2021年12月31日

猛暑と新型コロナの年末年始

昨日は暑かったのに、あんこを炊きました。

あんこを炊こうと思いついた時は、まだ涼しかったんです。昨日の朝は、気温が10度と肌寒かったんですから。

予想最高気温が34度と聞いても「ホントに?」と思っていたんですけど、雲が晴れて青空が見え始めたと思ったらあっという間に気温は30度を超えまして、炊きあがった小豆に砂糖とお塩を少々加えて練り始めた頃には、もう30度を超えていました。

大汗をかきましたよ。

昨日の最高気温は36度でした。

大晦日の今日は38度だそうです。

そして元旦は、

39度の予想です!

暑い新年の始まりになりそうですよ。無理してお雑煮とか準備しなくてよかったです。気温39度でお雑煮なんて本当に食べたくないですからね。

年末年始が暑くなると聞いてお餅つきはあきらめていたのですが、もち米の粉を水で溶いて電子レンジでチンして作るお餅なら作るのは簡単だし暑くもならないので、そのお餅でお雑煮のようなものを作ろうかとも考えていたんです。

そして、どうせお餅を作るのならあんこも作ろうと思ったわけですが。

いやあ、39度になるのなら、もうお餅はいいです。

お餅よりも冷たいものですよ。元旦は何か冷たくてサッパリしたものを作りましょう。大晦日の今晩は、冷やしうどんの予定です。

1月3日からは涼しくなるようですから、せっかく作ったあんこは、涼しくなってから何かに使います。

さあ、今日は2021年最後の日。

皆さんどうぞ楽しくお過ごしください。


メルボルンは、大晦日を楽しく過ごすのはヤバいほど新型コロナの感染者が増えています。昨日の新規感染者数は、

5,135人でした!

13人もお亡くなりになりました。

シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州は 12,226人ですよ。これまでほとんど感染者がいなかった州でも急増していて、昨日のオーストラリア国内の新規感染者数は 21,300人でした。

(追記: ヴィクトリア州の今日の新規感染者数は 5,919人と増えています。ニュー・サウス・ウェールズ州は 21,151人でしたよ。昨日から9,000人近く増えています!そして今夜は有名なシドニーの年越しの花火で大勢の人が集まります。)

日本でもジワジワと増えているそうですが、新規感染者は数百人でしょ?桁が違うんです。

感染経路の追跡調査で濃厚接触者とされた人は自宅隔離しないといけませんから、様々な業種の職場でスタッフ不足が深刻な問題になっているんですが、特に濃厚接触者となる可能性が高い医療機関では、スタッフ不足は大問題です。

そこで、オーストラリアの連邦政府と州政府は「濃厚接触者」の定義を変更したんですよ。

新型コロナ陽性者と屋内で(基本的には家庭内あるいは介護施設内)で4時間以上一緒にいた人が濃厚接触者と定義され、隔離と検査が義務付けられます。それ以外の人は隔離の義務も検査の義務も無くなりました。

隔離の期間も短縮され、7日間となりました。(例外の州があります。)

はっきり言って、4時間も一緒にいなくても感染りますよ。オミクロンはすれ違っただけでも感染るとか言われているのに。

定義の変更により、感染者が市中に出て通常の活動をすることが予想されますから、新規感染者が更に増えるのは確実なんですが、オミクロン変異種は重症化する率が低いということと国民の9割以上がワクチン接種済みだということから、規制を緩めても大丈夫と判断したそうですけど。

州をまたいだ移動(旅行)にPCR検査の陰性証明が必要という条件があるために、各地の検査場がパンク状態でしてね、私が買い物をするショッピングセンターの近くの検査場にも連日長い車の列ができていますよ。

検査が受けられないために旅行に行けないという人も出ているそうですけど、この条件も見直されるかもしれません。

そうなると人々が自由に国内を移動し始めますからね、一体どこまで感染者が増えるでしょうか。公共医療システムの逼迫が心配です。

2022年の新型コロナ問題はどうなるでしょうかね。沈静化しそうにないですが。

さあ、暑くなる前に娘が植えた野菜の水やりをしなくちゃあいけません。

ああ面倒臭い!(朝晩2回水やりしてますよ!ろくに育ってもいないのに!枯らしたら罪悪感を感じるから止められないの!)


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2021年12月30日

ホンダアコード復活大変記

このブログで何度か書きましたが、うちの娘が住み始めたアパートの本来の住人Jさんは、西オーストラリア州のパースに住む家族を訪問した後、新型コロナのロックダウンでメルボルンに帰って来れなくなり、その後いろいろな出来事があって、来年の7月頃までは帰って来れなくなりました。

住んでいないのに家賃を払い続けるのはもったいないということで、うちの娘が格安家賃で住むことになったのですけど、Jさんはアパートの地下駐車場に車を置いたままにしていました。

この車をうちの娘が時々乗ることができれば、娘にも便利だしJさんも助かる(車が死んでしまわない)ということで、Jさんは車のキーを郵便で送って下さっていたのですけどね、まだ動かしていなかったんです。

おそらく動かないだろうから、うちの夫の助けが必要ということだったんですけど。

なかなか休みがない夫は、これまで行くチャンスがなかったのですが、昨日の水曜日、やっと行くことができました。夫は車の運転ができませんから、友人とメルボルンで会う予定だった息子が運転して(練習と経験のため)私も一緒に行きました。帰りは私が運転しなくちゃあいけませんからね。

おそらくもうバッテリーが上がっているだろうということで、いろいろな道具を持って行きましたよ。

Jさんの車は地下3階の駐車場に停めてありました。Jさんは小柄で私よりも小さい方ですから、小さい車を想像していたんですが、Jさんの車はホンダのアコードでした。金色のセダンで、駐車場の四角からはみ出す大きさでした。

一体いつからそこに放置されていたのか分かりませんが、車全体がホコリと泥をかぶっていて、洗わないと運転できない状態でした。


夫が早速エンジンをかけようとしましたが、やはり思った通りエンジンはかかりませんでした。

ボンネットを開けて、持って来ていた小さな道具をバッテリーに接続したら、簡単にエンジンはかかりました。

私はてっきりカローラをここに持ってきて2つの車のバッテリーをケーブルで繋いだりするんだろうと思っていたんですけど。その小さな道具というのは「ジャンプスターター」というもので、非常時用のバッテリーとしても使えます。


いつだったか停電が長引いた時に、スマートフォンの充電にも使いました。

これは大変便利な道具ですよ。夫の勤めるツールショップでも様々なメーカーの商品を販売しているそうです。昨日使ったジャンプスターターは、今後のために娘のアパートに置いて来ましたので、新しいのを買って来てもらいます。

エンジンがかかったのは良かったのですが、バッテリーを充電するためには少しその車を走らせて来ないといけないだろうと私が言うと、夫もそう言いました。しかし、Pプレート(初心者マーク)が無いから娘は運転できないので、ヒロコが運転するしか無いと言ったのです!

確かに、そこにいた3人のうち運転ができるのは私だけでした。それは分かるんですけどね、知らない街の交通量の多い道路を乗ったこともない他人の車、しかもサイズの大きい車で走り回るというのは、私が最も避けたいことです。

でも、私以外に運転できる人がいないんですから頑張るしかありません。

ペットボトルの水で窓ガラスを洗い、まずは洗車場に行くことにしました。こういう時にグーグルは便利ですね。近くにある洗車場を探してから出発しました。

ところで、

Jさんのホンダアコードですけど、好きではないところがいくつかありましたよ。

まずハンドルが太すぎました。あれは元々付いていたのかJさんが付けたのか分かりませんけど、ヴィンテージ風のハンドルカバーが付けてありましてね、私の小さい手ではハンドルをしっかり握れないのです。

そして、計器類があるパネルが見にくいです。老眼で目がよく見えない者には特に見にくいです。

シフトレバーの印が小さくて見にくいのでギアがどれに入っているのかをパネルで確認しようとするんですが、分かりにくいのですよ。それに、シフトレバーを動かすのにいちいちボタンを押しながら動かさないといけないのも面倒臭いです。

そしてまあ一番イヤだったのはね、ダッシュボードにずらりと並んだ、

星の数ほどのボタンですよ!

空調関係のボタンに始まってCDプレーヤーのボタンとカーラジオのボタンがズラ〜っと4段だったか5段だったかに並んでいたんですけど、なんであんなデザインにするんですか?

慣れたら別に困らないのかもしれませんが、全部ボタン式になっているからものすごいスペースをボタンの群れが占領しているんです。

丸いダイヤル式にすれば4〜5センチ四方で収まるはずの機能のためにたくさんのボタンが並んでいるんですからね。

そしてボタンを押しただけでは何がどうなっているのか分からないので、その上の方にある液晶パネルも見なくてはいけません。

ホンダ…

まあいいですけど。

ああいうのがお好きな方もいらっしゃるんでしょうから。

私なら、あのボタンの群れを見ただけでその車は買いません。

さて、

大きな車体の金色ホンダアコードで狭い駐車場の急な斜面を坂道発進しながら(ジェットコースターの最初の登りみたいな感じで前はまったく見えません)やっと外に出て、洗車場に行きました。

その洗車場は、全自動洗車機ではなく、お金を投入しながら、かつ機械を操作しながら自分で洗うやつでした。私は全自動洗車機の方がいいです。

背の低い人が大きな車を洗うのは大変ですよ。それに濡れるし。

洗車が終わってから、今度はガソリンスタンドに行きました。タイヤの空気圧をチェックして、オイルをチェックして、冷却水を補充して、それからアパートに戻りました。

再び狭いジェットコースターみたいな駐車場を地下3階まで下りて、バックで四角の中に停めるのも一苦労でしたが無事に終了しました。

ピカピカになったアコードです。(柱に寄り過ぎて擦る寸前)


お母さんはクタクタでしたよ。

途中、助手席に座っていた夫が、何度大きなため息をつき、大げさに跳び上がり、頭を横に振っているのが見えたことか。

ストレスがたまります。

まあとにかく、これで娘はいつでも車を使えるようになりました。Pプレート(初心者マーク)を買って来てからの話ですけど。この次に我が家に帰って来る時には、Jさんのアコードで帰って来てもらいたいです。そうすれば、私が送り迎えをしなくて済みますからね。


その後は、アパートの近くのマレーシア料理レストランで一緒にランチを食べてから家に帰りました。最近私達はしょっちゅう外食をしています。レストランで食事をするなんで年に1回か2回だったのに、娘の用事でメルボルンに行く度にいろんなレストランに行っています。

高くつきますね。

それに毎回出てくる食事にはがっかりします。「自分で作ったやつの方が美味しい」と思ってしまうんですよ。うちの家族も同様で、「お母さんが作るやつの方が美味しい」と思ってしまうので、満足感が得られないと言います。

嬉しいようなちょっと困るような。

とにかく疲れましたけど、気になっていたことが一つ片付いたので良かったです。

運転のストレスと疲れでメンタルの不調など吹き飛びました。

家に帰ってすぐ、疲れていたのに今度は一人で食品の買い出しに行きました。いろいろ無くなっていたので行かないわけにはいかなかったんです。

昨日は本当に疲れる一日でした。

さあ、今日から暑い日が4日間続きますよ。今朝は夫をツールショップに送っていく時に、時間を間違えているんじゃあないかと思ったくらいに薄暗くて、今も気温が11度と寒いんですけど、予想最高気温は34度ですからね。

朝のうちにもう一度水やりをしておきましょう。


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2021年12月29日

猛暑予報とメンタルの不調

天気予報によりますと、我が家の辺りの30日から元旦までの3日間の予想最高気温が、35度、39度、35度ということになっております。

大晦日は39度なんですか…

夜中も気温があまり下がらないようです。25度は下回るらしいから熱帯夜にはならないんですけど、畑の水やりが大変ですよ。娘が植えている野菜や果物の水やりです。

どの野菜も果物もろくに収穫できていませんから、水やりするのも無駄な気がします。枯れたら枯れたで仕方がないと思ったりもしますが、やはり枯らしてしまうことはできません。特に、チェリーや桃やクルミの木はね、枯らすのはもったいないですから、娘に代わってお母さんが水やりするしかないのです。

ところで、

最近ちょっと気分が沈んでいます。

メンタルの状態がおかしくなったのは、TVドラマ「北の国から」がきっかけだと思います。

あのドラマでは、いろいろと心の健康にはヨロシクない出来事が起きますしね。あらすじを読んだり動画を見たりしているうちに、私は自分が子供の頃のしんどかったことをいろいろと思い出して、気持ちが沈みました。

気持ちが沈んでいた時に、娘がベッドフレームを買いに行くのに付き合ったんですけど、他にもいろいろ買ったので、荷物をアパートに持って上がるのを手伝ってから一緒にランチを食べて、別れて家に帰ってくる時にとても寂しくなりました。

私は娘が一人暮らしを始めたことは嬉しく思っていて、寂しいという気持ちは感じていなかったのですけど、初めて寂しさを感じました。

おそらくメンタルの状態がすでにおかしくなっていましたから、脳のバランスが狂っていたんでしょう。「北の国から」の影響もあるかもしれませんよ。

家に帰ったら、娘が散らかしたまま片付けずに行ったものがたくさんあって、文句を言いながら片付けているうちに寂しさは忘れましたけどね。

娘がアパートに泊まりにおいでと誘ってくれたので、いつか泊まりに行こうと思っています。私を連れて行きたいお店がいろいろあるんだそうです。娘のアパートに泊まって街の暮らしを楽しむのも面白そうです。

泊まりに行って大掃除をするはめになるんじゃあないかと言いましたら、お母さんが泊まりに来る前にちゃんと掃除をしておくから心配するなと言いましたよ。

掃除をしないので困っていた娘ですが、アパートのバスルームがきれいになっているのに私は気づきました。どうやら、アパートの掃除は一応しているようです。

それにしても気持ちが沈みがちです。

こういうのは久しぶりなんです。

お正月が近づいて来て、ストレスレベルが上がって来たせいかもしれません。私にとってのお正月は、不安や緊張が高まる時期なんです。

暑くなるというのもストレスですよ。39度ならそれほど緊張しませんけどね、これが45度なんてことになると話が違ってきます。いざという時に備えて準備をしておかなければいけませんから。「いざという時」というのは森林火災が近くで発生した場合のことです。

判断を誤ると死にますからね。

まあ、39度ではそこまでの心配はないでしょうけど、マッチ1本で燃え上がるユーカリの大木に囲まれていますからね、高温になる日には火災のことを考えます。

なんだかとりとめのないことをダラダラと書いてしまいました。メンタルが不調だとこういうことになります。脳みそがちゃんと働いていないのです。

今日は、うちの夫を娘のアパートに連れていかなければいけません。アパートの本来の住人であるJさんの車を動かすためです。何ヶ月も駐車場に停めたままにしている車で、動くようになったら娘が使うのだそうです。

このようにしょっちゅう会うのですから、寂しくなる必要はないんですよ。


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2021年12月28日

国民的TVドラマとイラン

先日、友人のエクリーさん夫婦が主催する毎年恒例のクリスマス・イブ・イブ・パーティーで知り合ったイラン人のSさん。奥さんもイラン人ですが、大変楽しい方達でした。Sさんはナザレ人の血も受けついでいるそうです。ナザレって、イエス・キリストの出身地ですよ。

産業エンジニアのSさんは、現在メルボルンの地下鉄プロジェクトに携わっているそうですが、鉄道の仕事をする前はプジョーという自動車の会社に勤めていたそうなんです。

ですからね、トヨタの技術や経営理論を学んでおられますし、日本の鉄道に関心をお持ちで、日本文化にも強い関心をお持ちなんです。

おしゃべりをしていて日本のTVドラマの話題になりましてね。

「私はテレビを見ないんです」とお答えしたので、普通なら会話はそこで終わっちゃうところですけど、Sさんは「From the Northern Country」という日本のTVドラマがとにかく大好きで、そのドラマがどんなに素晴らしいかという話を始めました。

そのドラマを私も見たかとお聞きになるんですけど、私は「From the Northern Country」というドラマは知らないと答えて話題を変えようとしたんです。

そうしたら、Sさんはスマートフォンを取り出して、そのTVドラマのことをグーグル検索し始めました。

このドラマに出演している俳優がとにかく素晴らしいのだとおっしゃるんですよ。このドラマを見たことがないのならぜひ見るべきだともおっしゃっいました。

そして、私に見せてくださった画像は、かの有名な国民的TVドラマ「北の国から」の一場面だったのです。Sさんが大ファンになった素晴らしい俳優というのは、田中邦衛さんだったのですよ。

「北の国から」は知っていますよ!

田中邦衛さん演じる五郎とまだ子供の純と蛍の画像を見た瞬間、私にはさだまさしさんの「ああーあああああーあ」が聞こえました。

全てのエピソードを見たわけではないんです。ドラマが放送された当時大学生で、テレビがなかったですから見ることはできなかったはずです。実家で少し見た記憶があるだけです。

純と蛍が成長してからのドラマスペシャルはほとんど見ていません。

このドラマのことはもちろん知っていますが、あの黒板家の家族がその後どのような人生を生きたのか、私は知りませんでした。

そこで、インターネットであらすじを読んでみたんです。おかげで、ここ数日「北の国から」が頭から離れません。

2002年のドラマスペシャル「遺言」というのが最後なんだそうですね。そして主演の田中邦衛さんが、今年お亡くなりになったというのも初めて知りました。

最後のドラマ「遺言」では、田中邦衛さん演じる五郎が遺言書を書くのだそうですけど、子供達に残すものが「物」ではなかったというのが納得です。自然と共に慎ましく謙虚に生きて、そのことに幸せを見出すことができる、そういう価値観を持った「生き方」、すなわち五郎がずっと純と蛍に見せてきた生き方が、子供達に残したいものだったということなんですけど。

このドラマがイランで放送されて、人気を博したということなんです。

NHKの連続テレビ小説「おしん」がイランで爆発的な人気となり、最高視聴率が90%を超えたというニュースをどこかで読んだことがありますけど、「北の国から」や「おしん」に共通する「苦労しながら一生懸命に生きる人々」とか「家族の絆と愛情」とか、こういうのは文化が違っても普遍性があるのでしょうね。

それにしても視聴率が90%を超えるというのは、ほぼ国民全員が見たということじゃあないですか?イランの人々が日本のドラマに夢中になっている様子を想像するのは容易ではありません。

Sさんご夫婦の話を聞くと、イランという国は最もイスラム的ではないイスラムの国なのだそうですよ。イメージ的には、最も戒律の厳しいイスラムの国の一つという感じですけどね。

普通のイラン人は、温かくて人懐こくて楽しい人達なんだそうです。「イスラム教徒だから本当はお酒は飲んじゃあいけないのに、家では皆んな飲んでるし」とか言っていましたけど、本当に?

イランという国やイラン人のことは、ニュースで見聞きすること以外に情報がないので、私は偏った印象を持っているようです。

イランの人々の普通の暮らしを垣間見れるイラン映画があれば見てみたいものです。


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2021年12月27日

口うるさいお母さんの心配

家を出てメルボルン中心部に近い街のアパートに住み始めたうちの娘ですが、掃除というものをしない娘は、家を出るにあたって自分の寝室の掃除を、

して行きませんでした…

結局、また私が掃除をしました。

娘の汚部屋は、今年の5月に私がもう耐えられなくなって一度掃除をしましたけど、あれから半年が経ち再び汚部屋となっておりました。

うちの夫の遺伝子を強く引き継いでいる娘は、脱いだものは床に脱ぎっ放しなわけですけど、ホコリやなんかで覆われているおびただしい数の衣類に掃除機をかけながら片付けて、洗濯機に入れて、やっと床のカーペットに掃除機をかけてから、ベッドを動かしましたらね、

やはり壁に黒カビが生えていましたよ!

マットレスと接触していた部分です。

どうしてこんなことになるのか分かりません。私のマットレスも壁に接触していますが、壁に黒カビが生えたことなんてありませんからね。

私はこの黒カビが心配なんです。

娘が住んでいるアパートは、親しい友人のJさんのアパートです。Jさんは、現在事情があって西オーストラリア州に住む家族と一緒に暮らしているのですが、早くても来年の7月頃までメルボルンに帰って来れなくなったので、それまでの間、娘が家賃を払って住むことになったわけですけど。

娘はJさんの家具をそのまま使っていますが、ベッドがですねクイーンサイズと大きいのです。マットレスしかありません。まだプラスチックの袋に入ったままだったそのマットレスを直接カーペットに置いて使っていますが、私はマットレスの下に黒カビが生えることを心配しているのです。

ベッドのフレーム(土台)を買うつもりだと娘は言っていましたけど、アパートの住み始めて早1ヶ月。まだ買っていませんよ。ずっとカーペットに直置きなのです。

ベッドのフレームを買うまでは、定期的にマットレスを立てて、マットレスの裏側やカーペットを乾かしなさいとよとお母さんは繰り返し言っています。時々やっていると娘は言いますが、本当かどうか分かりません。

マットレスやカーペットにカビを生やしてしまったら、弁償しないといけませんよ。

私は自分が使う敷布団やマットレスにカビが生えたことはないのですけど、同じマットレスでも夫が寝ている側の裏が濡れたようになったことやカビが生えたことがありますからね、娘が寝ているあのマットレスの裏にカビが生えるのが目に見えるようなんです。

クリスマスで家に帰って来た娘に、マットレスを立てて来たのか、ちゃんと乾かしているかとしつこいお母さんに、うんざりした顔をしていましたが、

思いがけない助け舟が出ましたよ!

うちの夫が、大学生の頃に友人と一緒に住んでいたキャンピングトレーラーのことを話し始めたんです。

どのくらいの期間そのキャンピングトレーラーに住んでいたのか聞いたけど忘れましたが、そこを出て家に帰る時が来た時に、マットレスを動かしたら、マットレスの裏側は水が滴るほど濡れていて、大カビ腐りかけという状態だったんですって。

そして、マットレスは定期的に乾燥させないといけないと娘に言ったんです。

娘は、今日ベッドのフレームを買いに行きたいと言っています。もちろん一緒に買いに行きます。


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2021年12月26日

猛暑で餅つきは無理

私は象印の餅つき機を持っておりますので、年末にはお餅を作ることもあるのですが、作らない場合の理由というのは、1つだけ。

暑すぎるから!

お餅は機械がついてくれるんだから暑いのは関係ないだろうとお思いかもしれませんが、関係あるんですよ。キッチンが暑くなりますしね、熱いお餅を丸めるのが暑いんです。

「お餅を丸める?」と思った貴方は東日本の出身ですね?

西日本ではお餅は丸めるんですよ。

つき上がった熱々のお餅を手でちぎって、それを丸めるのです。その作業がね、気温が高い日にやるのはつらいんです。大汗をかきながらお餅を丸めるなんて、普通しませんよ。

クリスマスも終わったことですし、考えることは大晦日の麺料理をどうするかということとお正月のお雑煮をどうするかということになって来るわけですが、私はおせちは作りません。手に入る材料の関係で作れるものが限られますし、おせちなんて作ったって誰も喜びませんから。

大晦日の麺料理とお雑煮は天気次第なんですけど、今年の年末年始の天気予報が分かって来ました。

28日から気温が上昇し始めて、30日から元旦の3日間は35度くらいの予報です。この気温だと、私としては餅つきは無理です。とてもじゃないけどできません。

以前、気温28度の日に餅つきをしたことがあります。途中からエアコンを付けてやりましたけど、あの時「二度とゴメンだ!」と思ったんですからね、35度じゃあ絶対にしません。

大晦日の麺料理は、冷たい麺料理で決まりですね。ざる蕎麦かざるうどんは家族も喜ぶでしょうが、そうなるとおかずは天ぷら?

暑い日に天ぷらは揚げたくないから、冷やし中華にしようかなあ…

オーストラリアにお住まいの貴方、冷やし中華はアジア食品店で中華麺を買ってくれば、簡単に作れますよ。レシピはこちらです。


クリスマスのご馳走のロースト肉が残っていたら、それを使えます。ターキー(七面鳥)でもチキンでもダックでもポークでもハムでも、冷やし中華には合います。


オーストラリアに来て間もない頃や子供達が幼かった頃には、日本の季節の行事はオーストラリアでもできるだけやろうとしたんですよ。ですからね、うだるような暑さの日にお雑煮を作ったこともあるのですけど、猛暑の中でのお雑煮は難行苦行の類です。

あの正月は、確か39度になったのでした。当時住んでいた家にはエアコンが無かったですからね、扇風機だけでなんとか暑さに耐えている中で熱いお雑煮を我慢して食べるなんて、まったく馬鹿げていました。

ですから、天気予報で暑くなると分かったら、お雑煮はやめておく方が賢明なのです。買ってきたお餅をインスタントのお汁で食べるというインスタント雑煮も、熱い日には食べたいものではありません。

今日は肌寒くて長袖の上着が必要なのですが、こういう天気だったら美味しく食べられるのでしょうけど。

おせちも作らないしお雑煮も作らないのなら、

お正月には何を食べるの?

普通の食事ですよ。

私達は大晦日のパーティーにも行かないし、だってうちの夫は大晦日も元旦も仕事ですからね、普通の日と何も変わりません。今日だって夫は仕事ですよ。クリスマスの翌日は大セールが始まる日で、小売店は一年で最も忙しい日です。今日はスタッフ全員出勤で対応するそうです。

私は5時過ぎに起きて夫をツールショップに送って行きました。

せっかくあんなに早くに行ったのに、店舗のセキュリティーシステムが作動していて、店内に人が(泥棒が)閉じ込められている気配があると言うので、夫は一人で中に入らず、他のスタッフが来るのを待っていましたが、どうなったでしょうかね。


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2021年12月25日

クリスマスランチ

行ってきましたよ、義母(夫の母親)の家に。

運転は息子がやってくれましたので、私はシャンペンもワインも飲むことができました。お腹がはち切れるくらいに飲み食いするのがオーストラリア流クリスマス。いっぱい食べていっぱい飲みました。

さて、

気まずいムードになることを予感していたクリスマスランチですけど、どうだったかと言いますと、

気まずくなかったです!

集まったのは、15人です。

義母(夫の母親)とパートナー夫婦(結婚していないけど事実婚夫婦)、独身で一人暮らしの義母の姉、ドバイから帰って来ている義妹、同じ敷地内に住んでいるヴィーガンの義弟家族3人、私達家族4人、

そして、

予定通り来ましたよ。義母と離婚した義父(夫の父親)とその不倫相手で現在は妻となっている中国人の女と、義父の弟(夫の叔父)とそのガールフレンドが。

夫の叔父とガールフレンドの事実婚夫婦は、私達の家に何度か食事に来ていますから知り合いです。ガールフレンドと言っても、定年退職している元高校の英語の先生です。何度も会っている知り合いですから、会話に困ることもありません。

私が身構えていたのは、20年ぶりに会うことになった義父と元不倫相手の夫婦です。私はこの2人が嫌いだったんです。会う度にストレスがたまるので会わないことにして以来、あの夫婦が出席する家族の集まりは避けて来たんですけど。

20年ぶりに会ってみたら、つい先日会ったのと変わらない感じでね、何とも思いませんでした。2人がやって来た時に挨拶をして、帰る時に挨拶をして、それだけです。会話はしませんでした。

中国人の奥さんは誰ともあまり会話をしていないようでしたから、一番気まずい思いをしていたのは彼女なのかもしれません。

別に同情もしませんけど。

久しぶりに家族が集まったわけですが、一番のニュースはヴィーガンの義弟家族がヴィーガンをやめたことです。乳製品と魚やシーフードを食べることにしたというのですよ。毎日の食生活や自分達の健康のことを考えて、ヴィーガンを止めたということでした。

義弟家族は犬を飼い始めていました。非常に高額な種類の犬です。いったいいくら払ったのか聞きたかったですが聞きませんでした。

義弟は新しい車も買っていました。ジープ・ラングラーという大きな車です。奥さんもつい先日新しい車を買いました。これで彼らが所有する車は4台ということになりました。

ウエディングフォトグラファーの仕事が、相当うまく行っているんでしょう。

クリスマスランチは、義母とパートナーのロジャーが準備したローストターキー(七面鳥)とローストハム、これに各自が持ち寄った野菜料理というメニューでした。

私が作った加熱調理した野菜の盛り合わせというのはこれです。下の写真は今朝盛り付けた時に撮ったものです。これに、アボカドを乗せてローストしたクルミをふりかけて出しました。完全ヴィーガン料理です。


義弟家族がチーズを食べると知っていたら、フェタチーズをふりかけたかったですけど。

15人分には足りないかもしれないと思いましたが、大量に残りました。他にも野菜料理はいろいろありましたし、ランチの前に皆んなたくさん飲み食いしてお腹が膨れているから、ランチは大して食べないのです。何もかも大量に残っていました。

この大皿を2枚分作るつもりでしたが、作らなくて良かったです。

クリスマスランチは屋外で食べましたよ。

テーブルが家の外のウッドデッキにセッティングしてあるのを見た時には、義母の家は牧場の隣りですし、最も恐れていた事態になったと私は青くなったんですけど、今日は花粉が飛んでいなかったらしくて、一度もくしゃみが出なかったのは奇跡的でした。

義父夫婦やその弟カップルも一緒にクリスマスランチを食べることになったのは、ドバイから帰って来ていた義妹のためだったのですが、彼女は仕事の関係で2週間の予定を切り上げて明後日にはドバイに戻るそうです。

うちの夫家族にとっては、全員が揃うというめったに無い機会でしたから、皆んな嬉しかったに違いありません。


デザートは、料理上手の義母の姉がいろいろ作って来てくれていました。少なくとも60年の歴史があるという家族に伝わるレシピで作ったクリスマスプディングとフルーツケーキと義母のリクエストで作ったティラミスの3つを作って来ていました。デザートは、それ以外にも他の人達が持ち寄ったものがたくさんありましたよ。

これらのデザートをいろいろ食べて、特に離婚して以来20年ぶりかで家族伝統のクリスマスプディングを食べて感激したらしい義父が、「ううーん、素晴らしい!」と義母の姉に賞賛の言葉を送ろうとしましてね。

何がそんなに気に入ってくれたのかと聞く彼女に、義父が言ったのは「ソースだよ!カスタードソース!」

うちの夫も義妹も義弟も大笑いでしたよ。

あのカスタードソースはね、クリスマスプディングにかけるためにお店で買って来たものなんです。誰だってそれは知っているんです。

義父という人は、空気が読めないことで家族には有名なんですけど、しょっちゅう失礼なことや人を不快にさせることを言います。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」じゃあないですが、以前はそういう義父の発言をいちいち不快に思っていたんですけど、歳をとっても相変わらずだなと呆れて、私も一緒に笑いました。


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ハッピークリスマス

皆さん、クリスマスおめでとう。

無宗教の私達家族はキリストの誕生をお祝いしたりしませんが、オーストラリアではクリスマスは祝日ですし、この日は家族が集って一緒に飲み食いする日ということになっていますから、私達にとっても一応特別な日です。

大多数のオーストラリア人にとって、今やもうクリスマスは宗教とは関係のない季節のイベントですよ。この日にキリストの誕生のことを考えるオーストラリア人は少ないでしょう。

さて、

今日は義母(夫の母親)の家に家族が集まることになっておりまして、昨日の記事に書きましたように、義母と離婚した義父(夫の父親)とその不倫相手で現在は妻となっている中国人の女と、義父の弟(夫の叔父)とそのガールフレンドも来るんですよ。

義父夫婦に会うのは20数年ぶりですから、なんだか緊張します。

料理を持ち寄ることになっておりまして、私は加熱調理した野菜の盛り合わせを持って行くことになっているので、これから野菜をローストしたり茹でたり焼いたりと大変なんです。

ということで、

クリスマスランチのことは帰ってきてから書きますね。

これからお料理です。


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2021年12月24日

大狂騒ショッピングセンター

明日のクリスマス、義母(夫の母親)の家に家族が少なくとも15人集まることになっています。義母と離婚した義父(夫の父親)とその不倫相手で現在は妻となっている中国人の女と、義父の弟(夫の叔父)とそのガールフレンドも来るんですよ。

夫の両親が離婚してからは、当然のことながらクリスマスを一緒に過ごすことはなかったのですけど、今年はドバイ在住の義妹が帰って来ていまして、クリスマスを別々の場所で2回お祝いするのは大変過ぎるということで、ナント一緒に過ごすことになったんです。

気まずいんですけど…

私は、義父と中国人の女夫婦とはお付き合いをして来ませんでしたからね、どんな顔をして挨拶して何を話したらいいのでしょうか。

またこの件はクリスマス後に記事に書くことにします。

さて、

義母は黄斑変性症で視力が悪く、15人分のクリスマスランチ(クリスマスは夕食ではなく昼食がメイン)の準備はできないということで、今年のクリスマスは各自が料理を持ち寄ることになりました。

私は加熱料理した野菜のサラダ(盛り合わせ)を作っていくことになっていまして、義母からはくれぐれも15〜16人分に足りる量を作れと念を押されたんですけど、使う野菜は全部15〜16切れは準備するようにします。

夫や義妹は、義母の言うことなど無視すれば良い言いますが、私は言われたからには言われた通りに作って、

どれだけ料理が余るか見てみたいのですよ!

とにかく、

その材料を前日に買いに行かなくてはいけませんでしたから、今朝行ってきました。野菜はショッピングセンターに入っている八百屋で買いたかったので、開店時間の8時前に行きました。

クリスマス前日のショッピングセンター、特に食品関係の店が集まるエリアが、どういう状態になるかを知っておりますので、開店時間よりも前に行ったのです。

車を停めるのには苦労しませんでした。

八百屋もスーパーも混雑していませんでした。ところが、クレイジーだった店が一つありましたよ。

魚屋です!


見てください、この大行列を!

空港のチェックインカウンターのように長い行列ができています。警備員付きです。矢印の所に魚屋があります。このショートパンツの白い頭の男性の左にも、他の買い物客の通路を確保するために間を空けて5〜6人は並んでいました。

朝の8時でこの状態です。

オーストラリアのクリスマスには、エビやシーフードが人気なんです。

私が買い物を終えた頃には、この行列はさらに長く伸びていました。八百屋もスーパーも買い物客でごった返し始めていました。パン屋にも大行列ができていました。

駐車場に下りてみたら、もう停めるところなんてありませんでしたよ。

この後、食品以外の店が開く頃にはもう大狂騒状態になるのです。朝早く行って正解でした。


クリスマスの翌日26日は「ボクシング・デー」と呼ばれて、この日も祝日です。

「ボクシング・デー」の「ボクシング」は、手にグローブを付けて殴り合う競技とは全く関係がありません。「箱を開ける」という意味です。

英連邦の国々では、クリスマスの日も仕事がある使用人や郵便配達の人達に翌26日に感謝の気持を込めた贈り物をする習慣があったそうで、贈り物の箱を開ける日というのが「ボクシング・デー」の名前の由来だそうです。

現在のオーストラリアにはそのような習慣はなく、「ボクシング・デー」といえば小売店の大セールが始まる日です。

私は、ボクシングデーにはショッピングセンターには近づかないようにしています。お買い得特価商品を狙って夜中から人が並んだりしますしね。それはもうちょっと耐え難いほど混雑するんですから。

新型コロナのオミクロン変異種が広がっている今、皆んなマスクをしているとは言え、人混みは避けたいですしね。

あんな狂騒の人混みを我慢してまで買いたい物などありません。


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イブ・イブ・パーティーとエッグノッグ

昨晩は毎年恒例、友人のエクリーさん夫婦主催のクリスマス・イブ・イブ・パーティーの日でした。

クリスマスが何よりも大好きなエクリーさんの奥さんにとって、このクリスマス・イブ・イブパーティーは非常に重要なイベントです。

私はこのパーティーでしか会わない人達に一年ぶりに会うのを楽しみに参加して来ましたが、昨年は頭痛がひどかったので欠席しました。

実は昨日も朝から頭が痛かったんです。朝4時半頃から起きていたので寝不足というのもありました。夫をツールショップに送っていかなければいけませんから、5時になったらもう眠るのはあきらめたのでした。

頭痛薬を飲んで昼寝をしようとしましたが、昼寝というのは私にとっては簡単なことではありません。しばらく横になっていましたが結局眠れず、夕方になってもまだ頭が痛いのに出かけました。

夫が運転できなくなり、私が運転しないと夫は行けないんですから、少しくらい頭が痛くても頑張らないといけません。

現在、新型コロナウイルスのオミクロン変異種の感染が拡大しているということもあり、パーティーは裏庭で開催されました。エクリーさんの家の裏庭にお客さんが全員入れるのかと心配しましたが、今年は出席者が例年に比べると少なかったです。

気温が20度以下と低めで、暑いのが苦手な私には好都合でした。蚊も蛾も出なくて、花粉も飛んでいなくて、頭が痛いのを忘れるほど楽しいパーティーでした。

エクリーさんの旦那さんは、鉄道関連のエンジニアなのですけど、同じく鉄道のエンジニアで現在メルボルンの地下鉄プロジェクトに携わっているというSさんと知り合いになりました。

Sさんと奥さんはイランからの移民です。このお二人はイランという国やイラン人と聞いて私達が思い描くイメージとは真逆の、進歩的で陽気で大変楽しい方達でした。二人ともものすごいお喋りです。イラン人と聞いてびっくりしましたよ。

Sさんは鉄道の仕事をしている関係で日本の鉄道に関心があり、また鉄道の仕事をする前はプジョーという自動車の会社に勤めていたそうで、トヨタのことをよくご存知でした。トヨタメソッドやトヨタの技術をいろいろ学んだのだそうです。

そういう理由で日本に関心をお持ちでしたから、とても話が弾みました。うちの夫もこのご夫婦とは話が弾んでいました。

Sさんが日本に関心があるというのはホンモノで、「From the Northern Country」という日本のTVドラマが大好きで、私も見たかとお聞きになるんですが、私はTVドラマは見ないんですと答えました。そうしたら、Sさんはスマートフォンを取り出しでその「From the Northern Country」というドラマを検索して、画像を見せてくださいました。

なんと、そのSさんが愛するドラマというのは「北の国から」だったのです。私にドラマのストーリーを話し始めましたよ。そして、主演の田中邦衛の画像を見せて、この俳優が素晴らしいんだと、この俳優の出ているドラマや映画をたくさん見たとおっしゃっていました。

奥さんの方は「Midnight Diner」(邦題: 深夜食堂)というドラマのファンだそうで、日本のドラマの話なのに私はついて行けないのでした。

ぜひいつか一緒にBBQでもしましょうと約束しました。BBQをすると言っても、我が家のBBQは死んだも同然ですから、我が家でBBQは難しいと思いますけど。

知り合いになれてよかったですとお別れの挨拶をして握手をしようとしたら、ガシッとハグされてほっぺたにキスをされましたので、あれがイラン式なのでしょうか、私は「もし新型コロナに感染していたら確実に感染ったな」と思ってしまいましたよ。

メルボルンでは、今日から新型コロナの規制が強化されます。予定ではさらに緩和されることになっていたんですけど、感染者が増えていますから仕方がないですね。


今年のパーティーは参加者がエクリーさんの2人の娘さんのボーイフレンドや友達が多くて、参加者の数は少なかったです。

でも、参加者が少なかった分、ゆっくりおしゃべりを楽しむことができました。

エクリーさんの奥さんは、最近仕事を始めたために時間がなかったのと疲れていたせいで、例年のような手作りのご馳走は作れなかったと言っていました。彼女はヤラバレーのワイナリーレストラン付きのホテルで受付の仕事に就いたのです。

大変忙しいのに人手不足で、ホテルの運営も難しいのだそうです。受付の仕事は8時間立ちっぱなしなのでものすごく疲れると言っていましたが、今日も朝から仕事だそうです。週3日のパート勤務のはずだったのに、今週は週5日フル勤務なのだそうです。

彼女はもうすぐ60歳ですよ。あの疲れぶりだと、この仕事は続かないかもしれないなと思いました。

ところで、

私は運転をしなくてはいけなかったので、お酒を飲めませんでした。美味しそうなワインやシャンペンや、毎年エクリーさんの隣人のMさんが作って来てくれるエッグノッグも、ほとんど飲めなかったんです。

エッグノッグというのは、牛乳、クリーム、砂糖、卵で作る甘い飲み物で、Mさんはラム酒とブランデーを入れるそうですが、これがね、美味しいんです。

Mさんは、エクリーさんのイブ・イブ・パーティーで知り合って、毎年1回このパーティーで会う方です。私がそのエッグノッグを気に入ったために、10年以上も毎年必ず作って来てくれるのです。

せっかく作ってくれたのに飲めないのは残念すぎるので、エクリーさんに借りた容器に入れてエッグノッグを持って帰りました。

美味しくてグイグイいけます。

Mさんからエッグノッグの材料を聞いて、再現してみたレシピをウェブサイトに載せています。良かったら作ってみてください。砂糖の量は好みで調整してください。


ナツメグは振りかけない方が私は好きです。


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2021年12月23日

新築工事ラッシュと悪路

我が家の近くの話です。

出かける時にはいつも車を運転していて道路以外をよく見ていませんので気が付かなかったんですけど、我が家の近所は5軒も家が新築中です。

昨日は私のカローラの定期整備をしてもらうことになっていました。トヨタの整備工場ではなく、地元の小さな整備工場でやってもらっています。早朝に車を預けてから、家まで歩いて帰りました。

その時に見たのです。我が家の近所で3区画工事をしているのは知っていましたが、それ以外にもちょっと奥まった所など5区画で家を建てています。

以前そこに建っていた家は姿を消して、新しい家が建てられているので、敷地がどれだけ広いかというのがよく分かります。

私達が住んでいるのは、森や林の中に住宅が点在しているような田舎環境で、カンガルーなどの野生動物も出没します。とにかく木が多いので夏は森林火災が心配な所ですが、住宅地の一軒あたりの敷地は広いです。

私達が住んでいる家もそうですが、二軒分の敷地に一軒の家が建っていることも多いので、とにかく広々としています。メルボルンの近くにはこのような場所は少ないです。

自分の家の敷地の木を切るのにも許可が必要だということからも分かるように、家の増築などにも厳しい規則があって、基本的に現在ある一つの区画に1つ以上の家は建てられません。

敷地を切り売りすることはできませんし、宅地開発は不可能ですから、お隣りにアパートが建ったなんていうことはありえません。

田舎環境ですが、大きなショッピングセンターのあるリングウッド(Ringwood)には5分ほどで行けますし、高速道路を使えばメルボルン市内だって30分ほどで行けるということで、不便ではありません。

交通の便は悪くなくて、自然に恵まれていて、一軒あたりの敷地が広い。

こういう場所は人気がありますからね、必然的に売りに出る家は高額になります。高額な家を購入できるのはお金持ちに限られます。お金持ちの皆さんは購入した古い家に住むつもりはありません。この恵まれた環境にドリームハウスを建てたいわけですよ。

現在工事中の5区画にも、大変大きな家が建てられています。

どうしてそんなに大きな家が欲しいのでしょうか?

大きな家は掃除が大変だし、光熱費がすごい事になりますよ!

そうか、お金持ちは自分で家の掃除をしないから掃除が大変だとかいう話とは無関係でした。人を雇ってやってもらうんですからね。光熱費も別にどうってことないんですよ。お金持ちは屋根の上にソーラー発電パネルを付けるでしょうし。

それにしても、大きな家が建っています。一体どんなお屋敷が建つのか、完成したらまた写真でも撮ってお見せしましょう。

私達が住んでいる家も、いつか売りに出せば取り壊されるのは確実ですからね、タイルが剥がれたりゲートが壊れたり、みっともないところが増えてきていますが、直していません。どうせ壊すんだと思えば、お金をかけて直す気にはならないのです。


ところで、いつも車だから気づかなかったのが道路のコンディション。

我が家の前の狭い道路は、先月舗装工事をしたんですよ。表面の舗装部分を削り取って新しく舗装し直したんですけど、以前の舗装よりも明らかに質が落ちました。アスファルトじゃあなくなったんです。

道路の表面が小石で覆われているような舗装になりました。工事終了時点で表面の小石が固まっていない状態のところがたくさんありました。自転車やオートバイ乗りには悪夢の道と言えるでしょう。

そして、昨日この道路を歩きながら気が付いたのは、タールが溶けて靴にくっつくということです。ちなみに、昨日の最高気温は22度でしたよ。タールが溶ける温度じゃあないでしょう!

オーストラリアでは時々舗装道路のタールが溶けることはあります。気温が50度近くなるような酷暑の日には、そういう事が起きてもまあ理解はできるんですけどね。

道路の舗装工事が終わった時、「何だこれで完成か?」「まさかこれで終わりじゃあないだろう!」「この砂利道はジョーダンか!」といろいろな声を聞きましたけど、工事をした会社はお粗末過ぎますよ。

私、写真付きで市にレポートを送ろうかと思っています。苦情ということでもいいんです。だって、タールと砂利が靴の裏に付いてしまいましたから。

工事から1ヶ月で気温22度の日にタールが溶けて靴に付く道路なんてありえませんよねえ。

こんな悪路に、新築工事のために大きなトラックやブルドーザーやクレーン車やコンクリートミキサー車なんかが連日入って来ていましてね、道が狭いので対向車を交わすのも方向転換も大変なのです。

ああそうか、そういう重い車両がタイヤを動かしたりした場所で舗装が緩んでタールが滲み出ているのかもしれません。

ところで、

余談ですが、昨日の朝と夕方の2回整備工場まで歩いたら、私の右膝は完全におかしくなっています。膝頭の周囲や膝の裏が腫れています。片道たった10分歩いただけですよ。

情けないです。


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2021年12月22日

7週間分の有給休暇

うちの夫のことですが、スタッフの新型コロナ感染や新店舗オープン準備や慢性的スタッフ不足やあれやこれやで、なかなか休みが取れなかった2021年がもうすぐ終わろうとしているわけですが、消化できていない有給休暇や余分に出勤して働いた分などで、

7週間分の有給休暇がたまっているそうです!

ほぼ2ヶ月分の休暇がたまっているのに、まとめて休みをもらうことはできないのだそうです。学校が夏休みの1月からスタッフが交代で長期休暇を取ることになっているんだそうで、夫は3月頃までは休めないのだそうです。

7週間以上もある有給休暇を少しでも消化するために、お店がそれほど忙しくない時には早く帰宅したりしていますが、時々早めに仕事を終えて帰って来ても、7週間分を早退するわけには行きませんよ。

早退するくらいなら休んでくれると送り迎えする者は助かるんですけど。

オーストラリアではサービス残業とかサービス休日出勤とか、そういうことをさせている会社は罰せられますので、労働者は皆んなちゃんと休まないといけないんですが、うちの夫は休めないのですからどうするのか。

これまでにも同じようなことがありましたが、7週間分もたまったことはありませんでした。こういう場合は、たまった有給休暇の希望日数分を会社に買い取ってもらっていましたけどね。休まない代わりのその日数分の給料をもらうということですが。

やっぱりそうするしかないでしょう。

せめて1週間くらい休んで、一緒にどこかに行けたらいいのになあ。


昨年の4月、私達夫婦はドバイ在住の義妹の40歳の誕生日をドバイでお祝いしてから、ヨーロッパを車でドライブ旅行する計画を立てていました。旅行は義妹からのプレゼントでした。

私はヨーロッパには行ったことがないので、人生初のヨーロッパ旅行になるはずだったんですよ。もしかしたら最初で最後のヨーロッパ旅行になるかもしれませんでした。ヨーロッパはメルボルンからすると地球の裏側で、遠いですからね。

夫はその時、3週間の長期休暇をもらうことになっていたんです。

ところが、

新型コロナのパンデミックが始まって海外渡航が禁止となり、オーストラリアは鎖国に近い状態になりまして。

家から出ることが食料の買い出しだけという暮らしが長く続きましたが、ワクチン接種率が9割を超えてから予定通り規制が次々と緩和され続けています。海外からの旅行者も入国できるようになりました。

ということは、旅行者と一緒にウイルスも入ってくるというわけで。

オミクロン変異種が前代未聞の速さで世界中に広がっていますけど、シドニーやメルボルンでも増えて来ています。そして一番困るのは、それに伴って入院患者数が増え続けていること。

うちの息子の2回目の痔の手術は遠のくばかりですよ。

航空券はまだ有効なので、来年行けたらなあと思っていましたけど、主な旅行先だったドイツとデンマークは、新型コロナの感染者が激増しているんですよねえ。ドイツでは毎日何百人も亡くなっているんでしょ?

そんな状況の国に行けるわけがない。

それにもうドライブ旅行は不可能となりましたし。だってうちの夫は運転ができなくなりましたから。私が運転するのは無理でしょう。はっきり言って、左ハンドル右側通行なんて怖くてできません。

ヨーロッパドライブ旅行は、完全に夢と消えました。

ドライブ旅行はできなくても、航空券がもったいないから旅行には行けるものなら行きたいのですが、新型コロナには感染りたくないですし。

海外に渡航するには、PCR検査での陰性証明とか、決められた日数の隔離とか、もしも感染した時の医療費や宿泊費とか、まだまだ大変なんだそうですね。

現在、ドバイ在住の義妹はメルボルンに滞在中です。クリスマスを家族と過ごすために2週間の予定で帰って来たのですが、利用した便の乗客にもしも感染者がいた場合は2週間隔離されるはずでした。

感染者が見つからなかったので隔離は3日間で済みましたけど、これがもしも人生最初で最後の旅行だったらリスクが大きすぎますよねえ。

ワクチン接種完了者は、政府の許可をもらわなくても海外渡航ができるようになりましたが、新型コロナのパンデミックはまだまだ収束には程遠いので、旅行は難しいです。

そもそも夫が休めないので一緒に行けないし、一人で行きたくないし。


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2021年12月21日

料理の味見ができる人

私は自分の味覚には結構自信があります。

ですから、ちょっと味見をすれば何が足りないとか何を加えたらもっと美味しくなるとか、そういう事は分かるんです。でも時々、味見のし過ぎで味が分からなくなったりしますし、他人の意見も聞きたいものです。

そういう時には、うちの娘に味見をしてもらっていました。

「気持ち塩が足りないかも」「もう少し甘い方がいいと思う」「何かピリッとするものを入れたら?」「酢が強すぎる」などといった意見をもらえますので、新しいレシピを作る時などは娘の意見は役立ちます。

ところが、もう娘はこの家に住んでいないのですよ。

我が家には夫と息子しかいないんです。

先日、豚の角煮どんぶりを作った時ですが、普段は入れない八角とかニンニクを入れたりしたのと、肉の量が違ったせいで味付けに自信が持てませんでした。

その時、居間にいたのはうちの夫。

人並み外れた音痴である夫ですが、人並み外れた味音痴でもあります。

その味音痴ぶりについては時々このブログでも話題にしておりまして、「味覚の個人差とチキンカツ」という記事にも書きましたけど、夫は唐辛子の「辛味」には敏感ですが、それ以外の味については「美味しい」か「美味しくない」かの味覚レベルなのですよ。

トンカツとチキンカツの違いも分からない人に、豚の角煮の味付けについて意見を聞いても意味がないとは思ったんですけどね、その豚の角煮どんぶりを食べてもらいました。

いつもと同じように味付けしたけど、八角とニンニクを入れたせいで砂糖と醤油の量がこれでいいのか悩んでいるのだと話しましたところ、

「う〜ん…いつもよりちょっと硬い」
「硬さはいいの、問題は味なの」
「う〜ん…ちょっと硬いけど」
「今日は圧力鍋で煮なかったし、煮る時間が足りなかったの」
「う〜ん…」
「八角とニンニクを入れたから味が違うでしょ?」
「そうなの?」
「どう?甘すぎる?もうちょっと醤油?」
「う〜ん…美味しいよ」

ダメだわ…

この人に聞いてもどうにもならん。


先日お好み焼きソースを自作しました。日本のサイトにも自家製お好み焼きソースのレシピはよく載っていますが、とんかつソースとか日本のウスターソースを使って作るレシピでは役に立ちません。

私は、オーストラリアはもとより世界のどこに行ってもまず手に入ると思われる材料だけでおたふくのお好み焼きソースに近いものを作りたかったんです。

使った材料は、

  • 砂糖
  • Lea & Perrins のウスターソース
  • Heinz のケチャップ
  • キッコーマンの醤油
  • オイスターソース
  • コーンスターチ(とろみ付けのため)

何度も作ったことがありましたが、その都度材料の配分が違っていましたから、つまりテキトーに作っていたわけで、おたふくのソースと味を比べてみたこともなかったのです。

そこで、家にあったおたふくのソースと味比べをしながら試作を重ねていくうちに、だんだん味が分からなくなって来ましてね、口を水ですすいだり、他のものを食べたりして味覚をリセットしながら作りました。

自分でも良く分からない微妙な味加減なんですから、居間にいた夫に聞いても何の役にも立ちません。そこで、ミミズが出る部屋で絵を描いていた息子に聞いてみました。

「この2つのソースのうち、1つはおたふくのソースでもう1つはお母さんが作ったやつ。ちょっと味見をしてみてくれる?」
「(味見をしてすぐに)これが作ったやつ?」
「そう!やっぱりだいぶ違う?」
「ケチャップ入れたの?」
「うん、入れた」
「ちょっとケチャップの味が強すぎるかも」
「減らした方がいいと思う?」
「うん絶対減らした方がいい」

とこのように、貴重な意見をくれましてね、ケチャップを減らして作ったお好み焼きソースは、やっぱりおたふくのソースにはかなわないんですけど、市販のお好み焼きソースが手に入らない所に住んでいる皆さんには、役に立つかもしれないと思いました。

この手作りソースなら多くの国で作れるはずですから、お好み焼きを楽しんでいただけるのではないかと思いましたので、ウェブサイトに載せておきました。レシピはこちらです。

どうやら、うちの息子は味覚に関しては、夫ではなく私の遺伝子を受け継いでいたようです。

これからは、味見は息子に頼むことにします。


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2021年12月20日

クールチェンジと強風被害

このブログでも度々話題にしているクールチェンジというのは、気温の高い天気が続いた後で気圧配置の関係で風向きが熱い北風から冷たい南風に変わり、一気に気温が下がって涼しくなるという現象のことです。

涼しくなるどころか、寒くなることもあります。突然夏から冬に激変するということもよくあることなんです。

クールチェンジの時には、しばしば突風が吹いたり、雷雨や雹を伴った嵐になったりします。

昨日、短い時間ですがすさまじい風が吹きました。

その風のせいですごいことが起きたんですよ。

我が家の北側にあるBBQエリアには、シェイドクロス(日除け布)が張ってあります。下の写真は、先日掃除をした時のものですが、左上に少しだけ写っています。シェイドクロスが大きな日陰を作っているのが分かるでしょう。


このBBQエリアは使うことが無いので、掃除をしてもまったく無駄な労働であると先日も記事に書いたわけなんですが、ここにシェイドクロスが張ってあると、猛暑の日に家の中が暑くなりにくいので、夏は大変役に立っています。

2枚のセイルクロスを2階の屋根の端に取り付けて、それをロープで張って木に結びつけてあるんですけど、これが強風のせいでこんなことに。


屋根に取り付けていたフックが抜けて1枚のシェイドクロスが外れまして、木に結び付けていたロープがちぎれました。風にあおられてはためくシェイドクロスに取り付けてある重い金具が時々窓ガラスに当たってガラスが割れそうでしたから、別のロープを持って来てシェイドクロスの端をテーブルの脚に結び付けておきました。

あの木製テーブルは非常に重くて、掃除の時に私一人では動かすのに苦労するほどですから、あれに結び付けておけばシェイドクロスがはためいて金具が窓ガラスに当たることはないだろうと思ったのです。

ところが、

昨日の突風では、何と風にあおられたシェイドクロスがあの重いテーブルを持ち上げたんです。

宙に浮き上がったテーブルが窓ガラスの方に飛んで来たんですよ!

テーブルが窓ガラスに当たったらガラスは割れます。

息子が、テーブルに結びつけていたロープを裏の木に結び付けてくれました。そして、テーブルが飛んで行かないようにひっくり返して置いておいたのですけど。

まさかあの重いテーブルが浮き上がるとは!

風というのはすごい力があるんですねえ。


外れなかった方のシェイドクロスは、ボロボロです。


右側のシェイドクロスはすっかり外れて、ボロボロになった左側のシェイドクロスに巻き付いています。

新しいシェイドクロスが必要ですけど、今年の夏はラニーニャ現象のせいでそれほど暑くならないらしいから、シェイドクロスが無くても我慢できるでしょう。

それにしてもあのテーブルが宙に浮いたのにはびっくりしました。


考えてみれば、竜巻なんてものすごい威力ですからね、テーブルを宙に浮かせるどころか、家を粉々にしてしまう破壊力を持っているわけです。

先週は米国で大きな竜巻の被害が出ましたよねえ。

オーストラリアのタスマニア州では、突風で悲しい事故が起きました。ジャンピングキャッスルと呼ばれる空気でふくらませる遊具が突風で10メートルくらいの高さに吹き飛ばされて、中で遊んでいた子供達が落下して亡くなったのですよ。

私はいつだったか、屋外マーケットでお店のテントが強風で吹き飛ばされるのを見たことがありますけど、自然の力というのは驚異的です。

それにしても昨日はびっくりしました。

あの木製テーブルがどれくらい重いかを知っているのでね、あれが宙に浮いたのはちょっと信じがたい光景でした。


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2021年12月19日

レジスタンスも結構しんどい

快晴で最高気温30度だった金曜日、朝から素晴らしい天気でしたし、うちの夫は自転車で仕事に行くんだろうと思っていましたら、息子に車で送ってもらいました。

私はいつものように4時半頃に目が覚めたのですけど、その後再び眠ってしまい、と言うか再び眠ることができて、6時過ぎに目が覚めたら夫はすでに家を出ていました。

自転車で出かけたならガレージの音で目が覚めるはずなのにおかしいなあと思ったら、車庫に停めてあるカローラが無かったので、息子が送って行ったと分かりました。

息子は前の晩に偏頭痛で嘔吐したりして、ほとんど眠っていなかったはずなんですが、お父さんに何か頼まれると断れない性格ですからね、頑張って送って行ったのです。

その日は自転車(電動アシスト付き)で行く予定だったけど、バッテリーを充電するのを忘れていたそうです。

朝、車で送ってもらった日には、大抵はバスで帰って来るのですがね、最近それが減って来ています。家族の誰かが迎えに行くとか、スタッフの誰かに送ってもらうことが増えているのですよ。

そして、しょっちゅう送ってもらっているのがTさんです。

我が家はツールショップから北へ20キロくらいの所にありますが、Tさんはね、ツールショップから南へ20キロ以上の所に住んでおられるのですよ。

夫が以前務めていた店舗で一緒だった元オーストラリア軍兵士のJさんは、我が家から車で7分くらいのところに住んでおられるので、通勤ルートを少し遠回りして夫を乗せてくださっていたのですが、それとはもう話が全然違うわけですよ。

我が家とTさんの家は40キロ以上離れているんですから。

そんな遠くに住んでいるTさんがどうしてしょっちゅう夫を家まで送ってくださるのか理由がよく分かりませんが、遠慮というものがない夫には注意しているんですよ。私が迎えに行くからTさんに送ってもらうのはやめなさいと。

申し訳ないというのも理由ですが、晩ご飯時に突然Tさんと一緒に帰宅されると、食べ物を準備するのが大変というのもあります。

4人分の晩ご飯を作っている時だったら困りませんけど、娘がアパートで一人暮らしを始めてからは夫と息子の2人分しか作らないことが多いのです。それに、ビールのおつまみになるようなものを私は買いませんし。

さて、

金曜日ですが、夕方にメッセージが届きました。「Tさんに送ってもらって帰っている」というメッセージでした。突然Tさんと一緒に帰宅して食べ物の準備に慌てる私に配慮して、準備する時間を作ってくれたんでしょうけど、

こいうのが最近多すぎなのよ!

毎週毎週、誰かが突然やって来る!

その日、私はもう夫と息子の晩ご飯を作り終えて片付けも終えていましたから、Tさんの晩ご飯を作り始める気にはなりませんでした。夫は、晩ご飯よりもビールのおつまみになる物を作って欲しかったのかもしれませんが。

どうもね、うちの夫は「いつ誰を家に呼んでも私が食べ物のことはなんとかしてくれる」と期待しているようです。

以前はそういう態度だったのですよ。

私に一言も相談せずにしょっちゅう人を食事に呼んでいました。そして、私一人が掃除や買い物や料理や片付けをやってね、辟易したんですよ。

夫は呼んだ友人や知り合いや親戚と飲み食いするだけですからね、そりゃあ楽しいでしょう。

あまりに気軽に人を食事に呼ぶので、私は耐えられなくなりまして、「うつ」になったのもありますけど、この件については何度も話をしたんです。でも、同じことの繰り返しでした。

自分の家に人を呼べないというのもフェアではないと思いましたので、私の同意なく人を呼んだ場合は「自分でなんとかしろ」ということにしました。

ところが、「勝手に人を食事に呼ぶな」という記事にも書いていますがね、お客さんは私が趣味でレシピサイトなどをやっていて料理が上手と思っているので、料理を期待していらっしゃるわけですよ。お土産持参でいらっしゃったりするわけです。

それなのに、私はお料理はしない。場合によってはお客さんに挨拶もせずに部屋にこもって出てこない。そういうことをするのは本当に苦しいですよ。罪悪感で押しつぶれそうでした。

夫のことはどうでもいいですが、来られたお客様に失礼でしょ?

だからと言って、ここで頑張ってしまっては、また同じことも繰り返しになると思いました。

夫に分からせるためには、お料理も接待も拒否するという方針を貫くしか無かったんです。

ちなみに、お客様を呼んでおいて食事の準備ができていないというのはありえないですからね、私が拒否した時には夫はうちの娘に頼んでいましたよ。でも、娘を当てにして人を呼ぶようになってからは娘も拒否するようになりまして。

どうしようもない状況で、仕方なく私が何か作ったことはありますが、作った後は部屋に引きこもって顔を見せませんでした。

「私の同意を得ないで人を食事に呼ぶとこうなる」という経験を何度か繰り返した夫は、さすがに最近は勝手に人を食事に呼んだりしなくなっていたのですけど。

最近、夫の目が悪くなって運転ができなくなったでしょ?そのために、ツールショップのスタッフの方々にはお世話になることが増えましたからね、そのお礼という意味もあってスタッフの人を食事に呼んでもいいよと言ったんですよ。

しかし、呼んでもいいよとは言ったけど、事前の相談というものは必要なんでして。

ちゃんと事前に相談してくれて、お世話になった方々にお礼の食事を準備するのは、私もやりがいを感じるし、それはいいのです。

でもね、こんなにしょっちゅうTさんと一緒に帰って来て、その度に私が食事の準備をしてくれる、ビールのおつまみを準備してくれると、期待されても困るんです。

それで、金曜日は私は部屋にこもりました。

本当のことを言うと、夫がTさんと帰宅した時に無視してベッドに寝転がっていたらそのまま眠ってしまったんですけど。8時頃に目が覚めたら、元オーストラリア軍兵士のJさんも来ていました。今更出ていって挨拶して何か食べ物を作るのもバカバカしいので、そのまま寝続けました。

朝起きたら、テーブルにはビール瓶10本と缶ビールの空き缶が4個、置きっぱなしでした。

「私は片付けないからな!」と心に決めていましたら、夫が起きて来て自分で片付けをしましたよ。私のご機嫌が悪いと分かっていたようでした。

準備していた夫の分の晩ご飯は、ラップをして冷蔵庫に入れてありました。食べなかったのですね。おつまみになりそうなものはクラッカービスケットしか無かったと思いますが、それをつまみにビールを飲んだようです。

その朝、ツールショップまで車で送っていきましたが、ずっと無言で大変気まずい雰囲気でした。私がお客さんを無視するという行動に出た時は、このように後が気まずくなってしんどいのですけど、

とにかくね、

人を家に呼んだら自動的に食事や飲み物が提供されるという期待をやめてもらいたいんです!

それでも、やっぱり来られるお客さんやTさんには罪悪感を感じるので、これからは、突然来られても私が何か作ったりしなくても良いように、ビールのおつまみになるものを常備しておくことにしましょう。

そうすれば、私が無視して部屋にこもっても、なんとかなるでしょうし。


…と、今朝記事に書いたわけですが、夫は自分で買って来ましたよ。

リングウッド駅までバスで帰って来て、その後、駅前のショッピングセンターに入っているスーパーの下の駐車場まで迎えに来て欲しいとメッセージが来たんです。

今日は日曜日なので、駅から我が家までのルートはバスが走っていませんから、迎えに行きました。スーパーの下の駐車場に。

帰宅したら、夫がバックパックから取り出したのは、各種チーズいろいろ、クラッカービスケット、ディップ2種類、チキンレバーのパテ(夫の好物)など、ビールのおつまみになりそうな食べ物がたくさん。

これでもう、いつでも人を家に呼べますね!


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2021年12月18日

史上最短のズッキーニ

ラニーニャ現象のせいで冷夏だった昨年の夏は、夏野菜がさっぱり育たず、トマトなんて小さいのが1つか2つなっただけで、腐って、落ちて、それでおしまい。

お隣りのテイラーさんも、トマトはできなかったとおしゃっていましたから、私達が何か大失敗をしちゃったわけではありません。

今年は、昨年以上にたくさんの夏野菜を植えています。植えたのは娘です。「お母さんは水やりをしないからな」とは言っていたのですが、娘がメルボルンのアパートに住み始めたので、せっかくの野菜を枯らすのはヨロシクナイと思い、水やりはしてあげているんですけど、

育っていませんよ…

春頃からずっとお天気が寒すぎたのです。冬並みの気温というのは夏野菜には致命的でしょう。そこそこに気温が上る日が無かったわけではありませんが、すぐに真冬に逆戻りという天気では夏野菜は育ちませんよ。

相変わらず暑くなったり寒くなったりしていますが、木曜日から再び夏らしい天気になっています。昨日は最高気温が30度、今日は33度の予報です。こういう天気がしばらく続けば、そして水やりを忘れなければ、夏野菜は復活するかもしれません。

昨年の夏は、トマトもダメでしたけどズッキーニもさっぱりダメでした。実がついたと思ったら冬のような天気になるもんだから実は黄色くなって腐る、それの繰り返しで1本も収穫できませんでした。

でもね、今年は収穫できたんですよ、ズッキーニ。

一昨日、娘が帰宅した日に収穫した今シーズン最初のズッキーニ「2個」。

ここで「2本」と書かずに「2個」と書いているところが意味しているのは、こういうことです。


どちらも、太さはお店で売ってるやつくらいあるんですが、長さがこのように短いんですよ。特に下のやつなんて、食べられる部分の長さは8センチもないんです。こんなに短いずんぐりズッキーニは初めて見ました。

この形だと「1本」と数えるよりも「1個」の方が正しいような気がするんですけど。

さて、今日は33度になるのですから、しっかり水やりをしておきました。

娘が果物の木やクルミの木や野菜や花を植えているのは、あっちやこっちや家から遠く離れた場所が多くてですね、数が多いのでじょうろでチャチャッと水やりというわけにはいきません。

枯れても娘の責任と言えばその通りですが、育っていない野菜はともかく、チェリーの木や桃やクルミの木を枯らしてしまうのはもったいないですからね、仕方がないからやっているんです。

クルミの木なんてね、水道から30メートルくらい離れているんですよ。あっちやこっちにいっぱい植えているから、水やりはとても時間がかかります。


午後にはクールチェンジが来て雨が降るかもしれないので期待していますけど、雷雨になって風が吹くとまた停電になるかもしれません。夏はまだまだこれからです。


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2021年12月17日

ベーカー嚢胞と筋力アップ

このブログには「ベーカー嚢胞」あるいは「ベーカー嚢腫」に関するたくさんの記事があります。「ベーカー嚢胞」も「ベーカー嚢腫」も同じものです。膝関節に何らかの問題がある場合に、関節液が溜まってできる膨らんだ袋状のもののことです。

私は半月板の損傷に伴って悪化した右膝裏に大きなベーカー嚢胞ができたことがあるんですよ。最初のうちはちょっと膨らんでいる程度でしたが、膨らみはふくらはぎの辺りにまで及びました。

右膝が痛くて歩くことも困難になり、膝にコルチゾン注射を打ってもらったり薬を飲んだりブレースを付けたりといろいろやりました。無理をしてでも歩き続けた理由は、盲導犬パピーのモリーを育てていたからです。

毎日決まったウォーキングやトレーニングをしなくてはいけませんでしたからね。引き受けた以上責任があるのですから頑張ったのですが、杖なしでは歩けないほど悪化しまして、モリーが盲導犬協会(ガイドドッグ・ヴィクトリア)の犬舎に戻るまで後1ヶ月というところでギブアップしたのです。

モリーはベテランのパピーウォーカーに預けられました。その後、トレーナーによるトレーニングが開始された後、不安が強いという理由でトレーニングは中止されて、モリーは盲導犬にはならなかったんです。

セラピードッグといえば聞こえはいいですが要するにペットとして、モリーはある家族に譲渡されました。その家族というのがね、後から聞いて「なぜこの裕福な家族に?」と私は大いなる疑問を抱いたのですよ。

それはともかく…

右膝ですけど、最終的には半月板を削り取るという手術によって痛みからは開放されました。

手術の後はリハビリもやって、普通に歩けるようになりましたが、この手負いの右膝は時々痛くなるのです。

最近、運動不足解消のために身体をもっと動かすように心がけていました。家事の合間にスクワットをしたりもしていました。ところが、ここ2〜3週間の間に「なんだか違和感を感じるなあ」というレベルから「膝が完全に異常である」と分かるレベルに変わってきました。

先週、娘の買い物に付き合ってショッピングセンターを歩き回った後には、痛みも感じるようになりまして。

つい先日、晩ご飯を作りながらいつものスクワットをしようとしたら、痛くてできなかったんです。その時、膝を手で覆うのようにしてみた時に気づきました。

膝の形状が左と右では大違いだということに。

そこで、右膝をよく見てみましたらね、

懐かしいベーカー嚢胞が出現しているじゃないですか!

しかも、膝裏が膨らんでいるだけではなく、膝頭の周囲もボコボコと膨らんでいるのですよ。

が運動のためのウォーキングなんてできない理由がこれです。ちょっと歩くと必ず膝に来るんです。

スクワットは止めました。


スクワットを止めて、あまり歩き回らないようにしたら、痛みは消え、膝裏の膨らみもへこんできました。

なんとかしないといけませんね。

右膝に負荷をかけずに足腰を鍛える方法を見つけないと。

足腰を鍛えるにはスクワットが良いことはよく知られていますが、膝への影響が大きいので、椅子に座った状態で行う「椅子スクワット」をすすめる記事を読みました。膝に負荷がかかりにくいスクワット方法だそうですからやってみます。

椅子に座った状態で行える運動は他にもいろいろありますが、伸ばした脚を上げ下ろしする運動も役立ちそうですからやってみます。

そして、やっぱり無理せずにできる運動は家事ですよ。掃除も洗濯も料理も片付けも、ちゃんとやろうとすると結構な運動量ですからね。意識して身体を動かすように心がけていかなくてはいけません。

もっと歳をとってからも動ける身体でいたいですからね。

高齢者の健康と生活の質に大きな影響をもたらすのが「ころぶ事故」です。そしてこの「ころぶ事故」が寝たきりとなる原因のナンバーワンです。

骨がもろくなってくる高齢者にとって、身体を支えてくれる筋肉は命綱です。

特に足腰の筋肉が重要だと思っています。足腰が弱くなると動くのが億劫になって運動量が減り、動かなくなればますます筋肉は衰えますからね。筋肉が衰えると「ころぶ事故」の危険はいっそう高まります。

今日は家中の掃除をする予定です。

掃除機をかけるだけでも大汗をかきますよ。結構な運動量なんです。歩いたりしゃがんだりと、足腰もかなり使います。我が家のダイソンの掃除機はものすごく重いので、アレを持って動かすのだって運動ですしね。

面倒くさい家事仕事は、「これも運動だ」と思えばやる気も出るのでございます。


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2021年12月16日

運転手も大変です

時にはこういう日もあるということで自分を納得させていますけど、毎日こんなだったら大変ですよ。

水曜日の昨日、たくさん運転したのです。場合によっては、もっと運転しなくちゃあいけないところでした。

まずは朝早く、夫を血液検査のために採血センターに連れて行きました。

我が家から車で5分のところにある採血センターです。時間がかかるのなら私は家に帰りたいと言ったんですけど、夫は「血を取るだけだからすぐに終わる」と言いました。採血センターの駐車場で待っていて欲しいということだったので、待ったんですよ。

30分以上も…

私は待たされるのは嫌いなんです。

採血センターまでは家からバスでも行けるんですけどね、バスを待つ時間や歩く時間を入れると30分はかかるでしょうし、夫は採尿用の容器を持って帰ったりしなくてはいけませんでしたから。

こんな大きな3リットルくらい入る容器を3個も持って帰りました。24時間分の尿を保存するためですけど、ヒトというのはそんなにたくさんのおしっこをするものですか?現在おトイレの横に置いてあります。


採血センターから家に帰っている時に、夫の iPhone に娘からメッセージが入りました。家族4人でメッセージをやり取りする設定ですから、私の iPhone にもメッセージは来ていたはずですが、運転中ですから確認できません。

あと15分でミッチャム駅に着くから迎えに来てくれというメッセージでした。昨日は心理カウンセラーのセラピーの予約があったので帰って来たのです。

夫を家の近くで降ろしてから、今度はミッチャム駅まで娘を迎えに行きました。

この駅から我が家までバスで帰るには2つのバスを乗り継いがないといけませんから、ものすごい時間がかかります。車で行けば15分ほどです。行って帰って30分ちょっとかかりました。

家に帰ったらもう9時半を過ぎていましたよ。

帰ってから洗濯や掃除など朝の家事をしていましたらね、今度は夫がホームセンターのバニングスに行く用事があると言いました。「また運転か…」と思ったのですが、ホームセンターは娘が行く予定の心理カウンセラーのクリニックに近かったので、夫は娘と一緒に行きました。おかげで、私は運転をしなくて済みました。

昨日は、夫の勤めるツールショップの忘年会がありましたので、夕方には夫をレストランへ連れて行かなければいけませんでした。オーストラリアでも、12月の中旬にこうした職場の食事会があります。

配偶者あるいはパートナーや恋人同伴ということも多いのですけどね、夫のツールショップの忘年会は、配偶者やパートナーは無しです。

今年は、一人36ドルで食べ放題だという日本食レストランが会場だと言いました。スタッフは全員男性ですからね、食べ放題というのは魅力的なんでしょう。日本食レストランとは、誰が選んだんでしょうかね。

「どういう名前のレストランなの?」と夫に聞いたら「オーカミ」だと言いました。

「狼」とはまた変な名前のレストランだと思ったんですけど、調べたら「OKAMI」でした。日本語をアルファベット表記する場合に長母音と短母音の違いが曖昧なことが多いですから、夫がこれを「オーカミ」と呼んだのも仕方がないかもしれませんけど、普通に読めば「オカミ」ですよね。

ロゴには「皇」という漢字が使われていますから「オーカミ」ではなく「オカミ」なのは確実です。フランチャイズ展開していて、ヴィクトリア州やニュー・サウス・ウェールズ州にたくさんお店があるそうです。

夕方のラッシュアワーというのもあって、レストランまで送って行って帰るのに1時間以上かかりました。

晩ご飯は家を出る前に作っておきましたから、家に帰ったら息子と娘はもう食べ終えていました。

さあて、その後ですよ。

今度は娘をメルボルンのアパートまで送って行かなくてはいけませんでした。まだ運び込む荷物がありましたし、注文していた炊飯器が我が家に届きましたので、車で送って行く必要があったのです。

メルボルンに行く時は、いつも高速道路を使います。高速道路を使っても行って帰るのに1時間はかかります。

私は、朝から運転と家事やご飯作りで結構忙しくてですね、夫をレストランに連れて行って帰ったら疲れちゃって、これからメルボルンまで高速道路を運転して行って、荷物運びを手伝ってから、また運転して帰って来るのかと思うと気が滅入りました。

天気が悪かったので7時前ですでに薄暗く、暗くなってから高速道路を運転するのは嫌だったので、アパートへはまだ明るいうちに帰ってくれと娘に頼みました。

疲れているお母さんにまた運転してもらうのは気が引けたのか、娘は息子に運転を頼みました。息子の方も行きたくいないとは言いにくかったらしくて、イヤイヤでしたが行ってくれましたので私は助かりました。

息子は、行く前にグーグルストリートビューで運転することになる道路を入念に学習していましたよ。不安軽減には大いに役立ちます。

さて、これで終わりではありません。

忘年会が終わった夫を迎えに行かなくてはなりませんでした。

娘と息子がカローラでメルボルンに行ったので、帰って来るのが間に合わないと、私はトラックで夫をレストランに迎えに行かなくてはいけなかったのですよ。

もうね、気が滅入るを通り越して、気が遠くなりそうでした。

暗くなってから高速道路を運転してメルボルンまで行って帰るのもしんどいですけど、夜にトラックを運転するのはもっとしんどいし怖いです。

ああ、イヤダイヤダと思っていましたら、スタッフの一人で元オーストラリア軍兵士のJさんが送って下さることになりましてね、私はトラックを運転しなくても済んだのです。

もしも息子が行ってくれなかったら、私がメルボルンまで行って帰るしか無かったわけですよ。Jさんの助けがなかったら、メルボルンから帰って来てから夫をレストランまで迎えに行かなくてはいけなかったんですからね。

大変すぎです…


今朝は、夫をツールショップまで送って行かずに済みました。自転車で行ってくれましたから。

自転車で通勤していると思えば大変に聞こえますけど、だって片道40〜50分かかるんですからね。自転車の時は、遅くても5時半までには家を出る必要がありますし。

しかし、腎臓を提供するために、減量して体力をつけて健康になるためだと思えば、やる気も出るんじゃあないかと思いますよ。

ただねえ、今朝は雨が降るとは思わなかったのに雨が降ったので、夫は濡れちゃって大変だったと思います。着替えはお店に準備しているはずですけど。

あと、いまだに毎日家にいる息子ですが、あの人はいろいろ不安が強いらしくて、同じような経験をしている私としては、車の運転を含めて息子が不安を強く感じるようなことを無理強いしたくないのですけど、頼めることは頼んでいきます。

私が回転性の目まいで倒れた時には、息子は自分以外に頼れる人がいなくて、不安がどうのこうの言っていられない状況になり、それまで避けていた電話も運転も外出も自分の意思でやれたのですよ。

あの時、私が病気になると息子の自信アップにつながるから、私はもっと病気になった方が良いと夫が言ったんですけど、時々具合が悪くなってみるのもいいかもしれません。


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2021年12月15日

腎臓を提供するための検査

9月15日に「腎臓を提供するそうです」という記事を書いていますが、提供したいと考えているのはうちの夫です。

日本では、腎臓の提供者は患者と血縁であることという条件があるようですけど、オーストラリアではそういう条件は無いようですね。うちの夫は、腎臓を必要としているどこかの誰か、つまり赤の他人に腎臓を一つ差し上げたいのです。

ホントにまあ、どこからそういう願望が出て来るのか知りませんが、差し上げたいと思っているのですから、その実現に向けての検査が10月の終わりから始まることになっていたんですけど、新型コロナ感染者急増のために延期になっていました。

評価検査の一連のプロセスの最初の一歩となる面接が、昨日ボックスヒル病院でありました。腎臓移植に関するリスクや評価検査に関する説明が行なわれ、昨日は夫の病歴に関する調査が行なわれたそうです。

そして、これからたくさんの検査が始まるんだそうですよ。

腎臓の提供者は、心身共に健康であることが重要で、肝心の腎機能が良好でなければいけません。

夫は、内臓脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満ですし、糖尿病じゃあないかと疑ってしまうような出来事が時々ありますし、「ヘモクロマトーシス」という遺伝子疾患がありますしね。

「ヘモクロマトーシス」というのは、肝臓や膵臓などに鉄が過剰に蓄積される病気ですが、夫の場合は肝臓に貯蔵鉄が沈着して、肝炎、肝硬変、肝臓がんを引き起こすのだそうです。だから定期的に瀉血(しゃけつ)を行います。

瀉血(しゃけつ)というのは治療の目的で血液を体外に除去することですけど、ただ血を抜いて捨てるのはもったいないことですので、夫は定期的に献血をしています。

さて、腎臓提供者になれるかどうかを評価するために、どんな検査をするかと言いますと、それはもう本当にたくさんの検査なんだそうです。

ちょっと聞いただけで、血液検査、レントゲン、超音波検査、CTスキャン、尿検査といろいろで、そうした検査の結果次第ではまた別の検査も必要になるんだとか。

尿検査は、24時間分の尿を全て保存するというのもあるそうですよ。それは仕事がお休みの日にしないといけませんね。

私は、こうした検査をボックスヒル病院でまとめて行うのかと思っていたのですが、そうではないようです。休みの日があまりない夫は、よく計画して検査を進めて行かなければいけません。今日は血液検査だそうですが、いつも行っている近所の採血センターに行くそうです。

オーストラリアには日本のように法的に義務付けられた健康診断制度がありませんので、これらの検査を受けることで病気を早期発見することができるかもしれませんから、たとえ腎臓提供者として不適正と判断されても、夫にとっては大きな利益があるでしょう。

人間ドックに入るようなもんですよ。


腎臓提供者として適正と判断されたら、お腹を切って腎臓を取り出すんですよね。最近は、もう切らないのかもしれません。穴を開けてそこから内視鏡と手術器具を差し込んで腎臓を取り出すという方法もあるはずです。

内臓脂肪が蓄積してお腹が妊婦のように突き出た肥満ですけど、そんなお腹でも穴から取り出せるんでしょうか。

何日くらい入院するんでしょうかね。有給休暇を取って入院するんでしょうね。

私は「できた人間」ではありませんので、息子や娘のためなら腎臓を提供するでしょうが、どこの誰とも知らない赤の他人のためにお腹を切って腎臓を差し上げるなど、ちょっとできません。

死んだ後なら、役に立つ部分があれば全部あげてくださいと家族には言ってあります。

夫の伯母は、死んだら葬式は不要で身体は医学生のお勉強のために献体すると決めていますが、そういう事も私にはちょっとできません。お葬式は不要というのは決めていますけどね。

とにかく、

これからしばらくの間、夫は休みの日は検査ということになるのですから、私は運転手くらいはしてあげるつもりです。


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2021年12月14日

具合の悪いパソコンとお疲れの私

ブログの更新がないと「また病気か!」とお思いの方もいらっしゃると思うので、頑張って書くことにしました。

私は病気ではありません。とっても疲れているだけです。

花粉がね…

そして昨日は暑かったし、

相変わらず私のパソコン iMac の調子も悪いし。

今朝はまたもフリーズしたので再起動しようとしたら再起動ができませんでした。こういう時、Mac のコンピューターは自力でなんとかしてくれるんですけど、一旦終了させるまでにすごい時間がかかりましたよ。

セーフモードで起動した後、メモリ掃除をして、アップデートも2時間以上かけてインストールして、現在はちゃんと使えています。

身体の疲れとパソコンの不具合でとっても疲れているところへ来て、私のレシピサイトに不具合が出ましてね。これを機にウェブサイトをリニューアルしようと思ったのが間違いでした。

現在1700以上のレシピがあるんですが、それは1700以上の投稿があるということで、これを問題なく新しいウェブサイトに移動させて、私が思い描く通りのデザインにするというのが至難の業で。

自力ではどうにもできませんので、お金を出してどなたかがお作りになったテーマなるものを買うしかないです。でも、気に入ったものがなかなか見つからないんですよ。だから自力でやろうとしたわけですが、なんだかもう最新のテクノロジーについて行けません。

脳みその老化をひしひしと感じました。

おまけにもう、肩は凝るし、腰は痛くなるし、目は見えなくなるし。(モニターに焦点が合わなくてぼやけて見えるってことですが。)

やっていたことを途中であきらめましたので、達成感も無いですしね。ウェブサイトの不具合だけは一応直しました。ついでに少しデザインも改良しましたよ。


今朝は、面倒くさいけど娘が植えた果物の木や野菜や花に水やりをしないといけないので外に出たんです。そうしたら、たちまち目が痒くなりました。くしゃみは出なかったんですけど。

水やりを終えてからすぐにシャワーで花粉を洗い流しまして、パソコンの再起動やアップデートをイライラしながらやっていると、今度は夫の用事で外出しなくてはいけなくなりました。

夫が持っているツールの一つを売ることにしたと言うんです。それを買ってくれる人に届けて欲しいと言うんですよ。夫は車の運転できませんからね、私が行くしか無いわけです。

ツールショップのお客さんで圧縮空気式ネイルガン(釘打ち機)を買いたい人がいたんだそうです。ところが、現在物流の問題で商品が入荷する目処が立っていなくて、手に入らないので困っていたそのお客さんに、自分が1台持っているのでそれを買う気があるかと聞いたら買いたいということになったんだそうですよ。

250ドルで売ることにしたというネイルガンは、「中古のこんな道具に250ドルも払う人がいるのか?」と思うようなシロモノでしたが、新品で買うと600ドル以上するんだそうです。

いつの間にそんなものを買っていたのかと思いましたよ。夫がそれを使っているの見たこともありません。あのゴミ屋敷状態のガレージには、まだまだお宝が眠っているに違いないです。

まあとにかく、使わない道具を売るということに私は文句はないですし、250ドルは生活費として私の財布に入るのですし、とにかく私が行くしか無いんですから行ってきました。

行ったのは、我が家から車で30分くらいの所にある家具工場です。そこの経営者の親戚が家を自分でリフォームしているんだそうで、その圧縮空気式ネイルガンが欲しかったのだそうですよ。

本当に250ドルもいただきました。道具の価値が分からない私には「あんなものに250ドルももらっちゃっていいの?」と、ちょっと罪悪感すら感じたのでございました。

めったに見ることのない100ドル札が2枚も、現在財布に入っていますよ。


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2021年12月13日

カローラの悲劇とクレオール料理

昨日は朝からくしゃみとは鼻水がひどかったんですよ。

以前「くしゃみと100メートル走」という記事にも書きましたけど、「ハックショーン!」と大きなくしゃみを1回すると100メートルを走ったくらいの4キロカロリーを消費するそうです。

大きなハックションを10連発もすれば1キロ走ったのと同じってことで、本当かどうかはよく知りませんけど、くしゃみがひどい日の疲労感は半端ないです。

一日で100回くらいくしゃみをする日もありますが、100回って100メートル走100回分、つまり10キロ走ったのと同じカロリー消費ということじゃないですか。

鼻をかむのだって体力要りますからね、昨日はかなり疲れていました。

しかし、

私には大仕事が待っていたのだった!

大仕事と言うとちょっと大袈裟ですが、大仕事の気分だったんです。

夫が仕事から帰宅したら、メルボルンのアパートに住み始めた娘の荷物をアパートに運んでから、家族でレストランで食事をするということになっていたんです。

家族でレストランで食事なんてめったに無いことですし、娘が住んでいるブランズウィック(Brunswick)という街周辺には星の数ほどのレストランがあるのでして、それは楽しい日曜日の夕べになるに違いなかったんです。

しかし、運転手を務めてくれるはずだった息子が、またもや具合が悪いと言い出しましてね。あの人は、苦手なことやストレスを感じるようなイベントがある度に具合が悪くなるのです。

日曜日の夕方にメルボルン市内まで車を運転して行くというのは、私だってストレスを感じますよ。昨日は大変疲れていましたから、なおさらそういうことは避けたかったのですけど、息子が行かないということになると、私しか運転できる人がいませんから仕方がない。

夫が帰宅してシャワーを浴びてから、二人で出かけました。

日曜日でしたから少しは交通量も少ないだろうと期待していましたが、高速道路は車でいっぱいで、市内に入ったらいつもと同じ渋滞でした。

アパートに近づいてからは夫の指導が始まりましてね、私はどの道を使って行ってどこに車を停めるか考えていたんですけど、どこで右折して、どの道をどう曲がって、どこに車を停めるかとかいろいろ言うから大変なんです。

道路は混雑していたし、私は疲れていたせいか頭がフラフラしていましたし。

アパートの裏にある石で舗装された古そうな路地に車を停めて、夫が荷物を持って上がりました。一方通行の狭い道ですから、他の車が来たら車を動かさないといけませんので、私は車の中で待機していました。もしも他の車が来たら、アパートのある区画を一周ぐるりと回って戻って来いと夫に言われていました。

アパートの裏にはゴミを出す場所があって、そのスペースにアパート寄りに停めれば他の車が来ても一周して来なくても済むと思った私は、車を動かすことにしました。バックで。

ガツン!

ミラーでは見えなかった何かがありました。

外に出て見ると、植物を植えてあるボックスでした。木製のように見えましたが木製ではありませんでしたから壊れませんでした。

壊れたのはカローラのバンパー!

壊れたと言うよりも、深く細長くへこんで傷が付いたと言った方が正しいです。傷だらけのカローラですが、最も大きな目立つ傷となりました。(泣)


バンパーもへこんだけど私の気持ちもへこんだ後、夫と娘がやって来ました。どのレストランに行くか車の中で相談し、娘と息子と夫が行ったことのあるニューオリンズ料理のレストランに行くことにしました。

先日、そのレストランで娘の友人のジャズピアニストと歌手のカップルが演奏するというので、その人達に一度会いたかった夫も一緒に行ったのです。

ピアニストの方も歌手の方も生まれつき目が見えないのですよ。

娘はメルボルン大学でお二人と知り合ったそうです。最初に親しくなったのはピアニストの男性の方で、非常に頭が良く、知識が豊富で、興味深い方なんだそうです。

息子は、ちょどその日にメルボルンで友人に会って近くにいたので、ついでに行って一緒に食事をして帰って来たのです。

そのレストランは「The Moldy Fig」というレストランです。ニューオリンズ発祥のクレオール料理やケイジャン料理を出す店ですが、夫はそこの料理は気に入っておらず気がすすまない様子でしたけど、ニューオリンズに行ったことも将来行くこともないだろう私が、本物のクレオール料理を食べてみたいと思って行くことにしたのです。

問題は駐車でした。

道路にはびっしり車が停まっていて、車を停められるスペースはありませんでした。夫の指導に従って狭い路地にも入り、やっと見つけたスペースに縦列駐車を試みましたが、1回目は失敗。

隣りで大きなため息をつく夫のせいで緊張しましたよ。自分が期待している通りに車が動かないとイライラするのは分かりますけどね、自分が運転しているんじゃあないんだから、

ああだこうだと言うなよ!

レストランでは、ケイジャン・クレオール料理の3大有名料理「ガンボ」と「ジャンバラヤ」と「シュリンプ・クレオール」を頼んで3人でシェアしました。

感想はね、

こんなものか…

「ガンボ」も「ジャンバラヤ」も「クレオール風エビ料理」も自分で作ったことはあるんですよ。似たような料理をウェブサイトにも載せていますが、正直言うと「私の料理も負けていないな」と思いました。

米が一番の違いでしたね。ちゃんと炊けていない米のようなやや硬めの食感が、私が炊飯器で炊く米とはまったく違いました。

一度食べたらもういいですという感じでした。

店内はこんな感じ。行ったのが6時過ぎと早かったから他の客がいませんでした。奥の別の部屋にはいたようですが。


食前に、夫は「ハリケーン」という有名なカクテルを、娘は「シトラス・ミストレス」というカクテルを頼み、二人は楽しんでいましたがね、運転しなくちゃあいけない私はお酒は飲めないのです。

だからお酒を飲まない息子も一緒に来てくれたら良かったんですよ。

実に満足感の乏しい久しぶりの外食でした。

その後また40分くらい運転して帰って来たわけですし、カローラは傷ついちゃったし、家に戻ったらたちまちくしゃみが出始めたしね、

マジで疲れた日曜日でした。


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2021年12月12日

不機嫌な週末と鼻フーセンの思い出

不機嫌になるのは、当然理由があるのです。

例えば、庭の水やり。

この時期、乾燥して気温の高い日は外に出たくないわけですが、そういう日には水やりをしないといけません。娘が植えた果物の木や花や野菜に。

時々好意で水やりはしてあげていましたが、娘が私の携帯にメッセージを送って来て水やり状況を確認するようになり、結局私が恐れていた通りになりましたよ。水やりがお母さんの仕事になったのです。

こうなることが分かっていたから「お母さんを当てにするな」と言っておいたんですけどね。

そして、夫。

昨日の土曜日も仕事のはずでした。

前日の金曜日は久しぶりに自転車通勤しましたが、帰りは再びTさんに送ってもらって帰りましてね。Tさんは同じツールショップに勤めていますが、ツールショップから我が家は北へ30分くらいのところですが、Tさんの家は南へ30分くらいのところなんですよ。

北と南、真逆のところに住んでいるのにしょっちゅう送ってもらう夫もね、「遠慮というものがないのか?」と思うんです。Tさんもどういう理由で送ってくださるのか。

とにかく、送ってもらって帰ると、Tさんと夫はビールを飲みながらしばらくお喋りをします。晩ご飯を一緒に食べることになることもあります。突然やって来るので私も困るんですけど、金曜日はビールのおつまみに出せるものが何もなくてね。

アーモンドがあったので「スパイシーアーモンド」を大急ぎで作って出したら大好評でした。レシピはウェブサイトにも載せています。


晩ご飯にはビーフストロガノフを作りましたが、Tさんは晩ご飯は遠慮されてお帰りになりましたので、その分は夫の弁当にしました。

自転車で行ったのにTさんに送ってもらって帰ったので、土曜日の朝は私に送って欲しいと言いましたから、昨日はいつものように早起きしました。土曜日は出勤が1時間遅いことを忘れていて、5時に起きました。

そうしたら、夫は6時半頃に起きて来て「今日は仕事は休むことにした」と言うんですよ。

前の晩には休むと決めていたらしいので、どうして私に知らせなかったのかと腹が立ちました。休むと知っていたら5時に起きる必要はなかったです。

これでカチンと来た私は、不機嫌モードに突入。

いやあ、アレですよね、不機嫌モードになるといろいろと小さなことにイライラするものです。

Tさんとビールを飲みながら脱いだソックスがダイニングテーブルの下に脱ぎっ放しだし、その前日に使ったレインコートはソファーの上に投げっ放しだし、テレビを見ながら飲み食いした汚れた食器が置きっ放しだし、コーヒーテーブルの上はゴミ屋敷状態だし。

私は、そういうことの後始末はしませんよ。ほったらかしです。汚れたソックスだけは黙っていられなくて「なんとかしろ!」と言っておきましたけど。

そして、

イライラに拍車をかけたのが、私のパソコン iMac の調子が悪いこと。OSをカタリナ(Catalina)にアップグレードしてから不具合が始まったのですけどね、どんどん悪化しています。

iMac の調子が悪いのだけでも困っているんですが、昨日は私のウェブサイトに問題を発見しまして。それを直そうとしてプラグインをアップデートしようとしたらアップデートができませんでした。仕方がないので新しいバージョンを購入したら、豪ドル安のせいで高くついてしまいました。

ところが、買ってインストールしても問題が解決できず、半日ぐらい調子の悪い iMac を前に悪戦苦闘した後で、そのプラグインは使っていなかったことを思い出したんです。

そのプラグインに問題があったので、プラグインを使わない方法でウェブサイトの構造を自分で変えていたのですよ。だからアップデートもしていなかったのです。すっかり忘れていました。

忘れていたことにもがっかりしたけど、無駄なお金を使ってしまったことにもがっかりで。

そして、今朝。

夫をツールショップに送って行く前に娘が植えた木や野菜に水やりをしたら、くしゃみ鼻水と目の痒みが始まってしまい、送って行く運転中もくしゃみと鼻水が酷くてですね、

だから外に出たくないんだよ!

と、外に出なくてはいけない状況を作っている娘と夫に腹が立ちました。

私は家の中でもマスクと花粉症用ゴーグルの着用が必要になる日がありますから、今日はそういう日なのかもしれないし、水やりはしないという選択肢があるんだし(枯れてもそれは娘の責任)、送り迎えが必要な夫を恨んでも仕方のないことなんですけど、機嫌が悪い時には小さなことにもイライラするのです。


ああ、今朝は最高のお天気なんですよ。

快晴です。風はほとんどありません。お日様がまぶしいです。朝は肌寒かったですけど、最高気温は27度の予報です。


いつも木の写真ばかりですね。家が木に囲まれているものですから。

この写真を撮りに今ちょっとだけ家の外に出たらくしゃみが20回くらい出ました。美しい夏の朝ですけど、目に見えない花粉でいっぱいです。

朝がこんなことだと、花粉が増えてくる日中はどんなことになるか恐ろしいです。こういう日の外出は危険なので、食品の買い出しは止めておきます。

今日、もしもまたTさんが来たら、もうビールもないしアーモンドもありません。米もほとんどありません。野菜も果物も底をつきそうですけど、スーパーでくしゃみ百連発とか鼻フーセンとか、そういうのは怖いですからね。

自慢じゃないですけど、私は、かつてスーパーでくしゃみが止まらなくなり、支払いの時までには相当量の鼻水が溜まっていたんですけど、レジのところで出たくしゃみのせいで大きな鼻フーセンが出ましてね、真っ赤になった経験があるんです。

あの鼻フーセンは死ぬまで忘れないわ。


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2021年12月11日

オーストラリアの牡蠣はバカ高

先日、日本の料理本を見ていたら「牡蠣の土手鍋」というのに目が止まりましてね。

そうだなあ、日本ではこうして鍋に牡蠣を入れるとか、佃煮にするとか、炊き込みご飯に入れるとか、もちろん牡蠣フライとか、牡蠣料理というのがいろいろあるんだよなあと、大変懐かしく思い出しました。

オーストラリアにも牡蠣はありますから、作ろうと思えば作れますけどね、

値段がバカ高!

とてもお料理に使える食材ではありません。

オーストラリアの牡蠣は基本的に生食用ですから、上殻を取り除いた状態で売られています。そして、サイズも小さいです。

私が生まれ育った岡山では、瀬戸内でとれる牡蠣が殻付きあるいはむき身で売られてまして、鍋に入れるやつなんて大きくてプリプリで、特別に牡蠣を取り扱っている魚屋に行かなくてもスーパーでも簡単に手に入ったものですが。

そういう牡蠣を見慣れて育った者には、オーストラリアのちっちゃいバカ高い牡蠣には、ホントにがっかりさせられるのです。

12個入りで20ドルから25ドルというのが相場でしょうか。1個2ドルという感じですからね、日本的に言うと1個200円です。レストランでは6個で20ドルくらいしますよ。

しかも、何度も言いますけど小さいんです。

うちの夫が、ある時、牡蠣の業者と知り合いになり、オーストラリアの牡蠣はどうして小さいのかたずねたことがあるんですよ。

オーストラリアの牡蠣が小さいのは、小さい種類の牡蠣だからではありません。レストランで生牡蠣を提供するお皿に1ダース(12個)を乗せられる大きさの時に収穫しているからです。

それ以外に理由はないんですって。

もっと大きくできるけれど、大きすぎると生食に向かないし、お皿に12個乗らないからなんですよ。

オーストラリア人の多くは、生牡蠣なんて食べません。食べたことがないという人が多いと思います。生臭くて気持ち悪いと言う人も多いのではないでしょうか。

私は、いつだったか義母に食べ残った牡蠣をもらってフライにしたことがありますが、あれを誰に食べさせたか覚えていないんですけど、食べた人は牡蠣フライを食べて感激していましたよ。生牡蠣とはまったく別物の美味しさだと言っていました。

そうでしょうよ!

牡蠣フライは美味しいです。

生食一辺倒で、牡蠣料理というものが存在しないので、牡蠣の美味しさを知らないんですよね。いろんな食べ方ができるのになあ。

でも、あんなに小さくてバカ高いとお料理に使うことは難しいですから、お料理したくても作れませんけど。


牡蠣だけじゃあありませんよ。

オーストラリアの物価は高いですから、食品も日本と比較すると何でも高いのですけど、特に高いと思うのが魚やシーフードです。

タコなんてめったに魚屋で見かけませんが、ちょっと手が出ない値段です。お刺身なんて家族四人分となると目玉が飛び出る値段ですから、買ったこともないです。

ただね、息子も娘も家を出て夫と二人暮らしになったら、お値段高めの食材も時には使えるかなと思います。高額なお刺身も二人分なら時には楽しめるでしょう。

牡蠣もね、時にはお料理に使えるかなと思います。

これは牡蠣のフライ


オーストラリアに住んで30年近くになりますが、牡蠣フライを作ったのは義母に残り物の牡蠣をもらった時とレシピをウェブサイトに載せるためにこの写真を撮った時の2回だけ。

つまり食べたのも2回だけということです。


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2021年12月10日

ありえない痛い事故

その時思ったのは、

なんでこんなことになるの!

私はカゴに溜まった洗濯物を洗濯機に入れようとしていただけなんです。左手でカゴを持って傾けて、右手で洗濯機に入れていました。

突然左手のどこかに激しい痛みが走り、何が起きているのかよく分からず、見てみると左手の小指と薬指の間の皮膚がカゴの取手の部分に挟まっていたんですよ。


そして、挟まった皮膚が抜けないのでした。

皮膚を何か狭いところに挟んでしまった経験がお有りの皆さんは、これが結構痛いということがお分かりだと思いますけど、痛いから早く抜きたいけど抜けないんですからもうたまったもんじゃあないんです。

こういう時、脳みそはものすごい速さでいろいろな事を考えるものですが、まずは「どうやって挟まった?」と考えますよね。

取手の部分には別のプラスチックの灰色のパーツがくっつけてあり、取っ手部分が湾曲した際に境目の隙間がわずかに広がってそこに皮膚が入ってしまったんだろうと素早く判断しました。

じゃあ再び湾曲させたら皮膚は抜けるだろうと考えるのが普通です。ところがですね、どっちに湾曲させても抜けないんですよ。

そもそも、この頑丈なカゴの取っ手は、簡単に湾曲なんてできませんでしたし。

焦っているうちに左手はカゴから離れました。

皮膚が抜けたからではなく、

挟まっていた皮膚が引きちぎれたからです!(泣)

皮膚が無くなった部分は2〜3ミリ四方。

もちろん出血しましたけど、小指の付け根と薬指の付け根の間なんていう所に絆創膏なんて簡単には貼れないんですよ。

バンドエイドのキズパワーパッド「Band-Aid Advanced Healing」というのが役に立ちました。


貼るだけで治癒力を高めてキズを早く治すというお値段高めの商品ですが、小さいサイズで伸縮性に優れ、指と指の間というビミョーな場所にもフィットして剥がれにくいのです。

お料理や掃除やいろいろでしょっちゅう手を濡らすので長持ちしません。完全防水仕様ですが、少しずつ剥がれて水は入ります。でも普通の絆創膏ではどうにもならなかったでしょうから、持っていて良かったですよ。

それにしてもまあ、なんでこんなことになっちゃったんだか。


もしかしたら老化が関係してる?

挟まっちゃったのは、カゴに入っていた洗濯物の重さのせいで取っ手のところが湾曲したからでしょうけどね、皮膚が挟まるほどの隙間でもないのですよ。

最近皮膚がたるんで来たとは思っていたんです。だから挟まれやすかったのではないかと思ったりもします。

あんな隙間に挟まって皮膚が引きちぎれるとは、ホントにびっくりしました。
 

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