2019年11月21日

特別警報コードレッド

昨日の午後、ヴィクトリア州の危機管理局長官と州知事が、ヴィクトリア州の森林火事警告最高レベルである「コードレッド」を発令しました。

州北部及び北西部の地域では、今日の木曜日、気温が45度前後まで上がり、乾燥した高温の強風が吹き荒れると予想されておりまして、もしも火事が発生したら、

あなたは生き残れません!

と言うんですから怖いじゃないですか。

しかし、ブラックサタデーを経験した私には、この危機感が実感として分かるんです。楽観してはいけないんです。

こういう天候の日には落雷(雨は降らずに雷だけが落ちる)によって乾燥し切った草に簡単に火が点きます。放火とか電線のトラブルとか原因は他にもいろいろあります。

そこへ乾燥した高温の強風が吹くんですよ!

地平線の遥か彼方に超巨大ヘアドライアーがあって、そこから熱風が台風並みの風速で吹き荒れるっていうのを想像してみてください。ブラックサタデーの時はそんな感じでした。畑に植えていた葉野菜が茶色い紙のようになってしまいましたからね、あの日。

ヴィクトリア州で「コードレッド」が発令されたのは、2010年以降初めてのことだそうです。

危機管理局長官は、ヴィクトリア州北部及び北西部の森林火災のリスクが有る地域に住んでいる人は、夜のうちに避難しなさいと言っていました。「コードレッド」というのは、もしも火事が発生したらどうすることもできないというレベルの警告です。

リスクのある地域に居てはいけません!
地域内で火事が発生したら、あなたの家は燃えます!

あなたは生き残れません!

という「コードレッド」を聞いて、皆さんどうしたのでしょうか。安全な地域まで避難したのでしょうか。

私が住んでいる地域では、今日の予想最高気温は39度です。ユーカリの木に囲まれて暮らしていますからね、高温と強風の日はいつでも心配です。


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