2026年5月5日

蒸しおこわを作った話

例のチョコレートは、うちの息子も食べていたと分かりました。夫が一人で250グラム全部を食べたわけじゃあなかったので、私の怒りも少し収まったんですけど。

うちの夫が食べる糖質(炭水化物)は、朝ご飯に目玉焼きを乗せて食べるサワードウ雑穀パン一切れのみという減量ダイエットなので、甘いものは我慢し続けているわけですから、何かが引き金になって、例えばデザートボウルに3杯も食べたティラミスが引き金になって、タガが外れるっていうのは分かるんですよ。

こういうのは、とことん我慢し続けるか、時々少しだけ楽しむかのどちらかでしょう。砂糖とかアルコールのように「中毒性のあるもの」を我慢するには「時々少しだけ楽しむ」のは危険だと聞きますが、夫は中毒ではないんですから、我慢し続けることもないと思いますよ。問題は頻度と量でしょう。

ちなみに、冷凍ミックスベリーに無糖ヨーグルトをかけたのを食べていますから、甘いものを完全に我慢しているわけじゃあないんです。


まあとにかく、怒りも収まったので、昨夜も糖質(炭水化物)なしの晩ご飯を作りましたよ。ステーキ肉を焼いたのと蒸した野菜にチーズソースをかけたのと普通のサラダ、そして残り物のケールのコールスローでした。

しかし、昨日はね、前々から作りたい思っていた「蒸しおこわ」も作っていたのです。もう肉を焼いたのと野菜ばっかりはゴメンだと思って。

昨年の10月に岡山の実家に帰った時に、うちの母から作り方を教えてもらった「蒸しおこわ」です。教えてもらったとは言っても、文字にして書いてあるレシピというものがないんですから、簡単ではないんですよ。

分かっていたのは、もち米10合に対して500mlの出汁が必要ということ。出汁は醤油と塩で味付けをして(分量不明)、具材のうち「鶏もも肉、ごぼう、しめじ、竹輪」(分量不明)は醤油とみりんで味付けしておくけど、「ニンジンとグリーンピース」(分量不明)は別に塩ゆでしておく。

もち米は一晩水につけておくこと。そして、最初はもち米だけを蒸す。蒸す時間は「これくらいの固さ」(固いけど食べられるくらい)になるまでで、湯気が上がり始めてから7〜8分かかる。

それを寿司桶に開けて、出汁をかけて混ぜてから具材も混ぜて、それから再び蒸す。今度は柔らかくなるまで、20分くらい蒸す。

実際に見ていないと作れない「蒸しおこわ」の作り方です。手順が分かっても、なかなか作れませんよ。だから、家族に伝わる料理というのは失われてしまうんです。材料も調味料も分量を数字にして書いておかないと。

私はこの「蒸しおこわ」のレシピを書いて、ウェブサイトに載せようと思っています。そうすれば、うちの息子や娘にも作ることができますからね。


うちの母はいつも10合のもち米で作るようですが、私は10合も蒸せるような蒸し器を持っていないので、5合で作りました。ウェブサイトに載せるレシピも5合にするつもりです。

昨日作ったのは味が薄かったような気がするので、もう一度作って調味料の量を決めます。でも、うちの母が作る「蒸しおこわ」はいつも薄い味付けなので、昨日の分量でいいかもしれません。


それにしても「蒸しおこわ」は危険です。私の大好物なんですけど、ついつい食べ過ぎてしまいました。晩ご飯に食べたんではないですよ。作ってすぐに味見を兼ねて食べたんです。

息子が4時過ぎに仕事から帰って来て「蒸しおこわ」が出来ているのを見て、お腹が空いていて我慢ができないから食べてもいいかと言うので、いいよと言ったら丼に取って食べていました。晩ご飯にもまた食べました。

糖質(炭水化物)は食べないはずのうちの夫も晩ご飯に少しだけ食べて、2人とも今日の弁当に入れたので、5合で作った「蒸しおこわ」はあっと言う間に無くなりました。


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2026年5月4日

こんなのやってられるか!

先週の木曜日に、友人のエクリーさん夫婦の家に晩ご飯を食べに行きました。旦那さんが無職になって久しく、事実上の隠退生活になっているんですけど、この日は旦那さんがオッソブーコ(Osso Buco)という料理を作るから食べに来ないかと誘われたのです。

チョコレートを手土産に持って行ったんですが、持って行ったチョコレートの一つは食後に開けて一緒に食べたんですけど、もう一つをうちの夫がもらって帰ったんですよ。エクリーさん夫婦が、自分達は食べないから持って帰れと言うので。

うちの夫は、糖質(炭水化物)を出来るだけ摂らない減量ダイエットをしているんですからね、チョコレートなんて食べてはいけないんです。家にチョコレートがあると食べてしまうでしょうから、私は「もらうな!」と言ったんですよ。それなのに、仕事に持って行ってスタッフと一緒に食べるからと言って、もらって帰ったんです。

それは、ナッツが入った250グラムの分厚い板チョコでした。仕事に持って行くと言ったので持って行ったんだろうと思っていたら、パントリーの上の方の棚に置いてあるのを見つけたんですよ。土曜日に見つけた時には、すでに3分の一ほど食べていました。

誰が食べたのか?

夫以外にいませんよ!

私はね、糖質(炭水化物)なしの晩ご飯の献立に毎日頭を悩ませながら、頑張って作って来たんです。そして、夫の体重は少しずつですが減って来ていたんです。

それなのに、クイーンズランドのモートン島に行っていた2週間の間に肉を食べ続けて、パンや芋も食べて体重が3キロも増えて帰って来て、私は自分の努力が無駄になった気持ちになって、心底ガッカリしたんですよ。

それでも夫が帰って来てからは、また糖質なしの晩ご飯作りに取り組んで来ました。

隠れてチョコレートを食べていると分かった瞬間、怒りが噴火しましたよ。

こんなのやってやれるか!


エクリーさんの晩ご飯は、低糖質で良かったんです。オッソブーコというのは、仔牛の骨付きすね肉を煮込んだ料理で、それを付け合せの野菜とサツマイモのマッシュと一緒に食べたんですから。

ところが、デザートにティラミスが出たんです。特別な機会ですから、こういう時には減量のことは忘れてティラミスをいただいたのは、それはいいと思うんですよ。

でも、夫はお代わりをしたんです。2回も!つまりデザートボウルに3杯もティラミスを食べたってことです。その後、もらって帰ったチョコレートも食べていたとは!

今朝、パントリーの棚を見たらチョコレートは消えていました。ごみ箱に包み紙が入っていたので、全部食べたってことです。

呆れて、頭に来て、「もう協力したくない!」と思いながら、昨晩も炭水化物なし高たんぱく質晩ご飯を作ったんですけど、今日はどうしましょうか。

もう普通の晩ご飯にしたいです。白米のご飯とお汁とおかず、そういうのです。夫が白米を食べたくないのなら、お汁とおかずだけ食べたらいいでしょう?


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2026年5月3日

旅行直前に大あわて

昨年の暮れからずっとホームレス状態になっているうちの娘ですが、最近は私達が住んでいる家に寝泊まりしているんですけど、家には予備の寝室がありませんから、娘は居間のソファーで寝ています。

居間の床に布団を敷いて寝ればいいのに、ソファーでいいと言うのです。うちの夫がクイーンズランドのモートン島に行っていた2週間は夫の寝室を使いましたが、夫が帰って来てからは再びソファーで寝ています。

そして、昨日はソファーで寝ていたせいで背中の筋肉を痛めたと言いました。

背中が痛くても、娘は隔週の土曜日にはクラヴマガの子供クラスを教えているので、休むわけにはいきません。そのクラスが終わってから、友人の家のリフォームの手伝いに行き、重い物を持ったりしたそうです。

そうしたら、背中の痛みが悪化したと言うんですが、当たり前ですよ。背中が痛いのに重い物を持ったりするべきじゃあないんです。その痛みに耐えながら車を運転して帰って来て、夜になってから何をしていたかと言いますと、

旅行の準備です!

娘は、今週インドネシアのバリ島で開かれる心理学のセミナーに参加することになっているんです。今日のうちにバリ島に行って、月曜日からセミナーやワークショップがあるそうなんですが。

バリ島行きのフライトは朝6時半頃の出発でしたから、夜中の3時には家を出ると言いました。そして、その準備を出発直前の夜に始めたわけです。

そして、私にパンツを貸してくれと言ったんです。

バリ島は蒸し暑いけど、蒸し暑い気候に合うゆったりしたパンツを持っていないから、お母さんのゆったりしたパンツを貸してくれと。

私は暑いのが苦手なので、夏用のパンツはどれも綿かリネンのゆったりしたものばかりです。しかし、娘とはサイズが違うのでして、私はサイズ10ですが娘は12です。もしかしたら14かもしれませんよ。

私のゆったりパンツは、娘が着ればゆったりにはならないんですよ。しかも、私の服はペティート(背が低い人用)のサイズ10なんですから、私より身長が15センチも高くて手足が長い娘には、全部丈が短すぎるんです。

そもそも、バリ島に行くことは何週間も前から決まっていたんですから、蒸し暑い気候に合う服を持っていないのなら準備しておくべきでしょう。それをせずに、旅行直前の夜になって準備を始め、運悪く背中を痛めて荷造りも難しいという状態になっていたわけですけど、私は同情しませんでした。

いつもこういう調子なんです。計画的に準備をすることが不十分なために、これまでにいろいろなトラブルを経験しているのに、相変わらずなんです。


息子と私だったら、こういう旅行の時には荷造りリストを作って計画的に準備をすると思うんですけど、娘はうちの夫の遺伝子を受け継いでいるのです。

うちの夫は、何事もぎりぎりになるまでしない人ですから、旅行の荷造りだって出発直前になってするんですけど、娘はそれに輪をかけてひどいですよ。

服はバリ島に行ってから買うしかないでしょう。しかし、観光旅行じゃあないんですからね、「買い物なんていつ出来る?」という話です。

蒸し暑いのが苦手という私の体質を受け継いでいる娘は、汗をかくとすぐに赤い湿疹が出るんですけど、リゾートみたいなところに泊まると言っていましたから、エアコンが効いているはずですよね。

持って行った服で何とかなることを祈ります。


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2026年5月2日

豚の皮と高額歯科医療費

うちの夫が、クイーンズランドのモートン島で従兄弟が焼いたローストポークのカリカリになった皮を食べた時から歯が痛くなったと言いまして、歯医者に行くことになりました。

夫は朝の6時半頃には出勤しているんですが、歯医者の予約が9時45分で、治療が終わり次第仕事に戻らなくてはいけないと言うので、私が車で送り迎えをしました。バスで行っていたのでは時間がかかりすぎますからね。夫はもう車が運転できないので、こういう時には私が助けるしかありません。

痛みがあった奥歯は割れていたそうです。「樹脂を詰めてくっつける」か「抜歯して新しい歯を入れるか」か、治療方法はいくつかあったそうですが、夫は一番安い「樹脂を詰めてくっつける」を選びました。

費用は600ドルだったそうです。1ドル100円の単純計算で6万円ですよ。来週再び予約を入れていて、来週は治療した歯以外の歯の検査とクリーニングをするそうです。それだけでまた数万円かかります。


オーストラリアでは、歯科医療費は基本的にメディケア(公費で医療費の一部を負担する制度)でカバーされません。民間の健康保険に入っていない限り全額自己負担となります。もちろん民間の健康保険の保障内容は様々ですから、歯科治療費を保障する契約でないといけません。

私は10年近く前に上前歯2本の歯根が化膿して、歯根の治療をしてから歯冠を作り直したんですが、その時の費用は総額7,325ドルでした。日本円にすると70万円以上です。

うちの息子と娘が親知らずを抜いてもらった時は、息子が親知らず4本抜いてもらうのに5,000ドル以上、娘が親知らず3本抜いてもらうのに4,000ドル以上かかりました。

現在なら費用はもっとかかるはずです。

ですからね、何度も書いていますけど、オーストラリアに住んでいらっしゃる皆さんや、これから住もうかと考えている皆さんは、歯は大事にしないと大変ですよ。虫歯になったりしたら、最低でも数万円の出費を覚悟しなくてはいけません。

ちなみに、うちの息子や娘が子供の頃には全額自己負担でしたけど、現在は17歳までの子供は一定額までの歯科医療費はメディケアでカバーされるようになっているそうです。

67歳以上で年金を受給している方は、年金受給者優待カード(Pensioner Concession Card)をもらえるそうで、そのカードを持っていると公共の歯科医療機関に行けるらしいです。

まあ、いずれにしても、歯は大事にしなくてはいけません。豚の皮は上手に焼くとカリカリサクサクして美味しいんですけど、歯が割れるほどカチンカチンになったのを無理して食べると高くつく可能性があります。


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2026年5月1日

パッチ・アダムスと私の心配

皆さんは1998年の映画「パッチ・アダムス」をご存知でしょうか。実在の医師パッチ・アダムスをロビン・ウィリアムズが演じました。実話に基づいた映画です。

パッチ・アダムス医師は、患者の心身のケアに笑いやユーモアを取り入れる「ホスピタルクラウン」の先駆者として知られます。愛と笑いこそが最高の治療法であると信じ、患者を笑顔にする活動を今も続けておられるそうなんですけど。

ここからネタバレです。

この映画にはトラウマになるようなエピソードがあるんですよ。パッチの同級生で恋人でもあった女性が、ある男性患者の訪問診療の依頼に応じてその男性の家を訪れ、そこで男性に殺害されるのです。

私はね、近頃このことが気になって仕方がないんですよ。と言うのも、うちの娘がメンタルヘルスの問題を抱えるクライアントの訪問診療というのをやっているからです。

何度か話題にしていますが、臨床心理士であるうちの娘は、通常のクリニックとは別にメルボルンにある司法心理学事務所でも働いているんです。クリニックの方は心配していません。心配なのは、司法心理事務所の方です。

司法心理事務所では、犯罪を犯した人達の責任能力の有無を判断する精神鑑定とか、知的障害や精神障害があると思われる犯罪者達のアセスメントを行っているそうなんですけど、クライアントへの心理カウンセリングも行っているのです。

そのクライアントというのは、司法に関係した人達で、受刑者だったりします。娘は、受刑者へのカウンセリングのためには刑務所にも行っていたんですが、それについては心配していませんでした。刑務所のセキュリティーは厳重ですし、安全対策は十分ですからね。クライアントに襲われるということは無いだろうと思っていました。

心配なのは、刑務所ではない場所に住んでいるクライアントへの訪問診療なんです。司法に関係した人達ですから、おそらく犯罪を犯したけど責任能力が無かったとされて有罪にならなかったとか、何らかの理由で社会復帰への支援が必要と判断された人達なんでしょう。

事前にアセスメントを行って、安全と判断されない限り訪問診療なんてしないし、安全対策は講じてあると娘は言うんですけど、私は娘が訪問診療に出かけて行く度に心配になるのですよ。

昨日は出かけようとする娘に聞きました。

「今日訪問する人は犯罪者なの?」
「いや、犯罪者ではないよ」
「じゃあ安全なのね?」
「統合失調症で危険な人ではあるけどね」

「統合失調症で危険な人」は自宅で一人暮らしなどは出来ないので、ケアをする人が常駐する家に住んでいるんだそうです。だから、その家で二人っきりになるわけではないそうなんですけど、カウンセリング中はもちろん二人っきりになるんですよ。

犯罪を犯す人達に知的障害や精神障害がある割合は高いそうですし、メンタルヘルス問題も深刻だと聞きます。そうした人達の社会復帰を支援するのは大事な仕事だとは思いますが、娘が訪問診療に行く度に私は映画「パッチ・アダムス」のエピソードを思い出さずにはいられないんです。


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