若い頃から不眠の問題に悩まされて来た私が、初めて睡眠薬を処方してもらったのはオーストラリアに来てからでした。当時学校の教師をしていまして、ストレスで不眠が悪化しましてね。眠れないと翌日の授業に支障をきたすもんですから、必要に迫られて利用し始めたんですけど。
薬は「合う・合わない」があるものです。睡眠薬にも種類がいろいろあって、これまでいろいろな薬を試して来ましたが、ベンゾジアゼピン系の薬では痛い目にあっています。睡眠薬依存になったんです。
ベンゾジアゼピン薬の危険については、「ベンゾジアゼピン薬依存」という記事にも書いていますが、3〜4週間で依存が形成され、断薬は困難になる場合が多く、離脱症状も深刻なのに、私はこれを処方された時に十分な説明をしてもらっていませんでした。
「ノーミソン(Normison)」という薬だったんですが、それを飲まないと眠れなくなった私は、飲まない方が良いと分かっていてもやめられなくなったんですよ。眠れない者にとっては、眠らせてくれる薬というのはものすごい誘惑なんです。
すぐに耐性が出来てその薬を飲んでも眠れなくなり、断薬するのに大変な苦労をしました。その後、再び不眠がひどくなって別の医者に処方してもらったのは「テマゼパム(Temazepam)」という薬でしたが、後から自分で調べて分かったのですが、「ノーミソン」も「テマゼパム」もどちらもベンゾジアゼピン薬だったんです。
ベンゾジアゼピン薬に懲りた私は、別の種類の薬を試しましたが、その薬は身体をリラックスさせる効果が強すぎて、眠っている間に尿を漏らすというアクシデントが起き、二度と使いませんでした。
現在使っているのは「ゾルピデム」(Zolpidem)という睡眠導入薬です。10mgの小さな錠剤なんですけど、最初にこれを1錠飲んで大変な目にあいました。記憶が飛んでしまって、薬を飲んだ後のことを何も覚えていないのです。夢遊状態になっていたことは、後で家族の話から分かったことです。
そこで、半錠だけ飲んでみましたら、気持ちよく眠りに落ちて、通常なら睡眠1サイクルごとに目が覚めるのに5時間くらい途中覚醒することなく眠れたので、それ以来この薬を利用しています。
「ゾルピデム」は比較的安全性が高いと言われていますが、長期間服用を続ければどんな睡眠薬も「耐性」や「依存性」が形成されますから、どうしても眠れない時しか使いません。
ところが…
一昨日、やっとぐっすり眠り始めた11時頃にiPhoneに着信があって大きな音を立てたので目が覚めたんです。寝る前に消音にするのを忘れていました。娘からかもしれないと思ってメッセージをチェックしたら、それは迷惑メッセージでした。
目が覚めたついでにトイレに行ったりした後、もう一度眠ろうとしましたが眠れませんでした。12時が過ぎ、1時が過ぎても眠れないので「ゾルピデム」を飲んだのです。普通ならそれですぐに眠れるんですけど、この時は眠れませんでした。
半錠5mgでは効き目が足りないのかと思った私は、もう半錠飲みました。そうしたらすぐに眠りましたけど、朝6時頃に目が覚めた後ふらふらして普通に歩くことも出来ず、一日中頭が朦朧としている感じが消えず、その日は家から出ることも出来なかったんです。
危ないです…
最近、半錠では効き目が弱くなったように感じていたんですけど、1錠10mgは危険だとあらためて思い知りました。二度と飲みません。そして、効き目が弱くなっているとしたら、それは使い過ぎているせいかもしれません。
昨夜は寝付くのに2時間以上かかりましたが、「ゾルピデム」を飲まなくても何とか眠れましたし、合計で5時間近く眠りましたから、これで良しとしなくてはいけません。
睡眠薬依存には二度となりたくないですから、出来るだけ薬に頼らないように気をつけます。
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