2023年10月31日

膝へのダメージと雨が待ち遠しい理由

昨日の夕方、晩ご飯を作りながら座ることばかり考えていました。足が棒のようで、立ち続けていることがツラくてね。

「どうしてこんなに疲れているんだろう?今日私は何をしたんだっけ?」と考えてみたら、その日は朝からずっと一日中ほとんど立ち歩いていたんです。座っていたのは車を運転していた時だけでした。

朝の家事を終わらせてから、追加で処分すると決めた物を車に詰め込んでチャリティーショップに持って行きました。その後、引っ越して来た家で必要な物がいろいろあったものですから、その買い物に行きました。

一番行きたかった店の一つが「ダイソー」だったんですが、リングウッド(Ringwood)にあるイーストランドというショッピングセンター内のダイソーは、品揃えがイマイチな上に昨日は店内の商品の場所を変えているらしくて混乱していましてね。

買いたかったカモイに棒を吊るして洗濯物を干せるようにするハンガーは売ってなかったですし、他にも買いたかったものがいろいろ見つかりませんでした。もっと大きい店舗に行くしか無いようです。

ダイソーの近くにはユニクロがありますから、先日から薄手の羽織りものが欲しいと思っていたので買いに行ったんですが、ユニクロに行って買いたいと思う服がゼロだったのは初めてでしたよ。

オーストラリアのユニクロは、日本のユニクロとは品揃えが大違いでかなりイマイチなんですけど、昨日はマジでがっかりしました。ユニクロはもう半袖Tシャツくらいしか買いたい物が無いです。

ショッピングセンター内を結構歩いた割には欲しかった物が手に入らず、疲れただけで終わりました。

それからいくつかの店に寄って必要だったものを買い、最後に家の近くのスーパーで食品の買い物をして帰ったんですが、引っ越し作業と掃除で酷使した足がまだ回復していませんし、特に両膝が炎症でも起こしているのか痛いんです。

引っ越し作業をした数日間に、数え切れないほど重い荷物を運びましたけど、腰への影響を心配して気をつけたんですけどね、腰よりも膝を痛めてしまったようです。頑張り過ぎたということですが、私が頑張る以外の選択肢は無かったので仕方がないです。


ところで、昨日の夜には待ち望んでいた雨が少し降り、今日は気温が下がりました。今朝は肌寒いほどです。

雨を待ち望んでいた理由は、花粉の飛散が少なくなるからです。

地面が少し濡れる程度しか降らなかったのでがっかりでしたが、気温が下がったのは良かったです。今朝は青空が広がっていて天気は良いのに、花粉飛散予報は「少ない」です。

花粉の飛散量と私の花粉症の症状の深刻さは比例しませんが、症状がひどくなるのは気温が高めで乾燥した日ですから、雨が降って気温が低い今日はラクなはずです。

2〜3日前、今シーズン初めて老眼鏡の上から水中メガネみたいなゴーグルを付け、マスクも付けて、空気清浄機フル稼働でも息が苦しいという日がありました。

その日は、一日に3回もシャワーを浴びましたよ。

家の中にいてもそういう状態なんですから、私は家から外に出るのは怖いんです。スーパーに行かなくてはいけなかったんですが、家から出たくないんですからどうしようもありません。

昨日の花粉飛散予報は「とても多い」だったのに症状がひどくなかったので外出したんですけど、マスクとゴーグルには本当に助けられています。

マスクはね、新型コロナのせいで今ではもう誰にも何とも思われませんから、堂々と付けて歩くことが出来ます。以前はマスクを付けている人なんて見かけたこともなかったですから人々の視線を感じたし、知らない子供に「なんでそんな物を付けているの?」とたずねられたこともあるんです。

ゴーグルは、さすがに水中メガネみたいなやつを付けて外出するのはちょっとアレなので、普通のメガネみたいなセーフティーゴーグル(安全メガネ)を付けます。症状が軽い日ならそれでもうバッチリですよ。

もちろん、抗ヒスタミン薬は必需品で毎日服用しています。毎年この時期は薬漬けです。

普通に呼吸ができて普通に暮らせる「雨降りの寒い日」が一日でも多いと助かります。「晴れた初夏のような一日、しかも風がある」なんていうのは怖いです。

花粉症シーズンは12月の終わり頃まで続きます。あと2ヶ月です。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月30日

夫と同じ寝室で寝ると

睡眠不足解消と自分の健康のために、私はもう何年も夫とは別の寝室で寝て来ました。私達夫婦の大きなクイーンサイズのベッドには夫が一人で寝て、私は「避難部屋」と呼んでいた夫の大イビキから逃げるための部屋を自分の寝室にしたんです。

引っ越して来たこの家では、同じ寝室の同じベッドで寝ています。主寝室にはオンスイートと呼ばれるバスルームが付いているので、夜中におトイレに行ったりするのに便利だからです。

それと、お互いに歳を取って来て健康問題も抱えているので、夜中に具合が悪くなった時に気づきやすいし助け合えるということも考えて、再び一緒に寝るようにしたわけなんですが。

同じ寝室の同じベッドで寝ていても、今のところ何とか眠れています。

夫は睡眠時無呼吸症候群で、イビキがひどいことと関係していました。検査をしてもらった時には、呼吸が10秒以上停止している回数が1時間あたり55回もあったんですよ。ほぼ毎分呼吸が止まっているということで、重症の睡眠時無呼吸症でした。

CPAPマシーンを装着して寝たりもしましたが、現在は睡眠中の呼吸を確保するためのマウスピースを着けて寝ていますので、かつてのように家が震えるような大イビキはかきません。

そう聞いていましたし、実際これまで住んでいた家の2階にあった夫の寝室から、イビキが響いてくることも滅多に無かったんですけど。

一昨日、早朝4時過ぎに夫が起きてトイレに行きました。オンスイートの電気をつけたので、私は目が覚めてしまいました。朝の4時頃に目が覚めてしまうと、その後もう一度眠ることが難しい私を横に、トイレから戻った夫は5分も経たずに寝息をかき始めました。

「相変わらずすごいなあ… いつでもどこでも簡単に眠れる人だとは知っているけど、こんなに簡単に再び眠れるんだ」と感心していると、

突然始まった大イビキ!

高架橋下レベルの轟音は想定外でしたからね、びっくりしました。

「なんでこんなすごい音を出す?トイレでマウスピースを外したんじゃあないでしょうね!」と叫びましたが、夫は起きません。

iPhone の懐中電灯で照らして見ると、真上を向いて大イビキをかいていました。

「ちょっとお!やめてよ!すごい音よ!」と言って身体を押してみましたが、私の声なんて夫の大イビキにかき消されて聞こえないし、巨大なトドみたいに爆睡していて全然起きないんですよ。

完全に目が覚めてしまった私は、それからもう一度眠ろうとしたところで眠れるわけがないと知っていますから、あきらめて起きたのでした。まだ5時にもなっていませんでした。

後で分かったことですが、マウスピースを着けていても真上を向いて寝るとイビキをかくし、呼吸が止まったりもするそうです。だから、真上を向くと振動して体勢を変えさせる首輪のような装置を付けて寝ていたそうですが、最近は付けていなかったそうです。

首輪も付けてもらわないと私は困ります。


イビキ以外にも少し問題は起きています。

これまで大きなベッドで一人で寝ていたせいか、夫は寝ている中に両手を広げて大の字になる癖が出来ているようなんです。その度に、夫の手が私の頭をたたくのですよ。

頭をたたかれると私は目が覚めますから困ります。

それから、最近花粉症がひどいので寝室では空気清浄機をフル稼働させて花粉を除去しているのですけど、花粉が減って呼吸もラクになった頃に夫が寝室に入って来ると、数秒のうちに目が痒くなったり鼻が詰まったりくしゃみが出たりします。

花粉がひどい日は、ベッドに入る前にシャワーで花粉を洗い流してもらわないと困ります。

夜中にトイレに行く時に電気をつけないようにすることも頼みましたよ。

それから、夫は緊急の電話(店舗に泥棒が入った時とか)に夜中でも対応するために iPhone を消音にしません。滅多に緊急の電話などありませんけど、メッセージが着信したりすると音を立てますから、私はそれで目が覚めてしまいます。

私が夜中に起きてトイレに行ったり、なかなか寝付けない時に iPhone でニュースを読んだりしていても、夫には何の迷惑にもなっていないようなので、それは良かったんですけどね。

やっぱり、同じ寝室で寝ることで影響を受けるのは睡眠問題がある私だけということです。

「避難部屋」という予備の寝室を確保しておくことは、私には必要不可欠なことなのです。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月29日

洞窟みたいな家での新しい暮らし

あと1回行けばガレージは空になると昨日の記事に書きましたが、鉢植えのユズの木とかミョウガとか青ジソとか、いろいろ持って来るのを忘れていたものがありましてね、2回行きました。

もちろんトラックでトレーラーを牽引して。

廃棄するしかない錆びたBBQとかスチール製ファイリングキャビネットとかを捨てに、金属スクラップ廃棄場にも行きましたよ。

トラックを狭いところに寄せたりバックしてトレーラーを方向転換したりは私には出来ないので夫にやってもらいましたけど、運転したのは私です。

うちの夫は、視力の問題があってもう車の運転が出来ないんですが、運転自体は私の数倍上手なのでございます。私なんて小さいカローラでも狭いところにバックで入るなんて苦労しまくるのに。

トラックでバックしながら後ろにくっついているトレーラーを方向転換して狭いところにピッタリ入るなんて、すごい運転技術だなあと感心しますよ。

とにかく、昨日でガレージは空っぽになりました。ガレージの掃除が終われば、ついに引っ越しは完了です。

やれやれです…


さて、引っ越して来た家なんですけど、少しずつ片付いて、この家での暮らしにも慣れて来ました。

一つの敷地に独立した家が複数建っているユニットと呼ばれるタイプの家です。私達のところは、敷地内に2軒の家が建っていて、裏のユニットには高齢のご夫婦が住んでおられます。

高齢ですが、旦那さんはまだ車の運転をされています。滅多にお出かけにならないし、シーンとしていて声も音も何も聞こえて来ません。

この家の北側(お日様が出る側)にそのご夫婦の家があるので、この家には日当たりの良い北向きの部屋は一つもありません。

私達夫婦の寝室と息子の寝室は東向きなので朝日が入ります。朝は明るくて気持ちがいいです。

居間と仕事部屋として使っている部屋は南向き。お日様が出ない側です。

それ以外は、バスルームもトイレも洗濯室もキッチンも、もう1つの寝室も、全部西向きです。夏の暑さが心配なんですけど、すべての窓に薄い白いカーテンと分厚い生地のカーテンがかかっているんですよ。

しかも窓の外には日よけのためか木が植えてあるので、

とにかく暗い!

廊下なんてお日様の光はゼロですから、快晴の日の日中でも電気をつけないと暗くて見えません。

まるで洞窟みたいな家なんです!

しかし、私はそんなことは気にしません。

この家の周囲は静かだし、犬が吠えたりしないし、早朝からクッカバーラがけたたましく鳴いたりもしない。ショッピングスクエアまで車で1分だし、夫が勤めるツールショップまでは歩いて6分です。

毎日夫の送り迎えをしなくても済むんですよ。歩いて行けるから。

私はね、高速道路を使っても片道25分かかる店舗まで毎日送り迎えをしていたこともあるんです。ホントに大変だったんですからね。

洞窟のようなこの家に住んで、私達の暮らしは随分ラクになるはずです。

この週末は27日が誕生日だった娘が帰って来ていて、家の中の片付けなどを手伝ってくれています。今日はガレージの掃除に夫と行ってくれるそうですから、クタクタの私は助かります。

息子はまだお尻の調子が良くなくて何も出来ませんが、夫は重い物を持ったりし始めていますよ。

手術後6週間は重い物を持ってはダメと言われているのに、手術跡が痛くなくなって来たのでしょう。ついつい力を入れなくちゃあいけないようなこともしています。

昨日は草切りをしてくれましたよ。モーターが付いていない手押し式の草刈り機で。草が伸びて来ると夢に見るほど気になる人ですから、これからも草切りはやってくれるんでしょう。

何もかも私が一人でしなくてはいけなかったことを思うと、夫が力仕事が出来るようになって来て助かっていることは確かです。本当はまだしちゃあいけないんでしょうけど。

まあ、今回の引っ越しは最悪のタイミングでした。よくもまあ、あんなにたくさんのあれもこれも私一人でやったもんだと自分でも感心します。


お帰りの前に1クリックを!




2023年10月28日

終わりが見えたごみ屋敷ガレージ

私はもう二度とトラックを運転したくないと思って避けてきましたが、昨日は久しぶりにトラックを運転しました。

もうね、ガレージを片付けるためには、トラックの運転はしたくないとか言ってられなかったのです。息子はまだ運転ができる状態ではないですから、私が頑張るしか他の選択肢が無かったのですよ。

うちの夫はツールショップの同僚のCさんに手伝ってもらうと言っていましたけど、あの人は自分からは誰にも手伝って欲しいと頼まないので、誰かが手伝いに行きましょうかと言ってくれない限りガレージは片付かないということです。

私と一緒に片付けをするといろいろ言われるから腹が立つらしいですけどね、夫にも私に頼るしか選択肢が無かったわけです。

昨日はね、トラックを運転しただけではないんですよ。トラックでトレーラーを牽引して行ったんです。全長9メートルです。これはもう火事場の馬鹿力状態ですよ。私がやるしかないんだから、何でもやるしかないの!

トラックには廃棄するものを山ほど載せ、トレーラーには引っ越し先の家に持って来るものを「ホントにこれが全部必要なの?」と思うほどあれもこれも載せ、重たい機械も二人がかりで載せまして、それを引っ張りながら街中を通って帰って来たんですよ。

ホント私って大したもんだわ!

恥ずかしいとか怖いとかいう気持ちは、完全に吹き飛んでいました。

あんなガラクタやごみを大量に積んだトラックをおばちゃんが前のめりで運転しているのを見た人達からは、もちろん視線を浴びましたけど、もうそんな視線はヘッチャラです。

もう1回行ったら、ガレージは空に出来ると思います。後は掃除をすれば、引っ越し完了ですよ。

ああ、こんな日が来るとは夢にも想像できなかったけど、あのごみ屋敷ガレージがもうすぐ完全に空っぽです!


現実はね、皆さんのご想像どおり、引っ越し先のガレージがごみ屋敷状態になりかけているんですけど、持って来た物をこれから全部チェックして使わない物は処分すると夫は言っています。

次の引っ越しまでずっとこのままという可能性はありますけど、どうぞ今回で懲りて二度とガレージをごみ屋敷にしないでもらいたいです。

次の引っ越しは、夫の目が見えなくなって仕事を続けられなくなった時ですから、その時には今回は捨てられなかった道具も機械もあれもこれも全て処分するしか無いんですし。

その時には、私もさらに老化しているんですからね、さすがにもうトラックの運転やトレーラーの牽引は出来ないんじゃあないかと思いますよ。

今はトレーラーの方向転換とかは夫がやってくれるけど、それも出来なくなると私には無理ですからね。トレーラーの牽引は、前に進むだけなら簡単ですが、バックで方向を変えるのは難しいんです。

今日もトラックとトレーラーで残っている物を取りに行くことにしています。ということは、今日でついにガレージは完全に空っぽになるんですよ。

ごみ屋敷ガレージの片付けは、考えると気が遠くなりそうで、私は文字通り夜も眠れなくなっていたんですけど、何事も終わりは来るもんですね。

心の底からホッとしています。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月27日

ガレージの片付けを手伝ったら

火曜日に9時間ぶっ続けで掃除をして、完璧ではないけどもう一応掃除は終わったということにした私ですが、夕方6時半頃に家に帰ったらですね、当然晩ご飯の準備なんて出来ていなかったわけです。

うちの夫と息子は、それぞれの部屋でくつろいでいて、

私が帰って来るのを待っていたのだった!

朝から晩まで9時間ぶっ続けで掃除をして来たこの私が、ヘトヘトになって帰って来てから晩ご飯を作るか!

頭に来て、私だけ前日の晩ご飯の残り物をむさぼり食べてから、シャワーを浴びて寝ましたよ。男達が晩ご飯をどうしたかなんて知りません。

翌日の水曜日は、「今日はあの家に行きたくないです!」と宣言し、息子もお尻が痛くてトラックの運転なんて出来ませんでしたから、運転が出来ないうちの夫はガレージの片付けには行けませんでした。

昨日の木曜日も、私は行きたくなかったのですけど、夫を連れて行ってあげないとガレージが片付かないと責任を感じましたので、カローラで行ったんです。トラックの運転だけは絶対にしたくなかったですからね。

連れて行ったら、夫が片付けているのをただ見ているわけにも行かないので、私も片付けを手伝いました。私は捨てるものやごみを一か所に集めることに専念したんですが、いやあもうホントにねえ、知ってはいたけど、

あまりにひどい!

「こういう物はねえ、開けて中身を出して袋がごみになった時点ですぐに捨てないからこんなに散らかるのよ!」
「なんでこんなにたくさん同じものがあるの!」(荷物を縛るベルトが何十本もあったんです。)
「よくもまあこれだけ買ったもんだわ!」
「こんな物を家に持って帰ってどうするの!絶対に使うことはないでしょう!」
「オーマイガー!何でこんなものを買った?信じられない!」

私は黙って仕事が出来ませんでした。あまりにひどかったので、ついつい言葉が口から漏れる…

これに夫は腹が立ったらしいです。カローラの後ろがいっぱいになると「もう帰りましょう!」と言いました。

「帰る前にもっとごみ集めができる」と私が集め続けていると、

「それは捨てることはないです!」(誰が使うんだよ!)
「いつかキャンプに行く時に使えます!」(キャンプなんて行かないだろう!)
「なんでもかんでも捨てるべきじゃあないでしょう!」(じゃあどうするの!)

私達はどんどん険悪なムードになりまして、結局帰ることにしました。せっかく行ったのにもったいない。

「2回目は私がトラックを頑張って運転するわ」
「いや、もう今日はこれで終わりです」
「終わるわけにはいかないでしょう!こんなにいっぱい残っているのに!」
「Cさんが来てくれた時にします。その方がストレスが無くてラクだし」

つまり私と片付けるとストレスだということですね。

私は手伝いたくてやっているんじゃあないですから、Cさんとやりたいと言うならそれでいいですけど、Cさんがいつ手伝いに来てくれるか分かりませんよ。後1回で終わるなどと楽観的なことを言っていましたが、最低でも2〜3往復はしないと片付かないと思います。


そして、掃除をしないといけません。

「これはもういいわ、置いていく」なんてことを平気で言うんですけどね、置いて行ったらこの家を買う人に迷惑でしょう。書類が山ほど入ったままの大きなファイリングキャビネットも置いて行くと言うんですけど、何考えてるんだか…

掃除の時には私が一緒に行かないと、夫はちゃんと掃除なんてしないと思います。私は夫のごみ屋敷跡の掃除なんてしたくもないんですけど、日本人ですからね、「立つ鳥跡を濁さず」という戒めを無視できないんですよ。

去る者は、見苦しくないようにキレイに始末をして行かないと恥ずかし過ぎます。

あの家を買う人は、きっとあの家を取り壊して新しい家を建てるだろうとは思っていますが、汚いままにして去るなんて私には絶対に出来ません。経済的に余裕があれば、掃除業者を雇ってやってもらいたいですけどね。

中途半端に終えようとするであろう夫ときちんと掃除をしなくては気がすまない私が一緒に掃除をすると、上手く行かないでしょうねえ。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月26日

引っ越し大変記(4)「心配した病状悪化」

引っ越し4日目の月曜日、私達は引っ越し作業をしませんでした。

まず、私がくたびれ過ぎて身体が動かなかったこと。引っ越しを始めて以来ずっと夜眠ることができず、毎晩「睡眠薬で5時間だけ眠る」というのが続いていたせいもあって、身体が限界でした。

「5時間だけ眠る」というのは自分でそうしているのではありません。寝付けないので仕方なく睡眠薬を飲むと眠りにつくことは出来るんですが、いつも5時間後に目が覚めるのですよ。

一旦目が覚めるともう眠れませんから、仕方なく起きて作業に取りかかっていましたけど、月曜日は掃除に戻る元気が全く無かったです。

そして、最も心配していたことですが、息子のお尻が悪化して痛みがひどくなり、トラックの運転もガレージの片付けの手伝いもできない状態になってしまっているんです。

どのくらい悪化しているのか詳しいことは分かりませんが、こうなると分かっていたのに他の選択肢がなく、息子に無理をさせた結果、心配した通りに悪化したということです。

私も息子もトラックの運転が出来ないとなるとうちの夫は何も出来ませんので、月曜日は引っ越し先のガレージに持って来た物を片付けていました。

火曜日、私は掃除を終わらせる覚悟でした。掃除をしなくてはいけない部屋がたくさん残っていて、キッチンとバスルームの掃除も残っていましたし、一日で全部終わるかどうか不安でした。

うちの息子に、立って出来る簡単なことだけでも手伝ってもらえないかと思って聞いてみました。息子は行けると言ってくれましたが、やはり無理だったんです。だから一人で行きました。

夫は自分の父親にトラックの運転を頼んで、トラクター型草刈り機や大きな機械類を父親が所有する家の物置に持って行きました。

昨年の8月に父親が売りに出していまだに売れていない例の家です。ヒールズビルという町の外れにあるので、片道1時間くらいかかります。トラクター型草刈り機も機械もその家の敷地のメンテナンスに使うだけなので、そこの物置に置いておくのだそうです。いつか家が売れたら、その時は不要になるから売ると言っています。

トレーラーもそこの物置に置いておくことにしたそうですけど、ガレージの片付けはまだまだ終わっていません。

ただし、電気の使用を延長してもらったので、水曜日までにガレージを空にしなくてはいけないというプレッシャーはなくなりました。


私の掃除は一日で終わらせることができました。まさか一人で全部することになるとは思ってもいませんでしたが、全部一人でしました。

一番大変だったのは窓掃除です。枠が鉄製の窓なんですが、本当に古くてボロで開けることも出来ない窓がたくさんあるのですけど、サビと黒カビと蜘蛛の糞でムチャクチャ時間がかかりました。

キッチンの掃除はね、2ヶ月ほど前に団子を揚げていた時の破裂事故で油が飛び散ってキッチンが油まみれになりまして、あの時に大掃除をしたおかげで今回はラクでしたよ。

朝9時過ぎから夕方6時過ぎまで9時間ぶっ続けで休みなく掃除をして、

くたくたになりました。

完璧にきれいになっていませんし、手が届かなくて掃除ができなかった部分もありますが、もうこれ以上やりたくないです。夕方不動産屋がやって来ましたので、もっとキレイにする必要があるならプロの掃除業者を雇ってやってもらってくれと頼んでおきました。

不動産屋は、この家の買い手はおそらくこの家を取り壊して新しい家を建てるだろうし、少なくとも修理改築はするだろうから、おそらくこれ以上の掃除は不要だろうと言っていましたけど、掃除業者を雇うかどうかは家の持ち主である義妹(夫の妹)次第です。

ということで、

ガレージはまだ空になっていませんが、引っ越しは一応終わったということを、このブログを読んでくれているはずの私の家族に報告しておきます。今度は、引っ越して来た家の中を片付けないといけませんけど、それはボチボチやります。

ついでですが、

実は昨日も義母が手伝いに来たんですよ。義母が来たと言っても彼女は運転ができないんですから、毎回パートナーが一緒に来ているんです。

昨日の午後4時頃でしたが、うちの夫は昼寝をしていて、私もソファーでウトウトしていましたら iPhone がピンと鳴ったんです。義母からメッセージが着信していました。

「(うちの夫)に電話をしているんだけど電話に出ないのよ!今、トレーラーを引っ張って来てガレージの前にいるんだけど、あなた達どこにいるの?」

というメッセージでした。

義母の家は、車で1時間くらい離れているんですよ。わざわざトレーラーを引っ張って来てくれたのはありがたいことですが、来る前に一言「これから行く」と言ってくれたら良かったのに。

一言言うと「来ないでくれ」と言われると思ったんでしょうか。

夫も私もくたびれて寝ていたので、今ガレージの前に来ていると言われてもどうすることも出来ません。せっかく手伝いに来たんだから、車に飛び乗ってすぐに来て欲しかったでしょうけど、午後4時というタイミングでガレージの片付けに行く元気は無かったです。

義母とパートナーは、そのまま帰りました。義母のパートナーには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月25日

引っ越し大変記(3)「再び押しかける人」

引っ越し3日目の日曜日、カローラでの荷物運びは午前中に終わりました。前日に義母がやって来て、私達がいない間に勝手に家から持ち出してガレージの汚いコンクリートに置いていた物をカローラに詰め込んで持って行き、ついに荷物の搬入は終了しました。

もちろんガレージの物はまだまだですよ。あと何日かかるか分かりません。

次に私がしなくてはいけないことは、掃除です。家が大きいので、掃除と言っても大仕事です。

この日の朝のことですが、うちの夫が暗い顔をして義母から電話があったと言いました。義母がこの日もパートナーのトラックで手伝いに来ると言ったそうですが、夫は断ったと言いました。

トラックで手伝いに来てもらえるのは願ってもないことなので、断ったと聞いて少し残念な気持ちもしましたけど、夫と義母は前日に険悪なムードになっていましたからね、仕方がないです。

しかし、

義母とパートナーは来たんです!

その時、うちの夫は息子に手伝ってもらって、再びガレージの片付けに取り組んでいました。私は2階の掃除をしていたんですが、そこへ突然義母が現れたのでびっくりしました。

義母は、うちの夫の機嫌が悪過ぎて手伝いが出来ないと言い、私の掃除の手伝いをすると言いましたけど、私は丁寧に断りました。掃除は私のペースでしたかったし、義母は目が悪いのでよく見えていませんから、義母が掃除をした場所は結局私がやり直さなくてはいけないのです。

しばらくすると、今度は夫が暗い顔をしてやって来ました。

「やっと帰った。来なくていいと断ったのにお母さんが来た」
「知ってるわよ。ついさっきここに来たから。あなたの機嫌が悪過ぎるから手伝えないと言ったわ」

前日に義母が勝手に物を家から運び出したので私達は困ったんですけど、この日は来なくていいと言うのにやって来て、すぐにガレージに残っていた物をごみ処分場に持って行くために自分達のトラックに積み込み始めたんだそうです。

「それはごみじゃあない!」と言うのにお構いなしにトラックに積み込もうとするので言い合いになり、喧嘩になったようです。

私だってガレージに残っているものは、全部ごみ処分場に持って行ってもらいたいですけど、そういうことは勝手に決められません。夫が納得して決めないといけないことです。

だから何ヶ月も頼み続けたわけですけどね、やっと自分から始めたんですから、夫を信じて任せています。家を完全に空にするのは水曜日が期限と一応決まっていましたが、家の持ち主である義妹はその点は寛容で、間に合わなければ教えて欲しいと言っています。

夫は自分でトラックの運転が出来ないし、ガレージにあるものは重い物が多いので自分で動かせませんから時間がかかっていますけど、8割くらいは片付きましたよ。

やっと終りが見えて来たところに手伝いを断った義母がやって来て、夫の判断も聞かずに物を捨てようとすれば、夫が苛立つのは当然でしょう。義母は床の修理用の木製タイル2箱分も捨てようとしたらしくて、言い争いのきっかけになったようです。

手伝ってあげようと思ってくれるのはありがたいことですが、手伝いは手伝いでなければいけません。たとえ息子でも、他人の持ち物を自分の判断で捨てたりしてはトラブルのもとです。

それに、義母はいつも自分の考えが正しいと思っていて、自分の思い通りに物事が進んで欲しい人なので、あれこれ指示せずにはいられない人です。

義母とパートナーは帰って行きました。

正直言ってホッとしました。


家を完全に空にするのは水曜日が期限だったのは、水曜日まで電気が使えるようになっていたことと、その日に不動産屋の写真を撮る人が来ることになっていたからです。

しかし、ガレージを空にするのが水曜日に間に合わなくてもなんとかなるということなら、それほどプレッシャーを感じることもありません。こういうことは、家の持ち主である義妹の依頼で不動産屋が決めるのですから。

残っている私の仕事は、家の掃除を終わらせることです。すでに腕や肩の筋肉が痛くて鎮痛薬なしでは眠れなくなっていますが、もうひと頑張りです。

(つづく)


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月24日

引っ越し大変記(2)「押しかける人」

引っ越し先の家の鍵を受け取った金曜日、あれほどヘトヘトになりながら一人で荷物を搬入した私のことを、どうしてそこまでする必要があったのかと思われた方もいらっしゃるでしょう。

土曜日には引っ越し業者が来るんだから、業者に任せたらいいだろうにと思われたかもしれません。そりゃあ私もね、経済的の余裕があればそうしたかったですけど。

引っ越し業者の見積もりでは、1時間あたり250ドルだったのですよ。時間がかかればかかるだけ費用が高く付くから、経済的にゆとりがない私達は金曜日に出来るだけたくさんの荷物を搬入しなくてはいけないと、夫からプレッシャーをかけられていたんです。

しかも、その日には家を買いたいという人が見学に来るとも聞いていたんです。だから、私は体力の限界を超えて頑張ったのです。

何度も書きますが、うちの夫は腎臓摘出手術の後は安静にしている必要があって、引っ越し直前は荷造りも片付けもしませんでしたし、重い物を持つことが出来ませんからあまり役に立ちません。

うちの息子は3回目の痔の手術から何ヶ月もかかってやっと良くなっていたのに、引っ越しの準備で家具を動かしたり重い物を持ち上げたりしたせいで再び悪化してしまったんです。

そういうわけで、荷造りも掃除も荷物の搬出入も、全部私一人が頼りだったわけです。

引っ越し業者は、土曜日の朝7時半にやって来ました。思っていたのよりも小さいトラックでした。「このトラックに家具や電気製品が全部入るわけがない!」と私は思いました。

ポルトガル語で会話するブラジル人の2人組が丁寧に家具や電気製品をトラックに乗せている間、私はカローラに荷物を詰めました。夫はこの日、ついにエンジンがかかった車のように突然パワー全開となり、早朝からガレージの片付けをしていました。

いつもこれです。いよいよもう時間が無いという最後の最後の時になって始めるのです。しかしね、今回はちょっと遅過ぎますよ。ガレージに残っている物の量がハンパないですから、空にするには最低でも数日はかかるだろうという状況でした。

ツールショップの同僚のCさんがこの日も再び手伝いに来てくださったので、ガレージを空にするのを手伝ってもらっていました。

うちの息子もガレージの手伝いを始めましたが、2人とも切羽詰まってやるしか選択肢がなくなったもんですから、かなり無理をしているように見えました。夫も息子も本当は重いものを持ったり立ち続けたりする仕事はしてはいけないんですけど、もうやるしかない状況です。

私はカローラに荷物を積み終えてから家の中の掃除をしました。この日、家を買いたいという人が見学に来ると聞いていましたからね、掃除ができるところはやっておこうと思ったんです。本格的な掃除は家具や荷物を全部運び出した後にする予定でした。

ついにトラックがいっぱいになった時、まだ冷凍庫も本棚もトラックに入っていませんでした。引っ越し屋は、その日の午後に別の予定が入っていたため、2回目の搬入を頼むことは出来ませんでした。

家具すら全部積み込めていないんですから、箱なんて1個も入らなかったのですよ。前日の金曜日に私が頑張って荷物を運んでおいて本当に良かったです。

それとね、引っ越し先の家の周囲は狭いので、大きなトラックを依頼していたら困っていたと思います。うちの夫はその問題も考えてこの業者を選んだそうですけど、とにかく家にはたくさんの家具や荷物が残りましたから、引き続きカローラと夫のトラックを使って自分達で搬入するしかないのでした。

うちの息子は、お尻の痛みを我慢すればトラックの運転は出来るんですけど、トラックに荷物を乗せたり下ろしたりが出来ませんから、Cさんが来てくださって本当に助かりましたよ。

引っ越し屋が荷物の搬入を終えて帰って行った後、私がカローラで荷物を取りに家に戻ると、義母(夫の母親)とそのパートナーが来ていました。

義母達は、私がバスルームに残していた個人的なものや掃除用品、居間に残っていた荷物、仕事部屋に置いてあったコンピューターのコードなどが入っていた箱、洗濯室にあった洗剤類や掃除道具など、家の中に残っていたありとあらゆる物を、勝手に全部家から持って出て家を空っぽにしていたんです。

そのせいで、私は何がどこにあるのかが分からなくなってしまいました。私の個人的なものも含め、持って出たものはガレージの汚れたコンクリートの上に直に置いてありました。

私が戻って来たのに気付いた義母が、ガレージにやって来ました。

異常な焦りようで不機嫌になっていました。「2時半までに家をキレイにしないといけないのに、まだこんなにたくさんの物が残っているじゃあないの!」と私を批判しました。

義母が掃除をしに来てくれるとは聞いていましたが、それは私達を手伝うためだと思っていたんですけど、理由は違っていたんです。

この家を買いたいという人が午後2時半に見学に来ることになっているので、2時半までに家の中を空にして掃除をして「見学してもらうのに相応しいレベル」にする必要があるという理由でやって来ていたんです。

ガレージにもこんなにたくさん物が残っていて一体どうする気?2時半までに何とかしないといけないのよ!どうしてこんなにいっぱい残っているの?今日見学に来る人はこの家を買うことにものすごく興味があるんだから、2時半までに家をキレイにしておかないといけないのに!家の中に残っていたものは全部私が出しておいてあげたわ!2階のバスルームも私が簡単に掃除をしておいてあげたから!

もすごいプレッシャーをかけてくるもんですからね、日頃めったに義母には言い返さない私も言い返したんですよ。

ガレージに物がいっぱい残っているのは、すべて夫(彼女の息子)に責任があります。片付けに取り組む余裕は何ヵ月もあったのに何もしなかったんですから。家の中にまだ物が残っているのも仕方がないです。私達は引っ越しをしている最中なんですよ。掃除ができていないのも仕方がないです。見学に来る人は、私達が今日引っ越しをしていることを承知で見に来るんだから、物が残っていても掃除ができていなくても仕方がないと分かっているはずでしょう。

ところが、

私に言い返されたので腹が立ったのか、義母はヒートアップして、うちの夫がガレージの片付けをしなかったことを正当化するようなことを言い、家がキレイでないとこの買い手を逃してしまって家の持ち主である娘(うちの夫の妹)が大損でもするかのようなことを言うのです。

さらにガレージの中を見て回り、10年間手つかずだった日除けシートを見つけて、それは捨てるしかないと言う私に「以前からこの家にあったものならこれも娘(うちの夫の妹)の持ち物よ!娘はこれも売ってお金にできる!」と怒鳴るのでした。


私はもう義母と話をする気になれず、荷物をカローラに詰めて引っ越し先へ行きました。

引っ越し先で荷物の搬入を終え、疲れ果てて途方に暮れていると、聞き慣れた声が聞こえて来ました。

義母がやって来たのです!

Cさんと荷物の搬入をしていたうちの夫が私と入れ替わりで家に戻り、勝手なことをしている義母と衝突したらしいのです。見学人が来たのでそれ以上の掃除も出来ないため、荷物を運んで来てくれたのですけど。

引っ越し先の家を見て回り、あれはどこに置くのか、この部屋はどう使うのかとかあれこれ聞いてから、家の中の片付けを手伝おうとしたので丁寧に断りました。

彼女の行動は、自分の娘のことを考えてのことだったとは分かりますが、2時半までに家を空にして掃除をしておかなければいけないと思い込んで苛立っており、私達にとっては迷惑以外の何物でもなかったです。

家の中に残してあった物がどこにあるのか分からなくなったのも問題です。

(つづく)


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月23日

引っ越し大変記(1)「眠る人」

先週の金曜日の朝、予定通り不動産屋の事務所で引っ越し先の家の鍵を受け取り、早速荷物の搬入を始めました。

この日までの数日間、毎日一人で荷造りと掃除に追われた私はすでにクタクタでしたが、足も身体も「棒のようだ」とか言っていられないんですから頑張ったんです。

カローラの後ろに荷物をパンパンに詰めて、うちの夫と二人で鍵を受け取りに行き、鍵を受け取ってからすぐに引っ越し先の家に行って荷物を搬入しました。

うちの夫は、目が見えなくなって来ておりますので車の運転は出来ませんし、腎臓を提供したばかりなので重い物を持てませんから、運転するのも荷物を運ぶのも私の仕事です。

1回目の搬入を終えて家に帰り、再びカローラに荷物をいっぱい積み込みました。夫は重い物が持てないけど、うちの息子もお尻の調子が悪くて重い物を持ったりしゃがんだりできません。

私が一人でやるしかないんですから、もう頑張るしかないんです。2回目の搬入には私一人で行きましたから、助手席にも荷物を積み込んで行きました。

ちなみに、引っ越し先の家までは片道20分かかりません。そんなに遠くはないんですけど、荷物を一人で運び込むのは時間がかかりますから、1回行って帰ると50〜60分かかります。

ということで、2回目の搬入を終えて家に帰ったらですね、うちの夫は居間のソファーで、布団をかけて寝ていたんですよ。前日もお昼頃から夜まで寝ていましたが、引っ越し当日にも寝ているのを見て私はショックを受けました。

寝ている場合じゃあないのよ!

明日は引っ越し業者が来るのよ!

私はね、寝ている夫を見て「これはもう完全にうつ期に入ったな」と思いましたから、何も言いませんでした。こういう時には、何か言っても何の助けにもなりません。

再び一人でカローラに荷物を積み込み、3回目の搬入に行きました。

身体はクタクタだし、夫がまたも寝ているのを見てメンタルも動揺していましたからね、だって皆さん、このタイミングで片付けも荷造りもせずに寝ているというのはどうかしているでしょう?だから、3回目の搬入から家に帰った時には、ちょっと表現できる言葉な見つからないくらいに疲れ果てていました。

「あなたに手伝ってもらわないと私一人では出来ない」と夫に言いましたら、起きてくれました。

そこにやって来たのが、親しい友人のエクリーさん夫婦でした。

もう体力の限界を超えたと思っていた私でしたが、エクリーさん夫婦が来てくれたので、もうひと頑張りするしかないと奮起して、再びカローラに荷物を積み込みました。

お尻が悪化することが心配で、医者からも厳重注意を受けていた息子は、自分の持ち物の荷作りだけは自分でやっていたんですが、私がヘトヘトになっているのを見て手伝い始めました。

「重いものを持つな!」「しゃがむな!」と私やエクリーさん夫婦に注意されながら、息子は荷物を運び始めました。

4回目の搬入は、エクリーさん夫婦の車にも荷物をたくさん積み込んで2台で行きました。夫はガレージで何かやっていました。

エクリーさんの奥さんは、私の様子が普通じゃあないことに気づいたらしくて、「この搬入が終わったら一度座って何か飲んでしっかり休みなさい」と言ってくれました。それを聞いて私は涙が出そうでした。

2人が手伝ってくれたおかげで、4回目の搬入はあっという間でした。

しかし、私は5回目の搬入を考えて気が遠くなりそうでした。頑張るしかないと思っていたけど、すでに限界を超えていましたから、5回目は無理かもしれないと思いました。

しかし、翌日には引っ越し業者が来るのにまだ箱に詰めていない物が山ほどあったので、たとえ5回目の搬入は出来なくても休んでいる場合ではなかったです。

箱に詰めていなかった物は、全て夫の持ち物でした。本やオーディオブックや服や靴や仕事部屋にあったものや、いろいろです。どれも大量でした。廃棄できるものや手放すべきものがたくさんありました。

処分する余裕は何ヶ月もあったのに、ついに引っ越し当日になっても手つかずのままでした。いくら何でも引っ越しの日には何とかするだろうと思っていたけど、夫は寝ていたわけです。

夫の持ち物が大量に残っていることに気づいたエクリーさん夫婦は、それらを何もかも全部大きな箱に詰め込み始めました。

「ヒロコがこれを引っ越し先に持って行きたくないのは分かるけど、今の時点でこの状態だともう全部持っていくしかないわよ!これから明日の朝トラックが来るまでの間に(うちの夫が)処分したり荷造りしたりしてくれると思うの?無理でしょ!」

そう言って、二人であっという間に全部箱に詰めました。もうムチャクチャでしたけど、箱詰めは終わりました。


ついにガレージの片付けを始めた夫には、助っ人が現れました。夫が勤めているツールショップの同僚で友人のCさんです。Cさんは仕事が終わってから来てくださったんです。

エクリーさん夫婦が帰った後、夫はCさんと一緒にトラックに積み込んでいた荷物を引っ越し先まで持って行きました。

帰って来てから、Cさんに家具や大きな箱をトラックに積み込んでもらっていました。1日の仕事を終えた後であんな力仕事をしてくださったCさんには、感謝してもしきれません。

しかし、ガレージはまだまだ物であふれていました。翌日には引っ越し業者が来るというのに、ガレージをどうやって空にする?

(つづく)


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月20日

体力の限界が来ました

足も腰も上半身も腕も首も手も「棒のよう」です。

いよいよ今日は、引っ越し先の家の鍵をもらって荷物の搬入を始めるんですけど、私はもうクタクタを通り越しているんでございますよ。

昨日は朝の4時過ぎから起きて、早い朝食を食べてすぐに荷造り作業を始めたんですがね、ダンボール箱が引っ越し用の箱ではなくて、夫が勤めるツールショップから出る廃棄予定のダンボール箱をもらって来て使っているので、どれも大き過ぎて荷物を詰めるのが難しいのです。

小さめの箱はすぐに使ってしまったので、大き過ぎる箱しか残っていなかったもんですから、なかなか上手く行かなくて時間がかかりました。

それに、キッチンには自分が思っていた以上にたくさんの物がありましたし。

それでも頑張っていたんですよ、一人で。

引っ越しまで後1日となった昨日になっても、うちの夫は荷作りをしませんでしたし、夫の父親がまた会いに来たので夫は昼食を食べて来ると言って出かけたんです。そして、帰って来てからは夜まで寝ていました。

双極性障害の「うつ期」が始まっているのではないかと思ってしまいます。「うつ期」が始まっているのなら引越し作業に取り組めないのも分かります。

うちの息子は、お尻の具合が悪いので荷造りなど手伝わずにずっと部屋にこもりっきりでしたしね。

まあ、最初から私が一人で頑張るしか無いんだと思っていましたから、頑張っていたんですけど。

土曜日に来てもらう引越し業者は1時間あたり250ドルなので、頼む荷物が増えるとそれだけ時間が長くかかって費用が高くつくから、金曜日に自分達でできるだけ荷物を運ぶんだと夫からは言われていました。

運ぶと言っても、車の運転ができるのも荷物が運べるのも私だけなんですからすごいプレッシャーなんですよ。しかし、頑張るしか無いと思っているから一人で奮闘して来たわけなんですが。

昨日のお昼過ぎ、

突然体力の限界が来ました…

それでもわずかに残った力を振り絞って、ゆっくりですけど荷造りをしていたんです。そこへ、父親との昼食から夫が帰宅しました。私は体力の限界が近いと言いました。

そうしたら何と言ったと思います?

「体力の限界ならするな!」ですよ。

「するな!」と言われて「はい、じゃあしません」と私が作業を止めてしまったらどうなるんですか?

金曜日の今日、できるだけ自分達で荷物を運ばないといけないんですよ。土曜日には引越し業者が来るんですよ。土曜日には、この家を買いたいという人も家を見に来るんですよ。


しかしね、実を言うと、私には荷造りできない夫の持ち物がまだまだいっぱいあるんです。本棚にも戸棚にも夫のデスクの上にも下にも、夫の寝室にもガレージにも、物がいっぱい残ったままなんです。

はっきり言って今日は引っ越し先に持って行けませんし、こんな状態では引越し業者も困るでしょうね。

こんなことでは、この家を空っぽにするにはまだまだ相当時間がかかりそうです。いいんですかね。

電気は来週の水曜日まで使えるようにしてもらったそうです。私が掃除をするために。

ちょっと待ってよ!

掃除も私一人でするの?

うちの夫は、腎臓摘出手術後6週間は重い物を持てないのは理解していますけど、出来る事はいろいろあるはずなんです。掃除だって、夫にも息子にも出来ることはありますから、一緒にやってもらいます。

ああ…

昨夜は花粉症がひどくてあまり眠っていません。私の寝室のすぐ隣りのガレージのシャッターが閉めてなかったんですよ。だから大量の花粉が入って来ていたんです。夜中に気づいて閉めに行きましたけど、電灯も全部つけっぱなしでした。

クタクタですが、いよいよ引っ越しです。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月19日

捨てられない人の葛藤と小さなオーバーオール

「足が棒のようだ」というのは実に言い得た表現なんですけど、腰とか上半身もそういう状態になっているのを表現するいい言葉はないもんですかねえ。

いやあ、私の身体は、足も腰も上半身も「棒のよう」ですよ。

私は荷造りだけやっているわけには行きません。毎日の家事もあります。昨日は大変良い天気でした。娘の寝室が空になりまして、べッドなどの家具をガレージに持って出ましたので、シーツやマットレスプロテクターなどを洗濯したんです。

ついでなので、イケア(IKEA)の椅子のカバーも外して洗ったりして、大量の洗濯をしました。

しかも、夫の腎臓摘出手術後の検診があったので、夫を病院に連れて行かなくてはいけなかったし、朝から晩まで大忙しの一日でした。

おまけに、近頃は毎日花粉症でくしゃみを連発していますから、余計に疲れます。しかし、疲れたなどと言っていられません。いよいよ明日は、引っ越し先の家に荷物を運び込み始めるんですからね。

そういう状況なんですが、気になっているのは元気が無いうちの夫です。

腎臓摘出手術の傷は良くなっているんですよ。一つだけ残った腎臓はちゃんと機能しているようですし、健康面での心配は無いんですけどね、

元気が無いんです…

引っ越しまで残り時間わずかになって来たのに、いつまでたっても手を付けようとしない本とオーディオブック(本をプロの方が朗読したものを録音したもの)をそろそろ何とかしなくちゃあいけないよと言いましたら、昨日やっと本の整理を始めたんですけど。

ほとんどごみ箱行きなんです。そして、夫は本の整理をすぐに止めてしまいました。オーディオブックには手も付けてもいません。

自分にとって大事だったものを手放し続けていることが、メンタルに影響しているようです。

ごみ屋敷状態になっていたガレージにあった道具や機械と同じように、本は夫にとって大事なもので、本当にたくさん持っていたんですけど、今回の引っ越しを機に捨てたりチャリティーショップに寄付したりして手放しました。

その作業は途中止めになっていたのですけど、やっと昨日再開したのにまたすぐに止めてしまって。

うちの夫は、遺伝性の黄斑変性である「スターガルト病」で目が見えなくなって来ていますから本はもう読めないので処分するしかないんですけど、最後まで処分できずに残していた本を結局捨てるしか無いと判断しながら気持ちが沈んだのでしょうか。

物を捨てられない人が、捨てるしか選択肢がなくて捨て続けているわけですが、悲しみ、虚しさ、不安、そういうネガティブな感情でいっぱいになっているのかもしれません。

割と平気で持ち物を手放せる私にも、そのくらいは想像できますよ。

そんな元気がない夫の横で、昨日、私は戸棚の上から箱を1つ下ろしました。この10年一度も開けていない箱でした。何が入っているのかも忘れていました。

箱を開けてみたら、何とうちの子供達の幼い頃の服が入っていたんです。着なくなった子供服は、知人に譲ったりチャリティーショップに寄付したりして残っていないと思っていたんですが、特に思い出のある服を保存していたのですよ。

その中に、うちの息子が2〜3歳の頃に着ていた大工用のオーバーオールがあったんです。

それを見たとたん、夫は泣きそうになりました。

夫と幼い息子がおそろいのオーバーオールを着て、当時夫が自分で増改築していた家のガレージ前で並んで撮った写真があるんですけどね。その写真を見ると、夫はいつも感情的になるんです。

夫にとってよほど特別な思い出と結びついているのでしょう。

当時は、長年苦しんだパニック障害からやっと回復して、いろいろなことに取り組めるようになった頃でした。当時住んでいた小さな家を自分で増改築したんですけど、そのために独学した知識や使った機械がきっかけで夫の人生が動いて行くことになったんです。

いろいろな出来事の思い出とその小さなオーバーオールが結びついているのでしょうね。

できるだけ持ち物を減らしたいとは思っていますけど、なんでもかんでも処分した方が良いわけではないですね。特別な思い出がある物は、古い服にしても道具にしても食器にしても、場所は取っても残しておく価値がある場合もあります。

そのオーバーオールは、きっと私達が死ぬまで手元に置いておくと思います。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月18日

一日でここまで片付いた!

全く驚きましたよ。

うちの義弟(夫の弟)は頑張りました。お兄さんに頼まれた通り、あれこれ文句を言わず、「なんでこれ捨てないの?」と質問したりもせず、言われた通りに片付けました。

いや、片付けたのではありません。

箱やプラスチック容器に詰めたりもしていません。

ガレージにあった物をですね、

そのままトラックに積み込んだんです!


これをごみ廃棄場に持って行くんじゃあないんですよ。これをこの状態で引っ越し先の家に持って行くんです。

これは予想していなかったわ…

この状態で引っ越し先の家に持って行って、整理整頓しながら下ろすとは思えません。トラックを空にするために、とりあえずドサッと引っ越し先の家のガレージに下ろすでしょう。

その後どうなるのか、私は心配です。

どうか引っ越し先の家のガレージがごみ屋敷化しませんように。


しかしねえ、トラックに積み込んだのはこれだけなのに、ガレージがこんなにスッキリしているんです。


もうごみ屋敷じゃあないんですよ!

うちの夫の名誉のために書いておきますが、腎臓摘出手術の前までに相当な量の物を処分していたんだそうです。ごみ廃棄場に持って行ったり、勤めているツールショップの「スキップ」(廃材用コンテナ)に捨てたりして、ガレージにある物はかなり減っていたのだそうです。

私の目には、減ったようには見えなかったのですけど。

昨日の夕方には、ツールショップの同僚Cさんが仕事の帰りに手伝いに寄ってくださって、義弟と2人でたくさんの箱や家具を運んでくださいましたから、2階の寝室の1つはすっかり空っぽになりました。

詰め終わっていたダンボール箱は全てトレーラーに載せてくれました。

Cさんは、今日も仕事帰りに手伝いに来てくださるそうです。

親しい友人のエクリーさん夫婦も夕方やって来て、ガレージのロフト状の物置にあったものを全部持って降りてくれました。

うちの夫も息子も重い物を持つことが出来ず、引越し作業が出来ないんですが、こうして義弟や友人達に助けられて作業は進んでいます。

エクリーさん夫婦は、引っ越しスタートの金曜日にも手伝いに来てくれるそうです。

ありがたいことです。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月17日

ごみ屋敷ガレージの片付け

賃貸住宅暮らしだった私達家族は、これまでに10回は引っ越しをしています。

4人家族の引っ越しというのは、1回でも大変なのに10回もやっているんです。ひどい場合は、引っ越して半年もしないうちに家の持ち主が家を売りに出したために、再び引っ越さざるを得ないことになったりもしたんです。

うちの夫が仕事の関係で不在だったために、私が一人で引っ越し作業をしたこともあります。子供達は小さかったから手伝ってもらえませんでした。

もちろん家具など重い物の運搬は引っ越し業者に頼みましたけど、荷造りも掃除も全部私が一人でやったのでしてね、そりゃあもう本当に大変だったんです。

前々回の引っ越しの時は、ティーンエイジャーになった息子が腕力を発揮してくれて、男になったなあとお母さんは感心したものですが。今回は、お尻の具合が悪くて重い物は持てません。

引っ越しの度に荷物は増えました。もちろん子供達の持ち物は増えましたけど、一番増えたのは夫の持ち物でした。

うちの夫は、今日しなくて良いことはしない人なので、整理整頓なんていう最もやりたくないことは限界ギリギリまでしないで先延ばしにするんですから、引っ越しの荷造りなんていうのもギリギリまでしないんです。

まあ家の中のものは私がやりますから、仕事部屋にある夫の持ち物も今までは私が荷造りしていたんですが、問題はですね、ガレージにある機械や道具やガラクタ類なんですよ。

これまで住んだ家のガレージは大きくなかったし、長くても2〜3年しか住みませんでしたから、ガレージにたまっていた物の量も現在とは比較にならないんですけど。それでも引っ越しをする度に増えました。

引っ越しの日ギリギリになるまで荷造りをしないでいると時間が無くなり、焦った夫がどうするかと言うと、とりあえずなんでもかんでもプラスチック容器や箱に詰めてしまって持って行くのです。

箱や容器に詰めてしまった物を引っ越し先で整理したり処理したりしませんから、何かが必要になった時に見つけられません。だから新たに買うのです。

もちろん欲しい道具や機械があると買いますし、知人が処分したいという物をもらってあげたりしますし。今住んでいる家には10年住みましたし、車が3台入る広さのガレージにロフト状の物置付きです。

皆さんが想像できないほどの量の物があるんですよ。

今日は義弟(夫の弟)がごみ屋敷ガレージの片付けを手伝いに来るそうです。誰かに手伝いを頼むしかないだろうと思っていましたが、頼んだのは弟でした。

この弟は、夫のガレージがごみ屋敷であることは知っていますけど、実際にどれほどひどいかは知らないと思いますから、来てびっくりするでしょうね。


うちの夫は、昨日ついに仕事部屋のデスクを埋め尽くしていたものの片付けを始めたんですが、しばらくして行ってみたら、

デスクにあった物は、全部箱に入れてありました。

捨てないで持って行くのか…

がっかりしましたよ。

捨てられない人というのは、とことん捨てられないんですね。

いったん箱に入ってしまった物は、次の引っ越しまで箱から出てこないと思いますよ。いつもそうなんですから。

今日手伝いに来てくれる義弟は、腰痛問題を抱えていますので、重い物を動かすのは注意しないといけません。

もちろん、うちの夫も息子も手伝えませんから、義弟だけが頼りです。弟以外に手伝いを頼める人はいないんでしょうかね。

少し片付いてから友人達に助けを求めるのかもしれません。

とにかく、やっと片付けが始まるんですよ。(泣)


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月16日

睡眠不足で体力の限界

「荷造り1日目で足が棒」になって疲労困憊したのなら、その日の夜はさぞよく眠れただろうと思ったら大間違い。

その日の夜は、さすがにすぐに寝付けたんですけどね、夜中の2時過ぎに目が覚めました。12時頃にも1回目が覚めていますけど、2時過ぎに目が覚めた時には2階からガタンゴトンと物音が聞こえましたから、そのせいで目が覚めたのかもしれません。

ホントに眠りが浅いと言いますか、毎晩何度も目が覚めます。

12時頃に目が覚めた時におトイレには行きましたから、2時過ぎの時には行く必要はなかったので、すぐにもう一度眠ろうとしたんですが、

眠れなかったんですよ!

3時を過ぎた頃にあきらめかけ、ニュースでも読むかと思って iPhone を手に取りました。オーストラリアでは、先住民の生活向上のために、政府に政策提言する先住民の代表機関を創設するという政府案についての国民投票が行われまして、反対多数で否決されたんですけど。

こういう硬いニュースを読んでいると、たいてい眠くなって再び眠れるものなんですが、結局全く眠れませんでした。

仕方がないので、5時になってから起きました。睡眠時間は4時間ほどでした。その間に1回起きておトイレに行っていますから、実施睡眠時間はもっと少ない。

いつもブログの記事を投稿するのは朝なんですけどね、朝の時点ではそれほど寝不足を感じていなかったんですが、家事や荷造りを始めると、

たちまち体力の限界!

2時起きは、きついです。


それでも数箱は詰めましたし、クローゼットとかキャビネットとかキッチンの戸棚の中とか、いろいろな所が空になって来ましたよ。

まだ1週間あると言ってのんびり構えているうちの夫も、さすがに昨日は何かするだろうと思っていたんですけど。だって、デスクに山のように溜まっているものをごみ箱に突っ込むのは座っていても出来ますから。

しかし昨日も何もしませんでした。大量の物が手つかずです。

一体どうなるのか、見ものですよ。

引っ越しは20日の金曜日ですが、引越し業者が金曜日には来れなくなったので土曜日になりました。

金曜日の朝に家の鍵をもらいますから、自分達で運べる小さいものは金曜日から運び始めますけど、自分達でと言ってもですね、車の運転ができるのも重い箱を運べるのも私だけなんですから、一日で出来ることには限界があります。

この家の持ち主が義妹(うちの夫の妹)で、土曜日に誰かが家を見に来ることにはなっていますが、この日までに完全に家を空にして明け渡さなければいけないという期限が決まっていないので、夫はのんびりしているんでしょう。

ごみ屋敷ガレージがあんな状態である以上、家を明け渡すなんて出来ないんですから、私は何度でも荷物を取りにこの家に戻って来ることが出来ます。

その点では、プレッシャーがなくて助かりますけどね。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月15日

荷造り1日目で足が棒

前回の引っ越しから10年が経っておりまして、つまり私の身体は10年分老化しているわけでして、いやあ、体力は衰えていますよ。

1日目にして疲労困憊です!

本はすでに箱に詰め終えていたので、箱に詰めないといけないのは本以外のものです。だいぶ持ち物を減らしていたんですが、まだまだたくさんあります。

荷物が重くなり過ぎないように、小さめの箱を使うようにしています。

引っ越しの日までに箱はどんどん増えて行きますから、邪魔にならないように一か所にまとめておかなくてはいけません。

このくらいなら大丈夫と思って詰めた箱も結構な重たさです。「こんなのを持ち上げたら私の腰はヤバイよ」と思いながら慎重にやっていたんですけどね、

やっぱりヤバかった!

しかしね、重い箱を持ち上げたり動かしたり出来るのが私だけなんですから、頑張るしか無いんですよ。私がしなかったら誰がする?

腎臓摘出の手術をしたばかりの夫は、手術後6週間は絶対に重い物を持ったり無理をしてはいけないと言われていますし、3回目の痔の手術からの回復が思わしくなかった息子は、やっと良くなって来ていたのに、先日自分の部屋の片付けをした時に重い箱を持ったり家具を動かしたりしたせいで悪化してしまいました。

医者からは絶対に重い物を持ったりしゃがんだりするなと言われているんだそうです。

ですからね、私が腰の状態に注意しながらボチボチやっているんですけど、まだまだたくさん箱に詰めないといけないものはあります。

膨大な量のうちの夫の持ち物には、まだ全く手を付けていません。まずは、夫が不要な物の処分をしてくれないことには、私は何も出来ませんし。

手術前にやっておくべきだったのに、ほとんど何もしませんでしたからね。

病院から帰って来て以来、毎日のように誰かがやって来るので、夫は毎日出かけています。やって来たお客に、私がお茶を出したり食事を準備したりしなくても良いので、出かけてくれるのは都合がいいのですけど。

昨日は友人のTさんが来たので、ランチを食べて来ると言って出かけました。帰って来てからは、夕方まで寝ていましたよ。

食べ過ぎによる体重の増加が目に見えて明らかです。腎臓が1つしか無いのでね、肥満は大問題になる可能性がありますから、気を付けなくてはいけないんですよ。

それはともかく…

まだ1週間あると言ってのんびりしているうちの夫は話にならないけど、息子は引越し作業を手伝えないことに罪悪感を感じるらしくて、箱を動かしたりしようとするもんですからね、

「アンタのお尻のことはアンタにしか分からないんだからね、間違った判断をしないでよ!今無理をして、またお尻が悪化したらどうするの?さらに数ヶ月を無駄にする気?」と、お母さんは苛立つのでございますよ。


昨日のお昼頃には、うちの娘が帰って来て、まだ残っていた娘の持ち物や、ハイスクールや大学時代のノートやファイルを整理していました。

ほとんどはごみ箱行きでした。

娘の部屋には、義母(夫の母親)や義母の姉などから譲り受けた物がいろいろあったんですけど、それらは私がチャリティーショップに持って行きます。家に置いておいても使わないので意味が無いですから。

義母の姉が叔母から譲り受けたという銀の古いティーポットセットもあったんですけど、うちの娘にとっては大切なものでも何でもないし、使うことも無いし置いておく場所にも困るんですから、処分するのは仕方がありません。

銀製と聞いていましたが、銀メッキ製ですから高価なものでもありませんしね。

まあとにかく、昨日はほとんど一日中ずっと立ち続けて「足が棒のよう」という状態を久しぶりに経験しましたよ。おまけに、娘が帰って来て晩ご飯に和食が食べたいと言うので買い物にも行ったし、お料理中もずっと立っていたわけですから、もうクタクタでした。

引っ越しの日までまだ数日あるので、ゆっくりやっても間に合います。

そもそも、大量の夫の持ち物が手つかずのままになっているんですから、私が焦ることもないんですよ。ホントにもう、どうするつもりなんでしょうかね。

特にごみ屋敷状態のガレージ!

「スキップ」という廃材用コンテナをレンタルして一気に不用品やガラクタを処分すると言っていた夫ですが、一番小さいコンテナが500ドルもすると分かって「スキップ」をレンタルするのは止めたそうです。

じゃあどうやってごみ屋敷ガレージを空にするんでしょうか。

引っ越しまでまだ1週間あると言ってのんびりしていますが、その日までにごみ屋敷ガレージを空にしなくてはいけないとも思っていないようですから、何とかなるんでしょう。

私は知りません。どんなに都合が悪い状況になっても、私はごみ屋敷ガレージの片付けはしませんよ。あれは夫の責任なんですからね。

少し心配しているのは、引っ越し先の家に広いガレージがあるもんですから、使うことのない機械や道具の処分をせずに、ガラクタも含めてあれもこれも全部持って行くことです。

つまり、ごみ屋敷がこの家から引っ越し先の家に移動すること。

可能性はありますよ。

ああ、ごみ屋敷ガレージのことを考えると気が遠くなりそうだから考えない方が良いです。私がしなくちゃあいけないのは、家の中にある物の荷造り。ただし、夫の持ち物は別です。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月14日

引っ越し先決定!

引っ越し先の家が決まりました。

先日から度々話題にしていた、家の半分に西日が入るので夏の暑さが心配な古い家です。

古いですけど、近ごろの家とは違って天然の木材やそれなりの品質の材料を使って建てた家ですから、古くてもしっかりしています。

そして、見学の時に感心したんですが、壊れている場所もなく、汚れが気になる場所もなく、今すぐ住み始めることが出来る状態の家です。

家はとても広々としています。車が2台入る広いガレージもあります。夫の持ち物ですぐにいっぱいになるでしょうけど。

前庭と裏庭に芝生があって草切りをしなくてはいけませんが、量がしれていますからモーターなしの手押し草刈機でも切れます。

私達が借りることが決まってからも、「Open For Inspection」(家を開放して誰でも見学できる日)が今日を含めて2回予定されていましたが、昨晩契約書にサインをして、ボンド(敷金のようなもの)と最初の月の家賃を振り込みましたら「Open For Inspection」は全てキャンセルされていました。

ちなみに、契約書にサインするのもボンドや家賃の振り込みも全てオンラインで行いました。不動産屋の事務所や銀行が閉まっている夜でも出来ましたし、大変簡単で便利でしたよ。


私達が選ばれたのは、きっと誰よりも高い家賃をオファーしたからだろうと思っていました。

近頃の賃貸住宅市場は、事実上の「入札式」になっていると聞きましたから、うちの夫は広告家賃の週550ドルよりもはるかに高い家賃をオファーしたんですけど、結局広告通りの550ドルで借りることになったんです。

しかも、この家賃には水道料金が含まれているんです。

不動産屋から聞いた話では、この家の持ち主は、今回賃貸人が変わる機会に3ヶ月かけて家の修理やクリーニングを行い、カーペットも全て新しくしたそうです。どうやら、欲深い人達ではないようです。

教養があってとても信頼できる人達だと不動産屋の担当者が言っていましたから、それもラッキーでした。

ものすごくたくさんの申し込みが来ていたと聞いていますけど、どうして私達が選ばれたのでしょうかね。

申込書には自分達のことを紹介する欄がありましたから、私達が正直で善良な人達で、賃貸人にふさわしいことをアピールしたわけですけど、選んでもらえてありがたいです。

この人達を選んで良かったと思われるように住みますよ。それはもう絶対にそうします。

引っ越しは20日の金曜日です。今日から忙しくなりますよ。

21日には、今住んでいる義妹所有の家の見学に来る人がいるそうですから、それまでにある程度掃除もしておかないといけませんしね。

腎臓を提供したうちの夫は、手術後6週間は重いものを持つことが出来ませんし、お尻の具合が悪い息子も重い物を持ったりしゃがんだりが出来ませんから、引っ越しの荷造りも片付けも掃除も、この私にかかっているのでございます。

頑張るしかありません!


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月13日

大犬グレートピレニーズ対策

我が家のゲートから大犬が道路に出て来て危険であるという苦情が市役所に寄せられて、市民の苦情に対応する係官が我が家にやって来たのは火曜日の朝でした。

我が家のゲートから道路に出たと言っても、その大犬は北隣り家が飼っている白いグレートピレニーズですから、私達には何の責任も無いことですし、毎日その大犬が敷地内に入ってくるので迷惑しているのは私達です。

そういう事情をうちの夫から聞いた係官が、北隣り家のお母さんに注意した様子でしたから、北隣り家は今度こそ何らかの対策を講じるものと期待していたんですが。

市役所の係官が来た日は、犬達の吠え声をほとんど聞きませんでした。いつもなら朝から晩まで道路に面したゲートのところで吠え続けるのに、なんだか静かすぎて奇妙でしたよ。

犬達は、その日はゲートのところにいなかったのです。大犬は我が家の敷地に一度だけ入って来ましたけど、私がカメラを取りに行っている間にいなくなりました。

時々遠くから吠え声が聞こえましたから、犬達は家の向こう側にあるプールのところの囲いの中にでも閉じ込めていたのかもしれません。あの大犬は汚いので家の中に入れていたとは思えませんけど、もしかしたら家の中に入れていたのかもしれません。

そして、一昨日の朝。

北隣り家のお母さんと別居している夫がやって来たんです。犬のことで相談したんでしょうね。

この日も犬の吠え声は遠くから聞こえただけでした。大犬が我が家の敷地に入って来ることも無かったです。

広い敷地内を自由に動き回れない状態にしていることだけは確かでした。

「別居している夫がやって来たんだから、何か対策を講じたんだろう」と思いながら、大犬がいつも飛び越えて来るゲート近くのフェンスを見に行きましたら、この様になっていましたよ。


下の写真は、これまでの対応。

犬がフェンスを飛び越えないようにするために渡した木の枝は、簡単に落ちたり傾いたりするので、大犬は平気でここを飛び越えていたんです。


模様を切り抜いた鉄板や木の枝でブロックしたせいで、大犬はここを飛び越えられなくなったようですが、そもそも一昨日はゲート付近にいませんでしたからね、道路を歩く人達に吠えかかりながら興奮して追いかけることも無かったわけですけど。

まだルートは残っているんですよ。

ここは、我が家から自分の敷地に戻って行く時に最も頻繁に利用している場所です。フェンスのワイヤーの間をすり抜けるんです。


飛び越えながらワイヤーの間をすり抜けるのは難しいですが、何のためだか分かりませんけどここに鉄骨が置いてありますので、あれを踏み台にすると簡単にワイヤーの間をすり抜けられるのです。

向こう側から我が家の敷地へ入って来ることも出来るはずですけど、それは難しいのでここから入って来る可能性は低いでしょう。


模様を切り抜いた鉄板と木の枝でフェンスを飛び越えられないようにしたのは、何もしないよりはマシですけど、強風が吹いたりしてフェンスの上に渡した枝が落ちれば、再び簡単にフェンスを飛び越えてやって来るだろうと思っていました。

夕方頃になって、久しぶりに激しい吠え声が聞こえたので外を見ると、犬達がゲートのところで誰かに吠えかかっていました。そして、あっと思う間もなく大犬がフェンスを飛び越えて我が家の敷地に入り、開いていたゲートから道路に出たんです。ウーウーと唸り声を上げながら誰かに激しく吠えていました。

急いでカメラを取りに行って戻って来ると、大犬はすでに我が家の敷地に戻って来ていました。


写真を撮ろうとしている私の姿を見ると、慌てて自分の敷地に戻って行きました。戻るのに使うルートはフェンスのワイヤーの間です。


どうやってフェンスを飛び越えたんだろうかと思って確認しに行きましたらね、模様を切り抜いた鉄板が倒れていましたよ。立てかけているだけですから、ちょっと強い風が吹けば倒れます。

あんな中途半端な対策では、不十分だということです。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月12日

賃貸住宅市場は入札式

引っ越し先の家探しが難航しています。

理由の1つは、うちの夫が勤めるツールショップから徒歩圏内という限られたエリアで探しているせいです。そのエリアには賃貸物件が少ないのです。

昨日は寝室が2つのアパートを見に行きましたけど、小さ過ぎましたし暗過ぎました。そこに自分達が住むことを想像した時に気持ちが沈むようでした。真新しいアパートでしたけど。

バスか電車が利用できるエリアも探していますが、住みたいと思えるような家で家賃が私達に払えるような物件は少ないです。

こうなったら、自転車で通勤出来るエリアにも範囲を広げないと無理かもしれません。ツールショップにできるだけ近くて、早朝の道路が暗くなければ、夫はまだ自転車で通勤できるのではないかと思います。

夫の目は、暗いとよく見えないので危険なのですよ。

先日賃貸契約の申込書を出した家ですけど、「Open For Inspection」(家を開放して誰でも家を見学できる日)に見学に来た人の数がすごかったので、相当たくさんの申し込みが来ているだろうとは想像できるんですが、2回目の「Open For Inspection」が今日予定されています。

2回目をする必要が無いくらいたくさんの申し込みが来ているはずだと私は思っていたんですが、なんと3回目が今週の土曜日に、そして来週には4回目も予定されているんですよ。

不動産屋の担当者が処理できないほどたくさんの申し込みが来るだろうと思います。最近は平均すると1つの物件あたり20くらいの申し込みがあるそうですが、すでにそのくらい来ているはずですよ。

どうしてこんなにわざわざ時間をかけて4回も「Open For Inspection」をして、よりたくさんの申し込みが来るようにしたいのか。

それはですね、どう考えても、申込者からの自主的な家賃の競争入札を狙っているからです。

賃貸住宅の数が不足していて、家探しに苦労している人が大勢いますからね、賃貸契約を勝ち取るためには、より高い家賃をオファーするしか無いんですって。

不動産屋も家主も、家賃の入札を勧誘したりリクエストすることは出来ません。それは違法ですから、そんなことをちょっとでも言ったら罰せられます。質問しても、そういうことをやっているとは言いませんよ。

しかし、申込者の方から自主的に提案されたより高い家賃を受け入れることは、ヴィクトリア州では違法ではないので、不動産屋も家主もそれを狙っているのです。

家を売る時には、入札式よりも競りにかけるオークション式の方がより高い値段で売るには効果的ですが、賃貸の場合はそういうことをしちゃあいけないことになっているのですけどね、オークション式は不可能でも事実上の入札式になっているということですよ。

より高い家賃をオファーした人が勝つのです。経済力のある人が得をする世の中なんですよ。悔しいけどそれが現実。

ですからね、私達が申し込んだ家は広告家賃が週550ドルですけど、550ドルで借りるつもりで申し込んでも、

勝てるわけがないんですって!


うちの夫は、より高い家賃をオファーしたそうです。オファーした後で、その額では勝てないと思ったらしく、さらに高い額の家賃をオファーしたそうです。

その額を聞いて、私は「あの家にその家賃は高過ぎる」と言いましたが、夫は「家じゃあなくて、あの場所の便利さに対して払うんだ」と言いました。

場所のことだけを言えば、あれ以上の物件はなかなか見つからないでしょう。夫は歩いて通勤できるし、電車やバスも利用しやすいし、息子の仕事探しにも選択肢が広がります。とても静かで騒音問題とは無縁のようですし、ショッピングスクエアも病院も近いです。

夫がオファーした家賃の額が他の申込者に勝てる額かどうかは分かりません。どのくらいの額にすれば勝てそうかとか、そんなことを不動産屋の担当者に相談することも出来ませんしね。

他の申込者があれ以上の額をオファーしていないことを祈るだけですよ。

これはもう、まさに「入札」です。

私達が勝てそうじゃあなかった場合に、もう少し値上げするといいよと教えてくれる内部関係者がいるといいんですけどねえ。いやあ、競争入札に関わる不正が起きるのも納得の心境です。

あの額でダメなら他を探すしか無いです。

厳しいですよ。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月11日

苦情で市役所の人が来た!

昨日の朝、紺色のユニフォーム姿の女性が我が家にやって来ました。警察官かと思いましたが、警察のユニフォームではありませんでした。クリップボードに書類を挟んだものを持っていました。

うちの夫が玄関に出て対応したんですが、

「よく来てくださいました!あなたが来てくださって本当に良かったです!」

と大声を出しているのが聞こえましてね。

何事かと思いましたら、その女性は市民からの苦情に対応する市役所の係官だったのですよ。我が家のゲートから白い大犬が道路に出て来て危険だという苦情が市役所に寄せられたので、その件で来られたんです。

私達は犬を飼っていませんが北隣り家が3匹飼っていて、そのうちの1匹の大犬グレートピレニーズが毎日のように我が家の敷地に侵入して来るので困っていることを、うちの夫は説明したそうです。

北隣り家に苦情を言ったら「あの犬は大き過ぎるから」と言われただけで、かれこれ半年以上も放ったらかしであることも係官に話したそうです。

フェンスのところに一緒に行ってもらって、どこから侵入しているのかも見せたそうです。フェンスの有刺鉄線にいっぱい白い毛が引っかかっているのが明らかな証拠ですが、実際に侵入しているところの写真はないかと言われました。

無いんですよ、これが。

何度か写真は撮ったんですけど、最近削除してしまったんです。ご近所とのトラブルに関しては、証拠の写真は重要ですからね、保存しておくべきでした。

今度入って来た時に撮ります。我が家のフェンス沿いに人々を追いかけて吠えかかっている動画の方がいいかもしれません。


市役所では、「犬の吠え声がうるさい」という程度の苦情ではなかなか動いてくれませんが、「犬が道路に出て来て危険だ」という苦情にはこのように迅速に対応してくれるようですよ。

我が家の前の道路を犬の散歩や通学などで利用している人達は、いつも我が家のフェンス沿いに追いかけて来てワンワンと吠えかかる白い大犬には閉口しているはずですし、恐怖を感じている人も多いと思います。

その大犬が道路に出て来て吠えかかれば、そりゃあ市役所に苦情を言う人も出てくるでしょう。私は自転車に乗った若い男性が大犬に飛びかかられそうになったのを目撃しましたけど、あのような事があると警察に通報するかもしれません。

大犬が道路に出たのは、我が家のごみ出し用ゲートを私達が開けっ放しにしたせいです。あの大犬は、毎日何度も我が家の敷地に入って来ますから、その時に開いていたゲートから道路に出たのです。

飼い犬が道路に出るということは、飼い主が管理責任を果たしていないということです。今回の場合、犬が道路に出たのは自分達のせいではなくて、隣人(私達のこと)がゲートを開けっ放しにしたからだという責任逃れは通用しません。

私達には自分の家のゲートを開けておく権利があるんですし、他人の飼い犬の管理責任は無いですからね。

その係官は、この問題に関して実際には何も出来ないとおっしゃったそうですが、うちの夫と話をしている時に北隣り家のお母さんが例のメタリックオレンジのスポーツカーで出て行こうとしたのを止めて話をしていたそうですから、注意をしたはずです。

常識のある人なら、市役所の係官がやって来て注意をされたら、犬が敷地の外に出るのを止めるための何らかの対策を講じるはずですよねえ。フェンスをもっと高くして大犬が我が家の敷地に入らないようにすれば解決することですよ。

何億円もする北隣り家を買った人達ですから、フェンスを少し高くするくらい簡単なことだろうと思うんですけど。

吠え声についてはどうしようもないらしいので、ご近所の皆さんはこれからもあの大犬の吠え声には悩まされ続けるわけです。私達はもうすぐ引っ越すので、この悩みからは開放されます。

3月に引っ越して来た最初の日以来ずっと、大犬グレートピレニーズが我が家の敷地に毎日入り続けていることを知りながら何もしなかった北隣り家ですが。

さあ、どうするんでしょうか。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月10日

腎臓摘出後のハイテンション

健康な腎臓を必要としているどこかの誰かに自分の腎臓を1つ差し上げたいと希望したうちの夫の話は、これまで2年間にわたり繰り返しこのブログで話題にして来ました。

ついに手術日が決まってからは、度々この件について書いていたんですが、患者さんに身元が特定されてはいけないのでブログに手術日を書いてはいけないと言われましてね。

慌てて記事を書き直したりしたという話を、先月の「腎臓提供者は名前を明かさず」という記事に書いたんですけど。

実はですね、うちの夫はすでに手術を終えて家に帰って来ています。入院していたのは実質3日間だけなんですよ。さすがに3か所穴を開けるだけの内視鏡手術というのは回復が早いんだなあと思ったら、やっぱりお腹は切っているんです。

そんなの当たり前でしょう!

と言われました。

いやあ、私はこういうことに無知なものですから、夫が「3か所穴を開けるんだ」と繰り返し言うから、「一体どうやって穴から腎臓を取り出すんだろうか」「穴の1つは大きいのだろうか」「穴から取り出せる特別な器具を使うんだろうか」などと、不思議に思っていたんですよ。

そりゃあそうですよね、切らずに取り出せるわけがない。

開腹して行う場合は30センチくらい切開するらしいですけど、実際に取り出すまでの措置を内視鏡を使って行うと、手術時間は長くなるものの傷が5~6センチと小さくて済むので、身体への負担が少なく回復も早いということでした。

ということで、うちの夫のお腹には3つの穴と5~6センチの傷があるのでございますよ。ゆっくりですが普通に歩けるし、普通に食べるし、おトイレも普通に行っています。

1つ残った腎臓は、ちゃんと機能しているようです。

病院から帰って来た時、スーツケースに入っていたものを出したり片付けたりするのは、うちの息子がやっていました。

スーツケースに入っていた衣類を夫のベッドに出しておいたと息子が言うので、洗濯しないといけないものは洗濯機に入れておいてちょうだいと私が言いましたらね、「洗濯が必要かどうかは臭えば分かる」というような意味のジョークを夫が言ったんです。

まあ、いつもすぐに面白いことを思いついて言うんですけど、そのジョークで私達は大笑いになりまして。

それがいけなかった!

笑いを堪えられず、痛みに悶絶しながら「笑わせないでくれ!」と夫は言うんですけど、笑わせるようなことを言ったのは夫です。

お腹を切ってまだ3日しか経っていない人が大笑いすると、相当痛いらしいですよ。おまけに、心配していた通り花粉症のくしゃみも時々出るもんですから、くしゃみが出る度に「ううううう」とうなっています。


そんな夫ですが、病院から帰って来た日に最初にしたことは、例の家の賃貸契約の申込書を提出することでした。古くて夏の暑さが心配だけどツールショップに近くて歩いて通勤ができるあの家です。

申込書が終わった後は、いろんな人に電話をしておしゃべりに忙しかった夫ですが、自分のベッドでしっかり眠った翌日。

まだお腹は痛そうだし普通に動くことは出来ないわけですが、なんだかもう元気百倍の様子で。夫は、息子に車を運転してもらってある所に行ったんです。

どこに行ったかと言うと、

勤めているツールショップ!

スタッフがちゃんとやっているかどうか見に行くと言って。本当は「腎臓摘出手術をホントに受けて来たぞ!」というのを見せたかったんじゃあないかと思いますけどね。

もしかしたら、私達に見せたようにスタッフにもお腹の傷(ガーゼで覆われていますけど)を見せたかもしれませんよ。あの人はやりかねません。

スタッフの皆さんには、「こんなところで何してるんだ!」「来るんじゃない!」「家で休んでろ!」と言われたそうです。

その後、賃貸の申込書を出したあの家を見に行ったそうです。

家を出る前にその家を見て来るとは言っていましたけど、巻き尺を持って行って家の大きさを測って来るとか言うんですよ。そうすれば、どの家具を持って行けるか、どこに何を置くかを決められると言うのです。

「私達が借りられるかどうかも分からないのに、家の大きさを測っても意味が無いでしょう!そもそも家の中には入れないのに、家の外側を測る気なの?バカなことはやめて!」と私は言ったんですけどね。

ホントに夫の思考回路は、時々理解不能です。

家は外からだけ見たそうです。静かでキレイで良い場所で、大変気に入ったそうですよ。貸してもらえるといいのですけど。

夫は、その後一度家に帰ってから、今度は父親とランチを食べに出かけました。そして、食事をしたカフェレストラン併設の店で買い物までして帰りましたよ。

それから晩ご飯の頃までずっといろんな人に電話をかけまくってしゃべり続け、夕方には、東隣りのテイラーさんとおしゃべりをしに行きました。

すごいですねえ!

腎臓摘出手術から4日目でこんなにアクティブに行動できるなんて。内視鏡を使った手術だったからですよ。

今朝はさらに元気いっぱいです。

昨晩は頭が冴えてしまって全く眠れず、ずっと起きてパソコンで何かやっていたらしいです。双極性の「躁モード」が始まっているのではないかと、私は気になっています。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月9日

臆病な大犬と飼い主の責任

臆病な大犬というのは、北隣り家が飼っている白いグレートピレニーズのことです。その犬は、私よりも大きいです。

北隣り家が飼っている3匹の犬のうち、小さな茶色い犬は娘さんが散歩に連れて行っているようですが、この大犬グレートピレニーズと中型の白いスピッツは散歩に連れて行ってもらえません。

スピッツを散歩に連れて行ってやらない理由は分かりませんが、この大犬グレートピレニーズは、北隣り家のお母さんや娘さんには大き過ぎて散歩に連れて行くのは体力的に無理なんでしょう。

このグレートピレニーズとスピッツの2匹は、北隣り家の広い敷地内を自由に動き回ることが出来るようですから運動不足にはならないでしょうけど、道路を飼い主と一緒に散歩している他の犬達が気になってしようがないんですよ。

毎日、道路に面したゲートの近くにいて、道路を歩く人達や散歩をする犬達に吠えかかるんです。吠え声は早朝から夜遅くまで聞こえます。

グレートピレニーズは、身体が大きいだけあって吠え声も大きいです。メスかと思っていましたがオスでした。北隣り家が引っ越して来た頃よりもさらに大きくなったように見えます。

スピッツはそれほど敵対的ではないのですけど、グレートピレニーズは吠えかかるだけではなくてウーウーと歯をむき出して唸ったりもするので、怖い犬だと思っていたんですが。

私の見方は変わりました。今では恐ろしくも何ともないです。

この大犬はね、

とっても臆病なんです!

私に向かって吠えている時に私が近寄るように動くとすぐ逃げるので、臆病なのかなあとは以前から思っていたんですが、ある日を境に犬の態度が変わったんです。

この犬は、毎日我が家の敷地に何度も入って来て、我が家のフェンス越しに道路を歩く人達を追いかけて吠えかかり、ついでにおしっこやウンチをして行くもんですからね、ある日うちの夫が大声で怒ったんですよ。

その日を境に、犬の私に対する態度も変わりました。私の姿を見ると慌てて帰って行くようになったんです。最近はもう玄関のドアが開く音が聞こえるだけでハッとふり向き、私の姿を見ると「やばい!」という感じで走って帰ります。

私の姿が見えなくても、「おい!」と叫ぶだけで慌てて帰って行きますよ。どうせすぐにまた戻って来るんですけど。

実は、北隣り家のゲートのすぐ近くには、我が家の小さなゲートもあるんです。ごみ収集容器を道路に出す時に使うゲートです。

先日、ごみ容器を出した後、私はこのゲートを開けっ放しにしておきました。我が家の敷地に侵入した大犬がそこから道路に出たら、北隣り家もさすがにフェンスをなんとかするんじゃあないかと思って。

ところが、ゲートはいつの間にかしっかり閉めてありました。何度か開けっ放しにしてみたんですが、必ず閉まっていました。北隣り家の人が閉めていると思います。

やはり、あの大犬が開いているゲートから道路に出ているんだろうと思いました。

そこで昨日、再びゲートを開けっ放しにして様子を見ていたんです。ちょうどタイミング良く、散歩の女性がこっちからやって来ました。

グレートピレニーズはすぐに気づいて吠え始め、フェンスを飛び越えて我が家の敷地に入って来ると、フェンス沿いに女性を追いかけて吠えていましたが、ゲートが開いているのに気づいて道路に出たんです。

「やばいかも!」と一瞬心配したんですが、グレートピレニーズは道路に出てもゲートの近くから離れなかったんです。女性に向かって吠え続けましたけど、ゲートの近くから吠えているだけでした。

私はゲートを閉めました。もうグレートピレニーズは入って来れません。

さあ犬はどうするだろうか?

自由にどこにでも行ける状況でしたがね、どこにも行かなかったです。

ずっとゲートの外側にいて、そこから道路を歩く人々に吠えていたのですよ。いつもやっているのと同じことをやっていただけ。

何だそれ…

しばらくして、北隣り家のお母さんが例のメタリックオレンジのスポーツカーで帰って来た時に開けたゲートから戻って行きました。


ゲートから外に出ても、どこにも行かなかったのには驚きました。

私達はもうすぐ引っ越しますから、犬のことはどうでもいいと思っていますけど、グレートピレニーズは毎日フェンスを跳び越えて敷地内に入って来ますからね、この家の新しい住人との間でトラブルになることは確実です。

解決方法は、入ってこれないようにフェンスをもっと高くするしか無いと思いますが、それは北隣り家の責任です。

いつだったか、うちの夫がこの北隣り家のお母さんと別居中だと言う男性と話をした時、うちの敷地に入って来て困っていると苦情を言うと「あの犬は大き過ぎるからなあ」と言っただけだったんですけど、北隣り家の人達は犬が近所に迷惑をかけているという意識が無いようです。

ホントに困ったことです。

夕方、薄暗くなり始めた頃に私はまたゲートを開けておきました。そして家の中から様子を見ていましたらね、こっちからヘッドライトを付けた自転車がやって来たんです。

若い男性でしたが、もちろんすぐにそれに気づいたグレートピレニーズはフェンスを飛び越えて我が家の敷地に侵入し、フェンス沿いに男性を追いかけながら吠えていましたが、開いていたゲートから勢いよく飛び出して、自転車の男性に飛びかかろうとしたんですよ。

自転車も速度が出ていますから飛びかかりはしなかったし、グレートピレニーズも男性を追って行かなかったですけど、やはり危険だと思ったのでゲートは閉めました。

しかしね、我が家にはもう1つのゲートがあるんです。車での出入りに使うゲートで、そこは常に開けっ放しです。グレートピレニーズはそこからならいつでも簡単に道路に出られるんですよ。

そのゲートから外に出て、もしものことがあったとしても、私達の責任ではないです。

まあ、あの犬は臆病だから人を襲ったりはしないと思いますけど、犬は犬ですからね、何が起きるか分かりませんし。

北隣り家の人達も、我が家のゲートが何度も開けっ放しになっていたのは、意図的だったと気づいたはずですよねえ。

そして、グレートピレニーズは何度も道路に出たはずですからね、何らかの対策を考えるのが犬を飼う者としての責任だと思いますよ。

それとね、飼うのならやっぱりしつけをしないといけませんよ。他の犬や家族以外の人達との付き合い方を学ばせないとだめでしょう。そうしないと、あのグレートピレニーズはゲートのところで吠え続ける一生です。


お帰りの前に1クリックを!




2023年10月8日

競争率が高過ぎる賃貸市場

今日もまた家探しの話でございます。

例の第1候補の家は不動産屋が私達を賃貸人に選んでくれて、私達だけが家の見学もさせてもらえましたから、あとは契約書にサインをするだけだと思っていたんですけどね、家の持ち主が認めてくれないものですから。

まだあきらめなくても良いと不動産屋の担当者は言ってくれますが、もう無理だと思いますよ。

家の持ち主は、早急に「Open For Inspection」という誰でも家を見学できる日というのをやって、もっと大勢の借り手候補者を探したい意向だそうです。私達に貸したくないから別の人を探すんでしょ?

この家が賃貸物件として出てから1ヶ月以上が経ちますがね、これまで一度も「Open For Inspection」が出来なかったのは、住んでいた弁護士の女性が拒否していたからです。

まあとにかく、家の持ち主が私達に貸したくないと思っている以上、もうあきらめるしかないでしょう。

この家以外にも申し込んだ物件はありますが、管理している不動産屋から連絡さえもらえないうちに物件はウェブサイトから消えました。私達は選ばれなかったということです。

メルボルンは、住宅価格が高騰して平均的収入の人達にはもう手が出ない状況ですが、賃貸住宅は需要に供給が追いついていないので、市場は完全に持ち主に有利な状況です。競争率は高いんです。

昨日の記事に、ツールショップから徒歩圏内に1軒の古い家が賃貸に出たので申し込みを考えているという話を書きましたが、キッチンが西に面していて夏の暑さが思いやられる家ですが、昨日の午後「Open For Inspection」が行われたので息子と2人で見学に行って来ました。

グーグルマップで場所をしっかり学習して行ったんですけど、その家を見つけるのは簡単でしたよ。

だって、

ある1軒の家の前に人の群れが!

これまで賃貸物件の見学に行ったことは何度もありますがね、あんなに大勢の人が来たのは初めてですよ。

見学ができる時間は15分間だけ。私達はスタート5分前に着いたんですけど、その時すでに20人以上いましたが、続々と人がやって来て家の前の道路には向こうの方までずらりと車が停まり、玄関には長蛇の列が出来ました。

家の中はすれ違うのにも苦労するほどの大混雑。

そんなに大勢の人が見に来るほど素晴らしくてステキな家…じゃあないんですよ!

ごく普通の古い家なんです。建具とか照明機器は、いかにもといった古いデザインで、バスルームなんて花柄付きのピンクのタイルだったし、シャワーやタオル掛けや鏡などは金色でした。

今流行りのインテリアとは大違いで、あらゆるところが木製でした。窓にはブラインドじゃあなくて分厚い布のカーテンが掛けてありましたし。

その分厚い布のカーテンは、キッチンの西向き窓にも掛けてあるんです。

あのキッチンは、どう考えても夏はオーブンのように暑くなりますよ。そして、あのカーテンは油で汚れるでしょうね。あんなガスコンロに近い窓に分厚い布のカーテンなんて、ちょっと普通なら考えられませんけど、西日のせいで必要なんでしょう。

家が南北に細長く、半分が西向きです。ダイニングルームもバスルームもトイレも洗濯室も寝室の1つも西向きで窓がありますから、それらの部屋も夏は暑くなると思います。

それでも何とかなると思ったのは、その家には水冷式クーラーがあったからです。水冷式クーラーは、昼間に使ってもちっとも涼しくならないし、湿度が上がるのでむしろ蒸し暑くなるのですけどね、日が沈んだ後はかなり涼しくなりますから。

2階の寝室が耐え難い暑さになると聞いている第1候補の家よりも住みやすいだろうと思ったんです。それに、第1候補の家よりも夫が勤めるツールショップに近いし、ショッピングスクエアにも近いし、家賃も安いです。

早速申し込むことにしましたが、昨日あの家を見に来た人だけでも数十人はいたんですよ。世帯数で言っても20世帯は来ていたでしょう。それなのに、今週2回目の「Open For Inspection」が予定されているんです。

一体何十人が申し込むのでしょうかね。こんなに競争率が高くて、もしも私達が選ばれたら、それはよほどの幸運か何かですよ。まあ幸運を祈りながら申し込みますけど。


この家以外にもう1軒、ツールショップから徒歩圏内に小さな家を見つけました。その家はかなり小さいですけど寝室は3つありますし、主寝室と居間にはエアコンがあります。

問題はキッチンです。安物のガスコンロとオーブンが一体化したやつが置いてあるんですが、あれはねえ、料理中にキャビネットとの隙間に食べ物が落ちるから掃除が問題になるんです。

ビルトイン式だと隙間が無いですから掃除が問題になったりしませんが、置いてあるだけだから隙間があるんですよ。

料理中には鍋やフライパンから汁や油が散ったり、炒めている野菜がこぼれたりするでしょ?そういうのが隙間に落ちますからね、それを掃除するのは難しいんです。

それでも、徒歩圏内にある数少ない賃貸物件ですから、その家にも申し込むと思います。白を基調にした今風のインテリアに最近リフォームしたんだそうで、見た目はいいです。だから、この家も競争率は高いでしょう。

引っ越す家が見つかるんだろうかと、心配になって来ます。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月7日

悪い予感は確信に

「悪い予感と家探し」という記事に書いた件ですが、第1希望の家を見学させてもらえた後、その家を借りたいという意志を伝えて、後は契約書にサインをするだけとだ思っていたら、家の持ち主が私達の経済状態に不安があると言い出したらしいんです。

我が家の世帯収入は、現在に限って言うと夫の月給だけですから賃貸契約の申込書にはそのように書きましたが、今住んでいる家の家賃とその家の家賃はそれほど違いませんし、うちの夫の月給だけでその家賃を払うことに問題は無いと思うんですけど。

家の持ち主が問題があると言うんですから、夫の月給以外にも実際にはこれだけの収入があったということを説明したのが月曜日です。その後ずっと連絡はありませんでした。

昨日やっと不動産屋の担当者から連絡の遅れを謝罪するメールが来ましてね、この家の持ち主が「Open For Inspection」をしたいと言っていると分かったんです。

「Open For Inspection」というのは、賃貸に出している家を開放して誰でも家を見学できるようにすることです。

私達が申込書を提出したのはほぼ1ヶ月前ですよ。不動産屋の担当者からは好意的な反応をもらっていて、先週の水曜日には私達だけが見学をさせてもらえたんです。これでもう決まりと思ったのに。

「Open For Inspection」をするということは、もっと多くの申込者を見つけたいということです。その中から借り手を選びたいということですよ。つまり、もう私達にはチャンスが無いの?

不動産屋の担当者はそうは言っていません。私達を推しているそうです。しかし、家の持ち主が私達に貸したいと思わないから「Open For Inspection」をして別の借り手を探したいんでしょ?

何だそれ…

おそらくね、家の持ち主が私達に貸したくないのは、私達の経済状態に関する不安以外に何か理由があるんですよ。

そのように思われるのは心外です。


別の家探しはしています。うちの夫が勤めるツールショップから徒歩圏内に貸家が1軒出たので、申し込みを考えています。

古い家です。ボロではないですが、おしゃれな感じはゼロです。古い家によくある間取りで、キッチンもダイニングも居間も全部が個別の部屋になっていて、壁やドアがいっぱいあるデザインの家です。

大きなガレージがあるのはうちの夫には都合がいいでしょう。

キッチンの大きな窓に分厚いカーテンが掛かっているのを見て「何故?」と思いました。よく寝室に付けるような分厚いカーテンです。調べてみると、この家のキッチンは西向きなんですよ。

日が沈むまで窓から西日が差し込むはずです。夏は暑さが問題になるでしょう。だからあんな分厚いカーテンをキッチンに付けているのですよ。しかもキッチンの天井にはファンが付けてありますから、以前にこの家に住んだ人にも暑さは問題だったのです。

エアコンは1台もありません。

暑さに弱い私が、この家で暮らしていけるのか不安です。一戸建ての家ですからね、草切りをしなくてはいけない庭もありますし。

しかし、この家は今まで見つけた中で最もツールショップに近いのですよ。夫の通勤はラクなはずですけど。

家探しはなかなか上手く行きません。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月6日

インド人と無言電話と失礼な私

オーストラリアで「ランドライン」(Landline)と呼ばれる固定電話ですが、皆さんのお宅ではまだ使っていらっしゃいます?

2〜3年前に固定電話を使っている世帯は、オーストラリア国内の全世帯の5割だとかいうニュースを聞いた覚えがありますので、今ではさらに減っているでしょうね。

我が家には固定電話がありますけど、電話をかけるのに使うことはありません。固定電話に電話がかかってくることは時々ありますけど、99%以上の確率で詐欺電話か無言いたずら電話です。

ジェフリーだとかメラニーだとかアングロサクソン系の名前を名乗るインド訛りの英語を喋る人が、だまして金を取ろうとしていることが見え見えの場合がほとんどです。

無言電話という子供のいたずらも多いです。学校が休みになると増えます。退屈している子供達の遊びになっているんですね。

迷惑電話は一時期あまりに多かったので、私もいろいろ対応を試みたのですけどね、固定電話を使う人が減って来たのに伴って迷惑電話も減りましたが、今でも時々かかってきます。

固定電話が鳴ると自動的に「インド人か無言電話」と思うので、一応電話には出ますけど、近頃はもう何も言わないことにしています。

無言で出て、とりあえず向こうからどういう音がしてくるかを聞くのです。最初にカチャカチャと機械音がしてから人の声がするようなのはすぐに切ります。

無言いたずら電話の場合は、すぐに切ると相手に都合が良すぎると思うので、相手が電話をしたことを後悔するような脅しを言ってみたり、こちらも無言で電話を長引かせたりすることもあるんですけど、普通はすぐに切られます。

まあとにかく、何も言わずに無言で出て、すぐに切るのが一番いいです。ストレスがたまりません。切った後で「バ〜カ!電話してくるな!」と言うのがお決まりのパターンです。

そんな昨日のお昼過ぎ、また固定電話が鳴りました。

いつものように、無言で電話に出ました。そして、向こうからどういう音が聞こえてくるかに耳を澄ませました。

1〜2秒の沈黙の後、思わず「バ〜カ!」と言って切ろうとした時、明らかに困惑している様子の女性の声が聞こえました。

「あの… 私はナニナニ病院のナントカという者ですが、コレコレの理由でこの番号に電話をかけさせていただいているのですけど、あなたは誰々様(うちの夫の名前)の奥様でいらっしゃいますか?」
「(うわあ!マジ?)はい、そうです、失礼しました!」

電話の女性はですねえ、うちの夫が腎臓提供の件で入院する病院の方で、届け出ている個人情報が正しいことを確認するために電話をして来られたんですよ。

夫の生年月日や住所の確認、民間の健康保険に入っているかとか、いろいろなことを聞かれましたが、病院に入院する時にはこういう電話がかかって来るものなんですか?びっくりしましたよ。

私はねえ、「インド人か無言電話」と思い込んでいる固定電話には、その時の気分次第で「もしも〜し」と日本語で出たりね、相手をバカにするような調子で「イェェェ〜ス?」って言いながら出たりすることもあるんですけど、いやあ「バ〜カ!」とか言わなくてよかったわ。

無言で出たのもちょっとアレですけど…

だからといって、これからはちゃんと正しいマナーで固定電話に出ようとは思えないんですよ。だって99%以上の確率で迷惑電話なんですから。

引っ越したら、固定電話はもう付けません。

病院からの連絡は携帯電話にしてくださるようにお願いしておきました。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月5日

「スキップ」という廃材用コンテナ

引っ越し先の家はまだ決まらなくても、引っ越すことは決まっているので、私達は準備をしなければいけません。

私の持ち物の処分は終わりました。元々たくさん物を持っていませんでしたけど、本はほとんど全部処分して、本当に必要なものと残しておきたいものだけを箱に詰めました。

あれもこれも思い切って捨ててしまったら、後からどんな気持ちになるだろうかと少し心配しましたが、スッキリしましたよ。

うちの娘はすでに家を出ていますから、ほとんど持ち物は残っていません。大量にあった本のうち、娘がもらいたいと思う本はすべて箱に詰め終えました。数箱あります。いずれシェアハウスではなくて自分一人の家に住むようになったら、本棚に並べるのでしょう。

息子も断捨離をして、持ち続けたいものだけを箱に詰め終えています。

残っているのは、うちの夫の持ち物ですよ。

しかも大量です!

木を切ったり草を切ったりするための道具は、これからも必要だということで、夫の父親が昨年の8月に売りに出していまだに売れていない家の物置に持って行きました。

「そんな所に持って行って、家が売れたらどうするの?」と私は思いますけど、そこ以外に置いておくところは無いかもしれませんし、基本的にその家の敷地内のメンテナンスに使うんですから、その物置に置いておくのは理にかなっているかもしれません。

トラックやトレーラーは、勤めているツールショップの駐車場に置いておくと言っていますから、トラックを売るという話は無くなったわけです。

息子がいつか家を出たら、トラックを運転してくれる人はいなくなりますよ。私はもうトラックの運転だけはイヤですからね。トラックを運転してくれる人がいないと、草切りや木を切りに行くことは出来なくなります。

まあ、その頃には夫の目はさらに見えなくなっているでしょうから、そうした仕事が出来なくなれば、道具もトラックも持っている意味が無くなるわけですが、それはまた後で考えましょう。

とにかく、道具をその家の物置に持って行ったので、ごみ屋敷状態だったガレージが少しは片付いたのかなあと思って先日見に行きましたらね、私には何が減ったのか全く分かりませんでしたよ。そのくらいまだ物で溢れ返っています。

いったい全体どうするつもりなんでしょうか。私が何か言うと怒るので、ずっと無視し続けて来ましたが、さすがに夫も考えたようです。

私は以前に何度か「スキップ」という廃材用コンテナを借りることを提案したんですけど、結局そうすることにしたそうです。

「スキップ」とか「スキップ・ビン」とか呼ばれるのは、下の写真のような鉄のコンテナで、要するにダンプトラックの後ろの部分だけのようなものです。

サイズも形もいろいろあります。もっと浅いのや深いのや、細長いのやいろいろです。捨てるごみの種類によっても形が違ったりします。下の写真のタイプは、重いものを入れやすいスロープ付きです。


レンタル料金には、これを依頼人が指定する場所までトラックで持って来てくれて、指定日に持って帰ってくれて、それをごみ廃棄場に持って行って廃棄する料金が含まれます。

ごみの種類やコンテナのサイズによっても料金が違います。

一般家庭が引っ越しをする際に出るごみの場合は、様々な種類のごみが混じるタイプを頼みます。分別したりする必要がなく、箱に入れたり袋に入れたりする必要も無く、捨てたいものをそのままそのコンテナに投入するだけです。

コンテナがいっぱいになるまでどれだけでも入れられます。「スキップ」は、ごみや不要品を捨てるのに最も簡単な方法なんです。

これまでは、トラックやトレーラーにごみを積んで自分達で廃棄場まで捨てに行っていましたけど、夫はもう車の運転が出来ないんですし、とにかく処分しなくちゃあいけない物の量が多過ぎるんですからね、夫も自分の力ではどうにもならないことを自覚したのでしょう。

私は「スキップ」を借りるしか他の方法は無いと言って来たんですよ。ところが、夫はスキップは高く付くからどうのこうのと決して賛成しませんでしたが、私が言っていた通りになりましたよ。

一人ではどうにもならない量ですからね、おそらく息子の助けも借りてガレージにあるものをこの「スキップ」に捨てるのでしょう。私も手伝わないわけには行かないでしょうね。私には手伝ってもらいたくないかもしれませんけど。

腎臓提供の手術が終わって落ち着いてからすると言っていますから、それまでにまた気が変わる可能性はありますが、とりあえず、ごみ屋敷ガレージが何とか片付くかもしれないという見通しが立ったことは良かったです。


ホントはねえ、ガレージの中を写真に撮って皆さんにお見せしたいくらいの気持ちなんですけど、それはやはり夫に失礼かなと思って我慢しています。

「ごみ屋敷」を取り扱ったアメリカのTVシリーズ「Hoarders」(ホーダーズ)というのを、皆さんご存知ですか?どのエピソードも見るとツラくなるんですが、オーストラリアにお住まいの皆さんはSBSオンデマンドで見ることが出来ますよ。

「Hoarding」(ホーディング)というのは、ものを溜め込むという意味ですが、「ごみ屋敷」を作ってしまうのは「Compulsive Hoarding」(コンパルスィヴ・ホーディング)という障害です。

日本語では「強迫的ホーディング」とか「溜め込み症」と呼ばれるようですね。持ち物を捨てたり手放したりすることが継続的に困難になることで、居住空間に度を越した量の物品を収集してしまうのです。

しばしば、収集したものを処分することに不安や苦痛を感じるために、手放すことが出来ません。

価値のある無しとは関係なく収集し、次第に膨大な数の品物を保管したり溜め込みますから、本人や家族、近所の住人にとって著しい苦痛や機能不全を引き起こすことになります。

うちの夫の母親はその傾向がありましたが、彼女の場合は溜め込むというよりも捨てられないという感じでした。家の中は片付いていましたが、物置に大量のものが保管してありました。

夫は、そんな母親のことを批判するくせに、母親以上に捨てられない人なのですよ。

次々に買って来るだけではなくて、誰かが処分したいというのを聞くと人助けだと言ってもらって来るので物が溜まるわけですが、とにかく捨てないんですからね。

何事も「今日しなくても良いことはしない」という人ですが、自分にとって重要ではない「整理整頓、片付け、不要品の廃棄」といった仕事は先延ばしにしますから、ごみ屋敷化するんです。

そんな人が「スキップ」をレンタルして物を捨てられるかどうかですが、先延ばしにできない状況で切羽詰まっていれば捨てると思います。

家探しに時間がかかって切羽詰まっていなければ「スキップ」も先延ばしにするでしょう。それは確実です。私は経験から知っています。


お帰りの前に1クリックを!



2023年10月4日

悪い予感と家探し

杞憂だといいのですが、悪い予感がしています。

引っ越しの件なんですけどね、先週の水曜日に第1希望の家の見学をさせてもらえたんですが、エアコンが無いのは心配でしたけど、その家を借りると決めたんです。

見学に来ていたのが私達だけでしたし、それまでに家を見に来た人が他にいなかったようでしたから、私達が賃貸人第1候補なのだと思いました。不動産屋の担当者は、多くの申込者の中から私達を選んでくれたので、見学をさせてもらえたのだと思ったんです。

普通は、誰でも家を見学することができる「Open For Inspection」というのが行われて、実際に家を見て気に入った人達が賃貸契約を申し込むのですけど、この家は「Open For Inspection」が開かれることはなかったです。

見学を申し込んでいましたが連絡が無いので、見学しないで賃貸の申し込みをしました。それでも連絡が無いので、ほぼあきらめていた頃にやっと連絡があって見学をさせてもらえたのが水曜日なんです。

私達が納得してOKならそれで決まりなのだろうと思っていたんですけど、不動産屋の担当者が歯が折れたとかで連絡が取れなくなって詳しいことが分からず、金曜日からは3連休でしたからね、月曜日には連絡が来るはずだと期待していました。

そして、連絡は来たんです。私達はその家を借りたいという意志を明確に伝えましたから、あとは家主がOKなら決まりだろうと思って待っていたら、私達の経済状態に関して不安があるというメールが来たんですよ。

経済状態に関する情報は提出してあるのですから、不動産屋はそうしたことも全て考慮した上で私達を第1候補に選んだはずなんですよ。それなのに、今頃になって私達の収入に不安があるとかなんとか言って来たというのは、家主がそういうことを言っているのでしょう。

我が家の世帯収入は、現在に限って言うと夫の月給だけです。私の収入は微々たるものだし、息子はまだ働けるようになっていません。

この状況はもうすぐ変わると期待していますが、夫の月給以外の収入があるのかどうかを説明しろと言って来たんです。銀行口座の残高証明を提出しろと言われるかもしれません。

その家にこれまで6年間住んでいらっしゃった弁護士の女性は、家自体は住みやすいし場所も便利だけど夏は2階の寝室が耐え難い暑さになるとおっしゃっていましたが、不動産屋の担当者がとても良い人だということは強調していましたけど、それ以外の関係者は「クソだ!」とおっしゃったんです。

どんなに頼んでもエアコンもファンも付けてくれなかったから、自費で天井にファンを取り付けたけど、出ていく時には全部取り外して処分して行くとおっしゃるところに家主への怒りを感じさせました。「クソだ!」というのは家主のことだろうと思います。

申し込みをしてから3週間たってもまだ決まらないことや、今頃になって私達の収入がどうのこうのと言って来たことからも、家主がどんな人なのか何となく分かって来ましたよ。

少なくとも賃貸人思いの親切な人ではないということは確かです。気難しい人かもしれません。この家には出来るだけお金をかけたくないけど、家賃だけはしっかり取りたいのでしょう。

見学した時に、家のクォリティーは悪くないのにキッチンにあった食器洗い機が私なら絶対に買わない超安物だったのと、2階の主寝室にある唯一のエアコンが小さくて聞いたこともないメーカーの製品だったので、家主はとにかくお金をかけたくないのだなと思ったんです。

それでも、私達はこの家を借りたいと思っていますよ。この家の他には賃貸物件がほとんど無いからです。夫が勤めるツールショップから徒歩圏内には、本当に賃貸物件が少ないのです。

私が毎日の送り迎えをする覚悟があるなら選択肢はもっとありますけど、私が病気などで運転ができない時のことを考えて探すと、本当に少ないのです。草切りをしないといけない庭付きの家はダメとか3階建てはダメとか、他にも条件がありますからね。

メルボルンでは、住宅価格が高騰して普通の所得の人には手が届かない値段になっています。ですから、多くの人には賃貸しか選択肢が無いんですが、賃貸住宅は需要に供給が追いついていないので、完全に家主に有利な市場なんです。

当然、賃貸住宅の家賃も高騰して「こんな家にこの値段?」と驚くような家賃を求められます。住宅のクォリティーもひどかったりするんですけど、借り手を見つけるのは簡単なんですよ。借り手はとにかく住む場所が必要なので、いろいろ贅沢は言っていられないのです。少しでも良い条件の物件は、競争率が高くなりますしね。

お金がかかっても住む人が快適に住めるようにしてあげようなんていう親切な家主など滅多にいません。私達が借りたいと思っている家の家主も、そういう人ではないですが、現実は貸してくれるだけでありがたいという状況です。

私達が借りようとしている家は複数の家がくっついて建てられているタウンハウスで、寝室が3つあって、家賃は週630ドルです。大雑把に計算して一月の家賃は25万円ですよ。東京の都心並みでしょう?

もっと小さいアパートや古い家だともう少し安い物件も見つかりますが、メルボルンの住宅事情はこんな状況です。

再び家探しを始めないといけないかもしれません。


お帰りの前に1クリックを!