2020年12月17日

火曜日に手術決定

民間の医療保険に入る経済力がない私達家族には、手術が必要な病気になると公立の病院だけが頼りです。

民間の病院で手術なんかしたら全額自己負担になってしまいます。

ですからね、順番待ちが何ヶ月も、下手すれば一年以上になっても、公立の病院で手術をしてもらうしか選択肢がないのです。

うちの息子が痔の問題でGP(家庭医)に相談してから、すでに一年以上が経ちました。

通常なら、いくら待ち時間がすごいとは言ってもこれほど待たされることはないと思うのですが、何しろ今年は新型コロナのせいで命に関わらない手術は何ヶ月も中止されていましたから。

息子のお尻は悪化の一途をたどり、最近は痛みがひどくてほぼ寝たきり状態になっておりまして、メンタルへの影響も大きいです。

後どのくらい待てば手術してもらえるのか、全く目処が立たない中で、うちの夫の家族の中から民間の病院で手術を受けるための費用を援助してくれるという人達が現れまして、「寝たきりの息子に希望が見えてきたこと」という記事を書いたのが3週間前です。

昨日、やっと診察を受けることができました。

診察を受けた専門医は、公立の病院で診察を受けていた医者です。この医者に公立医療サービスを通してではなくて私的に診察を受けたのです。

そして、費用全額負担になりますが、民間の病院でこの医者に手術をしてもらうことが決まりました。

手術は火曜日です。

たったの5日後ですよ!

経済力さえあれば、こんなに直ぐに手術が受けられるんです。

お金次第なんです。

一年も待つ必要もなかったのです。

息子がお尻の問題に困り始めたのは高校生の時。

当時、私達家族は困窮しておりまして、一時は食べていけなくなっておりましたので、息子はお尻の問題のことを誰にも言わなかったのです。その後、娘が精神的な病気になり、その治療費がかさんで親が苦労しているのを知っていましたから、息子はずっと誰にも言わずに我慢していたのです。

症状が悪化してGPに相談したのが昨年。

すぐに外科手術が必要だと言われ、その後はクローン病の疑いがあるということで内視鏡検査とかを繰り返したわけですが、一年以上も経って痔核と裂肛と潰瘍は重症だそうです。

ここまでひどくなる前にちゃんと治療を受けていたら…

火曜日に手術を受けても、良くなるまでにはまだ何ヶ月もかかるそうです。順調に治ったとしてもということです。

診察から帰って来て以来、息子は全く元気がありません。

ホントに可愛そうなことをしました。


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