昨晩、友人のエクリーさん夫婦を呼んでのディナーでワインを飲んだ私は、夜は普通に寝たんですが夜中の1時半に目が覚めて、その後再び眠ることが出来ませんでした。睡眠時間は3時間!
今朝は普通に起きて食器洗い機を片付けたりしたんですけど、あまりにもフラフラしていて、このままでは今日は活動が出来ないと思いましたので、睡眠薬を飲んで眠りました。6時から9時まで3時間眠っただけですが、だいぶマシになりました。
ワインを飲むといつもこういうことになるので飲まない方がいいんでしょうが、昨夜は特別なディナーだったし、エクリーさんが持ってきたヤラバレーの「Yering Station」(イェリング・ステーション)というワイナリーのワインがとても美味しかったので、私も1杯飲んだのですよ。
昨夜のディナーが特別だったのは、何と言ってもうちの夫が水曜日から4日がかりで「ビーフ・ウェリントン」(Beef Wellington)を作ったからでした。作った夫も私も一度も食べたことがなかった料理ですが、エクリーさん夫婦も食べたことがないと言いました。皆んな存在は知っているけど、食べたことがない有名な料理だったわけです。
経験不足の夫が挑戦するには最も難しい料理の一つだったのは確実です。正直言ってどうなることかと私は不安だったんですが、夫は見事な「ビーフ・ウェリントン」を作り上げました。
昨日の朝、夫は父親と会うために早朝から出かけていて、私が「いちごティラミス」を作り終え、洗い物やキッチンの片付けを全部終えた頃に帰って来ました。それから夜まで、一日がかりでディナーの準備をしたわけですが、順調ではありませんでしたし、トラブルが連発して、何度か私が手伝いに入る必要がありました。
それでも完成したんです。
牛ヒレ肉のかたまりに突き刺して温度を計るデジタル温度計は、肉の内部の温度が設定した温度になるとピーピーピーと音を出して知らせるタイマーのようなスグレモノで、お肉は完璧に焼けていました。
ローラーカッターで編み目に切ったパイ生地を一番外側に貼り付けるのに少し失敗していましたけど、完璧ではなくても見事な仕上がりでした。
腹を立ててFワードを叫び、ガシャンガシャンと道具が壊れそうな音も立て、一度は「もういい!二度としない!」と癇癪を起こしてキッチンからいなくなってしまったりもしたんです。
私はそういうのを聞きたくないんですけど、手伝いが必要になった時にすぐ助けに行けるように、隣りの仕事部屋にずっと待機していましたよ。
夫は、この料理を作ることでエクリーさんの旦那さんに感謝の気持ちを伝えたかったんだそうです。牡蠣の養殖場に一緒に行ってくれたこと、養殖場の経営改善計画作りも産業エンジニアだったエクリーさんの経験と専門知識とで助けてくれたこと、そして自分に助けが必要になった時にはいつでも助けに来てくれるエクリーさんの友情に感謝を示したかったのです。
4日がかりで自分のためにこんな料理を作ってくれた夫に、エクリーさんの旦那さんは感激していましたし、料理を心から堪能していました。ちなみに、下の写真は私用の皿なのでインゲンもマッシュポテトも少なめ。盛りつけしたのはうちの夫です。
「ビーフ・ウェリントン」は、高級レストランでもなかなかお目にかかることがない料理です。夫は「ビーフ・ウェリントン」そのものは2日がかりで作りましたが、一番時間がかかったのは水曜日から木曜日にかけて牛の尻尾の骨を煮込んで作っただし汁を使って作ったソースでしょう。
下の写真は、昨日の朝、ソースを煮込んでいるところです。お気に入りの蛍光オレンジ色のシャツを着ています。
昨日の朝だけでもソース作りには2時間かけましたが、煮込みすぎてソースは固いゼリーみたいになってしまいましてね、ザルで濾すことが出来なかったようです。Fワードを叫んでいるのでキッチンに行ってみると、完成したソースをザルで濾しながらソース入れに入れようとしていたんですが、ドロドロ過ぎて濾せないのために、ソース入れの外側やまな板に垂れていました。
4日がかりで作ったソースが最後の最後で無駄になったと思ったんでしょう。ものすごく怒って「もういい!二度度しない!」と言ってキッチンを出て行ってしまいました。私は夫に代わって、固いゼリーみたいになったソースを出来る限り鍋に集め、これに熱湯を加えながら柔らかくしました。
ちょうどいい柔らかさにした後、ソースは5〜6人分はありましたから十分だったんですが、牛の骨を煮て作っているのでゼラチン質がたくさん含まれているからでしょう、ソースは冷えると固まるんです。食べる時に少し温める必要がありました。ソースは完璧でしたよ。
思っていたより時間がかかり、エクリーさん夫婦が来た時には、夫はまだパイ生地に取り組んでいたんですが、頑張って作っているところを見せられたのも逆に良かったと思います。最終的に、見事な「ビーフ・ウェリントン」を作り上げた夫は、本当によく頑張りました。
二度と作りませんと言っていますし、私も作りたいと思いませんから、これが人生最初で最後の「ビーフ・ウェリントン」になるでしょう。
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