一昨日、舌がんの叔父さんが帰った後、うちの夫の友人Cさんが、仕事を終えた後に我が家に立ち寄りました。夫とは同じツールショップに勤めていますが、働いている部署が違います。何かプライベートで相談したいことがあるということでした。
Cさんは、うちの夫にとって最も信頼している大親友と言ってもいい人です。一緒にどこかに遊びに行ったりすることも多いです。先日、マカロニ・ウエスタン映画音楽のコンサートに一緒に行ったのもCさんでした。
2人が話しているのが隣りの部屋にいた私にも聞こえて来ました。
Cさんは、自分の物忘れを自覚していますが、一緒にいることが多いうちの夫に、それが最近ひどくなって来ていると思うかと聞いていました。そして、どうして自分が物忘れをするのか原因を知りたいとか、過去に経験した脳しんとうについて話していました。
うちの夫は、Cさんがいろいろなことを忘れやすいことは、数年前に知り合った時から知っているんだそうです。だから、仕事上のことでもプライベートなことでも、約束した予定や時間やあらゆることをCさんが忘れないように、頻繁にテキストメッセージを送って念押ししているそうなんです。
それを聞いて思い出したのが、「シビル・ウォー」という映画を夫と観に行った時のことです。Cさんも一緒に行ったんですが、観た後で分かったことなんですけど、Cさんは前の週にその映画を観ていたんですよ。パートナーの女性と2人で、同じ映画館に観に行っていたんです。
私達とその映画を観ているうちに思い出したと言うので、夫も私もびっくりしたんです。それはちょっと「物忘れ」というレベルではないと思いました。何かもっと深刻な問題が起きているに違いないから、医者に相談した方がいいと夫には言ったんですけど。
さて、つい先日のことなんですが、Cさんは医者の診察を受けたそうです。物忘れのことではありませんでした。「大腸内視鏡検査」を受けたので、その結果を聞くためでした。胸に電極を貼って心臓をモニターしながらの検査だったらしいです。
医者が検査のことを話し始めましたが、Cさんには何のことを話しているのか分からなかったんですって。自分が大腸内視鏡検査を受けたことを覚えていなかったからです。全く記憶になかったのだそうです。
びっくりしたのは医者ですよ!
どういう理由で大腸内視鏡検査を受けたのかは知りませんが、医者はCさんが別の重大な問題を抱えていることに気が付きました。それで、これまでの物忘れについて質問されたそうなんです。
そして、その物忘れが悪化して来てはいないかとも聞かれたそうなんですが、一人暮らしのCさんにはよく分からないし、いろんなことをすぐに忘れてしまいますから、うちの夫に聞きに来たということなんです。
Cさんは、まだ50歳になっていないはずです。
これから専門医の診察を受けるそうですから、どういう病気なのか分かると思いますけど、Cさんのお父さんは認知症で介護施設に入っておられましたので、自分も認知症ではないかと考えているようです。
うちの夫は、こう言ったそうです。
「認知症だとしても脳しんとうの後遺症だとしても、物忘れは治らないだろう。自分が目が見えなくなって来ているのと同じで、Cさんに出来ることは忘れるという事実に備えて、出来る手立てを講じながら暮らしていくことだけだよ」
世の中、本当に不公平と言うか、思うようにならないと言うか。真面目に生きている善良な人が、しかもとても優秀で才能もあったりする人が、健康に恵まれなかったりしますよね。
Cさんが認知症ではないことを祈ります。
お帰りの前に1クリックを!

