2026年4月23日

ソルジャークラブとミッジ

クイーンズランドのモートン島で従兄弟がやっている牡蠣の養殖場の手伝いに行っているうちの夫は、とても疲れている様子です。仕事はかなりの重労働のようです。


クタクタになるほど身体を動かしているわけですが、体重は減っていないそうですよ。従兄弟が、毎日ご馳走を食べさせてくれているそうなんです。

昨日、その従兄弟のインスタグラムを見たら、こんな写真が載っていました。こういうのを食べさせてもらっているわけですよ。


海で働いていると面白いものを見つけることもあるようで、こんな写真を送って来ました。小さな砂の球体が大量にあります。


これは「ソルジャークラブ」(Soldier Crab)と呼ばれるカニが作るんだそうです。2.5センチほどの小さなカニです。日本では「ミナミコメツキガニ」と呼ばれるようです。

柔らかい干潟に大きな群れを作って生息し、普段は砂の下に潜って隠れていますが、潮が引くと地上に現れて歩き回ります。このカニは、前に歩くことが出来るのが特徴だそうですよ。


「ソルジャー」とは「兵士」という意味ですが、集団で前に歩いていく様子が軍隊のようなので、そういう名前が付けられたそうです。

砂泥をハサミですくって口に入れ、プランクトンとか微生物の死骸などを濾しとって食べて、砂を球状にして捨てるんだそうです。

面白いですね。


モートン島は砂の島で、ほぼ全体が国立公園に指定されています。ここの海洋生態系は興味深く、私が見たこともない世界ですし、私も夫と一緒に行けばよかったなあと思ったりもしたんですよ。大してお手伝いは出来ないでしょうが。

しかし、夫から「ミッジがすごい!」と聞いて、やっぱり行かなくてよかったと思いました。

ミッジというのは、蚊のようなブヨのような小さな吸血虫ですが、牡蠣の養殖場周辺には大量にいるんだそうです。うちの夫はミッジに刺されて痒くてたまらないそうですよ。

吸血系の虫には非常に好かれる体質の私は、ミッジが大量にいるような場所に行くわけにはいきません。サメや毒ダコは近寄らなければ大丈夫だけど、吸血虫からは逃げられませんからね。

やっぱり蒸し暑い島の大自然なんていうのは、私には無理です。


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2026年4月22日

ニラじゃなかった

昨年末、うちの娘がそれまで住んでいたシェアハウスを出て、私達が住んでいる家に持ち物を全部持って帰ったので、家の中が大散らかりだということを何度か話題にしていますが、娘は相変わらずちゃんとした住む場所がないままです。

最近は私達の家に住んでいます。居間のソファーで寝泊まりしています。この家からだと勤め先の一つが非常に遠いので、通勤に大変な時間がかかっていますよ。ガソリン代も相当かかっているはずです。

それはともかく…

娘は鉢植えの植物もたくさん持って帰ったんですが、くるみや桃やネクタリンなどの木の大きな鉢もあれば、小さい鉢もあります。その中にニラがありました。萎れかかっていました。

八百屋でニラを買うと、直径8センチくらいの束で売っているので量が多過ぎて困るんです。鉢植えで育てれば、少しだけ使いたい時に便利だと思い、せっせと水やりをしました。

だいぶ葉っぱが茂って来たので、先日ニラ玉を作ろうと思って取りに出ました。そうしたら、葉っぱがですね、それまではピンと立っていたのに倒れている葉っぱがたくさんあって、ニラにしては弱々しいなあと思ったんです。

日当たりが悪いせいかもしれないとも思ったんですが、1本ちぎってにおいを嗅いでみました。すると、

においがない…

あの独特のニンニクのようなにおいがしないんです。よく見ると、なんだか葉っぱがニラとは違う気もしました。そして、スイセンの葉っぱをニラと間違えて食べて死んだ人のことを思い出したので、食べるのはやめたんですけど。

昨日、久しぶりに裏庭に出たら、そのニラだと思っていたのに紫色の花が咲いていたんですよ。ニラの花とは大違いの花でした。

食べなくてよかった…


早速、その花の写真を撮って、以前うちの妹に教えてもらったGoogleレンズというので調べてみましたら、「チョコレートリリー」(Chocolate Lily)というオーストラリア原産の植物に似ているんです。学名は「Arthropodium Strictum」です。


この植物には芋のような塊茎が出来るんだそうで、先住民のアボリジニはそれを焼いて食べていたそうなんですけど、紫色の花はチョコレートのようなにおいがするので「チョコレートリリー」と呼ばれるそうなんです。

ホントか?

私は再び裏庭に出て、この紫色の花のにおいを嗅いでみました。


ホントだ!

チョコレートというか、バニラのような甘いにおいですよ。小さな花ですけど、においはかなり強いです。この花は食べることが出来るので、サラダに入れたり料理の飾りとしても使われるそうです。

夕方、うちの娘に確認したところ「チョコレートリリー」だと言いました。鉢植えで育て始めた目的は、この花だそうです。葉っぱは食べられないと娘は言いましたが、毒はないようなのでニラと間違って食べても死にはしないようなんですけど。

これによく似た野生の植物で有毒のものがあるらしいので、やはりシロウトはお店で売られているニラを食べた方がいいですね。

キノコ狩りとか山菜採りとか、野生の植物を採取して食べるのを趣味にしていらっしゃる方がいますけど、食べられる植物とそっくりだけど有毒の植物というのがいろいろあるんですよ。

そう言えば最近、山菜と間違えてトリカブトを食べて死んだ人がいませんでしたか?

気をつけなくちゃあいけません。私は葉っぱのにおいを嗅いでみたから変だと思ったけど、あのまま食べていた可能性もあるんでしてね。食べなくてよかったわ、ホントに。


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2026年4月21日

住宅価格の高騰と今後の不安

昨日は雲一つない秋晴れとなり、スーパーまで歩いて行って、少し遠回りをして帰りました。いい運動になりました。

普段は歩かない道を歩いていて気が付いたんですが、私達が住んでいるエリアではたくさんの家が売りに出ています。この辺りは住宅地として開発されたのが古いので一区画が最近の住宅地に比べるととても広く、古い家が売りに出されると必ず住宅開発会社に買われます。

そして、家は取り壊され、その土地に2〜4軒のユニットかタウンハウスが建てられるのです。ユニットというのは、独立した複数の家が一つの区画に建っている場合の呼び方で、家がくっついているのはタウンハウスと呼ばれます。

アパートやマンションを建てるには規制があって、私達が住んでいるエリアではアパートは建てられません。

先月のことですが、私達の家から2軒隣りのユニットの一つが売りに出ました。庭らしい庭はなく、カーペットみたいな人工芝が敷いてあります。写真で見るときれいに見えますが、人工芝は道路から見てもいかにも合成樹脂という感じで、交換が必要になればごみになります。


私達が住んでいる家よりも新しいですけど、同じ平屋で大きさも同じくらいなので、一体どのくらいの値段なのかと思って調べたら、1.4ミリオンドル以上ということでした。

1ドル100円の単純計算だと、

1億4千万円ですよ!

この辺りは普通の労働者が住んでいるエリアなんですけど、1億4千万円は一般的収入の労働者に手が届く価格じゃあないでしょう?

メルボルンでは、持ち家は多くの市民にとってどんどん手が届かない夢になって来ていますが、庭もない平屋のユニットが1億4千万円もしたんじゃあ、そりゃあもう手は届きませんよ。

この家をそんな値段で買いたいと思う人がどれだけいるのかなあと思っていたら、あっという間に「売却済み」のステッカーが貼られました。

買える人には買えるんですね。もしかしたら、買ったのは中国人かもしれません。この辺りでは、不動産屋も中国人が多いですし、住宅開発会社も中国人が多いし、住んでいる住人も中国人が多いのです。

私達夫婦は家を買うなんてとっくにあきらめていますけど、歳を取って賃貸住宅に住んでいると不安です。賃貸契約は1年毎ですし、家主が家を売りに出せば引っ越さなくてはいけなくなります。

家主が家を売りに出さなくても、うちの夫の目が見えなくなって仕事を辞めたら週600ドル(6万円)の家賃は払えませんから、私達はどこかもっと安い所を探す必要があるわけですけど。

賃貸住宅は貸し手市場で競争が激しいので、年金暮らしの高齢者がその競争に勝って住む家を見つけるのは難しいのですよ。


ヴィクトリア州政府は、低所得者や住宅確保が困難な人達のために、住宅支援をしていると言うんですよ。公営住宅や手頃な家賃の賃貸住宅を建てていると言うんですけど、「一体そんなのがどこにあるの?」と私は思います。

あるとしたら、場所が限られているんでしょうし、数が全く足りていません。

私がメルボルンに住むようになった90年代には、すでに住宅不足や値上がりが問題になっていましたけど、改善するどころか悪化する一方です。州政府の住宅政策は、本当に残念なものなんです。

メルボルンの人口は増え続けていますからね、今後も住宅価格は上がり続けるでしょう。目が見えなくなった夫と、どこでどうやって暮らしていくのか、考えると不安になりますよ。


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2026年4月20日

牡蠣の養殖場と危険な動物

2週間も有給休暇を取って、クイーンズランドのモートン島で従兄弟がやっている牡蠣の養殖場の手伝いに行っているうちの夫ですが、モートン島に着いた翌日の水曜日に電話をしてくれたんですが、電話はすぐに切れてしまいました。

モートン島というのは結構大きな島なんですけど、人が住んでいるのはほんの一部だけ。牡蠣の養殖場があるのは島の端っこの方の僻地なので、電波が届きにくいようです。

インターネットには良く繋がるそうですよ。スターリンク(Starlink)を使っているからです。イーロン・マスクのSpaceX社が提供する衛星通信サービスですね。

電話が通じにくいので、スターリンクを使って通話アプリで1回だけ話をしましたが、それっきりです。写真を送ってねと頼んだのに何も送ってくれなので、昨日催促したら送ってくれました。

下の写真は、宿泊する養殖場近くの家に向かっているところ。島には整備された道路がほとんど無いみたいです。砂浜が高速道路のようです。


養殖場のお手伝いは、最初の2日間は死んだ牡蠣の回収をしていると言っていましたが、昨日はバスケットの回収や掃除をしたそうです。バスケットを高圧洗浄機で洗ったとメッセージに書いていました。

モートン島での養殖の方法は、日本で一般的な方法とはだいぶ違います。こういう金属製のバスケットで育てているんですよ。


かなり目が細かいバスケットですけど、この中にタコが侵入して牡蠣を食べてしまうことも良くあるそうです。そして、そのタコというのが問題なんです。

下の写真の真ん中に写っている茶色いのがタコですが、これはブルーリングド・オクトパス(Blue-Ringed Octopus)と呼ばれる毒ダコなんです。


「ブルーリングド」(Blue-Ringed)とは「青い輪の模様がある」という意味で、この毒ダコは刺激を受けたり敵に出くわしたりして興奮すると青い輪の模様を出すんです。

タコの擬態能力は有名で、上の写真では牡蠣の殻と同じ色と模様になっていますから、これがタコだとは分かりにくいですよね。目が見えなくなって来ているうちの夫は、どうやってこれがタコだと分かったんでしょうか。触って分かったのなら、それはダメです。

このタコは、フグ毒と同じタイプの毒を持っているんですけど、人間だって咬まれたら死ぬことがある猛毒なんですよ。毒の量には個体差があるそうですが、触ってはいけない生き物なんです。小さいタコですが、非常に危険なのです。

それを知らなかった英国人の旅行者が、海岸できれいな青い輪の模様がある小さなタコを見つけて手の平に乗せ、動画を撮って公開したのを見たオーストラリア国民がびっくり仰天したという出来事がありましたけど。

触ってはいけませんよ、皆さん。

ちなみに、その英国人の旅行者は、幸運なことに咬まれませんでした。

さて…

モートン島周辺の海にはサメもたくさんいます。夫が上の写真を撮った日には、近くでブルシャーク(Bull Shark)を見たそうです。ブルシャークの日本名は「オオメジロザメ」です。人を襲う危険なサメですよ。

映画「ジョーズ」のサメのモデルは「ホホジロザメ」ですが、それと並ぶ最も危険なサメと言われています。ホホジロザメに比べるとオオメジロザメは大きいもので体長3〜4メートルとそんなに大きくないので、浅い場所にも入り込むから人が襲われる可能性が高いんだそうです。

目がよく見えない夫には、本当に気をつけてもらいたいです。身体を食いちぎられたりはしなくても、咬まれて出血がひどいと命は助からないと思いますからね。救急ヘリコプターを呼ぶにしても、電話が通じない可能性もあるんですし。

毎日素晴らしい天気が続いているそうで、仕事は大変でしょうが、常夏の島を楽しんでいるのは間違いないようです。


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2026年4月19日

減量ダイエット始めました

今朝の気温は2度。寒い朝です。

そんなメルボルンとは大違いの常夏のクイーンズランドに行っているうちの夫が、予定を早めて帰って来たんじゃありません。

私が減量ダイエットを始めたのは、恐れていた通り自分の体重が激増したからでございます。

うちの夫の減量ダイエットは、基本的に糖質(炭水化物)を出来るだけ摂取しないというものでして、それに加えて腎臓が一つになっているせいで減塩にも努めていますので、普段の晩ご飯は「肉か鮭を焼いたの」と「蒸した野菜かサラダ」なのでございます。

具だくさんスープという場合もありますが、以前はこれに餅粉と小麦粉で作った団子を入れたり、うどんや春雨を入れたりしていたのに、炭水化物はダメっていうことになって、最近のスープは肉と野菜だけです。

こういう食事情でしたからね、夫がクイーンズランドに行っている間は、息子と私は日頃我慢している糖質(炭水化物)を食べようということにしたんですよ。

晩ご飯は、カレーライスとサラダ、親子丼と酢の物、豚汁と白米と和え物、スパゲッティボロネーズ、お好み焼きという献立が続いて来ました。お昼ご飯は白米とおかずです。朝ご飯はいつも通りのポリッジ(オーツ麦のミルク粥)です。

そんなに太りそうな食事ではありませんよね。私の体重が激増した原因は、食事以外に食べているものだと思うんです。

久しぶりにケーキも焼いたんですよ。プルーンのケーキです。まだウェブサイトには載せていません。


以前からレシピサイトに載せておきたかったバナナクレープも作りました。写真を撮ってから一人で食べました。美味しかった!


そして、これもレシピサイトに載せるための写真が撮りたかったから作ったんですけど、コーンドッグも作ったんですよ。日本ではアメリカンドッグと言うんでしょうか。コーンドッグにはコーンミールが入っています。


夫がクイーンズランドに行ってからタガが外れた私は、食後のデザート代わりにグラノーラとギリシャヨーグルトを食べていますが、グラノーラは高カロリーなんですよね。

息子が仕事に持って行くおやつ用に買って来たチョコレートクロワッサンやどら焼きなどのスナックも食べていたし、ポテトチップスが安売りだったからと私に買って来てくれたのは1袋を1人で食べてしまいました。

こんな食生活をしていれば、

そりゃあ太るに決まってるって…


昨日の朝、体重計に乗ってびっくり仰天!

このままでは、健康体重域を突破して「太り気味」に戻ってしまうのは時間の問題だと思いましたので、夫がいない2週間は好きな物を食べる予定だったのをやめました。

糖質(炭水化物)の摂取をひかえることにしましたが、白米をひかえるつもりはありません。お茶碗一杯の白米が肥満の原因になるわけじゃありませんからね。

ひかえるのは間食に食べている糖質です。グラノーラをデザート代わりに食べるのもやめます。とりあえずは、激増した分を減量して元に戻さなくてはいけません。

しかし、グラノーラはもう食べないと決めても、戸棚を開けるとそこには息子が買って来たグラノーラあるわけです。他にも息子が買って来たお菓子やスナックがいっぱいあるんですから、我慢するには強い意思が必要ですよ。


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