うちの夫は普段は料理をしませんが、若い頃は自炊をしていたんですし、私と一緒に暮らすようになってからも、仕事が忙しかった私に代わって家事をしてくれましたし、当然料理もしていました。ケーキ作りなんて私よりも上手だったのですよ。
ですからね、料理の初心者ではないんですが、長年晩ご飯作りは私が担当して来ましたし、経験が足りていないのは事実なんです。3年前に引っ越して来た家では、いろんな道具がどこにあるのかよく分かっていません。目がよく見えなくなっていますので、物がたくさんあるパントリーから何かを見つけるのは簡単ではありません。
土曜日のディナーの準備も、一番の苦労は道具や材料を見つけることだったようです。私にいちいち聞きたくないから、自分で探そうとしたものの見つけられなくて、機嫌が悪くなっていました。
私は、もしもの時には迅速に手伝いに行って、夫が腹を立てて料理をギブアップしてしまわないように細心の注意を払い、ずっとキッチンの隣りの仕事部屋に待機していたんですよ。しかし、夫は私の予想を上回る辛抱強さで頑張りました。
いろいろトラブルはありましたけど、「ビーフ・ウェリントン」はちゃんと完成し、ディナーは大成功に終わったわけです。仕事に行った昨日はツールショップのスタッフに自慢したようですし、仕事から帰ってからは父親や叔父さんに電話で「ビーフ・ウェリントン」を作ったことを話していました。
私が驚いたのは、夫が「自分一人で作った」と自慢していなかったことでした。「ヒロコに手伝ってもらって作ることが出来た」と言っていたんです。土曜日の夜も、ゲストのエクリーさん夫婦が帰った後で、洗い物や片付けを始めた時、夫は「手伝ってくれてありがとう。自分一人では作れなかった」と言いました。
私はストレスが報われた気がしましたよ!
まあね、4日がかりで作ったソースは、私が救済しなかったら無駄になっていましたからね。ソースを煮詰める時に、経験がある人ならこのくらいのトロミになれば大丈夫と分かるんですけど、作ったことがない夫はレシピに書いてあった「何センチの鍋ならソースの量が何センチ減るまで」という説明に従ったのです。
自分が使う鍋は直径が20センチだから、何センチ減るまで煮詰めればいいのかを計算して、その計算通りに煮詰めたせいでソースがお餅みたいなゼリー状になってしまったのです。
「二度と作らない」と言っていましたが、「ビーフ・ウェリントン」は大成功となり、多くの人に称賛されていい気分だったんでしょう。自分でも反省点が分かったので、次に作る時にはもっと上手に作れると言っています。
ところで、昨日は「父の日」だったんですが、晩ご飯は息子が子羊肉のロースト料理を作りました。夫のリクエストでした。よくもまあ、毎日お肉ばっかり食べられるものです。
息子は一人で作りました。私の手伝いもアドバイスも全くなしです。何度も作っていますから、作る度に反省点を改善していて手順も良くなり、料理の出来も良くなっています。
肉と野菜は前回も上手に出来ていましたが、肉を焼いた汁から作るグレイビーソースが脂っこかったんです。それを私に指摘されて、今回はしっかり脂を取り除いた肉汁で作ったそうで、とても美味しいグレイビーソースでした。
晩ご飯の前には娘もやって来たので、家族4人で食べました。娘はハウスシッターをしている家の2匹の犬の世話があったので、夕方にだけやって来たのですよ。犬を連れてです。
息子は、料理を家族に褒められて気分が良かったでしょうね。洗い物も片付けも全部一人でやってくれました。子羊肉のロースト料理をすると、大量の脂が出るので後片付けが大変なんですけど。
料理も片付けも私がしなくて済むディナーは、
サイコーでした!
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