2023年11月10日

扇風機と蒸発冷却式クーラー

私は岡山県の出身なんですが、西日本の真夏は暑いんですよ。連日34〜35度ぐらいで湿度もあります。それにね、秋が来るまで毎日ずう〜っと暑いでしょ?あれが今の私には耐えられないだろうと思います。

私は暑いのが苦手なんです。日本にいた頃は、夏になると食欲を無くしていたものですが、メルボルンの夏は40度超えの熱波が来ても、必ずクールチェンジが来て涼しくなるので、むしろ過ごしやすいんです。

クールチェンジというのは、気圧配置の影響で北の内陸部から高温の大気が流れ込んで暑くなった後に、南の南極から冷たい大気が流れ込んで涼しくなる天気の変化のことです。

寒冷前線の通過によって発生するので、よく嵐とともにやって来ます。時には、クールチェンジの接近を遠い地響きのような音で感じることもありますよ。「おお、来てる来てる!」とワクワクするものです。

クールチェンジが来ると、本当に気温は一気に下がります。時には20度近く下がります。涼しい風(強風であることが多い)が吹き始めると気持ちが良いのですが、「涼しくて気持ち良い」を通り越して「冷たくて寒い」になる場合も多いです。

寒いのは上着を着れば済むことなので、私は大歓迎なんですけどね。

先日から気温が高めの日が続いて30度を超えたりしています。今日は32度の予報ですが、この程度の暑さなら扇風機で何とかなりますね。引っ越して来た家にはエアコンが無いので、暑い日を心配しているんですけど。

この家にはエアコンは無いけど、実はエヴァポラティブ・クーリング・システム」(Evaporative Cooling System)というものが付いているんです。

水が蒸発する時に熱を奪うという気化熱で温度が下がる原理を利用しているセントラル冷房です。下の写真のような大きなクーラーが屋根の上についていまして、冷風を家中に送り込むのですよ。


消費電力がエアコンとは桁違いに少ないというのがこの蒸発冷却式クーラーの良いところですけど、エアコンのようには涼しくなりませんし、日中にこれを使うと大して涼しくはならないのに湿度が上がるので、家の中は蒸し暑くなってしまいます。

だから私達は日中は使いませんし、湿度の高い日にはあまり効果がありません。

そして、なんといってもこのクーラーの最大の問題点は、外の空気を取り込むことなんです。外の空気には、

花粉が含まれているのでございます!

こんなクーラーなど無くても、夕方になって外の気温が下がれば、普通は窓を開けて涼しい空気を家に取り込むでしょ?しかし、私はそれが出来ないことが多いです。窓を開けたら、涼しい空気と一緒に花粉も入って来ますから。

だからエアコンが必要なんですけど、この家にはエアコンが無いのでね。

蒸発冷却式クーラーは、日が暮れてから使うとかなり効果的です。乾燥した暑さの日には、特によく温度が下がります。ですからね、このクーラーがあれば暑さで寝苦しいという問題は解消するはずなんですけど、花粉シーズンが終わる12月末までは使えないことも多いのです。

一昨日は花粉アレルギーの症状が出ていなかったので、蒸発冷却式クーラーを使ってみました。以前住んでいた家にあった蒸発冷却式クーラーは超大型だったので音がすごかったのですけど、それに比べるとこの家のクーラーは音が気になりませんでしたし、とても涼しくなりました。

これなら猛暑の夜はなんとか乗り切れるだろうとは思いましたけど、心配なのは40度超えの日の日中ですからね。

私は、ブラックサタデーと呼ばれる森林火災で未曽有の大被害が出た時の47度という気温を経験していますけど、あの時はエアコンのある家に住んでいたので、気温が47度になった時には涼しい居間でテレビを見ていたのです。

家の外が47度の時、エアコンが無い家の中は何度くらいになるんでしょうかね。室内の気温が体温よりも高くなると、扇風機だけでしのぐのはかなりキツイだろうと思いますねえ。

やはり、図書館かどこか涼しい所に逃げた方がいいでしょう。

ああ、怖い怖い…


私の腰痛、今日は筋肉痛のような腰痛です。ずいぶんラクになりました。

昨晩もベッドに横になってから2時間たっても眠れなかったので、睡眠薬「ゾルピデム」(Zolpidem)を飲んだんですけど、その少し前には腰痛のために消炎鎮痛薬の「ニューロフェン」(Nurofen)を飲んでいて、なかなか眠れずにゴロゴロしているうちに花粉症の症状が始まりましてね。

鼻が詰まってしまって目の痒みも耐え難いので、抗ヒスタミン薬のテルファスト(Telfast)も飲みました。飲み合わせの危険を調べて大丈夫らしかったので飲んだんですけど、やっぱり少し心配でした。

とてもよく眠れましたから飲んで良かったです。


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