「懸念申し立てはこちらに」という記事を書いたのは、昨年の10月2日です。
スーパーまで歩いて行く途中で売り家の看板を見ることはよくあるんですが、我が家の前の道路から交通量の多い道路に出るちょうど角のところにある家の前には、昨年何ヶ月も売り家の看板が立っていました。
その家が、ある日フェンスに囲まれていて、「建築許可申請が出されています」という黄色い張り紙が出ていたんです。
張り紙には、その建築計画の概要が書いてあって、懸念のある人や建設に反対の人が審査期間中に意見を述べることが出来るというお知らせでした。
張り紙が出ていた家は古くてボロボロでしたけど、敷地は広くてもう1軒家が建てられるくらいの庭がありましたので、家が取り壊されて2〜3軒のユニットが建つだろうと思ったんですけど、その張り紙を読むと、なんと2階建ての家を6軒建てる計画であると書いてあったんです。
私は6軒は無理だろうと思いましたが、それは建築設計士の腕の見せ所でしょうね。それぞれの家が独立しているユニットではなくて、隣りの家とくっついているタウンハウスなら6軒も可能かもしれないと思ったわけなんですけど。
あれから半年も経ってやっと家が取り壊されました。毎日ものすごい騒音でしたが、取り壊しが完了してきれいに整地されたのを見て驚きましたよ。
こんなに広かったのか!
タウンハウスだったら10軒は行けます。しかし、2階建ての家が6軒建つと書いてあったので、この広さなら普通の家が建つと思いますよ。
私達が現在住んでいる街は古い家が多いのです。そして、古い家は今どきの家に比べたら敷地が広いので、売りに出されると家は取り壊されてユニットが2〜3軒建つというのがパターンなんです。
近年は住宅価格が高騰していて、1軒あたりの敷地面積はどんどん小さくなっています。前庭や裏庭がある家は見かけません。隣りの家との間隔もほとんど無いような家ばかりです。
張り紙が出ていた家の道路向かいの家は、1年半前に私達が引っ越して来た頃に取り壊されてユニットが3軒建てられました。未だに完成していません。作業員は全員中国人のようですから、開発しているのは中国系の会社でしょう。ものすごく時間がかかっています。
中国人街とも呼ばれるボックスヒル(Box Hill)という街に近いので、中国系人口の多い街なんですが、未だに完成していないのに工事が始まってすぐに不動産サイトで売りに出されました。
写真は全部合成写真で、室内にはおしゃれな家具なども配置されて素敵なインテリアでしたけど、今もまだ工事中なのでございます。
3軒のユニットがキツキツに建てられていますが、1軒が140万ドル(1.4億円)くらいの値段です。庭もない小さなユニットなのに、そういう値段なんですよ。真ん中のユニットだけがまだ不動産サイトに載っていますから、両端のユニットはもう売れたんでしょう。
作業員達の車やトラックが道路の両側にずらりと並んでいて通りにくかったんですが、もうすぐ張り紙が出ていた家の敷地の工事も始まるとさらに通りにくくなります。
でも工事の様子を見るのは興味深いです。どんな家が建つか楽しみでもあります。
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