2026年3月27日

クイーンズランドの牡蠣養殖場

うちの夫が、来月2週間の有給休暇を取ってクイーンズランドに行くことになりました。観光旅行ではありません。お手伝いです。

夫の従兄弟の一人がクイーンズランドのモートン島(Moreton Island)で牡蠣の養殖をやっているんですよ。モートン島は、世界で3番目に大きい砂の島だそうです。

私は正直なことを言うと、この事業は上手く行かないような気がしていたんです。場所がですね、島の中でもアクセスの悪い不便なところにあるんです。そういう場所でも、そこに住んで牡蠣の養殖に専念すれば何とかなったでしょうが、この人は大学で農業を教えるセンセイでもあるんです。海外に指導に行ったりもする人なんです。二股でやって行くには無理があるのですよ。

従業員を雇うことも難しいらしくて、繁忙期には家族が手伝いに行ったりしていましたが、事業を続けて行くことは困難だということで養殖場を売りに出したんです。

やっと買い手がつき、事業売買の契約も交わされて手付金も支払われたそうですが、買い手の資金繰りが上手く行かなったらしくてね、契約は破談になったそうです。

従兄弟は新しい買い手を探しているわけですが、そうしているうちに収穫時期になってしまったんですよ。牡蠣を収穫しなくてはいけませんが人手が集まらず、「さあ困った!」という状況になっていると聞いて、困っている人を助けずにはいられないうちの夫が手を上げたというわけです。


ということで、夫は海中での作業に適したウェットパンツやクイーンズランドの日差しに備えてシャツや帽子を購入したりして、準備を進めています。

ウェットパンツは随分悩んで一番大きいXXLサイズを注文したそうです。夫は最近減量に取り組んでおりまして痩せて来ていますからね、XXLサイズでは大き過ぎるかもしれないと思ったそうなんです。

ところが、届いたXXLサイズのウェットパンツをはいてみたらピッチピチのキツキツで、「良かったあ、一番大きいのを買って!」と叫んでいましたよ。心配になるほどキツキツでしたが、「出発までにはもっと痩せるから大丈夫じゃない?」と私が言うと、「そうだな」と言いました。

牡蠣の養殖場は不便な場所にあるとは言え、観光客にも人気のあるモートン島ですからね、近くには黄金色の砂浜や砂丘があって、野生のウミガメが泳いでいたりもする美しい場所なんです。


夫からこの話を聞いた時には、私も一緒に行こうかと思ったんですよ。夫婦でどこかに旅行に行くなんて滅多に無いことだし、牡蠣の収穫作業は手伝えなくても、食事の準備や洗濯などの家事を手伝えるかと思って。

しかし、島は蒸し暑くて虫が多いと聞いたのでやめました。私は吸血系の虫には大変好かれる体質なんです。それに、虫だけじゃあなくて毒ヘビや毒グモもいて、海には毒ダコや毒クラゲも、そして、

最凶のサメもいるんですよ!

だから私は行きません。

心配なのは、夫の目のことです。例えばですね、海に入っての作業中にサメの背びれを見たらすぐに大声を出してボートに上がり、斧を持って攻撃に備えろということなんですけど、夫にはサメの背びれなんて見えないと思うんです。

見ようとする物と背景が同じような色合いだと見えないんですから。例えば、白いお皿に乗ったチーズとか黒っぽい物の上に置かれた黒いiPhoneは夫には見えないんですよ。青い海面から出たサメの背びれなんて見えるわけがないんです。

毒ダコや毒クラゲも、水中にいるものは見えないと思います。草むらの毒へビも毒グモも見えるわけがないです。

危ないですよ…


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2026年3月26日

放置された汚れた食器

ここ数日、睡眠の調子がよくありません。昨日は朝の3時から起きていたからフラフラでした。午前中に医者の診察の予約があったんですが、歩いて行くつもりだったのに歩く元気など無いので、車で行ったら運転が危なかったです。

お昼過ぎには起きていられないほど眠くなり、昼寝を試みたんですけどやっぱり眠れず、夜7時過ぎにはベッドに横になりましたが結局眠れず、10時頃に睡眠薬を飲んで眠りました。薬のお陰で合計すると6時間以上眠りましたので今朝は気分がマシです。

いつものように5時半頃には起きてキッチンに行きました。ワークトップに汚れた食器が置いてありました。どうして自分で食器洗い機に入れないんでしょうか?

仕方がないので、汚れた食器は私が食器洗い機に入れました。食器洗い機はいっぱいでした。食器を入れるスペースがないように見えましたが、それは入れ方のせいです。ちゃんと入りました。

そもそも、食器洗い機がいっぱいで食器を入れられないと思ったら、洗剤を入れて洗浄をスタートしてくれたらいいじゃあないですか?今はうちの娘も入れて私以外に3人もいるのに、誰もしないわけですよ。

「汚れた食器は自分で食器洗い機に入れてください」「食器洗い機がいっぱいになっていたら洗浄をスタートしてください」とまた言っておかなくてはいけません。何度も繰り返し言って来たことなんですが。


これまで、うちの夫と息子には、腹が立つことがいろいろありました。「なぜしてくれない?」「なぜ気が付かない?」としょっちゅうガッカリさせられたりイライラさせられたりして来たんですけど、言わないと気が付かない人達なのだと分かってからはストレスは減りました。

「気がつかない人」というのがいるんですよ。

腹が立つことがあって私が不機嫌な態度を見せても、そういう人達は私が不機嫌であることには気づいても、なぜ不機嫌になっているかさっぱり察することが出来ないらしいですから。いちいち言いたくないんですけど、いちいち言うしか他に方法がないので言うんです。

冷蔵庫から出したものは使い終わったら元に戻してください。
ジャムやピーナッツバターの瓶が空になったら、空のまま棚に戻さないでください。
お箸は食器洗い機に入れないで自分で洗ってください。

こんな細かいことをいちいち繰り返し言うのもアレですけど、塵も積もれば山となり、小さなイライラが溜まれば私のメンタルヘルスにも良くないですからね。出来るだけポジティブに、機嫌の悪い時は避けて、ちゃんと言葉にして言うんです。

ただし、最近のうちの夫は見えないから出来ない場合がありますので、汚れた食器を放置していても仕方がないと思うことはあります。

でも、今朝はガッカリしたわ。


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2026年3月25日

驚くべき精度のチャットGPTプラス

インターネットに繋がらなくなったiPhoneの修理を諦めたうちの夫が、父親から使っていない古いiPhoneをもらい、古いと言っても夫のiPhoneよりも新しかったんですけど、データを移そうとしてトラブルが発生し、もらったiPhoneが使えない状況が続いていました。

詳しいことは分かりませんが、昨日やっと使えるようになったそうです。うちの夫は目が見えなくなって来ていますので、iPhoneの機能には毎日大いに助けられているんですよ。

文字を入力したり読んだりするのが難しくなったので、iPhoneは声で使っていますが、iPhoneをもっと便利な道具にするアプリを入れたと教えてくれました。それが「チャットGPTプラス」(ChatGPT Plus)です。

夫が勤めるツールショップの店舗は、中国人のお客さんが多いんですが、英語がまったく話せない中国人も多いそうです。先日やって来たお客さんは、対応したうちの夫とのコミュニケーションに「チャットGPTプラス」を使っていたんだそうです。

テキストを入力したりすることはなく、お客さんとうちの夫の話す声だけで、そのアプリを使ってコミュニケーションが出来たそうなんですよ。

それに感心した夫は、やっとインターネットに繋がるようになったiPhoneに、その「チャットGPTプラス」のアプリを入れたんだそうです。そして、英語と日本語を使って息子と会話をしてみたら、その精度にびっくりしたと言うんです。

中国語ではどのくらいの精度なのか分からなかったわけですが、自分が理解できる日本語にしてみたら、その精度が分かったと言うんですけど。

そこで、日本語が得意の私が見せてもらいました。

iPhoneに向かって「次の英語を日本語に訳してくれ」と言ってから夫が話した英語はかなり長かったので、そんなに長々としゃべらずに区切ったほうが精度が上がるんじゃあないかと私は思ったんですが、チャットGPTプラスは違和感のない日本語で夫が話した長い英語を正確に訳しました。

びっくりした私が「すっごーい!あんな長い文章をちゃんと訳してる!」と叫ぶと、チャットGPTプラスが「ありがとうございます。長い文章もできるだけ正確に訳すよう努力しています」と返事をしました。

「すっごーい!私が言ったことに返事してるんじゃん!」と言うと、アプリはそれに対しても返事をし、私はしばらくチャットGPTプラスと会話をしたんですよ。それがもうほとんど違和感が無いと言うか、まるで人間と話をしているような感じだったのです。

男の声でした。声優さんのようないい声で、ちょっと息をついたりして機械が話しているとは全く感じない普通のしゃべり方でした。しかも、会話の間にAI(人工知能)が反応する間(ま)みたいなものはありませんでした。驚くべき精度でした。


ご存知ではない方のためにちょっと説明すると、「チャットGPTプラス」というのはOpenAI(オープンエーアイ)という会社が提供する「チャットGPT」というサービスの有料版です。オーストラリアでは、月額30ドルで利用できます。

私は使ったことがないので、無料版と有料版の違いは分かりませんが、夫の話では精度とスピードが違うようです。有料版は声だけで使えるというのが、夫にとっては利点のようです。

ウェブ検索やデータの分析、画像や動画の生成など、様々なことができるそうです。うちの夫は英語が通じないお客さんとのコミュニケーションと、声だけで調べ物が出来るという点から利用しようと思ったようです。

お店に写真を持って来て「こういう道具を探している」と言うお客さんがよくいるそうですが、そういう時はその写真を撮って「これは何だ?」とチャットGPTプラスに聞いて調べることも出来るし、ツールのトラブルの原因なども声だけで調べられると言っています。

AI(人工知能)というのは、もうすでに私達の暮らしの様々な場面でお世話になっているわけですけど、目が見えなくなりつつあるうちの夫には大きな助けになりそうです。


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2026年3月24日

娘の帰宅とカーテンの洗濯

今朝起きたら、居間のソファーで娘が寝ていました。いつの間に帰って来たのか誰も知りません。昨晩遅くに帰ったんでしょう。

ハウスシッター(留守番)をしていた家の住人が昨日旅行から帰って来たので、娘は寝る場所が無くなったのだそうです。

「じゃあこれからどうするの?」
「しばらくこの家に住む」

それはいいんですよ。ただし、この家には娘用の寝室はないので、居間に布団を敷いて寝るしかありません。そして、勤め先の一つである司法心理事務所は、この家から行くと車で1時間以上かかりますから通勤が大変です。

アパートを買うと言っていたんですが、不動産の専門家に相談したら今は時期が良くないと教えられたそうで、しばらく待つことにしたそうです。だったら早く賃貸を借りるかシェアハウスを見つけるかしないと、いつまでもこんな不安定な暮らしは続けられないだろうと私は思うわけですが。

本人は、こういう暮らしに慣れっこで不便とも感じていないようです。居間に布団を敷いて寝るので良いのなら、私達には迷惑でもありませんからいいんですけど、家の中が再び大散らかりになってしまいました。


さて、今朝はキッチンの西向き窓に掛けてあった分厚いカーテンを洗濯したんですよ。

洗濯機で洗えると書いてありましたので自分で洗えるとは知っていたんですが、家主から許可をもらいましたので、洗ってから箱に入れてしまっておきます。


分厚い布のカーテンがですね、ガスコンロのすぐ近くに掛けてあるとどういうことになるかは、皆さんも想像がつくでしょう?ガスコンロ周りは、どうしたって汚れるんですよ。このカーテンは、ホコリと油汚れで薄汚くなっていました。

戸棚のドアや壁のタイルや換気扇など、表面の硬いものは簡単に掃除が出来ますから、定期的にやっていればきれいな状態に保てますが、分厚い布のカーテンを洗うのは大変なんです。カーテンレールから外して、油でネトネトになっている金具を外して、それから洗濯をして干してと、手間がかかります。

何故ガスコンロの近くにこんなカーテンが掛けてあるかと言うと、窓が西向きで大きいので、夏場はここから差し込む日差しで午後からはキッチンが地獄のような暑さになるからです。この家にはエアコンもないので、危険な暑さになります。

とにかく邪魔なので束ねたままにして、使っていませんでした。暑さ対策としては、日除けのオーニングを費用自己負担で窓の外に付けましたからね、もうカーテンなんて必要ないんですよ。

次にこの家に住む人もカーテンなんて付けたくないと思いますが、洗濯したカーテンはちゃんとアイロンをかけてから箱に入れて保管しておきます。


白い薄地のカーテンも油汚れが気になっていますから洗濯したいんですが、簡単には外せません。カーテンコードを取り外さないといけませんが、金具で留めてあってテンションが強くて私には外せないので、また今度です。


カーテンがなくなったら、西向き窓は思っていた以上に大きいことが分かりましたよ。


この窓から西陽が差し込めば、そりゃあ気温40度を超えるような日にはキッチンは危険な暑さになりますよ。分厚いカーテンが一つの解決策だったんでしょうが、窓の外にオーニングを付ける方が比較にならないほど効果的です。


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2026年3月23日

朝ドラ「ばけばけ」最終週

近頃は朝の7時過ぎでもまだ薄暗いです。夏時間が終わるのは4月5日、早く終わって欲しいです。

メルボルンは今は秋ですが、現在暑さが戻って来ていて、昨日は気温が30度を超えました。木曜日からまた涼しくなるようです。

さて…

今週の話題は、私的には何と言ってもNHKの朝ドラ「ばけばけ」が最終週であることです。こんなに毎日楽しみに見続けた朝ドラは初めてでしたから、終わるのは寂しいです。

朝ドラって、学生だった頃や勤めていた頃には見る機会がなかったですし、1993年にオーストラリアに来てからはもちろん見る機会がなかったわけですが、「ばけばけ」は昨年私が一時帰国していた頃に放送していたので観初めたのです。

テクノロジーの進歩のおかげで、昨今はこうしたTVドラマを視聴する方法がいろいろありますので、私はメルボルンに戻ってからも観続けることが出来ました。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻であったセツさんの史実を元にしたドラマですから、今週どういう事が起きるのかは知っているわけですけど、それをどういうふうに描くのか楽しみにしています。

これまで、どうでもいいようなエピソードに時間をかけ、肝心の怪談執筆エピソードは随分はしょって15分間で見せてしまいまして、ちょっとガッカリしたんですが、それも理解は出来るんですよ。

主人公達の人生を描いているドラマですからね、怪談執筆は確かに有名な話ではあるけど、彼等にとっては人生のごく一部だったわけですから。

「ばけばけ」は、明治という時代を生きた名もなき人々の物語とされています。苦難の末に偉業を成し遂げた人の話ではありません。

悲しい場面はありましたが、このドラマには「いじめ」とか「差別」とか見ていて不快になるような場面がほとんどなくて、つらいことが起きても常に家族が寄り添い続け、重苦しい空気にならなかったのが良かったです。

主人公のおトキちゃんとヘブンさんは、それぞれ恨めしいことがいっぱいの人生を生きて来ましたが、松江の町で出会って幸せを得ました。苦労は続きましたけど、いつでも愛情にあふれた家族や友達が寄り添い、「ああよかった」という展開になりました。

登場人物の一人である錦織さんは、偉大なことを成し遂げる能力に恵まれていながら、いろいろな事情から不遇な短い人生になってしまいます。それでも、最後には「いいこともあった」と微笑むことが出来ました。

「ばけばけ」を見続けたのは、「人生いろいろつらいことや恨めしいことは起きるけど、素晴らしいこともある」という肯定的な物語だったからだろうと思います。

あと5日で終りです。最後まで見届けたいと思います。


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