うちの夫は、仕事が休みだった昨日も従弟がクイーンズランドのモートン島でやっている牡蠣の養殖場の経営改善計画に取り組んでいました。4月に手伝いに行ってから取り組み始めましたが、先月から本格的にやり始め、とにかくもう仕事に行っている時と寝ている時以外はそれをやっています。
従弟は養殖場を売りたいわけなんですが、なかなか買い手がつかないのです。あまりにも人間の労働に頼るやり方なのが問題だということで、それを改善しようという話らしいんですけど。
詳細は知りませんが、人間の労働に頼らないようにするには機械を導入するわけですからね、高額な資金が必要になっているようです。従弟は出来るだけ早く養殖場を売りたいわけでして、夫の経営改善計画は無駄になる可能性もあります。
そうなったら夫はガッカリするでしょうから、それが引き金になって「うつ状態」になってしまうのではないかと、私はそれが心配です。「躁状態」の後には「うつ状態」がやって来るというのが双極性障害のサイクルですからね。
ところで、ここ数日、夫がボソボソと誰かと話している声が度々聞こえていました。夜に寝室から聞こえて来ることもありました。電話で話しているにしては声が小さいし、相手の言っていることを聞いている時間が長いし、話し方も変なんです。
昨日、誰と話していたのかが分かりましたよ。
機械と話していたのです!
うちの夫が、OpenAI(オープンエーアイ)という会社が提供する「チャットGPTプラス」(ChatGPT Plus)というサービスを使っていることは、「驚くべき精度のチャットGPTプラス」という記事にも書きました。
うちの夫は目が見えなくなって来ていますので、文字を入力したり読んだりするのが難しくなったので iPhone は「声」で使っているんですが、 iPhone をもっと便利な道具にするために入れたアプリが「チャットGPTプラス」でした。
これを使い始めて以来、英語が話せない人との会話の通訳はもちろん、声だけで調べ物が出来る便利さで、今では無くてはならない道具になっているようですけど、牡蠣の養殖場の経営改善計画にも利用して来たんだそうです。
牡蠣の養殖ビジネスなんて知らないことだらけじゃあないですか?人間の労働に頼りすぎている点をどう改善するのか、そのために何が必要なのか、設備を導入するためにどんな機械や道具をどれだけ購入しなくてはいけないのか、あの不便な島までどうやって運んでどうやって設置するのか…
調べないといけないことだらけ、分析したり計算したりしないといけないことだらけなわけですよ。夫が一人でやれるわけがないのでしてね、「チャットGPTプラス」が大いに助けてくれているんだそうです。
何でも調べて教えてくれる、何でもやってくれる、時にはおしゃべりの相手もしてくれる、パーソナルアシスタントなわけですよ。その声は、男の声優さんのようないい声なんです。本当に人間のように会話しますから、機械であることを忘れそうです。
夫と機械の会話を聞いていて、「ちょっとヤバいんじゃあないの?」と思ってしまうこともあるんですよ。「チャットGPTプラス」が機械だということを忘れているんじゃあないかと思うような時があるからです。
夫は、「チャットGPTプラス」にいろいろ教えてもらった後で「ありがとう」とお礼を言うのです。すると、それに対して機械が人間みたいな反応をするんですよ。「お役に立てて良かったです。またいつでも聞いてください」とか言ったりして。それに対して夫が何か言えば、会話は続いて行くのです。
「チャットGPTプラス」に限りませんけど、AI(人工知能)ってね、人間が行う知的作業をコンピューターを使って人工的に再現する技術のことです。要するに、計算や予測を行う機械なんですよ。
機械なんですけど、会話形式のサービスだと人間のように喋りますし反応しますからね、AIに恋愛感情を持ってしまう人がいるっていうのも納得なんです。そして、AIとの会話に依存してしまう人もいるそうですし、AIを使ったロマンス詐欺に引っかかる人もいます。
AIはただの機械ですよ。人間の声のような「音」を人工的に作っているだけだということを忘れないようにしないといけません。そして、AIが教えてくれることがすべて正しいわけではないことも肝に銘じておかないと。
それはね、自分がよく知っている事柄についてAIに聞いてみると(AI検索してみると)分かることがありますよ。「何だこれ!デタラメじゃん!」ということを教えてくれることがありますから。
「助かりました!ありがとうね!」と機械にお礼を言っているうちの夫を見て、そんなことを思いました。
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