「歳を取るとこういう物が食べたくなるものだ」といわれるタイプの料理がありますよねえ。煮物とか煮魚とか和え物とか。
私はそういうのが食べたくなっています!
いやあもう、私はね、うちの夫が毎日でも食べたい「肉を焼いたの」なんて食べたくないんですよ。チーズやクリームを使った料理とか、油っこい料理を食べるとお腹の調子がおかしくなるし。
私は、白ご飯が食べたくなることが多いです。白ご飯を美味しく食べられる佃煮とか煮物とか、濃い目の味付けのおかずも食べたくなりますが、おかずはあっさりした料理がいいです。
先日は、薄くスライスしてあった冷凍のレンコンを買って来て甘酢漬けにしたら、これがもう美味しくてね。夫も息子も食べないから私が一人で食べました。
エノキを買って来て作った「なめ茸」も、誰も食べないから一人でせっせと食べていますが、「大豆と昆布の煮物」のレシピにコメントをもらったのがきっかけで今度はそれが食べたくなって大豆を煮たんですけど、大豆は厚揚げの料理に使ったので、昆布は冷凍レンコンの残りと一緒に煮たんです。
味付けに失敗したと思ったんですが、鰹節のおかげで大変身しました。砂糖も醤油も少なめにしたから味が弱すぎたところへ酢を入れたのが良くなかったと思います。「これはちょっとどうしよう…」と不安になる味になってしまいました。
砂糖も醤油も酢も増やしました。昆布を煮てるんだから出汁の素はいらないと思って入れなかったけど、やっぱり何かが必要だと思って鰹節を入れました。それで、劇的に味が良くなりました。かなり酸っぱい味ですが、酸っぱいのが美味しいと思いました。
興味のある方はレシピはこちらです。
誰かに見せたかったので、うちの母にLINEで写真を送ったんです。そうしたら、母がちらし寿司の写真を送って来ました。
豪華なちらし寿司ですよ。エビとしめ鯖が乗っています。大きく切った肉厚の椎茸やタケノコやレンコンも乗っています。どう見ても、どこかで買ったお寿司だと思いました。
そうしたら、
自分で作ったんですって!
私の妹の娘が最近出産して実家に戻っていたんですけど、今日家に帰るんです。それで、その孫娘のためにこのちらし寿司を作ったそうです。
私の母は、先月90歳になりました。1月に父が亡くなりまして一人暮らしになっていますが、今も毎日料理をしているし、ご馳走をたくさん作って家族やご近所にお裾分けしたりもしていますし、ズボンの裾上げを頼まれたりして縫い物をしたり、野菜やイチゴ栽培もやっているらしいです。
毎日のように母に会いに行っている妹の一人は、「お母ちゃんはすごいよ!」とメッセージをくれるんですけど、本当にすごいなと思いますよ。
身体が健康なだけではこうは行きませんからね。頭が冴えていないと手の込んだ料理なんて作れませんから。
お料理については、私も趣味でウェブサイトをやっているくらいですから、結構出来る方であるという自負もあるんですけど、うちのお母ちゃんにはかないません。
スマートフォンを使ってLINEでビデオ通話をしたり、メッセージを書いたり写真を撮って送ったり、そういうことも楽しんでいるんですから大したものでしょう?
怪我と病気にだけは気をつけてもらって、これからも元気で楽しく暮らしてもらいたいです。
うちの娘は今年の10月に日本に行きますが、母のいる実家には2日間滞在の予定だったのを4日間滞在に変更したそうです。その4日間、おばあさんから料理を習うんだそうですよ。
おばあさんと一緒に料理をするのは初めてのことです。何を作るんでしょうかね。「ゴボウのきんぴら」を作ることは決まっています。娘はゴボウを見たことがないので、特別な経験になるのは間違いなしなのでございます。
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