2017年9月26日

平等な権利を認めること

平等な権利を認めることのどこに問題があるのでしょうか。

なぜこれほど困難なんでしょうか。

民主国家であるはずのオーストラリアですよ。平等な権利は、当然「あたりまえ」に認められるべきじゃないですか? これが法律で認められていないとしたら、政治家達がその法律を改正するべきじゃないですか? なんでそれが出来ないんだろう?

かつて、女性が男性と同じ権利を認められていない時代がありました。政治に参加することも認められていませんでした。

有色人種が様々な権利を認められていない時代もありました。

多くの不平等な法律は、少なくとも先進民主国家においては改められてきましたが、性のアイデンティティや性的嗜好に関する不平等や差別は、法律上でも続いています。

現在、同性婚合法化の是非を問う「郵便調査」が行われているオーストラリアでは、反対派の見苦しい行為も目立って来ています。落書きや、賛成派への嫌がらせや投石、様々な破壊行為。

先日は、賛成派の人が同性婚合法化大反対のネガティブキャンペーンを続けるアボット前首相に頭突きを食らわせるという事件もあったけど…。あれはフラストレーションが吹き出ちゃったんだな。暴力行為と言うのはちょっと言いすぎですけど、頭突きはしてはいけません。

それにしてもね、ホント、毎日いらいらさせられます。この「郵便調査」は、まだまだ11月まで続くのですよ。どこまで見苦しい展開になっていくのでしょうかね。

ここで、一つの画像を紹介します。友人がフェイスブックでシェアしていたものです。


「平等な婚姻の権利」を認めている国と認めない国、日本はどちらの仲間なんですか?

下は、エルトン・ジョンからオーストラリアへのメッセージ。英語が苦手な方も読んでみて。


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2017年9月25日

LGBTの皆さんに同情します

先住民の虐殺や悪名高い白豪主義の歴史を持つオーストラリアは、現在でも「人種差別大国」として有名です。

実際に20年以上もこの国に住んでいる者として実感を申し上げれば、人種差別に限らず、差別意識の強さと教育のレベルは強い関係があるように思いますが、人々が育った家庭環境や地域環境も大きく影響していると感じます。(アタリマエか…。)

メルボルンという大都市周辺の地域は、人種や宗教、性のアイデンティティや性的嗜好など、様々な面で多様性のある社会ですから、そうした多様性を受け入れる意識が育ちやすいと思うんですよ。そうした多様性を受け入れ、活かすことの価値を学んで育てば、子供達が差別主義者になってしまうことはないはずなんです。

しかし、多様性を批判し、気に入らない者達を排斥し、有色人種を見下す、差別主義者は大勢います。そして、彼らの子供達が同じように差別主義者に育つ場合が多いようですし、多様性の乏しい地域(内陸部の田舎の方)では差別意識も強いと感じます。

最近、某国の影響か、こうした差別意識を公言することをためらわない人々、差別発言も言論の自由の一部だと考える人々が増加していますけど、オーストラリアでも差別発言を耳にしない日はないという状況です。

イスラム教の移民や難民の受け入れに関しては、非常にがっかりさせられるというか腹立たしい発言をよく耳にしていましたが、最近よく耳にするのは、LGBTの皆さんに対する差別発言なのです。

現在、オーストラリアでは、同性婚合法化の是非を問う「郵便調査」が行われておりまして、一部の政治家やセレブだけではなく、企業の多くが同性婚合法化に賛成する意志を表明しています。より平等な社会の実現へ向けて、企業がイニシアチブを取るのは良いことだと私は考えますが、AFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)が同性婚合法化に賛成する意志を表明してから、醜いことになって来たんです。

フットボールファンには、差別者が多いんですね!

トークバック・ラジオを聞いていて思うんですけど。

この度の「郵便調査」は、同性のカップルも結婚できるように法律を変えるべきかどうかという話であるのに、彼らの議論は、同性愛とキリスト教の教えの問題、同性カップルの非正常さ(異常とは言わない)、同性カップルの子供たちが受けるであろう差別と偏見問題(お前らのせいだろう)、教会や教会運営の学校が信仰の自由を失うという心配、子供たちが学校で同性愛について学ぶようになるぞという懸念の助長、フットボールの団体が政治活動をするべきじゃないとか、フットボールの団体に属す人全員が同性婚合法化に賛成しているわけじゃないのに団体として賛成を表明する権利はないとか、ナントカカントカ …。

なんて住みにくい国なんだろうね、この国は!

特に、同性愛を否定する宗教的な考えの強いコミュニティーや家庭に生きるLGBTの皆さん、差別意識の強い(人種差別も性差別も)スポーツ界に生きるLGBTの皆さん、どんなに大変でしょうねえ。

こんなんじゃあ、隠して生きるしかないと悩み苦しむ人がまだまだ多いというのも頷けます。つらいでしょうね。本当に心から同情しますよ。

なんとか、社会を変えていかないといけません!

そのための一つのステップです、この「郵便調査」は。

「郵便調査」についての世論調査で、賛成派が減ってきたというニュースがあったので心配です。どうか賛成多数になって欲しいと、祈るような気持ちでいます。


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2017年9月24日

全国おトイレマップ

下痢の時、腹痛の波に2、3回耐えた後の切迫感で「おトイレに行かなくては大変なことになる」という焦りを感じているのにトイレに行けない場合、どんな恐怖を感じるでしょうか。

ご存知のように、「パニック障害」という病気は、パニック発作・予期不安・広場恐怖の3つを主な症状とする精神疾患です。ある日突然パニック発作に襲われます。いきなり心臓がバクバクして「気がおかしくなりそうな感覚」「死んでしまうのではないかと思うほどの身体症状」が出るため、救急車を呼ぶ人も多いそうです。

パニック発作を繰り返すと「発作が起きた状況や場所」が怖くなります。

発作について考えるだけで恐怖感に襲われる予期不安が起きるようになると、「発作が起きた場所や似たような状況」更には「発作が起きた時にすぐに逃げられない場所」を避けるようになります。

うちの娘のパニック発作は、「おトイレに行けない状況あるいは場所」への恐怖と強く関係していました。

パニック発作が頻発するようになる前から、不安神経症の様々な症状が現れていましたが、学校の教室内(授業中)でパニック発作が起き、その後「おトイレに行けない状況あるいは場所」が発作の引き金になるようになったのです。

「おトイレに行けない状況あるいは場所」に恐怖を感じるためにそうした場所を避けるようになり、次第に行動範囲が狭くなって、結果的には自宅に引きこもるようになってしまいました。

「心因性頻尿」という病気もありますが、「パニック障害」や「不安障害」が「おトイレに行けない不安」と強く結びついている場合は、実は大変多いのです。

そして、このような病気に苦しむ人にとって、「おトイレの場所を知っているということ」は、非常に重要です。

娘がパニック発作で苦しんでいた頃、たいへん役に立ったウェブサイトがあるのでご紹介します。オーストラリア連邦政府の保健省が運営する全国おトイレマップ(National Public Toilet Map)というウェブサイトです。

公衆トイレが主に記載されています。電車の駅ならどの駅でもおトイレがあるというわけではないとことが分かりましたので、私はこのマップに記載されているトイレ以外にも、バスの路線沿いや駅の近くにある簡単に(これ重要!)使用できるトイレを見つけて、オリジナルのトイレマップを作っていました。

薬物療法と平行して、このトイレマップで不安を抑えながら少しずつバスや電車で外出する練習をおこない、時間はかかりましたが何とか一人で大学に通うことができるまでに回復したのです。

しかし、病気が治ったわけではないのですよ。現在娘が一人で行動できるのは、自宅と大学の間の決まったルートと良く知っている場所だけなんです。知らない場所にバスや電車で行くというのは、まだまだハードルが高いのです。また、外出する日は、ほとんど水分を取れません。

でもね、確実に少しずつ良くなって来ています。

このブログのお読みくださっている何方かのお役に立てば幸いです。「パニック障害」や「不安障害」は治りますからね、お悩みの方はまず医者に相談してください。

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2017年9月23日

ちょー失礼なウェブサイト発見

あなたは、ご自分の名前をキーワードにして Google したことがおありでしょうか?

私、昨日久しぶりにそれをやってみました。キーワード「Hiroko Liston」で Google すると、出てくるのは主にレシピサイト関係のページです。

また、以前日本語教材を出版しましたので、出版した教材関係のページも検索されていました。驚いたのは、そうした教材のうちウェブサイトで無料ダウンロードできるようにしている「ひらがなのフラッシュカード」ですとか「ポスター」が、様々な教育関係のウェブサイトで紹介されていることでした。

紹介どころか、それらのウェブサイトからダウンロードできるようになっている場合もあるんですからね。勝手にコピーして持って行く前に、一言連絡いただきたかったなあ。

それにしても、

自分の名前で Google して、結構たくさんのウェブサイトやページが出てくるのに驚きましたが、「おや?」と目に止まったのが「grabrecipes.us」というウェブサイトだったんです。

なんだコレ?

聞いたこともないウェブサイトだし、実際にそのウェブサイトを見てみるとデザインもかなりイマイチ。

ドメインの最後が「.US」というのは見慣れないなあ…。

そのウェブサイトは、「グラブ・レシピ(grabrecipes.us)」という名前のとおり、インターネット上で見つけてきたレシピを勝手に集めて掲載しているわけです。それぞれのレシピページには、「ダレダレさんによるレシピ」とは書かれているけど、オリジナルのレシピが掲載されているウェブサイトへのリンクなどはないのです。

私のレシピも勝手にコピーしてきて掲載しているようなので、調べると…

あるわあるわ、いっぱいコピーしてる!

写真もレシピそのものも、すっかりそのまま。

そこで、私は管理者であるらしい人物を調べてみましたら、インドネシア住所のインドネシア人であるらしい。しかし、ドメインは合衆国在住者でなければ取得できない「.US」なんだよなあ。

とりあえず、私の許可なく勝手にコピーして掲載しているレシピに、私のウェブサイトへのリンクを付けるのならOKだけど、そうでなければ削除して欲しいとメールしました。

すぐに返事が来ました。

what else is ur recipe? please kindly give me that link on my site and what recipes. i will removed it if u wont allowing it

ヘンな英語…。

まあとにかく、私は、私の名前で検索して全てをリストアップできるリンクを送りましたら、またすぐに返事が来ました。

done

たったこれだけ。

これはちょっと失礼じゃないの?他に言うことはないのかい!

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2017年9月22日

リングウッドの図書館

リングウッド市の図書館は、以前もイーストランド・ショッピングセンターの隣りにありました。広くて使いやすい図書館で、よく子供達の本を借りていました。

息子が「デルトラ・クエスト」シリーズに熱中していた頃は、オンラインで予約までして借りていたんですよねえ、懐かしい。

このリングウッドの図書館が、イーストランド・ショッピングセンターと隣のリングウッド駅周辺の開発工事に伴い、大変身したんです!

「レルム(Realm)」という名前の、図書館かつ多目的施設となったのでございます。下の写真の七夕飾りのような白い建物内にあります。


アクセス方法は、公共の交通機関なら、お隣りがリングウッド駅ですからバスでも電車でも簡単に行けますが、私は車で行ってショッピングセンターの駐車場に停めます。

ユニクロの近くのエスカレーターを上ると、



目の前にレルム(Realm)があるのです。


ここは、ショッピングセンターと駅の間の「タウンスクエア」と呼ばれるエリアで、飲食店に囲まれているんです。マーケットや各種イベントも開かれます。

レルムの方から見ると、「タウンスクエア」はこんな感じ。


朝早く行ったから、人がいませんねえ。

レルムの向こうに見えるのがリングウッド駅。バスターミナルもタクシー乗り場も全部ここです。



入り口を入ると、図書館への入り口とカフェへの入り口があります。カフェのドアは手で触れないと開きません。


広いロビーには展示スペースなどいろいろあるんですが、先程のカフェとは中でつながっていて、コーヒーを飲んだり食事をしながら新聞や雑誌を読んだり、無料のコンピューターを使ったり出来ます。



少しざわついていますから、静かに話をしたい人は黄緑色のドームのようなモノをご利用ください。

図書館は2階にあります。階段かエレベーターで上がります。


カテゴリーごとに分けられた本は、このようにコの字型に配置された本棚に置かれ、どのコの字型にも椅子とテーブルが置かれているのが嬉しい。


とにかく広くて明るくて静かです。


お子様スペースは、部屋が別ですからね。子供達の声が聞こえてきません。


ここで子供向けの読み聞かせやお遊びイベントなどが毎週開催されています。子供用コンピューターも充実しています。



大人向けコンピューターも充実していますよ。


自分のコンピューターを持ち込んでお勉強などをするためのテーブルやデスクも、たくさんあります。

そして、さらに3階に上がると、講演やセミナーや展示会など、様々な目的に使用可能な大小の部屋やスタジオやスペースがあるんです。




飲食の手配も可能です。ロビーにあったカフェがケイタリングしてくれますし、タウンスクエアはレストランやカフェに囲まれていますから、そちらも利用できて便利ですよね。

インターネットがダウンしたり容量超過で遅くなったりすると必ず利用する無料コンピューター。待ち合わせにもオススメですし、充実した施設と便利なアクセスで「ホント素晴らしいなあ」と、行くたびに思うレルムです。

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