員が接種を受けることになっているそうですね。

来月から病院のリハビリテーション科で研修を受けることになっているうちの娘が、結核予防ワクチンの接種済み証明が必要だと言って来ました。

結核予防ワクチンといえばBCGですけど、私にはうちの子供達がBCGを接種した記憶がなかったんです。

オーストラリアのBCGは、ハンコみたいのでやるんじゃなくて普通の注射だったのかもしれないと思って、ワクチンの接種記録を確認しました。接種済みワクチンの証明書やハイスクールで受けたワクチン接種の記録も見てみたんですが、

BCGはどこにもない!

子供達が小さかった頃に何度か日本とオーストラリアを行ったり来たりして住むところが変わったので、接種の機会を逃したのかもしれないと思いました。

そこで、何歳のタイミングで接種するものなんだろうと思って調べましたら、日本では生後1歳までにするそうですが、

オーストラリアではBCGをやっていないんですよ!

日本では現在も年間1万人以上の新規患者が出て2千人近い人が亡くなっているそうですけど、オーストラリアでは結核という病気が非常に稀なので、BCGワクチンの全員接種は1985年に廃止されているんです。

今では必要な人だけが任意で接種を受けることができるワクチンということなんです。知らなかったわ!

ということですから、オーストラリアで生まれ育ったお子さんが日本に帰国することになった場合、どうなるんですかね。未接種のままでいいんですか?


うちの娘は、病院での研修に結核のワクチン接種証明が必要だと言ったわけですが、そもそもほとんどの国民がそんなワクチン接種は受けていないということなら、大人には効果が無いとも聞くBCGワクチンを今から接種してもらわないといけないの?

と思いましたらね、どうやら必要なのは結核に感染していないという証明なんだそうです。そこで早速、今日その検査を受けるために医者に会う予約をしたと言っていました。

オーストラリアでは結核が稀な病気だとは言え、感染者は見つかっているんですよ。移民の国ですからね、海外から多くの人がやって来ます。結核の罹患率が高くて世界の感染者の3分の1を占めるとされるインドからも大勢やって来るんですから。

オーストラリアへの渡航者は、ビザの申請の際に健康診断が必要なわけですが、日本人の場合は免除される場合がほとんどのようですけど、結核発症率の高い国に所定期間滞在したことがある人は、健康診断が必要なんだそうですね。

それにしても、オーストラリアではBCG接種をやっていないということを初めて知りましたよ。


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2023年12月29日

間違ってると分かって良かった

勤めているツールショップの警備会社から緊急電話がかかって来た時に、夜中でも対応出来るようにという理由で、うちの夫は携帯電話を消音にしません。

その携帯電話が昨晩もピーンと音を立て、今朝も5時過ぎにピーンを繰り返し、その度に目が覚める私は寝不足です。

ピーンはテキストメッセージの着信音で「体調が悪いから今日は休みます」というスタッフからのメッセージの可能性もあるわけですが、今日のはいずれも詐欺メッセージでした。

私にも同じような詐欺メッセージが来ていました。

最近毎日のように来ます。注文した商品の配送に問題が起きているからここをクリックして住所を確認しろとか、高速道路の利用料金が未払いであるのでここをクリックして早急に支払いをしろとか。

手を替え品を替え、詐欺グループは人をだましてお金を盗むことに余念がありませんが、睡眠を邪魔されるのが一番腹立つわ!

それはともかく…

今日の金曜日、私達は知り合いのイラン人ご夫婦の家に夕食に招待されていました。

招待されたのは一昨日。2日前に招待というのは随分急なことだと思いましたが、ありがたく招待をお受けしました。ご夫婦の家はモーニントンという海辺の街の近くの山の上にあって我が家からはとても遠いので、夫は仕事を早退することにしました。

イラン人ご夫婦には親しい友人のエクリーさんを通して知り合ったのですけど、エクリーさん夫婦も一緒に招待されたと聞きました。

エクリーさん夫婦も行くのなら、車に乗せてもらって一緒に行けばどうだろうかという話になって、うちの夫が昨日電話をしました。乗せてもらえたら私が運転しなくて済むので助かります。

もちろんOKでした。エクリーさん夫婦は、わざわざ私達の家まで迎えに来てくれると言ってくれました。「ありがとう!じゃあ明日の4時頃に!」と言ったら、エクリーさんがびっくりして言ったんです。

明日じゃないよ!

来週の金曜日だよ!

ああ…

うちの夫が日にちを間違っていたと分かって、本当に良かったです。(泣)

エクリーさんに車に乗せてくれと頼まなかったら、今日の午後、私達はイラン人ご夫婦の家に行ってますよ、私が運転して。高速を利用しても1時間はかかるんですよ。

そしてやっと到着したら、日にちが間違っていたと分かってごらんなさい。ご夫婦にすれば大迷惑、運転手の私は大ショック。

うちの夫は、こういうことが多すぎるんです。何か予約したり予定を決める時に、ちゃんと日にちや時間を確認しないからです。夫の思い込みと過信と不注意のせいで、これまで何度大迷惑を被ったことか。

行ってみたら日にちが間違っていたとか、時間を間違えていたとか、そういうエピソードが数え切れないほどあるんです。

旅行に行く時とかね、飛行機の出発時間は、普通なら前の日に再確認しませんか?ところが、うちの夫が出発時間を間違えていて、確認もしなかったために、当日大慌てになったり長時間待たされる羽目になったりということもありました。

レストランを予約してもらって、行ったら間違ったレストランを予約していたということもありましたし。

夫一人に影響があるのからどうでもいいけど、私も一緒に行く用事の予定をうちの夫から聞いた時には、ちゃんと日時を(場所も)確認しなければいけません。

まあとにかく、イラン人ご夫婦の家に呼ばれているのは今日ではありません。来週の金曜日の5日です。

間違っていると昨日分かって、本当に良かったですよ。(泣)

前回このご夫婦の家に行ったのは、イランのお正月「ノウルーズ」(Nowrūz)をお祝いするBBQに呼んでもらった時ですけど、あの時もうちの夫のマイペースぶりには私もあきれたんですけどね。

ホント、いろいろあります。


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2023年12月28日

ダンプスター・ダイビング

皆さんは「ダンプスター・ダイビング」(Dumpster Diving)という言葉をご存知でしょうか?

私は知らなかったので、うちの娘がクリスマスの翌日に「ダンプスター・ダイビング」に行くと聞いても、どこへ行くのか何をするのか見当がつかなかったんですけど。

ダンプスター(Dumpster)というのは、飲食店や小売店などがゴミを廃棄するのに使う業務用ゴミ廃棄コンテナのことです。鉄製です。サイズはいろいろあるようですけど、小さいものでもかなりの大きさがあります。

ダイビング(Diving)とは飛び込むということですからね、「ダンプスター・ダイビング」とは「ゴミ廃棄コンテナに飛び込む」という意味ですよ。うちの娘は、クリスマスの翌日にそれをしに行くと言ったのです。

目的は?

まだ食べられるのに廃棄された食品を手に入れるためです!

多くの飲食店がクリスマスに向けて大量に食品を仕入れますが、クリスマスからお正月にかけて数日間休業するところも多いです。

そういうところが、余った食品を廃棄するんだそうですよ。うちの娘はレストランでアルバイトしていますけど、そのレストランは2週間ほど休業するそうなので、大量の食品が廃棄されるはずだと言っていました。

ホームレスの人達が食べるものを探すためにゴミ箱を漁るという話はよく聞きますが、食べられる食品を捨ててしまう「食品ロス」問題への取り組みとしてゴミ箱漁りをやっている人達が最近増えているらしいです。

ゴミ廃棄コンテナに捨ててあるものをもらって来るだけですから、別に悪いことをしているわけではありませんけど、ダンプスター・ダイビングは夜暗くなってからするようです。

そのため、うちの娘は小型懐中電灯を頭に付けるヘッドランプというのをうちの息子に借りて、クリスマス翌日の夜に友人と2人で行ったそうです。

ちなみに、その友人というのは元高校の先生で、現在は大学で博士課程を勉強している人です。

昨日の朝、達成感でいっぱいの娘がゴミ廃棄コンテナから手に入れて来た食べ物の写真を送って来ました。

これ全部捨てられていたものです。


 
野菜も果物も、どこも悪くないように見えますねえ。まあそういうのを選んで持って帰ったんでしょうけど。

パンは、美味しそうなパンですが、どういう状態で捨てられていたのかが分かりませんから、私はちょっと食べるのは躊躇しますけど、加熱すれば食べられるでしょうか。パンプディングにするとか、外の皮を取り除いてパン粉にするとかね。


バナナは、ケーキやマフィンに入れるには熟し度が足りないくらいのまだ新鮮なのがたくさんありますよ。なんでこれを捨てるのよというレベルのものあります。

もったいない…


こんなにたくさんをすぐには食べきれませんから、パスタソースにしたりジャムやチャツネにして保存したり、冷凍したりするんだそうで、うちの娘はしばらく料理で忙しくなるでしょう。

家が近かったら少しもらいに行きたいです。

うちの娘と友人がいくつのゴミ廃棄コンテナに「ダイビング」したのか知りませんが、飲食店が多いメルボルン全体では一体どれだけの量の食品が廃棄されているんでしょうか。

オーストラリアでは、ゴミは全部土に埋めるんですから、こうした大量の廃棄食品は大きな環境問題にもなっています。

まだ食べられる食品はチャリティー団体等に寄付してもらって、経済的に困っている人達に無料で提供するということがもっと組織的にできたら良いのにと思います。

そういうことをしている人達はいますし、アプリもあると聞きました。そのアプリでは、どこで何が廃棄されるかという情報がシェアされて、欲しい人が無料でもらいに行けるということなんですが。

こういうことは、一部の限られたところで行われているだけです。

貧困で食べることにも困っているような人達は、高齢者だったり身体が不自由だったりすることも多いですし、車を持っていない場合も多いですからね、もらいに行くのは難しいですよ。

まだ食べられるのに廃棄される食品をもっと有効に利用するには、何らかのシステムが必要です。

農家が販売できずに廃棄する野菜や果物も相当な量だそうですね。サイズや形が規格に合わないとか少し傷があるという理由で廃棄されると聞きます。

そういう野菜や果物を低価格で販売しているところもあります。うちの娘が以前利用していたファーマーズ・ピック(Farmers Pickもそうしたサービスの一つですが。

せめて、自分の家では「食品ロス」とは無縁でありたいと思います。お店に近い所に引っ越して来ましたので毎日でも買い物に行けますから、私は必要な食品だけを買い、買ったものは全部使い切るようにしています。

それにしても「ダンプスター・ダイビング」ね、若かったらやってみたい気もしますよ。あなたもやってみたい?


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2023年12月27日

昼寝ができるマッサージ機

私が個人的に所有するものは多くないんですけど、持っているものの中で最も愛する大事なものは Mac のコンピューター。これがないと生きて行くのが難しいくらい大事です。

その次は、愛車カローラではなくて、数ある調理器具類でも iPhone でもなくて、

CASADAのマーサージ機!


買ったのは経済的に困窮し始めた頃で、決して安い買い物ではなかったのでこんな物にお金を使うべきじゃあ無かったんですが、買わないで我慢するという選択が出来ないほど欲しくなったんです。

メルボルンのエキシビションセンターに家の増改築関連のエキスポを見に行った時のことなんですけどね、そのエキスポに何故か家の増改築とは関係のないマッサージ機の体験販売ブースがあって、歩き疲れて腰が痛くなりつつあった私は、勧められるままにマッサージ機を使ってみたのです。

おもわず「うおおおお」とか「あああああ」とか、大きな声が漏れました。しばらくそのブースから動けなくなり、腰以外にも背中や肩や腿にもマッサージ機を使って「あああああ」と大きな声を上げ続け、結果多くのお客さんを呼び集めることになったんですが。

決して安くはなかったこのマッサージ機、とても欲しかったけどこんな物にお金を使うべきじゃあないと躊躇していたら、うちの夫が買うと決めたんです。

13年くらい前のことですけど、あれからほぼ毎日のように使い続けて、さすがに合成皮革や高強度繊維の部分がボロボロになったのを自分で直しながら今でもほぼ毎日使い続けています。

機械部分には何の問題もありません。さすがドイツ製です。

このマッサージ機は、ソファの端にクッションとともにセットして、そこにゴロンと横になればいつでも使えるようにしてあるんですが、最近これを使っているとまるで睡眠薬のようにいつの間にか眠れてしまうのですよ。

結構大きな音がするんですけど、その単純な音の繰り返しがいいのか、筋肉のこりがほぐされるのが気持ちいいせいか、なかなか昼寝が出来ない私でも、このマッサージ機の硬いボールの上では眠れるのです。

10分たったら自動的に止まってくれますから眠ってしまっても大丈夫。昨日はひどい睡眠不足でしたから、30分ほど眠ってスッキリしました。


CASADAのこの小型マッサージ機は、中古のものを売りに出している人がよくいます。買ったけどあまり使わないからということですが。中古だと200ドル以下で手に入りますよ。

CASADAという会社は、様々なタイプのマッサージ機を作っていて、マッサージチェアも作っていますけど、マッサージチェアなんていうのはね、身体の大きさが合わないと良いマッサージ効果が得られませんし、場所も取るしとにかく高額です。

この小型マッサージ機は、必要な場所に簡単に動かせるのがいいんです。もうちょっと上、もうちょっと左、そういう微妙な調整が簡単ですから。

一番外側のクッションカバーはボロボロになってしまったので捨てました。いつもクッションカバー無しで使っていたので捨てても問題ありません。

CASADAのウェブサイトを見るとこの商品は売り切れているようです。欲しい方は、中古という選択肢しか無いようですよ。


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2023年12月26日

クリスマスと高血圧と寝不足

食べ物はたくさん準備しなかったはずなのに、結局あり余るほどの食べ物があって、昨日は食べ続けたクリスマスとなりました。

うちの娘は、同じシェアハウスに住む方一人と同じアルバイト先で働いている方一人と一緒に帰って来ました。お二人とも日本人です。

基本的に日本を出たいという動機がおありだったお二人ですが、メルボルンで勉強や仕事を頑張っておられます。昨日のクリスマスは、我が家で少しでも息抜きができて、楽しい一日を過ごしてもらえたのなら私は嬉しいです。

それにしても、

まあ食べた!食べた!

義母(夫の母親)の家でのクリスマスが、いつも到着したらすぐに仕事を割り与えられてバタバタするのが私はイヤだったし、ずっと「食べ物攻め」という感じで食べ続けるのも何か間違っているように思っていましたけど、結局食べ続けるクリスマスになってしまいましたよ。

娘がいろいろな料理や食べ物を持って来てくれました。前菜用の手作りパスタとソースも。ソースは庭で採れたトマトで作ったそうで。デザートには、私のレシピでクリームキャラメル(Creme Caramel)を作って来たんですが、これが見事な出来でした。

ちなみに、クリームキャラメルというのは、焼きプリンのことです。

2種類のサラダと、ハッセルバックポテトも後は焼くだけという所まで準備して持って来ました。前日に相当お料理を頑張ったようです。私は楽をさせてもらえました。


ところで、昨日のクリスマスはゲストもいらっしゃることですし、私はスパークリングワインを1本用意していたんです。ところが、うちの息子も娘もアルコールは飲みませんし、ゲストのお二人も飲まないとおっしゃいまして。

せっかくなので、久しぶりに夫と私が飲んだんですよ。そうしたら夫の様子がおかしくなりました。

うちの夫は、腎臓摘出手術後にアルコールを飲んだのは昨日が3回目だったそうですが、ワインを飲んだのは初めてでした。ワインのアルコール度数はビールに比べると高いですし、スパークリングワインは炭酸の刺激のせいでアルコールが早く吸収されます。

夫はスパークリングワインを飲んだらたちまち眠くなり、食事までは頑張っていましたけど、眠気に耐えられず寝室に行って寝てしまったんです。

娘達が帰る頃に起きて来たんですが、その後もずっと身体がだるそうなので血圧を計ってみたんですよ。

そうしたら、

164mmHg!

新記録です!

こんなものの新記録はいりません。164mmHgは高過ぎます。

スパークリングワイン1杯であれほどの眠気に襲われたのも、あんなに身体がだるくなったのも、やはり腎臓が一つになったことと関係があるのではないかと思います。

夫はもう今後アルコールは飲まないと言いました。

それからね、昨晩は夜中に2回も電話がかかって来たんですよ。夫が勤めるツールショップの警備会社からです。お店の警報が鳴ったと言うんです。

1回目の電話は12時前。クリスマスの夜に泥棒が入ろうとしているのかもしれないということで、夫はすぐに着替えてお店に行きました。何も異常は無かったと言って帰って来たんですが、2時過ぎにも電話がありました。この時には行かなかったのですが、今朝は5時に起きて行きました。

今日のボクシングデーは、一年で最大のセールの日です。私はひどい寝不足ですけど、夫は昨日ワインのせいでたっぷり寝ていますから助かりましたね。それでも疲れて帰って来るでしょう。今朝も血圧は高かったらしいし。

いろいろ大変です。


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2023年12月25日

楽しく過ごそうクリスマス

お正月やお盆などにですね、離れて暮らす家族や親戚が一同に集まって会食する、その食事作りや食材の買い出し、家の中の掃除、片づけ、飾り付けなどが全部あなたの肩にのしかかってくると、

大変ですよねえ…

オーストラリアの多くの家庭では、クリスマスというのはそんな感じです。クリスマスのホスト役は、大変な努力を要する大仕事です。食べ物が最も重要になりますから、計画を立て、数日がかりで準備することになります。

伝統的なロースト料理は、お天気次第では作るのも食べるのもしんどいだけという悲劇になる可能性もありますから、天気予報でクリスマスの日の気温をチェックしてから決めた方がいいと思いますけど、家にエアコンがある皆さんには大きな問題でもないんでしょう。

ロースト料理をするにしても、肉は屋外のBBQで焼く人も多いようですが、お天気次第では屋外での火の使用が禁止になったりもします。

数年前のクリスマスの日は猛暑と乾燥で、ブッシュファイヤ(森林火災)の危険日となりました。屋外での火の使用が全面禁止になったんですが、義母(夫の母親)の家に到着したら七面鳥を焼くためにウェバー(ケトル型BBQ)から大きな炎が立ち上がっているのを見たんです。

義母は、キッチンで七面鳥をローストすると家の中が暑くなり過ぎるからと、家の外でローストしようとしていたのでした。

うちの夫が義母を説得して七面鳥のローストはあきらめさせ、私達が持参した重さ10キロの骨付きハムだけで十分と言ったんですが、義母は豚肉のローストだけはあきらめず、結局ガスBBQで焼いたのですよ。本当は火の使用は禁止だったのに。

とにかく、家族や親戚が集まるクリスマスのホスト役は大変です。食べ物の準備だけではなくて、家の中の飾り付けやテーブルセッティングなども凝る人が大勢います。そういう人達は、プレゼントの準備などにも努力を惜しみません。

年に一度の生きがいのように感じていらっしゃる方はいいですけどね。


今日のクリスマスは、私達家族はどこにも行きません。義母は来て欲しかったようですが、うちの夫が「疲れるから行きたくない」と言うんですからしようがないんです。

ツールショップに勤める夫には、クリスマスの日だけが休みなのですよ。明日のボクシングデーは、一年で最大のセールの日ですし。

どこにも行きませんが、うちの娘が数人の友人を連れて帰って来ることになっていますから、ご馳走くらいは作ろうかと思いまして。天気が悪くて気温が低いので、豚肉のローストを作ることにしました。

娘がサラダを作るので野菜のローストはしなくてもいいと言うもんですから、私が作るのは豚肉のローストだけです。味付けをしてからオーブンに入れておくだけですからね、こんな簡単なことはありません。

デザートは、義母の家族に代々伝わる「ボイルド・クリスマス・プディング」をもう作ってありますから、それを2時間ほど茹でるだけです。娘もデザートを作って持って来るそうです。

うちの夫が高カロリーのものを食べ過ぎないようにしないといけませんから、おつまみ用の食べ物も少ししか買って来ていません。チーズも買っていないんですよ。

ちょっとね、私はクリスマスというのが食べ物にフォーカスし過ぎだと思うんです。午前中に集まるのが普通ですが、おつまみを食べながらワインなどを飲み始め、ランチの頃にはもうお腹がいっぱいなのにご馳走を食べてさらにワインを飲み、満腹になって眠くなるので昼寝をして、夜になってからまた食べるという具合の一日になるものです。

お金もかかることですしね、一日中飲み食いし続ける必要も無いわけですから。一番大事なのは、楽しく過ごすこと。

お天気は最悪ですが、おかげで花粉が減ってくしゃみも出ないし涼しいし、楽しく過ごしたいと思います。

皆さんも楽しい一日を!


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2023年12月24日

花粉飛散とクリスマス

今年の春は、私の実感として花粉が少なかったと思います。

家の中でもマスクやゴーグルを付けないと耐えられないという日が無かったわけではないですが、症状がひどかったのは数日だけで、12月に入ってからは抗ヒスタミン薬すら必要ない日が多かったんですよ。

エルニーニョのせいでを乾燥して暑い夏が来ると覚悟していましたから、今年の花粉シーズンは厳しくなるだろうと思っていたのに、拍子抜けと言うか助かったと言うか。

このまま花粉症シーズンは終わるんだろうと思っていたら、

また花粉が飛び始めています!

一昨日は、目がショボショボするような変な感じがしていて、花粉のせいかどうかは分からなかったけど、友人のエクリーさん夫婦主催のクリスマスパーティーに行く前には、抗ヒスタミン薬を飲んだのですよ。

10時頃に帰って来て、寝ようとした頃から目の痒みがひどくなりました。

最近は花粉の心配が無かったので家中の窓を開けていましたから、それを全部閉めました。昨日は、目の痒みに加えてくしゃみもひどかったです。

オーブンを使ったせいもあって家の中がかなり暑くなったんですが、窓を開けて外の涼しい空気を入れるわけには行きません。家族に申し訳ないですが、窓を開けるのは危険です。

空気清浄機を一晩中稼働させて寝ましたが、今朝部屋から出た途端に目が痒くなり、くしゃみ連発です。


明日のクリスマスには娘がお友達数人を連れて帰って来ますから、今日はクリスマスランチ用の食品を買いに行かないといけないのに、外に出たくないです。しかし、出ないわけには行きません。

マスクとゴーグルの出番ですよ…

そういうのをつけて外出しても、今どきはまったく目立ちませんから気にする必要もないですよね。これも新型コロナの影響です。

今日はこれから天気が崩れて雨になり、明日のクリスマスも翌日のボクシングデーも雨の予報です。雨が降っている間は花粉の飛散が減りますからね、大変うれしい天気予報です。

早く雨になりますように…


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2023年12月23日

時の流れを感じるクリスマスパーティー

昨晩は、友人のエクリーさん夫婦主催のクリスマス・イブ・イブ・パーティーがありました。毎年恒例なんですが、今年は「イブ・イブ・イブ・パーティー」でした。

エクリーさん夫婦と知り合ったのは、エクリーさんのお嬢さんとうちの娘が同じ学校の同じクラスで、ある日エクリーさんの家に遊びに来てと誘われたことがきっかけでした。住所を聞いたら、歩いて1分のご近所だったのです。

子供達が一緒に遊ぶようになって親しくなったわけですが、それが15年以上も前のこと。それからずっと親しい友人の関係です。

クリスマス・イブ・イブ・パーティーには毎年呼んでもらっているわけなんですが、このパーティーで知り合った人もいるし一年にこの日だけ会っておしゃべりをする人もいるしで、私達夫婦にとっては欠かせないイベントになっています。

エクリーさんのお嬢さん達の成長に伴ってパーティーの参加者が増え、特に知らない若い人達が大勢来るようになって、広い家の中も外も人で埋まって座る場所もないような時もありましたけど、昨日のパーティーはとても静かでした。


エクリーさんのお嬢さん達が現在は海外に住んでいらっしゃるせいで若い人達が来なかったですし、親しかったご近所の方達が引っ越して行ったり、他にも理由はあるのでしょうけど、参加者がとても少なかったんです。

毎年来ている常連の数人と、ご近所の若い家族が来ていただけでした。

少なかったおかげで、私は常連の知り合いとゆっくり話が出来ましたし、毎年会うのに一度も話をしたことがなかったご夫婦とも知り合いになることが出来ました。

それにしても、常連の私達はそれぞれ歳をとり、健康問題を抱えている人がいたり、子供達が巣立って夫婦だけの暮らしになって寂しい人がいたり、逆に小さかった子供が大きく成長していたりと、私は時の流れを感じずにはいられませんでした。

エクリーさん夫婦がこのパーティーを続ける限り、私達は楽しみに参加させてもらいたいと思っていますけど、来年のパーティーにも常連が皆んな元気に集まって、お互いの一年の出来事についておしゃべりしたいものです。


毎年会うのに一度も話をしたことがなかったご夫婦とは、思わず会話が弾みました。

奥さんと私はかつて教師だったということで共通の話題があったのですけど、お孫さんの一人が腎臓の病気なので透析が必要だという話からうちの夫が腎臓を提供したという話になりました。

また、大学院で心理学を勉強しているうちの娘が来年は刑務所で研修することになるらしいという話をしたら、ご夫婦のお子さんの一人が心理カウンセラーで刑務所で犯罪者達の保釈申請のためのアセスメントをしていると聞いたり。

昨日のパーティーには、少し遅くなってからエクリーさんの奥さんの仕事仲間の女性が旦那さんと一緒に初めて来られたんですけど。もちろんエクリーさん夫婦がその方の旦那さんに会ったのは、昨日が初めてなんですよ。

その旦那さんが、うちの夫を見るなり「あれ?(ナントカ)ツールショップのSさん?」「え?ああ、あなたは今朝の!」

なんと、その旦那さんは、昨日の朝うちの夫が勤めるツールショップにやって来たお客さんだったのです。初めて行ったツールショップで対応してくれた店のスタッフに、初めて行ったパーティーで会うという確率はかなり低いですよ。

しかも、その方とうちの夫は同じ名前だったんです。

すっかり親しくなって一緒にビリヤードを楽しんでいました。縁というのは不思議ですね。


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2023年12月22日

自動運転と運転支援

進歩し続けていると言われる自動車の自動運転技術。

すでに自動運転タクシーが街中を走っている国もあるんだそうですね。完全無人ではなくて、ドライバーが同乗している場合が多いそうですが、だったら運転手が運転するのと人件費的に変わらないじゃないかと思ったりしますけど。

テスラの元技術者が、テスラの自動運転技術は安全ではないと言ったという記事をどこかで読んだんですが、自動運転のテスラ車では死亡事故も起きているんでしょ?

完全に運転を全部自動でやってもらうというのは心配ですけど、私なんかはバックするのと並列駐車が苦手なもんですからね、それを車がやってくれるとものすごく助かります。

先日、うちの夫が勤めているツールショップの同僚のCさんの家に夫を連れて行った時のこと。夫は視力のせいでもう運転が出来ないので、私がいつも運転手をしているんです。

Cさんの家は傾斜のある敷地に建っていました。道路から狭いドライブウェイが家の前まで伸びていて、傾斜したドライブウェイは泥道なんですけど車輪が通るコンクリートの細い2本の道が作ってあって、両側に木も生えていて、私はそういう道を奥の方まで入りたくなかったんですけど、夫が家のすぐ前まで行けと言うのですぐ前まで行ったんです。

そして、問題は帰る時ですよ。

案の定、狭いドライブウェイは傾斜の関係で私には良く見えず、少しバックしただけで車輪が2本の細いコンクリートから外れそうになり、木に当たりそうにもなりまして。

「だからこんな奥まで入りたくなかったのに!私はバックが苦手なのよ!ぜんぜん見えないんだから!」と騒ぐ私に夫が言いました。

ボクがやる!

「はい、もっとアクセルふんで!」「もっと行って!」「はい、行って!行って!」

夫は、両側のサイドミラーを見ながらハンドルを操作していたんです。私はハンドルから自分の手を離せなかったですけど、ハンドルを動かしているのは夫で私はアクセルを踏んでいただけ。

大丈夫なのかと不安でしたが、いつものようにぐにゃぐにゃ曲がったりせず真っ直ぐに道路近くまで出ました。道路に出て方向転換する所までハンドルは勝手に動いて(夫がやっている)スイスイっと完璧な向きになり、「はい、あとは真っ直ぐ行くだけ!」

いいわあ!こういう運転支援!

私のカローラに、こういう運転支援機能が付いていたらどんなに助かるかと思いましたよ。隣りに夫が座っている時は、夫の運転支援を使わない手はないです。

うちの夫は全てが見えていない可能性があるので、私も安全確認はしなくちゃあいけませんけど。ホントにねえ、視力のせいで運転が出来なくなっていても、夫の運転技術にはかないませんです。


こういう話を書くと思い出すのが、免許取り立ての頃の通勤。私は山の中の小さな小学校に勤めていたんですが、一部区間、曲がりくねった狭い道路1車線で方側は崖という場所を運転しなくてはいけなかったんです。

これが通勤の不安原因になっていました。

だって対向車が来るんですよ!

交わせる場所が所々に作ってありますから、どちらかがそこまでバックして交わすんですが、私はそれが上手く出来なかったんです。たいてい対向車の方がバックしてくれました。

しかし、対向車が大型トラックの場合はどうするか?

常識的に、そういう場合は小さい車の方がちゃちゃっとバックして交わすでしょう?

ところがね、真っ直ぐにバックできない私は、ぐにゃぐにゃ曲がりながらバックするわけで、交わせる場所まで行くだけで一苦労。道路の端は崖ですから怖いので、交わせるように端まで車を寄せたりするのも大苦労なんです。

あまりの私の苦労ぶりに、トラックのおじさんが「パー!パー!」とクラクションを鳴らして「自分がバックするよ」と合図をしてくれて、神業のように大きなトラックを動かして、私が通り抜けられるスペースを作ってくれたのでした。

そういう経験は1回や2回じゃあなかったのでしてね。あれ以来、私は大型トラックの運転手さん達の高い運転技術と親切(哀れみかも)に対しては、深い尊敬の念を抱いているのですよ。

そして、こと運転に関しては男は女よりも上手という偏見を持っていますから、大型トラックや大型バスを運転する女性の運転手を見たりすると、感嘆と敬服で頭が下がるのでございます。


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2023年12月21日

道路向かいの家に救急車が

現在住んでいる家は住宅地にあります。日本なら、引っ越してきた時にはご近所への挨拶は欠かせないでしょうが、こちらではそういう習慣がありません。

私達の家と同じ敷地にあるもう一軒の家に住んでいらっしゃる高齢カップルとは何度も会って話をしましたし、何かあった時のためにと電話番号も交換しました。

うちの夫は東隣りの家の方とは話をしたそうです。私は道路の斜め向かいの方に「ハロー」くらい言ったことがありますけど、ご近所にどういう人達が住んでいるのかはまったく知らないと言っていいです。

この辺りは、ほとんどの敷地に複数の家(ユニット)が建っていますから、住人の数は多いだろうと思います。

昨日のことですけど、我が家の前に救急車が停まりました。パラメディック(救急救命士)の方が道路の真向かいの家に入って行きました。気になってしばらく見ていたんですけど、随分時間が経っても誰も運ばれて行きませんでした。

メルボルンでは、搬送先の病院が決まるのに時間がかかるということは考えられませんから、どうして誰も運ばれて行かないんだろうかと思って見ていたんですけど、かなり時間が経過してからもう1台の救急車が静かにやって来ました。

パラメディックの方が道具箱のような装置を持って家の方に歩いて行くのが見えました。急いでいる様子は無かったです。

うちの夫が「これは誰か死んだかも…」と言うので、とても気になりましたよ。

晩ご飯を作っている間に、いつの間にか救急車は2台ともいなくなっていましたから、搬送された人がいたのかどうかも分かりません。

救急車が2台もやって来て、ずいぶん長い時間その家にいて、静かにいなくなるというのは、やはり誰かお亡くなりになったんでしょうか。


近所に救急車が来ると気になります。その家に住んでいる人のことを良く知らなくても心配な気持ちになるんですから、知っていたらなおさらです。

私は、引っ越してくる前の家には10年住んでいたんですが、その間に3回も救急車を呼びました。1回は何らかのアレルギーで(たぶん花粉)呼吸困難になった時、1回はキッチンで転倒して顔面を強打した時、そしてもう1回は回転するめまいで倒れた時です。

お隣りのテイラーさんには毎回ご心配をおかけするとともに、助けてもらいました。

我が家の入口が分かりにくかったものですからね、回転するめまいで倒れた時なんて、雨が降っていたんですけど、テイラーさんは懐中電灯を持って道路脇に立って救急車が来るのを待ってくださったんですよ。

あの時、息子はバスルームの床に倒れて嘔吐し続ける私の面倒を見るのに忙しく、夫は救急隊員が私を運び出しやすいようにトラックや私のカローラを動かしていましたから、テイラーさんが道路に立ってくださって助かったんです。

何かあった時には、隣人同士で助け合いたいものです。

引っ越して来た家のご近所の皆さんの多くは、朝仕事に出て行って夕方帰って来るので、私はなかなか出会う機会がないんですけど、いつか会った時にはちゃんと挨拶をして知り合いになろうと思いました。


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2023年12月20日

天気と体調不良と血圧のこと

エルニーニョのはずなのに、乾燥した暑い夏はどうなった?

そう考える人がやはり多いようですよ。メルボルンは乾燥した暑い夏にはなっていません。クイーンズランドで記録的な大雨が降りましたけど、メルボルンも雨が多いですし、昨日なんて寒かったですしね。

いやあ、ホントに寒かったんです。最高気温は19度でした。

私はお昼頃から寒さで震え、真冬の服装をしていましたけどそれでも寒くてね。こんなに寒いのは変だと思い始めた頃には、喉が痛くなっていました。

布団をかぶってさっさと寝たんですが、布団をかぶっても震えていたのに、夜中にはムチャクチャ暑くなり、暑いわけがないのに布団なんかかけていられなくてね。風邪を引いたような感じはなかったんですけど。

しかし、夫のイビキも気にならないほど良く眠ったのが功を奏したか、今朝は体調は普通です。喉も痛くないですし。何だったんでしょうかね。ひどくならなくてよかったですけど。


仕事が休みのうちの夫は、朝起きてさっそく血圧を計っていました。やっぱり気にしているんですよ。

今朝の血圧は、157mmHgだったそうです。

もう明らかに異常です。160mmHgが近づいて来ているじゃあないですか。

「やっぱりねえ、太り過ぎを本気でなんとかしなくちゃあダメよ!あなたは食べ過ぎなのよ!」
「ボクは運動不足なんです」
「運動なんてずっとしていないじゃん!今は毎日歩いて仕事に行っているから運動になっているはずよ!大事なのはやっぱり食べ物!」
「よし、もうパンは食べない」
「そういう事じゃあないの!大事なのはバランスと適正な量よ!それに外食するとあなたはいつもお肉を腹いっぱい食べるでしょ?ああいうのはカロリーも高いけど塩分も多いんだから!」

夫は食べたいものを食べたいだけ好きなように食べたいようですが、腎臓が一つになった今、何をどのように食べるかは健康に大きな影響がありますからね。

晩ご飯は、私が野菜を中心に塩分控えめで作っていますけど、家の外で夫が食べるものは自分で気をつけてもらわないとどうにもなりませんよ。どうやら、お昼はダイエットシェイクだけでは足りず、ミートパイとかソーセージロールを買って食べているようですし。

医者にちょっと脅してもらうと、もう少し真剣に取り組むんじゃあないかと思うんですが。


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2023年12月19日

消えた靴下とウジャウジャの町

我が家では、洗濯したはずの靴下が消えるというミステリーが時々発生します。消えるのは、

片方だけ…

思いがけないところから見つかることもあるのですけど、二度と見つからず消えたままということもあるんですよ。

先日、買ったばかりの靴下が行方不明になりまして。

私の靴下ですから洗濯物かごに入れそこなったということは考えられません。私が洗濯機に入れたんだし、取り出したのも私なんですから、落としたら気づくはずなんですけど。

行方不明になった靴下が一緒に洗った服の中に引っかかっていたり、洗濯機の裏に落ちていたりしたこともあるので、かなり探したんですけど見つかりませんでした。

ダイソーで買った夏用の薄手の靴下ですが、買ったばかりだったし気に入っていたんですけど、片方しか無いから履くことが出来なくて残念だったんです。

ところが、

昨日、その靴下が室内用の洗濯物干しの上に置いてあるのを見つけました。

私「あれ!これどうしたの!」
夫「落ちてた」
私「落ちてたあ?どこに!」
夫「キッチンに落ちてた」

行方不明になってから2週間、私は毎日キッチンに立ってきましたよ。キッチンの掃除もしましたよ。それなのに、

なぜキッチンに落ちていた?

ミステリーです。


ところで、靴下とはまったく関係のない余談ですが、クイーンズランド北部で大雨が降りまして、洪水の被害が出ているそうなんですけど。

昨日、車のラジオでニュースを聞いていたら、「ウジャウジャで住民の救助活動が進められている…」とか言ったんですよ。耳を疑ったのは洪水のことじゃあ無くて、「ウジャウジャ」という町の名前。

自分の聞き取り能力に少し疑問をいだきながら良く聞いていると、レポーターも聞き手もやっぱり「ウジャウジャ」と言っているんです。聞き手の方の発音は「ウジョウジョ」にも聞こえました。

家に帰って早速ニュースサイトを見てみましたら、私の耳は正しかったです。洪水被害が出ている町の名前は「Wujal Wujal」だったんですよ。「ウジャウジャ」にも「ウジョウジョ」にも聞こえます。

オーストラリアには先住民の言語の地名がたくさんありますが、この町の名前もそうですね。2年前の国勢調査によると、町の人口は276人

グーグルで「Wujal Wujal」の写真を見てみましたが、なんだか別の国という感じです。

オーストラリアの北部には野生のワニがたくさんいますから、そうした地域で洪水が起きるとワニが住宅地や町中に現れますからね、住民も救助隊も注意が必要です。

洪水が早く収まりますように。


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2023年12月18日

血圧が上がって心配

私じゃありません。私の血圧は薬のおかげでちゃんと管理しています。服用を始めてしばらくの間はめまいがひどくて苦労しましたが、服用量を半分にしてからはめまいもしなくなり、理想的な血圧を維持していますから大丈夫です。

問題なのは、うちの夫なんですよ。

この人はですね、これまでの長い人生で血圧が高いとか、逆に低いとかいうのとも、まったく無縁の人でした。血圧は、いつ測っても125mmHg。ちなみに、体温なんてウソのようにいつでも同じ36.3度という人なんですけど。

「最近頭がフラフラする」と言っていました。立ちくらみのように頭がフワッとすると。仕事が休みだった土曜日に血圧を測ってみましたら、

147mmHg!

こんなに高かったの初めてだそうですよ。

しばらく安静にしてからもう一度測りましたが、やはり147mmHgでした。そんなにムチャクチャ高い値ではないです。私なんて160mmHg以上ありましたし、190mmHg以上あったこともあるのでして。

しかし、いつ測っても125mmHgだった夫にとって147mmHgは気にした方がいい値です。

だって、

腎臓が一つしか無いんですから!

このブログを定期的に読んでくださっている皆さんはご存知だと思いますが、うちの夫は腎臓移植を必要としていたどこかの誰かに腎臓を一つ提供したんです。

摘出手術から2ヶ月以上になりますが、血圧が高いのは腎臓が一つになったことと関係していると思うんですよ。

先日、仕事で重い物を運び過ぎて、しかもその日は12時間以上立ちっぱなしでしたが、夕方帰宅した時に腎臓を取り出した傷の上のあたりが痛いと言うので少し心配しました。

お腹が痛いのは治ったそうなんですが、今度は頭がフラフラするんですよ。そして、血圧が高くなっているのが分かったんですからね、そりゃあ私は気になります。

昨日の朝は149mmHg、今朝は150mmHgでした。

さすがに、今朝は本人も心配になったようです。


腎臓を提供した人は、手術後の健康管理がとても重要です。特に血圧や体重管理が重要だと聞いていますけど、夫の体重は手術後かなり増えているんです。お腹がムチャクチャ大きくなっています。

朝ご飯はポリッジ(オーツ麦のミルク粥)だし、晩ご飯は私が栄養を考えた食事を出しています。お昼はダイエットシェイクを飲むだけと聞いているんですよ。

それなのに体重がこんなに増えたということは、ダイエットシェイク以外に何か買って食べているんじゃあないかと私は疑っているんですけど。

外食するたびに高カロリーの肉料理を食べますしね、ショッピングセンターとかに行くと何か買って食べずにはいられないですし。

要するに、夫は食べ過ぎなんですよ。私はしょっちゅう食べ過ぎていると注意するんですけど、注意されると夫は機嫌が悪くなりますが、食べるのを止めたりはしません。

とにかく、腎臓と体重増加と高血圧が関係していることは確実なんですから、この血圧の件は良い「ウェイクアップ・コール」(Wake-up Call)すなわち「危険に気づかせるような出来事」かもしれませんよ。

食べるものや量に気をつけることは、本人がその気になれば簡単なことです。高カロリーの肉料理も食べるなと言っているわけではありませんからね。問題なのは食べ過ぎ、カロリーの摂り過ぎなんです。


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2023年12月17日

楽しかったおしゃべり

昨日の土曜日、うちの夫は仕事が休みでいろいろ予定を立てていたので、私は夫の運転手をしました。

まず最初に行ったのは、夫が勤めるツールショップの同僚Cさんの家です。

Cさんは、離婚されてから独身なんですけど、お父さんが認知症で介護施設に入られて、お母さんは脳のがんだと分かってからは、ご両親の家でお母さんと二人暮らしをされています。

ツールショップの仕事は、いつも4時に終えて帰宅し、お母さんに晩ご飯を作り、週末はお父さんも一緒に3人で過ごすために土曜日も日曜日も休みという特別な条件で勤めているそうです。

先日、お母さんが使っておられるバスルームの鍵が壊れて、それをCさんが自分で直そうとしたら自分では手に負えない状況になったんだそうです。それで、こういうことが得意なうちの夫が手伝いに行くことになったのですけど。

私は夫をCさんの家まで連れて行く運転手でした。直すのに20分もかからないと夫は言いましたし、Cさんの手伝いが終わったらうちの娘が住むシェアハウスのトラブル解決に行くことになっていたので、私はCさんの家で待つことにしました。

家に入るとCさんのお母さんがピアノを弾いていらっしゃいました。以前はピアノ教師の仕事をしていらっしゃったそうで、居間にはグランドピアノが置いてありました。

家の中は、アート作品と刺繍作品と写真でいっぱいでした。そして大きな本棚がいくつもあって、山のようにたくさんの本をお持ちでした。

Cさんのお母さんはカナダ人で英語が聞き取りやすかったです。とても感じの良い方で、少し話すと非常に教養のある方だということが分かりました。

Cさんと夫がバスルームの鍵の修理に行った後、私がお母さんに家の中のことで何かお手伝いできることはありませんかと言いましたら、「話し相手が欲しい」とおっしゃったので、私達はおしゃべりを始めたんです。

初めて会った方ですし、高齢の女性ですし、私はこういう状況で会話を続けるのが得意なわけではないのですけど、それから1時間半近く、私達はノンストップでしゃべり続けたんですよ。

鍵の修理は20分で終わらなかったのです。でも、そんなことには全く気が付きませんでした。話題が途切れることがなかったんです。

ピアノの話、カナダの話、日本語の話、刺繍が趣味だったとおっしゃったことから始まった手芸の話、北米におけるキルト作り文化についてなど。

そして、コンピューターの話になりました。ご主人が使っていたコンピューターがあるのに、Cさんのお母さんは使っていないとおっしゃいました。

ご高齢ですが視力は良いそうで、小さな携帯電話を使っていろいろやっておられるんです。カナダにいる姉妹さん達とのビデオ通話とかメールとかも。

同じことをするのもコンピューターの大きな画面の方が見やすいですよという話になってからインターネットの話になって、YouTube 動画の話になりました。

私が最近 YouTube で見て感動した若き韓国人ピアニスト「イム・ユンチャン」のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番の演奏のこととか、盲目の少女ルーシーのことを知るきっかけになった英国のTV番組「The Piano」のこととか、ルーシーがどうやってピアノを学んでいるかという話をしました。

Cさんのお母さんはピアノ教師でしたから、特にルーシーの話には興味を持たれました。

せっかくコンピューターがあるんだから、それを使ってもっと楽しみを増やすことが出来ますよという話になりました。YouTube 動画を見たりするくらいなら何も難しいことはありませんし、分からないことがあればいつでもCさんがいるんですから。

まあとにかく、初めて会った方と1時間半も途切れることなくおしゃべりし続けたことは、自分でも信じられないほどでしたよ。


Cさんの話によると、脳のがんの進行に伴ってお母さんは認知症の症状が出ていて、出来ないことが増えているそうです。どうやら治療はしていらっしゃらないようです。

ピアノが上手に弾けなくなったとご本人はおっしゃっていましたが、ピアノを弾くことは喜びなので毎日練習をしていらっしゃるそうです。

昨日は大変お元気そうでしたし、おしゃべりをし続けているお母さんの様子を見てCさんも驚かれたそうですよ。

私が「また来ます」と言うと「楽しみに待っています」とおっしゃったので、次回はケーキでも焼いて持って行こうと思っています。うちの夫が前庭にある木を切る仕事を途中止めにしているので、それを終わらせないといけませんしね。近いうちに行くつもりです。


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2023年12月16日

深刻な民族差別やいじめ

オーストラリアという国は、「白豪主義」(ホワイト・オーストラリアン・ポリシー)と呼ばれた白人優先主義とそれに基づく非白人への排除政策がある人種差別の国でした。

先住民を合法的に殺していた時代もあるのですよ。入植の邪魔になるという理由だけでなく、スポーツハンティング、つまり娯楽としても殺していたんです。

オーストラリアが、白人優先主義の政策を転換したのは1975年です。法律的に人種差別を禁止し、多文化多民族主義を国策として掲げるようになったわけですけど、その後も有色人種への差別意識は根強く残っていました。

私がオーストラリアに来た1993年当時は、まだいろいろありました。私自身、何度も差別を経験しています。

アジア人だというだけで下に見られてバカにされたり、お店で無視されたり不平等な扱いを受けたりしたのです。日本人を嫌う人達もいて、勤めていた小学校では、捕鯨問題や太平洋戦争当時のことを理由に私を非難する子供達もいました。その子達の親がそういうことを言っていたわけですよ。

こうした経験がトラウマになり、メンタルヘルスに大きな影響がありましたが、メルボルンは変わりましたよ。様々な人種や民族の子供達が通う学校で教育を受けた世代が増えるにつれて、心理的差別も減って来たと思います。

自分がアジア人だという理由で不当な扱いを受ける心配はもうありません。私達が住んでいる地域は特にアジア人が多いですしね、社会の様々な分野で活躍するアジア人が増えたこともあるでしょう。

メルボルンは住みやすくなったと私は思っていたんです。

ところが…

うちの夫の親しい友人のRさんが、この国を出たいと言っているという話を聞きました。

差別が耐え難いとの理由からです。

Rさんのことは、以前「別次元の差別と偏見」という記事に書いています。この方は、ご両親がエジプトからの移民ですけど、Rさん自身はメルボルンの南西にあるジーロング(Geelong)という街で生まれて育ったオーストラリア人です。

ただし、外見はアラブ人です。そして名前もアラブ系の名前です。

人柄が素晴らしく、ユーモアのセンスも抜群で、頭脳明晰。大学でエンジニアリングを学んだRさんは、たしか博士号も持っていらっしゃるはずですが、アラブ人だという理由でなかなか希望するエンジニアの職種で採用してもらえません。

生活のためにツールショップで働いていた時に、うちの夫と知り合いになったのです。

Rさんの奥さんはエジプト出身です。大学で薬学を勉強されていますが、オーストラリアではその資格を生かした仕事につくことが出来ません。

Rさんは、長年にわたり外見がアラブ人ということで日常的に差別を受けて来たそうです。2人の息子さんがいらっしゃるんですが、家族がより良い暮らしが出来る場所を求め、これまでに何度か引っ越しをされています。

メルボルンの近くにはアラブ人が多く住む街もあるんですけど、Rさんは外見がアラブ人でもオーストラリア生まれのオーストラリア人ですからね、そのような特殊な街に住むことは難しいそうです。

Rさんご夫婦は、以前はイスラム教徒でしたが、現在は無宗教になっています。イスラム教が持つ矛盾について深く考えた結果、イスラム教の教えに従うことは出来ないと判断したんだそうですよ。

そんなRさんですが、最近、差別がひどくなったとおっしゃっています。

パレスチナ武装組織のハマスが、イスラエル人に対するテロ攻撃を行ってからです。外見がアラブ人というだけでハマスの仲間であるかのように考える人が大勢いるわけです。

息子さん達は、毎日学校でいじめに遭っているそうです。

もう耐え難いからこの国を出て行きたいとおっしゃるんですけど、この国を出てどこに行くかが問題なんですよ。

奥さんの家族がいるエジプトやサウジアラビアは、選択肢に入っていません。アラブの国の多くでは女性の人権が制限されていますから、そんな国に行くことは出来ません。

アラブ人の外見でも差別を受けず、安全で自由で、子供達が良い教育を受けられて、人権問題のない住みやすい国って、アラブにありますか?

結局は、オーストラリアに残って、差別に立ち向かいながら頑張るしか無いんじゃあないかと思いますよ。この国は、まだまだ問題はありますけど、平和で自由で安全だし、学校教育のレベルは悪くないし、女性の人権も性的マイノリティーの人権も法律で保証されています。

それでも、Rさんはこの国を出たいそうです。

カタールとかドバイなどは、もしかしたら可能性があるでしょうかね。

アジア人に対する差別や偏見などとは比較にならないひどい状況があるということを、とても残念に思います。


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2023年12月15日

残りの人生をお幸せに

昨日のオーストラリアのトップニュースはこれ!

かつて「オーストラリア史上最悪の女性連続殺人鬼」のレッテルを貼られたキャスリーン・フォルビッグさんが、ニュー・サウス・ウェールズ州の刑事控訴裁判所に有罪判決を取り消されたニュースです。

本当にお気の毒でしようがないキャスリーン・フォルビッグさんのことは、「乳幼児突然死と殺人罪」という記事に書きましたので詳しいことはその記事を読んでいただくとして、少しだけ説明するとですね、キャスリーンさんは自分の子供4人を殺したという罪で懲役40年の実刑判決を受けていたのですよ。

4人の子供さんは生後19日から18ヶ月までの乳幼児で、いずれも原因が分からない突然死でした。第1発見者はいつもキャスリーンさん。

明らかな証拠は無かったのに、確率論的に4人も続けて突然死するなんていうのは「豚が空を飛ぶ」くらいありえない話だから(検察がそう言った!)キャスリーンさんが殺したに違いないという論理が適用されて有罪になったのです。

有罪判決が出たのは2003年です。それから20年も収監されていたんですが、DNAのゲノム(遺伝情報)解析の進歩のおかげで、突然死した4人の子供達全員に突然死の原因になる可能性がある遺伝子変異が見つかったのです。

多くの科学者達からキャスリーンさんを釈放するべきだとの声が上がりました。そして、ついにキャスリーンさんが釈放されたのが今年の6月。

あれから半年が経って、ついに有罪判決が撤回されたのです。

もしも今この裁判が行われたら、有罪判決は出ないと言われています。子供達が自然死だったことを証明するだけの科学的および医学的な証拠があるからだそうですけど、そもそもキャスリーンさんが殺したとしか考えられないという理由で有罪にされたんですからね。

ひどい話でしょう?

愛する子供を4人も次々に突然死で失ったキャスリーンさんの悲しみを想像してみてくださいよ。

4人目のローラちゃんだけが無事に1歳のお誕生日を迎えることができたんです。どんなに嬉しかったことでしょうか。ところが、元気に育っていたローラちゃんも1歳半で突然死したんです。

それを見つけた時のキャスリーンさんのショックは、想像も出来ません。

ところが、一番悲しんでいるキャスリーンさんが疑われて逮捕され、証拠が無いのに有罪とされて20年も刑務所に入れられていたんです。

キャスリーンさんは、現在56歳になられています。

この事件は「オーストラリア史上最悪の冤罪事件」だとも言われていますけど、本当にお気の毒なひどい話です。

同様の冤罪が起きないように、今後はこうした事件に対しては科学的かつ医学的な証拠に基づいた判断がされるようになると信じたいと思います。法律も変わるはずです。

不幸な生い立ちだったキャスリーンさんですが、結婚後も子供を失い続けるという不幸が続き、さらに無実の罪で20年も刑務所に入れられたわけです。

キャサリーンさんには、これから残りの人生を幸せに過ごしていただきたいです。そして、オーストラリア政府には、キャスリーンさんに十分な補償金を払って欲しいと思います。


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2023年12月14日

熱い北風と「みんなのうた」

北風と言えば「北風小僧の寒太郎」ですね。NHKの「みんなのうた」が生んだ名曲ですよ。

いろんな歌手の皆さんが歌っていらっしゃいますけど、やはり堺正章さんと北島三郎さんですね。久しぶりに聞いてみましたが、お二人とも本当にうまいです。

ヒューンヒューン、ヒュルルーンルンルンルン…と、いかにも寒そうな歌なんですが、北風と言えばメルボルンでは熱い風なんですよ。

逆に、南風は日本では温かいトロピカルな風というイメージですが、メルボルンでは南極から吹いてくる冷たい風です。

ここ2日間続いた熱波は終わり、今日は涼しくなりました。涼しいを通り越して肌寒いので、今朝はカーディガンを着ています。しばらく涼しい日が続くようです。

今回ヴィクトリア州に北から流れ込んだ高温の空気は、乾燥している内陸部からではなくて、湿度の高いクイーンズランド州からだったんだそうです。きっとサイクローンの影響でしょう。

2日連続で35度になったんですが、乾燥していると35度いうのはそれほど暑苦しく感じないものなんですけど、今回は湿度が高かったので不快な暑さでした。

エアコンの無いこの家では、扇風機と蒸発冷却式クーラーが頼みですが、湿度が高いと蒸発冷却式クーラーはあまり効果がありません。

水が蒸発する時に熱を奪う気化熱で温度が下がる原理を利用しているクーラーですから、乾燥していると水が蒸発し易いので、ちゃんとした冷風が吹き出てくるんですけど。

日が照っている日中は効果がありません。クーラーのユニットは屋根の上につけられていますからね、暑い日の屋根の上なんて相当な高温になっているんですから、冷風なんて作れませんよ。

空が曇っていれば、日中でもある程度の効果はあります。

湿度が高い時は、水が蒸発しにくいので冷風にはなりません。水を流したフィルターを通った風ですから吹き出てくる風は湿度が高くなっていますので、室内の温度は下がらないのに湿度は上がって、むしろもっと不快になるんです。

蒸発冷却式クーラーの購入をお考えの皆さんは、よく考えてくださいよ。

蒸発冷却式クーラーの良いところは、消費電力がエアコンとは桁違いに少ないことですが、私だったらエアコンを選びます。いくら省エネでも、一番暑い日中や湿度が高い時には涼しくならないクーラーなんて、意味がないでしょう。


ところで、「北風小僧の寒太郎」を聞いて懐かしくなって、NHKの「みんなのうた」の曲をいろいろ見つけてYouTubeで聞いたんですけど。

「みんなのうた」から生まれたヒット曲というのはたくさんあるんですね。オリジナルではないけど、「みんなのうた」で紹介されて有名になった曲も多いそうです。

中には名曲と呼ぶにふさわしい素晴らしい作品もあります。

昨日聞いた歌の中で一番心に残ったのは、ちあきなおみさんの「さとうきび畑」でした。

森山良子さんのバージョンが有名ですが、もちろん森山さんの透き通った美しい歌声の「さとうきび畑」も素晴らしいのですけど、私が最初に聞いたのは「みんなのうた」のちあきなおみさんのバージョンでした。

この方の歌唱には、本当に特別の力がありますね。歌い方なんでしょうか、この方の声なんでしょうか。

「さとうきび畑」はあまり感情を込めずに淡々と歌っていますが、悲しみだけでなく、やりきれない怒りのようなものも伝わって来ます。

歌を聞いて鳥肌が立ったのは久しぶりでしたよ。

この歌の詞は11番まであって全部歌うと10分以上かかるんだそうです。ちあきなおみさんの「さとうきび畑」は、NHKの「みんなのうた」用に録音されたものですから、2番、3番、11番だけという非常に短いバージョンです。

全ての詞を歌っていらっしゃったらどんなに素晴らしかっただろうかと思わずにはいられませんでした。


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2023年12月13日

気温35度でカレー作り

実は、昨日はものすごい寝不足でした。合計3時間ほどしか眠れていなくて、朝のうちはまだ家事もしていたけど、脳みそがちゃんと働いてくれない状態でした。

お昼頃からしんどくなって、ソファーに横になってマッサージ機にあたっていたら眠ってしまったんです。

私には昼寝は簡単なことではないので、少しでも眠れてよかったんですけど、目が覚めた時、家の中の気温はかなり上がっていました。外の気温は35度を超えていました。

しまった!

晩ご飯のカレーを涼しいうちに作っておくはずだったのに忘れていた!

早くしないとキッチンに西日が差し込み始めて恐ろしい暑さになってしまう!

大急ぎで作りましたよ、カレー。汗が髪の毛から滴り落ちました。炊飯器から出る熱でもキッチンの室温は上がりますからね。暑かったわ、ホント。

ところが、西日が入る時刻になると空が曇って、気温は少し下がったんです。結局西日も差し込みませんでした。

つまり私は、

一番暑い時にカレーを作ったということ…

今日も34度になるそうです。今日こそ早めに準備しておきますよ。今日はスモークサーモンのポキボウルです。

寿司飯さえ作っておけば、後はいろいろ乗せるだけ!


10時過ぎには寝ついたと思うんですが、目が覚めて iPhone で時間を確認したら「0001」という見たこともない数字が並んでいたのでびっくりしたんです。

「何だこれ!」と思ったら、それは夜中の12時1分だったのでした。びっくりしたから目が覚めてしまって、おトイレに行った後、再び眠るのに苦労しました。

それでも眠ったと思うんですよ、夢を見たから。目が覚めたのは3時でした。そこからですよ。

もうどうしても眠れないの!

仕方がないからニュースを読んだりしていて、やっと眠くなったので iPhone を置こうとした時、「今何時?」と夫が聞きました。無視するわけには行かないから「4時」と答えましたけど

私はね、夜中に話しかけられたくないんです。たったそれだけの会話でも睡眠のじゃまになるし、もっと目が覚めてしまうからです。

私が眠ろうと頑張っていると、夫が起きてゴソゴソし始めました。

「ちょっと… もう起きるの?」
「うん、もう目が覚めた」

前の日に商品を運んでくるトラックが5時に来るとかで4時に起きて仕事に行き、午後6時過ぎに帰宅するまで立ちっぱなしだったとかでむちゃくちゃ疲れていましたからね、夫は8時前から寝ていたんですよ。

あんなに早く寝れば4時に目が覚めても不思議はありません。8時から4時って、8時間も寝たってことじゃん!

夫が起きてバスルームの電気をつけるし物音を立てるしで、私は眠ることが出来なくなり、仕方なく起きたんですけど。

私は3時から起きていたんですし、その前にも目が覚めて「0001」でびっくりしたりしていたのでね、睡眠時間は合計しても3時間ほどだったというわけです。

昨晩は、うちの夫は6時頃から寝ていましたよ。まだお日様が照っている時間です。昨日は暑い一日でしたから汗をかいたはずなのに、シャワーも浴びず顔も洗わず、トランクス1枚になって寝ていました。

これだからベッドがすぐに臭くなる…


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2023年12月12日

避難部屋とお疲れの夫

うちの夫が勤めるツールショップに商品を運んで来るトラックは、早朝に来ることが多いです。トラックの運転手さんは夜中に運転しているということですよねえ。ホントにお疲れさまです。

昨日は朝の5時にトラックが来るので4時に目覚ましをかけると、夫が私に警告してくれました。

4時に目覚ましで起こされて、その後夫がシャワーを浴びたりして準備する物音で私も目が覚めてしまうと、夜中にちゃんと眠れない私は大変つらいことになります。

私にとっては、朝の4時から6時頃にかけてのもう一眠りが非常に重要なんですから。

ということで、夫の警告に感謝して、私は避難部屋の予備のベッドで寝たのですよ。

避難部屋は家の一番端っこにあって、WiFi も届きにくいし夜中にトイレに行くのが面倒なんです。それに物置部屋ですからね、本当のことを言えば、私は自分達の寝室で寝たいんですが、睡眠のためには仕方がありません。

しかし、この夜、私はあらためて実感しました。この避難部屋は、本当に真っ暗で静かです。

眠りを妨げるものが何もない!

うちの夫のイビキは、マウスピースのおかげで以前のような家を震わせるほどの轟音ではないですけど、それでもイビキはかくんです。時にはブルブルとかパキパキとか変な音を立てますから、私は気になってなかなか眠れません。

そういう時は、イビキを止めるために体勢を変えさせようとして押したり蹴ったりしていたんですが、せっかく気持ちよく眠っている夫にそういうことをするのは止めたんです。

だから、最近はひたすら我慢しているわけで。

時には寝言を言うからびっくりさせられるし、夫の手が私の頭に(時には顔に)バチンと当たったりすることもあるし、巨体の夫が動くとベッドが揺れるし。

避難部屋で一人で寝ていると、当然そういうことが全く無いわけですよ。

いつものように夜中に何度か目は覚めましたが、この夜はすぐにまた眠れました。4時頃に夫が起きて準備をしている音は聞こえましたが、私はまた眠りました。

目が覚めたのは6時半!

すごいです!

こんな時間まで眠ったのは久しぶり!

やはり自分だけの寝室で一人で眠るというのは、睡眠の質の改善には効果的ですよ。


いつもよりたくさん眠れて私は元気いっぱいだったんですが、夫は珍しく夜中の2時頃に目が覚めてしまってなかなか眠れず、やっともう一度眠りかけたら4時に目覚ましが鳴って起きたそうですよ。

4時半頃に家を出て、歩いてツールショップに行ったら、トラックはもう来ていたそうです。

スタッフのCさんと2人で荷物をトラックから下ろして店舗に運び込んだそうですが、もちろんフォークリフトも使うんですけど、重い箱を手で運んだり動かしたりする必要もあります。

そして、朝7時に開店です。

早朝出勤していますから早く帰って来るのかと思ったら、遅番のスタッフ2人がまたも体調不良で休んでいたため、夫は5時半に店を閉めるまで働いて、鍵をするのも夫がやって、6時過ぎに帰宅しました。

立ちっぱなしでヘトヘトなのに歩いて帰って来ましたから、大変疲れた様子でした。夜中の2時頃からずっと起きているみたいなもんですからね。寝不足の日に重労働は大変です。

それに、朝の4時半頃に家を出てから帰宅するまでずっと立ちっぱなしというのもクレイジーですよ。私には耐えられません。

仕事から帰って来て、腎臓を摘出したお腹の上のあたりが痛いと言うので、本人も私も少し気になっています。もう20キロまでの重さを持ち上げても大丈夫なはずなんですけど、昨日は無理をしたのでしょう。

もう20キロを持ち上げても大丈夫だとしてもね、10個も20個も持ち上げると話が違って来ますから。

早く痛いのが治りますように。


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2023年12月11日

S&Bのカレー粉と手作りソース

私達家族が引っ越してきた家は、ブラックバーン・スクエア(Blackburn Square)というショッピングセンターに歩いても行ける距離にあります。買った物を持って帰るのが大変ですから歩いては行きませんけど。

ショッピングセンターと呼ぶには小さ過ぎるし、ここに入っているのは大手スーパー3店と食品を売る店がほとんどなので、ショッピングを楽しむ場所ではないです。

それでも、必要なものはここで揃うので便利なんですけど、

唯一の例外は日本食品!

最近はマヨネーズでも味噌でも大抵のものはスーパーで手に入りますが、やはりアジア食品店に行かないと手に入らない物がいくつかあります。

ブラックバーン・スクエアにもアジア食品店はあるんですが、その店は半分がお菓子とラーメン売り場なんですよ。

取り扱っている商品のほとんどは中国語が書いてある商品で、わずかに日本語や韓国語が書いてある商品もありますけど、日本食品はほんのわずかしか置いてありません。

S&Bのカレールウは売っていますが、S&Bのカレー粉は売っていないんです。私はここ2週間ほどS&Bのカレー粉を探していたんですよ。

S&Bにこだわらなければカレー粉なんてどこでも簡単に手に入りますが、やはり味が違いますからね。私はS&Bのカレー粉が好きなんです。

リングウッド(Ringwood)の街にあるイーストランドというショッピングセンターに入っているアジア食品店でいつも買っていたんですが、引っ越して来た家からはちょっと遠いんです。

できるだけ家に近いアジア食品店で売っている所を見つけた方が良いと思ったので、いろいろ行ってみたんですけど売っていないんです。

そこで、昨日はミッチャム(Mitcham)という街にある韓国食品店に行きました。ここは日本食材もたくさん取り扱っていましたし、S&Bのカレー粉も見たことがありました。

久しぶりに行ってみると、店内はかなり変わっていて新鮮な野菜もたくさん売っていて品揃えが良くなったなあと思ったら、日本食品売り場が小さくなっていました。

以前はいろいろ売っていたのに、もうほとんど無いと言っても過言ではないです。もちろんS&Bのカレー粉も売っていなかったのでがっかりしました。

もう少しリングウッドの方に行くと、私がいつも米を買っていたアジア食品店があります。どうせここまで来たんだからと思って行ってみたら、日曜日は営業していませんでした。

激しくがっかりし、どうせここまで来たんだからイーストランドまで行こうと思って行ったんです。イーストランドのアジア食品店は必ず売っていますからね。

そうしたら、

車を停める場所がない!

クリスマス前のイーストランドがクレイジーなほど混雑することを忘れていました。しかも昨日は日曜日ですよ。駐車場は遥か向こうの方までびっしりと車が停まっていました。

どうする?あきらめるか?

あきらめられるわけがないです。せっかくここまで来たのに。

というわけで、私は遥か向こうの端っこの方に車を停めて、ショッピングセンター入り口まで延々と歩き、アジア食品店でS&Bのカレー粉を買ったのでございました。

ついでにおたふくのお好み焼きソースも買いましたよ。これも近くのお店では手に入らないので。


我が家の近くのお店では手に入らないのなら、リングウッドの街まで行くことを考えたら「すずらん」という有名な日本食品店まで行くのも距離的に大して変わらないなあと思います。

「すずらん」にはもう何年も行っていませんが、まだ同じ場所で営業し続けているようですから、今度行ってみようかなあ。

20年以上も前、まだヒールズビル(Healesville)という田舎の町の外れに住んでいた頃、当時は普通のスーパーではキッコーマンのしょうゆ以外は何も手に入りませんでしたし、アジア食品店も限られた場所にしか無かったですからね、わざわざ片道2時間近くもかけて「すずらん」まで買いに行っていたんですよ。

味噌とか酢とか海苔、だしの素、マヨネーズ、カレー、そういう基本的なものですけど、他の代替品がない物を一日がかりで買いに行っていたんです。

お寿司を作る酢もね、当時スーパーで手に入ったホワイトビネガーというので作ってみたこともあるんですけど、あれは美味しくなかったです。

今ではスーパーで大抵のものは手に入ります。アジア人の人口が増えたせいだと思いますし、オーストラリア人の食生活が変わったせいもあります。本当に便利になりました。

ところで、お好み焼きソースですが、手に入らなかった頃に作っていたお好み焼きソースのレシピがあります。

この記事をお読みの皆さんの中には、お好み焼きソースが手に入らない所に住んでいらっしゃる方もあるでしょう。

この手作りソースは、どこでも手に入る材料で作れます。市販のソースとは味が違いますけど、このソースでお好み焼きを楽しむことが出来ますよ。


必要な材料は、砂糖、Lea & Perrins のウスターソース、ケチャップ、しょうゆ、コーンスターチ、オイスターソースです。

Lea & Perrins のウスターソースは大抵の国で売っています。オーストラリアではどんな田舎の小さなスーパーでも売っていると思いますが、無かったら手に入るウスターソースでやってみてください。

今思ったけど、日本のとんかつソースに似たBBQソースというのが使えるかもしれません。ちなみにとんかつソースのレシピもありますよ。

いろいろなものが手に入らなかった頃は、工夫して自分で作っていたのですよ。料理を普通以上に頑張るようになったのは、食べたいものが簡単には手に入らなかったせいでしょう。

食べたいものを食べるには自分で作るしかないという環境のせいですよ。

お好み焼きソースもとんかつソースも、切らしている時には今でも作りますけど、この味に慣れたせいか悪くないと思います。とにかく簡単に安く作れますから。


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2023年12月10日

娘のこと

うちの娘は、もうすぐ大学院の1年目が終わります。

臨床心理学を勉強しているんですが、何年か前には心理学の研究者になると言っていたんです。自分自身の精神的な病歴のせいで、患者の治療をおこなう臨床の仕事は無理だろうと考えていたんです。大学の先生からもそういう助言があったし。

しかし、うちの娘は当時とは人が変わったように心も身体も強くなったんですよ。考え方も変わって、患者さんに対面してカウンセリングを行う臨床の仕事を目指すようになったのです。

大学院では、専門知識の勉強や必要な資格の取得はもちろん、実際に患者さんのカウンセリングを行っています。

もちろん患者さんは、学生だと知ってカウンセリングを受けに来るのですよ。普通は心理カウンセリングというのは1時間200ドル以上しますけど、学生だと格段に安いからです。

学生は、ベテラン臨床心理士でもある大学の先生達から指導を受けながらカウンセリングの計画を立てて治療に当たります。

大学院2年目となる来年は、病院などの医療現場でさらに幅広い経験を積むことになっているそうで、前期はある病院のリハビリテーション科で研修をすることが決まっています。

リハビリと臨床心理学がどう関係しているんだろうと思ったら、病気や怪我が原因で健康を損ないリハビリを受ける人達の中には、希望を失ったり不安や悩みで精神的に苦しむ人も多いのだそうです。

特にリハビリを受ける中高年の男性には、メンタルヘルスの問題を抱えている人が多いと娘は言っていました。

後期の研修先はまだ確定していないそうですが、おそらく犯罪者の矯正施設になるだろうと言いました。

お母さんびっくり!

犯罪の被害者やその家族のためのカウンセリングなら分かるんですけど、犯罪を犯した人達の矯正のためのカウンセリングを行うということなんですかねえ。

先日、非行少年少女の多くが家庭で身体的あるいは精神的な虐待を受けた経験があり、心に痛みを抱えているという記事をどこかで読みましたが、犯罪を犯した人達の心の問題に取り組み、一般社会に復帰していけるように助けるということなんでしょうか。

詳しいことが分かったらまた紹介したいと思います。


こういう勉強と仕事に追われながら、娘は生活費を稼ぐためにレストランでのアルバイトもしています。レストランとカフェの両方を備えているところですが、カフェではパイとかサンドイッチとか軽食も売っているんだそうです。

この仕事が大いに生活の助けになっていると言っています。

ここで売っている食べ物は、自分が食べるためにはどれでも無料でもらっていいのだそうですが、一日の終わりに廃棄するしかないような食べ物があると、それも無料でもらって帰れるわけですよ。

シェアハウスで一緒に暮らしている人達のほとんどが、食べ物関係の店で働いているそうです。一人はパン屋で働いているのでパンをもらって帰るのです。

こうして皆んながシェアハウスに持ち帰った食べ物をシェアするので、食費の節約になるんだそうです。ただし、いつも同じものばかり食べ続けると退屈しますから、食材を買って来て自分で料理もするそうですが、食べ物にかかるお金は本当に少なくて済んでいるそうです。

レストランでの仕事以外に、クラヴ・マガの学校の事務やトレーナーの仕事もしていますから、親からは経済的援助ゼロでやりくりしているんです。大したものだなあと思いますよ。

シェアハウスの庭で野菜作りもしていますから、自分が食べるくらいの野菜は庭で採れるそうです。シェアハウスの仲間が感心していると言いますが、私だって感心していますよ。

クラブ・マガのトレーナーの仕事は、時間的に余裕がなくなるという理由で今年で終わりだそうですし、来年はどれだけアルバイトができるか分からないと言っていますが、大学院に入る前に2年間フルタイムで働いてお金を貯めていますからね、来年も何とかやって行けるそうです。

すごいでしょう?

この娘は、ハイスクールを卒業した頃は、パニック障害で家から出られなくなっていたんですよ。大学まで電車で行けるようにするために、私が付き添って何ヶ月もかけて練習したんです。

最初の練習は、家から出てバス停まで行って来るという練習ですよ。そういうレベルだったのです。

大学には行けるようになっても、よく知っている近くのショッピングセンターですら、行くためには入念な準備と心構えが必要だった時期も長かったんです。よく知らない場所には行くことは出来ませんでした。

変わりましたよ、本当に。今では別人のようです。

小学校の高学年で始まった抜毛症、その後は拒食症にも苦しみました。不安障害の様々な症状で苦労しましたけど、病気からは回復してすっかり健康になりました。

苦しんでいた頃に離れて行った友達も多かったですが、支え続けてくれた友達が一人いました。そのCちゃんが今も親友です。

もうすぐ大学院はお休みになりますが、年末年始はレストランが忙しいし、年が明けたらすぐに病院での研修が始まるそうですから、のんびり休める時は無いでしょう。

せめて、家に帰って来た時にあれが食べたいこれが食べたいと言えば、お母さんは頑張って作ります。そのくらいしかしてやれることが無いですからね。


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2023年12月9日

暑い日用の晩ご飯メニュー

昨日は最高気温34度の予報でした。実際には33度にもならなかったんですけど、午前中に雨が降った後から気温が急上昇したので湿度がすごかったです。

うちの夫は、勤めているツールショップのスタッフに頼まれてシフトを交換したので仕事が休みだったのに朝から仕事に行って、帰って来た頃から気温が急上昇しました。

仕事には歩いて行きますから、帰って来た時には湿度も高くて暑かったんでしょう。そういう時には扇風機が役に立つんですが、何と夫は家電製品販売店のウェブサイトで、

除湿機を見ていたんです!

「これはヤバい!注意しておかないと買って来るぞ!」と思ったので、除湿機は確かに除湿はするけれども室温が上がる傾向があるから、家の中が快適にはならないと注意しておきました。

納得していたから買って来ないと思います。

エアコンの無いこの家に引っ越して来て以来、耐えられないほど暑い日はまだ一日も無いんですよ。この調子なら、扇風機と蒸発冷却式クーラー(日が沈んだ後なら効果がある)でなんとかしのげるんじゃあないかと思っています。

しかし、昨日は晩ご飯を作る時間になっても気温は30度。西日のせいで危険な暑さになるキッチンでは、私はお料理をしたくないんです。

「晩ご飯作りが暑過ぎる」で書いた通り、私は暑い日用の晩ご飯メニューリストを作っていました。考えるのも面倒な時は、このリストに載っているどれかを作ればいいというわけです。

昨日は、一番簡単に作れそうだった「寿司飯の上にいろいろ乗せたもの」を作ることにしました。鶏肉の照り焼きを乗せれば夫も息子も喜ぶことは確実でしたが、肉なんて焼きたくなかった。

今日は質より量で行こう!

ということで、まずは2合のご飯を炊いて寿司飯を作りました。

その上に、レタスを細切りにしたのを大量に乗せ、炒り卵を乗せ、キュウリと茹でたニンジンとブロッコリを乗せ、ツナマヨに枝豆を加えてかさ増ししたのを乗せ、焼き海苔をいっぱい散らして超大盛りご飯が完成しました。

写真を撮っておけばよかったけど、まあ想像してみてください。

大きな深皿に山盛りですからね、いくらうちの夫が大食いでもこの量は苦労するかもしれないと思いましたけど、

杞憂でしたよ…

夫も息子もぺろりと平らげました。肉無しの晩ご飯でしたけど十分に満足した様子だったのは、やはり腹一杯になったせいだと思いますね。量で勝負したのは正解でした。

いつもは、晩ご飯直後にトーストを焼いて食べたりしているうちの夫が、さすがに昨日は何も食べずにソファーにひっくり返ってテレビを見ていましたから。

暑い日の晩ご飯にこれはいいですよ。刺し身はなかなか手に入らないし高額なので、スモークサーモンとかハムとかでポキボウルのようにすればご馳走感も出ますよね。

よし!来週は火曜日と水曜日が暑いらしいので、どちらかの日はポキボウルにします。スモークサーモンとアボカドを買っておかなくちゃ。

もう一日はカレーを午前中に作っておきましょう。カレーは簡単でいいですよねえ。まだ涼しい朝のうちに作っておけばいいんだから。それに、晩ご飯がカレーで文句を言う人は誰もいないし。

とにかく、暑い日には西日が差すキッチンで火を使いたくないんですからね。天気予報をチェックして暑くなると分かった日には、早めに晩ご飯の計画を立てておくことが肝心です。


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2023年12月8日

ボイルド・クリスマス・プディング

ついに作りました!

何年も前から作ろう作ろうと思いながら作っていなかった、義母(夫の母親)の家族に代々伝わる「ボイルド・クリスマス・プディング」です。

義母は4人姉妹で、長女のジョーンがこのレシピを持っていて、プディングが作れるのはジョーンだけだったんですが、ジョーンには子供がいないし、誰もプディング作りを習っていないので、このままでは失われてしまうレシピだったんですよ。

干しブドウなどのドライフルーツが大量に入ります。それにスパイスをいろいろ加えてケーキ生地でまとめたものをキャリコの布で包んでから長時間茹でて作るんですけど、はっきり言って干しブドウを固めたような食べ物です。

伝統的には、茹でたての温かいプディングにブランデーカスタードというソースをかけて食べます。


見た目はあれですけど、なかなか美味しいんですよ。

もともとは誰のレシピだったかと言うと、うちの夫が大好きだった祖父のセオ(義母の父親)の父親でダンカンという人がいたんですが、そのダンカンのお母さんジョアンが残したレシピなんです。

ジョアンはセオの祖母ですから、うちの夫からすると祖父の祖母ということで「ひいひいおばあさん」ですよ。ちゃんとした日本語では「高祖母」と言うそうです。

うちの夫からすると「ひいおじいさん」にあたるダンカンは、1891年に生まれています。明治24年です。ダンカンには10人の兄姉弟妹がいました。

この大家族のためにお母さんのジョアンが作っていたクリスマスのご馳走デザートなんです。オリジナルのレシピで作ると、ドライフルーツだけで1キロ以上使うので巨大なプディングになります。

私はそれを半分くらいにして、作りやすい量に変更しました。

オリジナルのレシピに書かれていた作り方は、材料を混ぜるところは説明してありましたが、まとめたプディング生地は「6時間茹でる」としか書いてなかったので、もう少し詳しいことを調べて作り方を説明しました。

英語で書いたレシピはこちらです。

作ってみたい方のために、作り方を紹介しましょう。この分量で8人分くらいになります。

60センチ四方以上の大きさのキャリコの布と綿ひもが必要です。

<材料> *オーストラリアの計量カップは250ml
バター 150グラム *柔らかくしておく
砂糖 150グラム(3/4カップ)
卵 3個 *室温にしておく
マーマレード 大さじ1/2 *無くても良い
レーズン 250グラム
サルタナレーズン 180グラム
ブラックカランツ(干しクロスグリ) 120グラム
ミックスピール(レモンやオレンジの皮の砂糖煮みたいなもの) 50グラム
*注意:オーストラリアだと、上記のドライフルーツが全て入ったミックス(Mixed Dried Fruit)を売っていますから、それを600グラム使うといいです。
ブランデー 1/4カップ *ラム酒、ウイスキー、シェリー酒などでもOK
小麦粉 150グラム(1カップ)
パン粉 120グラム(1 & 1/2カップ)
重曹(Bi-carb Soda) 小さじ1/2
塩  小さじ1/2
シナモン 小さじ1/2
グラウンドジンジャー(生姜を粉にしたもの) 小さじ1/2
ミックススパイス 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/2
アーモンド 50グラム *スリバードアーモンドがおすすめ
キャリコの布にふりかけるための小麦粉

<作り方>
1.ドライフルーツを全部ボウルに入れてブランデーをふりかけて混ぜておく。
2.キャリコの布はきれいな水に浸けてよく洗い、沸騰したお湯で5分間茹でる。お皿に取り出して、冷えたらよく絞っておく。
3.バターと砂糖をよく混ぜる。卵を1個ずつ加えてよく混ぜてクリーム状にする。ブランデーを混ぜておいたドライフルーツとマーマレードを加えて混ぜ、残りの材料も加えてよく混ぜる。
4.キャリコの布をきれいな台の上に広げ、40センチくらいの円状に小麦粉をふりかけて擦り込んで薄い膜状にする。


5.プディングの生地を丸めて中心に置き、キャリコの布できつく包んで綿ひもで隙間ができないようにしっかりと縛る。ひもの先にぶら下げるためのループを作っておく。



6.大きな鍋にお湯を沸かし弱火で3時間茹でる。蓋をして茹でてください。お湯が減ってきたら熱湯を足してください。
7.茹で上がったらざるに取り、5分程度水を切る。(すぐに食べずに保存する場合は、どこかにぶら下げて乾燥させます。)キャリコを開いてプディングを切り分け、温かいうちにブランデーカスタードソースをかけて食べる。


このプディングは、クリスマス前に作っておくことが出来ます。当日食べる前に1〜2時間茹でてください。部屋にぶら下げて何ヶ月も保存できるという説もありますが、冷蔵庫で保存した方がいいと思います。

ブランデーカスタードソースは、オーストラリアではスーパーで売っていますが、簡単に作れますよ。


やっと作って写真も撮って、私のウェブサイトに載せたので、このレシピが失われる心配は減りました。

まあ、あれですよ、ジョアンには11人も子供がいたんですから子孫は大勢いると思います。だから、どこかの枝分かれでこのレシピが引き継がれている可能性はありますけど。

うちの夫の祖父セオの枝では、義母の世代で途切れる可能性があったわけですからね。

セオの兄弟姉妹の子供や孫達とは、私はフェイスブックを通して知り合いになりましたが、このレシピを見つけて作ってみようと思ってくれる人がいるかも知れません。

うちの子供達がいつか作ってみようと思うかもしれないし。もちろん、家族以外の人達にも作ってもらえたら、それは嬉しいことです。

とても達成感のあるレシピ作りでした。


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2023年12月7日

クリスマスツリーと義母

今年もクリスマスツリーを飾りました。かれこれ20年以上使っているツリーです。子供達と一緒に厚紙や色紙で手作りした飾りはもう処分しましたけど、子供達が小学校で作って来た飾りがまだいくつか残っているので、毎年ツリーを飾りながらあの頃のことを懐かしく思い出します。


私達家族は無宗教なのにクリスマスを祝うのかと、自分でも葛藤があった時期があるんですけど、我が家のクリスマスツリーはイエス・キリストの誕生日がどうのこうのとは無関係のただの季節のイベントだと割り切って楽しむことにしました。

そもそも、イエス・キリストが生まれた日とは全く関係のない12月25日がクリスマスという祝日になったのは、この日に人々が収穫を感謝する冬至のお祝いをしていた習慣と関係しているわけですしね。

日本人同様に、オーストラリア人というのは冠婚葬祭を除けば無宗教の人がほとんどです。皆さんクリスマスはイベントとして楽しんでいるだけですから、私もツリーを飾るくらいは楽しもうかと思って。

うちの家族はねえ、いつの間にか季節の行事を何もしなくなってしまったんですよ。きっかけは、子供達がクリスマスと同じくらい楽しみにしていたイースターでした。

子供達にとって、イースターはイースターバニーというウサギが家の周りにチョコレートエッグを置いていく日なんです。イエス・キリストの復活とは関係ないです。

クリスマスはサンタクロースがプレゼントを持って来てくれる日ですが、それと同じくらい夢のある話なんですよ。イースターの朝は、カゴを片手にチョコレートエッグを探すのが子供達の楽しみなんです。

ところが、ある年のイースターの朝、チョコレートエッグ探しのことを話していたら、うちの夫が突然「あー!アレは親がやっているんだよ!イースターバニーなんているわけないじゃないか!」と怒鳴って、子供達にバラしちゃったのです。

その時うちの娘はまだ7歳でした。イースターバニーのことをまだ信じていたのに、怒鳴られたこともショックだったでしょうけど、「親がやっているんだよ!」には大変ショックを受けたそうです。

今から思えば、当時の夫は双極性障害2型の「躁期」だったんだろうと思うんです。躁期の症状に怒りやすいというのがあるんですけど、あの頃はとてもイライラしていて大変機嫌が悪かったんです。

あれをきっかけに、私達家族はイースターには何もしなくなりました。クリスマスの飾り付けとかプレゼント交換もやめてしまいました。

バレンタインデーとかハロウィーンなんかも夫が商業主義がどうのこうのと批判するので何もしなくなり、私達がお祝いするのは誕生日だけになってしまったんです。

子供達が小さかった頃は、日本の季節の行事もメルボルンでやろうとしたんですけど、続けるのは難しかったです。今ではお正月もお祝いしなくなりました。1月1日はただの普通の日ですよ。うちの夫はいつも仕事だし。

私はね、私達家族が何も楽しまなくなってしまったことをとても残念に感じていたんですよ。

それで、数年前からクリスマスツリーだけは飾るようになりました。私が一人でやっています。最初は「なんでクリスマスツリーなんか飾ってるんだ」と批判していた娘や夫も、今年は何も言いませんでした。


以前は、クリスマスの日には義母の家に家族や親戚が集って、プレゼントを交換したりご馳走を食べたりするのが恒例になっていましたが、最近はそういうこともしていません。

うちの夫が行きたくないと言うからです。

夫は毎年クリスマス前後は勤めているツールショップが忙しいのですよ。26日は「ボクシングデー」という祝日なんですが、この日は1年で最大のセールが行われる日なので毎年ヘトヘトになります。

唯一の休みがクリスマスの25日。その唯一の休みの日に、遠くの義母(夫の母親)の家まで行って疲れるのはイヤだと言うんです。

いつも、到着したらすぐに仕事を割り当てられ、あれをしろこれをしろと義母に指示されて大忙しなので、確かにとても疲れるんですけど、料理も片付けもしない夫は、今では車の運転もしなくていいんだから、疲れる理由がないだろうとも思いますが、行くだけでも疲れることは疲れます。

クリスマスに義母の家に集まることが楽しみになっていないというのは、やはり理由があるんですよ。基本的に大量に飲み食いするだけですしね。

うちの息子や娘も行きたがらないのですが、義母の家で過ごすクリスマスが楽しかったという思い出が無いというのが理由だと思います。

子供の頃はプレゼントが楽しみだったはずですが、義母がくれるのはバスタオルだったりプラスチックの収納ケースだったりしたんです。

ネジや釘などの小さな金具や部品を分類して収納するプラスチックケースを、アクセサリーを入れておく宝石箱にと言ってくれた時のことは、いまだに語り草ですよ。

少し大きくなってからは、仕事を割り当てられて大忙しでしたしね。知らない人達が来ていることもよくあったし、同年齢のいとこ達がいるわけでもないので遊べないし、楽しかった思い出は無いんだろうと思います。

義母は、私達家族と義弟家族と、できればドバイ在住の義妹も皆んな一緒に集まって、盛大にやりたいんでしょうけど、私達は今年も行きません。娘がシェアハウスで一緒に暮らしている日本人の皆さんが、今年も我が家にいらっしゃることになっています。


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2023年12月6日

キッチンのシンクと食器洗い

この家に引っ越してきて1ヶ月以上が経ち、家の中も夫の持ち物以外は片付き、使いにくかった薄暗いキッチンにも慣れました。

薄暗いのはいいんです。電気をつければいいのでね。

いろいろ不便なところはありますが、蛇口をひねれば水もお湯も出て、食器洗い機もあるから毎食後に皿洗いをする必要もなく、ガスコンロはちゃんと火がつくし、オーブンは調子がいいし。

文句なんか言ってはバチが当たりますけど、一番不便なのはシンクと水道の蛇口でしょう。


典型的な古いタイプのシンクと蛇口です。

以前住んでいた家の水道の蛇口は下の写真のようなタイプで、棒1本で温度調整も水量調整も簡単に出来ました。自分で選んで買って来て取り付けたんです。


スパウトの長さも高さもちょうど良くて使いやすかったんですけど、この家のスパウトは短すぎるし低すぎるんです。

食器は食器洗い機で洗いますから、シンクで洗うのは鍋やフライパンや調理道具ですが、鍋なんてね、小さな鍋でも洗うのに苦労するんですよ。すすぐのに苦労するんです。スパウトが短くて低いから。

シンクは小さなシンクとそれより少し大きいシンクの2つが付いていますが、オーストラリアの古い家はどこもこのタイプです。

大きな鍋やフライパンも右側の大きめシンクで洗えますが、オーブンのトレーなどの大きな物はシンクに入りませんから、洗うのは大変です。

「なんでこういうデザインにするのかなあ、ホントに不便!」とイライラしながら洗っていたら「そうだった!」とオーストラリア式食器洗いのことを思い出しました。すっかり忘れていましたよ。

このタイプのシンクはね、オーストラリア式食器洗いには最適なのです。短くて低い水道のスパウトもこれで正解なのですよ。

もう10年以上も前ですが「超高速で食器洗いをする裏ワザ」という記事を書いています。義母(夫の母親)の食器洗いが私の2倍は速いということについて書いているんですけど。

義母の食器洗い方法、それがまさにオーストラリア式なんです。義母の姉妹も義母の友人達も、皆んな同じ方法で洗います。

どういう方法か?

はい、説明いたしましょう。

1.やや大きめの方のシンクに水をため、洗剤を投入して洗剤液を作る
2.食器に食べ残しなどが残っている場合はかき取って、必要なら小さいシンクで軽くすすいでから、洗剤液に入れて洗う
3.洗えたものを水切りカゴに並べる

はい、終わり!

洗うのが鍋でもフライパンでも手順は同じことです。オーストラリア式には、洗剤液で洗った後に水ですすぐという手順がないんです。

だから、このデザインのシンクで完璧なんですよ。


オーストラリア式食器洗いを初めて見たのは、もう40年近く前のこと。ホームステイした家で見ました。その家の奥さんは日本人でしたが、泡がついたまま水切りかごに並べていました。

さすがに驚いたので水ですすがない理由をたずねたところ「オーストラリアの食器洗剤はすすがなくても大丈夫なの」という返答だったんですよ。

「さすが、水が貴重なオーストラリアのような国では、そのような商品が存在するのか」と感心したんですけど、洗剤のボトルには「洗剤で洗った後は、きれいな水でよくすすいでください」と書いてあるんです。

人によっては、水切りかごに放置して自然乾燥させると洗剤が食器に残るから良くないと考えるようで、そういう人達は、ティータオルと呼ばれる大判の布巾で全部拭き取ります。

拭き取った後のティータオルは、もちろん黒ずんでいますよ。

自然乾燥にしろ拭き取るにしろ、私はオーストラリア式は受け入れられません。やはりきれいな水ですすぎたいです。それをするには、この小さなシンクと短くて低い水道のスパウトは不便でしようがないんです!

 
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2023年12月5日

自分の子供が同性愛者だと分かったら

うちの娘が同性愛者だということは、このブログで度々話題にしています。娘が書いても良いと言ってくれているので書いているんですけどね、私の記事がどこかで悩んでいる誰かの力になることを願っています。

正直言うと、私は同性愛者やトランスジェンダーの皆さんに対して偏見を持っていた時期があります。まだ日本に住んでいた頃です。

日本という国は、LGBTQI など性的マイノリティーの人達を「普通ではない人」とまるで異常者扱いする社会でしたよ。差別的な蔑称がいろいろありました。

そして、自分の親を含めて身近な人達がそうした蔑称を平気で使ったり差別的な発言をしたりするのを聞いて育ったわけですから、私が偏見を持っていたとしても無理もないんですけど。

オーストラリアに移住して、人種も民族も宗教も異なる様々な人達がいる社会に住むようになってからは、性的指向とか性自認の多様性を知る機会も増え、同性愛者の友人もできて、いろんな人がいるんだ、人は皆んな違って当たり前なのだということを、意識して暮らすようになりました。

重要なのは、違いを理解して受け入れられるかどうかということはまた別にして、皆んな違うんだという事実を認識することです。そして、皆んな違うけど、実は皆んな同じ人間だということにも日々気付かされるわけです。

一方、社会には違いを理由に同じ権利を認められていない人達がいるという問題にも気づくのですよ。そうした違いを理由に人を差別することを宗教が教えていたりもするのです。

うちの子供達が通っていた小学校では、キリスト教会の人が来て宗教について教える宗教学習の授業があったんですけど、神様の教えに従わない子供は地獄に行くと教えられた日に、うちの娘が怯えて帰宅したことがありました。

私達はすぐに学校に連絡を取り、うちの子供達を宗教学習の授業に参加させないようにと頼みましたから、二度と神様の教えがどうのこうの地獄がどんな場所かなどという話を聞かなくて済みましたけどね。

私達家族は、子供達が小学生の頃から家庭でよく社会問題を話題にしたんです。差別や紛争の原因にもなる宗教の問題点とか、性的マイノリティーの人権問題などもよく話題にしました。

ですからね、うちの娘は自分の両親が同性愛への偏見など持っていないと知っていたはずなのに、自分の性的指向に気づいた頃から悩み続け、それを確信してからは不安に苛まれていたそうなんです。

もしかしたら、私達両親に受け入れてもらえないかもしれないという恐怖を感じていたのでしょう。

うちの娘が「私は女の子が好き」とカミングアウトした時、私は少し驚きましたけどショックなんて感じませんでしたし、そういう性的指向があるということを事実として受け入れただけでした。

その時、娘は大変感情的になっていたんですが、「あなたが好きになる人が女でも男でもその間でも、お父さんやお母さんには問題ではないことは知っているでしょ?」と言うと「うん」と言って落ち着きました。

「あなたが幸せならそれでいいのよ」と話すとやっと安心できた様子でした。

もしも、私達夫婦が同性愛者に対して偏見を持っていると知っていたら、どれほど苦しんだでしょうかね。

オーストラリアでは、2017年の12月に同性婚が合法化されたんですが、その時ある議員が「オーストラリアという国をさらに公正で平等で偏見のない国にしていきたい!」と話していましたが、実際に次々と不平等な法律は廃止されたり改正されたりして、この国はさらに前に進んでいます。

言っておきますが、議員がそういうことをやってくれるのを待っているわけではないですよ。この国では選挙が国民の義務になっていますから、政治に関する意識は高いです。

社会に問題があれば、それを解決するための法律を作り、新しい社会のあり方を作る、そういう仕事をしてくれる人を選んで議会に送り込んでいるわけですから、国を変え前に進めているのは国民なんです。


どうして今日こんなことを書いているかと言いますと、うちの娘が知り合いになった日本人の方の話を聞いたからなんです。

その方は22歳の聡明な若い女性です。同性愛者であることをご両親にカミングアウトしたんだそうです。そうしたら、ご両親はヒステリックに激昂して、この方を受け入れようとはしなかったそうです。

つらいことがたくさんあったのでしょう。この方は日本を出てオーストラリアにやって来ました。ワーキングホリデービザで来ているそうですが、もう日本に帰りたくないとおっしゃっているそうです。

多くの面で世界から遅れているように見える日本社会も、性的指向や性自認の多様性に関しては変化して来たのだろうと思っていたんですけど、まだまだ根強い偏見が残っているのですね。

この方のようにつらい経験をされている方は、きっと多いでしょう。カミングアウトをすることも出来ないまま、偽りの暮らしをしている人も大勢いらっしゃるんだろうと思います。

親を悲しませたくないからと嘘をつき続けたり隠し続けたりするのも、つらいことですよ。

日本に帰りたくないのなら、日本以外の国で生きて行けばいいと私は思いますよ。グローバルな今の世の中、様々な理由で日本社会に見切りをつけて別の国で暮らしている人は大勢いますからね。

この方の場合は、ご両親が偏見を捨てて態度を改めない限り、将来的に幸せな親子関係は望めませんから、ご自分の幸せのためにはご両親と距離を取るしか選択肢がないと思います。

苦痛や不安をもたらす親や家族とは距離を取り、安心や幸福を感じられる人間関係を別の場所で作るべきです。そのためには、自立して行きていく覚悟とそれを支える経済力が必要ですし、日本以外の国で生きて行くなら語学力も不可欠ですよ。

日本よりも生きやすい国はたくさんあります。

同性カップルが異性カップルと全く同じ権利を認められて社会生活を営めて、家族を持つことも出来て普通に子育てが出来る。特別なことではないと思いますけど、そんな当たり前のことが出来ない国に見切りをつけるのは、当然の選択です。

世界的に見ると、平均して10人に1人は自分を LGBTQI など性的マイノリティー だと自覚しているそうです。「一般的に分類されている生物学的男女で異性愛者」という枠に入らない人達が人口の1割もいるのですよ。その1割の国民を差別している国に所属し続ける必要はないでしょう。

ご両親に受け入れてもらえなかったことはお気の毒ですが、それを悲観しても仕方がないです。残念ながらあなたの親は偏見がある人達だったという事実を受け入れて、彼らとは距離を取りなさい。

あなたがしっかりと生きて、同性のパートナーとともに幸せになって行く様子を見れば、ご両親もいつか自分達の誤りに気づくかもしれません。

頑張って自分の人生をフルに生きてくださいとエールを送りたいです。


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