以前ハイスクールの英語の先生だったという方がやっておられるこの古本屋ですが、うちの夫と本好きの娘が長年安く本を買わせていただいた店なので、恩返しに本を寄付しようと思ったそうです。
この店で売られている本は基本的に寄付された本だそうですから、買い取ってはくれません。持って行った本のうち、6割くらいを引き取ってくださいました。お店で売る本について「こだわり」があるようですね。
うちの夫は、心理学者だった友人が高齢のために引退された時に、心理学関係の本をたくさん譲り受けていたそうです。大学生が勉強のために読むような本とか学術文献ですけど、かなりの数でした。
そんな本を田舎の小さな古本屋が引き取ってくれるかどうか分からないけど、とりあえず持って行ったら、古本屋の方は大喜びされたそうですよ。
つい先日、誰かが店にある心理学関係の本を全部買って行かれたので、心理学関係の棚が空っぽになったところだったんですって。
それは良かったですけど、引き取ってもらえなかった本もたくさんあるので、そういう本はチャリティーショップに寄付します。ビジネス本や自己啓発本はリサイクルごみとして出すと言って箱に詰めましたよ。
そして昨日は、ごみ屋敷状態のガレージにあるものをフェイスブックのマーケットプレースで売り始めました。
ついに始めてくれました!
掲載した途端にメッセージが次々に届き始め、あっという間に100人、200人という数の人が掲載したものをクリックした事が分かり、1時間ほどのうちに買いに来た人もいました。
その人は、メルボルンに近いリッチモンド(Richmond)というところから買いに来られたそうですが、高速道路を使っても30分以上かかりますよ。よほど欲しい商品だったのでしょう。
すごく反応が良かったので俄然やる気を出した夫は、ガレージのクローゼットに何年も入ったままだったオートバイ用のウェア(服)や使うことがない電動工具や機械も売ると言って準備をしています。
破格の値段で売りに出しているそうですけど、とにかく処分することが第一の目的ですから、ごみ屋敷が片付いてくれたらそれでいいです。
私も引続き片付けをしていますが、昨日は仕事部屋の高い棚から「そろばん」が出てきました。
学校の先生をしていた頃に授業で使ったものです。こういうちょっと変わったものは、チャリティーショップに寄付するよりもフェイスブックのマーケットプレースに出した方がもらい手が見つかりやすいと思いましたので、無料で差し上げますと掲載しました。
もらい手は30分も経たずに見つかりました。その方は連絡を取り合ってからすぐにやって来られました。
長年日本に住んでいたとおっしゃる中国系シンガポール人の方でした。
自分達の文化では、こういう物をタダでもらうわけには行かないとおっしゃって、そろばんをもらうお礼にと高級そうなハチミツを一瓶くださいました。
物をタダでもらうのは気がひけるので、お礼に何かを差し上げるというのは、日本人も同じですよね。
美味しそうなハチミツは、ありがたくいただきました。
今日の日曜日も夫は仕事が休みです。水曜日が休めなくなったのでその代わりだそうです。引き続き片付けを頑張ってもらいたいです。
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