2023年12月21日

道路向かいの家に救急車が

現在住んでいる家は住宅地にあります。日本なら、引っ越してきた時にはご近所への挨拶は欠かせないでしょうが、こちらではそういう習慣がありません。

私達の家と同じ敷地にあるもう一軒の家に住んでいらっしゃる高齢カップルとは何度も会って話をしましたし、何かあった時のためにと電話番号も交換しました。

うちの夫は東隣りの家の方とは話をしたそうです。私は道路の斜め向かいの方に「ハロー」くらい言ったことがありますけど、ご近所にどういう人達が住んでいるのかはまったく知らないと言っていいです。

この辺りは、ほとんどの敷地に複数の家(ユニット)が建っていますから、住人の数は多いだろうと思います。

昨日のことですけど、我が家の前に救急車が停まりました。パラメディック(救急救命士)の方が道路の真向かいの家に入って行きました。気になってしばらく見ていたんですけど、随分時間が経っても誰も運ばれて行きませんでした。

メルボルンでは、搬送先の病院が決まるのに時間がかかるということは考えられませんから、どうして誰も運ばれて行かないんだろうかと思って見ていたんですけど、かなり時間が経過してからもう1台の救急車が静かにやって来ました。

パラメディックの方が道具箱のような装置を持って家の方に歩いて行くのが見えました。急いでいる様子は無かったです。

うちの夫が「これは誰か死んだかも…」と言うので、とても気になりましたよ。

晩ご飯を作っている間に、いつの間にか救急車は2台ともいなくなっていましたから、搬送された人がいたのかどうかも分かりません。

救急車が2台もやって来て、ずいぶん長い時間その家にいて、静かにいなくなるというのは、やはり誰かお亡くなりになったんでしょうか。


近所に救急車が来ると気になります。その家に住んでいる人のことを良く知らなくても心配な気持ちになるんですから、知っていたらなおさらです。

私は、引っ越してくる前の家には10年住んでいたんですが、その間に3回も救急車を呼びました。1回は何らかのアレルギーで(たぶん花粉)呼吸困難になった時、1回はキッチンで転倒して顔面を強打した時、そしてもう1回は回転するめまいで倒れた時です。

お隣りのテイラーさんには毎回ご心配をおかけするとともに、助けてもらいました。

我が家の入口が分かりにくかったものですからね、回転するめまいで倒れた時なんて、雨が降っていたんですけど、テイラーさんは懐中電灯を持って道路脇に立って救急車が来るのを待ってくださったんですよ。

あの時、息子はバスルームの床に倒れて嘔吐し続ける私の面倒を見るのに忙しく、夫は救急隊員が私を運び出しやすいようにトラックや私のカローラを動かしていましたから、テイラーさんが道路に立ってくださって助かったんです。

何かあった時には、隣人同士で助け合いたいものです。

引っ越して来た家のご近所の皆さんの多くは、朝仕事に出て行って夕方帰って来るので、私はなかなか出会う機会がないんですけど、いつか会った時にはちゃんと挨拶をして知り合いになろうと思いました。


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