3年前に引っ越して来て以来、どんどん物が積み重なって行ったうちの夫のデスクは、ついにはその表面も見えなくなり、掃除も出来なくなって、ごみ屋敷状態になっていました。
ホコリも溜まってあまりにも汚かったし、目が見えなくなって来ている夫には、散らかっている場所から物を見つけることはほぼ不可能になっていますのでね、夫がクイーンズランドのモートン島に行っているこの機会に、私が片付けることにしたんです。
実を言うと、夫の持ち物の片付けは「私はもう二度としない!」と宣言してはいたんです。もしも事故か何かで突然死んだら、その時は息子と娘がしなくちゃあいけないと言ってありました。
いずれは目が見えなくなって片付けをしようと思っても出来なくなりますからね、家の中もガレージも、今のうちに整理しておかないと子供達に大迷惑をかけることになるのだと言ってありました。
息子と娘は「その時には大きなごみ廃棄コンテナをレンタルして全部捨てる」と言いましたけどね。
これまで、何度も夫の持ち物を私が片付けて来ました。私がするから夫がしなくなるんだろうと思って放置したこともありますが、私が片付けなかったらどういうことになるかというのを引っ越しの度に経験して来ました。結局は私が苦しむだけなんです。
「片付ける能力」も「片付けようという意欲」も「メンタル力」も無い人に、期待してもダメなんですよ。私はね、今ではうちの夫は発達障害か何か脳の作りのせいで「片付けが出来ない人」なのだろうと思っていますし、これには双極性障害も関係しているんです。
ああ、今思い出しても胸が苦しくなる3年前の引っ越し。あの時、うちの夫は「うつ期」に入っていて毎日寝ていたんです。ほとんどの作業は、私が一人でしたのですよ。手配した引っ越しトラックが小さ過ぎて荷物が入り切らなかったので、私は数え切れないほど何度も往復して荷物を運びました。
あの時は、夫は腎臓を提供した直後でしたから重い物を持てませんでしたし、運悪く息子も痔の手術後の回復が悪くて重い物を持てなくなっていて、メンタルもダウンしていました。身体的にも精神的にも、出来ない人に期待しても無駄なんです。
さて、片付けの基本は「不要な物の廃棄」と「分類」ですけど、
まあ、出てくる出てくる!
大量のレシート類、勤めているツールショップの値札、鉛筆とペンとマーカー類、コード類、ボルトやネジなどの金具類、大小さまざまな手道具、デンタルフロス(糸ようじ)や耳栓、おそらく何が保存されているのか覚えていないであろうメモリースティック8個と新品メモリースティック2個、誰かにもらったビジネスカード(名刺)が何十枚も、有効期限が切れた銀行のカード4枚、小銭もいっぱい!
捨ててもかまわないと確信できる物は捨てて、それ以外は夫が判断できるように種類ごとにまとめました。
うちの夫は、片付けも出来ないけど物をよく失くしますから、探し物が見つからないと新しいのを買うのでね、物が増えるんですよ。イヤホンなんて4つもありました。一番たくさんあったのは筆記用具です。書類も山程ありましたが、これは私には判断出来ませんからまとめて置いておきました。
実は、玄関に置いて靴箱としてい使っているチェストの上も夫の物置きと化していて、ツール類やボルトなどの金具や紙やすりや接着剤などでグジャグジャで、花を生けて飾ることも出来なかったのですけど、そこにあった物もデスクにあった物と一緒に種類分けして置いてあります。
モートン島から帰って来て、私が勝手に片付けたのを見たら怒るかもしれませんが、どう反論するかは考えてありますよ。目の問題がありますからね、見えなくなる前に持ち物を見つけやすくしておく必要があるんですから、それを理由にするつもりです。
まあね、たとえ怒っても私は慣れていますから平気ですけどね。それに、モートン島の件では自分がやりたいことを優先して好き勝手やっているんですから「怒れるもんなら怒ってみろ!」ですよ。
玄関が片付いたので、今日は花でも飾りたいと思います。
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