お正月やお盆などにですね、離れて暮らす家族や親戚が一同に集まって会食する、その食事作りや食材の買い出し、家の中の掃除、片づけ、飾り付けなどが全部あなたの肩にのしかかってくると、
大変ですよねえ…
オーストラリアの多くの家庭では、クリスマスというのはそんな感じです。クリスマスのホスト役は、大変な努力を要する大仕事です。食べ物が最も重要になりますから、計画を立て、数日がかりで準備することになります。
伝統的なロースト料理は、お天気次第では作るのも食べるのもしんどいだけという悲劇になる可能性もありますから、天気予報でクリスマスの日の気温をチェックしてから決めた方がいいと思いますけど、家にエアコンがある皆さんには大きな問題でもないんでしょう。
ロースト料理をするにしても、肉は屋外のBBQで焼く人も多いようですが、お天気次第では屋外での火の使用が禁止になったりもします。
数年前のクリスマスの日は猛暑と乾燥で、ブッシュファイヤ(森林火災)の危険日となりました。屋外での火の使用が全面禁止になったんですが、義母(夫の母親)の家に到着したら七面鳥を焼くためにウェバー(ケトル型BBQ)から大きな炎が立ち上がっているのを見たんです。
義母は、キッチンで七面鳥をローストすると家の中が暑くなり過ぎるからと、家の外でローストしようとしていたのでした。
うちの夫が義母を説得して七面鳥のローストはあきらめさせ、私達が持参した重さ10キロの骨付きハムだけで十分と言ったんですが、義母は豚肉のローストだけはあきらめず、結局ガスBBQで焼いたのですよ。本当は火の使用は禁止だったのに。
とにかく、家族や親戚が集まるクリスマスのホスト役は大変です。食べ物の準備だけではなくて、家の中の飾り付けやテーブルセッティングなども凝る人が大勢います。そういう人達は、プレゼントの準備などにも努力を惜しみません。
年に一度の生きがいのように感じていらっしゃる方はいいですけどね。
今日のクリスマスは、私達家族はどこにも行きません。義母は来て欲しかったようですが、うちの夫が「疲れるから行きたくない」と言うんですからしようがないんです。
ツールショップに勤める夫には、クリスマスの日だけが休みなのですよ。明日のボクシングデーは、一年で最大のセールの日ですし。
どこにも行きませんが、うちの娘が数人の友人を連れて帰って来ることになっていますから、ご馳走くらいは作ろうかと思いまして。天気が悪くて気温が低いので、豚肉のローストを作ることにしました。
娘がサラダを作るので野菜のローストはしなくてもいいと言うもんですから、私が作るのは豚肉のローストだけです。味付けをしてからオーブンに入れておくだけですからね、こんな簡単なことはありません。
デザートは、義母の家族に代々伝わる「ボイルド・クリスマス・プディング」をもう作ってありますから、それを2時間ほど茹でるだけです。娘もデザートを作って持って来るそうです。
うちの夫が高カロリーのものを食べ過ぎないようにしないといけませんから、おつまみ用の食べ物も少ししか買って来ていません。チーズも買っていないんですよ。
ちょっとね、私はクリスマスというのが食べ物にフォーカスし過ぎだと思うんです。午前中に集まるのが普通ですが、おつまみを食べながらワインなどを飲み始め、ランチの頃にはもうお腹がいっぱいなのにご馳走を食べてさらにワインを飲み、満腹になって眠くなるので昼寝をして、夜になってからまた食べるという具合の一日になるものです。
お金もかかることですしね、一日中飲み食いし続ける必要も無いわけですから。一番大事なのは、楽しく過ごすこと。
お天気は最悪ですが、おかげで花粉が減ってくしゃみも出ないし涼しいし、楽しく過ごしたいと思います。
皆さんも楽しい一日を!
お帰りの前に1クリックを!
0 件のコメント:
コメントを投稿