2023年12月31日

苦労続きの1年が終わる

つい先日「いよいよ12月か…」と思っていたらあっという間に12月が過ぎてしまって、今日はもう大晦日です。

オーストラリアでは、12月31日は「一年の最後の日」というよりも「ニューイヤーズデーの前の日」という位置づけで、年越しのパーティーをしたり花火を見に行ったりする日ですけど、私達家族にとっては特別な日ではありません。うちの夫は今日も明日も仕事だし。

特別な日ではありませんが、私は毎年大晦日の晩ご飯には麺料理を作ることにしています。これはうちの家族にとっては一つの行事なんです。

縁起を担いで食べる「年越し蕎麦」というものを子供達に教えるために作り始めたのですけど、真夏のこの時期、暑い時には汁蕎麦なんて食べたくないんですよ。冷たいざる蕎麦にしたこともありますが、ざる蕎麦にするとおかずに天ぷらが欲しくなるんですよね。ところが、あんまり暑いと天ぷらを揚げる元気も出なかったりします。

年越し蕎麦を食べる理由は、細長い蕎麦にあやかって長寿を祈願するとか、蕎麦が切れやすいことから厄災や苦労を断ち切るといった意味が込められているとかいろいろ聞きますが、うどんを食べる地方もあるわけでして。

長寿を祈願するなら蕎麦でなくても細長ければ何でもいいだろうということで、我が家では麺料理を作ることにしたんです。パッタイを作った年もありますよ。スパゲッティを作ったことはないですけど。

長年ずっと続けているので、うちの家族も12月31日の晩ご飯は麺料理と期待していますから、今日は涼しいので汁蕎麦の予定です。


天気予報によるとお正月から気温が高めの日が続くようですが、高めと言っても気温が30度を超える日はありません。本当に今年の夏は、今のところ冷夏と言って良いでしょう。このままずっと涼しいと私は助かるんですけどね。

あっという間だったような長かったような一年が過ぎ、今年はどんなことがあったかなあとブログの記事を読み返していると、2月には引っ越しをしなくちゃあいけなくなったという話を書いています。

私はすぐに持ち物の処分や片付けを始めたんですけど、実際に引っ越したのは10月下旬でした。引っ越すのか引っ越さないのかがはっきりしないまま、数ヶ月も家の中に段ボール箱が転がっている暮らしをしていたんですね。

その間、持ち物の処分も片付けもしないうちの夫には、本当にイライラさせられました。特にごみ屋敷状態だった大きなガレージの片付け。結局のところ、夫は引っ越し前日までほとんど何もしなかったんですけど。

本当に引っ越しは大変でした。引っ越しにかかわる作業のほとんどを私が一人でしたんですから。

生体腎移植のドナーになったうちの夫の腎臓摘出手術の直後に引っ越すことが決まったので、夫は荷造りも荷物運びも掃除もほとんど出来ませんでしたし。

うちの息子は、2月に3回目の痔の手術をしたんですけど、回復が思わしくなくて、やっと良くなりかけて来た頃に荷造りや夫のごみ屋敷ガレージの片付けを手伝わされて悪化してしまい、実際に引っ越す頃には息子も重い物を持ったりしゃがんだりということが出来ませんでしたし。

我が家の今年最大のニュースは引っ越しですが、本当に思い出したくもないほど大変でしたよ。結局私が手伝うしかなかったごみ屋敷ガレージの片付けは地獄のようでした。忘れてしまいたいです。

引っ越し以外の我が家のニュースは、もちろん息子の痔の手術、娘が大学院に進学したこと、娘の交通事故と裁判沙汰になったこと、夫の腎臓摘出手術などですね。

夫は今年もまた父親や妹が費用を負担する旅行に出かけましたが、私はどこにも行けませんでした。楽しい出来事は無かったです。

私の個人的な今年最大のニュースは、天ぷら油で顔面に火傷を負って病院に運ばれたことでしょう。いまだに跡が残っていますよ。

ひどい1年だったわ…

こりゃあやっぱり、今晩は蕎麦を食べて厄災や苦労を断ち切る必要がありますね。


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