キッチンの密封と解体を行った月曜日、その日の作業を終えて帰っていく時に、カビ処理専門業者のギドンさんが電気&水道工事係のリオンさんに、解体のために止めた水道とガスと温水器を元に戻したかどうかを確認していました。
リオンさんはそれがちょっと気に触ったらしく、「なんでそんなアタリマエのことをオレ様に聞くんだよ」みたいな顔をして、ちゃんと全部元通りにしたと言っているのを私も聞きました。
ええ、水道は元に戻っていましたよ。
ガスは使っていないから分かりません。
温水器は…
元に戻っていませんでした。
それに気が付いたのは、翌朝シャワーを浴びようとしたうちの夫。湯が出ないと分かって、出勤前のシャワーをしないで仕事に行ったようです。あの人は夜寝る前にシャワーを浴びないので、昨日はさぞ臭ったことでございましょう。
それはともかく、
温水器はパイロットランプが消えていたから動いていなかったんですけど、リオンさんはそこまではちゃんと確認しなかったようです。(プロならちゃんとしなくちゃあよ!)
キッチンの密封とキャビネットや流しやガスコンロの解体は、予定通り月曜日に終了したのですがね、キャビネットの下の床が予想していた以上にドブドブの黒カビまみれで、化粧合板製だから外からはキレイに見えたキャビネットも、中はすっかり汚染されていました。
さらに、
そのキャビネットがアリの巣と化していたことも判明しましたので、新しいキャビネットが必要とのことです。
ギドンさんが写真を見せてくれましたけどね、
絶句!
アリそのものもすごかったですけどアリの卵がもっとすごかった。キャビネットの裏板の表面には白い点々がびっしり付いていまして、黒いアリと白い卵とで、まるでごま塩を吹き付けたかのような惨状。
だからアリの大軍団がしょっちゅうキッチンに現れていたんだわ!
床の修理も大工事になることが確定いたしました。
こうなると工事費用の見積もりが変わってくるので、保険会社からの承認がないと工事を続行できないそうでございます。
近いうちに保険会社の調査員ラッセルさん(南アフリカ出身のラグビーファン)が再びやって来て被害の状況を確認してから、カビ処理のギドンさんの新しい見積もりとともに会社に報告書を提出し、それが承認されたら工事再開となるそうです。
キッチン内に残されたもの(取り出さなくても良いキャビネットやレンジフッドやエアコン等)や、天井の照明や温風吹き出し口などカビが入っては困る箇所は全てビニールシートで覆われて青いテーブで密封され、さらに部屋そのものも密封されています。
キッチンからダイニング&居間に続くドアは完全密封。ドアがないこちら側はこういう状態です。赤のはファスナーで、中に入る時はここを開けることができます。
再使用可能なものはダイニングに置いてあります。洗濯物もここに干すしかありません。外は危険なのでね。
それにしても、床があそこまで真っ黒ドブドブということは、床板の下の木材はどうなっているのだろう。
工事を再開しても、床板を剥がしたら再び工事中断、費用の見積もり再度やり直し、なんてことになるんじゃあないのかと心配です。
工事費用は保険会社が全額負担だからお金の心配がないというのは有り難いのですけど、これはどう考えても、
キッチンが戻ってくるのは、早くてもクリスマス頃だな。(泣)
追記
今朝腐った壁をカッターで切り出していた時、ギドンさんがうっかり温水器の給湯パイプを「ちょっとだけ」切ってしまいました。
たとえ「ちょっとだけ」でも、給湯パイプを切っちゃうとお湯は漏れるのです。そして、キッチンはもっと濡れるのです。
水道工事係のリオンさんは今日は忙しくて来れないし、他の水道工事業者は皆んな忙しくて今日は無理だと言うし、やっと見つけた地元の水道工事業者は来てくれると言ったけど、腐った板が取り除かれてカビで汚染された木材が露出している密封されたキッチンに入りたくないということで(特別な装備を持っていないと入れませんから)…
再びシャワーが浴びられない状況です。
うちの夫は、明日の朝は通勤前にプールに行くと言っております。
その手があったか…
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