2023年2月13日

ごみ屋敷の片付けと「何だこれ!」

うちの夫の持ち物とガラクタでごみ屋敷と化している我が家のガレージ。

本来は普通車なら3台は停められるくらいの広さがあるんですけど、収納棚や戸棚やキャビネットのせいで狭くなり、モノで溢れかえっていて、掃除も出来ないから汚れまくりで、文字通り足の踏み場も無い。

衣類乾燥機はこのガレージに置いてあるのですけどね、乾燥機を使いたくても安全にそこまで辿り着けないくらいに大散らかりなんです。ドアから3メートルほどの距離なのに。

「ヒロコは掃除をするな!片付けもするな!」と言われていましたから、見ないふりをして来ましたけど、一度だけドアから乾燥機までのルートを片付けて掃除をしたことがあります。自分の安全のためです。

しかし今は再びその3メートルは危険な道に逆戻り。乾燥機は死んだも同然で使うことも無くなったので、もうどうでもいいわと私はすっかり諦めました。

夫にもしもの事があったら「私は片付けをしないからね!アンタ達が何とかしてよ!」と息子と娘には言ってあります。娘は「その時は簡単なこと!全部ごみ捨て場行き!」と言いました。

それを聞いて、宝の持ち腐れであるツール類を知り合いに譲ると夫は言ったんですけど、言っただけでした。

うちの夫はですね、遺伝性の黄斑変性で目が見えなくなって来ていますから、持っているツールの多くはもう使わないんです。使わないものをいつまでも溜め込んでいるのはいけませんよ。

いずれこの家から引っ越さなくてはいけないのに、引っ越しを困難にするのはこのごみ屋敷ガレージだということは明らかなんです。

先月だったか、夫は持っているツールをフェイスブックのマーケットプレースで売ることにしたと言ったんですけど、まだ何もしていません。

やっぱり今回もまた言っただけ…

と思っていたら、一応少しずつガレージを片付けているようなんですよ。

昨日、ペンチを探しにガレージに入ったら、確かに以前に比べると床が見えるようになっていて、足の踏み場ができていました。


収納場所は山ほどあるのに、使ったものを片付けないから収納棚や戸棚はどんどん空になり、床がモノで埋まっていたんですけど、床が見えるようになったのは大進歩。

「雨垂れ石をも穿つ」と言うか、少しずつでも片付けていれば、いつかはごみ屋敷状態も解消するかもしれないなとは思いました。

その時ですよ。

目に入ったものがあったんです。

何だこれは!


つい先日ガレージに入った時にはなかったですよ。使用した形跡がない新品の高圧洗浄機です。

まさか買ったんじゃあなかろうな!


買ったんだそうです。

3000ドル(30万円)もするプロ用の高圧洗浄機ですよ。ガソリンで動かすタイプです。

「何に使うの?」と尋ねると、夫は「木の根っこに使う」と言いました。

夫は息子と一緒に、夫の父親が昨年8月に売りに出して未だに売れていない家の31エーカーもある敷地のメンテナンスをやっていますが、草刈りを困難にしているのが折れたり倒れたりした木なんだそうで。

そうした木を切って片付けるのに、どうして高圧洗浄機が必要なのか私には分かりませんでした。

息子の話によると、木の根っこの泥を落とすのに必要なんだそうです。根っこごと倒れた大きな木の根っこには泥がいっぱい付いていて、それが乾燥して岩のように固まっているので、そういうのは切るのも燃やすのも困難なんだそうです。

泥を落とすのは大仕事で時間もかかるので、高圧洗浄機があると便利だということなんですけど。

息子が根っこごと倒れた木の写真を見せてくれましたが、私の背丈よりも大きい根っこ部分は確かに泥まみれでカチカチでした。切るのも燃やすのも困難というのは分かります。

だから高圧洗浄機が欲しかったのかと理解は出来ましたけど、3000ドルですからね。

木を切るのにも、もっと性能の良いチェーンソーが必要だと言って高額なチェーンソーを買いましたし。

メンテナンスの仕事をするのにあれが要るこれが要るとツールを次々に買っているので、夫の父親にメンテナンスの報酬としてもらっているお金の大半はツールの購入に消えているわけですよ。

そして、ガレージがそうした新しいツールで埋まって行くわけです。

……

気にしない!気にしない!

 
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