昨日の朝10時頃、うちの夫から電話がかかってきました。勤めているツールショップから電話をして来ていましたが、声が震えていたので何かあったとすぐに分かりました。
「どうしたの?」
「ええっと…キドニーストーン(腎臓結石)のような痛みが出ていて…」
「病院に連れて行って欲しいの?」
「いや、今すぐというわけじゃあないんだけど…」
最近、うちの息子の腎臓結石のことを度々話題にしていますが、今度はうちの夫ですよ。
話を聞きますとね、腎臓結石のような痛みが朝から断続的に出ているとかで、非常に心配している様子でした。ギューッと筋肉が収縮するような痛みが来て、しばらくすると痛みは消えるけど、またギューッと痛くなるというのを繰り返していると言うので、下痢か何かじゃあないのかと聞きましたら、それは絶対に違うと断言しました。
今から30年近く前ですが、ある日突然夫は激痛に襲われましてね、文字通り七転八倒したんですけど、その時の痛みに似ていると言うのですよ。
もしも腎臓結石だとすると、今回はちょっと事情が違うんです。一昨年、夫は「Australian and New Zealand Paired Kidney Exchange (ANZKX) Program」という生体腎臓移植プログラムに参加して腎臓を提供しましたので、今は腎臓が一つしか無いからです。
腎臓が一つになると、残った腎臓に以前よりも大きな負担がかかる事は避けられないので、肥満や高血圧、高血糖などにならないように食生活には気をつけないといけないんですよ。
それなのに、うちの夫は食べたい物を好きなだけ食べて肥満になっていますし、高血圧になったので血圧を下げる薬を飲んでもいます。薬についてはですね、腎機能が低下した状態なので服用出来ない薬もいろいろあるんですよ。
鎮痛薬も注意が必要なので、頭痛がしている時も我慢しているくらいですから、結石の激痛に襲われたら「鎮痛薬を飲んで痛みを抑えながらしっかり水を飲んで石を出す」というわけには行かないわけです。
まあとにかく、どうすればいいのか分からなかったのでANZKXプログラムに連絡したそうです。腎臓に何が起きているのかを調べる必要があるので、住んでいる家から近いボックスヒル病院で検査をしてもらえるように手配をするから待てということでした。
もうすぐ激痛に襲われると覚悟していた夫を、息子が車で迎えに行きました。帰宅してから病院に行く準備をしていたんですけど、家に帰って来てからは痛みがありませんでした。
4時を過ぎた頃に、やっとANZKXプログラムのコーディネーターの方から連絡がありました。超音波検査の手配をしてくださるそうですが、現在は痛みが無いので緊急性は無いと判断されました。しかし、もしも激痛に襲われたら、ボックスヒル病院の救急外来に行ってスタッフに腎臓が一つしか無いことを伝えなさいと言われたそうです。
結石の場所や大きさを正確に調べるにはCTスキャンの方が望ましいそうですが、CTスキャンの場合は造影剤を注射しないといけません。造影剤は尿排泄されるので、腎臓が一つしかない夫は避けるべきなんだそうです。だから検査は超音波検査になるそうです。
昨夜は、寝ているうちに突然激痛に襲われるんじゃあないかとヒヤヒヤしましたが一度も痛くならなかったそうで、今朝も普通に仕事に行きました。
しかし、結石の激痛は突然襲って来ますからね。
私も心構えをしています。
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