2021年6月25日

腐りかけのスイートポテトが変身

うちの娘が連日私のカローラを使っているものですから、食品の買い出しに行けません。冷蔵庫もパントリーもどんどん空っぽになってきており、限られた食材でお料理するのはチャレンジです。

何を作ろうかしらとパントリーをのぞいていて見つけたのが、フワフワの青カビを身にまとったスイートポテト(サツマイモの仲間)でした。

オーストラリアで売られている最も一般的なスイートポテトは、オレンジ色をしています。一応甘いですけど、日本のサツマイモのような甘さはありません。


ジャガイモと一緒に置いてあったそのスイートポテトは、両端が腐っていて片方の端は青カビでフワフワ。表面もまだら模様にやばくなっていたのでした。

これをすぐにゴミ箱に入れないのは、食材が限られているからというわけではありません。やはりまだ食べられる部分は食べないといけません。

腐っている部分や腐りかけの部分をごっそり取り除いたら、まだ十分に食べられそうな部分が160グラムほどありましたので、お昼ご飯用に茹でてキムチと混ぜてサラダにしようと思いました。

キムチと混ぜて作るサラダは大変美味しいですよ。レシピもウェブサイトに載せています。


サラダに入れる時には蒸した方が良いのですけど、量が少なかったし昨日は面倒くさくてね、小鍋で茹でたのです。

ところがアクシデント発生!

イモを茹でていることをすっかり忘れてしまって、気がついた時には茹ですぎて溶ける寸前。

柔らかすぎてサラダには向かないので、潰してパンケーキにでもしようかと思ったのですけど量がわずかですから、パンケーキを作るのも面倒くさくなり。

そこでディップにでもするかと思いました。レモン汁を入れようと果物を入れているボウルを見たら、お隣りのテイラーさんが停電の時にジェネレーター(発電機)を貸してあげたお礼にくださった庭で取れたオレンジがフニャフニャになって斑点が出ているのを見ました。

この時ですよ、

オレンジ色のスイートポテトにオレンジジュースを混ぜるというアイデアがひらめいた!

オレンジジュースを混ぜるのなら、塩味系のディップじゃあなくて甘いスプレッドにしようと決めまして、バターとお砂糖を追加してドロドロになるまでよく混ぜました。

こうして出来たのが「スイートポテト&オレンジのスプレッド」でございます。

もしも美味しく出来た時のために量を計りながら作ったんですけど、

超美味しい!

早速写真を撮りまして、レシピとしてウェブサイトに載せることにしました。


もうなんと言いますか、行き当たりばったりの賜物ですけど、時々こういうことが起きますね。アクシデントが発明に結びつくという。

テイラーさんがくださったオレンジはちょっと酸っぱかったので、うちの家族も食べようとせず残っていたんですが、酸っぱいのが良かったかもしれません。オレンジの汁の甘さや酸っぱさに応じて砂糖の量を加減してください。

冷めるとバターが固まりますから、パンに塗るのにちょうどよい硬さになります。色も少し変わります。


オレンジ色のスイートポテトではなくても、日本の美味しいサツマイモでも作れると思います。

レシピはこちらです。


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2021年6月24日

運転と適性視力と黄斑変性

うちの夫に、先天性の黄斑変性である「スターガルト病(Stargardt Disease)」という目が見えなくなる病気があることは、このブログでも度々話題にしておりますが、ついに見えなくなってきたと気づいたのが今年の3月でした。

黄斑変性という病気は、網膜の中心部分に位置する直径2ミリほどの黄斑に問題が生じて、ものが見えにくくなる病気です。よくあるのは加齢にともなって発症する「加齢黄斑変性」ですけど、うちの夫は遺伝性の黄斑変性です。

遺伝性の場合は、年令に関係なく子供のうちからでも発症します。患者数は多くありません。

夫の場合、リーディンググラス(別名: 老眼鏡)が必要になった時の検査で網膜上にシミのように見える死んだ組織の斑点があったことから分かったのですけど、斑点が徐々に増えて繋がって大きくなって来ていました。昨年の検査では、ついに黄斑部にかかってきていたので、そろそろ影響が現れるだろうと言われていました。

今年3月のある日、インターネットのケーブルを探して地面を掘り返していた時、何かの拍子に左の目だけで見たところ景色が歪んでいるのに気付いたそうです。そして、意識して左目だけで見てみると、視野の中心に何も見えていない真っ黒な部分があることにも気づいたと言うのです。

すぐに検査を受けに行きましたら、左目はもうアウトでした。黄斑が死んだ組織の斑点に侵されていますので、今後はさらに見えない部分が大きくなって行くだけです。治療方法はありません。ただし、右目はまだ見えているので運転は可能だと言われたのですよ。

その後、VicRoads というヴィクトリア州の運輸交通局みたいなところから、医者からの適性検査の報告書が必要と言われ、いつもお世話になっているGP(一般開業医)のリム医師に検査をしてもらいました。

そうしたら、VicRoads から連絡があって、その報告書だけから判断すると夫の視力は運転の適性が無いということなんです。

さらに検査をしてもらわなくてはなりません。

目の能力と言えば、普通考えるのは視力表を使って計測する「視力」ですが、それだけではありません。「視力」の他に「視野の広さ」とか「明るさや暗さへの順応」という能力も重要です。

健康な人ならあまり問題になりませんけど、黄斑変性のある夫の場合は、視野や暗さへの順応力が問題になるらしいのです。

黄斑変性の疾患がある人は、視野の中心が見えなくなるだけではなく、薄暗い状況でものが見えにくくなったり視野の中心以外の見えている部分が歪んできます。

ということで、

2週間後に視野検査を受けることになりました。

本人が言うには、右目はまだ普通に見えるそうですから、検査をしてもらって、まだ運転できるという証明を提出すれば引き続き運転できます。

検査でそういう結果が出なくて、もう運転はしちゃあいけませんと言われたら、夫は運転をあきらめるつもりです。

運転できなくなったら現在勤めている店舗には通勤できなくなりますので、家から近いところにある小さい店舗に転勤しなくてはいけないでしょうし、役職も変わってくるでしょう。

通勤は、バスで通勤するか私が送り迎えをしなくてはいけなくなります。

右目にも症状が出始めているとしたら、それは大変残念です。運転できなくなるということは、ある意味自由を失うことになりますからね。本人の暮らしだけでなく家族の暮らしも変わりますし。

本人はあまり気にしていない様子ですが、気にしていないわけがないと思います。運転できなくなるかもしれないんですもの、気になっているはずですよ。

まだ右目は見えていると本人が言うので、運転は可能という結果になってもらいたいですけど、いずれは右目も見えなくなるわけですからね。

右目の進行が遅いことを祈るばかりです。


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2021年6月23日

数年ぶりのお風呂

言っておきますけどシャワーは毎日浴びているんですよ。

「お風呂」というのは、浴槽にお湯を溜めてそれに浸かるという意味での「お風呂」です。

数年ぶりでした。

我が家の浴槽は、もちろん寝っ転がらないとお湯に浸かれない細長い西洋式です。キッチンの床が腐って修理をしなくてはならなくなった時に、4ヶ月もお料理をしていた例の洗濯室兼おトイレ兼バスルームにあります。

浴槽のすぐ隣りには便器、反対側には洗濯機があって、ゆっくりお湯に浸かりたくなるような場所ではありません。冬だから超寒いし。

でも、お湯に浸かりたくなったのです。浴槽があるだけラッキーだと思わないと。

お湯は寝っ転がった時に身体が浸かる程度の量だけ入れます。たくさん入れすぎて、少し身体を動かすと浴槽から溢れたりすると掃除が大変ですから。

あら、その黄色いのは何?


あっ、気が付きましたか?(気が付かない人がいるか!)

その黄色いのはね、

うふふふふ…



冬至だったじゃないですか。

冬至といえば「柚子湯」じゃないですか。

まさかたった3個しか収穫できていない、しかも大きくもない貴重な柚子の一つを風呂に入れるなんて、そんなもったいないことはできないと最初は思ったんですけど。

うちの家族は柚子の香りをありがたがらないし、お吸い物用の皮はもう冷凍したし、残っていたのは一番大きいのですが、どうせ種ばっかりで果汁は小さじ半分も取れないので、自分が好きなように使おうと思ったんです。

半分に切って、種を全部取り出してから入れました。

小型温風ヒーターで極寒のその部屋をしっかり温めて、お湯に浸かりましたら、

ああ…

ああああ…

お風呂ってこんなにいい気持ちがするものだったっけ?

もうね、サイコーでした。

あんな小さな柚子では自然に香りが立ち上ってくるなんてことはありませんから、鼻の所に持っていって匂いをかぎながら、目を閉じて浴槽にたくさん柚子が浮かんでいるのを想像しながら、隣りに便器がないと想像しながら、私は至福の10分ほどを過ごしたのでございます。

どうせもう捨てるしかないんだからと、貴重な柚子を身体に擦りつけて香りを堪能しましたよ。

お湯から出て、身体を拭いて服を着た後、「はあああ」と大きなため息が出たけど、シャワーではああいう事は起きないですね。お風呂に入った後でしかああいうため息は出ません。

本当に気持ちが良かったです。

どうして何年もの間、一度も浴槽に浸かりたいと思わなかったんでしょうか。お湯に浸かるというのがこんなに気持ちの良いことだったと忘れていましたよ。


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2021年6月22日

お日様がまぶしい冬至

昨日は冬至でしたね。日本は季節が反対ですから夏至ですけど。

冬至と言えば、太陽の位置が一年で最も低くなり、日照時間が最も短くなり、夜が最も長くなるということで、寒く暗い印象ですが、冬至の日のメルボルンは快晴でした。

昨日の朝の我が家の南側(お日様が出ない方)はこんなにキラキラ。


冬至じゃなくて夏至じゃないのって感じの色彩ですね。

ちなみに、お日様が出る方の北側は、北隣り家の大木のせいで日当たりがほぼゼロになっておりますため、薄暗くて湿気ています。

メルボルンの夏は、暑さと乾燥で草が枯れますが、冬は雨がたくさん降りますから草は緑色になります。ユーカリの木は一年中緑で色はほとんど変わりません。ということで、上の写真のように地面が緑の風景というのはメルボルン的には冬らしいとも言えます。少なくとも夏ではないのです。

雲一つない快晴の冬の朝でしたからね、放射冷却現象というやつで気温が下がり、朝の気温は1度でした。

毎年ボケる我が家のワトルの木は、本来ならば冬の終わり頃に黄金色の花を咲かせて春の到来を告げるのですが、今年もボケて夏の終り頃から花を咲かせておりますけど、ほそぼそと少しずつ開花させ続けています。


この木がちゃんと冬の終わり頃に一気に黄金色に染まり、花粉を飛ばしまくるから車庫に停めている車が真っ黄色になったこともあるのですけどね、近年はそういう事は記憶にありません。

まるで気候変動のバロメーターのように異常ぶりを見せてくれる我が家のワトルです。

こんなにまぶしくキラキラの冬至ですが、冬至を過ぎたと聞くと嬉しくなります。これから昼が少しずつ長くなって暖かくなるんだなと思うと、何だか気持ちが前向きになりますね。

夏が来る頃には、新型コロナが収束に向かっていて欲しいです。


日本では、夏至を過ぎたとは言え暑さはこれからです。オリンピックも観客を入れる方針で開催するそうですから、次の感染拡大は時間の問題ですね。

選手の来日が始まっているそうですが、先日来日したばかりのウガンダ選手団(選手とコーチと関係者ら9人)のうち1人が感染していたことが分かったそうです。全員が出国前にワクチン接種を完了して検査で陰性と判定されていて来日したわけですが、やはり陽性者がいました。

これから何万人もやって来ますよ。その中に何人の陽性者がいるんでしょうか。

競技場には1万人も観客を入れるとか。

オリンピックのせいで死者が出ないことを祈るばかりです。


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2021年6月21日

またも泥棒と格闘で警察が来た

アドレナリンの賜物か、おとなしそうだけど実はそういう人なのか。

うちの夫ですけど。

夫は昨日の日曜日も仕事でした。日曜日は閉店時間が4時ですから、普通なら5時過ぎには帰宅するんです。晩ご飯の準備をするために、居場所が正確に分かる「Find My」アプリでどの辺りまで帰って来ているかを確認したところ、5時を過ぎているのにまだ店舗にいたのでおかしいなあと思ったんですよ。

4時が閉店なのに5時過ぎてもまだ店にいるということは、何かあったのです。

可能性は3つ。

1.なかなか帰ってくれない客がいる
2.コンピューターのドラブルで売上の処理が遅れている
3.店舗で何らかの事故が起きた

6時近くになってもまだ店にいるので、何かが起きているんだろうと思っていたら、少し遅くなるという連絡がありました。警察が来ていたんです。うちの夫がまたも泥棒と取っ組み合いになって警察を呼んだんですって。

警察を呼ぶと、実況見分調書だとか供述調書だとか、いろいろ作成しなくてはいけませんからね、時間がかかるのです。

夫が勤めるツールショップに泥棒が入るのは日常茶飯事です。泥棒は営業時間中に盗みにやって来ます。商品を盗まれたことが後から分かることも多くて、被害は相当な額なんですよ。

盗むだけではなく、商品を騙し取る様々な手口があってですね、接客も大変なのです。

商品を服の下に隠すのを目撃しても、その泥棒が店を出るまでは手出しができないわけですが、店を出ようとした泥棒がスタッフに止められて、逃げようとしたり抵抗したり暴れたりすることもあるのです。

怖いですねえ…

うちの夫が泥棒と相対して身体接触を伴う状況になったのは、昨日が3回目でした。

1回目は抵抗されて取っ組み合いになり、警察を呼びました。

2回目は店に入ってきたカップルの二人組が前日に商品を盗んだ泥棒だと認識したので、男の方を捕まえて店舗から突き出したのでした。証拠の防犯ビデオの映像があったわけですが、その時は警察を呼んでいません。追い出しただけでした。

そして昨日は、男が服の下に商品を隠しているのを偶然うちの夫が目撃し、男の方も夫に見られたことに気づいたはずなんですって。

完全に態度が怪しく身体のあちこちが膨らんでいるその男が店を出ようとするところを阻止し、うちの夫が金属探知機で服の上からスキャンするとあらゆる所からピピピピピと音がするものだから問い詰められ、逃げようとしたところをうちの夫に突き倒されて、床で身動きできない状態にされた上、大声で威嚇されて全身をガクガク震わせていたそうです。

その間にも男の携帯電話は鳴り続けていたそうで、第3者からの指示で盗もうとしたのだと白状したそうですけど。

閉店間際のことで、他の客達は目を見開いて固まっていたそうな。そりゃ固まるわ。

その男は、やって来た警察に手錠をかけられて警察に連れて行かれました。警察はこの男に指示を出していた本当に悪い奴らを捕まえてもらいたいものです。人を使って組織的に泥棒をして儲けている奴らがいるんですよ。

それにしてもよくやるわ、うちの夫…

普段はおとなしい人なんですけどね。

夫は双極性障害2型で現在は落ち着いていますが、元気がなくなる時期と気分がハイになる時期があるんです。昨日はハイだったのかもしれません。

夫は背も高いのですけど、体重がですね「120は行っていない」と本人が言うくらいですから、まさに大きなクマのような体型なんです。

あの大きさのおじさんに突き倒されて、身動きできない状態にされて大声で威嚇されてごらんなさい、臆病な泥棒は震えておしっこを漏らすくらいしかできないでしょう。

あまりに顔面蒼白になってガクガク震えている泥棒がちょっと可哀想になったうちの夫は、泥棒にペットボトルのお水を上げたそうです。うちの夫はそういう人です。そういう人が、泥棒を突き倒して威嚇したというのがもう、私にはちょっと信じがたいんですけど。

それにしても、

小売業の仕事というのは大変ですね。接客や店舗運営や商品管理といった仕事の他に、万引泥棒に立ち向かう必要もあるし、店によっては強盗が押し入ることもあるわけで、

いやあ私には出来ません…

私は根が臆病者ですから、万引や泥棒と相対するなんてメンタルが持ちません。キレて店員に文句を言ったり怒鳴ったりするお客だって怖すぎて、考えただけで不安症が再発しそうです。


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