2017年12月31日

メンタルが不振だった2017年

一年前の今日、「ろくな年じゃなかった2016年」という記事をかき、「早く終わって!」と嘆き、「2017年はきっとマシな年になるはずだ!」と期待した私です。

それまでで2番目に最悪な年だったという2016年に比べたら、2017年は確かに「マシな年」ではあったけど、

私自身はメンタルが大不振の一年だったなあ。

先日、友人のエクリーさん主催のクリスマス・イブイブ・パーティーで、一年ぶりに会った友人とこの一年を振り返りながらお喋りをした時、私は自分のメンタル大不振のことを話したのですけどね、「何が原因なの?」「何かあったの?」と問われても、その時はよく分からなかったのです。

普段は普通に生活できているのに、何かがきっかけで「うつのドブ池」にハマっては数日間寝込むというようなことを繰り返したわけで。

その友人と、家族の話をしていた時、うちの娘のパニック障害克服と言うか…いかにして娘が一人で大学に通えるようになるための練習をしたかという話になった時、

メンタル不振は当たり前だわ!

と言われました。

そうか…

私ったら、気づいていなかったけど、娘のパニック発作で私も一緒に苦しんでいたのだわ。

ろくな年じゃなかった一年間でストレスを抱え込んでいた上に、家から出られなくなっていた娘がバスや電車に乗れるようになるための練習に付き添い、パニック発作の苦しみに耐えながら頑張る娘の横に常に寄り添い、大学が始まってからは毎朝メルボルン大学まで一緒に通学しました。

一人で家に帰って来れるようになっても、いつ発作に襲われて電車から飛び出し、どこかの駅から「お母さん迎えに来て!」と電話をかけてくるかと、毎日ヒヤヒヤしていたんだった。

ついに「その日」がやって来たのは、4月3日のこと。朝の混雑した電車にも私の付き添い無しで一人で乗れたあの朝。練習を始めたのは12月だから、4ヶ月も私は娘の不安を一緒に感じ続け、心配し続け、緊張していたんだわ。

きっと、メンタル的には瀬戸際状態で、安定していなかったのだと思う。

だから、「かつてストレスや緊張や苦しみの要因になった出来事」に似たような出来事があると、それらが引き金となって一気に崩れてしまったのだ。

それに、今年はね、何と言ってもキッチン転倒顔面事故があったし。

私の顔は真っ黒紫に変色してしまったんだからね。あの顔で何週間も生活していたんだからね。

ああ…

でも、顔面の変形変色は、メンタルの不調に比べたら少しも苦しくはありません。

今日もまだ、胸の奥に何かがつっかえたような感じは続いているから、今もしも「かつてストレスや緊張や苦しみの要因になった出来事」に似たような出来事が起きれば、崩れてしまっても不思議じゃない。

その「出来事」というのは、本当に何でもないような些細な事である場合もあるのだから。

まだ不安と緊張は続いていても、ほぼ普通の状態に戻った現在は、こうしてブログも書けるし、晩ご飯も作れるし、仕事が来ればちゃんとできるんだけど。

いつおかしくなるか分からないというのは、ちょっと怖いですが、なるようにしかならないわけだし、先のことを心配してるとそれが引き金になってダウンしちゃうしな。

あれこれ忙しくしていた方が、気持ち的には楽なんだからな。

さあ、お餅でも作ろう!

皆さん、楽しい大晦日をお過ごしください。

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2017年12月30日

餅つきと暑さの関係

うちの子供達が幼かった頃、日本の季節の行事もお祝いしたかった私は、おせち作りやお正月のお雑煮作りも実はやりたかったんです。

でも、あの頃どういうわけか年末年始に猛暑が続き、暑すぎてやる気を失いました。おせちやお雑煮はですね、気温が40度近いような日に食べたいものではないのです。

でも近年は、なんだかんだ言って、大晦日には麺類を、元旦にはお餅を食べてはいます。比較的涼しかった去年の大晦日には餅つきをしました。餅をついてくれるのは電気餅つき機ですけど。

うちの子供達は、お餅が好きなのです。

お餅は、アジア食品店で日本製のちゃんとしたブランドの切り餅が手に入りますけどね、たいへんお高いのです。しょっちゅうお餅を食べたいから電気餅つき機を買ったのですけど、

便利よ〜!

我が家でお餅を作る時は、丸餅を作ります。私は岡山県出身ですからね、お餅は「丸」でなくちゃあいけません。

しかし、昨年の大晦日に思い知ったのですが、

暑いんです!

湯気の上がる熱々のつき上がったお餅を手でちぎるのが。

去年の大晦日は気温25度だったのに湿度が高かったのか暑くて暑くて、首にタオルを巻いて汗を拭き拭き「ひいひい」言いながらちぎりましたからねえ。(更年期のせいという話もありますが…。)

明日の大晦日は最高気温25度という予報なので、一応お餅は作る予定です。(30度だったら作らないけど。)

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自動車メーカーとエンブレム

知識が浅く広く豊富であると自負する私ですが、自動車メーカーのことはよく知りませんでした。もちろん、日本のメーカーの名前やエンブレムくらいは知っていたのですよ。

でもね、車は基本的に移動運搬の道具であるとしか思っていないから興味が無いわけで、興味が無いから知識も増えないということでして。

オーストラリアの自国ブランド車であるホールデン(Holden)という車のことも、オーストラリアに来てから知ったのです。

日本車が多いのに驚いて、「やっぱりトヨタは人気があるわねえ」「マツダが増えてきてるんじゃない?」「あれはスズキのアルトじゃん!」と、車のエンブレムに注目するようになってからホールデンを知るようになったのですが。

ああ、忘れもしない、

あれはホールデンを知ったばかりの頃だった。

前を行く車のエンブレムを見て、知識をひけらかそうと試みる私。運転している夫に話しかけました。

「あら、ホールデンはスポーツカーも作っているのね!」

(ここで約3秒の沈黙…)

「ヒロコ、あれはホールデンじゃありません、フェラーリです」

赤面大恥!


左がフェラーリ、右がホールデン。

今考えると、私ったら、なぜこの2つを間違えたのか理解できない。全く違うじゃないの!

ちなみに、ホールデンはオーストラリアの労働者階級が支持する大衆車ですが、最後の工場が今年閉鎖され、オーストラリアの自動車生産は消えてなくなりました。

それはともかく…

私達家族が現在住んでいる場所は田舎環境でして、ちょっと奥まった道沿いにはスゴイお屋敷があったりします。そういう奥まった道から出てくる車は、やはり高級車なのです。

メルゼデスはあの有名なエンブレムで分かる。

丸が連なっているエンブレムは、今ならアウディだと知っている。

ポルシェも見かけるけど、PORSCHE と書いてあるから分かりやすい。

こうして、目にする車のエンブレムが、自動車メーカーのことを勉強するきっかけになったりするわけですけど、まだまだ知らないメーカーがたくさんありますね。

先日初めて見かけたエンブレムは、とってもカラフルでした。

赤に青に黄色に緑にと色がたくさん使ってあって、子供が描く絵のような感じのエンブレムだけど、図柄まではよく見えない。

「もっと近くで見てみよう」とスピードを上げたものの、その車はあっという間に走り去ってしまった。

今日再びその車を目撃したので、このブログを書くために調べてみましたら、どうもこれのようです。

これも高級車なんでしょう?


ちなみに、私達が住んでいる通りの住民の車は、トヨタ、マツダ、フォルクスワーゲンが多いです。私の車もトヨタのカローラ!

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2017年12月29日

クールチェンジ大好き

このブログでも度々「クールチェンジ」について書いていますが、本当にねえメルボルンの夏の良いところはこれですよ!

メルボルンの夏は「暑くなる日があります」であって「暑いです」とは言えないのは、クールチェンジがあるからですね。

日本の夏並みの暑さになる日もあるし、さらに内陸部から高温の大気が流れ込むと40度前後の暑い日が3〜4日続くこともあります。(これまでに私が経験した最高気温は47度。)

しかし、暑い日の後には必ずやって来るのがクールチェンジ!

気球の大気というのは常に変化しているものですから、気圧配置の影響で北(内陸部)から高温の大気が流れ込んで暑くなった後には、南(南極)から冷たい大気が流れ込んで涼しくなるという仕組みなわけで。

クールチェンジは寒冷前線の通過によって発生するので、よく嵐とともにやって来ます。時には、クールチェンジの接近を遠い地響きのような音で感じることもあります。

クールチェンジが来ると、一気に気温は下がります。時には20度近く一気に下がります。涼しい風(ときには強風)が吹き始めます。それは最高に気持ちがよいものですが、「涼しくて気持ち良い」を通り越して「冷たくて寒い」になる場合も多いので、旅行者の皆様はご注意を。

昨晩は、6時前にクールチェンジがやって来ました。

気温32度で湿度が高かったのでタオルで汗を拭きながら晩ご飯を作っていたのですが、雨がパラパラし始めた後に一気に涼しくなりました。

暑いのが苦手な私がメルボルンの夏を乗り越えられるのは、クールチェンジのおかげです。本当に気持ちがいいです。

クールチェンジ、大好きです。

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2017年12月28日

珍しい路上バトル

すごい喧嘩です!

体型のせいか相撲を取っているようにも見えますが、どちらも本気モードのバトル(闘い)ですよ。

こういうのが交通を止めるなんて、世界でもオーストラリアでしか見ることはできないでしょう。


我が家の周りにはカンガルーはたくさんいるのですけどね、野生のコアラはいないんです。少なくとも見たという人は聞いたことが無い。

最近猛暑が続いていますので、カンガルーたちも暑いのでしょう。

日中は木陰で寝ていて、夜涼しくなってから、あちこちに出没しているようで、息子も夜の散歩(夜の9時でも薄明るい)の時に、しばしばカンガルーに出くわすそうです。(息子は人間モルモットに再挑戦するために減量中なの。)

カンガルーは人を襲うこともあるので注意が必要ですよ。

ヒトを見ても逃げないんだわ…

我が家の敷地内にもしょっちゅう出没しています。

昨日は玄関のすぐ近くに落とし物が残されていたんですけど、こんなに家のすぐ近くまで来ているのか…。

カンガルーの落とし物

落とし物は、あちこちにあるので、うっかりと歩けません。

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2017年12月27日

ご馳走は作れても

皆様、12月25日の記事「ハッピーホリデーの大ご馳走」は見ていただけたでしょうか。

うちの娘が一人で作った(息子も混ぜるのを手伝ったが…)大ご馳走の数々。娘にとって、料理は息抜きというか趣味というか気分転換アクティビティーなのです。

勉強の合間に息抜きとして晩ご飯を作りたいなど頼まれると、お母さんが断る理由はない!

25日までの数日間に渡るご馳走作りの間、私は娘の邪魔にならないようにキッチンにはできるだけ足を踏み入れないようにしていたのですがね、翌日から元気が出て来まして、やっぱり夫の叔父さん夫婦が来るというのがストレスになっていたかもと、思ったりもするのです。

とにかく、大ご馳走作りで疲れた娘に代わってキッチンに立ったお母さん。晩ご飯に残っているラム肉を焼こうとガスレンジにフライパンを出した時に気づいた。

ガスレンジが凄いことになっている!

はっきり言えば、

汚れまくっている!

私はね、お料理は基本的に好きです。レシピサイトを趣味で運営しているくらいですからね。そして、お料理好きにとってキッチンは大切な場所です。

翌日に再び気持ちよくお料理が出来るためには、キッチンはクリーンで片付いていなくてはいけません。

だから、私は毎日夕食の後の片付けの後にキッチンを掃除します。作業台(キッチンベンチ)の上もレンジの周りもタイルの壁も、ピカピカとまではいかないにしても全部拭き掃除をしましてね、きれいにするのです。

こんなことは当たり前ですよねえ。どんなレストランでも、一日の終りには床までキレイに掃除するじゃないですか?

ところが、

うちの娘は、ご馳走は作れるし、キッチンベンチを拭いておくくらいはするけれど、ガスレンジの掃除はしないようです。

レンジ周りが汚れたまま料理をし続けるとね、汚れが焼き付いて簡単には取れなくなるんですよ。タイルの汚れだって、こびりついてしまったら簡単には拭き取れない。

だから毎日すれば掃除は楽なのよ。

昨夜は、掃除に一時間くらいかかりました。普段は2分もあれば終わっちゃうのに。激落ちくんでも取れないからクレンザーが必要だったし。

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2017年12月26日

コリアンダーが臭い理由

コリアンダー(Coriander)とは、独特の匂いを持つ野菜です。

「パクチー」とか「シャンツァイ」とか「シアントロ」とか国によって呼び方が違いますが、オーストラリアではコリアンダーと呼ばれます。

大変人気のある野菜で、どこのスーパーでも売っています。東南アジア系の人達はもちろん、コリアンダーが大好きな人は多いです。タイ料理などの薬味として使用される以外にサラダにしたりしますし、今では野菜としての地位を確立していると言えます。

しかし、

皆さんもご存知のように、コリアンダーを「臭い」として非常に嫌う人も多く、コリアンダー嫌悪者たちが集まる「コリアンダー大嫌い(I Hate Coriander)」という組織もあるんですよ。

コリアンダー嫌悪者のメッセージは、道路情報板にも見られます。


日本でも、コリアンダーが臭いとかカメムシの臭いと同じだなどと嫌う人が多いと聞きますが、うちの男達もコリアンダーが嫌いです。

娘はコリアンダーが大好き。

私は大好きではないけど、臭いとも思わないし、タイ料理などコリアンダーが入っている方が美味しいと感じる料理もあると思います。

それにしても、

何故これほど好き嫌いが分かれるのか?

実は、これには科学的な理由があるのですよ。

ディーキン大学(Deakin University)の研究の結果、人によってはコリアンダーが放つ臭いの化学物質を「食品(野菜)」だと識別し判断する感覚器官が遺伝子的に異なり、全く異なる物と判断しているのだそうです。

味覚についても同じことが言えるそうで、コリアンダーを石けん(洗剤)に似た味だと判断する人もいるんだとか。

初期の人類にとって、食用の植物は非常に豊富だったので、野菜を嗜好する感覚器官を発達させる必要がなかったのだそうです。

でも、大丈夫!

野菜を嗜好する感覚器官は、野菜を食べることで発達させていくことができるそうですから。確かに、うちの息子も野菜を口にするとゲーッとなっていたのに、今では大抵の野菜は好んで食べますからね。

でもね、コリアンダーは臭くて食べたくないんですって。

仕方がないです。

遺伝子のせいなんだし。

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2017年12月25日

ハッピーホリデーの大ご馳走

根も葉もないキリスト誕生にまつわる作り話を信じている人の数も世界的にどんどん減ってきているわけですからね、「メリークリスマス」と言うのはもう止めて「ハッピーホリデー(Happy Holidays)」と言うことにしましょう、という意見に賛成です。

「クリスマス」って「キリストの誕生日(救世主が生まれた日)を祝うミサ」という意味なんですってね。

キリスト教の元になった「ユダヤの新しい考え」を広めたというイエスという名前の男がいつ生まれたのかなんて、何も記録が残っていないから分からないのですし。

それに、キリスト教という宗教を本当に信じているのは、この日を休日としている国々の一部の人々でしかないのですから、12月25日のお祝いの言葉は「ハッピー・ホリデー」の方がいいですよ。

12月25日を祝うようになったのは、冬至のお祝い(この日を境に日が長くなっていくのだからお祝いしたい気持ちは分かる)が転用されたものだと考えられていて、世界中にいるキリスト教を信じる人々は、それぞれ異なる日にキリストの誕生日をお祝いしているそうじゃないですか。

オーストラリアも、祝日の名前を「クリスマス」じゃない別の名前に変えたほうが良いんじゃあないでしょうかね。

さて、我が家の12月25日は、家族4人でごちそうを食べる予定だったのに、うちの夫がまたも私に相談なく叔父さん夫婦を招待したために、予定が変わりました。

ご馳走は作る予定だったのだけど、予期しないお客様が来ることになったせいもあって、お母さんの具合が悪くなってしまったので、

勝手に人を食事によぶなよ!

娘が一人で数日間に渡って大奮闘いたしまして、とんでもない大ご馳走を作りました。

大ご馳走の一部をお見せしましょう。(材料費がすごかったのよ!)

レシピは、ヘストン・ブルーメンソール(Heston Blumenthal)のレシピ本とハンニバル・レクターの本「Feeding Hannibal」からだそうです。

先に書いておきますけど、材料のドライトマトのオリーブ漬けだとかマヨネースなどに至るまで、全部一からの手作りです。

1つ目は、バラに見立てたプロシュート(生ハム)とスイートバジルがスイカに突き刺してある前菜です。これは本当に美味しかった!


2つ目のラム・コンソメ・ジェリーは、ラム肉の背骨とミンチ肉を一日がかりで煮て作ったスープを凍らせてから布で濾して澄んだコンソメにしたのをハーブを入れて煮つめてジェリーにして、あぶったラムのフィレ肉のサラダが乗っているんです。5日がかりで作っていました。(これは絶品!)


次のは、ビーフのアイ・フィレ肉のタルタルが、フィロペストリーのカップに入っているんですが、突き刺さっているのもフィロもカップも全部手作り。


有名なヘストン・ブルーメンソールの「全部食べられる畑」です。土はカラッカラに乾かしたブラック・オリーブとローストしたマカデミアナッツで作ったそうです。土の下は美味しいタルタルソースです。ここには写っていませんが、いろいろな野菜(小さいニンジンやアスパラガスが良かった)でソースと土をすくって食べました。


これは、酢でしめた生のエビのサラダです。海老の頭は唐揚げにする予定だったけど、時間が無くなり断念!


ビートを茹でたのとフランス産ゴート(山羊乳)チーズ&クリームチーズのテリーヌ。本当は黄色いビートを使いたかったそうですが、そんなものはオーストラリアでは手に入りません。臭いゴートチーズですが、テリーヌになったら臭みはなくなっていました。


超美味かつ高アルコールのシャンペンサングリア。これで、お母さんはあっという間に酔っぱらいに…。グランマニエ入りです。


フルーツいろいろ。


ドイツ製の塩味プレッツェルをベースにしたチョコレート・ブラウニーの上にバニラアイスクリームを乗せたボンブアラスカ。もちろん全部手作り…。


私だったら絶対に作らないご馳走の数々。

お母さんがダウンしていたので、息子が時々手伝いを頼まれたようですが(混ぜるとか腕力がいる仕事)よく頑張りましたよねえ、うちの娘!

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2017年12月24日

クリスマス・イブイブ

親しい友人であるエクリーさん夫婦主催の毎年恒例クリスマス・イブイブ・パーティーにお呼ばれして来ました。

エクリー家のクリスマスツリー

毎年感心するのだけど、家族・親戚・友人・知人・ご近所など何十人ものゲストを招待して(クリスマスカード兼招待状を自作して送るところから始まり)、ワインにシャンペンにビールにノンアルコール飲料にフルーツパンチなどあらゆる飲み物と、カナッペやおつまみを中心とした食べ物を大量に用意し、こんな大きなパーティーを毎年開く彼ら夫婦。

ゲストへのお土産はこれも毎年恒例のアーモンドブレッドで、こうした食べ物は全部奥さんシェリーの手作り。

アーモンドブレッドは11月から作り始め、12月に入ると家の内外の飾り付けをし、パーティーの準備を始め、メニューを決め、当日は朝から料理だそうですが、彼女は娘達がダンスを習っているリングウッド・バレエ・グループの年末公演のあらゆるボランティアもやっているし、仕事もしているし、コミュニティーのボランティアもやっているし、両親や姉妹家族との付き合いもあるわけで。

彼女の元気と活力と熱意とパワーに、私はいつも圧倒されます。

私には、彼女のような気力も経済力もありません。

ああ…

そういえば、今年の我が家には、クリスマスツリーどころか季節の飾りは何もない。

子供達が小さかった頃は、オーストラリアの季節イベントはもちろんのこと、節分やひな祭りやこどもの日や七夕など、日本の季節イベントも頑張ってお祝いしていたんですけどね、最近は何もしなくなってきているのです。

お母さんに元気がないと、我が家では誰もそういうことをしようとはしないし、関心もないようで。

元気が出たら、せめて夫の家族や親しい友人達を招いて、ささやかなパーティーでもやりたいものだと思います。娘の不安障害も良くなったことだし、お料理は二人で作れば楽しいだろうし。お酒類は持ち寄りということにすれば、経済的にも大丈夫じゃないかと思うんですけど。

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2017年12月23日

ALDIのインスタントコーヒー

コーヒー愛好者の私は、コーヒーにはうるさいんです。

自分の好きな味のコーヒー豆を使い、近所の八百屋で買ったビアレッティ社製モカポット(モカエクスプレス)で好みの濃さのエスプレッソを淹れ、温かいミルクを多めに入れたコーヒーを、毎朝自分で作って飲むのが日課です。

これがないと一日が始まらないのですから。

でも、病気の時は別。

体の調子が悪いと、コーヒーを飲みたいという気持ちが湧かないし、コーヒーの香りが臭いと感じますからね。「ああ、私は病気かもしれない」と分かるんですが。

しかし、アイスコーヒーについては、この限りにあらず。

オーストラリアにおけるアイスコーヒーというのはですね、要するにコーヒー牛乳のことです。これを初めてカフェで頼んだ時には驚きましたよ。コーヒー牛乳の上にバニラアイスクリームとホイップしたクリームが乗っていまして、あれはまさにコーヒーパフェとでも呼ぶべきドリンクでした。

Michel's Patisserie のアイスコーヒー

最近は、注文する時に「ホイップクリーム抜きでお願いします」と言うことにしています。

それはともかく…

アイスコーヒーのためにいちいちエスプレッソを淹れるのもアレだし、入れたエスプレッソは熱いので冷たいミルクを注いでも冷たいアイスコーヒーにはならないし、水っぽくなるから氷は入れたくないし。

要するに冷たいコーヒー牛乳を「素早く」作るには、インスタントコーヒーが一番だと思っているのです。インスタントコーヒーなら、一番はネスカフェ・ゴールドブレンドという長年の思い込みがありましたので、ずっとゴールドブレンドを買って来たのですが、ネスカフェ・ゴールドブレンドは安くないんです。

そこで安くても美味しいインスタントコーヒーを探してみようと思いました。

安い食品探しならば、まずは ALDI へ!

ALDI のコーヒーコーナーへ行ってみたら、見慣れたネスレの商品もありまして、確かに他のスーパーで買うよりも安いけど、どうしようかなあと悩んでいると、

「ちょっと失礼!」と横から男性がインスタントコーヒーを一瓶手に取って行きました。

それは、見たことも聞いたこともなかった ALDI のインスタントコーヒー「Alcafe」で、おじさんが手に取ったのは「Alcafe Aroma Classic」というやつ。

200g入りでお値段なんと3.99ドル!


ネスカフェ・ゴールドブレンドなら、200g入りは 20ドルくらいするぞ!

「買ってみようかなあ、でも値段的には味が心配だなあ…」と、さらに悩んでいると、また一人の男性が横から「ちょっと失礼!」と、手に取ったのはその 3.99ドルの「Alcafe Aroma Classic」だったのです。

これは試しに買ってみるしかないでしょ!

ということで買ってきました「Alcafe Aroma Classic」3.99ドル。

早速コーヒー牛乳にしてみると…

ぬぬぬ!

なんと、美味しいじゃあありませんか!

あ、でも、これは好みが分かれるかもしれません。

「Alcafe Aroma Classic」は味が濃い目で苦味も強めです。でもそういうコーヒーが好きな私には、コーヒー牛乳にするにはもうこれで十分。

ALDI 製のコーヒーマシンは安いけど性能が良く、コーヒーマシーン用のポッドコーヒーの味も高額ブランドに負けていないと友人達が言いますし、インスタントコーヒーも優秀なようですよ。

ALDI はチーズやバターなど乳製品も優秀ですが、ワインにも安くて美味しい(主要ワインコンテストでメダル獲得レベル)のがあったりします。

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2017年12月22日

たんこぶはどうなったのか

2017年の3大ニュースの一つであるキッチン転倒顔面強打事故から、もうすぐ4ヶ月になります。

激しく打ちつけた左側前頭骨から眼窩上の骨(眉毛のところの骨)部には、たちまちレモン大のたんこぶが出現し、その後たんこぶの腫れが引くに伴って両目の周りが黒紫色に変色し、それが何週間も治りませんでした。

外出時には、いつもサングラスで顔を隠していたために、ZARA のバッグをトイレの水たまりに置いて事実上死なせるような羽目にもなりました。

たんこぶは、高さ5ミリ位までは低くなったのですけど、いつまでもピリピリッと静電気が走るような痛みが続き、目の周りは黒ずんだままでした。

さて、

その後たんこぶはどうなったのか?

何を隠そう、貴方、

あのたんこぶはですね、

治っていないのですよ!

高さは4ミリ位になっていますが、静電気がビリビリッとくるような痛みは続いておりまして、目の周りはいまだに黒ずんだままなんです。(泣)

10歳は老けて見える!

仕方がないんだけどね、あんなに激しく打ったんだし。後遺症がなかっただけ良かったと思わないといけないんだけど。

高さ4ミリのたんこぶは、ジロジロ見たって誰もたんこぶだとは思わないだろうし。

一番残念なのは、目の周りが黒ずんだままだってことで。

10歳は老けて見える! ああそれはもう書いたんだった。(泣)

首の骨が折れたりしなくて良かったと思わないといけないんだけど。

でも、やっぱりね、目の周りが常に黒ずんでいるというのは、悲しいのです。メークで隠すと、まさに老いの厚化粧という感じで非常にみっともないし。

来年中には治ってもらいたいです。

でも、

治らないかもしれません。(泣)

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2017年12月21日

睡眠薬を我慢した結果

毎晩、睡眠薬無しでは眠れなくなっていたのですが、依存を形成し始めていると危機感をつのらせた私は、昨晩は何としても薬を飲まないと決めました。

結果、

眠くはなるのだけど脳がアクティブ過ぎて眠れない、脳みそがスパークを出しながら信号を送りまくり、時々稲光のようにイメージがパッと見えたりしてドキッとするから、眠気が吹き飛ぶ。

そんな状態が、

夜中の3時過ぎまで続きました。

その後、悪い夢を見て目が覚めたのが5時過ぎ。

少なくとも2時間近く眠れたようですが、こんなんじゃあ、今日は元気に活動できません。

やはり、突然飲むのを止めるというのは間違いでした。少しずつ薬を減らしていかないとダメです。

特に、不安障害とかうつ病には、しっかり眠ることが回復のために重要なので、無理して薬を我慢して昨夜のようなことになると体調が悪化します。

ということでですね、今晩再び薬を服用してぐっすり眠るのが、今から楽しみで仕方がない私です。

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2017年12月20日

ゴルフボール大のひょうが降る

気温が36度を超えた昨日、クールチェンジ(前線の通過にともない風向きが変わって涼しくなる)を待っていた夕方、吹いていた風が温風から冷風に変わりました。

気温が一気に10度以上下がりました。

しかし、ポツポツ雨粒が降ったり再び日が差したりするもんだから、気温が下がったとはいえ湿度が上がって蒸し暑い。

ちぇっ!こんなんじゃあクールチェンジとは言えないじゃん!

久しぶりに晩ご飯を作りながら汗を拭うワタクシ。

しばらくすると、

空はいい感じに暗くなり、ゴロゴロと雷も聞こえ始めました。

降るんならしっかり降れよ〜!

と、不満を繰り返すワタクシ。だって、雨が降らないと畑の水やりをしなくちゃいけませんからね。

そして、

ポツポツポツポツ…

雨が降り始めました。

パラパラパラパラ…

ひょうが混じっているようです。

バラッバラッバラッバラッ…

結構大きな粒もあります。中にはビー玉くらい大きいのも。

そのうち、

ガンッ、バンッ、ガンガン、ゴンゴン

私は我が目を疑いましたよ。

「デイ・アフター・トゥモロウ」か!

ビー玉サイズのひょうが混じっているんじゃなくて、ひょうは全部ビー玉サイズで、時々ドスッとかゴンッと音を立てて落ちてくるのは、

ゴルフボール大なのです!

こんなのが当たったら怪我をするわよ、車はへこむわよ。

興奮しすぎて写真を撮り忘れましたが、多くの人がインスタやフェイスブックに写真を投稿していますから、ゴルフボール大のひょうは本当なのです。

メルボルンの南西部のダンデノン丘陵周辺では、以前テニスボール大のひょうも降ったことがあります。あの時は、当時私が勤めていた会社の同僚の車がボコボコになって窓ガラスも割れたのです。

それにしても、すごい嵐でした。

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2017年12月19日

焼いただけのチキン

少し元気も出てきて、大きなため息を付きながら深呼吸をする回数も減り、家事をやろうと思えばやれるくらいに回復してきた私です。

翻訳の仕事が終わった昨日の午後、久しぶりに晩ご飯は私が作ろうかと思いながらキッチンへ行くと、冷凍パイシートが出ていました。

「サチ(娘の名前)、また何か作るの?」
「うん、キッシュを作ろうかと思って」
「それ、晩ご飯?」
「うん」

そうか、猛暑の日にオーブン料理か。しかし娘が今日も晩ご飯を作ってくれると言うのだからお言葉に甘えよう、ということでですね、私は扇風機の前に座って編み物を始めたのでした。

その時思い出しだのが、冷蔵庫にあるチキン。買ってからすでに数日経っており、そろそろ食べなくては腐る。

娘は、ハーブをいろいろと摘んできて、ブルーチーズや真っ赤なビートなども入れた非常に手の込んだキッシュを焼いておりました。サラダも、私が作るような野菜を切って和えたというようなのではなくて、種やナッツやボッコンチーニやピクルスなどもふんだんに入ったサラダです。

チキンはとりあえず焼いておくか。

そこで、チキンを焼いておきました。一応、塩コショウはしておきました。

さて、晩ご飯の時。

「美味しい、美味しい」とキッシュを食べまくる夫に、晩ご飯は食べるつもりがなくて編み物をしていた私が一言「チキンを焼いたのがあるのよ」と言いましたら、

チキンを焼いたのがある?

最近の晩ご飯は、ずっと娘が作っていたので、手の込んだご馳走ではあったのですけど、夫が最も愛するご馳走ではなかったの。

夫が一番好きなのは焼いた肉!

そのただ焼いただけのチキンをフライパンから取って来て、いかにも美味しそうに平らげる夫。

こういうのを食べて育ったわけだからね。ただ焼いただけの肉に塩コショウを自らふりかけて食べる。蒸し野菜やサラダやポテトが添えられたのだろうけど。

夫にとっての「おふくろの味」の筆頭はロースト料理だと思いますが、普段の日の晩ご飯だと、やはり焼いた肉なのでしょう。

ちなみに、夫はチキンやポークを焼いたのも好きだけど、ビーフステーキを焼いたのはもっと好きで、でも一番好きなのはラムチョップを焼いたのにミントジェリー(酢と歯磨き粉を混ぜたような味)を塗って食べるというやつのようです。

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2017年12月18日

義母の心配グラフが危ない

嫁姑の確執問題は、このブログでも何度か話題にしてまいりました。

私はうちの夫の母親(義母)を嫌いではないんですよ。ただね、やること言うことが過度過剰で耐え難いと感じるのです。

義母は基本的に良い人なんです。

でも、「世界は自分を中心に回っている」的な人で、子供をコントロールしたがる「子供依存傾向」が強い人です。

こういう親は、意識下において、子供を失うことや自分が必要とされなくなることを恐れているので、子供が自立して何処かに行ってしまわないように、いつまでも親である自分に依存したままにしようと行動してしまうのだそうです。

「子供のことを気遣っている」「子供のためを思ってしている」という隠れ蓑に包まれているので、こうした親の問題は理解されにくいけれども、「毒になる親」の一つのタイプでもあるんです。

子供のコントロールは、明らかにわかる直接のコントロールだけではありません。自分が期待するように子供の心を操作する隠れたコントロールというのもあります。

義母は、とにかく自分の子供(子供の家族や友人関係のことも含めて)のことを知りたがる、子供のためを思って口を出す、意見を言う、自分の思い通りに行動させようと策略を巡らす、時には他人も巻き込んで…。

親切心でしてくれることには感謝しますけど、一線を越えて子供や子供の家族の生活に踏み込んできますからね、同じ敷地に住んでいた頃は大変だったのです。

ところで、

最近、義母と会う機会もほとんど無くなり、一番の原因は夫が仕事で休みがほとんど無いからですが、彼女の家に行くこともほとんどなくなっています。

そこで、昨日の夕方、うちの娘の運転の練習を兼ねて、夫と息子と三人が義母を訪ねました。彼女はヒールズビルという町のはずれに住んでいます。我が家からは約1時間の運転です。(私はまた具合が悪くなった寝込んでいた…。)

そしてですね、

今日ここで話題にしたいのはですね、

彼女の家のダイニングの壁に(家に入ってすぐに見える所に)貼り付けてある、「ウォリード・ボード(Worried Board)」というもののことなんです。

ウォリード・ボード!

なんだそれっ?

説明しますと、このボードには義母の子供達や子供達の家族(子供の配偶者や孫達)の名前が書かれています。そして、それぞれの名前の上にはピンが刺してありまして、このピンの高さは義母の心配レベルの高さを表しているんです。

要するに、心配グラフとでもいうようなものです。

心配レベルが上がるとピンをもっと高い位置に動かします。現在ピンが最も高い位置に刺されているのは、うちの息子だったそうです!

そして、来客にこのボードの働きを説明する時に、その心配の理由なども話すと…。

義母は、この「ウォリード・ボード(Worried Board)」を随分気に入っている様子で、いまだに就職できていないうちの息子に、スマートフォン用アプリ版「ウォリード・ボード(Worried Board)」の作成を提案したそうです。

そのアプリがあれば、家族のメンバーはお母さんなりお父さんなり誰かが、どれほど自分を心配しているかをいつでも知ることができるというわけです。

分かっていただけるでしょうか?

義母は、こういう人なんです。

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2017年12月17日

羊の内臓のパイ

「羊たちの沈黙」(トマス・ハリス著)という小説をお読みになったことがありますか?

映画にもなり大ヒットしたので、ストーリーは皆さんご存知ではないかと思います。

「羊たちの沈黙」をはじめ、「レッド・ドラゴン」「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」など、一連の小説で最も有名な登場人物であるハンニバル・レクター(Hannibal Lecter)は、もちろん架空の人物なんですけど、このハンニバル・レクターがどのような人物かご存知でしょうか。

彼の非常に複雑な半生は「ハンニバル・ライジング」に詳しいのですけど、実はうちの娘はハンニバル・レクターの大ファンなのです。

概してグロテスクなものに強い関心を寄せる娘は、自分が心理学を勉強していることもあって、この著名な精神科医であり猟奇殺人犯であり殺した人間の臓器を食べる、人並み外れた知能と身体能力を併せ持つ男の美食家としての面も大変にお気に入りなのです。

俳優マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)がハンニバルを演じたTVドラマ「ハンニバル」では、その美食家としての面も興味深く描かれていました。

このTVドラマシリーズのフードコーディネーターを務めたJanice Poonさんのレシピ本「Feeding Hannibal」を、私は娘の誕生日にプレゼントしたのですが、以来、娘はこの本に夢中です。


昨晩の晩ご飯は、娘が2日がかりで作ったこのミートパイとサラダでした。


ミートパイと言うよりも、羊の内蔵パイです。先日一緒に買い物をした時に、娘が買っているのを見たけど、このパイの中身は羊の心臓と腎臓と肝臓です。

もちろんワインで煮ていました。マッシュルームとか野菜やハーブ類もいろいろ入っているようです。

パイの上の飾りを作るのに、大変な時間を要したそうです。


私は、食欲が全く無かったので食べませんでしたが、娘をがっかりさせないために一口だけ味見をしました。そして、正直者のお母さんは、「この味は好きではない」と感想を述べたのでした。

味的にはね、レバーパイといった感じでしたから。レバーは好きじゃないんです。

「男たちには中に何が入っているか言うな!」

と、娘に釘を差されていたため、私は何も言いませんでしたが、息子は明らかに苦労している様子。そして、夫は、なんということか、会社の忘年会で帰りが遅くなり、晩ご飯には帰って来なかったのでした。

「そういえば、土曜日に忘年会があると言ってたわ…」

夫は、自分の分と食べなかった私の分も、今日のランチ用に大喜びで持って行きました。夫の鈍感な味覚なら、普通のミートパイとだいぶ味が違うな程度の感想になるのではないかと思います。

ところで、このパイをハンニバルが作った場合、中身は羊の内臓ではなくて…

いやいや、想像するのは止めておこう!


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2017年12月16日

毒になる親

心身の不調を引き起こす要因を親に植え付けられて育った人が、不調から回復し自分を取り戻るために読むと助けになると話題の「毒になる親」(スーザン・フォワード著)を読みました。


著者から読者への繰り返されるメッサージには、勇気づけられます。

でも、親への「怒り」「苦しみ」「悲しみ」という言葉が繰り返される、前半の「毒になる親とはどんな親か」が自分の経験としっくりきません。

私の親への感情の主体は、毒親であった父には「恐怖」と「嫌悪感」、愛情を持って育ててくれた母親には「罪悪感」だと考えていたけど、よく考えると母に対しても負の感情を持っていると感じます。

母は、辛い時や父や父の家族に不満がある時には、長女でしっかり者であった私にいつも愚痴をこぼし、父の悪口を言い、自分の不運を話して聞かせましたから。母の心の苦悩を幼い私がスポンジのように吸い取り続けていたわけです。

私は、子供の頃から意識下で思い詰めていたのだと思うのです。私が自分の生を生きるための唯一の方法は、「親から逃げること」「親や親戚がいる社会から逃げること」だと。

そして、現在こんなに遠くまで逃げてきてはいるのですが、「毒になる親」を読んでいると、これほど遠くまで逃げてきていても、自分がまだまだ親に心理的に絡みとられていて、感情が親によって支配されているのだと気づかされます。

この本には、そういった自己診断ができる項目がたくさんあるのです。

「毒になる親」の後半は、「毒になる親から人生を取り戻す道」について書かれていますが、これがはっきり言ってぜったいに無理だと感じる。

親に対して、自分の思いを吐き出すことをしなくちゃいけないと書かれているのです。

でも、私は父親の顔は二度と見たくないと思っているし、母親には、負の感情を持っているとはいえ、何よりも感謝の気持ちが大きいので、今さら母に対する負の感情を伝えたくない。

対決して会話するなんて、怖くて絶対にできない。

手紙を書くという方法も提案されているけど、私にはそれもできそうにない。

でも、書いた手紙を実際に親へ送らなくても、それを声に出して読むだけでも効果があるとのことです。

とにかく、自分の中に溜まっているものを吐き出さなければいけないとのこと。

そりゃそうだな。

実は、一度書き始めたことがあるのだけど、あまりにしんどくなって途中で止めてしまったのです。

はあああ…

考えるだけでもしんどくなります。

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2017年12月15日

睡眠薬ゾルピデム依存は怖いが

「実は、最近寝つきが悪くて、時々睡眠薬のお世話になっています」と書いたのは、先月のこと。

その後、私のストレスレベルは上がり続けましてね、ついに「うつのドブ池」に足を突っ込んでしまったわけです。

「奈落の暗闇に自ら飛び込んだ」とか「突然落ちた」という表現を使う時もありますが、今回はそんな風に一気に変化したのではないのです。

いつの間にか足元がドブドブして来ていて「あっ、これやばいよ!」と気づいていたんだけど、あまりにしんどくて歩き続けるだけで精一杯。そしてある時、ドブドブに足を取られてしまっていた、そんな感じなのです。

現在の私は、まだ足がドブ池から出せていないけど、地面の湿り具合が変化してきたから出られそう…という感じね。すっかりハマってしまって身動きできないわけではありません。

しかし、睡眠だけはどうにもならない!

時々お世話になる程度で我慢していた、若きリム医師が処方してくれた睡眠導入薬「ゾルピデム 10mg」という薬。

「ゾルピデム」を飲むと、本当に気持ちよく眠りに落ちることができるのです。昨夜は、ついに我慢できなくて飲んだのが11時半。目が覚めたのは今朝の7時過ぎ。これほど途中で目が覚めることもなくまとめて眠れるなんて、夢のような話なんです。

でもね、私は睡眠薬「テマゼパム」あるいは「ノーミソン」(名前は違っても同じ薬成分)への依存を経験しております。それはもう本当に辛かったですから、「ゾルピデム」への依存も怖いんです。

「ゾルピデム」は比較的依存が形成されにくい薬とは言われていますが、長期間服用続ければ、どんな睡眠薬も「耐性」や「依存性」が形成されます。

だから時々薬は我慢することにしているのです。休肝日ならぬ休薬日!

ですが、我慢するとまず眠れません。そして、ベッドで何時間も何時間もゴロゴロし続けるのは苦しいです。眠れなくても、目を閉じて静かに横になっているだけでも身体を休める効果はあると信じて寝転んでいるんですけど。

昨夜も、何とか薬無しで寝ようとしました。ギブアップしたのが11時半。ギブアップが遅すぎると翌日の生活に影響しますから、飲むのなら12時までにと決めているのです。

毎日ぐっすり眠れるという貴方、眠れるということは本当に貴重なことですよ。

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2017年12月14日

ライモンダはホリーちゃん

バレエがお好きな方ならご存知だと思います、バレエ作品「ライモンダ(Raymonda)」が、今年のリングウッド・バレエ・グループの年末公演の主演目です。

リングウッド・バレエ・グループというのは、うちの娘も7年生までダンスを習っていたダンススクールで、当時は本当に優秀な生徒がたくさんいたんですよ。(過去形になっているのは、近年レベルが落ちてきていることが明白なもので…。)

それでも、リングウッド周辺では最も有名なダンススクールですし、とにかく保護者の有志が運営する学校ですからね、経済的に裕福でなくても誰でもダンスを習いに行ける学校なんです。

年度末の公演だって、衣装作りから舞台装置から何から何まで、全部保護者の手作りによる公演ですけど、かなり本格的なんですよ。

家族ぐるみで親しくしている友人家族エクリーさん家の長女ホリーちゃんは、今年ハイスクール12年生でした。ハイスクール最後の年が、ほとんどの生徒にとってリングウッド・バレエでの最後の年でもあります。

今年の演目「ライモンダ」で、主役のライモンダを演じるのはホリーちゃんです。

これは、昨日のドレスリハーサルの様子。


木曜日から土曜日の夜まで合計5回の公演がありますが、毎年木曜日の昼公演はコミュニティーのために無料で主演目だけを上演します。これに娘と二人で行ってきました。

無料というのもあるけど、主演目以外のジャズやタップやコンテンポラリーや、全生徒の出し物上演となると、公演が長すぎて耐え難いのでね、木曜日の昼公演が良いのです。

それにしても、今日バレエを見に行く元気が出てよかったです。気分が沈んで寝込んでいた2日前だったら、とても行けなかった。

ホリーちゃんは、来年から西オーストラリア州のパースにあるバレエ学校で、本格的にダンサーを目指すことになっています。

美しく成長しました。

小さい頃から上手だったけど、素晴らしいパフォーマンスでしたよ。幾つかミスはありました。(恋人役のむこうずねをトウで蹴るというアクシデントもありました。ゴンッと音が聞こえたから痛かったはず。)

ホリーちゃんは170センチと長身で手足が長く、ほっそりしていて、しかも足が大きいからトウで立つと見栄えするんです!

衣装作りや舞台装置作りや運搬作業や垂れ幕描きや、舞台スタッフとしても、毎年大活躍のお母さんは、すでに感傷的になっている様子。ホリーちゃんは最後ですからね。

いつかプロのダンサーになる時が来るのかなあ。

来るといいなあ。

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2017年12月13日

集中力が回復してきたよ

昨日の午後は、まだ心臓バクバクして身体がブルブル小刻みに震えたりして、頭の中がねずみ色のままで、大きなため息を連発しておりましたが、今日はほとんど普通です。

昨夜は睡眠薬を飲むのを我慢したら、結局2時間半ほどしか眠れなかったから、今日は意識朦朧として一日を過ごすのかしらと思っていたところ、こういう時に限って仕事が来た。2つも。

やる気が少し出たので、朝ご飯を食べてからすぐに取り掛かったら、なんとまあお昼まで集中力が続きました。今一段落しているところ。

心臓バクバクも身体ブルブルも抑うつ気分も泣きそうになるのも、全部脳みその仕業ですからね、ホントに困ったものですが。

でも、今回は結構速やかに「うつのドブ池」から足が出たというか。

奈落の底に落ちずにすんで、こうして這い上がってこれるのも、お薬のおかげです。そして、話を聞いてくれる人がいることが大事。私の場合、その人というのは娘です。

心理学を勉強しているし、心の病気関係の本をたくさん読んでいるし、自身が心の病気を抱えていいて経験があるし、カウンセリングをたくさん受けてきたので知識がすごいですからね、お母さんがグチグチ言うのを聞いて的確な対応をしてくれます。

今日のメルボルンは暑いんですよ。最高気温37度の予報です。

寒波が来ているという日本の皆さんには、想像するのも難しいでしょう。私にも、寒波はちょっと想像できないもの。

さあ、早く仕事を終わらせようっと。(文章に元気さが戻ってきております!)

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2017年12月12日

魔女の一撃

欧米では、「ぎっくり腰」のことを「魔女の一撃」と呼ぶんだそうですね。

まさに、そんな感じです、突然激痛に見舞われるので。

昨日の朝、まだまだ「うつのドブ池」にハマったままだったけど、シャワーでも浴びてスッキリして、例の翻訳の仕事を終わらせなくちゃと思ったのです。

普段は立ったままシャワーをしますけどね、昨日はどうも立っている元気が無いもんだから、シャワーの掃除の時に使っている(右膝が痛かった頃はシャワー時にも使っていた)プラスチック製の小さな腰掛けを持って入り、座ってシャワーを浴びていたのです。

座っていると不思議なもので、普段は擦ったり洗ったりしない足をナイロンタオルで擦りたくなった。

そして左足のかかとの辺りをゴシゴシやった後、背中のやや左側の辺りに

ピシッ!

と、魔女の一撃が。

最初は筋肉がつったのかと思ったんだけど、いつまでたっても治らない。

それどころか、だんだん痛くなって来て、力の入れどころが悪いと再び魔女の一撃が見舞うものだから、

ううっ!

ああっ!

と、立っているのもつらいが、座っているのもつらいし、でも仕事を終わらせなくちゃあいけないので、立ったり座ったり中腰になったりスクワットしてみたり。

私の仕事用デスクが、こうしたあらゆる体勢での作業に対応する高さでよかったですけど。

元気が無い所へ来て腰痛とは、泣きっ面に蜂!

ところがね、

夕方近く、何かの拍子に突然痛くなくなったんです。

魔女の一撃は、一体どういうことだったのか。やっぱり筋肉がつっていたのかもしれないなあ。

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2017年12月11日

抗うつ薬を増量

普段は毎朝1錠服用している抗うつ薬のアロパックス(Aropax)20mgですが、以前かかりつけだったヒル医師も今お世話になっている若きリム医師も、自分で必要と感じた場合は服用量を30mgか40mgに増やせば良いと言ったのですから、勝手に増やしてもいいのです。

もう10年以上飲み続けているわけですし、この間、増やしたり減らしたり止めたりまた飲み始めたり、いろいろ経験しているわけですし。

今こそ増量が必要だ!

というわけで、薬を一気に40mgに増やしました。増やしたからって何も感じませんんけど、こうしてブログでも書く気になっているのは抗うつ薬のおかげか、睡眠薬で10時間以上も寝たせいか。

一日中ゴロゴロしていましたから、昨日は。

通常なら半日で終わるはずの翻訳の仕事が、先週の水曜日以来遅々として進まず、何とか終わらせた後の校正・誤字脱字探しが、どうしてもできなかったんですが。

今日は月曜日。

いくらなんでも仕上げて送らないと。

我が脳みそにムチを打ちつつ頑張ります。(牛馬へのムチ打ちは、動物虐待だと非難されていますよねえ、関係ないけど。)

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2017年12月10日

再び不安発作でダウン中

ここ数日の間に、実はいろいろとストレスが溜まっていたのですが、うちの夫が友人夫婦をまたも突然夕食に招待などしたからか、我慢が限界に達したようです。

ストレスのせいで具合が悪くなり始めると、意識下で関心がそっち向きになるのか、昨晩は「毒親」についてのウェブサイトなどを読んだりして、奈落の底へ自ら飛び下りたようなものです。

「毒親」か…

うまい表現だな。

一体何が起きていたのだろう、私の幼児期。

思い出すのは、とにかく苦しい気持ちと恐怖と不安。

今朝は、目が覚めた時から胸が苦しくてたまらなかったのに、昨日やって来た夫の友人夫婦のウェブサイトのアップデートをしていたら(これも無報酬の仕事)、立ち上がれないほど具合が悪くなってしまいまして、

仕方がないからゴロゴロしたり眠ったりしていましたら、

今は少し楽になりました。

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2017年12月9日

内輪差問題と長距離運転

うちの娘はまだ未成年なので(現在19歳)、運転免許取得に際して、運転試験を受ける前に120時間分の練習が必要です。

実際にやってみると、120時間分の練習というのがいかに大変か分かるというのも。

現在大学の夏休み中ですから、運転練習が毎日の日課になっております。

これまで運転練習の指導は、プロの教習員並みの技能と知識を有するらしいうちの夫に任せていたんですけど、夫は仕事がありますので時間がない、有料教習サービスを利用するような経済的ゆとりもない我が家では、私が練習に付き合うしかない状況になっています。

私は以前に2回ほどやってみて、あまりのサスペンスにギブアップしたんですが、娘の運転がかなり上達していることもあって、最近はあまり心臓をバクバクさせることもなく助手席に座っています。

しかし、

うちの娘は、お勉強は非常に良くできるけど、どうも運転のセンスというのがないのかもしれない…。

真っ直ぐに走るのは大丈夫で、高速道路も大好きらしく、高速での車線変更もへっちゃらでして、「こんな車間距離では危ないよ!」「うわあ〜、そんなに無理するな」と、お母さんは助手席で全身に力が入るわけですが。

最大の課題は、駐車と内輪差(ないりんさ)問題です。

駐車はね、運転のセンスがない人はみんな苦労します。私は今でも苦労しています。

内輪差問題ですが、

これがねえ、なんで分からないのか…?

内輪差というのは、皆さんご存知ですよね? 4輪の車両がカーブを曲がる時に内輪(回転の内側)の前輪と後輪が描く円弧の半径に生じる差のことです。後輪のほうが内側寄りになる現象のことです。

左折時に、端っこギリギリの所を行く傾向があるので、助手席に座っていますとね、スリルとサスペンスで鳥肌が立ちまくりなんです。

しょっちゅうコンクリートブロックに後輪が乗り上げるし、道路左端の木の枝に擦りそうになるし、高さのあるブロックだと私の大事なカローラのホイールが擦れて傷つきそうになるので「こっち当たりそうよ!」の連発。

右折の時でも、道路の中央にある歩行者のための島状の場所に後輪が乗り上げるし。

私ね、iPhone を車に見立てて、内輪差について説明したんです。娘もよく理解しました。しかし、理解したことと内輪差を考慮した運転ができることは別の話らしい。その距離感というのが分からないらしいんだわ…。

運転試験は、まだまだ先です。

駐車が全然駄目だしな。毎回、線からはみ出すし、すごく斜めに入ってしまうし。直せというと、反対にハンドルを切ったりするし…。

一気に数十時間分の練習量をかせぐために、往復6日間かけてクイーンズランドまで行きたいそうです。会いたい友達がいるサンシャインコーストまで行って来たいんですって。

3600キロ以上の行程です。

指導者は助手席に座っていなければなりません。

「母さん行ってくれる?」
「それは…、お母さんには…」
「お母さんは座っているだけでいいのよ」
「それは…、かんべんして」

私はメルボルンからアリススプリングスへバス旅行したことがあって、帰り道は36時間バスに乗ったけど、もうね、ああいうのは絶対に二度とやりたくないのですよ。


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2017年12月8日

まさに歴史的瞬間

2017年12月7日午後5時58分、オーストラリアの歴史に残る瞬間を目撃しました。

同性婚合法化決定の瞬間です!

(こんなおめでたいニュースなら文句を言われないだろうとの判断で、今日は新聞から拝借した写真をじゃんじゃん載せちゃいます!)


私は「Parliament Question Time」という国会中継をよく見るのですが、こんなシーンは初めてでした。

先日、同性婚合法化法案が連邦政府上院(Senate)において賛成多数で可決された瞬間を生放送で見ましたが、あの時も嬉しかったけどまだ決定したわけではなかったですからね。

オーストラリアの議会での採決の方法は、箱に札を入れたり手を挙げたりするのではなく、大抵の場合、賛成者は「Aye(アイ)」反対者は「No」と声を上げさせます。

その声の大きさから判断できない場合は、議長が「Devision required」と議員に告げまして、席を移動するのです。すると、議員は法案の立案者側(賛成側)と反対側に分かれて座ります。そして、それぞれの側の議員の数を数えるのです。ですから、誰が賛成していて誰が反対しているかは一目瞭然です。

上院での投票の様子はこれ。

向こうが賛成側で、反対側にけっこうな人数が座っています。この日は欠席者や棄権者が多かったので、議場はスカスカです。

こんなのでいいのか!


そして、これが昨日の下院(House of Representatives)での採決の様子です。

「Aye(アイ)」の声が圧倒的に大きかったのに、Division が行われました。


反対側に座ったのは、たったの4人。

法案に修正を求める議員もいましたが(例えば前首相のトニー・アボット)修正案は全て否決されました。

修正の目的は、宗教上の理由で同性婚を認めない人達が、同性愛者達を差別する権利を認めようというものですから、わざわざ「差別する権利」を文言にすることを認める議員は少なかったのです。

当たり前だ!

そして7日の午後5時58分、議長によって法案の可決が告げられますと、賛成派の議員、中でもこの法案成立に向けて長年活動を続けてきた議員たちの喜びが大爆発!


喜び大爆発の象徴として、本日の各新聞がこぞって掲載したシーンがこれ。



保守与党の自由党議員ウォレン・エンチ議員に抱き上げられる野党労働党のリンダ・バーニー議員。そして、それを笑顔で見守る他の議員達。

エンチ議員は同性愛者の平等な権利のために活動を続けてきた自由党議員の一人です。下の写真は、エンチ議員と法案を執筆したディーン・スミス議員。



先日、国会での審議中に同性パートナーに求婚したティム・ウィルソン議員がLGBTQIのシンボルである虹色の旗を持った議員とハグしています。


同性愛者であることを公表している議員の皆さん。所属政党はいろいろです。


野党労働党のペニー・ウォン議員は、将来首相になるかもしれないと言われています。同性のパートナーとの間に確か2人の娘さんがいます。

いつもクールなウォン議員も、先日の同性婚合法化の是非を問う「郵便による意識調査」の結果発表の際は、感極まって号泣されていました。


傍聴席(Public Gallery)には、LGBTQIの人々の平等な権利のために活動している俳優のマグダ・ズバンスキーさんや競泳選手のイアン・ソープさんの姿もありました。お二人とも同性愛者です。

法案可決後のパーティーでのお二人。


ある議員が言っていました。

「オーストラリアという国を、すべての子供達が生まれて大きくなるのに最も素晴らしい国にしたい!さらに公正で平等で偏見のない国にしていきたい!」

そういう信念と使命感で、実際にしっかり働いてくれる人を議会に送り出さなければなりませんよね。

そうして、彼ら代表者に私達の意思に基づいた法律を作らせ、国をより良く変えていく。

民主政治というのはそういうこと!


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