2026年4月21日

住宅価格の高騰と今後の不安

昨日は雲一つない秋晴れとなり、スーパーまで歩いて行って、少し遠回りをして帰りました。いい運動になりました。

普段は歩かない道を歩いていて気が付いたんですが、私達が住んでいるエリアではたくさんの家が売りに出ています。この辺りは住宅地として開発されたのが古いので一区画が最近の住宅地に比べるととても広く、古い家が売りに出されると必ず住宅開発会社に買われます。

そして、家は取り壊され、その土地に2〜4軒のユニットかタウンハウスが建てられるのです。ユニットというのは、独立した複数の家が一つの区画に建っている場合の呼び方で、家がくっついているのはタウンハウスと呼ばれます。

アパートやマンションを建てるには規制があって、私達が住んでいるエリアではアパートは建てられません。

先月のことですが、私達の家から2軒隣りのユニットの一つが売りに出ました。庭らしい庭はなく、カーペットみたいな人工芝が敷いてあります。写真で見るときれいに見えますが、人工芝は道路から見てもいかにも合成樹脂という感じで、交換が必要になればごみになります。


私達が住んでいる家よりも新しいですけど、同じ平屋で大きさも同じくらいなので、一体どのくらいの値段なのかと思って調べたら、1.4ミリオンドル以上ということでした。

1ドル100円の単純計算だと、

1億4千万円ですよ!

この辺りは普通の労働者が住んでいるエリアなんですけど、1億4千万円は一般的収入の労働者に手が届く価格じゃあないでしょう?

メルボルンでは、持ち家は多くの市民にとってどんどん手が届かない夢になって来ていますが、庭もない平屋のユニットが1億4千万円もしたんじゃあ、そりゃあもう手は届きませんよ。

この家をそんな値段で買いたいと思う人がどれだけいるのかなあと思っていたら、あっという間に「売却済み」のステッカーが貼られました。

買える人には買えるんですね。もしかしたら、買ったのは中国人かもしれません。この辺りでは、不動産屋も中国人が多いですし、住宅開発会社も中国人が多いし、住んでいる住人も中国人が多いのです。

私達夫婦は家を買うなんてとっくにあきらめていますけど、歳を取って賃貸住宅に住んでいると不安です。賃貸契約は1年毎ですし、家主が家を売りに出せば引っ越さなくてはいけなくなります。

家主が家を売りに出さなくても、うちの夫の目が見えなくなって仕事を辞めたら週600ドル(6万円)の家賃は払えませんから、私達はどこかもっと安い所を探す必要があるわけですけど。

賃貸住宅は貸し手市場で競争が激しいので、年金暮らしの高齢者がその競争に勝って住む家を見つけるのは難しいのですよ。


ヴィクトリア州政府は、低所得者や住宅確保が困難な人達のために、住宅支援をしていると言うんですよ。公営住宅や手頃な家賃の賃貸住宅を建てていると言うんですけど、「一体そんなのがどこにあるの?」と私は思います。

あるとしたら、場所が限られているんでしょうし、数が全く足りていません。

私がメルボルンに住むようになった90年代には、すでに住宅不足や値上がりが問題になっていましたけど、改善するどころか悪化する一方です。州政府の住宅政策は、本当に残念なものなんです。

メルボルンの人口は増え続けていますからね、今後も住宅価格は上がり続けるでしょう。目が見えなくなった夫と、どこでどうやって暮らしていくのか、考えると不安になりますよ。


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2026年4月20日

牡蠣の養殖場と危険な動物

2週間も有給休暇を取って、クイーンズランドのモートン島で従兄弟がやっている牡蠣の養殖場の手伝いに行っているうちの夫ですが、モートン島に着いた翌日の水曜日に電話をしてくれたんですが、電話はすぐに切れてしまいました。

モートン島というのは結構大きな島なんですけど、人が住んでいるのはほんの一部だけ。牡蠣の養殖場があるのは島の端っこの方の僻地なので、電波が届きにくいようです。

インターネットには良く繋がるそうですよ。スターリンク(Starlink)を使っているからです。イーロン・マスクのSpaceX社が提供する衛星通信サービスですね。

電話が通じにくいので、スターリンクを使って通話アプリで1回だけ話をしましたが、それっきりです。写真を送ってねと頼んだのに何も送ってくれなので、昨日催促したら送ってくれました。

下の写真は、宿泊する養殖場近くの家に向かっているところ。島には整備された道路がほとんど無いみたいです。砂浜が高速道路のようです。


養殖場のお手伝いは、最初の2日間は死んだ牡蠣の回収をしていると言っていましたが、昨日はバスケットの回収や掃除をしたそうです。バスケットを高圧洗浄機で洗ったとメッセージに書いていました。

モートン島での養殖の方法は、日本で一般的な方法とはだいぶ違います。こういう金属製のバスケットで育てているんですよ。


かなり目が細かいバスケットですけど、この中にタコが侵入して牡蠣を食べてしまうことも良くあるそうです。そして、そのタコというのが問題なんです。

下の写真の真ん中に写っている茶色いのがタコですが、これはブルーリングド・オクトパス(Blue-Ringed Octopus)と呼ばれる毒ダコなんです。


「ブルーリングド」(Blue-Ringed)とは「青い輪の模様がある」という意味で、この毒ダコは刺激を受けたり敵に出くわしたりして興奮すると青い輪の模様を出すんです。

タコの擬態能力は有名で、上の写真では牡蠣の殻と同じ色と模様になっていますから、これがタコだとは分かりにくいですよね。目が見えなくなって来ているうちの夫は、どうやってこれがタコだと分かったんでしょうか。触って分かったのなら、それはダメです。

このタコは、フグ毒と同じタイプの毒を持っているんですけど、人間だって咬まれたら死ぬことがある猛毒なんですよ。毒の量には個体差があるそうですが、触ってはいけない生き物なんです。小さいタコですが、非常に危険なのです。

それを知らなかった英国人の旅行者が、海岸できれいな青い輪の模様がある小さなタコを見つけて手の平に乗せ、動画を撮って公開したのを見たオーストラリア国民がびっくり仰天したという出来事がありましたけど。

触ってはいけませんよ、皆さん。

ちなみに、その英国人の旅行者は、幸運なことに咬まれませんでした。

さて…

モートン島周辺の海にはサメもたくさんいます。夫が上の写真を撮った日には、近くでブルシャーク(Bull Shark)を見たそうです。ブルシャークの日本名は「オオメジロザメ」です。人を襲う危険なサメですよ。

映画「ジョーズ」のサメのモデルは「ホホジロザメ」ですが、それと並ぶ最も危険なサメと言われています。ホホジロザメに比べるとオオメジロザメは大きいもので体長3〜4メートルとそんなに大きくないので、浅い場所にも入り込むから人が襲われる可能性が高いんだそうです。

目がよく見えない夫には、本当に気をつけてもらいたいです。身体を食いちぎられたりはしなくても、咬まれて出血がひどいと命は助からないと思いますからね。救急ヘリコプターを呼ぶにしても、電話が通じない可能性もあるんですし。

毎日素晴らしい天気が続いているそうで、仕事は大変でしょうが、常夏の島を楽しんでいるのは間違いないようです。


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2026年4月19日

減量ダイエット始めました

今朝の気温は2度。寒い朝です。

そんなメルボルンとは大違いの常夏のクイーンズランドに行っているうちの夫が、予定を早めて帰って来たんじゃありません。

私が減量ダイエットを始めたのは、恐れていた通り自分の体重が激増したからでございます。

うちの夫の減量ダイエットは、基本的に糖質(炭水化物)を出来るだけ摂取しないというものでして、それに加えて腎臓が一つになっているせいで減塩にも努めていますので、普段の晩ご飯は「肉か鮭を焼いたの」と「蒸した野菜かサラダ」なのでございます。

具だくさんスープという場合もありますが、以前はこれに餅粉と小麦粉で作った団子を入れたり、うどんや春雨を入れたりしていたのに、炭水化物はダメっていうことになって、最近のスープは肉と野菜だけです。

こういう食事情でしたからね、夫がクイーンズランドに行っている間は、息子と私は日頃我慢している糖質(炭水化物)を食べようということにしたんですよ。

晩ご飯は、カレーライスとサラダ、親子丼と酢の物、豚汁と白米と和え物、スパゲッティボロネーズ、お好み焼きという献立が続いて来ました。お昼ご飯は白米とおかずです。朝ご飯はいつも通りのポリッジ(オーツ麦のミルク粥)です。

そんなに太りそうな食事ではありませんよね。私の体重が激増した原因は、食事以外に食べているものだと思うんです。

久しぶりにケーキも焼いたんですよ。プルーンのケーキです。まだウェブサイトには載せていません。


以前からレシピサイトに載せておきたかったバナナクレープも作りました。写真を撮ってから一人で食べました。美味しかった!


そして、これもレシピサイトに載せるための写真が撮りたかったから作ったんですけど、コーンドッグも作ったんですよ。日本ではアメリカンドッグと言うんでしょうか。コーンドッグにはコーンミールが入っています。


夫がクイーンズランドに行ってからタガが外れた私は、食後のデザート代わりにグラノーラとギリシャヨーグルトを食べていますが、グラノーラは高カロリーなんですよね。

息子が仕事に持って行くおやつ用に買って来たチョコレートクロワッサンやどら焼きなどのスナックも食べていたし、ポテトチップスが安売りだったからと私に買って来てくれたのは1袋を1人で食べてしまいました。

こんな食生活をしていれば、

そりゃあ太るに決まってるって…


昨日の朝、体重計に乗ってびっくり仰天!

このままでは、健康体重域を突破して「太り気味」に戻ってしまうのは時間の問題だと思いましたので、夫がいない2週間は好きな物を食べる予定だったのをやめました。

糖質(炭水化物)の摂取をひかえることにしましたが、白米をひかえるつもりはありません。お茶碗一杯の白米が肥満の原因になるわけじゃありませんからね。

ひかえるのは間食に食べている糖質です。グラノーラをデザート代わりに食べるのもやめます。とりあえずは、激増した分を減量して元に戻さなくてはいけません。

しかし、グラノーラはもう食べないと決めても、戸棚を開けるとそこには息子が買って来たグラノーラあるわけです。他にも息子が買って来たお菓子やスナックがいっぱいあるんですから、我慢するには強い意思が必要ですよ。


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2026年4月18日

人の振り見て我が振り直せ

米国が、同盟国に相談することなく、イスラエルと一緒になってイランを攻撃したことで始まったイラン戦争は、世界中に甚大な経済被害を引き起こしています。

イランと戦争すればホルムズ海峡を封鎖される可能性があるなんて、誰にでも予測できたことなのに、すべてが後手後手に回りましたよね。

今朝起きたら、イランがホルムズ海峡をすべての商業船舶に解放すると発表していました。イスラエルとレバノンが停戦したからということですけど、ホルムズ海峡の解放はイランが米国と合意した2週間の停戦期間中ということですから、あと数日のことです。

その後はどうなることやら…

オーストラリアでは、ホルムズ海峡封鎖の影響で燃料が値上がりしたり品不足になっているという話を「ガソリン満タン100ドル以上」という記事に書きましたが、燃料不足の問題はさらに深刻になって来ています。

オーストラリアは国内に製油所が2カ所しかないので、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料の多くをアジアの国々からの輸入していますが、それらの国々は中東から原油を輸入しているため、ホルムズ海峡の封鎖で供給が逼迫しているわけです。

国内に製油所が2カ所しかないと書きましたけど、そのうちの一つがメルボルンの西部にあります。この製油所は、ヴィクトリア州内の需要の50%以上を供給しているんですけど、そこで先日火災が発生しましてね、生産量が落ちているんですよ。

その影響で、メルボルンでは燃料の短期的な再値上げや品不足は避けられないとのことです。


イラン戦争はすぐに終わるとトランプは言っていましたけど、すでに2か月近くが経ちました。

戦争なんてものはね、始める時にあらゆる影響を考慮した計画を立てるはずですが、トランプやヘグセス戦争長官の発言を聞くと、まるでゲームでもしているかのようなノリなのでして、言うことが毎日コロコロと変わります。

昨日は、トランプが支持者に対して「イラン戦争はちょっとした気晴らしだった」と言ったそうじゃあないですか。開いた口が塞がらないとはこのことです。

世界から呆れられ、そっぽを向かれつつある米国ですが、

腐っても鯛!

相当落ちぶれていますけど、大きな影響力を持っていることには変わりないわけで、一応今のところはまだ自由と民主主義世界の仲間なわけですし。

大統領や国の政治を任す議員を選んでいるのは国民なんですからね、米国の有権者の皆さんには今後の選挙においては賢明な選択をして、国を正しい軌道に戻してもらいたいものです。

オーストラリアが、今後は中東の原油に依存し過ぎない体制にシフトしていくことは確実です。経済にしても国の防衛にしても、特定の国に依存することは避けなくてはいけません。それを痛感させたのは、ある意味トランプの最大の貢献かもしれませんよ。

ホントにねえ、あの米国がファシズムに向かう強権的な国になると、どこの誰が思いましたか。

人の振り見て我が振り直せ!

私達オーストラリア人も、州議員や連邦議員の選挙では正しい選択をしなくてはいけません。


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2026年4月17日

薬はちゃんと飲まなくちゃ

従兄弟がやっている牡蠣の養殖場の手伝いをするためにクイーンズランドに行ったうちの夫ですが、最初の日はブリスベンにあるその従兄弟の家に泊まり、翌日の火曜日に牡蠣の養殖場があるモートン島に行ったんですけど。


従兄弟の家に薬を忘れて来てしまったという夫からのメールを見たのは、夜中でした。

その日、私は夕方からひどい頭痛がしていたので、夕食を作り終えてからベッドに横になったら寝てしまいまして、一度起きてすぐにまた寝てしまい、夜中の1時頃に目が覚めた時にメールに気づいたんです。

そうしたら、薬を忘れて来たと書いてあったので、私は気になって眠れなくなりました。だってね、

これって一大事なんですよ!

うちの夫が毎日5種類の薬を飲んでいることは昨日の記事に書きましたが、そのうちの双極性障害のために飲んでいる2種類の薬は、絶対に毎日ちゃんと飲まないと困ったことになるんです。

これまでに、何日か飲み忘れてメンタル大不調になったことがあるので分かります。

双極性障害というのは、かつては「躁うつ病」と呼ばれていた病気ですが、うちの夫の場合は「躁状態」がそれほど激しくなかったので双極性障害2型だろうと思うんですけど、「躁状態」と「うつ状態」のどっちが家族としてより苦労するかと言うと、それはもうぜったいに「躁状態」なんです。

様々なトラブルが発生するのは「躁状態」の時です。「うつ状態」の時にはほぼずっと寝ていますから、家族はそれほど苦しみません。もちろん大変なんですよ。家族の気持ちも沈みますからね。でも、「躁状態」の時の苦労とは比べ物になりません。

薬を突然止めて、2週間も飲まないとどんなことになってしまうのか。私はこれがきっかけで夫のメンタルが狂ってしまうことを恐れました。もしかしたら正気を失うんじゃあないかとも思いました。

何とかしなくてはいけませんが、薬を取りにブリスベンの家まで戻るのは、その従兄弟さんに大迷惑です。

昨日の記事にも書きましたが、私は速達小包でメルボルンから薬を送ろうと思ったんですけど、モートン島には郵便サービスが無いそうです。

どうしたらいいのかと悩みましたが、薬を飲まないわけには行かないんですから、従兄弟さんに大迷惑になっても薬を取りにブリスベンの家まで戻るしか無いだろうと思いました。

そうしたら、夫から「薬を見つけた」とメッセージが届いたんですよ。従兄弟の家に忘れてはいなかったのです。

やっぱりそうだったか!

うちの夫は片付けが出来ない人で、持ち物をしょっちゅう失くします。持って行くのを忘れることはしょっちゅうですけど、どこに置いたかも忘れるので、家の中でしょっちゅう探し物をしています。それを見つけるのは、いつも私です。

どうせ、旅行カバンの中もぐじゃぐじゃ、泊まっている部屋もぐじゃぐじゃのはず。目が見えなくなって来ている夫には、ぐじゃぐじゃの中から物を見つけるのは困難なはずですよ。

薬がどこにあったかは聞いていませんけど、きっと旅行カバンの中ではないでしょうかね。まあとにかく見つかってホッとしました。


ところで、夫の旅行カバンですが、色は黒なんです。洗面用具入れも黒なんですけど、黒はやめた方がいいだろうと思いました。一番物が見えにくい色ですからね、もっと物が見えやすい明るい色のバッグに買い替えた方がいいと思います。

旅行カバンにはたくさんポケットがあるんですが、それも問題です。どのポケットに何を入れたかを忘れるし、夫の目にはポケットそのものが見えないでしょうし、中に入っているものは手探りで探す必要があるわけですから。

薬が見つけられなかったのも、それが原因かもしれません。


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