「ラニーニャ」というのはご存知の通り「エルニーニョ」の逆の現象で、東太平洋の赤道付近で海水温が低下する現象です。東側で海水温が低下すると西側では温かい海水がより厚く溜まるんだそうで、海水温が高いと積乱雲が発生して雨が降りやすくなったり台風がたくさんできたりするんですね。
今年の冬、メルボルンでは雨がよく降ったのですけど、春になってもしょっちゅう雨が降るし気温が低い日が多いです。
今朝、久しぶりに庭に出てみましたら、玄関前に置いている鉢植えの柚子の木に花がたくさん咲いていました。
ほら!
昨年も少しは花をつけました。そしてそのうちの一つから実が育ち、十数年ぶりに柚子の香りを堪能したわけですが。
こんなにたくさん花を咲かせているということは、どんなに下手をしても一つや二つは実をつけるでしょうからね、
今から楽しみ!
気分を良くしてハーブ畑の横を過ぎ、コンポスト容器の向こう側を見ると、アンザックポピーが咲いていました。
この赤いポピーは、フランダースポピー(Flanders Poppy)とも呼ばれますが、オーストラリアでは、第1次世界大戦の時に戦場のヨーロッパに派遣されて命を落とした兵士達を追悼するシンボルになっていまして、オーストラリア・ニュージーランド軍団(Australia and New Zealand Army Corps)の略であるアンザック(ANZAC)にちなみ、アンザックポピーと呼ばれます。
何年か前に鉢に種を蒔いたら少し花が咲き、粉のような種ができ、それがいつの間にか広がって、いろんな所に生えてくるようになり、そこからさらに広がって、今年の春はとてもたくさんの蕾を付けています。
「ああキレイ」と、ポピーを眺めていましたら、
おや、
ポピーの向こうに見えるあの大きな葉っぱは、
もしかしたら…
あっ、
やっぱり、
ミョウガの葉っぱだわ!
死んでいなかったのね!
昨年の春は、芽を出した直後に襲われた40度超えの猛暑と乾燥した強風で枯れてしまい、その後に再び出てきたヒョロヒョロの芽もすぐに枯れ、結局それでオシマイ。去年の夏は度々40度超えがありましたのでね。
死んだかと思っていたんです。
天気予報によると、まだしばらく気温が低めの雨がちな日が続くようですから、枯れずに大きく育つでしょう。葉っぱを使ってミョウガ餅を作れるかもしれないし、ついにミョウガ(普通食べるのは花の蕾)を食べられるかもしれませんよ。
一気に心が浮き立ちました。
こういう天気が続くなら、ゴボウもちゃんと育つかもしれません。早速ゴボウの種を注文しました!
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