うちの夫は、とにかく毎日肉を食べたいのですよ。「晩ご飯に何を食べたい?」と聞くと、答えは「鶏肉、牛肉、豚肉、ラム肉」のどれかという、料理ではなくて肉の種類ですからね。
本当に好きなのは「肉が入っている料理」ではなくて「焼いた肉」です。ビーフステーキとか、かたまり肉のローストとか、鶏のもも肉をフライパンで焼いたのとか。
そういうのに蒸すか茹でるかした野菜と、じゃがいもにチーズをかけて焼いたグラタンみたいなのかフライドポテトでも付けると一番喜びます。
簡単でいいですけど、お財布にも悪いし健康にも悪いんですよ。
昨日は、晩ご飯にお肉を使いたくなかったです。もうお肉にうんざりしていました。
そこで、まずは缶詰のミックスビーンズと冷凍の枝豆にツナ缶と冷蔵庫にあった野菜を10種類くらい入れたサラダを作りました。生のカリフラワーやニンジンも入れましたよ。マヨネーズと塩コショウで味付けて、コリコリした美味しいサラダが出来ました。
しかし、サラダだけというわけには行かないので、最近私がハマっている「アンチョビとニンニクのスパゲッティ」を作ることにしたんです。
アンチョビ(カタクチイワシの塩漬け)が冷蔵庫に1瓶、パントリーには開けていないのが2瓶もあることに気づいたのが2週間ほど前です。使わなくちゃあいけないと思って作ったら、
これが美味しくてね!
すっかりハマってしまって、自分のお昼ご飯にしょっちゅう作っているんですけど、こんなに美味しいものはウェブサイトにも載せておかなくちゃあいけないと思いましたので、レシピを書いて載せました。
見た目は何も入っていないスパゲッティです。夫から不満が出るかもしれないと思ったんですけど、食べ始めてすぐに夫が叫びました。
「ヒロコ!このパスタ、美味しいよ!」
「そうでしょう?肉が入っていなくても十分美味しいのよ」
「肉が入っていたらもっと美味しいけど…」
ということで、うちの夫も絶賛の「アンチョビとニンニクのスパゲッティ」の作り方を紹介します。
<1人分の材料>
スパゲッティ 1人分(100グラムくらい)
スパゲッティを茹でるための塩
オリーブオイル 大さじ2
ニンニク 1かけ(みじん切り)
アンチョビ 2〜3切れ(大きさや好みで調整して下さい)(小さく切る)
レモン汁 小さじ1(入れなくても良い)
パルメザンチーズ
パセリ たっぷり(粗く刻んでおく)
黒こしょう (唐辛子でも美味しい)
<作り方>
1.まずはスパゲッティを強めに塩味を付けたお湯で茹でます。
2.茹でている間に、たっぷりのパセリ、ニンニク、アンチョビを準備しておきます。フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて、準備しておきます。(唐辛子を入れたい方はここで入れて下さい。)
3.スパゲッティが茹で上がりかけたら、フライパンを強火で加熱します。いい香りがして来たらアンチョビを入れて混ぜます。アンチョビに火が通ったら、スパゲッティとスパゲッティを茹でていた塩水を1/4カップくらい(もっと入れてもいい)加えて混ぜます。レモン汁も加えて混ぜます。
4.塩味が足りなかった場合は少し塩を足して下さい。パルメザンチーズをたっぷりすりおろし、パセリと黒こしょうをふりかけて出来上がりです。
アンチョビとニンニクは、野菜をご馳走に変えてくれます。私のお気に入りはインゲン。他の野菜でも作れますけど、インゲンが一番好きです。
作り方は上のスパゲッティと同じ。塩ゆでしたインゲンを炒めるだけなんですけどね、誰もが絶賛する簡単炒めです。
スパゲッティの場合はオリーブオイルをたっぷり入れますけど、インゲンの場合は普通の量のオリーブオイルで炒めて下さい。
写真ではトーストしたパインナッツをふりかけています。
これは、以前住んでいた家のお隣りに住んでいたマケドニア人の奥さんに教えてもらった料理なんです。彼女がパインナッツをふりかけていたんですけど、パインナッツがあると無いとでは大違いなんですよ。
作ってみてね。