2026年9月17日

今日から4人家族

うちの娘から、水曜日の夜に家に帰るという連絡はもらっていました。きっと何か用事があってこっちに来るから泊まるんだろうと思っていたら、大荷物を持って帰って来ました。今日からしばらくは、この家に寝泊まりするんだそうです。

度々話題にしていますが、うちの娘は昨年の12月からホームレス暮らしなのですよ。ハウスシッターをする時もありますが、友人の家に間借りしていることが多いです。その友人の家に、友人のご両親が泊まりに来ることになり、間借りしている部屋を空けなくてはいけなくなって、寝泊まりする場所がなくなったのでこの家にやって来たようです。

私達の家には予備の寝室がないので、娘はまた居間に布団を敷いて寝ることになります。

…と、今これを書きながら「もしかしたら…」と思って洗濯機を見に行って来ました。思ったとおりです。洗濯機は、

娘の洗濯物でいっぱいでしたよ!

この家に寝泊まりしにやって来る度に、大量の洗濯物を持って帰ります。ついでだから、娘の分も一緒に洗ってあげますけど、洗濯機の上までパンパンに詰まっているってことは、今日は洗濯機を2回は回さなくてはいけませんよ。

まあね、私の手間は干すだけですから、やってあげますけど。

娘が勤めている精神科病院は、この家から行くと遠いです。駅まで歩いて行って、2つの電車を乗り継いで病院の近くまで行き、そこからまた歩くわけで。7時過ぎに家を出ましたけど、娘が起きたのは10分前でした。起きて、着替えて、突風のように出かけて行きましたよ。

寝癖がついた髪の毛を直したりもせず(帽子をかぶるから大丈夫なんだそうです)、メイクをすることもなく、朝ご飯も電車の中で食べるらしいので、出勤10分前に起きても間に合うんですね。

「忘れ物をしていなければいいけど」と思ったら、布団の横のテーブルに充電中のiPhoneが置いたままでした。

やっぱりな…


ところで、連日話題にしているうちの夫ですが、仕事が休みだった昨日は同じツールショップに勤める同僚で心友でもあるCさんと近くのカフェで一緒にお昼ご飯を食べ、牡蠣の養殖場のことや嫌がらせを続けるXさんのことなどを聞いてもらって、ストレスを発散したようなんですけど。

話をしていた時、ツールショップ会社の社長から個人的なメールが届いたそうです。昨日の記事に書いた出来事について、夫の行為を称賛し支持するだけでなく感謝する旨が書かれていたそうです。そのメールのおかげで、夫は気持ちがすっかり晴れたようですよ。

夫が助けになりたいと思ったそのお客さんは、両手の不自由な高齢の男性だったそうです。社長は、夫が業務範囲を超えてそのお客さんにしてあげたことを評価するにとどまらず、夫がアマゾンから買ったという小さなアダプターを自分達のお店でも販売することにしたと書いてあったそうです。

私は、夫にメンタルが落ち着くまで休んだ方がいいと言って来ましたが、心友のCさんからもそう言われて今日は休むつもりだったんですけど、今日はセールがあるから売り上げを伸ばすチャンスだと言って出かけて行きました。

夫が勤める店舗には、今日もまたXさんが来ることになっているそうなんですけど、夫とXさんは一発触発状態ですからね、どうなることやら。

「Xさんはねえ、アナタに3回目の文書による警告を出す理由を探しているんだから、注意しなくちゃあダメよ!」とは言っておきましたけど。今日もまた、何かが起きるかもしれません。


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2026年9月16日

恨みを持つ人との確執と勝利

水曜日は仕事が休みのうちの夫は、今朝は元気に献血をしに出かけて行きました。全血献血は12週間に一度しか出来ないんですが、血漿(けっしょう)献血には2週間おきに行っているんです。今日の献血は99回目、あと1回で100回達成です。

最近メンタルが不安定になっていた夫ですが、今朝はすっかり普通でした。好きなことをする時は誰だって気分が良くなりますけど、気分が良くなったのには、

別の理由があったのですよ!

うちの夫が、勤めているツールショップで店長を辞めさせられて以来、次々に責任のある仕事や役割を奪われて、ついにはお客に商品を売る仕事以外は一切何も出来ない状況になっていることは度々話題にしていますが。

これはね、夫の勤める店舗がある地域の運営責任者であるXさんという人の一存で行われて来たことなんですよ。Xさんは、うちの夫のことを嫌っているんです。以前、うちの夫の指摘によって退職に追い込まれた経緯があるんだそうで。

再雇用されたXさんは、店長だったうちの夫よりも上の立場の役職に就いたので、その立場と権力を使って恨みを持つうちの夫を辞めさせるために、嫌がらせをしているのは明らかなんです。

普通の人なら、夫のような状況に追い込まれたら転職するだろうと思いますけど、うちの夫は目が見えなくなって来ていますし、車の運転が出来ませんからね、転職は難しいわけです。この仕事を辞めるわけには行かないのですよ。

夫がなかなか辞めないので、Xさんは強制的に辞めさせることを考えているに違いないんです。辞めさせるには合法的な理由が必要ですからね、「6ヶ月間で3回文書による警告を出されたらクビになる」という会社の規則を使おうとしているんだと思うんです。

だから、どんな些細なことでも「文書による警告」の理由になりそうなことを見つけると、Xさんは本部に報告するんです。例えば、夫が腎臓を提供する手術を受けた後、医者から仕事に復帰しても良いという許可がまだ出ていないのにお店の様子を見に行った時にも、それを「規則に従っていない」と本部に報告し、夫は警告を受けました。

6ヶ月間に3回もの警告はなかなか出せるものではありませんが、つい先日夫は2回目の警告を受けたんですよ。1回目の警告は、若い新店長の誤解が原因だったのに夫はそのまま受け取っていました。先日の2回目は、売り上げが目標に達していないという理由でしたが、不況の現在そんな人はいっぱいいます。

しかし、2回目が出されたので、あと1回出されたらクビなんです。Xさんは理由を見つけたかったはずなんです。どんなに小さなミスでも見逃せません。そして火曜日の昨日、Xさんはうちの夫に3回目の警告を出す理由を見つけたのです。「業務を利用してお客に個人的に商品を売り、不正に利益を得た」という理由です。

これでもうクビ確定!

しかしね、実際の話はこういうことだったんですよ。


先日、お店にあるお客さんがやって来ました。両手が不自由なそのお客さんがやりたいと思っている作業のためには、ある道具が必要でした。その道具はお店で売っていたんですが、夫がよく話を聞いて確認したところ、その道具はお客さんが持っている物には使えないことが分かったそうです。

お客さんはガッカリしましたが、夫が調べると「ある小さなアダプター」を付ければ使うことが出来ると分かり、夫はアマゾンでそのアダプターを何個か買ったんだそうです。私の小指よりも小さなノズルのような金具で、値段も大した額ではありませんでした。

夫から連絡をもらったそのお客さんが、昨日お店にやって来ました。大変喜んで、買おうと思っていた道具をお店から購入しました。そして、夫が買ってくれた金具の代金として10ドルを渡そうとしました。夫はお金を受け取ることは遠慮しましたが、お客さんがどうしても受け取ってくれと言って譲らないので、10ドルはもらったんだそうです。

この時、偶然Xさんがお店に来ていて、一部始終を見ていたんですよ。お店には、誰のものか分からない小銭などをスタッフ皆んなで使う目的で貯める貯金箱のような瓶があるそうなんですが、Xさんが10ドルはその瓶に入れるべきだと言うので、夫はその10ドルをそれに入れたそうです。


以上が実際に起きたことです。

ところが、Xさんが「頼まれてもいないのにそんな金具を買った」と夫の行為を批判したので、夫と言い合いになったそうです。頼まれなくても、お客さんの助けになりたいと思うことのどこが悪いのか。結果的にお店は道具を売ったので利益を上げたわけだし、何の迷惑も損害もかけていないと夫は言います。

Xさんは、夫がお客さんから領収書も発行せずにお金を受け取ったことに気づきました。夫に3回目の警告を出す理由になります。Xさんは、うちの夫が「業務を利用してお客に個人的に商品を売り、領収書も発行せずにお金を受け取った」という本部への報告を書き始めたそうです。

ところが、実はですね、うちの夫はツールショップ会社の社長とはお互いをよく知る間柄で、直接メールや電話でやりとりし合う関係だったんですよ。Xさんに対する不満や反感を社長にいちいち直訴したりはしませんけど、昨日は「親切心からしたことで罰を受けることになった」とメッセージを送ったんだそうです。

すぐに返事があったので、電話で詳しい事情を説明したそうです。

いいですか皆さん、実際に起きたことは「業務を利用してお客に個人的に商品を売り、領収書も発行せずにお金を受け取った」と聞いて考えられる不正とは、

大違いなんですよ!

うちの夫が社長と話をした直後に、Xさんの携帯に誰かから電話がかかって来たそうです。Xさんの言葉遣いや話しぶりから、相手は社長本人だったと思われます。「はい... はい... はい…」声は次第に小さくなり、頭は下がって行って、電話が終わるとXさんは何も言わずそのまま帰って行ったそうです。

役職上の権力を持っているXさんが自分の勤務評価や労働環境を支配している状況では、うちの夫に勝ち目はありませんけど、今回のことは明らかにXさんが悪意を持って事実を曲げて報告しようとしたわけですからね、夫の勝ちで終わったようです。気分が良くなるわけですよ。

「アナタね、これではっきり分かったと思うけど、Xさんはアナタを辞めさせる次の理由を探すわよ。もうトロリー(手押し車)を蹴ったりしないでください!」
「はい、もう蹴りません。足の爪が割れて青あざが出来るのは、もうゴメンです」

昨日の記事「心配していたことが起きた」で書いた「ヤバいこと」というのは、他のスタッフが使っていたトロリー(手押し車)の音がうるさいと突然激昂した夫が、それを使っていたスタッフに大声で怒鳴り、使っていたトロリーを激しく蹴ったという出来事でした。

いやあ、これをXさんに目撃されていたら、3回目の「文書による警告」は避けられなかったでしょう。


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2026年9月15日

心配していたことが起きた

最近しょっちゅう睡眠薬のお世話になっています。睡眠が上手く行かないのは、やはりストレスのせいだと思います。ストレスの原因はうちの夫のことです。メンタルが不安定なのですよ。

今月下旬から、再びクイーンズランドのモートン島で従弟がやっている牡蠣の養殖場の手伝いに行くはずだったんですが、急に従弟から「来てもらわなくいてもいい」と言われて、養殖場の経営改善のために設備を導入するプロジェクトも、夫の目のことを理由に夫には任せられないと言われまして。

うちの夫が遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ていることはこのブログで度々話題にしていますが、近い将来、目が見えなくなることは確実なんです。その時が来るまでの最後に、何かやりがいを感じることに取り組みたかったんだそうです。それが牡蠣の養殖場のプロジェクトだったわけで、だからあんなにのめり込んで計画作りに取り組んだのですよ。

ツールショップは10月くらいには長期休職か退職するつもりだったようですけど、すべてが水の泡と消えてしまいまして、従弟が設備を導入する気があるのかどうかも分からなくなっているそうです。期待していたことも夢見ていたことも突然あっけなく消えてしまったら、そりゃあまあガッカリしますよね。

生活のためにはツールショップで働き続けるしかないわけですが、ツールショップでは店長というリーダーとしての役割を奪われて、スタッフの指導や店舗の運営に関わる仕事も一切するなと言われて、どんどん脇へ追いやられているので、イライラが溜まっているのです。


そして、うちの夫には双極性障害という問題もあります。「躁状態」の特徴の1つが、怒りやイライラを抑えられなくなることです。普段は穏やかな性格なのに、人が変わったように「突然激昂してキレる人」になるのですよ。些細なことが原因になります。私に対して大声を上げたことが何度もあります。

昨日、お店でそういう状態になって「ヤバいこと」をしてしまったようです。息子から連絡をもらって、私は大変心配しました。仕事をクビになって帰って来るんじゃあなかと思いました。これまでに、そういうことが何度かありますので、私が一番心配しているのがそれなんです。

もしもクビになったら、目が見えなくなって来ている夫には、再就職が難しいです。それに、メンタルが不安定になっている時は、失業だとか経済的な問題といった大きなストレスに耐えられませんから、「うつ状態突入」というのがいつものパターンです。

何度もそういう状況を乗り越えて来ましたけど、今は歳も歳だし、目のことがありますからね、どうやって乗り越えるか私には想像も出来ません。昨日はクビにはなりませんでしたが、私は「文書による警告」が送られて来ないことを祈っています。

夫が勤めるツールショップ会社では、6ヶ月間に3回「文書による警告」をもらうとクビなんだそうですが、つい先日2つ目をもらったんですよ。売り上げが目標に達していないという理由で。昨日の出来事を理由に3つ目が送られて来たらアウトです。

今朝は何度も深いため息をついていましたから、しんどいのだろうと思いました。メンタルが落ち着くまで病気休暇を取って休んだらどうかと私は言ったんですが、夫は仕事に行きました。明日の水曜日は休みです。楽しみにしている献血に行く日です。

落ち着くにはいい休みになるはずです。


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2026年9月14日

異常な椿の木とポッサムのこと

暦の上では春でもまだまだ寒い日が続くメルボルンですが、土日は暖かくて春らしい天気でした。昨日の最高気温は25度近かったんですよ。久しぶりに洗濯物を外に干しました。物干し場にはほとんど日が当たりませんので、タオル類は乾きませんでしたけど、洗濯物を外に干すは気持ちが良かったです。

裏庭に出たついでに、また掃き掃除をしました。裏庭の掃き掃除は毎週1回以上やっていますが、つい先日きれいにしたばかりだったのに、こんなことになっていたんです。


椿の木が異常なんです!

「掃いても掃いてもキリがない」と言う記事を書いたのは1ヶ月以上前のことです。裏庭には6本の椿の木があるんですが、そのうちの3本は椿としては巨木です。

そのうちの1本は、これまで花をつけているのを見たことがなかったんですけど、今年の7月の終わりに花が咲いているのを見て、初めて椿の木だったと気づいたわけなんです。その木が毎日大量の花を落とし続けているんです。

1ヶ月半も過ぎ、そろそろ花も減るだろうと期待していたのに、昨日の時点でまだこういう状態ですよ。


よく見るとまだまだたくさんの蕾を付けているのが分かります。何年も花を咲かせずに蓄えたエネルギーを、今年一気に発散しているんでしょうか。すでに何千個もの花を咲かせたと思いますけど、まだ終わりは見えません。全く異常です。

この木の隣りには、毎年赤い花を咲かせる椿の木がありますが、今年は花が少なめです。少なめと言ってもこれまでの年との比較ですからね、現在はこんな感じで、この木も毎日たくさんの花を落としています。


椿の木は、裏庭だけじゃあなくて前庭にもあるわけでして、大変過ぎる掃除のせいで、私は椿(カメリア)っていう植物が大嫌いになりましたよ。


ところで、先月のことなんですが、洗濯物干し場の近くにポッサムのうんちが落ちているのを見て、「今年もまた始まったか」とさらにウンザリしたんですけど、思っていたのと違う状況になっています。

昨年は、うっかり歩けないほどの大量のうんちが落ちていて、うんちが柔らかいうちは掃き取れませんからね、私は棒を使って集めたりもしたんです。あまりに量が多かったので、ポッサムが大発生しているのかもしれないと思ったりもしたんですけど。

今年は激減しているんですよ。昨日は、最後に掃き掃除をしてから1週間ほど経っていましたから、きっとたくさん落ちているだろうと覚悟していたんですが、うんちはわずかしかありませんでした。すでに乾燥していたので、ほうきで簡単に掃き取れました。

もしかしたら、

私の判断が実を結んだのかもしれません!

昨年あまりにウンザリしたのでね、どうすればこの場所にポッサムが来なくなるかを考えたんですよ。そこには大きな木が1本あって、その木が隣りの家の屋根と私達の家の屋根と垣根を結ぶ橋の役目を果たしていたので、ポッサム達の通り道になっているんじゃあないかと思ったのです。

それで、うちの夫に頼んで大きな枝を何本か切り落としてもらったのです。現在は、木と屋根はこれだけ離れています。これだけ離れていると、ポッサムも簡単には屋根に飛び移れませんから通り道にはなりません。そうなるとこの木にやって来る理由がなくなりますよね。


毎日この木のルートで移動していたポッサム達は、今年は別のルートを使っているに違いないです。だからうんちが減ったのでしょう。

この大きな木は隣りの家の木です。この木がないと我が家の物干し場にも日が当たるんですよ。上の写真は太陽の出る北の空で、物干し場に日が当たるのは屋根と木の枝の間を太陽が通るわずかな時間だけだということが分かっていただけると思いますが。

隣りの家も賃貸住宅です。どの不動産屋が管理しているのかが分かれば家の持ち主を見つけることは出来るでしょうけど、そこまでして持ち主と木を切る交渉をする気もありません。我が家の屋根に近い枝は、私達の判断でもう少し切り落としてもいいかなと思います。


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2026年9月13日

お隣りのテイラーさん

私達家族は、現在住んでいる家に引っ越してくる前の10年間は、山の中の家に住んでいたんですが、その隣りの家に住んでいたのがテイラーさん夫婦です。旦那さんのドンさんは高校の数学の先生をされていたそうで、奥さんのミリアムさんは小学校の先生でした。現在はお二人とも80代です。

テイラーさんの家と私達が住んでいた家は、フェンスを挟んですぐ隣りでしたが、訪問し合うにはお互い一旦道路まで出なくてはいけなくて、それぞれ家から道路まで距離があったので、坂道をかなり歩かなくてはいけませんでした。

それでも、ドンさんはしょっちゅう私達の家にやって来ました。釣りが趣味のドンさんは大きなボートを持っていて、よく息子さん達と海に釣りに行っていたのですが、釣って来た魚を私達にくださるのです。自分でちゃんと切り身にしたのを持って来てくださるので、私は嬉しかったです。

魚だけではなく、庭で採れた果物や野菜も良く持って来てくださいました。グレープフルーツだけはいらないと何度も断ったのに、「誰ももらってくれないから食べてくれ」と言って持って来られるので困りました。

ドンさんは、心の底から親切な方です。

うちの娘がハイスクールの時に、数学で困っていると聞いた時は教えに来てくださいました。1回教えてもらって分からなかったことが理解できた娘は、試験で良い成績が取れました。

私が回転する目まいで倒れて救急車を呼んだ時には、懐中電灯を持って家の外を走るうちの夫に気づいて事情を聞いてくださって、雨が降る中、道路脇に立って救急車が来るのを待ち、家まで誘導してくだいました。

うちの夫の目の病気を知った時も、夫がうつ状態になって苦しんでいた時も、本当にいろいろと気遣ってくださいました。夫のことだけでなくて、私のことを気遣ってくださるので本当に有難かったです。

私がテイラーさん夫婦に最後に会ったのは、うちの夫の父親の「80歳の誕生日パーティー」でした。今年の6月のことです。私達が住んでいた家には、現在は夫の父親と中国人の奥さんが住んでいて、夫の父親とドンさんは良い友人になっているそうなんです。

パーティーで久しぶりに会ったドンさんは、とても痩せていました。そして、顔色が黄色い灰色だったので、私は肝臓が悪いのではないかと思ったのですけど、ドンさんは自分は健康だし、痩せたのは膝が痛むからダイエットをして体重を落としたのだと言っていたんですが。

先日、ドンさんが血液のがんだと聞きました。がん細胞が蓄積した肝臓は、もはや手の施しようがない状態なんだそうです。やはり肝臓が悪かったのだと思いました。

うちの夫の話によると、ドンさんは持ち物の整理を始めたそうです。そして、ジェネレーター(発電機)が故障していることが分かって、2週間ほど前ですが、うちの夫に修理を頼んだのです。夫とドンさんは道具を貸したり借りたりする仲でしたし、夫が機械の修理が得意なことも知っているのです。

夫は頼まれてすぐに修理にしに行きましたが、部品がないと直せなかったそうです。注文していた部品が届いたので、昨日の朝、もう一度修理をしに行きました。ジェネレーターはすぐに直ったそうです。「ドンさんの様子はどうだった?」と私が聞くと、「元気そうだったけど弱って来ている」と夫は言いました。

そして、昨日は息子さんが来られていたそうです。お父さんのドンさんと釣りに行くんだとおっしゃったそうです。「For one last time」(最後にもう一度)とおっしゃったそうです。昨日は暖かくて穏やかな天気でしたから、父と息子で釣りを楽しまれたはずです。

夫は、修理のお礼に庭で採れたオレンジを袋いっぱいもらって帰りました。毎年ドンさんにもらって食べていたオレンジです。小ぶりですが味の濃い美味しいオレンジなんです。

そのオレンジを食べながら、私はいろんなことを思い出しました。よい思い出しかありません。


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