2023年5月5日

捨てる人あれば拾う人あり

「捨てる神あれば拾う神あり」ということわざは「見捨てられることがあっても助けてくれる人もいる」という意味で、不運なことや困ったことがあってもあまりくよくよしなくていいよっていうことですが。

今日の記事のタイトルはそういう比喩ではございませんで、ごみの話です。

ある人にとっては役に立たない「ごみ」も、他のある人には役に立つ場合があるということで。

先日私が仕事部屋の大片付けをして集めたダンボール箱いっぱいのコードやケーブル、それから使うことがないコンピューターやモニターやその他いろいろな物ですけど、昨日うちの息子の友達J君がやって来てほとんどもらって行ってくれました。

あんな物を何に使うんだろうと思ったんですけど、J君は古いコンピューターやモニターやいろいろなものを分解して、その部品を利用する何かをやっているんだそうです。

私はよく分かりませんけど。大量のコードやケーブルもその仕事に役立つんだそうで。

J君は喜んでもらってくれたし、私達はリサイクル用の収集場所に持っていく手間が省けましたし、「捨てる人あれば拾う人ありだなあ」と思ったわけなんです。

実は、うちの娘がフェイスブックのマーケットプレースで売りに出したり、ただで差し上げますと掲載したものが、売れたりもらってもらえたりしました。

シャーロック・ホームズ姿のテディーベアとか、かつてハロウィーンの仮装に使ったマッドハッター(不思議の国のアリスに登場する帽子屋)の帽子とか、カリグラフィー道具のセットとか、すぐにもらい手や買い手が見つかったんです。

それで私も、使うことがない鋳鉄製のグリルパンとパエリアパンを売りに出してみたんですけど、鋳鉄製のグリルパンはすぐに買い手が見つかりました。

チャリティーショップに寄付する方が物を処分する方法としてはラクですけど、わずかでもお金に変えられるのはうれしいものですね。


マッドハッターの帽子は、買ってから10年も経って色がくすんでいたし顔に塗った白いペイントが帽子に少し付いていたので、無料で差し上げますということで掲載したんですけど。

これが、娘が仮装した時の写真です。2012年のハロウィーンですよ。


この帽子は、マーケットプレースに掲載したらすぐにもらい手が見つかりました。ずいぶん遠くからもらいに来られた方は、中年の女性でした。

お嬢さんが何かの催しでマッドハッターの仮装をすることになって、準備をして来たのだそうですが、帽子だけはこれだと思えるものが見つからず、完璧な仮装にならなくても我慢しなくちゃあいけないよと言っていた時に、マーケットプレースでこれを見つけたんだそうですよ。

大変喜んでいらっしゃって、本当に嬉しそうに帽子を持って帰られましたよ。お嬢さんも大喜びでしょうね。こんな帽子はなかなか見つからないですから。

これをどこかのチャリティーショップに寄付していたら、この方の手には渡らなかったです。SNSの力ですよ。

私は、つい先日インドのパンジャビドレスセットをチャリティーショップに寄付したんですけど、30年も前にメルボルンで買ったものですが、あんな物は欲しいと思う人が限られていますからね、マーケットプレースに掲載すればよかったと思いました。

そうすれば、そういうドレスを探している人が簡単に見つけられたのに。

いつだったか、ちょっと気味が悪い見た目の操り人形を義母(夫の母親)からもらって、家に置いておきたくないのでチャリティーショップに寄付しましたけど。

ちょっと変わったものは、今ならマーケットプレースに出すのがいいですね。

日本のTVアニメーションの不朽の名作「アルプスの少女ハイジ」と「母をたずねて三千里」(新品)の全話DVDボックスセットも売りに出したんですけど、値段を80ドルと欲張り過ぎているせいか全く反応が無いです。

80ドルでも日本で買う値段の半額なんですけどね。もっと安くしないと売れないかもしれません。売れなかったら図書館かどこかに寄付したいと思います。


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