2016年1月12日

コッキーの野郎

いきなり汚い言葉で申し訳ございません。でもね、「野郎」くらいじゃ足りないので「クソ野郎」とか「ちくしょうめ」とか、何かもっと汚い言葉はないものかと考えたくらいなんです。まあ、私にとってのこの鳥は、それくらいの害鳥だってことなんですけど。

メルボルンから離れれば離れるほど目にする鳥の種類も増え、以前住んでいたヒールズビルという街の周辺にはオウム・インコ系の鳥が沢山いました。しかし、この黄色いトサカ羽を持つ大型の白い鳥は、メルボルンの街中でも見かける非常に一般的な鳥でして、通常は「カカトゥー Cockatoo」と呼ばれています。日本語では「キバタン」というとWikipediaにはのっています。聞いたことがありませんけど、本当ですかね?


オーストラリアに来たばかりの頃は、なんて綺麗な鳥だろうと思わず見とれたこともあるこの鳥。しかしね、この野郎たちは大変な害鳥だったのですよ。私は、嫌悪感を込めて「コッキー Cockie」と呼んでおります。

ヒールズビルでは、子供たちが生まれる度に夫がDIYで家の増改築に励みまして、我が家は大きな木の家に生まれ変わったのですが、このコッキーの野郎たちは私達の大切な家を噛じるのです!家の軒下の板とかウッドデッキ周りの手すりとか。また、私達家族の大切な林檎の木を噛じり倒し、悪行の限りを尽くす!

追い立てても追い立てても、野郎たちはへっちゃらでしてね、我々人間を怖がる様子も見せず、性懲りもなくやって来ては噛じる噛じる!

また、何が嫌と言って、野郎たちの鳴き声ですよ。まさに怪獣系の鳴き声で、しかも大音量。

ギェェェ!ギェェェ!ギァァァァァ!

うるさいのなんのって、そりゃすごいんです。


そして最近、現在住んでいる家の噴水に溜まった水を狙って、朝晩やってくるコッキーがいるの。毎日やって来る奴はオス!黒々とした憎らしい目の色で分かります。こいつがですね、朝早くやって来て例の怪獣音を爆音量で響かせる!

この噴水は私達の寝室のすぐ外にあるから、これで目が覚める私。また、この噴水は、私の仕事部屋のすぐ外にあって、ギャアアアア!ギェエエエエ!とすさまじい。

今のところ家を噛じっている様子はないです。家の周りには噛じるのにピッタリな大きな木がたくさんありますからね、奴はそれらの木を噛じっています。かじった木の皮とか枝とかをポロッと下に落とすんですよ。



時々メスのお友達を連れてやって来ます。来ないでもらいたいんだけどね…。

あああっ、ほらまた来たよ! うるさいー!

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