2025年3月6日

義母とスクール・ソアズ

昨日は、一時帰国中の義妹(うちの夫の妹)がドバイに帰る前の最後の昼食会ということで、義母(夫の母親)の住む町まで行ったんですけど、昼食会には来ないと聞いていた義母のパートナーも来ました。

びっくりしたのは、このパートナーが予想の10倍くらい元気そうだったことです。心臓のトラブルで病院に運ばれた時に、心臓が小刻みに震えていることも分かって、毎日家で安静にしていると聞いていたんですけど。

油っこいフィッシュ&チップスを注文して食べていたし、冷たいビールを大きなグラスに2杯も飲んでいましたよ。そんなにビールを飲んで大丈夫なのかと心配しましたが、誰も何も言いません。

長生きするために生きているんじゃあないから、飲みたいものを飲み、食べたいものを食べたいと本人が言うんです。昨日はとても楽しんでいる様子でしたからね、もうそれでいいです。

パートナーも元気そうでしたが、義母も元気そうでした。ストレスが溜まっている様子もなくて、とても穏やかでした。

食べ物はかなりイマイチでしたし、戸外で食べたので暑かったですけど、楽しい昼食会でした。


面白い話題が続いたんですが、義弟の娘のヴェドラちゃんが「スクール・ソアズ」(School Sores)になったという話もありました。

私は「スクール・ソアズ」という言葉を初めて聞いたので、それが何かよく分かりませんでした。

英語で「ソア」(Sore)というのは、筋肉痛で痛いとか、炎症などでヒリヒリ痛いとか、痛くなっている部分のことを意味します。「コールド・ソア」(Cold Sore)とは口唇ヘルペスのこと、「ソア・スロート」(Sore Throat)は喉の痛みのことで、「ソア」(Sore)というのはよく耳にする言葉なんですけど。

「スクール・ソアズ」(School Sores)は複数形で使うようです。「スクール」というくらいですから、学校で感染する何か痛いものなんでしょう。

熱が出たりはしないそうで、症状は皮膚に限られるそうです。化膿したようなひどい状態になり、顔だけではなく身体の様々な部分にも出来て、痒いので触らないようにするのが大変だそうです。

ヴェドラちゃんは、状態が良くなったので学校に戻ったそうですが、小学校では流行が続いていると言います。私は何年も小学校に勤めましたけど、「スクール・ソアズ」というのは聞いたことがなかったなあと思いました。

知らないことがあったら、とりあえずグーグルですよね。「School Sores」というキーワードでグーグルしてみました。かなりショッキングな画像がたくさん出ました。

これって「とびひ」じゃん!

画像を見てすぐに分かりましたよ。

正式な病名は「Impetigo」と呼ばれるそうです。「インピタイゴ」みたいな発音です。辞書で調べてみると、やっぱり「とびひ」のことでした。

まるで火の粉が飛び火するように感染が身体の他の部位に広がるので「とびひ」と呼ばれるわけですけど、オーストラリアでは学校で感染することが多いので「スクール・ソアズ」と呼ばれるようです。

非常に感染力が強いので、学校で感染して来て家族にも感染することがあります。手洗いをしっかりすることが大事ですし、タオルなどを共有しないようにしなくちゃあいけません。

学校で感染しなくても、自分で感染することも多いです。何しろ、原因になる細菌の一つ「黄色ブドウ球菌」というのは、皆さんも聞いたことがおありでしょう、鼻の中とかにいるんです。

鼻をほじった指で傷やただれた皮膚に触ったりすると、とびひになる可能性があるということです。アレルギー性の皮膚炎や汗疹なんかに感染することもよくあります。

うちの娘もなったことがありました。医者に病名を聞いた覚えが無いですが、クリームを処方してもらった記憶はあります。クリームを塗ってもなかなか治らなくてね、どうしても掻きむしるので掻きむしり防止にネット包帯を付けたりしましたけど。

「もしかしてスクール・ソアズかも?」と思ったら、日本だったら皮膚科ですね。オーストラリアにお住まいならGP(一般家庭医)に相談しましょう。


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