2020年4月30日

アナタと話したくないですよ

私はいくつかのドメインを個人情報を非公開にせずに登録しているせいで(非公開にするには特別料金を支払わなくいてはいけません)いろいろ電話がかかってきます。

ウェブサイトを作ってあげますよとか、以前登録していたドメインを再登録しませんかとか。

電話をかけてくるのはインド訛りの英語を話す人達、おそらくインド人です。

最初のうちは丁寧に対応していました。ちゃんと事情を説明したりして。

それらのドメインは必要が無くなったのですとか、ウェブサイトを作ってあげますという電話には、私はウェブデザイナーだから不要ですとか。

ドメインとは無関係のセールスや詐欺電話もありますしね、インド人からの電話は続くのでして。

そのうち、

イライラして来て、「この電話番号には二度と電話をするな」と怒ったりするようになり。

しかし、インド人からの電話はほぼ毎日続くのでして。

最近は、「声が小さくて聞こえないんですけど」「聞こえませんよ」と嘘をついて、相手が大声を上げ始めると電話を切ったりもしていました。

日本語で喋り続けるというのもやりました。

私ってトンデモナイやつ!

昨日の夕方にも、また電話がかかってきました。

「ええっと、ヒ…ロコ…と話ができますか?(ヒロコをお願いします)」

そう言ったインド人に、私は暗〜い不気味な声を出して言ったのでございます。

「彼女はねアナタと話したくないですよ」

イヨェアあ !?!

ワケワカラン叫び声を上げたインド人は、その後、言葉に困ったか沈黙!

私は、静かに受話器を置くと、腹をかかえて涙を流したのでございました。


トンデモナイやつですね、私って。

対応する元気がない時は、黙って電話を切ることもあるんですけど、時には相手と会話を試みることもあります。

どこから電話しているの?
インド?
仕事は大変でしょうね?フルタイムでこれをやってるの?

とか…

おばちゃんになったからできるんです、こんなこと。

ちなみに、世間話を始めると相手は直ぐに電話を切ってしまいます。「これはヤバい」と思うのか、世間話はしちゃあいけないことになっているのか。

さあて、

今日の午後にもまた電話がかかってくるでしょうね。作戦を考えておかなくちゃあな。


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2020年4月29日

スーパーで跳び上がって笑われて

人並み外れてびっくりする体質で、「びっくりエピソード」に事欠かない私ですが、時々マジで心臓が止まりそうになります。

病気じゃあないかと思ったこともありますけど。

あるんですよ、非常に稀な病気ですが「びっくり病」なる病気が。

別名「過剰驚愕症」というすごい名前の病気です。

主に聴覚性および触覚性の刺激によって過剰な驚愕反射を生じ、身体の筋肉が痙攣あるいは硬直して転んだりケガをしたりしてしまうことが問題となります。

不意に大声で呼ばれたり肩をぽんと叩かれたり、そういうのがいけません。

私は筋肉が痙攣したり硬直したりはしないけど、身体がビクンと激しく動いたり、文字通り跳び上がっちゃったりすることはしょっちゅうです。

天ぷらを揚げている時に、突然現れたうちの夫に驚いて箸先から天ぷらが飛んでいったこともあります。危ないんですよ。

さて、

昨日のこと。

玉ねぎが残り半個、牛乳もボトルの半分しか無くなっており、食品の買い物に行けないのは夫が私のカローラを通勤に使うからだと恨んでいたところ、カローラが車庫にあることを発見しまして。

「なんだ、今日はバイクで仕事に行ったのか!じゃあ今日のうちに食品の買い物をしておかなくちゃあいけないじゃないの」ということで、午後遅かったのですけどスーパーに行きました。

午後遅くに買い物に行くことはめったにありません。

行ってみますと、店内はガラ空き。なるほど、この時間帯はこんなに空いているのかと思いました。

どうせ来たんだから、買い物リストに書かれたものだけじゃあなくて、色々買っておこうかと思いまして、店内が空いていたのもあってリラックスしましてね、棚の商品を見ながらゆっくり歩いて、新商品を見つけては喜んだりしていたんです。

こういうふうに一人で何かに没頭している時が危ないんです。

突然斜め後ろから聞こえた大声!

平均びっくり跳躍高さ6センチを上回る、8センチは飛び上がったと思うな。

「ジーザス・クライスト!」

思わず叫ぶワタクシ。

大声の主は、スーパーの品出し係の若い男性スタッフで、肉売り場にいる他のスタッフとお喋りをしていたから大声を出したようで。

男性スタッフは飛び上がった私を目撃して笑いをこらえるのに必死。

「ジーザス・クライスト!」
「いや、その… あそこのアイツと話していたもんで…」
「びっくりしたじゃないの!跳び上がっちゃったわよ!」

申し訳無さそうな顔をしつつ笑いこらえていた彼は、きっとあの後、誰かに私の跳び上がりぶりを話したでしょうね。

スーパーで跳び上がったのは久しぶりでした。


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2020年4月28日

大掃除で一気に減量

新型コロナ太り対策に、昨日は家の大掃除に取り組んでみました。

我が家で最も汚い部屋の一つは、うちの夫の寝室です。(他の最も汚い部屋は息子の寝室と娘の寝室です。もう豚小屋状態です。)

夫の寝室が夫婦の寝室であった頃には、汚いのも散らかっているのも耐えられない私は仕方なく定期的に大片付け大掃除をしていましたけど、その部屋で寝るのを止めてからは掃除機をかけるくらいしかしていません。

夫の部屋は掃除機をかけるのも大変なんです。床に脱ぎ散らかしたものがいっぱいあるし、ベッドサイドテーブルやその周辺はゴミ屋敷状態だし。

掃除機をかけるのすら面倒くさい理由はそれ。

夫が床に脱ぎ散らかした服は拾いたくないんですけど、昨日は掃除機をかけるためにそれらを服を拾い、ベッドのシーツを交換し、ごみを捨て、徹底的に掃除機をかけ、ブラインドも上げて拭き掃除をし、夫の寝室の掃除が終わった頃には息が上がっていました。

2階にあるバスルームは、昨日はウェットエリア以外に集中。その後、階段の大掃除。この階段がねえ、カーペット敷きなので掃除が大変なんですよ。どうしても隅にホコリが溜まって黒ずみますからね。昨日はこれを細いアタッチメントを付けて吸い取りました。頑張った割にはキレイになっていません。

階段が終わって、次は玄関エリア。そしてカーペットを新しくした居間。

その頃には、もう暑くて暑くて汗がポタポタと滴り落ちるほどになっていましたから、息子や娘には悪いけど暖房を切りました。私は首にタオルを巻いて、汗を拭きながら掃除を続行。

キッチンを終え、もう一つの階段を終え、洗濯室を終え、

まだまだ続く!

家が大きいと掃除も大変よ。

やっと残るのは私の寝室だけというところまで終わり、「自分の部屋はいいか…」と一瞬思った自分を叱咤激励して掃除を続行。

日頃は「重い」「うるさい」「パワフルすぎる」ということで使うのを躊躇しがちなダイソン掃除機ですが、確かにキレイにはなるんです。

こうして、

自室の掃除を終え、「今日はこれでいいか!」とこの日の掃除を終了した時、時計は午後1時を指していました。

え?午後1時?

私ったら一体何時間掃除していたの?

その後、お昼ご飯を準備しながら、なんだか心地よい疲労感を感じましてね。日頃の運動不足が一気に解消されたってくらいの運動量でしたから。

それに、

掃除をしている間は物を食べませんから、

昨夜の時点で体重が1キロ近く減っていました。

今日はバスルームのウェットエリアの掃除をします。これは通常2時間かかります。2時間もかかるのは普通ではないそうですが、私がやると2時間かかるんです。

ウェットエリアの掃除は主に右腕だけの運動ですから、筋肉痛にはなっても減量には効果が薄いと思いますけど、掃除をしている間は食べませんしね、座って編み物をしているよりはカロリーを使うでしょう。

バスルームのウェットエリアの掃除は、老眼鏡を掛けてすると運動量が上がります。

もっと汚れが見えるので。

頑張ります!


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2020年4月27日

金正恩は死亡か脂肪か

先日、某ウェブサイトでジョンウン(金正恩)が重体になっている旨のニュースのヘッドラインを見て、

やった!

と思わずつぶやいた私です。

人が死にかけていると知って「やった!」なんていう言葉を吐くなど不謹慎ですけど、人が人ですからね。

ジョンウンが死ぬことであの国の体制が大きく変わり、あの国が少しでもマシな国に変化して多くの国民がマシな暮らしができるようになる可能性を期待する気持ちもありますけど、

「やった!」の背景にある私の潜在的希望というのは、あの国の体制が変わることで拉致被害者の皆さんの帰国が可能になるかもしれないことだと思います。

さあて、ジョンウンはどうなったかしら?

毎日気になって度々ニュースをチェックしていますが、なかなか信頼に足る情報が出てきませんね。

植物人間状態になっているとかすでに死亡しているとか情報が交錯していますが、あの国の政府が黙り続けていることから判断すれば、もうジョンウンは終わりと考えるのが自然だと思うんですけど。

今朝、ジョンウン関係のニュースを探そうとグーグルしてみました。

「金正恩 死亡か」とキーワードを入力しようとしたら(「か」を加えると日本語の情報が検索されます)漢字変換がね、

金正恩 脂肪か

になっちゃって。

「しぼう」の第一候補が「脂肪」というのが、いかにもジョンウンにふさわしくて笑っちゃいましたよ。

重体説が報道されてから数日経ちますから、あの国の政府もそろそろ何か発表するでしょう。重体や脂肪…じゃなくて死亡が(やっぱり第一候補は「脂肪」)事実であれば、隠し続けることは不可能なんですからね、「金委員長は元気です」なんていうウソを付くことはなかろうと思います。


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2020年4月26日

美容院はいつ再開

短いヘアスタイルは手入れが楽で良いのですけど、伸びてくるとすぐに目立つのが困るところ。私は耳の周りをぐるりと切り揃えてあるベリーショートヘアなので、もともと髪の毛が伸びるのが早いのも手伝って、すぐに見苦しくなります。

刈り上げてある襟足も、伸びてくると見苦しくなります。

ということで、

ほとんど毎月美容院に行っているわけですが、ヘアカット料金は男性カット料金ですからお安いんですよ。

美容師さんは、何年もLさんというアジア系の方にやってもらっています。アジア人の髪質を良く分かっているのと、以前勤めていた美容院でダントツの腕前でしたので、もう何年もずっとLさんです。

Lさんは、勤めていた美容院を辞めて別の場所に美容室をオープンしたんですけど、この美容院が我が家から車で5分という絶好の場所にあるものですから、本当に助かっています。

さて、

新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた頃、早めにヘアカットに行ったのですが、その後、懸念していた通りLさんの美容院は営業中止に追い込まれました。

いつに再開するんだろう…

そろそろ耳の周りや襟足が見苦しくなってきたし、前髪が目にかかるようになって気になるので、ヘアカットが必要なんですけど。

後2週間もすれば、みっともなくって食品の買い物に家から出る時には帽子をかぶらないといけなくなるわ。

早く再開してほしいです。

まだ営業しているところを知っていますけど。ショッピングセンターの通路で髪の毛を切ってくれるところです。買い物客から完全丸見えの、ただ切るだけみたいな、中国人経営の散髪屋。

いくら男並みの短髪とは言え、ああいうところで切ってもらうのはちょっとね。

うちの夫のようにDIYというわけにはいかないし。

私のようにヘアカットが必要になっている人は、大勢いるはずです。皆んなどうしているんだろう。

髪の毛の長い人は良いんですよ。少々伸びたって分からないんだから。私のようなベリーショートスタイルの人達です。ほとんどの男性がそうです。

Lさん、美容院を再開したら超絶忙しくなるのは明らかです。


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2020年4月25日

春はそこかしこに

今は秋なんですけど。

これから冬になるはずなんですけど。

どうも、我が家のワトルの木がボケて春の到来を盛大に告げてしまっているのを笑えない様子になって来ています。

春がここにもあそこにも、

やって来ているんですよ!

ワトルの木は、更に花を咲かせて爛漫一歩手前。


春に美しい白い花を咲かせる球根植物は、葉っぱがニョキニョキ出ています。


こちらは、非常に香りの良い黄色い花を咲かせるやつですけど、ニョキニョキどころじゃない。今からこんなに葉っぱを出したら、春にはどうなる?


プラムの木は、蕾が膨らんできました。


家の外に出るとくしゃみが出るので、草も花粉を飛ばしているに違いない。

お日様の位置も、日差しの強さも、空の色も、ホント春のようなんですけど、

秋なのよ!

これから冬が来るんです!

って、本当に冬は来るんだろうか…。

広葉樹がちゃんと色を変えていないんですけどね、暖かすぎ?

なんだかもうこのまま、またあの酷暑の夏がやって来そうな、そんなメルボルンでございます。

冬は一応来てほしい。

短くてもいいいから。

メルボルンの緑滴る冬は、氷も張らないし雪も降らないけど、やっぱり私は冬が好きなんです。

気象専門家によると、冬があるオーストラリア南部でも年々冬は短くなってきているそうです。その代わりに夏が長くなっているんですって。

それにしてもいい天気だわ。

どこかに行きたい!

行きたいけど、どこにも行けません。行ってはいけないんですから、行きません。

日本はゴールデンウィークの大型連休だそうですけど、移動制限はしないんですね。不要不急の都道府県をまたぐ移動を禁止しないと、感染の拡大は必至でしょう。


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2020年4月24日

インターネット不通で大学困難

昨年、メルボルン大学で3年間の学士課程を終了したうちの娘は、今年はスインバーン工科大学で優等学士課程を履修しておりますが、始まったばかりの3月に大学が閉鎖されたのは、もちろん新型コロナウイルスのせい。

大学は閉鎖されましたが、講義も討論も担当教員からの指導も全てオンラインでやっております。わざわざ電車に乗って大学まで通わずとも、勉強部屋から何でもできて非常に便利なんですけど、

人に会わないと身繕いをしないので、毎日パジャマ兼部屋着の上にガウンを着たまま、頭はボサボサ、どんどんだらしなくなる。ビデオ会議アプリで上半身が映るときだけ少しまともなシャツなどを着ていますけど。

しかしねえ、家から出ずに学問に励むことができるというのは、パニック障害などで外出が困難な者には便利なことですよ。娘のパニック障害は、大学への通学は問題なくできる程度に改善しているんですけど、それでも外出するには努力と準備が必要なのでして、まだまだ色々あるんです。

ヴィクトリア州では、小中高校も先週から2学期が始まっていますが、生徒は通学を自粛するよう求められています。基本的に小中高校も授業はオンラインで行い、家で勉強できる人は家で勉強してくださいということです。

ただし、学校は閉鎖されていません。家庭にコンピューターやインターネット環境がない場合や保護者の都合で家にいられない子供達、あるいは何らかの理由で保護が必要な子供達は、学校に行くことができます。学校へ行って、学校のコンピューターを使って、家で勉強している生徒たちと同じ勉強をするのだそうです。

ところが、

インターネットが不通では何もできないのよ!

昨日は朝からずっと不通だったんです。

娘は講義も聴けないし、討論セッションも不可能。講義は良いんですよ、あれはライブで聴かなくても後から録画を見れば良いんだから。でも、他の学生たちとの討論セッションには参加できない。

やれ困ったとイライラしていましたら、午後遅くになってインターネットが回復しまして、夕方からの討論セッションには間に合ったのですけど。

新型コロナのせいで、インターネットの需要はますます高まり、依存度も高まっております。昨日のように不通になると改めてその重要さに気付かされますね。

コンピューターで絵を描いているうちの息子も、関係者とのやり取りにインターネットは不可欠です。息子は家から出ない引きこもり暮らしですからね、友人達ともインターネットで繋がっているわけでして、これが不通となると突然に世の中と隔絶されるんですから。

そう言えば、夏の森林火災で大きな被害が出た地域では、いまだに携帯電話やインターネットが不通の地域があるそうです。携帯電話の普及に伴って公衆電話というのが姿を消しましたが、町にわずかに残っている電話ボックスに列を作っている住人の皆さんの映像を見ました。さぞ不便なことでしょう。

電話とインターネットが使えなくて、更に外出規制とかいうことになると、それは厳しいですよ。

早く普通の暮らしが戻って来ることを祈ります。私達家族が住むエリアでは、それは遠くない話のはず。新型コロナの感染者は減り続けていますから。


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2020年4月23日

新型コロナ規制解除始まる

ヴィクトリア州では新型コロナウイルス感染者がほとんど増えていません。オーストラリア国内全体を見ても、昨日の発表では新たに感染が確認された人はたったの4人。

最近の新しい感染者は、ニュー・サウス・ウエールズ州のクルーズ船「ルビー・プリンセス号」とタスマニアの病院関係者という感染経路が明確なケースがほとんどだそうですから、新型コロナ危機は終わりに近づいてきたと言えるでしょう。

ヴィクトリア州の感染者数グラフはこのとおりです。


現在病院に入院している人は29人、集中治療室にいる重症者は12人だそうです。

ヴィクトリア州だけで、これまでに90,000人以上の検査が行われました。確認された感染者は1,336人。死亡者は15人です。

徹底的な感染経路の調査がおこなわれたそうで、感染が確認された人と接触があった人達を隔離しました。主に自宅隔離です。

ルールに従わない人達はいましたけど、大多数のヴィクトリア州市民は我慢して規制に従いました。皆んな頑張って家に閉じこもりましたよ。

失業者も大勢出ています。大中小様々な企業や商店や飲食店や工場や劇場やスポーツや、もうありとあらゆる営業中止に追い込まれたビジネスが経済的困難に直面しています。

困難に直面しているビジネスも失業者も救うと言っている州政府は、これから莫大な借金を抱えることになりますし、経済的困難は当分続くことは明らかですからこれからが大変なんでしょうけど、人間生きていればなんとかなるって!

経済を二の次にして、人々の命を守ることを第一に対応してきた州政府を批判する人は少ないですよ。いますけどね、救済にお金を使いすぎだって。今のヴィクトリア州政府は労働党政府なので、苦しむ市民を見て見ぬふりはしないんです。

とにかく、

規制解除の第一弾は、「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」禁止の解除です。

来週から再開されることが発表されました。一気に全ての手術再開ではありません。生活の質に重要な影響を与える手術から段階的に再開されます。

うちの息子のお尻も早くやってちょうだい!


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2020年4月22日

危機的コロナ太り

毎日家にいる私はウエストゴムのらくちんパンツをはいています。

翻訳の仕事をやっている英国の会社は、いまだ事業再開の見通しも立っておりませんからスタッフは皆んな自宅待機中。私は仕事が来ないので無収入。

外出規制中だし、毎日一日中家にいて家事以外にあまりすることがありません。

季節がよかったら畑仕事という手もあるけど、北隣りさん宅の巨木が成長したせいで我が家の野菜畑は日当たり最悪となっておりますので、春が来るまで畑はできないの。

春の到来を告げるワトルの木は、今年もボケて盛大に春の到来を告げてますけど、まだ秋なのよ。


編み物は格好の暇つぶしですが、編み物をするには毛糸が必要。でも、今はそれを買いに行けない。

掃除洗濯も、毎日そればっかりやってられませんからね。

ということで、私が何をやっているかと言うと、レシピ作りなんです。

要するにお料理。

そして作ったら食べる。

外出規制が始まってから4週間目。体重が少しずつ増加してきたことにはもちろん気づいておりましたよ、シャワーの度に体重を測るのでね。

でも…

ここ数日は、怖くて体重計に乗っていなかったのです。

おそらくもう健康体重域から出ちゃっただろうとは思っていました。二度と太り過ぎ体重に逆戻りはしないと固く自らに誓っていたのに。

そんな今日、久しぶりに夫がバイクで仕事に行ってくれましたので、私のカローラが家にある。このチャンスに食品や生活必需品の買い物をしておかなくちゃあいけません。毛糸も買いに行けるぞ。

お天気も良いし、久しぶりにおばちゃんパンツではなくてジーンズをはいてみようかと思ったんです。

思ったんですけど、

腹が入らなかった。

ここまで太っていたのか…

先ほど恐る恐る体重計に乗ってみましたら、3キロ増量していました。

新型コロナのせいにしちゃあいけません。

全て自分の選択の結果です。

これから3キロの減量を試みる所存でございます。3キロの増量は簡単でしたけど、3キロの減量が困難であることは十分承知でございます。


しかしねえ、3キロ増えたせいか例の古傷を抱える右膝が痛くなってきましたよ。

私のような運動不足の者には、体重が増えたっていうだけで足腰への負担がハンパない!

後悔してますよ。

でも「後悔先に立たず」じゃないですから。「してしまったことは元に戻せない」わけじゃあないですからね、体重に関しては。

今日から食べる物と量に気をつけます。元に戻してみせますよ。


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2020年4月21日

ホットフラッシュでのぼせる件

突然ですが、更年期の症状の一つに「ホットフラッシュ」というのがあります。

「ホット(Hot)」ですから「暑い」んです。

「フラッシュ(Flush)」というのは、「突然のほてり、上気」という意味で、大汗を伴う場合がありますが、私の場合はほとんど伴います。それも頭部から。

ここ数年、この「ほてり」と「発汗」に悩まされております。

買い物などに出かけますと、ちょっと歩くだけですぐに暑くなってきますから、上着を脱がなければなりません。スカーフなど首に巻いていると暑くて耐えられないというよりも汗でびちょびちょに濡れちゃいますから、すぐに取らなければなりません。

こういうのは真冬の寒い日でもです。

汗は頭からポタポタと首のあたりに落ちてくるほど出ます。顔にも汗が流れます。私はスーパーの女性に「大丈夫ですか?」と心配されたことがあるんですよ。

ある時は、友人宅で開かれたパーティーで誰かとおしゃべりしている最中に、突然暑くなって顔から汗が吹き出てね、

みっともないったらありゃしない!

最近は、もうどこへ行くにも扇子とハンカチが必携です。

ちなみに、扇子で顔をあおぎながら買い物をしている人を見かけたことはありません。そういうことをしているのは私だけです。

このホットフラッシュですけど、最近「瞬間的なのぼせ」が出るのです。

例えば、座って編み物をしている時なんかにもですね、突然かあっと上半身が暑くなり、頭がのぼせるんです。暑くてたまりませんから脱げるものは脱ぐんですけど、しばらくすると元に戻ります。寒いですから、また脱いだものを着なくてはいけません。脱いだり着たり面倒くさいです。

更年期の症状にも色々ありますが、一体いつまで続くんだろうと思いまして調べていたら、驚愕のフレーズを発見しました。

更年期の後には老年期がやってくる!

うわっ…

その言葉は…

聞きたくないっていうか…

更年期の症状は、50歳代後半から60歳前半ぐらいで治まる人が多いそうです。早く治まってもらいたいですけど、治まった後には「老年期」というのが始まるんですか。

もっとかっこいい呼び名はないのかねえ…


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2020年4月20日

ヴィクトリア州の出来過ぎた話

ヴィトリア州では、新型コロナ感染者の増加のペースが落ちてきて折れ線グラフの曲線が明らかに平らになってきたのですが、昨日からの24時間に報告された感染者数は、

一人だけ!

死亡者数もここ数日変化しておらず、現在15人。

最も良いニュースは、重症患者数が減ってきていることだそうで、病院への負担が大きく軽減されたとのことです。

州保健省の主任医務官ブレット・サットン氏の言葉を借りれば、「Too good to be true(出来すぎた話)」なんだそうです。

検査件数は増えているんですよ。ヴィクトリア州だけで、これまでに86,000以上の検査が行われました。更にたくさん検査をしていて、見つかる感染者が減り続け、昨日は一人だけだったというのが「Too good to be true」というわけです。

感染者がこのまま増えない状況が続けば、当然近いうちに感染拡大防止措置が解除されることになります。州首相がそう言っています。

まず最初に解除されるのは、「3人以上集まっちゃあダメ」という規制だそうです。

シドニーでは、閉鎖されていたビーチが条件付きですが開放されていますから、ヴィクトリア州でもビーチや公園が開放されるでしょうね。

また、重症患者数が減って病院への負担が大きく軽減されたことから、現在中止されている命に関わらない「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」が来月にも再開される見通しです。うちの息子も例の手術をやってもらえることになるでしょう。

ただし、飲食店の営業再開はまだまだ先の話だから期待するなとのことです。

移動の制限も最後まで続く見込みですから、旅行なんかには行けません。

それでもね、普通に外出できるようになるというだけで嬉しいですよ。家族や友人が集まって一緒にご飯を食べたりできるようになると思うだけで、気分的に大違いです。

やはり、感染者が報告され始めた時に、直ちに中国からの渡航を禁止したことは良かったと思います。また、その後も感染者のほとんどが海外から入国した人達とその関係者だったことから、早い段階で外国人の入国を禁止したことと、帰国したオーストラリア人を隔離したことも効果的でした。

それと、経済被害を覚悟の上で飲食店や人が集まる場所の営業を禁止したことや、一般市民を外出自粛ではなくて外出禁止にしたこと、人が三人以上集まることを禁止したのも功を奏したと思いますね。

ヴィクトリア州は明るい見通しです!

ところが、明るくないのがヴァージン・オーストラリア。

経営危機が続いていたオーストラリア第2の航空会社ですが、新型コロナでついに経営破綻となりました。今週中に任意管理手続きに入るそうです。

オーストラリア連邦政府に14億豪ドルもの支援を要請していたのですけど、政府は支援しませんでした。多くの国民は政府の対応を支持しています。もともと何期も連続で赤字を計上していたヴァージン・オーストラリアですから、ここで破産して新しい経営体制で再スタートするのは、むしろ好ましいと考えられているようです。

オーストラリアの航空会社としては史上最高額の負債を抱えての経営破綻だそうですが、「そんなのどうでもいい」というのが正直な話。

我々の関心は、元の暮らしに戻ること。そのための規制解除ですよ。

データを見極めながら、非常に注意深く、適切に行う必要があるとのことです。州政府は、現在どういう手順でどうやって元に戻していくかを検討中です。


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2020年4月19日

ティラミスケーキのレシピ作り

昨日はドバイ在住の義妹の40歳の誕生日でした。

宿泊可能なイベント会場を借りて、盛大なお誕生日パーティーを計画していました。うちの夫や義弟がパーティーに招待され、私も招待してもらうことになり、超楽しみにしていたわけですが。

オーストラリアでは、新型コロナのせいで不要不急の海外渡航は禁止となり、現在も国外に出ることは困難な状況です。たとえ許可がもらえて出ても、帰国の際にはホテルに2週間隔離されます。

ドバイでも感染者が増え、義妹も私達と同様に外出制限で家から出られない状況になっています。パーティーなんてできるわけがありません。

ということでですね、

昨日は、例のビデオ会議アプリ「Zoom」でオンラインパーティーということになりました。

私は、義妹のために何もしてあげられませんから、せめてバースデーケーキを作ってあげることにしました。食べるのは私達家族ですけど。

そして、以前から作ってみようと思っていた「ティラミスケーキ」を作ることにしたのです。

インターネットを探せば「ティラミスケーキ」というケーキのレシピは、たくさん見つけることができますが、どれも「ティラミス」のような味のケーキという感じでしてね、クリームチーズを使っていたりバタークリームを使っていたり、「それはちょっと違うでしょう」というのが多いのです。

そこで、

私は、自分の「超簡単ティラミス」のレシピを元にしてオリジナルの「ティラミスケーキ」を作ることにしたのでございます。

出来上がった一作目がこれです。


昨年、うちの家族が私の誕生日にチーズケーキショップで買ってきた「ティラミスケーキ」の再現を試みたのですが、スポンジをココア味にしたのが失敗でした。

やはり普通のスポンジにエスプレッソを染み込ませた方が絶対に美味しいと思います。

コーヒーソースを作ってココア味のスポンジに塗ったのですけど、コーヒーの味がスポンジの味に負けていました。

フィリングは、私の「超簡単ティラミス」のフィリングと同じ材料「卵、砂糖、マスカルポーネ、クリーム」で作りましたが、普通の「ティラミス」のフィリングは柔らかすぎるで、一工夫を施しました。これは大成功でした。まるでムースのような仕上がりでしたから大満足。

ということで、

二作目は相当美味しいケーキになるんではないかと思います。

レシピが完成したらご紹介しますので、どうぞお楽しみに!


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2020年4月18日

ホワッタプリック!

このフレーズは、うちの夫が某国の大統領があきれた発言をしたり大ウソを付いたりしているのを聞く度に発するフレーズです。

「What a prick !」

私は、夫がこのフレーズを口にするのを聞く度に、なんと的確な表現だろうかと思うのです。

「また言ってるわ、コイツ」「ウンザリしちゃうわ」「何でこんなのが大統領?」「全く困ったもんだわ」「よくもまあヌケヌケと嘘八百」…

私の心の中では、言葉にならない嫌悪感や不快感やいらだちが沸き起こるんですけど、「What a prick !」というのは実に的を得た表現なんです。

直訳すると「なんていやなやつ!」ですけど、もっとニュアンスが入っていますから。

「こいつマジでムカつく!」

そんな感じでしょうか。(おばちゃんには使えない言葉です…)

「Prick(プリック)」という単語は、一般的には「チクっと刺す」という意味の動詞です。「チクっとした痛み」という意味の名詞でもあります。セーターなんかがチクチクするのは「Prickly」と言います。

この「Prick」には、「嫌なやつ」という意味もあるんです。

「嫌なやつ」を表す言葉は他にも色々あるのですが、あの「Shallow」な大統領には、やはり「Prick」で当たりかと思うのです。

ちっぽけ感を出したいですからね。


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2020年4月17日

表と裏が同じ編地の一列模様編み

新型コロナウイルスのせいで家から出られず、退屈している方には編み物をおすすめしますよ。のめり込むと半日くらいぶっ通しで編んじゃったりしますから。

今日は、初心者の方でも簡単に編めてかなりおしゃれな「One Row Stitch(ワン・ロウ・スティッチ)」と呼ばれる編み方を紹介しましょう。

表目の一列(One Row)が均等間隔にできる模様ですが、表側と裏側が完全に同じ編地になる編み方ですので、スカーフ(マフラー)等に最適です。


表目の一列が均等間隔にできる模様編みには、以前このブログでもご紹介した「間違いゴム編み」というのがありますが、「間違いゴム編み」はゴム編みの仲間ですからデコボコするのですけど、その点この編み方はほとんど平らでデコボコしません。



1.編み方

編み方は簡単です。表側も裏側も「表目、表目、ねじり目、裏目」を繰り返すだけです。



2.ねじり目の一手間

ねじり目の部分は表目にしても、表目の列が均等間隔にできる同じ模様になりますが、ねじらないほうが簡単だからと思ってやってみましたら、ねじり目にせずに表目にすると編地がややデコボコします。また、ねじることで表目の列の模様がきれいに出ますので、ここは一手間ですがねじり目にすることをおすすめします。


3.目数

表と裏で完全に同じ編地にするために、目数は「4の倍数プラス2目」にしてください。「表目、表目、ねじり目、裏目」を繰り返しますので、プラス2目のせいで格段とも最後は「表目、表目」で終わります。



このスカーフには、Spotlight という店で買った「Anette Eriksson Frost Yarn 100g」を2玉(合計200g)使いました。大変柔らかい糸で、私の荒れた指先に引っかかるくらい細い繊維で、チクチクしないというのが選んだ理由です。


最近は編み物をすると手が痛くなるのと、視力が激落ちして見えにくいので、難しい模様編みなどはやる気が出ず、編み物は何かを編むことが目的ではなく時間つぶしが目的になっています。

テレビを見る時に、ただじっと座ってテレビを見ていると時間を無駄にしている気がするので、テレビの前に座る時に編み物をしていたのですが、最近はテレビを見なくなっちゃったから編み物をする時間も無くなって。

お料理中の待ち時間などに少しずつ編んでいたこのマフラーですが、完成してしまったからまた新しいプロジェクトが必要です。


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2020年4月16日

体内時計の調整が遅い件

先日「冬時間の始まりと誕生日」という記事を書きましたが、「冬時間」というものは無いのでして、夏時間が終わって普通の時間に戻ったということです。

夏時間が終わるというのは、1時間早めていた時計の針を元に戻すということですので、これまで4時だったのが3時になり、9時だったのが8時にという具合に。

毎年、時間が変わるとちょっと困ることが起きます。

私達は、日頃一日の様々なことを、お日様の明るさや角度などから感じる時間の感覚とか、体内時計に従って行っていますよね。

これの1時間調整がですね、

今年は時間がかかっているの!

「そろそろお昼ご飯にしようかなあ」と思ったら、まだ11時前だったり、「そろそろ晩ご飯のことを考えなくちゃ」と思ってキッチンに行ったらまだ3時だったり。

夏時間の間、私は朝の4時過ぎに目が覚めるようになっていました。何とか再び眠れた場合、起床時間は6時頃です。

ところが、これが1時間早まっていますから、起床は5時頃。5時は早いです。冬の5時は真っ暗ですし。

もっと困るのは、就寝時間。

最近だんだん夜眠くなる時間が早くなり、9時頃就寝という暮らしになっていたんですけど、

これが1時間早くなってですね、

8時頃には眠くなっちゃうんですよ!

眠いんだから仕方がない、もう寝るか…

ということで、幼児並みの就寝時間になっています。

流石に8時は早すぎるか…と思って、ブログを書いたりニュースを読んだりしていても、8時半ともなればもう起きていられない。

一日のサイクルを6時起床で夜9時就寝(できれば10時頃)に戻したいんですけど、なかなか元に戻りません。


これってね、家にいるぶんには良いですけど、友人宅に食事に呼んでもらった時とかマジで困るんですよ。

我が家は晩ご飯が早いんですが、普通は早くて7時頃じゃあないですか。8時頃にはもう眠くなってあくびを連発してしまうようなお客は、失礼なんです。

でも、ワインとか飲むでしょ?お酒が入ると眠くなるでしょ?

うちの夫も同様ですが、あの人はいつでもどこでもすぐ昼寝ができるという得意技があるので、行く前に昼寝をしますから困りません。

ところが、私は昼寝が得意ではない。「昼寝をしなくちゃ!」と思うような時ほど眠れないですからね、ホントに困るんです。

まあ、現在は新型コロナのせいでどこにも行けませんから、さっさと寝りゃあ良いのだけど。でも8時に寝るのは、なんだか悪いことでもしている気分になります。


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2020年4月15日

夢と消えたヨーロッパ旅行

カレンダーを見ると、今日15日のところに「21:15 Melbourne Airport to Dubai」と書いてあります。

今日の夜9時15分発のエミレーツ便で、ドバイへ行くことになっていたのです。ドバイ在住の義妹の40歳の誕生日を盛大にお祝いすることになっていたんです。

ううう…(泣)

義妹は、私達がドバイに滞在している間に、ドバイでは大変有名だという某レストランでの夕食会も予約してくれていて、何年もこのリングウッドの街から出ていない私は、物凄く楽しみにしていたんです。

ううう…(泣)

義妹の誕生日のお祝いが終わったら、うちの夫と私はドバイからフランスのパリへ行くことになっていました。パリからは、うちの夫がかつてお世話した交換留学生だった人達が住むナンシーとスイスのベルンへ行く話もあったのですけど、ハードスケジュールになるのを避け、この旅行の主目的であった夫のドイツの工場見学を優先するために、鉄道でドイツのシュツットガルトに行くことになっていました。

工場見学の後は、レンターカーを借りてノイシュヴァンシュタイン城を見て、私の知人がいるミュンヘンへ行って、その後は各地をのんびりと観光しながらデンマークを経て最終目的地のスウェーデンへ車で行って、ストックホルムから帰国するという計画が立てられていたんですけど、

夢と消えたわ…

新型コロナウイルスめ!

主に時間を過ごす予定だったのは、夫が工場見学を予定していたドイツでしたから、そのために夫はドイツ語の習得に励み、日常会話ならこなせるほどになっていたのに。

ああ…

ドイツでは、新型コロナウイルスの感染者数に対して死者数が少ないので、どういう理由だろうか、やはりドイツは医療システムが優秀なんだろうか、人工呼吸器がたくさんあるんだろうかと考えたりしましたが、先日ドイツ保健省の関係者が話したところによると、死者数が少ないのはこれまでの感染者の多くが若い人達だったからだとのこと。

高齢者や既往症のある人達を含め一般市民が感染し始めたので、これから死者が増えるはずですとのことでした。

そうか、

終息の見通しはまったく無いわけだ…

今回の機会を逃したら、車でヨーロッパを周るなんていう旅行ができる可能性はもう無いだろうと思います。うちの夫は先天性の黄斑変性である「スターガルト病(Stargardt Disease)」という病気のせいで、いずれは視力が無くなって車の運転はできなくなるのですし。

運転技量が劣る私は、運転中に容易にパニクる傾向があって、外国で車を運転するなんて不可能な話ですし。

ううう…(泣)

新型コロナ禍は一体どのように終息するんでしょう。

終息しないでこれからずっとこの新型コロナウイルスとともに生きていくしか無いというシナリオもあるのでしてね。

一番行きたかったイタリアでは、未曽有の被害が出ています。

新型コロナ禍以前の世界にはもう戻らないとも聞きます。

ああ、

恨めしい新型コロナウイルス…


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2020年4月14日

TVドラマ「キリング・イブ」シーズン3

最近はめったにTVドラマや映画を見なくなった、というかテレビの前に座ることがなくなった私。

うちの夫が常にテレビの前に座って何か見ているので、私が見たい番組は見られないというのもあるし、はっきり言って見たい番組というのが無いんです。

家族三人が夢中になっていた「ゲーム・オブ・スローンズ」も結局一度も見なかったし。

最近見たドラマは、昨年見た「キリング・イヴ(Killing Eve)」のシーズン2くらいなものです。

ABC放送のオンデマンド iViewで無料視聴できるのを夫の iPhone に入っている iViewアプリと我が家の古いアップルTVを駆使して苦労しながら見ていた時のことを書いた記事「アップルTV」もあります。

このドラマがきっかけで、夫が新しいアップルTVを買ったんですよ。

「これで、うちの夫はますますTVの前から動かなくなることでしょう」という私の予言は大当たり。そして、「このドラマで殺し屋を演じたあの若い俳優は、これからブレイクするんじゃないかなあ」という予言も大当たりでした。

この時はこの俳優の名前も知らなかったのですけど、ジョディー・コマー(Jodie Comer)さんは、「キリング・イブ」の演技でエミー賞やBAFTAの主演女優賞とかを取りまして、大ブレイクしました。

ダークで怖いのにコメディーの要素もあるという、絶妙なバランスが秀逸なドラマです。主演がサンドラ・オーという韓国系カナダ人(要するにアジア系ということ)の俳優というのも画期的で。

楽しみにしていたシーズン3の放送がいよいよ始まりました。

ブリリアント! 

早く次のエピソードが見たいです。

放送はいつなんでしょうか?来週かな?

一週間楽しみにして待ちます!

「キリング・イブ」は大人気ドラマとなりましたが、オーストラリア国内では、これまで通り ABC放送のオンデマンド iViewで無料視聴できます。ABCというのは、日本のNHKみたいなものですけど、NHKと違って受信料なんて支払う必要がないですからね、ありがたいことです。

それにしても、久しぶりにテレビを見たわ…


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2020年4月13日

新型コロナとお天気と政治と

北半球の北の方の国々では、長い冬が終わり、春がやって来ているのですよね。

お日様が眩しく輝いて、気温が20度を超えるような日には、誰だって屋外に出て公園で日光浴とか、せめてお日様の光を浴びながらの散歩くらいはしたいと思うでしょう。

イースター連休中にお天気に恵まれた国の皆さんにとって、この誘惑に耐えて家の中に閉じこもり続けるのは大変なことでしょう。ご同情申し上げます。

メルボルンは南半球の南の方にある街ですから、お天気の事情は逆です。

天気が変わりやすいことで有名なメルボルンですから、この時期でも初夏のような天気になって、庭に隠してあるチョコレートの卵が溶けちゃうなんてこともあるにはあるんですけど、今年のイースター連休はお天気には恵まれていないようです。

とにかく寒い!

それにしょっちゅう雨が降って、屋外に出たいという誘惑なんてございませんから、新型コロナ禍のイースターにとっては、むしろ天気に恵まれたとも言えるでしょう。

イースターの日曜日には、例年だと義母の家に家族が集ってランチを楽しむのが恒例ですが、今年はそういうこともしてはいけないのですからね。同じ家に住んでいる家族以外の人間が3人以上集まってはいけないのですから。

うちの夫はイースター連休中も仕事でした。今日も仕事です。

夫は通勤に私のカローラを使っていますから、カローラがなければ私はスーパーにさえ行けません。

「家から出るな!」は、いつまで続くのでしょうか。ワクチンと治療薬ができるまで続くんじゃあないかという話もありますが、オーストラリアは世界から孤立していますから、国内の感染拡大が沈静化すれば、外出制限や国内の移動制限は徐々に解除されると思われます。

一番最後の最後まで続くのは、国際的な移動制限です。海外渡航の自粛や海外からの帰国者の隔離措置は最後まで続くと見られています。

外国人の入国が許可される日は、つまり外国人観光客とかがやって来れる日は、世界的に感染拡大が沈静化した時かワクチンと治療薬ができた時でしょうから、まだまだ遠い先です。


ヴィクトリア州では、外出規制やソーシャルディスタンスィング(他者と社会的距離を置く戦略)や商業活動の禁止などの措置は、それほど遠くないうちに少しずつ解除されるのではないかと見られています。

感染拡大のペースがこのまま下がり続けたらの話ですけど。

オーストラリア政府は、ウイルス感染による死者が出るのを防ぐことを最優先に取り組んでいますから、経済被害を防ぐために死者が出るのを覚悟でこうした措置を解除することは考えられません。

しかし、国によっては、こうした措置が深刻な経済崩壊を引き起こすことが危惧されています。経済崩壊によって、ウイルスで死ぬよりも遥かに多くの人が死ぬ可能性があるとか。

ブラジルの大都市サンパウロでは、こうした外出規制や商業活動禁止の措置に反対するデモが行われたそうですね。ブラジルでは経済被害が深刻化しているそうです。

経済被害が深刻化しているのは、ブラジルだけではないでしょうが。

オーストラリアでも、大量の失業者が発生しています。失業者の問題だけではありません。社会が通常通りに動かなくなっているのですから、ありとあらゆる問題が発生しています。

しかし、まずは国民の命を守ることが一番大事という姿勢を明確にしているオーストラリアの連邦政府や州政府を、私は支持します。

政府は大変良くやっていると思います。


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2020年4月12日

新型コロナで感動のニュース

西日本の岡山県で生まれ育った私にとって、富士山というのは遠い彼方にある有名な山で、テレビでは見たことがあったわけですけど、初めてホンモノを見た時の感動はすごかったのを覚えています。

富士の裾野の広大さに感動したんです。

富士山そのものは、確かに雄大ではあったけど、赤茶色でそれほど美しいとは思わなかったし、近くに行って見ると薄汚くてがっかりでした。富士山は遠くから見るに限リます。

私は、富士山に近い町の大学に行ったので、富士山は毎日見かける山になりました。そんなある日のこと、何かの用事で行った東京のどこかで、思いがけず雪を頂いた富士山が見えた時の感動は、今でも覚えています。

現実離れした美しさでした。あの時の感動は、初めて富士山を見たときよりも遥かに大きかったのです。

さて、

新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がる中、悲しいニュースばかりではなく感動的なニュースも伝わってきています。

今日のナンバーワンはこれですよ。


インド北部のパンジャブ州で、新型コロナウイルス対策の規制のために大気汚染が大幅に改善し、200キロ近く離れたヒマラヤ山脈が見えるようになったというニュースです。

数十年間、ヒマヤラ山脈が見えたことは無いということですから、生まれて初めて自宅から、あるいは自分が住む街からヒマラヤ山脈を見た人達が大勢いて、感動しているということですが、

素晴らしい。

私も見てみたい!

ヒマラヤの山々は、富士山の倍くらい高さがあるのですからね、

どんなふうに見えるのだろうと想像しているんですけど。

東京と富士山は100キロくらい離れています。その倍離れているんですよ。それが見えるんですからね、人々が感動するのも分かります。


新型コロナウイルスは、人類の暮らし方を変えると言われていますが、在宅勤務というかたちの働き方が増えれば通勤が不要になる人達が大勢いるわけです。出張も不要になる場合が増えるでしょう。

学校もそうです。

大学のあり方も大きく変わりそうです。

人々の移動量が減れば、二酸化炭素の排出量も減るでしょうし、大気汚染も軽減されるのではないでしょうかね。


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せっかくのイースター連休

現在、新型コロナのせいで在宅勤務中という人もいれば、勤め先が営業禁止になったり自主的に休業したりして無職状態になっている人達もいますし、通常通り勤務中という人達もいます。

うちの夫が勤めるツールショップのお客さんは、ほとんどが建築工事関係の仕事に従事してる人達で、彼らはほぼ通常通りに勤務中の人達です。

イースター連休中は、この人達も仕事は休み。

いつもなら、家族や友人とどこかにお出かけするんでしょう。キャンプに行ったり釣り旅行に行ったりね。例年イースター連休は、観光地や人気スポットが多くの人出で大賑わいする時なんです。ヴィクトリア州の秋は行楽の最高シーズンですからね。

ところが、

今年のイースター連休はどこにも行けない。

4日間家の中にいるしかない!

イースター連休の初日は「グッド・フライデー(聖なる金曜日)」です。イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された日ということになっているのでして、キリスト教徒の皆さんにとっては非常に重要な日ですから、オーストラリアでは金曜日はほぼ全ての場所が閉まっています。

スーパーだって開いている所はありません。

おそらくこの初日の金曜日だけで、退屈しちゃった人が大勢いるんだと思うんですよ。

だから、土曜日の昨日、うちの夫が勤めるツールショップには大勢の買い物客(おじさんお兄さん達)が押し寄せて、モーレツに忙しくて大変だったんですって。

「何をお探しですか(May I help you?)」と話しかけると、多くのお客は「I'm just looking...」という返事だったそうですから、目的の物があって買いに来ていたんじゃあないんですよ。

要するに、退屈を紛らわしに来ていたってことです。本当は来ちゃあいけないのに。不要不急の用事がない人は家から出るなと言われているんですからね。

気持ちはわかるけど…

私もねえ、翻訳の仕事はないし、結構退屈してきているんですよ。

かれこれもう3週間くらいこんな暮らしですから。

最近はTVドラマや映画に興味が無いし、冬を前にして日当たり最悪の我が家では畑仕事というのも無いし、編み物も最近は手が痛くなるから楽しめないし(それでもやっているけど)、掃除や草取りばっかりやっていられないし。

レシピを考えてお料理をして写真を撮ってウェブサイトに投稿するという楽しみがなかったら、今頃は本当に退屈も極まっているでしょう。

昨日はお昼に「白身魚とブロッコリのドリア」を作りました。


このブログの記事が長文になる傾向があるのも、一日に2回も記事を書いたりしているのも、時間を持て余しているからです。

うちの息子や娘も退屈して来ています。

娘は勉強があるので退屈している暇は無いはずですけど、ずっと家にいてダークな文献を読んでいるので息が詰まってきている様子。

だから暇さえあれば犬の保護施設のウェブサイトを見て、犬のいる暮らし想像して気分転換しています。犬がいるといいのにねえ。

息子は、例の問題が悪化して座っていることが困難なために絵を描くことができず、寝たきりになっている様子です。

お母さんは、立った状態で仕事ができるようにデスクを改造するように提案してみましたけど、どうするんでしょうか。当分手術はしてもらえませんよ。新型コロナのせいで、命に関わらない「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」は当面中止となりましたから。

ところで、

友人のエクリーさん夫婦の辞書には退屈という文字はないようで、次々にプロジェクトを計画して「家から出るな」生活を満喫している様子です。昨日は木を1本根っこから掘り出して取り除いたそうです。彼らは家の周りには実のなる木を植えているんです。先日はハイドロポニック(水耕法)の野菜畑も作ったそうで。

こういう人達もいるので、ホームセンターは繁盛しているそうですよ。


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2020年4月11日

花粉が飛んでいるのか

春が来たと勘違いしているのは、我が家のワトルの木だけではないのかもしれません。

だって、昨日家の外に出たら、

ヘックチョーン!ヘックチョーン!

と、くしゃみが始まってしまったのです。

お昼頃に「いやに鼻水が出るなあ」とは思ったんですよ。でも、また風邪を引きかけているのかもしれないと思いました。だって、貴方、今は4月ですよ。イースター連休中ですよ。秋がこれから深まろうかという時期ですよ。

この時期には、普通はくしゃみは出ないのです。

くしゃみ十数連発なんていうのはね、花粉症シーズン以外には考えられないことなんです。

すぐに家の中に入りましたがくしゃみは止まらず、サラサラの鼻水が滝のように流れ出るもんだから、あわてて抗ヒスタミン薬を飲みました。

ちょっとこれ…

花粉が飛んでいるの?

今日は最高気温が13度と真冬並みです。雨も降っておりますので、ボケて花粉を飛ばしていた草もびっくりしていることでしょう。

暑くなったり寒くなったり暖かくなったり…

草木も大変です。

それにしても寒い!

来週は25度超えになるようですけど、季節は一応冬に向かっているはず。

冬といえばインフルエンザの季節ですが、インフルエンザなんかになって身体が弱った時に新型コロナに感染すると非常に危険だとラジオで誰かが言っていました。

メルボルンでは、感染者の増加ペースは落ちてきていますが、少しずつ増えてはいるんです。今朝の時点でヴィクトリア州の感染者総数は1241人。62000人以上が検査を受けたそうです。死亡者は13人に増えています。


まだまだ家に閉じこもる日々が続きます。


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2020年4月10日

ダークな心理学と新型コロナ

うちの娘は、昨年学士課程を終了して、今年は優秀学士課程を履修しています。始まったばかりだというのに新型コロナウイルスのせいで大学が閉鎖されてしまい、現在オンラインで勉強を続けていることは「ビデオ会議アプリなるもの」という記事に少し書いたのですけど、何だかとっても大変そうです。

何が大変かと言うと、勉強している内容が…

娘が勉強しているのは「心理学(Psychology)」です。大学に入った頃には臨床心理学を学ぶつもりでしたが、うちの娘には精神的な病気に苦しんできた病歴があるわけでして、パニック障害もまだ治っていなかったですし、患者の話を聞くような仕事には向かないのではないかとのアドバイスもあって、次第に検査・研究の仕事に興味を持つようになったそうです。

心理学にも様々な分野がありますが、娘が優秀学士課程で学ぶことにしたのは「法心理学(Forensic Psychology)」でした。

娘が取り組んでいるのは、「違法行為に関する心理学」で「犯罪心理学」と呼ばれたりもします。犯罪を行なった人の心理的検査を通じて犯罪者の素質や犯罪の深度などを理解しようとするものですから、犯罪者の処遇のあり方を決定する上で重要になります。

しかしですね、犯罪と一口に言っても色々あるわけでして。

例えば、殺人。

連続殺人鬼の中には、ただ人を殺すというのではなくて、文字にして書くのもはばかられるような、身の毛もよだつおぞましい残虐行為を行う人間がいますよねえ。

有名なところで、ジェフリー・ダーマーとか、アンドレイ・チカチーロとか、「恐怖の館」のウエスト夫婦とか、ジョン・ゲイシーとか、… もうとにかくいっぱいいるんですけど。

私は一時期、当時服用していた抗うつ薬のせいで鈍感になっていたのもあると思うのですが、凶悪殺人事件に大変関心を持っていた時期がありまして、いろいろ読みましたし、見ない方が良い写真なども見ました。

そういうのは読まない方が良いですよ。知らない方が良いです。知ってしまったらおしまいです。写真もね、見てしまったらもう脳裏に焼き付きます。見ないほうが良いです。

しかし、

そういう犯罪を犯す人間というのは、そこに至る「原因」というものがあるのでして、まずほとんどの場合子供時代に虐待を受けていますし、育った家庭や社会の環境が大きな影響を及ぼしているのでして、心理学的にとても興味深いと私は思っていたのです。

うちの娘は、どうやらこういう残虐犯罪の心理分析というのをやっているらしいのです。

詳しいことは聞きたくないので聞きませんけど。

ところで、

おぞましい内容の文献を読み続けていると、二次的外傷性ストレスで学習者がトラウマを抱える可能性があります。

現在、新型コロナのせいで家から出られない状態で、精神的な安らぎの場であるべき自宅でそういうものを読み続けていると逃げ場が無くなるのです。うちの娘は、家の中でも文献を読む場所を決めて、それ以外の場所とを切り離す努力をしているそうです。

「家から出られない状況でのトラウマへの二次的暴露」が学生に深刻な問題を引き起こす可能性があることを、先日担当教員に指摘したところ、まだそれに気づいていなかった教員は、直ちに他の教員達と話し合いを持ち、数時間後にはこの問題に関する注意喚起と対策の手引きが、大学から全学生にメールで送られたそうです。

やったわ私!

うちの娘、ガッツポーズしてました。


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2020年4月9日

雲一つないピカピカの秋晴れ

これぞ秋!

朝は寒かったですけどね、お日様が出てから気温は23度にまで上がりまして、空はもうピッカピカの青空で、本当に気持ちが良くてね、

サイコー!どこか行きたい!

でも、

どこにも行けません。行ってはいけません。

我が家の前の狭い道は、犬を連れてお散歩の家族連れが連日ひっきりなしに通りますが、今はそれが唯一のレジャーですから。

明日からイースター連休が始まりますが、「連休中も家にいてください」「どこにも行かないでください」「イースターのイベントとかはやめてください」「人が集まらないようにしてください」と、連邦政府も州政府も躍起になっています。

と言いますのも、

いまだにルールを無視して、行楽に出かけたり、パーティーを催したり、14日間の自主隔離ができなくてお出かけしている人がいるのですよ。

警察は罰金の切符を切り続けていますけど、そういう人達には効き目がないんですよね。罰金をくらおうが警察に捕まろうが、へっちゃらなんですから。

私は正しいことをしたい真面目な人間ですから、とにかく毎日家にいて、お料理に励んで、せっせと食べて、太っています。

暦の上で秋になった先月、真冬のような寒い日が続いたりしましたが、我が家の春の到来を告げるワトルの木は、控えめながら黄金色の花を咲かせて「春が来たよ〜」と教えてくれています。


いや、だからね、

まだ春じゃあないんだってば!

我が家のワトルの木は、毎年ボケて冬が来る前に花を咲かせたりします。去年はまだ5月だというのに満開になったりしましたけど、今年は咲き始めたのは先月ですから、

早いわ…

ちなみに、我が家の周辺で花を咲かせているワトルの木は見かけません。うちの木だけです。

でもね、分かるよ、花を咲かせたいワトルの気持ち。

春のように暖かくて気持ちの良い一日でしたからね。


黄金色のワトルの花は、とてもキレイです。


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新型コロナ以外にも理由がある

家から出られない理由、

それは車がないから!

最近寒いのと、雨が降る日が増えたのとで、うちの夫が私のカローラを通勤に使っているのです。

2年間以上も故障したままガレージの中に放ったらかしになっている三菱マグナは、もう直す気は無いと本人が言ってます。

プロに頼んで直してもらったらという私の提案には、「あんな古い車にお金を使う気は無い」とも言っています。

先日の夫の誕生日、「Zoom」を使った家族ビデオ会議をするために、夫が居間のコーヒーテーブルの上やテレビの前を数カ月ぶりに片付けたのですけど、ここ2年間ほどテレビの前に置きっ放しだったプラスチックシートで包まれた中身不明の何かの正体が判明しました。

それは、

三菱マグナのエンジン部品!

一応まだ直す気があった頃には部品や道具を買い揃えていたわけで、

もったいない…

三菱マグナの車両登録料や車両保険も2年払い続けてきたわけで、

もったいない…

オートバイ通勤はやはり寒いのでしょう。濡れるのも嫌なんでしょう。最近はほぼ毎日私のカローラで通勤しています。他の店舗から商品を移動したり配達したりするのにも、私のカローラを使います。

まあね、どうせ新型コロナウイルスのせいで、食品や生活必需品の買い物以外には家から出られない暮らしですからね、それも私は一週間に一度と決めているわけだしね、いいんですけど、夫が私のカローラを使っても。

でも、車があるのとないのとでは、気持ち的な束縛感というか閉塞感が違うんですよ。

外出を自粛しようというのと外出が不可能というのとでは。


夫が勤めるツールショップは、ずっと通常営業しています。毎週木曜日の営業時間延長セールもやっています。夫はいつもどおり週休一日で出勤し続けていますけど、

お客は来ないんですって!

超ヒマなんですって!

でも、勤め先が営業禁止になって失業したり収入が無くなったりしている人達のことを思えば、お客が来なくてヒマだなんていうのはゼイタクな不満でしょう。


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2020年4月8日

ペル枢機卿に無罪判決

昨日のトップニュースは、世界的には、欧米で感染拡大が続く新型コロナウイルスのことだったり、英国ボリス・ジョンソン首相の集中治療室入りのことだったり、日本の「やっと今頃なんだそれ!」感の強い非常事態宣言のことだったりするわけですが。

メルボルンのトップニュースは、やはりジョージ・ペル枢機卿がオーストラリア連邦最高裁判所で無罪とされたニュースです。

13歳の聖歌隊の少年二人に対する性的虐待を理由に、メルボルン地裁で6年間の禁固刑を受けたのが一昨年の12月。その時のことは、本ブログでも「ペル枢機卿に有罪判決」という記事に書いたので、詳しいことはその記事をお読みいただくとして。

上告したヴィクトリア州最高裁は、メルボルン地裁の判決を支持してペル枢機卿の控訴を棄却したため、ペル枢機卿は連邦最高裁判所に上告していたのです。

昨日、連邦最高裁判所は、実刑判決を全会一致で破棄しました。7人いる判事のうち、判決棄却に異議を唱えた人は一人もいなかったそうです。

メルボルン地裁とヴィクトリア州最高裁が、

大間違いをしたということなんですよ!

この裁判に関心を持ってきた私としては、「理由は何なの?」と思うわけですが、

詳しい情報を知ることができない一市民としては、メルボルン地裁の段階から「この性的虐待事件は本当に起きたのか?」「ペル枢機卿は本当に有罪なのか?」という疑問をずっと抱いていました。

と言いますのも、この「未成年者への性的虐待」という犯罪を証明したのが、元少年二人のうちの一人の証言だけだったからです。もう一人の元少年はすでに亡くなっているのです。

そのたった一人の元少年の証言が真実であると、警察はいかにして証明したのだろうかと思いました。もっと詳しく知りたいと思いました。

一人の証言だけで世界のカトリック教会ナンバー3(ローマ法王の側近中の側近)の地位に上りつめていたペル枢機卿を有罪としたのですから、その証言は確信のあるものだったはずです。

連邦最高裁判所は、この犯罪が行われなかったという「Reasonable Doubt(理にかなった疑い)」が残っているにもかかわらず、ヴィクトリア州の裁判所がその問題に向き合わなかったことを指摘し、そのために「無実の被告が有罪判決を下されていた可能性が大きい」との理由から実刑判決を破棄したそうです。

裁判の証拠資料は一般市民に公開されていませんから、私は何も言えません。

ただし、

この裁判が、ペル枢機卿を有罪にするために「作り上げられた陰謀だった」可能性があるのではないのかとの思いは常にありましたからね。

ここ十数年間ずっと問題になってきた豪カトリック教会の虐待問題に関して、いつも非常に尊大な態度で虐待を否定する発言を続けた豪カトリック教会の最有力者だったペル氏に対する憎しみが、虐待の被害者や支持者達の間に広がっていましたから。

とにかく憎まれ恨まれていましたから。

無罪放免となったペル枢機卿が、今後この事件で裁かれることはないそうです。

この件はこれで終わり!

何だったんだろう…

何でこんなことになったんだろう…

もしもですよ、ペル氏による聖歌隊の13歳の少年二人に対する性的虐待事件は実際に起きていて、そのために少年の一人は麻薬中毒者になって亡くなったというのも事実だったとしたら、長期間に渡る裁判で辛い体験をし続けたこの証言をした元少年の苦しみや絶望感は、想像するに余りあると思うのです。

亡くなったもう一人の元少年のお父さんが、非常にショックを受けていらっしゃるとも聞きました。

つらい幕切れです。


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2020年4月7日

小麦粉が無くなった理由

新型コロナウイルスでパニック買いが起きた頃、まっ先にスーパーの棚から姿を消した商品の一つが小麦粉でした。

現在でもまだ品薄が続いています。

小麦粉にも種類が色々ありますが、あらゆる粉類が品薄あるいは売り切れです。粉に砂糖や香料など他の材料をあらかじめ混ぜてあるケーキミックスも姿を消しています。

家から出られなくなったら自分でパンやケーキを焼くために、皆さん買いだめしているのだろうなあと、他人事のように思っていたのですが、

実は我が家では、

外出を控える暮らしになって以来、

小麦粉の消費がハンパない!

毎日ずっと家にいて退屈だからケーキを焼いたりパンを焼いたりしているとは言い切れない「何か」があるのです。

これって「ストレス食い」と同じ問題?

何となく甘いものが食べたい気分になるのですけど、私は甘いものを買いませんので、食べたかったら作るしかない。作る時間はたっぷりあるわけですし、うちの娘は現在非常に気持ちが落ち込むような重苦しい内容の勉強をしていてストレスが溜まっているのだそうで、勉強から逃れて何か美味しいものを作りたいという衝動にかられるらしく。

先日は「マーマレードプディングケーキ」というのを作るつもりだったのに、お母さんが先に「ブルーベリーパイ」を作り始めたものだから作ることができなくなり、

明日は私の番だからね!

と、もう競争ですよ。

こんなに毎日毎日甘いものを作って食べては身体に悪いけど、日曜日はうちの夫の誕生日で、恒例の「ブラックフォレストケーキ」を作ることになっていたから作りました。

昨日は甘いものを作るのは我慢しましたが、パンが無くなってきたからパンを焼きました。

ああ…

来週中には小麦粉の蓄えが無くなるよ!

小麦粉が無くなったら何も作れないよ!

外出を控える暮らしになって以来、殆ど身体を動かしていない運動不足のうちの家族は、新型コロナ太りがちょっとヤバい状況なのでございますから、作れないくらいがいいのかもしれません。


いやいや、作れなくなったらきっとイライラするぞ!

我が家にはまだ米粉や白玉粉や片栗粉やコーンスターチなど粉は色々あるので、今度は和菓子作りが始まるかもしれないな。

小豆もあるしな。

大福餅でも作るかな!


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2020年4月6日

カーブが平らになってきた

一週間ぶりに食品の買い物に行きました。

ショッピングセンター内のスーパーは「人が多すぎるからもう行くまい」と一時は思ったけれど、やはり八百屋も魚屋も肉屋も薬屋もアジア食品店も一か所にあるのが便利なので、まずそこに行ってみました。

駐車場はガラ空きでしたが、建物の中には思ったよりも大勢の人がいました。しかし、誰もが他人との距離を空けるように注意しているのがはっきりと分かりましたよ。

八百屋では、2週間ほど前に全てのレジが大きな透明プラスチックパネルで囲まれ、レジ係はマスクとゴム手袋の着用を始めましたが、今日は「袋詰めはしません」という事になっていました。

オーストラリアではプラスティックのレジ袋は禁止されていますから、買い物客が持ち込む買い物袋にレジ係が商品を入れてくれるのですけど、買い物袋がウイルスに汚染されている可能性がありますからね、袋詰めは買い物客が自分でやるという方針に変わったようです。

それはよろしい!

また支払いは、肉屋や魚屋でも、現金ではなくカードでの支払いが好まれるようになっています。

お札やコインはウイルスに汚染されている可能性がありますからね。

それもよろしい!

スーパーは、入り口の所に警備員が立って見張っていました。今日から人数制限が始まったようです。一度に店内に入れる人数を制限しているのです。混み合う時間を避けて行かないと、入り口のところで待たされます。

私はすぐに入れましたけど。

スーパーの商品は豊富でしたが、相変わらず小麦粉とトイレットペーパーは売り切れていました。お米の棚も空っぽになっていましたが、それ以外の商品は非常に豊富で何でもありましたよ。

そして、感心したのは、買い物客の皆さんがお互いに近寄らないように注意しながら買っていること。とにかく他人との間に1.5メートルの間隔確保を心がけていること。

大変よろしい!

マスクを付けている人はとても少ないです。オーストラリアでは、マスクは感染している人が付けるもの、あとは医療関係者と接客する仕事の人が付けるもの、そういう意識が強いようです。

私もまだマスクを付ける必要は感じていません。

それから、私がいつも利用するセルフチェックアウトには、殺菌専門のスタッフが登場していました。殺菌液のスプレーボトルと布を手にした若いスタッフが、レジの機械を一人のお客が使用する度に殺菌しているんです。

拭き取り用の布が濡れすぎていて、何もかもベチャベチャになっていました。

使用可能なレジの機械が少なくなっていて、セルフチェックアウトのエリアに入れる人の数を制限しています。機械の不具合に対応してくれるスタッフも、買い物客との間に距離を取るようにしています。

このように、

まだ営業している食品や生活必需品の販売店も、様々な対策や措置を講じています。

ヴィクトリア州住民も、大多数の人達は「不要不急の用事がない限り家から出ない」「家族以外の人が集まることを避ける」「運動のために家の外に出る場合も運動以外のことはしない」というような自分達にできることに取り組んでいます。

ルールを守らない人達はいますよ。

ルールを守らない人達というのは、警察に捕まっても注意されても罰金を食らっても、ルールを守りません。残念なことですが、そういう人達はいるんです。

でも、大多数のヴィクトリア州住民は、今我慢しています。努力して正しいことをしようとしているんです。

そして、

その成果がグラフに現れてきているんですって!

感染者数の増加を示す折れ線グラフの線が曲がってきているんですよ。感染者数は少しずつ増加してはいますがね、グラフの曲線が平らになりかけているんです。

死者は8人です。

ヨーロッパや北米のような爆発的な感染拡大は防げるかもしれないという楽観的な見方が出てきており、ヴィクトリア州住民はさらに頑張って家にいるつもりになっています。


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2020年4月5日

冬時間の始まりと誕生日

毎朝が暗すぎて、夏時間が早く終わるのを待ち望んでいた私としては、実に嬉しい冬時間の始まりです。

毎年書いている気がしますけど、夏時間が終わるというのは、夜中の3時に時間を元の2時に戻すというシステムになっています。もちろん夜中の3時に時計の針を動かしている人なんていません。多くの人が寝る前に動かすか、朝起きてから動かします。我が家は「朝動かす派」です。

これで、朝の7時は「まだ真っ暗」ではなく「もう明るい」状態に変わりました。

最近は、朝の暗さも然る事ながら、気温が真冬並みで寒いのなんのって。毎年イースターの頃には寒くなるのですけどね、ここ数日のメルボルンはちょっと寒すぎ。昨日の午後雷雨が来て雹が降って気温が急降下して、家中の窓ガラスが曇りましたから。

あまりに寒いので暖炉に火を入れようかと思ったら、うちの夫が煙突の蓋を閉じてしまっていたために暖炉は使えないということが分かりまして。

どういう理由で煙突の蓋をしちゃったんだか、聞いた覚えはあるけど覚えていないんです。

とにかく、夫が屋根に上って蓋を開けてくれないと暖炉には火を入れられないということで、今朝はセントラルヒーティングの空気取り込み口や温風吹出口およびダクトの大掃除をして、数カ月ぶりに暖房を入れました。

ところで、

今日はうちの夫の誕生日でした。

お休みのはずだったのに、仕入れのトラックが来ることになったとかで急遽仕事に行くことになりました。勤めているツールショップは、買い物客が激減しているようですが、することはいろいろあるようです。

誕生日ケーキは、毎年リクエストされる「ブラックフォレストケーキ」を作りました。晩ご飯は子羊肉と野菜のローストでした。娘が手伝ってくれたので大変助かりました。

しかし、ケーキの飾り付けを娘に頼んだら、泡立てたクリームの量が少なすぎたそうで、こんなにみすぼらしい出来上がりに…。


こうなるはずだったんですけど。


夕方には、最近話題のビデオ会議アプリ「Zoom」でドバイ在住の妹やヒールズビルに住む弟など家族達とおしゃべりできて、夫は大変満足そうでございました。


「Zoom」の使い方には慣れが必要のようですよ。僅かな時差が生じるせいか、つい皆んなが同時に喋り始める傾向があり、誰が何を言ったのか分からない場面が度々あったそうです。

しかし、離れて暮らす家族や友人達のコミュニケーションツールとしては、「Zoom」はとても楽しそうですよ。

夫の従兄弟家族なんて、「Zoom」を使って「シャレード」なんていうゲームもやっているようです。「ピクショナリー」もできますね。使い方はアイデア次第ということのようです。


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誰かの役に立ったという喜び

先日、このブログを読んで下さったある方からメッセージを頂きました。

メッセージの内容は、私の「世界一簡単な靴下のかかとの編み方」についての質問でした。このかかとの編み方は、「二目一度」さえできれば編める非常に簡単かつ丈夫な編み方です。

靴下を編んだことがある方ならお分かりでしょうが、靴下の一番の難関は「かかとの部分をどう編むか」でして、編み方はたくさんあります。

私も色々試してみました。ノルウェーの男性ニッターさん二人組が紹介する「世界一簡単なかかとの編み方」にも挑戦しましたが、全然簡単じゃあなかったです。穴が開くし。

YouTubeでは、大勢の人達がかかとの編み方を紹介していますが、そういうのを参考にしながら、私は「とにかく簡単でキレイで穴が開かなくて丈夫」な編み方を考え続けました。

そうして、これこそが「世界一簡単なかかとの編み方だ!」というのを本ブログで紹介したわけなんですけど、写真や図なども加えて説明しましたが、この方には分かりにくかったようです。

動画でやれるといいのですがね。

一度挑戦し始めたんですよ、自分が知っている編み物のちょっとしたテクニックを誰かに教えたくて。ところが、私は手が震えるものですから、どうも見苦しいと自覚してあきらめたのです。

メッセージを下さった方には、追加の図を描いて説明してさしあげました。

すると、その方からお返事が来ました。

この方は、お子さんの一人が肢体不自由があって脚が冷えやすいために、一年中手編みの靴下を履いていらっしゃるそうです。靴下の手編みは「かかと」が難関。この方もたくさんの編み方を試したそうです。

もっと簡単な編み方はないものかと探していらっしゃるうちに、私のブログを見つけてくださったようです。

私のブログ、ただ自己満足で書いているような日記のようなものですけど、どこかの誰かの役に立っていることもあるのだと分かって、私はこの上ない喜びを感じたのでございます。

私の「世界一簡単な靴下のかかとの編み方」は、本当に正真正銘簡単ですからね、見た目も悪くないし、かかとに苦労されている方にはぜひ一度挑戦してみていただきたいと思います。

見た目にこだわりたい方には、この編み方以外のかかとの編み方も紹介していますよ。このブログ内を「かかとの編み方」で検索すると見つけていただけます。


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2020年4月4日

新型コロナで手術は無期延期

新型コロナの感染者が急増して、公立も私立も全ての病院は新型コロナの感染者対応が最優先ということになり、命に関わらない「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」は当面中止となりました。

いつまで中止になるのかなんて誰にも分かりません。

この影響をモロに受けた一人がうちの息子です。

長年肛門の痛みに苦しんでいるということをついにGP(一般家庭医)に相談したのが昨年の12月のこと。重症の痔核(通称いぼ痔)だということで、医者は直ちに専門医に診てもらえるよう手配してくれたのですが。

その2週間後に病院から診察予約日が知らされ、それからさらに待たされてやっと専門医の診察を受けたところ、痔ではなく「クローン病」という病気の疑いがあると言われたのです。

「クローン病」というのは、口腔から肛門までの全消化管のどこかに非連続性の慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性疾患です。

息子の肛門は重症なので手術が必要なことは確かだけど、「クローン病」の場合には手術のやり方が変わってくるので、正確な診断のために大小腸内視鏡検査が必要ということになりました。

その後2週間くらい待たされて内視鏡検査をしてもらいました。

ちなみに、オーストラリアでは専門医のいる公立の病院で診察や治療を受ける場合、順番待ちが凄いことになっておりまして、診療や検査を受ける日を選ぶなんていうチョイスはありません。

内視鏡検査の結果を聞きに行くのにさらに2週間待たされました。

結果は「はっきりと分からない」だったので、さらなる検査が必要ということになり、血液検査やいろいろやって、さらに何週間か待たされて2回目の内視鏡検査もやって、

その間お尻は重症でずっと痛いのでですね、

お願い早くなんとかして!

そんな3ヶ月が過ぎて、どうやら「クローン病」ではないようだということになって、それじゃあ次はいよいよ手術だなということになって、手術日の連絡を待っていたところ、新型コロナウイルスの感染者が急増して、

手術は無期延期!

ということになってしまったのです。(泣)

重症の痔はとても痛くて生活に支障をきたしますけど、命には関わりませんからね。

経済的にゆとりがあれば、私立の病院でとっくの昔に手術をしてもらえて、今頃は元気百倍になっていたところですけど、私達家族は民間の健康保険に入る経済的ゆとりなどないので、国の公的医療制度「メディケア(Medicare)」が頼りなのです。

がっくりきている息子に、昨日病院から手紙が届きました。

次の診察日は6月5日だと書いてありました。手術日じゃあないですよ、診察日です。

ああ…

ホントにもう…

なんと言ってあげたらいいのか…

お母さんが買ってあげたTOTOの携帯ウォシュレットとリングクッションが、落ち込む息子の支えです。


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2020年4月3日

ビデオ会議アプリなるもの

ついに、世界中の新型コロナウイルス感染者が100万人を超えましたね。100万は英語で「ミリオン(Million)」です。数字を表現する言葉がここで変わるので、大きなマイルストーンとして受け取られています。

たった2週間前に、家族で「ついに20万人になったねえ」と話したばかりなのに。爆発的に増えています。

ヴィクトリア州では、新型コロナウイルスのせいで外出が規制されております関係で、最近ビデオ会議アプリなるものが一気に普及しているそうです。

オンラインで顔を見ながら話ができるアプリと言えば、「FaceTime」と「Skype」と「WhatsApp」くらいしか知らなかった私ですが(「LINE」はオーストラリアでは知名度が低い)、最近話題になっているのは「Zoom」です。

老人ホームや介護施設などに入居しているおじいさんおばあさん達に会いに行けなくなったのを機会に、孫達が家族皆んなに「Zoom」を導入し、おじいさんおばあさんをはじめ親たちにも使い方を指導して、これまで以上にコミュニケーションをとれるようになったという楽しいニュースも耳にします。

「Zoom」というアプリには、セキュリティーの問題やトラブルが色々あって、安定性の問題もあるとか聞きますけど、普及の具合から判断すると便利なアプリのようですね。

興味がわいたので調べてみたら、ビデオ会議アプリってたくさんあるんですね。

私って遅れてたわ!

そう言えば、うちの娘も「Microsoft Teams」と「Canvas」というアプリで大学の勉強を続けています。

昨年「Bachelor(学士課程)」を終了して、今年から「Honours(優秀学士課程)」を履修しているのですが、始まったばかりだというのに新型コロナウイルスのせいで大学は閉鎖されてしまいました。

でも大丈夫!

講義や授業は全てオンライン化されましたので、娘は自宅の勉強部屋で講義を聞き、担当教員の指導を受け、グループの討論に参加し、もう何でもありですよ。はっきり言って、毎日大学に通う必要なんて無いんじゃあないのって感じです。

すごい時代です!

ビデオ会議アプリでお互いに顔を見ながら話をしたり討論する時は、一応上半身はちゃんとした服を着てやっています。ビデオに映らない下半身はパジャマのままだったりしますけど。

リモートワークでお仕事をされている皆さんも、きっとそんな感じなのでしょうね。

うちの子供達が生まれた後、家族も友人達も皆んな日本にいる私としては、日本とオーストラリアとでお互いに顔を見ながら話ができる「Skype」に夢中になった時期がありました。

しかし、当時はインターネットがとても遅くて「Skype」はしょっちゅうフリーズするし、国際電話の代わりに利用するにも不便が多くてね。私の両親や妹達はインターネットは別に無くても生活に困らないと言って利用に消極的でしたから、結局「Skype」の利用は消えて無くなったのでした。

岡山の田舎に住む両親や妹夫婦など、いまだにインターネットを使っておらず、パソコンもタブレットも持っておらず、インターネットの革新的な便利さを知らないままです。

最近は、銀行にも郵便局にも役所にも行く必要が無くなったし、食品や生活用品の買い物だって家にいてできる時代だし、映画だって見たかったら家でいくらでも見られるんですし、会社や学校にも行く必要が無くなったら、もうね、

運動不足が心配ですよ!


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2020年4月2日

新型コロナ太り

普段からほとんど家にいる暮らしだし、趣味でレシピウェブサイトをやっているせいでお料理はいつもやっているんだし、新型コロナで毎日家にいることが太る原因ではないと思うんですけどね、

太ってきているんです…

なんでだろう?

原因その1

キッチンの修理が終わりましたのでオーブンが使えるようになり、今まで我慢していたケーキ作りに熱中している。ケーキだけじゃなくて、タルトやパイも焼いている。ほとんど毎日何かスイーツを作っているし、パンも焼いている。

作ったら、やっぱりほら、これまで4ヶ月間ほとんど口にしていないわけだから、ついつい食べてしまう。

カロリーの取り過ぎ!

原因その2

「パニック買いはしないぞ!」と自制していた私ですが、スーパーの棚から物が無くなり始めた頃に、特にジャガイモを見つけられなくなった時に、普段なら絶対に買うことのない冷凍ポテトフライとか冷凍白身魚フライとか、これまた普段なら絶対に買わないポテトチップスとかを買った。

無意識のうちに隔離生活に備えていたんだろう。

冷凍ポテトフライとか冷凍白身魚フライとかは、カロリーや塩分がすごいけど、オーブンで焼くだけで食べられてお手軽だから、家にあるとついつい食べる。

カロリーの取り過ぎ!

原因その3

爽やかな秋の天気に誘われてもどこにも行けないので、先日畑仕事をやったら右のアキレス腱の辺りを痛めてしまい、最近歩いたり動き回るのを控えていた。

家の掃除も手を抜いている。

運動不足!


なるほど…

ちゃんと太っちゃう理由があったか。

フェイスブックなど見ていると、私のように新型コロナで体重が増加している人が大勢いることが分かります。

「自分が毎日ちゃんと外に出て運動をするようなタイプではないと思っていたけど、私は正しかった!」という投稿を読んで、思わず「いいね」したのは私です。


ところで、日本の厚生労働省がウェブサイトで発表している最新データは、3月29日時点と古いのですけど、29日時点で検査総数は28,760人とのことです。

ヴィクトリア州で感染者が増え始めたのは日本よりもかなり遅かったのですが、これまでの検査数は47,000人以上です。これはオーストラリア国内ではなく、ヴィクトリア州の検査数です。

現在までに確認された感染者は968人。徹底的に検査して、見つけた感染者は隔離しています。感染者の多くは無症状あるいは軽症状でした。

これまでの死者は4人。

このレベルでも、連邦政府も州政府も躊躇なく次々と厳しい措置を取りました。メルボルンはほぼ完全にロックダウンです。経済被害は非常に心配ですが、感染者数の増加は減少しつつあります。

メルボルンでは感染爆発はないだろうと思います。

「経済を回復させることは死者を生き返らせることよりも簡単です」と、ビル・ゲイツさんはおっしゃいました。外から見ていると、日本はとても心配です。


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2020年4月1日

一週間ぶりの食品買い物

政府に家から出るなと言われるまでもなく、ほとんど毎日家から出ることのない暮らしの私ですから、外出規制に不便を感じることはないだろうと思っておりました。

ところが、

やはり秋はメルボルンのベストシーズンなのでしてね、朝晩は寒いですが、お昼には最適気温の20度台まで気温が上がり、夏と違って日差しが痛くないし、春と違ってくしゃみは出ないし、気持ちがいいのです。

どこかに行きたい〜!

と思いますが、どこにも行っちゃあいけません。

そこで、一週間ぶりの食品買い物に出ることにしました。まだ食品はたっぷりあるんですけど、野菜が少なくなってきたというのを口実に。

最初に行ったのは、リングウッド(Ringwood)の ALDI ですが、店内に足を踏み入れて思ったのは、

これはすごい… 

何がすごいって、貴方、店内がほぼ完全な静寂

音楽もないし、とにかく誰も喋っていないし、子供の姿が皆無なのもあって、

シーーーーーン

としているんです。

あそこまで静まり返っていると、「とにかく早く必要なものを買って帰らなくちゃ!」と思いますよ。

ALDI というスーパーは安いのが取り柄ですが、売っている食品の種類が限られているので、必ず Coles というスーパーにも行く必要があります。

いつも利用しているのはショッピングセンター内の店舗ですが、前回行った時に人が多かったので「もう行くまい」と思ったんですけど、あそこにはアジア食品店や八百屋や肉屋や魚屋やパン屋や薬局など何でもあって便利なので、一応行ってみることにしました。

人が多かったら入るのはやめようと思いながら駐車場に入ってみると、

ガラ空き!

簡単に入り口のすぐ前に車を停めることができました。

中に入ると、思った以上に買い物客がいて、普段と変わりませんでした。こちらは音楽もかかっているし、ザワザワと人々の声も響いていました。マスク姿の人も多かったですし、バンダナで顔を覆ったりアンティック風のゴーグルを付けたりしている人もいて、新型コロナウイルスの影響を感じました。

相変わらずパスタと小麦粉とトイレットペーパーは売り切れていました。ティッシュペーパーと卵は品薄ですが、ちゃんと買えました。

他の商品は通常と変わりませんでしたよ。ポリッジ用のオーツ麦もたくさん入荷していました。

商品を買い占めている人などもういません。

あれはまさに一時のパニック買いだったのだなと思います。パニック買いで買い過ぎて食べきれない食品を大量に捨てている人達がいるようです。(怒)

さて、これからまた一週間、家に閉じこもる生活です。


翻訳の仕事をしている英国の会社から、社員の95%が一時解雇状態となったから、連絡があるまで翻訳の仕事はするなとのメールが来ました。随時継続中のオンラインで行っているデータベースの翻訳ですけど、当面の仕事はなくなりました。

一時解雇で収入が途絶えると、皆んな大変だろうなあ…

オーストラリアでも、非常に大勢の人達が失職失業して無収入状態になっています。これには政府が次々と対策を講じています。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには仕方がないとは言え、多くの場所が閉鎖され、人々の外出が規制され、営業禁止にならなかった販売店や事業所でも営業を続けることができなくなって次々と閉鎖閉店してしまいました。

うちの夫が勤めるツールショップは営業していますが、各地の建築土木工事が作業員がウイルスに感染したという理由で中止になるケースが増えていますから、いつどうなるか分かりません。

新型コロナウイルスの経済影響は計り知れませんが、今は感染拡大を防ぐことが先決です。オーストラリアの連邦政府もヴィクトリア州政府も、感染拡大の阻止に厳しい措置を取っていることに感心します。

経済への打撃が怖くて感染拡大防止措置を徹底しないと、感染拡大の阻止に失敗してさらなる厳しい措置が必要になりますからね。

失業者の増加や企業の倒産のことを考えて、政府が厳しい措置の徹底に躊躇すると、より深刻な影響が出てくる可能性があります。

日本政府はどうするのでしょうか。


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