昨日は、義妹と義弟も我が家にやって来ました。うちの夫はお昼前に仕事から帰って来ました。両親のこれからのことを話し合うために兄弟妹が集まったのです。
それぞれの新しいパートナーと別々に暮らしている両親が、今後自立して暮らしていけなくなった時のことを兄弟妹各自が考えるきっかけにするための話し合いでした。
うちの夫弟妹の両親は、まだそれほど高齢ではないんです。夫が生まれた時、母親はまだ10代だったんですから。父親は現在77歳、母親は76歳です。
しかし、父親は明らかに認知能力が衰えて来ているんですよ。先日はまた交通事故を起こしました。今回が3回目か4回目なんです。交通量が多くて特別な交通ルールがあるメルボルン市内で度々事故を起こしているんです。
明らかに父親の判断ミスや誤った運転のせいなんですけど。運転をやめさせるわけにはいかないし、どうしたら良いのかという話になっていますが、人身事故を起こす前に少なくともメルボルン市内での運転はやめさせないといけませんよ。
記憶力や思考力の衰えが明らかなので、近い将来認知症が問題になって来ると思いますが、中国人の奥さん一人に任せっきりには出来ないですからね、うちの夫達も今後のことを考えておく必要があります。
一方、母親は遺伝性の黄斑変性で目が見えなくなっていて、パートナー(事実婚の夫と言った方がいい)の助けがないと暮らしていけない状況ですが、そのパートナーが先日心臓のトラブルで病院に運ばれまして。
検査の結果をまだ私達は聞いていないんですが、現在は家で安静にしています。広い敷地の草刈りや牧場のメンテナンスが出来ない状況になっています。母親は目が見えないので家事の多くが出来ませんから、パートナーが安静にしている必要がある今、家は汚れて来ているそうです。
掃除は掃除業者を利用すれば済むことだし、草刈りだってガーデニング業者を利用すれば済むんですけど、利用していないのですよ。十分な経済力があるのに。
パートナーは町中に不動産を所有しているので、その家に住めば草刈りの必要も無くなり暮らしは便利で楽になりますから、義母は引っ越すことを考えているそうですが、パートナーは引っ越したくないと言っているそうです。
今住んでいる家に住み続けたいのなら、掃除や草刈りを業者に頼むしか他に選択肢が無いでしょうに。同じ敷地内に住む義弟夫婦にそういうことを期待しているんですかねえ。それは無理ですよ。
母親は、すでに自立して暮らせない状況ですから、パートナーもそうなった場合のプランを考えているようなんですけどね、父親や母親のパートナーはそういうことを考えたくないのか、さっぱり話が出来ていないんです。
自分が介護が必要になった時、あるいは死んだ時にどうして欲しいのかということも母親は話していますが、父親や母親のパートナーについてはさっぱり分かっていません。そういうことを話題にするのを避けるからです。
ある程度の年齢になったら、終活というんですか、人生の終わり方について考えるのは当たり前だと、私は思いますよ。そして、遺される家族に負担をかけないように持ち物を整理したり、医療や介護の希望を家族に伝えておくことは避けては通れないと思うんですけど。
何故そういう話を避けるんですかねえ。
母親のパートナーは、体育館くらい大きい物置兼ワークショップに膨大な量の道具や機械を持っているんですけど、あれを私達が片付けなくてはいけなくなると考えると気が遠くなりそうです。
町中の家に引っ越したくないのは、それが原因かもしれませんね。引っ越すとなると、道具や機械を処分しないといけませんからね。心臓の問題がある人に出来る片付けではありませんよ。
うちの夫弟妹は、いろいろな問題を話題にして「このままじゃあ大変だ」「何とかしないと危険だ」と話していましたが、何か決めたわけでもなく、今後の様子を見ながら対応して行くしかないみたいな話し合いでした。
しかし、父親の運転のこととか、母親が掃除業者を利用することとか、早急に話し合わないといけないこともありますよ。
いつまでも健康でいてくれるといいですけどね、両親はすでに自立して暮らして行けるかどうかの瀬戸際ですから。現実に目を向けて、自分達で出来ないことは出来ないと受け入れて、ポジティブに判断して欲しいです。
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