昨日のお昼前、うちの息子が仕事から帰って来ました。
その日の午前中に、息子が勤めているツールショップでギフトカードを使った千ドルほどの窃盗被害が発覚していて、息子から家族のグループチャットにメッセージが来ていたので、そのせいで早退したのではないかと心配しました。
窃盗犯に商品を渡したのがうちの息子だったそうなので、もしかしたら息子のミスが原因だったか何かで責任を問われ、メンタルが動揺して帰って来たんじゃあないかと思ったのですよ。うちの夫は仕事中につらいことがあったり困難なことが起きたりして、早退して帰って来たことが何度もありましたので。
夫は双極性障害2型なんです。「うつ期」にはメンタルがぎりぎりの状態で仕事に行っていますから、ストレスに耐えられなくなることがあるのです。うちの息子も、これまでメンタルヘルスの問題がありましたから、私は心配しました。
「どうしたの?病気?」と聞くと、「うん、風邪だと思う」と言いました。風邪だと聞いて、私は安心しましたよ。
「オレ、最近仕事とスーパーにしか行っていないのに、どこで風邪がうつったのかなあ」
「アンタね、そんなのサチ(娘の名前)からに決まってるでしょ!」
「ああそうか、サチは病気だったなあ」
金曜日の夜に家に帰って来た娘は、あれよあれよという間に具合が悪くなり、土曜日から3日間寝込んでいたのです。私は、娘が帰って来た時にはハグもしましたし、何度も娘の近くに行きましたけど、風邪はうつっていません。
まあね、風邪なんてツールショップのお客さんからでもうつります。もしかしたら窃盗犯からうつったかもしれませんよ。
ツールショップに盗みに入ってくる泥棒や万引きのことを、このブログでは度々話題にしていますが、悪いことをする人達の中にはね、「よくもまあ思いつくもんだ」と感心するほど巧妙な手口で盗みを働く頭の良い人もいるんですよ。そういう人達は、盗んだ商品を売りさばく国際的なネットワークにも繋がっていますから、お店側も対応が大変です。
今回の窃盗は、ペイパルという決済サービスのギフトカードの盲点を突いた新しい手口だったようです。息子は注文が入った商品を犯人に渡しただけですが、何事もきちんとルールを守る息子のことですから、商品を渡した際にはちゃんと本人確認をしていたんですよ。
ところが、後から分かったことなんですが、犯人は身分証明証として運転免許証を見せたそうですけど、カードじゃあなくてデジタル免許証を見せたらしいんです。それが偽造した画像だったのだそうです。警察に被害届を出したとしても、犯人の追跡は不可能らしいです。
ちなみに、息子にはギフトカードの不正に始まる一連の商品購入プロセスが窃盗だと気づけるはずも無かったので、責任を問われることはありません。会社としては、オンライン販売でそのギフトカードを使えなくするとか、商品引き渡しの際の本人確認の手順を見直すとかの対策が必要になりますけど、イタチごっこは続きます。
一番の問題はですね、あまりにもこうした小売店の窃盗被害が多いので、警察が本気で捜査しないことだと思いますよ。泥棒の方も、たとえ現行犯逮捕されたとしても大した罰則は受けないと知っていれば、いくらでも盗みに入って来ます。お店側は、とにかく盗まれないように対策を講じるしかありません。
カスハラの客も多いですしね、万引きは日常茶飯時だそうですし、メンタルが弱い人には大変な仕事です。息子は風邪がひどくならず、今朝は普通どおりに出勤しました。
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