2019年11月23日

抗うつ薬の離脱症状

私が抗うつ薬「Aropax」の服用を始めたのは、うちの娘が小学校1年生になる頃だから、かれこれ15年も飲み続けて来たことになります。

「Aropax」というのはパロキセチン薬です。日本では「パキシル」というのがありますが、同じ薬ではないと思います。両方飲みましたけど、効き目が違いました。

「Aropax」は、以前に一度だけ断薬をしたことがあります。

ところが、断薬直後にうちの夫が双極性障害2型と分かって毎日毎日に寝続けるようになり、私もある日腰痛持ちであることを理由に突然仕事をクビになったために経済的に困窮しましてね。

家賃や光熱費が払えないどころか食べ物も買えないほどに困窮したのと、夫の絶望的な姿にストレスが溜まり(自殺するんじゃあないかと心配していたのです)、再び「うつのドブ池」に落ちてしまったのございます。

結局、再び「Aropax」のお世話になることになりました。

不眠問題も深刻化したので「ノーミソン(Normison)」という「脳みそ」みたいな名前の睡眠薬のお世話にもなり始めたら、あっという間に睡眠薬依存になってしまい、薬無しで眠れるようになるまでの地獄の苦しみも味わいました。

最近、生活が経済的に安定したのと、夫とは別の寝室で眠るようになってから睡眠が劇的に改善したのと、子供達が成長して手がかからなくなったのと(娘はまだ不安障害で治療中だし息子は無職で引きこもり中ですけど)、トラウマの原因であった私自身の父親と無理して付き合うのを止めたことでストレスが大幅に軽減され、病気から回復できたと実感したのでございます。

そこで、私は「Aropax」の断薬を決意し、ここ3ヶ月ほどの間に徐々に服用量を減らして来ました。

前回断薬した時に医者に指導された方法では、離脱症状があまりに激烈だったので、もっと長い時間をかけて徐々に減らしていく必要があると考えました。

つまりね、今回の断薬は医者の指導でやっているのではないのです。

いつも診てもらっている若きリム医師(前回の医者とは違う)は、薬を止める判断をするのは自分だと言ったし、止めるなら徐々に減量して時間をかけて止めなくてはいけないと言ったし、私は医者が教える一般的な方法よりもずっと長期計画でやって来ました。問題が起きたら、その時に相談に行くつもりで。

40mgから20mgに減量した時はリム医師に事後報告しましたけど、「そうなんですか、オッケー!」というノリでしたから、大丈夫だろうと思ったのです。

20mgから10mg、さらに5mgと減らすにつれてやっぱり出てきた最大の離脱症状は、前回と同様の「目眩い・立ちくらみ」というか… そいうやつ。

これがね、「目眩い・立ちくらみ」と聞いて一般の人々が想像するのとはちょっと違うのですよ。もっとこう頭を鈍器で殴られたような、

電撃的目眩い!

普通のフラフラ感は常時感じているのですけど、頭の動かし方次第で「ズゴン!」と殴られたような衝撃が襲うのです。経験していない方には分からないかもしれない独特の電撃感覚です。これを避けるために、こんな数ヶ月計画でやって来たんですけど、やっぱりなっちゃった。

でも、先々週くらいからその電撃感覚が楽になってきました。

「これならもう断薬しても大丈夫」と確信しましたので、先週ついに決心して服用を止めたのですが、

服用を止めた後の私ったら、

連日怒り大噴火!

何と、パロキセチンの離脱症状の中に「激越(げきえつ)」というのがあったのです。

「激越」というのはね、イライラして気持ちが落ち着かず、感情が高ぶって言葉や行動が非常に激しくなる状態のことです。



いやあ、

何と言ったら良いのでしょう…

怒り大噴火した後に3日間ほど火砕流を噴出し続けて、その後破局的巨大噴火までした時には、怒り狂いながらも「私ったらなんでこんなに怒っているんだろう」と不思議だったんですよ。

パロキセチンの離脱症状だったとしたら、家族には申し訳なかったかも。

いやいや、彼等も悪いのよ。「汚したら掃除する、使ったら片付ける、出したものは戻す」という暮らしの基本はちゃんとやってもらわないと。

それとねですね、

YouTubeなんかでちょっと感動的な動画を見ると、例えば迷子のワンコが飼い主と再会なんていう動画を見ると、簡単に号泣するようになったのです。

嗚咽が漏れるほどに!

涙もドクドクと湧き出てくるんですけど、離脱症状の中に「泣き出し」というのもありました。

「Aropax」を服用していた頃は、感動的な映画を見ても感動しないっていうかね、涙なんか出なかったんです。感動もしないし、怖い物やエゲツない物を見てもへっちゃらになってね。Dr. ピンプルポッパー(Dr. Pimple Popper)の大量に出血しまくる手術動画なんか、非常に興味深く見ていました。

もともと涙もろい私ですから、感動して涙が出るようになったのは別に悪い気はしません。

それと、

便秘に悩まされていた頃が嘘のような「軟便・下痢」が続いていますが、これも離脱症状の一つかもしれません。

「睡眠問題」も起きています。寝付きが悪くなっちゃったんです。でも、全く眠れないっていうことはありませんし、どうにもならない時には睡眠薬という手があるし。

「激越」状態も落ちついてきて、もう怒り狂っていません。目眩いもなくなりました。今週はくしゃみ・鼻水・目の痒みのせいで目眩いのことなんて忘れていたのですけど、目眩いはなくなっていたのです。

15年に渡って服用した「Aropax」の断薬は、上手く行ったような気がします。もうすぐリム医師に会う必要があるので事後報告する予定です。

家族に事後報告するのはその後で。

ええ、家族はまだ知らないんです…


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