友人のエクリーさん夫婦を招待したディナーで、作るのが超難しい「ビーフ・ウェリントン」という料理を4日がかりで作ったうちの夫は、その成功に大いに満足して家族や友人に自慢していました。
人を食事に招待して何もしなくて良かった私は(と言っても掃除は私がしたし、夫が失敗したソースは私が救済したし、洗い物の手伝いはしましたけど)「こんなに楽なことはない!今度は誰を呼ぶ?」と大喜びしたので、更に気を良くした夫は、ギリシャ料理の「ムサカ」に挑戦して、これまた成功を収めたわけですけど。
今度は、土曜日に夫の父親と中国人の奥さんを招待して、ローストポークを作るそうです。ロースト料理は何度も作ったことがありますから、失敗はしないでしょう。基本的にオーブンに入れて焼くだけなので、そんなに難しい料理ではないんです。
難しいのはタイミング。肉や野菜の焼き加減やソースの仕上がりのタイミングを合わせるところです。そして、ローストポークの場合は、皮をサクサクカリカリした煎餅みたいな食感になるように焼くところがポイントです。下手をするとカッチンカッチンになって食べられませんからね。
もう1つ大変なのは、後片付けや掃除です。ロースト料理をした後の片付けは、ギトギトした脂のせいで結構大変なんです。オーブンの中に脂が散って焦げ付いていますから、それを掃除せずにオーブンを使い続けると汚れを落とすのが大変になります。だから、肉を焼いた時には必ずオーブンの掃除をするんですけど、うちの夫はオーブンの掃除なんてしたことがないと思いますよ。
そして、夫が料理をする時の「最大の問題」は、お金がかかることと無駄が出ることでしょう。
レシピを見ながら買い物リストを作り、それに従って必要な道具や食材を買って来ます。「ビーフ・ウェリントン」を作った時は、肉の中の温度を計る耐熱デジタル温度計やパイ生地を編み目状に切るローラーカッターも買いました。
食材はレシピに書いてあるのと同じでなくても作れるのに、レシピ通りの食材を買って来ました。ソースを作るのにリンゴ酢が必要だったそうで1瓶買って来ましたよ。使ったのは小さじ1〜2杯ですけど。
「ムサカ」を作った時にはギリシャ風サラダも作ったんですが、赤ワインヴィネガーという酢が必要だったそうで、それも1瓶買って来ました。1リットル入りの大瓶でした。リンゴ酢も赤ワインヴィネガーも日頃使うことがないのに、どうするんですか!
酢なんてね、使うのはわずかな量なんだから、赤ワインヴィネガーでなくても家にある白ワインヴィネガーでもいいんです。リンゴ酢の代わりにレモン汁やミツカンの穀物酢を使っても大した違いはないんですよ。
そう言えば、「ムサカ」を作った時にはミートソースを作るのにトマトペーストが必要だったらしいんですけど。トマトペーストっていうのは、何に使うにしても大量に使うものではないので、私はいつでも小さい容器入りか小袋入りを買うんですよ。使い切れないとすぐにカビが生えてしまうので。
しかし、夫が買って来たのは大瓶700グラム入り!
トマトペーストを700グラムも何に使うの!
滅多に使うことが無いリンゴ酢も赤ワインヴィネガーも、このまま賞味期限が過ぎて無駄になるのは確実です。トマトペーストは無駄にするのはもったいないので、小分けにして冷凍しておくかな。
そにかくですね、全てこの調子で買い物をするのでお金がかかるわけなんです。それでもまあ、自分が稼いだお金でやっているんだし、こんな事が出来るのも目が見えている今のうちだけですから、いいんですけど。
今回は、洗い物だけではなくてオーブン掃除もやってもらうつもりです。
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