システィック・ファイブローシス(Cystic Fibrosis)という病気の治療薬に関する治験でした。日本では嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)と呼ばれる難病です。
2週間も入院しなければならなかったことと、いかなる薬も飲んでいないという条件は当然ですが、それ以外にあれを食べてはいけない、これを飲んではいけない、これをしてはいけない(運動を含む)など条件がたくさんあったせいで報酬が高額になったようでした。
事前検査もあって、この治験に採用されるかどうかは簡単には決まらなかったんですけど、採用の知らせが来た時には、その報酬で日本に行けると息子は大喜びでした。
ところが、2日目には帰って来たんです。
治験直前の検査で「電解質」の濃度が低いことが分かり、追加の検査をしたところ尿に血液や結晶が混じっていることが分かったのです。
原因はいろいろ考えられるそうですが、治験に参加するには不適格と判断されました。医者からは、GP(一般家庭医)に相談して検査を受け、原因を明らかにした方が良いと勧められたそうです。
「尿に血液や結晶が混じっている」と聞いてピンと来たのがうちの夫。尿路結石が出来ている可能性が大きいと夫は言いました。ちょうど息子と同じ年齢の頃に、うちの夫は尿路結石でひどい目に遭っているんです。
いつもお世話になっているGPのリム医師に相談に行きましたら、尿路結石しか考えられないけれど、しっかり水を飲めば石は排出されるとおっしゃったんですが、うちの息子は超音波検査を受けることにしました。検査結果はリム医師に送られました。
あれから3週間しっかり水を飲み続けて、先週再び尿検査をしてもらい、昨日リム医師に検査の結果を聞きに行ったんです。
まず、超音波検査の結果ですが、
結石はたくさんあったそうです!
超音波検査にはうちの夫も一緒に行って、検査室にも入って画像を見たそうなんですが、「腎臓に白い点が6個はあった」と今になって言うんですよ。シロウトの自分には、あの白い点が石かどうかは分からなかったので黙っていたそうです。
しかしねえ、「白い点が6個はあった」ということは、見えるくらいのサイズの石が6個もあったということでしょ?検査結果には石の数は書いてなかったんですよ。小さいのも含めると「とてもたくさんの石がある」と書いてあったんです。
ヤバいじゃないですか?
尿に血液が混じっていたということは、どこかを傷つけて出血を生じさせていた石があったということですけど、超音波検査で見つかったたくさんの石はどれも小さくて、尿管などに引っかかりそうなものはゼロだったし、問題になりそうなものは無かったんですって。
とにかく超音波検査後も毎日水を飲み続けて来ましたから、それらの石は排出された可能性はありますが、腎臓に出来た小さい石は排出に時間がかかるようですから、全部排出されたかどうかは分かりません。
先週採取した尿には、血液も結晶も含まれていなかったそうです。石はたくさんあったけど問題になりそうなものは無いということで、息子はホッとしていました。
治験に参加していなかったら、結石がたくさん出来ていることなど知らないまま、これまで通りの結石ができやすい食生活やライフスタイルを続けて、
ある日突然激痛に襲われる!
という目に遭っていたでしょう。
息子は結石が出来やすい体質のようですから、食べ物に注意し、たくさん水を飲むことで、結石が詰まることを回避して行くしかないです。
うちの夫は、尿路結石の痛みは出産の痛みよりも痛いと言います。夫は出産の痛みを経験していませんけど。
それでも、尿路結石を経験した人の多くが「めちゃくちゃ痛い」と言います。うちの夫は夜遅くに突然激痛に襲われて、ギャオギャオ叫んで床をのたうち回りましたからね。
うちの息子も、ああいう目に遭うところだったんですよ。
分かって良かったです。これからもしっかり水を飲まなくちゃあいけません。皆さんもお気をつけくださいね。
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