2025年3月9日

トヨタ・ヒュンダイ・GWM

うちの夫の従兄弟がやっている牡蠣の養殖場のほぼ真上をサイクロン「アルフレッド」が通過して、私達家族は被害を悲観していたんですが、サイクロン通過直後の昨日の朝、従兄弟がフェイスブックに投稿していた内容によると、養殖場にある家やその他の建物は無事だったようです。

養殖中の牡蠣がどうなっているかが心配だと書いていましたが、バスケットが流されていなければ牡蠣はなんとか生き延びているのではないでしょうか。とりあえず、従兄弟は無事で建物の被害も無かったのは良かったです。

ところで、今日の話題は車のことなんです。

うちの夫の父親ですが、認知能力が衰えて来ていて、先週またも交通事故を起こしたんです。交通量が多くて特別な交通ルールがあるメルボルン市内で度々事故を起こしているんですよ。壊れた車は修理不可能だったそうです。

まだ77歳ですし、車がないとどこにも行けない山の中の家に引っ越して来たわけですし、いくら認知能力が衰えて来ていると言っても今すぐに運転をやめさせるわけには行かないので、新しい車を買うことになりました。

昨日、うちの夫が一緒にカーディーラーを見て回りました。買いたい車のタイプは決まっていたそうで、まずはトヨタに行ったそうです。買いたい車は5万ドルくらい(約500万円)だったそうです。

次に近くにあるヒュンダイに行きました。

ヒュンダイは韓国の自動車メーカーで、現在は「ヒョンデ」という呼び方になっているそうですけど、オーストラリアでは「ハイウンダイ」と呼ぶ人が多いですよ。「ハイウンデ」と呼ぶ人もいますが、「ヒョンデ」というのは聞いたことがないです。

ヒュンダイでは、買いたいトヨタ車と同じような車を見つけました。値段がトヨタ車よりも1万ドル(100万円)ほど安かったそうで、父親はヒュンダイを買うつもりになったそうです。

父親の中国人の奥さんが乗っている車がヒュンダイ車ですからね。同じような車でトヨタ車よりもそんなに安いなら、ヒュンダイに決まりでしょう。

昨日は奥さんのヒュンダイ車を使っていたそうですが、汚れていたので帰りに洗車場に寄ったそうです。そうしたら、洗車場の隣りに「GWM」というメーカーのディーラーがあったんですって。

私は聞いたことが無かったですけど、GWMというのは「長城汽車」という中国の自動車メーカーだそうです。プロレスの団体とは関係ありません。「長城汽車」すなわち「グレート・ウォール・モーター」(Great Wall Motor)の頭文字を取ってGWMなんですって。

ここでも買いたいトヨタ車と同じような車を見つけたそうです。デザインもよく似ていて、トヨタ車の半分の値段だったそうです。どうやら父親はGWM車を買うつもりのようです。

私だったら、韓国メーカーも中国メーカーも選択肢に入りませんけどね。


私はトヨタのカローラが好きなんです。

最初に買った車がカローラでしたが、たくさんあった車の中から選んだのがカローラでした。オーストラリアに来て最初に買ったのもカローラで、今乗っているのもカローラ。一度も故障したことがありません。エアバッグの件で修理のリコールがあったりはしましたけど、トヨタの品質を信頼しています。

カローラが好きだから、カローラに乗りたいんですよ。新車では手が出ないなら、中古車のカローラを買います。「カローラにそっくりでカローラの半分の値段だから」という理由でGWM車を買うなんて考えられません。

ヒュンダイについてはですね、以前義母のヒュンダイ車を借りて乗っていた時に、ショッピングセンターの出口でエンストして動かなくなるという悪夢のトラブルが起きましてね。それ以来私はヒュンダイの品質を信用していないのですから、買うわけが無いのです。

それにしても、GWM車がそんなに安いならオーストラリアでもっと売れていても良さそうなのに、人気メーカーではないということには理由があるはずですよ。品質が気になります。


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2025年3月8日

超のろのろサイクロンついに来た

オーストラリアから遠ざかるように南東に進んでいたのがUターンした後、西に進み始めたサイクロン「アルフレッド」が、クイーンズランド州南部かニューサウスウェールズ州北部のどこかに上陸することが確実になったのが今週の初めです。

木曜日の夜遅くに上陸する見込みだというニュースを聞いた水曜日に、私は「ずいぶん遅いな」と思ったんですよ。ところが上陸予想時間はさらに遅くなり続けました。サイクロンが減速したからです。昨日の時点では時速7キロでしたけど、それってちょっと速めのウォーキングの速度ですよ。

うちの夫の従兄弟がやっている牡蠣の養殖場があるモートン島はすでに横切ったそうです。現在朝の7時半ですが、まだ本土には上陸していません。上陸予想地点だったブリスベンの北よりも更に北の方へと海上を進んでいます。勢力は弱まって、すでにサイクロンではなくなりました。

おそらくサンシャインコーストの南辺りに上陸すると思われますが、上陸した後は急激に勢力が弱まるので風は大きな問題ではなくなるそうですよ。でも、このサイクロンの心配は大雨なんですって。

南側に巨大な雨雲があるので、大雨による洪水が一番心配なんだそうです。昨日すでに各地で洪水が発生していましたが、観光地として有名なゴールドコーストでも洪水が発生しているそうですし、これからが心配ですね。


うちの家族の心配は、とにかくもうモートン島の牡蠣の養殖場です。

サイクロンが真上を通過したばかりですが、養殖場にある家は木造平屋で頑丈な作りではないそうなので、高波と暴風でつぶれているんじゃあないかと心配です。養殖場のバスケットも流されたんじゃあないかと、私達はかなり悲観しています。

親族の中には、この養殖ビジネスに投資している人もいますしね、とにかく被害が少ないことを祈るばかりなんですけど。

こんなことを今書くのもアレですが、私は夫の従兄弟がモートン島で牡蠣の養殖をするという話を聞いた時に、場所的にリスクが大き過ぎると言ったんですよ。クイーンズランドにはサイクロンが来るんですから。

モートン島の辺りまでサイクロンが来ることはまず無いと聞きましたけど、50年ぶりに来たわけですよ。しかも直撃です。

うちの夫は、養殖場がある場所から判断すると暴風や高波の影響はあまり受けないだろうと言っていますけどね。「カテゴリー2」(5段階の下から2番目)とは言え、サイクロンが真上を、しかものろのろと通ったんですから、どうなっているでしょうか。

被害は無かったというニュースを待っています。


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2025年3月7日

サイクロン「アルフレッド」

インド洋や太平洋南部で発生する熱帯低気圧は「サイクロン」と呼ばれます。台風やハリケーンと同じ気象現象です。オーストラリアにやって来るのはサイクロンです。

現在、サイクロン「アルフレッド」というのがクイーンズランド州南東部の大都市ブリスベンに接近しています。今夜か明日の未明に上陸する見込みです。この地域にサイクロンが上陸するのは50年ぶりなんだそうですよ。

熱帯低気圧の動きは上空の風の影響を受けますよね。日本にやって来る台風は、低緯度では西向きに進んで、北上してからは偏西風の影響を受けて速度を上げながら北東に進むというのが一般的な動きです。

南半球ではそれを南北に反転したような動きをするのが普通なので、太平洋南部で発生したサイクロンがオーストラリア東部に上陸するのは珍しいんですけど、このサイクロン「アルフレッド」というのは、最初は通常の進み方で南東に進んでいたのがUターンして来て、現在西に進んでいるのでございます。

しかも、速度を時速10キロまで減速してノロノロと進んでいます。上陸地点はブリスベンの北のサンシャインコーストからニューサウスウェールズ州北部の間のどこかという話でしたが、どうやらブリスベンの少し北に上陸するようです。

この辺りの沿岸部は美しいビーチで有名で、ゴールドコーストは皆さんご存知だと思いますけど、リゾートやテーマパークや観光地の多い人口密集地なんです。ここを直撃するわけですから被害が心配されているのですが、もうすでに被害は発生しているそうですよ。

遠く離れたメルボルンは今日も快晴で暑くなるようですが、うちの夫の家族はサイクロン「アルフレッド」のニュースに大変心配しています。夫の従兄弟がブリスベン沖のモートン島で牡蠣の養殖をしているからです。

養殖場があるのは島の西部で、内海とも言える環境ですから通常は穏やかな海なんですが、サイクロン「アルフレッド」の直撃コースなんです。養殖場も家も壊滅するのではないかと皆んなが心配しています。とても楽観できない状況になっています。


サイクロン「アルフレッド」は、現在「カテゴリー2」(5段階の下から2番目)の強さですが、それでも最大瞬間風速は時速120キロですし、長時間の大雨が予想されています。河川の氾濫や広範囲の洪水は、心配されているのではなくて起きると分かっているので、被害が予想されている地域の皆さんはどうか注意してください。

海は大しけとなっていますが、大波に乗ろうと海岸にやって来るサーファーや見物人もいるんですよ。危険な行為には、最大160万円の罰金が課されるそうです。

ブリスベン周辺地域では50年ぶりのサイクロンですから、多くの人は経験したことがありません。気象局の人が言うには、この地域の人達が日頃しばしば経験している「暴風を伴う短い雷雨」のような状態が6時間かそれ以上続くようなものだということですよ。

今夜、モートン島のちょうど養殖場のある辺りを横切ります。少しでも被害が少ないことを祈ります。


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2025年3月6日

義母とスクール・ソアズ

昨日は、一時帰国中の義妹(うちの夫の妹)がドバイに帰る前の最後の昼食会ということで、義母(夫の母親)の住む町まで行ったんですけど、昼食会には来ないと聞いていた義母のパートナーも来ました。

びっくりしたのは、このパートナーが予想の10倍くらい元気そうだったことです。心臓のトラブルで病院に運ばれた時に、心臓が小刻みに震えていることも分かって、毎日家で安静にしていると聞いていたんですけど。

油っこいフィッシュ&チップスを注文して食べていたし、冷たいビールを大きなグラスに2杯も飲んでいましたよ。そんなにビールを飲んで大丈夫なのかと心配しましたが、誰も何も言いません。

長生きするために生きているんじゃあないから、飲みたいものを飲み、食べたいものを食べたいと本人が言うんです。昨日はとても楽しんでいる様子でしたからね、もうそれでいいです。

パートナーも元気そうでしたが、義母も元気そうでした。ストレスが溜まっている様子もなくて、とても穏やかでした。

食べ物はかなりイマイチでしたし、戸外で食べたので暑かったですけど、楽しい昼食会でした。


面白い話題が続いたんですが、義弟の娘のヴェドラちゃんが「スクール・ソアズ」(School Sores)になったという話もありました。

私は「スクール・ソアズ」という言葉を初めて聞いたので、それが何かよく分かりませんでした。

英語で「ソア」(Sore)というのは、筋肉痛で痛いとか、炎症などでヒリヒリ痛いとか、痛くなっている部分のことを意味します。「コールド・ソア」(Cold Sore)とは口唇ヘルペスのこと、「ソア・スロート」(Sore Throat)は喉の痛みのことで、「ソア」(Sore)というのはよく耳にする言葉なんですけど。

「スクール・ソアズ」(School Sores)は複数形で使うようです。「スクール」というくらいですから、学校で感染する何か痛いものなんでしょう。

熱が出たりはしないそうで、症状は皮膚に限られるそうです。化膿したようなひどい状態になり、顔だけではなく身体の様々な部分にも出来て、痒いので触らないようにするのが大変だそうです。

ヴェドラちゃんは、状態が良くなったので学校に戻ったそうですが、小学校では流行が続いていると言います。私は何年も小学校に勤めましたけど、「スクール・ソアズ」というのは聞いたことがなかったなあと思いました。

知らないことがあったら、とりあえずグーグルですよね。「School Sores」というキーワードでグーグルしてみました。かなりショッキングな画像がたくさん出ました。

これって「とびひ」じゃん!

画像を見てすぐに分かりましたよ。

正式な病名は「Impetigo」と呼ばれるそうです。「インピタイゴ」みたいな発音です。辞書で調べてみると、やっぱり「とびひ」のことでした。

まるで火の粉が飛び火するように感染が身体の他の部位に広がるので「とびひ」と呼ばれるわけですけど、オーストラリアでは学校で感染することが多いので「スクール・ソアズ」と呼ばれるようです。

非常に感染力が強いので、学校で感染して来て家族にも感染することがあります。手洗いをしっかりすることが大事ですし、タオルなどを共有しないようにしなくちゃあいけません。

学校で感染しなくても、自分で感染することも多いです。何しろ、原因になる細菌の一つ「黄色ブドウ球菌」というのは、皆さんも聞いたことがおありでしょう、鼻の中とかにいるんです。

鼻をほじった指で傷やただれた皮膚に触ったりすると、とびひになる可能性があるということです。アレルギー性の皮膚炎や汗疹なんかに感染することもよくあります。

うちの娘もなったことがありました。医者に病名を聞いた覚えが無いですが、クリームを処方してもらった記憶はあります。クリームを塗ってもなかなか治らなくてね、どうしても掻きむしるので掻きむしり防止にネット包帯を付けたりしましたけど。

「もしかしてスクール・ソアズかも?」と思ったら、日本だったら皮膚科ですね。オーストラリアにお住まいならGP(一般家庭医)に相談しましょう。


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2025年3月5日

夫の両親のこれから

一時帰国していたドバイ在住の義妹が、今夜ドバイに帰ります。今日は最後の日ということで、うちの夫も仕事が休みですし、義母も一緒にお昼ご飯を食べに行くことになっています。

昨日は、義妹と義弟も我が家にやって来ました。うちの夫はお昼前に仕事から帰って来ました。両親のこれからのことを話し合うために兄弟妹が集まったのです。

それぞれの新しいパートナーと別々に暮らしている両親が、今後自立して暮らしていけなくなった時のことを兄弟妹各自が考えるきっかけにするための話し合いでした。

うちの夫弟妹の両親は、まだそれほど高齢ではないんです。夫が生まれた時、母親はまだ10代だったんですから。父親は現在77歳、母親は76歳です。

しかし、父親は明らかに認知能力が衰えて来ているんですよ。先日はまた交通事故を起こしました。今回が3回目か4回目なんです。交通量が多くて特別な交通ルールがあるメルボルン市内で度々事故を起こしているんです。

明らかに父親の判断ミスや誤った運転のせいなんですけど。運転をやめさせるわけにはいかないし、どうしたら良いのかという話になっていますが、人身事故を起こす前に少なくともメルボルン市内での運転はやめさせないといけませんよ。

記憶力や思考力の衰えが明らかなので、近い将来認知症が問題になって来ると思いますが、中国人の奥さん一人に任せっきりには出来ないですからね、うちの夫達も今後のことを考えておく必要があります。

一方、母親は遺伝性の黄斑変性で目が見えなくなっていて、パートナー(事実婚の夫と言った方がいい)の助けがないと暮らしていけない状況ですが、そのパートナーが先日心臓のトラブルで病院に運ばれまして。

検査の結果をまだ私達は聞いていないんですが、現在は家で安静にしています。広い敷地の草刈りや牧場のメンテナンスが出来ない状況になっています。母親は目が見えないので家事の多くが出来ませんから、パートナーが安静にしている必要がある今、家は汚れて来ているそうです。

掃除は掃除業者を利用すれば済むことだし、草刈りだってガーデニング業者を利用すれば済むんですけど、利用していないのですよ。十分な経済力があるのに。

パートナーは町中に不動産を所有しているので、その家に住めば草刈りの必要も無くなり暮らしは便利で楽になりますから、義母は引っ越すことを考えているそうですが、パートナーは引っ越したくないと言っているそうです。

今住んでいる家に住み続けたいのなら、掃除や草刈りを業者に頼むしか他に選択肢が無いでしょうに。同じ敷地内に住む義弟夫婦にそういうことを期待しているんですかねえ。それは無理ですよ。
 

母親は、すでに自立して暮らせない状況ですから、パートナーもそうなった場合のプランを考えているようなんですけどね、父親や母親のパートナーはそういうことを考えたくないのか、さっぱり話が出来ていないんです。

自分が介護が必要になった時、あるいは死んだ時にどうして欲しいのかということも母親は話していますが、父親や母親のパートナーについてはさっぱり分かっていません。そういうことを話題にするのを避けるからです。

ある程度の年齢になったら、終活というんですか、人生の終わり方について考えるのは当たり前だと、私は思いますよ。そして、遺される家族に負担をかけないように持ち物を整理したり、医療や介護の希望を家族に伝えておくことは避けては通れないと思うんですけど。

何故そういう話を避けるんですかねえ。

母親のパートナーは、体育館くらい大きい物置兼ワークショップに膨大な量の道具や機械を持っているんですけど、あれを私達が片付けなくてはいけなくなると考えると気が遠くなりそうです。

町中の家に引っ越したくないのは、それが原因かもしれませんね。引っ越すとなると、道具や機械を処分しないといけませんからね。心臓の問題がある人に出来る片付けではありませんよ。

うちの夫弟妹は、いろいろな問題を話題にして「このままじゃあ大変だ」「何とかしないと危険だ」と話していましたが、何か決めたわけでもなく、今後の様子を見ながら対応して行くしかないみたいな話し合いでした。

しかし、父親の運転のこととか、母親が掃除業者を利用することとか、早急に話し合わないといけないこともありますよ。

いつまでも健康でいてくれるといいですけどね、両親はすでに自立して暮らして行けるかどうかの瀬戸際ですから。現実に目を向けて、自分達で出来ないことは出来ないと受け入れて、ポジティブに判断して欲しいです。


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2025年3月4日

パッションフルーツとチーズケーキ

先日、うちの娘の親しい友達Jさんが、うちの夫と私に会いたいと言って訪ねて来ました。Jさんは3年ほど前に悲しい出来事があって、つらい時間を過ごして来られたんです。

私たち夫婦は、娘からJさんのことを聞いて同情して来ましたが、Jさんは娘から私達のことを度々聞いて、会ってみたいと思っていたそうなんです。

友達の両親に一人で会いに行くというのは、なかなかあることではないでしょう?会ってみたいと思ってくれたのは嬉しいことです。

それで、私はケーキを作って歓迎しようと思ったんですけど、暑かったのでオーブンを使いたくなかったので、ノーベイク・チーズケーキを作ったんですよ。

私のノーベイク・チーズケーキは、とても簡単に作れます。ゼラチンを牛乳に溶かしますから固まらないという失敗がありません。ゼラチンを使わないレシピもありますよ。フルーツやクッキーを混ぜたり、ゼリーをトッピングしたりとアレンジもいろいろ出来ます。

今回はフィリングにパッションフルーツの汁を混ぜ、パッションフルーツのゼリーをトッピングすることにしました。

パッションフルーツは大きいのを4個買っていたんですが、最初の一つを切ってびっくり。

何だこれは!


半分しか果肉が入っていなかった上に果汁も少なくて、ぼったくられた気分になりましたけどね、上には上がいるのですよ。

下の写真は、以前うちの娘が買ったパッションフルーツ。果肉は1グラムくらいしか入っていませんでした。


こんなのには、滅多にお目にかかれませんよ。


パッションフルーツのゼリーを作るのに果肉が足りなくて、水を混ぜたら上手く行ったので、レシピを書いてウェブサイトに載せました。


チーズケーキは、毎回作る度に「砂糖が少な過ぎるかなあ…」と思うんですけど、甘過ぎなくて美味しいといつも好評です。

ウェブサイトにはチーズケーキのレシピをいろいろ載せていますよ。

一番簡単なのは、ゼラチンを使わない「超簡単ノーベイク・チーズケーキ」です。フィリングは、クリームチーズと砂糖とクリーム(Thickened Cream)を混ぜるだけなんです。レモン汁を少し加えていますけど、クリームをしっかり泡立ててから混ぜるとゼラチン無しでも固まるんです。


お好きなフルーツでデコレーションしてください。上の写真ではブドウとマンゴーを使っています。

パッションフルーツは、ゼリーにしたりせずに果肉をソースのようにかけてもいいですよ。

オーストラリアにお住いの方なら、スーパーでパッションフルーツの缶詰(シロップ入り)を売っていますから、それを使うとゼリーは簡単に作れるでしょう。安上がりですしね。

種が気になると思いますので、全部取り除いてもいいし、一部だけ取り除いてもいいです。

上の写真のパッションフルーツのゼリー部分は、果肉と水と砂糖を煮てからゼラチンを加えて、それをザルで濾して種を全部取り除いた後で大さじ1杯分だけ戻したんですけど、それでもあんなにいっぱいです。

このチーズケーキを食べた人達の中で、種が気になると言った人はいませんでしたけどね。


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2025年3月3日

知らず知らずに避けている揚げ物

最近、油で揚げる料理を作らなくなっています。最後に揚げ物をしたのはいつだったか、思い出せないほどしていません。

昨日、レシピを書いているノートが終わりそうだったので見返していたら、作ろうと思って書いたレシピのうち、結局作らないままになっているものがいくつもあったんですけど、ほとんどが油で揚げる料理でした。

知らず知らずに避けているんですよ。

理由はもちろん、あの顔面火傷事故のせいです。白玉団子を油で揚げていたのが破裂して、熱い油を顔に浴びたのです。キッチンの壁も窓も天井も床も油まみれになりましたが、そのくらい油が飛び散ったんです。

すぐにバスルームに走って行って冷たい水で顔を冷やしました。水道から出て来る水では上手く冷やせないので、キッチンから大きめのボウルを持って来て、それに冷水をためて顔を浸け続けました。

息つぎをしながら1時間以上冷やし続けたんですけど、顔は真っ赤で火が出るような痛みがおさまらず、息子に病院に連れて行ってもらったんですけど。

一番ひどかった唇の周りは水ぶくれが出来て、顔は茶色のまだら模様になりましたよ。あの事故は一昨年の8月のことですが、火傷痕は今もシミのようになって残っています。


天ぷらも唐揚げもトンカツも、長年作って来て破裂したことなど一度も無いし、理論的にも破裂するはずが無いと分かっているんですけど、どうも熱い油を無意識のうちに避けているんですよね。

揚げ物は、少し多めの油でフライパンで焼いても似たような物が作れますから、最近はそうやって作っています。

トンカツはオーブンで焼くことが多いです。パン粉を少しの油と混ぜてからフライパンで炒ってキツネ色にしたのを付けて焼くと、油で揚げたようなトンカツが出来ます

下の写真はそうやって作ったトンカツです。油で揚げたみたいでしょ?オーブンで焼いただけですよ。後片付けもラクだし、簡単でいいです。


普通にパン粉を付けてから油をスプレーして焼くと、こんな感じになります。油で揚げたような色にはなりませんけど、これはこれでヘルシーでいいですよね。


熱い油を顔面に浴びた事故は、自分で思っている以上にトラウマになっている気がしますけど、揚げ物に近いものは油で揚げなくても作れますからね、トラウマを克服する必要も無いでしょうか。

でも、せっかく書いたレシピをウェブサイトに載せるためには、実際に作ってレシピを検証して、写真を撮らないといけないんだなあ。

久しぶりに揚げ物やってみるか…


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2025年3月2日

引っ越しは大正解だった

カーテンが壊れました。レールに取り付けてあるプラスチック製のランナーと呼ばれるやつが割れて取れたのです。紐で開け閉めするための特別な形をしたやつです。

昨日の朝、売っていそうなお店に買いに行ったんですけど、なかなか見つからなくて2時間もウロウロする羽目になりました。結局見つかりませんでした。

バタバタしていたところへ、一時帰国中の義妹から再びお誘いがありまして、お昼ご飯を食べに行くことになりました。最近外食が続いています。私達3人は連日食べ過ぎていますが、義妹はもうすぐドバイに帰国しますから、会えるうちに出来るだけ会っておこうと思って行きました。

義妹の父親(夫の父親でもある)も来ていました。中国人の奥さんはまだ寝ていたので来ていませんでした。だいたい毎日お昼頃まで寝るそうです。羨ましい話です。

父親と中国人の奥さんは、20年間もメルボルンのど真ん中にある高層マンションに住んでいました。義妹が所有する山の中の家に先月引っ越して来たという話は最近度々話題にしていますが、この引っ越しがですね、どうやら父親にとっては大正解だったようなんですよ。

もっと静かな場所で暮らしたいというのと、もっと頻繁に家族に会いたいというのが引っ越しの理由だと聞いていましたが、引っ越して来て以来毎週2〜3回はうちの夫と息子に会っていますし、現在は義妹が一時帰国中なので家族が集まる機会が増えています。

さらに、うちの夫に紹介してもらった隣人のテイラーさんとも友達になり、テイラーさんの仲間達と毎日カフェでおしゃべりをする仲間になり、さらにシニアテニスクラブに入ったので知り合いが増えました。

20年間も住んでいたメルボルンでは友人がいなかったそうで、出かけても知り合いに会うことは無かったそうですけど、山の中の家に引っ越して来てからは暮らしがとても充実しているんですって。

一昨日には私達家族が卓球とダーツをしに行きましたけど、自分の家に家族が集まってああいう楽しい時間を過ごすなんてことは20年間一度も無かったそうで、うちの夫の言葉を借りれば「天国のように幸せ」だったに違いないそうですよ。

歳を取ってから、暮らしがそのように好転したのは幸いでしたね。メルボルンに帰りたいと泣いていた中国人の奥さんも、山の中の家での暮らしを楽しんでおられるといいのですが。


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2025年3月1日

卓球とダーツの夕べ

昨日は、一時帰国中の義妹とパートナーに誘われて、再び晩ご飯を食べに出かけました。義妹の父親(うちの夫の父親でもある)とその中国人の奥さんも一緒でした。

行ったのは、父親が住み始めた義妹所有の家から近いワランダイト(Warrandyte)というところにある「ザ・グランド・ホテル」(The Grand Hotel)というパブでした。

人気があるパプなので、私達が座ったテーブルには7時半から別のグループの予約が入っていて、ゆっくり出来ませんでした。そこで、父親の家に行って卓球をしようということになったんです。

その家は一昨年まで私達家族が10年も住んでいた家です。

久しぶりに行った家は、長い間庭の手入れが全くされていなかったことが一目瞭然でしたよ。草がいたるところに生い茂り、この夏の間も水やりなど一度もしていないんでしょう。木も草も花も枯れかけていて、廃墟の庭のようでした。

私は、毎日水やりをしていたし、草取りも掃除も頑張っていたから、家の周りはそれなりにきれいだったんですけどねえ。

それはともかく…

この家には、私達が「ミミズが出る部屋」と呼んでいた床がタイルの大きな部屋があるんですが、父親夫婦はこの部屋に卓球台を置いて卓球部屋にしたんです。部屋の一部はダーツゲームが出来るスペースになっています。

私達は、最初に卓球をしました。

ところがですね、悲しいことを思い知らされたんです。テニスとかバドミントンなどに比べ、卓球ってシロウトが遊ぶ分には運動量がしれているじゃあないですか。ところが、頭がフラフラしている私はバランスを崩して転びそうになるのですよ。卓球なんて無理でした。

もっと悲しかったのはうちの夫です。遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ているうちの夫ですが、一番見えやすいオレンジ色のボールを使ってやったんですけど、夫は空振りの連発だったんです。

スマッシュを打ったりしているわけじゃあないんですよ。とにかく相手のテーブル内にボールを入れるというレベルの卓球なんですからね、ボールがラケットに当たらないということはまずありえません。しかし、うちの夫は空振りを連発しているわけです。

実際にやってみるまでどのくらい見えないかというのが分からなかったようですが、視界の中心が見えなくなっている夫には、動くボールを目で追うのは不可能のようでした。

ということで、今度は誰でも楽しめるダーツをすることにしました。

ご存知のように、ダーツボードと呼ばれる的をめがけて金属製の短い矢を投げて得点を競うゲームですね。これなら目が見えなくなって来ている夫でも出来ました。2メートルちょっと離れた所から矢を投げるだけですから、頭がフラフラしていた私も挑戦しましたよ。

1回に3本の矢を投げます。ダーツボードのどこに当たるかで得点が変わって来ますが、得点を狙えるレベルではありませんから、とにかくダーツボードに当たればいいんです。

1投目…

矢はダーツボードを大きく外れて1メートルくらい下の壁に突き刺さった!

「ワハハハハ」と大きな笑いが起こります。義妹のパートナーが「大丈夫!次は上手く行くよ!」と言ってくれました。

1投目は力の入れ方が足りなくて低過ぎたわけですから、2投目はもっと力を入れて上を狙いました。

2投目…

矢は再びダーツボードを外れて20センチくらい上の壁にグサリと突き刺さった!

「ギャハハハハ」とさらに大きな笑いが起こります。

こういう時、恥ずかしいとか悲しいとか思ったら負けよね。笑い転げる皆さんと一緒になって、自分の下手くそさを笑った方がいいです。

1投目は弱過ぎて2投目は強過ぎたのですから、3投目はその中間を狙いました。

さあ3投目…

矢は中心の近くに突き刺さりました。

「おおおおお!」という歓声と拍手が巻き起こりました。両手を上げて喜ぶワタクシ。このくらいのリアクションで行かないといけません。

各自5回ずつ投げましたけど、毎回矢を壁に突き刺したのは私だけでございました。何だかねえ、距離感がヘンなんですよ。頭のフラフラ感と関係しているように感じたんですけど。

まあとにかく、夜はこれからという9時過ぎに眠てくたまらなくなった私は、うちの夫と息子に頼んで家に帰りました。


うちの息子が衝撃的だった私の1回目を写真に撮っていたので、皆さんにも見ていただけますよ。どうやったらあんなに外せるのかというレベルのハズレ具合です。


壁に突き刺さった矢を抜くワタクシ。向こうにいるのは、私が壁に突き刺しても大笑いせずに優しかった義妹のパートナーです。


手が届かない上の方の壁に突き刺さった矢は、彼が抜いてくれました。いい人です。


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