2020年11月30日

申請書を出さない理由

セプティックタンクの汚水処理に問題が生じて、漏れ出た汚水の水たまりができているという記事を書いたのは、10月のことです。見た目はただの水たまりですけど、臭うのですよ。

その後、汚水の水たまりは汚水の池と化したわけでございますが、あれから2ヶ月近く経ち、問題は悪化の一途をたどっております。

解決方法は、セプティックタンクに新しい排水管を取り付け、現在の処理場所とは別の新しい処理場所を掘り、排水をこの新しい場所で土壌処理することです。

私達が住んでいる地域では、自分の家の庭の木を切るにも許可がいるくらいなんですから、セプティックタンクの新しい処理場所を掘ったりするには当然許可が必要です。

許可さえ出たら、業者の方に工事を頼むという手はずになるわけですけど、許可をもらうためは申請書を出さなくてはなりません。その申請書を、うちの夫はいくら頼んでもやってくれないのです。

申請書の話をすると突然にご機嫌が悪くなるし、申請書を出したくない理由でもあるのか?

何が障害になっているんだ?

先週は、数日の有給休暇をもらっていたのですし、申請書を書く時間はたっぷりあったのに、とにかく夫は明らかに避けている。

しびれを切らした私は、申請書を自分で書こうと思い、市のウェブサイトから申請用紙をダウンロードいたしました。そうしたら、申請用紙の2枚目は方眼紙のようになっていて、建物のある敷地の図面を描かなくてはいけなかったのですよ。

これだったか!

夫は絵とか図面を描くのが得意ではないのです。しかも、この図面は200分の一か500分の一の縮小率で、敷地と住宅の図面に設置予定の汚水処理場所を描き込まなくてはいけない。

実は、私はこういうのが大得意なのでございます。

早速、かつてこの家が売りに出されていた時に不動産会社がウェブサイトに載せていた敷地図とグーグルマップの映像を駆使して敷地の広さを計算し、200分の一では方眼紙に収まらないので500分の一に縮小して、図面を描き、色鉛筆で色まで塗って、

はいどうぞ!

その図面を手にした夫は、何ということでしょうか、即座に巻き尺を手にして外に出て、何やら計測しておりました。後は業者に頼んで新しい処理場所を図面に描き足してもらい、申請書を提出してもらうと言いました。

図面が問題だと知っていたら、もっと早く私が描いてあげたのに。

業者の話では、同様のトラブルに見舞われている人が大勢いるらしいので、いつ頃工事をしてもらえるか分かりませんが、申請書を出さないことには何も始まらないのですからね。

やれやれです。


ところで、久しぶりに定規を使って図面を引いたりして、そういうことが好きな私は楽しかったのですが、色鉛筆での色塗りで衝撃的発見がありました。

私は手が震えるんですけど、最近は状況によっては、例えば箸を持って食べるのにも苦労するほど震えることもあるんですけど、色鉛筆での細部の色塗りが難しかったんですよ。

うっかりすると手が突然思わぬ方向に動いて、色がはみ出すんです。

色鉛筆が線からはみ出すなんて、この私に限って絶対にありえないことだったのに。

こんなことが起きるとは…


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2020年11月29日

おにぎり危険

いつもご飯は多めに炊くようにしています。残ったご飯は、翌日のお昼ご飯にも役立ちます。

電子レンジのおかげで、すぐに温められますしね。

ところが、昨晩はふと思いついて、残ったご飯を胡麻入りのわかめご飯にしておにぎりに結び、海苔を巻いてお皿に乗せて置いておきました。私の母がよくそうしていたのです。おにぎりは夜食にもぴったりなのでした。

しかしねえ、現在の我が家には夜食が必要なほど夜遅くまで勉強したり仕事をしたりする者はいません。そして、全員が太り気味、あるいは肥満。夜食なんて食べちゃあいけないのですよ。

おにぎりは5個作ってありました。

最初に手を伸ばしたのは私。そこを通る度に目に入るわかめご飯の海苔巻きおにぎりは、ちょっと誘惑が強すぎました。

しばらくしてキッチンに行くと、おにぎりは3個に減っていました。

そして、翌朝には1個に減っていました。

いつ誰が食べた?

余分なカロリー摂取を誘惑する食べ物は、作らない方が良いですね。

でも、久しぶりに作ったわかめご飯のおにぎりは美味しかったんですよ。レシピはウェブサイトにも載せています。わかめご飯の素なんてなくても美味しく作れます。


1個だけ残っていたおにぎりは、朝ご飯に食べようと思っていました。ところが、食べに行った時にはもう消えていました。

誰かが起きてきたような音はしなかったのに、

誰が食べた?

残念でした。

もしも焼き鮭をほぐしたのなんかを入れていたら、朝まで残らなかったでしょうね。


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2020年11月28日

たった2日でもう臭い

「ハロウィーン」だろうが「ブラックフライデー」だろうが、とにかく売上アップにつながるものなら何でもあやかりたい小売店。クリスマス商戦も始まったこの書き入れ時の忙しい時期に有給休暇を8日間ももらうというのは、ちょっとヒンシュクを買う行為ではあります。

新型コロナの経済活動規制が終わり、人々が仕事に戻り、ロックダウンも終わって、これまでのフラストレーションを晴らすかのように人々が買い物に繰り出しているんですし。

こういう時期に、スタッフの上に立つ責任者の立場でありながら、8日間も有給休暇をもらったうちの夫が勤めるツールショップは、最近複数のスタッフが辞めたために人員不足でもあったらしいです。

店が回らない状況になったらしくて、夫は休んでいられなくなりまして、休暇は半分で終了しました。ウィルソンズ・プロム旅行を早めに切り上げて出勤したのはセールの日だけじゃあなかったんです。

まあ仕方がありません。

ところで、

夫は、ウィルソンズ・プロムへ旅行に出る前に寝具のシーツやマットレスプロテクターなどを全て引っ剥がして洗濯に出して行きました。

帰ってきたら洗ったばかりのきれいなシーツで気持ちよく眠れるという魂胆だったのでしょう。夫がウィルソンズ・プロムで楽しんでいる間に、私は大洗濯と大掃除をしてあげて、期待通りにフレッシュなベッドで眠れるように、夫の寝室をきれいにしておいてあげました。

帰宅してから今日で3日目。

寝室がもう臭う!

実質2日しか経っていないのに。

最大の原因は、間違いなく、寝る前にシャワーを浴びないからでございます。

8年も前に書いた記事ですが、「汗かいた日は寝る前にシャワーを浴びてください」を読んでいただけると分かります。

ウィルソンズ・プロムから帰ってきた日は、洗濯したてのフレッシュなベッドでもありますし、流石にシャワーを浴びてから寝るだろうと思ったら浴びなかった。2階の寝室は暑いので、夜の間に大汗をかいたのか、翌日見たら掛け布団が縦半分に畳まれていて、夫が寝ている側が露出してあった。

そして、気温36度となった昨日は、仕事でも大汗をかいたはず。それでもやはり寝る前にシャワーは浴びなかった。2階の寝室は蒸し風呂みたいに暑かったし、私の花粉症のせいで窓を開けられないから一晩中暑かっただろう。

そして今朝、夫の洗濯物を片付けるために部屋に入ったら、

もう臭い!

ああ…

いつものことなんですけど。

習慣というものは、簡単には変えらないとは分かっているんですよ。郷に入っては郷に従えで、私も水が貴重なオーストラリアでは寝る前のシャワーはやめろと言われたらツライですからね。寝る前にひと風呂浴びてさっぱりしたいのが日本人ですから。

干ばつによる水不足で水の使用制限が出ていた頃、シャワーは一日1回4分までとされていました。一日1回なら、私なら寝る前にシャワーする。それが暑い夏の日ならなおさらです。


加齢臭というやつがあるでしょ?

中年になってから夫の臭いはひどくなりましたよ。肥満したせいもあるのか、ものすごい寝汗をかきます。しかも寝室が2階にあるから気温が高い日には熱がこもって熱帯夜状態だし。

枕が最も不快な悪臭を発散しています。「何でここまで汚れるの?」というくらい枕が汚れますからね。相当たくさん汗や皮脂を出しているんでしょう。

寝る前にシャワーを浴びれば少しはマシなはずですけど、よくもまあ大汗をかいた日に顔も洗わずそのままヘッチャラで寝られるもんだ。


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2020年11月27日

新型コロナがゼロに!

ヴィクトリア州の新型コロナ新規感染者数はゼロが続いていましたが、今日で28日間連続でゼロとなりました。

8月中旬には7880人もいた新型コロナ患者は、最後の一人だった患者が先日回復してゼロとなり、新規感染者が出ていないのですから患者数はずっとゼロが続いています。

もう何週間も死亡者は一人も出ていません。


データに基づいて規制は少しずつ緩和されており、マスクも屋外では着用の義務が無くなりました。人々が集まる場所に関しては様々な規制が続いていますが、マスクのことさえなければ、ほぼ元の暮らしに戻ったと感じます。

劇場などでの公演も再開の目処がついていますし、プロスポーツもスタジアムに入場できる観客数が増やされて、市民の気持ちは明るいです。

メルボルン市民、

よく頑張りました!

感染者が含まれていることが確実な帰国者の受け入れが始まりますので、これから先は、帰国者の隔離をちゃんとやれば、もう心配はないでしょう。来年3月までにはワクチンの接種が始まるので、ヴィクトリア州の新型コロナ禍は終りが見えたと思います。

欧米や日本の状況などと比べると、感染の心配をしなくても良くなった私達は、本当に頑張ったかいがあったというものです。

この調子で行けば、州を越えた移動が自由になる日も遠くないでしょう。すでに規制が無くなった州境も多いので、航空会社の国内路線は復活です。

今年のクリスマスは家族が集まれるかどうか分からないというような状況でしたけど、もう大丈夫でしょう。

近いうちにニュージーランドや近隣の島国との移動も規制が無くなり、国際路線も徐々に復活するでしょうから、私もどこかに行きたいです。

今日は真夏のようなお天気で、窓の外はすごい明るさです。

気分も明るいです!


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もらい手がいないグレープフルーツ

我が家の東隣りに住むテイラーさんご夫婦は、ご主人は元高校の数学の先生で奥さんは元小学校の先生です。ご高齢になられても毎日活発です。

特に楽しんでいらっしゃるのが園芸と野菜作り。完全オーガニックで殺虫剤なども全く使用せずに作っていらっしゃるので、おすそ分けしてくださる野菜やハーブも虫食いだらけです。

いただいた野菜には、しょっちゅうナメクジやアオムシがついていますから注意が必要です。

ところで、

おすそ分けは大変ありがたいのですけど、もらって困ることもあるんですよ。

いつだったかスモモをバケツ1杯分ほどもくださった時は、本当に困りました。だってね、テイラーさん家のスモモは、

美味しくないんです!

我が家のスモモは、実が熟れてくるとインコがやって来てあっという間に食べ尽くしてしまうほど美味しいのですけど、インコはテイラーさん家のスモモには目もくれない。美味しくないのを知っているのです。

そのテイラーさんから、毎年もらってくれと頼まれても断り続けているのがグレープフルーツ。苦いので私は好きではないのです。うちの家族は皆んなグレープフルーツは嫌いです。

実はテイラーさんもグレープフルーツは好きではないそうです。

だったらどうして植えたの?

毎年たくさん実をつけるので、もらい手を探していらっしゃるのですが、子供達家族も友人達ももらってくれないらしくて、私達にもらってくれとおっしゃるんですけど、その度に「グレープフルーツは苦手だ」と言って断ってきました。

大豊作となった今年、食べないからどんどん腐っていくのがもったいなくてたまらないテイラーさんは、なんと他の野菜やハーブやレモンと一緒に袋にいっぱい詰めて我が家に持って来ました。

でっかいのが5個も入っていました。

さて…

グレープフルーツを最後に食べたのはいつのことか。

私は基本的に味覚が敏感なんですけど、特に苦味や渋みやえぐみには非常に敏感でして、ゴーヤーなんかは苦くて食べられないんですよ。

しかしね、せっかくくださったのだし、久しぶりにグレープフルーツを食べてみるかと、娘と二人で一つを切ってみました。みずみずしいグレープフルーツでした。お店で売っているのよりも芳香が良いです。

「香りは悪くないわねえ…」
「問題は苦味よねえ…」

皮を厚めに切り落とし、実のところだけを切り取って、一切れ口に入れました。

「あれ?けっこう美味しいかも!」

と思ったその瞬間ですよ、例の苦味が襲ってきました。

「うわっにが!」
「ぐへっ!」

少しお砂糖をふりかけたら食べられるというようなレベルではありませんでしたから、もう捨てるしかないと私は言ったんですよ。

ところが、せっかくいただいたものを無駄にしてはいけないと感じたのか、チャレンジ精神からか、娘はレモンとハーブで作るマリネの漬け汁のようなのをそのグレープフルーツで作り、私が料理する予定だった鶏のささ身12本をフリーザーから無断で取り出して、それを漬け汁に漬けたんです。

一晩漬けて翌日の晩ご飯に焼きました。

焼いている時は大変良い香りがしました。

さて、お味の方は?

「うわっにが!」
「ダメだ!これは食べられない!」

結局、翌日になっても誰も手を付けようとせず、ささ身は捨てるしか無くなったのでございます。

テイラーさんがくださったグレープフルーツはまだ4個あるんですけど、食べるのは無理です。欲しいという人は誰一人いませんし、捨てるしかないと思います。

せめてコンポストに捨てようと思いますが、それでもなかなか捨てられません。だからいらないと言って来たんですよ。ホントに困ります。


以前もらったバケツ一杯のスモモは、どうしたのかって?

あれはですね、

内緒ですけど、

ゴミに出しました。すみません。


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2020年11月26日

有給休暇中の出勤

うちの夫は、日曜日から8日間の有給休暇をもらい、火曜日からウィルソンズ・プロムに旅行に行っています。

夫の父親が毎年子供達家族全員分の旅行費用全額負担で計画する家族旅行が、新型コロナの規制で不可能となったため、今年は州内のウィルソンズ・プロムに集まって楽しく過ごそうということにしたらしいですが、

行ったのはうちの夫だけ!

高齢の父親と中国人の奥さんと夫の三人で、ハイキングくらいしかすることのないウィルソンズ・プロムで4日間も何をするんだろうと私は思ったわけですけど、実は夫には計画がありました。ウィルソンズ・プロムは早めに切り上げて、それほど遠くない所に住む友人の老夫婦を訪問するつもりだったのです。

昨日は天気に恵まれて、ハイキングを楽しんだようです。動画を送ってきました。


羨ましい…

予定では、今日は老夫婦の家に行くことにしていたようですが、旅行そのものを早めに切り上げなくてはならなくなりました。

夫が勤めているツールショップは、毎週木曜日は夜8時までの営業ということになっているのですけど、今日は木曜日。特別セールが計画されていて、そのセールのために出勤しなくてはならなくなったんですって。

おまけに、明日は「ブラックフライデー」とかいうセール日ですよ。北米で「感謝祭」の翌日の金曜日に小売店が大規模な安売りをする「ブラックフライデー」をオーストラリアの小売業者が真似して始めたのです。

うちの夫には、休暇中でも普通の休日でもツールショップやお客からしょっちゅう電話がかかってくるんですけど、そしてその電話に出るんですけど、今回の有給休暇も旅行中なのに出勤となったわけです。

出勤しなくてはならなくなったことは、ウィルソンズ・プロムに行く前に分かっていましたが、父親がせっかく一族全員が宿泊できるロッジを借りたのに、自分が行かないと誰も行かないということになるのでね、夫は父親のために行ったのです。

行ったのは火曜日ですが、その日の午後には息子の痔の手術の件でGP(家庭医)のリム医師に相談に行く予約がありましたので、家を出たのは3時頃でした。午前中は旅行用の食品の買い出しに出ていました。

ということで、旅行1日目は夕方到着して終わり。

2日目の昨日はハイキング。

そして、

3日目の今日は、早朝にウィルソンズ・プロムを出て、そこから出勤したんです。勤めているツールショップまで3時間かかるんですよ。そして夜の8時まで営業ですよ。帰宅するのは9時後ですよ。

iPhoneのアプリで居場所を調べたら、今朝の6時過ぎにはすでにウィルソンズ・プロムを出て移動中でした。少し遠回りして友人の老夫婦に一目会ってから仕事に行くなんていう無理なことをしなければいいですけど、そういう普通なら考えられないような無理をして、後で困ることになるのがうちの夫です。

それにしてもよくやるわ…

有給休暇の最後の2日間が昼寝で終わるのは確実です。


続報です。

夫は結局出勤しなかったらしいです。あんなに朝早くウィルソンズ・プロムを出てどこに行ったかというと、やっぱり友人の老夫婦の家に行ったようです。

なんだ…

夫の旅行は続いています。羨ましいことです。


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2020年11月25日

花粉全開で夫から提案

遅れてやって来た今年の花粉症シーズンが、

連日フルブラスト!

「フルブラスト(Full Blast)」っていう言葉は、まだ日本語になっていないかもしれませんが、「パワー全開」というような意味です。

雨が多くて低気温が続いた早春、花を咲かせていなかった草が、11月に入って気温が上がってから一気に成長して花粉を出しまくりです。

目には見えませんけど、

大気は花粉で満ちている!

窓は全部閉め切っていますよ。暖炉も板で塞いでいます。ただし、閉めることができない作りになっている2階のトイレの窓は、臭いがこもるからという理由で今年はビニールで塞いでいませんからね、あそこからいくらでも花粉は入ってくる。

私の寝室に置いている空気清浄機が命の綱です。

居間とキッチンのエアコンも掃除をしまして、毎日何度も空気清浄機能を使って花粉除去を試みていますけど、花粉はいくらでも入ってきます。

用量が一日一錠の抗ヒスタミン薬は、服用する間隔がだんだん短くなってきていますから、ちょっと心配です。でもね、薬の効果が薄れ始めるともう耐えられないの。

目を洗い、鼻をすすぎ、それがダメならシャワーを浴びて、空気清浄機のある部屋にこもるしか生き延びるすべがない。

そんな私の長年の苦しみを知っている夫が、ウィルソンズ・プロムに出かける前に提案してくれたのが、もっと大きくて強力な空気清浄機で家中の花粉を除去することでした。ツールショップに勤めているので、割引価格で買えるんだそうです。

ツールショップで空気清浄機を売ってるの?

と思ったら、やっぱり空気清浄機ではありませんでした。

夫が購入を考えているというのは、夫が最も愛する電動工具メーカー「フェスツール」の集塵機でした。

こういうやつです。


作業場用です。

もちろんホースとかアクセサリーがいろいろ付いてきます。

夫が言うには、フェスツールの集塵機用フィルターには、アスベストの粉塵も除去する業界最高品質の極細フィルターもあるそうで、そこらへんの家庭用空気清浄機のフィルターなんかとは比べものならないと。

見た目も比べものにならないですね、モロに集塵機です。

これを家の中に置いて花粉を除去するの?

花粉症の季節が終われば、ゴミ屋敷状態のガレージで掃除か何かに使ってホコリまみれ泥まみれになりそうです。

私のためにと言うよりも、ホントは自分が欲しいんじゃあないの?

「この集塵機を買うのは待ってよ!お金の無駄遣いになる可能性があるし(見た目も悪すぎるし)2階のトレイの窓を何とかすることが先決です!」

夫にはそう言っておきましたけど、「買うな!買うな!」と念を押し続けないと買ってきそうで心配です。


本当に買ってきそうで心配なんです。夫はちょっと常識とはかけ離れた思考回路の持ち主なんです。

以前、まだ同じ寝室で寝ていた頃、夏場の蚊に悩まされていたモズィーマグネット(蚊を引き寄せる者)の私のために、夫が買ってきた蚊取り器がすごかった

ぜひこの記事をお読みくださって、どのくらい常識からかけ離れているかをご理解いただけると、私の苦労を分かっていただけると思います。(泣)


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2020年11月24日

寝たきりの息子に希望が見えてきたこと

これまで公立の病院でうちの息子が診察を受けてきた専門医は、公立の病院だけで働いているわけではありません。私的にこの医師の診察を受けたり、民間の病院で手術を受けることも出来るのです。

私はこれまで手根管症候群の手術を2回受けましたし、膝の半月板の手術や脂肪腫を取り除く手術などで度々外科医のお世話になっていますが、執刀したどの医者も個人のクリニックを持っていました。

公立の病院専門というわけではなかったです。

診察や手術は、公立の病院で受ければ基本的に無料です。ですから患者が多い。そして患者の数に対して病院の数は圧倒的に少ないので、待ち時間がすごいことになっているのです。

半年待ちなんてザラなんです。

経済的にゆとりがある場合は、何ヶ月も待たなくても私的に医者の診察を受けることができ、民間の病院で迅速に手術も受けられます。そして、民間の医療保険に入っている場合は、そうした費用のある程度は保険でカバーされるわけですよ。

問題はですね、私達家族は高額な民間の健康保険には入っていないということ。

ですから、民間の病院で外科手術なんて受けたら高額手術費用は全額負担となるわけです。痔の手術がどれくらいかかるのか私は知りませんけど、私の前歯2本の治療と歯冠を作ってもらうのに70万円以上かかりましたから、まあ少なく見積もっても100万円はかかるんじゃあないかと思います。

我が家にそんなお金はない!

ということで、

治療は公立の病院で受けるしか道がなく、息子はかれこれ1年近くも待ち続けているわけです。そして、最近はもうほとんど寝たきりになっちゃっているのです。

こうした中、うちの夫の家族の中から経済的な援助をしてくれるという人が現れたようです。

おかげで、来月、息子がこれまで公立の病院で診察を受けてきた専門医に、私的に診察を受けることになりました。GP(家庭医)のリム医師が手配してくれましたので、すぐに診察の予約を入れましたら、一番早くて3週間後という待ち時間でした。

もしも予定通り公立の病院で手術を受けるなら、後どれくらい待たないといけないのか、この医者なら知っているはずですからね、更に何ヶ月も待たされるということだと、民間の病院で手術を受けるんですって。

費用を援助してあげるという家族がいるなんて有り難いことです。


それにしても、医療を受けられるかどうかというのは、患者の経済力にかかっているというのが現実です。

私だって、あの70万円が払えなかったら今頃は前歯が2本無くなっていました。前歯がないのはツライけど、命には関わらない。

でも、これがもしもガンとか命に関わる病気だったら、経済力のない人はやっぱり命が助からない確率は高くなりますね。


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模様編みのネックウォーマー

マラブリゴ(Malabrigo)という毛糸のブランドがあります。編み物好きなら誰でも知っている有名ブランド。オーストラリアで手に入れようとすると高額です。売っている店も少なくて、簡単には手に入らない毛糸です。

私はオンラインで買ったことがありますが、色味がねえ、思っていたのと違っていました。やっぱり実際に見てから買いたいものです。

Facebook のマラブリゴのページに載っていたネックウォーマーの模様が面白いと思い、編み方を見ようとしたら5米ドル(6豪ドル以上)を払わないと編み図は見れないのでした。そのたったの6ドルを払う気にならない私は、自分で模様を再現してみました。

棒針編みの技法なんて種類が限られているのですから、ネックウォーマーのような単純な形のものは、編んだものを見れば編み方は分かります。ただし、私は「何事もできるだけ簡単にやりたい」という性分のため、いろいろな方法で編んでみました。

最終的に納得した編み方で編んだのがこれです。興味がある方のために編み方を紹介します。



1.14の倍数の作り目

輪にして編みますから輪針の使用をおすすめします。14目で1模様ですので14の倍数の目を作ってください。上の写真のネックウォーマーでは70目作りました。

2.ゴム編み

1目ゴム編みのようですが単純な1目ゴム編みではありません。1セット7目で、最初の2目は表編みです。好きな高さになるまで「表表裏表裏表裏」を繰り返します。



3.模様編みは14目で1模様

ゴム編みが終わったら模様を編んでいきます。

ゴム編みの「表表」となっているところで「左上1目交差」をします。1目だけの交差ですから縄編み用の針を使わなくてもできますよ。

それ以外の所は次のように表目あるいは裏目を編んでいきます。


これを繰り返して編み始めの1目手前まで1周します。


4.編み始めの1目手前で増やし目する

編み図を描いてみました。14目の模様を繰り返して編み始めの位置に戻ったところを見てください。


一番最後の目は、一番最初の目と「左上1目交差」をしますので、このままでは最後のセクションで表目が5目必要なのに4目になってしまいます。

ですから、ピンク色の所で1目増やしてください。下段の目の端を引き上げて作る一般的な増し目の方法が良いです。


5.ひたすら14目のパターンを繰り返す

ここから後は、ひたすら14目の模様を繰り返すだけです。ご自分の首の長さや好みに応じで好きな高さになるまで編みます。


6.1目減らしてからゴム編み

最後に再びゴム編みをします。1セット7目の「表表裏表裏表裏」です。


ただし、模様編みをスタートした時に1目増やしているので数が合わなくなりますから、1目減らす必要があります。

ゴム編みを始めるピンク色の所で「左上2目一度」をして1目減らしてください。

後は好きな高さになるまで「表表裏表裏表裏」繰り返します。



7.伏止め

ゴム編み部分が終わったら、伏止めをして完成です。


この模様は、アランセーターにもよく使われる模様と同じです。輪にして編むので帽子にも簡単に応用できますよ。

ラインとラインの間の目数を増やしたり減らしたりすれば、サイズの調整も容易です。


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2020年11月23日

ウィルソンズ・プロムついでに友人訪問

うちの夫の父親が今年も予定していたバイロンベイへの家族旅行が新型コロナのせいで不可能となったため、その代わりに計画していたウィルソンズ・プロム旅行は、結局参加するのが夫だけになったことは昨日書いたとおりですが。

日々暇を持て余している夫の父親と中国人の奥さんは、借りたロッジをキャンセルせずに予定通り旅行するらしいです。そんな父親のために、せめて自分は行ってあげようという夫の気遣いは大したものだと思ったんですけど、どうやら別の計画があったようです。

夫が長年家族以上に親しくしている友人の老夫婦が、ウィルソンズ・プロムからそれほど遠くない所に住んでいるのですよ。ウィルソンズ・プロムのロッジには一応顔を見せ、せめて1泊くらいしてから、友人夫婦を訪ねる計画のようです。

老夫婦には新型コロナのせいで何ヶ月も会っていないのです。

そういうことなら、どうぞお好きなように、この有給休暇を旅行にお使いください。

私にもねえ、訪問したい家族や友人というのがいるといいのですけど、ここには家族はいませんし、数少ない友人は近所に住んでいますから泊りがけて遊びに行くということなどできません。羨ましいことです。

家族や友人を訪問することはできなくても、小旅行くらいすればいいのにね、ヴィクトリア州には行ってみたい場所があまりないんです。

海の方なら気分転換に行ってみたいですが、ウィルソンズ・プロムにしても、グレートオーシャンロードにしても、行くには数時間車を運転するしか行く方法がありません。

一人で片道3時間も4時間も車を運転してまで行ってみたいとも思いません。

ということで、

夫は、予定通り明日の火曜日から木曜日か金曜日まで家にいません。

最初は息子もいないはずだったので、娘と私は、普段はなかなか食べられない食材などを買って来て、ご馳走三昧にするはずでした。娘と私の二人なら食べる量がしれているので、高級食材も買っちゃおうということで。

しかし、息子が家にいるとなると、ご馳走三昧はちょっと難しいな。


息子は毎日自室で寝たきりです。毎日出血しています。鎮痛薬中毒になりかけです。

最初の診察からかれこれ1年になります。初診の時から外科的手術が必要だと言われていたわけですが、クローン病かもしれないということで、手術のやり方を決定するために内視鏡検査を2回も受けて、クローン病ではないことが分かり、手術を待って半年以上。

新型コロナのために命に関わらない手術が中止されていたために、ただでも順番待ちがすごいことになっている公立病院は、一体いつになったら手術してもらえるのか全く目処も立たない状況になっています。

2ヶ月くらい前、苦痛に耐えられなくなった息子がGP(家庭医)のリム医師に相談に行ったら、「今できることは何もない、待つしかない」と言われたんだそうです。せめて軟膏とか座薬とか処方してもらえばよかったのにと、お母さんは言ったんですけどね。

引きこもり生活が悪化している息子のメンタルを心配した夫が、今日は一緒にリム医師に相談に行くそうです。


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2020年11月22日

ウィルソンズ・プロムで何をする

今日から8日間の有給休暇をもらったうちの夫は、火曜日から3泊4日のウィルソンズ・プロム旅行の予定です。

夫の父親が毎年主催している旅行費用全員分全額負担の家族旅行は、今年もバイロンベイの予定でしたが、新型コロナのせいで州を越えた旅行ができなくなったので、今年は近いところに行こうということにしたようです。

近いと言ってもメルボルンからは3時間。現地集合ということらしいです。

ウィルソンズ・プロムは国立公園。主なアトラクションは、キャンピング、ハイキング、登山、自然観察ということになります。海に入って泳ぐというのもあるでしょうが。

玄関先となるタイダル・リバー(Tidal River)には、キャンピング施設以外にも様々な宿泊施設があります。一部屋だけの山小屋みたいなのから、キッチン付きのロッジまでいろいろあるんだそうです。一番大きいロッジには30人が宿泊できるらしいです。

うちの夫の父親が、そうしたロッジを借りたんだそうですよ。

家族はそこを拠点にして、自然の中で一緒に過ごそうという計画だったらしいですが、詳しいことを夫に聞いてみると、父親が期待した通りには行かなかったらしい。

まず、当然のことですが、ドバイ在住の義妹は不参加。
ヒールズビルに住む義弟一家も不参加。彼らはやっと仕事を再開したばかりだし、娘に学校を休ませてでも参加したい旅行ではないということか。
夫の父親が妻(夫の母親)に内緒で精子バンクに精子を提供していたことで誕生していたDNAつながりの異母妹家族も不参加。

ということで、

参加するのはうちの家族だけということになったらしいのです。

うちの娘は、おトイレ事情の良くないそういう場所へは行かないと最初から不参加を表明しておりました。

本当は行きたくなかったうちの息子ですが、「行きたくない」と言えない性分ですから参加することになっていました。ところが、ここ数日お尻が悪化してほぼ寝たきりになっています。3時間も車に座っていられないし、寝転んで何とか行ったにしても、お尻が痛くて歩くのにも苦労しているのにそこで何をする?

ということで不参加が決定しましたので、

参加するのは、

うちの夫だけ!

高齢の父親と中国人の奥さんとうちの夫の三人で毎日ハイキングするのか?

「120は行っていない」体重と近頃痛んで困っている膝で、ウィルソンズ・プロムをハイキングすれば、後が怖いですよ。心臓が止まるかもしれませんよ。

それに父親と中国人の奥さんだって、うちの夫しか来ないと分かればこの旅行はキャンセルするんじゃあないかと思いますけど。


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2020年11月21日

半分悲しみ半分あきれて言葉もない

新型コロナの規制が緩和されて行動範囲の規制がなくなったら、私はウィルソンズ・プロムに行きたいと「新型コロナが収束したら」という書いたのは、8月のことでした。

今年に入ってから、買い出し以外はどこにも出かけていなかったと言うだけでなく、私はここ数年間どこにも旅行に出かけていないのですよ。

うちの家族は、夫の父親が旅行費用全員分全額負担で主催したハミルトン島へのリゾート旅行バイロンベイへの旅行にも行ったし、こうした旅行以外にも、夫の父親が家族を招待するレストランでのディナーなんていうのにもしょっちゅう行っているのですけど。

私はこの人が嫌いなので、お付き合いをしていませんので、そういうのには行かないのです。

私は家族だけで、あるいは夫と二人で行きたいのに、そういう機会がずっとなかったんです。最後に行ったのは、義妹が招待して計画してくれた2012年のゴールドコースト旅行。しかし、あの旅行には義母が勝手について来たのだった。

どこにも旅行していないというのは、経済的なゆとりがなかったというのもありますけど、そもそもうちの夫が有給休暇を父親との家族旅行に使うんですからね、私と旅行をする時間なんかないわけですよ。

やっと今年、私達は二人でヨーロッパ旅行をすることになっていたんです。

しかし、新型コロナでキャンセル。(泣)

当分の間は海外旅行どころか他の州への旅行もできそうにないということで、それならまだ行ったことがないウィルソンズ・プロムに行って、絶景を見てみたいと思っていたんです。

ああ…

私は心底がっかりしたわ。

そして悲しい。

先日レストランに行った時に知らされたのですけど、うちの夫は明日の日曜日から翌週の日曜日まで8日間の有給休暇をもらったそうです。それは、旅行をするため。

またも、夫の父親が費用全額負担で主催する家族旅行だそうです。

行き先は、

ウィルソンズ・プロム!

私が行きたいと言っているのを知っていて、そのウィルソンズ・プロムへ、またも父親と一緒に行くんだ。

息子も参加の予定です。お尻が痛いのに。

娘はおトイレ事情の悪い国立公園というのはパニック障害のせいで行けないので、不参加だそうです。

父親の誘いを断って、私達家族で行くこともできたのに。

ホントに悲しかったわ。


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2020年11月20日

娘の初出勤と送り迎え

新型コロナのせいで大学がオンラインのみとなり、ずっと家に閉じこもる生活だったうちの娘ですが、収監犯罪人の自傷行為というテーマで書いた論文も提出し、最後の試験も終え、4年間の大学生活が終了しました。

と言っても、修士課程や博士課程も予定しているんだそうで、勉強はまだまだ続くそうですが、とりあえず大学はここで一休み。仕事をして実際的な経験を積みたいのだそうです。

犯罪者の心理学を専門に研究しているわけですし、警察や刑務所のような矯正施設での仕事を考えているそうです。

心理学の分野での仕事が見つかるまでは、アルバイトをして少しでもお金を稼ぎたい娘は、英文添削のお客様であったベトナム人学生のつてで、ある会社のライターの仕事を紹介されました。

その会社というのは、家の屋根や雨樋のメンテナンスをやっている会社だそうですが、ニュースレターのコンテンツを書く人を探していたのです。

ZOOMでの面接の結果、採用された娘は、ライターの仕事だけなく、必要な場合は人事アシスタントの仕事もするんだそうです。

ライターの仕事は在宅でできるからと喜んでいましたけど、どうも在宅ワークではないようです。1ヶ月に一度事務所に行って、経営者とのミーティングの後、事務所で記事を書くのだそうです。

事務所があるのはメルボルン南東部で、車で行けば20分ほどですが、娘は運転免許を持っていません。運転免許試験で2回も考えられないような同じミスをして不合格となり、それがトラウマになっていて車を運転する気がありません。

お母さんの送り迎えなんてことになりませんように…

と祈っていたんですけど、やっぱりそれしかありませんでした。

会社が繁忙期に入って初出勤が遅れていましたが、昨日初出勤することになりました。8ヶ月も家から出なかった娘が、行ったことのない知らない場所にバスを乗り継いで行けるわけがなかったのです。

息子はお尻が痛くて長時間座っていられないので頼めないし。

緊張して朝から様子がおかしい娘を見ていると、お母さんはタクシーをする決心が固まりました。文句を言っている場合じゃあなかったです。

正直なところ、娘には運転免許を取ってもらいたいです。そして、病気はすっかり治っているわけではないので、カウンセリングを受けるなり、再び認知行動療法に取り組むなどして、ちゃんと治してもらいたいです。

しかし、プレッシャーをかけでも解決する問題ではありませんから、必要とされる間はタクシーでも何でも頑張るしかないのでございます。
 

朝の10時頃、娘をその会社の事務所まで送っていって、午後迎えに来てくれという電話を待っていたら、娘が帰宅しました。会社がウーバー(配車サービス)を手配してくれたんだそうです。もちろん料金は会社が払ってくれたそうです。

会社の経営者もスタッフも皆んな素晴らしい人達だったと感激していました。特に、経営者が「スタッフは家族だから面倒を見る責任がある」というポリシーを持っていて、非常にスタッフを思いやる人らしく、そのおかげでスタッフ皆んなが経営者に信頼を寄せており、会社のために頑張ろうという雰囲気があるのだそうですよ。

そういう会社ですからね、顧客も増え続けて、会社がどんどん大きくなっているようです。

まあね、わざわざ記事を書くライターを雇ってニュースレターを発行しようというところにも、経営者の姿勢が見えますが。

さらに、娘を喜ばせたのは、スタッフの中にペットのワンちゃんを事務所に連れて来ている人がいるということ。そういうことが許される環境というのも素晴らしいと思ったそうで、初出勤は大変良い印象で終わったようです。

お母さんは迎えに行かなくても良かったので、それもありがたかったです。

それにしても、アルバイトの子が家に帰るのにウーバーを手配してくれる会社なんて、なかなか無いですよ。


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2020年11月19日

大掃除と衝撃の事実

かつて夫婦の寝室だった広い部屋は、現在うちの夫の寝室となっておりまして、あまりの散らかりぶりに、掃除をしてあげる気も失せると言うのが正直な気持ち。

箪笥の上には山のように衣類が積み上げられていました。いつの間にこんなことになったのか。それらの衣類にホコリが溜まって目に余るので、私はついに重い腰を上げました。放おっておいても夫が片付けるわけがないですから。

この部屋の掃除を困難にするのは、いつもカーペットの上に脱ぎ散らかされているたくさんの衣類です。「掃除をしてあげたいから何とかしろ!」と言っておいたら、それらの衣類は、箪笥の上に山積みになっていた衣類の上に置かれていました。

おかげで、箪笥の上の山積みは、高さが30センチくらいになっていました。山の長さは1メートル以上。

何でこんなにたくさん服があるんだ?

箪笥の引き出しも服でパンパンです!

これを片付けるためには、箪笥の引き出しに入ったまま手つかずの衣類をなんとかしなくてはいけません。

最下段の一番大きな引き出しには、かつて空手を習いに行きますとか言い出した時に購入した空手着2セットとか、古いパジャマのトップだけなど、全く使用していない衣類が入っていました。使う予定が無いものは処分したいところですけど私が勝手に処分できませんから、そういうのはクローゼットの空いた場所に積み上げまして(パジャマのトップは捨てたけど)引き出しにスペースを作りました。

2番目に大きな引き出しには、以前勤めていたツールショップのイベントで貰った電動工具会社のTシャツが数枚。夫はそれらのTシャツを下着代わりに着ていたんですが、ヨレヨレだったり穴が開いていたりしたので、それらは捨てました。

何年も着ていないし、夫は最近下着用のTシャツを数枚買ってきましたからね。

もういらない、いらない!

「捨ててもいい?」なんて聞くと「ダメ」と言いますから、無断で捨てた方が良いのです。「捨てる」とか「処分する」とか言う決断ができなくて、何でも溜め込むのがごみ屋敷の原因なんですから。夫の場合は、他人の不要品をもらってあげるというのも原因の一つですが。

さて…

2つの引き出しにスペースを作った私は、箪笥の上に山積みだった衣類を整理し始めました。長ズボン、半ズボン、作業ズボン、ジーンズ、…

そうしたら貴方、

あるわ、あるわ、その数、

かるく20本以上!

仕事用の長ズボンや半ズボンだって、使っていないのがいっぱい!

「片づけないから見つけられなくて新しいのを買う」ということの多いうちの夫ですけど、これほど大量のズボンを持っているのには別の理由があるのでございますよ。

「入らなくなったからもっと大きいのを買う」という理由です。

どうやら、現在使用しているズボンもきつくなってきたようです。晩ご飯の時、いつもボタンを外してファスナーを下までおろしていますからね。

どうも、夫の体重は3桁どころじゃあなくなっている様子。

本人曰く、

「120は行っていないです」
「つまり110は超えてるってこと?」
「120は行っていないです」
「超えてるのね…」

もっと大きいズボンを買うよりも、減量してもらいたいです、健康のために。

親族に心臓病で亡くなった人が何人もいるんですし、コレステロールの薬を飲んでいるくらいですし、肝臓の問題もあるんですし。

おまけに最近はよく膝が痛いと言っています。一日中立ち仕事だからだと言いますが、「120は行っていない」体重のせいもあることは明白でしょう。


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2020年11月18日

天ぷらみたいな海苔のスナック

いつだったか、残った天ぷらの生地を海苔に付けて揚げたら思いの外カリカリになったことがありました。

そこで最初からカリカリの海苔の天ぷらを狙って作ったら、カリカリにはなったんだけど味が今一つだったので、先日また作った時には、塩味をしっかり付けました。そして、ふと思いついて生地に鰹節を入れてみました。

そうしたら、

大変美味しいおやつができたのでご紹介します。


名付けて「Crispy Fried Nori」でございます。

レシピは英語で書いていますけど、作り方は簡単で、同量の小麦粉と水を混ぜたのに、塩でしっかり味をつけて、お好みで唐辛子の粉なんかも少し加えて、最後に鰹節を加えて生地を作ります。

レシピでは小麦粉1/4カップ(62.5ml)、塩小さじ1/4、唐辛子の粉少々、水1/4カップ、鰹節1小袋(2.5グラム)を使っています。

鰹節は入れる前に袋の上からしっかりもんで細かくしてから入れてください。

海苔を半分に切り、それを半分に、また半分に、また半分にと切っていきまして、16切れに切ります。ガサガサした方の面にだけ生地を薄く付けてフライパンにたっぷりめに入れた油(中温)で揚げます。

これは美味しいです!

桜えびを粉にしたのを混ぜても美味しいだろうなあと思いましたが、そんなものは手に入らないので無理。


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2020年11月17日

たった一日で18万人以上が感染

新型コロナ COVID-19 の感染拡大の状況を、私は最初の頃はかの有名なジョンズ・ホプキンズ大学のサイトと Wikipedia でチェックしていましたが、感染が世界中に拡大してパンデミックになったことが明らかになった頃くらいから、情報量が増えすぎて分かりにくくなってしましました。

そこで、私は、話題になっていた Worldometer で新規感染者数と死亡者数をチェックするようになったのですけど、リアルタイムの統計を売り物にしているだけあって数字が上がってくるのが速いですし分かりやすいです。

そして先日、私はその統計ページを開いて息をのみました。

アメリカの新規感染者数が、

183,527人!

一日で!

アメリカという国は50の国が集まっているようなものですから一概には比べられませんので、州ごとの統計を見てみましたら、一日の新規感染者数が1万人を超えている州が3つもあって、多くの州で数千人の新規感染者が出ている。

どうしてこんなことになっちゃったのか…

州レベルでは規制を導入したりして対応しているんだろうとは思いますけど、アメリカがこんなことになるとは誰も思いもしなかったでしょう。

最大の原因は、国民の危機意識の低さということが言えるのでしょうけど、特にトランプの言葉を鵜呑みにして新型コロナ問題を軽視したり陰謀だなとと言って否定した人々の行動にあるのではないかと思います。

大統領選挙でトランプに投票した人が7300万人もいるんでしょ?

その人達が感染拡大を助長したことは否定できませんよ。それを言えば、トランプ政権の責任が大きいことは明白です。

この期に及んでもまだ多くの州で規制は行われていないそうですし、人々はマスクもせずに集まって、屋内で密集して飲食し、接触し、パーティーも楽しんでいると聞きます。

ホントに?

アメリカだけで25万人以上が死んでいるんですよ。

「自由の権利」という意識が強すぎで、「義務」とか「貢献」とか「忍耐」とか、そういうのはないがしろにされているように見えます。もしもトランプが「皆さんマスクを付けましょう!偉大なアメリカのためにあなたが出来る小さな犠牲です」なんてことを繰り返し言っていたら、今頃は違っていたでしょうに。

 
ヴィクトリア州では2週間以上新規感染者数ゼロが続いています。連続何日ゼロだと最初は数えていましたが、もう忘れるほどです。当然14日間の平均もゼロですから、様々な規制が緩和されています。

今後一番大きな問題になると思われる規制緩和は、海外に住んでいるオーストラリア国籍者や永住者の受け入れ再開です。ヴィクトリア州は、第2波が始まってから帰国者受け入れていません。

帰国者の中には感染している人が必ずいますからね。

帰国者を2週間隔離するホテルに勤めていた人から第2波は始まったのです。

これをいかにして防ぐかというのが課題です。


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2020年11月16日

レストランで花粉症はどうなった

「初夏」「青空」「新緑」「爽やか」こういう言葉を聞いて心を弾ませていたのは、まだ日本に住んでいた頃でした。

ゴールデンウィークの頃の爽やかな天気と新緑の眩しさは、本当に気持ちの良いものでした。当時の私は花粉アレルギーとは無縁でしたし、春から初夏にかけての季節は、どうしたって屋外に出たくなる季節なのでした。

家にいる時でも窓をしっかり開けてね、爽やかな外の空気が部屋に流れ込んできたりして、それは気持ちの良いものでしたけど。

ああ…

オーストラリアに移住して3年目くらいから始まった草花粉アレルギーは、私を変えてしまったのだった!

春のこういう景色は、恐怖でしかないんです!


そして、昨日行ったレストランは、こういうところにあるんです。

朝からくしゃみを連発していた私は、本当に心配だったんですよ。レストラン内でくしゃみ百連発とかいうようなことになると恥ずかしいし、新型コロナ的には気まずいし、くしゃみが出れば鼻をかまなくちゃあいけないし。他のお客さんの迷惑になるのはイヤですから。

用心には用心を重ね、車の中でも花粉症マスクをつけて、顔に汗をかきながら到着したストーンズ・オブ・ヤラバレー(Stones of Yarra Valley)は、こんな所でした。

道路から敷地内に入っていく道沿いにはオークの木(どんぐりの木)がずらりと植えられています。樹齢20年というところですね。


そして敷地内は、この通り一面の草、草、草。


お天気は良かったんですよ。晴れたり曇ったりでした。

レストラン「The Stables at Stones」ではテーブルの数が減らされて、テーブル間の距離が大きく取られていました。一度にレストラン内に入れる人数に制限があるのです。

屋外のテーブルも選べましたが、私達はもちろん屋内のテーブル。


ここのホテルに勤める義弟の奥さんから、シャンペンの差し入れがありました。


ワインボトルクーラーの横に見えるカードには、連絡先を記入しなくてはいけません。もしも新型コロナの感染者が出た場合に、接触者の追跡調査に必要なのです。

コースは、前菜4品、メイン3品をそれぞれ二人分ずつ盛られたのが出されて、それをうちの夫が私のお皿と自分のお皿に取り分けてくれました。こういうのは、夫の方が上手なんです。若い頃にツアーガイドをしていた時に覚えた取り分け術というのがあるんです。

それに私は手が震えるし。

デザートは選べるようになっていましたので、私達はココナッツアイスクリームにチョコレートクランブルとチェリーが添えられたのをいただきました。

家で自分が作る料理とはまったく違うタイプの料理で、とても美味しかったですよ。ウェブサイトでメニューを見ることができます。

さて、

問題の花粉症ですが、

食事をしている間、鼻はずっとムズムズしていたのですけど一度もくしゃみは出ず、目も痒くならず、鼻を一回かんだだけ。

良かった良かった…

食事が終わった頃におトイレに行こうとしたら、おトイレは別の建物になっておりましたので、一旦外に出なければなりませんでした。

そうしたら貴方、

始まったんです。

くしゃみは出ませんでした。花粉の種類によるんですよ。鼻に来たり目に来たりするのです。今日のはまず目に来たんです。

支払いをしている頃からどんどん痒くなりましてね、駐車場の車まで戻った頃にはもう擦らずにはいられない痒さになっていました。花粉症ゴーグルを持って行かなかったので、代わりに老眼鏡をずっとかけていたのですけど、あまり役には立ちません。

目はあっという間に腫れ上がって、そのうち開くこともできなくなり、くしゃみも始まりました。百連発までは行かなかったですけど、50発くらいは出ましたよ。

家に着いたらすぐに目を洗い、シャワーで花粉を洗い流し、空気清浄機を付けた寝室にいたら良くなりました。

レストラン内でああいうことにならなかったから、本当に良かったです。


ちなみに、抗ヒスタミン薬は服用し続けているのですけど、効き目が今一つという感じなので、そろそろ別の薬を試す時かもしれません。

最初はクララタイン(Claratyne)というのを飲んでいたのですが、効き目が落ちたのでここ数年はテルファスト(Telfast)という薬の180mgを飲んでいました。

ザイラテク(Zyrtec)というのは、私には効き目がないと知っています。

花粉症の抗ヒスタミン薬は、効き目が落ちたら別の薬に変える必要があるのだそうです。

昨晩は風が強くて花粉が吹き荒れていました。安全地帯の寝室から出るとすぐに目が痒くなりくしゃみも出るという具合でしたが、今日と明日は気温が低め、花粉も少なめの予報です。

だからと言って、窓を開けたりはできません。

家族には申し訳ないですけど、窓は閉め切る日々が続きます。洗濯物も毎日室内干しです。


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2020年11月15日

最悪の天気と地獄のロケーション

今日はこれから、うちの夫と二人で何年かぶりのデートでございます。

行き先はヤラバレーの人気スポット、ストーンズ・オブ・ヤラバレー(Stones of Yarra Valley)です。ここには素敵なホテルと3つのレストランがあります。結婚式がおこなえるチャペルもあってウェディングにも人気です。

義弟のスペイン人の奥さんがここのホテルに勤めているのもあって、うちの夫の家族は何かイベントがあるとよくここに集まります。

これまでに何度も行きましたが、いつも利用するのは一番気軽な「Meletos」というカフェレストランで、敷地内にはもう2つのレストラン「The Barn」「The Stables at Stones」というのがあるのです。

この「The Stables at Stones」というレストランでのコース料理のランチを、私の誕生日に娘と息子がプレゼントしてくれたのです。子供達からこんなプレゼントをもらったのは初めてでした。

新型コロナの規制が緩和されて、ストーンズのレストランも金曜日に営業を再開したばかりです。

夫と二人でレストランで食事なんで久しぶりですし、楽しみにはしていたんですけど、心配もしていたんです。

何が心配って?

皆さん、

私は重症の花粉症なんですよ。アレルギーの原因は草の花粉です。

例年よりも随分遅れて花粉症シーズンがやって来た先日以来、私は毎日抗ヒスタミン薬を飲んで、できるだけ家から出ないようにして過ごしているんです。

気温が低くて、雨なんか降ってくれると少しマシなんですが、今日の天気予報は晴れ、予想最高気温32度、乾燥して、風が強い。

最悪の天気じゃん!

そして、

もっと最悪なのは、このストーンズ・オブ・ヤラバレー(Stones of Yarra Valley)という場所が草に囲まれているということなんです。

どっちを見渡しても、

草、草、草、草!

おまけに、

今日の花粉飛散予報は、

エクストリーム!

ヤラバレーのこの辺りは、今ではワイン用のぶどう畑が多いのですけど、それよりも遥かに多いのは牧草地です。普通の草の花粉もヤバいけど、牧草の花粉は超ヤバい。

始まったばかりの今シーズン中最悪の症状が出た昨晩は、シャワーで花粉を洗い流し、抗ヒスタミン薬を飲み、空気清浄機をフル稼働させている小さな寝室にいても鼻が詰まって息が苦しいという状況でした。

空気清浄機のフィルターが早くもダメになったかと思ったりもしたのですけど、おトイレに行こうと部屋から出たら、たちどころにくしゃみが連発し始めましたので、大急ぎで顔を洗って鼻も洗って喉も洗って、寝室に舞い戻りました。

ということで、

レストランでくしゃみ百連発なんてことになったらどうしようかと心配なんですけど、以前ワイナリーでそうなったことがありますのでね、心配は心配なんですけど、今は皆んなマスクを付けないといけませんからね、気兼ねなく花粉症マスクを付けて、行ってきます。

予約が2時15分という微妙な時間なので、お腹が空いちゃって我慢できず、さっき卵ご飯を食べました。

さあどうなるか。マスクが救ってくれるといいけどな。

明日に続く


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2020年11月14日

ほぼ寝たきり

何度も話題にしておりますので、寝たきり状態になっているのが誰なのかということは、皆さんもうご存知ですよね。

新型コロナがなかったら、とっくの昔に手術をしてもらって、今頃は元気百倍だったはず。飲食店も営業再開したことですし、時には友人達と集まって飲み食いしたりして、家に閉じこもり続けることもなかっただろうに。

息子は、ほとんど部屋から出てきません。

食事の時には出て来ますけど、ラーメンや焼き飯を自分で作って食べていますけど、

立って食べています!

お尻が痛くて座れないから。

「アンタさあ、毎日ずっと部屋で寝てるの?」
「朝トイレに行くと破れて出血して痛くてたまらないから部屋でお尻を露出して痛くない体勢でベッドに寝転んで過ごしてる」
「…」

お母さんは返す言葉がなかったです。

病院に問い合わせをしてみたらどうだろうかと言いましたら、夫に叱られました。そういうことは迷惑だからしちゃあダメだって。

命に関わらない手術は延期ということになっていた数ヶ月の間に、命に関わるような状況に悪化しても手術してもらえなかった人達も大勢いるはず。

皆んな少しでも早く手術を受けたいと思っているはずで、病院の医者もスタッフもそれを知っていて一生懸命頑張ってくれているはず。

病院に問い合わせをすれば、彼らの仕事を増やすだけで大迷惑であると。

つまり、

息子は、ひたすら待つしか他にできることはないと…

私達家族は、高額な民間の医療保険に加入していませんから、公立の病院だけが頼りです。公立の病院は通常でも順番待ちがすごいことになっているんですけど、新型コロナのせいで命に関わらない手術は何ヶ月も中止になっていたんです。

手術が再開されてすでに何週間にもなりますが、病院からは何の連絡もありません。

待つしかないのか…


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2020年11月13日

茹で卵をチンするべからず

うちの夫は茹で卵作りの天才で、卵黄が完璧な柔らかさのソフトな茹で卵を作ります。

夫から指南された私は、時々完璧な茹で卵が作れますが、ちょっと硬すぎたりちょっと柔らかすぎたりするのが常でして、茹で卵作りに関しては夫にかなわないのでございます。

完璧な茹で卵作りには、決まった大きさの片手鍋と決まった大きさの卵6個が必要です。その決まった片手鍋がないと夫は作ろうとしません。要は温度とタイミングなのです。

さて、今日のお昼すぎ。

うちの息子がラーメンを作ろうとしていました。息子は麺だけを煮て食べるというようなことはしません。麺を茹で始める前に、必ずトッピングの準備をします。

茹で卵は大抵いつでも作って置いてあるのですが、昨日はそれがなかったために、息子は自分で茹でていました。一番小さい片手鍋で、2個の卵を。

お湯の量が少なすぎて、卵は半分もお湯に浸かっていないくて、時間を計っている様子もなくて、

そんなやり方で上手くいくはずがない!

と思ったら、案の定卵は柔らかすぎたのでした。

ここで、息子は判断を誤ります。電子レンジでチンしてもう少し硬くしようとしたのです。

ポン!ドガン!

とキッチンから音がしたと思ったら、息子が電子レンジの所に走って行くのが見えました。娘もやって来ました。

恐る恐る電子レンジの扉を開け、

うおお…

と唸る二人。

卵が2個無駄になりました。しかし、破裂したのが電子レンジ内だったのは幸いでしたよ。掃除が簡単でしたからね。

それにしても、

私達家族は「茹で卵をチンするべからず」と学んでいるはずなのに、何故またチンしようと思ったんだか。

あれは、息子が7歳、娘が5歳になった頃でした。茹で卵をチンしたのは私です。茹で卵を作ったのも私です。殻をむいでみたらその卵がサンドイッチにはあまりにも柔らか過ぎなのは明らかでしたから、少し硬くしようと思ったんです。

お皿に載せてチンして、まだ柔らか過ぎると思ったので再びもう少しチンして、取り出して、台の上に置いて、ナイフで茹で卵を切ろうとしたその時ですよ、

バンッ!

と破裂して、卵は粉々になって飛び散りました。

天井から壁から戸棚のドアからもうキッチンは卵だらけ。たった1個の卵が、どうやったらあれほどの広範囲に飛び散ることが出来るんだ!っていうくらいに。

掃除が大変でした。

茹で卵破裂事故を経験したことがない貴方、

茹で卵をチンするべからず!

ついでですが、栗も破裂します。

以前オーブントースターで焼き栗を作ろうとして、ひどい目にあったことがあります。


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売りに出た家は取り壊される運命

我が家の近所の家が取り壊されました。

またか…

私が住んでいる地域は、田舎環境です。「ショッピングセンター」という看板が出ている場所はありますが、数軒の店やカフェが並んでいるだけの超みすぼらしさ。

「こんなのでショッピングセンターとか看板出すなよ」と、思わず突っ込みたくなります。

地域内に町と呼べる場所はありません。林や森の中に家が点在しているだけです。たくさんの木に囲まれていますから、毎年夏になると森林火災の心配がつのります。

一軒あたりの敷地が広く、私達が住んでいる家のように二軒分の敷地に建っている家も多いので、とにかく広々としています。

野生動物もいろいろ住んでいます。

田舎環境ですが、大きなショッピングセンターのあるリングウッド(Ringwood)には5分ほどで行けますし、高速道路を使えばメルボルン市内だって30分ほどで行けるということで、全然不便ではありません。

交通の便は悪くなくて、自然に恵まれていて、一軒あたりの敷地が広い。

現在のメルボルンには、こういう場所はあまりありません。

そして、こういう場所に住みたい人は多いですからね、必然的に売りに出る家は高額になります。高額な家を購入できるのはお金持ちに限られます。お金持ちの皆さんは購入した古い家に住むつもりはありません。この恵まれた環境にドリームハウスを建てたいわけです。

ということで、

ここ数年、家が売りに出るとあっという間に売れますが、売りに出された家はほぼ確実に取り壊される運命となっているんです。

そして、取り壊された後には、建築家がデザインしたとはっきり分かるようなカッコいい家が建つのです。

交通量多めの道路沿いではなくて、ちょっと奥まった辺りなんかに行くと、ものすごい豪邸があったりします。テニスコートやプール付きでビリヤードルームやホームシアターがあったりするような、ウン億円はする豪邸。

中には、塔の上に旗をたなびかせたヨーロッパのお城みたいな恥ずかしいのや、要塞のような巨大コンクリート建築もあったりしますけど。

ドリームハウスですから。

私達が住んでいる家は、古い間取りのありふれた家をリフォームした家ですが、うわべだけのリフォームで窓とか土台とかが古いままですからね、いつか売りに出されたら取り壊されるのは確実でしょう。

ということで、私達もメンテナンスには手を抜けるというわけです。

実際、引っ越してきてから様々なものが壊れました。動かなくなったゲート、剥がれたタイル、壊れて開けられない窓、キッチン備え付けのガスレンジやオーブンも次々に壊れて不調ですが、直さずにやれるものは直さずに壊れたままで暮らしています。

あと何年ここに住むかと考えると、修理にお金を使うのは無駄だと思えるからです。


それにしてもね、世の中お金持ちは大勢いるんですね。

この地域では集合住宅を建てることが法律で禁止されているので、ドリームハウスの横にアパートやマンションが建つ心配もないですから、こういう田舎環境に住みたいお金持ち達は、家が売りに出るのを待ち構えているんですよ。

自分の敷地内の木を切るにも許可が必要というくらいに環境も保護されていますから、開発で自然が失われる心配もないわけで、この地域の人気は続くでしょう。

住宅地として開発された時に家を建てた人達は普通の人達でした。お隣りのテイラーさんご夫婦は学校の先生だったし。ヒッピーのような人達も多かったと聞きましたよ。そういう人達が建てた家は、ごく普通の小さい家ですから、取り壊されるのも仕方がないとは言えます。

でも、チューダーコテッジ風のハーフティンバーの家が取り壊された時は、非常に残念でしたね。取り壊された時、石が山積みされていたので石造りの家だったのだと分かりました。素敵な家だったのになあ。


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2020年11月12日

新型コロナのワクチン実用間近

昨日のトップニュースは、私的には間違いなくこれでした。

ドイツのベンチャーバイオ企業ビオンテック(BioNTech)と世界的な大手製薬会社のファイザー(Pfizer)が共同開発していた新型コロナのワクチンが、臨床試験の結果、その安全性と90%という高い有効性が確認され、一般への実用に向けて製造が始まるというニュースです。

このワクチン実用化の課題となっているのは、ワクチンの供給網だそうですが、実は一つ大きな問題があるのです。

このワクチンは、摂氏マイナス70度以下という超低温で保管する必要があるんですって。

輸送時にこの超低温度管理をおこなえる設備が必要なわけですよ。もちろん病院や薬局などにも超低温度管理ができる設備が必要ですが、アメリカでは大都市の病院でさえそのような設備は備えていないそうです。

そういう理由でこのワクチン実用化の課題は供給網の整備ということですが、超低温管理設備の導入はワクチンを開発するよりも容易でしょう。少なくとも、オーストラリアでは導入可能です。ただし、もうすでに超低温管理設備が奪い合いになっているとか。

クリスマス休暇の頃から実用が始まる可能性があり、オーストラリアでは3月までには一般の人がワクチンの接種を受けられるようになるという話です。

世界では数多くのワクチン候補の開発が進んでおり、臨床試験も最終段階に入った候補がいくつもあるそうですけど、少なくとも1つのワクチンが開発されたということで明るいニュースではあります。

温度管理が容易なワクチンが開発されれば、このワクチンは競争に負けそうですけどね。

このワクチンを開発したビオンテック(BioNTech)という会社は、最初はガンの免疫療法治療薬を研究する目的で、トルコ人研究者の Dr Ugur Sahin と同じく研究者である奥さんの Dr Özlem Türeci が始めたベンチャーだそうです。

奥さんの Dr Türeci は、トルコ系ドイツ人です。Dr Sahin は4歳の時にトルコから家族でドイツに移住し、両親は自動車工場で働いていたそうです。 

マインツというドイツの街でお二人が始めた小さな研究所は、今ではドイツの他の大都市や英国のケンブリッジ、米国のマサチューセッツにも研究所を持ち、1800人以上の研究者を有する大きな会社になりまして、お二人はドイツの長者番付に名前がのる程のお金持ちになったそうですが、暮らしは研究一筋だそうです。

会社の近くのアパートに住み、車は持っていないので自転車で会社に通っています。

共同開発している大手製薬会社ファイザーの社長アルバート・ブーラ(Albert Bourla)はギリシャ人です。ギリシャとトルコは長年敵対関係にありますが、トルコ人の Dr Sahin とは最初から強い信頼関係だとのことです。

会社の商業的な面を話し合うことが好きではない根っからの研究者である Dr Sahin を100%信頼していると語るファイザーの社長ですが、ファイザーはバイアグラの発売以降ヒット商品がなくリストラが進んでいるという話も聞きますから、この新型コロナワクチンで大儲けを目論んでいるんだろうなあとは思います。

元の記事はこちらです。


ちなみに、ヴィクトリア州は今日も新規感染者数がゼロです。13日間連続です!

一日で20,819人の検査をしての結果ですからね。

発症している患者数は3人にまで減っていますし、夏を前にして非常に明るい状況です。


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2020年11月11日

一気にやって来た花粉地獄

いよいよ来るか?

と思っていたら一気にやって来ましたよ、今年の花粉地獄。

今日は花粉飛散予報は「Extreme」ではなくて「High」なのですけど、天気予報士の皆さんは「雷雨喘息」に注意するようにと呼びかけています。

4〜5年前のある猛暑の日、花粉飛散予報が「Extreme」だった日に、夕方のクールチェンジ(風向きが変わって一気に気温が下がる)にともなう雷雨で、花粉の粒子が破裂して細かな粒子となって飛び散り、強風で広い範囲に急速に拡散しました。

小さくなった花粉粒子は肺の奥まで入り込み、より深刻な喘息症状を引き起こします。あの日は複数の死者が出ました。

私もその日は喘息のようなアレルギー症状が出ましたので、「雷雨喘息注意報」が出る日は心配になるのです。

私の花粉症の症状は、主に目の痒みとくしゃみ鼻水だったのですけど、年々症状がひどくなって来て、最近は呼吸が苦しくなることがあります。

鼻が完全に詰まってしまい口呼吸だけが命の綱なのに、口呼吸も苦しいというような怖いことが起きるのです。実は救急車で病院に運ばれたこともあるのでございます。

昨晩も再び呼吸が苦しくなりました。

抗ヒスタミン薬を飲んで、今シーズン初めて空気清浄機を使いました。

この空気清浄機は昨年買ったのですけど、もっと早く買うべきだったと思いました。花粉症でお困りの方にはオススメしますよ。私は寝室に置いています。これのおかげでなんとか眠ることが出来るのです。

ひどい日には、抗ヒスタミン薬を飲んで、空気清浄機フル稼働でも症状が治まらず、花粉症マスクを付けて寝るのですけど、暑いから大変です。

「乾燥して気温が高くて風が吹く日」というのが、私の場合の危険日です。今日はこれに加えて雷雨になるかもしれないということで、少し緊張しています。

「雷雨喘息注意報」が出ているのはヴィクトリア州の北中部ですが、花粉は風にのって飛んできますからね。

今日は家から出ないようにします。


暑い日には、夕方気温が下がったら窓を開けて空気を入れ替えたいところですが、そんな自殺行為はできません。暑いのを我慢しているうちの家族には申し訳ないです。彼らの寝室は2階にありますし、2階にはエアコンが無いので、さぞ暑いことでしょう。

毎年このシーズンになると思うんですよ、花粉のない所に住みたいと。

10月から12月の3ヶ月間を、季節が逆の北半球か、花粉の少ない海沿いか、そういう所で過ごせたら、苦労はだいぶ減ります。

または、家中に空気清浄機能付きエアコンをつけるとか。

ああ…

アレルギーのない人には、この苦労は分かるまい。


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2020年11月10日

花粉注意報と薬の買い物

今日は予想最高気温が30度、乾燥、北からの強風(メルボルンでは北風は熱い!)ということなんですけど、最高気温が30度なんていうのは問題ではありません。乾燥して風が吹くなら、天候としては過ごしやすい日のはずです。

しかし、花粉アレルギーの人は外に出ないほうがヨロシイという話なんですよ。

今日の花粉飛散予報は「Extreme」になっているんです。

この春、今までのところ抗ヒスタミン薬が必要なほどの症状が出た日は一日しかないんですけど、昨晩はくしゃみも鼻水も出ないものの、目が痒くなってそのうち瞼が腫れ上がり、息が苦しくなりました。

抗ヒスタミン薬を飲んで楽になったので眠れましたが、息が苦しいというのが怖かった。

いよいよ来るか?

花粉アレルギーの人は外に出ない方が良いとか喘息の人は要注意とか言われると、ちょっと怖くなります。

こういう危険日には、私も外出する気なんてさらさら無いのですけど、実は外出しなくちゃあいけません。

夫の薬を買いに。

以前記事に書きましたがね、新型コロナ対策で処方箋をもらうためだけの診察は電話で行なうことができます。夫は書いてもらった新しい処方箋をもらいに行かず、我が家から一番近いという理由だけで今まで利用したこともない薬局にファックスしてもらうというような馬鹿な真似をしたんです。

何でそんな薬局を選んだのか。

家族の薬を買いに行くのはいつも私です。食品の買い物のついでにスーパーの隣りにある薬局でいつも買っておりますので、10何年分かの家族のデータはその薬局にあるんですけど、ファックスしてもらうのなら何故その薬局にしなかったのか。

私は、夫の薬だけのためにわざわざその薬局まで行かなくちゃあいけない!

長年に渡って、うちの夫の思慮不足の安易な判断のせいで余分な仕事が増え、面倒くさい仕事が増え、苦労が増えるという経験をしてきた私はね、もううんざりなんですよ!

このファックスの件を私に批判されてご機嫌が悪くなった夫は、

自分で買いに行くから黙ってろ!

ということになったんですけど、

昨晩、夫が言うには、抗うつ薬がすでに底をついていて、自分で買いに行く時間がないから私に行ってくれと頼むのです。抗うつ薬を何日も飲まないでいると影響が出ます。

ちっ、結局いつもこうなるんだわ。

普通はね、処方箋は自分で保管して、決められた回数分その処方箋を使って薬を買いに行くんですけど、その知らない薬局はうちの夫の処方箋を店のコンピューターに保管しているんです。印刷してもらえたら、それを使っていつもの薬局に行けるんですけど、印刷はできないんですって。

夫が印刷してくれと頼んでいないだけかもしれませんけど。

それとねえ、

何で薬がすっかり無くなってしまうまで放っておくのか?

早めに言ってくれていれば、花粉症の危険日に外出することも避けられたのに。

とにかくいつも「今日しなくても済むことは今日しなくていい」という傾向の夫は、何事も最後の最後まで放おっておいて、先延ばし、後回しして、最後のその時がやって来た時に必ず困ることになって、

私が迷惑を被る!

ああ…

仕方がないですからね、

行ってくるか。

花粉対策にマスクをしているとジロジロ見られて嫌だったんですけど、今年はその心配はありません。皆んなマスクをしていますからね。


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2020年11月9日

汚水の池

今日の記事は、トイレの排水とか汚臭が話題ですのでご用心ください。読まずにお帰りの方は、本日もブログを読みに来てくださってありがとうございました。

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さて…

先日から何度か話題にしていますけど、セプティックタンク(水洗トイレの汚水処理タンク)から溢れ出る汚水が、もう水溜りのレベルを超えて池になってきました。

土地が傾斜しているので、池の汚水は低い方に向かって流れています。

まだ我が家の敷地内にとどまっているうちは良いですけど、道路の方にまで流れていくと、ウォーキングする人達が我が家の前を通る時には、鼻をつままないといけなくなるでしょう。

池は見た目は普通ですが、臭いはひどいのです。

オーストラリアの下水道のない田舎では、水洗トイレで流した汚水をセプティックタンクで細菌を利用した処理を行い、処理した上澄みの水を土壌処理するわけですけど、我が家のシステムは大変古いので、タンクから水を排出するための穴の空いた排水管が詰まってしまっていると思われます。

解決方法は、現在排水管がある処理場所とは別の新しい処理場所を掘り、セプティックタンクには新しい排水管を取り付けて、排水をこの新しい場所で土壌処理するというのが一番簡単だそうです。

新しい処理場所に設置した排水管の周囲には小石や砂などを敷き詰めますが、結構な広さが必要なので自分で掘るのは無理です。業者に頼んでやってもらうしかないのですけど、大作業ですから費用もそれなりにかかるということです。

新型コロナで在宅の人数が増えたせいでおトイレの排水量が増えたのと、今年の雨の多い天気のせいで、私達が住んでいる地域でも同様のセプティックタンクのトラブルに見舞われている人は多いそうです。

業者の方もちょっとウンザリという顔をしていました。

一度見に来てくれた後は、全く連絡してくれません。

工事をしてもらうには市役所に工事の申請書を出さなくてはいけないらしいのですが、うちの夫には切迫感がないらしくてまだ何もしていませんから、工事は一体いつになることか。

困った問題です。

気温が上がれば干上がる可能性はありますけど。水曜日まで気温の高い日が続くようですから、期待しています。


ところで、メルボルンの新型コロナ感染者は、今日もゼロでしたよ。これで10日間連続です。

今日から州内ならどこにでも行けるようになりましたから、ウィルソンズ・プロムへの小旅行を計画するかと考えているんですけど、片道3時間の運転は一人で行くには遠過ぎるんだわ…


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2020年11月8日

カイが24歳になりました 

今朝、目が覚めたら良いニュースが飛び込んできました。

アメリカという国を分断し、世界から孤立させ、国民の多くを傷つけ続けていたトランプが、大統領選挙で負けたというニュースです。

やれやれこれで悪夢が終わると安堵したその後、

メルボルンにも嬉しいニュースがありました。

メルボルンでは、新型コロナの新規感染者数が9日連続でゼロを記録しまして、州知事は私達が期待していた通り「25キロ圏内ルール」を終わらせました。月曜日からは、自宅から25キロ圏外に出られるんです。というかもう自由なんです。

許可なしではメルボルン都市圏から外に出られないというルールも終わりなんです。明日の月曜日から、ヴィクトリア州は一つになるのです。

まだ規制はいろいろありますが、明日からかなり緩和されます。

  • 複数の世帯から一日2人までが一つの世帯を訪問可能
  • 飲食店は、屋内なら最高40人まで、屋外なら70人までが着座しての飲食が可能
  • ジムが営業再開
  • お葬式は屋内20人まで屋外50人まで参加可能
  • 病院や高齢者施設は1世帯から一人(一日2時間まで)の訪問が可能
  • 屋内プールは20人まで一般使用可能
  • 図書館は20人まで使用可能
  • 映画館ミュージックホールなどの屋内娯楽施設は20人まで使用可能
  • などなど

いずれも細かい条件付きですけど、こうした規制の緩和は嬉しいです。詳しいことは州保健省のウェブサイトでご覧ください。

そして、今日はうちの息子の24歳の誕生日でした。

いまだに家にいて、フリーランスのアーティストを目指して絵を描いています。「目指して」というのは、独立できるほどの収入がまだないから「目指している」と書いているのですけど、今後はどれだけ絵で収入を得られるかにかかっています。

先日はカナダから仕事のオファーがあったそうです。時々カナダやアメリカから仕事のオファーがあるそうですが、新型コロナのせいもあって仕事のために移り住むというのが困難です。

それに例の手術が終わらないことには、どこにも行けないわけでして。

来年は娘が家を出ると宣言していますから、妹がいなくなったら息子も仕事探しにもっと真剣になるでしょう。ゲームアートにこだわらず、イラストの仕事でもなんでもやってもらいたいです。

息子のバースデーケーキは、毎年決まったようにブラックフォレストケーキを作ってきましたが、今年は息子のリクエストでいちごのロールケーキを作りました。

晩ご飯は焼き肉にしたら、うちの夫が大喜びでした。


いつまで家族4人で誕生日の食卓を囲むことができるのか分かりません。

息子のバースデーケーキを作るのも、今日が最後だったかもしれません。巣立ってくれる日が来るのを楽しみにしています。

しかしまあ、まずは痔の手術が終わらないことには、何も始まらないというのが現実ですが。


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負けを認める法的義務はない

やっとアメリカ大統領選挙の勝敗が決まったようです。メディアがトランプの負けを報道した後、安堵の涙を流している人々の姿にもらい泣きしました。

その安堵というのが、これでもう大統領が自分達を傷つける(Hurting)のを心配をしなくてすむというんですから、もうなんと言ったらいいのか。

メディアが負けを報道した時、トランプはゴルフをしていたそうですが、絶対に諦めないと言っています。

私は、アメリカ大統領選挙の仕組みについては、理解しているつもりだったのですけど、知らなかったことがありました。

アメリカ大統領選挙というのは、大統領を選ぶ「選挙人」というのを各州が州民の直接選挙によって選出する選挙であることは周知のことです。

「選挙人」がどの大統領候補に投票するかが分かっているので、この選出のための直接選挙が事実上のアメリカ大統領選挙ということになるわけですね。

「選挙人」の人数は各州の人口に応じて決められています。「選挙人」を選ぶ選挙のやり方や開票手順などは、各州が独自のやり方を決めています。

勝者総取り方式がほとんどですが、異なるやり方の州もあるそうです。比例割当式に変更しようという動きもあるそうですが、その方がもっと民主的だと私は思います。

とまあ、

ここまでは誰でも知っていることだと思うんですけど、

私が知らなかったのは、

この事実上の大統領選挙である「各州の選挙人選挙」で負けた候補者が、負けを認める法的義務はないということなんですよ。

そんな法律はないんですって!

選挙で負けたら負けを認めるというのは慣例でしかないということ。

負けた候補者が負けを認めずに法廷闘争に持ち込んで、「選挙人」による大統領選挙の日までに「選挙人」が決まらないということも考えられるのです。その場合は、

連邦議会が大統領を決めるんですって!

そういう前代未聞のことになる前に、州議会が「選挙人」を決定することもあり得るそうですが、候補者がその決定を受け入れずに法廷闘争に持ち込めば、州の最高裁判所が判断を下すはずです。ところが、州の最高裁判所の判断も受け入れないとごねることも考えられるんですって。

その場合は、連邦最高裁に最終判断が委ねられるわけです。

「絶対に諦めない」と宣言しているトランプは、連邦最高裁が自分に好都合な判断をしてくれると期待しているのでしょうが、イヤハヤ…

泥仕合が続いて連邦議会でも次の大統領が決まらないと、決まるまでは下院議長が大統領職を代行するんだとか。さすがにペロシ議長の大統領代行というのはありえないと思いますけどね。

なんと言いますか、

常軌を逸していますよ。でも、クレイジーなトランプなら、本当にそういうことが起こりそうな気もするわけです。そこまでやる資金がないようですけど。


ところで、大統領選挙のニュースに隠れていますけど、米国の新型コロナ感染者数は昨日1000万人を超えました。

先月末、トランプ政権は新型コロナウイルス感染拡大防止には取り組まないと発表しましたが、それを発表したマーク・メドウズ首席補佐官が、新型コロナに感染していたそうですね。

大統領選挙翌日にトランプが記者会見した時にもマスク無しで登場していました。濃厚接触者は多いはずですけど、接触者の隔離なんてしないんでしょう。

バイデン次期大統領は、新型コロナ対策チームを明日発表するそうです。


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2020年11月7日

悲劇に見舞われたクロカンブッシュ

シュークリームをキャラメルや飴などでくっつけながら円錐型に積み上げたお菓子、クロカンブッシュ。

うちの娘は、私の60歳の誕生日のお祝いに、このクロカンブッシュを作ることにしたのでございました。

「中に詰めるのはフルーツ系のクリームでお願い!」というお母さんのリクエストに応え、ラズベリークリームを詰めることにしました。

人生初のクロカンブッシュ作りに張り切る娘ですが、前回作ったシュークリームが高さ1センチ以下という大失敗に終わったこともあり、「生地に入れる卵の量に注意しないとダメよ。レシピに書いてある量をそのまま入れると失敗するからね。生地の硬さを見ながら入れなくちゃ」というお母さんのアドバイスに従いました。

固さはこれでいいかと私に見せに来たんですけど、パーフェクトな固さのシュー生地でした。

あれをしてくれ、これを頼むと、アシスタントの兄を犬のように働かせながら(手伝ってもらいながら)生地を2枚のトレーに絞り出し、無事オーブンに入れ終わったようでした。

次に中に詰めるラズベリークリームの準備に取りかかった様子のキッチンから、

パシッ!

という異音が響きました。

「今のは何?何か破裂したような音がしたけど?」

と、娘がアシスタントの兄に尋ねているのが聞こえました。別の部屋でアメリカ大統領選挙のニュースを読んでいた私にも「パシッ」という音は聞こえたんですけど、あの時すぐに様子を見に行っていれば…

その10分後くらいです。

オーノー!

縮んじゃってる!ちゃんと膨らんでいたのに!

ディザスターだ!どうしちゃったんだ!

Shit! Shit! Shit! 

と、娘が大騒ぎしているものですから、キッチンに行ってみますと、オーブンの下段に入れた方のシューが縮んでいました。

「これは温度が低すぎるのよ」
「温度は大丈夫なはず!ちゃんと膨らんでいたの!」
「ドアを開けたんじゃあないの?」
「開けてない!」

その時、私はオーブン内が真っ暗なことに気づきました。電源が落ちていました。

「オーブンが消えてるじゃないの」
「ホントだ!このオンボロオーブンめ!」
「さっきパシッて音がしたでしょ?庫内灯の電球が切れたのよ。それで安全ブレーカーが落ちたのよ。ブレーカーを上げたらオーブンはまた付くわよ」

でくのぼうのように突っ立っていた息子が、それを聞いてすぐに走って行きまして、安全ブレーカーを上げましたらオーブンは付きました。

しかし、

すでに手遅れ…(泣)

下段のシューは高さ1センチ以下に縮んでおり、上段のシューも縮みかけておりました。縮んじゃったシューは、温度を上げたってもう膨らみません。

張り切っていた娘は、焼き上がったぺちゃんこのシューをオーブンから取り出した後、しばらく部屋にこもってしまいました。

気持ちは分かる。

よりによってあのタイミングで電球が切れるとは…

気づくのがもっと早かったら…

せっかく作った美味しいラズベリークリームはぺちゃんこのシューにほとんど詰められず、クロカンブッシュは予定していた形にはなりませんでしたけど、味は大変美味しかったです。


ぺちゃんこになったシューをキャラメルでくっつけて円錐形の土台を作り、少しは膨らんだシューにラズベリークリームを詰めたのをそれに貼り付けてから、余ったキャラメルでフロスを作って飾ったそうです。

よく頑張ってくれました。


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還暦ですけど嬉しくないです

ついに還暦を迎えました。今日で60歳です。

いやあ、「還暦」なんて言葉も「60歳」もあまり書きたくはないね。だって正直なところ、自分としては、

信じがたいんですよ!

干支が一周りして最初に戻るっていうことで還暦と言うそうですけど、干支って十二支じゃあなかったんですね。私は知りませんでしたよ。

60年もの長い年月を生きた人には、赤いちゃんちゃんこを着せてお祝いしていたのは昔のことなんでしょうかね。今でもやってるの?

私はそんな年寄りじみたことはしたくないですけど。

以前は、「60歳」には「おじいさん・おばあさん」というイメージを持っていましたが、実際に自分がその歳になってみると、そのイメージと自分自身がそぐわないんです。

中身は40代の頃の自分と変わらないんですから。

ですからね、「60歳」というのがもうなんというか、理解しがたいと言うか、何か間違っているような気がするのですよ。

60歳で現役引退、定年退職っていうのもね、自分がこの歳になってみて分かったことですけど、問題ありですね。まだまだ現役で大活躍できる人は大勢いるでしょう。

ああ…

とにかく、今日から私は世間的には「Old Woman」なのでございます。

そんなの嬉しいわけがないし、お祝いなんかする気にもなりません。新型コロナの規制のせいで夫の家族達も集まれませんから、特別なことはしたくない私には好都合ですけど、一応お祝いということで娘がご馳走を作ってくれるそうです。


60歳になってポジティブな影響を感じることが一つあります。親との関係について開き直る気分になれることです。子供の頃に受けた「心の傷」はいまだに後を引いていて、この歳になっても親に何を言われるだろうかと理由もなくビクビクしている自分に対して、

「60歳にもなるおばちゃんのアンタが、90歳近くになる親から何を言われるかとビクついてどうする!」と、活を入れられるんです。

そうすると、ビクビクしていることがアホらしく感じられます。すると心臓のバクバクもすみやかに落ち着いて元気も出るのですよ。


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2020年11月6日

チャールズ・マンソンは誰も殺していない

犯罪者チャールズ・マンソン、皆さんご存知ですよね。

1960年代末から1970年代の初めにかけて「マンソン・ファミリー」と呼ばれるヒッピーのカルト集団を率いていたリーダーです。

女優のシャロン・テートと(お腹にいた赤ちゃんも)その時家にいた友人達を含む5人を殺害した事件で有名です。死刑判決が出ましたが、その後カリフォルニア州で死刑制度が一時的に廃止されたことで、マンソンは終身刑に減刑されました。2017年に心筋梗塞で亡くなっています。

死刑判決を受けたわけですけど、チャールズ・マンソンは誰も殺してはいないのですよ。

有名なシャロン・テート殺人事件は、「マンソン・ファミリー」の信者の女性3人(見張り役の一人は別)をそそのかして殺させたのです。マンソンの罪は、殺人の教唆なんです。

影響力を持つ立場にある者が、信者や部下など他の人を利用して犯罪を、あるいは犯罪まがいのことを行なうとことは、珍しいことではありません。

最近、米国でそういう話がよく聞かれますね。

あの人が「開票をやめさせなくちゃあいけない」と言いましたら、開票をやめさせるために彼の支持者達が各地の開票所に大挙して押し寄せてトラブルを起こしているそうじゃあありませんか?

「ミシガンを開放せよ!」「あの女を何とかしろ」とツイートしたら、「あの女」であるミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事を拉致して殺してミシガン州を開放させるための内戦を引き起こすことを企てていたグループがいました。事前に逮捕されましたけど。

暴力行為や人命に危険を及ぼす行為の「恐怖」によって政治的な目的を達成しようとすることをテロリズムと呼ぶんですよねえ。そのテロリズムの実施者をテロリストと呼ぶわけでしょ?

あの人の支持者にはテロリストがいっぱいいるようです。

そして、なんだかもう何をやっても許されるみたいな風潮になってきて、自分達の信条のためにはテロ行為もオッケーみたいな感じじゃないですか、最近の米国って。

あの人はプラウドボーイズのような極右グループにもお墨付きを与えちゃったし、白人至上主義の過激グループも今や水を得た魚のようです。陰でコソコソ活動するしかなかった時代はもう終わり。今や堂々と銃器を手にして集まって、差別発言もやりたい放題。人々を怖がらせるのを楽しんでいるようでもあります。

そうした奴らが、あの人の発言やツイートにそそのかされて犯罪を起こした場合、あの人は罪に問われるんでしょうか。

問われるわけないですよ。

直接命令したわけじゃあないんですから共謀罪はありえません。影響を与えたことを批判はされても、責任はないんです。それを分かっていて、そして自分の発言やツイートの影響力を知っていてやっているのです。自分の利益とエゴのために。

国のトップに立つような影響力の大きい人には、「煽動罪」という罪があってもいいと思いますね。


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2020年11月5日

新規感染者ゼロ続く

只今、世界は米国ニュースに釘付けになっております。

大統領選挙の結果がいまだに分からない大接戦。そのスリルとサスペンスはサッカーやラグビーのW杯の白熱試合を見ているようです。ハラハラ・ドキドキ感がなかなか終わりません。負けそうになっている片方は、審判に抗議しまくりっていう感じ。

たとえ国の経済立て直しに優れた力量が見込まれているとしても、道徳的に間違っている「悪い人間」を国のトップにするべきではないと私は思いますので、トランプが負けることを祈っています。

トランプが勝ってしまうと、ファウチ博士がクビにされる可能性が大きいそうですし。

大統領選挙のニュースの影に隠れていますけど、米国の昨日の新規感染者数は9万4千人以上、死亡者は約1200人ですよ。一日でですよ。トランプが選挙集会をおこなった地域では感染者が急増しているそうですけど、そりゃ当たり前でしょ!

ウイルスの感染が拡大している中でマスクもせずにあんなに大勢が密集して集まれば、増えるのが普通です。そしてまた死ななくてもすんだはずの人々が死ぬのです。

メルボルンでは、新規感染者数が5日連続でゼロになっています。

ゼロですよゼロ!

先月、感染者数が減ってきた頃に、早急な規制緩和を求める声が様々な業界から、そしてキャンベラの連邦政府からも上がりました。

ウイルスが完全に無くなることはあり得ないんだから、どうせ私達はウイルスと共に暮らしていかなくちゃあいけないんだから、ある程度減ったら経済を再開しろと。

ところが、アンドリュース州首相も州保健省も「データに基づいた規制の緩和」に固執していて批判には反論するばかりでしたから、「ヴィクトリア州政府は慎重過ぎ」「州首相は責任をとって辞任しろ」なんていう声も再び大きくなっていたんですよ、新聞上では。

でもね、多くのメルボルン市民は州政府の姿勢を支持していましたので、州首相が理解と忍耐と努力を求め続けるのに応えて我慢し続けたのです。

4ヶ月も!

倒産する会社も続出ですよ。特に飲食業や小売業。

失業者は激増しました。

感染者や死亡者が出るのは覚悟の上で、経済を優先するという手もあったはず。しかし、ヴィクトリア州政府は人命優先だったわけです。

ちなみにビクトリア州政府は労働党政権です。

さて、

新規感染者数の14日間平均もゼロに近づき、現在発症している患者数は30人にまで減っています。入院している患者も2人だけですから、規制の緩和も次のステップに進むはずです。8日の日曜日に発表されます。

少なくとも25キロ圏内ルールはなくなると期待しています。州境が開放される可能性も大きいです。

今後は、帰国者の管理と隔離を正しく徹底することと、感染者が見つかった場合に接触者を追跡して隔離することで、ウイルスの抑え込みが可能な状況だということです。第3波が来る確率はデータ的には非常に低いということですから、感染の心配をせずに、ほぼ普通の暮らしができるところまで来たということなんですよ。この夏には、クリケットなんかのスポーツ観戦も可能になるそうです。

我慢した甲斐があったというものです。

しかしね、州政府が異なり、経済優先で対策が取られていた場合、今頃は欧米のように何時どこで感染するか分からない暮らしをしていた可能性もあります。

誤った情報を与えられて、ウイルスの危険を自覚せずに人々が集まっていたかもしれません。そして、毎日何百人もの人々が死んでいたかもしれません。

ですからね、ファウチ博士のような専門家のアドバイスに基づいた対策を取ったビクトリア州政府を、私は支持するわけです。


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2020年11月4日

よく忘れ物をする人

ツールショップに勤めるうちの夫は、仕事が忙しい日にはランチを買いに行くこともできないそうですし、ランチ代の節約のためにも弁当を持参したいそうです。

以前は、毎日弁当を作ってあげていました。減量のためにヘルシーな野菜中心の弁当を作ってくれと言うから、手間ひまかけて作ってあげていたのですが、その弁当だけでは足りず、近くの店でパンやドーナツやパイを買って食べていると分かりましてね、やる気を失ったんです。

それに、頑張って作った後で「今日は弁当はいらなかったんだ」とか言うことが何度かあって、頭にきたので。

それからは、晩ご飯の残りを容器に詰めて持って行くようになりました。晩ご飯の残りが無い時は、何か買って食べろということにしていたんです。

そうしたところ、先日夫の不満が大爆発!

毎日同じものでもいいから、とにかく弁当を持っていく必要があると言いまして、ロースト用の大きな肉の塊を買って来たりするものですから、私も少し同情しまして、最近は毎日必ず弁当を準備しているのですよ。娘も協力してくれています。

とにかく肉が食べたい人ですから、弁当は肉を焼いたのと野菜というパターンが多いです。晩ご飯の残りがある場合はそれを詰めます。

先週は、わざわざ夫の弁当のために大きなかたまり肉でゆで豚を作りました。これをスライスしたのをご飯の上に並べてタレをかけ、茹で野菜と卵もいれました。日本風の弁当です。

しかし、

何故なんでしょうね、弁当がいると言うくせに持って行くのをしょっちゅう忘れるんですよ。

一昨日も、そのゆで豚弁当を持って行くのを忘れました。

ご飯は固くなっていましたが、どうせチンして食べるから大丈夫だと言って、昨日持って行くと言っていたのに昨日も忘れました。うちの娘に「今日は弁当を忘れないようにね」と言われた直後に忘れて行きました。

毎朝「お弁当持った?」と尋ねる私もうんざりするけど、尋ねられる方もうんざりするだろうと思うんですけど。

今日は仕事は休みですから、弁当はまた無駄になったということです。


以前、我が家からもっと近い、車で20分くらいの所にある店舗に勤めていた頃には、弁当だけではなく、財布や携帯電話やメガネなどもしょっちゅう忘れて行って、その度に持って来てくれと電話をかけてくるから、私は忘れ物届け係になっていました。

現在勤めている店舗は遠いので、忘れ物を届けることはできません。忘れてたら自分が困るわけですからね、財布や携帯電話やメガネを忘れることはなくなったんですけど、弁当は忘れるねえ。

忘れてもなんとかなるからでしょうか。

忘れ物だけでなく、夫は物をよく無くします。無くすと言うか、どこに置いたか分からなくなるという方が正しいですけど。しょっちゅう探しものをしています。こういう人は、自分で何か対策を取る必要がありますよね。


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2020年11月3日

大音量の音楽スタートは夜の9時半

迷惑行為連発の北隣り家と我が家の関係はこの様になっておりまして、ピンク色の星印が私の寝室のある場所です。北隣り家の敷地が広大であることは一目瞭然。


私達が住んでいる家が生け垣のすぐ近くに建てられているのが、とにかく大失敗。

この生け垣のヒバの木は、北隣り家がフェンスに沿って植えたものですが、剪定しないからどんどん高く伸びて、今や我が家には夏以外は日差しゼロということになっているわけですけど、その生け垣の向こう側にはドライブウェイが見えるでしょ?

道路に面したゲートと敷地の右端にある大きなガレージを結ぶ、このドライブウェイがレース場になっているのでございますよ。

ここを毎日毎日毎日毎日爆走しているのです。

週末にはお友達もやって来て、3台のオートバイでレースをしています。時々休憩しながら一日中やってます。

モトクロスレースみたいなものですからね、家の向こうにレースコースを作ればいいのに。いくらで場所があるじゃないの?土地が傾斜しているそうですから、モトクロスレースには絶好の立地条件じゃあないの?

まったくもう!

オートバイ騒音が無くなってやっと静かになった昨晩、なんだか眠くてたまらなかった私は、9時過ぎにはベッドに入りました。少し読みものをしているうちにたちまち眠りに落ちかけました。

その時ですよ、

突然大音量で音楽が始まったのです!

9時半頃でした。もちろん北隣り家からです。時々パーティーとかで音楽を大音量でかけますが、バンドの生演奏というのもありますが、そういう時は事前にうちの夫に連絡が来ます。しかし、昨日は連絡なし。

って言うか、

今はパーティーやれないでしょ!

規制が緩和されて、2世帯間の交流はできるようになりましたけど、訪問できるのは片方の世帯から2人まで(子供は含まれない)ですよ。パーティーなんてやれないでしょ!

それともパーティーしていたのか?

北隣り家には、ロックダウン中にも訪問者がやって来ていたことを我々は知っていますからね、

もしかしたら…

親がここまで非常識だと、息子達がもっと大きくなって、その友人達を集めたパーティーなんかをする時が来たら一体どうなるのでしょう。

ああ…

昨晩の大音量の音楽は、10時10分過ぎまで続きました。


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