2024年3月19日

息子にパン作りを教えた話

毎週月曜日に家族の晩ご飯作りに取り組んで、どんどん腕を上げているうちの息子ですが、昨日は作りませんでした。日曜日に作ったから。

日曜日はですね、私は顔がゆがむほどの睡眠不足で晩ご飯作りが困難だったので、代わりに息子が作ってくれたのです。

この日息子が作ったのはオムライス。

YouTube で見たというお箸でねじるだけで出来るトルネード型のオムレツを上に乗せるのとか、乗せてからナイフで切ると溶けたチーズのようなトロトロの卵がチキンライスを覆うオムレツとか、そういうのをやりたかったそうですが。

我が家のフライパンは劣化し過ぎていて、ご飯もひっつくけど卵はむちゃくちゃひっつくから無理だとあきらめたんだそうです。

完成品がこちらです。


レストランで出てくるようなやつでした。


息子がどんどん料理の腕を上げているので、私がいつも作っているパンを私が具合が悪い時には代わりに作ってもらえるとありがたいと思いましてね、昨日息子に教えたんですよ。

このパンは、日本の食パンのような軽いパンではありません。私の好きなチャバタとかフォカッチャに食感が似ている、ずっしりとしたパンです。

何年も繰り返し作り続けているうちに、どんどんラクな作り方に変化して来ました。今や生地をこねる必要もありません。

<材料> *オーストラリアの計量カップは250ml
強力粉 4カップ
ドライイースト 小さじ2(7グラムの小袋1つ分)
塩 小さじ山盛り1
砂糖 小さじ山盛り2
温かいお湯 2カップ
油(私はいつもサンフラワーオイルを使用) 大さじ1〜2

<作り方>
1.ゴムベラ(シリコンスパチュラ)で全部良く混ぜて生地にする。(かなり柔らかめの生地になりますから、こねたくてもこねられません。)フタをして温かいところに置いておく。
2.10分後、水で手を濡らして、生地の端を持ち上げて真ん中に持って来るというのを数回繰り返す。(こねる代わりの作業です。)10分後に再び同じことをする。フタをして温かいところに置いておく。
3.2倍の大きさに膨らんだら型に入れ、温かいところに置いておく。(私は温かいオーブンの中に置いておくので、ラップをかぶせたりしません。)
4.200度くらいで40分焼く。

このパン作りで一番大変なのは「使った道具を洗うところ」というくらいに簡単です。だからずっと続けられるわけですよ。

息子が作ったパンがこちら。


誰でも簡単に作れるパンです。手が痛くても作れます。こねなくてもいいんですから。

型に入れずにトレーに乗せて焼いてもいいし、もっと浅い型でフォカッチャみたいに焼いてもいいし、鋳物鍋に入れて焼けばフランスパンみたいなパリパリのが出来ますし。

息子は、日本の食パンのようなふわふわのパンも作ってみたいようでした。

それにしても、息子がお料理をする度に思うけど、片付けも洗い物も全部バッチリやるところがホントに百点!


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2024年3月18日

ゾンビの一日と透明なコーヒー

昨日は顔がゆがむほどの睡眠不足でした。考えてみると合計して3時間も寝ていませんでした。

友人家で晩ご飯をごちそうになり、9時半頃に家に帰った後、寝付くことはそんなに難しくなかったんです。ところが、12時半に目が覚めてしまいまして、その後は朝までずっと起きていたんです。朝方に1時間くらいは眠ったと思うんですけど。

そこまで睡眠不足がひどいとね、もう何も出来ませんよ。昨日は一日中ゾンビみたいな状態でした。何とか昼寝をしようと試みましたけど、あんなに眠くてたまらないのに昼寝は出来なかったのでした。

昨晩は、寝付くのに時間はかかりましたけど今朝4時半まで眠りました。もう一度眠ろうとしているうちに夫が起きたのが聞こえたので、私も起きました。

昨日よりはマシだったとは言え、起きてからもあくび連発。

まずは朝のコーヒーです。

いつものようにモカポットでコーヒーを淹れ、マグカップに注いだら透明なコーヒーが出た。

あれ?いつもと色が違う…

コーヒー豆を入れ忘れたことに気づくのに数秒かかりましたよ。

睡眠不足は、このように脳みその働きを衰えさせるんですね。こんなのが続けば、認知症の原因になったり病気の原因になって寿命を縮めたりするというのも納得です。

過労死という問題も、半分以上は睡眠不足が原因だそうですからね。睡眠不足のせいで身体のいろんな機能が低下して、死につながる病気になるわけですよ。

いくらでも好きなだけ眠ることができる暮らしなのに眠れないという残念な状況なんですが、これからはもうずっと一人で寝ることに決めたわけですし、睡眠時間は6〜7時間というのを理想にして睡眠確保を最優先にやっていくつもりです。

そうしないと何も楽しめませんからね。


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2024年3月17日

人生における悲運と幸運

昨日の土曜日、私達は親しい友人のエクリーさん夫婦に晩ご飯に招待されて行ってきました。ヴィーガン料理(完全菜食で動物性食品ゼロ)の晩ご飯をいただきました。

最近お酒は飲まなくなっている私も、食前にシャンペンを飲んだりしました。車の運転がありますので、1杯だけのつもりが2杯も飲んでしまいました。

それがいけなかったと思うんですよ。

家に帰ってすぐに寝たんですが、夜中の12時半に目が覚めてしまい、その後は4時半頃まで眠れませんでした。やっと眠った頃に夫が起きる時間が来て、キッチンから物音が聞こえて来るので目が覚めました。

今日はひどい睡眠不足で顔がゆがんでいます。どうして睡眠が足りないと顔がゆがむんですかねえ。


エクリーさん宅ではいろんな話をしましたが、悲しい話題もありました。奥さんの親友だったKさんがついにお亡くなりになった話です。

Kさんは、エクリーさんの奥さんの声楽の先生だった人です。年齢も近かったからでしょう、生徒と先生が親友になったということなんですけど。

「ついにお亡くなりになった」と書いたのには理由があります。

Kさんは長年いろいろな病気で苦労して来られたんです。私は、エクリーさん恒例のクリスマス・イブ・イブ・パーティーで初めて会いましたが、その時にはすでに身体の動きを制御できなくて普通に歩けない状態でいらっしゃいました。

「ハンチントン病」と呼ばれる難病を患っていらっしゃったんです。

毎年1回イブ・イブ・パーティーで会う仲になりましたが、ハンチントン病特有の不随意運動(意志に基づかない運動)は徐々に悪化して、日常生活で多くの手助けが必要になって行かれましたけど、Kさんの旦那さんが家事をすべて引き受けて彼女を支えていらっしゃいました。

Kさんは、数年前にはがんが見つかりました。その時、旦那さんは彼女を支えるために仕事を辞められたんですよ。

Kさんの旦那さんは、オーストラリアでは有名な少年合唱団のディレクターをされていたんです。旦那さんのお父さんがその合唱団の創設者だったそうで、50年間も指導や合唱団の運営に関わってこられたそうですが、合唱団の活動よりももっと大事なことが出来たとおっしゃって辞められたんです。

エクリーさんのイブ・イブ・パーティーでは、彼の献身ぶりが話題になることがありました。心の底からKさんのことを愛しておられて大事にされていることが分かるものですからね、ご病気のKさんはお気の毒だけど、あんなに素晴らしい旦那さんがいらっしゃって幸せだと話していたんです。

旦那さんの献身ぶりも敬服するほどでしたが、エクリーさんが見せるサポートも感心するほどでした。一緒に出かけたり食事に呼んだり、定期的に電話をして会話をしたり、Kさんを精神的にサポートし続けたことを私は知っています。

先月、Kさんの症状が悪化して入院してからは、旦那さんはもちろん常に付き添っていらっしゃったそうですが、エクリーさんも毎日会いに行って励ましたそうです。

Kさんの状態がさらに悪化して会話ができない状態になっていたその日、病院へは仕事が終わった後に寄るつもりだったエクリーさんは、急に気が変わって仕事へ行く前に寄ったそうです。

入れ替わりに、用事があった旦那さんは病室を離れました。その時、病室にいたのはエクリーさんだけだったそうですが、Kさんの呼吸が止まったように見えたんだそうです。やって来た看護師が確認したところ、Kさんはお亡くなりになっていました。

ちょうど病院から出ようとしていた旦那さんにすぐに連絡を取ったそうですが、Kさんが亡くなったとは言えず、呼吸が止まりかけていると伝えたそうです。

大急ぎで病室に戻って来た旦那さんは、自分がそばを離れた間にKさんが亡くなったことを知り、悲しみで文字通りその場に膝をついたそうです。

こういう話を、エクリーさんは泣きながら私に話してくれました。

Kさんは才能のある声楽家であり指導者でもあったそうです。病気のために長年苦しまれましたけど、それは本当にお気の毒だったし悲運だったと思いますけど、あれほど自分を大事にしてくれる旦那さんと親友がいたことは幸運だったと、私は思います。


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2024年3月16日

西日地獄の終わり

木曜日の夜に我が家に泊まったうちの娘が住んでいるシェアハウスに帰りましたので、昨夜は避難部屋の予備のベッドで寝ました。

夜中の3時半に目が覚めた後は再び眠るのに時間がかかったんですけど、5時頃には眠りましたよ。

8時頃まで!

こんな事ができるのも一人で寝ているおかげです。うちの夫は仕事が休みなので、早朝に物音を立てなかったのも幸いしました。

ちゃんと眠れた時は、脳みそのスッキリ具合が違います。

ところで、

昨年10月に引っ越して来たこの家のキッチンが西向きで、シンクの上に大きな窓があり、窓の外はお隣りの家なのでプライバシー用の白い薄地のカーテンがかかっているんですが、分厚いカーテンもついていることは何度も話題にしてきました。


これを初めて見た時には、さぞ暑くなるんだろうなと思ったんですけど、

暑くなるどころじゃあなかったんです!

夕方に西日が差し込んでくるわけですけどね、夏も過ぎてお日様の角度が低くなるにつれ、晩ご飯を作る頃にはキッチンの中まで日が差し込むようになり、まだ暑い日差しが身体全体に当たるんですからたまったもんじゃあないんですよ。

邪魔になろうが水が散ってシミになろうが、分厚いカーテンを閉めなくては危険な暑さになるんですから、このカーテンはなくてはならないものだったということなんですけど。

お日様は日を追うごとに北へ北へと位置を変え、それは私が思っていた以上に早く動いているんですが、先週はお隣りの家との間にある木の梢をかすめるように動いていました。

これは今朝撮った写真です。今日はまた暑くなるそうです。


ここ数日お天気が悪かったので良く分からなかったんですけどね、昨日ついにお日様が木に隠れたことに気づいたんですよ。

まだ木漏れ日は入って来ますし、キッチンの一部には強い日差しが入って来るんですけど、お料理をするエリアにはほとんど入らなくなりました。

あと1週間もすれば、木漏れ日すら入って来なくなるでしょう。春が来るまで、お日様の光とはサヨウナラということですよ。

暗くなるけど、暑いよりはマシですから嬉しいです。カーテンを閉めなくても良くなるしね。


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2024年3月15日

夫婦同寝室は無理!

昨晩、うちの娘が帰って来ました。

我が家の近くでアルバイトをしたので、住んでいるシェアハウスに帰るよりもはるかに近いからということで、昨日の夜は我が家に泊まりました。

今日は親友のCちゃんに会ってからシェアハウスに戻り、午後からはレストランでのアルバイトだそうです。

ということで、昨日は娘のために私が最近寝ている避難部屋の予備のベッドのシーツを替えて、私は夫婦の寝室に戻ったんですよ。

私達夫婦の寝室は、やはり広くて便利です。寝室にオンスイートと呼ばれるバスルームが付いていますからね、夜中におトイレに行くのがほんとにラク。ルーターに近いから Wi-Fi も届きやすいし。

それにクイーンサイズの大きなベッドは寝心地が快適なんですよ。ここで眠れるものならいつもここで眠りたいと思いましたけど、やっぱり眠れないのです。

私は9時過ぎにはベッドに入ったんです。すぐに眠くなり始めたところへ夫がやって来ました。そして、珍しく寝る前にシャワーを浴びたりしてゴトゴトガタガタと音を立てるから、私は気になって眠れません。

夫がベッドに入って来ると、重さでベッドがぐわんぐわんと揺れました。

睡眠時の呼吸維持用マイスピースを付けるためにケースを開けたり閉じたりしてパチンパチンと音を立てるから、それも気になります。

やっと静かになって「さあ、これで眠れるぞ」と思ったけど、すぐ横でスマートフォンを見ているので、その明かりが私は気になります。

眠いのになかなか寝付けずイライラしていると、夫がスマートフォンを消してベッドサイドのテーブルに起きました。やっと真っ暗になりました。

「やれやれ、これで眠れるぞ」と思ってから十数秒のうちに眠ったのは夫です。イビキをかき始めたんです。

うらやましいこの睡眠能力!

こんなに簡単に眠れる人もいるんだ!

眠れそうになっていたのにチャンスを逃した私は、その後ずっと目を閉じて静かに横になっていましたが、すぐ隣りで夫はイビキをかき続けていました。

11時が近づいた時点で眠るのは無理だと判断しましたから、残してあった最後の半錠の睡眠薬を飲みましたよ。

睡眠薬を飲んだ時はいつも5時間は連続して眠れるんですけど、今朝は3時半に目が覚めてしまいました。

私が時間をチェックした時、夫も目が覚めていたらしく「今何時?」と聞きました。

話しかけないでよ!

聞かれたら答えないわけには行かないでしょう?「今何時?」「3時半」こんな短い単純なやりとりでもね、声を出したりすると睡眠のじゃまになるんです。

その後、私は眠れませんでした。夫はすぐに再びイビキをかき始めましたけどね。

4時が過ぎ、5時が来て、眠ることをあきらめた頃、夫が起きました。電気をつけたり物音を立てたりするので、私の睡眠は完全にオシマイでした。

娘が帰ったら、今日からまた予備のベッドで一人で寝ます。


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