この方の子供の頃の思い出は、おばあさんが作ってくれた美味しい食べ物のことでいっぱいなんだそうです。家族の中で唯一の料理好きだったというそのおばあさんは、その方が16歳の時に亡くなられました。
そして、大人になるにつれ、おばあさんとともに子供時代の大切なものも失われてしまったことに気付かされたんだそうです。
おばあさんが作ってくれた懐かしい料理を食べたいと思い、似たようなレシピを見つけて作ってみても同じ味にはならなかったからです。
私のウェブサイトは、私の息子と娘が食べて育った料理を、彼等が自分で作れるようにと作り方をレシピに書いて載せたのが始まりです。そのことを知ったそのルーマニア人の女性は、羨ましかったんだそうですよ。
私がウェブサイトに載せているレシピの多くは和食です。お醤油やみりんや砂糖で味付けしますから、その方が懐かしく思い出すおばあさんのルーマニア料理とは大違いですが、「家の味」というものの大切さに共感したそうです。
それで、椎茸と油揚げの煮物とか、ひき肉で作る簡単すき焼きとか、こんにゃくを炒めたのとか、梅干しを使った料理とか、そんな料理に挑戦してくださっているんだそうです。
この方から、以前レシピの不明瞭な点を指摘されたことや作り方について質問されたことがあったんですけど、今日はそういうコメントを投稿してくださっていて、私は大変嬉しくなりました。
自分の子供達のために書き始めたレシピを、ドイツのベルリンでルーマニア人の方が作ってくださっていると考えるだけでワクワクします。

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