2023年12月22日

自動運転と運転支援

進歩し続けていると言われる自動車の自動運転技術。

すでに自動運転タクシーが街中を走っている国もあるんだそうですね。完全無人ではなくて、ドライバーが同乗している場合が多いそうですが、だったら運転手が運転するのと人件費的に変わらないじゃないかと思ったりしますけど。

テスラの元技術者が、テスラの自動運転技術は安全ではないと言ったという記事をどこかで読んだんですが、自動運転のテスラ車では死亡事故も起きているんでしょ?

完全に運転を全部自動でやってもらうというのは心配ですけど、私なんかはバックするのと並列駐車が苦手なもんですからね、それを車がやってくれるとものすごく助かります。

先日、うちの夫が勤めているツールショップの同僚のCさんの家に夫を連れて行った時のこと。夫は視力のせいでもう運転が出来ないので、私がいつも運転手をしているんです。

Cさんの家は傾斜のある敷地に建っていました。道路から狭いドライブウェイが家の前まで伸びていて、傾斜したドライブウェイは泥道なんですけど車輪が通るコンクリートの細い2本の道が作ってあって、両側に木も生えていて、私はそういう道を奥の方まで入りたくなかったんですけど、夫が家のすぐ前まで行けと言うのですぐ前まで行ったんです。

そして、問題は帰る時ですよ。

案の定、狭いドライブウェイは傾斜の関係で私には良く見えず、少しバックしただけで車輪が2本の細いコンクリートから外れそうになり、木に当たりそうにもなりまして。

「だからこんな奥まで入りたくなかったのに!私はバックが苦手なのよ!ぜんぜん見えないんだから!」と騒ぐ私に夫が言いました。

ボクがやる!

「はい、もっとアクセルふんで!」「もっと行って!」「はい、行って!行って!」

夫は、両側のサイドミラーを見ながらハンドルを操作していたんです。私はハンドルから自分の手を離せなかったですけど、ハンドルを動かしているのは夫で私はアクセルを踏んでいただけ。

大丈夫なのかと不安でしたが、いつものようにぐにゃぐにゃ曲がったりせず真っ直ぐに道路近くまで出ました。道路に出て方向転換する所までハンドルは勝手に動いて(夫がやっている)スイスイっと完璧な向きになり、「はい、あとは真っ直ぐ行くだけ!」

いいわあ!こういう運転支援!

私のカローラに、こういう運転支援機能が付いていたらどんなに助かるかと思いましたよ。隣りに夫が座っている時は、夫の運転支援を使わない手はないです。

うちの夫は全てが見えていない可能性があるので、私も安全確認はしなくちゃあいけませんけど。ホントにねえ、視力のせいで運転が出来なくなっていても、夫の運転技術にはかないませんです。


こういう話を書くと思い出すのが、免許取り立ての頃の通勤。私は山の中の小さな小学校に勤めていたんですが、一部区間、曲がりくねった狭い道路1車線で方側は崖という場所を運転しなくてはいけなかったんです。

これが通勤の不安原因になっていました。

だって対向車が来るんですよ!

交わせる場所が所々に作ってありますから、どちらかがそこまでバックして交わすんですが、私はそれが上手く出来なかったんです。たいてい対向車の方がバックしてくれました。

しかし、対向車が大型トラックの場合はどうするか?

常識的に、そういう場合は小さい車の方がちゃちゃっとバックして交わすでしょう?

ところがね、真っ直ぐにバックできない私は、ぐにゃぐにゃ曲がりながらバックするわけで、交わせる場所まで行くだけで一苦労。道路の端は崖ですから怖いので、交わせるように端まで車を寄せたりするのも大苦労なんです。

あまりの私の苦労ぶりに、トラックのおじさんが「パー!パー!」とクラクションを鳴らして「自分がバックするよ」と合図をしてくれて、神業のように大きなトラックを動かして、私が通り抜けられるスペースを作ってくれたのでした。

そういう経験は1回や2回じゃあなかったのでしてね。あれ以来、私は大型トラックの運転手さん達の高い運転技術と親切(哀れみかも)に対しては、深い尊敬の念を抱いているのですよ。

そして、こと運転に関しては男は女よりも上手という偏見を持っていますから、大型トラックや大型バスを運転する女性の運転手を見たりすると、感嘆と敬服で頭が下がるのでございます。


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