2020年12月11日

800年に一度しか見られないクリスマスの星

最近様々なニュースサイトで話題になっておりますが、今月21日の冬至の夜に、大きな星が夜空に出現するそうです。

オーストラリアのメディアによると、800年ぶりに「ベツレヘムの星」としても知られる「クリスマスの星」が観測できるということなんですけど、「ベツレヘムの星」というのが実際に発生した天体現象かどうかは分かっていません。そもそもキリスト誕生の話自体がどう考えても作り話なのでして。

それはともかく…

ある日突然、夜空に明るく光る大きな星が出現することはあります。

思いつくのは彗星とか超新星とかなんですが、21日に見えるらしい星は、木星と土星が非常に接近して見えるので、まるで一つの大きな星のように明るく見えるということです。

明るい星の代表と言えば、「一番星」として有名な金星ですよね。夕方と明け方にひときわ明るく光っています。地球から一番近い惑星ですから明るくて当然です。

太陽系の惑星のうち地球に近い星は、明るく見えるので見つけやすいわけですが、これらの星のいくつかが非常に接近して見えることが時々あるのだそうですよ。そして、木星と土星がほぼ合体して見えるほどに接近するのは800年ぶりだと言うんですから、ハレー彗星を見逃した私としてはぜひ見てみたいのです。

ハレー彗星は、75.3年周期で地球に接近すると言われていますが、最後に地球に接近したのは1986年でした。当時私は小学校の先生をしていました。

是非見たかったのですけど、南の空の低いところに出たので、岡山の山間部の町に住んでいた私には、山が邪魔になって見ることができなかったんです。

教員仲間が観測のために山に登るという話があったのですが、私は参加しませんでした。

参加しなかったことを激しく後悔しましたが、実際に山に登った人から聞いた話では、「えっ?あれがハレー彗星?」という程度の細い小さな線のようなもので、非常にがっかりさせられたそうです。

次の接近は、2061年7月28日ということですが、頑張って長生きすれば100歳です。不可能な年齢ではないですけど、どのあたりに見えるかにもよりますね。予想では、北西の空の低いところに見えるとのことですけど、山に登らないと見れないんじゃあ、100歳のおばあさんにはちょっと難しいです。

ハレー彗星はもう無理としても、皆既日食は死ぬまでに一度は見てみたいです。皆既月食は何度か見たことがありますけど、それほど感動的なものではありませんでした。

真っ昼間に暗くなるという皆既日食は、やはり月食とは比べもにならないスケールを感じますからね、チャンスがあれば見てみたいです。2028年7月22日に予想されている皆既日食は、オーストラリア大陸を横断するらしいです。8年後なら見れる可能性はあります。

それと、やはり最も見てみたい天体現象はオーロラです。北極圏まで行くのは遠すぎるので、いつかタスマニアに行って南極圏のオーロラを見ることができたらなあと思っています。

ということで、

何でも見れるチャンスがある時には見ておきましょう。


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