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2026年7月13日

知床岬と同じだった

うちの夫が現在手伝いに行っている牡蠣の養殖場があるクイーンズランドのモートン島は、ブリスベンの北東にある細長い島なんですが、天気も気温もメルボルンとはかなり違うんです。

昨日のお昼頃、メルボルンの気温は11度で天気は曇り。すぐに冷たい雨が降り出しまして、昼間はできるだけセントラル暖房は使わないようにしているんですけど、そんな事は言っていられない寒さでした。

一方、モートン島は快晴で気温は23度。

そんなに違うのか!

ブリスベンはクイーンズランド州の州都ですが、すぐ南のニューサウスウェールズ州との州境に近い南の方に位置します。オーストラリアでは、南に行くほど赤道から離れるわけですから、気温は低くなります。

昨年、夫の父親が主催した家族旅行で行ったポートダグラス(Port Douglas)は、常夏のケアンズ(Cairns)よりもさらに北(赤道に近い)なので、空港に着いて蒸し暑さには驚かされましたけど。

ブリスベンは、メルボルンよりも暖かいとは知っていましたが、そんなに変わらないと思っていたんです。でも、昨日は気温が10度以上も違っていましたから、ふと興味が湧いて「The True Size Of ...」というサイトでその距離感を調べてみたんです。

私達が日頃目にしている地図というのは、球体の地球を平面にしているせいで緯度が高くなるほど(北極や南極に近づくほど)陸地の面積は実際の大きさよりも大きく表示されます。このウェブサイトでは、実際の大きさで比較できるんです。

早速、日本の大きさを表示させて、それをオーストラリア上までドラッグして、私の出身県である岡山県の岡山市とメルボルンの位置を合わせてみました。こうすれば、感覚的に距離感が認識できますからね。

そうしたらびっくりですよ。

夫がいるモートン島は、北海道の知床半島の岬の辺りだったんです!


岡山県は「晴れの国」とも呼ばれます。瀬戸内海に面する温暖で降雨量が少ない気候のため、真冬でも日照時間が長くてポカポカと暖かい晴れた日が多いんです。

そんな岡山で気温が23度の晴れた日に、北海道の知床岬ではどんな天気だろうかと想像すると、そりゃあ気温はかなり低いはずですよ。

モートン島で気温が23度の晴れた日に、メルボルンがこの寒さというのは、地図を見て納得が行きました。


そして、今朝は、ブリスベンのライブカメラというのをYouTubeで見つけたんです。ブリスベンの中心部に近いボウェンズ・ヒルズ(Bowen Hills)というところに設置されたカメラの動画を24時間配信しているようです。

我が家の外がまだ真っ暗だった6時過ぎ、ブリスベンはすでに明るくて空は雲一つない快晴でしたよ。岡山と知床岬くらい距離が離れていると、日の出の時間もこんなに違うのですね。

今日の天気予報は、メルボルンは午後からまた雨で予想最高気温は16度。一方、モートン島の南部は快晴で22度です。いい気温ですよ。暑くもないし寒くもない。

夫の話では、昨日は牡蠣の仕事が大変はかどったので、この調子だと来週は牡蠣以外のいろいろな仕事に取り組めるそうです。

美しい海に囲まれた砂の島に、夫は友人のエクリーさんと遊びに行っているわけじゃあないんですから、仕事は体力も使うでしょうし大変なんだろうと思いますけど、少しうらやましい気持ちになりました。


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2026年4月20日

牡蠣の養殖場と危険な動物

2週間も有給休暇を取って、クイーンズランドのモートン島で従弟(いとこ)がやっている牡蠣の養殖場の手伝いに行っているうちの夫ですが、モートン島に着いた翌日の水曜日に電話をしてくれたんですが、電話はすぐに切れてしまいました。

モートン島というのは結構大きな島なんですけど、人が住んでいるのはほんの一部だけ。牡蠣の養殖場があるのは島の端っこの方の僻地なので、電波が届きにくいようです。

インターネットには良く繋がるそうですよ。スターリンク(Starlink)を使っているからです。イーロン・マスクのSpaceX社が提供する衛星通信サービスですね。

電話が通じにくいので、スターリンクを使って通話アプリで1回だけ話をしましたが、それっきりです。写真を送ってねと頼んだのに何も送ってくれなので、昨日催促したら送ってくれました。

下の写真は、宿泊する養殖場近くの家に向かっているところ。島には整備された道路がほとんど無いみたいです。砂浜が高速道路のようです。


養殖場のお手伝いは、最初の2日間は死んだ牡蠣の回収をしていると言っていましたが、昨日はバスケットの回収や掃除をしたそうです。バスケットを高圧洗浄機で洗ったとメッセージに書いていました。

モートン島での養殖の方法は、日本で一般的な方法とはだいぶ違います。こういう金属製のバスケットで育てているんですよ。


かなり目が細かいバスケットですけど、この中にタコが侵入して牡蠣を食べてしまうことも良くあるそうです。そして、そのタコというのが問題なんです。

下の写真の真ん中に写っている茶色いのがタコですが、これはブルーリングド・オクトパス(Blue-Ringed Octopus)と呼ばれる毒ダコなんです。


「ブルーリングド」(Blue-Ringed)とは「青い輪の模様がある」という意味で、この毒ダコは刺激を受けたり敵に出くわしたりして興奮すると青い輪の模様を出すんです。

タコの擬態能力は有名で、上の写真では牡蠣の殻と同じ色と模様になっていますから、これがタコだとは分かりにくいですよね。目が見えなくなって来ているうちの夫は、どうやってこれがタコだと分かったんでしょうか。触って分かったのなら、それはダメです。

このタコは、フグ毒と同じタイプの毒を持っているんですけど、人間だって咬まれたら死ぬことがある猛毒なんですよ。毒の量には個体差があるそうですが、触ってはいけない生き物なんです。小さいタコですが、非常に危険なのです。

それを知らなかった英国人の旅行者が、海岸できれいな青い輪の模様がある小さなタコを見つけて手の平に乗せ、動画を撮って公開したのを見たオーストラリア国民がびっくり仰天したという出来事がありましたけど。

触ってはいけませんよ、皆さん。

ちなみに、その英国人の旅行者は、幸運なことに咬まれませんでした。

さて…

モートン島周辺の海にはサメもたくさんいます。夫が上の写真を撮った日には、近くでブルシャーク(Bull Shark)を見たそうです。ブルシャークの日本名は「オオメジロザメ」です。人を襲う危険なサメですよ。

映画「ジョーズ」のサメのモデルは「ホホジロザメ」ですが、それと並ぶ最も危険なサメと言われています。ホホジロザメに比べるとオオメジロザメは大きいもので体長3〜4メートルとそんなに大きくないので、浅い場所にも入り込むから人が襲われる可能性が高いんだそうです。

目がよく見えない夫には、本当に気をつけてもらいたいです。身体を食いちぎられたりはしなくても、咬まれて出血がひどいと命は助からないと思いますからね。救急ヘリコプターを呼ぶにしても、電話が通じない可能性もあるんですし。

毎日素晴らしい天気が続いているそうで、仕事は大変でしょうが、常夏の島を楽しんでいるのは間違いないようです。


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2025年11月30日

オーストラリア首相の結婚式

毎日、気が滅入るような悲しいニュースや痛ましいニュースばかりですが、昨日はおめでたいニュースがありました。

アンソニー・アルバニージー首相(62歳)が、首相官邸で結婚式を挙げたというニュースです。お相手は、5年間ほど事実婚関係だったジョディー・ヘイドンさんという方で、この方は首相のパートナーとして国際的な行事にも同行されて来ました。

昨年のバレンタインデーに、「彼女はイエスと言った♥️」とSNSに投稿して婚約を発表したのがニュースになりましたが、まだ結婚式を挙げておられなかったんですね。オーストラリア史上、首相在任中に結婚した最初の首相になったそうですよ。

アルバニージー首相は、これが初婚ではありません。政治家だった前の奥さんとは20年間も連れ添われましたが、奥さんの方から離婚を求められたことは大きなショックだったそうです。

その後、スーパーアニュエーション(老後のために積み立てていく義務的な貯蓄制度)関係の金融スペシャリストであるジョディー・ヘイドンさんと知り合って事実婚関係になっておられたわけですが、昨日やっと正式に結婚されたということです。おめでとうございます。


アルバニージー首相は、中道左派政党であるオーストラリア労働党の党首です。連邦選挙で労働党が勝利して首相になった時に、「シングルマザーの息子で公営住宅で育った者が首相として皆さんの前に立つことができるオーストラリアは素晴らしい国だ」とおっしゃったんですよ。

その言葉が示すように、経済的に苦しい家庭で育った方です。お母さんはシドニーから英国に行く船で乗客係として働いていたイタリア人の男性と知り合い関係を持ったんだそうですが、妊娠したことを告げた時、その男性から自分は結婚していてイタリアに奥さんがいることを告げられたんだそうです。

二人の関係は続かず、お母さんはシングルマザーになったわけですが、当時は婚外子を産んだ若い女性への偏見も強かったし、経済的に子供を育てることは大変困難だったので、生まれる子供は養子に出すことを考えていたそうですが、自分で育てると決めました。

お母さんは、生まれ育った低所得者向け公営住宅に両親と一緒に住み、パートタイムの掃除人として働きながら息子を育てたそうですけど、関節リュウマチで苦労され、病気になられてからは自身の障害年金と母親の老齢年金で生計を立てていたそうです。

お金はなかったけれど、無条件の愛情とサポートを与えてくれたというお母さんに労働の倫理観を学んだというアルバニージー首相は、ハイスクールでは様々なアルバイトに励みました。

大学生時代に政治活動に参加するようになり、その後は左派運動家として活動してこられたのです。お母さんが病気で苦労されたことや貧困の経験から、政治家としては医療制度や福祉の充実を重視しておられます。

私は、この方の政策や主張の多くに賛同しています。共和制主義(英国の国王を元首とする立憲君主制から共和制への移行を支持)もそうですし、中絶権利の擁護、LGBTの権利の擁護、同性婚を支持、気候変動対策や再生可能エネルギーの積極的活用に賛成、多文化主義の推進などは、私が労働党を支持する理由です。

昨日の結婚式は、トップシークレットで準備されたんだそうですよ。お二人の現在の住まいである首相官邸で行われましたが、結婚式に関わる費用の全額はお二人が負担し、税金は使われておりませんのでご安心ください。

招待客は多くなく、家族や親しい友人や同僚だけが集まった小さい結婚式だったそうです。トップニュースが首相の結婚式というのはいいもんです。


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2025年7月3日

ディストピア小説「1984」の舞台

うちの夫が勤めるツールショップの同僚であり親友でもあるCさんのことは、度々このブログで話題にしています。モルモン教徒のCさんは、運転が出来なくなったうちの夫を長年サポートしてくださっていて、私達が引っ越した時には本当に親身になって手伝ってくださいました。

Cさんのお母さんはとても良い方ですし、一時は私もCさんとCさんのお母さんとは家族付き合いを始めたこともあるんですよ。Cさんのお父さんのお葬式にも行きました。その時に知り合ったCさんのパートナーさんも感じの良い方でしたし。

しかしね、

何事も「過剰」は問題なんですよ!

夫は仕事が休みの土曜日の午前中はいつもCさん家族と過ごすようになり、Cさん家族が何かする時やどこかに行く時に夫を誘ってくださるもんだから、夫もそれに参加するようになりまして。

もちろん私も誘ってくれるんですけど、私はCさん家族と一緒じゃあなくて私達二人で出かけたいわけですよ。しかし二人だけで出かけることはほとんど無いんです。

何をするにもCさん達が一緒で、Cさん家族のことばかり聞かされて、いい加減うんざりし始めていた頃に私の父が亡くなりましてね、その時に耐え難い経験をしたのですよ。

お葬式の後、複雑な感情があって一人で泣いていた私を放ったらかして、夫はCさん家族と一緒に睡蓮のガーデンパークに遊びに行ってしまいました。あの時のことは「思考回路が普通じゃない人」に書きましたけど、うちの夫に対して感じた失望や悲しみや不満や怒りといったものとCさん家族とがリンクしてしまいましたからね、私はもうCさん家族と一緒に何かする気にはならないのです。

うちの夫とはもう30年以上一緒にいますが、私達は二人でコンサートとか観劇とかに出かけたことなど無かったんですよ。夫がそういうのに興味が無かったからですけど、Cさんに誘われると喜んで行くんです。

誘われる度に私も一緒に行きたいかと聞いてくれますが、ジョージ・オーウェルの「1984年」(Nineteen Eighty-Four)を原作とする舞台を観に行くのに誘われた時には、速攻で断りました。


久しぶりに仕事が休みだった昨日、夫はその昼公演を観に行ったんです。もちろんCさん家族と一緒に。


私がこの舞台を観に行くのを断ったのは、またCさん家族と一緒だというのも理由ですけど、その舞台がジョージ・オーウェルの「1984年」が原作というのも理由です。

皆さん、ジョージ・オーウェルをご存知ですか?

英国の作家です。ディストピア小説で有名で、その代表的な作品が「1984年」なんです。「ディストピア」という言葉をご存知ではない方のためにちょっと説明しますと、「ディストピア」とは「ユートピア」(理想郷)の対義語で、反理想郷とか暗黒社会を意味する言葉です。

人々が惨めで恐ろしい生活を送っている非人間的な社会を思い描いてみてください。人々が管理され監視され、多くの不公平や不道徳なことが起こる、不幸と抑圧が支配する最悪の社会です。「ディストピア小説」というのはそういう架空の世界を描いているんですけど。

架空ではなくて、実際にそのような社会が存在したことがありますし、現在も存在していますよ。独裁的な政治が行われている全体主義国家では、体制を批判するようなことをうっかり口にすると、たちまち当局に知られて逮捕されて拷問を受けたり監獄に入れられたりする…そんな国があるでしょ?

「1984年」という小説は、とにかく気分が悪くなるようなことばっかり起きて、最後までいいことは何も起きず、希望も何も無い結末を迎えるという、非常に胸クソが悪くなるストーリーなのでございます。

もちろんそのストーリーは、現代の自由社会に警鐘を鳴らしているわけで、読者は考えさせられることが多いのでしょうけど、私はこういう話を見たくも聞きたくもないのですよ。ましてや、悪い感情とリンクしてしまっているCさん家族と一緒になんて、メンタルヘルスに悪いでしょ?

舞台「1984年」は7月6日までメルボルンのコメディシアターで上演されて、次の週からはオーストラリア各地の街で上演されます。出演俳優は5人だけだそうですよ。登場人物が5人なのか、一人で何役もやっているのか私は知りませんけど。

高評価を得ているようですが、ストーリーがストーリーですからね、観劇後は気分が沈みます。

家に帰るなり気が滅入るような話を始めた夫を遮って、私は「平和で自由で民主的な現代のオーストラリアに暮らしていることを喜びましょう」と言っておきました。

この国にも問題はいろいろありますし、暗い歴史もあるんですが、これだけ多くの様々な異なる人種民族で構成された国であっても、自由な民主主義社会として何とか上手く行っていますし、より良い方向に変化し続けていると私は思っています。


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2024年8月7日

寝台特急「サンライズ」と懐かしい景色

今日は、ある YouTube 動画について書こうと思います。

この動画を偶然見つけたのは1〜2年前ですが、初めて見た時には本当にいろいろ懐かしく思ったんですよ。

寝台特急「サンライズ出雲」で東京から島根県の出雲市駅までいく様子を紹介した動画なんですが、出雲市まで行くと知って私が思った通り、この寝台特急「サンライズ」は岡山駅から伯備線を走るんです。

伯備線というのは私がよく利用していた路線なんです。

出雲市行きの寝台特急「サンライズ出雲」は、香川県高松市行きの「サンライズ瀬戸」と連結して東京から岡山まで走ります。岡山駅で切り離された「サンライズ出雲」は、伯備線を北に向かいます。

東京は私には馴染みのある街ではありませんから、窓の外の景色を見ても特に思うことはなかったですけど、電車内のアナウンスの声は懐かしかったですし、寝台特急の車内は興味深かったです。

翌日の早朝、岡山駅が近づく頃には明るくなり始めていて、窓の外の景色が良く見えて来ます。

そして、岡山駅を過ぎてからですよ。窓の外に見える景色が見覚えのある景色の連続となります。倉敷駅は変わっていませんでした。倉敷の近くは大きなビルが増えていたりして、少し違って見えました。

伯備線は高梁川に沿って走ります。懐かしい景色の連続です。そして、寝台特急「サンライズ出雲」が備中高梁駅に到着しました。古い木造だった駅が新しく建て替えられていました。

かつて、うちの夫の祖父のセオが私達夫婦と一緒に日本に行ってみたいと言った時に、実現しなかった理由の一つがこの駅でした。この駅にはエレベーターがなくて、プラットホームに行くためには急な階段を上り下りして陸橋を使う必要があったんです。脚が不自由で心臓も悪かったセオには無理なことでした。

あの時、備中高梁駅が脚が悪い人にも利用できる駅だったら一緒に行けたんですけどね。日本に行ってみたいと言ったセオを連れて行ってあげられなかったことは、うちの夫の後悔の一つになりました。

「サンライズ出雲」が新見駅を過ぎた頃から窓の外は雪景色になります。私はもう20年近く雪を見ていません。メルボルンでは雪は降りませんからね、雪を見るためには3時間ぐらい運転してスキー場のある山の上まで行くしかないんですから。

倉敷を過ぎてからはもう本当に見えるのは山ばかりでした。それも急な山です。私はああいう所で生まれ育ったわけですよ。ノスタルジックな思いになった YouTube 動画でした。


料金を調べてみましたらね、寝台特急「サンライズ」で東京から岡山まで行くのは、新幹線で行くのと料金はそれほど変わりませんよ。出雲市まで行く場合は、岡山から特急「やくも」というのに乗らなければいけませんから、「やくも」の運賃や特急料金なども含めて比較すると、「サンライズ」の方が安いみたいです。

成田空港に到着するのが遅くなると、最終列車に間に合わなくなり岡山の田舎まで帰ることが出来ないので東京かどこかに一泊する必要があるんですけど、「サンライズ」に間に合うならこの寝台特急で一泊するという選択肢がありますね。

私は寝台列車は大学生の時に東京から京都まで行くのに乗ったことがあります。1区画に2段ベッドが2つ並んだタイプで大学生にはもってこいでしたが、「サンライズ」の個室というのは魅力的ですね。人気があるのもうなずけます。


この YouTube 動画を作った方は他にもいろいろ同様の動画を作っておられるんですが、スピリット・オブ・タスマニア(Spirit of Tasmania)というフェリーを利用してメルボルンからタスマニア州のデヴォンポートまで行く様子を紹介した動画もありました。

これ、実は最近行ってみたいと思っていたんです。行きたいのはデヴォンポートではなくてホバートなんですが、フェリーですから車で行けばデヴォンポートに着いてから自分で車を運転して行けますからね。

動画の制作者の方の友人がホバートに住んでおられて、デヴォンポートまで迎えに来てくださったそうです。ホバートからデヴォンポートまで、車で8時間だったそうですよ。

地図で見るとタスマニアは小さく見えますけど、オーストラリアが大きいから小さく見えるだけなんですね。地図で比較してみたら、タスマニアは北海道くらいあるんです。その北の端から南の端まで行くんですから、8時間かかると聞いても納得です。

8時間も運転してホバートまで行って、また帰って来るのかと思うと一瞬でやる気が失せました。やっぱり、ホバートに行くなら飛行機だな。

ちなみに、この動画の始まり部分では、今の私にとって見慣れた景色であるメルボルンのサザンクロス駅周辺を見ることが出来ます。

この駅は、私がメルボルンに来た頃にはスペンサーストリート駅と呼ばれていて、メルボルン中心部から外れたところにある古くて相当イマイチの駅だったんですよ。駅周辺もイマイチのエリアでしたけど。

何年も延々と工事をしていましたが、近代的な駅に生まれ変わって名前も変わりました。でも、今でもスペンサーストリート駅と呼ぶ人は大勢います。

見慣れたメルボルンの景色も、別の街に住むようになれば懐かしく思い出される景色になるんでしょうね。


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2023年12月19日

消えた靴下とウジャウジャの町

我が家では、洗濯したはずの靴下が消えるというミステリーが時々発生します。消えるのは、

片方だけ…

思いがけないところから見つかることもあるのですけど、二度と見つからず消えたままということもあるんですよ。

先日、買ったばかりの靴下が行方不明になりまして。

私の靴下ですから洗濯物かごに入れそこなったということは考えられません。私が洗濯機に入れたんだし、取り出したのも私なんですから、落としたら気づくはずなんですけど。

行方不明になった靴下が一緒に洗った服の中に引っかかっていたり、洗濯機の裏に落ちていたりしたこともあるので、かなり探したんですけど見つかりませんでした。

ダイソーで買った夏用の薄手の靴下ですが、買ったばかりだったし気に入っていたんですけど、片方しか無いから履くことが出来なくて残念だったんです。

ところが、

昨日、その靴下が室内用の洗濯物干しの上に置いてあるのを見つけました。

私「あれ!これどうしたの!」
夫「落ちてた」
私「落ちてたあ?どこに!」
夫「キッチンに落ちてた」

行方不明になってから2週間、私は毎日キッチンに立ってきましたよ。キッチンの掃除もしましたよ。それなのに、

なぜキッチンに落ちていた?

ミステリーです。


ところで、靴下とはまったく関係のない余談ですが、クイーンズランド北部で大雨が降りまして、洪水の被害が出ているそうなんですけど。

昨日、車のラジオでニュースを聞いていたら、「ウジャウジャで住民の救助活動が進められている…」とか言ったんですよ。耳を疑ったのは洪水のことじゃあ無くて、「ウジャウジャ」という町の名前。

自分の聞き取り能力に少し疑問をいだきながら良く聞いていると、レポーターも聞き手もやっぱり「ウジャウジャ」と言っているんです。聞き手の方の発音は「ウジョウジョ」にも聞こえました。

家に帰って早速ニュースサイトを見てみましたら、私の耳は正しかったです。洪水被害が出ている町の名前は「Wujal Wujal」だったんですよ。「ウジャウジャ」にも「ウジョウジョ」にも聞こえます。

オーストラリアには先住民の言語の地名がたくさんありますが、この町の名前もそうですね。2年前の国勢調査によると、町の人口は276人

グーグルで「Wujal Wujal」の写真を見てみましたが、なんだか別の国という感じです。

オーストラリアの北部には野生のワニがたくさんいますから、そうした地域で洪水が起きるとワニが住宅地や町中に現れますからね、住民も救助隊も注意が必要です。

洪水が早く収まりますように。


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2023年12月1日

本当に暗い星空が見られる場所

BBCのサイトを見ていたら、「The last places on Earth to see truly dark starry nights」(本当に暗い星空が見られる地球上で最後の場所)という記事があって、見たら息をのむような写真が掲載されていました。

そして思い出しました。30年前にオーストラリア中央部へ旅行した時のことを。

アリススプリングス発着のツアーに参加したんです。観光客に人気のある見どころを見て回るんですが、人が住んでいない原野みたいな所でキャンプをしながら見て回るのですよ。バスくらいの大きさのごっつい4W車で。

運転手兼ガイドの男性と料理係兼アシスタントの女性の2人が私達の面倒を見てくれたのですけど、毎日のテント設営とかはツアー参加者達が自分でするんですよ。荷物の積み下ろしも、食事の準備や後片付け、食器洗いも皆んなでしました。

ツアー参加者は外国人が多かったです。4か国語を話すスイス人のお母さんが通訳になっていました。毎日助け合いながら過ごすので、すぐに仲間意識が芽生えます。とても楽しいツアーでした。

原野でテントを張って寝るんですから、毎日シャワーで汗を流すことも出来ませんが、参加したのは冬でしたからそれほど汗もかかなかったので助かりました。テントの中につららが出来るほど冷え込んだ日もありましたし、日中は汗をかくような暑い日もありました。

このツアーでは多くの素晴らしい景色を見ましたが、その中で私が最も感動して一生忘れられない思い出になったのが星空だったんです。

私はねえ、夜空にあんなにたくさんの星を見たのは、その時が最初で最後です。そもそも、あんなにたくさんの星が存在していることを知りませんでした。真っ暗だから見れるわけですが、夜空は真っ暗じゃあないんです。

実際はその逆!

「宝石を散りばめた」という表現を聞くことがありますけど、散りばめるどころかもうジャラジャラうじゃうじゃ!空がびっしりと光の点々で埋め尽くされているわけです!

ほぼ毎晩、素晴らしい星空を見ました。天の川は英語で「ミルキーウェイ」(ミルクがほとばしった跡)と呼ばれますが、そう呼ばれる理由がわかるほど白く見えましたよ。でも一晩だけ、それはもうホントに私の文章力では表現できないほど素晴らしい星空だったんです。


どこか面白い経験ができるところに旅行したいなあと思っている皆さん、星空を見に行く旅行はどうですか?

BBCの記事で本当に暗い星空を見られる場所として紹介されているのは、まず南米チリ北部のアタカマ砂漠です。一年のうちほとんどの日が晴天といわれるアタカマ砂漠で見られる星空は、世界一と言われているそうです。

スペイン領カナリア諸島も紹介されています。アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある群島ですが、緯度の関係から素晴らしい天の川を見ることができるそうです。

他には、ボリビアの高地にある塩湖とか、パタゴニアのアンデス山脈とか南米南端のフエゴ諸島とか、いろいろ紹介されていますが、要するに光害のない場所、つまり人が住んでいない場所ですよ。

そういう場所は、簡単に行くことは出来ませんよねえ。ちょっと旅行するにはハードルが高過ぎますけど、オーストラリアには行きやすくてすごい星空を見ることが出来る場所はたくさんあります。

タスマニアなら、ラッキーな人はオーロラも見ることが出来ます。ただし、タスマニアの場合はお天気が問題。運が悪いと、旅行中ずっと曇り空ということになりかねません。

その点、内陸部は快晴の日が多いし、オーストラリア中央部なら行きやすいし、見どころも多いです。ただし、最近は人気のある観光地の近くにはリゾートが出来ていますからね、そういう場所は光の問題があるでしょう。

私は星空を見るためにツアーに参加したわけではないのですが、結果として一番心に残ったのが星空だったわけです。2週間のツアーでしたが、私が参加したのはそのうちの1週間分だけ。その間にあの星空を見ることが出来たのは幸運だったのかもしれません。

写真なんか撮っていませんよ。撮ろうと思ったって普通のカメラで撮れるものじゃあありませんから。心のカメラで撮ってあるわけですけどね、BBCの記事に載っていた写真を見て鮮明に思い出したんです。

特別に素晴らしい星空だったあの夜、夜中に起きた時には空がピンク色になっていたんですよ。どうしてあんな色になっていたのか分かりませんけど。ピンク色の空を光の点々が埋め尽くしているというのは、言葉をなくす景色でした。

そういう星空、見てみたいでしょ?


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2023年8月14日

豪英対決で俄然注目のW杯

女子サッカーのW杯をやっていることは知っていたんですけど、オーストラリアがニュージーランドとともに共同開催国であることも知らなかったくらいに私はさっぱり興味がありませんでしたので、今まで1試合も観ていません。

日本が勝ち進んでいたことは知っていましたが、もう知っている選手もいませんしね、応援したいという気持ちが湧かないんです。スウェーデンに準々決勝で負けたことをニュースを読んで知りましたが、その時にオーストラリアも勝ち進んでいたことを初めて知りました。

オーストラリアの男子代表チームは、「サッカールーズ」と呼ばれます。ダサいネーミングなんですけど、サッカーとカンガルーをかけあわせたニックネームです。最後の「ズ」というのは複数形の「ズ」です。

女子代表チームは「マチルダズ」と呼ばれます。非公式の国歌とも言われる有名な歌「ワルチング・マチルダ」(Waltzing Matilda)から来ています。ちなみに、この歌は、一人の貧しい放浪者が羊泥棒を働いて、追いつめられて沼に飛び込んで自殺するというストーリーの歌なんですよ。

「マチルダズ」のキャプテン、サム・カー選手が怪我のために欠場が続いていたとは聞いていたんですけど、準々決勝まで勝ち進んでいたとは驚きました。

サム・カー選手は、オーストラリアでは知らない人がいないくらいに有名な選手です。今やベテランの貫禄ですけど、可愛らしかったハイスクールの頃から代表チームで特別な才能を見せていました。

ゴールを決めると宙返りのパフォーマンスをするのが有名になりました。

国民が尊敬するスポーツ選手ですからね、今年行われた英国連邦のチャールズ国王の戴冠式では、首相や総督を含むオーストラリア代表団の先導役を務めたくらいなんです。

それでも、私は土曜日の準々決勝を観ようとは思いませんでした。スポーツに関心の無いうちの夫が観ていたのには驚きましたけど。

犬を連れて家に帰って来ていた娘がメルボルンに戻った頃、夫が延長線の後半に入ったところだと言いました。少しだけ観ましたが、どちらのチームも得点できそうな感じはしなかったので、またペナルティーキック(PK)になるのだなと思いました。

どちらが勝っても負けても後味が悪いPK。私はその後は観ないでさっさと寝たんです。

そうしたら、翌朝夫が教えてくれたんですけど、やはりPKになってオーストラリアが勝ったんですって。

そのPKがものすごい緊張と興奮のPKだったんですって。

合計20人も蹴ったんですって!

PKというのは、両チームから5選手が交互にボールを蹴るはずですけど、なかなか勝負がつかず両チーム10人ずつ合計20人が蹴ったんだそうですよ。

ゴールキーパーも蹴ったし(外したけど)最後の方はサブの選手が蹴っていたというんです。どんなに緊張したことでしょうかね。

まあとにかく、サッカー史に残るようなPKでオーストラリアが勝ったので、俄然女子サッカーのW杯に注目が集まっているんですよ。次の準決勝の相手が永遠のライバルであるイングランドなのでなおさらです。

英国人がオーストラリアのことをどう思っているのかは良く知りませんが、オーストラリア人にとって英国は最大のライバル。かつて英国の植民地でしたからね、英国にだけは負けたくないという「特別な対抗心」がこの国にはあるんです。

ということで、16日の準決勝オーストラリア対イングランドの試合は、国民の大注目を集めています。会場はシドニーですから大観衆が集まるでしょう。メルボルンでやるんだったら行きたかったわ。


ところで、「マチルダズ」にはママさん選手もいます。この女の子のお母さんは右端の小さい方、カトリーナ・ゴリー選手。


ゴリー選手には同性のパートナーがいらっしゃいますが、出産当時は独身でした。子供が欲しかったゴリー選手は、当時プレーしていたスウェーデンでIVFにより妊娠し、一人で出産したそうです。

その後、パートナーとなる女性に出会ったのですが、それはチームメイトのサッカー選手でした。

「マチルダズ」のキャプテン、サム・カー選手にも同性のパートナーがいらっしゃいます。

異性愛者も同性愛者も同じように受け入れられて、同じ権利が認められて、同じように活躍できる社会はいいですよ。


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2023年8月5日

夜中の悪夢

私は、毎晩必ず夜中に目が覚めておトイレに行きます。

真っ暗ですけど電気を点けると目が覚めてしまって再び眠ることが困難になりますから、おトイレに行く時には iPhone の懐中電灯機能を使って行くんです。

寝室に戻って iPhone をベッドサイドテーブルに置こうとした時、テーブルの上に何か黒いものが見えました。

明かりを照らしてよく見ると、

ゴキブリ!

我ながら、こういう時に慌てふためかないで冷静なのがエライです。

寝室の電気を点け、室内履きを一つ手にとって「バチン」とやりました。ティッシュで掃除して、再びおトイレに行って殺したゴキブリを水に流してから寝ましたよ。

案外あっさりと再び眠ることが出来ました。

これがそのゴキブリです。すでに死んでいます。

私が電気を点けたり履物を手に取ったりしている間もずっとそこにいましたから、「バチン」とやるのは簡単でした。



ハンツマンという蜘蛛が出るよりも、ゴキブリの方がはるかにショックは少ないです。

ハンツマンは天井とか手が届きにくい場所にいることが多いので、簡単には行きません。かと言って、そこにハンツマンがいると分かっているのに眠ることも出来ませんからね。


キッチンから大きめのプラスチック容器を持って来て、上からかぶせて捕獲を試みるわけですけど、そういうことを夜中にやっているとすっかり目が覚めてしまうものです。

ちなみに、捕獲したハンツマンは外に逃がしてやります。見た目が恐ろしいけど悪いことをしない蜘蛛なので、殺したりしません。

ムカデやミミズが這っているのを見ることもありますが、ムカデは「バチン」とやります。ミミズは放っておきます。そのうちどこかで干からびています。

サソリが出たら、もちろん「バチン」です。

暖かくなって来ましたからね、虫が出る季節の始まりですよ。

私は結構虫には強いので自分で対応できるんですけど、自分では絶対に対応できないのは、

毒ヘビです!😱

ちなみに、「オーストラリアってやっぱりそんなにヤバい生き物がいっぱい出るの?」とお思いでしたら、それは場所によるとお答えします。

私達はメルボルンに比較的近い所に住んでいますけど、田舎環境で野生のカンガルーがいるような所ですからね、虫も爬虫類もいっぱいいますよ。

ただし、ヴィクトリア州には冬があるので、寒い季節は虫も爬虫類もおとなしくしていますから助かるんですけど、年中暖かい北部のクイーンズランド州などでは話が違うでしょうね。

大丈夫ですよ。こういうのは慣れますからね。蜘蛛が怖いあなたでも、ハンツマンを捕獲することくらい出来るようになります。


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2023年7月30日

ものまね鳥ライアーバード

オーストラリアに住んで30年の私ですが、今まで知らなかったんです。ライアーバードという鳥がものまねが得意だということを。

ライアーバードという鳥のことはもちろん知っていましたよ。10セント硬貨に描かれている鳥です。空を飛ばない鳥で、オスが大変美しいレースのような独特の尾羽を持っていて、その形がライアー(Lyer)という琴に似ているのでこの名前が付いたそうですけど。

以前住んでいた家の近くの山で野生のライアーバードを見たこともあります。鳴き声を聞いたこともありましたが、あれがライアーバードの鳴き声かどうかは、

もう分かりません!

だってね、この鳥はものまねが上手で、他の鳥の鳴き声を完璧に真似ることが出来るからです。

森で聞こえてくる他の鳥の鳴き声をそっくりに真似できるんですよ。メスの気を引くために、いろいろな声を出してみるという習性だそうですけど。

真似できるのは鳥の鳴き声に限らないんです。

もちろん人間の声も真似しますし、カメラのシャッター音とか自動車のアラーム、チェーンソーの音だってそっくりに真似るんですよ。

この動画は、英国BBC放送のドキュメンタリー「Earth」の一場面ですが、皆さん見たらびっくりしますよ!


ご存知でしたか?ライアーバードがこんなことができるって。

YouTube には、ライアーバードがものまねをしている動画がたくさんありました。動物園のアラーム音と「エヴァキュエート・ナウ(直ちに避難して下さい)」という声とか、赤ちゃんの鳴き声とか、ビデオゲームの音とか、もう何でも真似できちゃうみたいです。


オーストラリアには珍しい鳥がたくさんいます。ダチョウみたいなエミュとか、人間が大笑いしているような鳴き声で有名なクッカバーラ(ワライカワセミ)とか、春になると人を襲うマグパイとか。

そして、姿は美しいけど怪獣みたいな声がうるさいコッキーの野郎とかね。


コッキーの野郎は、本当の名前を「カカトゥー(Cockatoo)」と言います。でも実は「カカトゥー」というのはオウムの種類の総称なんです。

私がコッキーの野郎と呼んでいるのは頭に黄色い羽のあるやつで、正式名は「サルファー・クレスティッド・カカトゥー(Sulphur Crested Cockatoo)」なんですが、誰もそんな名前で呼びません。普通は「カカトゥー」といえば黄色い頭のコッキーの野郎達のことを意味します。

「ギャオーギャオー」という怪獣のような鳴き声がメチャクチャうるさい鳥で、家をかじって壊しますし、庭の木の枝をかじって破壊します。

私達が住んでいるこの辺りでは、色とりどりのオウムやインコが普通に飛んでいますけど、カカトゥーの仲間だとピンク色の「ピンクカカトゥー」をよく見かけます。

トキの仲間の白黒アイビスとか可愛らしい子ガモを連れたカモもよく見かけますよ。ヤラバレーの方に行くとワシが飛んでいたりもします。

もう少し海に近い方へ行くとカモメがいっぱいいますしね、ペリカンがいたり小さなペンギンがいたりしますし。

鳥がお好きな方には楽しい国だと思います。興味のある方は、BirdLife Australia のウェブサイトをお楽しみ下さい。


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2023年1月10日

噴水と板とカエル問題

昨日は、花粉症は大したことがなかったです。鼻がムズムズして時々くしゃみが出ただけ。抗ヒスタミン薬は飲みましたけど、その薬がちゃんと効いて普通の生活が送れた一日でした。

暑かったけど30度にもならなかったし、夫がまた有給をもらって休んでいたのでビシューの散歩も行ってくれたし、私は大変助かりました。

さて、

今日の話題は、我が家の噴水のことです。

ええ、そうなんです。我が家には噴水があるんです。作ったのはもちろんこの家の前の持ち主です。すっかり錆びて茶色になっていますけど、まだ動きます。一番上のところから水が出て3段式に滝が流れ落ちる構造です。

野生の鳥達が水を飲んだり水浴びができるようにと、いつでも水を溜めていたこともあるんですけどね、最近はもう完全に放ったらかしで、水を出すことも全く無くて、時々私が周囲を掃き掃除するだけというもったいないシロモノです。

下の水が貯めてある部分には黒いプラスチック製のプールがはめ込んであるんですが、この小さいプールをうちの夫と義母が池にしようとしたことがあります。義母の提案でした。

私には何の相談もなく、ある日義母が蓮の苗を買って来ましてね、その蓮や石を小さなプールに入れてから、うちの夫が金魚を買って来ました。私は反対したんですよ。そんなことをしたら噴水として使えなくなると。

私の意見なんて聞いてくれないので頭に来まして、金魚の世話は一切協力しませんでしたが、その金魚はどうなったのかと言いますと、真夏の40度を越す猛暑で小さな黒いプールの水がお湯になって死んだのです。

その後、何年も放ったらかしにされてドロドロの沼みたいになっていましたが、私は関わりを拒否していましたから掃除なんてするわけが無い。そもそもドロドロの沼みたいにしたのは夫と義母ですから。

何年か経ってついに夫が掃除をしたので、再び噴水として使えるようになりましたが、取り出した石は全部近くの花壇に置いたままです。それも私は無視していますけど。

昨年は雨の多い一年で、ホースで水を入れなくてもプールにはあふれるほどの水がいつでもあったんですが、暑い日が続いていますから水はだいぶ減っています。

先月のことですが、このプールに板が置かれていることに気づきました。


プールを板で覆っているように見えますよねえ。何のために板が置いてあるのか気になっていたんです。夫が置いたとしか考えられないので理由を聞こうと思いながらついつい忘れていて。


先日、やっと思い出して聞きました。

「ちょっとお、噴水のところの板だけど、なんで置いてあるの?」
「タッドポールがいるんです!死なないように日陰を作っているんです」
「タッドポールがいる?ホントにい?」

皆さん、タッドポールというのはおたまじゃくしのことですよ。私は岡山の田舎のおたまじゃくしなんて珍しくも何とも無いような所で育ちましたけど、オーストラリアではカエルを見かけたことはほとんど無くて、おたまじゃくしなんてめったに見ることはありません。田舎環境でもです。

噴水のプールがお湯になって金魚を死なせてしまったことを密かに後悔していたらしい夫は、おたまじゃくしを守るために、水がお湯にならないように板で覆っていたのです。

それにしても、そのプールで卵を生んだカエルはどこから来たんでしょうか。近くにカエルが生息する池があるんでしょうね。

早速おたまじゃくしを見に行きました。


おお、確かにおたまじゃくしがいます。


おたまじゃくしがいるのはいいんですけどね、私には気になることがありました。

ボウフラがうじゃうじゃいるんですよ!

モズィーマグネット(磁石のように蚊を引き寄せる人)と呼ばれている私には見過ごせません。

このうじゃうじゃいるボウフラは、いずれ蚊になって私を刺しに来るんですから。

おたまじゃくしがボウフラを食べてくれたらいいのに、おたまじゃくしというのはボウフラを食べないんですね。

プールに毒を入れるわけにもいかないし、これからおたまじゃくしがカエルになるのを楽しみに見守りながら、ボウフラが蚊になるのも見守るというのはちょっとねえ。

網を買って来てボウフラをすくって取ろうかなあ。すくい取ったのを周囲のタイルの上に置いておけば、この暑さですからすぐ死にますよね。

明日から暑い日が続くらしいんですが、土曜日は最高気温が39度になるそうです。プールのもう半分も板で覆った方が良いかもしれません。水も足しておかなくちゃ。


私はカエルには大変興味があるんです。オーストラリアのカエルにも興味があるので、あのおたまじゃくしがどういうカエルになるのか楽しみです。

先日、英国から持ち込まれたウサギがオーストラリアで大繁殖して「壊滅的な生物学的侵略」をもたらしたという話を書きました。

ウサギに以外にも同様の問題は起きていますが、カエルもその一つなんですよ。

ケイントード(Cane Toad)という名前のヒキガエルが大問題になっているんです。

ケイントードは、体長が15~30センチにもなるヒキガエルです。30センチというのは大げさじゃあないです。私はテレビのドキュメンタリーで見たことがあります。

もともとサトウキビの害虫を退治するため1935年にクイーンズランド州のサトウキビ畑にハワイから移入されたんです。

これが爆発的に増え続けて、分布域はニュー・サウス・ウェールズ州や西オーストラリア州にまで広がり、オーストラリア固有の生態系を脅かしているんですよ。

ケイントードは毒を持っていますので、これを食べた野生動物が死んでしまい数が激減しています。オーストラリア固有のカエルも数が減っていて、地域によっては絶滅の危機に瀕しています。

オーストラリアは他の大陸から孤立していたために独特の生態系が形成されましたから固有の動物が数多く生息していますが、このケイントードという毒ヒキガエルのせいで生態系が壊滅的な打撃を受けているんだそうですよ。

ケイントードの駆除は、罠をしかけたりして捕獲する取り組みが続けられて来ましたが、急増するペースに追いつきませんからね、遺伝子工学を駆使してオスしか生まないメスを作ってばらまくという計画があると聞きましたけど、その後どうなっているんでしょうか。

ウサギにしろカエルにしろ、また動物に限らず植物もそうですけど、人間の行為が自然の生態系に深刻な影響を及ぼすことがよくありますね。我々人間は、そうした影響についてよく考えて行動しないといけません。


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