2022年5月21日

自転車衝突事故と視力のこと

暦の上でも冬が近づき、朝明るくなり始めるのは7時近くになってからです。

うちの夫が自転車で通勤する日に家を出るのは5時20分頃ですが、その時間は漆黒の真っ暗闇。

そんな真っ暗な早朝の自転車通勤は、いろいろと問題が起きやすいのでしてね。カンガルーとの衝突事故寸前とか倒木に激突寸前ということがあってから、夫は自転車に大きなヘッドライトを付けました。これを付けてからは、真っ暗な道路を走っていても見やすくなったそうです。

事故防止対策には余念がなく、車の運転者に自分の存在を知らせるために、反射材付きのウェアを着ていますし、自転車には反射材用品をいろいろ付けています。

ところが、

女性と衝突してしまったんですって!

女性もうちの夫も衝突の衝撃で倒れたそうで、自転車の後輪がぐらついて修理が必要になりました。

一般道路ではなく、サイクリングやウォーキング用の道を走っていた時の事故だそうです。イーストリンク・トレイル(Eastlink Trail)と呼ばれる道です。

一般道路には街路灯というものが設置されていますから真っ暗ということはまずありませんけど、一般道路から外れた自然の中に設けられているトレイルという道は、ほとんど真っ暗なんですよ。

たとえ真っ暗でも、相手が自転車だったらそのヘッドライトで存在は分かります。反射材を付けていればそれでも分かるでしょう。

歩いている人でも、見えやすい明るい目立つ色の服や反射材付きの何かを身に着けていれば、存在に気づきやすいです。

しかし、夫がぶつかった女性は、頭から靴まで全て黒い色の服を着ていて、光るものは何も身に着けていなくて、さらに夫の自転車のヘッドライトが見えていたはずなのに直前を横切ったのだそうですよ。

「一体その人はそんな真っ暗な道で何をしていたの?」
「ジョギングをしていました」
「朝の5時半過ぎの真っ暗な道をジョギング?」
「真っ暗でも走っている人は結構います」

マジか!

出勤前のひとっ走りというわけですよ。出勤前のひと泳ぎというのをする人もいますけど、すごい人達がいるものですね。

夫によりますと、早朝の真っ暗な道を走っている人達の中には、反射材なしで黒っぽい服装の人が大変に多いのだそうです。そういう人達は見えにくいので、ヒヤリとすることが多くて困るんだそうです。

危ないですねえ。

私も経験がありますよ。街路灯があまり無い住宅地内の車道を運転していて、道の端っこを全身真っ黒の服装でフードを頭にかぶった人が歩いていたわけなんですけど、アフリカ系の黒人だったので顔も真っ黒だったから私には見えなかったんです。すぐ近くまで行って、その人の目の白い部分が見えた時にやっと人がそこにいることに気付いて、心臓が飛び出るほど驚いたことがありました。

見えにくいんですよ、黒い服装は。

肌も黒い方は、絶対に反射材付きの何かを身に付けた方がいいです。


衝突した女性は、幸い怪我はしなかったそうです。打ち身で青あざはできたかもしれませんが、骨が折れたとかそういうことがなくて良かったです。

うちの夫も怪我はしませんでしたけど、精神的にはちょっとショックを受けたようです。夫は視力の問題がありますからね、普通の人なら見えているものが見えていないこともありうるのです。

特に暗い場所では、私には見えていたものが夫には見えていなかったということが時々あります。早朝に車でツールショップまで送っていく時に、道路脇にいる人や物について私がああだこうだと話すことがありますけど、夫にはそれが見えていなかったりするんですよ。

夫は真っ暗なトレイルを走るのが不安になったらしくて、昨日は一般道路を使ったそうです。

少し遠回りになりますが、そのルートで行けば家を出てからショップに着くまでずっと街路灯がありますので見えやすいのです。

うちの夫に先天性の黄斑変性という目が見えなくなる疾患があると分かったのはもう何年も前のことですが、ついに発症したことが分かったのは昨年の3月でした。

いろいろ検査を受けた結果、車の運転ができなくなったりしたんですけど、あれから1年が経ちましたからね、そろそろ検査を受ける時期です。

自転車に乗るのに許可は必要無いわけですが、まだ見えていると思っている右目の視野にも見えていない部分ができていることが分かれば、自転車通勤は明るい時だけにしなくては危ないです。

左右両方の目の視野に見えない部分ができていても、左右の目で補って見ていると普段は見えていないことに気づかないこともありますし。

目の検査に行くように勧めています。


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