サッカーW杯カップの準決勝が、一昨日と昨日の朝(メルボルン時間)行われました。
一昨日のフランス対スペイン戦は、私はスペインを応援していました。昨日のイングランド対アルゼンチン戦は、イングランドに勝って欲しい気持ちもありましたが、アルゼンチンに勝って欲しい気持ちの方が強かったです。
スペインとアルゼンチンが勝って欲しかったのは、スペインのラミン・ヤマル選手とアルゼンチンのリオネル・メッシ選手が決勝で対戦するのを見たかったからです。両チームがそれぞれ勝ち進んだので、ヤマル選手とメッシ選手の対戦が実現します。
皆さんはご存知ですか?この2人の間に起きた18年半前の出来事を。
私は偶然読んだBBC放送のこの記事でその出来事を知ったんです。2024年7月に書かれていますから、多くの人々がこの出来事を知ったのは2年前ということですが、つい最近知ったという方も多いのではないでしょうか。
決勝を前にして、BBC放送は再びこの出来事を「運命の奇跡 ―メッシとラミン・ヤマルの信じられないような出会い」という記事にしていますよ。
運命の奇跡とはこんな話です。
19年前の2007年、当時20歳だったリオネル・メッシ選手は、スペインのFCバルセロナというチームに所属していました。まだスーパースターになる前のことですが、後に伝説となるような活躍は始まっていました。
この年、FCバルセロナがチャリティーカレンダーを作ることになったんだそうです。一般市民がFCバルセロナの選手と写真に収まり、それをカレンダーにして販売し、収益を寄付して社会に貢献するという企画だったようです。
そのためのラッフル(Raffle)が売られたんです。ラッフルというのは、賞品が当たるくじのことです。このラッフルの商品は「選手と一緒に写真に撮ってもらってカレンダーに載ること」でした。
そして、若い夫婦がこのラッフルに当たったんですよ。その夫婦には生後5〜6か月になる男の赤ちゃんがいて、リオネル・メッシ選手がこの赤ちゃんと一緒に写真を撮ることになりました。
撮影が行われたのは、2007年の12月だそうです。メッシ選手が赤ちゃんをベビーバスでお風呂に入れたり、お風呂上がりでタオルに包まれた赤ちゃんを抱っこしたりして写真に収まりました。
その赤ちゃんはサッカー少年になりました。6歳でFCバルセロナの下部組織に入団するとすぐにその才能に注目され、15歳でFCバルセロナのトップチームに招集されてプロ選手として活躍するようになり、まだ10代でありながらエースの背番号10を背負うまでになります。
それがラミン・ヤマル選手だったんです。
ヤマル選手は2023年に史上最年少の16歳でスペイン代表に選ばれて、史上最年少出場記録と史上最年少得点記録を塗り替えました。翌年の欧州選手権には、学校の宿題持参で参加していたとニュースになっていましたよ。
FCバルセロナのカレンダーのことは人々の記憶から忘れ去られていたのですが、2024年にヤマル選手が大活躍を始めた頃、ヤマル選手のお父さんがカレンダーの写真をインスタグラムに投稿したのがきっかけで、この出来事が知られるようになったそうです。
ウソみたいなホントの話です。こんなストーリーは作ろうと思っても作れませんよ。この写真撮影の時に、メッシ選手の「神様に与えられた才能」が赤ちゃんのヤマル選手に乗り移ったんじゃあないかと言う人もいます。本当にそんな気がします。
歴史上最高のサッカー選手と言われるメッシ選手は、現在39歳。FCバルセロナ在籍時はもちろん背番号10番でした。このメッシ選手の後を追うような活躍をしているヤマル選手はまだ19歳になったばかりです。
この2人がW杯の決勝で同じピッチに立つんですから、映画みたいな話なんです。決勝はメルボルン時間で月曜日の早朝5時(日本時間では4時)スタートです。
絶対見ます!
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