2020年12月8日

ドス攻撃でサーバーダウン

ドス攻撃というのを聞いたことがおありですか?

正確には「ドス」のところはアルファベットで DoS攻撃(Denial of Service Attack)と書くのが一般的で、サービス妨害攻撃という意味です。

簡単に言うとウェブサイトを利用不能にするための攻撃です。サーバーやネットワークなどに悪意を持って意図的に過剰な負荷をかけたり脆弱性をついたりして、サービスを妨害するのです。

誰が何のために?

目的は、金銭目的、恨み、嫌がらせ、脅迫、混乱を生じさせたいという欲望、自己満足など、いろいろあるのでしょうが、迷惑なことです。

日頃インターネットを利用していると、普段は問題なくアクセスできていたウェブサイトが急にアクセスしづらくなったり、アクセスができなくなったり、タイムアウトなどの接続エラーが発生したりすることがあると思います。

そういう時には、何らかのデータ送受信が大量に発生している可能性があるのですよ。

一度に大量のアクセスがあったりリクエストやメッセージやデータなどが送られて来たりすると、サーバーが処理の負荷に耐えきれずウェブサイトは使用不能に陥ります。

大人気のウェブサイトに大勢の人がアクセスしてそういう状況になる場合もありますが、そうではなくて、個人あるいは集団が意図的にそういうことをやっている場合があるのです。

こういう攻撃をしている者は、身元をIPアドレスで特定されるとおしまいですから、最近は更に手の混んだ DDoS攻撃(Distributed Denial of Service Attack)というのが増えているそうです。

「Distributed」というのは「分散した」という意味で、DDoS攻撃というのは分散型サービス妨害攻撃とも呼ばれるようですが、これは自分のコンピューターから直接攻撃をせずに、複数の他人のコンピューターを使って攻撃を行なうというものです。

方法は色々あるそうです。

攻撃するためのプログラムやツールを開発している悪者達もいるらしいです。犯罪者です。

さて…

一昨日、私のレシピサイトが繋がらなくなりました。

時々繋がらないことはありますけど、普段ならしばらくするとまた繋がって、ウェブサイトはちゃんと見ることが出来るようになるのです。ところが、一昨日は何時間経っても繋がらず、夜になっても繋がらず、昨日の朝起きてすぐにチェックしたらやっぱり繋がらず、

これはおかしい!

と思いました。

ホスティング会社に連絡を取り調べてもらったところ、何らかの攻撃があったようで、その攻撃による被害が大きくなるのを防ぐための制御機能が働いて、サーバーがアクセスをブロックしていたようです。

お昼頃には復旧しましたが、このトラブルのせいでウェブサイトがダメになったらどうしようかと冷や汗をかきましたよ。

私のレシピサイトは、今やかけがえのない財産になっておりますので、それを失うかもしれないと考えたら大変怖かったです。

定期的にバックアップしていますから、もしもの時には復元することは可能ですけど、面倒くさいですからね。無事に復旧してヤレヤレです。

ブログやウェブサイトを運営していらっしゃる皆さん、そういうのはしていなくてもパソコンやオンラインに写真や書類を保存していらっしゃる皆さん、ファイルのバックアップは定期的にちゃんとしましょうね。

そのうちやろうと思いながらついつい先延ばしにしていると、いつ何が起きるか分かりませんよ。

オーストラリアでは、森林火災で家が焼け、大事な家族写真を保存していたパソコンが焼けたためにすべての写真を失ったなんて言う話も聞きます。

今後はこれまで以上にバックアップと場所を分散してのファイルの保存に努めていこうと思います。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿